JP5873418B2 - コンベア間の渡り板装置 - Google Patents
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Description
本発明によれば、容器が渡り板の受渡し面に乗っているときには、容器の一部は上流側コンベアの搬送面及び/又は下流側コンベアの搬送面に乗っていることになり、容器にはコンベアからの搬送力が常に作用する。したがって、先行の容器と後続の容器とが離間している場合であっても、容器は渡り板において上流側コンベアの搬送力及び/又は下流側コンベアの搬送力を利用して前進可能であり、容器は上流側コンベアから下流側コンベアにスムーズに乗り移って連続的に搬送される。
本発明によれば、渡り板は中央部においてバネ板からなる支持板により支持されているため、並列する多数の容器が渡り板に同時に乗ったとしても渡り板の下方への撓みが防止されるとともに渡り板の側方(水平方向)への反りが防止される。なお、渡り板の撓みや反りがわずかに起きても、この撓みや反りはバネ板により復帰する。したがって、多列のコンベアによって多数の容器を並列して搬送する場合においても、渡り板は正常な容器の受け渡し機能を発揮できる。
本発明によれば、案内部材は、チェーンを水平方向から斜め下方または斜め下方から水平方向へ案内する曲面を有しており、これら曲面の曲率半径を小さく設定することにより上流側コンベアと下流側コンベアとを近接させて上流側コンベアと下流側コンベアとの間隙を小さくしている。
本発明によれば、案内部材の曲面の曲率半径を小さく設定することにより上流側コンベアと下流側コンベアとを近接させて上流側コンベアと下流側コンベアとの間隙を小さくしている。
本発明の好ましい態様は、前記支持板の材質は、バネ鋼であることを特徴とする。
(1)渡り板は略逆三角形の断面形状を有し且つバネ板からなる支持板により支持されているため、並列する多数の容器が渡り板に同時に乗ったとしても渡り板の下方への撓みおよび側方への反りが防止される。したがって、多列式コンベアにおいて並列して搬送される多数の容器を転倒させることなく上流側コンベアから下流側コンベアにスムーズに乗り移させることができる。
(2)コンベア上で先行の容器と後続の容器とが離間している場合であっても、容器は渡り板上において上流側コンベアの搬送力及び/又は下流側コンベアの搬送力を利用して前進できる。したがって、容器は渡り板上で滞留することなくスムーズに下流側コンベアに乗り移る。
図1は、本発明に係るコンベア間の渡り板装置を備えた搬送装置を示す部分断面立面図である。図1に示すように、搬送装置は、上流側コンベア1と下流側コンベア2とを備えている。上流側コンベア1と下流側コンベア2とは、直列(シリーズ)に接続されており、上流側コンベア1と下流側コンベア2との接続部(突合せ部)には渡り板装置3が設置されている。上流側コンベア1および下流側コンベア2は、多列式のトッププレートチェーンコンベアから構成されている。本発明においては、上流側コンベア1および下流側コンベア2は2列〜45列のコンベアから構成されている。
また、図2に示すように、ノーズバー11,11はチェーン12,12を水平方向から斜め下方(または斜め下方から水平方向)へ案内する曲面を有しており、これら曲面の曲率半径(r)を小さく設定することにより上流側コンベア1と下流側コンベア2とを近接させて上流側コンベア1と下流側コンベア2との間隙を小さくしている。ここで、曲率半径(r)は、2mm〜50mmに設定されている。
図8(a)に示すように、容器5は上流側コンベア1の搬送面1aに載せられて搬送され、上流側コンベア1の下流側端部に到達すると渡り板31の受渡し面31uに乗る。このとき、容器5は上流側コンベア1の搬送面1aと受渡し面31uに跨った状態になる。容器5が更に前進すると、図8(b)に示すように、容器5は上流側コンベア1の搬送面1aと受渡し面31uに乗りつつ、容器5の一部は下流側コンベア2の搬送面2aにも乗る。すなわち、容器5は上流側コンベア1の搬送面1aと受渡し面31uと下流側コンベア2の搬送面2aとに跨った状態になる。そして、容器5が更に前進すると、図8(c)に示すように、容器5は下流側コンベア2の搬送面2aと受け渡し面31uとに跨った状態になり、その後、容器5は下流側コンベア2の搬送面2aに乗り移り、下流側コンベア2のみにより搬送される。
これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内において、種々の異なる形態で実施されてよいことは勿論である。
1a,1c,2a,2c 搬送面
2,102 下流側コンベア
3 渡り板装置
5 容器
11 ノーズバー
12 チェーン
13 スプロケット
14 ターンローラ
31 渡り板
31c 切欠部
31u 上面,受渡し面
31s 両側面
32 支持板
32h 長孔
33 受けブラケット
34,38,39,43,44,46 ボルト
35,42 ナット
36,41 支持部材
36h 長孔
37 ブッシュ
37a 小径部
39a 軸部
40 コンベアフレーム
103 乗り移り部
104 ガイドレール
Claims (7)
- 多列式の上流側コンベアと多列式の下流側コンベアとを直列に接続する接続部に設けられ、上流側コンベアによって搬送されてきた容器を下流側コンベアに受け渡す渡り板装置であって、
前記上流側コンベアと前記下流側コンベアとの間に配置され、前記上流側コンベアによって搬送されてきた容器を前記下流側コンベアに受け渡す平坦な上面を有する渡り板と、
前記渡り板を下方から支持するバネ板からなる支持板とを備え、
前記渡り板は多列式のコンベアの搬送方向と直交する方向において多列式のコンベアの一側端から他側端まで延びる梁状部材からなり、前記梁状部材の断面形状は略逆三角形であり、前記渡り板の上面の幅をWとし、搬送対象の容器の直径をDとすると、W=(1/7)D〜(1/2)Dであることを特徴とするコンベア間の渡り板装置。 - 前記支持板は、前記梁状部材の中央部を支持していることを特徴とする請求項1に記載のコンベア間の渡り板装置。
- 前記上流側コンベアの下流端および前記下流側コンベアの上流端には、チェーンを水平方向から斜め下方または斜め下方から水平方向に案内する案内部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンベア間の渡り板装置。
- 前記案内部材は、チェーンを水平方向から斜め下方または斜め下方から水平方向に案内する曲面を有しており、前記曲面の曲率半径は2mm〜50mmであることを特徴とする請求項3に記載のコンベア間の渡り板装置。
- 前記渡り板の材質は、ステンレス鋼であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコンベア間の渡り板装置。
- 前記支持板の材質は、バネ鋼であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のコンベア間の渡り板装置。
- 上流側コンベアと下流側コンベアとを直列に接続する接続部に設けられ、上流側コンベアによって搬送されてきた容器を下流側コンベアに受け渡す渡り板装置であって、
前記上流側コンベアと前記下流側コンベアとの間に配置され、前記上流側コンベアによって搬送されてきた容器を前記下流側コンベアに受け渡す平坦な上面を有する渡り板と、
前記渡り板を下方から支持するバネ板からなる支持板とを備え、
前記上流側コンベアおよび前記下流側コンベアは、複数の容器を並列して搬送可能なコンベアであり、
前記渡り板は前記コンベアの搬送方向と直交する方向において前記コンベアの一側端から他側端まで延びる梁状部材からなり、前記梁状部材の断面形状は略逆三角形であり、前記渡り板の上面の幅をWとし、搬送対象の容器の直径をDとすると、W=(1/7)D〜(1/2)Dであることを特徴とするコンベア間の渡り板装置。
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JP5873418B2 true JP5873418B2 (ja) | 2016-03-01 |
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Family Applications (1)
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JP2012248031A Active JP5873418B2 (ja) | 2012-11-12 | 2012-11-12 | コンベア間の渡り板装置 |
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