JP2006256246A - 印刷制御装置並びにその制御方法および制御プログラム - Google Patents

印刷制御装置並びにその制御方法および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷媒体上に形成されるカラーチャートの発色を安定させ、高精度の測色結果を得ることを課題とする。
【解決手段】プリンタ(印刷装置)20の使用状況に応じて当該使用状況を表す使用情報D1を生成し、印刷媒体上に形成されるカラーチャートの発色を所定範囲内にさせるとして予め設定された所定の発色条件をプリンタ20の状態が満たすか否かについて使用情報D1に基づいて判断し、発色条件が満たされないと判断されたとき、プリンタ20の状態を発色条件が満たされる状態にさせるようにプリンタ20の使用状況の変更を勧める旨を外部に出力する。発色条件が満たされないと判断されたとき、プリンタ20の状態を発色条件が満たされる状態にさせるようにプリンタ20に対して当該プリンタの使用状況を変更させる制御を行ってもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクを用いて印刷画像を印刷媒体上に形成する印刷装置を制御可能な印刷制御装置、並びに、その制御方法および制御プログラムに関する。
従来、吐出特性の異なるヘッドの吐出口から吐出されるインクの吐出量を濃度信号の各段階で共通にするため、吐出特性に応じて設定される複数レベルの駆動信号を各吐出口の電気・機械変換素子に供給するマルチヘッド液体噴射記録装置が知られている(特許文献1参照)。当該装置では、各電気・機械変換素子を駆動する電圧の範囲を各液体噴射ノズルから吐出される記録液滴の被記録体上のドット径の範囲が均一になるように設定して、ヘッドの吐出特性に差があっても各吐出口から吐出されるインクのドット径の範囲を等しくするようにしている。
また、特許文献2には、印刷媒体上にインクを吐出して複数のパッチ(色票)を印刷させ、各パッチを測色してプリンタのキャリブレーションを行うことが記載されている。
特公平6−79853号公報 特開2003−291327号公報
インクを用いて印刷媒体上にパッチを印刷したとき、パッチの発色が安定していないことがあった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、印刷媒体上に形成されるカラーチャートの発色を安定させ、高精度の測色結果を得ることを目的とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するため、本発明は、インクを用いて印刷画像を印刷媒体上に形成する印刷装置を制御可能な印刷制御装置であって、上記印刷装置の使用状況に応じて当該使用状況を表す使用情報を生成する使用情報生成手段と、上記印刷媒体上に形成されるカラーチャートの発色を所定範囲内にさせるとして予め設定された所定の発色条件を上記印刷装置の状態が満たすか否かについて上記使用情報に基づいて判断する発色条件判断手段と、上記発色条件が満たされないと判断されたとき、上記印刷装置の状態を上記発色条件が満たされる状態にさせるように上記印刷装置の使用状況の変更を勧める旨を外部に出力する対応処理実行手段とを備えることを特徴とする。
上記使用情報生成手段にて、印刷装置の使用状況に応じて当該印刷装置の使用状況が表された使用情報が生成される。上記発色条件判断手段にて、前記使用情報に基づいて、印刷装置の状態が所定の発色条件を満たすか否かが判断される。当該発色条件は、印刷媒体上に形成されるカラーチャートの発色を所定範囲内にさせるとして予め設定された上記印刷装置の状態についての条件である。この発色条件が満たされないと判断されたとき、上記対応処理実行手段にて、印刷装置の状態を前記発色条件が満たされる状態にさせるように上記印刷装置の使用状況の変更を勧める旨が外部に出力される。
本印刷制御装置のユーザは、上記出力を確認して上記発色条件が満たされるように印刷装置の使用状況を変更すれば、発色の安定したカラーチャートを印刷媒体上に印刷することができる。このように、カラーチャートの発色が所定範囲外となるときに印刷装置の使用状況の変更を勧める旨が通知されるので、利便性を向上させることができるとともに、印刷装置の使用状況を変更することによってカラーチャートの発色の安定性を向上させることができるので、高精度の測色結果を得ることが可能となる。その結果、キャリブレーションの精度が向上し、高精度のキャリブレーションを実現させるキャリブレーション用データや、良好な色再現を実現させる色変換テーブル(色変換データ)等を得ることが可能となる。
上記印刷装置の使用状況は、印刷装置を使用した状況であればよく、インクカートリッジを振った状況、印刷を実行した状況、印刷装置に設定された印刷媒体の種類、印刷装置に設定されたプラテンギャップ(プラテンと印刷ヘッドとの間隔)、印刷ヘッドのクリーニングを実行した状況、ダミー印刷を実行した状況、ノズルの目詰まりを判定した状況、等が考えられる。
上記使用情報は、インクカートリッジを振った日時、印刷を実行した日時、印刷媒体の種類を表す種類情報、プラテンと印刷ヘッドとの間隔を表すプラテンギャップ情報、印刷ヘッドのクリーニングを実行した日時、ダミー印刷を実行した日時、ノズルの目詰まりを判定した日時、等が考えられる。
上記発色条件は、インクカートリッジを振ってから所定期間内、印刷を実行してから所定期間内、印刷媒体の標準の種類を表す標準種類情報、標準の間隔を表す標準プラテンギャップ情報、印刷ヘッドのクリーニングを実行してから所定期間内、ダミー印刷を実行した日時、ノズルの目詰まりを判定してから所定期間内、等が考えられる。
上記対応処理実行手段が上記旨を外部に出力することには、当該旨を表示することや、当該旨を音声出力すること等が含まれる。
上記印刷装置が上記インクをインクカートリッジに収容した装置であり、日時を計時する計時手段が設けられる場合、上記使用情報生成手段は、上記インクカートリッジを振ったか否かの選択入力を受け付け、上記インクカートリッジを振った選択入力を受け付けたときに上記計時手段にて計時されていた日時を上記使用情報として記憶し、上記発色条件判断手段は、上記計時手段にて計時されている現時点の日時が上記記憶されている日時から所定期間内であるか否かについて判断し、上記対応処理実行手段は、上記現時点の日時が上記記憶されている日時から上記所定期間内でないと判断されたとき、上記インクカートリッジを振ることを勧める旨を外部に出力してもよい。ユーザが出力を確認してインクカートリッジを振ればインクカートリッジ内のインク濃度の偏りが無くなるので、発色の安定したカラーチャートを印刷媒体上に印刷することができ、高精度の測色結果を得ることが可能となる。
なお、記憶されている日時から所定期間内であることには、記憶されている日時から所定時間内であることの他、記憶されている日から所定日数内であること等も含まれる。以下も、同様である。
また、上記使用情報生成手段は、上記印刷装置が上記印刷画像を形成したときに上記計時手段にて計時されていた日時を上記使用情報として記憶し、上記発色条件判断手段は、上記計時手段にて計時されている現時点の日時が上記記憶されている日時から所定期間内であるか否かについて判断し、上記対応処理実行手段は、上記現時点の日時が上記記憶されている日時から上記所定期間内でないと判断されたとき、上記インクカートリッジを振ることを勧める旨を外部に出力してもよい。ユーザが出力を確認してインクカートリッジを振ればインクカートリッジ内のインク濃度の偏りが無くなるので、発色の安定したカラーチャートを印刷媒体上に印刷することができ、高精度の測色結果を得ることが可能となる。
上記印刷画像は、色票を配置したカラーチャートでもよい。
上記印刷装置が所定の往復動作指示を入力して上記インクカートリッジを往復動させる往復動作機構を有する装置である場合、上記対応処理実行手段は、上記現時点の日時が上記記憶されている日時から上記所定期間内でないと判断されたとき、上記印刷装置に対して上記往復動作指示を出力して上記インクカートリッジを往復動させてもよい。自動的にインクカートリッジ内のインク濃度の偏りが無くなり、発色の安定したカラーチャートを印刷媒体上に印刷することができるので、利便性が向上する。
ここで、上記現時点の日時が上記所定期間内でないと判断されたとき、上記印刷装置に対して上記往復動作指示を出力して上記印刷画像を上記印刷媒体上に形成する際に往復動するインクカートリッジの移動速度よりも高速にて上記インクカートリッジを往復動させてもよい。すると、インクカートリッジに収容されたインクに対してより強い振動が与えられるので、より確実にインクカートリッジ内のインク濃度の偏りが無くなり、カラーチャートの発色をより安定させることができる。
使用する印刷媒体の種類の設定入力を受け付けて入力された印刷媒体の種類を表す種類情報を記憶するとともに記憶した種類情報に応じて上記印刷画像を形成する処理を行う印刷装置である場合、上記使用情報生成手段は、上記印刷装置から上記記憶されている種類情報を上記使用情報として取得し、上記発色条件判断手段は、上記取得された種類情報が上記カラーチャートを印刷するための標準の種類を表す標準種類情報であるか否かについて判断し、上記対応処理実行手段は、上記取得された種類情報が上記標準種類情報ではないと判断されたとき、上記印刷装置に記憶させる印刷媒体の種類を標準の種類に変更することを勧める旨を外部に出力してもよい。ユーザが印刷装置に設定された印刷媒体の種類がカラーチャートを印刷するための標準の種類でないときに出力を確認して設定を標準の種類に変更すれば、発色の安定したカラーチャートを印刷媒体上に印刷することができ、高精度の測色結果を得ることが可能となる。
上記印刷装置が本印刷制御装置から印刷媒体の種類を表す種類情報の入力を受け付けて入力された種類情報を記憶可能な装置である場合、上記対応処理実行手段は、上記取得された種類情報が上記標準種類情報ではないと判断されたとき、上記印刷装置に対して上記標準種類情報を出力して記憶させてもよい。自動的に印刷媒体の種類の設定が標準の種類に変更されるので、発色の安定したカラーチャートを印刷媒体上に印刷することができ、高精度の測色結果を得ることが可能となる。
上記印刷装置が表面に上記印刷媒体を配置させるプラテンと上記インクを吐出する印刷ヘッドとの間隔を表すプラテンギャップ情報の設定入力を受け付けて入力されたプラテンギャップ情報を記憶するとともに記憶したプラテンギャップ情報で表される間隔となるように同プラテンと同印刷ヘッドとの間隔を変更可能な装置である場合、上記使用情報生成手段は、上記印刷装置から上記記憶されているプラテンギャップ情報を上記使用情報として取得し、上記発色条件判断手段は、上記取得されたプラテンギャップ情報が上記カラーチャートを印刷するための標準の間隔を表す標準プラテンギャップ情報であるか否かについて判断し、上記対応処理実行手段は、上記取得されたプラテンギャップ情報が上記標準プラテンギャップ情報ではないと判断されたとき、上記印刷装置に記憶させるプラテンギャップを標準の間隔に変更することを勧める旨を外部に出力してもよい。ユーザが印刷装置に設定されたプラテンギャップがカラーチャートを印刷するための標準のプラテンギャップでないときに出力を確認して設定を標準のプラテンギャップに変更すれば、発色の安定したカラーチャートを印刷媒体上に印刷することができ、高精度の測色結果を得ることが可能となる。
上記印刷装置が本印刷制御装置からプラテンギャップ情報の入力を受け付けて入力されたプラテンギャップ情報を記憶可能な装置である場合、上記対応処理実行手段は、上記取得されたプラテンギャップ情報が上記標準プラテンギャップ情報ではないと判断されたとき、上記印刷装置に対して上記標準プラテンギャップ情報を出力して記憶させてもよい。自動的にプラテンギャップの設定が標準の種類に変更されるので、発色の安定したカラーチャートを印刷媒体上に印刷することができ、高精度の測色結果を得ることが可能となる。
上記印刷装置が上記インクを吐出する印刷ヘッドのクリーニングを実行可能であるとともに所定のクリーニング指示を入力して当該印刷ヘッドのクリーニングを実行する装置であり、日時を計時する計時手段が設けられる場合、上記使用情報生成手段は、上記印刷装置が上記印刷画像を形成したときに上記計時手段にて計時されていた日時を上記使用情報として記憶し、上記発色条件判断手段は、上記計時手段にて計時されている現時点の日時が上記記憶されている日時から所定期間内であるか否かについて判断し、上記対応処理実行手段は、上記現時点の日時が上記記憶されている日時から上記所定期間内でないと判断されたとき、上記印刷ヘッドのクリーニングを行うことを勧める旨を外部に出力してもよい。ユーザが出力を確認して印刷ヘッドのクリーニングを行えば印刷ヘッド内のインク濃度のずれが無くなるので、発色の安定したカラーチャートを印刷媒体上に印刷することができ、高精度の測色結果を得ることが可能となる。
上記対応処理実行手段は、上記現時点の日時が上記記憶されている日時から上記所定期間内でないと判断されたとき、上記印刷装置に対して上記クリーニング指示を出力して上記印刷ヘッドのクリーニングを実行させるようにしてもよい。自動的に印刷ヘッド内のインク濃度のずれが無くなり、発色の安定したカラーチャートを印刷媒体上に印刷することができるので、利便性が向上する。
また、上記現時点の日時が上記所定期間内でないと判断されたとき、上記印刷装置に対してダミー画像を上記印刷媒体上に形成させる制御を行ってもよい。
上記印刷装置が上記インクを吐出する印刷ヘッドのノズルの目詰まりを判定可能であるとともに所定のノズル抜け判定指示を入力して当該ノズルの目詰まりを判定する装置であり、日時を計時する計時手段が設けられる場合、上記使用情報生成手段は、上記印刷装置が上記ノズルの目詰まりを判定したときに上記計時手段にて計時されていた日時を上記使用情報として記憶し、上記発色条件判断手段は、上記計時手段にて計時されている現時点の日時が上記記憶されている日時から所定期間内であるか否かについて判断し、上記対応処理実行手段は、上記現時点の日時が上記記憶されている日時から所定期間内でないと判断されたとき、上記ノズルの目詰まりを判定させることを勧める旨を外部に出力してもよい。ユーザが出力を確認してノズルの目詰まりを判定させ、目詰まりが生じていると判定されたときに印刷ヘッドのクリーニングを実行すればノズルから確実にインクが吐出されるので、発色の安定したカラーチャートを印刷媒体上に印刷することができ、高精度の測色結果を得ることが可能となる。
上記対応処理実行手段は、上記現時点の日時が上記記憶されている日時から所定期間内でないと判断されたとき、上記印刷装置に対して上記ノズル抜け判定指示を出力して上記ノズルの目詰まりを判定させるとともに目詰まりが生じていると判定されたときに上記クリーニング指示を出力して上記印刷ヘッドのクリーニングを実行させてもよい。目詰まりが生じていると判定されたときに自動的に印刷ヘッドのクリーニングが実行されてノズルの目詰まりが解消されるので、発色の安定したカラーチャートを印刷媒体上に印刷することができるので、利便性が向上する。
また、本発明は、上記印刷装置の使用状況に応じて当該使用状況を表す使用情報を生成する使用情報生成手段と、上記印刷媒体上に形成されるカラーチャートの発色を所定範囲内にさせるとして予め設定された所定の発色条件を上記印刷装置の状態が満たすか否かについて上記使用情報に基づいて判断する発色条件判断手段と、上記発色条件が満たされないと判断されたとき、上記印刷装置の状態を上記発色条件が満たされる状態にさせるように上記印刷装置に対して当該印刷装置の使用状況を変更させる制御を行う対応処理実行手段とを備えることを特徴とする。
上記発色条件が満たされないと判断されたとき、上記対応処理実行手段にて、印刷装置の状態を前記発色条件が満たされる状態にさせるように上記印刷装置に対して当該印刷装置の使用状況を変更させる制御が行われる。すると、印刷装置は、前記発色条件が満たされように使用状況が変更される。
以上より、上記発色条件が満たされるように自動的に印刷装置の使用状況が変更されるので、発色の安定したカラーチャートを印刷媒体上に印刷することができ、利便性を向上させることができる。そして、カラーチャートの発色の安定性を向上させることができるので、高精度の測色結果を得ることが可能となる。
上述し印刷制御装置は、ある機器に組み込まれた状態で他の方法とともに実施されることもある等、各種の態様を含む。例えば、印刷部を備える印刷システムとしても適用可能である。また、前記装置の構成に対応した所定の手順に従って処理を進めていくことも可能であるので、本発明は制御方法としても適用可能であり、請求項14にかかる発明も、同様の作用、効果を奏する。さらに、これらの装置にて制御プログラムを実行させる場合もあるので、本発明は、当該制御プログラムや、当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としても適用可能であり、請求項15にかかる発明も、同様の作用、効果を奏する。
むろん、請求項2〜13に記載した構成を上記方法やシステムやプログラムや記録媒体に適用可能である。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)印刷制御装置を有する印刷システムの構成:
(2)本発明の印刷制御装置が行う処理:
(3)変形例:
(1)印刷制御装置を有する印刷システムの構成:
図1は本発明の一実施形態である印刷制御装置を有する色修正装置の構成を模式的に示す図であり、図2は本印刷制御装置を含む印刷システムの構成を示すブロック図である。本システムは、パーソナルコンピュータ(PC)10、当該PCに接続されたインクジェットプリンタ20およびカラー測色機80、等を備えている。むろん、本発明に用いられるコンピュータは、PCに限定されない。PC10では、CPU11がシステムバス10aを介してPC全体を制御する。同バス10aには、ROM12、データを書き換え可能な半導体メモリであるRAM13、CD−ROMドライブ15、フレキシブルディスク(FD)ドライブ16、各種インターフェイス(I/F)17a〜f、タイマ回路19等が接続され、ハードディスクドライブを介して磁気ディスクであるハードディスク(HD)14も接続されている。HD14には本発明の印刷制御装置の制御プログラムを含む色修正プログラム14aが記憶されており、実行時にCPU11によってRAM13に転送され、実行される。また、HD14は、所定の発色条件を表す発色条件情報14b、プリンタの使用状況を表す使用情報14c、チャートデータ14d、等を記憶(記録)した所定の記憶領域(情報記録領域)とされている。RAM13には、一時的に、使用情報13a、補償対象の測色結果13b、基準の測色結果13a、等が格納される。タイマ回路19は、現在の時刻を計時する回路とされ、日時を計時する計時手段とされている。
I/F17a(例えばUSB I/F)には、公知のカラー測色機80が接続されている。この測色機80は、色彩計とも呼ばれ、測色する対象に色検出部80aを向けることにより、CIE(1976)規格におけるL***表色系(以下、「*」の記載を省略)に基づく複数の色成分L,a,bの色成分量を検出して検出量に対応する測色値(測色結果)L,a,bを生成可能である。そして、測色機80は、生成した測色値L,a,bをPC10に対して出力可能である。ここで、CIE Lab色空間(所定の色空間)は、複数の色成分L,a,bを色成分量とするデバイスに依存しない均等色空間である。なお、Lは明度(明るさ)を表し、a,bは色相および彩度を表す色座標である。むろん、測色する色空間は、CIE XYZ色空間、CIE Luv色空間、RGB色空間、等であってもよい。
CRTI/F17bにはカラー画像データに基づいて当該データに対応する画像を表示するディスプレイ18aが接続され、入力I/F17cにはキーボード18bやマウス18cが操作用入力機器として接続され、プリンタI/F17eには例えばシリアルI/Fケーブルを介してプリンタ20が接続され、I/F17fには音声データに基づいて当該データに対応する音声を出力するスピーカ18dが接続されている。
印刷装置(印刷部)であるプリンタ20は、CMYRVK(シアン、マゼンタ、イエロー、レッド、バイオレット、ブラック)の各色に対応してそれぞれ設けられた6個のインクカートリッジ40に充填された6色のインクを印刷ヘッドから吐出して、印刷用紙(印刷媒体)にインクを付着させてドットを形成することにより、カラー画像を表現した印刷データに対応する印刷画像を印刷する。むろん、プリンタ20には、ライトシアン、ライトマゼンタ、ライトブラック、ダークイエロー、無着色インク、等も使用するプリンタ、CMYRVKのいずれかのインクを使用しないプリンタ、インク通路内に泡を発生させてインクを吐出するバブル方式のプリンタ、トナーインクを使用して印刷媒体上に印刷画像を形成するレーザープリンタ、等、も採用可能である。本実施形態の各インクは、顔料インクであり、水性の溶媒に微細な顔料からなる色材を混合した液状のインク液とされている。本発明を適用可能なインクは、流動性があればよいため、染料からなる色剤を混合したインク液からなる染料インク、油性の溶媒を用いたインク液、粉末状のインク、等でもよい。印刷媒体には、光沢紙等が含まれる塗被紙の印刷媒体、普通紙や再生紙等が含まれる非塗被紙の印刷媒体がある。
本プリンタ20では、CPU21、ROM22、RAM23、通信I/O24、コントロールIC25、ASIC26、I/F27、EEPROM33、操作パネル34、等がバス20aを介して接続され、CPU21がROM22に書き込まれたプログラムに従って各部を制御する。
キャリッジ機構27aにて主走査方向に往復動するキャリッジには、各インクカートリッジ40をそれぞれ所定の装着箇所にて装着可能なカートリッジホルダ32が設けられているとともに、印刷ヘッドユニット(印刷ヘッド集合体)29が搭載されている。本実施形態のホルダ32は、全6種類のインクのそれぞれに対応する6箇所の装着箇所が形成されている。そして、各カートリッジ40をホルダ32に装着する際には、インク収容室(収容室)41内のインクの色材を均一にして色材濃度を一様にさせるため、カートリッジを手で振ってからホルダに装着する仕様としている。
図3は、インクカートリッジ40の一例を垂直断面にて示している。各インクカートリッジ40には、インクを収容した収容室41が形成され、バルブ42で開閉されるインク流出口41aが収容室41の最下部に形成され、当該インク流出口41aからインクカートリッジ外のインク通路40bまで下方に延出したインク通路43が形成されている。
収容室41の側壁の下部にはバルブ42が設けられており、印刷ヘッド29a〜fからインクが吐出されていないときには、同図左側に示すようにバルブ42が閉じた状態とされている。印刷ヘッドからインクの吐出が開始されると、印刷ヘッドからバルブ42に負圧が加わることにより、同図右側に示すようにバルブ42が開く。そして、収容室41から印刷ヘッド29a〜fへインクが送り出され、印刷ヘッド29a〜fにインクが供給される。印刷終了時には、バルブ42に負圧が加わらなくなるようにしてあり、その結果、図左側のようにバルブ42は自動的に閉じて、収容室41からインクが送り出されなくなる。
印刷ヘッドユニット29は、CMYRVKの6種類のインク毎に設けられた印刷ヘッド29a〜fと例えばEEPROMといった不揮発性半導体メモリ31を備えている。プリンタに組み付けられた各印刷ヘッド29a〜fと対応するインクカートリッジ40とは、それぞれ別のインク通路40bでインクを流通可能に接続されている。各印刷ヘッド29a〜fは、対応するインクカートリッジの収容室41からインク通路43,40bを介して対応する色のインクを供給され、当該インクを吐出して印刷媒体上に付着させることが可能である。プリンタ20は、インクの種類毎に対応する印刷ヘッド29a〜fを用いて印刷媒体上にドットを形成して画像を印刷する。
各カートリッジ40にも例えばEEPROMといった不揮発性半導体メモリ40aがそれぞれ設けられており、各メモリ40aは電気的にコントロールIC25と接続されている。本実施形態の各カートリッジ40は互いに同形状とされ、ホルダ32の各装着箇所も同形状とされているとして説明するが、各インクカートリッジおよびホルダは互いに異なる形状とされてもよい。
通信I/O24は、PCのプリンタI/F17eと接続されている。プリンタ20は、通信I/O24を介して、PC10から送信される色別のラスタデータを受信したり、各種情報をPC10に対して出力したりすることが可能である。ASIC26は、CPU21と所定の信号を送受信しつつヘッド駆動部26aに対してラスタデータに対応する印加電圧データを出力する。同ヘッド駆動部26aは、同印加電圧データから印刷ヘッド29a〜fに内蔵されたピエゾ素子への印加電圧パターンを生成し、収容室41に収容された各インクを対応する印刷ヘッド29a〜fから6色のインクをドット単位で吐出させる。印刷ヘッド29a〜fには色毎に複数個のインクジェットノズルが設けられ、同ノズルのそれぞれに対応してピエゾ素子が配置されている。I/F27に接続されたキャリッジ機構(往復動作機構)27aは、インクカートリッジ40を装着したキャリッジを往復動させることにより、印刷ヘッドユニット29を主走査させる。I/F27に接続された紙送り機構27bは、適宜改ページ動作を行いながら印刷用紙を順次送り出して副走査を行う。I/F27に接続されたプラテンギャップ変更機構(PG変更機構)27cは、プラテンと印刷ヘッド29a〜fとの間隔を変更することが可能である。I/F27に接続されたクリーニング機構27dは、印刷ヘッド29a〜fのクリーニングを実行することが可能である。I/F27に接続されたノズル抜け判定機構27eは、印刷ヘッド29a〜fのノズルの目詰まりを判定することが可能である。
図4は、PG変更機構27cの一例を紙送り機構27bの一例とともに垂直断面にて模式的に示している。プラテン51は、円柱状に形成され、表面51aにシート状の印刷媒体Mを配置させる。印刷ヘッド29a〜fは、プラテン51に対向するように、キャリッジ52に固定されて配置され、プラテン51の長手方向と平行に配置されたガイド軸54に沿って往復移動するようになっている。印刷媒体Mは、印刷媒体の搬送経路における前方位置に配置された図示せぬ一対のトラクタによって送り込まれ、紙案内部材55とプラテン51との間の隙間を通って印刷ヘッド29a〜fの移動軌跡上に至る。そして、当該位置において印刷ヘッド29a〜fにより印字された印刷媒体Mは、排紙ローラ56と、これに対向するプレッシャローラ57とによって、プリンタの上部後方に送り出される。印刷ヘッド29a〜fを搭載したキャリッジ52を支持するガイド軸54には、ガイド軸54の軸心を避けた偏心した位置に支軸54aが一体に取り付けられ、ガイド軸54は支軸54aによって図示せぬフレームに回転可能に取り付けられている。ガイド軸54を図示しないサーボモータによって回転動作させると、プラテン51と印刷ヘッド29a〜fとの間隔であるプラテンギャップPGを調整することができる。
以上の構成によると、印刷媒体の厚みに応じてプラテンギャップPGを調整することにより、印字の明瞭度を落とさずに印字品質を保持させることができる。
なお、PG変更機構には、特許第3584161号公報に記載されたシリアル記録装置を用いてもよいし、特許第3612982号公報に記載された紙送り装置にガイド軸を回転動作させるサーボモータを付加したものを用いてもよい。
図5は、クリーニング機構27dを有するプリンタ20の一例を要部のみ模式的に示している。クリーニング機構27dは、特許第3534223号公報に記載された機構を用いることができる。すなわち、印刷ヘッド29a〜fのノズル面を覆蓋するとともに内面に吸引材62bを配したキャップ62a、当該キャップ62aを印刷ヘッド29a〜fに向けて進退させるキャップソレノイド62、キャップ62aの内面に連結された吸引ポンプ63aを駆動するポンプモータ63、キャップ62aの内面に連結された大気バルブ64、各部62,63,64,27a1,27b1を接続したクリーニング制御部61、を備えている。キャップ62aを印刷ヘッド29a〜fに押しつけつつ印刷ヘッド29a〜fを桁方向に移動してワイピングさせたり、押しつけ状態で吸引ポンプ63aを駆動してインクを吐出させるとともに大気バルブ64を開閉して吸引力を調整したりすることにより、印刷ヘッドのクリーニングを実行してノズルの目詰まりを解消する。
上記クリーニングは、CPU21がクリーニング制御部61を介して各アクチュエータに対して所定のシーケンスに従って駆動信号を送出することにより実行される。すなわち、クリーニング処理を開始すると、まず、ワイピングを実行する。ワイピングはキャップソレノイド62を駆動してキャップ62aを印刷ヘッド29a〜fに押しつけ、かつ印字ヘッド桁移動モータ31cを微少範囲で往復動させることにより、キャップ62a内部の吸引材62bで印刷ヘッド29a〜fのノズル面を擦ることにより行う。次に、キャップ62aを印刷ヘッド29a〜fに押しつけたまま大気バルブ64を閉じてポンプモータ63を駆動させる。ポンプモータ63を駆動させると吸引ポンプ63aが作動するので、キャップ62a内に負圧が供給され、各印刷ヘッド29a〜fからインクが噴き出て吸引材62bに吸引される。さらに、とりあえず大気バルブ64を開放してキャップ62a内を大気圧に戻し、キャップソレノイド62にてキャップ62aを印刷ヘッド29a〜fから離してポンプモータ63を駆動させる。この処理は空吸引に相当し、キャップ62a内の余剰の色インクを吸引することになる。続いて、再度、キャップソレノイド62にてキャップ62aを印刷ヘッド29a〜fに押しつけ、ポンプモータ63をわずかだけ駆動させる。そして、再度、空吸引し、ワイピングする。
図6は、ノズル抜け判定機構27eを有するプリンタ20の一例を要部のみ模式的に示している。ノズル抜け判定機構27eは、パターン印刷制御部71と、パターン検出部72a〜cとを備えている。当該パターン検出部は、パターン検出回路72aと、印刷ヘッドユニット29に取り付けられた発光素子72bおよび受光素子72cとを備えている。発光素子72bは、光を放出するとともにプラテンの表面に配置された印刷媒体の印刷面を照らす光源であり、発光ダイオード等を用いることができる。受光素子72cは、発光素子72bから印刷媒体の印刷面を反射した光を検出する素子であり、CCD撮像素子や色彩計用センサ等を用いることができる。パターン印刷制御部71は、キャリッジ機構27aや紙送り機構27bに主走査や副走査をさせながらヘッド駆動部26aに対して印刷ヘッド29a〜fの各ノズルからインクを吐出させ、所定のテストパターンを印刷媒体上に印刷する。このテストパターンは、ノズル別に異なる領域となるようなパターンとされ、ノズル毎にインクの目詰まりを判定可能としている。
印刷ヘッド29a〜fとともに往復動する発光素子72bは前記印刷されたテストパターンを照らし、同印刷ヘッド29a〜fとともに往復動する受光素子72cがテストパターンからの反射光を検出する。パターン検出回路72aは、受光素子72cの検出電圧が所定範囲内であるか否かを判断することにより、ノズル毎にインクが目詰まりしているか否かを判定し、ノズル毎に判定結果を表すデジタル情報を生成する。
なお、ノズル抜け判定機構には、特開2005-35102号公報に記載された液体噴射装置を用いてもよい。
図7は、EEPROM33に記憶された情報テーブルT1,T2の構造を模式的に示している。設定元テーブルT1には、印刷媒体の種類毎に、当該印刷媒体の種類を表す種類情報T1a、当該印刷媒体の厚さを表す情報、各印刷媒体の紙送り設定量を表す情報、プラテンと印刷ヘッドとの間隔を表すプラテンギャップ情報T1b、等が対応して書き込まれている。ここで、印刷媒体の種類には予め標準として設定された種類とプリンタのユーザが自由に設定可能な種類とがあり、印刷媒体の標準の種類を表す標準種類情報T1a1とユーザ設定された印刷媒体の種類を表すユーザ設定種類情報T1a2とが設定元情報テーブルT1に格納されている。また、プラテンギャップ情報にはカラーチャートを印刷するための標準の間隔を表す標準プラテンギャップ情報とユーザが自由に設定可能なユーザ設定プラテンギャップ情報とがあり、設定元情報テーブルT1には標準種類情報T1a1に対応して標準プラテンギャップ情報T1b1が格納されるとともにユーザ設定種類情報T1a2に対応してユーザ設定プラテンギャップ情報T1b2が格納されている。
設定情報テーブルT2には、設定元情報テーブルT1の中から選択操作された印刷媒体の種類に対応する各種情報が格納されるようになっている。なお、テーブルT2のプラテンギャップ情報等は、個別に設定入力された情報を格納可能となっている。
操作パネル34は、各種情報を表示可能な液晶表示装置34aや、各種スイッチ34bを備え、EEPROM33に記憶された各種情報を液晶表示装置34aにて表示可能であるとともに、情報を選択する操作入力をスイッチ34bにて受け付け可能である。プリンタ20は、使用可能な印刷媒体の種類の中から使用する印刷媒体の種類を選択する操作入力を操作パネル34にて受け付け、選択された印刷媒体の種類を表す情報を例えばEEPROM33に記憶させる。プリンタ20は、記憶した種類情報に応じて印刷画像を形成する処理を行う。また、プリンタ20は、記憶したプラテンギャップ情報で表される間隔となるようにプラテンと印刷ヘッドとの間隔を変更する。
図8は、プリンタ20がCPU21の制御により行う処理を示すフローチャートである。本処理は、プリンタの電源が投入されると行われるようになっている。
まず、操作パネルのスイッチ34bから操作入力が行われたか否かを判断する(ステップS12。以下、「ステップ」の記載を省略)。条件不成立の場合にはS16に進み、条件成立の場合にはS14に進んで 操作入力に応じて操作別の処理を実行したうえでS16に進む。操作入力可能な操作には「印刷媒体ユーザ設定操作」、「印刷媒体選択操作」、「PG設定操作」、「クリーニング指示操作」、「ノズル抜け判定指示操作」、等があり、各操作に対応して「ユーザ設定記憶処理」、「印刷媒体選択処理」、「PG設定処理」、「クリーニング処理」、「ノズル抜け判定処理」、等の処理が設けられている。操作パネル34では、スイッチ34bの操作に応じて液晶表示装置34aにて「印刷媒体ユーザ設定操作」等の各操作名を表示し、表示された操作名を所定のスイッチ操作にて選択する操作入力が行われると各処理の中から対応する処理を行う。
「ユーザ設定記憶処理」では、ユーザ設定する印刷媒体の種類を表すユーザ設定種類情報と、当該種類に対応する厚さやプラテンギャップ等の情報との操作入力をスイッチ34bから受け付け、入力された各情報を対応づけて設定元情報テーブルT1に格納してEEPROM33に記憶させる処理を行う。「印刷媒体選択処理」では、設定元情報テーブルT1の中から印刷媒体の種類を選択する操作入力をスイッチ34bから受け付け、選択された印刷媒体の種類に対応する各種情報を設定元情報テーブルT1から読み出して設定情報テーブルT2に格納してEEPROM33に記憶させる処理を行う。「PG設定処理」では、プラテンギャップ情報の操作入力をスイッチ34bから受け付け、入力されたプラテンギャップ情報を設定情報テーブルT2に格納してEEPROM33に記憶させる処理を行う。また、記憶したプラテンギャップ情報で表される間隔となるようにPG変更機構27cを駆動する制御を行ってプラテンと印刷ヘッドとの間隔を変更する処理を行う。「クリーニング処理」では、クリーニング機構27dを駆動する制御を行って上述したクリーニング処理を実行する。「ノズル抜け判定処理」では、ノズル抜け判定機構27eを制御して上述したノズル抜け判定処理を実行し、ノズルの目詰まりがあると判定されたときにはクリーニング機構27dを駆動する制御を行って上述したクリーニング処理を実行する。
S16では、PC10から指示が入力されたか否かを判断する。条件不成立の場合にはS12に戻り、条件成立の場合にはS18に進んで指示に応じて指示別の処理を実行したうえでS12に戻る。PCから入力可能な指示には「種類情報出力指示」、「PG情報出力指示」、「種類情報記憶指示」、「PG変更指示」、「往復動作指示」、「クリーニング指示」、「ノズル抜け判定指示」、等があり、各指示に対応して「種類情報出力処理」、「PG情報出力処理」、「種類情報記憶処理」、「PG変更処理」、「カートリッジ往復動作制御」、「クリーニング処理」、「ノズル抜け判定処理」、等の処理が設けられている。
「種類情報出力処理」では、設定情報テーブルT2に格納された種類情報をPCに対して出力する処理を行う。「PG情報出力処理」では、設定情報テーブルT2に格納されたプラテンギャップ情報をPCに対して出力する処理を行う。「種類情報記憶処理」では、種類情報をPCから入力して設定情報テーブルT2に格納するとともに、設定元情報テーブルT1から当該種類情報に対応する各種情報を読み出して設定情報テーブルT2に格納する処理を行う。これにより、PCから入力した種類情報と対応する各種情報とが対応してEEPROM33に記憶される。「PG変更処理」では、プラテンギャップ情報をPCから入力して設定情報テーブルT2に格納してEEPROM33に記憶させる処理を行う。また、記憶したプラテンギャップ情報で表される間隔となるようにPG変更機構27cを駆動する制御を行ってプラテンと印刷ヘッドとの間隔を変更する処理を行う。「カートリッジ往復動作制御」では、印刷ヘッド29a〜fからインクを吐出することなくキャリッジ機構27aを駆動することによってインクカートリッジ40を往復動させる処理を実行する。「クリーニング処理」では、クリーニング機構27dを駆動する制御を行って上述したクリーニング処理を実行する。「ノズル抜け判定処理」では、ノズル抜け判定機構27eを制御して上述したノズル抜け判定処理を実行し、判定結果をPC10に対して出力する。
なお、インクカートリッジを往復動させる処理では、印刷画像を印刷媒体上に形成する際に往復動するインクカートリッジの移動速度よりも高速にてインクカートリッジを往復動させてもよい。すると、インクカートリッジの収容室内に収容されたインクに強い振動が与えられるので、収容室内のインク濃度の偏りをより確実に少なくさせ、カラーチャートの発色をより安定させることができる。
本印刷制御プログラムは、オペレーティングシステム(OS)、アプリケーションプログラム(APL)、OSとAPL、のいずれにより構成されてもよい。同プログラムを記録した媒体は、HD14以外にも、CD−ROM、FD16a、半導体メモリ、等でもよい。また、通信I/F17dをインターネット網に接続し、所定のサーバから本発明のプログラムをダウンロードして実行してもよい。
図1に示すように、色修正装置U0は、本発明の印刷制御装置を構成する各部U1〜U3と、チャート印刷制御部U4と、測色結果取得部U5と、色修正部U6とを備えている。
使用情報生成部(使用情報生成手段)U1は、プリンタ20の使用状況に応じて当該使用状況を表す使用情報D1を生成する。プリンタの使用状況には、インクカートリッジを振った状況、印刷を実行した状況、等があり、生成される使用情報D1は、インクカートリッジを振った日時、印刷を実行した日時、等とされる。
発色条件判断部(発色条件判断手段)U2は、上記使用情報D1に基づいて、プリンタ20の状態が所定の発色条件を満たすか否かを判断する。当該発色条件は、印刷媒体上に形成されるカラーチャートの発色を所定範囲内にさせるとして予め設定された条件である。
図9は、印刷媒体M4上に印刷されるカラーチャートの一例を示している。カラーチャートCHは、縦横整然と隙間無くマトリクス状に並べられた複数のパッチ(色票)P4から構成されている。複数のパッチP4を配置したカラーチャートCHの中には、インクが全く吐出されておらず印刷媒体M4の表面がそのまま現れた空パッチP4aも複数箇所設けられている。
各パッチの発色に影響を与える要因には、様々なものがある。例えば、液状の顔料インクを収容したインクカートリッジを振ってから時間が経過すると、顔料成分が沈降あるいは浮上して収容室内のインクに濃度勾配が生じ、パッチの発色に影響が出る。また、印刷を実行してから時間が経過すると、インクカートリッジが往復動しないので顔料成分が沈降あるいは浮上して収容室内のインクに濃度勾配が生じ、パッチの発色に影響が出る。プリンタに設定した印刷媒体の種類がカラーチャートを印刷するための標準の種類でない、すなわち、設定情報テーブルT2に格納された種類情報がユーザ設定種類情報である(標準種類情報でない)と、プリンタに給紙された印刷媒体に適切な量のインクを吐出することができないため、パッチの発色に影響が出る。プリンタに設定したプラテンギャップがカラーチャートを印刷するための標準のプラテンギャップでない、すなわち、設定情報テーブルT2に格納されたプラテンギャップ情報がユーザ設定プラテンギャップ情報である(標準プラテンギャップ情報でない)と、印刷ヘッドから吐出されたインク滴の飛距離が長すぎたり短すぎたりして適切な位置にインクのドットが形成されないため、パッチの発色に影響が出る。印刷ヘッドのクリーニングを実行してから時間が経過すると、印刷ヘッドのノズル面からインクの水分が蒸発する等して印刷ヘッド内のインク濃度にずれが生じ、パッチの発色に影響が出る。ノズルの目詰まりを判定してから時間が経過すると、印刷ヘッドのノズルに顔料成分等のインクの目詰まりが生じ、パッチの発色に影響が出る。
そこで、インクカートリッジを振ってから所定期間内、印刷を実行してから所定期間内、印刷媒体の標準の種類を表す標準種類情報、標準の間隔を表す標準プラテンギャップ情報、印刷ヘッドのクリーニングを実行してから所定期間内、ノズルの目詰まりを判定してから所定期間内、等を上記発色条件として、当該発色条件を表す発色条件情報14bをHD14に記憶させている。発色条件判断部U2は、この発色条件情報14bと上記使用情報D1とを対比することにより、上記発色条件が成立しているか否かを判断する。
対応処理実行部(対応処理実行手段)U3は、上記発色条件が満たされないと判断されたとき、プリンタ20の状態を上記発色条件が満たされる状態にさせるようにプリンタ20の使用状況の変更を勧める旨をディスプレイ18aの画面18a1に表示したりスピーカ18dから音声出力したりする等して外部に出力する。また、対象処理実行部U3は、適宜、プリンタ20の状態を上記発色条件が満たされる状態にさせるようにプリンタ20に対して当該プリンタ20の使用状況を変更させる制御を行う。
チャート印刷制御部(チャート印刷制御手段)U4は、HD14に記憶されたチャートデータ14dに基づいて、プリンタ20に対してカラーチャートをインクにて印刷媒体上に印刷させる制御を行う。測色結果取得部(測色結果取得手段)U5は、カラーチャートを構成する各パッチを測色し、当該各パッチの測色値L,a,b(測色結果)を生成する。色修正部(色修正手段)U6は、各パッチを測色した測色値L,a,bを取得し、当該測色値と基準の測色値(基準の測色結果)とを対比して当該対比結果から印刷データDA1を修正することにより、プリンタ20における色ずれを補償する。印刷データDA1は、画像を画素毎の階調データで表現した画像データであり、色修正部U6により、印刷画像を色補償させる印刷データDA2に修正される。そして、修正後の印刷データDA2に対応する印刷画像I1をプリンタ20に印刷させる制御を行うと、プリンタ20は、基準色となるように色ずれが補償された印刷画像I1を印刷媒体M2上に印刷する。
以上の構成により、本色修正装置のユーザは、画面表示や音声出力を確認して上記発色条件が満たされるようにプリンタの使用状況を変更すれば、発色の安定したカラーチャートを印刷媒体上に印刷することができる。従って、パッチの測色結果を高精度にて得ることが可能となり、プリンタのキャリブレーションを高精度にて迅速に行うことが可能となる。
図10は測色結果を用いて作成されるキャリブレーション用データ(色修正データ)DA4のデータ構造を模式的に示す図であり、図11は当該データDA4を用いてキャリブレーションを行いながら印刷制御を行う印刷制御処理を示すフローチャートである。本印刷制御処理は、PC10で行われる。
印刷制御処理を開始すると、印刷を行うプリンタの種類、各種印刷条件を取得する(S105)。プリンタの種類を特定すると、印刷に用いるインクの種類も特定される。印刷条件としては、印刷媒体の種類、用紙サイズ、解像度、等がある。
まず、PC10は、画素毎に複数の要素色に対応した階調データから構成された画像データを入力し、画像をRGB毎の複数の画素で階調表現した広域RGB色空間内のRGBデータに変換する(S110)。画像データを入力することには、データを部分的に読み込むことや、データの受け渡しに利用されるバッファ領域を表すポインタを受け渡すこと等も含まれる。入力する画像データは、画像をドットマトリクス状である多数(所定数)の画素で階調表現したデータであり、sRGB色空間で定義されるRGBから構成された画像データや、YUV表色系におけるYUVから構成された画像データ、等がある。画像データの各成分も様々な階調数とされているので、sRGBやYUV表色系等の定義に従って、画像データを広域RGB色空間内のRGB各256階調のRGBデータに変換する。同RGBデータは、画像を画素毎に要素色RGB毎の階調データで表現した画像データ(印刷データの一種)である。
次に、RGBデータを構成する各画素の階調データを変換対象として順次対象画素を移動させながら、色変換LUT(色変換テーブル)を参照して、RGBデータを、プリンタで使用されるインクの色に対応したCMYRVK毎の階調データで表現したCMYRVKデータに色変換する(S115)。色変換LUTは、RGB毎の階調データと、プリンタで使用されるインクの使用量がCMYRVK毎に表された階調データと、の対応関係を複数の参照点について規定した情報テーブルである。入力したRGB毎の階調データに一致するデータが色変換LUTに格納されていない場合には、当該RGB毎の階調データに近いRGB毎の階調データに対応するCMYRVK毎の階調データを複数組取得し、体積補間等の補間演算により入力したRGB毎の階調データに対応するCMYRVK毎の階調データに変換する。CMYRVKデータは、RGBデータと同様、画像をドットマトリクス状である多数(所定数)の画素で要素色CMYRVK毎に階調表現した画像データ(印刷データの一種)であり、画素毎の階調データはプリンタ20が印刷ヘッドから吐出する各インクの使用量を表すCMYRVK各256階調のデータであるとする。
この段階でのCMYRVKデータを用いてプリンタに印刷を実行させても、印刷媒体上に印刷される画像の色に微妙な誤差が生じていることがある。これは、各印刷ノズル列から吐出されるインクの重量のずれ等による。そこで、このような色のばらつきを補償させるようにCMYRVKデータを修正することにしている。
その後、CMYRVKデータを構成する各画素の階調データを修正対象として順次対象画素を移動させながら、キャリブレーション用データDA4を参照することによりCMYRVKデータを修正し、ずれを補償したCMYRVKデータを生成する(S120)。図6に示すように、キャリブレーション用データDA4は、色ずれを補償するためのCMYRVKデータの修正前後の対応関係を表す一次元の情報テーブルとすることができる。例えば、キャリブレーション用データDA4は、色毎に、入力階調値Ai(iは0〜255の整数)と出力階調値との対応関係を入力階調値Aiの各階調(全階調)について規定した情報テーブルとされる。修正前のCMYRVKデータの階調値がAiであるとき、同図の例では、入力階調値Aiに対応する出力階調値ACiがキャリブレーション用データDA4から読み出されて修正後のCMYRVKデータの階調値とされる。
S120の処理を行うPCにより、色修正手段が構成される。
その後、CMYRVKデータを構成する画素毎に、誤差拡散法やディザ法や濃度パターン法といった所定のハーフトーン処理を行っていき、CMYRVKデータの画素数と同じ画素数であるCMYRVK別のハーフトーンデータを生成する(S125)。ハーフトーンデータは、ドットの形成状況をドットの形成有無として表すデータであり、例えば階調値「1」をドット形成有り、階調値「0」をドット形成無しに対応させて二値化した2階調の二値化データとすることができる。むろん、4階調等のデータとしてもよい。
また、生成したハーフトーンデータに対して所定のラスタライズ処理を行ってプリンタで使用される順番に並べ替え、CMYRVK別のラスタデータを生成し(S130)、プリンタ20に対して出力して(S135)、フローを終了する。すると、プリンタ20は、画像を表現するラスタデータを入手し、これらのデータに基づいて印刷ヘッドを駆動してインクを吐出して印刷媒体M2上に付着させ、RGBデータに対応する印刷画像I1を形成する。ラスタデータは基準色に対する印刷画像の色ずれを補償させる(少なくさせる)データであるので、印刷画像I1は基準色に対する色ずれが補償された画像となる。
なお、ハーフトーン処理を実行可能なプリンタであれば多階調のCMYRVKデータをプリンタに送出し、当該CMYRVKデータに基づく印刷を実行させるようにすればよい。
(2)本発明の印刷制御装置が行う処理:
図12〜図16は、本発明の印刷制御装置を有する色修正装置が行う処理を示すフローチャートであり、図17〜図19は画面表示例および音声出力例を示す図である。これらの処理はPC10が行うが、PC10は複数のプログラムを同時に並列して行う時分割処理を行っており、複数の印刷制御処理やキャリブレーション用データ作成処理等を同時に並列して実行可能である。本実施形態において、S202〜S216,S502,S508,S516,S524,S534の処理を行うPC10が使用情報生成手段を構成し、S504,S510,S518,S526,S536の処理を行うPC10が発色条件判断手段を構成し、S506,S512〜S514,S520〜S522,S528〜532,S538〜S544の処理を行うPC10が対応処理実行手段を構成している。
PC10に電源が投入されると、図12に示す日時記憶処理が開始される。まず、インクカートリッジを振ったか否かを判断し(S202)、条件不成立時にはS206に進み、条件成立時に現在の日時Tinを記憶して(S204)、S206に進む。例えば、図示しないフローにてインクカートリッジを振ったか否かを尋ねる旨およびOKボタンやキャンセルボタンをディスプレイ18aに表示し、OKボタンがマウス等で操作されたときにタイマ回路19から現在の時刻Tinを使用情報として取得してHD14に記憶させる。ここで、OKボタンが操作されたときにインクカートリッジを振った選択入力を受け付けたことになり、キャンセルボタンが操作されたときにインクカートリッジを振らなかった選択入力を受け付けたことになる。この場合、S202では、前記表示がされているときにOKボタンが操作されたか否かを判断すればよい。
S206では、カラーチャートを印刷したか否かを判断し、条件不成立時にはS210に進み、条件成立時に現在の日時Tchを記憶して(S208)、S210に進む。例えば、プリンタ20に対してカラーチャートを印刷させる制御を行った後にプリンタの状態を出力させるコマンドを出力し、プリンタ20から印刷を終了したか否かを表す情報を入手し、印刷を終了したことを表す情報を入手したときにタイマ回路19から現在の時刻Tchを使用情報として取得してHD14に記憶させる。
S210では、印刷ヘッドのクリーニングを実行したか否かを判断し、条件不成立時にはS214に進み、条件成立時に現在の日時Tclを記憶して(S212)、S214に進む。例えば、プリンタ20に対して印刷ヘッドのクリーニングを指示する意味の情報である所定のクリーニング指示を出力し、プリンタ20から印刷ヘッドのクリーニングが終了したか否かを表す情報を入手し、クリーニングを終了したことを表す情報を入手したときにタイマ回路19から現在の時刻Tclを使用情報として取得してHD14に記憶させる。このとき、プリンタ20では前記クリーニング指示を入力すると、図8のS18にてクリーニング機構27dを駆動する制御を行って上述したクリーニング処理を実行する。
S214では、ノズルの目詰まりを判定する処理を実行したか否かを判断し、条件不成立時にはS202に戻り、条件成立時に現在の日時Tnoを記憶して(S216)、S202に戻る。例えば、プリンタ20に対して印刷ヘッドのノズルの目詰まりを判定させる意味の情報である所定のノズル抜け判定指示を出力し、プリンタ20からノズルの目詰まりを判定する処理が終了したか否かを表す情報を入手し、当該処理を終了したことを表す情報を入手したときにタイマ回路19から現在の時刻Tnoを使用情報として取得してHD14に記憶させる。このとき、プリンタ20では前記ノズル抜け判定指示を入力すると、図8のS18にてノズル抜け判定機構27eを制御して上述したノズル抜け判定処理を実行する。
図13に示すキャリブレーション用データ作成処理を開始すると、PC10は、まず、測色結果を取得する対象のプリンタの選択入力をマウスやキーボードから受け付ける(S305)。次に、選択されたプリンタについて、印刷および測色条件選択処理を行う(S310)。この処理は、図14に示すフローで行うことができる。すなわち、S400では、図17に示すインターフェイス画面91をディスプレイ18aの画面に表示する。この画面では、印刷条件表示欄91aや、各種入力欄91c〜gや、ボタン91h等を表示する。機種表示欄91cでは、PC10で使用可能な測色機の機種(種類)の一覧情報を表示可能としている。種類選択欄91dでは、機種表示欄91cにて選択された機種に対応する種類情報14bに格納された印刷媒体の種類の一覧情報を表示可能としている。印刷品質選択欄91eでは、プリンタ20で選択可能な印刷解像度の一覧情報を表示可能としている。入力欄91f,gでは、環境温度や環境湿度の操作入力を受け付け可能としている。
S402では、機種選択欄91cにて、測色機の機種の選択入力をマウス等から受け付け、選択された機種を表す情報をRAMに格納する。S404では、種類選択欄91dにて、プリンタ20で使用可能な印刷媒体の種類の中からプリンタ20で使用する印刷媒体の種類を選択する入力をマウス等から受け付け、選択された印刷媒体の種類を表す情報をRAMに格納する。S406では、印刷品質選択欄91eにて、カラーチャートの印刷解像度(印刷品質)の選択入力をマウス等から受け付け、選択された印刷解像度(印刷品質)を表す情報をRAMに格納する。S408では、温度入力欄91fにて、測色する環境温度の操作入力をキーボード等から受け付け、入力された環境温度を表す情報をRAMに格納する。S410では、湿度入力欄91gにて、測色する環境湿度の操作入力をキーボード等から受け付け、入力された環境湿度を表す情報をRAMに格納する。S412では、入力を受け付けた情報を印刷条件表示欄91aに表示し、当該表示欄91aを更新する。S414では、印刷ボタン91hがマウス等により操作されたか否かを判断することにより、カラーチャートを印刷するか否かを判断する。条件不成立の場合にはS402〜S414を繰り返し、条件成立の場合にはフローを終了する。なお、印刷媒体の種類には、光沢紙、普通紙、再生紙、等がある。印刷品質には、印刷解像度の他、高品質、標準品質、等がある。
印刷および測色条件選択処理を終了すると、選択入力を受け付けたプリンタに対して、プリンタの状態をチェックする処理を行う(S315)。図15〜図16に示すプリンタ状態チェック処理を開始すると、インクカートリッジを振った日時Tin、カラーチャートを印刷した日時Tch、日時Tinに対して発色条件を満たすか否かを判断するために予め設定された所定期間(閾値)THin、日時Tchに対して発色条件を満たすか否かを判断するために予め設定された所定期間THchをHD14から読み出す(S502)。THin,THchは14日(2週間)等とすることができるが、THin,THchは互いに同じ期間でも異なる期間でもよい。次に、タイマ回路19から計時されている現時点の日時Tnowを取得し、当該日時Tnowが記憶日時Tin,Tchから所定期間内であるか所定期間外であるか、具体的には、TnowがTin+THin以降かつTch+THch以降(所定期間外)であるか否かを判断する(S504)。Tnowが所定期間内であればS508に進み、所定期間外であればインクカートリッジを振ることを勧める旨を外部に出力して(S506)、S508に進む。図15に示す画面例では、ウィンドウ状にインクカートリッジを振ることを推奨する旨を表示した表示欄92aを表示しているとともに、スピーカ18dから「インクカートリッジを振って下さい」(図の92b)を繰り返し音声出力していることを示している。ここで、表示欄92a中のOKボタンがマウス等で操作されると、図12のS202でインクカートリッジを振ったと判断され、同図のS204でタイマ回路の計時日時が新たなTinとしてHD14に記憶されることになる。
以上より、ユーザが表示を見たり音声を確認したりしてインクカートリッジを振ればカートリッジ内のインク濃度の偏りが無くなるので、カラーチャートの各パッチの発色をより安定させることができ、高精度の測色結果が得られる。
S508では、プリンタ20に対して設定されている印刷媒体の種類の出力指示を意味する所定の種類情報出力指示を出力し、設定情報テーブルT2にて記憶されている種類情報を使用情報として取得する。このとき、プリンタ20では前記種類情報出力指示を入力すると、図8のS18にて設定情報テーブルT2に格納された種類情報をPCに対して出力する処理を行う。次に、プリンタに設定されている印刷媒体の種類が標準の種類であるか否か、具体的には、プリンタから取得された種類情報がカラーチャートを印刷するための標準の種類を表す標準種類情報であるか否かについて判断する(S510)。ここで、標準種類情報は、図7で示した標準種類情報T1a1とすることができ、設定元情報テーブルT1に格納されている各種標準種類情報T1a1をHD14に記憶させておいて前記取得された種類情報が標準種類情報T1a1のいずれかと一致するか否かを判断すればよい。
上記取得された種類情報が標準種類情報であると判断したとき、S516に進む。一方、取得された種類情報が標準種類情報ではないと判断されたとき、プリンタに記憶させる印刷媒体の種類を標準の種類に変更することを勧める旨を外部に出力する(S512)。図15に示す画面例では、ウィンドウ状にプリンタの用紙設定を標準に設定することを推奨する旨を表示した表示欄92cを表示しているとともに、スピーカ18dから「用紙設定を標準にして下さい」(図の92d)を繰り返し音声出力していることを示している。ここで、マウス等でボタン操作が行われたか否かを判断し(S514)、表示欄92c中のOKボタンが操作されたときにはS508に戻り、キャンセルボタンが操作されたときにはS516に進む。
以上より、ユーザがプリンタに設定された印刷媒体の種類がカラーチャートを印刷するための標準の種類でないときに表示を見たり音声を確認したりして設定を標準の種類に変更すれば、カラーチャートの各パッチの発色をより安定させることができ、高精度の測色結果が得られる。
S516では、プリンタ20に対して設定されているプラテンギャップの出力指示を意味する所定のPG情報出力指示を出力し、設定情報テーブルT2にて記憶されているプラテンギャップ情報を使用情報として取得する。このとき、プリンタ20では、前記PG情報出力指示を入力すると、図8のS18にて設定情報テーブルT2に格納されたプラテンギャップ情報をPCに対して出力する処理を行う。次に、プリンタに設定されているプラテンギャップが標準のプラテンギャップであるか否か、具体的には、プリンタから取得されたプラテンギャップ情報がカラーチャートを印刷するための標準の間隔を表す標準プラテンギャップ情報であるか否かについて判断する(S518)。ここで、標準プラテンギャップ情報は、図7で示した標準プラテンギャップ情報T1b1とすることができ、設定元情報テーブルT1に格納されている各種プラテンギャップ情報T1b1をHD14に記憶させておいて前記取得されたプラテンギャップ情報が標準プラテンギャップ情報T1b1のいずれかと一致するか否かを判断すればよい。
上記取得されたプラテンギャップ情報が標準プラテンギャップ情報であると判断したとき、S524に進む。一方、取得されたプラテンギャップ情報が標準プラテンギャップ情報ではないと判断されたとき、プリンタに記憶させるプラテンギャップを標準の間隔に変更することを勧める旨を外部に出力する(S520)。図15に示す画面例では、ウィンドウ状にプリンタのプラテンギャップを標準に設定することを推奨する旨を表示した表示欄92eを表示しているとともに、スピーカ18dから「プラテンギャップを標準にして下さい」(図の92f)を繰り返し音声出力していることを示している。ここで、マウス等でボタン操作が行われたか否かを判断し(S522)、表示欄92e中のOKボタンが操作されたときにはS516に戻り、キャンセルボタンが操作されたときにはS524に進む。
以上より、ユーザがプリンタに設定されたプラテンギャップがカラーチャートを印刷するための標準のプラテンギャップでないときに表示を見たり音声を確認したりして設定を標準のプラテンギャップに変更すれば、カラーチャートの各パッチの発色をより安定させることができ、高精度の測色結果が得られる。
S524では、カラーチャートを印刷した日時Tch、日時Tchに対して発色条件を満たすか否かを判断するために予め設定された所定期間(閾値)THchをHD14から読み出す。この所定期間THchは、S502〜S504で用いた所定期間THchと同じ期間でも異なる期間でもよい。次に、タイマ回路19から計時されている現時点の日時Tnowを取得し、当該日時Tnowが記憶日時Tchから所定期間内であるか所定期間外であるか、具体的には、TnowがTch+THch以降(所定期間外)であるか否かを判断する(S526)。Tnowが所定期間内であれば、S534に進む。一方、Tnowが所定期間外であれば、印刷ヘッドのクリーニングを行うことを勧める旨を外部に出力する(S528)。図16に示す画面例では、ウィンドウ状にプリンタのヘッドクリーニングを実行することを推奨する旨を表示した表示欄92gを表示しているとともに、スピーカ18dから「ヘッドクリーニングを行って下さい」(図の92h)を繰り返し音声出力していることを示している。ここで、マウス等でボタン操作が行われたか否かを判断し(S530)、表示欄92g中のOKボタンが操作されたときにはプリンタ20に印刷ヘッドのクリーニングを実行させる制御を行って(S532)S534に進み、キャンセルボタンが操作されたときにはそのままS534に進む。
S532では、プリンタ20に対して印刷ヘッドのクリーニングを実行させる意味の所定のクリーニング指示を出力する。このとき、プリンタ20では、前記クリーニング指示を入力すると、図8のS18にてクリーニング機構27dを駆動する制御を行って上述したクリーニング処理を実行する。ここで、図12のS210ではクリーニングを実行したと判断され、同図のS212でタイマ回路の計時日時が新たなTclとしてHD14に記憶されることになる。
以上より、ユーザが表示を見たり音声を確認したりして印刷ヘッドのクリーニングを行えば印刷ヘッド内のインク濃度のずれが無くなるので、カラーチャートの各パッチの発色をより安定させることができ、高精度の測色結果が得られる。また、印刷ヘッド内のインク濃度のずれを自動的に無くして発色の安定したカラーチャートを印刷媒体上に印刷することができるので、本印刷制御装置は便利である。
S534では、カラーチャートを印刷した日時TchをHD14から読み出す。次に、タイマ回路19から計時されている現時点の日時Tnowを取得し、当該日時Tnowが記憶日時Tchから所定期間内であるか所定期間外であるか、具体的には、現日時Tnowと記憶日時Tchとが同じ日(所定期間内)であるか否かを判断する(S536)。TnowとTchとが同じ日であれば、フローを終了する。一方、TnowとTchとが異なる日(所定期間外)であれば、印刷ヘッドのノズルの目詰まりを判定させることを勧める旨を外部に出力する(S538)。図16に示す画面例では、ウィンドウ状に印刷ヘッドのノズル抜け判定を実行することを推奨する旨を表示した表示欄92iを表示しているとともに、スピーカ18dから「オートクリーニングを行って下さい」(図の92j)を繰り返し音声出力していることを示している。ここで、マウス等でボタン操作が行われたか否かを判断し(S540)、表示欄92i中のOKボタンが操作されたときにはプリンタ20にノズルの目詰まりを判定させる制御を行って(S542)S544に進み、キャンセルボタンが操作されたときにはそのままフローを終了する。
S542では、プリンタ20に対してノズルの目詰まりを判定させる意味の所定のノズル抜け判定指示を出力する。このとき、プリンタ20では、前記ノズル抜け判定指示を入力すると、図8のS18にてノズル抜け判定機構27eを制御して上述したノズル抜け判定処理を実行し、判定結果をPC10に対して出力する。ここで、図12のS214ではノズル抜け判定を実行したと判断され、同図のS216でタイマ回路の計時日時が新たなTnoとしてHD14に記憶されることになる。
S544では、プリンタ20から上記判定結果を取得し、当該判定結果がノズルに目詰まりが生じていないことを意味する結果であればフローを終了し、ノズルに目詰まりが生じていることを意味する結果であればS532に戻る。
以上より、ユーザが表示を見たり音声を確認したりしてノズルの目詰まり判定を実施させ、目詰まりが生じていると判定されたときに印刷ヘッドのクリーニングを実行すればノズルから確実にインクが吐出されるので、カラーチャートの発色をより安定させることができ、高精度の測色結果が得られる。また、ノズルの目詰まりを自動的に無くして発色の安定したカラーチャートを印刷媒体上に印刷することができるので、本印刷制御装置は便利である。
プリンタ状態チェック処理を終了すると、選択入力を受け付けたプリンタに対して、選択入力を受け付けた印刷媒体の種類および選択された印刷品質に対応するカラーチャートを印刷させる制御を行う(図13のS320)。PC10のHD14には図9で示したようなカラーチャートCHを表現したチャートデータ(例えばCMYRVKデータ)が印刷媒体の種類毎および印刷品質毎に記憶されており、S320では印刷媒体の種類および印刷品質に対応するチャートデータに対して上記S125〜S135の処理を行ってラスタデータをプリンタに送出する。すると、プリンタは、入力したラスタデータに基づいてインクを吐出して印刷媒体M4上にインクのドットを形成し、チャートデータで表されたカラーチャートCHを印刷媒体M4上に印刷する。ここで、図12のS206ではカラーチャートを印刷したと判断され、同図のS208でタイマ回路の計時日時が新たなTchとしてHD14に記憶されることになる。
その後、印刷媒体上に形成された各パッチを測色機40にて測色して得られる測色結果を取得する(S325)。測色機40が各パッチを自動的に測色する色彩計であれば、測色機40に対して測色を開始させる測色開始コマンドを出力すると、測色機40では色検出部40aにて各パッチの色を検出してLab色空間で定義される色成分量L,a,bからなる測色結果を生成し、PC10では色成分量L,a,b(測色結果)を取得してRAM13に格納する。各色成分量L,a,bは、JIS Z8105にも規定されたCIE(1976)Lab色空間を定義する色彩値であるL量、a量、b量としている。以下も、同様である。なお、当該測色結果を、測色値LMi,aMi,bMi(i=1〜n、nはパッチの番号を表す正の整数)とする。
また、色を合わせる基準とする基準測色結果LSi,aSi,bSi(i=1〜n、nはパッチの番号を表す正の整数)を取得してRAM13に格納する(S330)。
次に、測色結果LMi,aMi,bMiと基準測色結果LSi,aSi,bSiとを用いて、測色結果LMi,aMi,bMiを得たプリンタ20の出力色を基準色に修正するためのキャリブレーション用データを作成する処理を行う(S335)。そして、作成したキャリブレーション用データをHD14に記憶して(S340)、フローを終了する。
その後、図11で示した印刷制御処理をPC10にて行うと、プリンタ20にて、基準色に対する色ずれが補償された画像を印刷媒体上に形成することができる。
以上説明したように、カラーチャートの発色が所定範囲外となるときにプリンタの使用状況の変更を勧める旨が通知されるので、本印刷制御装置は便利である。また、プリンタの使用状況のうち一部の使用状況については上記発色条件が満たされるように自動的にプリンタの使用状況が変更され、発色の安定したカラーチャートが印刷媒体上に形成されるので、本印刷制御装置は便利である。また、プリンタの使用状況を変更することによってカラーチャートの発色の安定性を向上させることができるので、高精度の測色結果を得ることが可能となる。その結果、プリンタのキャリブレーションを行う際にはキャリブレーションをより高精度にさせ、良好な精度のキャリブレーションを実現させるキャリブレーション用データや、良好な色再現を実現させる色変換LUT(色変換データ)等を迅速に得ることが可能となる。
(3)変形例:
ところで、本発明を実施する際に使用可能なコンピュータと周辺装置は、様々な構成が可能である。例えば、印刷装置は、コンピュータと一体化されたものでもよい。単色画像のみ印刷する印刷装置でもよい。上述したフローについては、一部または全部を印刷装置、専用の画像処理装置、外部のサーバ、等で実行してもよい。
キャリブレーションを行う際には、キャリブレーション用一次元LUT等のキャリブレーション用データを作成してキャリブレーションを行うのみならず、色変換LUT等の色変換データ、ドット振分テーブル等のドット振分データ、等を修正して当該修正後の色変換データやドット振分データ等を用いて印刷データを変換することによりキャリブレーションを行ってもよい。ここで、キャリブレーション用データや色変換データやドット振分データは、印刷データに対応する印刷画像を印刷媒体上に形成する印刷装置における色ずれを補償するために同印刷データの修正前後の対応関係を規定した色修正データである。
また、特開2004-160863号公報に記載されているように主走査における往運動時のドット形成位置と復運動時のドット形成位置とを合わせる往復ドット形成位置調整処理を実行可能な印刷装置では、当該往復ドット形成位置調整処理を行ったか否かの選択入力を受け付け、当該往復ドット形成位置調整処理を行った選択入力を受け付けたときに計時手段にて計時されていた日時を使用情報として記憶し、計時手段にて計時されている現時点の日時が当該記憶されている日時から所定期間内であるか否かについて判断し、現時点の日時が当該記憶されている日時から所定期間内でないと判断されたとき、往復ドット形成位置調整処理を行うことを勧める旨を外部に出力してもよい。
さらに、印刷装置が上記往復ドット形成位置調整処理を実行したときに計時手段にて計時されていた日時を使用情報として記憶し、現時点の日時が当該記憶されている日時から所定期間内でないと判断されたとき、印刷装置に対して上記往復ドット形成位置調整処理を実行させる制御を行うようにしてもよい。
むろん、主走査における往運動時のドット形成位置を異なるインク間で合わせるドット形成位置調整処理を実行可能な印刷装置でも、現時点の日時が記憶日時から所定期間内でないと判断されたとき、ドット形成位置調整処理を行うことを勧める旨を外部に出力してもよいし、ドット形成位置調整処理を実行させる制御を行うようにしてもよい。
図12のS206ではカラーチャートを含む全ての印刷画像を印刷したか否かを判断し、条件成立時にS208にて現日時Tchを取得して記憶するようにしてもよい。
図15のS504で条件成立時、自動的にインクカートリッジを振る制御を行ってもよい。S510やS518で条件不成立時、自動的にプリンタの用紙設定やプラテンギャップを標準に変更する制御を行ってもよい。S526やS536では、現日時がヘッドクリーニングやノズル抜け判定を行ってから所定期間内であるか否かを判断するようにしてもよい。印刷ヘッドのクリーニングを行う代わりに、グレイ画像をダミーで印刷媒体上に印刷するようにしてもよい。
図20と図21は、変形例にかかる印刷制御装置が行うプリンタ状態チェック処理を示すフローチャートである。処理を開始すると、Tin、Tch、THin、THchをHD14から読み出す(S602)。次に、タイマ回路19から計時されている現時点の日時Tnowが記憶日時Tin,Tchから所定期間内であるか否か、具体的には、TnowがTin+THin以降またはTch+THch(所定期間内)であるか否かを判断する(S604)。Tnowが所定期間内であればS608に進み、所定期間外であればインクカートリッジを往復動させる意味の情報である所定の往復動作指示をプリンタ20に出力することによりインクカートリッジを往復動させて(S606)、S608に進む。S606では、図15で示した表示(表示欄92a)や音声出力(92b)を行ってもよい。プリンタ20では、前記往復動作指示をPCから入力すると、印刷ヘッド29a〜fからインクを吐出することなくキャリッジ機構27aを駆動することによってインクカートリッジ40を往復動させる処理を実行する。
以上より、自動的にインクカートリッジ内のインク濃度の偏りが無くなり、発色の安定したカラーチャートを印刷媒体上に印刷することができるので、本印刷制御装置は便利である。
S608では、設定情報テーブルT2にて記憶されている種類情報を取得する。次に、プリンタに設定されている印刷媒体の種類が標準の種類であるか否かを判断する(S610)。取得された種類情報が標準種類情報であると判断したとき、S616に進む。一方、取得された種類情報が標準種類情報ではないと判断されたとき、HD14に記憶された標準種類情報T1a1を選択操作可能に表示して当該標準種類情報T1a1の中からマウス操作等によりいずれかを選択する入力を受け付ける(S612)。S612では、図15で示した表示(表示欄92c)や音声出力(92d)を行ってもよい。その後、種類情報をEEPROM33に記憶させる意味の情報である所定の種類情報記憶指示とともに前記選択された標準種類情報をプリンタ20に対して出力して記憶させ(S614)、S616に進む。プリンタ20では、前記種類情報記憶指示をPCから入力すると、標準種類情報をPCから入力して設定情報テーブルT2に格納するとともに、設定元情報テーブルT1から当該標準種類情報に対応する各種情報を読み出して設定情報テーブルT2に格納する処理を行う。
以上より、自動的に印刷媒体の種類の設定が標準の種類に変更されるので、発色の安定したカラーチャートを印刷媒体上に印刷することができ、本印刷制御装置は便利である。
S616では、設定情報テーブルT2にて記憶されているプラテンギャップ情報を取得する。次に、プリンタに設定されているプラテンギャップが標準のプラテンギャップであるか否かを判断する(S618)。取得されたプラテンギャップ情報が標準プラテンギャップ情報であると判断したとき、S624に進む。一方、取得されたプラテンギャップ情報が標準プラテンギャップ情報ではないと判断されたとき、図15で示した表示(表示欄92e)や音声出力(92f)のように、プリンタに記憶させるプラテンギャップを標準の間隔に変更することを勧める旨を外部に出力する(S620)。次に、HD14に記憶されたプラテンギャップ情報T1b1の中から上記選択された標準種類情報に対応する標準プラテンギャップ情報を取得し、プラテンギャップ情報をEEPROM33に記憶させる意味の情報である所定のPG情報記憶指示とともに前記取得した標準プラテンギャップ情報をプリンタ20に対して出力して記憶させ(S622)、S624に進む。プリンタ20では、前記PG情報記憶指示をPCから入力すると、標準プラテンギャップ情報をPCから入力して設定情報テーブルT2に格納してEEPROM33に記憶させる処理を行う。また、記憶したプラテンギャップ情報で表される間隔となるようにPG変更機構27cを駆動する制御を行ってプラテンと印刷ヘッドとの間隔を変更する処理を行う。
以上より、自動的にプラテンギャップの設定が標準の種類に変更されるので、発色の安定したカラーチャートを印刷媒体上に印刷することができ、本印刷制御装置は便利である。
S624では、印刷ヘッドのクリーニングを実行した日時Tcl、日時Tclに対して発色条件を満たすか否かを判断するために予め設定された所定期間(閾値)THclをHD14から読み出す。次に、タイマ回路19から計時されている現時点の日時Tnowが記憶日時Tclから所定期間内であるか所定期間外であるか、具体的には、TnowがTcl+THcl以内(所定期間内)であるか否かを判断する(S626)。Tnowが所定期間内であれば、S634に進む。一方、Tnowが所定期間外であれば、図16で示した表示(表示欄92g)や音声出力(92h)のように、印刷ヘッドのクリーニングを行うことを勧める旨を外部に出力する(S628)。ここで、ボタン操作が行われたか否かを判断し(S630)、OKボタンが操作されたときにはプリンタ20に印刷ヘッドのクリーニングを実行させる制御を行って(S632)S634に進み、キャンセルボタンが操作されたときにはそのままS634に進む。
以上より、自動的に印刷ヘッド内のインク濃度のずれを解消して発色の安定したカラーチャートを印刷媒体上に印刷することができる。
S634では、ノズルの目詰まりを判定した日時Tno、日時Tnoに対して発色条件を満たすか否かを判断するために予め設定された所定期間(閾値)THnoをHD14から読み出す。次に、タイマ回路19から計時されている現時点の日時Tnowが記憶日時Tnoから所定期間内であるか否か、具体的には、TnowがTno+THno以内(所定期間内)であるか否かを判断する(S636)。Tnowが所定期間内であれば、フローを終了する。一方、Tnowが所定期間外であれば、図16で示した表示(表示欄92i)や音声出力(92j)のように、印刷ヘッドのノズルの目詰まりを判定させることを勧める旨を外部に出力する(S638)。ここで、ボタン操作が行われたか否かを判断し(S640)、OKボタンが操作されたときにはプリンタ20にノズルの目詰まりを判定させる制御を行って(S642)S644に進み、キャンセルボタンが操作されたときにはそのままフローを終了する。
以上より、自動的にノズルの目詰まりを解消して発色の安定したカラーチャートを印刷媒体上に印刷することができる。
以上説明したように、上記発色条件が満たされるように自動的に印刷装置の使用状況が変更されるので、発色の安定したカラーチャートを印刷媒体上に印刷することができ、利便性を向上させることができる。そして、カラーチャートの発色の安定性を向上させることができるので、高精度の測色結果を得ることが可能となる。
印刷制御装置を含む色修正装置の構成を模式的に示す図。 印刷システムの構成を示すブロック図。 インクカートリッジの一例を垂直断面にて示す垂直断面図。 PG変更機構および紙送り機構の一例を模式的に示す垂直断面図。 クリーニング機構を有するプリンタの一例を要部のみ示すブロック図。 ノズル抜け判定機構を有するプリンタの一例を要部のみ示すブロック図。 プリンタのEEPROMに記憶された情報テーブルの構造を示す図。 プリンタが行う処理を示すフローチャート。 印刷媒体上に印刷されるカラーチャートの一例を示す図。 キャリブレーション用データのデータ構造を模式的に示す図。 印刷制御処理を示すフローチャート。 PCが行う日時記憶処理を示すフローチャート。 キャリブレーション用データ作成処理を示すフローチャート。 印刷および測色条件選択処理を示すフローチャート。 プリンタ状態チェック処理を示すフローチャート。 プリンタ状態チェック処理を示すフローチャート。 インターフェイス画面の表示例を示す図。 各種画面表示例および音声出力例を示す図。 各種画面表示例および音声出力例を示す図。 プリンタ状態チェック処理の変形例を示すフローチャート。 プリンタ状態チェック処理の変形例を示すフローチャート。
符号の説明
10…パーソナルコンピュータ、14…ハードディスク、13a,14c…使用情報、14a…色修正プログラム、14b…発色条件情報、14d…チャートデータ、18a…ディスプレイ、18d…スピーカ、19…タイマ回路(計時手段)、20…インクジェットプリンタ、27a…キャリッジ機構(往復動作機構)、27b…紙送り機構、27c…プラテンギャップ変更機構、27d…クリーニング機構、27e…ノズル抜け判定機構、80…カラー測色機、80a…色検出部、CH…カラーチャート、D1…使用情報、DA1,DA2…印刷データ、DA4…キャリブレーション用データ、I1…印刷画像、M2,M4…印刷媒体、P4…パッチ(色票)、T1…設定元情報テーブル、T1a…種類情報、T1b…プラテンギャップ情報、T2…設定情報テーブル、U0…色修正装置、U1…使用情報生成部(使用情報生成手段)、U2…発色条件判断部(発色条件判断手段)、U3…対応処理実行部(対応処理実行手段)、U4…チャート印刷制御部、U5…測色結果取得部、U6…色修正部

Claims (15)

  1. インクを用いて印刷画像を印刷媒体上に形成する印刷装置を制御可能な印刷制御装置であって、
    上記印刷装置の使用状況に応じて当該使用状況を表す使用情報を生成する使用情報生成手段と、
    上記印刷媒体上に形成されるカラーチャートの発色を所定範囲内にさせるとして予め設定された所定の発色条件を上記印刷装置の状態が満たすか否かについて上記使用情報に基づいて判断する発色条件判断手段と、
    上記発色条件が満たされないと判断されたとき、上記印刷装置の状態を上記発色条件が満たされる状態にさせるように上記印刷装置の使用状況の変更を勧める旨を外部に出力する対応処理実行手段とを備えることを特徴とする印刷制御装置。
  2. 上記印刷装置が上記インクをインクカートリッジに収容した装置であり、
    日時を計時する計時手段が設けられ、
    上記使用情報生成手段は、上記インクカートリッジを振ったか否かの選択入力を受け付け、上記インクカートリッジを振った選択入力を受け付けたときに上記計時手段にて計時されていた日時を上記使用情報として記憶し、
    上記発色条件判断手段は、上記計時手段にて計時されている現時点の日時が上記記憶されている日時から所定期間内であるか否かについて判断し、
    上記対応処理実行手段は、上記現時点の日時が上記記憶されている日時から上記所定期間内でないと判断されたとき、上記インクカートリッジを振ることを勧める旨を外部に出力することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 上記印刷装置が上記インクをインクカートリッジに収容した装置であり、
    日時を計時する計時手段が設けられ、
    上記使用情報生成手段は、上記印刷装置が上記印刷画像を形成したときに上記計時手段にて計時されていた日時を上記使用情報として記憶し、
    上記発色条件判断手段は、上記計時手段にて計時されている現時点の日時が上記記憶されている日時から所定期間内であるか否かについて判断し、
    上記対応処理実行手段は、上記現時点の日時が上記記憶されている日時から上記所定期間内でないと判断されたとき、上記インクカートリッジを振ることを勧める旨を外部に出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷制御装置。
  4. 上記印刷装置が所定の往復動作指示を入力して上記インクカートリッジを往復動させる往復動作機構を有する装置であり、
    上記対応処理実行手段は、上記現時点の日時が上記記憶されている日時から上記所定期間内でないと判断されたとき、上記印刷装置に対して上記往復動作指示を出力して上記インクカートリッジを往復動させることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の印刷制御装置。
  5. 上記印刷装置は、使用する印刷媒体の種類の設定入力を受け付けて入力された印刷媒体の種類を表す種類情報を記憶するとともに記憶した種類情報に応じて上記印刷画像を形成する処理を行う装置とされ、
    上記使用情報生成手段は、上記印刷装置から上記記憶されている種類情報を上記使用情報として取得し、
    上記発色条件判断手段は、上記取得された種類情報が上記カラーチャートを印刷するための標準の種類を表す標準種類情報であるか否かについて判断し、
    上記対応処理実行手段は、上記取得された種類情報が上記標準種類情報ではないと判断されたとき、上記印刷装置に記憶させる印刷媒体の種類を標準の種類に変更することを勧める旨を外部に出力することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の印刷制御装置。
  6. 上記印刷装置が本印刷制御装置から印刷媒体の種類を表す種類情報の入力を受け付けて入力された種類情報を記憶可能な装置であり、
    上記対応処理実行手段は、上記取得された種類情報が上記標準種類情報ではないと判断されたとき、上記印刷装置に対して上記標準種類情報を出力して記憶させることを特徴とする請求項5に記載の印刷制御装置。
  7. 上記印刷装置が表面に上記印刷媒体を配置させるプラテンと上記インクを吐出する印刷ヘッドとの間隔を表すプラテンギャップ情報の設定入力を受け付けて入力されたプラテンギャップ情報を記憶するとともに記憶したプラテンギャップ情報で表される間隔となるように同プラテンと同印刷ヘッドとの間隔を変更可能な装置であり、
    上記使用情報生成手段は、上記印刷装置から上記記憶されているプラテンギャップ情報を上記使用情報として取得し、
    上記発色条件判断手段は、上記取得されたプラテンギャップ情報が上記カラーチャートを印刷するための標準の間隔を表す標準プラテンギャップ情報であるか否かについて判断し、
    上記対応処理実行手段は、上記取得されたプラテンギャップ情報が上記標準プラテンギャップ情報ではないと判断されたとき、上記印刷装置に記憶させるプラテンギャップを標準の間隔に変更することを勧める旨を外部に出力することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の印刷制御装置。
  8. 上記印刷装置が本印刷制御装置からプラテンギャップ情報の入力を受け付けて入力されたプラテンギャップ情報を記憶可能な装置であり、
    上記対応処理実行手段は、上記取得されたプラテンギャップ情報が上記標準プラテンギャップ情報ではないと判断されたとき、上記印刷装置に対して上記標準プラテンギャップ情報を出力して記憶させることを特徴とする請求項7に記載の印刷制御装置。
  9. 上記印刷装置が上記インクを吐出する印刷ヘッドのクリーニングを実行可能であるとともに所定のクリーニング指示を入力して当該印刷ヘッドのクリーニングを実行する装置であり、
    日時を計時する計時手段が設けられ、
    上記使用情報生成手段は、上記印刷装置が上記印刷画像を形成したときに上記計時手段にて計時されていた日時を上記使用情報として記憶し、
    上記発色条件判断手段は、上記計時手段にて計時されている現時点の日時が上記記憶されている日時から所定期間内であるか否かについて判断し、
    上記対応処理実行手段は、上記現時点の日時が上記記憶されている日時から上記所定期間内でないと判断されたとき、上記印刷ヘッドのクリーニングを行うことを勧める旨を外部に出力することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の印刷制御装置。
  10. 上記対応処理実行手段は、上記現時点の日時が上記記憶されている日時から上記所定期間内でないと判断されたとき、上記印刷装置に対して上記クリーニング指示を出力して上記印刷ヘッドのクリーニングを実行させることを特徴とする請求項9に記載の印刷制御装置。
  11. 上記印刷装置が上記インクを吐出する印刷ヘッドのノズルの目詰まりを判定可能であるとともに所定のノズル抜け判定指示を入力して当該ノズルの目詰まりを判定する装置であり、
    日時を計時する計時手段が設けられ、
    上記使用情報生成手段は、上記印刷装置が上記印刷画像を形成したときに上記計時手段にて計時されていた日時を上記使用情報として記憶し、
    上記発色条件判断手段は、上記計時手段にて計時されている現時点の日時が上記記憶されている日時から所定期間内であるか否かについて判断し、
    上記対応処理実行手段は、上記現時点の日時が上記記憶されている日時から所定期間内でないと判断されたとき、上記ノズルの目詰まりを判定させることを勧める旨を外部に出力することを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の印刷制御装置。
  12. 上記印刷装置が上記印刷ヘッドのクリーニングを実行可能であるとともに所定のクリーニング指示を入力して当該印刷ヘッドのクリーニングを実行する装置であり、
    上記対応処理実行手段は、上記現時点の日時が上記記憶されている日時から所定期間内でないと判断されたとき、上記印刷装置に対して上記ノズル抜け判定指示を出力して上記ノズルの目詰まりを判定させるとともに目詰まりが生じていると判定されたときに上記クリーニング指示を出力して上記印刷ヘッドのクリーニングを実行させることを特徴とする請求項11に記載の印刷制御装置。
  13. インクを用いて印刷画像を印刷媒体上に形成する印刷装置を制御可能な印刷制御装置であって、
    上記印刷装置の使用状況に応じて当該使用状況を表す使用情報を生成する使用情報生成手段と、
    上記印刷媒体上に形成されるカラーチャートの発色を所定範囲内にさせるとして予め設定された所定の発色条件を上記印刷装置の状態が満たすか否かについて上記使用情報に基づいて判断する発色条件判断手段と、
    上記発色条件が満たされないと判断されたとき、上記印刷装置の状態を上記発色条件が満たされる状態にさせるように上記印刷装置に対して当該印刷装置の使用状況を変更させる制御を行う対応処理実行手段とを備えることを特徴とする印刷制御装置。
  14. インクを用いて印刷画像を印刷媒体上に形成する印刷装置を制御可能な印刷制御装置の制御方法であって、
    上記印刷装置の使用状況に応じて当該使用状況を表す使用情報を生成する使用情報生成工程と、
    上記印刷媒体上に形成されるカラーチャートの発色を所定範囲内にさせるとして予め設定された所定の発色条件を上記印刷装置の状態が満たすか否かについて上記使用情報に基づいて判断する発色条件判断工程と、
    上記発色条件が満たされないと判断されたとき、上記印刷装置の状態を上記発色条件が満たされる状態にさせるように上記印刷装置の使用状況の変更を勧める旨を外部に出力する対応処理実行工程とを備えることを特徴とする印刷制御装置の制御方法。
  15. インクを用いて印刷画像を印刷媒体上に形成する印刷装置を制御可能な印刷制御装置の制御プログラムであって、
    上記印刷装置の使用状況に応じて当該使用状況を表す使用情報を生成する使用情報生成機能と、
    上記印刷媒体上に形成されるカラーチャートの発色を所定範囲内にさせるとして予め設定された所定の発色条件を上記印刷装置の状態が満たすか否かについて上記使用情報に基づいて判断する発色条件判断機能と、
    上記発色条件が満たされないと判断されたとき、上記印刷装置の状態を上記発色条件が満たされる状態にさせるように上記印刷装置の使用状況の変更を勧める旨を外部に出力する対応処理実行機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする印刷制御装置の制御プログラム。
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