JP6804079B2 - ラベル貼付装置、及び包装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ラベル貼付装置、及び包装装置に関する。
従来、一般的な底貼りラベルプリンタの機構は、被貼付物の商品を搬送する商品搬送用コンベアと、その商品搬送用コンベアの搬送面よりも下方に配置され、印字されたラベルを、商品搬送用コンベアの搬送面まで搬送する、傾斜した搬送部を有するラベル搬送用コンベアとを有する。この装置では、ラベルの搬送を一つの搬送装置で行う。
従来、一般的な底貼りラベルプリンタの機構は、所定長さのラベルを搬送して商品の底面にラベルを貼付する(例えば、特許文献1参照)。
また、このラベルプリンタでは、搬送されてくる商品のタイミングに合わせて、所定の項目を印字したラベルがラベル搬送用コンベアにより搬送され、商品搬送用コンベアにより搬送される商品の底面(下面)に貼付される(ラベルなで貼り方式)。
特許第4493788号公報
しかしながら、従来の底貼りラベルプリンタは、予め規定された所定長さのラベルを搬送して、商品の底面にラベルを貼付する機構を有するものであり、例えば、ラベルに印字されるデータ量に応じてラベル発行方向の長さが可変長になる台紙レスラベルを用いて商品の底面にラベル底貼する場合、印字するデータ量によっては規定長さ以上のラベルが発行される場合があり、従来技術そのままの機構では、可変長に発行されるラベルを商品の底面に貼付するのが困難であった。また、所定長さのラベルを用いて底貼りを行う場合であったとしても、食品表示法等の改正によってはラベルに印字しなければならない情報(データ量)が多い場合が想定され、このような場合には規定長さ以上のラベルに変える必要があるが、従来技術そのままの機構では、印字するラベルを規定長さ以上のラベルに変更することが困難であった。
また、底貼り(下貼り)ラベルプリンタにおいて、沢山の商品の底面にラベル貼付する場合、商品の底部にラベルを貼付可能な処理数の向上が望まれている。
本発明のラベル貼付装置は、少なくとも以下の構成を具備するものである。
一方面が印字面、他方面が粘着面からなるラベル用紙を巻回したラベルロールを繰り出し、該繰り出したラベル用紙の粘着面が上向きとなるように枚葉状のラベルを発行し、被貼付物の底面にラベルを貼付させるラベル貼付装置であって、
第1ラベル搬送部と、
第2ラベル搬送部と、
第1検出部と、
第2検出部と、
制御部とを有し、
前記第1ラベル搬送部は、前記発行されたラベルを、当該ラベルの印字面側を保持した状態で、搬送面に沿って搬送方向の上流から下流側の前記第2ラベル搬送部へ搬送可能、及びラベルを前記第1ラベル搬送部の下流側端部の一時待機位置で、当該ラベルの下流側端部が前記第1ラベル搬送部の下流側端部よりも搬送方向下流側へはみ出ないように待機可能であり、
前記第2ラベル搬送部は、前記発行されたラベルの粘着面の略全領域を上方に向けて露出させた状態で、前記被貼付物の底面にラベルを貼付するためのラベル待機位置に、前記ラベルを保持し待機させるラベル貼付待機領域部を備え、前記第1ラベル搬送部からラベルを受け取り、前記受け取ったラベルの印字面側を保持した状態で前記ラベル待機位置まで搬送するとともに、当該ラベルを前記ラベル貼付待機領域部の前記ラベル待機位置で保持可能であり、
前記第1検出部は、前記第1ラベル搬送部の搬送下流側端部に設けられ、当該第1ラベル搬送部の前記一時待機位置においてラベルの存否を検出し、
前記第2検出部は、前記第2ラベル搬送部の前記ラベル待機位置においてラベルの存否を検出し、
前記制御部は、前記第1検出部による検出結果及び前記第2検出部による検出結果に基づいて前記第1ラベル搬送部の制御を行うと共に、前記第1検出部による検出結果及び前記第2検出部による検出結果に基づいて前記第2ラベル搬送部の制御を行うことを特徴とする。
また、本発明の包装装置は、上記発明のラベル貼付装置を備え、そのラベル貼付装置と通信回線を介して通信可能に接続された包装装置側制御部を有する。
本発明によれば、印字情報量に応じて可変長となる台紙レスラベルや規定長さ以上のラベルであったとしても、高効率で、商品の底面等の所定の面に正しく貼付可能な、簡単な構造のラベル貼付装置を提供することができる。
また、本発明によれば、短時間に商品の底面等の所定の面にラベルを貼付処理可能な処理数が多いラベル貼付装置を提供することができる。
また、本発明によれば、上記ラベル貼付装置を備えた包装装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るラベル貼付装置の一例を示す部分透視斜視図。 本発明の実施形態に係るラベル貼付装置の一例を示す部分透視正面図。 本発明の実施形態に係るラベル貼付装置の一例を示す図、(a)はラベル貼付装置の平面図、(b)〜(f)はラベル貼付装置により発行及び搬送されるラベルの一例を示す図。 ラベル貼付装置の要部の一例を示す正面図。 ラベル貼付装置の一例を示す斜視図。 ラベル貼付装置の第1ラベル搬送部と第2ラベル搬送部等の一例を示す平面図。 ラベル貼付装置の第1ラベル搬送部、第2ラベル搬送部、負圧生成部等の一例を示す図。 第1ラベル搬送部と第2ラベル搬送部の間に設けられる連結部材の一例を示す図、(a)は連結状態、(b)は非連結状態を示す図。 商品にラベルを貼付する動作の一例を示す図、(a)はラベル待機位置のラベルが商品の底部に貼付される前の状態を示す図、(b)は商品の底面にラベルが貼付された状態の一例を示す図。 本発明の実施形態に係るラベル貼付装置と包装装置の一例を示す図。 本発明の実施形態に係るラベル貼付装置と包装装置の電気的な機能ブロックの一例を示す図。 ラベルの一例を示す図、(a)は商品に貼付される上貼り用ラベルの一例を示す図、(b)は商品に貼付される底貼り用ラベルの一例を示す図。 ラベル貼付装置の動作の一例を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係るラベル貼付装置の動作の一例を示す図、(a)は初期のラベル発行直後の状態を示す図、(b)は第1ラベル搬送部によるラベル搬送の動作を説明するための図。 本発明の実施形態に係るラベル貼付装置の動作の一例を示す図、(a)は第1ラベル搬送部から第2ラベル搬送部へラベルが移動した状態の一例を示す図、(b)は第1ラベル搬送部の一時待機位置にラベルが吸着保持され、且つ第2ラベル搬送部の待機位置にラベルが吸着保持され、第1ラベル搬送部及び第2ラベル搬送部が停止した状態を示す図。 本発明の実施形態に係るラベル貼付装置の動作の一例を示す図、(a)は第2ラベル搬送部のラベル待機位置のラベルが商品の底部に貼付された後、そのラベルが取り除かれた状態、(b)は第1ラベル搬送部の一時待機位置のラベルが第2ラベル搬送部のラベル待機位置に移動して吸着保持され、次に発行されたラベルが第1ラベル搬送部の一時待機位置に移動して吸着保持された状態の一例を示す図。
本発明の実施形態に係るラベル貼付装置は、一方面が印字面、他方面が粘着面からなるラベル用紙を巻回した台紙レスラベルロールから繰り出されたラベル用紙(台紙レスラベル用紙)に印字を行い、粘着面が正対視上向きとなる枚葉状のラベル(台紙レスラベルともいう)を発行する。ラベル貼付装置は、ラベル搬送手段として第1ラベル搬送部(傾斜搬送用ラベル搬送部)、及び第2ラベル搬送部(水平搬送用ラベル搬送部)、並びにラベルの印字面側を搬送面に吸着保持する吸着保持部を有する。第1ラベル搬送部は、搬送方向の上流から下流側に亘り水平面に対して傾斜した搬送面を有し、ラベルを搬送面に沿って下流側へ搬送する。第2ラベル搬送部は、第1ラベル搬送部から搬送されたラベルを受け取り、受け取ったラベルの印字面側を吸着保持部により水平面と平行な搬送面に吸着保持した状態でラベル待機位置まで搬送するとともに、そのラベルをラベル待機位置(ラベル貼付待機領域部)で保持する。
また、ラベル貼付装置は、第1ラベル搬送部のラベルの存否を検出する第1検出部と、第2ラベル搬送部のラベルの存否を検出する第2検出部と、制御部とを有する。制御部は、第1検出部でラベルを検出し且つ第2検出部でラベルが検出された場合に第1ラベル搬送部及び第2ラベル搬送部を停止し、第1検出部でラベルが検出され且つ第2検出部でラベルが検出されない場合に、第1ラベル搬送部及び第2ラベル搬送部を作動する。
以下、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置、及び包装装置を、図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態は図示の内容を含むが、これのみに限定されるものではない。尚、以後の各図の説明で、既に説明した部位と共通する部分は同一符号を付して重複説明を一部省略する。
本実施形態では、ラベル貼付装置は、可変長の台紙レスラベル(ライナレスラベル)を発行し、被貼付物としての商品の下面(底面)などの所定の面にラベルを貼付するラベル下貼り装置(ラベル底貼り装置)を説明する。ラベルの底貼り(下貼り)の種類としては、おきばり、なでばり等があるが、本実施形態では、おきばり用のラベル貼付装置を説明する。おきばりとは、ラベルの粘着面が上面、印字面が下面となるように配置されたラベルに対して、ユーザ(操作者)が商品の底部などの所定の面等をラベルの粘着面に当接して、ラベルを商品の底面などに貼付する態様である。ラベル貼付装置をラベル発行装置ともいう。
図1〜図7に示したように、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置100は、略直方体形の筐体部101内に、台紙レスラベルロールRを回転自在に支持するロール支持部102が設けられており、台紙レスラベルロールRを収容している。台紙レスラベルロールRは、一方面が印字面b、他方面が粘着面aからなるラベル用紙LAが巻回した構造を有する。尚、図1、図2では、筐体部101の内部に収容されている構成要素の一部分を透過して示している。
また、筐体部101は、内部に印字部7(プリンター部)、カッタユニットCU、ラベル押圧ファン14F、ラベル搬送部200などを有する。本実施形態では、ラベル搬送手段としてのラベル搬送部200は、無端ベルトや回転軸(プーリ)などにより構成されるコンベア等の第1ラベル搬送部210(傾斜搬送用ラベル搬送部)、及びコンベア等の第2ラベル搬送部220(水平搬送用ラベル搬送部)を有する。台紙レスラベルロールRから引き出されたラベル用紙LAは、回転軸103を介して印字部7に入力される。各ラベル搬送部の詳細な構成について後述する。
印字部7は、印字ヘッド8、プラテンローラ8a(第1プラテンローラ)、サブプラテンローラ8b(第2プラテンローラ)などを有する。カッタユニットCUは、切断部10としての可動刃10a及び固定刃10b(カッタ)を有する。切断部10は、制御部の制御により印字情報量に応じた長さ(可変長)にラベル用紙を切断する。また、筐体部101の内部には、潤滑油を貯蔵するタンクTCが設けられており、タンクTCから給油管(不図示)を介して切断部10の固定刃や可動刃に潤滑油が塗布されるように、ラベル貼付装置が構成されている。
ラベル押圧ファン14Fは、カッタユニットCUの開口部のラベル発行口付近の下流側近傍に設けられており、発行された枚葉状のラベルLに上方から下方へ搬送面に向かって送風することにより、枚葉状のラベルの反り上がりによる正規の軌道からのズレを防止する。
また、ラベル押圧ファン14Fの側面の下側部分には、枚葉状のラベルの反り上がりを物理的に規制する傾斜部材145が設けられている。傾斜部材145の表面は、粘着層を有するラベルの付着の防止や、粘着剤の付着を防止するために、非粘着性を有することが好ましい。また、例えば、傾斜部材145の表面にフッ素樹脂加工により形成されたフッ素樹脂層を設ける、非粘着性材料により傾斜部材145を形成する、傾斜部材145の表面を凹凸形状にする、などにより非粘着性を実現してもよい。
また、各ラベル搬送部の搬送面上には、ラベルやラベルの粘着剤の付着を防止するために、非粘着部材NAを設けることが好ましい。非粘着部材NAも同様に、表面にフッ素樹脂加工により形成されたフッ素樹脂層を設ける、非粘着性材料により非粘着部材NAを形成する、非粘着部材NAの表面を凹凸形状にする、などにより非粘着性を実現してもよい。
発行された枚葉状のラベルは、ラベル搬送部200により、筐体部101の上部の略中央部に設けられたラベル貼付待機領域部277(ラベル貼付待機領域227a)のラベル待機位置PBに搬送され、搬送面に吸着保持された状態で待機する。ラベル貼付待機領域227aは、軸221と軸222の間の略矩形状の領域である。筐体部101のラベル待機位置PBの周囲には、複数のローラ105が配置されている。例えば、ラベル待機位置PBに配置されているラベルに対して、商品の底面などを当接させてラベルを貼付した後、商品を搬送方向下流側の次の搬送路などへ移動させる場合、複数のローラ105が回転可能に配置されているので、商品移動時の摩擦抵抗が小さい。
尚、ユーザ(操作者)は、商品にラベルを貼付した後、商品を持ち上げて、所定の商品保管場所へ載置してもよい。
また、筐体部101の第2ラベル搬送部220の搬送下流側には、矩形状の可動部材106が設けられている。この可動部材106は、上流側端部が筐体部101に軸支されており、通常時には上面が水平状態となっており、上面を下方へ加圧時に、下流側端部106tが下方へ移動して傾斜状態となる。上面への加圧がなくなった場合、付勢部(不図示)により可動部材106の上面が水平状態に戻るように構成されている。
例えば、比較的長い可変長のラベルが発行された場合、詳細には、ラベルの端部が可動部材106の下流側端部106tに位置するほど長い可変長のラベルが発行された場合、可動部材106の上面部分が拡張ラベル貼付待機領域277bとして機能する。すなわち、ラベル貼付待機領域277aと拡張ラベル貼付待機領域227bを合わせた比較的広い領域がラベル貼付待機領域部277となる(図3、図6等参照)。このラベル貼付待機領域部277のラベル待機位置PBに長いラベルが待機している場合であっても、長いラベルを被貼付物へ容易に正確に貼付することができる。また、ラベル貼付後、商品を搬送方向下流側の次の搬送路などへ移動させる場合、商品の押圧により可動部材106が傾斜状態となり、商品を簡単に下流側へ移動させることができる。
また、筐体部101の上面には、ラベル待機位置PBと略同じ高さの矩形状の平坦部101k、ラベル待機位置PBよりも一段低い高さの平坦部101Lが設けられている。ユーザ(操作者)が商品を手に持ち、商品の底面等をラベル待機位置ラベルに押し付けてラベルを貼付する際に、商品と平坦部101Lとの間にユーザ(操作者)の指などが入るスペースが確保される構造となっている。すなわち、商品の底面側にラベルを貼付し易い構造となっている。
詳細には、図3(a)に示したように、ラベル貼付装置100の筐体部101の上面には、平坦部101L、平坦部101k、略中央部に配置された第2ラベル搬送部220、第2ラベル搬送部220のラベル待機位置PBよりも搬送下流側の位置(図3の右側位置)に設けられた矩形状の可動部材106、第2ラベル搬送部220や可動部材106の周囲に回転自在に設けられたローラ105などが形成されている。
また、図3(a)、図4、図5、図6に示したように、第2ラベル搬送部220には、所定間隔だけ離れて回転自在に架設された軸221及び軸222と、複数の無端ベルト223A〜223Dなどを有する。一対の軸221、軸222にはそれぞれプーリが設けられており、複数の無端ベルト223(223A〜223D)が一対の軸221,222のプーリ間に張設されている。
また、図6に示したように、第2ラベル搬送部の無端ベルト223を回転駆動させる駆動モータ12Mの回転軸12RAの先端部に設けられたプーリ12Pと、軸222との間には、無端ベルト223Tが張設されており、駆動モータ12Mの動力により無端ベルト223が回転可能に構成されている。
また、第2ラベル搬送部220の搬送面220aの所定位置(略中央部)には、発光部や受光部等で構成された第2検出センサ22が設けられている。第2検出センサ22は、第2ラベル搬送部220の搬送面220a上のラベル待機位置PBにおけるラベルLの存否を検出する。
第3検出センサ23は、第2ラベル搬送部220の搬送面220aにおいて、第2検出センサ22よりも所定距離だけ搬送上流側の位置(図3の左側位置)に設けられている。第3検出センサ23は、例えば、発光部や受光部等で構成されている。第3検出センサ23は、第1ラベル搬送部210から第2ラベル搬送部220へラベルLが搬送されたか否かを検出する。また、第3検出センサ23の配置位置は、第2ラベル搬送部220のラベル待機位置の上流側上限位置を規定する。
本発明の実施形態に係るラベル貼付装置は、例えば、図3(b)〜図3(f)に示したように、各種サイズの台紙レスラベルを発行可能に構成されている。詳細には、図3(b)〜図3(d)に示したように、ラベルの幅(ラベル搬送方向に直交する方向の幅)が異なるラベルL1〜L3を発行可能である。本実施形態では、第2ラベル搬送部では、無端ベルト223A〜223Dが規定された間隔で並んで配置されており、幅の異なる各ラベルL1、L2、L3が発行される場合であっても、少なくとも2つ以上の無端ベルトにて、そのラベルL1〜L3を搬送可能に構成されている。
また、図3(b)、図3(e)、図3(f)に示したように、ラベルの印字面に印字される印字情報量に応じてラベル搬送方向の長さが可変長となる台紙レスラベルL1、L4、L5等を発行可能である。
図5、図6に示したように、第1ラベル搬送部210には、所定間隔だけ離れて回転自在に架設された軸211及び軸212と、複数の無端ベルト213A〜213Dなどを有する。一対の軸211、軸212にはそれぞれプーリが設けられており、複数の無端ベルト213(213A〜213D)が一対の軸211,212のプーリ間に張設されている。
また、図6に示したように、第1ラベル搬送部210の無端ベルト213を回転駆動させる駆動モータ11Mの回転軸11RAの先端部に設けられたプーリ11Pと、軸211との間には、無端ベルト213Tが張設されており、駆動モータ11Mの動力により無端ベルト223が回転可能に構成されている。
また、第1ラベル搬送部210の搬送面210aの下流側位置には、発光部や受光部等で構成された第1検出センサ21が設けられている。第1検出センサ21は、第1ラベル搬送部210の搬送面210a上の一時待機位置PAにおけるラベルLの存否を検出する。詳細には、第1検出センサ21の配置位置は、第1ラベル搬送部210の一時待機位置PAの下流側下限位置を規定する。
また、図5、図6、図7等に示したように、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置100の吸着保持部は、ラベルLの印字面側を第1ラベル搬送部210の搬送面210aや第2ラベル搬送部220の搬送面220aに吸着保持可能に構成されている。詳細には、吸着保持部は、隔壁131k、第1ラベル搬送部210、第2ラベル搬送部220により囲まれる負圧室131と、第1ラベル搬送部210の搬送面210aや第2ラベル搬送部220の搬送面220aに設けられた通気孔13hと、第1ラベル搬送部210の搬送面210aに対向する面側、且つ第2ラベル搬送部220の搬送面220aに対向する面側に配置され、ラベルLを第1ラベル搬送部210の搬送面や第2ラベル搬送面に吸着させる負圧を生成する負圧生成部(負圧発生源)としての吸引ファン13F,13Fを有する。
複数の通気孔13hは、各無端ベルトの間の搬送面に複数並んで配置されており、搬送されるラベルが異なるサイズであっても、搬送面に確実に吸着し易い構造となっている。
本実施形態では、図7等に示したように、遠心ファンの吸引ファン13Fを2つ並んで配置したことにより、第1ラベル搬送部210や第2ラベル搬送部220に形成された複数の通気孔13hから略均一に吸気することで、各搬送面で略均一な吸引力となるように構成されている。
図5、図6、図8に示したように、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置100は、第1ラベル搬送部210と第2ラベル搬送部220の間に、第1ラベル搬送部210と第2ラベル搬送部220を架け渡す連結部材80を備える。この連結部材80は上面にラベル摺接面80aを有する。詳細には、第1ラベル搬送部210の下流側の軸212と、第2ラベル搬送部220の上流側の軸221は、所定の隙間をあけて平行に配置されている。連結部材80は、第1ラベル搬送部210の下流側の軸212と、第2ラベル搬送部220の上流側の軸221との間に配置され、軸212と軸221とを架け渡すように設けられている。
この連結部材80は、図8(a)、図8(b)に示すように、第1ラベル搬送部210の下流側の軸212と、第2ラベル搬送部220の上流側の軸221とを連結した状態、または非連結状態とすることができる。
例えば、メンテナンス時に、図8(b)に示したように連結部材80を非連結状態とすることで、第2ラベル搬送部220と、第1ラベル搬送部210とを分離、分解して、パーツの修理や交換等のメンテナンスを容易に行うことができる。
図9は、第2ラベル搬送部220のラベル待機位置PBに吸着保持されたラベルLに商品Tの底面を押圧して、ラベルを底面に貼付する動作の一例を示す図である。
本実施形態では、ユーザU(操作者)は、商品Tを手で持ち、ラベル貼付装置の第2ラベル搬送部220のラベル待機位置PBに配置されたラベルLに商品Tの底面を押圧する、いわゆる、おきばりを行う。
ラベルLは、粘着面aが上部に、印字面bが下部に位置するように配置されているので、商品Tの底面をラベルに押圧することにより、容易にラベルを貼付することができる。
また、予め規定されたラベル待機位置PBにラベルLが保持されているので、ユーザは目視によりラベル位置を確認することでき、商品の底部の所定位置にラベルを確実に高精度に貼付することができる。
次に、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置を有する包装装置の一例を説明する。
図10に示した包装装置300には、本体部Aの正面側に操作表示部h(操作部及び表示部)が配置され、下部に商品を載置する載置部MPが設けられ、載置部には商品の質量を計量する計量部が設けられている。計量部による商品の計量後、包装装置内部に設けられた包装機構により、商品がフィルムで包装され、上貼り用ラベル発行部320により発行された上貼り用ラベルが、上貼り用ラベル貼付装置(不図示)により商品の上面に貼付される。
そして、包装装置300の本体部Aの中央部付近に商品Tが排出される。
本実施形態では、図10に示したように、包装装置300の前面左側位置に、ラベル貼付装置100が配置されている。
例えば、ユーザ(操作者)は、包装装置300から商品Tを手にとって、ラベル貼付装置100の上面中央部付近のラベル待機位置で吸着保持されている、裏貼り用ラベルに対して、商品の裏面などの所定の面を押圧することにより、商品に裏貼り用ラベルが貼付される。
尚、ラベル貼付装置100の配置位置は、任意の場所であってよい。ユーザ(操作者)により使用しやすい位置に配置されてもよい。
また、図10に示した実施形態では、包装装置300とラベル貼付装置100が別体であったが、包装装置300とラベル貼付装置100が一体型であってもよい。
また、ラベル貼付装置100は、包装装置300と協働して、商品にラベルが貼付される態様であってもよいし、包装装置なしで単独で使用される態様であってもよい。
また、図10に示した例では、商品上面に上貼り用ラベルが貼付された商品に対して、下貼り用ラベルが貼付される態様であったが、上貼り用ラベルが貼付されずに、ラベル貼付装置100により発行される下貼り用ラベルのみを商品に貼付する態様であってもよい。
図11は本発明の実施形態に係るラベル貼付装置100を有する包装装置300の電気的な機能ブロックの一例を示す図である。
ラベル貼付装置100は、制御部1(CPU)、記憶部2(ROM3、RAM4)、通信部としての通信インタフェース5(INF)、印字部用のインタフェース6、印字部7(印字ヘッド8、モータ9)、切断部10、第1搬送駆動部11、第2搬送駆動部12、吸引ファン駆動部13、ラベル押圧ファン駆動部14、ラベル剥離センサ20、第1検出センサ21(第1検出部)、第2検出センサ22(第2検出部)、第3検出センサ23(第2検出部)、などを有する。
制御部1、記憶部2、インタフェース5、印字部用のインタフェース6、第1搬送駆動部11、第2搬送駆動部12、吸引ファン駆動部13、ラベル押圧ファン駆動部14、各種センサ類(20〜23)は、通信線25により通信可能に接続されている。
制御部1は、ラベル貼付装置100の各構成要素を統括的に制御する。詳細には、制御部1は、制御用のプログラムを実行することにより、本発明に係る機能をコンピュータとしてのラベル貼付装置に実現させる。
記憶部2はROM3やRAM4などの記憶装置を有し、制御用のプログラム(PRG)や、各種データなどが記憶されている。各種データとしては、ラベルのサイズ、印字項目などラベル発行に係る情報を挙げることができる。
通信インタフェース5(INF)は、制御部1の制御により、包装装置300の通信用インタフェース回路302(INF)を介してデータ通信を行う。
印字部用のインタフェース6は、印字部7及び切断部10と、制御部1との間のインタフェースである。
印字部7は、印字ヘッド8、モータ9などを有する。印字ヘッド8は、制御部1の制御により、ラベル用紙の印字面に印字項目などを印字する。モータ9は、制御部1の制御により、プラテンローラなどを回転駆動する。
切断部10は、固定刃、可動刃、可動刃を駆動する駆動機構などを有し、制御部1の制御により、ラベル用紙を印字項目の情報量に応じた長さに切断することで、可変長のラベルを発行する。
第1搬送駆動部11は、第1ラベル搬送部210の無端ベルトを回転駆動させるための駆動モータ11Mを、制御部1の制御により駆動する。
第2搬送駆動部12は、第2ラベル搬送部220の無端ベルトを回転駆動させるための駆動モータ12Mを、制御部1の制御により駆動する。
吸引ファン駆動部13は、制御部1の制御により、第1ラベル搬送部及び第2ラベル搬送部に近設される負圧室内から空気を負圧室外へ排出させるための吸引ファン13Fを駆動するものである。
ラベル押圧ファン駆動部14は、制御部1の制御により、印字部7及び切断部10の下流側、且つ第1ラベル搬送部210の上流側の上方に設けられたラベル押圧ファン14Fを駆動する。ラベル押圧ファン14Fは、印字発行されたラベルに下方へ向けて送風することでラベルの反り上がりなどを防止し、ラベルを第1ラベル搬送部210の搬送面側に確実に吸着させる。
ラベル剥離センサ20は、印字部7及び切断部10の下流側、且つ第1ラベル搬送部210の上流側の上方に設けられ、ラベル発行口から発行されるラベルの存否を検出し、検出結果を示す信号を制御部1へ出力する。
第1検出センサ21は、第1ラベル搬送部210の上流側位置に配置され、ラベルの存否を検出し、検出結果を示す信号を制御部1へ出力する。第1検出センサ21は、一時待機位置PAの下限位置(搬送方向下流側の下限位置)に対応する位置に設けられている。
第2検出センサ22は、第2ラベル搬送部220の搬送面の略中央部に配置され、枚葉状のラベルLの存否を検出し、検出結果を示す信号を制御部1へ出力する。第2検出センサ22は、ラベル待機位置PBの上限位置(搬送方向上流側の上限位置)に対応する位置に設けられている。
第3検出センサ23は、第2ラベル搬送部220の搬送面のうち、第2検出センサ22よりも上流側位置に配置され、枚葉状のラベルLの存否を検出し、検出結果を示す信号を制御部1へ出力する。
詳細には、本実施形態では、搬送方向に移動するラベルLが第3検出センサ23及び第2検出センサ22により検出された後、さらに搬送方向に移動して、第3検出センサ23で検出されずに、第2検出センサでラベル検出された場合に、枚葉状のラベルがラベル待機位置PBに位置するとする。すなわち、本実施形態では、第2検出部として、第2検出センサ22と、さらに第3検出センサ23を有するので、ラベル位置を高精度に検出することができる。
制御部1は、上述したように、制御用のプログラムを実行することにより、本発明に係る機能をコンピュータとしてのラベル貼付装置に実現させる。
詳細には、制御部1は、第1検出部(第1検出センサ21)により第1ラベル搬送部210にラベルLが検出され且つ第2検出部の第2検出センサ22により第2ラベル搬送部220にラベルLが検出された場合には第1ラベル搬送部210及び第2ラベル搬送部220の無端ベルトを停止する制御を行う。
また、制御部1は、第1検出部(第1検出センサ21)により第1ラベル搬送部210にラベルLが検出され且つ第2検出部の第2検出センサ22により第2ラベル搬送部220にラベルLが検出されない場合には第1ラベル搬送部210及び第2ラベル搬送部220の無端ベルトを作動させる制御を行う。
また、制御部1は、第1検出部(第1検出センサ21)により第1ラベル搬送部210にラベルLが検出されず、且つ第2検出部(第2検出センサ22)により第2ラベル搬送部220にラベルLが検出された場合に、第1ラベル搬送部210の上流側で印字発行されたラベルを、第1ラベル搬送部210により、当該第1ラベル搬送部210の下流側の一時待機位置PAまで搬送する制御を行う。
図11に示したように、包装装置300は、商品をフィルムにより包装する包装部、上貼り用ラベル発行部320、上貼り用ラベル貼付部330などを有する。また、本実施形態では、ラベル貼付装置100を備える包装装置300は、各構成要素が協働して、商品へのフィルム包装、ラベル発行、ラベル貼付などの処理を行う。
詳細には、包装装置300は、CPU301(包装装置側制御部)、通信用インタフェース回路302(INF)、ROM303、RAM304、操作部305、表示部306、計量部307、及び機構駆動部308、上貼り用ラベル発行部320、上貼り用ラベル貼付部330などを有する。各構成要素はバス(データ通信線など)315を介して通信可能に接続されている。
CPU301は、包装装置300の各構成要素を統括的に制御する。CPU301は、商品へのフィルム包装、ラベル発行、ラベル貼付などに関する処理を行う。
通信用インタフェース回路302(INF)は、ラベル貼付装置100の制御部1と各種データ、指令の通信を行なうための回路である。すなわち、CPU301(包装装置側制御部)は、ラベル貼付装置100と通信回線(有線式通信路又は無線式通信路)を介して通信可能に接続されている。
ROM303は、CPU301が実行する制御プログラムを記憶している。
RAM304は、CPU301がROM303の制御プログラム(PRG)を実行する場合に用いる各種レジスタ及びフラグのエリアの他に、商品の形状データ(縦、横、高さ)に基づいて制御データを決定するための各種テーブル等が記憶されている。
操作部305は、装置の起動、停止等のためのスイッチ、所定の設定を行うためのタッチパネルなどである。
表示部306は、液晶型表示装置や有機EL型表示装置などであり、各種の設定画面や操作画面をCPU301の制御により表示する。
計量部307は、載置部に載置された商品の質量(重量)を計量し、計量データをCPU301に出力する。
機構駆動部308は、包装を実行する場合に包装装置の各機構部を駆動するための回路で、具体的には商品を上下方向に搬送するエレベータを駆動するモータ309、被包装物(商品)を搬入するプッシャコンベアの搬入モータ310、フィルムフィード機構のフィルム移送モータ311などを有し、さらに、被包装物の横幅、高さ、長さ等を検出する各種センサが接続されており、検出データをCPU301へ出力するように構成されている。
上貼り用ラベル発行部320は、ラベル用紙に印字項目を印字する印字部、ラベル用紙を所定長さに切断する切断部などを有し、CPU301の制御により商品の上面などに貼付される枚葉状の上貼り用ラベルを発行する。
上貼り用ラベル貼付部330は、ラベル吸着部やラベル貼付機構などを有し、上貼り用ラベル発行部320により発行された上貼り用ラベルを、包装部によりフィルム包装された商品Tの上面などに貼付する。
上述した包装装置300の商品包装に関する動作、上貼り用ラベル発行に関する動作、上貼り用ラベルの貼付に関する動作の詳細な説明については、従来の動作と略同じであるので省略する。尚、
次に、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置100を備える包装装置300により発行されるラベルの一例を説明する。
包装装置300の上貼り用ラベル発行部320は、例えば、図12(a)に示した商品に関する上貼り用ラベルを発行する。包装装置300に設けられているラベル貼付部330は、上貼り用ラベルを、包装された商品の上面側に貼付する。
上貼り用ラベルには、例えば、牛肉などの商品名、商品の本体価格、商品の重量(質量)、商品の消費期限情報、販売店名、連絡先、商品情報を示すバーコードなどのコード情報等、が印字されている。上貼り用ラベルは、台紙レスラベルであってもよいし、台紙付きラベルであってもよい。
また、上貼り用ラベルは、可変長ラベルであってもよいし、固定長のラベルであってもよい。本実施形態では、ラベルの幅X1は、設定されたラベル用紙ロールと同じ幅、予め設定された長さであり、ラベルの印字方向(搬送方向)の長さY1は、印字項目の情報量に応じた長さ(可変長)である。
ラベル貼付装置100(裏貼り用ラベル貼付装置)は、例えば、図12(b)に示したような、底貼り用ラベルを発行する。底貼り用ラベルは、可変長ラベルであってもよいし、固定長のラベルであってもよい。本実施形態では、このラベルの幅X2は、筐体内に収容されたラベルロールと同じ幅であり、ラベルの印字方向(搬送方向)の長さY2は、印字項目の情報量に応じた長さ(可変長)である。
底貼り用ラベルは、商品の底面等の目立ちにくい位置に貼付される。底貼り用ラベルに印字される商品情報としては、上貼り用ラベルに印字される商品情報よりも比較的優先順位の低い情報などである。
本実施形態では、底貼り用ラベルには、図12(b)に示したように、商品として牛肉などの食品の栄養成分情報、保存に係る留意事項、トレーサビリティ情報、それらの情報に関連付けられるバーコードや2次元コード(コード情報)などが印字されている。
次に、図13〜図16等を参照しながら、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置の動作の一例を説明する。本実施形態では、初期状態では、第1ラベル搬送部210は停止状態、第2ラベル搬送部220は停止状態である。
ステップS11において、制御部1は、第1ラベル検出部により第1ラベル搬送部210にラベルが検出されず、且つ、第2検出部(第2検出センサ22、第3検出センサ23)により第2ラベル搬送部220にラベルが検出されていない条件を満たすか否かを判別し、その条件が満たされている場合(例えば、図14(a)参照)、ステップS12の処理に進み、条件が満たされていない場合、ステップS14の処理に進む。
ステップS12において、制御部1は、ラベル剥離センサ20により、第1ラベル搬送部210の上流側に、発行されたラベルLが検出されたか否かを判別し、ラベルが検出された場合にステップS13の処理に進み、それ以外の場合にステップS14の処理に進む。
ステップS13において、制御部1は、第1ラベル搬送部210を作動し、且つ第2ラベル搬送部220を停止する制御を行う(例えば、図14(a)参照)。
ステップS14において、制御部1は、第1検出部(第1検出センサ21)により第1ラベル搬送部210の一時待機位置にラベルを検出し、且つ第2検出部(第2検出センサ22、第3検出センサ23)により、第2ラベル搬送部220の所定位置(ラベル待機位置)に枚葉状のラベルLが検出されない条件を満たすか否かを判別し、その条件が満たされている場合(例えば、図14(b)参照)、ステップS15の処理に進み、その条件が満たされていない場合にステップS16の処理に進む。
ステップS15において、制御部1は、第1ラベル搬送部210を作動し、且つ第2ラベル搬送部220を作動する制御を行う(例えば、図14(b)参照)。
ステップS16において、制御部1は、第1検出部(第1検出センサ21)により第1ラベル搬送部210の一時待機位置にラベルが検出されず、且つ第2検出部(第2検出センサ22、第3検出センサ23)により第2ラベル搬送部220の所定位置(ラベル待機位置)に枚葉状のラベルLが検出される条件を満たすか否かを判別し、その条件を満たす場合(例えば、図15参照)、ステップS17の処理に進み、その条件を満たさない場合にステップS18の処理に進む。
ステップS17において、制御部1は、第1ラベル搬送部210を作動し、且つ第2ラベル搬送部220を停止する処理を行う(例えば、図15参照)。詳細には、第1ラベル搬送部210の無端ベルトが回転して枚葉状のラベルLが搬送方向に搬送される。
尚、ステップS17において、印字手段(印字部7)等によりラベルが発行されていない場合、制御部1は、第1ラベル搬送部210の作動を保留する制御を行い、印字手段(印字部7)等によりラベルが発行された場合に、その保留を解除して、第1ラベル搬送部210を作動させる制御を行う。制御部1は、ラベル発行の確認処理に関し、ラベル剥離センサ20の検出結果や、印字部、切断部等の動作に基づいて判断を行う。
ステップS18において、制御部1は、第1検出部(第1検出センサ21)により第1ラベル搬送部210の一時待機位置にラベルが検出され、且つ第2検出部(第2検出センサ22、第3検出センサ23)によりラベル待機位置にラベルLが検出されている条件を満たすか否かを判別し、その条件が満たされている場合にステップS19の処理に進み、その条件が満たされていない場合にステップS11の処理に進む。
ステップS19において、制御部1は、第1ラベル搬送部210を停止させ、且つ第2ラベル搬送部220を停止させる制御を行う。つまり、第2ラベル搬送部220のラベル待機位置PBに枚葉状のラベルLが吸着保持された状態で待機し、第2ラベル搬送部220に配置されているラベルLの次に発行されたラベルLが、第1ラベル搬送部210の一時待機位置PAに一時的に待機した状態である。
例えば、第2ラベル搬送部220のラベル待機位置PBで待機しているラベルLに対して、ユーザ(操作者)により把持された商品の底面等が押圧され、その商品TにラベルLが貼付される(例えば、図9、図16等参照)。
そして、第1ラベル搬送部210の一時待機位置で待機していたラベルLを、第2ラベル搬送部220のラベル待機位置PBに吸着保持部により吸着保持した状態で搬送し、そのラベル待機位置PBで吸着保持部により吸着保持される。
また、次に発行されたラベルLが、第1ラベル搬送部210により一時待機位置PAまで、吸着保持部により吸着保持された状態で搬送され、そのラベルLが一時待機位置PAで吸着保持部により吸着保持された状態で一時待機する。
尚、ラベル貼付装置100の制御部1や、包装装置300のCPU301(包装装置側制御部)により、次のラベルの発行のタイミング(印字部による印字処理、及び切断部による用紙の切断処理等のタイミング)、印字項目等が制御される。
例えば、第1ラベル搬送部210からラベルLが第2ラベル搬送部220へ移動したタイミングで、次のラベルが発行されるように、各制御部(CPU)が制御を行ってもよい。
尚、印字部によりラベル用紙に印字項目が印字された状態で、且つ、切断部により切断されていない状態でラベル発行処理を保留し、第1ラベル搬送部210を作動制御する場合に、切断部により上記印字されたラベル用紙を切断することにより、ラベルを発行してもよい。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置100は、一方面が印字面、他方面が粘着面からなるラベル用紙を巻回した台紙レスラベルロールから繰り出されたラベル用紙LAに印字部7により印字を行い、粘着面が正対視上向きとなる枚葉状のラベルを発行する。このラベル貼付装置100は、発行されたラベルの粘着面の略全領域を露出させた状態で、被貼付物の底面にラベルを貼付するためのラベル待機位置に、ラベルを保持し待機させるラベル貼付待機領域部227(227a、227b)を有する。
すなわち、印字情報量に応じて可変長となる台紙レスラベルや規定長さ以上のラベルであったとしても、高効率で、商品の底面等の所定の面に正しく貼付可能な、簡単な構造のラベル貼付装置を提供することができる。また、短時間に商品の底面等の所定の面にラベルを貼付処理可能な処理数が多いラベル貼付装置を提供することができる。
詳細には、ラベル貼付装置100は、第1ラベル搬送部210(傾斜搬送用ラベル搬送部)と、第2ラベル搬送部220(水平搬送用ラベル搬送部)と、ラベルの印字面側を搬送面に吸着保持する吸着保持部130と、などを有する。
なお、本発明の実施形態では、台紙レスラベルロールを用いて例示したがこれに限らず、例えば、台紙に規定長さ以上のラベルが仮着された台紙付きのラベルロールを用いてもよい。この場合、ラベルロールの台紙から剥離されたラベルの長さが規定長さ以上となるが、前述までの一方面が印字面、他方面が粘着面からなるラベル用紙を巻回した台紙レスラベルロールから繰り出されたラベル用紙LAに印字部7により印字を行い、粘着面が正対視上向きとなる枚葉状のラベルを発行する制御と同じように、交換されたラベルロールに仮着されたラベルのラベル発行方向のサイズが交換された際、あるいは、交換後に自動または手動の何れかにおいてラベル発行方向のラベルサイズが設定されれば、同様の制御を行うことができる。
第1ラベル搬送部210は、搬送方向の上流から下流側に亘り水平面に対して傾斜した搬送面210aを有し、ラベルLを搬送面210aに沿って下流側へ搬送する。
第2ラベル搬送部220は、第1ラベル搬送部210から搬送されたラベルLを受け取り、受け取ったラベルLの印字面側を吸着保持部130により水平面と平行な搬送面220aに吸着保持した状態でラベル待機位置PBまで搬送するとともに、当該ラベルLをラベル待機位置PBで保持する。
すなわち、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置100は、2系統のラベル搬送部を有し、それらが協働して所定のタイミングでラベルを高効率で搬送することができる。
また、第2ラベル搬送部220のラベル待機位置PBでラベルLが待機している状態であっても、ラベル貼付装置100の印字部7により次の商品に貼付されるラベルを発行して、第1ラベル搬送部210の下流側位置の一時待機位置PAに一時的に待機させることができ、ラベル待機位置PBのラベルLを商品に貼付した後、第1ラベル搬送部210の一時待機位置PAのラベルを短時間で、第2ラベル搬送部220のラベル待機位置PBに搬送することができる。ゆえに、所定時間内でラベル貼付処理可能な処理数が比較的多い。
また、第2ラベル搬送部220のラベル待機位置PBで、ラベルLの粘着面が上面側となるように搬送面に対して静止した状態で吸着保持されているので、ユーザが商品の底部等の被貼付面をラベルLに押圧してラベルを貼付する場合に、ラベルの待機位置を容易に確実に認識させることが可能であり、ラベルを商品の被貼付面の所定の位置に高精度に貼付させることができる。
また、印字情報量に応じて可変長となる台紙レスラベルを、高効率で、商品の底面などの所定の面に正しく貼付可能な、簡単な構造のラベル貼付装置を提供することができる。
また、ラベルLが吸着保持部130により搬送面側に吸着保持された状態で、第1ラベル搬送部210や第2ラベル搬送部220により高精度に搬送することができる。
また、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置100は、第1ラベル搬送部210の搬送下流側に配置され、搬送される枚葉状のラベルLの存否を検出する第1検出部(第1検出センサ21)と、第2ラベル搬送部220において枚葉状のラベルLの存否を検出する第2検出部(第2検出センサ22)と、制御部1などを有する。
制御部1は、第1検出部により第1ラベル搬送部210にラベルLが検出された後、第2検出部により第2ラベル搬送部220にラベルLが検出された場合には第1ラベル搬送部210及び第2ラベル搬送部220を停止する制御を行う。
すなわち、第2ラベル搬送部220のラベル待機位置PBで、ラベルLが吸着保持部130により搬送面220aに吸着保持された状態で待機し、且つ、第1ラベル搬送部210の一時待機位置PAで、ラベルLが吸着保持部130により搬送面210aに吸着保持された状態で一時待機した状態では、第1ラベル搬送部210及び第2ラベル搬送部220が停止している。
ユーザが、第2ラベル搬送部220のラベル待機位置PBに停止して配置されているラベルLに対して、商品の底部等を押圧することで、簡単に商品の所定位置にラベルを高精度に貼付することができる。
また、上記ラベル待機状態では、第1ラベル搬送部210と第2ラベル搬送部220が停止しているので、ラベル貼付装置100の待機電力が小さい。
また、制御部1は、第1検出部(第1検出センサ21)により第1ラベル搬送部210にラベルLが検出された後、第2検出部(第2検出センサ22)により第2ラベル搬送部220にラベルLが検出されない場合には、第1ラベル搬送部210及び第2ラベル搬送部220を作動させる制御を行う。
すなわち、ユーザにより商品の底部等に、第2ラベル搬送部220のラベル待機位置PBのラベルLが貼付され、ラベル待機位置PBのラベルLが取り除かれた場合、第1ラベル搬送部210の下流側位置の一時待機位置PAで一時待機しているラベルLが、第1ラベル搬送部210から第2ラベル搬送部220のラベル待機位置PBに短時間に移動することができる。ゆえに、所定時間内でラベル貼付処理可能な処理数が比較的多いラベル貼付装置を提供することができる。
また、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置100の制御部1は、第1検出部(第1検出センサ21)により第1ラベル搬送部210にラベルLが検出されず、且つ第2検出部(第2検出センサ22)により第2ラベル搬送部220にラベルLが検出されている場合に、第1ラベル搬送部210により、第1ラベル搬送部210の上流側で印字発行されたラベルを、当該第1ラベル搬送部210の下流側の一時待機位置PAまで搬送する制御を行う。
すなわち、第2ラベル搬送部220のラベル待機位置に位置するラベルLが取り除かれた場合に、次に発行され、第1ラベル搬送部210の下流側の一時待機位置PAで待機しているラベルLが、第2ラベル搬送部220のラベル待機位置PBに短時間に移動することができる。ゆえに、短時間に下貼り用ラベルを商品の底面などに貼付可能な処理数が多い。
また、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置100は、第1ラベル搬送部210と第2ラベル搬送部220の間に、第1ラベル搬送部210と第2ラベル搬送部220を架け渡す連結部材80を備える。この連結部材80は上面にラベル摺接面80aを有する。
詳細には、第1ラベル搬送部210の下流側の軸212と、第2ラベル搬送部220の上流側の軸221は、所定の隙間をあけて平行に配置されている。連結部材80は、第1ラベル搬送部210の下流側の軸212と、第2ラベル搬送部220の上流側の軸221との間に配置され、軸212と軸221とを架け渡すように設けられている。
負圧室は外部の大気圧に対して負圧に設定されているので、各ラベル搬送部の上方から、軸221と軸212との間の隙間を介して負圧室内へ空気の流れが生じている。
比較例として、例えば、連結部材80が設けられていない場合、ラベルが第1ラベル搬送部210から第2ラベル搬送部220へ、それらの間の隙間を跨いで移動する際に、負圧による下方向への力がラベルに加わり、不安定な状態となり、規定の軌道から外れる虞がある。
本発明の実施形態では、連結部材80が設けられているので、ラベルが第1ラベル搬送部210から第2ラベル搬送部220へ搬送される場合、それらの間の隙間を跨ぐ際に、負圧による下方向へ力がラベルに加わる状態であっても、ラベルが連結部材80の上面であるラベル摺接面80aに一部分摺接することで、規定の軌道から外れることなく、第1ラベル搬送部210から第2ラベル搬送部220へ安定した状態で移動することができる。
また、本発明の実施形態では、ラベルロールは台紙レスラベルロールであり、ラベル貼付装置100は、ラベル用紙の印字面に印字項目を印字する印字手段としての印字部7と、ラベル用紙を、印字手段(印字部7)により印字される印字項目の印字情報量に応じたラベル発行方向の長さとなるように、枚葉状に切断する切断手段としての切断部10などを更に有する。第1ラベル搬送部210は、切断手段(切断部10)で切断された可変長の枚葉状のラベルを搬送し、第2ラベル搬送部220は、その枚葉状のラベルをラベル待機位置へ搬送して、吸着保持することができる。
すなわち、簡単な構造で、可変長のラベルを、効率よくラベル待機位置へ搬送し、短時間に多くの処理可能なラベル貼付装置を提供することができる。
また、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置100の吸着保持部は、隔壁131k、第1ラベル搬送部210、第2ラベル搬送部220により囲まれる負圧室131と、第1ラベル搬送部210、及び第2ラベル搬送部220の各搬送面に形成された通気孔と、第1ラベル搬送部210の搬送面に対向する面側、第2ラベル搬送部220の搬送面に対向する面側に配置され、ラベルLを各搬送面に吸着させる負圧を生成する負圧生成部(負圧発生源)としての吸引ファンと、を有する。
すなわち、吸着保持部は、第1ラベル搬送部や第2ラベル搬送部の各搬送面に形成された通気孔それぞれから吸引することで、ラベルを搬送面側に吸着させることができ、第1ラベル搬送部及び第2ラベル搬送部により搬送面側にラベルを吸着させた状態で搬送することができる。
吸引ファン13Fとしては、遠心ファン(シロッコファンやターボファン)、軸流ファンなどの所定のファンを採用してもよい。本実施形態では、シロッコファンなどの遠心ファンを採用したので、気流が渦状となる軸流ファンと比較して、気流が渦状になりにくく、高い静圧であり、第1ラベル搬送部や第2ラベル搬送部の各搬送面に形成された通気孔13hそれぞれの吸引力を略均一にすることができる。
また、本発明の実施形態に係るラベル貼付装置において、第1ラベル搬送部210は、第2ラベル搬送部220の搬送面よりも下方に配置されている。第1ラベル搬送部210の搬送面は、下流側よりも上流側が低い位置となるように水平面に対して傾斜している。
すなわち、印字部7で印字され切断部により枚葉状に切断されて発行された可変長のラベルは、第1ラベル搬送部210の傾斜した搬送面を斜め上方向に移動した後、第2ラベル搬送部220の水平面に平行な搬送面をラベル待機位置まで移動した後、ラベル待機位置で吸着保持される。
本実施形態では、第2ラベル搬送部220のラベル待機位置は、例えば、ユーザ(操作者)の腰の高さ付近となるように設定されており、第1ラベル搬送部210や印字部、切断部などは、ラベル待機位置よりも下方に設けられており、小型のラベル貼付装置100を提供することができる。
また、本発明の実施形態では、ラベルロールとして台紙レスラベルロールを採用し、ラベル貼付装置100は、ラベル発行機能を有し、詳細には、ラベル用紙の印字面に印字項目を印字する印字手段(印字部7)と、ラベル用紙を、印字手段(印字部7)により印字される印字項目の印字情報量に応じたラベル発行方向の長さとなるように、枚葉状に切断する切断手段(切断部10)とを備える。
すなわち、上記ラベル貼付装置100は、印字手段によりラベルを発行し、切断部によりラベル用紙を切断し、枚葉状のラベルを発行することができる。
また、本発明の実施形態に係る包装装置は、上記ラベル貼付装置100を備え、そのラベル貼付装置100と通信回線(有線式通信路又は無線式通信路)を介して通信可能に接続された包装機構側制御部を有する。本実施形態では、包装装置は、商品に対してフィルムの包装を行う包装機構、上貼り用ラベルのラベル発行部、上貼り用ラベル貼付部を有し、包装機構側制御部が包装機構の動作タイミング、上貼り用ラベル発行部のラベルの発行タイミング、上貼り用ラベル貼付部による商品へのラベルの貼付タイミング、上貼り用ラベルの印字内容などの包装装置に関する各種制御を行うとともに、ラベル貼付装置100の制御部1と協働して、上記ラベル貼付装置100の下貼り用ラベルの発行タイミングや下貼り用ラベルの印字内容、第1ラベル搬送部や第2ラベル搬送部のラベル搬送等に関する各種制御を行う。
すなわち、商品の包装、商品へ貼付される上貼りラベルや下貼りラベルの発行などを簡単な構成で行うことができる包装装置を提供することができる。
なお、本実施形態において、第1ラベル搬送部と第2ラベル搬送部と分けて構成したがこれに限らず、第1ラベル搬送部と第2ラベル搬送部とを一体的に構成し、各々が独立し連動して実施例のごとくラベルを搬送させるようにしてもよい。
また、本実施形態において、第1ラベル搬送部、第2ラベル搬送部におけるラベル搬送手段としてのラベル搬送部200は、複数の無端ベルト213A〜213Dや回転軸(プーリ)などにより構成されるコンベア等の第1ラベル搬送部210(傾斜搬送用ラベル搬送部)、及びコンベア等の第2ラベル搬送部220(水平搬送用ラベル搬送部)として構成させたがこれに限らず、発行されたラベル(剥離されたラベルまたは枚葉状に切断されたラベル)を挟む挟持部材(ベルト間にラベルを挟む、又はラベル端部をクリップする等)によってラベルを搬送する形態や、第1ラベル搬送部210、第2ラベル搬送部220における搬送面220aの吸着面がラベルを吸着させた状態で、吸着面そのものが搬送方向へ移動してラベルを搬送するような形態であってもよい。この場合、吸着面そのものが所定の孔を有する無端ベルトとして構成させ、第1ラベル搬送部および第2ラベル搬送部各々に組み付け、その所定の孔を有する無端ベルトにラベルを吸着保持させた状態でラベル搬送方向へ回転移動させることによってラベルを搬送する。この場合も前述と同様に、第1ラベル搬送部と第2ラベル搬送部とを一体的に構成し、各々が独立し連動して実施例のごとくラベルを搬送させるようにしてもよい。
また、本実施形態において、第1ラベル搬送部と第2ラベル搬送部とによりラベルを搬送させるように構成したがこれに限らず、例えば、第1ラベル搬送部をラベル発行装置(印字においてラベルの糊面側を上向きにした状態でラベルに印字を施しラベル発行させる構成とし、ラベル発行装置のプラテンローラ等が第1ラベル搬送部に相当する)として組み付け、そのラベル発行装置のラベル発行口と第2ラベル搬送部とを連接(また連結、連動)させて組み付け、ラベル発行装置から発行されたラベルを第2ラベル搬送部が受け取り、受け取ったラベルの粘着面の略全領域を露出させた状態で、被貼付物の底面にラベルを貼付するためのラベル待機位置であるラベル貼付待機領域部に、ラベルを搬送し保持待機させるようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
また、上述の各図で示した実施形態は、その構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
尚、本実施形態では、包装装置の包装装置側制御部と、下貼り用のラベル貼付装置100の制御部とが協働して、ラベル貼付装置100のラベル発行に関する、印字内容やラベル発行タイミング、ラベル搬送タイミングなどを制御する態様であったが、この形態に限られるものではない。
例えば、ラベル貼付装置100は、ラベル発行やラベル搬送に関する処理をラベル貼付装置100単体で行ってもよいし、ラベル貼付装置100に接続される外部コンピュータにより、ラベル発行やラベル搬送に関する処理を制御してもよい。
1…制御部
2…記憶部
5…通信インタフェース
7…印字部
8…印字ヘッド
9…モータ
10…切断部
11…第1搬送駆動部
12…第2搬送駆動部
13…吸引ファン駆動部
14…ラベル押圧ファン駆動部
20…ラベル剥離センサ
21…第1検出センサ(第1検出部)
22…第2検出センサ(第2検出部)
23…第3検出センサ(第2検出部)
80…連結部材
80a…ラベル摺接面
100…ラベル貼付装置(ラベル発行装置)
130…吸着保持部
131…負圧室
200…ラベル搬送部(ラベル搬送手段)
210…第1ラベル搬送部(傾斜搬送用ラベル搬送部)
210a…搬送面
211…軸
212…軸
213…無端ベルト
220…第2ラベル搬送部(水平搬送用ラベル搬送部)
220a…搬送面
221…軸
222…軸
223…無端ベルト
227…ラベル貼付待機領域部
227a…ラベル貼付待機領域
227b…拡張ラベル貼付待機領域
300…包装装置
301…CPU(包装装置側制御部)
302…通信インタフェース
315…通信線
320…ラベル発行部
330…ラベル貼付部
PA…一時待機位置
PB…ラベル待機位置
a…粘着面
b…印字面

Claims (11)

  1. 一方面が印字面、他方面が粘着面からなるラベル用紙を巻回したラベルロールを繰り出し、該繰り出したラベル用紙の粘着面が上向きとなるように枚葉状のラベルを発行し、被貼付物の底面にラベルを貼付させるラベル貼付装置であって、
    第1ラベル搬送部と、
    第2ラベル搬送部と、
    第1検出部と、
    第2検出部と、
    制御部とを有し、
    前記第1ラベル搬送部は、前記発行されたラベルを、当該ラベルの印字面側を保持した状態で、搬送面に沿って搬送方向の上流から下流側の前記第2ラベル搬送部へ搬送可能、及びラベルを前記第1ラベル搬送部の下流側端部の一時待機位置で、当該ラベルの下流側端部が前記第1ラベル搬送部の下流側端部よりも搬送方向下流側へはみ出ないように待機可能であり、
    前記第2ラベル搬送部は、前記発行されたラベルの粘着面の略全領域を上方に向けて露出させた状態で、前記被貼付物の底面にラベルを貼付するためのラベル待機位置に、前記ラベルを保持し待機させるラベル貼付待機領域部を備え、前記第1ラベル搬送部からラベルを受け取り、前記受け取ったラベルの印字面側を保持した状態で前記ラベル待機位置まで搬送するとともに、当該ラベルを前記ラベル貼付待機領域部の前記ラベル待機位置で保持可能であり、
    前記第1検出部は、前記第1ラベル搬送部の搬送下流側端部に設けられ、当該第1ラベル搬送部の前記一時待機位置においてラベルの存否を検出し、
    前記第2検出部は、前記第2ラベル搬送部の前記ラベル待機位置においてラベルの存否を検出し、
    前記制御部は、前記第1検出部による検出結果及び前記第2検出部による検出結果に基づいて前記第1ラベル搬送部の制御を行うと共に、前記第1検出部による検出結果及び前記第2検出部による検出結果に基づいて前記第2ラベル搬送部の制御を行う
    ことを特徴とするラベル貼付装置。
  2. 前記第1ラベル搬送部は、搬送方向の上流から下流側に亘り水平面に対して傾斜した搬送面を有し、
    前記第2ラベル搬送部は、水平面と平行な搬送面を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のラベル貼付装置。
  3. 前記ラベルの印字面側を搬送面に吸着保持する吸着保持部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のラベル貼付装置。
  4. 前記制御部は、前記第1検出部により前記第1ラベル搬送部にラベルが検出された後、前記第2検出部により前記第2ラベル搬送部にラベルが検出された場合には前記第1ラベル搬送部及び前記第2ラベル搬送部を停止する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のラベル貼付装置。
  5. 前記制御部は、前記第1検出部により前記第1ラベル搬送部にラベルが検出された後、前記第2検出部により前記第2ラベル搬送部にラベルが検出されない場合には前記第1ラベル搬送部及び前記第2ラベル搬送部を作動させる制御を行うことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のラベル貼付装置。
  6. 前記制御部は、前記第1検出部により前記第1ラベル搬送部にラベルが検出されず、且つ前記第2検出部により前記第2ラベル搬送部にラベルが検出された場合に、前記第1ラベル搬送部の上流側で印字発行されたラベルを、前記第1ラベル搬送部により、当該第1ラベル搬送部の前記一時待機位置まで搬送する制御を行うことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のラベル貼付装置。
  7. 前記第1ラベル搬送部と前記第2ラベル搬送部の間に、前記第1ラベル搬送部と前記第2ラベル搬送部を架け渡す連結部材を備え、
    前記連結部材は上面にラベル摺接面を有することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載のラベル貼付装置。
  8. 前記吸着保持部は、前記第1ラベル搬送部の搬送面に対向する面側、前記第2ラベル搬送部の搬送面に対向する面側に配置され、ラベルを各搬送面に吸着させる負圧を生成する負圧生成部を有することを特徴とする請求項3に記載のラベル貼付装置。
  9. 前記第1ラベル搬送部は、前記第2ラベル搬送部の搬送面よりも下方に配置され、当該第1ラベル搬送部の搬送面は、下流側よりも上流側が低い位置となるように水平面に対して傾斜していることを特徴とする請求項3から請求項8のいずれか1項に記載のラベル貼付装置。
  10. 前記ラベルロールは、台紙レスラベルロールであり、
    前記ラベル貼付装置は、前記ラベル用紙の印字面に印字項目を印字する印字手段と、
    前記ラベル用紙を、前記印字手段により印字される印字項目の印字情報量に応じたラベル発行方向の長さとなるように、枚葉状に切断する切断手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のラベル貼付装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のラベル貼付装置を備え、前記ラベル貼付装置と通信回線を介して通信可能に接続された包装装置側制御部を有することを特徴とする包装装置。
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