JP2006255910A - 測色補助装置、チャート印刷測色システム、色修正装置、測色補助装置の制御方法および測色補助装置の制御プログラム - Google Patents

測色補助装置、チャート印刷測色システム、色修正装置、測色補助装置の制御方法および測色補助装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷媒体上に印刷されたカラーチャートを構成する各色票について効率よく高精度の測色結果を得ることを課題とする。
【解決手段】プリンタ(印刷装置)20で使用可能な印刷媒体の種類を表す情報と、当該印刷媒体上にパッチ(色票)を配置したカラーチャートがインクにより形成されてから当該カラーチャートの発色が安定するまでの安定化時間を表す情報と、を対応づけて情報記録領域R1に記録し、プリンタ20で使用可能な印刷媒体の種類の中からプリンタ20で使用する印刷媒体の種類を選択する入力を受け付け、プリンタ20に対してカラーチャートをインクにて印刷媒体上に印刷させる制御を行い、入力を受け付けた印刷媒体の種類に対応する安定化時間を表す情報を情報記録領域R1から取得し、当該情報に基づいて、印刷媒体上に印刷されたカラーチャートの発色が安定するまでの残り時間を計時して表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、測色補助装置、チャート印刷測色システム、色修正装置、測色補助装置の制御方法および測色補助装置の制御プログラムに関する。
従来、吐出特性の異なるヘッドの吐出口から吐出されるインクの吐出量を濃度信号の各段階で共通にするため、吐出特性に応じて設定される複数レベルの駆動信号を各吐出口の電気・機械変換素子に供給するマルチヘッド液体噴射記録装置が知られている(特許文献1参照)。当該装置では、各電気・機械変換素子を駆動する電圧の範囲を各液体噴射ノズルから吐出される記録液滴の被記録体上のドット径の範囲が均一になるように設定して、ヘッドの吐出特性に差があっても各吐出口から吐出されるインクのドット径の範囲を等しくするようにしている。
また、特許文献2には、印刷媒体上にインクを吐出して複数のパッチ(色票)を印刷させ、各パッチを測色してプリンタのキャリブレーションを行うことが記載されている。
特公平6−79853号公報 特開2003−291327号公報
インクを用いて印刷媒体上にパッチを印刷したとき、パッチの発色が安定していないことがあった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、印刷媒体上に印刷されたカラーチャートを構成する各色票について効率よく高精度の測色結果を得ることを目的とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するため、本発明の測色補助装置は、インクを用いて印刷データに対応する印刷画像を印刷媒体上に形成する印刷装置を制御可能な測色補助装置であって、上記印刷装置で使用可能な印刷媒体の種類毎に、当該印刷媒体の種類を表す情報と、当該印刷媒体上に色票を配置したカラーチャートが上記インクにより形成されてから当該カラーチャートの発色が安定するまでの安定化時間を表す情報と、を対応づけて記録した情報記録領域と、上記印刷装置で使用可能な印刷媒体の種類の中から上記印刷装置で使用する印刷媒体の種類を選択する入力を受け付ける種類入力手段と、上記カラーチャートを表現したチャートデータに基づいて、上記印刷装置に対して当該カラーチャートを上記インクにて上記印刷媒体上に印刷させる制御を行うチャート印刷制御手段と、上記入力を受け付けた印刷媒体の種類に対応する上記安定化時間を表す情報を上記情報記録領域から取得し、当該情報に基づいて、上記印刷媒体上に印刷されたカラーチャートの発色が安定するまでの残り時間を計時して表示する計時表示手段とを備えることを特徴とする。
上記種類入力手段にて、印刷装置で使用可能な印刷媒体の種類の中から印刷装置で使用する印刷媒体の種類を選択する入力が受け付けられる。上記チャート印刷制御手段にてカラーチャートを印刷する制御が行われると、印刷装置は当該カラーチャートを上記インクにて印刷媒体上に印刷する。上記計時表示手段にて、入力が受け付けられた印刷媒体の種類に対応する安定化時間を表す情報が情報記録領域から取得され、当該情報に基づいて上記印刷媒体上に印刷されたカラーチャートの発色が安定するまでの残り時間が計時されて表示される。
以上により、印刷媒体の種類に応じてカラーチャートの発色が安定するまでの適切な残り時間が表示される。そして、本測色補助装置のユーザは、印刷媒体毎にカラーチャートの発色が安定するまでの適切な残り時間を知ることができるので、測色が早すぎてカラーチャートの発色が安定していない状態で各色票を測色してしまったり、測色が遅すぎて各色票の測色結果を得るのに時間がかかりすぎたりすることが無くなる。従って、各色票の測色結果を効率よく高精度にて得ることが可能となる。その結果、印刷装置のキャリブレーションを行う際にはキャリブレーションの精度が向上し、高精度のキャリブレーションを実現させるキャリブレーション用データや、良好な色再現を実現させる色変換テーブル(色変換データ)等を迅速に得ることが可能となる。
上記計時表示手段は、上記印刷装置にて上記カラーチャートが上記印刷媒体上に形成されたか否かを判定し、上記カラーチャートが上記印刷媒体上に形成されたと判定したとき、当該判定時点での残り時間を上記情報記録領域から取得した情報に対応する安定化時間として、当該カラーチャートの発色が安定するまでの残り時間を計時して表示してもよい。すると、残り時間を正確に計時することができ、効率よく高精度の測色結果を得ることができる。
上記計時表示手段は、上記残り時間が無くなった時点で上記色票の測色を促す旨を画面表示してもよい。色票の測色を促す旨が画面表示されるので、ユーザはその旨に従って各色票を測色すればよい。従って、利便性が向上する。
また、残り時間が無くなった時点で色票の測色を促すことを意味する音声を出力する手段を設けてもよい。
上記種類入力手段が上記印刷装置に記憶された印刷媒体の種類を表す情報の入力を当該印刷装置から受け付けると、印刷装置で使用中の印刷媒体の種類が自動的に特定され、印刷媒体の種類に応じて適切な残り時間が表示されるので、利便性が向上する。
上記チャート印刷制御手段は、上記印刷装置で使用可能な印刷媒体の種類のそれぞれに対応した上記チャートデータの中から上記入力を受け付けた印刷媒体の種類に対応するチャートデータに対応するカラーチャートを上記印刷装置に対して上記インクにて上記印刷媒体上に印刷させる制御を行ってもよい。すると、印刷媒体の種類に応じて適切なカラーチャートが自動的に印刷媒体上に印刷されるので、利便性が向上する。
上記測色補助装置と、上記印刷媒体上に形成された色票を測色して測色結果を生成する測色装置とを備えるチャート印刷測色システムにて、当該測色装置は、上記残り時間が無くなった時点で、当該残り時間を計時した対象のカラーチャートを構成する各色票を測色して当該各色票の測色結果を生成してもよい。すると、残り時間が無くなった時点で自動的に各色票が測色されて測色結果が生成されるので、利便性が向上する。
上記計時表示手段は、上記残り時間が所定時間以下となった時点で測色装置の検出手段にて上記印刷媒体が上記装着箇所に装着されていないと検出されたとき、カラーチャートを印刷した印刷媒体を装着することを促す旨を画面表示してもよい。すると、色票の測色ができるまで所定時間以下になった時点でカラーチャートを印刷した印刷媒体が装着されていなければ当該印刷媒体を装着することが促されるので、利便性が向上する。
また、上記計時表示手段は、上記残り時間が無くなった時点で上記検出手段にて上記印刷媒体が上記装着箇所に装着されていないと検出されたとき、カラーチャートを印刷した印刷媒体を装着することを促す旨を画面表示してもよい。すると、色票の測色ができるようになった時点でカラーチャートを印刷した印刷媒体が装着されていなければ当該印刷媒体を装着することが促されるので、利便性が向上する。
上記計時表示手段は、測色装置の検出手段にて上記印刷媒体が上記装着箇所に装着されていると検出されたとき、当該印刷媒体の所定箇所を測色して測色結果を生成するとともに当該測色結果が所定範囲外であるときには正しいカラーチャートを印刷した印刷媒体を装着することを促す旨を画面表示してもよい。所定の装着箇所に正しいカラーチャートを印刷した印刷媒体が装着されていなかったり、正しいカラーチャートを印刷した印刷媒体であっても装着の向きが違っていたりすると、印刷媒体の所定箇所を測色したときに所定範囲外の測色結果が得られてしまう。そこで、正しいカラーチャートを印刷した印刷媒体が正しく装着されていないときに正しいカラーチャートを印刷した印刷媒体を正しく装着するよう促されるので、利便性が向上する。
ところで、上記残り時間が無くなった後に、上記カラーチャートを構成する各色票を測色した測色結果を取得し、当該測色結果と基準の測色結果とを対比して当該対比結果から上記印刷データを修正することにより、上記印刷装置における色ずれを補償する色修正手段を備える色修正装置でも、上述した測色補助装置で得られる作用および効果と同様の作用および効果が得られる。
上述した測色補助装置やチャート印刷測色システムや色修正装置は、ある機器に組み込まれた状態で他の方法とともに実施されることもある等、各種の態様を含む。例えば、印刷部を備える印刷システムとしても適用可能である。また、これらの装置やチャート印刷測色システムの構成に対応した所定の手順に従って処理を進めていくことも可能であるので、本発明は制御方法としても適用可能であり、請求項9にかかる発明も、同様の作用、効果を奏する。さらに、これらの装置にて制御プログラムを実行させる場合もあるので、本発明は、当該制御プログラムや、当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としても適用可能であり、請求項10にかかる発明も、同様の作用、効果を奏する。
むろん、請求項2〜7に記載した構成を上記方法やシステムやプログラムや記録媒体に適用可能である。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)測色補助装置を有する印刷システムの構成:
(2)キャリブレーション用データ作成処理:
(3)変形例:
(1)測色補助装置を有する印刷システムの構成:
図1は本発明の一実施形態である測色補助装置を有する色修正装置の構成を模式的に示す図であり、図2は本測色補助装置を含む印刷システム100の構成の概略を示すブロック図である。印刷システム100は、基準の各パッチ(色票)P0を測色して基準の測色結果を得る基準用印刷システム100aと、補償対象の各パッチ(色票)P1を測色して色ずれを補償する補償用印刷システム100bとを備えている。ここで、印刷システム100bは、パーソナルコンピュータ(PC)10、当該PCに接続されたインクジェットプリンタ20およびカラー測色機40、等を備えている。印刷システム100bは、PC60、当該PCに接続されたインクジェットプリンタ70およびカラー測色機90、等を備えている。PC10,60は、通信I/F17d,67dにて互いにLANやインターネット網等の通信回線98を介して接続されている。むろん、本発明に用いられるコンピュータは、PCに限定されない。
図3は、印刷システム100bの構成を示している。図示していないが、基準用印刷システムも同様の構成とされている。
PC10では、CPU11がシステムバス10aを介してPC全体を制御する。同バス10aには、ROM12、データを書き換え可能な半導体メモリであるRAM13、CD−ROMドライブ15、フレキシブルディスク(FD)ドライブ16、各種インターフェイス(I/F)17a〜f、タイマ回路19等が接続され、ハードディスクドライブを介して磁気ディスクであるハードディスク(HD)14も接続されている。HD14には本発明の測色補助装置の制御プログラムを含む色修正プログラム14aが記憶されており、実行時にCPU11によってRAM13に転送され、実行される。また、HD14は、印刷媒体の種類を表す種類情報14b、カラーチャートの発色の安定化時間を表す時間情報14c、チャートデータ14d、等を記憶(記録)した所定の記憶領域(情報記録領域)とされている。RAM13には、一時的に、基準の測色結果13a、補償対象の測色結果13b、等が格納される。タイマ回路19は、現在の時刻を計時する回路とされている。
I/F17a(例えばUSB I/F)には、公知のカラー測色機40が接続されている。この測色機40および測色機90は、色彩計とも呼ばれ、測色する対象に色検出部40a,90aを向けることにより、CIE(1976)規格におけるL***表色系(以下、「*」の記載を省略)に基づく複数の色成分L,a,bの色成分量を検出して検出量に対応する測色値(測色結果)L,a,bを生成可能である。そして、測色機40,90は、生成した測色値L,a,bをPC10,60に対して出力可能である。ここで、CIE Lab色空間(所定の色空間)は、複数の色成分L,a,bを色成分量とするデバイスに依存しない均等色空間である。なお、Lは明度(明るさ)を表し、a,bは色相および彩度を表す色座標である。むろん、測色する色空間は、CIE XYZ色空間、CIE Luv色空間、RGB色空間、等であってもよい。
プリンタ20のキャリブレーションを行う際、カラーチャートCH1が印刷された印刷媒体M1を所定の装着箇所40bに装着して、各パッチP1上に測色機40の検出部40aを当てて測色し、測色機40に測色値を生成させる。なお、測色機90では、カラーチャートCH0が印刷された印刷媒体M0を所定の装着箇所90bに装着して、各パッチP0上に測色機90の検出部90aを当てて測色する。
測色機40と測色機90とが同じ機種であると、より正確に色補償することができるので、好適である。
図4に示すように、測色機40は、CPU41aやROM41bやRAM41c等を備える制御部41がシステムバス40dを介して接続I/F45や各種回路46a〜cを制御する。ここで、X軸駆動サーボモータ43aとY軸駆動サーボモータ43bとが接続されたモータ駆動回路46aはモータ43a,bを回転駆動する制御を行い、カラーセンサ(色検出部)40aが接続されたA/D変換回路46bはセンサ40aから出力されたアナログ電圧をデジタルの電圧値に変換し、用紙検出センサ40cが接続されたI/O回路46cはセンサ40cから出力されたアナログ電圧を入力してデジタルの情報に変換する。カラーセンサ40aは、モータ43a,bでX軸方向およびY軸方向(水平面内)に駆動され、所定の装着箇所40bに装着された印刷媒体上で駆動位置に存在するパッチの色を検出し、当該色に対応する検出電圧を出力する。用紙検出センサ40cは、所定の装着箇所40bに印刷媒体が装着されているか否かを検出し、検出結果に対応する検出電圧を出力する。制御部41は、モータ43a,bを駆動させながら、A/D変換回路46bからパッチ毎にカラーセンサ40aの検出電圧に対応するデジタル電圧値を取得してLab色空間で定義される色成分量L,a,bからなる測色結果を生成し、RAM41c内に蓄積していく。また、制御部41は、蓄積した測色結果を接続I/F45からPCのI/F17aへ送信する処理を行う。
このようにして、測色機40は、カラーチャートを構成する各パッチを測色して当該各パッチの測色結果を生成する。
CRTI/F17bにはカラー画像データに基づいて当該データに対応する画像を表示するディスプレイ18aが接続され、入力I/F17cにはキーボード18bやマウス18cが操作用入力機器として接続され、プリンタI/F17eには例えばシリアルI/Fケーブルを介してプリンタ20が接続され、I/F17fには音声データに基づいて当該データに対応する音声を出力するスピーカ18dが接続されている。
印刷装置(印刷部)であるプリンタ20は、CMYRVK(シアン、マゼンタ、イエロー、レッド、バイオレット、ブラック)の各色に対応してそれぞれ設けられた6個のインクカートリッジ28に充填された6色のインクを印刷ヘッドから吐出して、印刷用紙等の印刷媒体にインクを付着させてドットを形成することにより、カラー画像を表現した印刷データに対応する印刷画像を形成する。むろん、プリンタ20には、ライトシアン、ライトマゼンタ、ライトブラック、ダークイエロー、無着色インク、等も使用するプリンタ、CMYRVKのいずれかのインクを使用しないプリンタ、インク通路内に泡を発生させてインクを吐出するバブル方式のプリンタ、トナーインクを使用して印刷媒体上に印刷画像を形成するレーザープリンタ、等も採用可能である。印刷装置が使用するインクは、液体でも固体でもよい。本実施形態の各インクは、水性の溶媒に微細な顔料からなる色材を混合したインクとされているが、染料からなる色剤を混合したインク、油性の溶媒を用いたインクでもよい。
本プリンタ20では、CPU21、ROM22、RAM23、通信I/O24、コントロールIC25、ASIC26、I/F27、EEPROM33、操作パネル34、等がバス20aを介して接続され、CPU21がROM22に書き込まれたプログラムに従って各部を制御する。
キャリッジ機構27aにて主走査方向に往復動するキャリッジには、各インクカートリッジ28をそれぞれ所定の装着箇所にて装着可能なカートリッジホルダ32が設けられているとともに、印刷ヘッドユニット29が搭載されている。本実施形態のホルダ32は、全6種類のインクのそれぞれに対応する6箇所の装着箇所が形成されている。各カートリッジ28は、対応する色のインクを充填可能な所定の充填室が形成され、ホルダ32の各装着箇所に対して着脱可能に装着されている。
印刷ヘッドユニット29は、CMYRVKの6種類のインク毎に設けられた印刷ヘッド29a〜fと例えばEEPROMといった半導体メモリ31を備えている。プリンタに組み付けられた各印刷ヘッド29a〜fは対応する色のインクを吐出して印刷用紙上に付着させることが可能であり、プリンタ20はインクの種類毎に対応する印刷ヘッド29a〜fを用いて印刷媒体上にドットを形成して画像を印刷する。
各カートリッジ28にも例えばEEPROMといった半導体メモリ28aがそれぞれ設けられており、各メモリ28aは電気的にコントロールIC25と接続されている。
通信I/O24は、PCのプリンタI/F17eと接続されている。プリンタ20は、通信I/O24を介して、PC10から送信される色別のラスタデータを受信したり、各種情報をPC10に対して出力したりすることが可能である。ASIC26は、CPU21と所定の信号を送受信しつつヘッド駆動部26aに対してラスタデータに対応する印加電圧データを出力する。同ヘッド駆動部26aは、同印加電圧データから印刷ヘッド29a〜fに内蔵されたピエゾ素子への印加電圧パターンを生成し、印刷ヘッド29a〜fに6色のインクをドット単位で吐出させる。印刷ヘッド29a〜fには色毎に複数個のインクジェットノズルが設けられ、同ノズルのそれぞれに対応してピエゾ素子が配置されている。I/F27に接続されたキャリッジ機構27aや紙送り機構27bは、印刷ヘッドユニット29を主走査させたり、適宜改ページ動作を行いながら印刷用紙を順次送り出して副走査を行ったりする。
EEPROM33には、使用可能な印刷媒体の種類毎に、当該印刷媒体の種類を表す情報、当該印刷媒体の厚さを表す情報、各印刷媒体の紙送り設定量を表す情報、等が対応して書き込まれている。
操作パネル34は、各種情報を表示可能な液晶表示装置34aや、各種スイッチ34bを備え、EEPROM33に記憶された各種情報を液晶表示装置34aにて表示可能であるとともに、情報を選択する操作入力をスイッチ34bにて受け付け可能である。プリンタ20は、使用可能な印刷媒体の種類の中から使用する印刷媒体の種類を選択する操作入力を操作パネル34にて受け付け、選択された印刷媒体の種類を表す情報を例えばEEPROM33に記憶させる。
印刷媒体には、光沢紙等が含まれる塗被紙の印刷媒体、普通紙や再生紙等が含まれる非塗被紙の印刷媒体がある。印刷媒体の種類によって、付着したインクが乾燥する時間にばらつきがあり、形成された印刷画像の発色が安定するまでの時間にばらつきがある。本発明ではカラーチャートを構成する各パッチを測色するまでの待ち時間を適切にするため、印刷媒体の種類に応じた待ち時間を設定し、測色可能となるまでの残り時間を通知している。
本色修正プログラムは、オペレーティングシステム(OS)、アプリケーションプログラム(APL)、OSとAPL、のいずれにより構成されてもよい。同プログラムを記録した媒体は、HD14以外にも、CD−ROM、FD16a、半導体メモリ、等でもよい。また、通信I/F17dをインターネット網に接続し、所定のサーバから本発明のプログラムをダウンロードして実行してもよい。
図1に示すように、色修正装置U0は、チャート印刷測色システムを構成する各部R1,U1〜U4と、色修正部U5とを備えている。測色補助装置は、各部R1,U1〜U3を備え、プリンタを制御可能である。
情報記録領域R1は、HD14に設けられ、各種情報14b〜dを記憶している。
図5に示すように、種類情報14bは、プリンタ20で使用可能な印刷媒体の種類を表す情報の一覧を格納した一覧情報とされている。時間情報14cは、種類情報14bに格納された印刷媒体の種類毎に、当該印刷媒体の種類を表す情報14c1と、当該印刷媒体上にパッチを配置したカラーチャートがインクにより形成されてから当該カラーチャートの発色が安定するまでの安定化時間を表す情報14c2と、を対応づけて格納した情報テーブルとされている。従って、情報記録領域R1は、プリンタで使用可能な印刷媒体の種類毎に、当該印刷媒体の種類を表す情報14c1と、安定化時間を表す情報14c2と、を対応づけて記録している。チャートデータ14dは、種類情報14bに格納された印刷媒体の種類毎に、当該印刷媒体の種類を表す情報14d1と、当該印刷媒体上に形成するカラーチャートを表現したチャートデータ14d2と、を対応づけて格納した情報テーブルとされている。各チャートデータ14d2は、プリンタ20で使用可能な印刷媒体の種類のそれぞれに対応している。
種類入力部(種類入力手段)U1は、プリンタ20で使用可能な印刷媒体の種類の中からプリンタ20で使用する印刷媒体の種類を選択する入力を受け付ける。チャート印刷制御部(チャート印刷制御手段)U2は、チャートデータ14dに基づいて、プリンタ20に対してカラーチャートをインクにて印刷媒体上に印刷させる制御を行う。計時表示部(計時表示手段)U3は、タイマ回路19やディスプレイ18aを有している。計時表示部U3は、まず、種類入力部U1にて入力を受け付けた印刷媒体の種類に対応する安定化時間を表す時間情報14c2を情報記録領域R1から取得する。そして、計時表示部U3は、取得した時間情報14c2に基づいて、印刷媒体上に印刷されたカラーチャートの発色が安定するまでの残り時間をタイマ回路19にて計時し、ディスプレイ18aの画面18a1に表示する。
測色部(測色装置)U4は、残り時間が無くなった時点で、当該残り時間を計時した対象のカラーチャートを構成する各パッチを測色し、当該各パッチの測色値L,a,b(測色結果)を生成する。
また、測色部U4は、印刷媒体が所定の装着箇所40bに装着されているか否かを検出する用紙検出センサ(検出手段)40cを備えている。計時表示部U3は、残り時間が所定時間以下となった時点でセンサ40cにて印刷媒体が装着箇所40bに装着されていないと検出されたとき、カラーチャートを印刷した印刷媒体を装着することを促す旨をディスプレイの画面18a1に表示する。
色修正部(色修正手段)U5は、残り時間が無くなった後に、カラーチャートを構成する各パッチを測色した測色値L,a,bを取得し、当該測色値と基準の測色値(基準の測色結果)とを対比して当該対比結果から印刷データDA1を修正することにより、プリンタ20における色ずれを補償する。印刷データDA1は、画像を画素毎の階調データで表現した画像データであり、色修正部U5により、印刷画像を色補償させる印刷データDA2に修正される。そして、修正後の印刷データDA2に対応する印刷画像I1をプリンタ20に印刷させる制御を行うと、プリンタ20は、基準色となるように色ずれが補償された印刷画像I1を印刷媒体M2上に印刷する。
以上の構成により、本色修正装置のユーザは、印刷媒体毎にカラーチャートの発色が安定するまでの適切な残り時間を知ることができるので、適切な時間にパッチの測色を行うことができる。従って、パッチの測色結果を効率よく高精度にて得ることが可能となり、プリンタのキャリブレーションを高精度にて迅速に行うことが可能となる。
図6は測色結果を用いて作成されるキャリブレーション用データ(色修正データ)DA4のデータ構造を模式的に示す図であり、図7は当該データDA4を用いてキャリブレーションを行いながら印刷制御を行う印刷制御処理を示すフローチャートである。本印刷制御処理は、PC10で行われる。なお、ステップS105〜S115,S125〜S135の処理は、PC60でも実行可能とされている。以下、「ステップ」の記載を省略する。
印刷制御処理を開始すると、印刷を行うプリンタの種類、各種印刷条件を取得する(S105)。プリンタの種類を特定すると、印刷に用いるインクの種類も特定される。印刷条件としては、印刷媒体の種類、用紙サイズ、解像度、等がある。
まず、PC10は、画素毎に複数の要素色に対応した階調データから構成された画像データを入力し、画像をRGB毎の複数の画素で階調表現した広域RGB色空間内のRGBデータに変換する(S110)。画像データを入力することには、データを部分的に読み込むことや、データの受け渡しに利用されるバッファ領域を表すポインタを受け渡すこと等も含まれる。入力する画像データは、画像をドットマトリクス状である多数(所定数)の画素で階調表現したデータであり、sRGB色空間で定義されるRGBから構成された画像データや、YUV表色系におけるYUVから構成された画像データ、等がある。画像データの各成分も様々な階調数とされているので、sRGBやYUV表色系等の定義に従って、画像データを広域RGB色空間内のRGB各256階調のRGBデータに変換する。同RGBデータは、画像を画素毎に要素色RGB毎の階調データで表現した画像データ(印刷データの一種)である。
次に、RGBデータを構成する各画素の階調データを変換対象として順次対象画素を移動させながら、色変換LUT(色変換テーブル)を参照して、RGBデータを、プリンタで使用されるインクの色に対応したCMYRVK毎の階調データで表現したCMYRVKデータに色変換する(S115)。色変換LUTは、RGB毎の階調データと、プリンタで使用されるインクの使用量がCMYRVK毎に表された階調データと、の対応関係を複数の参照点について規定した情報テーブルである。入力したRGB毎の階調データに一致するデータが色変換LUTに格納されていない場合には、当該RGB毎の階調データに近いRGB毎の階調データに対応するCMYRVK毎の階調データを複数組取得し、体積補間等の補間演算により入力したRGB毎の階調データに対応するCMYRVK毎の階調データに変換する。CMYRVKデータは、RGBデータと同様、画像をドットマトリクス状である多数(所定数)の画素で要素色CMYRVK毎に階調表現した画像データ(印刷データの一種)であり、画素毎の階調データはプリンタ20が印刷ヘッドから吐出する各インクの使用量を表すCMYRVK各256階調のデータであるとする。
この段階でのCMYRVKデータを用いてプリンタに印刷を実行させても、印刷媒体上に印刷される画像の色に微妙な誤差が生じていることがある。これは、各印刷ノズル列から吐出されるインクの重量のずれ等による。そこで、このような色のばらつきを補償させるようにCMYRVKデータを修正することにしている。
その後、CMYRVKデータを構成する各画素の階調データを修正対象として順次対象画素を移動させながら、キャリブレーション用データDA4を参照することによりCMYRVKデータを修正し、ずれを補償したCMYRVKデータを生成する(S120)。図6に示すように、キャリブレーション用データDA4は、色ずれを補償するためのCMYRVKデータの修正前後の対応関係を表す一次元の情報テーブルとすることができる。例えば、キャリブレーション用データDA4は、色毎に、入力階調値Ai(iは0〜255の整数)と出力階調値との対応関係を入力階調値Aiの各階調(全階調)について規定した情報テーブルとされる。修正前のCMYRVKデータの階調値がAiであるとき、同図の例では、入力階調値Aiに対応する出力階調値ACiがキャリブレーション用データDA4から読み出されて修正後のCMYRVKデータの階調値とされる。
S120の処理を行うPCにより、色修正手段が構成される。
その後、CMYRVKデータを構成する画素毎に、誤差拡散法やディザ法や濃度パターン法といった所定のハーフトーン処理を行っていき、CMYRVKデータの画素数と同じ画素数であるCMYRVK別のハーフトーンデータを生成する(S125)。ハーフトーンデータは、ドットの形成状況をドットの形成有無として表すデータであり、例えば階調値「1」をドット形成有り、階調値「0」をドット形成無しに対応させて二値化した2階調の二値化データとすることができる。むろん、4階調等のデータとしてもよい。
また、生成したハーフトーンデータに対して所定のラスタライズ処理を行ってプリンタで使用される順番に並べ替え、CMYRVK別のラスタデータを生成し(S130)、プリンタ20に対して出力して(S135)、フローを終了する。すると、プリンタ20は、画像を表現するラスタデータを入手し、これらのデータに基づいて印刷ヘッドを駆動してインクを吐出して印刷媒体M2上に付着させ、RGBデータに対応する印刷画像I1を形成する。ラスタデータは基準色に対する印刷画像の色ずれを補償させる(少なくさせる)データであるので、印刷画像I1は基準色に対する色ずれが補償された画像となる。
なお、ハーフトーン処理を実行可能なプリンタであれば多階調のCMYRVKデータをプリンタに送出し、当該CMYRVKデータに基づく印刷を実行させるようにすればよい。
(2)キャリブレーション用データ作成処理:
図8〜図11はPC10が行うキャリブレーション用データ作成処理を示すフローチャートであり、図12はインターフェイス画面の表示例を示す図である。なお、PC10,60は複数のプログラムを同時に並列して行う時分割処理を行っており、複数のキャリブレーション用データ作成処理や印刷制御処理等を同時に並列して実行可能である。本実施形態において、S310の処理を行うPC10が情報入力手段を構成し、S315の処理を行うPC10がチャート印刷制御手段を構成し、S502〜S528の処理を行うPC10が計時表示手段を構成し、S530の処理を行うPC10と測色機40とが測色装置を構成し、S325〜S335の処理を行うPC10が色修正手段を構成している。
PC10では、まず、測色結果を取得する対象のプリンタの選択入力をマウスやキーボードから受け付ける(S305)。次に、選択されたプリンタについて、印刷および測色条件選択処理を行う(S310)。この処理は、図9に示すフローで行うことができる。すなわち、S400では、図12に示すインターフェイス画面91をディスプレイ18aの画面に表示する。この画面では、印刷条件表示欄91aや、各種入力欄91c〜gや、ボタン91h等を表示する。機種表示欄91cでは、PC10で使用可能な測色機の機種(種類)の一覧情報を表示可能としている。種類選択欄91dでは、機種表示欄91cにて選択された機種に対応する種類情報14bに格納された印刷媒体の種類の一覧情報を表示可能としている。印刷品質選択欄91eでは、プリンタ20で選択可能な印刷解像度の一覧情報を表示可能としている。入力欄91f,gでは、環境温度や環境湿度の操作入力を受け付け可能としている。
S402では、機種選択欄91cにて、測色機の機種の選択入力をマウス等から受け付け、選択された機種を表す情報をRAMに格納する。S404では、種類選択欄91dにて、プリンタ20で使用可能な印刷媒体の種類の中からプリンタ20で使用する印刷媒体の種類を選択する入力をマウス等から受け付け、選択された印刷媒体の種類を表す情報をRAMに格納する。S406では、印刷品質選択欄91eにて、カラーチャートの印刷解像度(印刷品質)の選択入力をマウス等から受け付け、選択された印刷解像度(印刷品質)を表す情報をRAMに格納する。S408では、温度入力欄91fにて、測色する環境温度の操作入力をキーボード等から受け付け、入力された環境温度を表す情報をRAMに格納する。S410では、湿度入力欄91gにて、測色する環境湿度の操作入力をキーボード等から受け付け、入力された環境湿度を表す情報をRAMに格納する。S412では、入力を受け付けた情報を印刷条件表示欄91aに表示し、当該表示欄91aを更新する。S414では、印刷ボタン91hがマウス等により操作されたか否かを判断することにより、カラーチャートを印刷するか否かを判断する。条件不成立の場合にはS402〜S414を繰り返し、条件成立の場合にはフローを終了する。なお、印刷媒体の種類には、光沢紙、普通紙、再生紙、等がある。印刷品質には、印刷解像度の他、高品質、標準品質、等がある。
印刷および測色条件選択処理を終了すると、選択入力を受け付けたプリンタに対して、選択入力を受け付けた印刷媒体の種類および選択された印刷品質に対応するカラーチャートを印刷させる制御を行う(S315)。
図13は、印刷媒体M4上に印刷されるカラーチャートの一例を示している。カラーチャートCHは、縦横整然と隙間無くマトリクス状に並べられた複数のパッチP4から構成されている。カラーチャートCHの中には、インクが全く吐出されておらず印刷媒体M4の表面がそのまま現れた空パッチP4aも複数箇所設けられている。PC10のHD14およびPC60のHDにはカラーチャートCHを表現したチャートデータ(例えばCMYRVKデータ)が印刷媒体の種類毎および印刷品質毎に記憶されており、S315では印刷媒体の種類および印刷品質に対応するチャートデータに対して上記S125〜S135の処理を行ってラスタデータをプリンタに送出する。すると、プリンタは、入力したラスタデータに基づいてインクを吐出して印刷媒体M4上にインクのドットを形成し、チャートデータで表されたカラーチャートCHを印刷媒体M4上に印刷する。
その後、図10に示す測色結果生成処理を行う(S320)。まず、プリンタ20に対してプリンタの状態を出力させるコマンドを出力し、プリンタ20からプリンタの状態を取得する(S502)。プリンタ20では、プリンタの状態を出力させるコマンドを入力すると、印刷を実行中であるか否かを表す情報等を生成し、生成した情報をPC10に対して出力している。従って、PC10では、プリンタから出力された情報を入手することにより、印刷を実行中であるか否かを表す情報をプリンタの状態として取得することができる。
次に、カラーチャートの印刷が終了したか否か、すなわち、プリンタ20にてカラーチャートが印刷媒体上に形成されたか否かを判断する(S504)。プリンタから入手した情報が印刷を実行中であることを表す情報であればまだカラーチャートが形成されていないと判定し、S502〜S504を繰り返す。プリンタから入手した情報が印刷を実行中でないことを表す情報であればカラーチャートが形成されたと判定し、S506でタイマ回路19から現在の時刻Tnowを取得する。
さらに、上記S404で入力を受け付けた印刷媒体の種類に対応する安定化時間Ts(安定化時間を表す情報)を時間情報14cから取得する(S508)。図5の例において、入力を受け付けた印刷媒体の種類が「光沢紙1」である場合、安定化時間Ts=10分を取得する。
また、現在の時刻Tnowと安定化時間Tsとに基づいて、終了予定時刻Teを算出する。この終了予定時刻は、Te=Tnow+Tsなる演算式により求めることができる。従って、カラーチャートが印刷媒体上に形成されたと判定したとき、当該判定時点での残り時間(Ts)を情報記録領域から取得した情報に対応する安定化時間として、当該カラーチャートの発色が安定するまでの残り時間を計時して表示することになる。
その後、タイマ回路19から現在の時刻Tnowを取得する(S512)。次に、現在の時刻Tnowと終了予定時刻Teとに基づいて、印刷媒体上に印刷されたカラーチャートの発色が安定するまでの残り時間Tlを算出する(S514)。この残り時間は、Tl=Te−Tnowなる演算式により求めることができる。さらに、残り時間Tlが0以下となったか否かを判断する(S516)。残り時間がある場合、残り時間Tlを印刷条件表示欄91aに表示して(S518)、S512に戻る。
以上のようにして、時間情報14cに基づいて、印刷媒体上に印刷されたカラーチャートの発色が安定するまでの残り時間を計時して表示する。
一方、残り時間が無くなった場合、適宜、パッチの測色を促す旨をディスプレイ18aの画面に表示したり、当該旨をスピーカ18dから音声出力したりする(S520)。
図14は、パッチの測色を促す旨の表示画面例を、音声出力例とともに示している。本画面では、ウィンドウ状に「測色可能です」を表示した表示欄91bを表示しているとともに、スピーカ18dから「測色して下さい」(図の91i)を繰り返し音声出力していることを示している。
以上のようにして、残り時間が無くなった時点でパッチの測色を促す旨を画面表示したり音声出力したりする。
この段階で処理を終了して手動で測色を行ってもよいが、本実施形態では、その後、測色機40に対して各パッチの測色を実行させるための測色チャート定義情報を出力する(S522)。次に、測色機40に対して測色機の状態を出力させるコマンドを出力し、測色機40から測色機の状態を取得する(S524)。測色機40では、測色機の状態を出力させるコマンドを入力すると、用紙検出センサ40cの検出電圧に対応するデジタルの検出情報をI/O回路46cから読み込んだり、測色を実行中であるか否かを表す実行情報等を生成したりして、当該検出情報や実行情報をPC10に対して出力している。従って、PC10では、測色機から出力された情報を入手することにより、印刷媒体が所定の装着箇所40bに装着されているか否かを表す検出情報や、測色を実行中であるか否かを表す実行情報を測色機の状態として取得することができる。
さらに、上記検出情報を見ることにより、印刷媒体が所定の装着箇所40bに装着されているか否かを判断する(S526)。センサ40cにて印刷媒体が装着箇所40bに装着されていないと検出されると、検出情報は装着されていないことが表された情報となり、この場合にはS528でカラーチャートを印刷した印刷媒体を装着することを促す旨を画面表示して、S524に戻る。
図15は、印刷媒体を装着することを促す旨の表示画面例を、音声出力例とともに示している。本画面では、ウィンドウ状に「測色機に用紙がありません」を表示した表示欄91jを表示しているとともに、スピーカ18dから「用紙を挿入して下さい」(図の91k)を繰り返し音声出力していることを示している。
以上のようにして、残り時間が無くなった時点でセンサ40cにて印刷媒体が装着箇所に装着されていないと検出されたとき、カラーチャートを印刷した印刷媒体を装着することを促す旨を外部に通知する。
一方、センサ40cにて印刷媒体が装着箇所40bに装着されていると検出されると、検出情報は装着されていることが表された情報となり、この場合には図11に示す測色結果取得処理を行う(S530)。当該処理では、まず、測色機40に対して測色を開始させる測色開始コマンドを出力する(S602)。すると、測色機40では、サーボモータ43a,bを回転駆動して色検出部40aの水平位置を印刷媒体上の各パッチの位置に合わせて制御しながら当該色検出部40aにて各パッチの色を検出し、A/D変換回路46bにてアナログの検出電圧をデジタルの電圧値に変換し、Lab色空間で定義される色成分量L,a,bからなる測色結果を生成し、RAM41c内に蓄積していく。
次に、測色機40に対して測色機の状態を出力させるコマンドを出力し、測色機40から測色機の状態を取得する(S604)。
さらに、測色が終了したか否かを判断する(S606)。プリンタから入手した実行情報が測色を実行中であることを表す情報であればまだ測色を終了していないと判定し、S604〜S606を繰り返す。測色機から入手した実行情報が測色を実行中でないことを表す情報であれば測色が終了したと判定し、S608で測色機40からRAM41cに蓄積された色成分量L,a,b(測色結果)を取得してRAM13に格納し、測色結果取得処理を終了する。各色成分量L,a,bは、JIS Z8105にも規定されたCIE(1976)Lab色空間を定義する色彩値であるL量、a量、b量としている。以下も、同様である。なお、当該測色結果を、測色値LMi,aMi,bMi(i=1〜n、nはパッチの番号を表す正の整数)とする。
以上で図10に示した測色結果生成処理が終了したことになり、その後、色を合わせる基準とする基準測色結果LSi,aSi,bSi(i=1〜n、nはパッチの番号を表す正の整数)を取得してRAM13に格納する(図8のS325)。なお、基準測色結果については、PC60で生成することができる。従って、PC60から通信回線98を介して基準測色結果を取得してもよいし、一旦CD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に基準測色結果を記録しておくことを前提として当該記録媒体から基準測色結果を取得してもよい。
次に、測色結果LMi,aMi,bMiと基準測色結果LSi,aSi,bSiとを用いて、測色結果LMi,aMi,bMiを得たプリンタ20の出力色を基準色に修正するためのキャリブレーション用データを作成する処理を行う(S330)。
図16は、Cインクを例にとって、測色結果LMi,aMi,bMi(黒丸)と合わせる基準測色結果LSi,aSi,bSi(白丸)とを対応付ける様子を模式的に示している。ここで、横軸はLab色空間で定義されるa値、縦軸はb値であり、測色値をab平面上に投影して示している。両測色結果は、それぞれ曲線で繋いで示している。拡大図A1内の数値は、階調値を示している。
ここで、測色結果LMi,aMi,bMiを繋ぐ曲線を所定の補間演算により求め、この曲線上の測色結果をLM,aM,bMとし、色を合わせる基準測色結果を繋ぐ曲線を所定の補間演算により求め、この曲線上の測色結果をLS,aS,bSとし、測色結果の色差
ΔE={(LM−LS)2+(aM−aS)2+(bM−bS)21/2
が最小となるように、測色結果LM,aM,bMと基準測色結果LS,aS,bSと対応付け、キャリブレーション用データを生成する。
図6のキャリブレーション用データDA4を用いて説明すると、入力階調値が測色結果LM,aM,bMで表される色を表現する階調値とされ、出力階調値が基準測色結果LS,aS,bSで表される色を表現する階調値に最も近くなるように、キャリブレーション用データDA4を作成する。例えば、階調値が大きいほど印刷画像の発色の度合いが大きくなるように設定されている場合、測色結果LM,aM,bMで表される色が基準測色結果LS,aS,bSで表される色よりも発色の度合いが小さいと、印刷画像の発色の度合いを大きくさせるよう、キャリブレーション用データは全体の傾向として入力階調値よりも出力階調値が大きくなるように作成される。そして、このようなキャリブレーション用データを参照することによって、印刷媒体上での発色の度合いが大きくなるようにCMYRVKデータが修正される。一方、測色結果LM,aM,bMで表される色が基準測色結果LS,aS,bSで表される色よりも発色の度合いが大きいと、印刷画像の発色の度合いを小さくさせるよう、キャリブレーション用データは全体の傾向として入力階調値よりも出力階調値が小さくなるように作成される。そして、このようなキャリブレーション用データを参照することによって、印刷媒体上での発色の度合いが小さくなるようにCMYRVKデータが修正される。
以上のようにして作成されたキャリブレーション用データDA4は、入力階調値で表される色が測色結果LM,aM,bMで表される色とされ、出力階調値で表される色が基準測色結果LS,aS,bSで表される色とされた情報テーブルとされる。
以上により、基準測色結果で表される色に合うよう色補償された印刷画像を印刷媒体上に形成することができる。
むろん、キャリブレーション用データは、様々な手法により作成することができる。
S330終了後、生成したキャリブレーション用データをHD14に記憶して(S335)、キャリブレーション用データ作成処理を終了する。
その後、図7で示した印刷制御処理をPC10にて行うと、プリンタ20にて、基準色に対する色ずれが補償された画像を印刷媒体上に形成することができる。
以上説明したように、本測色補助装置を有する色修正装置では、印刷媒体の種類に応じてカラーチャートの発色が安定するまでの適切な残り時間が表示される。これにより、本色修正装置のユーザは、印刷媒体毎にカラーチャートの発色が安定するまでの適切な残り時間を知ることができるので、パッチの測色が早すぎてカラーチャートの発色が安定していない状態で測色してしまったり、パッチの測色が遅すぎて測色結果を得るのに時間がかかりすぎたりすることが無くなる。従って、カラーチャートを構成する各パッチの測色結果を効率よく高精度にて得ることが可能となる。その結果、プリンタのキャリブレーションを行う際にはキャリブレーションをより高精度にさせ、良好な精度のキャリブレーションを実現させるキャリブレーション用データや、良好な色再現を実現させる色変換LUT(色変換データ)等を迅速に得ることが可能となる。
(3)変形例:
ところで、本発明を実施する際に使用可能なコンピュータと周辺装置は、様々な構成が可能である。例えば、印刷装置は、コンピュータと一体化されたものでもよい。単色画像のみ印刷する印刷装置でもよい。上述したフローについては、一部または全部を印刷装置、専用の画像処理装置、外部のサーバ、等で実行してもよい。
キャリブレーションを行う際には、キャリブレーション用一次元LUT等のキャリブレーション用データを作成してキャリブレーションを行うのみならず、色変換LUT等の色変換データ、ドット振分テーブル等のドット振分データ、等を修正して当該修正後の色変換データやドット振分データ等を用いて印刷データを変換することによりキャリブレーションを行ってもよい。ここで、キャリブレーション用データや色変換データやドット振分データは、印刷データに対応する印刷画像を印刷媒体上に形成する印刷装置における色ずれを補償するために同印刷データの修正前後の対応関係を規定した色修正データである。
また、安定化時間を短縮して残り時間を計時して表示する簡易モードを設けてもよい。すると、高精度な測色結果を得る必要がないときに、迅速に測色結果を得ることができるので、利便性が向上する。
さらに、残り時間が測色機をウォーミングアップさせるために必要な時間となった時点で、測色機の電源を入れるように制御してもよい。すると、測色する際に測色機の状態が安定するまで待つ必要が無くなるので、利便性が向上する。
図17は、変形例にかかる測色補助装置が行う印刷および測色条件選択処理を示すフローチャートである。本変形例では、上記S404の代わりにS422〜S424を行うことにしている。
まず、プリンタ20に対してEEPROM33に記憶された使用中の印刷媒体の種類を表す情報を出力される使用印刷媒体種類要求コマンドを出力し(S422)、プリンタ20から使用中の印刷媒体の種類を表す情報を取得する(S424)。プリンタ20では、使用印刷媒体種類要求コマンドを入力すると、EEPROM33に書き込まれた使用中の印刷媒体の種類を表す情報を読み出し、読み出した情報をPC10に対して出力している。従って、PC10では、プリンタから出力された情報を入手することにより、プリンタ20に記憶された印刷媒体の種類を表す情報の入力を当該プリンタから受け付け、使用中の印刷媒体の種類を表す情報を取得することができる。
次に、S400でインターフェイス画面91を表示するが、種類選択欄91dではプリンタから取得した使用中の印刷媒体の種類を表す情報を表示する。その後、S402,S406では測色機の機種および印刷品質の選択入力を受け付け、S408〜S410では環境温度および環境湿度の操作入力を受け付け、S412で印刷条件表示欄91aを更新する。印刷ボタン91hが操作されていないとS402〜S414を繰り返し、印刷ボタン91hが操作されると印刷および測色条件選択処理を終了する。
その後、図8のS315では、プリンタ20で使用可能な印刷媒体の種類のそれぞれに対応したチャートデータ14d2の中から入力を受け付けた印刷媒体の種類に対応するチャートデータに対応するカラーチャートをプリンタ20に対してインクにて印刷媒体上に印刷させる制御を行う。そして、S320にて残り時間Tlが表示され、測色が行われる。
以上の構成により、プリンタで使用中の印刷媒体の種類が自動的に特定され、印刷媒体の種類に応じて適切な残り時間Tlが表示されるので、本測色補助装置は便利である。また、印刷媒体の種類に応じて適切なカラーチャートが自動的に印刷媒体上に印刷されるので、この点でも本測色補助装置は便利である。
図18は、変形例にかかる色修正装置が行う測色結果生成処理を示すフローチャートである。本変形例では、上記S516,S524〜S528の代わりにS542〜S556を行うことにしている。
まず、S502〜S510の処理を行って終了予定時刻Teを算出し、S512でタイマ回路19から現在の時刻Tnowを取得し、S514で残り時間Tlを算出する。ここで、所定時間Tthを0<Tth<Tsとして、残り時間Tlが所定時間Tth以下となったか否かを判断する(S542)。残り時間が所定時間より多い場合、残り時間Tlを印刷条件表示欄91aに表示して(S518)、S512に戻る。
一方、残り時間が所定時間Tth以下となった場合、測色機40に対して測色機の状態を出力させるコマンドを出力し、測色機40から測色機の状態を取得する(S544)。さらに、用紙検出センサ40cの検出電圧に対応するデジタルの検出情報を見ることにより、印刷媒体が所定の装着箇所40bに装着されているか否かを判断する(S546)。センサ40cにて印刷媒体が装着箇所40bに装着されていないと検出されると、検出情報は装着されていないことが表された情報となり、この場合にはS548でカラーチャートを印刷した印刷媒体を装着することを促す旨を画面表示して、S544に戻る。
以上のようにして、残り時間が所定時間以下となった時点でセンサ40cにて印刷媒体が装着箇所に装着されていないと検出されたとき、カラーチャートを印刷した印刷媒体を装着することを促す旨を外部に通知する。
一方、センサ40cにて印刷媒体が装着箇所40bに装着されていると検出されると、検出情報は装着されていることが表された情報となり、この場合、印刷媒体の所定箇所を測色し、測色機40から測色値Lt,at,bt(測色結果)を取得する(S550)。次に、測色値Lt,at,btが所定範囲外であるか否かを判断する(S552)。例えば、測色値の予想値をLf,af,bf、色差の許容範囲をΔEthとして、色差ΔE={(Lt−Lf)2+(at−af)2+(bt−bf)21/2がΔEthよりも大きければ所定範囲外、ΔEがΔEth以下であれば所定範囲内とする。測色されるパッチP4bは印刷媒体上に形成されてから安定化時間Tsが経過していないパッチではあるが、ここの測色する目的は正しいカラーチャートを印刷した印刷媒体を正しく装着しているか否かをチェックすることであるので、パッチの発色が安定していないことによるパッチの測色値のずれは問題にならない。
図13を用いて説明すると、例えば、印刷媒体M4を180°回転したときに異なる色のパッチとなるパッチP4bが形成された箇所を所定箇所とすればよい。同図の例では、パッチP4bと点対称な位置に空パッチP4cが配置されている。従って、印刷媒体M4が180°逆に配置されると、空パッチP4cが測色されることになり、測色値Lt,at,btは所定範囲外となる。また、本来とは異なる配置の複数のパッチからなるカラーチャートを印刷した印刷媒体を装着しても、測色値Lt,at,btは所定範囲外となる。
S552で測色結果が所定範囲外であると判断した場合、正しいカラーチャートを印刷した印刷媒体を正しく装着することを促す旨を画面表示したり音声出力したりして(S554)、S518に戻る。
図19は、上記旨の表示画面例を、音声出力例とともに示している。本画面では、ウィンドウ状に「正しいカラーチャートを正しく装着して下さい」を表示した表示欄91lを表示しているとともに、スピーカ18dから「正しいカラーチャートを正しく挿入して下さい」(図の91m)を繰り返し音声出力していることを示している。
以上のようにして、印刷媒体が所定の装着箇所に装着されていると検出されたとき、当該印刷媒体の所定箇所を測色するとともに測色結果が所定範囲外であるときには正しくない旨を外部に通知する。
一方、測色結果が所定範囲内であると判断した場合、S556で残り時間Tlが0以下となったか否かを判断する。残り時間がある場合、S518に戻る。一方、残り時間が無くなった場合、適宜、パッチの測色を促す旨をディスプレイ18aの画面に表示したり、当該旨をスピーカ18dから音声出力したりする(S520)。その後、測色機40に対して測色チャート定義情報を出力し(S522)、図11に示した測色結果取得処理を行って(S530)、測色結果生成処理を終了する。
本変形例によると、パッチの測色ができるまで所定時間以下になった時点でカラーチャートを印刷した印刷媒体が装着されていなければ当該印刷媒体を装着することが促されるので、本チャート印刷測色システムは便利である。また、正しいカラーチャートを印刷した印刷媒体が所定の装着箇所に装着されていなかったり、装着の向きが違っていたりすると、印刷媒体の所定箇所を測色したときに所定範囲外の測色結果が得られ、正しいカラーチャートを印刷した印刷媒体が正しく装着されていない旨が通知される。従って、正しいカラーチャートを印刷した印刷媒体が正しく装着されていないときに正しいカラーチャートを印刷した印刷媒体を正しく装着するよう促されるので、この点でも本チャート印刷測色システムは便利である。
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、印刷媒体上に印刷されたカラーチャートを構成する各色票について効率よく高精度の測色結果を得ることが可能になる。
測色補助装置を含む色修正装置の構成を模式的に示す図。 印刷システムの構成の概略を示すブロック図。 印刷システムの構成を示すブロック図。 カラー測色機の構成を示すブロック図。 情報記録領域に記録された各種情報の構造を模式的に示す図。 キャリブレーション用データのデータ構造を模式的に示す図。 印刷制御処理を示すフローチャート。 キャリブレーション用データ作成処理を示すフローチャート。 印刷および測色条件選択処理を示すフローチャート。 測色結果生成処理を示すフローチャート。 測色結果取得処理を示すフローチャート。 インターフェイス画面の表示例を示す図。 印刷媒体上に印刷されるカラーチャートの一例を示す図。 パッチの測色を促す旨の表示例および音声出力例を示す図。 印刷媒体を装着することを促す旨の表示例および音声出力例を示す図。 測色結果と基準測色結果とを対応付ける様子を示す図。 印刷および測色条件選択処理の変形例を示すフローチャート。 測色結果生成処理の変形例を示すフローチャート。 正しいカラーチャートの装着を促す旨の表示例および音声出力例を示す図。
符号の説明
10,60…パーソナルコンピュータ、14…ハードディスク、14a…色修正プログラム、14b…種類情報、14c…時間情報、14d…チャートデータ、18a…ディスプレイ、18d…スピーカ、19…タイマ回路、20,70…インクジェットプリンタ、40,90…カラー測色機、40a,90a…色検出部、40b…所定の装着箇所、40c…用紙検出センサ(検出手段)、100…印刷システム、CH,CH0,CH1…カラーチャート、DA1,DA2…印刷データ、DA4…キャリブレーション用データ、I1…印刷画像、M0,M1,M2,M4…印刷媒体、P0,P1,P4…パッチ(色票)、R1…情報記録領域、U0…色修正装置、U1…種類入力部(種類入力手段)、U2…チャート印刷制御部(チャート印刷制御手段)、U3…計時表示部(計時表示手段)、U4…測色部(測色装置)、U5…色修正部(色修正手段)

Claims (10)

  1. インクを用いて印刷データに対応する印刷画像を印刷媒体上に形成する印刷装置を制御可能な測色補助装置であって、
    上記印刷装置で使用可能な印刷媒体の種類毎に、当該印刷媒体の種類を表す情報と、当該印刷媒体上に色票を配置したカラーチャートが上記インクにより形成されてから当該カラーチャートの発色が安定するまでの安定化時間を表す情報と、を対応づけて記録した情報記録領域と、
    上記印刷装置で使用可能な印刷媒体の種類の中から上記印刷装置で使用する印刷媒体の種類を選択する入力を受け付ける種類入力手段と、
    上記カラーチャートを表現したチャートデータに基づいて、上記印刷装置に対して当該カラーチャートを上記インクにて上記印刷媒体上に印刷させる制御を行うチャート印刷制御手段と、
    上記入力を受け付けた印刷媒体の種類に対応する上記安定化時間を表す情報を上記情報記録領域から取得し、当該情報に基づいて、上記印刷媒体上に印刷されたカラーチャートの発色が安定するまでの残り時間を計時して表示する計時表示手段とを備えることを特徴とする測色補助装置。
  2. 上記計時表示手段は、上記印刷装置にて上記カラーチャートが上記印刷媒体上に形成されたか否かを判定し、上記カラーチャートが上記印刷媒体上に形成されたと判定したとき、当該判定時点での残り時間を上記情報記録領域から取得した情報に対応する安定化時間として、当該カラーチャートの発色が安定するまでの残り時間を計時して表示することを特徴とする請求項1に記載の測色補助装置。
  3. 上記計時表示手段は、上記残り時間が無くなった時点で上記色票の測色を促す旨を画面表示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の測色補助装置。
  4. 上記印刷装置は、使用可能な印刷媒体の種類の中から使用中の印刷媒体の種類を表す情報を記憶した装置であり、
    上記種類入力手段は、上記印刷装置に記憶された印刷媒体の種類を表す情報の入力を当該印刷装置から受け付け、
    上記チャート印刷制御手段は、上記印刷装置で使用可能な印刷媒体の種類のそれぞれに対応した上記チャートデータの中から上記入力を受け付けた印刷媒体の種類に対応するチャートデータに対応するカラーチャートを上記印刷装置に対して上記インクにて上記印刷媒体上に印刷させる制御を行うことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の測色補助装置。
  5. 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の測色補助装置と、上記印刷媒体上に形成された色票を測色して測色結果を生成する測色装置とを備えるチャート印刷測色システムであって、
    上記測色装置は、上記残り時間が無くなった時点で、当該残り時間を計時した対象のカラーチャートを構成する各色票を測色して当該各色票の測色結果を生成することを特徴とするチャート印刷測色システム。
  6. 上記測色装置は、上記印刷媒体が所定の装着箇所に装着されているか否かを検出する検出手段を備え、
    上記計時表示手段は、上記残り時間が所定時間以下となった時点で上記検出手段にて上記印刷媒体が上記装着箇所に装着されていないと検出されたとき、カラーチャートを印刷した印刷媒体を装着することを促す旨を画面表示することを特徴とする請求項5に記載のチャート印刷測色システム。
  7. 上記測色装置は、上記印刷媒体が所定の装着箇所に装着されているか否かを検出する検出手段を備え、
    上記計時表示手段は、上記検出手段にて上記印刷媒体が上記装着箇所に装着されていると検出されたとき、当該印刷媒体の所定箇所を測色して測色結果を生成するとともに当該測色結果が所定範囲外であるときには正しいカラーチャートを印刷した印刷媒体を正しく装着することを促す旨を画面表示することを特徴とする請求項5または請求項6に記載のチャート印刷測色システム。
  8. 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の測色補助装置と、
    上記残り時間が無くなった後に、上記カラーチャートを構成する各色票を測色した測色結果を取得し、当該測色結果と基準の測色結果とを対比して当該対比結果から上記印刷データを修正することにより、上記印刷装置における色ずれを補償する色修正手段とを備えることを特徴とする色修正装置。
  9. インクを用いて印刷データに対応する印刷画像を印刷媒体上に形成する印刷装置を制御可能な測色補助装置の制御方法であって、
    上記印刷装置で使用可能な印刷媒体の種類の中から上記印刷装置で使用する印刷媒体の種類を選択する入力を受け付ける種類入力工程と、
    上記カラーチャートを表現したチャートデータに基づいて、上記印刷装置に対して当該カラーチャートを上記インクにて上記印刷媒体上に印刷させる制御を行うチャート印刷制御工程と、
    上記印刷装置で使用可能な印刷媒体の種類毎に、当該印刷媒体の種類を表す情報と、当該印刷媒体上に色票を配置したカラーチャートが上記インクにより形成されてから当該カラーチャートの発色が安定するまでの安定化時間を表す情報と、を対応づけて記録した情報記録領域から、上記入力を受け付けた印刷媒体の種類に対応する上記安定化時間を表す情報を上記情報記録領域から取得し、当該情報に基づいて、上記印刷媒体上に印刷されたカラーチャートの発色が安定するまでの残り時間を計時して表示する計時表示工程とを備えることを特徴とする測色補助装置の制御方法。
  10. インクを用いて印刷データに対応する印刷画像を印刷媒体上に形成する印刷装置を制御可能な測色補助装置の制御プログラムであって、
    上記印刷装置で使用可能な印刷媒体の種類の中から上記印刷装置で使用する印刷媒体の種類を選択する入力を受け付ける種類入力機能と、
    上記カラーチャートを表現したチャートデータに基づいて、上記印刷装置に対して当該カラーチャートを上記インクにて上記印刷媒体上に印刷させる制御を行うチャート印刷制御機能と、
    上記印刷装置で使用可能な印刷媒体の種類毎に、当該印刷媒体の種類を表す情報と、当該印刷媒体上に色票を配置したカラーチャートが上記インクにより形成されてから当該カラーチャートの発色が安定するまでの安定化時間を表す情報と、を対応づけて記録した情報記録領域から、上記入力を受け付けた印刷媒体の種類に対応する上記安定化時間を表す情報を上記情報記録領域から取得し、当該情報に基づいて、上記印刷媒体上に印刷されたカラーチャートの発色が安定するまでの残り時間を計時して表示する計時表示機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする測色補助装置の制御プログラム。
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