JP6905742B2 - 包装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、包装装置に関する。
商品の載ったトレーを包装する包装装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−26313号公報
一般的な包装装置では、操作者がトレーの種類や商品等を設定する時、トレーの識別情報やトレーの名称を示す文字列による一覧表示の中から所望のトレーの種類や商品を手動にて選択し設定することを要し、操作者(オペレータ)にとって直感的にわかり難く、時間が掛かる、作業効率が低下する、操作者の作業負担が非常に大きい、などの問題がある。
また、トレーにはサイズや形状が似ているものがあり、特許文献1に記載された包装装置では、トレー検出装置により検出されたトレーの大きさからトレーの種類を特定できないなどにより測定精度が低下した場合、本来とは異なるトレーの種類に誤って特定してしまう虞がある。
本発明の包装装置は、少なくとも以下の構成を具備するものである。
トレーに載置された商品を、前記トレーに関するトレー情報に基づいて包装する包装装置であって、
少なくともトレーの識別情報とトレーサイズが関連付けられたトレー情報を複数記憶する記憶部と、
載置部に載置されたトレーのトレーサイズを検出するトレーサイズ検出部と、
前記トレーサイズ検出部により検出されたトレーサイズに基づいて、前記記憶部に記憶されている第1の選択範囲の複数のトレー情報の中から前記トレーサイズに対応するトレー情報を選択する第1手段、又は、前記トレーサイズ検出部により検出されたトレーサイズに基づいて、前記第1の選択範囲よりも少ない選択候補数の第2の選択範囲の複数のトレー情報から前記トレーサイズに対応するトレー情報を選択する第2手段を切り替える切替手段と、を有し、
前記切替手段により切り替えられた前記第1手段、又は前記第2手段によりトレー情報を選択することを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成で、複数のトレー情報から、載置部に載置されたトレーのサイズ等に基づいて、その載置部に載置されたトレーのトレー情報を高精度に特定し、そのトレー情報に基づいてきれいに包装処理を行う包装装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る包装装置の一例を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る包装装置の機械的な概念図。 本発明の実施形態に係る包装装置の電気的な機能ブロック図。 本発明の実施形態に係る包装装置の制御部の機能ブロック図。 本発明の実施形態に係る包装装置の登録モードの動作の一例を説明するための概念図。 本発明の実施形態に係る包装装置の動作の一例を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る包装装置のトレー設定画面の一例を示す図。 商品情報とトレー情報の紐付け(関連付け)の設定画面の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る包装装置の包装モードの動作の一例を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る包装装置の設定画面の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る包装装置のトレー選択画面(ポップアップ画面)の一例を示す図。
本発明の実施形態に係る包装装置は、トレーに載置された商品を、前記トレーに関するトレー情報に基づいて包装する。この包装装置は、少なくともトレーの識別情報とトレーサイズが関連付けられたトレー情報を複数記憶する記憶部と、載置部に載置されたトレーのトレーサイズを検出するトレーサイズ検出部と、トレーサイズ検出部により検出されたトレーサイズに基づいて、記憶部に記憶されている第1の選択範囲の複数のトレー情報の中からトレーサイズに対応するトレー情報を選択する第1手段、又は、トレーサイズ検出部により検出されたトレーサイズに基づいて、第1の選択範囲よりも少ない選択候補数の第2の選択範囲の複数のトレー情報からトレーサイズに対応するトレー情報を選択する第2手段を切り替える切替手段とを有し、切替手段により切替られた第1手段、又は第2手段によりトレー情報を選択する。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態は図示の内容を含むが、これのみに限定されるものではない。尚、以後の各図の説明で、既に説明した部位と共通する部分は同一符号を付して重複説明を一部省略する。
本発明の実施形態に係る包装装置100について、図1〜図5を参照しながら説明する。
包装装置100は、包装部16に張架したフィルム17aに対して、そのフィルム17aの下方から被包装物Wを昇降手段(エレベータ14)により突き上げて、被包装物Wの上面をフィルム17aで覆い、折込板(後折込部材)でフィルム17aを被包装物Wの底面側に折り込んで被包装物Wを包装する。本実施形態では、被包装物Wはトレーに載置された商品である。
包装装置100は、フィルムロール17からフィルム17aを引き出し、そのフィルム17aの幅方向の両側縁を挟持して包装部16に張架する一対のフィルムフィード機構5を有する。
一対のフィルムフィード機構の上方には、第1の折込部材(後折込部材6)と、第2の折込部材(前折込ローラーであるテンションローラー9)とが所定間隔をあけて配置されている。
詳細には、フィルム折込前の初期時では、板形状の後折込部材6とテンションローラー9との間の距離は、一対のフィルムフィード機構のクランパにより張架されたフィルム幅方向の長さよりも短く、被包装物Wのサイズ(詳細にはフィルムの幅方向に沿った被包装物の長さ)よりも長い。具体的には、後折込部材6とテンションローラー9との間の距離は、一対のフィルムフィード機構のクランパにより張架されたフィルム幅方向の長さと、被包装物Wのサイズ(詳細には、フィルムの幅方向に沿った被包装物Wの長さ)との略半分となるように配置される。
より具体的には、水平に張架されたフィルム17aの下方からエレベータ14により被包装物Wが突き上げられた状態で、後折込板である後折込部材6とテンションローラー9とが、初期位置において、そのフィルム17aに僅かに触れる位置、又は、フィルム17aから僅かに離れた位置となるように配置されている。
包装装置100は、被包装物Wを昇降手段(エレベータ14)で突き上げ完了後、折込部材駆動部が、後折込部材6を、被包装物Wの底面部近傍を通って、その被包装物のテンションローラー9側の端部近傍の折込終端位置にまで水平移動させて被包装物Wの底面側にフィルム17aを折り込むとともに、テンションローラー9を後折込部材6に向かって水平移動させて、フィルム17aに張力を付与しながら、そのフィルム17aを被包装物Wの底面側に折り込む。
尚、後折込部材6の折込終端位置は、被包装物Wの底部側の中央の近傍、または、それより前方の位置であって、被包装物Wの底部側の中央部と被包装物Wの前方端部との間であってもよい。後折込部材6の折込終端位置は包装条件によって適宜設定可能である。
以下、本発明の実施形態の包装装置100を詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る包装装置100は、ラベル貼付機能を有する。詳細には、包装装置100は、ストレッチ包装部11と、ラベル発行部40(計量ラベルプリンタ)と、ラベル発行部40から発行されたラベルを受け取って包装済みの商品である物品にラベルを貼付するラベル貼付部41と、などを有する。
ラベル発行部40はストレッチ包装部11におけるヒータ部10(ヒートシール部)の側方上部に配置され、ラベル貼付部41はラベル発行部40の近傍に配置されている。
なお、ラベル貼付部41の構成は詳細に図示していないが、以下のような構成となっている。
ラベル貼付部41は、3つの駆動機構を備えており、第一の駆動機構は、水平モーターとその水平モーターを駆動させる駆動回路を備え、ラベル吸着部面を水平、即ち商品の搬送方向と直交する方向に移動させる水平モータ(第1の駆動機)を駆動する回路で、その水平モーターとしてはステッピングモータが使用されている。従って、ステッピングモータの駆動パルス数をカウントすることでラベル吸着部の位置を検出することができる。このステッピングモータは、例えば、右回転の時はプラスカウント、左回転の時はマイナスカウントとなるように構成されている。また、ラベル貼付部41は、水平基準位置センサを備え、この水平基準位置センサは、ラベル吸着部が水平方向の基準位置に位置したことを検出するセンサであり、この基準位置からの駆動パルスのカウント値によってラベル吸着部の水平方向の位置決めが行われる。
第二の駆動機構は、上下モーターと該上下モーターを駆動させる駆動回路及び上下基準位置センサとを備えたものであり、上下モータ(第2の駆動機構)がラベル吸着部を上下方向へ移動させるものである以外は前記した水平モーターと同様である。
第三の駆動機構は、ラベル吸着部を回転させるための回転モーターと該回転モーターを駆動させる駆動回路及び回転基準位置センサを備えたものであり、回転モータ(第3の駆動機構)は、ラベル吸着部を商品搬送面と平行な面で回転させるモーターで、回転モーターの駆動パルスで位置決めされる距離ではなく、回転角度である点を除くと前記した水平モーターの場合と同じである。
また、ラベル貼付部41は、ラベル貼付センサを更に備える。このラベル貼付センサはラベルが商品に貼付されたこと、つまりラベル吸着部の吸着面が被包装物W(商品)に当接されたことを検出するセンサであり、ラベル吸着部に上側方向の力が一定以上加わったことにより、前記上側の平行アームが支持腕から離間したことを検出する。
<ストレッチ包装部11>
ストレッチ包装部11は、機枠11aの前方に物品である被包装物Wを載置する載置部12が配置され、その載置部12に載せた被包装物Wをプッシャーコンベヤ13により機枠内部に設けたエレベータ14まで搬送する。
尚、被包装物Wは容器であるトレーに収容された状態で搬送される場合を例示し、また、載置部12は計量部50の計量皿として構成されており、その載置部12の手前側近傍にはトレーや被包装物Wの横幅を検出する幅検出センサ15aが設けられている。更に、プッシャーコンベヤ13による商品搬送路上には、そのプッシャーコンベヤ13の側方に位置させてトレーや被包装物Wの高さを検出する高さ検出センサ15bは、高さを検出すると共にトレーや被包装物Wの奥行き寸法(搬送方向に沿った長さ寸法)を計測する長さ検出センサを兼ねている。
載置部12に載置された被包装物Wの横幅を検出する幅検出センサ15aは、可動式の右側および左側の反射型光センサを有する。
被包装物Wの右側長さ(LR)を検出する右側の反射型光センサおよび被包装物Wの左側長さ(LL)を検出する左側の反射型光センサはそれぞれ、被包装物Wが載置された略中央位置から横幅方向に離間するように移動して(商品の右側長さLL+商品の左側長さLR)を検出する。この被包装物Wの横幅(寸法)は包装機の制御に使用される。幅検出センサ15aは、横幅の長さデータ、即ち(LL+LR)をラベル発行部40(計量ラベルプリンタ)の制御部に送信する。
また、トレーや被包装物Wの高さHを検出する検出センサ15bは投光器と受光器を有し、投光器と受光器が商品搬送路の途中に搬送路を挟んで高さ方向に所定の間隔をおいて多数個配置され、搬送路上を搬送される商品の高さに応じて投光器の光が遮られることで商品の高さHを検出する。そして、その高さデータは包装機の制御に用いられると共に、ラベル発行部40(計量ラベルプリンタ)の制御部に送信される。
また、トレーや被包装物Wの縦幅を検出する検出センサ15aは、所定の基準点に対するセンサの位置P0と、載置部12に載置されたトレーや被包装物Wがプッシャーコンベヤ13のプッシャーに押されて機枠内部に設けたエレベータ14に被包装物Wを搬送する際、搬送路上を搬送されるトレーや被包装物Wによってセンサの投光器の光が遮られたときのプッシャーの位置Pとの差分(P0−P)としてトレーや物品の縦幅(奥行き)が検出される。
このように、被包装物W(トレー)のサイズ(横幅・高さ・縦幅(奥行き))は、ストレッチ包装部11の機枠内部に設けたエレベータ14へ搬送される過程で検出される。
上記エレベータ14の上方には包装部16が設けられ、その包装部16の側方(プッシャーコンベヤと直角に交差した方向)にフィルムロール17をセットし、該フィルムロール17から繰り出されるフィルム17aをフィルムフィード機構5により引き出し、所定長さにカットした後に包装部16まで移送する。
上記包装部16には、フィルムフィード機構5の上方に、被包装物Wの上面を覆うフィルム17aの端部を被包装物Wの底部側に折り込む後折込部材6と左右折込部材7a,7b、その左右折込部材7a,7bの上方に位置して包装済みの被包装物Wを排出する排出プッシャー8(プッシャー)、及び、排出プッシャー8の移動方向前方位置に前折り込みローラーであるテンションローラー9が配設されている。
本実施形態では、左右折込部材7a、7bはそれぞれ上下二枚の板で構成され、その上下板間に後折込部材6、およびテンションローラー9が摺動可能に配置されている。
上記フィルムフィード機構5は、フィルムの幅方向の側端部を挟持する上下一対の無端状の弾性ベルト5a,5bと、下側の弾性ベルト5bを上側の弾性ベルト5a側へ圧接するクランプ板5cとで構成され、それらが包装部16を挟んで前後に配置されている。つまり、フィルムフィード機構5は、それぞれ弾性ベルト5aとクランプ板5cとで構成される、前クランパ51(把持部)と後クランパ52(把持部)とを有する。
また、テンションローラー9の前方には、被包装物Wの底面側に折り込まれたフィルムの端部の重なり部を加熱して接着し排出するヒータ(ヒートシール部)10とその前部に排出部が配設され、機枠11a上には操作表示部610(コンソール部)が、更にヒータ(ヒートシール部)10の側方上部にラベル発行部40(計量ラベルプリンタ)が、ヒータ(ヒートシール部)10の上方にはラベル貼付部41が設置されている。
ヒータ部10(ヒートシール部)は、複数のプーリに亘ってガラス繊維等からなる無端状ベルトが回転可能に巻回され、その無端状ベルトの搬送面(往路側ベルト)の下部に熱板が配置されて構成されている。熱板は電気的に加熱されヒータ(ヒートシール部)の熱源となる。また、熱板は温度検出手段として制御手段を構成するサーモスタット(図示省略)に電気的に接続され、一定温度を保つように制御されている。サーモスタットが所定値以上の温度になると熱板への通電が遮断され、所定値以下の温度になると熱板に通電される。無端状ベルトはベルト全体が包装されて排出された商品の底面に折込まれたフィルムをヒートシール可能な温度に加熱維持されている。
排出プッシャー8の底部に断熱部は必須ではないが、発泡合成樹脂、例えばポリスチレンフォーム、硬質ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、フェノールフォーム等の断熱材で構成された断熱部が、排出プッシャー8の底部一面に設けるようにしてもよい。そして、排出プッシャー8の底部に設けられた断熱部の底面はヒータ(ヒートシール部)10の上面(無端状ベルトの表面)に対して擦らないよう僅かな隙間が設けられている。
また、排出プッシャー8の押圧面(被包装物Wと接触してその被包装物を押圧移送する面)
の前面に断熱部は必須ではないが、排出プッシャー8の押圧面に断熱材が貼着された断熱
部を構成するようにしてもよい。これにより金属板で構成された押圧面がヒータ部10の
熱で熱くなったとしても、包装済みの被包装物Wと接する部分は断熱材からなる断熱部である
為、包装するフィルムに熱で穴が開くのを防止することができる。
また、排出プッシャー8を移動させる駆動機構(図示省略)には、その排出プッシャー8が待機位置に位置することを検知する第1プッシャー位置検出センサと、排出プッシャー8が包装済みの被包装物Wを排出部上のラベル貼付領域へ排出させた位置(即ち、ヒータ(ヒートシール部)10上に位置する)に移動したことを検知する第2プッシャー位置検出センサが設けられ、排出プッシャー8を第2プッシャー位置検出センサで検知すると排出プッシャー8を初期位置(待機位置)に戻す制御を行う。これにより、被包装物Wをラベル貼付領域Lpへ排出させる移動制御が行なわれる。
つまり、排出プッシャー8を第1プッシャー位置検出センサで待機位置に位置していることを検知した後、第2プッシャー位置検出センサにより排出プッシャー8を検出することにより、被包装物Wがラベル貼付領域Lpに位置していると判断することができる。
また、ラベル貼付領域Lpは、排出プッシャー8が被包装物Wを排出部へ排出するという包装動作の完了を示す。尚、例えば、第1及び第2プッシャー位置検出センサは透過型フォトセンサが使用され、該位置にて排出プッシャー8に付いているフラグがセンサを遮ることで該位置に排出プッシャー8が位置していることを検知する。なお、第1及び第2プッシャー位置検出センサとしては、例えば反射型フォトセンサを使用してもよい。
上記構成のストレッチ包装部11は、プッシャーコンベヤ13でエレベータ14上に搬送された被包装物Wがエレベータ14の上昇により包装部16に張架されたフィルム17aに対して突き上げられ、被包装物Wの上面を覆ったフィルム17aの端部は、左右折込部材7a、7bと、後折込部材6と、テンションローラー9とにより被包装物Wの底面側に折り込まれる。
次に、排出プッシャー8により被包装物Wはヒータ(ヒートシール部)10へ向けて水平に押動され、その押動の途中、フィルム17aの前側端部はテンションローラー9(前折り込みローラー)で被包装物Wの底面側に更に折り込まれ、その底面側に折り込まれたフィルム端部の重なり部はヒータ(ヒートシール部)10でヒートシールされ、フィルムで包装された被包装物Wが得られる。
そして、その包装を完了した被包装物Wは排出プッシャー8の押動によってヒータ(ヒートシール部)10上から排出部上に排出される。
包装装置100は、上述したように、ラベル発行部40と、そのラベル発行部40から発行されたラベルを商品(物品)wに貼付するラベル貼付部41と、を備える。
ラベル貼付部41は、ラベル発行部40から発行されたラベルを受け取って搬送コンベア1’上を移動する商品(物品)にラベルを貼付する。詳細には、ラベル貼付部41は、発行されるラベルを、空気の負圧作用によってラベルを吸着保持し、そのラベルを吸着保持した部材を、ラベル貼付領域Lpの商品(物品)に押し付けてラベルを物品に貼付するように構成されている。
ラベル貼付部41によって貼付するラベルの貼付位置は、商品(物品)の大きさ(例えば、トレーのサイズ)や形によって異なる。そのため、ラベル貼付部41は、搬送される商品(物品)の大きさや形に合わせてラベルの貼付位置を変更できるように移動可能に支持されている。
ラベル発行部40(プリンタ)は、ラベル用紙として一方面が印字面で他方面が粘着層を有する貼付面である長尺帯状のラベル用紙がロール巻きされた台紙レスラベルロールを用いる台紙レスラベル発行部である。
ラベル発行部40は、ケース内にロール装填部が設けられ、そのロール装填部にセットされる台紙レスラベルロールのラベル用紙の繰り出し方向前方位置に、印字部と、印字された台紙レスラベル用紙を所定長さに切断するカッター(切断手段)と、が配置されている。台紙レスラベルロールは、ロール装填部に回転可能に支持される。
カッターは、印字部で商品などの情報が印字され、ラベル送出口に向けて送出されるラベル用紙を所定長さの枚葉状に切断する。カッターは、ラベル送出口より水平状に送出されるラベル用紙を挟むように配置した上下一対の可動刃と固定刃とを有する。
印字部は、ラベル用紙の下方(貼付面側)に位置するプラテンローラと、ラベル用紙の上方(印字面側)に位置するサーマルヘッド25b(印字部)とを有する。プラテンローラはステッピングモータ24によって駆動回転するように構成されている。ラベル用紙の上方に位置するサーマルヘッドは、ラベル用紙を下側のローラ(プラテンローラ)とで挾着するように下方に付勢され、それによりラベル用紙を安定して送出し得るように構成されている。
また、印字部のプラテンローラは、それぞれの表面に剥離剤がコーティングされており、ラベル用紙の印字面とは反対側面に塗着されている粘着剤が付着しないように構成され、それによってラベル用紙の送出が円滑に行われるようになっている。尚、ラベル用紙の粘着層が上記ローラーに付着しにくくする構成は上記構成に限らず、上記ローラー自体又はローラーの最外周部分を易剥離性の部材で構成してもよい。
図3に示したように、本発明の実施形態に係る包装装置100は、ラベル発行貼付部40Eと包装機構制御部102Eとを備えている。ラベル発行貼付部40Eは、主としてラベル発行部40とラベル貼付部41などの制御を行なうもので、CPU31によって制御される。包装機構制御部102Eは、主としてストレッチ包装装置の機構部の制御を行うもので、制御部61(CPU)によって制御される。
また、制御部61は、本発明に係るトレーの設定処理や絞込処理、トレー選択処理などを行う。
<包装機構制御部102E>
次に、包装機構制御部102Eについて説明する。
包装機構制御部102Eは、制御部61(CPU)、通信用インタフェース回路65(INF)、記憶部60としてのROM62とRAM63、操作表示部610(コンソール部)、及び機構駆動部66を有する。各構成要素はバス61a(データ通信線など)を介して接続されている。
通信用インタフェース回路65(INF)は、ラベル発行貼付部40Eと各種データ、指令の通信を行なうための回路である。
ROM62は、制御部61が実行する制御プログラムを記憶している。
RAM63は、制御部61がROM62の制御プログラムを実行する場合に用いる各種レジスタ及びフラグのエリアの他に、商品の形状データ(幅、奥行き、高さ)に基づいて制御データを決定するための各種テーブル等が記憶されている。
操作表示部610(コンソール部)は、キーボードとタッチパネルからなる入力部611と、液晶表示器などで構成された表示部612と、を有する。操作表示部610(コンソール部)は、各種データ及び指令の入力、或いはCPU31の指令に基づいて入力データの表示、プリセットデータの表示、各種メッセージの表示を行う。
本実施形態では、設定やデータ等の入力について、この操作表示部610の入力部611を操作することで行うことができる。
機構駆動部66は、包装を実行する場合に包装機の各機構部を駆動するための回路で、具体的にはエレベータを駆動するモーター67、被包装物を搬入するプッシャーコンベヤの搬入モーター68、フィルムフィード機構のフィルム移送モーター69、左右折込部材7を駆動する左右折込モーター70、後折込部材6を駆動する後折込モーター71、前折込ローターであるテンションローラー9を駆動する前折込モーター72、排出プッシャー8を駆動する排出プッシャーモーター73、等がある。包装部16は、上記モーター(70〜73,67〜69)などを含む。尚、包装機の詳細については説明を省略する。
また、機構駆動部66には、トレーサイズ検出部150としての、トレーなどの被包装物の横幅を検出する商品の幅検出センサ15aと、トレーなどの被包装物の高さを検出する高さ検出センサ15b(奥行き検出センサを兼ねる)が接続されており、検出データを制御部61へ供給するようになっている。制御部61は、高さ検出センサ15b(奥行き検出センサを兼ねる)からの信号、搬送されている被包装物の搬送速度、センサ位置を通過する時間に基づいて、被包装物の奥行き寸法を算出する。
ラベル発行貼付部40Eから包装機構制御部102Eへ、載置部上に載置された被包装物の計量が安定したことを報知する信号が送信される。また、包装機構制御部102Eからラベル発行貼付部40Eへ、ラベル貼付位置決定のためのデータとして、幅検出センサ15aで検出された一方の長さデータ(商品の中央から幅方向端部までの長さデータ)と、検出センサ15bにより検出された高さデータと、長さ(奥行き)データとなどが送信される。
図4は本発明の実施形態に係る包装装置の制御部の機能ブロック図である。図5は本発明の実施形態に係る包装装置の動作の一例を説明するための概念図である。
制御部61は、制御プログラムを実行することにより、コンピュータとしての包装装置に、本発明に係る機能を実現する。また、制御部61は、包装装置の各構成要素に対して統括的に制御を行う。
制御部61は、図4に示したように、第1手段601、第2手段602、切替手段603、トレー絞込部604、トレー選択部605、紐付部606等を有する。制御部61は、例えば、記憶部に記憶されている、プログラムを実行することにより、上記各機能をコンピュータとしての包装装置に実現させる。
第1手段601は、トレーサイズ検出部150により検出されたトレーサイズに基づいて、記憶部に記憶されている第1の選択範囲の複数のトレー情報の中からトレーサイズに対応するトレー情報を選択する。
第2手段602は、トレーサイズ検出部150により検出されたトレーサイズに基づいて、第1の選択範囲よりも少ない選択候補数の第2の選択範囲の複数のトレー情報からトレーサイズに対応するトレー情報を選択する。
切替手段603は、第1手段601又は第2手段602を、トレーサイズ検出部150により検出されたトレーサイズに基づいて切り替える。切替手段603により切替られた第1手段601、又は第2手段602によりトレー情報を選択する。包装装置の包装部は、選択されたトレー情報に基づいて包装を行う。
トレー絞込部604は、入力部611から入力された商品情報に基づいて、記憶部60に記憶されている第1の選択範囲の複数のトレー情報から、それよりも少ない第2の選択範囲の複数のトレー情報へ絞り込む絞込処理を行う。
また、トレー絞込部604は、入力部611から入力された商品情報と、記憶部60に記憶されている履歴情報の商品情報及びトレー情報に基づいて、記憶部60に記憶されている前記第1の選択範囲内の複数のトレー情報から、それよりも少ない選択候補数の第2の選択範囲の複数のトレー情報へ絞り込む絞込処理を行う。
トレー選択部605は、第2の選択範囲内の複数のトレー情報から、トレーサイズ検出部150により検出されたトレーサイズに基づいて、当該トレーサイズに対応するトレー情報を選択する。
また、トレー選択部605は、第1の選択範囲に含まれる複数のトレー情報に、トレーサイズ検出部150により検出されたトレーのサイズに対応するトレー情報が存在しない場合、第1の選択範囲に含まれるトレー情報から、トレーサイズ検出部150で検出されたトレーのサイズに基づいて、トレー選択部605により抽出した複数のトレー情報を選択可能に表示部612に表示する処理を行う。
紐付部606は、入力部611により入力された商品情報と、トレー選択部605により選択されたトレー情報とを関連付けて記憶部60に履歴情報として記憶させる。
<ラベル発行貼付部40E>
ラベル発行貼付部40Eは、CPU31、ROM33、RAM34、通信用のインタフェース回路(INF)46、ラベル発行部40、ラベル貼付部41、貼付駆動部42、搬送駆動部43、商品検出センサ59、計量部50、などを有する。各構成要素は、バス31d(データ通信線)などを介して接続されている。
ラベル発行部40は、サーマルヘッド(印字手段)25b、プラテンローラを駆動するステッピングモータ24、サーマルヘッド25bで印字したラベル用紙を切断するカッター26などを有する。サーマルヘッド(印字部)25b、ステッピングモータ24、カッター26などは、インタフェース37を介して、CPU31に接続されている。
ROM33、RAM34などには、物品のサイズ、ラベルのサイズ、印字項目などが記憶される。詳細には、ROM33には、CPU31が実行する各種制御プログラムが記憶されている。RAM34は、CPU31がROM33の制御プログラムを実行する場合に用いる各種レジスタ、フラグ等のエリアと、商品毎に予め各種データが記憶されたプリセットデータエリアとを備えている。プリセットデータエリアには、被包装物(商品番号)に対応して、値段計算及びラベル印字用のデータである「品名」、「単価」、「バーコード」等の各種商品データが記憶された商品ファイル、ラベル印字のフォーマットが定義されたラベルフォーマットファイル、トレイファイル、などが記憶されている。
計量部50は、載置部に載置された被包装物の計量信号をCPU31へ供給するものである。
通信用のインタフェース回路46(INF)は、包装機構制御部102Eと各種データ、指令の通信を行う。
サーマルヘッド25b、ステッピングモータ24、カッター26は、ラベル発行部40の印字部を構成し、CPU31の指令に基づいて台紙レスラベル用紙に品名、値段、単価、バーコード等の印字を行い、印字したラベル用紙をカッター26で枚葉状に切断して、台紙レスラベルLをラベル発行口に発行する。
商品検出センサ59は、排出路の側方で、ラベル吸着部が貼付のために垂直下降する位置の若干手前(包装部寄り)に配置され、該排出路に包装物の有無を検出して、ラベル貼付のための信号を発生する。商品検出センサ59は、包装物がラベル貼付場所、即ち排出路(ヒートシール部)へ位置した場合、その旨をCPU31へ出力する。
搬送駆動部43は、搬送コンベア(搬送手段1)を駆動する搬送モーターなどを有し、CPU31の制御により搬送モーターを駆動または駆動停止を行う。
CPU31は、各構成要素を統括的に制御する。CPU31は、ROM33、RAM34などから読み出した制御プログラム(PRG)などを実行することにより、コンピュータとしての包装装置100に各機能を実現させる。
本発明の実施形態に係る包装装置の動作の一例を説明する。
先ず、包装装置は、トレーデータ登録モードではトレー情報の登録を行う。詳細には、トレーデータ登録モードでは、制御部61は、トレー設定画面を表示する。トレー設定画面は、トレーの識別番号、トレーの名称などのトレー情報を設定する領域を有する。トレーの識別番号、トレーの名称などが設定され、記憶部に記憶される。
載置部12にトレーが載置された場合、トレーサイズ検出部150は、トレーの幅、奥行き、高さを検出し、検出信号を制御部61へ出力する。
制御部61は、トレーサイズ検出部150により検出された、トレーの幅、奥行き、高さのトレーサイズ情報を、トレーの識別番号、トレーの名称などと紐付けて(関連付けて)、記憶部にトレー情報として記憶させる。
トレーデータ登録モードにおいて、トレー毎に上記トレー登録処理を行い、記憶部に複数のトレー情報が記憶される。上記記憶部は、包装装置に設けられてもよいし、通信可能の接続されたコンピュータの記憶部であってもよい。
次に、記憶部に登録されている複数のトレー情報の中から、トレーサイズ検出部により検出されたトレーのサイズに近いトレーを抽出する処理について説明する。
トレーの選択範囲を、全トレー指定に設定する。本実施形態では、例えば、トレーの幅と奥行きを考慮して、上記抽出処理を行う
まず、トレーが商品データに紐付けられていないPLU(ルックアップテーブル)を作成する。制御部61は、記憶部からPLUを呼び出す。そして、トレーが載置部に載置された場合、制御部61は、記憶部に記憶されている複数のトレー情報(トレーサイズを含む)から、トレーサイズ検出部により検出されたトレーのサイズ(幅、奥行き、必要に応じて高さ)に近いトレーサイズに対応するトレー情報を複数抽出する。
詳細には、記憶部に記憶された複数個、例えば50個のトレー情報(第1の選択範囲)の中から、トレーサイズ検出部により検出されたトレーのサイズに近い、複数個、例えば最大5つ(予め規定された最大個数まで)のトレー情報を抽出する。
店舗などで包装装置を使用する場合、トレーデータ登録モードを使用することで所定期間(例えば、1週間程度)経過した場合、商品とその商品に用いられるトレーの組み合わせ、つまり、商品情報とトレー情報の組み合わせが大体決まってくる。
本発明の実施形態に係る包装装置100は、履歴情報として、商品情報とトレー情報を紐付けて履歴情報として記憶部に記憶する。そして、次回、商品やトレーを設定する際、商品を包装する際に、履歴情報と商品情報に基づいて、トレー情報を絞込む処理を簡単に行うことができる。
次に、図6等を参照しながら、本発明の実施形態に係る包装装置100の動作の一例を説明する。詳細には、記憶部に複数のトレー情報が登録されており、これから包装する商品の商品情報と、包装に用いられるトレーを設定するトレーデータ登録モード時の包装装置の動作の一例を説明する。
ステップS11において、初期設定を行う。本実施形態では、制御部61は、初期設定として、例えば、記憶部に新規にトレー情報を登録する処理などを行う。詳細には、図7に示したように、トレー設定画面が操作表示部610の表示部612に操作可能に表示される。トレー設定画面では、トレーの識別情報(例えば、T00001など)、トレーの名称(例えば、ABCDEFなど)が設定される。また、上述したように、トレーサイズ検出部150により検出したトレーのサイズ(幅、高さ、奥行き)が設定される。そして、記憶部にそれらトレーの識別情報、トレーの名称、トレーサイズなどが関連付けられてトレー情報として記憶される。
包装装置の記憶部には、複数のトレー情報が、トレーマスタ(トレーデータベース)として記憶されている。
ステップS12において、操作者により、トレーと紐付けられる商品情報を入力する場合に、操作表示部610の入力部611から商品情報(例えば、生さんま、牛肉等)が制御部61へ入力される。
ステップS13において、操作者は、載置部12に商品情報と紐付けるトレーを載置部12に載置する。トレーサイズ検出部150は、載置部12に載置されているトレーのトレーサイズを検出し、トレーサイズを含む検出信号を制御部61に入力する。制御部61は、その検出信号に基づいて載置部12に載置されたトレーのトレーサイズを得る。
ステップS14において、制御部61は、トレーサイズ検出部150により検出されたトレーのトレーサイズに基づいて、そのトレーサイズと同じ又は誤差範囲内のサイズに対応するトレー情報を、記憶部に記憶されている第1の選択範囲の複数のトレー情報から1つだけ特定(選択)することが可能か否かを判別し、1つのトレー情報を選択可能(特定可能)である場合に、ステップS15の処理に進み、1つのトレー情報を選択可能(特定可能)でない場合、ステップS16の処理に進む。本実施形態では、第1の選択範囲には、例えば、記憶部に記憶されている全てのトレー情報が含まれている。
ステップS15において、制御部61のトレー選択部605は、トレーサイズ検出部150により検出されたトレーのトレーサイズに基づいて、複数のトレー情報の中からトレー情報を選択(特定)し、特定したトレー情報を記憶部に記憶する処理を行い、ステップS18の処理に進む。
ステップS16において、制御部61のトレー選択部605は、第1の選択範囲から、検出されたトレーサイズに近い値の複数のトレー情報の候補を選択可能に操作表示部610の表示部612に表示する処理を行う。
ステップS17において、制御部61は、操作者(オペレータ)の操作により、操作表示部610の入力部611からの入力信号に基づいて、所定のトレー情報を選択し、選択されたトレー情報を記憶部に記憶し、ステップS18の処理に進む。
ステップS18において、制御部61の紐付部606は、特定されたトレー情報と商品情報を紐付けて(関連付けて)、履歴情報として記憶部に記憶する処理を行う。
詳細には、図8に示したように、例えば、トレー設定画面上に、ポップアップ画面が表示される。この設定画面は、商品情報とトレー情報とを関連付ける設定を行うための画面である。図8に示した設定画面では、商品毎に、商品の品番(品番情報)、商品名(品名)、1つ又は複数のトレーの識別情報を関連付けて記憶部に記憶することができる。
ステップS19において、制御部61のトレー絞込部604は、入力された商品情報(必要に応じて商品情報及び履歴情報)に基づいて、記憶部に記憶されている第1の選択範囲の複数のトレー情報から、それよりも少ない選択候補数の第2の選択範囲の複数のトレー情報へ絞り込む絞込処理を行い、その絞り込まれたトレー情報を第2の選択範囲として記憶部に記憶する処理を行う。第2の選択範囲は、第1の選択範囲よりも少ない選択候補数である。
次に、図9等を参照しながら、本発明の実施形態に係る包装装置100の包装モード時の動作の一例を説明する。詳細には、記憶部に複数のトレー情報が登録されており、これから包装する商品の商品情報と、包装に用いられるトレーとを設定し、包装処理を行う動作の一例を説明する。
ステップS31において、初期設定を行う。本実施形態では、制御部61は、初期設定として、例えば、実際にこれから行われる包装に用いられるトレーのトレー情報を登録する処理などを行う。詳細には、図10に示した設定画面には、日付701、商品名702(生さんま等)、商品コード703、商品の内容量704、内容量の単位705、風袋量706、商品の重さ707(質量)、単価708、値段709、商品の加工日710、賞味期限711、ラベル発行部により発行されるラベルのイメージ712、更新日時情報713など、各種設定項目や各情報が適宜設定可能に表示されている。ラベルのイメージ712には、例えば、販売促進画像(「今が旬です!」など)、商品名、加工日、賞味期限、商品コードを示すバーコード(2次元コードであってもよい)、本体価格、加工者の名称、加工者の住所、などが表示されている。
また、図10に示した設定画面には、トレー設定画面721が表示されており、詳細には、トレーの名称、トレーの識別番号(トレー情報)が表示されている。そのトレーの設定画面721の下には、商品情報設定欄722(例えば生さんま等)が設定可能に表示されている。また、図10に示した設定画面には、商品情報設定欄722の下部に、第2の選択範囲のトレー情報の一覧表示部723や、その他ボタン726が設けられている。一覧表示部723には、第2の選択範囲の複数のトレー情報724、725が表示される。
その他ボタン726は、選択候補として、第2の選択範囲の複数のトレー情報の中に、実際に載置部12に載置されたトレーに対応するトレー情報が含まれていない場合に、操作者により操作される。制御部は、その他ボタン726が操作された場合、第2の選択範囲内に、実際に載置部12に載置されたトレーに対応するトレー情報が含まれていないと判断し、例えば、第1の選択範囲のトレー情報を選択可能に表示する処理を行う。第1の選択範囲は、第2の選択範囲より多い選択候補数であり、記憶部に記憶されている全トレー情報、又は一部分のトレー情報が含まれている。
ステップS32において、これから包装装置で包装する包装対象の商品の商品情報(例えば、生さんま、牛肉等)が、操作者により、操作表示部610の入力部611から入力され、その信号が制御部61へ入力される。
ステップS33において、操作者により載置部12にトレーが載置される。トレーサイズ検出部150は、載置部12に載置されているトレーのトレーサイズを検出し、トレーサイズを含む検出信号を制御部61に入力する。制御部61は、その検出信号に基づいて載置部12に載置されたトレーのトレーサイズを得る。
ステップS34において、制御部61(切替手段603)は、トレーサイズ検出部150により検出されたトレーのトレーサイズに基づいて、そのトレーサイズと同じ又は誤差範囲内のサイズに対応するトレー情報を、第2の選択範囲の複数のトレー情報の中から1つだけ特定(選択)することが可能か否かを判別し、1つのトレー情報を選択可能(特定可能)である場合に、ステップS35の処理に進み、1つのトレー情報を選択可能(特定可能)でない場合、ステップS36の処理に進む。また、図10に示したように、設定画面に上記第2の選択範囲の複数のトレー情報を選択可能に表示し、操作者の操作によりトレー情報が選択された(特定された)場合に、ステップS35の処理に進み、図10のその他ボタン726が操作された場合に、ステップS36の処理に進んでもよい。
ステップS35において、制御部61のトレー選択部605は、トレーサイズ検出部150により検出されたトレーのトレーサイズに基づいて、複数のトレー情報の中からトレー情報を選択(特定)し、特定したトレー情報を記憶部に記憶する処理を行い、ステップS38の処理に進む。
ステップS36において、制御部61は、第1の選択範囲及び第2の選択範囲の中から、上記トレーサイズ検出部150により検出されたトレーサイズに近い複数のトレーを選択候補として、選択可能に操作表示部610の表示部612に表示する処理を行う。
ステップS37において、制御部61は、操作者(オペレータ)の操作により、操作表示部610の入力部611からの入力信号に基づいて、所定のトレー情報を選択し、選択されたトレー情報を記憶部に記憶し、ステップS38の処理に進む。
なお、上記ステップS36、S37において、図11に示したようにトレー選択画面PDを表示してもよい。詳細には、図11は、図10に示した設定画面のその他ボタン726が操作されたときに、操作表示部に表示されるトレー選択画面PD(ポップアップ画面)の一例を示している。このトレー選択画面PDには、第1の選択範囲PD10と、第2の選択範囲PD20とが表示されている。第2の選択範囲PD20には、第2の選択範囲内のトレー情報PD21、PD22が選択可能に表示されている。第1の選択範囲PD10には、第2の選択範囲内のトレー情報PD11、PD12、PD13、PD14が選択可能に表示されている。各トレー情報には、トレー識別情報、トレー名称などが表示されている。
そして、トレー選択画面PDから、操作者により、実際に載置部に載置されているトレーに対応するトレー情報が選択された場合、制御部は、その選択されたトレー情報を、載置部に載置されているトレーに対応するトレー情報として設定する。
また、トレー選択画面PDには、上記第1の選択範囲及び第2の選択範囲に、実際に載置部に載置されているトレーに対応するトレー情報がない場合に操作される、その他ボタンPD31が操作可能に表示されている。その他ボタンPD31が操作された場合、制御部は、例えば、記憶部に記憶されている全トレー情報を選択可能に操作表示部に表示する。そして、その複数のトレー情報の中から操作者により選択されたトレー情報を、実際に載置部に載置されたトレーに対応するトレー情報として設定する。
ステップS38において、制御部61の紐付部606は、特定されたトレー情報と商品情報を紐付けて(関連付けて)、履歴情報として記憶部に記憶する処理を行う。詳細には、制御部61は、商品毎に、商品の品番(品番情報)、商品名(品名)、1つ又は複数のトレーの識別情報を関連付けて記憶部に記憶する。
ステップS39において、制御部61は、記憶部から読み出したトレー情報に基づいて、実際に、トレー上に載置された商品を被包装物として包装部により包装する処理を行う。詳細には、包装処理では、トレー情報に基づいて、包装用フィルムの長さ、包装用フィルムの張り等が最適に調整され、きれいな包装を行うことができる。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る包装装置100は、トレーに載置された商品を、前記トレーに関するトレー情報に基づいて包装する。この包装装置100は、少なくともトレーの識別情報とトレーサイズが関連付けられたトレー情報を複数記憶する記憶部60と、載置部12に載置されたトレーのトレーサイズを検出するトレーサイズ検出部150と、トレーサイズ検出部150により検出されたトレーサイズに基づいて、記憶部60に記憶されている第1の選択範囲の複数のトレー情報の中から前記トレーサイズに対応するトレー情報を選択する第1手段601、又は、前記トレーサイズ検出部により検出されたトレーサイズに基づいて、第1の選択範囲よりも少ない選択候補数の第2の選択範囲の複数のトレー情報から前記トレーサイズに対応するトレー情報を選択する第2手段602を、切り替える切替手段603とを有する。そして、切替手段603により切り替えられた第1手段601、又は第2手段602によりトレー情報を選択する。
すなわち、簡単な構成で、複数のトレー情報から、載置部に載置されたトレーのサイズに基づいて、その載置部に載置されたトレーに対応するトレー情報を高精度に特定し、そのトレー情報に基づいてフィルムの張りの強さなどを高精度に調整し、きれいに包装処理を行う包装装置を提供することができる。
また、本発明の実施形態に係る包装装置100は、商品情報を入力する入力部611(操作表示部610)を有し、この入力部611(操作表示部610)により入力された商品情報と、トレー選択部605により選択されたトレー情報とを関連付けて記憶部60に履歴情報として記憶させる紐付部606を有する。
また、本発明の実施形態に係る包装装置100のトレー絞込部604は、入力部611から入力された商品情報と、記憶部60に記憶されている履歴情報の商品情報及びトレー情報に基づいて、記憶部60に記憶されている、第1の選択範囲内の複数のトレー情報から、それ(第1の選択範囲内の複数のトレー情報)よりも少ない第2の選択範囲の複数のトレー情報へ絞り込む絞込処理を行う。
すなわち、例えば、店舗などで包装装置を所定期間以上使用している場合、商品とその商品に使用するトレーとの組み合わせが略同じパターンに決まってくる。つまり、本発明の実施形態に係る包装装置では、記憶部に記憶されている履歴情報と、入力部により入力された商品情報に基づいて、記憶部に記憶されているトレー情報から少数のトレー情報へ絞込み、トレー選択部605が、トレーサイズ検出部により検出されたトレーサイズに基づいて、その少数のトレー情報から、載置部12に載置されたトレーに対応するトレー情報を高精度に特定することができる。
また、本発明の実施形態に係る包装装置100は、表示部612を有する。包装装置100のトレー選択部605は、トレーサイズ検出部150により検出されたトレーサイズに基づいて、当該トレーサイズに対応するトレー情報を選択する。
また、トレー選択部605は、第1の選択範囲または第2の選択範囲に含まれる複数のトレー情報に、載置部12に載置され、トレーサイズ検出部150により検出された、トレーのサイズに対応するトレー情報が存在しない場合、第1の選択範囲に含まれるトレー情報または第2の選択範囲に含まれるトレー情報から、トレーサイズ検出部150で検出されたトレーのサイズに基づいて、トレー選択部により抽出した複数のトレー情報を選択可能に表示部612に表示する処理を行う。
すなわち、検出されたトレーサイズに基づいて、トレー情報を絞り込めない場合に、トレー選択部605により抽出した複数のトレー情報を選択可能に表示部612に表示するので、操作者(オペレータ)がその候補の複数のトレー情報の中から、載置部12に載置されたトレーに対応するトレー情報を選択することで、所定のトレー情報を容易に特定することができる。また、その特定されたトレー情報を商品情報と関連付けて履歴情報として記憶部に記憶することで、次回その履歴情報に基づいて、高精度にトレー情報特定処理を行うことができる。
なお、上述した実施形態では、候補のトレー情報の中から操作者(オペレータ)によりトレー情報が選択されたが、この実施形態に限られるものではなく、例えば、載置部12に載置されたトレーのトレーサイズを、新規のトレー情報として記憶部60に記憶してもよい。
また、上述した実施形態では、載置部12に載置され、トレーサイズ検出部150により検出されたトレーのトレーサイズに基づいて、上記絞込処理を行うことができない場合、複数のトレー情報の候補を選択可能に表示したが、この実施形態に限られるものではなく、例えば、トレーサイズ検出部150で検出されたトレーサイズに対応するトレーが存在しない場合、包装装置100の制御部は、第1の選択範囲に含まれる複数のトレー情報から特定した1つのトレー情報に基づいて被包装物を包装する処理を行ってもよい。すなわち、操作者(オペレータ)による選択作業を行うことなく、素早く包装処理を行うことができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
なお、上記図10に示したその他ボタン726、図11に示したその他ボタンPD31に関し、そのボタンが操作された場合、制御部61は、包装装置の記憶部に記憶されているトレーサイズに対応するトレー情報を読み出して、そのトレー情報を選択可能に表示されてもよいし、その中にない場合には、さらに通信可能に接続された上位サーバ(コンピュータ)に、上記トレーサイズに対応するトレー情報を問い合わせ、上位サーバからそのトレーサイズに対応するトレー情報を取得してもよい。
また、例えば、上記図10に示したその他ボタン726、図11に示したその他ボタンPD31の隣、又は近傍に、“そのまま包装ボタン”が操作可能に表示されていてもよい。制御部61は、“そのまま包装ボタン”が操作された場合、制御部61は、トレー検出手段が検出したトレーサイズに従って、包装処理を行ってもよい。
12…載置部
60…記憶部
61…制御部(CPU)
100…包装装置
150…トレーサイズ検出部
601…第1手段
602…第2手段
603…切替手段
604…トレー絞込部
605…トレー選択部
606…紐付部
610…操作表示部
611…入力部
612…表示部

Claims (4)

  1. トレーに載置された商品を、前記トレーに関するトレー情報に基づいて包装する包装装置であって、
    少なくともトレーの識別情報とトレーサイズが関連付けられたトレー情報を複数記憶する記憶部と、
    載置部に載置されたトレーのトレーサイズを検出するトレーサイズ検出部と、
    前記トレーサイズ検出部により検出されたトレーサイズに基づいて、前記記憶部に記憶されている第1の選択範囲の複数のトレー情報の中から前記トレーサイズに対応するトレー情報を選択する第1手段、又は、前記トレーサイズ検出部により検出されたトレーサイズに基づいて、前記第1の選択範囲よりも少ない選択候補数の第2の選択範囲の複数のトレー情報から前記トレーサイズに対応するトレー情報を選択する第2手段を切り替える切替手段と、を有し、
    前記切替手段により切り替えられた前記第1手段、又は前記第2手段によりトレー情報を選択することを特徴とする包装装置。
  2. 商品情報を入力する入力部を有し、
    前記入力部により入力された商品情報と、前記選択されたトレー情報とを関連付けて前記記憶部に履歴情報として記憶させる紐付部を有することを特徴とする請求項1に記載の包装装置。
  3. 前記入力部から入力された商品情報と、前記記憶部に記憶されている履歴情報の商品情報及びトレー情報に基づいて、前記記憶部に記憶されている前記第1の選択範囲内の複数のトレー情報から、それよりも少ない選択候補数の第2の選択範囲の複数のトレー情報へ絞り込む絞込処理を行うトレー絞込部を有することを特徴とする請求項2に記載の包装装置。
  4. 表示部と、
    前記トレーサイズ検出部により検出されたトレーサイズに基づいて、当該トレーサイズに対応するトレー情報を選択するトレー選択部とを有し、
    前記トレー選択部は、前記第1の選択範囲または前記第2の選択範囲に含まれる複数のトレー情報に、前記トレーサイズ検出部により検出されたトレーのサイズに対応するトレー情報が存在しない場合、前記第1の選択範囲に含まれるトレー情報または前記第2の選択範囲に含まれるトレー情報から、前記トレーサイズ検出部で検出されたトレーのサイズに基づいて、前記トレー選択部により抽出した複数のトレー情報を選択可能に前記表示部に表示する処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の包装装置。
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