JP2007106484A - ラベル貼付装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ラベル発行部B1から印字済みラベルLを待機部15に排出し、待機部で待機する印字済みラベルLを、アプリケータB2が吸着し、該アプリケータの作動で吸着保持したラベルを商品に貼付するラベル貼付装置において、前記待機部15の直上で、排出方向と直交するラベル幅方向の一側部又は両側部に、排出された印字済みラベルLの排出方向と平行な縁部を覆うラベル押え片17を設けた。
【選択図】 図1
Description
そして、ラベル受け面にて待機する反りが発生している印字済みラベルに対して、アプリケータが移動して吸着部によるラベル吸着動作が始まると、待機している印字済みラベル表面がアプリケータのラベル吸着部に均一に接しない場合があり、結果的に印字済みラベルが正しくアプリケータによって吸着されない場合があるという問題があった。
上記ラベル押え片が、ラベル幅方向の両側部に配置される場合、両側のラベル押え片は独立タイプ、両側のラベル押え片が連結された一体物のタイプの何れでもよい。
又、本発明のラベル貼付装置は、印字手段を内蔵したラベル貼付装置、印字手段を内蔵しないラベル貼付装置の何れでもよく、従って待機部に発行される印字済みラベルは、内蔵の印字手段で印字されて発行されるものに限らず、予め所定の印字がされたラベルが台紙に貼付され、ロール状に巻かれたラベルロールから剥離して発行されるものも含むものである。
この構成とした場合は、ラベルロールをラベルロールセット部にセットする作業を、挿入方向奥側に突き当てることでセット(基準合せ)でき、その突き当ての延長線上におけるラベル排出方向に前記ラベル押え片が配置されている為、ラベル幅(排出方向と直交する方向の幅)の異なるラベルロールをセットした場合でも、排出される印字済みラベルの幅方向の側端は常にラベル押え片の下を通過するようになる。従って、ラベル幅の異なるラベルロールの変更に応じてラベル押え片の位置を変更す必要はない。
上記手段によれば、ラベル押え片の後部が上方に反っていることで、待機部に排出される印字済みラベルの先端はラベル押え片の下側にスムーズに進入される。
上記手段によれば、待機部のローラ部材はラベルの排出方向に回転する為、ラベルと待機部の接触抵抗は少なく、アプリケータの水平移動がスムーズに行われる。
上記手段によれば、ラベル押え片がラベルの排出方向に沿って移動自在である為、排出されるラベルの長さに合せて、前記したラベルの先端部を押える位置に移動調整することで、ラベル長さに関係なくラベルの先端側が反り上がるのを確実に防止することができる。
又、請求項2記載の構成により、ラベルの反りを抑えるラベル押え片がアプリケータの移動の邪魔になることは無く、効率的なアプリケータの移動を可能とする。
更に、請求項3記載の構成により、ラベル幅の異なるラベルロールに変更した場合でも、排出されるラベルの幅方向の側縁は常にラベル押え片の下に位置することになる。従って、ラベル幅の異なるラベルロールに切り替えた場合でも、ラベル幅方向におけるラベル押え片の位置を変更する作業は不要で、非常に効率的である。
更に、請求項5記載の構成により、待機部のローラ部材はラベルの排出方向に回転する為、ラベルと待機部の接触抵抗は少なく、アプリケータの水平移動がスムーズに行われる。
又、請求項6記載の構成により、待機部に待機するラベルの先端部が上方に反り上がることはなく、その為にアプリケータが該ラベルを吸着保持する為に待機部上に移動する途中にラベルの先端部と接触することはない。従って、アプリケータの吸着部によってラベルを正しく吸着保持することができる。
更に、請求項7記載の構成により、排出されるラベルの長さに合せて、ラベル押え片を前記したラベルの先端部を押える位置に移動調整することで、ラベル長さに関係なくラベルの先端側が反り上がるのを確実に防止することができる。
図1は、ストレッチ包装装置に組み付けたラベル貼付装置の概要を示し、図中、Aはストレッチ包装機、Bはラベル貼付装置である。
ストレッチ包装装置Aは、スーパーマーケットや小売店のバックヤード等に設置して使用され、生鮮食品等の商品などの物品(被包装物)をストレッチフィルムで包装するもので、今日周知の構造である。
上記エレベータ4の上方には包装部5が設けられ、その包装部5にはフィルムフィード機構6の上方に、商品Wに上面を覆うフィルムの端部を商品の底部側に折り込む後折り込み板7と左右折り込み板8、その左右折り込み板8の上方に位置して包装済みの商品を排出する排出プッシャ9、及び排出プッシャ9の移動方向前方位置に前折り込みローラ10が配設されている。
次に、排出プッシャ9により商品Wをヒータ部11へ向けて水平に押動しながら前記フィルムの前側端部を前折り込みローラ10で商品Wの底面に折り込み、その底面側に折り込まれたフィルム端部の重なり部はヒータ部でヒートシールされ、包装済みの商品Wが得られる。ヒータ部11へ押動された商品Wには、その上面にラベル貼付装置Bによって所定のラベルが貼付され、前記排出プッシャ9によって商品溜まり部12へ排出される。
ラベル貼付装置Bは、先に説明したようにラベル発行部(ラベルプリンタ)B1と、そのラベル発行部B1から発行される印字済みラベルLを商品Wに貼付するアプリケータ(ラベル貼付機構)B2とにより構成されている。
第1発行部13は、奥側に配置され値段ラベルを印字発行するラベルプリンタであり、第2発行部14は手前側に配置されてセキュリティラベルを発行するラベル発行器である。
そして、前記縁押え部17bには、前記待機部15に排出されるラベルLの先端側と対向する後部の内側角部を、待機部15の表面から離間する上方に湾曲させた案内部23が形成されている。これにより、待機部15上に排出される印字済みラベルLがラベル押え片17の下側にスムーズに挿入案内される。
ラベル保持部28は、ラベルを吸着保持する吸着部と、該吸着部の上部に配置され前記吸着部にラベル吸着力を発生させる吸引ボックス部とで構成されている。
駆動機構29は、前記ラベル保持部28を商品Wの搬出方向と直交する方向、詳しくは前記ストレッチ包装装置Aのヒータ部11上でその幅方向に移動させる駆動機構、及び前記ラベル保持部28を上下方向に移動させる駆動機構と、前記ラベル保持部28を水平面内で回転させる駆動機構を具備する。
そして、上記ラベル保持部28と駆動機構29は、コンピュータで構成された制御手段30で制御されるように構成されている。
尚、上記したアプリケータ(ラベル貼付機構)B2の詳細な構成については、例えば特許第3589121号公報に記載されている為、詳細な説明は省略する。
(1)アプリケータB2は基準位置(予め、設定により決定されている)から水平移動で待機部15の上部に設定されている原点位置まで移動する(図5(a)参照)。
(2)待機部15上の原点位置から待機部15に向かって下降し、ラベル保持部28を印字済みラベルLの表面に押し付けて該ラベルLを吸着する(図5(b)参照)。
(3)ラベル保持部28がラベルLを吸着保持した後、アプリケータ(ラベル貼付機構)B2はほぼ水平移動して前記基準位置(ラベル貼付位置)まで移動し、ヒート部11上に排出された商品Wの略直上に位置する(図5(b)の仮想線の位置)。尚。アプリケータの水平移動は、図示するように鉛直方向に若干上がりながら略水平移動する。これは、アプリケータのラベル保持部でラベルを吸着する場合、該ラベル保持部をラベルに押し付けて吸着する為、その押し付けている力を解除する為に上方へ引き上げながら水平移動させる。その押し付けている力を解除せずにそのまま水平移動した場合で、特にラベルの長さがラベル保持部28のラベル吸着面より該アプリケータの進行方向に対して少なくとも前後方向にはみ出す長いラベルの場合、アプリケータB2が水平方向に移動し、待機部15の先端部を超えるまで下方向へ押し付けている力が働いていると、前記はみ出したラベルを吸着したままアプリケータは下方向へ押し付けようとするので、待機部15の先端と、ラベル吸着面から後方にはみ出したラベルの端部とが当って上方へ跳ね上げられ、それによりラベルにはラベル前側がラベル吸着面から離反する力が作用し、その結果、ラベルがラベル吸着面から分離落下する可能性がある。
(4)基準位置に到達後、垂直下方に下降してラベル保持部28を商品Wの上面に押し付け、ラベル保持部28に粘着面を下に向けて吸着保持する印字済みラベルLを貼付する。尚、アプリケータ(ラベル貼付機構)B2の下降動作は、商品Wがヒート部11上の所定位置に排出されたことが検出された後、開始される。その検出方法としては、例えば、ヒート部11の側方に配置したセンサで検出する、或いは包装部5からヒート部11に商品を排出する排出プッシャ9の駆動後の所定時間後等、何れでもよい。
例えば、図示のラベル発行部B1はストレッチ包装装置Aに対して横向きに配置してあるが、ストレッチ包装装置Aにおける商品の排出方向と同じ方向にラベルが排出(発行)されるよう平行に配置し、アプリケータが水平に移動してラベルを受け取るようにしてもよい。
又、実施の形態ではラベル発行部として2台の発行部が設置された形態を示したが、ラベル発行部は1台の発行部でもよいものである。
B1…ラベル発行部 B2…アプリケータ
15,16…待機部 17,30…ラベル押え片
21…案内部
Claims (7)
- 長尺帯状の台紙にラベルを一定間隔で剥離可能に貼付したラベル用紙がロール状に巻かれたラベルロールをラベルロールセット部にセットし、そのラベルロールセット部からラベル用紙を引き出して所定の印字を行い、ラベル発行部から印字済みラベルを待機部に排出し、待機部で待機する印字済みラベルを、アプリケータが吸着し、該アプリケータの作動で吸着保持したラベルを商品に貼付するラベル貼付装置において、
前記待機部の直上で、排出方向と直交するラベル幅方向の一側部又は両側部に、排出された印字済みラベルの排出方向と平行な縁部を覆うラベル押え片を設けたことを特徴とするラベル貼付装置。 - 前記待機部にて、ラベルを吸着保持したアプリケータを略水平移動させる制御手段を備えていることを特徴とする請求項1記載のラベル貼付装置。
- 前記ラベル押え片は、ラベルロールセット部に対するラベルロールの挿入方向奥側の突き当て位置の線上に配置されていることを特徴とする請求項1記載のラベル貼付装置。
- 前記ラベル押え片は、待機部に排出されるラベルの先端側と対向する後部に、待機部表面から離間する上方へ反った案内部を有していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載のラベル貼付装置。
- 前記待機部は、ラベル押え片の長さ方向に回転するローラ部材を、ラベルの幅方向に並列配置して構成されていることを特徴とする請求項1記載のラベル貼付装置。
- 前記アプリケータは、ラベルが発行される待機部に向けて略水平に移動し、所定位置で下降することによりラベルを吸着し、
前記ラベル押え片は、前記待機部に発行されたラベルの少なくとも先端部を押える位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載のラベル貼付装置。 - 前記ラベル押え片は、待機部に発行されるラベルの長さに合せて配置位置を可変自在としたことを特徴とする請求項1記載のラベル貼付装置。
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