JP2003260831A - プリンタ、プリンタの制御方法、プリンタの制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、このプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

プリンタ、プリンタの制御方法、プリンタの制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、このプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2003260831A
JP2003260831A JP2002066138A JP2002066138A JP2003260831A JP 2003260831 A JP2003260831 A JP 2003260831A JP 2002066138 A JP2002066138 A JP 2002066138A JP 2002066138 A JP2002066138 A JP 2002066138A JP 2003260831 A JP2003260831 A JP 2003260831A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体を切断する手段を有するプリンタに
おいて、記録媒体を切断した後、逆方向に搬送した際に
ジャムが発生するのを防止する。 【解決手段】 オートカットコマンドを受信した場合、
最終印字行をカット位置まで紙送りし(ステップ10
2)、オートカットを実行(ステップ104)した後、
逆方向紙送りが指定されていればフラグFをセットする
(ステップ104,106)。その後、印字コマンドを
受信した時点で(ステップ108)、フラグFがセット
されていれば(ステップ110)、逆方向紙送り(ステ
ップ112)を行った後、印字を実行する(ステップ1
16)。逆送り単独コマンドを受信した場合は、ステッ
プ106以降の処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタおよびプリ
ンタの制御方法に係り、特に、記録媒体を切断する機能
および記録媒体を逆方向に搬送する機能を有するプリン
タおよびこのようなプリンタの制御方法に関する。本発
明は、また、プリンタの制御方法をコンピュータに実行
させるためのプログラムおよびこのプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体にも関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、POSシステムの電子キャッシ
ュレジスタで用いられるレシート印字用のプリンタは、
記録紙を切断するためのカッター装置を備えている。こ
のカッター装置は、ホスト装置からプリンタへ送られた
オートカットコマンドに応じて動作し、印字終了後の記
録紙を切断することで、その記録紙をレシートとして発
行することができる。かかるカッター装置付きのプリン
タにおいて、記録紙への印字位置とカッター装置による
切断位置との間には一定の距離がある。したがって、印
字が完了した記録紙をカッター装置で切断した後、その
位置から次の印刷を開始すると、記録紙の上部切断縁か
ら印字開始位置までの間に上記距離分に相当する余白が
生ずる。この余白の分だけ記録紙を余計に消費してしま
うことになり、また、レシートの見栄えも悪くなる。
【0003】このようなレシート上部の余白を小さくす
る手法として、例えば、特開平10−193712号公
報に開示される如く、印字が完了してカッター装置によ
り記録紙を切断した後、記録紙を逆方向(つまり、カッ
ター装置による切断位置からから印字部へ戻る方向)に
送ることが考えられる。かかる手法によれば、逆方向へ
の送り量だけ記録紙切断縁から印字開始位置までの距離
が短くなるので、次に印字されるレシート上部の余白を
小さくすることができるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示された
プリンタが備えるカッター装置は、記録紙を完全に切断
するフルカットと、記録紙を部分的に残して切断するパ
ーシャルカットとを行なうことができる。パーシャルカ
ットが行なわれた場合には、切断されたレシートが自然
に落下等するのを防止することができ、オペレータがレ
シートを引きちぎって取り除くことになる。しかしなが
ら、パーシャルカットされたレシートが取り除かれない
うちに記録紙が逆方向に送られると、そのレシートがプ
リンタ内部へ引き込まれて紙ジャムが起きる可能性があ
る。また、フルカットが行われた場合にも、レシートが
取り除かれないうちに記録紙が逆方向に送られると、切
断済みのレシートが記録紙と共にプリンタ内部へ引き込
まれることが起こり得る。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、記録媒体を切断した後、逆方向に搬送した場合
にジャムが発生するのを防止することが可能なプリンタ
およびプリンタの制御方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載された発明は、外部から制御コマン
ドを受信する受信手段と、記録媒体に印字を行なう印字
手段と、記録媒体を切断する切断手段と、記録媒体を、
前記印字手段による印字位置から前記切断手段による切
断位置へ向かう第1の方向および該第1の方向とは逆向
きの第2の方向の双方向に搬送可能な搬送手段とを備え
るプリンタであって、前記切断手段により記録媒体が切
断された後、当該切断された記録媒体が取り除かれたと
判断できる所定のタイミングで、前記搬送手段により記
録媒体を前記第2の方向へ搬送させる制御手段を備える
ことを特徴とする。請求項1記載の発明によれば、記録
媒体の切断後、切断された記録媒体が取り除かれたと判
断できるタイミングで、記録媒体を第2の方向へ搬送さ
せる。このため、切断済みの記録媒体が第2の方向へ引
き込まれることがなくなり、これにより、ジャムの発生
を防止することができる。
【0007】特に、記録媒体が部分的に切断(パーシャ
ルカット)された場合には、記録媒体の引き込みが生じ
易い。したがって、請求項2に記載する如く、前記切断
手段が、記録媒体を部分的に切断するパーシャルカット
機能を少なくとも有し、前記制御手段が、前記パーシャ
ルカット機能によって記録媒体が切断される場合に作動
することで、パーシャルカット時のジャムの発生を防止
することができる。
【0008】また、請求項3に記載された発明は、請求
項1または2記載のプリンタにおいて、前記所定のタイ
ミングは、印字を行なうべき旨の所定の印字コマンドを
前記受信手段が受信した後、前記印字手段により当該印
字コマンドに応じた印字が開始される前のタイミングで
あることを特徴とする。一般に、記録紙が切断された
後、次の印字が開始されるまでには、切断済みの記録紙
は取り除かれると判断できる。したがって、請求項3記
載の発明によれば、次の印字コマンドを受信してから印
字を開始する前のタイミングで記録媒体を第2の方向に
搬送することで、切断済みの記録紙が第2の方向へ引き
込まれるのを防止することができる。
【0009】また、請求項4に記載された発明は、請求
項1乃至3のうち何れか1項記載のプリンタにおいて、
前記制御手段は、記録媒体を切断した後に前記第2の方
向へ搬送すべき旨の所定の切断コマンドを前記受信手段
が受信した場合に、前記切断手段により記録媒体を切断
させた後、前記所定のタイミングで前記搬送手段により
記録媒体を前記第2の方向に搬送させる手段を含むこと
を特徴とする。請求項4記載の発明によれば、記録媒体
を切断した後に第2の方向へ搬送すべき旨の切断コマン
ドを受信した場合に、切断済みの記録紙が第2の方向へ
引き込まれるのを防止しつつ、コマンドに従って記録紙
の切断および第2の方向への搬送を行なうことができ
る。
【0010】また、請求項5に記載された発明は、請求
項1乃至4のうち何れか1項記載のプリンタにおいて、
前記制御手段は、記録媒体を前記第2の方向へ搬送すべ
き旨の所定の搬送コマンドを前記受信手段が受信した場
合に、前記所定のタイミングで前記搬送手段により記録
媒体を前記第2の方向に搬送させる手段を含むことを特
徴とする。請求項5記載の発明によれば、記録媒体を前
記第2の方向へ搬送すべき旨の搬送コマンドを受信した
場合に、切断済みの記録紙が第2の方向へ引き込まれる
のを防止しつつ、コマンドに従って記録紙を第2の方向
へ搬送することができる。
【0011】また、請求項6に記載された発明は、外部
から制御コマンドを受信する受信手段と、記録媒体に印
字を行なう印字手段と、記録媒体を切断する切断手段
と、記録媒体を、前記印字手段による印字位置から前記
切断手段による切断位置へ向かう第1の方向、および、
該第1の方向とは逆向きの第2の方向の双方向に搬送可
能な搬送手段とを備えるプリンタであって、第1または
第2の状態を選択的に記憶可能な状態記憶手段と、前記
受信手段が、記録媒体を前記第2の方向に搬送すべき旨
を含む所定のコマンドを受信した場合に、前記状態記憶
手段に記憶された状態を前記第1の状態に設定する第1
設定手段と、前記切断手段により切断された記録媒体が
除去されたと判断できる所定のタイミングで、前記状態
記憶手段に前記第1の状態が記憶されていれば、前記搬
送手段により記録媒体を前記第2の方向へ搬送させる制
御手段と、前記搬送手段により記録媒体を前記第2の方
向へ搬送させた場合に、前記状態記憶手段に記憶された
状態を前記第2の状態に設定する第2設定手段と、を備
えることを特徴とする。
【0012】また、請求項7に記載された発明は、請求
項6記載のプリンタにおいて、前記所定のタイミング
は、前記受信手段が印字を行うべき旨の所定の印字コマ
ンドを受信したタイミングであり、前記制御手段は、前
記搬送手段により記録媒体を前記第2の方向へ搬送させ
た後、前記印字手段により前記受信した印字コマンドに
応じた印字を行わせることを特徴とする。
【0013】また、請求項8に記載された発明は、請求
項1乃至7のうち何れか1項記載のプリンタにおいて、
前記搬送手段により記録媒体を前記第2の方向へ搬送さ
せる量を設定する手段を備えることを特徴とする。
【0014】また、請求項9に記載された発明は、請求
項1乃至8のうち何れか1項記載のプリンタにおいて、
記録媒体が所定位置に達したことを検出する検出手段を
備え、前記制御手段は、前記検出手段により記録媒体が
前記所定位置に達したことが検出されるまで前記搬送手
段により記録媒体を前記第2の方向へ搬送させることを
特徴とする。
【0015】また、請求項10乃至15に記載された発
明は、外部から制御コマンドを受信する受信手段と、記
録媒体に印字を行なう印字手段と、記録媒体を所定位置
で切断する切断手段と、記録媒体を、前記印字手段から
前記切断手段へ向かう第1の方向、および、該第1の方
向とは逆向きの第2の方向の双方向に搬送可能な搬送手
段とを備えるプリンタを制御する方法に係るものであ
る。
【0016】また、請求項16に記載された発明は、請
求項10乃至15のうち何れか1項記載のプリンタの制
御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに
係るものであり、請求項17に記載された発明は、請求
項15記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体に係るものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形
態であるプリンタ10の印字部および記録紙切断部を示
す斜視図であり、また、図2はプリンタ10の印字部お
よび記録紙切断部を示す断面図である。本実施形態で
は、一例として、プリンタ10がPOSシステムにおい
てレシート印字に用いられる感熱式のプリンタであるも
のとして説明する。ただし、本発明はサーマルプリンタ
に限らず他の方式のプリンタへ適用することが可能であ
る。
【0018】図1および図2に示すように、本実施形態
のプリンタ10は、サーマルヘッド20、プラテンロー
ラ22、および、カッター装置24を備えている。記録
紙26は、記録紙ロール28から上方へ引き出されてサ
ーマルヘッド20とプラテンローラ22との間を通り、
さらに、カッター装置24の固定刃32と可動刃34と
の間を通って、排出口36へ至っている。
【0019】プラテンローラ22はバネ機構等の付勢手
段(図示せず)により付勢されることにより、記録紙2
6をサーマルヘッド20のヘッド面へ押し付けている。
サーマルヘッド20は各印字画素に対応した発熱素子を
備えており、これら発熱素子が発熱させられることによ
り記録紙26への印字が行なわれる。
【0020】プラテンローラ22の回転軸は駆動機構
(図示せず)に連結されており、この駆動機構によりプ
ラテンローラ22を両方向に回転駆動することができ
る。プラテンローラ22が回転駆動されると、記録紙2
6はプラテンローラ22との間の摩擦により、プラテン
ローラ22の回転方向に応じて、紙ロール28から引き
出されて上向き(つまりカッター装置24へ向かう向
き)またはこれとは逆向きに搬送される。以下、記録紙
26が印字部からカッター装置24へ向けて送られる向
きおよびその際のプラテンローラ22の回転方向を順方
向といい、これとは逆の向きを逆方向という。
【0021】レシート印字の際には、サーマルヘッド2
0により1行印字した後、1行分に相当する距離だけ記
録紙26を順方向に送るという動作を繰り返すことで、
複数行にわたる印字が行なわれる。そして、印字完了
後、印字最終行がカッター装置24による切断位置を越
えるまで記録紙26が順方向に送られた後、カッター装
置24で切断されることにより、印字済みの記録紙26
がレシートとして発行される。
【0022】図3は、本実施形態におけるカッター装置
24の各刃の構成を示す平面図である。同図に示すよう
に、カッター装置24は、固定刃32と可動刃34とを
備えている。可動刃34は図示しない駆動機構により固
定刃32に向けて図中上向きに駆動される。可動刃34
の切れ刃エッジはV型に構成されており、その中央部に
溝部34aが設けられている。かかる構成によれば、同
図に破線で示すように、可動刃34が、その溝部34a
の底辺が固定刃32の刃エッジを越える位置まで駆動さ
れると、記録紙26は完全に切断(フルカット)され
る。一方、同図に一点鎖線で示すように、可動刃34
が、その溝部34aの側辺が固定刃32の刃エッジにか
かる位置まで駆動されると、記録紙26は溝部34aの
幅に相当する部分を残して部分的に切断(パーシャルカ
ット)される。このように、カッター装置24はフルカ
ットを行なう機能と、パーシャルカットを行なう機能と
を備えている。なお、カッター装置24によるフルカッ
トおよびパーシャルカットを総称してオートカットとい
う。
【0023】なお、カッター装置24の構成は図3に示
す構成に限るものではなく、例えば挟形式のカッター装
置(例えば特開2000−167799号公報参照)
等、他の形式のカッター装置を用いてもよい。また、パ
ーシャルカットおよびフルカットの双方の機能を有する
構成のみならず、パーシャルカット機能のみを有する構
成であってもよい。
【0024】図4は、プリンタ10のシステム構成図で
ある。同図に示すように、プリンタ10は、中央制御装
置(CPU)50を備えている。CPU50は、インタ
ーフェース52を介してプリンタ外部のホストコンピュ
ータ12に接続されている。プリンタ10は、また、R
OM54、RAM56、印字制御部58、カッター制御
部60、搬送制御部62、カバー検出部64、紙送りス
イッチ66等を備えており、これらはCPU50に接続
されている。
【0025】ROM54には、各種制御プログラムや印
字キャラクタパターン等が記憶されている。また、RA
M56には、ホストコンピュータ12から受信したコマ
ンドや印字データを保持するための受信バッファが設け
られている。さらに、印字制御部58は上記したサーマ
ルヘッド20を制御するものであり、CPU50からの
指示に応じてサーマルヘッド20により記録紙26へ印
字を行なわせる。カッター制御部60は、上記したカッ
ター装置24の可動刃34の駆動機構を制御するもので
あり、CPU50からの指示に応じてカッター装置24
により記録紙26のフルカットまたはパーシャルカット
を行なわせる。搬送制御部62は、上記したプラテンロ
ーラ22の駆動機構を制御するものであり、CPU50
からの指示に応じて、プラテンローラ22を順方向また
は逆方向に回転駆動することにより、記録紙26を順・
逆両方向に搬送させる。カバー検出部64は、プリンタ
カバーの開閉状態を検出するセンサを含んでおり、プリ
ンタカバーの開閉状態をCPU50へ通知する。また、
紙送りスイッチ66は操作パネルに設けられており、こ
のスイッチが操作されると、CPU50は搬送制御部6
2によりプラテンローラ22を順方向に回転駆動する。
【0026】上記のように、本実施形態のプリンタ10
は、カッター装置24により記録紙26のフルカットお
よびパーシャルカットを行なうことができ、また、プラ
テンローラ22により記録紙26を順方向および逆方向
の両方向に搬送することができる。これらの動作は、ホ
ストコンピュータ12から送信される制御コマンドに応
じて行なわれる。なお、以下の記載では、記録紙26を
逆方向に搬送する動作を、逆方向紙送りという。
【0027】本実施形態では、感熱紙のフルカット/パ
ーシャルカットおよび逆方向紙送りに関する制御コマン
ドとして、例えば次の2種類の制御コマンドが用いられ
る。 オートカットコマンド: "ESC V m n" 逆送り単独コマンド : "ESC G" このうち、オートカットコマンド"ESC V m n"
はオートカット態様(フルカットまたはパーシャルカッ
ト)の指定と、オートカット後の逆方向紙送りの両方を
指定できるコマンドである。また、逆送り単独コマン
ド"ESC G"は、逆方向紙送りのみを指示するコマン
ドである。
【0028】オートカットコマンド"ESC V m
n"において、パラメータnは印字完了後、オートカッ
トを行なう前の順方向への紙送り量を指定するパラメー
タである。すなわち、レシート内容を印字した後、その
最終印字行がカッター装置24による切断位置を越える
まで記録紙26を順方向に搬送する必要があるが、その
際の送り量をパラメータnで指定するのである。また、
パラメータmは、オートカットの態様およびオートカッ
ト実行後の逆方向送りの有無を指定するパラメータであ
る。具体的には、次表のように、mの値に応じてオート
カットの状態と逆方向紙送りの有無が指定される。
【0029】
【表1】
【0030】なお、表1からわかるように、パラメータ
mの値m1およびm4は、マニュアルカットを指定する
ものであって、マニュアルカットが指定された場合には
オートカットは行なわれない。以下の説明では、オート
カットコマンドとは、コマンド"ESC V m n"の
うち、フルカットまたはパーシャルカットが指定された
コマンド(すなわち、m=m2、m3、m5、またはm
6)のみを指し、マニュアルカットが指定されたコマン
ドは除外されるものとする。また、カッター装置24が
パーシャルカット機能しか有しない場合には、フルカッ
トのオートカットコマンドを受信した際に、パーシャル
カットを実行するものとする。
【0031】CPU50は、ホストコンピュータ12か
ら受信した制御コマンドを解釈し、印字コマンドや上記
のオートカットコマンドや逆送り単独コマンド等の制御
コマンドに応じて、印字制御部58、カッター制御部6
0、搬送制御部62に制御信号を与えることにより、印
字、オートカット、逆方向紙送り等の動作を制御する。
【0032】上記のように、オートカットコマンドで、
逆方向紙送り「有り」(m=m5またはm6)が指定さ
れると、フルカットまたはパーシャルカットの実行後に
逆方向紙送りが行なわれる。この場合、オートカットさ
れた記録紙(特にパーシャルカットされた記録紙)が除
去されないうちに逆方向紙送りが行なわれると紙ジャム
発生の原因になることは上記従来技術に関して述べた通
りである。また、オートカットコマンドでフルカットま
たはパーシャルカット、逆方向紙送り「無し」(m=m
2またはm3)が指定されることによりオートカットの
みが実行され、その後に、逆送り単独コマンドが送られ
てきた場合にも同様の問題が生じ得る。
【0033】これに対して、本実施形態では、オートカ
ットコマンドおよび逆送り単独コマンドに対する動作を
以下に述べるように制御することで、逆方向紙送り時の
紙ジャムの発生を防止できるようにしている。
【0034】図5は、本実施形態において、オートカッ
トコマンドまたは逆送り単独コマンドを受信した場合に
行なわれる処理の流れを表すフローチャートである。な
お、図5に示す処理は、CPU50がROM54に格納
された制御プログラムを実行することにより実現され
る。同図に示すように、オートカットコマンドが受信さ
れた場合、先ず、ステップ100において、パラメータ
nで指定された量だけ記録紙26が順方向に搬送され
る。すなわち、最終印字行がカット位置を超えるまで紙
送りされる。
【0035】次に、ステップ102において、パラメー
タmの値に応じてフルカットまたはパーシャルカットが
実行される。
【0036】次に、ステップ104において、パラメー
タmの値に基づいて、逆方向紙送りが「有り」に指定さ
れているか否かが判別される。その結果、逆方向紙送り
が「有り」に指定されている場合(m=m5又はm6)
は、ステップ106においてフラグFがセットされた
後、コマンド受信待ち状態となる。一方、逆方向紙送り
が「有り」に指定されていない場合は、直ちに、コマン
ド受信待ち状態となる。このコマンド受信状態で、オペ
レータはオートカットされた印刷済みの記録紙26(す
なわちレシート)を取り除く。
【0037】そして、コマンド受信待ち状態で印字コマ
ンドが受信されると(ステップ108)、次にステップ
110においてフラグFがセットされているか否かが判
別される。その結果、フラグFがセットされている場合
には、ステップ112において所定量だけ逆方向紙送り
が行なわれ、続くステップ114においてフラグFがク
リアされた後、ステップ116において印字コマンドに
応じた印字処理が実行される。一方、上記ステップ11
0においてフラグFがセットされていない場合は、ステ
ップ112,114の処理は行われることなく、ステッ
プ116において印字処理が実行される。
【0038】また、逆送り単独コマンドを受信した場合
には、ステップ106以降の処理が行なわれる。すなわ
ち、逆送り単独コマンドを受信した場合に、直ちに逆方
向紙送りを実行するのではなく、先ずフラグFをセット
し(ステップ106)、次に印字コマンドを受信した時
点(ステップ108)で逆方向紙送りを実行(ステップ
112)する。
【0039】図6は、プリンタ10の全体的な動作を表
す状態遷移図である。同図において、第1のコマンド受
信待ち状態SAは上記図5のフローチャートにてフラグ
Fがセットされた状態(つまり、次に印字コマンドを受
信したら印字開始前に逆方向紙送りを行なうべき状態)
でのコマンド受信待ち状態に対応し、また、第2のコマ
ンド受信待ち状態SBはフラグFがクリアされた状態で
のコマンド受信待ち状態に対応する。
【0040】図6に示すように、オートカットが実行
(S1)されると、プリンタ10は第1のコマンド受信
待ち状態SAとなる。この状態SAで印字コマンドが受
信されると、逆方向紙送りが行なわれ(S2)、次い
で、印字コマンドに応じた1行の印字(S3)が行なわ
れた後、第2のコマンド受信待ち状態SBに遷移する。
また、第1のコマンド受信待ち状態SAで紙送りスイッ
チ66がオンされると、記録紙26が順方向に搬送(S
4)された後、第2のコマンド受信待ち状態SBへ遷移
し、また、第1のコマンド受信待ち状態SAでプリンタ
カバーが開かれると、カバーオープン処理(S5)が行
なわれた後、第2のコマンド受信待ち状態SBへ遷移す
る。一方、第1のコマンド受信待ち状態SAで印字コマ
ンド以外(例えばフォント設定コマンド等)の制御コマ
ンドが受信された場合には、そのコマンドに応じたコマ
ンド処理(S6)が行なわれた後、第1のコマンド受信
待ち状態SAに戻る。ただし、第1のコマンド受信待ち
状態SAで逆送り単独コマンドを受信した場合は、この
コマンドは無視する。
【0041】また、第2のコマンド受信待ち状態SBに
おいて、逆方向紙送り「有り」のオートカットコマンド
が受信されると、オートカットが実行(S1)された
後、第1のコマンド受信待ち状態SAへ遷移する。ま
た、第2のコマンド受信待ち状態SBにおいて、逆送り
単独コマンドが受信されると、直ちに、第1コマンド待
ち状態SAへ遷移する。一方、第2のコマンド受信待ち
状態SBにおいて、その他の制御コマンドを受信した場
合には、そのコマンドに応じたコマンド処理(S7)が
行なわれた後、第2のコマンド受信待ち状態SBへ戻
る。
【0042】以上述べたように、本実施形態のプリンタ
10では、逆方向紙送りが「有り」に指定されたオート
カットコマンドを受信した場合、オートカットの実行
後、直ちに逆方向紙送りを行なうのではなく、フラグF
をセットして第1のコマンド受信待ち状態SAとする。
そして、第1のコマンド受信待ち状態SAで次に印字コ
マンドを受信した時点で、印字開始前に逆方向紙送りを
実行する。また、逆送り単独コマンドを受信した場合
も、直ちに逆方向紙送りを行うのではなく、フラグFを
セットして第1のコマンド受信待ち状態SAとし、この
状態で次に印字コマンドを受信した時点で印字開始前に
逆方向紙送りを実行する。一般に、ホストコンピュータ
12から次の印字コマンドが送られるまでには、切断済
みの記録紙26(すなわちレシート)はオペレータが取
り除いていると判断できる。したがって、上記の動作に
よれば、オートカットされた記録紙26が取り除かれな
いうちに逆方向紙送りが行なわれるといった事態を回避
することが可能となる。すなわち、本実施形態によれ
ば、逆方向紙送り時に、切断済みのレシートがプリンタ
10内部へ引き込まれて紙ジャムが発生するのを防止で
きる。
【0043】また、従来は、ホストコンピュータ12か
ら逆送り単独コマンドを送る場合、紙ジャムを防止する
ために、切断されたレシートが取り除かれたタイミング
を見計らってコマンドを送る必要があった。これに対し
て、本実施形態では、逆送り単独コマンドを任意のタイ
ミングで送っても紙ジャム発生のおそれがなく、コマン
ド送信タイミングを見計らうことが不要となるので、ホ
ストコンピュータ12側でのアプリケーションプログラ
ムの作成が容易となる。
【0044】また、記録紙26として裏面に粘着性を有
する用紙が用いられた場合、従来のように、オートカッ
ト直後に逆方向紙送りを行なうものとすると、次の印字
が開始されるまで、図7に示すように、記録紙26の粘
着面26aの先端部近傍近傍がプラテンローラ22に密
着状態に保持される。このため、記録紙26の先端部近
傍がプラテンローラ22に付着し、次の印字の際にプラ
テンローラ22が順方向に回転すると、同図に破線で示
すように、記録紙26がプラテンローラ22に巻き込ま
れてしまうことが起こり得る。これに対して、本実施形
態では、図8に示すように、オートカットを行なった位
置で次の印字コマンドを待ち、印字開始の直前に逆方向
紙送りを行なうため、記録紙26の先端部近傍がプラテ
ンローラ22に付着することはなく、したがって、記録
紙26がプラテンローラ22に巻き込まれるのを防止す
ることができる。このように、本実施形態のプリンタ1
0によれば、記録紙26として裏面が粘着性の用紙を用
いた場合に、記録紙26のプラテンローラ22への巻き
込みを防止できるという効果も得られる。
【0045】なお、上記の説明では、逆方向紙送りを行
なう際の紙送り量は所定値としたが、この値は固定値と
してもよいし、DIPスイッチ等によりユーザが何段階
かに設定できるようにしてもよい。また、また、ホスト
コンピュータ12からの制御コマンドで逆方向紙送り量
を設定できるようにしてもよい。
【0046】あるいは、図9に示すように、記録紙26
の裏面の所定位置に設けられた位置合わせ用のブラック
マークや穴を検出するためのセンサ100、あるいは、
記録紙26の先端縁を検出するセンサ102を設け、セ
ンサ100,102によってブラックマークや穴、ある
いは、記録紙26の先端縁が検出されるまで逆方向紙送
りを行なうようにしてもよい。このように、記録紙26
のマークや穴、あるいは先端縁を基準にして逆方向紙送
りでの紙送り位置を設定することで、記録紙26に対し
て常に一定の位置から印字を開始することが可能とな
る。
【0047】また、上記実施形態では、オートカットの
実行後、次の印字コマンドが受信された時点までには、
切断されたレシートが取り除かれていると判断できるこ
とから、次に印字コマンドを受信したタイミングで逆方
向紙送りを行なうものとした。しかしながら、本発明は
これに限るものではなく、例えば上記図9に破線で示す
ように、プリンタ10の排出口36の近傍に用紙検出用
のセンサ104を設け、このセンサ104によって切断
済みレシートが取り除かれたことが検出された時点で逆
方向紙送りを行なうようにしてもよい。
【0048】また、プリンタ10に手動で逆方向紙送り
を指示するためのスイッチが設けられている場合には、
このスイッチにより逆方向紙送りが指示された時点で、
レシートが除去されていれば直ちに逆方向紙送りを実行
し、レシートが除去されていなければ、レシート除去が
検知されるまで、逆方向紙送りの実行を保留することと
してもよい。
【0049】なお、上記実施形態において、フルカット
が行なわれた場合にはパーシャルカットの場合に比べ
て、切断済みのレシートがプリンタ10へ引き込まれる
ことは起こり難い。そこで、紙ジャムの発生を防止する
観点からは、フルカットが指定されたオートカットコマ
ンドを受信した場合、または、フルカット実行後に逆送
り単独コマンドを受信した場合に、フルカット実行後ま
たは逆送り単独コマンド受信後、直ちに逆方向紙送りを
行なうことも考えられる。ただし、上記のように、裏面
に粘着性を有する記録紙26がプラテンローラ22への
巻き込まれるのを防止するという効果を得るうえでは、
フルカットの場合にも、次の印字コマンドを受信するま
で逆方向送りの実行を保留することが好ましい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録媒体を切断した後、逆方向に搬送した際にジャムが
発生するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるプリンタの印字部お
よび用紙切断部を示す斜視図である。
【図2】本実施形態のプリンタの印字部および用紙切断
部を示す断面図である。
【図3】カッター装置の各刃の構成を示す平面図であ
る。
【図4】プリンタのシステム構成図である。
【図5】本実施形態において、オートカットコマンドま
たは逆送り単独コマンドを受信した場合に行なわれる処
理の流れを表すフローチャートである。
【図6】本実施形態のプリンタの全体的な動作を説明す
るための状態遷移図である。
【図7】従来構成において裏面に粘着性を有する記録紙
がプラテンローラへの巻き込まれる様子を示す図であ
る。
【図8】本実施形態において裏面に粘着性を有する記録
紙がプラテンローラへ巻き込まれることなく搬送される
様子を示す図である。
【図9】記録紙のマークや穴あるいは先端縁を検出する
センサや、オートカットされた記録紙が取り除かれたこ
とを検出するセンサを設けた構成を示す図である。
【符号の説明】
10 プリンタ 20 サーマルヘッド 22 プラテンローラ 24 カッター装置 26 記録紙 50 CPU 58 印字制御部 60 カッター制御部 62 搬送制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C058 AB04 AB11 AB12 AC06 AC07 AD05 AD06 AE04 AF51 LA02 LA24 LA26 LB09 LB12 LB17 LC02 LC10 LC16 LC23

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から制御コマンドを受信する受信手
    段と、記録媒体に印字を行なう印字手段と、記録媒体を
    切断する切断手段と、記録媒体を、前記印字手段による
    印字位置から前記切断手段による切断位置へ向かう第1
    の方向および該第1の方向とは逆向きの第2の方向の双
    方向に搬送可能な搬送手段とを備えるプリンタであっ
    て、 前記切断手段により記録媒体が切断された後、当該切断
    された記録媒体が取り除かれたと判断できる所定のタイ
    ミングで、前記搬送手段により記録媒体を前記第2の方
    向へ搬送させる制御手段を備えることを特徴とするプリ
    ンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリンタにおいて、前記
    切断手段は、記録媒体を部分的に切断するパーシャルカ
    ット機能を少なくとも有し、前記制御手段は、前記パー
    シャルカット機能によって記録媒体が切断される場合に
    作動することを特徴とするプリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のプリンタにおい
    て、前記所定のタイミングは、印字を行なうべき旨の所
    定の印字コマンドを前記受信手段が受信した後、前記印
    字手段により当該印字コマンドに応じた印字が開始され
    る前のタイミングであることを特徴とするプリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のうち何れか1項または
    2記載のプリンタにおいて、前記制御手段は、記録媒体
    を切断した後に前記第2の方向へ搬送すべき旨の所定の
    切断コマンドを前記受信手段が受信した場合に、前記切
    断手段により記録媒体を切断させた後、前記所定のタイ
    ミングで前記搬送手段により記録媒体を前記第2の方向
    に搬送させる手段を含むことを特徴とするプリンタ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のうち何れか1項記載の
    プリンタにおいて、前記制御手段は、記録媒体を前記第
    2の方向へ搬送すべき旨の所定の搬送コマンドを前記受
    信手段が受信した場合に、前記所定のタイミングで前記
    搬送手段により記録媒体を前記第2の方向に搬送させる
    手段を含むことを特徴とするプリンタ。
  6. 【請求項6】 外部から制御コマンドを受信する受信手
    段と、記録媒体に印字を行なう印字手段と、記録媒体を
    切断する切断手段と、記録媒体を、前記印字手段による
    印字位置から前記切断手段による切断位置へ向かう第1
    の方向、および、該第1の方向とは逆向きの第2の方向
    の双方向に搬送可能な搬送手段とを備えるプリンタであ
    って、 第1または第2の状態を選択的に記憶可能な状態記憶手
    段と、 記録媒体を前記第2の方向に搬送すべき旨を含む所定の
    コマンドを前記受信手段が受信した場合に、前記状態記
    憶手段に記憶された状態を前記第1の状態に設定する第
    1設定手段と、 前記切断手段により切断された記録媒体が除去されたと
    判断できる所定のタイミングで、前記状態記憶手段に前
    記第1の状態が記憶されていれば、前記搬送手段により
    記録媒体を前記第2の方向へ搬送させる制御手段と、 前記搬送手段により記録媒体を前記第2の方向へ搬送さ
    せた場合に、前記状態記憶手段に記憶された状態を前記
    第2の状態に設定する第2設定手段と、を備えることを
    特徴とするプリンタ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のプリンタにおいて、前記
    所定のタイミングは、印字を行うべき旨の所定の印字コ
    マンドを前記受信手段が受信したタイミングであり、 前記制御手段は、前記搬送手段により記録媒体を前記第
    2の方向へ搬送させた後、前記印字手段により前記受信
    した印字コマンドに応じた印字を行わせることを特徴と
    するプリンタ。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のうち何れか1項記載の
    プリンタにおいて、 前記搬送手段により記録媒体を前記第2の方向へ搬送さ
    せる量を設定する手段を備えることを特徴とするプリン
    タ。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のうち何れか1項記載の
    プリンタにおいて、 記録媒体が所定位置に達したことを検出する検出手段を
    備え、 前記制御手段は、前記検出手段により記録媒体が前記所
    定位置に達したことが検出されるまで前記搬送手段によ
    り記録媒体を前記第2の方向へ搬送させることを特徴と
    するプリンタ。
  10. 【請求項10】 外部から制御コマンドを受信する受信
    手段と、記録媒体に印字を行なう印字手段と、記録媒体
    を切断する切断手段と、記録媒体を、前記印字手段によ
    る印字位置から前記切断手段による切断位置へ向かう第
    1の方向、および、該第1の方向とは逆向きの第2の方
    向の双方向に搬送可能な搬送手段とを備えるプリンタを
    制御する方法であって、 前記切断手段により記録媒体を切断した後、当該切断し
    た記録媒体が取り除かれたと判断できる所定のタイミン
    グで、前記搬送手段により記録媒体を前記第2の方向へ
    搬送させる制御ステップを備えることを特徴とするプリ
    ンタの制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のプリンタの制御方法
    において、 前記所定のタイミングは、印字を行なうべき旨の所定の
    印字コマンドを前記受信手段が受信した後、前記印字手
    段により当該印字コマンドに応じた印字を開始する前の
    タイミングであることを特徴とするプリンタの制御方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項10または11記載のプリンタ
    の制御方法において、 前記制御ステップは、記録媒体を切断した後に前記第2
    の方向へ搬送すべき旨の所定の切断コマンドを前記受信
    手段が受信した場合に、前記切断手段により記録媒体を
    切断させた後、前記所定のタイミングで前記搬送手段に
    より記録媒体を前記第2の方向に搬送させるステップを
    含むことを特徴とするプリンタの制御方法。
  13. 【請求項13】 請求項10乃至12のうち何れか1項
    記載のプリンタの制御方法において、前記制御ステップ
    は、記録媒体を前記第2の方向へ搬送すべき旨の所定の
    搬送コマンドを前記受信手段が受信した場合に、前記所
    定のタイミングで前記搬送手段により記録媒体を前記第
    2の方向に搬送させるステップを含むことを特徴とする
    プリンタの制御方法。
  14. 【請求項14】 外部から制御コマンドを受信する受信
    手段と、記録媒体に印字を行なう印字手段と、記録媒体
    を切断する切断手段と、記録媒体を、前記印字手段によ
    る印字位置から前記切断手段による切断位置へ向かう第
    1の方向、および、該第1の方向とは逆向きの第2の方
    向の双方向に搬送可能な搬送手段とを備えるプリンタの
    制御方法であって、 記録媒体を前記第2の方向に搬送すべき旨を含む所定の
    コマンドを前記受信手段が受信した場合に、第1または
    第2の状態を選択的に記憶可能な状態記憶手段に前記第
    1の状態を記憶させる第1記憶ステップと、 前記切断手段により切断された記録媒体が除去されたと
    判断できる所定のタイミングで、前記状態記憶手段に前
    記第1の状態が記憶されていれば、前記搬送手段により
    記録媒体を前記第2の方向へ搬送させる制御ステップ
    と、 前記搬送手段により記録媒体を前記第2の方向へ搬送さ
    せた場合に、前記状態記憶手段に前記第2の状態を記憶
    させる第2記憶ステップと、を備えることを特徴とする
    プリンタの制御方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のプリンタの制御方法
    において、前記所定のタイミングは、印字を行うべき旨
    の所定の印字コマンドを前記受信手段が受信したタイミ
    ングであり、 前記制御ステップでは、前記搬送手段により記録媒体を
    前記第2の方向へ搬送させた後、前記印字手段により前
    記受信した印字コマンドに応じた印字を行わせることを
    特徴とするプリンタの制御方法。
  16. 【請求項16】 請求項10乃至15のうち何れか1項
    記載のプリンタの制御方法をコンピュータに実行させる
    ためのプログラム。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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