JP2014046485A - ラベル印字装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印字される情報の量に関わらず、商品情報を好適に台紙レスラベルに印字することを可能にするラベル印字装置を提供する。
【解決手段】フォーマット情報記憶領域83bと、選択受付部84aと、呼び出し部84bと、印字元データ生成部84dと、判定部84eと、修正印字データ生成部84dとを備え、呼び出し部84bは選択受付部84aによって受け付けられた選択に基づいて商品情報およびフォーマット情報を呼び出し、印字元データ生成部84dは呼び出された商品情報およびフォーマット情報に基づいて印字元データを生成し、判定部84eは印字元データを構成する各行について印字情報が含まれない空行を判定する。判定部84eによって空行が連続して判定された場合に、修正印字データ生成部84dは連続する空行の数を修正した修正印字データ(新たな二次元データ)を生成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ラベル印字装置に関する。
近年、エコブームの到来によって、台紙を含まない台紙レスラベルが普及されてきた。また、例えば、特許文献1(特願2002−283633号公報)に示すように、台紙レスラベルを用いて商品情報を印字するラベル印字装置が提案されている。
ところで、従来から用いられている台紙付きラベル用のラベル印字装置は、所定の大きさのラベル片に所定の情報を表示させるために、商品の種類に応じた複数のフォーマット(フォーマット情報)を記憶していた。フォーマットは、商品の部門(例えば、精肉・鮮魚・惣菜等)毎に作成され、各フォーマットは、複数商品に対して共通して使われていた。フォーマット情報には、商品情報を構成する複数の情報ユニットを商品情報として表示させるための情報(例えば、レイアウト情報)が含まれていた。
ここで、従来から使用していたフォーマット情報を、台紙レスラベル用のラベル印字装置を用いることが考えられる。台紙レスラベルを用いることにより、各ラベル片に印字させる情報量が変化した場合であっても、適当な大きさのラベル片を発行することが可能である。しかし、情報ユニットに含まれる情報量(文字数等)は商品によって異なるため、商品に応じてラベル片の大きさを変更した場合であっても、ラベル片に対して好適に商品情報が印字されない場合があった。
そこで、本発明の課題は、印字される情報の量に関わらず、商品情報を好適に台紙レスラベルに印字することを可能にするラベル印字装置を提供することにある。
本発明に係るラベル印字装置は、台紙レスラベルに商品情報を印字してラベル片を生成するラベル印字装置であって、フォーマット情報記憶領域と、選択受付部と、呼び出し部と、印字元データ生成部と、判定部と、修正印字データ生成部と、を備える。フォーマット情報記憶領域は、フォーマット情報を記憶する。フォーマット情報は、商品情報に関連付けて記憶されたフォーマットに関する情報であって、商品情報を構成する複数の情報ユニットに関する情報を含む。選択受付部は、商品の選択を受け付ける。呼び出し部は、選択受付部によって受け付けられた選択に基づいて商品情報およびフォーマット情報を呼び出す。印字元データ生成部は、呼び出し部によって呼び出された商品情報およびフォーマット情報に基づいて、印字元データを生成する。印字元データは、二次元データであって印字イメージの元データである。判定部は、印字元データを構成する各行について印字情報が含まれない空行を判定する。修正印字データ生成部は、修正印字データを生成する。修正印字データとは、判定部によって空行が連続して判定された場合に、連続する空行の数を修正した新たな二次元データである。
本発明に係るラベル印字装置では、呼び出された商品情報およびフォーマット情報に基づいて印字元データを生成した後、印字元データに空行が連続してあるか否かを判定する。連続する空行が判定された場合には、印字元データの空行の数を修正した修正印字データを生成する。これにより、印字される情報の量に関わらず、商品情報を好適に台紙レスラベルに印字することができる。
また、修正印字データ生成部は、連続する空行の数と、所定の値とを比較して、所定の値を超える空行を削除して修正印字データを生成することが好ましい。これにより、ラベル片に含まれる不要な空行を低減することができる。
また、フォーマット情報は、複数の情報ユニットの種類および複数の情報ユニットを印字するラベル片のサイズを含む。また、本発明に係るラベル印字装置は、さらに、設定部を備えることが好ましい。設定部は、呼び出し部によって呼び出されたフォーマット情報を用いて、複数の情報ユニットの全てが印字されるように情報ユニットを表示させる領域についての領域高さを設定し、ラベル片のサイズを増減させる。これにより、ラベル片に含まれる不要な空行を効果的に低減することができる。
さらに、本発明に係るラベル印字装置は、空行情報記憶部を備えることが好ましい。空行情報記憶部は、台紙レスラベルの長手方向において配置される二つの情報ユニットの間に位置する複数の空行に関する情報を記憶する。複数の空行に関する情報は、各空行に関して修正可否を定義するフラグ情報を含む。また、修正印字データ生成部は、フラグ情報に基づいて、空行の数を修正する。これにより、オペレータが所望するラベル片を容易に発行することができる。
さらに、本発明に係るラベル印字装置は、入力受付部を備えることが好ましい。入力受付部は、所定の値の入力を受け付ける。これにより、新たなフォーマットを作成することなく、所望するラベル片を発行することができる。
本発明に係るラベル印字装置は、印字される文字数に関わらず、商品情報を好適に台紙レスラベルに印字することを可能にする。
本発明の一実施形態に係るラベル印字装置を備えた包装装置の外観斜視図である。 包装装置のブロック図である。 ラベルロールが装着されたラベル印字装置の概略図である。 台紙レスラベルの裏面を示す図である。 ラベル片の一例を示す図である。 商品マスタの例を示す図である。 フォーマット情報テーブルの例を示す図である。 ラベル片における情報ユニットのレイアウトを説明するための図である。 対応付けデータテーブルの例を示す図である。 情報ユニット基本テーブルの例を示す図である。 文字列ユニットについての情報ユニット詳細テーブルの例を示す図である。 イメージユニットについての情報ユニット詳細テーブルの例を示す図である。 空行情報記憶領域に記憶されている情報の例を示す図である。 全体の処理の流れを示す図である。 修正フォーマットデータの生成処理の流れを示す図である。 修正イメージデータの生成処理の流れを示す図である。 修正フォーマットデータの生成処理に含まれる第1の処理を説明するための図である。 修正フォーマットデータの生成処理に含まれる第2の処理および第3の処理を説明するための図である。 修正フォーマットデータの生成処理に含まれる第2の処理および第3の処理を説明するための図である。 修正フォーマットデータの生成処理に含まれる第1の処理を説明するための図である。 修正フォーマットデータの生成処理に含まれる第2の処理および第3の処理を説明するための図である。 修正フォーマットデータの生成処理に含まれる第2の処理および第3の処理を説明するための図である。 (a)〜(c)は、図17(a)に示した例において、可変文字列Aおよび可変文字列Bの両方の文字数がゼロであった場合の処理を説明するための図である。 (a)〜(c)は、図20(a)に示した例において、イメージデータAがなかった場合の処理を説明するための図である。 変形例Fに係る包装装置のブロック図である。 変形例Fに係るラベル印字装置における全体の処理の流れを示す図である。 変形例Gに係る空行情報記憶領域に記憶される情報の例を示す図である。
本発明の一実施形態に係るラベル印字装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)全体構成
図1は、本発明に係るラベル印字装置160を備えた包装装置100の外観斜視図である。図2は、包装装置100のブロック図である。包装装置100は、図1または図2に示すように、主として、計量搬入機構20、包装機構30、およびラベル発行ユニット60を備える。また、包装装置100は、計量搬入機構20、包装機構30、およびラベル発行ユニット60を制御する制御装置80をさらに備える。本実施形態では、包装装置100に含まれるラベル発行ユニット60および制御装置80をラベル印字装置160として説明する。
計量搬入機構20は、商品Pを包装装置100の内部に搬入すると共に、商品Pの重量を計量する機構である。計量搬入機構20によって計量された商品Pは、包装機構30に搬送される。
包装機構30は、トレーや容器に入れられた商品Pをフィルムで包装する機構である。包装機構30は、図1に示すように、主として、包装材保持ユニット31と、包装ステーション32と、シール部33とを含む。包装材保持ユニット31は、フィルムロールを保持するユニットである。包装ステーション32は、フィルムロールから繰り出されたフィルムを商品の下面側に折り込んで商品Pをフィルムで包装する。また、包装ステーション32は、包装された商品Pをシール部33へ送り出す。シール部33は、商品Pの下面に折り込まれたフィルムに対して熱シールを施す。
ラベル発行ユニット60は、包装された商品に貼り付けるためのラベル片LPを発行する。以下、ラベル発行ユニット60の構成および制御装置80の構成について詳細に説明する。
(2)ラベル発行ユニットの詳細構成
ラベル発行ユニット60は、台紙レスラベルLSに商品情報を印字してラベル片LPを発行する。ラベル発行ユニット60は、上述したように、制御装置80によって制御される。台紙レスラベルLSとは、連続するシート状の紙部材である。台紙レスラベルLSは、裏面に粘着剤が付された粘着面を有する。粘着面には、台紙が付されていない。即ち、ラベルシートLSは、台紙レスである。台紙レスラベルLSの裏面には、図4に示すように、アイマークEMが設けられている。アイマークEMは、台紙レスラベルLSとは異なる色が付された部分である。アイマークEMは、後述するラベル検出センサ65によって検出される。ラベル検出センサ65がアイマークEMを検出することによって、ラベルロールLRから繰り出された台紙レスラベルLSの量(長さ)が判別される。アイマークEMは、台紙レスラベルLSの長手方向に、所定の距離間隔を空けて設けられている。台紙レスラベルLSの表面には、商品情報が印字される。台紙レスラベルLSの表面は、感熱発色層と剥離層とによって形成されている。具体的に、台紙レスラベルLSの表面は、感熱発色層に粘着面の粘着剤が付着しないように、シリコンコーティングが施されている。
以下、図2および図3を参照して、ラベル発行ユニット60の構成を詳細に説明する。ラベル発行ユニット60は、主として、ロールホルダー61、サーマルヘッド62、プラテンローラ63、カッター機構64、およびラベル検知センサ65を備える。
(2−1)ロールホルダー
ロールホルダー61は、ラベルロールLRを回転可能に保持する機構である。ラベルロールLRは、シート状の台紙レスラベルLSが巻き付けられたロールである。ロールホルダー61は、ラベルロールLRを装着させる装着部を有する。装着部は、回転軸を有する。回転軸の回転駆動により、ラベルロールLRは回転し、台紙レスラベルLSが繰り出される。なお、回転軸の先端には、図示しないストッパーが取り付けられている。ストッパーは、装着部に装着されたラベルロールLRが装着部から抜けないように規制する。
なお、台紙レスラベルLSは、図3に示すように、表面を上側に向けた状態で下流に搬送される。本実施形態において、台紙レスラベルLSの先端部(排出口から排出される端部)を自由端部と呼ぶ。すなわち、台紙レスラベルの自由端部とは、ラベルロールLRに巻きつけられていない端部である。
(2−2)サーマルヘッド
サーマルヘッド62は、ラベルロールLRから繰り出された台紙レスラベルLSの表面に商品情報を印字する印字部である。台紙レスラベルLSに印字される商品情報には、例えば、図5に示すように、商品名、単価、重量(正味量)、原材料、バーコード、金額、加工日、加工時刻、消費期限、消費時刻、カロリー、品種、保存方法、店名、住所などが含まれる。詳細には、後述する各フォーマットに関連付けられた情報ユニットの組み合わせからなる商品情報が台紙レスラベルLSの表面に印字される。なお、本実施形態では、ラベル片LPの天地方向が台紙レスラベルLSの長手方向に一致し、ラベル片LPの下端部が上端部よりも先に排出口から排出されるように、商品情報が台紙レスラベルLSに印字される。
サーマルヘッド62は、後述するプラテンローラ63の上方に位置する。サーマルヘッド62は、台紙レスラベルLSの表面の感熱発色層に熱を加えて発色させ、上述の商品情報を台紙レスラベルLSに印字する。
(2−3)プラテンローラ
プラテンローラ63は、台紙レスラベルLSを前方へ送り出すローラである。プラテンローラ63は、サーマルヘッド62に対向するように、サーマルヘッド62の下方に配置されている。プラテンローラ63は、サーマルヘッド62との間に台紙レスラベルLSを挟み込む。サーマルヘッド62およびプラテンローラ63の間に挟みこまれた台紙レスラベルLSは、プラテンローラ63の回転駆動によって排出口に向かって送り出される。
(2−4)カッター機構
カッター機構64は、連続して延びる台紙レスラベルLSから、商品情報を印字した部分を切り離す。言い換えると、カッター機構64は、台紙レスラベルLSを切断し、台紙レスラベルLSから商品Pに貼り付けられるラベル片LPを切り離す。
カッター機構64は、台紙レスラベルLSの搬送経路において、排出口の手前に配置される。また、カッター機構64は、台紙レスラベルLSの搬送経路において、サーマルヘッド62およびプラテンローラ63より下流に位置する。
カッター機構64は、移動カッター64aと、固定カッター64bとを含む。移動カッター64aは、台紙レスラベルLSの上面側に配置される。移動カッター64aは、図示しないアクチュエータによって上下方向に移動可能な構成を有する。すなわち、移動カッター64aは、台紙レスラベルLSに対して近接する方向および離反する方向に移動する。固定カッター64bは、台紙レスラベルLSの下面側に配置される。移動カッター64aは、下方に移動したとき、固定カッター64bとの間で台紙レスラベルLSを挟み込み、台紙レスラベルLSからラベル片LPを切り離す。カッター機構64によって台紙レスラベルLSから切り離されたラベル片LPは、商品Pに貼り付けられる。
(2−5)ラベル検知センサ
ラベル検知センサ65は、光電センサである。ラベル検知センサ65は、下流方向に搬送される台紙レスラベルLSに光を照射し、台紙レスラベルLSから反射する光を受ける。ラベル検知センサ65は、台紙レスラベルLSから反射する光の量の違いにより、台紙レスラベルLSのアイマークEMを検知する。ラベル検知センサ65によってアイマークEMが検知されると、後述する制御装置80に検知信号が送られる。ラベル検知センサ65による検知結果に基づき、台紙レスラベルLSの搬送量が把握される。
なお、台紙レスラベルLSの搬送経路には、ラベル検知センサ65の他に、複数のラベル検知センサが設けられている。複数のラベル検知センサによる検知結果に基づき、台紙レスラベルLSの先端位置およびラベル片LPの先端位置が把握される。
(3)制御装置の詳細構成
次に、図2を参照して、制御装置80の構成を詳細に説明する。制御装置80は、包装装置100に含まれる各構成と接続され、各構成との間で信号の送受信を行う。これにより、制御装置80は、上述したように、計量搬入機構20、包装機構30、およびラベル発行ユニット60を制御する。
制御装置80は、図2に示すように、主として、表示部81と、入力部82と、記憶部83と、制御部84とからなる。
(3−1)表示部
表示部81は、液晶ディスプレイである。表示部81は、包装装置100を操作するための操作画面を表示する。また、表示部81には、包装装置100の実行状況や、包装装置100で包装している商品に関する情報等が示される。
(3−2)入力部
入力部82は、包装装置100による処理に必要な各種情報の入力に用いられる部分である。入力部82は、タッチパネル81と、機械キー82とを含む。タッチパネル81は、表示部(液晶ディスプレイ)81と一体的に形成されている。タッチパネル81および機械キー82によって入力された内容に基づき、包装装置100は動作する。
(3−3)記憶部
記憶部83は、ROM,RAM,ハードディスク等から構成されている。記憶部83は、包装装置100の制御に必要な各種プログラムおよび各種情報を記憶する。また、記憶部83は、ラベル片LPに商品情報を印字する際に必要な情報を記憶する。
具体的に、記憶部83には、主として、商品マスタ記憶領域83aと、フォーマット情報記憶領域83bと、ユニット情報記憶領域83cと、入力情報記憶領域83dと、空行情報記憶領域83eとが確保されている。
(3−3−1)商品マスタ記憶領域
商品マスタ記憶領域83aには、商品に関する基本情報が記憶されている。商品に関する基本情報には、例えば、図6に示すように、呼出番号、商品名、商品コード、単価、重量、原材料等が含まれる。また、基本情報には、商品に関するバーコード、カロリー、品種、保存方法等のその他の情報が含まれる。
商品マスタ記憶領域83aに記憶されている基本情報には、商品に関する他の情報が関連付けられる。商品に関する他の情報には、例えば、商品の加工日、加工時刻、消費期限、店名、住所などが含まれる。本実施形態において、商品情報とは、基本情報と、基本情報に関連付けられる全ての情報を意味する。また、商品情報を構成する各項目に関する情報を構成情報と呼ぶ。
(3−3−2)フォーマット情報記憶領域
フォーマット情報記憶領域83bには、台紙レスラベルLSに商品情報を印字する際に参照するフォーマットに関する情報(フォーマット情報)が記憶されている。フォーマット情報記憶領域83bには、複数種類のフォーマットに関する情報が記憶されている。フォーマットとは、具体的に、全商品情報のうち印字項目とする情報の種類(情報ユニットの種類)および印字項目を印字するために必要となるラベル片のサイズを定義するものである(図7および図8参照)。
ここで、情報ユニットとは、印字情報を構成する情報のまとまりである。具体的に、情報ユニットとは、商品情報を台紙レスラベルLSに印字する際に、一の表示領域ARに表示させる情報群である。一の情報ユニットには、商品情報を構成する多数の項目に係る構成情報のうち、一の構成情報または複数の構成情報が含まれる。また、一のフォーマット情報には、複数の情報ユニットが含まれる(図7参照)。本実施形態において、台紙レスラベルLSに印字する商品情報とは、フォーマット情報テーブルで設定された情報ユニットに係る情報を指すものである。
フォーマットは、商品の部門(例えば、精肉・鮮魚・惣菜等)毎に作成される。例えば、精肉に分類される商品、鮮魚に分類される商品、および惣菜に分類される商品に対してフォーマットがそれぞれ作成される。フォーマット情報記憶領域83bには、具体的に、フォーマット情報テーブルと、対応付け情報テーブルとが記憶されている。
(i)フォーマット情報テーブル
フォーマット情報テーブルは、図7に示すように、フォーマット番号と、フォーマット情報とが関連付けられたテーブルである。具体的に、フォーマット情報テーブルでは、フォーマット番号に応じた、ラベル片のサイズおよび各フォーマットで用いられる情報ユニットの種類が定義されている。フォーマット情報テーブルは、後述する情報ユニットに関する情報(ユニット情報)と関連付けて記憶される。これにより、フォーマット情報は、各フォーマットにおける情報ユニット(印字項目)のレイアウトを定義することになる。
ここで、ラベル片LPのサイズは、台紙レスラベルLSの長手方向に対応するラベル片LPの長さ寸法Lと、台紙レスラベルLSの長手方向に直交する方向(台紙レスラベルLSの幅方向)に対応するラベル片LPの幅寸法Wと、によって定義される(図8参照)。具体的に、ラベル片LPのサイズは、ラベル片LPの基準座標からの距離によって定義される。なお、本実施形態において、ラベル片LPの基準座標は、図8に示すラベル片LPの左下端の座標(0,0)である。
図7では、フォーマット番号01のフォーマットが、情報ユニット01,02,03,・・・,11,13を含み、フォーマット番号02のフォーマットが、情報ユニット01,02,03,・・・,11,12,13を含むことを示す。
(ii)対応付け情報テーブル
対応付け情報テーブルは、商品に対応するフォーマットを定義するためのテーブルである。対応付け情報テーブルでは、図9に示すように、商品番号とフォーマット番号とが関連付けられている。すなわち、商品番号には、当該商品の商品情報を印字する際に用いるフォーマット情報に対応するフォーマット番号が関連付けられている。
(3−3−3)ユニット情報記憶領域
ユニット情報記憶領域83cには、情報ユニットに関する情報が記憶されている。具体的に、ユニット情報記憶領域83cには、情報ユニット基本テーブルと、情報ユニット詳細テーブルとが記憶されている。情報ユニット基本テーブルと、情報ユニット詳細テーブルとは関連付けて記憶されている。また、情報ユニット基本テーブルは、上述のフォーマット情報記憶領域に記憶されているフォーマット情報テーブルと関連付けて記憶されている。
(i)情報ユニット基本テーブル
情報ユニット基本テーブルは、情報ユニットの基本情報を定義するテーブルである。具体的に、情報ユニット基本テーブルは、情報ユニットとして取り扱う構成情報の項目に対応する情報ユニット番号を定義する。
より具体的に、図10に示すように、情報ユニット基本テーブルでは、構成情報の項目と、情報ユニット番号と、データ型の種類(テキスト型、数値型、イメージ型等)と、変更フラグ(YES/NO)とがそれぞれ関連付けて定義されている。ここで、データ型がテキスト型である情報ユニットを、文字列ユニットとよぶ。文字列ユニットに割り当てられた表示領域ARは、文字列ユニットに含まれる全ての文字が表示されるように、後述する設定部84cによって領域高さHの変更が可能である。また、データ型がイメージ型である情報ユニットを、ここでは、イメージユニットとよぶ。イメージユニットに割り当てられた表示領域ARもまた、イメージユニット(すなわち、イメージ)が全て表示されるように、後述する設定部84cによって領域高さHの変更が可能である。
変更フラグは、情報ユニットを表示させる表示領域ARの領域高さHの変更について、許可/不許可を定義するフラグである。本実施形態では、情報ユニットのうち、文字列ユニットおよびイメージユニットに対応する表示領域ARについて、変更フラグを立てることが可能である。ここで、変更フラグが立てられている場合(YESが設定されている場合)、必要に応じて、設定部84cによる領域高さHの変更がなされる。一方、変更フラグが立てられていない場合(NOが設定されている場合)には、設定部84cによる領域高さHの変更はされない。
(ii)情報ユニット詳細テーブル
情報ユニット詳細テーブルは、各情報ユニットについての詳細情報を定義するテーブルである。具体的に、情報ユニット詳細テーブルは、各情報ユニットについてのレイアウトに関する情報を定義する。
レイアウトに関する情報とは、各情報ユニットに対応する表示領域ARの基準座標(領域基準座標)BP、表示領域ARの幅wおよび高さH、および表示基準座標IPに関する情報が含まれる(図8、図11、および図12参照)。
ここで、領域基準座標(ユニット座標)BPとは、表示領域ARの幅wの基準座標でもあり、表示領域ARの高さHの基準座標でもある。すなわち、各情報ユニットを表示させるための表示領域ARは、領域基準座標BPを基準に、所定の幅wおよび所定の高さHを有するものとして設定される。領域基準座標BPは、表示領域ARが有する4つの頂点のうち、台紙レスラベルLSの自由端側の一点である。図8において、領域基準座標BPは、表示領域ARの左下端である(表示領域AR12参照)。表示領域ARの高さHは、図8において、各表示領域の左下端から上方向に延びた長さである(表示領域AR12参照)。
表示基準座標IPとは、表示領域AR内で、当該表示領域ARに対応付けられた情報ユニットを表示させるための基準座標である。表示基準座標IPは、表示領域ARが有する4つの頂点のうち、台紙レスラベルLSの固定端側の一点である。固定端とは、自由端とは反対側の端部である。具体的に、表示領域ARが有する4つの頂点のうち自由端から遠い点であって領域基準座標BPと同じX座標を有する点である。図8において、表示基準座標IPは、各表示領域ARの左上端である。すなわち、表示領域ARにおいて、各情報ユニットに含まれる情報は、左上端を基準に表示される。
なお、一のフォーマットに含まれる複数の表示領域ARのうち、台紙レスラベルLSの幅方向(またはラベル片LPの幅方向)に並んで配置する表示領域ARは、同じy座標を有する。
また、データ型がテキストである情報ユニット(文字列ユニット)については、情報ユニット詳細テーブルは、さらに、フォント、フォントサイズ、文字数、行数、文字方向、行間等を定義する。図11は、文字列ユニットについての情報ユニット詳細テーブルを示し、図12は、イメージユニットについての情報ユニット詳細テーブルを示す。
(3−3−4)入力情報記憶領域
入力情報記憶領域83dには、入力部82によって入力された各種情報が記憶される。ここで、入力情報記憶領域83dに記憶される各種情報には、後述する入力受付部84aによって受け付けられた選択に係る商品に関する情報であって、ラベル片LPに印字される商品に関する商品番号が含まれる。また、各種情報には、後述する入力受付部84aによって受け付けられた設定値(所定の値)が含まれる。
(3−3−5)空行情報記憶領域
空行情報記憶領域83eには、イメージデータに含まれる空行に関する情報(空行情報)を記憶する。ここで、イメージデータとは、修正フォーマットを用いて複数の情報ユニットを表示させたイメージデータであって、台紙レスラベルに印字される印字データ(印字元データ)である。イメージデータは、縦横に並ぶ複数ドットによって構成される。
空行とは、イメージデータを構成する各行のうち印字情報を含まない行を意味する。具体的に、空行とは、イメージデータの幅方向に並ぶ全てのドットが、空白(例えば、0)に対応するドットで構成されている行である。空行は、生成されたイメージデータにおいて、台紙レスラベルの長手方向に隣接する情報ユニットの間に形成される。ここで、イメージデータの幅方向とは、台紙レスラベルLSが延びる方向に対して直交する方向に対応する。本実施形態では、イメージデータの幅方向は、台紙レスラベルLP(ラベル片LP)の幅方向に対応する。
空行情報は、イメージデータにおける空行の高さに関する情報である。空行の高さとは、台紙レスラベルLS(ラベル片LP)の長手方向に沿って連続する空行の数に対応する。すなわち、空行情報は、台紙レスラベルLSの長手方向に沿って連続して形成された空行の数(縦に並ぶドットの数)を定義する。
図13に、空行情報記憶領域83eに記憶されている情報の例を示す。空行情報は、フォーマット毎に記憶されている。具体的に、空行情報記憶領域83eでは、空行情報として、フォーマット番号と、空行領域における空行の高さとが関連付けて記憶されている。ここで、空行領域とは、空行がある領域を意味する。
具体的に、図13では、フォーマット番号01に、空行の高さ15が関連付けられている。すなわち、フォーマット番号01を用いてラベル片LPに印字する場合、イメージデータに含まれる各空行領域は、ラベル片LPの長さ方向に、連続して15行の空行を含む。
(3−4)制御部
制御部84は、主として、CPUから構成されている。制御部84は、記憶部83に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する。また、制御部84は、図2に示すように、主として、入力受付部84a、呼び出し部84b、設定部84c、イメージデータ生成部(印字元データ生成部、修正印字データ生成部)84d、および判定部84eとして機能する。
(3−4−1)入力受付部
入力受付部84aは、入力部82を介して入力された各種情報を受け付ける。ここで、入力受付部84aによって受け付けられる各種情報には、商品の選択に関する情報および制御に関する設定値が含まれる。詳細には、商品番号と、空行に関する所定の値とが受け付けられる。ここで、空行に関する所定の値とは、空行の高さを判定するための閾値である。所定の値が入力されると、上述した空行情報記憶領域83eにおいて、空行の高さとして記憶される。入力受付部84aによって受け付けられた情報は、入力情報記憶領域83dに記憶される。入力受付部84aによって受け付けられた情報に基づき、制御部84は、包装装置100を構成する各部に制御指令を送信する。
(3−4−2)呼び出し部
呼び出し部84bは、入力受付部84aによって受け付けた商品番号に基づき、商品番号に対応する商品情報を呼び出す。また、呼び出し部84bは、呼び出した商品情報に対応するフォーマット情報を呼び出す。具体的に、呼び出し部84bは、対応付け情報テーブルに基づき、呼び出した商品情報に対応するフォーマット番号を特定し、フォーマット情報テーブルに基づき、フォーマット番号に対応するフォーマット情報を呼び出す。
(3−4−3)設定部
設定部84cは、呼び出し部84bによって呼び出された商品情報およびフォーマット情報に基づいて、修正フォーマット情報を生成する。修正フォーマット情報とは、フォーマット情報に含まれる全ての情報ユニットが表示可能なように、フォーマット情報を修正して新たに生成されるフォーマット情報である。
具体的に、設定部84cは、呼び出し部84bによって呼び出された商品情報およびフォーマット情報に基づいて、全ての情報ユニットがラベル片LPに表示されるように、各情報ユニット対応付けられた表示領域ARの領域高さHおよびラベル片LPの長さLを修正する。
より具体的に、設定部84cは、後述する第1の処理から第4の処理を実行することにより、表示領域ARの領域高さHを修正領域高さhに変更し、ラベル片LPの長さLを修正長さlに変更する。なお、設定部84cは、各情報ユニットに対して処理を実行する際、ラベル片LPの基準位置(0,0)に近い位置に配置される情報ユニットから順に処理を行う。すなわち、設定部84cは、下から上、右から左に向かって、各情報ユニットに対する処理を行う。
(i)第1の処理
第1の処理は、元のフォーマット情報に含まれる情報ユニットのうち、変更フラグが立てられている情報ユニットの各表示領域ARに対し微小領域高さhzを設定する処理である。言い換えると、第1の処理は、各表示領域ARに設定されている領域高さHを微小領域高さhzに変更する処理である。ここで、微小領域高さhzとは、表示領域ARに対して設定しうる最小の領域高さに関する値である。本実施形態において、微小領域高さhzは、0である。なお、微小領域高さhzは、情報ユニットに応じた領域高さ(修正領域高さ)hが設定される前の、仮の領域高さである。
なお、表示領域ARに対する微小領域高さhzの設定に伴って、設定部84cは、微小領域高さhzを設定した表示領域(修正表示領域)の仮表示基準座標ipzと、修正表示領域ARの上方に配置される表示領域(上方表示領域)ARの仮領域基準座標bpzおよび仮表示基準座標ipzと、ラベル片LPの仮長さlzとを設定する。
ここで、仮表示基準座標ipzは、表示基準座標IPの仮の座標である。具体的に、仮表示基準座標ipzは、表示領域ARに対する微小領域高さhzの設定に伴って、元の表示基準座標IPが移動して得られた仮の座標である。仮表示基準座標ipzは、修正表示領域ARと上方表示領域ARとに対して設定される。
例えば、図8に示される表示領域のうち、最も下に位置する表示領域AR12と、下から二番目に位置する表示領域AR10との両方について微小領域高さhzが設定されたものと仮定する。表示領域AR12の表示基準座標IPは、表示領域AR12に対する微小領域高さhzの設定に伴って、仮表示基準座標ipzに移動する。また、表示領域AR12の上方に配置されている表示領域AR10の表示基準座標IPは、表示領域AR12に対する微小領域高さhzの設定および表示領域AR10に対する微小領域高さhzの設定に伴って、仮表示基準座標ipzに移動する。すなわち、設定部84cは、表示領域AR12の元の領域高さHと微小領域高さhzとの差(本実施形態では、H)を、表示領域AR12の元の表示基準座標IPから差し引いた値(bpz=BP−H)を表示領域AR12の仮表示基準座標ipzとして設定する。また、設定部84cは、表示領域AR12および表示領域AR10の元の領域高さHと微小領域高さhzとの差の合計値(H+H)を、表示領域AR10の元の表示基準座標IPから差し引いた値(bpz=BP−(H+H)を、表示領域AR10の仮表示基準座標ipzとして設定する。
なお、微小領域高さhzが設定された表示領域ARの仮表示基準座標ipzは、仮領域基準座標bpzと一致する。また、微小領域高さhzが設定されていない表示領域ARの仮表示基準座標ipzは、仮領域基準座標bpzから所定の高さ離れた位置である。ここで、所定の高さとは、情報ユニット詳細テーブルで設定された表示領域の高さ(領域高さ)である。
また、仮領域基準座標bpzとは、領域基準座標BPの仮の座標である。具体的には、表示領域ARに対する微小領域高さhzの設定に伴って、元の領域基準座標BPが移動して得られた仮の座標である。仮領域基準座標bpzは、修正表示領域ARに対する微小領域高さhzの設定に伴って、上方表示領域ARに設定される。
例えば、図8の表示領域のうち、最も下に位置する表示領域AR12と、下から二番目に位置する表示領域AR10との両方について微小領域高さhzが設定されたものと仮定する。表示領域AR12の下方には、他の表示領域ARがない。したがって、表示領域AR12の領域基準座標BPは変化しない。一方、表示領域AR10の下方には、微小領域高さhzが設定された表示領域AR12がある。したがって、設定部84cは、表示領域AR12の領域高さHを微小領域高さhzに変更した際の、元の領域高さHと微小領域高さhzとの差(H)を、表示領域AR10の元の領域基準座標BPから差し引いて、仮領域基準座標bpzを設定する(bpz=BP−H)。
さらに、仮長さlzは、ラベル片LPの仮の長さである。仮長さlzは、表示領域ARに対する微小領域高さhzの設定および仮領域基準座標bpzの設定に伴い、変更されたラベル片の長さである。すなわち、仮長さlzは、全表示領域ARについての、元の領域高さHと微小領域高さhzとの差(H)の合計値(TH)を、ラベル片の長さLから差し引いた値となる(lz=L−TH)。
設定部84cは、第1の処理で得られた値(hz,lz,bpz,ipz)を、記憶部83に記憶しておく。
(ii)第2の処理
第2の処理は、表示領域ARに対して修正領域高さhを設定する処理である。ここで、修正領域高さhとは、第1の処理で微小領域高さhzが設定された表示領域ARに対して、新たに設定する領域高さである。すなわち、修正領域高さhは、各情報ユニットに含まれる全ての情報が表示されるように変更された領域高さである。第2の処理は、第1の処理の後に実行される。修正領域高さhは、情報ユニット詳細テーブル(図11、図12参照)に登録されているデータ(文字数、行数、および行間、あるいは、表示領域の高さ(領域高さ)等)に基づいて算出される。
設定部84cは、第2の処理において、ラベル片LPの基準座標(0,0)に最も近い位置に配置されている表示領域ARから修正領域高さhの設定を開始する。また、設定部84cは、台紙レスラベルLSの長手方向に沿って、基準座標から遠ざかる方向に配置される表示領域ARに対して順番に修正領域高さhを設定していく。言い換えると、第2の処理は、ラベル片LPの基準座標(0,0)に最も近い位置に配置される表示領域ARから最も遠い位置に配置される表示領域ARに向かって順番に実行される。
図8を参照して説明すると、まず、表示領域AR12に対して修正領域高さhを設定する。その後、表示領域AR12の上方に配置される表示領域AR10に対して、設定部84cは修正領域高さhを設定する。このとき、設定部84cは、微小領域高さhzと修正領域高さhとの差(増加値)を記憶部83に記憶しておく。
また、設定部84cは、修正領域高さhを設定した表示領域(修正表示領域)ARに対して、修正表示基準座標ipを設定する。具体的に、修正表示基準座標ipは、仮表示基準座標ipzのy座標を修正領域高さhに応じて上方に移動させることにより得られる。
なお、設定部84cは、一の表示領域ARに対して修正領域高さhおよび修正表示基準座標ipを設定すると、第3の処理を実行し、その後、さらに上方に配置される表示領域ARに対して修正領域高さhおよび修正表示基準座標ipをさらに設定する。
(iii)第3の処理
第3の処理は、修正表示領域AR以外の表示領域ARに対して新たな領域基準座標(修正領域基準座標)bpを設定する処理である。第3の処理は、第2の処理の後に実行される。具体的に、設定部84cは、修正表示領域ARを基準にして、台紙レスラベルLSの長手方向においてラベル片LPの基準位置(0,0)から遠ざかる方向に向かって順番に、表示領域ARに対して修正領域基準座標bpを設定していく。修正領域基準座標bpは、仮領域基準座標bpzのy座標を修正領域高さhに応じて上方に移動させることにより得られる。
(iv)第4の処理
第4の処理は、各表示領域ARに対して設定された修正領域高さhに基づいて、ラベル片LPの修正長さlを設定する処理である。具体的に、設定部84cは、記憶部83に記憶されている増加値に基づいてラベル片LPの修正長さlを決定し、ラベル片LPの長さLを修正長さlに変更する。
(3−4−4)イメージデータ生成部
イメージデータ生成部84dは、ラベル片LPに印字させるイメージデータを生成する。イメージデータとは、上述したように、修正フォーマットを用いて複数の情報ユニットを表示させたイメージデータであって、台紙レスラベルLSに印字される印字データである。イメージデータは、複数のドットによって構成される。複数のドットは、印字情報を含むドットと印字情報を含まないドットとによって構成されている。印字情報を含むドットとは、例えば、1で表され、印字情報を含まないドットは、0で表される。
また、イメージデータ生成部84dは、イメージデータを元データ(印字元データ)として、修正イメージデータを生成する。具体的に、イメージデータ生成部84dは、後述する判定部84eによる判定結果に基づいて、イメージデータを修正した修正イメージデータを生成する。具体的に、イメージデータ生成部84dは、判定部84eによって印字元データの修正が必要であると判定された場合に、記憶部83に記憶された値(判定された空行の高さと基準となる空行の高さとの差d)に基づいて、印字元データを修正する。より具体的に、イメージデータ生成部84dは、判定部84eによって基準高さよりも大きい値を有すると判定された空行高さを有する空行領域から、差dに対応する空行を削除することにより、修正イメージデータを生成する。
なお、イメージデータ生成部84dによって生成された、イメージデータおよび修正イメージデータは、記憶部83に一時的に記憶される。
(3−4−5)判定部
判定部84eは、印字元データを構成するイメージデータの各行について印字情報が含まれない空行を判定する。空行とは、上述したように、イメージデータの幅方向に並ぶ全てのドットが空白に対応する(印字情報を含まない)ドットで構成されている行である。すなわち、判定部84eは、イメージデータの幅方向の一行を構成するドットの全てが印字情報を含まない場合、その行を空行であると判定する。また、判定部84eは、ラベル片LPの長手方向に沿って連続する空行の数(空行の高さ)を判定する。
さらに、判定部84eは、台紙レスラベルLSの長手方向に連続する空行の数と、所定の値とを比較して、イメージデータ(印字元データ)の修正の要否を判定する。具体的に、判定部84eは、連続する空行の数と、所定の値とを比較し、連続する空行の数が所定の値を上回る場合には、印字元データの修正が必要であると判定する。ここで、所定の値とは、空行情報記憶領域83eに記憶されている空行の高さに関する値である。したがって、例えば、フォーマット番号01を用いて生成された印字元データの空行の高さが、判定部84eによって15と判定された場合、判定された空行の高さ(判定高さ)と、空行情報記憶領域83eに記憶されている空行の高さ(基準高さ)とが同じである。そのため、判定部84eは、印字元データの修正が不要であると判定する。一方、例えば、フォーマット番号01を用いて生成された印字元データの空行の高さが、判定部84eによって20と判定された場合、判定高さが基準高さを上回る。具体的に、判定高さと基準高さとの差dが5となる。判定部84eは、判定高さと基準高さとの差dを記憶部83に記憶すると共に、印字元データの修正が必要であると判定する。
(4)ラベル印字装置の動作
次に、図14〜図24を参照して、ラベル印字装置160における処理の流れを説明する。
(4−1)全体の流れ
まず、図14を用いて、ラベル印字装置160における処理の全体の流れについて説明する。具体的に、図14は、ラベル印字装置160で商品が選択されてからラベル片LPが台紙レスラベルLSから切り離されるまでの処理の流れを示す。
ステップS1では、入力受付部84aが商品の選択を受け付けたかどうかが判定される。ステップS1では、商品の選択が受け付けられるまで待機し、商品の選択を受け付けた場合に、ステップS2に進む。
ステップS2では、ステップS1で受け付けられた選択に係る商品についての商品情報と、当該商品情報に関連付けられたフォーマット情報とが呼び出される。その後、ステップS3に進む。
ステップS3では、ステップS2で呼び出された商品情報とフォーマット情報とに基づいて、修正フォーマット情報が生成される。その後、ステップS4に進む。
ステップS4では、修正フォーマットデータと商品情報とを用いてイメージデータが生成される。その後、ステップS5に進む。
ステップS5では、判定部84eによって印字元データの修正が必要であるか否かが判定される。具体的に、判定部84eは、イメージデータに含まれる連続する空行の数と、所定の値とを比較して、イメージデータ(印字元データ)についての修正の要否を判定する。ここで、所定の値とは、空行情報記憶領域83eに記憶されている空行の高さに関する値である。ステップS5において、判定部84eによってイメージデータの修正が不要であると判定された場合にはステップS7に進み、イメージデータの修正が必要であると判定された場合には、ステップS6に進む。
ステップS6では、イメージデータ生成部84dが、判定部84eによる判定結果に基づいて、元データ(印字元データ)であるイメージデータを修正して、修正イメージデータを生成する。その後、ステップS7に進む。
ステップS7では、イメージデータまたは修正イメージデータに基づいて、制御部84が装着部の回転軸を回転させるとともに、プラテンローラ63を回転させる。これにより、ラベルロールLRから所定長さの台紙レスラベルLSが繰り出される。その後、ステップS8に進む。
ステップS8では、サーマルヘッド62によって、台紙レスラベルLSの表面にイメージデータまたは修正イメージデータが印字される。その後、ステップS9に進む。
ステップS9では、ラベル検知センサ65によって、台紙レスラベルLSのアイマークEMが検知されたかどうかが判定される。すなわち、台紙レスラベルLSが所定量(一のラベル片LPの長さに対応する量)搬送されたかどうかが判定される。ステップS9では、所定数のアイマークEMが検知されるまで待機し、所定数のアイマークEMが検知されるとステップS10に進む。
ステップS10では、カッター機構64を駆動させる。すなわち、移動カッター64aを固定カッター64b側へ移動させて、連続する台紙レスラベルLSを、長手方向に直交する方向に切断する。これにより、台紙レスラベルLSから一のラベル片LPが切り離される。
(4−2)修正フォーマット情報の生成処理
次に、図15を用いて、ラベル印字装置160で、修正フォーマット情報が生成される処理の流れについて説明する。なお、生成された修正フォーマット情報は、記憶部83に一時的に記憶される。
ステップS11では、変更フラグが立てられた全ての情報ユニットの表示領域ARに対して微小領域高さhzを設定する(第1の処理)(図17および図20参照)。ここでは、微小領域高さhzに0を入力する(hz=0)。その後、ステップS12に進む。
ステップS12では、ステップS11における微小領域高さhzの設定に伴い、設定部84cが、修正表示領域ARの仮表示基準座標ipzと、修正表示領域の上方に配置される表示領域ARの仮領域基準座標bpzおよび仮表示基準座標ipzと、ラベル片LPの仮長さlzとを設定する。仮領域基準座標bpz、仮表示基準座標ipz、および仮長さlzは、それぞれ記憶部83に記憶される。その後、ステップS13に進む。
ステップS13では、変更フラグが立てられている情報ユニットをカウントするための変数nに0を入力する。その後、ステップS14に進み、nにn+1を入力する(n=n+1)。その後、ステップS15に進む。
ステップS15では、設定部84cが、変更フラグが立てられた情報ユニットのうち、一つ目の情報ユニットに対応する表示領域ARについての修正領域高さhを設定する(第2の処理)。具体的に、ステップS15では、情報ユニット基本テーブル(図10参照)でYESが設定されている情報ユニットのうち、n番目の情報ユニットに対応する表示領域ARの修正領域高さhを設定する。このとき、設定部84cは、ラベル片LPの基準位置(0,0)に最も近い位置に配置される情報ユニットに対応する表示領域ARから修正領域高さhを設定する。
ここで、情報ユニットが文字列ユニットであった場合には、設定部84cは、まず、情報ユニット詳細テーブル(図11参照)に登録されているデータ(文字数、行数、および行間等)を参照して、必要となる領域高さを求める。設定部84cは、求めた領域高さを修正領域高さhとしてフォーマット情報を修正し、修正したフォーマット情報(修正フォーマット情報)を記憶部83に記憶する。
また、情報ユニットがイメージユニットであった場合には、設定部84cは、情報ユニット詳細テーブル(図12参照)に登録されている表示領域の高さを参照して、必要となる領域高さhを求める。設定部84cは、求めた領域高さを修正領域高さhとしてフォーマット情報を修正し、修正フォーマット情報を記憶部83に記憶する。
なお、ここで、設定部84cは、微小領域高さhzと修正領域高さhとの差(増加値)を記憶部83に記憶しておく。その後、ステップS16に進む。
ステップS16では、設定部84cは、領域基準座標(ユニット座標)BPの変更が必要な情報ユニットがあるか否かを判定する。具体的に、設定部84cは、修正表示領域ARを基準として、台紙レスラベルLSの長手方向においてラベル片LPの基準座標(0,0)から離れる位置に配置される他の情報ユニットに、領域基準座標BPの変更が必要な情報ユニットがないかどうかを判定する。より具体的に、設定部84cは、まず、修正表示領域ARよりも上方に配置される情報ユニットがないかどうかを判定する。ここで、修正表示領域ARよりも上方に配置される情報ユニットがない場合には、ステップS18に進む。一方、修正表示領域ARの上方に配置される情報ユニットがある場合には、ステップS17に進む。
ステップS17では、設定部84cは、修正表示領域ARよりも上方に配置される情報ユニットに対して新たな領域基準座標bpを設定する(第3の処理)。具体的に、設定部84cは、まず、修正表示領域ARの上方側で修正表示領域ARに隣接する位置にある表示領域ARに対して修正領域基準座標bpを設定する。より具体的には、ステップS12において表示領域ARに設定されている仮領域基準座標bpzを新たな領域基準座標(修正領域基準座標)bpに変更する。その後、設定部84cは、さらに上方に配置される表示領域ARについて修正領域基準座標bpを設定する。すなわち、ステップS12において表示領域ARに設定されている仮領域基準座標bpzを新たな領域基準座標bpに変更する。言い換えると、設定部84cは、修正表示領域ARよりも上方に配置された情報ユニットの表示領域ARに対し、ラベル片LPの上方に向かって順番に、新たな領域基準座標bpを設定していく。その後、ステップS18に進む。
ステップS18では、変更フラグが立てられた全ての情報ユニットに対して修正領域高さhが設定されたかどうかが判定される。ステップS18において、全ての情報ユニットに対して修正領域高さhが設定されていない場合には、ステップS14に戻る。一方、ステップS18において、全ての情報ユニットに対して修正領域高さhが設定されている場合には、ステップS19に進む。
ステップS19では、記憶部83に記憶された増加値に基づいて、ラベル片の仮長さlzを修正長さlに変更する。(第4の処理)。その後、ステップS11に戻る。
(4−3)修正イメージデータの生成処理
次に、図16を用いて、修正イメージデータの生成処理について説明する。
まず、ステップS21において、イメージデータを構成する全ての行について空行の有無を判定するために、行数をカウントするための変数yに0を入力する(y=0)。その後、ステップS22に進む。
ステップS22では、連続する空行の数をカウントするための変数nに0を入力する(n=0)。その後、ステップS23に進む。
ステップS23では、yにy+1を入力し(y=y+1)、ステップS24に進む。
ステップS24では、判定部84eが空行の有無を判定する。具体的には、判定部84eによって、イメージデータの幅方向に並ぶ全てのドットが空白に対応するドットで構成されているか否かが判定される。ステップS24において、判定部84eによって空行がないと判定された場合には、ステップS23に戻る。一方、ステップS24において、判定部84eによって空行があると判定された場合には、ステップS25に進む。
ステップS25では、空行の数に対応する変数nにn+1を入力する(n=n+1)。その後、ステップS26に進む。
ステップS26では、判定部84eによって空行の数nと所定の値nmaxとが比較される。ここで、所定の値nmaxとは、上述したように、空行情報記憶領域83eに記憶されている空行の高さに関する値である。ステップS26において、判定部84eによって、空行の数nが所定の値nmaxを上回ると判定された場合(n>nmax)には、ステップS27に進む。一方、ステップS26において、判定部84eによって、空行の数nが所定の値nmax以下であると判定された場合(n≦nmax)には、ステップS28に進む。
ステップS27では、イメージデータ生成部84dによって、nmaxを上回る空行を削除した、修正イメージデータが生成される。具体的に、判定部84eによって、nmaxを上回る空行の数がカウントされる。すなわち、判定部84eは、連続する空行の総数と、所定の値nmaxとの差dを判定する。判定部84eによって判定された差dは、記憶部83に記憶される。イメージデータ生成部84dは、記憶部83に記憶された差dに基づいて、イメージデータを修正する。その後、ステップS28に進む。
ステップS28では、判定部84eによって、イメージデータを構成する全ての行について空行の有無が判定されたかどうかが判定される。具体的に、判定部84eによって、空行の有無の判定対象となっている行数yと、イメージデータを構成する全ての行数ymaxとが比較される。ここで、判定部84eによって、判定対象となっている行数yが全ての行数ymax未満であると判定された場合(y<ymax)には、ステップS23に戻る。一方、ステップS27において、判定部84eによって、判定対象となっている行数yが全ての行数ymaxに達したと判定された場合(y=ymax)には、終了する。
(4−4)修正フォーマット情報の生成処理の具体例
次に、図17〜図22を用いて、修正フォーマット情報の生成処理についての具体例を説明する。図17〜図19は、文字ユニットを表示させるための表示領域ARの領域高さHおよび領域基準座標BPを変更する例を示し、図20〜図22は、イメージユニットを表示させるための表示領域ARの領域高さHおよび領域基準座標BPを変更する例を示す。なお、図18(b)および図19(b)において、破線で囲われる領域は、情報ユニットを表示可能な領域(表示領域)ARを示し、実線で囲われる領域は、情報ユニットが表示されている領域を示す。なお、図17〜図22における表示領域のうち破線が示されていない領域は、情報ユニットを表示可能な領域と情報ユニットが表示されている領域とが一致しているものとする。
図17は、第1の処理により変更されるフォーマット情報を説明するための図である。図17(a)は、フォーマット情報記憶領域83bに記憶されるフォーマット情報に対応する図である。すなわち、図17(a)は、修正される前のフォーマット情報に対応する図である。図17(a)で用いたフォーマット情報には、不変文字列A、不変文字列B、可変文字列A、および可変文字列Bの4つの文字列ユニットが含まれる。ここで、不変文字列は、文字列に含まれる情報量が変化しない文字列ユニットを意味する。すなわち、不変文字列は、変更フラグが立てられていない文字列ユニットである。可変文字列は、文字列に含まれる情報量が変化する文字列ユニットを意味する。すなわち、可変文字列は、変更フラグが立てられている文字列ユニットである。不変文字列A、不変文字列B、可変文字列A、および可変文字列Bのそれぞれを表示させるための表示領域を、表示領域AR1、表示領域AR2、表示領域AR3、および表示領域AR4としてそれぞれ示す。可変文字列Aの表示領域AR2および可変文字列Bの表示領域AR3は、表示基準座標IPおよび領域基準座標BPについて同じY座標を有する。
図17(b)は、第1の処理を実行した後のフォーマットを示す。すなわち、図17(b)では、表示領域AR2,AR3の領域高さHが微小領域高さhzに変更されている。本実施形態では、微小領域高さhzは0である。したがって、表示領域AR2,AR3に対する微小領域高さhzの設定に伴い、表示領域AR2,AR3の表示基準座標IPを高さH分だけ下方に移動させた位置に仮表示基準座標ipzが設定される(ipz=IP−H)。すなわち、表示領域AR2の仮表示基準座標ipzは、表示領域AR2の領域基準座標BPに一致し、表示領域AR3の仮表示基準座標ipzもまた、表示領域AR3の領域基準座標BPに一致する。
また、表示領域AR2,AR3の座標(表示基準座標)IPの変更に伴い、表示領域AR2,AR3より上に配置される不変文字列Aの表示領域AR1の座標(領域基準座標BPおよび表示基準座標IP)が変更される。具体的に、表示領域AR1の領域基準座標BPは、表示領域AR2,AR3の元の領域高さHと、微小領域高さhzとの差(本実施形態では、H)分だけ下方に移動させた座標(仮領域基準座標)bpzに変更される(bpz=BP−H)。また、表示領域AR1の表示基準座標IPも、表示領域AR2,AR3の元の領域高さHと、微小領域高さhzとの差(本実施形態では、H)分だけ下方に移動させた座標(仮表示基準座標)ipzに変更される(ipz=IPZ−H)。各表示領域の座標の変化に伴い、ラベル片LPの高さLも、仮高さlzに変更される(lz=L−H)。
図18および図19は、第2の処理および第3の処理により変化されるフォーマット情報を説明するための図である。具体的に、図18(a)および図19(a)は、図17(b)と同一の図であり、図18(b)および図19(b)が、修正フォーマット情報に対応する図である。また、図18(b)は、可変文字列A,Bのうち、左側に配置された可変文字列Aに含まれる情報量(文字数)が、フォーマット情報で定義された可変文字列Aの文字数より多かった場合を示す。一方、図19(b)は、可変文字列A,Bのうち、右側に配置された可変文字列Bに含まれる情報量(文字数)が、フォーマット情報で定義された可変文字列Bの文字数より多かった場合を示す。
図18(b)は、可変文字列Aに含まれる文字数に基づいて、表示領域AR2の修正領域高さhが算出された例を示す。表示領域AR2に対する修正領域高さhの設定に伴って、表示領域AR2の修正表示基準座標ipが設定される。すなわち、表示領域AR2の仮表示基準座標ipzをy軸上でプラス方向に修正領域高さh分移動させた位置が、修正表示基準座標ipとして設定される。さらに、可変文字列Bに対応する表示領域AR3の修正表示基準座標ipは、可変文字列Aの修正表示基準座標ipと同じ高さ位置に変更される。また、表示領域AR2,AR3の座標(表示基準座標)の変化に伴い、表示領域AR2,AR3の上方に配置される表示領域AR1の座標(領域基準座標および表示基準座標)が変化する。具体的に、表示領域AR1に対して修正領域基準座標bpおよび修正表示基準座標ipが設定される。さらに、表示領域AR2の高さHが修正領域高さhに変更されたことに伴って、ラベル片LPの長さLが、仮長さlzから修正長さlに変更される。修正長さlは、仮長さlzに表示領域AR2の修正領域高さhを加えた値となる(l=lz+h)。
図19(b)は、可変文字列Bに含まれる文字数に基づいて、表示領域AR3の修正領域高さhが算出された例を示す。表示領域AR3に対する修正領域高さhの設定に伴って、表示領域AR3の修正表示基準座標ipが設定される。すなわち、表示領域AR3の仮表示基準座標ipzをy軸上でプラス方向に修正領域高さh分移動させた位置が修正表示基準座標ipとして設定される。さらに、可変文字列Aに対応する表示領域AR2の修正表示基準座標ipは、可変文字列Bの修正表示基準座標ipと同じ高さ位置に変更される。また、表示領域AR2,AR3の座標(表示基準座標)の変化に伴い、表示領域AR2,AR3の上方に配置される表示領域AR1の座標(領域基準座標および表示基準座標)が変化する。具体的に、表示領域AR1に対して修正領域基準座標bpおよび修正表示基準座標ipが設定される。さらに、表示領域AR3の高さHが修正領域高さhに変更されたことに伴って、ラベル片LPの長さLが、仮長さlzから修正長さlに変更される。修正長さlは、仮長さlzに表示領域AR3の修正領域高さhを加えた値となる(l=lz+h)。
図17〜図19からわかるように、修正前のフォーマット情報において、表示基準座標BPのY座標が同じである可変文字列Aおよび可変文字列Bは、修正後のフォーマット情報において双方に対して同一の領域高さhが設定される。なお、可変文字列Aおよび可変文字列Bの両方の文字数がゼロであった場合(表示させる情報がなかった場合)には、微小領域高さhzが修正領域高さhとなる。
図20もまた、第1の処理により変化するフォーマット情報を説明するための図である。図20(a)は、フォーマット情報記憶領域83bに記憶されるフォーマット情報に対応する図である。すなわち、図20(a)は、修正される前のフォーマット情報に対応する図である。図20(a)で用いたフォーマット情報には、不変文字列A、イメージA、および不変文字列Bの情報ユニットが含まれる。ここで、イメージAは、変更フラグが立てられているイメージユニットであるものとする。不変文字列A、イメージA、および不変文字列Bのそれぞれを表示させるための表示領域を、表示領域AR1、表示領域AR2、および表示領域AR3として示す
図20(b)は、第1の処理を実行した後のフォーマットを示す。すなわち、図20(b)では、表示領域AR2の領域高さHが微小領域高さhzに変更されている。本実施形態では、微小領域高さhzは0である。したがって、表示領域AR2に対する微小領域高さhzの設定に伴い、表示領域AR2の表示基準座標IPを高さH分だけ下方に移動させた位置に仮表示基準座標ipzが設定される(ipz=IP−H)。すなわち、表示領域AR2の仮表示基準座標ipzは、表示領域AR2の領域基準座標bpに一致する。
また、表示領域AR2の座標(表示基準座標)IPの変更に伴い、表示領域AR2より上に配置される不変文字列Aの表示領域AR1の座標(領域基準座標および表示基準座標)が変更される。具体的に、表示領域AR1の領域基準座標BPは、表示領域AR2の元の領域高さHと、微小領域高さhzとの差(本実施形態では、H)分だけ下方に移動させた座標(仮領域基準座標)bpzに変更される(bpz=BP−H)。また、表示領域AR1の表示基準座標IPも、表示領域AR2の元の領域高さHと、微小領域高さhzとの差(本実施形態では、H)分だけ下方に移動した位置の座標(仮表示基準座標)ipzに変更される(ipz=IPZ−H)。各表示領域の座標の変化に伴い、ラベル片LPの高さLも、仮高さlzに変更される(lz=L−H)。
図21および図22は、第2の処理および第3の処理により変化するフォーマット情報を説明するための図である。具体的に、図21(a)および図22(a)は、図20(b)と同一の図であり、図21(b)および図22(b)が、修正フォーマット情報に対応する図である。
図21(b)では、表示領域AR2に、元のイメージAよりも大きなイメージを表示させる場合の例を示す。また、図22(b)は、表示領域AR2に、元のイメージAよりも小さなイメージを表示させる場合の例を示す。
図21(b)および図22(b)のいずれの場合にも、表示領域AR2の領域高さHを一旦、微小領域高さhzに変更する。その後、情報ユニット詳細テーブルに登録されている表示領域の高さに基づいて、微小領域高さhzを修正領域高さhに変更する。なお、ここでも、イメージAに対応する情報がない場合には、微小領域高さhzが修正領域高さhとなる。
表示領域AR2の表示基準座標IPは、領域高さHの微小領域高さhzへの変化に伴い、仮基準座標ipzに変化し、その後、微小領域高さhzから修正領域高さhへの変化に伴い、修正基準座標ipに変化される。
また、表示領域AR2の座標の変化に伴い、表示領域AR2の上方に配置される表示領域AR1の座標も変化する。具体的に、表示領域AR1の領域基準座標BPおよび表示基準座標IPは、仮領域基準座標bpzおよび仮表示基準座標ipzに変化し、その後、修正領域基準座標bpおよび修正表示基準座標ipが設定される。さらに、表示領域AR2の高さHが修正領域高さhに変更されたことに伴って、ラベル片LPの長さLが、仮長さlzから修正長さlに変更される。修正長さlは、仮長さlzに表示領域AR2の修正領域高さhを加えた値となる(l=lz+h)。
(4−5)修正イメージデータの生成処理の具体例
次に、図23(a)〜(c)および図24(a)〜(c)を用いて、修正イメージデータの生成処理について説明する。
図23(a)〜(c)は、図17(a)に示した例において、可変文字列Aおよび可変文字列Bの両方の文字数がゼロであった場合(表示させる情報がなかった場合)の処理を説明するための図である。また、図24(a)〜(c)は、図20(a)に示した例において、イメージデータAがなかった場合の処理を説明するための図である。
図23(a)に示すように、修正前のフォーマット情報では、一のラベル片LPに、不変文字列Aおよび可変文字列A,Bの間と、可変文字列A,Bおよび不変文字列Bの間とに空行がそれぞれ形成されている。各空行の高さはBL1である。ここで、可変文字列Aおよび可変文字列Bの両方の文字数がゼロであった場合には、表示領域AR2,AR3の修正領域高さhが微小領域高さhzとなった修正フォーマットが生成される。すなわち、修正領域高さh=0である。すると、修正フォーマット情報に基づいて生成されたイメージデータでは、図23(b)に示すように、不変文字列Aおよび不変文字列Bの間に空行が形成される。不変文字列Aおよび不変文字列Bの間に形成された空行の高さは、不変文字列Aおよび可変文字列A,Bの間の空行の高さBL1と、可変文字列A,Bおよび不変文字列Bの間の空行の高さBL1とを足した高さBL2となる(BL2=BL1+BL1)。この場合に、判定部84eは、空行の高さBL2を所定の値(この場合BL1)と比較して、BL1を超える空行(すなわち、BL1)を削除して、図23(c)に示すような修正イメージデータを生成する。
イメージデータについても文字列データと同様の処理が行われる。すなわち、図24(a)に示すように、修正前のフォーマット情報では、一のラベル片LPに、不変文字列AおよびイメージAの間と、イメージAおよび不変文字列Bの間とに空行がそれぞれ形成されている。各空行の高さはBL1である。ここで、イメージデータAがなくなった場合には、表示領域AR2の修正領域高さhが微小領域高さhzとなった修正フォーマットが生成される。すなわち、修正領域高さh=0である。すると、修正フォーマット情報に基づいて生成されたイメージデータでは、図24(b)に示すように、不変文字列Aおよび不変文字列Bの間に空行が形成される。不変文字列Aおよび不変文字列Bの間に形成された空行の高さは、不変文字列AおよびイメージデータAの間の空行の高さBL1と、イメージデータAおよび不変文字列Bの間の空行の高さBL1とを足した高さBL2となる(BL2=BL1+BL1)。この場合に、判定部84eは、空行の高さBL2を所定の値(この場合BL1)と比較して、BL1を超える空行(すなわち、BL1)を削除して、図24(c)に示すような修正イメージデータを生成する。
(5)特徴
(5−1)
上記実施形態に係るラベル印字装置160は、呼び出された商品情報およびフォーマット情報に基づいて印字元データを生成した後、印字元データに空行が連続してあるか否かを判定する。連続する空行が判定された場合には、印字元データの空行の数を修正した修正印字データを生成する。これにより、印字される文字数に関わらず、商品情報を好適に台紙レスラベルに印字することができる。
従来から用いられている台紙付きラベルを用いたラベル印字装置は、印字対象となる商品に応じた複数のフォーマットが記憶されていた。フォーマットは、商品の部門(例えば、精肉・鮮魚・惣菜等)毎に作成されていた。フォーマットは、複数商品に対して共通して使われるため、各フォーマットでは、各部門で取り扱われる商品の情報ユニットに登録されている最大の文字数を考慮して、情報ユニットを表示させる表示領域の領域高さが設定されていた。
台紙レスラベルの需要増加に伴い、台紙レスラベル用のラベル印字装置が用いられるようになった。台紙レスラベルを用いることにより、各ラベル片に印字させる情報量が変化した場合であっても、適当な大きさのラベル片を発行することが可能である。台紙レスラベル用のラベル印字装置でも、従来から使用していたフォーマット情報を用いることができれば、改めてフォーマット情報を作成するために必要な手間を省くことができる。しかし、情報ユニットに含まれる情報量(文字数等)は商品によって異なる。したがって、商品に応じてラベル片の大きさを変更した場合であっても、設定されている表示領域よりに表示可能な情報よりも少ない情報を含む情報ユニットを印字する場合には、ラベル片LPに余分な空白が含まれてしまう。その結果、ラベル片LPに対して好適に商品情報が印字されない場合が生じる。
そこで、上記実施形態に係るラベル印字装置160は、呼び出された商品情報およびフォーマット情報に基づいて生成された印字元データに連続した空行が判定された場合には、印字元データの空行の数を修正する。これにより、余分な空行がラベル片LPに含まれることを抑制し、ラベル片LPの見た目を向上させると共に、台紙レスラベルLSを効率よく使用することができる。
(5−2)
また、上記実施形態に係るラベル印字装置160は、連続する空行の数と、所定の値とを比較して、所定の値を超える空行を削除して修正印字データを生成する。例えば、ラベル片LPに複数の情報ユニットを表示する場合、各情報ユニットは、視認性を向上させるため、隣接する情報ユニットに対して所定の間隔を空けて配置されるようにフォーマットが作成されている。具体的には、各情報ユニットに対応付けた表示領域ARが、互いに所定の距離間隔で配置されるように設定されている。ここで、上記実施形態に係るラベル印字装置160では、情報ユニットは、表示領域ARの左上を基準に表示されるようになっている。したがって、表示領域ARに表示される情報ユニットがなかった場合に、過剰な間隔が形成される場合がある。具体的に、図23(b)および図24(b)に示すように、台紙レスラベルLSの長手方向において複数の情報ユニットが配置される場合には、上下方向に配置された情報ユニットによって挟まれる情報ユニット(例えば、可変文字列Aおよび可変文字列B、またはイメージA)の表示が必要なくなると、上下方向に配置された情報ユニットの間には予め設定した空行の高さBL1よりも大きい高さBL2の空行が形成されることになる。
しかし、上記実施形態に係るラベル印字装置160は、所定の値と、イメージデータに含まれる連続する空行の数とを比較し、所定の値を上回る高さの空行がイメージデータに含まれている場合には、上回った高さに相当する空行をイメージデータから削除して修正イメージデータを作成する。これにより、ラベル片に含まれる不要な空行を低減することができる。
(5−3)
さらに、上記実施形態に係るラベル印字装置160は、呼び出された商品情報を、当該商品情報に関連付けられたフォーマット情報を用いて表示する際に、情報ユニットの全てが印字されるように表示領域ARの修正領域高さhを設定し、さらに、ラベル片の長さLを修正長さlに変更する。これにより、ラベル片に含まれる不要な空行を効果的に低減することができる。
(5−4)
さらに、上記実施形態に係るラベル印字装置160は、空行情報記憶部83eを備える。空行情報記憶部83eは、台紙レスラベルLSの長手方向において配置される二つの情報ユニットの間に位置する複数の空行に関する情報を記憶する。また、複数の空行に関する情報は、各空行に関して修正可否を定義するフラグ情報を含む。イメージデータ生成部84dは、フラグ情報に基づいて、空行の数を修正する。これにより、オペレータが所望するラベル片LPを容易に発行することができる。
(5−5)
さらに、上記実施形態に係るラベル印字装置160では、ユーザが、連続する空行を判定するための閾値である所定の値を入力部82から入力すると、入力受付部84aによって受け付けられる。入力受付部84aによって受け付けられた所定の値は、空行情報記憶領域83eの空行の高さに記憶(上書き)される。これにより、ユーザの所望により、空行の高さを適宜変更することが可能になる。
(5−6)
上記実施形態に係るラベル印字装置160は、複数の情報ユニットの全てがラベル片LPに印字されるように情報ユニットを表示領域に修正領域高さhを設定し、ラベル片LPに修正長さlを設定する。これにより、一の文字列ユニットの情報量が変化した場合に、他の文字列ユニットの印字位置も変更することができる。そのため、例えば、フォーマット情報で定義される複数の情報ユニットに、情報を持たない文字列ユニットが含まれていた場合には、ラベル片LPに不必要な空白領域が形成されることを抑制することができる。また、元のフォーマットを用いた場合と比較して、使用する台紙レスラベルLSの量を低減することができる。
(6)変形例
(6−1)変形例A
上記実施形態では、カッター機構64によって台紙レスラベルLSから切り離されたラベル片LPがユーザによって商品に貼り付けられた。ここで、ラベル印字装置160は、ラベル片LPを商品に自動的に貼り付けるためのラベル貼付け機構を備えていてもよい。
(6−2)変形例B
上記実施形態で用いた台紙レスラベルLSは、裏面に粘着面を有すると共に、アイマークEMを有した。ここで、台紙レスラベルLSの裏面は、粘着部および非粘着部が台紙レスラベルLSの幅方向を横切るように交互に並ぶ面を有していてもよい。これにより、アイマークEMの代わり粘着部の位置を認識することにより、台紙レスラベルLSの繰り出し量を判定することができる。
(6−3)変形例C
上記実施形態に係る包装装置100は、他の装置と接続されていてもよい。また、制御装置80に記憶される情報が、当該他の装置から送られた情報であってもよい。
(6−4)変形例D
上記実施形態では、ラベル印字装置160として、包装装置100に組み込まれた態様を例に挙げて説明したが、ラベル印字装置160が単独で機能する構成であってもよい。
(6−5)変形例E
上記実施形態に係るラベル印字装置160では、フォーマット情報がラベル片LPのサイズを含み、フォーマット情報に関連付けられたユニット情報が各表示領域の高さを含んだ。ここで、ラベル片LPのサイズは記憶せず、修正領域高さhが設定された後に、必要となるラベル片LPの修正長さlが設定されてもよい。また、各ユニット情報には、各表示領域ARの領域高さHとして、微小高さhzを設定しておいてもよい。この場合、設定部84cによって領域高さHを微小高さhzに変更する処理を省略することができる。
なお、上記実施形態に係るラベル印字装置160は、一旦、領域高さHを微小領域高さhzに変更するため、従来使用していた台紙付きラベルのフォーマットを使用して、商品に適したラベル片LPを発行することが可能になる。
(6−6)変形例F
上記実施形態に係るラベル印字装置160は、設定部84cによってフォーマット情報が修正されて修正フォーマット情報が生成され、その後、判定部84eによる判定結果に基づき、イメージデータ生成部84dが修正イメージデータを生成した。
ここで、ユニット情報記憶領域83cに記憶させる表示領域ARの領域高さHを、予め最大高さに設定しておき、設定部84cの構成を省略したラベル印字装置260を用いてもよい(図25参照)。ここで、最大高さとは、登録されている商品の各情報ユニットを表示させるために必要な領域高さHよりも大きい領域高さであって、例えば、既に登録されている情報量の二倍程度の情報が表示可能な領域高さHである。
ラベル印字装置260では、設定部84cによる処理が行われないため、商品情報およびフォーマット情報が呼び出された後、修正フォーマット情報が作成されることなくイメージデータが生成される。図26に、ラベル印字装置260の動作フローを示す。図26に示すステップS101〜109は、図14のステップS1,S2,S4〜S10にそれぞれ対応する。すなわち、ラベル印字装置260では、図14のステップS3に相当するステップを省略する。
この場合であっても、ラベル印字装置260は、連続する空行の数と、所定の値とを比較して、所定の値を超える空行を削除して修正印字データを生成するため、表示領域ARに表示される情報ユニットがなかった場合や、表示領域ARの領域高さが高すぎた場合には、イメージデータに含まれる余分な空行を削除し、修正イメージデータが生成される。これにより、商品情報が好適に印字されたラベル片LPを発行することができる。
(6−7)変形例G
上記実施形態に係るラベル印字装置160は、空行情報記憶領域83eに、空行情報として、フォーマット番号と、空行領域における空行の高さとが関連付けて記憶されていた。すなわち、各フォーマットでは、いずれの空行領域についても同じ空行高さになるように、空行情報が記憶されていた。
ここで、空行情報として、上記内容に加え、空行領域の種類と、修正フラグとがさらに記憶されていてもよい。図27を用いて、一のフォーマット番号に対して記憶されているさらなる空行情報の例を説明する。図27は、例えば、フォーマット番号01が含む空行領域と、情報ユニット番号と、修正フラグとが関連付けて記憶される。隣接情報ユニットとは、空行領域の場所を特定するための情報であって、台紙レスラベルLSの長手方向において空行領域の上方に配置されて空行領域に隣接する情報ユニット番号である。修正フラグは、空行高さBの修正について、許可/不許可を定義するフラグである。ここで、修正フラグが立てられている場合(YESが設定されている場合)、判定部84eによって、空行高さと閾値との比較がなされ必要に応じて修正イメージデータが生成される。一方、修正フラグが立てられていない場合(NOが設定されている場合)には、判定部84eによる判定はされない。
さらに、各空行領域に対して異なる空行高さを記憶させておき、判定部84eは、各空行領域についての空行高さの判定を異なる閾値を用いて判定してもよい。
20 計量搬入機構
30 包装機構
60 ラベル発行ユニット
61 ロールホルダー
62 サーマルヘッド
63 プラテンローラ
64 カッター機構
65 ラベル検知センサ
80 制御装置
81 表示部
82 入力部
83 記憶部
83a 商品マスタ記憶領域
83b フォーマット情報記憶領域
83c ユニット情報記憶領域
83d 入力情報記憶領域
83e 空行情報記憶領域
84 制御部
84a 入力受付部(選択受付部)
84b 呼び出し部
84c 設定部
84d イメージデータ生成部(印字元データ生成部、修正印字データ生成部)
84e 判定部
100 包装装置
160 ラベル印字装置
LR ラベルロール
LS 台紙レスラベル
LP ラベル片
AR,AR1〜AR12 表示領域
BP 領域基準座標
bpz 仮領域基準座標
bp 修正基準座標
IP 表示基準座標
ipz 仮表示基準座標
ip 修正表示基準座標
特願2002−283633号公報

Claims (5)

  1. 台紙レスラベルに商品情報を印字してラベル片を生成するラベル印字装置であって、
    前記商品情報に関連付けて記憶されたフォーマットに関する情報であって、前記商品情報を構成する複数の情報ユニットに関する情報を含むフォーマット情報を記憶するフォーマット情報記憶領域と、
    商品の選択を受け付ける選択受付部と、
    前記選択受付部によって受け付けられた前記選択に基づいて前記商品情報および前記フォーマット情報を呼び出す呼び出し部と、
    前記呼び出し部によって呼び出された前記商品情報および前記フォーマット情報に基づいて、二次元データであって印字イメージの元データである印字元データを生成する印字元データ生成部と、
    前記印字元データを構成する各行について印字情報が含まれない空行を判定する判定部と、
    前記判定部によって前記空行が連続して判定された場合に、連続する前記空行の数を修正した新たな二次元データである修正印字データを生成する修正印字データ生成部と、
    を備える、
    ラベル印字装置。
  2. 前記修正印字データ生成部は、前記連続する空行の数と、所定の値とを比較して、前記所定の値を超える前記空行を削除して前記修正印字データを生成する、
    請求項1に記載のラベル印字装置。
  3. 前記フォーマット情報は、前記複数の情報ユニットの種類および前記複数の情報ユニットを印字する前記ラベル片のサイズを含み、
    前記呼び出し部によって呼び出された前記フォーマット情報を用いて、前記複数の情報ユニットの全てが印字されるように前記情報ユニットを表示させる領域についての領域高さを設定し、前記ラベル片のサイズを増減させる設定部をさらに備える、
    請求項1または2に記載のラベル印字装置。
  4. 前記台紙レスラベルの長手方向において配置される二つの前記情報ユニットの間に位置する複数の前記空行に関する情報を記憶する空行情報記憶部をさらに備え、
    前記複数の空行に関する情報は、各空行に関して修正可否を定義するフラグ情報を含み、
    前記修正印字データ生成部は、前記フラグ情報に基づいて、前記空行の数を修正する、
    請求項1から3のいずれかに記載のラベル印字装置。
  5. 前記所定の値の入力を受け付ける入力受付部をさらに備える、
    請求項2から4のいずれかに記載のラベル印字装置。
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