JP2020132399A - コンベヤユニット及び搬送装置 - Google Patents

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【課題】被搬送物を受け渡す際に他の搬送装置との間隔を小さくできるチェーン式のコンベヤユニットを提供する。【解決手段】コンベヤユニットは、第1位置Aと第2位置Bとを経由する無端状経路を循環移動する無端状のチェーン11を利用して被搬送物を搬送し、無端状経路は、第1位置Aから第2位置Bへ向かう第1領域C1と、第2位置Bで折り返す第1折返領域と、第2位置Bから第1位置Aへ向かう第2領域と、第1位置Aで折り返す第2折返領域C4とを有し、チェーン11と、第2折返領域C4でチェーン11を支持する第1支持体15と、第1折返領域C2でチェーン11を支持する第2支持体16とを備え、第1支持体15と第2支持体16は、第1領域C1と第2領域C2との距離を直径とする曲率よりも大きな曲率の曲面153を有し、チェーン11の内周側が曲面153に沿って摺動する。【選択図】図3

Description

本発明は、チェーンを利用するコンベヤユニット及び当該コンベヤユニットを備える搬送装置に関するものである。
チェーンを利用した搬送装置として、例えば、「直線状の第1経路部と前記第1経路部の下側に配置された直線状の第2経路部と前記第1経路部及び前記第2経路部の端部同士をそれぞれ接続する湾曲状の第3経路部とを有した無端状経路と、前記無端状経路に沿って循環移動する無端状の一対のチェーンと、被搬送物が載置される載置面を形成し、且つ一対の前記チェーンに連結されて当該チェーンと共に前記無端状経路に沿って循環移動する複数の載置面形成部材と、前記第1経路部及び前記第2経路部のうちの少なくとも一方において一対の前記チェーンに対して前記無端状経路の内側から噛合する駆動用歯車と、前記駆動用歯車を回転駆動する駆動部とを備え、2つの前記第3経路部のうちの少なくとも一方には、一対の前記チェーンに対して前記無端状経路の内側から噛合する歯車が配置されない歯車非配置領域が設けられている」が開示され(例えば特許文献1)、この構成によれば、「被搬送物の搬送時に第3経路部でのチェーンの多角形運動を抑制できるので、チェーンの上下の振動を抑制できる。このため、被搬送物を安定して搬送することができる」とされている。
特開2018−65664号公報
特許文献1のチェーンコンベヤは、搬送方向の端部で他の搬送装置に被搬送物を受け渡す際に、他の搬送装置との間隔が大きくなる傾向がある。
本発明が解決しようとする課題は、被搬送物を受け渡す際に他のコンベヤユニットや搬送装置との間隔を小さくできるコンベヤユニット及び搬送装置を提供することにある。
本発明の一態様に係るコンベアユニットは、第1位置と第2位置とを経由する無端状経路に沿って循環移動する無端状のチェーンを利用し且つ被搬送物を搬送するためのコンベヤユニットにおいて、前記無端状経路は、前記第1位置から前記第2位置へ向かう第1領域と、前記第2位置で折り返す第1折返領域と、前記第2位置から前記第1位置へ向かう第2領域と、前記第1位置で折り返す第2折返領域とを有し、前記チェーンと、前記第2折返領域で前記チェーンの内周を支持する第1支持体と、前記第1折返領域で前記チェーンの内周を支持する第2支持体とを備え、前記第1支持体と前記第2支持体の少なくとも一つの支持体は、前記第1領域と前記第2領域との距離を直径(2r)とする曲率(1/r)よりも大きな曲率の曲面を有し、前記チェーンの内周側が前記曲面に沿って摺動する。
本発明の一態様に係る搬送装置は、第1位置と第2位置とを経由する無端状経路に沿って循環移動する無端状のチェーンを利用して被搬送物を搬送するコンベヤユニットを備える搬送装置において、前記コンベヤユニットは、上記のコンベヤユニットである。
本発明によれば、被搬送物を受け渡す際に他の搬送装置との間隔を小さくできる。
搬送装置の斜視図であり、(a)は幅方向の一方側上方から見た図であり、(b)は幅方向の他方側上方から見た図である。 搬送装置の平面図である。 搬送装置における幅方向の略中央での断面を幅方向から見た図であり、一部を拡大している。 (a)はチェーンの平面図であり、(b)はチェーンの正面図である。 (a)は搬送装置における長手方向であって回転軸が位置する部位での断面を長手方向から見た図であり、(b)は主支持体の断面図である。 支持フレームの一端側の分解斜視図であり、(a)は幅方向の一方側上方から見た図であり、(b)は幅方向の他方側上方から見た図である。
<概要>
本発明の一態様に係るコンベヤユニットは、第1位置と第2位置とを経由する無端状経路に沿って循環移動する無端状のチェーンを利用し且つ被搬送物を搬送するためのコンベヤユニットにおいて、前記無端状経路は、前記第1位置から前記第2位置へ向かう第1領域と、前記第2位置で折り返す第1折返領域と、前記第2位置から前記第1位置へ向かう第2領域と、前記第1位置で折り返す第2折返領域とを有し、前記チェーンと、前記第2折返領域で前記チェーンの内周を支持する第1支持体と、前記第1折返領域で前記チェーンの内周を支持する第2支持体とを備え、前記第1支持体と前記第2支持体の少なくとも一つの支持体は、前記第1領域と前記第2領域との距離を直径(2r)とする曲率(1/r)よりも大きな曲率の曲面を有し、前記チェーンの内周側が前記曲面に沿って摺動する。
別態様の係るコンベヤユニットにおいて、前記被搬送物の搬送は前記第1領域で行われ、前記曲面の曲率は前記第1領域から離れるにしたがって小さくなる。これにより、被搬送物を受け渡す際に他の搬送装置との間隔を小さくできる。
別態様の係るコンベヤユニットにおいて、前記少なくとも1つの支持体は前記チェーン側に突出する突出部を前記曲面に沿って有する。これにより、チェーンの循環移動がガイドされる。
別態様の係るコンベヤユニットにおいて、前記突出部は前記チェーンの内リンクの一対の内プレート間に嵌合する。これにより、チェーンが支持体から外れるのを防止できる。
別態様の係るコンベヤユニットにおいて、前記内リンクが樹脂製の一体成形品である。これにより、安価に実施できる。
別態様の係るコンベヤユニットにおいて、前記第1支持体と前記第2支持体とを連結する主支持体を備え、前記第1領域において、前記チェーンの内周側が前記主支持体に沿って摺動しながら移動する。これにより、安価に実施できる。
本発明の一態様に係る搬送装置は、第1位置と第2位置とを経由する無端状経路に沿って循環移動する無端状のチェーンを利用して被搬送物を搬送するコンベヤユニットを備える搬送装置において、前記コンベヤユニットは、上記のコンベヤユニットである。
<実施形態>
以下に実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
1.全体構成
図1を用いて説明する。
搬送装置Xは、第1位置Aと第2位置Bとを経由する無端状経路に沿って循環移動する無端状のチェーン11を利用して被搬送物(図示省略)を搬送する。
無端状経路は、図3に示すように、第1位置Aから第2位置Bへと向かう第1領域C1と、第2位置Bで折り返す第1折返領域C2と、第2位置Bから第1位置Aへ向かう第2領域C3と、第1位置Aで折り返す第2折返領域C4とを有する。
ここでは、被搬送物は第1領域C1を第1位置Aから第2位置Bに向かって搬送され、被搬送物の移動する方向を搬送方向ともいう。
搬送装置Xは、図1に戻って、搬送方向と直交する方向に間隔をおいて1個又は複数個設けられたコンベヤユニット1と、コンベヤユニット1を駆動するための駆動ユニット3と、コンベヤユニット1と駆動ユニット3を支持するベースユニット5とを有する。
ここで、被搬送物の搬送方向を搬送装置Xの長手方向又は単に長手方向ともいい、駆動ユニット3の駆動軸が延伸する方向や複数個のコンベヤユニット1が並設する方向を搬送装置Xの幅方向又は単に幅方向ともいい、搬送装置Xの長手方向と幅方向とに直交する方向を高さ方向又は上下方向ともいう。
各ユニットについて説明する。
2.各ユニット
(1)コンベヤユニット
搬送装置Xは2個のコンベヤユニット1を幅方向に備える。2個のコンベヤユニット1は、2個のコンベヤユニット1間の中点を通り且つ幅方向と直交する面に対して対称であるため、両者を区別することなく、コンベヤユニット1として説明する。
コンベヤユニット1は、チェーン11と、チェーン11を無端状経路に沿って循環移動可能に支持する支持フレーム13とを有する。なお、図では、チェーン11をベルト状で示している。
(1−1)チェーン
チェーン11は、図4に示すように、複数個の内リンク111と、複数個の外リンク115とを連結ピン117により直列状に回動自在に連結してなる。なお、複数個の内リンク111と外リンク115とが連結(接続)されている方向を直列連結方向とし、連結ピン117が延伸する方向をピン延伸方向とする。
内リンク111は、ピン延伸方向に間隔をおいた一対のプレート部112と、一対のプレート部112を直列連結方向の両端で連結する一対の筒部113とを有する。なお、内リンク111のプレート部112と外リンク115のプレート116とを区別するために、内リンク111のプレート部112を内プレート部112とし、外リンク115のプレート116を外プレート116とする。
一対の内プレート部112と一対の筒部113とは樹脂材料で構成され、ここでの内リンク111は、内プレート部112と筒部113とが一体で成形されてなる一体成形品を利用している。筒部113の筒軸は、図4の(b)に示すように、直列連結方向とピン延伸方向とに直交する厚み方向において、内プレート部112の中央を通る。筒部113の外周面は、内プレート部112の厚み方向の両端よりも筒軸側に位置する。これにより、一対の内プレート部112間に溝が形成される。
外リンク115は、ピン連結方向に間隔をおいた一対の外プレート116を有する。外プレート116は、内リンク111の筒部113内を挿通する連結ピン117により連結される。なお、ここでの外リンク115及び連結ピン117は金属材料により構成されている。
(1−2)支持フレーム
支持フレーム13は、図3に示すように、長手方向に沿って配される主支持体14と、主支持体14の第1位置A側の端部に設けられた第1支持体15と、主支持体14の第2位置B側の端部に設けられた第2支持体16とを備える。なお、無端状経路の第2領域C3を移動するチェーン11を支持する支持ローラ17が主支持体14に設けられている。
(1−2−1)主支持体
主支持体14は無端状経路の第1領域C1を移動するチェーン11を支持する。より具体的にはチェーン11の内周側を支持し、チェーン11は主支持体14の支持面上を摺動する。
主支持体14は、図5の(b)に示すように、チェーン11の内周側に位置する内側部141と、内側部141に対して幅方向の外方側に位置する外側部143とを有する。
ここでの主支持体14は、例えばアルミニウム材料からなり、引き抜き品(押し出し品)である。
内側部141は横断面形状が矩形状に近い形状をする。内側部141における第1領域C1側の面(上面とする)における幅方向の中央に上方に突出する突条部分141aを有する。突条部分141aは、チェーン11の内リンク111の内プレート部112間に嵌合する大きさである。突条部分141aにおける上面(第1領域C1側の面)は、主に、上述のチェーン11を支持する支持面を構成する。
内側部141は、図5の(a)に示すように、外側部142と反対側の面(内面とする)に長手方向に延伸する溝141bを有している。溝141bには、例えば、第1支持体15や第2支持体16を固定するためのねじ用のナット(図示省略)等が挿入される。
外側部143は、図5の(b)に示すように、横断面形状が矩形状に近い形状をしている。外側部143における第1領域C1と第2領域C3と対向する面に長手方向に延伸する溝143a,143bを有する。外側部143は、内側部141と反対側の面(外面とする)に長手方向に延伸する溝143cを有する。溝143cには、例えば、第1支持体15や第2支持体16を固定するためのねじ用のナット(図示省略)等が挿入される。
(1−2−2)第1支持体及び第2支持体
第1支持体15は無端状経路の第2折返領域C4を移動するチェーン11を支持する。第2支持体16は無端状経路の第1折返領域C2を移動するチェーン11を支持する。ここでは、第1支持体15と第2支持体16とは同じ構成であるため、第1支持体15について説明する。
第1支持体15は、図3の拡大図及び図6に示すように、チェーン11の内周と対向する部位に曲面を有する。第1支持体15は、幅方向から見たときに、全体として半円状に近い形状をし、周面に曲面が含まれる。なお、周面がチェーン11と対向し、当該周面でチェーン11を支持する。第1支持体15を金属材料・樹脂材料等で構成することで、第1支持体15の周面の形状を適宜選択できる。これにより、第2折返領域C4を移動するチェーン11の経路を自由に設計できる。
第1支持体15の周面は、第1領域C1から下方に向かう下り勾配の傾斜面151と、傾斜面151における第1領域C1と反対側の端部から第2領域C3に向かう円弧に似た形状の曲面153とを有する。
傾斜面151は、断面における形状(幅方向から見た形状)が直線状の傾斜面であっても良いし、チェーン11側に凸の曲面であってもよい。ここでは、傾斜面151の断面形状が直線状又は直線に近い形状の曲線状をしている。傾斜面151の角度Dは、図3の拡大図に示すように、第1領域C1に対して、0〜10[°]であり、好ましくは5〜8[°]である。傾斜面151の長さEは、第1領域C1と第2領域C3との距離(2r)に対して、0.4〜1.0[倍]であり、好ましくは0.4〜0.5[倍]である。
この傾斜面151により被搬送物の受け渡しがスムーズになる。また、傾斜面151により、第1支持体15に相当する部品としてスプロケットを用いた場合に生じる折返領域でのチェーン11の振動や跳ね上がりが抑制される。
曲面153は、第1領域C1と第2領域C3との距離を2rとする場合、当該2rを直径する曲率よりも大きな曲率となっている。なお、ここでの2rを直径とする曲率は1/rであり、この曲率(1/r)よりも大きな曲率の曲面の半径はrより小さい。換言すると、曲面153は、第1領域C1と第2領域C3との距離を2rとする場合、半径rよりも小さな半径の曲面である。これにより、搬送方向に隣接する他の搬送装置との間隔を小さくできる。
曲面153は、搬送方向とは逆方向に第1領域C1から第2領域C3に移るにしたがって曲率半径が徐々に小さくなる。換言すると、曲面153は、第1領域C1から第2領域C3に移るにしたがって円弧の半径が徐々に大きくなる。曲面153は複数個の曲面部により構成されている。ここでの曲面部は、合計で2個あり、第1領域C1側から第1曲面部153a、第2曲面部153bとすると(図6参照)、例えば、第1曲面部153aの半径は0.5rであり、第2曲面部153bの半径は1.0rである。
特に、第1領域C1に近い第1曲面部153aの曲率半径が、2rを直径する曲率(1/r)に対して2倍(2/r)であるため、搬送方向に隣接する他の搬送装置との間隔をより一層小さくできる。
幅方向から第1支持体15を見たとき、第1曲面部153aの中心位置と第2曲面部153bの中心位置は一致していない。これにより、搬送方向に隣接する他の搬送装置との間隔を小さくできる曲面153を得ることができる。
幅方向から第1支持体15を見たとき、第1曲面部153aと第2曲面部153bとの曲面の長さ(円弧の長さ)は、90度分に相当する。
曲面153は、第1領域C1と第2領域C3との最短距離となる方向(高さ方向)に対して直交する方向(つまり、長手方向)の端縁F(図3の拡大図参照)となる位置を含む。つまり、搬送方向における他の搬送装置が存在する側の端縁Fを含む領域の曲面部の曲面の半径が、上記の半径rよりも小さい。曲率半径についていえば、1/rより大きい。
傾斜面151が長手方向に長い場合、曲面153における端縁Fを含む領域の半径は、第1領域C1と第2領域C3との距離2rから傾斜面151の高さ方向の寸法を差し引いた距離の半分よりも小さい(傾斜面が高さ方向に2箇所ある場合は、2つの傾斜面の高さ分を差し引く)。
傾斜面151が長手方向に長い場合、曲面153における端縁Fを含む領域の半径は、第1領域C1側の傾斜面151と第2領域C3とに接する円の半径よりも小さい。
第1支持体15はチェーン11側に突出する突出部155を周面に有する。突出部155は、図6に示すように、周面の周方向に沿って連続する突条により構成される。突出部155は、主支持体14の内側部141の突条部分141aと連続するように構成されている。突出部155は、突条部分141aと同様に、チェーン11の内リンク111の内プレート部112間に嵌合する大きさである。突出部155は、第2折返領域C4において、チェーンが幅方向にズレることを規制するガイドとして機能する。
第1支持体15は、図6に示すように、連結具18により主支持体14に固定される。より具体的には、第1支持体15が固定された連結具18がボルト19等により主支持体14に固定される。なお、第1支持体15は、連結具18への固定用のねじ孔や位置決め用の孔(穴)を有する。
第1支持体15の突出部155は幅方向の中央に形成することで、第1支持体15と第2支持体16とを同じ構成にでき、両者を兼用でき、部品点数の削減を図ることができる。
(2)駆動ユニット
チェーン11が循環移動する無端状経路は、図3及び図5の(a)に示すように、第2領域C3において、搬送方向の中間部分で第1領域C1と反対側に迂回する迂回領域C3aを有する。駆動ユニット3は、迂回領域C3aにおける第1領域C1と反対側端に設けられた回転軸30と、回転軸30に取り付けられ且つチェーン11と噛合するスプロケット31と、駆動モータ32(図1参照)と、駆動モータ32の駆動軸33に取り付けられたスプロケット34と、回転軸30に取り付けられたスプロケット35と、駆動軸33のスプロケット34と回転軸30のスプロケット35とを連結する駆動ベルト36とを備える。
本実施形態ではコンベヤユニットの1が2個あるため、スプロケット31は2つのコンベヤユニット1が並設する方向(幅方向)に間隔をおいて回転軸30に取り付けられている。
(3)ベースユニット
ベースユニット5は、図1に示すように、幅方向に間隔を置いて配される一対のベース板51と、長手方向に間隔を置いた複数個所で2個のコンベヤユニット1を幅方向に連結する連結体53とを有する。
ベース板51には回転軸30、駆動モータ32、駆動軸33が取付けられる。連結体53は2つのコンベヤユニット1の主支持体14に固定される。
<変形例>
以上、一実施形態に係る第1支持体15と第2支持体16とを同じ構成で備えるコンベヤユニット1を備える搬送装置Xを説明したが、この実施形態に限られるものではなく、例えば、以下のような変形例であってもよい。また、実施形態と変形例とを組み合わせたものでもよいし、変形例同士を組み合わせたものでもよい。また、実施形態や変形例に記載していない例や要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。
1.搬送装置
搬送装置は、2列のコンベヤユニット1を備えていたが、例えば、1列のコンベヤユニット1を備えてもよいし、3列以上のコンベヤユニット1を備えてもよい。搬送装置は、少なくともコンベヤユニットを備えればよい。
実施形態の駆動方法は駆動ベルト36を利用しているが、例えば、駆動ベルトを利用しない他の駆動方法であってもよい。他の駆動方法として、チェーンと噛合するスプロケットが取付けられている回転軸をギアを介して回転させる方法や、スプロケットが取付けられている回転軸を
駆動モータの回転軸に直接連結する方法等がある。
実施形態のベースユニット5は、一対のベース板51を備えているが、コンベヤユニット1を支持できればよく、ベースユニットの構造は特に限定するものでない。
実施形態の搬送装置Xは、ベースユニット5を備えているが、例えば、駆動ユニットをコンベヤユニットに直接固定して、ベースユニットを備えない構造としてもよい。
2.コンベヤユニット
(1)チェーン
実施形態のチェーン11は、内リンク111が樹脂製の一体成形品であるプラコンビチェーン(登録商標:株式会社椿本チエイン)を利用したが、内リンクが金属製のチェーンでもよいし、樹脂製であって別体のローラと(内)プレートとから構成される内リンクを備えるチェーンでもよいし、樹脂製の外リンク(外プレート)を備えるチェーンでもよい。
実施形態ではチェーン11を利用しているが、例えばタイミングベルトのようなベルトタイプでも実施できる。但し、駆動力、ベルトの消耗等を考慮すると、チェーンが好ましい。
(2)支持フレーム
支持フレームは循環移動するチェーン(又はベルト)を支持できればよく、その構成は特に限定するものでない。
(2−1)主支持体
主支持体14はチェーン11の内周側に位置する内側部141を少なくとも備えればよく、例えば、外側部142を備えなくてもよい。
内側部141は突条部分141aを有しているが、突条部分は、長手方向の全長に亘って連続してもよいし、長手方向に間隔を置いて形成された複数個の突部により構成してもよい。但し、長手方向に連続する突条部分の方が、引き抜き等により主支持体を安価に実施できる場合もある。また、突条部分の方がチェーンの循環移動をスムーズにできる。
内側部141は、溝141bcを有しているが、これらは有しなくてもよい。但し、溝を有する方が、軽量化できるほか、連結具18、支持ローラ17、連結体53等の他部材の取り付けを容易に行える。
外側部143は、溝143a,143b,143cをしているが、これらは有しなくてもよい。但し、溝を有する方が第1支持体15、第2支持体16等の他部材の取り付けを容易に行える。
内側部141は、突条部分141aを有しているが、例えば、突条部分に変えてチェーン11が嵌合(挿入)可能な溝を有してもよい。但し、チェーン11の循環移動は、チェーン11の樹脂製の内リンク111が摺動する方が、駆動力や騒音を低減できる。
支持フレームは、例えば、主支持体の代わりに、チェーン11の第1領域C1を内側から支持する複数個のローラ(支持ローラ17参照)により構成してもよい。
(2−2)第1及び第2支持体
実施形態の支持フレーム13は、同じ構成の第1支持体15と第2支持体16とを備えているが、例えば、第1支持体と第2支持体とが異なる構成であってもよく、傾斜面の傾斜角度や長さが異なってもよいし、曲面の曲率が異なってもよい。
実施形態では、第1支持体15と第2支持体16とを備えていたが、曲率半径に特徴がある(本発明に係る)曲面を第1支持体又は第2支持体の少なくとも一方に備えればよい。なお、2つの第1折返領域C2と第2折返領域C4との一方に第1支持体又は第2支持体を備える場合、他方に半径が一定のローラや半円状の支持体、スプロケット等を備えてもよい。
第1支持体15及び第2支持体16は、傾斜面151を第1領域C1側に有していたが、傾斜面を第1領域C1側と第2領域C3側との両方に有してもよい。この場合、曲面153における端縁Fを含む領域の半径は、両傾斜面における長手方向の外側端同士の高さ方向の距離の半分よりも小さい、あるいは、第1領域C1側の傾斜面と第2領域C3の傾斜面とに接する円の半径よりも小さい。
なお、曲面153における端縁Fを含む領域の最小の半径は、内リンク111と外リンク115との最小の屈曲角となるチェーン11が接する円の半径である。
第1支持体15及び第2支持体16は、傾斜面151を有しているが、傾斜面を有する部材を別体で備える構造としてもよいし、傾斜面を有しない構造としてもよい。また、実施形態での第1支持体15(及び第2支持体16)の傾斜面を第1領域(及び第2領域)に含まれるものとしてもよい。
つまり、第1支持体15又は第2支持体16は、装置の長手方向の外側端に位置する端縁を含む領域の半径が、第1領域と第2領域との長手方向の端縁で第1領域と第2領域とに接する円の半径(r)よりも小さい、又は、第1領域に接続する傾斜面と第2領域との長手方向の端縁で傾斜面と第2領域とに接する円の半径(r)より小さい、又は、第1領域と第2領域に接続する傾斜面との長手方向の端縁で第1領域と傾斜面とに接する円の半径(r)よりも小さい。
なお、第1支持体又は第2支持体の長手方向の端縁を含む領域とは、幅方向から見たとき(又は幅方向と直交する断面を幅方向から見たとき)、端縁を通る円弧の半径の仮想円において、端縁に対して第1領域側に30度移動した点と第2領域側に5度移動した点との2点間の範囲である。曲面部を幅方向から見たとき、当該領域の曲面が複数の半径の異なる円弧により構成される場合、当該領域の半径はこれらの複数の半径の平均により規定される。
第1支持体15及び第2支持体16の曲面153は、第1曲面部153aと第2曲面部153bの2つの半径の異なる曲面を有しているが、半径の異なる曲面部を3以上有してもよいし、3以上の曲面部を有する場合に2種類以上の半径で曲面部を構成してもよいし、曲面中に直線部を有してもよい。直線部は、図3に示す長手方向の端縁を含む領域以外に位置するのが好ましい。
第1曲面部153aと第2曲面部153bとの周方向(円弧)の長さは90度分であったが、この長さに限定するものではなく、第1曲面部と第2曲面部の周方向の長さが同じでなくてもよい。また、半径の異なる3以上の曲面部で曲面を構成する場合、各曲面部の周方向の長さは同じであってもよいし、異なってもよい。
(2−3)支持ローラ
支持ローラ17は主支持体14に取り付けられていたが、例えば、ベースユニットに取り付けるようにしてもよい。
A 第1位置
B 第2位置
C1 第1領域
C2 第1折返領域
C3 第2領域
C4 第2折返領域
X 搬送装置
1 コンベヤユニット
3 駆動ユニット
11 チェーン
13 支持フレーム
14 主支持体
15 第1支持体
16 第2支持体
151 傾斜面
153 曲面
155 突出部(突条部)

Claims (7)

  1. 第1位置と第2位置とを経由する無端状経路に沿って循環移動する無端状のチェーンを利用し且つ被搬送物を搬送するためのコンベヤユニットにおいて、
    前記無端状経路は、前記第1位置から前記第2位置へ向かう第1領域と、前記第2位置で折り返す第1折返領域と、前記第2位置から前記第1位置へ向かう第2領域と、前記第1位置で折り返す第2折返領域とを有し、
    前記チェーンと、
    前記第2折返領域で前記チェーンの内周を支持する第1支持体と、
    前記第1折返領域で前記チェーンの内周を支持する第2支持体と
    を備え、
    前記第1支持体と前記第2支持体の少なくとも一つの支持体は、前記第1領域と前記第2領域との距離を直径(2r)とする曲率(1/r)よりも大きな曲率の曲面を有し、
    前記チェーンの内周側が前記曲面に沿って摺動する
    コンベヤユニット。
  2. 前記被搬送物の搬送は前記第1領域で行われ、
    前記曲面の曲率は前記第1領域から離れるにしたがって小さくなる
    請求項1に記載のコンベヤユニット。
  3. 前記少なくとも一つの支持体は前記チェーン側に突出する突出部を前記曲面に沿って有する
    請求項1又は2に記載のコンベヤユニット。
  4. 前記突出部は前記チェーンの内リンクの一対の内プレート間に嵌合する
    請求項3に記載のコンベヤユニット。
  5. 前記内リンクが樹脂製の一体成形品である
    請求項4に記載のコンベヤユニット。
  6. 前記第1支持体と前記第2支持体とを連結する主支持体を備え、
    前記第1領域において、前記チェーンの内周側が前記主支持体に沿って摺動しながら移動する
    請求項1〜5の何れか1項に記載のコンベヤユニット。
  7. 第1位置と第2位置とを経由する無端状経路に沿って循環移動する無端状のチェーンを利用して被搬送物を搬送するコンベヤユニットを備える搬送装置において、
    前記コンベヤユニットは、請求項1〜6の何れか1項に記載のコンベヤユニットである
    搬送装置。
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