JP2018187837A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018187837A
JP2018187837A JP2017091960A JP2017091960A JP2018187837A JP 2018187837 A JP2018187837 A JP 2018187837A JP 2017091960 A JP2017091960 A JP 2017091960A JP 2017091960 A JP2017091960 A JP 2017091960A JP 2018187837 A JP2018187837 A JP 2018187837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
printing
wireless tag
printing apparatus
issued
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017091960A
Other languages
English (en)
Inventor
寿徳 鶴岡
Toshinori Tsuruoka
寿徳 鶴岡
伸恵 長谷川
Nobue Hasegawa
伸恵 長谷川
広輝 鈴木
Hiroki Suzuki
広輝 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teraoka Seiko Co Ltd
Original Assignee
Teraoka Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teraoka Seiko Co Ltd filed Critical Teraoka Seiko Co Ltd
Priority to JP2017091960A priority Critical patent/JP2018187837A/ja
Publication of JP2018187837A publication Critical patent/JP2018187837A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

【課題】所定の期間より短い時期に清掃を行わなければならない場合でも、オペレータによる操作や作業負担が少なく、印字不具合の少ない印刷装置を提供する。【解決手段】一方面が印字面で他方面が貼付面からなるラベル用紙が中空の管体に巻回されたラベル用紙ロールからラベル用紙を繰り出し、その繰り出されたラベル用紙に印字を施し枚葉状のラベルを発行する印刷装置であって、ラベル用紙の印字面に印字を施す印字手段と、印字手段によって発行されるラベルの発行枚数を表示部に表示する表示手段と、印字手段、及び表示手段を制御する制御手段とを備える。制御手段は、発行された枚葉状のラベルの発行枚数が所定の枚数以上、又は印字手段によるラベル発行に用いられたラベル用紙の走行距離が所定の距離以上の場合、発行されたラベルの発行枚数または残量と、印刷装置の清掃を促す報知情報を目視容易に表示部に表示させる処理を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、印刷装置に関する。
従来のサーマルプリンタでは、このプリンタが備えるサーマルヘッドやカッター装置と消耗品である印字対象のラベル用紙とのマッチングを繰り返して実験を積み上げ、その積み上げた実験結果に基づき試行錯誤しながらサーマルヘッドやカッター装置および消耗品の両方の改良または改善を行うことによって、所定の期間内であれば印字不具合を生じさせない工夫を行っている。
そして、プリンタは、印字不具合を生じさせない所定の期間を超えた時(所謂、清掃の時期)、清掃を行う旨のメッセージ等を画面に表示して、オペレータに清掃を促す。オペレータは、プリンタのサーマルヘッドやカッター等の清掃を行う。
また、クリーニングシートにてサーマルヘッドのクリーニングを行うプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−254772号公報
しかしながら、市場には、特定のプリンタ(印刷装置)に対してマッチングテストや実験等を行っていないラベル用紙が存在する可能性がある。そのようなラベル用紙はプリンタに最適化されておらず、所定の期間より短い時期に印字不具合を生じさせる可能性がある。そのようなラベル用紙を用いた場合であっても、プリンタが印字不具合を生じないように予防することが望まれている。また、オペレータによる予防のための操作や作業負担を最小限にすることが望まれている。
本発明の印刷装置は、少なくとも以下の構成を具備するものである。
一方面が印字面で他方面が貼付面からなるラベル用紙が中空の管体に巻回されたラベル用紙ロールからラベル用紙を繰り出し、該繰り出されたラベル用紙に印字を施し枚葉状のラベルを発行する印刷装置であって、
前記ラベル用紙の印字面に印字を施す印字手段と、
前記印字手段によって発行されるラベルの発行枚数を表示部に表示する表示手段と、
前記印字手段、及び前記表示手段を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記発行された枚葉状のラベルの発行枚数が所定の枚数以上、又は印字手段によるラベル発行に用いられたラベル用紙の走行距離が所定の走行距離以上の場合、前記発行されたラベルの発行枚数または残量と、印刷装置の清掃を促す報知情報を目視容易に前記表示部に表示させる処理を行うことを特徴とする。
本発明によれば、印刷装置において、所定の期間よりも短い時期に清掃を行わなければならない状況であっても、オペレータによる操作や作業負担が少なく、印字不具合の少ない印刷装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る印刷装置の構成の一例を示す模式図。 本発明の実施形態に係る印刷媒体である用紙ロール(ライナレスラベルロール)の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る印刷装置とRFタグの電気的な構成を示す機能ブロック図。 本発明の実施形態に係る印刷装置で用いられるデータの一例を示す図、(a)は非接触式無線タグに記憶されているタグデータ(発行情報)の一例を示す図、(b)は商品データの一例を示す図、(c)フォーマット情報の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る印刷装置の動作の一例を示すフローチャート。 印刷装置の操作画面の一例を示す図、(a)は操作画面の一例を示す図、(b)は(a)の清掃ボタン及び清掃を促す表示部の部分拡大図、(c)は残量表示等を説明するための図、(d)は残量確認が不可の場合の表示例を示す図。 印刷装置の清掃を促す表示画像の一例を示す図。 印刷装置のサーマルヘッドの清掃方法を説明する画面の一例を示す図。
本発明の実施形態に係る印刷装置は、一方面が印字面で他方面が貼付面からなるラベル用紙が中空の管体に巻回されたラベル用紙ロールからラベル用紙(印刷媒体)を繰り出し、該繰り出されたラベル用紙に印字を施し枚葉状のラベルを発行する。この印刷装置は、ラベル用紙の印字面に印字を施す印字手段と、印字手段によって発行されるラベルの発行枚数を表示部に表示する表示手段と、上記印字手段および表示手段等を制御する制御手段と、を有する。この制御手段は、発行された枚葉状のラベルの発行枚数が所定の枚数以上、又は印字手段によるラベル発行に用いられたラベル用紙の搬送距離が所定の搬送距離以上の場合、発行されたラベルの発行枚数または残量と、当該印刷装置の清掃を促す報知情報を目視容易に表示部に表示させる処理を行う。
印刷装置は、所定の期間よりも短い時期に清掃を行わなければならない状況に至ったとしても、オペレータの操作や作業負担を最小限にし、印字不具合を軽減させることができる。
また、本発明の実施形態においては、印刷媒体である用紙ロール(ライナレスラベルロール)の発行情報(発行履歴)に基づいて、ラベル残量や発行エラー情報などの発行情報を容易に検知することができる。
また、当該用紙ロールにおける走行距離と印刷履歴を印刷毎に記憶するので、各印刷時の不具合を知ることができるとともに、正しいラベル残量を知ることができ、更には、不具合により印刷できなかった印刷履歴に基づいて再発行を他の印刷装置(プリンタ)にて行うこともできる。
以下、本発明の実施形態に係る印刷装置を、図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態は図示の内容を含むが、これのみに限定されるものではない。尚、以後の各図の説明で、既に説明した部位と共通する部分は同一符号を付して重複説明を一部省略する。
図1から図3に示したように、本発明の実施形態に係る印刷装置100を、台紙レスラベルプリンタに適用した例を説明する。用紙ロール1(ラベルロール)は、中空の管体1pに、長尺帯状の台紙レスラベル用紙1aがロール状に巻かれている。この用紙ロール1の中空の管体1pに、非接触無線タグ18(RFタグ)が貼付されている。
用紙ロール1(ラベルロール)は、印刷装置100のロール装填部に回転可能にセットされる。用紙ロール1(ラベルロール)を回動可能に支持するロール装填部の近傍にリーダ/ライタ16が設けられている。
リーダ/ライタ16は、アンテナ、発振器、変調器、復調器、などを備え、制御部9の制御により、用紙ロール1(ラベルロール)の中空の管体1pに設けられた、非接触無線タグ18へのデータの書き込み、データの読み出しを行う。無線通信方式としては規定の方式を採用することができる。リーダ/ライタ16と非接触無線タグ18間の無線通信の最大通信距離は約1〜2m程度である。
また、非接触無線タグ18(RFタグ)は、通信部181、制御部182、記憶部183などを有する。
通信部181は、アンテナ、変調回路、復調回路、などを有する。通信部181は、制御部182の制御により、データ通信を行う。
非接触無線タグ18の記憶部183は、不揮発性メモリまたは揮発性メモリなどで構成され、本発明に係る固有情報(ID情報)、発行情報、制御プログラム、などを記憶する。発行情報は、発行履歴情報、発行エラー情報、ラベルロールにおける走行距離などである。非接触無線タグ18は揮発性メモリを搭載した場合、電池などの電源を備える。
ロール装填部に回転可能にセットされた台紙レスラベル用紙1aの引き出し方向下流側には、印字ヘッド3aとプラテンローラ3bとからなる印字部3が配置され、更にその印字部3より下流側近傍にはカッター4(切断部)が配置され、そのカッター4より下流側近傍にラベル受け5が順次配置されている。カッター4は、固定刃4a、可動刃4bを有する。ラベル受け5は、例えば、印刷装置本体に支持された、回転支持軸5a、保持部材5bを有する。
また、ロール装填部には用紙ロール1(ラベルロール)がセットされる。用紙ロール1(ラベルロール)から引き出されて印字部3に至る台紙レスラベル用紙1aの移送経路には、台紙レスラベル用紙1aが印字部3に供給されているか否かを検出する用紙検出センサ6を配置している。
また、カッター4より下流側で、ラベル受け5の後端側(ラベル用紙の送出方向とは反対側)の略真上位置に、ラベル受け5上に送出された台紙レスラベル用紙1a(又は、台紙レスラベルL)の有無を検出するラベル検出手段としてのラベル検出センサ7が配置されている。
図2に示したように、印刷媒体としての用紙ロール1(ライナレスラベルロール)から引き出される、長尺帯状の台紙レスラベル用紙は、一方面(上面)に印字面が形成され、この印字面に剥離加工が施され、他方面(下面)に粘着剤を塗布した粘着面(貼付面)が形成されている。図2に示した用紙ロール1は、この長尺帯状の台紙レスラベル用紙を中空の管体1pにロール状に巻回した構造を有し、ロール装填部に回転可能に支持される。
本実施形態では、用紙ロール1の中空の管体1pに非接触無線タグ18が貼付されており、制御部9の制御により、リーダ/ライタ16を介してその非接触無線タグ18へのデータの書き込み、データの読み出しが行われる。
そして、用紙ロール1(ラベルロール)から引き出される台紙レスラベル用紙1aは、案内ローラ8を介して印字部3の印字ヘッド3aとプラテンローラ3bとの間に供給され、プラテンローラ3bの駆動回転により、台紙レスラベル用紙1aが引き出されるように構成されている。
尚、図2に示した例では、用紙ロール1(ラベルロール)の側部近傍にリーダ/ライタ16を設けたが、この形態に限られるものではない。例えば、ロール支持軸に、用紙ロール1(ラベルロール)の中空部を貫装させ、そのロール支持軸により用紙ロール1を回転自在に支持した構造を備える包装装置の場合、そのロール支持軸にリーダ/ライタ16を設けてもよい。ロール支持軸に設けられたリーダ/ライタ16と、用紙ロールの中空部に設けた非接触無線タグ18とが近距離にて通信を行うことができ、リーダ/ライタ16と非接触無線タグ18間の通信状態が良好となる。
図3に示したように、台紙レスラベルプリンタである印刷装置100は、制御手段としての制御部9(CPU)、フラッシュメモリ10、RAM11、表示・操作部12、インターフェース回路13(I/F)、プラテンローラ3bを回転させるステッピングモータ14、印字手段としてのサーマルヘッド(印字ヘッド3a)、カッター駆動用モータ15、用紙検出センサ6、ラベル検出手段としてのラベル検出センサ7、及び、非接触無線タグ通信部としてのリーダ/ライタ16、などを備える。
制御部9(CPU)は、フラッシュメモリ10、RAM11などの記憶部に記憶されたプログラムを実行して、台紙レスラベルプリンタなどの印刷装置100の動作を統括的に制御する。
制御部9は、表示処理部91、制御処理部92などを有する。
表示処理部91は、印字手段(印字部3)によって発行されるラベルの発行枚数や残量など、印刷装置の表示に係る文字や画像等を表部(表示・操作部12)に表示する処理を行う。
制御処理部92は、印字手段、及び表示手段(表示処理部91)などを制御する。制御処理部92は、発行された枚葉状のラベルの発行枚数が所定の枚数以上、又は印字手段によるラベル発行に関するラベル用紙の走行距離が所定の距離以上の場合、発行されたラベルの発行枚数と、印刷装置の清掃を促す報知情報を表示・操作部12に表示させる処理を行う。
また、これ以外の方法として、非接触無線タグ18に特定情報(マッチングテスト等がなされたラベルロールであることを特定するための情報)を記憶させておき、当該ラベルプリンタが非接触無線タグ18から読み取った特定情報と当該ラベルプリンタが記憶する特定情報とに基づいて、特定情報が一致するか否か(または、非接触無線タグ18が特定情報を記憶しているか否か)を判定し、特定情報が一致しない(または、非接触無線タグ18が特定情報を記憶していない)と判定された場合は、非接触無線タグ18から読み取った発行情報(履歴情報)に基づいて残距離を計算する方式ではなく、当該ラベルプリンタが予め記憶する清掃を促す推奨報知距離(または清掃を促す推奨発行済枚数)と実際にラベル発行した距離(枚数)とに基づき、ラベル発行済距離(ラベル発行済枚数)は清掃を促す推奨報知距離(または清掃を促す推奨発行済枚数)に達したか否かを判定し清掃モードを報知させるようにし、特定情報が一致する(または、非接触無線タグ18が特定情報を記憶している)と判定された場合は、非接触無線タグ18から読み取った発行情報(履歴情報内の残距離)とラベル発行済距離(またはラベル発行済枚数)に基づいて残距離を計算する方式で残距離(発行可能枚数)を判定し清掃モードを報知するようにしてもよい。
また、上述した表示を行う際、作業者に対して目視容易に表示していた図6(c)の残量表示126から図6(b)のラベル発行枚数(実施例ではラベル発行枚数であるが、走行距離(総走行距離)であってもよい)の表示に表示態様を変更するとともに清掃を促す報知情報を表示する。この時、残量確認のアイコンボタン125を消去し(消去以外に例えば、押下できない状態のアイコンボタン125の表示であってもよい)、清掃方法を表示するアイコンボタンに表示を切り替える。これらのアイコンボタンや表示情報の表示態様を切り替えることによって作業者が何らかの報知があったことを認識しやすくするとともに、画面表示内において変化があった領域を無意識に意識させる(注意喚起)させることができるので作業者に所定の情報を容易に正しく伝達(認識)させることができるという効果がある。
なお、管体に備えられた非接触無線タグと通信不可の場合、又は、非接触無線タグが予め記憶している固有情報が印刷装置側で記憶している固有情報と異なる場合には、残量確認のアイコンボタンを押下できない状態のアイコンボタン表示(または、残量確認のアイコンボタンを消去)にし、残量が確認出来ない旨のメッセージを押下できない状態の残量確認のアイコンボタンの近傍に表示させる。この場合においても、直前に表示していたアイコンボタンや表示情報を他のアイコンボタンや表示情報に表示態様を切り替えることによって作業者が何らかの報知があったことを認識しやすくするとともに、画面表示内において変化があった領域を無意識に意識させる(注意喚起)させることができるので作業者に所定の情報を容易に正しく伝達(認識)させることができるという効果がある。
なお、表示態様の変化(変更)は、直前に表示していたアイコンボタンや表示情報を他のアイコンボタンや表示情報に表示態様を切り替えることに限らず、アイコンボタンや表示情報の大きさを直前の大きさより大きくする方式や、色を正常状態の時に表示する色から注意喚起する色に変更する、あるいは、前述の方式の組み合わせなど様々な表示態様が考えられるが、表示するタイミングあるいは状態などの条件や用途に応じて適宜変更(設定)できるようにしてもよい。
なお、図6(c)の残量表示における残量確認のためのアイコンボタン125を押下すると、図示していないが、現在使用しているラベルロールの詳細情報(例えば、ラベルロールの製造日、ロット番号、製造会社名、ラベル保持部に装填された回数、使用前における初期状態の距離数(所謂、未使用時における巻回されたラベルの全長であるメートル数等)、トラブル履歴や回数、暗号化された識別情報等)を現在の画面に重ねて(重畳させて)ポップアップ表示させるようにしてもよい。この場合、ラベルロールの残距離(残量)を過去に使用された(または、直近で使用された)1枚あたりの大凡の距離(1枚あたりの平均ラベルサイズ(搬送方向または発行方向の長さ))でこれから使用可能な枚数に換算し大凡の残枚数として表示するようにしてもよい。
フラッシュメモリ10、RAM11は、制御プログラム、データ(例えば、ラベル印字用の各種商品データやラベル印字のフォーマットが設定されたラベルフォーマットファイル)などを記憶する。
フラッシュメモリ10は、印刷装置100の制御プログラムや、制御用データ等を記憶する読み出し専用メモリである。
RAM11は、一時的にデータを呼び出して処理するためのワークエリアを有する。そのワークエリアは、印字データをドットデータに展開するドット展開エリア、図4に示したラベルフォーマットファイルから1つのフォーマットデータを呼び出して記憶する呼出フォーマットエリア、図4に示した商品データ等を呼び出して記憶する呼出商品エリア、などを有する。なお、RAM11には、ラベルロールを識別する基となる固有情報を記憶しておいてもよい。この場合、ラベルロールを識別する基となる固有情報は、ラベルロールが保持部にセットされた時に、非接触無線タグが記憶するロット番号やラベルロールをユニーク(一意)に特定することができる識別情報と組み合わせて記憶しておく方法が好ましいが、この方法に限らず、非接触無線タグが記憶するラベルロールを単に1つ1つユニーク(一意)に特定することができるシリアル番号とし、このシリアル番号をラベルロールを識別する基となる固有情報として記憶するようにしてもよいし何れの方式でもよい。
また、このRAM11には、ラベル印字のフォーマットが設定されたラベルフォーマットファイル、ラベル印字用の各種商品データが設定された商品ファイル等の他に、ラベル検出センサ7の検出結果に基づく、判定手段による判定内容を設定したファイル等が記憶されており、電源オフ時も上記ファイルを保持するようにバッテリーでバックアップされている。
ラベル検出センサ7の検出結果に基づく判定ファイルは、図4に示すように、ラベル検出センサ7の検出データがカッター4の作動前における台紙レスラベル用紙1aの有無検出であれば、台紙レスラベル用紙1aのプラテンローラ3bへの巻き付きの有無が判定され、ラベル検出センサ7の検出データがカッター4の作動後における台紙レスラベルLの有無検出であれば、ラベル受け5に送出された台紙レスラベルLの取り除きの有無が検出され、次のラベル発行の可否が判定される。
表示・操作部12は、印刷装置100(台紙レスラベルプリンタ)の操作を行うための入力装置であり、表示部と一体に構成されたタッチパネルになっており、各種のメニュー画面やデータを表示する液晶ディスプレイである。
プラテンローラ3bを駆動回転するステッピングモータ14、サーマルヘッド(印字ヘッド3a)、カッター駆動用モータ15は、ラベル発行部の印字部を構成し、制御部9(CPU)の指令に基づいて台紙レスラベル用紙1aに品名、値段、単価、バーコード等の印字を行い、印字された台紙レスラベル用紙1aをカッター4で枚葉状に切断して台紙レスラベルLを発行する。なお、RAM11のワークエリアの呼出フォーマットエリアに記憶したフォーマットデータと、呼出商品エリアに記憶した商品データ等に基づいて、印字データをドットデータに展開(例えば、ドットデータとは、ラベルの発行方向と直交するライン状の白と黒とからなるドットデータを発行方向に集積)しワークエリアのドット展開エリアに記憶させ、記憶したドットデータに基づき印字を行う。なお、印字データをドットデータに展開する際、展開するドットデータに空白行(ラベルの発行方向と直交するラインの全てが白ドット)が含まれる場合、この空白行を削除し、この削除にともない印字するためにドット展開した空白行を含まない印字項目(空白行を含まない印字領域)をラベルの発行方向に対し上流側または下流側に詰めて(ドット展開エリア内の空白行を含まない印字領域の座標位置をラベルの発行方向に対し上流側または下流側に変更して)ドットデータに展開してドット展開エリアに記憶させる。なお、空白行を削除する又は削除しないについては設定により制御されるようになっており、「空白行を削除しない」の設定の場合は、空白行を残したまま印字データがドットデータとして展開されてドット展開エリアに記憶される。
従って、商品データ毎に設定されている印字項目(例えば、印字項目としては、原材料、添加物、アレルギー物質、カロリーなど)それぞれの印字項目に設定された情報量(情報量とは、例えば、ラベル印字のために設定された文字情報量(例えば、文字数、文字の大きさ或いは文字装飾などを含む))に応じて印字データがドットデータとして展開されてドット展開エリアに記憶させ、この記憶させたドットデータに基づき制御部が印字制御を行うのでラベル発行方向の長さは商品データ毎に可変長(ラベルの長さが発行方向に長くなったり短くなったりすること)となる。
なお、制御部9は、駆動回転したプラテンローラ3bの回転数をエンコーダ等によりカウントし、カウント値に基づいて距離を算出し、それを走行距離としてもよい。また、プラテンローラ3bの駆動源としてステッピングモータを採用した場合、制御部9は、ステッピングモータのステッピング数に基づいて距離を算出し、それを走行距離としてもよい。
また、制御部9は、今回のラベル発行において算出した走行距離と、今回印刷した印刷イメージのラベル長とを比較することにより、上記算出した走行距離が正しいか否かを判定することができる。なお、前述のような比較処理を行わず、今回のラベル発行において算出した走行距離を正とし記憶させるようにしてもよい。
ラベル発行中に用紙詰まり等が生じた場合、制御部9は、エラーが生じた現時点までの走行距離を前記と同様の比較判定により行い、現時点での走行距離が正しいか否かを判定し、判定結果において長さに差が生じた場合、制御部9は、駆動回転したプラテンローラ3bの回転数に基づいて算出した走行距離を、現在までの走行距離として採用する。こうすることにより、制御部9は、正しい走行距離に近い値(算出した走行距離)を取得することができる。なお、前述のような比較判定処理を行わず、単純にラベル発行においてエラーが発生した時点までを現在までの走行距離として算出し記憶させるようにしてもよい。
用紙検出センサ6は、印字部3に供給される台紙レスラベル用紙1aの有無を検出し、その出力信号で印字ヘッド3a(サーマルヘッド)、及びプラテンローラ3bの駆動が制御される。なお、前述のようにラベル発行においてエラーが発生した場合、用紙検出センサ6で台紙レスラベル用紙1aの有無を検出し、無を検出した場合は、台紙レスラベル用紙1aが用紙検出センサ6に到達する前に何れかの箇所でジャムっている(紙詰まり)かプラテンローラ3bに巻き付いている等のエラーが生じている可能性があると制御部9が判定し、ジャムっている(紙詰まり)を発生し取り除く必要がある旨を、報知手段(表示・操作部など)を介して報知を行うようにしてもよい。
ラベル検出センサ7(ラベル検出手段)は、ラベル受け5上における台紙レスラベル用紙1a又は台紙レスラベルLの有無を検出し、制御部9はその検出結果に基づいて印字部3の駆動、停止などの動作を制御する。
リーダ/ライタ16は、非接触無線タグ通信部であり、制御部9の制御により、非接触無線タグ18とデータ通信を行う。リーダ/ライタ16は、詳細には、ロール装填部にセットされた用紙ロール1(ラベルロール)の中空の管体1pに備えられた非接触無線タグ18に対してデータの書込みと読み出しを行う。
非接触無線タグ18の記憶部に記憶されるデータとしては、ロット番号(ライナレスラベルロールの製造ロット番号)などのラベルロールの固有情報、プリンタ情報(印刷装置の型番や識別情報等)、発行日時(印刷を行った日)、オペレータ情報(操作を行った操作者の識別情報や氏名等)、発行データ(印刷指示データ等)、フォーマット情報(フォーマットの識別番号等)、エラー情報(エラー番号などを含むエラー詳細データ)、発行に係わる情報(発行枚数(10枚/10枚)、印刷データに基づくラベル発行方向の長さ、ラベルロールにおける現時点までの走行距離等)、などである。
例えば、発行枚数は、10枚発行する指示に基づいて、正しく10枚発行できた場合は10枚/10枚であり、3枚しか印刷できなかった場合は3枚/10枚となる。
固有情報は、各ラベルロールそれぞれに規定された固有の情報であり、そのラベルロールに設けられた非接触無線タグ18の記憶部に予め記憶されている。
制御部9は、印刷装置の本体部に装着されているラベルロールにおける走行距離やラベル発行枚数を、印刷装置側の記憶部に記憶している。
制御部9は、枚葉状の用紙(ライナレスラベル)が発行される毎に、このデータ(印刷情報)をリーダ/ライタ16を介して非接触無線タグ18に書き込む処理を行う。
また、制御部9は、新たな印刷を行う前に、リーダ/ライタ16により非接触無線タグ18から直近の印刷情報(発行情報)を読み取り、次に発行する印刷データが正しく印刷することができるか否かを発行情報に基づいて判断し、例えば、当該印刷装置100において直近の印刷においてエラーが生じていた履歴が存在する場合、そのエラー情報に基づきライナレスラベルを発行することが可能であるか否かを判定する。
また、非接触無線タグ18は、この非接触無線タグ18が付されたラベルロールにおける走行距離を記憶している。このため、制御部9は、非接触無線タグ18または印刷装置(プリンタ)が記憶するライナレスラベルロールの基本全長から当該ラベルロールにおける走行距離を減算して得られた値が当該ラベルロールの残量であり、これから印刷する印刷データの発行方向の長さ以上であるか否かを判定する。制御部9は、演算結果の残量が印刷データの発行方向の長さ以上である場合、印刷可とし、演算結果の残量が印刷データの発行方向の長さ未満である場合、発行不可として印刷するのを禁止し、印刷媒体である用紙ロール1(ライナレスラベルロール)の交換を要する旨を、報知手段(表示・操作部など)を介して報知を行う。
なお、発行情報(履歴情報)に当該ラベルロールの残量を含め書き込むようにした場合は、非接触無線タグ18から読出した発行情報(履歴情報)内の当該ラベルロールの残量がこれから印刷する印刷データの発行方向の長さ以上であるか否かで、印刷の可否を判定する。また、制御部9は、ラベルロールの基本全長から当該ラベルロールにおける走行距離を減算して得られた値が、発行情報(履歴情報)内のラベルロールの残量と近似又は等しい場合に、その発行情報(履歴情報)内のラベルロールの残量は正しい値であると判定し、それ以外の場合に正しくないと判定するようにしてもよい。なお、前述の発行情報(履歴情報)内のラベルロールの残量は、非接触無線タグ18から読出し当該ラベルプリンタの記憶部に記憶させ、該ラベルプリンタ内に記憶させた発行情報(履歴情報)をラベル発行とともに残量を更新するようにしてもよい。このような場合には、ラベルロールに貼付された非接触無線タグ18と残量を同期させるようにすることが望ましい。また、ラベルロールの個体を識別可能とする情報(個体識別情報)を非接触無線タグ18に記憶させているので、当該ラベルプリンタの記憶部に発行情報(履歴情報)を記憶させたとしても個体識別情報によってラベルロールをユニーク(個別)に識別することが可能となる。
制御部9は、リーダ/ライタ16を介して用紙ロール1に設けられた非接触無線タグ18から読み出した、直近の印刷情報(履歴情報)がエラー情報(各印刷装置の固有ID情報なども記憶する)を含むものであったとしても、用紙ロール1をセットした現在の印刷装置100の固有ID情報が、エラー情報に含まれる印刷装置の固有ID情報と異なる場合、読み出した印刷情報に基づいて、印刷できなかったラベルの印刷を行う。
また、前述の発行情報(履歴情報)内に各印刷装置の固有ID情報なども記憶するとしたが、これ以外の方法として、非接触無線タグ18に特定情報(マッチングテスト等がなされたラベルロールであることを特定するための情報)を記憶させておき、当該ラベルプリンタが非接触無線タグ18から読み取った特定情報と当該ラベルプリンタが記憶する特定情報とに基づいて、特定情報が一致するか否か(または、非接触無線タグ18が特定情報を記憶しているか否か)を判定し、特定情報が一致しない(または、非接触無線タグ18が特定情報を記憶していない)と判定された場合は、非接触無線タグ18から読み取った発行情報(履歴情報)に基づいて残距離を計算する方式ではなく、当該ラベルプリンタが予め記憶する清掃を促す推奨報知距離(または清掃を促す推奨発行済枚数)と実際にラベル発行した距離(枚数)とに基づき、ラベル発行済距離(ラベル発行済枚数)は清掃を促す推奨報知距離(または清掃を促す推奨発行済枚数)に達したか否かを判定し清掃モードを報知させるようにし、特定情報が一致する(または、非接触無線タグ18が特定情報を記憶している)と判定された場合は、非接触無線タグ18から読み取った発行情報(履歴情報内の残距離)とラベル発行済距離(またはラベル発行済枚数)に基づいて残距離を計算する方式で残距離(発行可能枚数)を判定し清掃モードを報知するようにしてもよい。
また、本発明の実施形態に係る印刷装置100は、制御部9がリーダ/ライタ16を介して、中空の管体1pに貼付された非接触無線タグ18から読み出した全ての印刷情報に基づいて、エラー種別毎にデータを整理し、印刷装置100の表示・操作部12に印刷履歴の集計を表示することができる。
これにより、用紙ロール1(ライナレスラベルロール)における印刷のエラーを容易に把握することができる。また、オペレータの操作設定に問題があるのか、又は、印刷装置100そのものに問題があるのか、又は、用紙ロールに問題があるのかの切り分けが容易であり、原因を適切に把握することができる。このため、早期にエラー等の問題解決を行うことができる。
<印刷装置100の動作>
台紙レスラベルプリンタである印刷装置100のラベル発行の動作の一例を図5のフローチャートに基づいて説明する。尚、図5に示した印刷装置100の動作は、オペレータなどによる表示・操作部の操作により、ラベル発行の指示を受けた時以降の動作を説明する。
ステップST11において、制御部9(CPU)は、非接触無線タグ通信部としてのリーダ/ライタ16を介して、ラベルロールに設けられている非接触無線タグ18から、ラベルロールに関する固有情報や、最新の(直近の)印刷情報(履歴情報)を読出す処理を行う。
ステップST12において、制御部9は、印刷指示情報に基づき印刷データを生成する処理を行う。
ステップST13において、制御部9は、リーダ/ライタ16によりラベルロールのタグ18から固有情報を読出し可能か否かを判別する。制御部9は、読出し可能の場合に、ステップST14の処理に進み、読出しできない場合には、タグの不良、又はタグが取り付けられていないと判断し、ステップST31の処理に進む。
ステップST14において、制御部9は、記憶部に予め記憶されている固有情報と、リーダ/ライタ16により用紙ロール1(ラベルロール)に設けられたタグ18から読出した固有情報とを比較する処理を行う。
ステップST15において、制御部9は、比較の結果、一致している場合、ステップST16の処理に進み、一致していない場合、ステップST31の処理に進む。
ステップST16において、制御部9は、発行枚数を表示・操作部12の表示部に表示する処理を行う。
ステップST17において、印刷装置側の記憶部には、ラベル発行枚数、又はラベル発行に伴うラベル用紙の走行距離(ラベル搬送距離)が記憶されている。制御部9は、印刷装置側の記憶部で記憶されているラベルの発行枚数が所定発行枚数Ma(例えば、1200枚など)以上、又は走行距離が所定走行距離La以上であるか否かを判断し、その条件を満たす場合にはステップST18の処理に進み、それ以外の場合には、ステップST19の処理に進む。
ステップST18において、制御部9は、清掃を促す報知処理を行い、ステップST22の処理に進む。
詳細には、制御部9は、図6(a)、図6(b)に示したように、表示・操作部12に操作画面を操作可能に表示する処理を行う。操作画面には、年月日時情報、商品コード情報、商品の名称(商品など)、内容量、内容量単位、風袋量、重さ(質量)、単価、値段、加工日情報、賞味期限情報、ラベルイメージ121、ラベル発行枚数情報124、などのラベル発行に関する情報が表示されている。
本実施形態では、制御部9は、ステップST18の清掃を促す報知処理として、図6(a)、図6(b)に示したように、所定箇所(図6に示した例では、右下付近)に、清掃ボタン122(清掃アイコン)や、ヘッド清掃のお願い等の印刷装置の清掃を促す画像123(文字列等を含む)を表示する処理を行う。
また、制御部9は、清掃ボタン122(清掃アイコン)が操作された場合、図7に示したように、印刷装置の所定箇所の清掃を促す表示を行う。本実施形態では、ポップアップ画面71に、印刷装置の所定箇所、図7に示した例では、サーマルヘッドの清掃を促す表示を行う。また、そのポップアップ画面71には、ラベル発行枚数124a、又はラベル発行に伴うラベル用紙の走行距離(不図示)が表示されており、清掃開始ボタン73(清掃するボタン)、清掃保留ボタン72(後で清掃するボタン)なども操作可能に表示されている。
清掃開始ボタン73が操作された場合、制御部9は、印刷処理を中止し、ユーザにより所定の清掃処理が行われ、例えば、清掃完了ボタンなどの操作を検出した後、印刷処理を再開する。なお、清掃開始ボタン73が操作された場合、図8に示したように、印刷装置の清掃対象の所定部分、図8に示した例ではサーマルヘッドの清掃方法を説明する説明文81や説明用画像82を表示部に表示してもよい。また、図8に示したように、次ボタン85または前ボタン84を操作することで、次または前の説明文や説明用画像を表示するようにしてもよい。終了ボタン86が操作された場合、制御部は、清掃方法に関する説明文81や説明用画像82の表示処理を終了する。
図8に示した「後で清掃する」ボタン83や、図7に示した清掃保留(後で清掃する)ボタン72が操作された場合、制御部9は、ポップアップ画面71を非表示とし、図6に示したように、ヘッド清掃のお願い等の印刷装置の清掃を促す画像123(「ヘッド清掃のお願い」等の文字列を含んでもよい)を表示・操作部12に表示し続けるとともに、印刷処理を続ける。そして、ステップST22の処理に進む。
ステップST19において、制御部9は、ステップST17で印刷装置側の記憶部で記憶されているラベルの発行枚数が所定発行枚数Ma未満、又は走行距離が所定走行距離La未満の場合、ラベル残量ボタンを表示・操作部12の表示部に操作可能に表示する処理を行う。
ステップST20において、制御部9は、ラベル残量ボタンが操作されたか否かを判別し、ラベル残量ボタンが操作されていないと判別した場合にステップST22の処理に進み、ラベル残量ボタンが操作されたと判別した場合、発行されたラベルの枚数やラベル残量を表示部に表示する処理(ステップST21)を行った後、ステップST22の処理に進む。
ステップST22において、制御部9は、履歴情報の当該ラベルロールにおける走行距離に基づいて、非接触無線タグ18が記憶する用紙ロール1(ライナレスラベルロール)の基本全長から、当該ラベルロールにおける走行距離を減算することで、当該ラベルロールの印字可能なラベル残量(ラベルロールの残量)を算出する処理を行う。なお、用紙ロール1(ライナレスラベルロール)の基本全長は、非接触無線タグ18が記憶することに限らず、印刷装置(プリンタ)側に用紙ロール1(ライナレスラベルロール)の種別毎に基本全長を記憶させておいてもよい。印刷装置100の記憶部には、ラベル発行枚数や、ラベル発行に伴うラベル用紙の走行距離が記憶されている。
そして、制御部9は、上記算出した残量がこれから印刷する印刷データの発行方向の長さ以上であるか否か(印字刷可能なラベル残量か否か)を判定する。制御部9は、上記算出した残量が印刷データの発行方向の長さ以上である場合(印字可能なラベル残量)、ステップST24の処理に進み、残量が印刷データの発行方向の長さ未満の場合にステップST23の処理に進む。
ステップST23において、制御部9は、ラベル発行ができないので、印字部3による印刷処理を禁止し、用紙ロール1(ライナレスラベルロール)の交換を要する旨を、表示・操作部12などの報知手段を介して報知する処理を行い、一連の処理を終了する。
ステップST24において、制御部9は、印刷データに基づいて印字部3により印刷を行い、印刷が完了すると、ステップST25の処理に進む。
ステップST25において、制御部9は、ラベルの発行枚数を表示部に表示する処理を行う。
ステップST26において、制御部9は、リーダ/ライタ16を介して発行情報(発行枚数や走行距離などの履歴情報)を非接触無線タグ18の記憶部183に書き込む処理を行い、一連の処理を終了する。なお、前記書き込む発行情報(履歴情報)には、現在印字したラベル長を含む当該ラベルロールの走行距離や発行枚数を含め書き込まれるが、ステップST22において算出した当該ラベルロールの残量から今回発行に用いたラベルロールの走行距離を更に減算し、現時点での当該ラベルロールの残量を発行情報(履歴情報)に含めて書き込むようにしてもよい。
なお、図6(c)に示す残量の目安とする黒四角は、未使用時の全長距離に占める残距離(残量)を示す。黒四角の表示は、四角の総個数1個分に対する残距離の割合を計算して表示する黒四角の数を決定し、黒四角の表示数を減らすことで、作業者(ユーザ)に残量の目安として表示するようにしてもよい。この場合、ラベル印字によって使用した分(減った分)の距離を白四角として表示する。
なお、黒四角と白四角の表示態様が逆であってもよいし、他の図形やビットマップ画像あるいはキャラクター画像等であってもよい。
また、図6(d)における表示態様は、制御部9が、リーダ/ライタ16を介して非接触無線タグ18が記憶する発行情報(発行枚数や走行距離などの履歴情報)を読み出すことができない場合や、あるいは、非接触無線タグが予め記憶している固有情報が印刷装置側で記憶している固有情報と異なる場合において表示する表示態様である。これにより、作業者(ユーザ)は、誤って当該プリンタ(印刷装置)に対してマッチングテストや実験等を行っていないラベル用紙、または、非接触無線タグ18が不良であるラベル用紙が当該プリンタ(印刷装置)に装填された可能性を認識する(知ること)ことができ、ラベル用紙を交換したりすることができるが、しかしながら、ラベル用紙が当該プリンタ(印刷装置)で使うことが出来るものであることを作業者(ユーザ)が目視確認できた場合には、そのまま使用することができる仕様となっている。そのため、ラベル用紙を無駄に破棄することなく使用することができるが、当該プリンタ(印刷装置)において印字不具合を生じないようにサーマルヘッドの清掃によって印字不良の予防を作業者(ユーザ)に実行してもらう仕組みとなっている。
ステップST31において、制御部9は、ラベル残量ボタンを操作不可とする処理を行う。
ステップST32において、制御部9は、ラベル残量ボタンが操作されたか否かを判別し、ラベル残量ボタンが操作されていない場合にステップST34の処理に進み、ラベル残量ボタンが操作された場合、例えば「残量確認不可」と表示・操作部の表示部に表示する処理(ステップST33)を行った後、ステップST34の処理に進む。
ステップST34において、制御部9は、印刷装置側の記憶部で記憶されているラベルの発行枚数が所定発行枚数Mb(例えば、800枚など)以上、又は走行距離が所定走行距離Lb以上であるか否かを判断し、その条件を満たす場合には、ステップST35の処理に進み、それ以外の場合には、ステップST36の処理に進む。但し、Mb<Maであり、Lb<Laである。具体的には、MbはMaの50%〜90%である。LbはLaの50%〜90%である。
ステップST35において、制御部9は、清掃を促す報知処理を行い、ステップST36の処理に進む。尚、ステップST35の清掃を促す報知処理は、ステップST18と同じ処理であるので、説明を省略する。
ステップST36において、印刷装置100の記憶部には、ラベル発行枚数や、ラベル発行に伴うラベル用紙の走行距離が記憶されている。制御部9は、設定された用紙ロール1(ラベルロール)の基本全長から、当該ラベルロールにおける走行距離を減算することで、当該ラベルロールの残量を算出する処理を行う。なお、用紙ロール1(ライナレスラベルロール)の基本全長は、印刷装置(プリンタ)側に用紙ロール1(ライナレスラベルロール)の種別毎に基本全長を、予め設定して記憶している。また、印刷装置100の記憶部には、ラベル発行枚数や、ラベル発行に伴うラベル用紙の走行距離が記憶されている。
そして、制御部9は、上記算出した残量がこれから印刷する印刷データの発行方向の長さ以上であるか否か(印刷可能な残量か否か)を判定する。制御部9は、上記算出した残量が印刷データの発行方向の長さ以上である場合にステップST37の処理に進み、残量が印刷データの発行方向の長さ未満の場合にステップST23の処理に進む。
ステップST37において、制御部9は、印刷データに基づいて印字部3により印刷を行い、印刷が完了すると、ステップST38の処理に進む。
ステップST38において、制御部9は、ラベルの発行枚数を表示・操作部の表示部に表示する処理を行う。
ステップST39において、制御部9は、リーダ/ライタ16を介して発行情報(発行枚数や走行距離などの履歴情報)を、用紙ロール1(ラベルロール)の非接触無線タグ18に書込まない処理を行い、一連の処理を終了する。詳細には、用紙ロール1(ラベルロール)のタグ18が通信不良、又はラベルロールにタグが取付けられていない場合には、発行情報(発行枚数や走行距離などの履歴情報)をラベルロール側に書き込めない。
なお、印刷装置100の制御部9は、ラベルの発行毎に、上記処理を行うことが好ましい。
また、印刷装置の所定箇所の清掃が行われた場合、制御部9は、清掃が行われた時点でのラベル発行枚数や走行距離を区切り(基準)とし、それ以降は、その基準のラベル発行枚数や走行距離からの差分に基づいて、ステップST22やステップST34の判断を行う。
また、制御部9は、清掃が行われたか否かの情報を記憶部(記憶手段)に記憶する。
清掃を促す報知を行った後、制御部9は、記憶手段に記憶された情報に基づき、清掃が行われていないと判定した場合、表示部による報知情報の表示を維持させる。
また、印刷装置100の清掃としては、サーマルヘッドの清掃、カッター(切断部)の清掃などが挙げられる。
サーマルヘッドの清掃としては、例えば、印刷装置の本体部からサーマルヘッドなどの印刷部を引き出し、クリーニング液を塗布した不織布などで、ヘッドに付着した糊などを除去した後、本体部内に収容する。
尚、所定の印字パターンを印刷することにより、サーマルヘッドの清掃を行ってもよい。詳細には、ラベル用紙の送り方向と直交する用紙の幅方向の略中心から両端部にかけて、ラベル用紙の送り方向を基準とした斜め方向に所定幅を有し連続的に延在する発色領域と非発色領域とを有する略V字状の印字パターンを、ラベル用紙に印字することによりサーマルヘッドの清掃を行ってもよい。
カッター4(切断部)の清掃としては、例えば、カッタークリーナー(ペン型)等の清掃用具で、カッター4に付着した糊等を除去してもよい。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る印刷装置100は、一方面が印字面で他方面が貼付面からなるラベル用紙が中空の管体に巻回されたラベル用紙ロール(用紙ロール1)からラベル用紙1aを繰り出し、該繰り出されたラベル用紙1aに印字を施し枚葉状のラベルを発行する。印刷装置100は、ラベル用紙の印字面に印字を施す印字手段(印字部3)と、印字手段(印字部3)によって発行されるラベルの発行枚数を表示部(表示・操作部12)に表示する表示手段(表示処理部91)と、印字手段、及び表示手段を制御する制御手段(制御処理部92)と、備える。制御手段は、発行された枚葉状のラベルが所定の枚数以上、又は印字手段によるラベル発行に用いられたラベル用紙の走行距離が所定の走行距離以上の場合、発行されたラベルの発行枚数または残量と、印刷装置100の所定箇所の清掃を促す報知情報を目視容易に表示部(表示・操作部12)に表示させる処理を行う。
すなわち、所定の期間よりも短い時期に清掃を行わなければならない状況であっても、オペレータ(ユーザ)による操作や作業負担が少なく、印字不具合の少ない印刷装置を提供することができる。
また、印刷装置のカッターや印字ヘッドの清掃の時期であっても、ラベル発行処理を途中で停止することなく、所定箇所の清掃を促す報知情報を行い、ラベル発行処理を行うことができる。
また、オペレータ(ユーザ)は、清掃を促す報知により、清掃を行わなければならないことを容易に確実に知ることができる。
また、オペレータ(ユーザ)に余計な手間や作業負担をかけさせずに、清掃を行わせることができる。
また、本発明の実施形態では、用紙ロール1(ラベルロール)の管体1pに、固有情報を予め記憶し、非接触でデータの読み書きが可能な非接触無線タグ18が設けられている。
印刷装置100は、非接触無線タグ18と無線式データ通信を行う非接触無線タグ通信部(リーダ/ライタ16)を有する。
印刷装置100の制御手段(制御部9の制御処理部92)は、管体1pに備えられる非接触無線タグ18と通信不可の場合、又は前記非接触無線タグが予め記憶している固有情報が印刷装置側で記憶している所定情報と異なる場合には、発行した枚葉状のラベルの枚数、又はラベル発行に伴うラベル用紙の走行距離を非接触無線タグに書き込まない処理を行う。
また、印刷装置100の制御手段(制御部9の制御処理部92)は、用紙ロール1の管体1pに備えた非接触無線タグ18と正しく通信が行える場合、又は非接触無線タグが予め記憶している固有情報が印刷装置側で記憶している固有情報と一致している場合には、発行した枚葉状のラベルの枚数、又はラベル発行に伴うラベル用紙の走行距離を非接触無線タグ18に書き込む処理を行う。
また、印刷装置100の制御手段(制御部9の制御処理部92)は、記管体に備えられる非接触無線タグと通信不可の場合、又は非接触無線タグ18が予め記憶している固有情報が印刷装置側で記憶している固有情報と異なる場合には、ラベルの発行枚数が予め設定された所定のラベル発行枚数以上、又はラベル発行に伴うラベル用紙の走行距離が予め設定された走行距離以上の場合、前記発行されたラベルの発行枚数と、印刷装置の清掃を促す報知情報を表示手段に表示させる処理を行う。
すなわち、印刷装置100の制御部9は、管体1pに備えた非接触無線タグ18と正常に通信ができるか否か、又は非接触無線タグ18が予め記憶している固有情報が、印刷装置側の記憶部で記憶している固有情報と一致するか否に応じて、発行した枚葉状のラベルの枚数、又はラベル発行に伴うラベル用紙の走行距離を非接触無線タグ18に書き込むか否かを制御するので、マッチングテストや実験等を行ったラベル用紙であるか否かの判断を容易に行うことができ、何れのラベル用紙であったとしても、それぞれのラベル用紙に適した正しい時期に、印刷装置の所定箇所の清掃を促す報知を行うことができ、適切な時期に清掃を行わなければならないことをオペレータに知らせることができる。なお、前述の記載において、印刷装置100の制御部9は、管体1pに備えた非接触無線タグ18と正常に通信ができるか否か、又は非接触無線タグ18が予め記憶している固有情報が、印刷装置側の記憶部で記憶している固有情報と一致するか否の判定を行うことにより報知するようにしているがこれに限らず、例えば、印刷装置側の記憶部で記憶している固有情報が非接触無線タグ18の記憶に記憶されているか否の判定により報知させるようにしてもよい。この場合において、例えば、管体1pに備えた非接触無線タグ18と通信ができない、または、非接触無線タグ18に記憶された固有情報と印刷装置100が記憶する固有情報と一致しない、あるいは、非接触無線タグ18の記憶に印刷装置100が記憶する固有情報が記憶されていないと判定した場合には、非接触無線タグ18が記憶している情報を使うことができない可能性が高いため、当該印刷装置100において実際にラベル発行した距離(枚数)が印刷装置100に予め記憶させた清掃モードを判定する(清掃を促す)ための推奨報知距離(または推奨発行済枚数)に達したか否か(又は超えたか否か)を判定し印刷装置の清掃を促す報知情報を表示手段に表示させる処理を行うにしてもよい。
また、本発明の実施形態に係る印刷装置100は、清掃が行われたか否かの情報を記憶する記憶手段(RAM11等)を有する。清掃を促す報知後、印刷装置100の制御手段は、印刷装置100の記憶手段に記憶された情報に基づき、その印刷装置の所定箇所の清掃が行われていないと判定した場合、表示・操作部12による報知情報の表示を維持させる。
すなわち、印刷装置100の制御部9は、印刷装置の所定箇所(カッターや印字ヘッド)の清掃が行われるまで、表示部・操作部12の所定領域に、清掃を促す報知情報の表示を維持させるので、オペレータに清掃が必要である旨を継続して報知(警告)し続けることができ、清掃が必要である旨をオペレータに確実に認識させることができる。
また、本発明の実施形態に係る印刷装置100の制御部9の制御処理部92(制御手段)は、発行された枚葉状のラベルが所定の枚数未満、又はラベル発行に伴うラベル用紙の走行距離が所定の走行距離未満である場合、発行されたラベルの枚数と、ラベル用紙の残量を示す表示を表示手段により表示部(表示・操作部12)に表示させる。
すなわち、清掃の期間に至っていない場合、印刷装置100の制御手段は、発行されたラベルの枚数とラベル用紙の残量を表示部に表示するので、ラベル用紙の交換時期をオペレータ(ユーザ)に容易に把握させることができる。
また、本発明の実施形態に係る印刷装置100の制御手段は、報知情報とメンテナンスで使用される情報、例えば、コールセンター(ヘルプデスク)等の連絡先を表示部に表示する処理を行う。
詳細には、制御手段は、報知情報とメンテナンスで使用される情報を表示部に表示させるので、オペレータ(ユーザ)は、印刷装置の清掃などのメンテナンスに関する問題を解決する際に、コールセンター(ヘルプデスク)等へ連絡し、コールセンター等から適切なアドバイスをもらい、その問題に対応することができる。
また、本発明の実施形態に係る印刷装置は、清掃の時期であることを示すアイコンとメッセージとを表示する。また、印刷装置は、清掃が完了していない場合、表示させた清掃の時期が来たことを示すアイコンとメッセージの表示を維持し続けるようにし、どの操作画面に切り替えたとしても維持する。
また、印刷装置の印字ヘッドに対して最適化されていないラベル用紙を用いた場合、粘着剤がラベル用紙表面に残留することが多いが、最適化されたラベル用紙を用いた場合と比較して、早めに清掃(メンテナンス)を促すウォーニング(報知、Warning)を行うので、不具合の発生を未然に防ぐことができる。
また、印刷装置に対して、マッチングテストや実験等が行われていないラベル用紙、マッチングテストや実験等を行ったラベル用紙の何れであっても、それぞれ適切な時期に清掃のメッセージとアイコンを表示することができ、印字不具合を生じさせる原因を解消させることができる。また、問題の解消において、オペレータの操作や作業負担を最小限にすることができる。
なお、清掃の時期であることを示すアイコンとメッセージの表示経過時間に応じて、アイコンの表示態様やメッセージの内容を変更するようにしてもよい。
アイコンの表示態様を変更することの例として、色を緑から黄色、黄色から赤色に変える、あるいは、アイコンそのものを警告の段階に応じて変更させるようにしてもよい。
また、サーマルヘッドの清掃は、アルコールを含有する清掃ペンでヘッドの汚れを落とす方法、所定長さのクリーニングシートをサーマルヘッドとプラテンローラの間を通紙させてサーマルヘッドをクリーニングする方法、印字パターンを印宇してサーマルヘッドの汚れを落とすクリーニングの方法など、所定の方法で行ってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
また、上述の各図で示した実施形態は、その構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
なお、上記実施形態では、ラベルは台紙レスラベルであったが、この実施形態に限られるものではなく、例えば、台紙付きのラベル用紙を用いて台紙から剥離されたラベルであってもよい。この場合、ラベルの発行枚数は、発行されたラベルが取り除かれたか否かを検出するラベル検出センサを用いて、ラベル発行後に取り除かれた回数を発行枚数としてカウント(例えばRAM等の記憶領域に発行枚数を記憶する領域を設け、その領域に加算し累計発行枚数を記憶)し、このカウントした枚数が所定枚数以上になった場合に清掃の報知を行うようにしてもよい。また、この場合における走行距離は、台紙に仮着されたラベル端部とラベル端部間のラベルが無い箇所(ギャップ)をギャップセンサにて検出し1枚のラベルの領域と識別(認識)するようにして、プラテンローラを回転させることにより台紙付きのラベル用紙を搬送し、プラテンローラ対向させて配置したサーマルヘッドで台紙上に仮着されたラベルに印字を行うようにし、この印字を行う毎に回転するプラテンローラの回転数に応じて走行距離を算出し、算出した走行距離を(例えばRAM等の記憶領域に走行距離を記憶する領域を設け、その領域に加算し累計走行距離を記憶)し、この走行距離が所定距離以上になった場合に清掃の報知を行うようにしてもよい。
1…用紙ロール
1a…台紙レスラベル用紙
1p…管体
3…印字部(印字手段)
4…カッター
9…制御部(印刷装置側制御部)
10…フラッシュメモリ(記憶部)
11…RAM(記憶部)
12…操作部
16…リーダ/ライタ(非接触無線タグ通信部)
18…非接触無線タグ(RFタグ)
91…表示処理部(表示手段)
92…制御処理手段(制御手段)
100…印刷装置
181…通信部
182…制御部(タグ側制御部)
183…記憶部

Claims (6)

  1. 一方面が印字面で他方面が貼付面からなるラベル用紙が中空の管体に巻回されたラベル用紙ロールからラベル用紙を繰り出し、該繰り出されたラベル用紙に印字を施し枚葉状のラベルを発行する印刷装置であって、
    前記ラベル用紙の印字面に印字を施す印字手段と、
    前記印字手段によって発行されるラベルの発行枚数を表示部に表示する表示手段と、
    前記印字手段、及び前記表示手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記発行された枚葉状のラベルの発行枚数が所定の枚数以上、又は印字手段によるラベル発行に用いられたラベル用紙の走行距離が所定の距離以上の場合、発行されたラベルの発行枚数または残量と、印刷装置の清掃を促す報知情報を目視容易に前記表示部に表示させる処理を行うことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記管体に、固有情報を予め記憶し、非接触でデータの読み書きが可能な非接触無線タグを有し、
    前記印刷装置は、前記非接触無線タグと無線式データ通信を行う非接触無線タグ通信部を備え、
    前記制御手段は、前記管体に備えられる非接触無線タグと通信不可の場合、又は前記非接触無線タグが記憶している固有情報が印刷装置側で記憶している固有情報と異なる場合に、前記清掃を促す報知情報を前記表示部に表示させる処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記管体に、固有情報を予め記憶し、非接触でデータの読み書きが可能な非接触無線タグを有し、
    前記印刷装置は、前記非接触無線タグと無線式データ通信を行う非接触無線タグ通信部を備え、
    前記制御手段は、前記管体に備えられる非接触無線タグと通信不可の場合、又は前記非接触無線タグが予め記憶している固有情報が印刷装置側で記憶している固有情報と異なる場合には、前記発行した枚葉状のラベルの枚数、又はラベル発行に伴うラベル用紙の走行距離を前記非接触無線タグに書き込まない処理を行い、前記管体に備えた非接触無線タグと正しく通信が行える場合、又は前記非接触無線タグが記憶している固有情報が印刷装置側で記憶している固有情報と一致している場合には、前記発行した枚葉状のラベルの枚数、又はラベル発行に伴うラベル用紙の走行距離を前記非接触無線タグに書き込む処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  4. 清掃が行われたか否かの情報を記憶する記憶手段を有し、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された情報に基づき、前記清掃が行われていないと判定した場合、前記表示手段の前記報知情報の表示を維持させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の印刷装置。
  5. 前記制御手段は、前記発行された枚葉状のラベルが所定の枚数未満、又は所定の走行距離未満である場合、前記発行されたラベルの枚数と、ラベル用紙の残量を示す表示を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の印刷装置。
  6. 前記制御手段は、前記報知情報とメンテナンスで使用される情報を含め前記表示手段に表示を行わせることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の印刷装置。
JP2017091960A 2017-05-02 2017-05-02 印刷装置 Pending JP2018187837A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017091960A JP2018187837A (ja) 2017-05-02 2017-05-02 印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017091960A JP2018187837A (ja) 2017-05-02 2017-05-02 印刷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018187837A true JP2018187837A (ja) 2018-11-29

Family

ID=64479504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017091960A Pending JP2018187837A (ja) 2017-05-02 2017-05-02 印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018187837A (ja)

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04213484A (ja) * 1990-12-11 1992-08-04 Canon Inc 画像形成装置
JPH0890806A (ja) * 1994-09-27 1996-04-09 Tec Corp 転写式プリンタ
JP2002234239A (ja) * 2001-02-13 2002-08-20 Dainippon Printing Co Ltd クリーニング警告機能付きリライトカード用リーダーライタ
JP2012240202A (ja) * 2011-05-13 2012-12-10 Max Co Ltd ラベルプリンタ
JP2014124812A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Teraoka Seiko Co Ltd 印刷媒体、および、その印刷媒体を用いた印刷装置
US20140347431A1 (en) * 2011-12-22 2014-11-27 Datamax-O'neil Corporation Media detection apparatus and method
JP3196102U (ja) * 2014-12-08 2015-02-19 株式会社寺岡精工 ラベル発行装置
JP2016032925A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 株式会社寺岡精工 プリンタ、プリンタを制御するプログラム
JP2016087833A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び画像形成システム
JP2016175197A (ja) * 2015-03-18 2016-10-06 株式会社沖データ 画像形成装置
JP2017011540A (ja) * 2015-06-23 2017-01-12 株式会社リコー システム及びサービス決定方法

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04213484A (ja) * 1990-12-11 1992-08-04 Canon Inc 画像形成装置
JPH0890806A (ja) * 1994-09-27 1996-04-09 Tec Corp 転写式プリンタ
JP2002234239A (ja) * 2001-02-13 2002-08-20 Dainippon Printing Co Ltd クリーニング警告機能付きリライトカード用リーダーライタ
JP2012240202A (ja) * 2011-05-13 2012-12-10 Max Co Ltd ラベルプリンタ
US20140347431A1 (en) * 2011-12-22 2014-11-27 Datamax-O'neil Corporation Media detection apparatus and method
JP2014124812A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Teraoka Seiko Co Ltd 印刷媒体、および、その印刷媒体を用いた印刷装置
JP2016032925A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 株式会社寺岡精工 プリンタ、プリンタを制御するプログラム
JP2016087833A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び画像形成システム
JP3196102U (ja) * 2014-12-08 2015-02-19 株式会社寺岡精工 ラベル発行装置
JP2016175197A (ja) * 2015-03-18 2016-10-06 株式会社沖データ 画像形成装置
JP2017011540A (ja) * 2015-06-23 2017-01-12 株式会社リコー システム及びサービス決定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4943103B2 (ja) Rfidラベル発行装置
JP2007144955A (ja) 剥離紙付きラベルおよびラベルプリンタ
JP2006116886A (ja) プリンタ
JP2006256097A (ja) 印刷装置
JP6094651B2 (ja) 印刷媒体
JP5825251B2 (ja) 印刷装置
JP6443434B2 (ja) 用紙類発行装置、用紙ロール保持部
JP2003296669A (ja) Rf−id通信装置、記録装置、プログラム、制御方法、無線通信システム
JP2002284439A (ja) 紙残量管理装置および印刷装置
JP2004082348A (ja) 記録装置
JP2018187837A (ja) 印刷装置
CN111428825A (zh) 数据存储装置及数据存储方法
JP2007137524A (ja) 画像記録装置
JP4537746B2 (ja) 印字発行装置および印字発行方法
JP2010188628A (ja) 純正ラベルおよびラベルプリンタ
JP4589831B2 (ja) ラベルプリンタおよびラベル連続体
JP2005271354A (ja) 印刷制御装置、印刷制御プログラムおよび印刷制御方法
JP2007105975A (ja) 画像形成装置
JP2007144956A (ja) 剥離紙付きラベルおよびラベルプリンタ
JP2018202662A (ja) 媒体供給装置及び画像形成装置
US20060187492A1 (en) Printing controller and printing control program
JP2012179726A (ja) テープ印刷装置およびテープ印刷装置の制御方法
JP4676554B2 (ja) Rfidラベル発行装置
JPH06297739A (ja) 記録装置
WO2006109523A1 (ja) 印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200408

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211102