JP2020189425A - 印刷装置および印刷品質判定方法 - Google Patents
印刷装置および印刷品質判定方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020189425A JP2020189425A JP2019095644A JP2019095644A JP2020189425A JP 2020189425 A JP2020189425 A JP 2020189425A JP 2019095644 A JP2019095644 A JP 2019095644A JP 2019095644 A JP2019095644 A JP 2019095644A JP 2020189425 A JP2020189425 A JP 2020189425A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- information
- image
- imaging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
【課題】様々な種類の印刷媒体について印刷品質を正確に判定する。【解決手段】インクを噴射するインク噴射ヘッドを有し、前記インク噴射ヘッドを用いて画像情報に基づく画像を印刷媒体の印刷面に印刷する印刷機構と、前記印刷機構による印刷後の前記印刷面を撮像することにより撮像情報を生成する撮像装置と、前記撮像情報と前記印刷機構の印刷品質との関係を機械学習することで作成した判定モデルを用いて、前記印刷機構の印刷品質を判定する判定部と、を有する、印刷装置。【選択図】図3
Description
本発明は、印刷装置および印刷品質判定方法に関する。
インクを噴射するインク噴射ヘッドを用いて印刷媒体に画像を印刷するインクジェット方式の印刷装置が知られている。この種の印刷装置は、一般に、インク噴射ヘッドのノズル不良を検査するための機能を有する。例えば、特許文献1に記載の装置は、印刷媒体にテストパターンを印刷し、印刷媒体に印刷されたテストパターンを撮像し、撮像画像に基づいてノズル不良の有無を判断する。この判断は、撮像画像から変換された濃度データと閾値とを比較した結果に基づいて行われる。
特許文献1に記載の装置では、ノズル不良の判断に用いるテストパターンおよび判断基準のそれぞれが予め決められているため、想定外の種類の印刷媒体が用いられた場合、ノズル不良を正確に判断することができない可能性がある。
本発明の印刷装置の一態様は、インクを噴射するインク噴射ヘッドを有し、前記インク噴射ヘッドを用いて画像情報に基づく画像を印刷媒体の印刷面に印刷する印刷機構と、前記印刷機構による印刷後の前記印刷面を撮像することにより撮像情報を生成する撮像装置と、前記撮像情報と前記印刷機構の印刷品質との関係を機械学習することで作成した判定モデルを用いて、前記印刷機構の印刷品質を判定する判定部と、を有する。
本発明の印刷品質判定方法の一態様は、インクを噴射するインク噴射ヘッドを用いて画像情報に基づく画像を印刷媒体の印刷面に印刷し、印刷後の前記印刷面を撮像することにより撮像情報を生成し、前記撮像情報と印刷品質との関係を機械学習することで作成した判定モデルを用いて、印刷品質を判定する。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態を説明する。なお、図面において各部の寸法または縮尺は実際と適宜異なり、理解を容易にするために模式的に示している部分もある。また、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られない。
1.印刷装置1を用いるシステム100の概要
図1は、実施形態に係る印刷装置1を用いるシステム100の構成例を示す概略図である。システム100は、印刷装置1を利用するユーザーに対して各種サービスを提供するシステムである。システム100は、印刷装置1と外部装置200とユーザー装置300とを有する。これらは、相互に通信可能に接続される。図1では、インターネットを含む通信網NWを介して、印刷装置1、外部装置200およびユーザー装置300が相互に通信可能に接続される構成が例示される。
図1は、実施形態に係る印刷装置1を用いるシステム100の構成例を示す概略図である。システム100は、印刷装置1を利用するユーザーに対して各種サービスを提供するシステムである。システム100は、印刷装置1と外部装置200とユーザー装置300とを有する。これらは、相互に通信可能に接続される。図1では、インターネットを含む通信網NWを介して、印刷装置1、外部装置200およびユーザー装置300が相互に通信可能に接続される構成が例示される。
なお、印刷装置1と外部装置200またはユーザー装置300とが通信網NWを介さずに無線または有線で通信可能に接続されてもよい。
印刷装置1は、インクジェット方式により印刷媒体MPに印刷するプリンターである。印刷媒体MPは、インクジェット方式により印刷可能な媒体であればよく、特に限定されず、例えば、各種紙、各種布または各種フィルム等である。印刷装置1は、印刷後の印刷媒体MPを撮像する機能と、その撮像画像を示す撮像情報を用いて印刷品質を判定する機能と、を有する。後に詳述するが、当該判定には、当該撮像情報と印刷品質との関係を機械学習により規定した判定モデルが用いられる。印刷装置1は、当該判定モデルを外部装置200から適時受け取る。また、印刷装置1は、当該判定モデルの作成に用いる撮像情報を外部装置200に提供する。
なお、印刷装置1は、外部装置200から当該判定モデルを受け取るまでの期間、暫定的な判定モデルを用いて当該判定を行ってもよい。また、当該判定に用いる印刷画像は、特に限定されず、任意である。また、当該判定のための印刷に用いる印刷媒体MPは、印刷装置1に設置した平板等でもよい。この場合、例えば、当該判定ごとに印刷媒体MPの印刷面からインクを拭き取る等の機構も印刷装置1に設置される。
本実施形態の印刷装置1は、前述の撮像画像を表示する機能を有する。当該機能により、ユーザーの目視によっても印刷品質を判定することができる。また、印刷装置1は、印刷品質を改善するためのメンテナンスを実行する機能を有する。当該機能は、前述の判定モデルを用いた印刷品質の判定結果に基づいて自動的に実行されたり、ユーザーからの操作に基づいて手動で実行されたりする。
外部装置200は、印刷装置1またはユーザー装置300からの指示に従い、各種処理を実行する。具体的には、外部装置200は、印刷装置1から撮像情報を受け取り、当該撮像情報を用いて教師ありの機械学習を行うことで、前述の判定モデルを作成する。作成済みの判定モデルは、印刷装置1にダウンロード可能な状態で外部装置200に記憶される。印刷装置1から外部装置200への撮像情報の受け取りは、印刷装置1またはユーザー装置300からの指示を契機として行われる。また、外部装置200は、ユーザー装置300からの指示により、印刷装置1からの撮像画像をユーザー装置300に転送する。外部装置200で受け取った撮像情報は、教師ありの機械学習のためのラベルが管理者により付された後に、機械学習に供される。
なお、当該機械学習は、外部装置200とは別途の装置で行ってもよい。この場合、機械学習で得られた判定モデルは、外部装置200に戻されるか、または、印刷装置1にダウンロード可能な状態で当該別途の装置に記憶される。
ユーザー装置300は、ユーザーが利用可能な機器であって、印刷装置1または外部装置200と通信する機能と、印刷装置1からの撮像情報を表示する機能と、を有する。例えば、ユーザー装置300は、ノート型PC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレット端末または携帯型ゲーム機等の可搬型の情報端末、あるいは、デスクトップ型PC等の固定型の情報端末である。図1では、ユーザー装置300がタブレット端末である場合が例示される。ユーザー装置300で印刷装置1からの撮像情報を表示することで、ユーザー装置300を用いても、ユーザーの目視によって印刷品質を判定することができる。
以上の概略のシステム100では、印刷装置1が機械学習による判定モデルを用いて印刷品質を判定するので、印刷媒体MPの様々な種類における印刷品質の判定が可能となる。以下、印刷装置1および外部装置200について詳述する。
2.印刷装置1
図2は、実施形態に係る印刷装置1の構成を示すブロック図である。印刷装置1は、処理装置10と記憶装置20と印刷機構30と撮像装置40と通信装置50と表示装置60と入力装置70とを有する。これらは、互いに通信可能に接続される。
図2は、実施形態に係る印刷装置1の構成を示すブロック図である。印刷装置1は、処理装置10と記憶装置20と印刷機構30と撮像装置40と通信装置50と表示装置60と入力装置70とを有する。これらは、互いに通信可能に接続される。
処理装置10は、印刷装置1の各部を制御する機能、および各種データを処理する機能を有する装置である。処理装置10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーを有する。なお、処理装置10は、単一のプロセッサーで構成されてもよいし、複数のプロセッサーで構成されてもよい。また、処理装置10の機能の一部または全部を、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで実現してもよい。
記憶装置20は、処理装置10が実行する各種プログラム、および処理装置10が処理する各種データを記憶する装置である。記憶装置20は、例えば、ハードディスクドライブまたは半導体メモリーを有する。なお、記憶装置20の一部または全部は、印刷装置1の外部の記憶装置、外部装置200等のサーバー等に設けてもよい。
本実施形態の記憶装置20には、制御プログラムP1、画像情報DG、撮像情報DI、ヘッド情報DH、判定モデルDJおよび品質情報DQが記憶される。ここで、画像情報DG、撮像情報DIおよびヘッド情報DHは、外部装置200における機械学習およびラベル付けのための学習用情報D0を構成する。
後に詳述するが、制御プログラムP1は、処理装置10で実行されることで、印刷装置1の各種機能を実現する。また、画像情報DGは、印刷機構30での印刷に用いられる任意の画像を示す情報である。撮像情報DIは、印刷後の印刷媒体MPを撮像装置40により撮像した画像を示す情報である。ヘッド情報DHは、後述する印刷機構30におけるインク噴射ヘッド31の異常の有無等の状態を示す情報である。判定モデルDJは、撮像情報DIと印刷機構30の印刷品質との関係を機械学習することで作成した学習モデルである。品質情報DQは、印刷機構30の印刷品質を示す情報である。なお、制御プログラムP1、画像情報DG、撮像情報DI、ヘッド情報DH、判定モデルDJおよび品質情報DQの一部または全部は、印刷装置1の外部の記憶装置、外部装置200等のサーバー等に記憶されてもよい。
印刷機構30は、印刷媒体MPにインクジェット方式によりインクを噴射することで、印刷媒体MPに印刷を行う機構である。印刷媒体MPは、処理装置10による制御のもとで、図示しない搬送機構により所定方向に搬送される。印刷機構30は、インクを噴射するインク噴射ヘッド31を有し、インク噴射ヘッド31を用いて画像情報DGに基づく画像を印刷媒体MPの印刷面に印刷する。インク噴射ヘッド31は、図示しないインク容器から供給されるインクを処理装置10による制御のもとで、図示しない複数のノズルから印刷媒体MPに噴射する。より具体的には、インク噴射ヘッド31は、図示しない圧力室および駆動素子をノズル毎に有しており、圧力室内の圧力を駆動素子により変動させることで当該圧力室内のインクをノズルから噴射する。駆動素子は、例えば圧電素子または発熱素子である。また、インク噴射ヘッド31は、処理装置10による制御のもとで、図示しない移動機構により印刷媒体MPの搬送方向に直交する軸に沿って反復的に往復移動する。この往復移動と前述のインクの噴射とが並行して行われることで、印刷媒体MPの印刷面に画像が形成される。
なお、インク噴射ヘッド31を往復移動させる移動機構は、省略してもよい。この場合、例えば、インク噴射ヘッド31を印刷媒体MPの搬送方向に直交する幅方向の全域にわたって設ければよい。また、印刷機構30における印刷は、フルカラーでもモノカラーでもよい。印刷機構30における印刷がフルカラーである場合、例えば、イエロー、シアン、マゼンタおよびブラックの色ごとのインク噴射ヘッド31が印刷機構30に設けられる。
撮像装置40は、印刷機構30による印刷後の印刷媒体MPの印刷面MP0を撮像することにより、その撮像画像を示す撮像情報DIを生成するカメラまたはスキャナー等の装置である。撮像装置40は、例えば撮像光学系および撮像素子を有する。撮像光学系は、少なくとも1つの撮像レンズを含む光学系であり、プリズム等の各種の光学素子を含んでもよいし、ズームレンズまたはフォーカスレンズ等を含んでもよい。撮像素子は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーまたはCMOS(Complementary MOS)イメージセンサー等である。また、撮像装置40は、分光機能を有してもよい。この場合、例えば、撮像光学系に回折格子または波長可変フィルター等を設ければよい。撮像装置40の撮像画像は、フルカラーでもモノカラーでもよい。当該撮像画像がフルカラーである場合、撮像情報DIは、例えば、当該撮像画像の画素ごとにXYZ表色系における三刺激値で表される。当該撮像画像がモノカラーである場合、撮像情報DIは、例えば、当該撮像画像の画素ごとに輝度値で表される。
通信装置50は、通信網NWと無線または有線で通信する機器である。例えば、通信装置50は、USB(Universal Serial Bus)またはLAN(Local Area Network)等のインターフェイスを有する。
表示装置60は、処理装置10による制御のもとで各種の画像を表示する。ここで、表示装置60は、例えば、液晶表示パネルまたは有機EL(electro-luminescence)表示パネル等の各種の表示パネルを有する。
入力装置70は、ユーザーからの操作を受け付ける機器である。例えば、入力装置70は、タッチパッド、タッチパネルまたはマウス等のポインティングデバイスを有する。ここで、入力装置70は、タッチパネルを有する場合、表示装置60を兼ねてもよい。
以上の構成の印刷装置1において、処理装置10は、記憶装置20から制御プログラムP1を読み込んで実行する。この実行により、処理装置10は、印刷制御部11、撮像制御部12、通信制御部13、表示制御部14、判定部15およびヘッド検査処理部16として機能する。
印刷制御部11は、前述の印刷機構30の駆動を制御する。例えば、印刷制御部11は、画像情報DGに基づいて印刷機構30の駆動を制御することで、画像情報DGに基づく画像GTを印刷媒体MPに印刷する。
撮像制御部12は、前述の撮像装置40の駆動を制御する。例えば、撮像制御部12は、画像GTの印刷後の印刷媒体MPを撮像装置40に撮像させる。撮像装置40による撮像は、印刷機構30の印刷ごとに行ってもよいし、ユーザーからの指示に基づく印刷後の印刷媒体MP、または所定の画像GTの印刷後の印刷媒体MPに対して適時に行ってもよい。
通信制御部13は、前述の通信装置50の駆動を制御する。例えば、通信制御部13は、学習用情報D0を通信装置50から外部装置200に送信させたり、判定モデルDJを外部装置200から通信装置50に受信させたりする。通信装置50の送信または受信のタイミングは、特に限定されず、任意である。また、通信制御部13は、印刷装置1のファームウェア等のソフトウェアの更新情報を外部装置200から通信装置50に受信させてもよい。この場合、通信制御部13は、当該更新情報等とともに判定モデルDJを外部装置200から通信装置50に受信させてもよい。
表示制御部14は、前述の表示装置60の駆動を制御する。例えば、表示制御部14は、必要時に、撮像情報DIに基づく画像GIを表示装置60に表示させる。また、表示制御部14は、ユーザーからの操作等に基づいて、表示装置60に表示する画像GIの拡大表示またはスクロール表示等を行ってもよい。また、表示制御部14は、ユーザーからの操作または予めの設定等により、表示装置60に表示する画像GIのコントラスト強調または画像先鋭化等の強調表示を行ってもよい。
判定部15は、判定モデルDJを用いて印刷機構30の印刷品質を判定し、その判定結果を示す品質情報DQを生成する。品質情報DQは、記憶装置20に記憶される。判定部15による判定は、撮像装置40による撮像ごとに行ってもよいし、所定の画像GTが印刷された印刷媒体MPを撮像した場合等の適時に行ってもよい。
ヘッド検査処理部16は、印刷機構30の駆動時のインク噴射ヘッド31における残留振動に基づいて、インク噴射ヘッド31内の気泡の有無等を検査し、その検査結果を示す検査情報を生成する。当該検査情報は、ヘッド情報DHの一部または全部として記憶装置20に記憶される。
本実施形態の印刷装置1は、印刷品質の判定を自動で行う自動判定モードと、印刷品質の判定を手動で行う手動モードと、を有する。自動判定モードでは、撮像装置40による撮像後に前述の判定部15による判定が自動的に行われ、その判定結果に応じてインク噴射ヘッド31のメンテナンスも自動で行われる。手動判定モードでは、撮像装置40による撮像後に前述の判定部15による判定が行われずに撮像情報DIに基づく画像GIが表示装置60に表示される。ユーザーは、表示される画像GIに基づいて、インク噴射ヘッド31のメンテナンスの必要性を判断し、当該メンテナンスを手動で行う。
当該メンテナンスとしては、例えば、インク噴射ヘッド31からインクを捨て打ちする、いわゆるフラッシング、およびインク噴射ヘッド31からのインクの着弾位置の補正等が挙げられる。印刷制御部11は、判定部15の判定結果またはユーザーからの操作に基づいて、インク噴射ヘッド31をメンテナンスする動作を実行する。
図4は、印刷装置1の判定部15を説明するための図である。前述のように、判定部15は、判定モデルDJを用いて印刷機構30の印刷品質を判定し、その判定結果を示す品質情報DQを生成する。判定モデルDJは、撮像情報DIの入力に応じて品質情報DQを出力する学習済モデルである。具体的には、判定モデルDJは、撮像情報DIから品質情報DQを生成する演算を処理装置10に実行させるプログラムと、当該演算に適用される複数の係数との組合せで実現される。当該プログラムは、例えば人工知能ソフトウェアを構成するプログラムモジュールである。当該複数の係数は、例えば、後述する外部装置200における教師データDTを利用した深層学習により設定される。例えば、判定モデルDJとしては、深層ニューラルネットワーク等の数理モデルが好適に用いられる。
図5は、印刷品質の判定に用いる画像情報DGに基づく画像GTの一例を示す図である。図5では、印刷媒体MPの印刷面MP0上に印刷された状態の画像GTが図示される。図5に示す画像GTは、印刷機構30がイエロー、シアン、マゼンタおよびブラックの色ごとのインク噴射ヘッド31を有する場合における印刷品質の判定専用のテストパターンの一例である。図5に示す画像GTは、イエロー用の画像GY、シアン用の画像GC、マゼンタ用の画像GM、およびブラック用の画像GKを含む。画像GY、GC、GMおよびGKは、それぞれ、複数のライン状の画像で構成される。当該複数のライン状の画像は、インク噴射ヘッド31が有する複数のノズルに対応する。画像GTは、印刷媒体MPの余白領域に印刷してもよく、この場合、ユーザーが希望する画像と同時に画像GTを印刷媒体MPに印刷できる。
図5では、インク噴射ヘッド31のノズルが正常である場合における画像GTが示される。インク噴射ヘッド31のノズルに不良がある場合、その不良の種類に応じて画像GTが変化する。例えば、インクの出ないノズルがある場合、前述の複数のライン状の画像のうち、当該ノズルに対応する画像が欠損する。また、インクの噴射方向が正常な方向と異なるノズルがある場合、前述の複数のライン状の画像のうち、当該ノズルに対応する画像が他の画像に対してずれる。以上のような画像GTの変化に基づいて印刷品質が判定される。このような画像GTの変化に基づく印刷品質の判定は、例えば、印刷媒体MPがキャンパス地または布地等のテクスチャーの強い媒体である場合、印刷面MP0における布目と画像GTとの判別が難しいため、正確に判定できない可能性がある。そこで、印刷装置1では、前述のように、印刷品質の判定に機械学習による判定モデルDJを用いる。
なお、印刷品質の判定に用いる画像情報DGは、後述の機械学習で判定モデルDJを得ることができればよく、図5に示すような専用のテストパターンを示す情報に限定されず、任意である。例えば、画像情報DGは、企業のロゴマーク等を示す情報でもよい。画像GTとして所定の領域にわたって濃度の均一なベタ画像を用いてもよく、この場合、画像GTの色むらの程度に基づいて印刷品質を判定することができる。
図6は、印刷装置1における撮像情報DIに基づく画像GIの一例を示す図である。図6では、前述の画像GTを撮像装置40で撮像して得られる画像GIが例示される。画像GIを示す撮像情報DIには、画像GTの撮像情報のほか、印刷媒体MPの印刷面MP0の撮像情報が含まれる。印刷面MP0の撮像情報は、印刷媒体MPの種類に応じて異なる。このため、印刷面MP0の撮像情報に基づいて、印刷媒体MPの種類を推定することができる。以上の撮像情報DIは、例えば、画像GTの印刷ごとに外部装置200に送信され、外部装置200での機械学習に供される。なお、所定の撮像回数ごとに複数の撮像情報DIをまとめて外部装置200に送信してもよい。
図9は、実施形態に係る印刷装置1の動作を示すフローチャートである。印刷装置1では、まず、ステップS1において、印刷制御部11が印刷機構30による印刷媒体MPへの画像GTの印刷を実行すると、ステップS2において、撮像制御部12が撮像装置40による印刷媒体MPへの撮像を実行する。その後、ステップS3において、表示制御部14および判定部15は、印刷装置1が自動判定モードであるか否かを判断する。自動判定モードである場合、ステップS4において、判定部15が判定モデルDJを用いて印刷品質の判定を行う。ステップS5において、印刷制御部11は、その判定結果が良品質か否かを判定する。印刷制御部11は、印刷品質がノズル不良等により良品質でないと判定した場合、ステップS6において、インク噴射ヘッド31のメンテナンス動作を実行する。一方、印刷品質がノズル不良等のない良品質であると判定した場合、終了する。
自動判定モードでない場合、ステップS7において、判定部15は前述の判定を行わず、表示制御部14が撮像情報DIに基づく画像GIを表示装置60に表示させる。その後、ステップS8において、印刷制御部11は、インク噴射ヘッド31のメンテナンスを実行する指示があるか否かを判断する。この判断は、入力装置70の入力結果に基づいて行われる。当該指示がある場合、前述のステップS6に移行する。一方、当該指示がない場合、終了する。
以上の印刷装置1は、前述のように、印刷機構30と撮像装置40と判定部15とを有する。印刷機構30は、インクを噴射するインク噴射ヘッド31を用いて画像情報DGに基づく画像GTを印刷媒体MPの印刷面MP0に印刷する。撮像装置40は、印刷後の印刷面MP0を撮像することにより撮像情報DIを生成する。判定部15は、撮像情報DIと印刷機構30の印刷品質との関係を機械学習することで作成した判定モデルDJを用いて、印刷機構30の印刷品質を判定する。
以上のように、判定モデルDJを用いて印刷機構30の印刷品質を判定することで、様々な種類の印刷媒体MPについて印刷品質を正確に判定することができる。また、印刷品質の判定に用いる印刷面MP0に印刷される画像GTとして当該判定専用のテストパターン画像に限らず任意の画像を用いることができる。このため、印刷品質の判定のための印刷を独立して行う必要がなく、この結果、印刷媒体MP、インクおよび時間の無駄を低減することができる。また、撮像装置40を用いずに目視で判定を行う場合に比べて、利便性が高いだけでなく、印刷媒体MPが大型である場合であっても、印刷品質の判定が容易かつ正確に行えるという利点もある。
ここで、印刷装置1は、印刷機構30の動作を制御する印刷制御部11を有する。印刷制御部11は、判定部15の判定結果に基づいて、インク噴射ヘッド31をメンテナンスするための処理を実行する。このため、印刷品質が低下した場合、インク噴射ヘッド31のメンテナンス動作を自動的に実行することができる。したがって、ユーザーの操作によらず、印刷品質を高く保つことができる。また、インク噴射ヘッド31のメンテナンス動作を必要時のみ実行することができ、この結果、インクの無駄が低減される。
また、印刷装置1は、撮像情報DIに基づく画像GIを表示する表示装置60を有する。このため、印刷装置1を利用するユーザーに印刷品質を視認させることができる。また、この視認結果に基づくユーザーの判断により、インク噴射ヘッド31のクリーニング等のメンテナンス動作を適宜に実行することができる。
さらに、印刷装置1は、外部装置200と通信する通信装置50と、通信装置50の動作を制御する通信制御部13と、を有する。そして、通信制御部13は、撮像情報DIを通信装置50から外部装置200に送信させる。このため、印刷機構30による印刷後の印刷面MP0についての撮像情報DIを外部装置200に適時に提供することができる。そして、外部装置200において撮像情報DIを用いて機械学習を行うことで、判定モデルDJを作成することができる。また、適時に、通信制御部13が判定モデルDJを外部装置200から通信装置50に受信させることで、作成した判定モデルDJを印刷装置1に提供することができる。
ここで、通信制御部13は、撮像情報DIに基づく画像GIを表示可能なユーザー装置300からの指示に基づいて、画像GIをユーザー装置300に表示させるための処理を通信装置50に実行させる。このため、ユーザーが外出等で印刷装置1から離れた場所にいる場合であっても、当該ユーザーに印刷品質を視認させることができる。また、この視認結果に基づくユーザーの判断により、インク噴射ヘッド31のクリーニング等のメンテナンス動作を適宜に実行することもできる。
3.外部装置200
図7は、判定モデルDJの作成に用いる外部装置200の構成を示すブロック図である。外部装置200は、処理装置210と記憶装置220と通信装置250と表示装置260と入力装置270とを有する。これらは、互いに通信可能に接続される。
図7は、判定モデルDJの作成に用いる外部装置200の構成を示すブロック図である。外部装置200は、処理装置210と記憶装置220と通信装置250と表示装置260と入力装置270とを有する。これらは、互いに通信可能に接続される。
処理装置210は、外部装置200の各部を制御する機能、および各種データを処理する機能を有する装置である。処理装置210は、例えば、CPU等のプロセッサーを有する。なお、処理装置210は、単一のプロセッサーで構成されてもよいし、複数のプロセッサーで構成されてもよい。また、処理装置210の機能の一部または全部を、DSP、ASIC、PLD、FPGA等のハードウェアで実現してもよい。
記憶装置220は、処理装置210が実行する各種プログラム、および処理装置210が処理する各種データを記憶する装置である。記憶装置220は、例えば、ハードディスクドライブまたは半導体メモリーを有する。なお、記憶装置220の一部または全部は、外部装置200とは別体の記憶装置またはサーバー等に設けてもよい。
後に詳述するが、本実施形態の記憶装置220には、学習プログラムP2、学習用情報D0、教師データDTおよび判定モデルDJが記憶される。学習プログラムP2は、処理装置210で実行されることで、判定モデルDJを作成するための各種機能を実現する。また、学習用情報D0は、前述のように、画像情報DG、撮像情報DIおよびヘッド情報DHを含む。教師データDTは、管理者が学習用情報D0を用いて撮像情報に品質情報をラベルとして付して得られる情報である。なお、学習プログラムP2、学習用情報D0、教師データDTおよび判定モデルDJの一部または全部は、外部装置200とは別体の記憶装置またはサーバー等に記憶されてもよい。
通信装置250は、通信網NWと無線または有線で通信する機器である。例えば、通信装置250は、USB(Universal Serial Bus)またはLAN(Local Area Network)等のインターフェイスを有する。通信装置250は、処理装置210による制御のもとで、前述の学習用情報D0を受信したり、判定モデルDJを送信したりする。
表示装置260は、処理装置210による制御のもとで各種の画像を表示する。ここで、表示装置260は、例えば、液晶表示パネルまたは有機EL(electro-luminescence)表示パネル等の各種の表示パネルを有する。例えば、表示装置260は、撮像情報DIを表示する。
入力装置270は、ユーザーからの操作を受け付ける機器である。例えば、入力装置270は、タッチパッド、タッチパネルまたはマウス等のポインティングデバイスを有する。ここで、入力装置270は、タッチパネルを有する場合、表示装置260を兼ねてもよい。
以上の構成の外部装置200において、処理装置210は、記憶装置220から学習プログラムP2を読み込んで実行する。この実行により、処理装置210は、学習処理部211として機能する。学習処理部211は、教師データDTを用いた教師あり機械学習により判定モデルDJの複数の係数を設定することで、学習済みの判定モデルDJを生成する。
図8は、外部装置200における機械学習を説明するための図である。判定モデルDJの機械学習には、教師データD1が使用される。教師データD1は、複数個(n個)の撮像情報DIである撮像情報DI−1〜DI−nと、撮像情報DI−1〜DI−nに対応する複数個(n個)の品質情報DQである品質情報DQ−1〜DQ−nと、を含む。教師データD1における撮像情報DIは、前述の学習用情報D0に含まれる撮像情報DIである。教師データD1における品質情報DQは、当該教師データD1における撮像情報DIに対する正解値に相当するラベルである。当該ラベルは、学習用情報D0に含まれる各種情報に基づいて外部装置200の管理者等により決められる。本実施形態の学習用情報D0には、撮像情報DIのほかに、画像情報DGおよびヘッド情報DHが含まれる。なお、学習用情報D0には、撮像情報DIが含まれていればよく、画像情報DGおよびヘッド情報DHの一方または両方が含まれなくてもよい。また、学習用情報D0には、撮像情報DI、画像情報DGおよびヘッド情報DH以外の情報が含まれてもよい。
学習処理部211は、複数の教師データD1を利用した教師あり機械学習により判定モデルDJの複数の係数を設定する。具体的には、学習処理部211は、教師データD1における撮像情報DIの入力に対して暫定的な判定モデルDJが出力する品質情報DQと、教師データD1に含まれる品質情報DQとの相違が低減されるように、判定モデルDJの複数の係数を更新する。例えば、学習処理部211は、撮像情報DIと品質情報DQとの相違を表す評価関数が最小化されるように、誤差逆伝播法により判定モデルDJの複数の係数を反復的に更新する。以上の機械学習により設定された判定モデルDJの複数の係数は、印刷装置1にダウンロード可能な状態で記憶装置220に記憶される。以上の機械学習後の判定モデルDJは、複数の教師データD1における撮像情報DIと品質情報DQとの間に潜在する傾向のもとで、未知の撮像情報DIに対して統計的に妥当な品質情報DQを出力する。
4.変形例
以上、本発明の印刷装置および印刷品質判定方法について図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これらに限定されない。また、本発明の各部の構成は、前述した実施形態の同様の機能を発揮する任意の構成に置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。また、本発明は、前述した各実施形態の任意の構成同士を組み合わせるようにしてもよい。
以上、本発明の印刷装置および印刷品質判定方法について図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これらに限定されない。また、本発明の各部の構成は、前述した実施形態の同様の機能を発揮する任意の構成に置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。また、本発明は、前述した各実施形態の任意の構成同士を組み合わせるようにしてもよい。
前述の実施形態では、印刷装置1が、印刷品質の判定を自動で行う自動判定モードと、印刷品質の判定を手動で行う手動モードと、を選択的に用いる構成を説明したが、当該構成に限定されず、例えば、これらのモードを順次実行してもよい。
1…印刷装置、11…印刷制御部、13…通信制御部、15…判定部、30…印刷機構、31…インク噴射ヘッド、40…撮像装置、50…通信装置、60…表示装置、200…外部装置、300…ユーザー装置、DG…画像情報、DI…撮像情報、DJ…判定モデル、DQ…品質情報、DQ−1…品質情報、DT…教師データ、GI…画像、GT…画像、MP…印刷媒体、MP0…印刷面。
Claims (6)
- インクを噴射するインク噴射ヘッドを有し、前記インク噴射ヘッドを用いて画像情報に基づく画像を印刷媒体の印刷面に印刷する印刷機構と、
前記印刷機構による印刷後の前記印刷面を撮像することにより撮像情報を生成する撮像装置と、
前記撮像情報と前記印刷機構の印刷品質との関係を機械学習することで作成した判定モデルを用いて、前記印刷機構の印刷品質を判定する判定部と、を有する、
印刷装置。 - 前記撮像情報に基づく画像を表示する表示装置を有する、
請求項1に記載の印刷装置。 - 外部装置と通信する通信装置と、
前記通信装置の動作を制御する通信制御部と、を有し、
前記通信制御部は、前記撮像情報を前記通信装置から前記外部装置に送信させる、
請求項1または2に記載の印刷装置。 - 前記通信制御部は、前記撮像情報に基づく画像を表示可能なユーザー装置からの指示に基づいて、前記撮像情報に基づく画像を前記ユーザー装置に表示させるための処理を前記通信装置に実行させる、
請求項3に記載の印刷装置。 - 前記印刷機構の動作を制御する印刷制御部を有し、
前記印刷制御部は、前記判定部の判定結果に基づいて、前記インク噴射ヘッドをメンテナンスするための処理を実行する、
請求項1から4のいずれか1項に記載の印刷装置。 - インクを噴射するインク噴射ヘッドを用いて画像情報に基づく画像を印刷媒体の印刷面に印刷し、
印刷後の前記印刷面を撮像することにより撮像情報を生成し、
前記撮像情報と印刷品質との関係を機械学習することで作成した判定モデルを用いて、印刷品質を判定する、
印刷品質判定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019095644A JP2020189425A (ja) | 2019-05-22 | 2019-05-22 | 印刷装置および印刷品質判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019095644A JP2020189425A (ja) | 2019-05-22 | 2019-05-22 | 印刷装置および印刷品質判定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020189425A true JP2020189425A (ja) | 2020-11-26 |
Family
ID=73454244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019095644A Pending JP2020189425A (ja) | 2019-05-22 | 2019-05-22 | 印刷装置および印刷品質判定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020189425A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022186204A1 (ja) * | 2021-03-05 | 2022-09-09 | 株式会社日立産機システム | インクジェットプリンタシステム |
-
2019
- 2019-05-22 JP JP2019095644A patent/JP2020189425A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022186204A1 (ja) * | 2021-03-05 | 2022-09-09 | 株式会社日立産機システム | インクジェットプリンタシステム |
JP7414757B2 (ja) | 2021-03-05 | 2024-01-16 | 株式会社日立産機システム | インクジェットプリンタシステム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9317914B2 (en) | Image inspecting device, image forming system, and computer program product | |
US7440123B2 (en) | Adaptive printing | |
JP6784934B2 (ja) | 画像形成装置及びプログラム | |
US10110756B2 (en) | Image processing apparatus and image processing method | |
JP4517961B2 (ja) | 画像読取装置及び画像読取方法 | |
JP2015145088A (ja) | インクジェット記録装置及び画像形成方法 | |
US20080198186A1 (en) | Liquid ejecting apparatus and program | |
US20190387126A1 (en) | Image inspection device and image forming apparatus | |
JP2020189425A (ja) | 印刷装置および印刷品質判定方法 | |
JP2012203425A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、および印刷装置 | |
JP4622880B2 (ja) | カラーチャート評価システム、カラーチャート印刷装置、カラーチャート測色装置、カラーチャート評価方法、および、カラーチャート評価プログラム | |
US8911045B2 (en) | Printing device and method for controlling printing device | |
JP2011234294A (ja) | 印刷制御装置 | |
US11845269B2 (en) | Printing apparatus and printing method | |
US9106862B2 (en) | Print control device, inkjet recording apparatus, print control method, and printing system | |
JP2006256246A (ja) | 印刷制御装置並びにその制御方法および制御プログラム | |
US9019517B2 (en) | Image reading apparatus, image forming system, and method for performing image and transport calibration | |
JP7234812B2 (ja) | 画像検査装置、及び、画像形成システム | |
JP2011245666A (ja) | 流体噴射装置の調整方法及び流体噴射装置の製造方法 | |
JP2008168543A (ja) | 誤差情報取得装置、誤差情報取得方法および誤差情報取得プログラム | |
JP2011240526A (ja) | 流体噴射装置の調整方法及び流体噴射装置の製造方法 | |
JP2017087692A (ja) | 濃度決定方法、濃度決定装置、濃度決定プログラムおよびプログラム記録媒体 | |
JP4324783B2 (ja) | 印刷制御装置、印刷制御方法、印刷制御プログラムおよび色修正方法 | |
JP2020201820A (ja) | 色変換テーブル生成方法、色変換テーブル生成プログラムおよび印刷装置 | |
US10148835B2 (en) | Image processing device, printing apparatus, and control method |