JP2005271354A - 印刷制御装置、印刷制御プログラムおよび印刷制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 個別のロール紙における残量を的確に管理することが困難であった。
【解決手段】 ロール紙を蓄積するロール紙ユニットから印刷媒体の供給を受けて印刷を実行するにあたり、上記印刷装置におけるロール紙の送り量を取得し、同取得した送り量から個別のロール紙における紙の使用量を算出するとともに、所定の記録装置によって上記個別のロール紙に対して1対1に対応づけられた記憶媒体に対して当該個別のロール紙の残量を記録する。
【選択図】 図1
【解決手段】 ロール紙を蓄積するロール紙ユニットから印刷媒体の供給を受けて印刷を実行するにあたり、上記印刷装置におけるロール紙の送り量を取得し、同取得した送り量から個別のロール紙における紙の使用量を算出するとともに、所定の記録装置によって上記個別のロール紙に対して1対1に対応づけられた記憶媒体に対して当該個別のロール紙の残量を記録する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ロール紙の残量管理を実施可能な印刷制御装置、印刷制御プログラムおよび印刷制御方法に関する。
近年、インクジェットプリンタ等の印刷装置における印刷用紙の蓄積手段としてロール紙ユニットが使用されている。このロール紙ユニットにおいては、軸に対して印刷用紙を巻回しており、印刷に際しては逐次この印刷用紙を繰り出すことによって印刷ヘッド部に用紙を供給する。このようなロール紙ユニットにおいて、ロール紙を途中で交換した場合であっても残量を正確に管理するための技術が知られている。
特開平10−25046号公報
上述した従来の技術においては、個別のロール紙における残量を的確に管理することが困難であった。すなわち、上述の公報に開示された技術においては、複数のロール紙を使用するに際して一つのメディアに対してロール紙毎にその残量を記憶しており、これにより、あるロール紙が途中で他のロール紙に交換された場合であっても残量を管理可能である。しかし、特に業務用の印刷装置においては、ロール紙の提供者とロール紙の使用者との双方で正確に残量を管理したいという要請があり、上述の公報に開示された技術ではこの要請に応えることができない。
例えば、複数のロール紙を使用する印刷装置において、複数のロール紙を同時に交換することはまれである。この印刷装置にて、ロール紙が無くなる前に新たなロール紙を使用者に提供し、交換するとともに、使用量に即して課金するサービスを提供する場合、サービスの提供者がロール紙の使用量を正確に判断するのが困難である。すなわち、複数のロール紙のうち特定のロール紙を交換し、交換後の使用済みロールを回収して使用量を計算するにしても、上記メディアは一つしか存在せず、使用者の居所で使用し続けるので、上記メディアを回収することはできない。残量を把握するには、印刷装置を使用している使用者の居所でメディアを読み出し、その残量を記録しておく必要がある。また、一つのメディアに複数のロール紙の残量が記録されていると、いずれのロール紙を交換したのかを判断する必要があるとともに、交換したロール紙と交換していないロール紙との区別を行うのが煩雑であるし、誤りも発生しやすい。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、ロール紙の提供者と使用者との双方が簡易かつ確実に複数のロール紙における残量を管理することができる印刷制御装置、印刷制御プログラムおよび印刷制御方法の提供を目的とする。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、ロール紙の提供者と使用者との双方が簡易かつ確実に複数のロール紙における残量を管理することができる印刷制御装置、印刷制御プログラムおよび印刷制御方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明においては、個別のロール紙と記憶媒体とを1対1に対応づける。従って、記憶媒体に記録されるあらゆるデータがその記憶媒体に対応づけられた個別のロール紙に関する情報であることが明らかであり、非常に容易かつ正確に特定のロール紙に関する情報を取得することができる。また、この記憶媒体においては、印刷装置において計測したロール紙の送り量に基づいてロール紙の残量を算出し、記録する。従って、この記憶媒体に対応づけられた個別のロール紙における残量を容易かつ正確に把握することが可能である。
本発明においては、このように個別のロール紙と記憶媒体とが1対1に対応しているため、交換した後のロール紙とともに当該記憶媒体を回収することが可能である。従って、ロール紙の使用者と別のサービス提供者(交換を行う者や回収者等)が、ロール紙の使用者の居所と異なる場所(例えば、提供者の会社等)で回収後のロール紙の残量を容易かつ正確に取得することができる。むろん、記憶媒体に残量等のデータが記録されることによってロール紙の使用者がその残量を把握するなど、使用時の管理も容易になるが、ロール紙が回収された後にこれらのデータは不要である。従って、記憶媒体を回収してもロール紙の使用者に何ら不都合はない。
ここで、上記印刷装置においてはロール紙をユニット内に蓄積し、必要に応じて用紙を送り出すことができれば良く、種々の構成を採用可能である。通常は、所定の軸に巻回された一連の用紙シートがロール紙である。従って、個別のロール紙とは、一つの軸に巻回されるなどして一体にされたロール紙を指す。尚、ロール紙を総て使い切った場合においては、記憶媒体と軸とが対応しているとも言える。いずれにしても、交換等がなされる場合に他の軸に巻回されたロール紙と区別して個別のロール紙と記憶媒体とを対応づけられればよい。
また、本発明においては、ロール紙の提供者と使用者との双方が簡易かつ確実に複数のロール紙の残量を把握できるようにしている。従って、使用途中でロール紙を変更し得る印刷装置や複数のロール紙を装着するとともにそのうちのいずれかを選択して印刷を行う印刷装置等に本発明を適用するのが好ましい。すなわち、使用途中でロール紙を変更し得る印刷装置や複数のロール紙を装着するとともにそのうちのいずれかを選択して印刷を行う場合に、上記提供者が残量を確認したり記録に残すなど、人為的に行うべき要素が多くなるほど作業が繁雑となり、また、誤りが生じやすくなる。
しかし、本発明によれば、上記提供者は記録媒体によって容易に正確な残量を把握することができ、メモ用紙にメモを取るなどの人為的作業を全くする必要がない。この類の印刷装置としては、写真画像のプリントサービスを提供する業者が使用する写真印刷装置やポスター等の業務用印刷装置が挙げられるが、むろん、一般消費者が利用する印刷装置に対して本発明を適用することも可能である。
記憶媒体制御手段においては、個別のロール紙に対して対応づけられた記憶媒体の読取あるいは記録を制御することができればよく、各種リーダライタ等、種々の構成を採用可能である。記憶媒体においては、個別のロール紙に対応付け、また、残量を示すデータを記録することができれば良く、読み書き可能な各種メモリを採用可能である。ロール紙を回収した後に、回収したロール紙と組で搬送されることに鑑みれば、ある程度の衝撃耐久性や信頼性に優れる媒体を選択するのが好ましい。
送り量取得手段においては、印刷装置においてロール紙を送った量を取得することができればよく、種々の構成を採用可能である。例えば、印刷装置内で送り量をカウントするとともに所定の記録媒体に記憶し、このカウント値あるいはカウント値から算出される送り量(長さ)等を取得する構成等を採用可能である。むろん、印刷装置を制御する印刷制御装置においてカウント値や送り量を所定の記録媒体に記録しても良い。また、この送り量は、残量を算出するためのデータであり、送り量に対応するデータであって残量を算出するために使用することができる限りにおいて種々のデータを採用可能である。
残量記録手段においては、ロール紙の送り量から個別のロール紙における紙の使用量を算出することができればよく、上記取得可能な送り量のデータ形式に応じて種々の演算を行えばよい。例えば、印刷装置において個々のロール紙を区別することなく送り量を算出している場合には、印刷作業の前後の送り量を取得すればその差分により紙の使用量を算出することができる。また、個別のロール紙の使用量を把握することができれば、その残量も容易に把握することが可能である。
尚、残量記録手段においては、残量を上記記録媒体に記憶させることができればよいが、算出された残量となっているロール紙と異なるロール紙に対応づけられた記憶媒体にはその残量を記録しないように構成するなど、確実性を高めるために付随する各種処理を実施可能である。また、記憶媒体に記録する残量は、残量を直接的に示すデータ、間接的に示すデータのいずれであっても記録可能である。例えば、初期のロール紙の長さとその後の使用量とを記憶しておけば、両者の差分が残量であるので、実質的に残量を記録していることに変わりない。
本発明において個別のロール紙と記憶媒体とを対応づけるための構成例として、個別のロール紙毎に独自の識別データを割り振り、この識別データを記憶媒体に記録する構成を採用可能である。かかる構成により、容易に個別のロール紙と記憶媒体との対応関係を定義することができる。尚、識別データはロール紙の提供者が出荷前に予め記憶媒体に記録するとともにロール紙の識別データをロール紙の包装用紙に記載しておき、ロール紙と記憶媒体とを組にして提供する構成等を採用可能である。このような構成であれば、ロール紙の交換時に包装用紙の識別データを入力させ、記憶媒体に記録されたデータと一致するか否かを判断することによって両者が対応しているか否か確実に判断することができる。むろん、識別データに基づいてロール紙と記憶媒体との対応を確認できる限りにおいて種々の構成を採用可能である。
さらに、記憶媒体に各種のデータを記録することによって、より使い勝手の良い印刷制御装置を提供することも可能である。すなわち、印刷装置において印刷を実行する際に必要とされるロール紙に関するデータを記録しておき、印刷制御の際に当該データを参照すれば、利用者自身が人為的に入力を行う必要がないので、簡単かつ正確にそのデータを取得することが可能になる。
このようなデータとしては、例えば、ロール紙の種類や幅などを示すデータが挙げられる。すなわち、印刷装置による制御に際しては、ロール紙の幅を取得してその幅に基づいて割付を行ったり、印刷用紙の種類によって使用するLUT(色変換テーブル)や画像処理を変更するなど、処理内容が異なり得る。従って、印刷制御を開始する前にこれらのデータを取得する必要があるが、利用者が誤ってこれらの設定をしてしまうと、本来行うべき処理と異なる印刷を行ってしまう。
特に業務用においては、コストの管理や目的の時間までに所定の印刷を終えることが重要になるが、誤印刷をしてしまうと、これらのコストや時間が無駄になってしまい、ビジネスが成立しなくなるおそれもある。本発明によれば、印刷に際して必要とされるデータの入力誤りが起こらないので、確実に所望の印刷結果を得ることが可能になる。尚、印刷を実行する際に必要とされるロール紙に関するデータはロール紙の提供者が出荷前に予め記憶媒体に記録するとともに、ロール紙と記憶媒体とを組にして提供する構成が好ましい。このような構成であれば、利用者が上記ロール紙に関するデータを入力する作業が一切存在しないので、確実に誤りを防止することができる。
本発明においては、記憶媒体に残量が記録されているので、当該残量を示すデータを読み出して当該読み出したデータを所定の出力装置に出力することにより、ロール紙の使用者に対してその残量を明示することが可能になる。残量を表示する際に好ましい態様として、初期状態において使用可能なロール紙の蓄積量と残量との相対的な関係を明示する構成を採用可能である。このために、上記記憶媒体には当該相対的な関係を算出するためのデータを蓄積する。
例えば、初期状態において巻回されたロール紙の総量を記録しておけば、上記残量との比あるいは百分率によって残量を直感的に分かりやすく残量を示すことができる。この結果、利用者は、今後どの程度使用した場合に残量が無くなるのかを容易に予測することが可能になる。また、上記使用可能なロール紙の蓄積量としては、巻回されたロール紙の総量に限られない。例えば、紙送りのずれや送り量のカウントずれ等に鑑みて、巻回されたロール紙の総量より少ない所定量を印刷を保証する量とすることが考えられる。
むろん、上記出力装置に出力する情報は、ロール紙の残量のみならず種々の情報を含めることができる。また、印刷装置を駆動している際には、ロール紙の残量が逐次変更し得るので、この変更に対応して残量を取得できるように構成するのが好ましい。例えば、10秒毎など所定の時間毎に残量を示すデータが更新されているか否かを確認し、更新されている場合には更新後のデータを取得し、表示するなどの構成を採用可能である。
上述の送り量は、印刷装置におけるロール紙の使用量に対応する量であり、例えば、画像を印刷する際のロール紙の送り量とメンテナンスを行う際のロール紙の送り量と空送りを行ったときのロール紙の送り量とのいずれかまたは組み合わせによって構成可能である。画像を印刷する際のロール紙の送り量は印刷装置にて印刷用紙を消費する主な要因であるので、この送り量を取得することによって使用量をほぼ正確に算出可能である。一方、画像の印刷時以外に用紙を送ることが可能な印刷装置も存在し、メンテナンスや空送りによって用紙を送る場合もある。そこで、これらの場合の送り量を取得すれば、より正確に送り量を取得することができ、正確に印刷用紙の使用量を算出することが可能になる。
このように、複数の送り量に基づいて印刷装置の使用量を算出する構成の例として、印刷装置においてn回目の印刷後の送り量計測部による計測結果とn−1回目の印刷後の送り量計測部による計測結果との差分を上記紙の使用量とする構成を採用可能である。すなわち、画像を印刷する際のロール紙の送り量をも含めて使用量を算出する際に、画像の印刷をトリガにして総ての送り量を取得する。画像を印刷する際には、一般的にコンピュータが制御を行うが、上述のメンテナンスや空送りは印刷装置単体で実施可能な機種もある。
このような機種において、コンピュータによって送り量の取得を行うのであれば、送り量の取得のみのためにそのプログラムモジュールが起動されるように構成する必要があるが、画像の印刷時に送り量を取得するのであれば、画像の印刷を制御するモジュールにて付随する機能として送り量を取得すればよい。尚、送り量に基づく使用量から残量を算出する際には、前回の印刷における残量値から使用量を減じればよい。
さらに、本発明を利用する好適な構成として、残量を示すデータをネットワークにて送信可能にしても良い。すなわち、双方向通信を介して接続されたコンピュータに対してデータを送信可能な送信制御手段を形成し、読み出した上記ロール紙の残量を含むデータを送信すれば、ロール紙の利用者以外の者(例えば、ロール紙の提供者等)が容易にロール紙の残量を把握可能である。ロール紙の残量を把握することができれば、ロール紙が無くなる前に交換用のロール紙を配送するなど、種々のサービスを提供可能である。
ところで、このような印刷制御装置は、単独の装置として存在する場合もあるし、ある機器に組み込まれた状態で利用されることもあるなど、発明の思想としてはこれに限らず、各種の態様を含むものである。従って、ソフトウェアであったりハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。発明の思想の具現化例として印刷制御装置のソフトウェアとなる場合の例として、請求項9にかかる発明を採用しても良い。
むろん、その記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。また、一次複製品、二次複製品などの複製段階についても同等である。また、一部がソフトウェアであって、一部がハードウェアで実現されている場合においても発明の思想において全く異なるものではなく、一部を記録媒体上に記憶しておいて必要に応じて適宜読み込まれるような形態のものとしてあってもよい。
また、このような印刷制御装置においては、その制御手順に従って処理を進めていく上で、その根底にはその手順に発明が存在するということは当然であり、方法としても適用可能である。このため、請求項10にかかる発明においても、基本的には同様の作用となる。むろん、上記印刷制御プログラムおよび印刷制御方法において上記請求項2〜請求項8に対応した構成を採用することも可能である。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)本発明の概略構成:
(2)印刷制御装置の構成:
(3)ロール紙情報制御処理:
(4)印刷制御処理:
(5)他の実施形態:
(1)本発明の概略構成:
(2)印刷制御装置の構成:
(3)ロール紙情報制御処理:
(4)印刷制御処理:
(5)他の実施形態:
(1)本発明の概略構成:
図1は本発明の概略を説明するための説明図である。同図において、プリンタ40はA1サイズなど大きなサイズの印刷用紙を利用して印刷を実行可能なインクジェットプリンタである。プリンタ40はその背面にロール紙ユニット47bを備えており、同ロール紙ユニット47bには印刷用紙が巻回されたロール紙48a〜48cを装着可能である。本実施形態において、ロール紙48a〜48cはそれぞれ普通紙,マット紙,光沢紙が所定の軸に巻回されたものである。
図1は本発明の概略を説明するための説明図である。同図において、プリンタ40はA1サイズなど大きなサイズの印刷用紙を利用して印刷を実行可能なインクジェットプリンタである。プリンタ40はその背面にロール紙ユニット47bを備えており、同ロール紙ユニット47bには印刷用紙が巻回されたロール紙48a〜48cを装着可能である。本実施形態において、ロール紙48a〜48cはそれぞれ普通紙,マット紙,光沢紙が所定の軸に巻回されたものである。
各ロール紙48a〜48cには、メモリカード50a〜50cが対応づけられており、各ロール紙48a〜48cに関する情報が記録される。本実施形態においては、プリンタ40の製造者がロール紙48a〜48cを交換するなどのメンテナンスサービスを実施しており、メモリカード50a〜50cはプリンタ40の製造者がロール紙48a〜48cとともに提供する。従って、プリンタ40の製造者はロール紙48a〜48cに固有の情報、例えばロール紙48a〜48cのシリアル番号等を予めメモリカード50a〜50cに記録することができる。
また、メモリカード50a〜50cには、ロール紙48a〜48cの使用によって逐次変化する情報、例えばロール紙48a〜48cの残量を示すデータを記録することができる。すなわち、プリンタ40は、印刷に際してロール紙48a〜48cを引き出して印刷ヘッドの下方に搬送し、印刷ヘッドからインクを吐出することによって印刷媒体に画像を記録するので、印刷に伴ってロール紙48a〜48cの残量が変化する。
そこで、メモリカード50a〜50cに各ロール紙48a〜48cの残量を記録することによって個別のロール紙48a〜48cの残量が把握できるようにしている。本実施形態において、メモリカード50a〜50cの管理はコンピュータ10によって行うようになっている。すなわち、本実施形態においてプリンタ40はコンピュータ10に接続されており、同コンピュータ10にて後述するプリンタドライバが駆動されることによってプリンタ40における印刷処理を制御する。
メモリカード50a〜50cに対するデータの書込や読出は、コンピュータ10を使用することによって、非常に安価かつ簡易に実施することができるので、本実施形態では、上記ロール紙48a〜48cの残量を算出する処理をコンピュータ10にて行っている。すなわち、コンピュータ10に対してメモリカード50a〜50cのリーダライタ50を接続し、当該リーダライタ50によってデータの書込と読出を実施する。
この構成により、安価かつ簡単にメモリカード50a〜50cに記録された残量を取得可能であるし、残量を更新可能である。本実施形態において、メモリカード50a〜50cとロール紙48a〜48cとは1対1に対応しているので、ロール紙を途中で交換したとしても、同時に対応する適切なメモリカードを使用することによって、各ロール紙の残量を正確に記録し続けることが可能である。
さらに、プリンタ40の製造者がメンテナンスサービスを実施してロール紙48a〜48cを交換した後には、使用済みのロール紙とそのロール紙に対応するメモリカードとを合わせて回収する。サービス提供者は、メモリカードの回収後、自己の営業所等でメモリカード50a〜50cをリーダライタ等により読み出すことができ、この結果、非常に簡単かつ正確にロール紙48a〜48cの残量あるいは使用量を把握することが可能になる。
本発明においては、このようにロール紙48a〜48cとメモリカード50a〜50cとが1対1であることによって、交換したロール紙のみについてメモリカードを回収することが可能になる。すなわち、単一のメモリカードに複数のロール紙に関する残量等を記録すると、複数のロール紙のいずれかを回収する際にロール紙と合わせてメモリカードを回収することができない。この場合、コンピュータ10を利用してメモリカードに記録された残量データを他のメモリに転送したり、紙にメモを取るなどすることは可能であるが、サービス提供者が関わる総てのサービス提供先で転送やメモ取りを行うのは煩雑である。また、人為的な作業が多くなるほど誤りが生じる可能性が高くなる。
さらに、業務用のコンピュータ10にてプリンタ40を使用中であれば、サービス提供者が所望の任意のタイミングでコンピュータ10を操作できるとは限らず、残量を取得する作業に差し障りが生じやすい。いずれにしても、単一のメモリカードに複数のロール紙に関する残量等を記録すると、ロール紙の使用者とサービス提供者との双方で残量を簡易かつ正確に把握するのは困難である。しかし、本発明において、使用していないロール紙に対応づけられたメモリカードはリーダライタ50から取り外されているので、サービス提供者はプリンタ40に装着されていないロール紙と取り外されているメモリカードとを単に回収するのみである。従って、ロール紙の使用者とサービス提供者との双方で残量を簡易かつ正確に把握することが可能である。
(2)印刷制御装置の構成:
次に、上述の発明を実現するための構成を詳細に説明する。図2は、コンピュータ10のハードウェアおよびソフトウェアによる機能を示すブロック図である。コンピュータ10は、CPU11,RAM12,ROM13等のプログラム実行環境を備えており、ROM13や図示しないハードディスクドライブに記録された各種プログラムRAM12に読み出して実行することができる。本実施形態においては、OS20を実行し、同OS20の実行下において各種プログラムを起動するようになっており、そのプログラムとしてプリンタドライバ(PRTDRV)30,メモリカードドライバ(DRV)21,ディスプレイドライバ(DRV)22,入力機器ドライバ(DRV)23を実行可能である。
次に、上述の発明を実現するための構成を詳細に説明する。図2は、コンピュータ10のハードウェアおよびソフトウェアによる機能を示すブロック図である。コンピュータ10は、CPU11,RAM12,ROM13等のプログラム実行環境を備えており、ROM13や図示しないハードディスクドライブに記録された各種プログラムRAM12に読み出して実行することができる。本実施形態においては、OS20を実行し、同OS20の実行下において各種プログラムを起動するようになっており、そのプログラムとしてプリンタドライバ(PRTDRV)30,メモリカードドライバ(DRV)21,ディスプレイドライバ(DRV)22,入力機器ドライバ(DRV)23を実行可能である。
また、コンピュータ10は、各種インタフェース(I/F)14a〜14cを備えている。USBI/F14aには上記プリンタ40とリーダライタ50とを接続可能であり、I/F14bにはディスプレイ15,I/F14cにはキーボード16aおよびマウス16bを接続可能である。以上のように、本発明はコンピュータが一般的に備える汎用的なハードウェアを利用し、後述するソフトウェアを実行することによって実現可能である。
メモリカードDRV21は、リーダライタ50に装着されたメモリカードに対してデータを書き込み、またはこのメモリカードからデータを読み出すためのモジュールである。すなわち、PRTDRV30の制御に応じ、USBI/F14aを介して所定の制御コマンドをリーダライタ50に出力し、メモリカード50a〜50cに記録された任意のデータを取得する。また、USBI/F14aを介して所定の制御コマンドをリーダライタ50に出力し、メモリカード50a〜50cに任意のデータを記録する。
ディスプレイDRV22はディスプレイ15における画像の表示を制御するドライバであり、入力機器DRV23は上記キーボード16aやマウス16bからのコード信号を受信して所定の入力操作を受け付けるドライバである。本実施形態においては、ディスプレイDRV22の制御によって後述するPRTDRV30が取得したロール紙に関する情報をディスプレイ15上に表示する。また、入力機器DRV23の制御により、キーボード16aおよびマウス16bにおいて入力する用紙シリアル番号等を受け付ける。
PRTDRV30は、ロール紙の残量を管理しながらプリンタ40における印刷を制御するプログラムである。プリンタ40における印刷処理を制御するためにPRTDRV30は、画像処理部32を備えている。画像処理部32は、RAM12上に記録される印刷対象の画像を示す画像データ12aを取得し、所定の画像処理を施して印刷データを生成する。
すなわち、画像データの解像度変換処理や色変換処理、ハーフトーン処理等を実施し、プリンタ40にて印刷を実行可能な画像データを生成するとともに適宜必要なデータを切り出して印刷データとする。生成された印刷データは、上記USBI/F14aを介してプリンタ40に受け渡される。プリンタ40は、当該印刷データに基づき、後述するようにして印刷を実行する。
PRTDRV30は、このような印刷あるいは印刷以外の動作によって使用されるロール紙の量を算出し、ロール紙の残量を示すデータを生成してメモリカード50a〜50cに記録する処理も行う。このために、PRTDRV30は、ロール紙管理モジュール31を備えており、同ロール紙管理モジュール31はメモリR/W制御部31aと送り量取得部31bと残量算出部31cとロール紙情報取得/表示部31dとを備えている。
メモリR/W制御部31aは、メモリカードDRV21を利用してメモリカード50a〜50cに対して所望のデータを書き込み、また、所望のデータを読み出すモジュールである。送り量取得部31bは、USBI/F14aを介してプリンタ40と双方向通信を行い、プリンタ40に記録されている送り量を示すデータを取得するモジュールである。取得された送り量はメモリR/W制御部31aと残量算出部31cとに受け渡される。本実施形態において送り量として採用しているデータは後に詳述する。
尚、プリンタ40に記録されている送り量はプリンタ40が製造された後に用紙の送り動作を実施した場合の総送り量であり、ロール紙毎の区別は行っていない。そこで、残量算出部31cにおいて、当該送り量を取得して個別のロール紙の残量を算出する。すなわち、本実施形態においては、前回(n−1回目)の印刷時にメモリカード50a〜50cに記録した送り量と実際の印刷時(n回目)にメモリカード50a〜50cに記録した送り量との差分をロール紙の使用量としている。
この処理により、画像を印刷した時の送り量とともに、n−1回目以降に行われた他の動作(メンテナンスおよび空送り)による送り量を加味して使用量を算出していることになる。残量算出部31cにおいてこのようにしてロール紙の使用量を算出したら、ロール紙の残量を算出し、残量を示すデータをメモリR/W制御部31aに受け渡す。これによって、メモリカード50a〜50cにロール紙の残量が記録される。尚、このとき、後述するRAM12上のロール紙情報12bを更新するようになっている。
本実施形態においては、以上のようにメモリカード50a〜50cに対して各ロール紙48a〜48cの残量を記録できるように構成するとともに、その残量を利用者に対して明示し、また、ロール紙48a〜48cに関する情報を自動で取得するようになっている。このためにロール紙情報取得/表示部31dは、メモリR/W制御部31aを介してロール紙情報を取得する。すなわち、メモリR/W制御部31aによってメモリカード50a〜50cからロール紙情報を取得させ、RAM12にロール紙情報12bとして一時記憶させる。
さらに、ロール紙情報取得/表示部31dは所定時間(例えば10秒)が経過する度にRAM12にアクセスし、ロール紙情報12bを取得する。そして、ディスプレイDRV22を制御し、当該ロール紙情報12bが示す情報をディスプレイ15上に表示させる。画像を印刷した後には、上述のように残量算出部31cによって当該ロール紙情報12bが更新されるので、ロール紙情報取得/表示部31dが所定時間毎にロール紙情報12bを参照することにより、逐次変化するロール紙情報(例えば残量)をほぼリアルタイムでディスプレイ15上に表示することができる。ロール紙情報の詳細は後述する。
図3は、プリンタ40のハードウェアおよびソフトウェアによる機能を示すブロック図である。プリンタ40は、CPU41,RAM42,ROM43,EEPROM44等のプログラム実行環境を備えており、所定のプログラムに従い、I/F45a〜45fを介して各部を制御する。USBI/F45aは、上記コンピュータ10が出力する印刷データを取得するI/Fであるとともに、後述する送り量を示すデータを出力するI/Fである。
I/F45b,45cには、それぞれ操作パネル46bとLCD(液晶ディスプレイ)46cとが接続されている。操作パネル46bはプリンタ40の筐体面に備えられた数個のボタンであり、本実施例においては同操作パネル46bのボタン押し込み操作によってメンテナンスの実行や空送り等の実行指示を行うようになっている。LCD46cは、文字や図等を表示するためのディスプレイであり、上記操作パネル46bにおける操作時のガイドや紙詰まり等のエラー表示を行うためのディスプレイである。
印刷ヘッドユニット46dは、多数のノズルが形成されたノズルアレイやインクカートリッジに充填されたインクをインク室に供給する機構等によって構成され、インク室には各ノズル毎にインクを吐出するためのピエゾ素子が備えられている。各ピエゾ素子は、I/F45dを介して制御され、この制御の結果、画素毎にインクが記録され、または非記録とされる。むろん、この構成は一例であり、他にも種々の構成、例えば、バブルによってインクの吐出/非吐出を制御する構成やインク滴の吐出量を数段階に制御する構成等を採用することができる。
キャリッジ機構46fは、上記印刷ヘッドユニット46dを搭載するとともに主走査方向(紙送り方向と略直角)に駆動可能な部位を備え、CPU41の制御によって上記インクの吐出/非吐出に同期させながら印刷ヘッドユニット46dを主走査させる。紙送り機構47は、上記ロール紙ユニット47bに蓄積されたロール紙を引き出してインクを記録する部位に搬送する機構を備えており、上記インクの吐出/非吐出に同期させながら副走査を行う。紙送り機構47は、ロール紙の送り量を検出する送り量検出部47aを備えており、画像を印刷したときのみならず、メンテナンスや空送り時においてもその送り量を検出し、I/F45eを介して送り量のカウント値を出力するようになっている。
ここで、送り量検出部47aにおいては、ロール紙を送り出した量を検出することができれば良く、種々の構成を採用可能である。例えば、ロールの回転速度や加速度に基づいてその送り出し量を検出する機構や、ロール紙をピンチローラで挟み込むとともに当該ピンチローラの回転回数によって送り出し量を検出する機構や、蓄積されているロール紙の厚さに基づいて送り出し量を検出する機構等、種々の構成を採用可能である。
このような構成のプリンタ40において、本実施形態では上記CPU41等の制御によって印刷実行モジュール41aとカウント制御モジュール41bとメンテナンスモジュール41cと空送り実行モジュール41dとを実行可能である。印刷実行モジュール41aは、上記USBI/F14aを介して印刷データを取得し、同印刷データに基づいて各部を駆動することによって印刷を実行する。すなわち、印刷データにおいては、画素毎にインクの記録/非記録を示しているので、このデータ通りにインクが記録されるように上記印刷ヘッドユニット46dとキャリッジ機構46fと紙送り機構47とを制御する。
メンテナンスモジュール41cは、上記操作パネル46bの指示によって起動され、ノズルクリーニング等を実行するため、各処理に対して予め決められた所定の手順によって上記印刷ヘッドユニット46dとキャリッジ機構46fと紙送り機構47とを制御する。空送り実行モジュール41dは、上記操作パネル46bの指示によって起動され、操作パネル46bにおいて所定のボタンが押されている時間に基づいて紙送り機構47とを制御する。
以上の印刷とメンテナンスと空送りとのいずれにおいても、ロール紙ユニット47bに装着されているロール紙から印刷用紙が送り出される。カウント制御モジュール41bは以上のようにして送り出されるロール紙の送り量を記録するための制御を実行するモジュールである。すなわち、上記EEPROM44には、カウント値を記録するための記録容量が確保してあり、印刷時、メンテナンス時、空送り時の送り量を記録するようになっており、カウント制御モジュール41bがカウント値の更新を行う。
具体的には、上記印刷とメンテナンスと空送りとが実行されると、送り量検出部47aでは送り量を検出し、I/F45eを介して送り量のカウント値を出力する。カウント制御モジュール41bはこのカウント値を取得し、取得した値に基づいてEEPROM44に記録された送り量をカウントアップするように更新する。EEPROM44に記録する送り量は、ロール紙の送り量に相当していれば良い。従って、mmやインチを単位にして送り量を示すデータであっても良いし、送り量に比例する数値であっても良く、種々のデータを採用可能である。
カウント制御モジュール41bは送り量のカウントを制御する他、上記送り量取得部31bの要求に応じて上記各送り量を示すデータを出力する。すなわち、送り量取得部31bが出力する所定のコマンドに応じ、EEPROM44に記録された送り量を示すデータを取得し、USBI/F45aから出力する。送り量取得部31bは当該出力されたデータを取得する。
(3)ロール紙情報制御処理:
次に、上述の構成における処理を詳細に説明する。図4は、ロール紙情報を管理するロール紙情報制御処理の処理フローを示している。この処理は、PRTDRV30が起動された時点でロール紙情報取得/表示部31dによって実行され、ロール紙情報取得/表示部31dは上記メモリR/W制御部31aを利用して処理を進める。まず、ステップS100にてロール紙情報取得/表示部31dがメモリカード50a〜50cの装着確認を行う。すなわち、メモリR/W制御部31aがメモリカードDRV21にアクセスし、装着を確認するための所定の確認コマンドを出力させる。リーダライタ50にメモリカード50a〜50cのいずれかが装着されている場合、メモリカードDRV21は、装着されていることを示すデータを上記メモリR/W制御部31aに受け渡す。
次に、上述の構成における処理を詳細に説明する。図4は、ロール紙情報を管理するロール紙情報制御処理の処理フローを示している。この処理は、PRTDRV30が起動された時点でロール紙情報取得/表示部31dによって実行され、ロール紙情報取得/表示部31dは上記メモリR/W制御部31aを利用して処理を進める。まず、ステップS100にてロール紙情報取得/表示部31dがメモリカード50a〜50cの装着確認を行う。すなわち、メモリR/W制御部31aがメモリカードDRV21にアクセスし、装着を確認するための所定の確認コマンドを出力させる。リーダライタ50にメモリカード50a〜50cのいずれかが装着されている場合、メモリカードDRV21は、装着されていることを示すデータを上記メモリR/W制御部31aに受け渡す。
そこで、ステップS105においてロール紙情報取得/表示部31dは、当該データに基づいてリーダライタ50にメモリカード50a〜50cが装着されているか否かを判別する。同ステップS105にてメモリカード50a〜50cがリーダライタ50に装着されていると判別されないときには、ステップS110にてディスプレイ15上にエラーメッセージを表示させ、ステップS100以降の処理を繰り返す。すなわち、ディスプレイDRV22に対してエラーメッセージを表示するためのデータを受け渡し、ディスプレイ15上にメモリカード50a〜50cが未装着である旨の表示を行わせる。
ステップS105にてメモリカード50a〜50cが装着されていると判別されると、ロール紙情報取得/表示部31dは、ステップS115にて当該装着されているメモリカードから用紙基礎データを取得する。すなわち、メモリR/W制御部31aおよびメモリカードDRV21によってメモリカード50a〜50cから所定の用紙基礎データを取得する。ここで、用紙基礎データは、個別のロール紙を特定するためのデータであって、ロール紙48a〜48cのメンテナンスサービス提供者が当該ロール紙48a〜48cの出荷前にメモリカード50a〜50cとロール紙48a〜48cとを対応づけながら、各ロール紙の情報を記録する。
図5は、メモリカード50a〜50cに記録されるロール紙情報の例を模式的に示す図である。この例においては、用紙基礎データとして用紙シリアル番号と用紙幅と用紙種類と用紙全長を記録している。ここで、用紙シリアル番号とは、各ロール紙48a〜48cについて独自の番号であり、用紙幅や種類等にかかわらず、ロール紙に対して1対1に割り振られた番号である。この番号はロール紙48a〜48cを出荷する際に当該ロール紙48a〜48cを梱包している箱やマニュアル類等に印刷される。
用紙幅は、ロール紙48a〜48cが巻回された軸に平行な方向の長さである。すなわち、本実施形態においては、ロール紙ユニット47bの幅が一定であっても、軸に巻回される印刷用紙の幅は一定とは限らず、適宜選択可能である。上記画像処理部32において、複数の画像の自動割付を実施する際には用紙幅に基づいて異なるレイアウトでの割付となり得るので、当該用紙幅を取得することによりロール紙ユニット47bに装着されたロール紙に適合した適正な画像処理を実施可能になる。
用紙種類は、上記普通紙,マット紙,光沢紙等の区別を示すデータであり、各ロール紙48a〜48cにおいて軸に巻回された用紙の種類を示している。当該用紙種類も画像処理部32にて適正な処理を実施するために利用可能である。すなわち、用紙種類が異なれば、画像処理部32における色変換処理に際して参照すべき色変換テーブルが異なるなど、用紙種類によって異なる処理が必要とされ得る。従って、当該用紙種類を取得することによりロール紙ユニット47bに装着されたロール紙に適合した適正な画像処理を実施可能になる。
用紙全長は、ロール紙の出荷時において軸に巻回されたロール紙の全長を示すデータである。当該用紙全長は、ロール紙の残量を表示する際に参照される。すなわち、本実施形態においては、ロール紙の残量を初期の全長と比較した相対的な量で表示するように構成しているため、当該初期の全長を示すデータが用紙基礎データに含まれている。かかる構成により、出荷時点から用紙全長の異なる複数の製品(出荷時のロールの外形が異なる製品)を提供することが可能になる。
尚、図5に示す例で、用紙全長は出荷時において軸に巻回されたロール紙の全長であるが、当該全長の替わりにこの全長から一定量を減じた印刷保証長を示すデータを利用しても良い。すなわち、本発明においてはロール紙の送り量を検出していているが、送り量の検出誤差が生じれば印刷用紙を使い切っているのに所定の残量があるという検出をすることがあり得る。そこで、送り量の検出に誤差が生じた場合であっても誤検出を行わないように上記一定量の余裕を与え、印刷保証長とロール紙の残量との相対的な比較を表示するなどの構成を採用しても良い。
ステップS115にてメモリR/W制御部31aが用紙基礎データを取得すると、ロール紙情報取得/表示部31dはステップS120にて当該データを受け取り、ロール紙情報12bとしてRAM12に一時記憶させる。次に、ロール紙情報取得/表示部31dは、装着中のメモリカード50a〜50cが、装着中のロール紙48a〜48cに対応づけられたカードであるか否かを判断する処理を行う。このために、まずステップS125にてディスプレイDRV22に所定のデータを出力し、用紙シリアル番号を入力させるための画面をディスプレイ15上に表示させる。
利用者は、上記キーボード16a等を操作し、現在装着中のロール紙について梱包箱等に記載してある用紙シリアル番号を入力する。この入力操作の内容を示すデータは入力機器DRV23によって生成され、ロール紙情報取得/表示部31dに受け渡される。そこで、ロール紙情報取得/表示部31dは、ステップS130にてRAM12のロール紙情報12bを参照し、ロール紙情報12bとして記憶されている用紙シリアル番号と上記入力された用紙シリアル番号とが一致するか否かを判別する。
同ステップS130にて用紙シリアル番号が一致すると判別されないときには、ステップS135にてディスプレイ15上にエラーメッセージを表示させ、処理を終了する。すなわち、ディスプレイDRV22に対してエラーメッセージを表示するためのデータを受け渡し、ディスプレイ15上にメモリカードが装着中のロール紙に対応していない旨の表示を行わせる。尚、このとき、上記一時記憶したロール紙情報12bを消去する。
上記ステップS130にて用紙シリアル番号が一致すると判別されたときには、ステップS140にて上記メモリカードから用紙残量管理データを取得し、ステップS145にてRAM12に一時記憶する。すなわち、メモリR/W制御部31aおよびメモリカードDRV21によってメモリカード50a〜50cから所定の用紙残量管理データを取得する。取得したデータはロール紙情報取得/表示部31dがロール紙情報12bとしてRAM12に記録する。
図5に示す例において用紙残量管理データは、用紙の残量を管理するためのデータであり、印刷時送り量とメンテナンス時送り量と空送り時送り量と用紙残量とを示すデータである。印刷時送り量とメンテナンス時送り量と空送り時送り量とは、後述する印刷制御の際にプリンタ40から取得されるデータであり、上記プリンタ40においてEEPROM44に記録されているデータである。
用紙残量は、ロール紙ユニット47bに装着されたロール紙の残量を示すデータであり、ロール紙の出荷時点では用紙全長と残量とが等しい。ロール紙情報としては、他にもロール紙に関する種々の情報を採用可能である。例えば、ロール紙が無くなったとして警告を行う際の残量値やロール紙の装着を行った回数など、サービス提供者やロール紙の使用者が使用し得る総てのデータを記録することができる。
ステップS150において、ロール紙情報取得/表示部31dは、RAM12に記録されたロール紙情報12bを参照し、上記用紙残量管理データの用紙残量と用紙基礎データの用紙全長を取得する。そして、ステップS155において、ロール紙情報取得/表示部31dは、用紙残量/用紙全長の百分率を算出するとともにディスプレイDRV22を制御して当該百分率をディスプレイ15上に表示させる。ここで、百分率は数値で表示しても良いし、比率を視覚化した図で表示しても良く種々の構成を採用可能である。
尚、ここではロール紙の残量をディスプレイ15上に表示する処理を説明したが、上記ロール紙情報取得/表示部31dにおいては、ロール紙情報12bから任意のデータを抽出して表示させても良い。例えば、用紙幅や用紙種類等をディスプレイ15上に表示すれば、現在設定中の用紙幅および用紙種類を利用者に対して明示することができる。また、ロール紙情報12bに基づいてメッセージ等を表示する構成を採用することも可能である。例えば、用紙残量/用紙全長の百分率が所定の閾値以下になったときには、用紙の蓄積が少ないとして警告をしたり、新たなロール紙を発注するように促したりする構成を採用可能である。
本実施形態においては、ほぼリアルタイムに用紙残量をディスプレイ15上に表示させるようにしており、このために、ステップS160にて所定時間(例えば10秒)待機する。そして、所定時間待機した後にはステップS150以降の処理を繰り返す。すなわち、プリンタ40にて画像を印刷した後にはRAM12に記録されたロール紙情報12bの用紙残量が更新されるので、ステップS160における待機中に用紙残量が更新されれば、その後、ディスプレイ15上の残量表示が更新されることになる。
(4)印刷制御処理:
次に、上記構成における印刷制御処理を説明する。この印刷制御処理は、上記ロール紙情報制御処理が実施された後に行われる。図6は、当該印刷制御処理のフローチャートである。利用者が図示しないアプリケーションプログラム等によって画像データ12aに基づく印刷実行を指示すると、ステップS200においてPRTDRV30は印刷条件の設定を行う。このとき、上記ロール紙情報12bの用紙基礎データを参照する。すなわち、用紙基礎データに記述されているデータのうち、印刷条件として設定可能なデータはそのデータを参照して利用する。
次に、上記構成における印刷制御処理を説明する。この印刷制御処理は、上記ロール紙情報制御処理が実施された後に行われる。図6は、当該印刷制御処理のフローチャートである。利用者が図示しないアプリケーションプログラム等によって画像データ12aに基づく印刷実行を指示すると、ステップS200においてPRTDRV30は印刷条件の設定を行う。このとき、上記ロール紙情報12bの用紙基礎データを参照する。すなわち、用紙基礎データに記述されているデータのうち、印刷条件として設定可能なデータはそのデータを参照して利用する。
図5に示す例では、用紙幅と用紙種類についてはロール紙情報12bに記述された通りの設定にする。他の印刷条件、例えば、印刷部数や解像度等については、デフォルトあるいは利用者の選択入力を受け付けて設定する。本実施形態においては、上述の処理によって用紙シリアル番号が一致しているか否かを判別し、メモリカードとロール紙ユニット47bに装着されたロール紙との対応を確認している。従って、上記用紙幅と用紙種類とは装着中のロール紙について記述した正しい情報である。
この用紙幅と用紙種類との指定を利用者の入力操作やデフォルト設定によって設定すると、ロール紙の交換などによって誤りが生じ得る。誤りが生じているにもかかわらず印刷を実行してしまうと、印刷用紙やインク等の消耗品が無駄になるし、時間が無駄になる。プリンタ40の使用者が業務として印刷を行う場合には、このようなコストの無駄が発生すると利益が低下するし、無駄な時間を費やすことにより指定時間までに印刷を完了するなどのサービスに支障が生じ得る。しかし、本実施形態によれば、ロール紙に関する情報は自動で適正な情報に設定されるので、コストや時間に無駄が生じない。
ステップS200において印刷条件を設定したら、上記画像処理部32がステップS205にて印刷を実行する。すなわち、画像処理部32が画像データ12aを取得し、上記解像度変換や色変換など所定の処理を実施し、印刷データを生成する。画像処理部32はこの印刷データをUSBI/F14aにてプリンタ40に出力する。プリンタ40の印刷実行モジュール41aはこの印刷データを取得し、印刷ヘッドユニット46dと紙送り機構47とキャリッジ機構46fとを制御して印刷を実行する。
印刷が終了すると、ステップS210にて送り量取得部31bがプリンタ40と双方向通信を行い、送り量(上記印刷時送り量とメンテナンス時送り量と空送り時送り量)を取得し、RAM12に一時記憶する。すなわち、送り量取得部31bが上記USBI/F14aを介して所定のコマンドを出力し、カウント制御モジュール41bが当該コマンドに応じて送り量を示すデータを出力する。送り量取得部31bは当該データを取得する。このようにして送り量取得部31bがステップS210にて取得する送り量は、ステップS205における印刷が終了した時点での送り量であり、本明細書では、この時点での送り量を送り量Bと表記する。
当該ステップS210におけるRAM12への一時記憶では、前回(n−1回目)の印刷実行時に記憶していた送り量(本明細書では送り量Aと表記する)を更新しないで送り量Bを記憶する。すなわち、ステップS210を実行した時点では、n回目の印刷時における送り量(送り量B)とn−1回目の印刷時における送り量(送り量A)との双方を参照できるようにしている。
ステップS215では、残量算出部31cが、これらの送り量A,送り量Bに基づいてn−1回目の印刷からn回目の印刷までに使用したロール紙の使用量を算出する。すなわち、使用量=送り量B−送り量Aとして使用量を算出する。上述のように送り量A,送り量Bには印刷時送り量とメンテナンス時送り量と空送り時送り量とを含むが、ここで言う送り量Bと送り量Aとの差分とは、各送り量毎に差分をとって得られた差分値を加え合わせたものである。
この計算により、n回目の印刷における使用量に加えてn−1回目の印刷からn回目の印刷までにメンテナンスおよび空送りで使用されたロール紙の使用量を算出することができる。ロール紙の使用量を算出したら、ステップS220にてRAM12に記録された送り量Aに送り量Bを代入し、n+1回目の印刷にて使用できるようにしておく。
ステップS225では、残量算出部31cが、上記ロール紙情報12bを参照して用紙残量を取得する。この時点でロール紙情報12bに記録されている用紙残量は、上記n−1回目における送り量を反映した用紙残量であるため、ステップS230にて”用紙残量−使用量(ステップS215の算出値)”を算出し、n回目の印刷後の用紙残量を取得する。そして、ステップS235では、当該取得した用紙残量にて上記ロール紙情報12bおよびメモリカードに記録された用紙残量を更新する。以上の処理により、画像を印刷するたびに、ロール紙の残量が適正な値に更新されることになり、上記ディスプレイ15上の表示およびメモリカードに記録される残量が適正な値となる。
(5)他の実施形態:
以上の実施形態は、本発明を実現するための例であり、むろん他の構成を採用することも可能である。例えば、ネットワークを通じてロール紙情報12bを外部に出力するように構成しても良い。図7は、このような構成の概略を説明するための説明図である。本実施形態における構成は多くの点で上記第1の実施形態における構成と共通であり、同じ構成については図1と同じ符号で示している。
以上の実施形態は、本発明を実現するための例であり、むろん他の構成を採用することも可能である。例えば、ネットワークを通じてロール紙情報12bを外部に出力するように構成しても良い。図7は、このような構成の概略を説明するための説明図である。本実施形態における構成は多くの点で上記第1の実施形態における構成と共通であり、同じ構成については図1と同じ符号で示している。
すなわち、プリンタ40やメモリカード50a〜50c,ロール紙48a〜48c等の構成は上記第1の実施形態と同様である。図7において、コンピュータ100は上記第1の実施形態におけるコンピュータ10とほぼ同様の構成にて実現可能である。但し、コンピュータ100はネットワーク網Wに接続し、外部のコンピュータと双方向通信を行うことが可能である。
このために、コンピュータ100は図示しないネットワークI/Fとネットワーク制御モジュールを備えている。ネットワーク制御モジュールは、外部のコンピュータ、例えば、ロール紙48a〜48cの提供サービスを実施するサービス提供者が有するサーバコンピュータ110との通信を制御する。そして、サーバコンピュータ110からの要求やロール紙48a〜48cの残量を通知する必要が生じたときなど必要に応じてロール紙情報12bを取得し、サーバコンピュータ110に対して送信する。
サーバコンピュータ110においては、当該ロール紙情報12bを取得して、そのディスプレイに表示するなど、ロール紙情報12bを出力する処理を実施可能である。かかる構成においては、コンピュータ100の使用者が何ら意識することなくロール紙情報12bをサービス提供者に伝達することが可能である。従って、サービス提供者はロール紙の残量を検知し、ロール紙が使用可能になる前にロール紙の交換に出向くなど、サービスの質を向上することができる。
さらに、本発明においては、ロール紙と記憶媒体とを1対1に対応づけられればよく、コンピュータによってメモリカードの読出および書込を制御する構成が必須というわけではない。例えば、プリンタ40にメモリカードのスロットおよびリーダライタを搭載し、プリンタ40におけるプログラム実行環境にて上記ロール紙情報12bを管理する構成を採用可能である。むろん、上述のように残量を表示する出力装置としてもコンピュータ10に接続されたディスプレイ15上に限られず、プリンタ40が備えるLCD46cに表示しても良い。
また、本発明は、プリンタに供給するロール紙の残量を管理するので、管理対象のプリンタとしては上記インクジェットプリンタに限らず、他の方式、例えば、レーザープリンタであっても良い。また、ロール紙を装着するロール紙ユニット47bにおいても種々の構成を採用可能である。例えば、複数個のロール紙を同時に装着し、ロール紙を適宜選択して印刷を実施可能な構成を採用しても良い。この場合であってもロール紙と記憶媒体とを1対1に対応させることにより、ロール紙の使用者とサービス提供者との双方で残量を簡易かつ正確に把握することが可能である。
さらに、上記実施形態においては、印刷を実行した後に送り量を取得し、前回の印刷後から今回の印刷までのロール紙の使用量を算出しているが、送り量の取得および使用量の算出タイミングがこのタイミングに限定されるわけではない。例えば、プリンタ40において送り量をカウントするたびに送り量を出力し、残量を更新しても良い。かかる構成によれば、より正確に残量を検出することができる。
また、上記実施形態においては、印刷を実行した後に送り量を取得しているので、n回目の印刷後に印刷を行うことなくロール紙を交換した場合、カウント値が変わっている可能性がある。すなわち、n回目の印刷後にメンテナンスや空送りを実施した場合、残量は更新されないが送り量のカウント値は変わっている。そこで、ロール紙を交換する処理を実施する際には、メンテナンスおよび空送りによる送り量を取得し、その際のロール紙の使用量を算出してメモリカードに記録する残量を更新するのが好ましい。
さらに、上記実施形態においては、用紙シリアル番号に基づいてメモリカード50a〜50cとロール紙48a〜48cとの対応確認するにあたり、ロール紙48a〜48cの梱包箱等に記載してある用紙シリアル番号を入力させていたが、むろん、このような構成が必須というわけではない。例えば、用紙シリアル番号を示すバーコードを梱包箱に記載してこれを読み取るように構成したり、ロール紙48a〜48cにメモリを搭載するとともに用紙シリアル番号を記録しておき、これを読み取るように構成することが可能である。さらに、非接触IC等をロール紙48a〜48cに搭載させ、無線通信によって用紙シリアル番号を取得しても良く、種々の構成を採用可能である。
10…コンピュータ、12b…ロール紙情報、31…ロール紙管理モジュール、31a…メモリR/W制御部、31b…送り量取得部、31c…残量算出部、31d…ロール紙情報取得/表示部、32…画像処理部、40…プリンタ、41a…印刷実行モジュール、41b…カウント制御モジュール、41c…メンテナンスモジュール、41d…空送り実行モジュール、47…紙送り機構、47a…送り量検出部、47b…ロール紙ユニット、48a〜48c…ロール紙、50…リーダライタ、50a〜50c…メモリカード
Claims (10)
- ロール紙を蓄積するロール紙ユニットから印刷媒体の供給を受けて印刷を実行する印刷装置の印刷制御装置であって、
個別のロール紙に対して1対1に対応づけられた記憶媒体からデータの読出と記録とを行う記憶媒体制御手段と、
上記印刷装置におけるロール紙の送り量を取得する送り量取得手段と、
同取得した送り量から上記個別のロール紙における紙の使用量を算出するとともに上記記憶媒体制御手段によって当該個別のロール紙の残量を上記記憶媒体に記録させる残量記録手段とを具備することを特徴とする印刷制御装置。 - 上記記憶媒体には、個別のロール紙毎に独自の識別データが記録されていることを特徴とする上記請求項1に記載の印刷制御装置。
- 上記記憶媒体には、上記印刷装置において印刷を実行する際に必要とされるロール紙に関するデータが記録されていることを特徴とする上記請求項1または請求項2のいずれかに記載の印刷制御装置。
- 上記記憶媒体には、初期状態において使用可能なロール紙の蓄積量と残量との相対的な関係を算出するためのデータが記録されていることを特徴とする上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の印刷制御装置。
- 上記印刷装置は、画像を印刷する際のロール紙の送り量とメンテナンスを行う際のロール紙の送り量と空送りを行ったときのロール紙の送り量とのいずれかまたは組み合わせを計測する送り量計測部を備え、上記送り量取得手段は、これらの送り量のいずれかまたは組み合わせを取得することを特徴とする上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の印刷制御装置。
- 上記残量記録手段は、上記印刷装置において画像を印刷した後に上記送り量計測部による計測を行うとともに上記記憶媒体にその送り量を記録し、n回目(nは2以上の整数)の印刷の後に、n−1回目の印刷後に記録した送り量と当該n回目の印刷後に記録した送り量との差分を上記紙の使用量とし、上記記憶媒体に記録された残量値から当該使用量を減じて上記ロール紙の残量とすることを特徴とする請求項5に記載の印刷制御装置。
- 上記記憶媒体制御手段によって上記記憶媒体に記録された上記ロール紙の残量を含むデータを読み出し、当該読み出したデータを所定の出力装置に出力する出力制御手段を具備することを特徴とする上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の印刷制御装置。
- 上記記憶媒体制御手段によって上記記憶媒体に記録された上記ロール紙の残量を含むデータを読み出し、双方向通信を介して接続されたコンピュータに対して上記読み出したデータを送信する送信制御手段を具備することを特徴とする上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の印刷制御装置。
- ロール紙を蓄積するロール紙ユニットから印刷媒体の供給を受けて印刷を実行する印刷装置の印刷制御プログラムであって、
個別のロール紙に対して1対1に対応づけられた記憶媒体からデータの読出と記録とを行う記憶媒体制御機能と、
上記印刷装置におけるロール紙の送り量を取得する送り量取得機能と、
同取得した送り量から上記個別のロール紙における紙の使用量を算出するとともに上記記憶媒体制御機能によって当該個別のロール紙の残量を上記記憶媒体に記録させる残量記録機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする印刷制御プログラム。 - ロール紙を蓄積するロール紙ユニットから印刷媒体の供給を受けて印刷を実行する印刷装置の印刷制御方法であって、
上記印刷装置におけるロール紙の送り量を取得する送り量取得工程と、
同取得した送り量から個別のロール紙における紙の使用量を算出するとともに、所定の記録装置によって上記個別のロール紙に対して1対1に対応づけられた記憶媒体に対して当該個別のロール紙の残量を記録する残量記録工程とを具備することを特徴とする印刷制御方法。
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