JP6221425B2 - 色補正方法、色補正装置及びプログラム - Google Patents
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図1は、印刷システム100の構成例を説明するための図である。図1に示すように、印刷システム100は、プリンター1と、コンピューター110と、測色機150と、を有する。
図2は、コンピューター110における動作を説明するための図である。図2に示すプリンタードライバーは、アプリケーションプログラムから画像データを受け取り、プリンター1が解釈できる形式の印刷データに変換し、印刷データをプリンター1に出力する。アプリケーションプログラムからの画像データを印刷データに変換する際、プリンタードライバーは、画像データ取得処理、色変換処理、ハーフトーン処理、印刷データ生成処理を行う。
図3は、キャリブレーション処理の一例を示すフローチャートである。先ず、コントローラー120は、ユーザーからキャリブレーションの実行指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS110)。この実行指示を受け付けた場合(ステップS110:YES)は、以降のキャリブレーション処理を行う。他方、実行指示を受け付けていない場合(ステップS110:NO)は、キャリブレーション処理を終了する。
図6は、シアンインク(Cインク)を例に、実測した色彩値から全階調値に対応する色彩値を補間して求めた補間曲線(実測曲線)と、全階調値に対応する目標色彩値を結んだ目標曲線とを、同一a*b*平面上に表している図である。即ち、3次元空間であるL*a*b*色空間におけるL*a*b*値をa*b*平面に投影した図である。なお、目標色彩値は白丸でプロットしているが、全ての階調値に対応する目標色彩値の図示は省略し、一部の値のみ白丸で図示している。
図3のフローチャートに戻って、次に、ステップS160において、コントローラー120は、作成した色補正テーブルが印刷媒体の打込みインク量制限値を超過する場合、色補正テーブルの内容を修正する。そして、メモリー113上の色補正テーブルの情報を更新し、キャリブレーション処理を終了する。
なお、ステップS160における色補正テーブル修正の処理を、ステップS150における色補正テーブル作成の処理に含めて行っても良い。つまり、測定色彩値と目標色彩値とを対比して色補正テーブルを作成する際に、作成する色補正テーブルと打込みインク量制限値とを比較して、その場で色補正テーブルの内容を修正しても良い。なお、色補正テーブルを作成する工程が「補正工程」、色補正テーブルを修正する工程が「修正工程」に相当する。
(修正後の階調値)=Gc−(超過分の階調値)×Gc/(各インクのGc合計)
上述した実施形態では、打込みインク量制限値に対して超過分のインク量を、各インクの補正後の階調値の大きさに応じて減量して、合計インク量が打込みインク量制限値内に収まるようにした。しかし、これに限られず、例えば、打込みインク量制限値に対して超過分のインク量を、補正前から補正後への階調値の増分に応じて減量して、合計インク量が打込みインク量制限値内に収まるようにしても良い。具体的には、対象インクの補正後の階調値をGcとすると、以下の式を用いて、色補正テーブルの修正後の階調値を求める。
(修正後の階調値)=Gc−(超過分の階調値)×Gc増分/(各インクのGc増分合計)
上述した実施形態では、打込みインク量制限値に対して超過分のインク量を、各インクの補正後の階調値の大きさに応じて減量して、合計インク量が打込みインク量制限値内に収まるようにした。しかし、これに限られず、例えば、各インクに対して重み係数を設定し、補正後の階調値の増分に重み係数を乗算したものを減量して、合計インク量が打込みインク量制限値内に収まるようにしても良い。具体的には、対象インクの補正後の階調値をGcとすると、以下の式を用いて、色補正テーブルの修正後の階調値を求める。なお、補正後の階調値の増分に重み係数を乗算するのではなく、補正後の階調値そのものに重み係数を乗算して減量しても良い。
(修正後の階調値)=Gc−Gc増分×重み係数
上述した実施形態では、印刷装置(プリンター1)としてインクジェット方式のプリンターを例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、インク以外の他の液体を吐出する印刷装置であっても良い。微小量の液滴を吐出させるヘッド等を備える各種の印刷装置に適用可能である。なお、液滴とは、上記印刷装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、印刷装置が吐出させることができるような材料であれば良い。例えば、物質が液相であるときの状態のものであれば良く、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上述した実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。印刷装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解の形で含む液体を吐出する印刷装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を吐出する印刷装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を吐出する印刷装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等であっても良い。更に、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を吐出する印刷装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に吐出する印刷装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を吐出する印刷装置を採用しても良い。また、印刷装置は、ヘッドが固定された、いわゆるラインプリンターであっても良い。そして、これらのうちいずれか一種の印刷装置に本発明を適用することができる。
Claims (5)
- 所定の色空間内における各色の入力階調値の組合せと、印刷装置で使用される各インク
の出力階調値の組合せとが対応付けられた色変換テーブルを補正する色補正方法であって
、
前記印刷装置から印刷媒体に出力された複数のパッチ画像の測色値を取得する測色値取
得工程と、
前記印刷媒体の単位面積中に出力可能なインク量の上限値を示す打込みインク量制限値
を取得する打込みインク量制限値取得工程と、
前記パッチ画像の測色値と所定の基準値との比較結果に基づいて、前記色変換テーブル
の出力階調値を補正する補正工程と、
前記補正後の各インクの出力階調値の組合せにおける合計インク量が前記打込みインク
量制限値を超える場合に、前記補正後の各出力階調値に所定の比率計算を行って、前記合
計インク量を前記打込みインク量制限値内に減少させる修正工程と、を有し、
前記比率計算は、前記補正後の各出力階調値の大きさに応じて前記補正後の各出力階調
値を減少させることにより、出力階調値が大きいインクについてはインク量が多く減少し、
出力階調値が小さいインクについてはインク量が少し減少し、前記合計インク量を前記打込みインク量制限値内に減少させる計算であることを特徴とする色補正方法。 - 所定の色空間内における各色の入力階調値の組合せと、印刷装置で使用される各インク
の出力階調値の組合せとが対応付けられた色変換テーブルを補正する色補正方法であって
、
前記印刷装置から印刷媒体に出力された複数のパッチ画像の測色値を取得する測色値取
得工程と、
前記印刷媒体の単位面積中に出力可能なインク量の上限値を示す打込みインク量制限値
を取得する打込みインク量制限値取得工程と、
前記パッチ画像の測色値と所定の基準値との比較結果に基づいて、前記色変換テーブル
の出力階調値を補正する補正工程と、
前記補正後の各インクの出力階調値の組合せにおける合計インク量が前記打込みインク
量制限値を超える場合に、前記補正後の各出力階調値に所定の比率計算を行って、前記合
計インク量を前記打込みインク量制限値内に減少させる修正工程と、を有し、
前記比率計算は、前記補正後の各出力階調値の補正に伴う増分に応じて前記補正後の各
出力階調値を減少させて、前記合計インク量を前記打込みインク量制限値内に減少させる
計算であることを特徴とする色補正方法。 - 前記比率計算は、各インクの特性や使用環境に応じた、各インクに対しての重み付けに応じて前記補正後の各出力階調値を減少させて、前記合計インク量を前記打込みインク量制限値内に減少させる計算であることを特徴とする請求項1に記載の色補正方法。
- 所定の色空間内における各色の入力階調値の組合せと、印刷装置で使用される各インク
の出力階調値の組合せとが対応付けられた色変換テーブルを補正する色補正装置であって
、
前記印刷装置から印刷媒体に出力された複数のパッチ画像の測色値を取得する測色値取
得部と、
前記印刷媒体の単位面積中に出力可能なインク量の上限値を示す打込みインク量制限値
を取得する打込みインク量制限値取得部と、
前記パッチ画像の測色値と所定の基準値との比較結果に基づいて、前記色変換テーブル
の出力階調値を補正する補正部と、
前記補正後の各インクの出力階調値の組合せにおける合計インク量が前記打込みインク
量制限値を超える場合に、前記補正後の各出力階調値に所定の比率計算を行って、前記合
計インク量を前記打込みインク量制限値内に減少させる修正部と、を有し、
前記比率計算は、前記補正後の各出力階調値の大きさに応じて前記補正後の各出力階調
値を減少させることにより、出力階調値が大きいインクについてはインク量が多く減少し、
出力階調値が小さいインクについてはインク量が少し減少し、前記合計インク量を前記打込みインク量制限値内に減少させる計算であることを特徴とする色補正装置。 - 所定の色空間内における各色の入力階調値の組合せと、印刷装置で使用される各インク
の出力階調値の組合せとが対応付けられた色変換テーブルを補正するプログラムであって
、
前記印刷装置から印刷媒体に出力された複数のパッチ画像の測色値を取得する測色値取
得機能と、
前記印刷媒体の単位面積中に出力可能なインク量の上限値を示す打込みインク量制限値
を取得する打込みインク量制限値取得機能と、
前記パッチ画像の測色値と所定の基準値との比較結果に基づいて、前記色変換テーブル
の出力階調値を補正する補正機能と、
前記補正後の各インクの出力階調値の組合せにおける合計インク量が前記打込みインク
量制限値を超える場合に、前記補正後の各出力階調値に所定の比率計算を行って、前記合
計インク量を前記打込みインク量制限値内に減少させる修正機能と、をコンピューターに
実行させ、
前記比率計算は、前記補正後の各出力階調値の大きさに応じて前記補正後の各出力階調
値を減少させることにより、出力階調値が大きいインクについてはインク量が多く減少し、
出力階調値が小さいインクについてはインク量が少し減少し、前記合計インク量を前記打込みインク量制限値内に減少させる計算であることを特徴とするプログラム。
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---|---|---|---|
JP2013141370A JP6221425B2 (ja) | 2013-07-05 | 2013-07-05 | 色補正方法、色補正装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013141370A JP6221425B2 (ja) | 2013-07-05 | 2013-07-05 | 色補正方法、色補正装置及びプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015015612A JP2015015612A (ja) | 2015-01-22 |
JP6221425B2 true JP6221425B2 (ja) | 2017-11-01 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013141370A Active JP6221425B2 (ja) | 2013-07-05 | 2013-07-05 | 色補正方法、色補正装置及びプログラム |
Country Status (1)
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2013
- 2013-07-05 JP JP2013141370A patent/JP6221425B2/ja active Active
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