JP2002079708A - インクジェット記録装置、記憶媒体、データ処理装置及び用紙 - Google Patents

インクジェット記録装置、記憶媒体、データ処理装置及び用紙

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JP2002079708A
JP2002079708A JP2000270893A JP2000270893A JP2002079708A JP 2002079708 A JP2002079708 A JP 2002079708A JP 2000270893 A JP2000270893 A JP 2000270893A JP 2000270893 A JP2000270893 A JP 2000270893A JP 2002079708 A JP2002079708 A JP 2002079708A
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jet recording
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English (en)
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Masanori Hirano
政徳 平野
Toshihito Kamei
稔人 亀井
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面印刷による裏写り、裏抜けで印刷物の価
値が低下する。 【解決手段】 用紙3の表面に入力画像情報を印刷し、
用紙3の裏面に入力画像情報とは別に設定された透かし
画像情報を印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明はインクジェット記録装
置、記憶媒体、データ処理装置及び用紙に関する。
【0002】
【従来の技術】 プリンタ、複写装置、ファクシミリ、
プロッタ等の画像記録装置(或いは画像形成装置ともい
う。)として用いられるインクジェット記録装置におい
ては、ヘッドから吐出させたインク滴を用紙に着弾させ
て画像を記録するものであり、インクの定着は空気中へ
の蒸発と用紙への浸透によって行われるため、用紙の両
面に印刷を行った場合、裏面の画像が濃く透けて見えた
り(これを「裏写り」という。)、インクそのものが表
面まで滲み出して地汚れを生じたり(これを「裏抜け」
という。)することがある。すなわち、図27(a)、
(b)に示すような各画像を用紙の表面及び裏面に印刷
した場合、図28(a)、(b)に示すように、裏面の
画像が透けて見える裏写り、図29(a)、(b)に示
すように裏面の画像が表面に滲み出す裏写りが生じるこ
とがある。
【0003】従来、電子写真プロセスを用いた画像記録
装置においては、例えば特開平5−32024号公報に
記載されているように、両面印刷の行うときには印刷濃
度を低減することによって裏写りを生じないようにした
り、特開平5−330148号公報に記載されているよ
うに、両面印刷時に色調/濃度のずれを計算して補正す
ることで表と裏で色調が異ならないような画像処理を行
うことが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、こうした電
子写真プロセスを用いた画像記録装置における裏写り対
策は、色材を用紙表面で固めるという電子写真プロセス
特有の定着方法に依存するところが大きく、浸透プロセ
スのインクジェット記録で同様の手段を取ろうとする
と、用紙表面付近に十分な色材が確保できずに濃度不足
な画像になってしまい、画像品質が低下することにな
る。また、裏写りや裏抜けの程度が大きいインクジェッ
ト記録では表裏面の画像について色調/濃度を最適に補
正することは困難である。
【0005】すなわち、電子写真プロセスでは、図30
(a)に示すように用紙P上に転写したトナーTを熱定
着して同図(b)に示すように用紙P上に色剤を固定し
て画像を形成するのに対して、インクジェット記録で
は、図31(a)に示すように用紙P上に着弾したイン
ク滴Dが浸透乾燥して同図(b)に示すように用紙Pに
画像を形成する。そのため、インクジェット専用紙のよ
うに用紙表面に色材をトラップするための特別な処理を
施している用紙でない場合には裏写りや裏抜けが発生し
易くなる。
【0006】特に、オフィス等で広く使われているコピ
ー用紙や再生紙は相対的に質が良いとは言えず、元々、
浸透プロセスを考慮して作られた訳でもないため、必要
以上にインクが染み込み易くなっている。また、コスト
を安くあげるため、コピー用紙等は白色填料が少ないの
で比較的透けやすく、色材が用紙表面にのみ存在するは
ずの電子写真画像でさえ、裏写りが目立ってしまう場合
もある。
【0007】こういった裏抜けや裏写りを防ぐには、色
材を用紙表面に留め、表裏面にまで画像が透けない両面
にコート層を設けたインクジェット専用紙を用いるか、
白色度が高く同様の効果を付与するインク定着剤を普通
紙表面に塗布するのが効果的であるが、このように両面
印刷に特殊な用紙を用いることはコスト的に不利であ
る。
【0008】本発明者らはこのようにインクジェット記
録にあっては裏抜けや裏写りが生じ易いという特有の課
題をインクジェット記録における利点として用いること
ができないかという着想に基づき本発明を完成した。す
なわち、本発明はインクジェット記録物に対する付加価
値を与えることできるインクジェット記録装置を提供す
るとともに、このようなインクジェット記録装置を制御
するためのプリンタドライバを記憶した記憶媒体及びデ
ータ処理装置、並びにこのようなインクジェット記録装
置で使用するに適した用紙を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係るインクジェット記録装置は、両面印刷
可能で、用紙の一面には入力画像情報を出力し、用紙の
他面には入力画像情報とは別に設定された特定の画像情
報を出力する構成としたものである。
【0010】ここで、特定の画像情報の出力結果は左右
反転した鏡像とすることができる。また、特定の画像情
報の出力結果が左右反転した鏡像になる第1出力モード
と、特定の画像情報の出力結果が反転のない正像になる
第2出力モードとを有する構成とすることができる。
【0011】この場合、第1出力モード及び第2出力モ
ードのいずれかを選択する手段を備えていることが好ま
しい。また、外部からの指定情報に応じて第1出力モー
ド及び第2出力モードのいずれかを選択することが好ま
しい。さらに、用紙の種別又は用紙の特性値を検出し
て、この検出結果に基づいて第1出力モード及び第2出
力モードのいずれかを選択するようにすることができ
る。
【0012】また、特定の画像情報を予め格納した手段
を有することが好ましい。さらに、特定の画像情報をホ
スト側から入力することが好ましい。さらにまた、画像
機器を接続するインターフェースを備えていることが好
ましい。なお、画像機器とは画像を取り扱うすべての機
器を含む意味で用いる。
【0013】さらに、特定の画像情報を編集する手段を
備えることができる。また、用紙の他面に特定の画像情
報を出力するときのインクを用紙の一面に入力画像情報
を出力するときのインクと異ならせることができる。こ
の場合、用紙の他面に特定の画像情報を出力するときの
インクを用紙の一面に入力画像情報を出力するときのイ
ンクと異ならせるか否かを選択可能とすることができ
る。また、用紙の種別の検出結果又は用紙の特性値の検
出結果に応じて用紙の他面に特定の画像情報を出力する
ときのインクを設定する手段を備えることができる。
【0014】さらにまた、用紙の他面に特定の画像情報
を出力するときの画像処理のパラメータを用紙の一面に
入力画像情報を出力するときの画像処理のパラメータと
異ならせることができる。この場合、用紙の他面に特性
値の画像情報を出力するときの画像処理のパラメータを
用紙の一面に入力画像情報を出力するときの画像処理の
パラメータと異ならせるか否かを選択可能とすることが
できる。また、用紙の種別の検出結果又は用紙の特性値
の検出結果に応じて用紙の他面に特定の画像情報を出力
するときの画像処理のパラメータを設定する手段を備え
ることができる。
【0015】また、用紙の他面に特定の画像情報を出力
するときのインク滴吐出特性を用紙の一面に入力画像情
報を出力するときのインク滴吐出特性と異ならせること
ができる。この場合、用紙の他面に特定の画像情報を出
力するときのインク滴吐出特性のパラメータを用紙の一
面に入力画像情報を出力するときのインク滴吐出特性の
パラメータと異ならせるか否かを選択可能とすることが
できる。また、用紙の種別の検出結果又は用紙の特性値
の検出結果に応じて用紙の他面に特定の画像情報を出力
するときのインク滴吐出特性のパラメータを設定する手
段を備えることができる。
【0016】さらに、用紙の他面に特定の画像情報を出
力するときの記録密度を用紙の一面に入力画像情報を出
力するときの画像密度と異ならせることができる。この
場合、用紙の他面に特定の画像情報を出力するときの記
録密度を用紙の一面に入力画像情報を出力するときの記
録密度と異ならせるか否かを選択可能とすることができ
る。また、用紙の種別の検出結果又は用紙の特性値の検
出結果に応じて用紙の他面に特定の画像情報を出力する
ときの記録密度を設定する手段を備えることができる。
【0017】本発明に係るインクジェット記録装置にお
いて、用紙に記録されている物性値を読取る手段、用紙
の物性値を測定する手段、用紙の種別を入力する手段を
備えることが好ましい。
【0018】さらに、用紙の他面に特定の画像情報を出
力するか否かを選択可能とすることができる。
【0019】本発明に係る記憶媒体は、両面印刷可能な
インクジェット記録装置を駆動制御するためのプリンタ
ドライバを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶
媒体であって、用紙の他面に、用紙の一面に記録する画
像情報とは別の特定の画像情報を設定する手段を有する
プリンタドライバを記憶したものである。
【0020】本発明に係るデータ処理装置は、インクジ
ェット記録装置にデータを転送可能なデータ処理装置で
あって、用紙の他面に、用紙の一面に記録する画像情報
とは別の特定の画像情報を設定する手段を備えたもので
ある。
【0021】本発明に係る用紙は、画像記録装置で使用
可能な用紙において、この用紙には用紙の特性値に関す
る情報が記録されているものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明に係るインクジ
ェット記録装置の一例を示す斜視図、図2は同記録装置
を機構部の側面説明図、、図3は用紙種別判別装置の濃
度センサ及びその作用説明に供する模式的説明図、図4
は同判別装置の作用説明に供する模式的説明図である。
【0023】このインクジェット記録装置は、記録装置
本体1の内部に主走査方向に移動可能なキャリッジ、キ
ャリッジに搭載したインクジェットヘッドからなる記録
ヘッド、記録ヘッドへのインクを供給するインクカート
リッジ等で構成される印字機構部2等を収納し、装置本
体1の下方部には前方側から多数枚の用紙3を積載可能
な給紙手段である給紙カセット(或いは給紙トレイでも
よい。)4を抜き差し自在に装着することができ、ま
た、前面側には手差しトレイ5を開倒自在に装着し、給
紙カセット4から給送される用紙又は手差しトレイ5に
セットされる用紙3を取り込み、印字機構部2によって
所要の画像を記録した後、後面側に装着された排紙トレ
イ6に排紙する。なお、前面には操作パネル8を配設し
ている。
【0024】印字機構部2は、図示しない左右の側板に
横架した主ガイドロッド11と従ガイドロッド12とで
キャリッジ13を主走査方向(図2で紙面垂直方向)に
摺動自在に保持し、このキャリッジ13の下面側にはイ
エロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラッ
ク(Bk)の各色のインク滴を吐出するノズルを有する
インクジェットヘッドからなる記録ヘッド14をインク
滴吐出方向を下方に向けて装着し、キャリッジ13の上
側には記録ヘッド14に各色のインクを供給するための
各インクタンク(インクカートリッジ)15を交換可能
に装着している。
【0025】そして、キャリッジ13は、図1に示すよ
うに、主走査モータ17によって回転される駆動プーリ
(ドライブプーリ)18と従動プーリ(アイドラプー
リ)19との間に張装したタイミングベルト20に連結
し、主走査モータ17を駆動制御することでキャリッジ
13を主走査方向に移動させるようにしている。
【0026】また、記録ヘッド14としては、各色のイ
ンク滴を吐出する複数個のヘッドを主走査方向に並べて
配置したものでも、或いは、各色のインク滴を吐出する
ノズルを有する1個のヘッドを用いたものでもよい。ま
た、記録ヘッド14としては、圧電素子などの電気機械
変換素子で振動板を変位させて液室内容積を変化させる
ことでインクを加圧してインク滴を吐出させるもの、液
室内に配設した発熱抵抗体による膜沸騰でバブルを発生
させて液室内インクを加圧してインク滴を吐出させるも
の、液室壁面を形成する振動板とこれに対向する電極を
用いて、両者間の静電力で振動板を変位させてインク滴
を吐出させるものなどを用いることができる。
【0027】一方、記録ヘッド14による印写位置(印
刷位置と同義)に対して用紙3を副走査方向に搬送する
ため、搬送ローラ21と搬送従動ローラ22との間に用
紙3を静電吸着して搬送する搬送ベルト23を張装して
配設している。そして、図1に示すように、副走査モー
タ24を配設し、この副走査モータ24に回転を図示し
ないギヤ列を介して搬送ローラ21に伝達することで、
搬送ローラ21を副走査方向に回転させる。
【0028】そして、搬送ベルト23を挟んで記録ヘッ
ド14と対向する位置に印写受け部材26を設けてい
る。また、搬送ローラ21には搬送ベルト23を介して
用紙3の送り角を規定する先端コロ27を押し付けて配
設している。
【0029】一方、給紙カセット4から用紙3を搬送ベ
ルト23上に給紙するため、用紙3を1枚ずつ分離して
給送する給紙コロ31及びフリクションパッド32と、
給送される用紙3を搬送ローラ21に当接させて配設し
た中間コロ33まで案内するガイド部材34を設けてい
る。
【0030】また、手差しトレイ5から用紙3を搬送ベ
ルト23に給紙するため、手差しトレイ5の用紙3をピ
ックアップするピックアップコロ35と、用紙3を給送
するフィードコロ36と、フィードコロ37と、用紙3
を中間コロ33まで案内するガイド部材38とを設けて
いる。
【0031】そして、印写が終了した用紙3を排紙トレ
イ6に排出するため、用紙3を案内するガイド部材41
と、用紙3を排紙トレイ6に送り出す排紙ローラ42
と、排紙従動コロ43とを設けている。
【0032】さらに、印写が終了した用紙3を一旦装置
本体1外に排出した後再度搬送ベルト23に給紙して両
面印写を行うために、記録ヘッド4による印写位置を通
過した用紙3を排紙トレイ6と給紙カセット4との間に
向かって斜め下方に案内するガイド部材45を設け、こ
のガイド部材45と排紙側のガイド部材41との入口付
近には、用紙3の排出経路を分岐するための第1分岐爪
46を揺動可能に設けている。
【0033】また、ガイド部材45の終端部付近には、
用紙3を装置本体1外の給紙カセット4の上面(これ
を、再給紙のために用紙が待機する位置、すなわち、両
面印写用紙待機位置とする。)に向けて排出すると共
に、用紙3を再度装置本体1内に送り込むためのスイッ
チバックローラ47及びスイッチバック従動コロ48を
設けている。このスイッチバックローラ47は片面への
印写が終了した用紙3を排出方向に搬送するときには正
転され、用紙3を再給紙するときには逆転されるととも
に、用紙3の排出時に用紙3の排出方向後端部を挟持す
るために所定のタイミングで停止される。
【0034】さらに、スイッチバックローラ47及びス
イッチバック従動コロ48の用紙排出方向上流側には、
用紙3の搬送経路を装置本体1外への排出経路と再度用
紙3を装置本体1内に再給紙する経路とに切り替える第
2分岐爪49を揺動自在に配設し、スイッチバックロー
ラ47の逆方向回転で装置本体1内に送り込まれる用紙
3を搬送ベルト23に給送するために、用紙3を案内す
るガイド部材51と、用紙3を搬送する両面中継ローラ
52及び両面中継ローラ従動コロ53と、搬送ローラ2
1に従動して用紙3を中間コロ33まで送り込む搬送ロ
ーラ従動コロ54とを設けている。
【0035】さらに、給紙ローラ31から搬送ローラ2
1に至る用紙搬送路の途中には、給紙された用紙3の濃
度を検知するための用紙種別センサ60を配置してい
る。この用紙種別センサ60は、図3及び図4にも示す
ように、濃度センサ61、62とを有している。これら
の濃度センサ61、62は、保持部材64の用紙搬送路
側に、搬送される用紙に対して光を射出する発光素子6
5と、黒色をした黒反射板66と、用紙からの反射光を
受光する受光素子67と、白色をした白反射板68と、
用紙に対して光を射出する発光素子65とを順次直列的
に配設したものである。
【0036】これらの濃度センサ61、62は、用紙搬
送方向と直交する方向の用紙の略中央部に対応する位置
に配置し、かつ、図示しないソレノイドなどの駆動源に
よって用紙搬送路に対して進退可能に配設している。ま
た、濃度センサ61は両面印刷で先に印刷される側或い
は片面印刷で印刷される側の面を検知し、濃度センサ6
2は両面印刷で後に印刷される側或いは片面印刷で印刷
されない側の面を検知する側に配置している。なお、用
紙種別センサ60としては、濃度センサに代えて、用紙
面の色を検知する色センサを用いることもできる。
【0037】次に、このインクジェット記録装置の制御
部の概要について図5を参照して説明する。この制御部
は、記録装置全体の制御を司るマイクロコンピュータ
(以下、「CPU」と称する。)70と、特定の画像情
報及び制御プログラムなどの必要な固定情報を格納した
ROM71と、ワーキングメモリ等として使用するRA
M72と、入力画像情報を処理したデータを格納する画
像メモリ73と、パラレル入出力(PIO)ポート74
と、入力バッファ75と、パラレル入出力(PIO)ポ
ート76と、波形生成回路77と、ヘッド駆動回路78
及びドライバ79、80、81と、外部機器と接続する
ための外部機器接続部87等を備えている。
【0038】ここで、本発明に係るデータ処理装置でも
あるホスト100のプリンタドライバ101からはケー
ブル又はネットワークを介して、印刷(記録、印写も同
義で用いる)する画像情報(記録装置側の入力画像情報
となる。)、両面印刷を指定する情報、特定の画像情報
などがPIOポート74に転送され、また、PIOポー
ト74を介して所要の情報をホスト100側に送出す
る。
【0039】また、図1に示す操作パネル8からの出力
モードを指定する情報などの各種指定或いは選択情報、
前述した濃度センサ61及び濃度センサ62からの各検
知信号、キャリッジ13のホームポジション(基準位
置)を検知するホームポジションセンサ等の各種センサ
からの信号等の入力及び操作パネル8側に対する表示情
報等の情報の送出もPIOポート74を通じて行う。
【0040】波形生成回路77にはD/A変換器を用い
てCPU70から与えられる電圧データをD/A変換す
ることにより、所要のパルス幅、波高値、立ち上がり時
定数、立下り時定数などの駆動波形パラメータを有する
駆動波形を生成出力する。この駆動波形のパラメータを
変更することによってインク滴吐出特性を変化させるこ
とができる。
【0041】ヘッド駆動回路78は、PIOポート76
を介して与えられる各種データ及び信号に基づいて、記
録ヘッド(インクジェットヘッド)14の各ノズルに対
応するアクチュエータ手段(圧電素子等の電気機械変換
素子、或いは発熱抵抗体等の電気熱変換素子、若しくは
振動板又は対向電極など)に対して、入力画像情報及び
特定画像情報に応じて波形生成回路77からの駆動波形
を印加する。
【0042】さらに、ドライバ79は、PIOポート7
6を介して与えられる駆動データに応じて主走査モータ
17を駆動制御してキャリッジ13を主走査方向に走査
させ、副走査モータ25を駆動制御して搬送ローラ21
を用紙搬送方向(副走査方向)に回転させる。また、ド
ライバ80は、スイッチバックローラ47を回転させる
モータ82、第1分岐爪46を揺動させるソレノイド8
3及び第2分岐爪49を揺動させるソレノイド84を各
々駆動制御する。さらに、ドライバ81は、濃度センサ
61を用紙搬送路に対して進退させるソレノイド85及
び濃度センサ61を用紙搬送路に対して進退させるソレ
ノイド86をそれぞれ駆動制御する。
【0043】外部機器接続部87は、画像機器を接続す
るためのインターフェースである。例えば図6に示すよ
うに各種画像機器との接続を可能にするポートやスロッ
トを含むものであり、コンピュータとの接続に用いられ
るパラレル、赤外線、USBなど、ネーットワークとの
接続に用いられるLANなど、デジタルカメラとの接続
に用いられる赤外線、USB、IEE1394など、ス
キャナとの接続に用いられるSCSI、USB、パラレ
ルなど、タブレットとの接続に用いられるシリアル、U
SBなど、電話、FAXとの接続に用いられるシリア
ル、電話回線など、デジタルビデオとの接続に用いられ
るIEE1394などの各種ポート、FD、MO、HD
D、メモリカード、ICカードなどを装着する専用スロ
ットの少なくとも1以上を有している。ここでは、画像
機器としてのスキャナ90を図示で例示しているが、こ
れに限るものではない。
【0044】次に、このインクジェット記録装置の両面
印刷(両面印写)動作について図7をも参照して説明す
る。図7を参照して、両面印刷が指示されたときには、
第1分岐爪46を両面印刷側に切り替え、第2分岐爪4
9を排出側に切り替え、スイッチバックローラ47を正
転(用紙を装置外に排出する方向に回転)させる。ま
た、給紙コロ31を回転駆動して給紙カセット4から用
紙3を給送させることで、用紙3は搬送ローラ21の搬
送ベルト23に送り込まれ、搬送ベルト23に静電吸着
されて副走査方向に搬送され、ここで、キャリッジ13
を主走査方向に移動させながら記録ヘッド14のアクチ
ュエータ手段を記録する画像に応じて駆動することによ
って、用紙3の表面(一面)に所要の画像を印刷する。
【0045】この記録ヘッド14による印写が終了した
用紙3は、第1分岐爪46が両面印刷側に切り替わって
いるので、ガイド部材45に案内されてスイッチバック
ローラ47及びスイッチバック従動コロ48間に送り込
まれ、これらのスイッチバックローラ47及びスイッチ
バック従動コロ48で搬送されて装置本体1外に排出さ
れる。このとき、スイッチバックローラ47及びスイッ
チバック従動コロ48間に用紙3の後端部が位置したタ
イミングでスイッチバックローラ47を停止し、用紙3
の後端部を挟持した状態にする。
【0046】次いで、第1分岐爪46を排紙側に切替
え、第2分岐爪49を再給紙側に切替えた後、スイッチ
バックローラ47を逆転し、中間ローラ51を駆動する
ことで、スイッチバックローラ47及びスイッチバック
従動コロ48間で端部を挟持していた用紙3をガイド部
材51で案内しながら、中間ローラ51で搬送ベルト2
3に再給紙する。この場合、用紙3を再給紙するときの
紙送り線速は搬送ベルト23の線速と略同速になるよう
に設定している。
【0047】このようにして再給紙された用紙3は搬送
ベルト23で搬送されながら、記録ヘッド14によって
裏面(他面)に画像が印写され、記録ヘッド14による
印写が終了した用紙3は第1分岐爪46を経て排紙側の
ガイド部材41に案内されて、排紙ローラ42及び排紙
コロ43間で搬送されて排紙トレイ6に排紙される。
【0048】次に、このインクジェット記録装置におけ
る用紙の面種別及び表裏面の判別処理の一例について図
8及び図9を参照して説明する。図8を参照して、制御
部は、ソレノイド85、86を駆動制御して図3に示す
ように濃度センサ61が用紙3から離れ、濃度センサ6
2が用紙3に接触する位置に移動させる。そして、濃度
センサ61の発光素子65を発光させ、このときの用紙
3の一面からの反射光を受光する受光素子67からの検
知信号を取り込み、次いで濃度センサ61の発光素子6
9を発光させ、このときの用紙3からの反射光を受光す
る受光素子67からの検知信号を取り込む。
【0049】したがって、濃度センサ61からはバック
が黒反射板66であるときの用紙3の一面からの反射光
に応じた検知信号と、バックが白反射板68であるとき
の用紙3の一面からの反射光に応じた検知信号とが得ら
れるので、これらの各検知信号に基づいて用紙3の一面
の濃度を検知できる。ここで、バックが黒反射板66で
あるときの濃度を「バックブラック濃度」、バックが白
反射板68であるときの濃度を「バックホワイト濃度」
といい、また、この濃度センサ61の検知信号に基づい
て得られる濃度を「表濃度」という。
【0050】次に、ソレノイド85、86を駆動制御し
て図4に示すように濃度センサ61が用紙3に接触し、
濃度センサ62が用紙3から離れる位置に移動する。そ
して、濃度センサ62の発光素子65を発光させ、この
ときの用紙3の他面からの反射光を受光する受光素子6
7からの検知信号を取り込み、次いで濃度センサ62の
発光素子69を発光させ、このときの用紙3からの反射
光を受光する受光素子67からの検知信号を取り込む。
【0051】したがって、濃度センサ62からもバック
が黒反射板66であるときの用紙3の一面からの反射光
に応じた検知信号と、バックが白反射板68であるとき
の用紙3の一面からの反射光に応じた検知信号とが得ら
れるので、これらの各検知信号に基づいて用紙3の他面
のバックブラック濃度及びバックホワイト濃度が得られ
る。なお、この濃度センサ62の検知信号に基づいて得
られる濃度を「裏濃度」という。
【0052】ここで、濃度センサ61、62からの検知
信号で得られる各種用紙の各面におけるバックブラック
濃度及びバックホワイト濃度は、例えば図9に示すよう
になる。なお、図中ではバックブラック濃度の領域(濃
度エリア)を実線で、バックホワイト濃度の領域(濃度
エリア)を破線で表わしている。
【0053】同図に示す例では片面のみにコート層が形
成された片面コート紙のコート層面を表面とし、コート
層が形成されていない面を裏面とすると、片面コート紙
では表面のバックブラック濃度及びバックホワイト濃度
がいずれも裏面のバックブラック濃度及びバックホワイ
ト濃度より高くなる。これに対して、両面コート紙及び
普通紙ではいずれも両面のバックブラック濃度及びバッ
クホワイト濃度は略同じであるので、両面でバックブラ
ック濃度及びバックホワイト濃度に差があるか否かで片
面コート紙かそうでないかを判別できる。また、両面コ
ート紙ではバックブラック濃度とバックホワイト濃度の
差(これを「(B−W)」で表記する。)が普通紙の
(B−W)より小さいので、この(B−W)を判別する
ことで両面コート紙と普通紙とを判別できる。
【0054】そこで、図8に戻って、制御部は、濃度セ
ンサ61から得られた表濃度と検知センサ62から得ら
れた裏濃度とを比較して、表濃度>裏濃度であれば、当
該用紙3はコート紙で表面がコート層であると判別し、
また、表濃度<裏濃度であれば、当該用紙3はコート紙
で裏面がコート層であると判別する。さらに、表濃度=
裏濃度であれば、(B−W)が大きいか否かを判別し、
(B−W)が大きくなければ、当該用紙3はコート紙で
両面がコート層であると特定し、(B−W)が大きけれ
ば、当該用紙3は普通紙であると判別する。
【0055】この場合、片面コート紙のように用紙上コ
ート層のある面を表面と、コート層のない面を裏面とす
る場合には、濃度センサ61から得られた表濃度と濃度
センサ62から得られた裏濃度とを比較することによっ
て、当該コート紙の表面と裏面とを判別することがで
き、コート層のある面にのみ印刷したり、あるいはセッ
トされた用紙の表裏面が逆になっていることをホスト1
00側に転送して表示したりすることもできるようにな
る。
【0056】すなわち、上述した用紙種別センサ60を
用いることによって、給紙された用紙の種別(片面コー
ト紙、両面コート紙、普通紙の別など)、用紙の面種別
(コートありの面、コートなしの面の別など)を検出す
ることができる。
【0057】次に、このインクジェット記録装置におけ
る特定の画像情報を印刷する場合の処理に関して図10
以降をも参照して説明する。先ず、この記録装置におい
ては、用紙の他面(裏面)に特定の画像情報(以下「透
かし画像」という。)を印刷する(これを「透かし画像
印刷」という。)か否かの選択については、記録装置本
体の操作パネル8からの選択指定及びホスト100のプ
リンタドライバ101からの選択指定で行うことができ
るようにしている。
【0058】また、透かし画像(特定の画像情報)用の
データの入力方法として、記録装置本体に予め複数種
のパターンのデータを格納しておき、プリンタドライバ
101や操作パネル8から選択指定する方法、ホスト
100のプリンタドライバ101に予め複数種のパター
ンのデータを格納しておき、プリンタドライバ101に
よる印刷のプロパティで選択指定し、選択指定されたパ
ターンを印刷する画像情報とともに記録装置に転送する
方法、外部画像機器(外部デバイス)、例えば前述し
た(図6で説明)ようなスキャナ90、FD等の記憶媒
体、デジタルカメラ、デジタルビデオ等の各種画像機器
から画像データを入力する方法などを用いることができ
る。
【0059】これらの入力方法のうち、は特に定型の
データの場合に効果的である。例えば「社外秘」、「部
外秘」、「Drafut」などの定型データは一般的に
どこの企業でも使用されているので、記録装置本体の例
えばROM71に格納して標準搭載することで、透かし
画像の作成、入力の手間を省くことができる。また、他
のアプリケーションを経由する訳ではないため、印刷速
度、画像品質、フォント、サイズ、レイアウト等の各々
について最適化されたデータを始めから持つことが可能
になり、常に一定の品質を維持することができるうえ、
書式の共通化も図れる。
【0060】このの入力方法による場合の選択方法
は、プリンタドライバ上で選択するのが一般的である
が、記録装置本体上の操作パネル(コントロールパネ
ル)で行うこともできる。特に、複写機、ファクシミ
リ、プリンタを複合した複合機やネットワークに接続す
るプリンタとして使用する場合には、コントロールパネ
ル上で「透かし画像」パターンを固定すれば、そのネッ
トワーク下で「透かし画像」の統一を図ることができ
る。
【0061】次に、の方法は一般的な方法であり、通
常の両面印刷もこの方法を採っている。奇数偶数の頁で
振り分けたり、特定の頁のデータを裏面に割り振ること
で両面の印刷を可能としている。このように、プリンタ
ドライバ側に透かし画像情報を持たせて、選択指定でき
るようにすることで、前述したように「社外秘」、「部
外秘」、「Drafut」などの定型データの作成、入
力の手間を省くことができ、印刷速度、画像品質、フォ
ント、サイズ、レイアウト等の各々について最適化され
たデータを始めから持つことが可能になり、常に一定の
品質を維持することができるうえ、書式の共通化も図れ
る。
【0062】さらに、の方法では、近年ますますその
種類を増やしつつある外部入力デバイスにより、データ
の取り込みを行うことで、直接手で描いた絵、写真等を
利用することもできる。写真や絵といったアナログデー
タの入力には、一般的に平面スキャナが使われることが
多いが、最近ではプリンタ本体にスキャナを搭載したも
のや、印刷ヘッドユニットと交換でスキャナユニットを
搭載できるものある。また、デジタルカメラやデジタル
ビデオといった入力機器を使えば、三次元の物体や動き
のある物体からの取り込みも可能となる。この場合、外
部機器からデータを受け取るインターフェース、例えば
図6に示すようなものを設けることで外部画像機器から
直接データを入力することが可能になり、様々な画像情
報を透かし画像として用いることができる。
【0063】この場合、出力する透かし画像の入力方法
として上記〜のうちのいずれか一つにすることもで
きるが、この実施形態では併用できるようにしている。
【0064】そこで、先ず、図10を参照して、記録装
置本体側で行う透かし印刷指定処理について説明する。
制御部は、操作パネル8から透かし印刷を指定する入力
があったか否かを判別し、透かし印刷指定入力があれ
ば、透かし画像を予めROM71に格納している透かし
画像(これを「固定パターン」という。)の内から選択
するか、外部デバイス(画像機器)から入力するかの入
力方法を選択する入力選択処理を行う。
【0065】ここで、固定パターンの選択が選択された
ときには、ROM71に格納している固定パターンを操
作パネル8の表示部に表示出力して、選択された固定パ
ターンを透かし画像としてRAM72の所定の領域に格
納する固定パターン選択処理を行う。これに対して外部
デバイスが選択されたときには、外部デバイスから入力
される画像を取り込んで、これを透かし画像としてRA
M72の所定の領域に格納する処理を行う。
【0066】そして、透かし画像を編集するか否かの判
別を行って、編集が指示されたときには編集処理を行
う。この編集処理では、画像の拡大、縮小、配置位置、
繰り返しなどの編集を行うことができる。例えば、表面
(一面)に印刷する画像に比べて透かし画像の元データ
が大きすぎるときには最適なサイズに縮小をかける処
理、逆の場合には拡大をかける処理を行ったり、透かし
画像を用紙の中央、右下、左下、右上、左上などの所要
の位置に配置したり、或いは、同じ透かし画像を繰り返
し配置するなどの編集を行うことができる。
【0067】このように透かし画像を編集する手段を持
つことにより、力されたデータを回転させたり、出力位
置を変えたり、繰り返し出力して、裏面の出力(透かし
画像)をよりユーザーの注目を集めやすいレイアウトに
することができる。また、拡大、縮小を可能とすること
で、例えば表面のデータよりも遙かに巨大な裏面データ
を用意するといった事態を回避することができ、容量や
印刷速度の点で負荷を軽減することができる。
【0068】次いで、編集終了後、取り込んだ透かし画
像を左右反転(上下同一)の鏡像にするか否かの判別処
理を行う。すなわち、この記録装置では、特定の画像情
報の出力結果が左右反転した鏡像になる(用紙の反対面
から見たとき正像になる)第1出力モードと、特定の画
像情報の出力結果が反転のない正像になる(用紙の印刷
面を見たとき正像になる)第2出力モードとを有し、い
ずれかのモードを透かし印刷指定時に選択できるように
している。
【0069】このように、裏面に印刷する透かし画像デ
ータを、左右逆転(ただし上下方向は表面と同じ)した
鏡像にすることで、表面に裏写りした裏面をあたかも
「透かし」のように用いることができ、例えば、「社外
秘」や「Drafut」といった文書タイプを指定するような
データを裏面に印刷することで、利用者の注意力をより
喚起することができる。
【0070】この場合、裏面へ書き込むデータを鏡像に
するかどうかをユーザーが任意に選択できるようにする
ことで、紙厚の厚い・着色剤/填料が多いといった「透
かし」に向かない用紙を使用する場合に、わざわざ鏡像
を印刷して付加情報を判別し難くしてしまうのを防ぐこ
とができる。
【0071】次に、ホストのプリンタドライバによる透
かし印刷設定処理について図11を参照して説明する。
先ず、透かし印刷設定画面を表示して透かし印刷が設定
されたか否かを判別し、透かし印刷の設定が指定された
ときには、透かし印刷の設定を行った後、透かし画像の
設定画面を表示する。
【0072】そして、プリンタドライバ101及び/又
はホスト100に内蔵(外部から取り込んだデータを含
む)している透かし画像(これを「内蔵パターン」とい
う。)を使用することが指示されたときには、複数の内
蔵パターンの内の使用するパターンを選択する処理を行
い、外部入力が指示されたときには、記録装置本体に外
部デバイスからの取り込みを指定する外部入力指定処理
を行い、記録装置本体の固定パターンを使用することが
指示されたときには、記録装置本体の固定パターンを例
えば番号で指定する固定パターン選択処理を行う。な
お、内蔵パターンを使用するときには、編集処理を行う
ことができるようにする。その後、鏡像化を行うか否か
を選択する鏡像化選択処理を行う。
【0073】このようにプリンタドライバ側で透かし画
像のパターンを持ちユーザーが選択指定できるようにす
ることで、ホスト側と記録装置とが距離的に離れている
ような場合でも、透かし画像の入力が容易になる。ま
た、プリンタドライバ側で透かし画像を鏡像化するか否
かを選択指定できるようにすることで、プリンタドライ
バ側で用紙種別を指定するような場合に透かし印刷に向
かない用紙を指定するときにわざわざ鏡像を印刷して付
加情報を判別し難くしてしまうのを防ぐことができる。
【0074】このプリンタドライバ101は、印刷する
画像情報(入力画像情報となる)を転送するときに、透
かし印刷を指定するデータ、使用する透かし画像のデー
タ又は使用する透かし画像の取り込みに関するデータ
(外部デバイス又は記録装置本体の固定パターンの場
合)などを記録装置本体に転送する。また、プリンタド
ライバ101は、図示しないが、画像処理、インク滴吐
出特性、記録密度などを変更するか否かについても、選
択指定処理を行って、選択された結果を記録装置本体側
に転送する。なお、プリンタドライバは、ホストのコン
ピュータが読み取り可能な記憶媒体に格納しておき、或
いは、インターネットなどのネットワークを通じて、こ
れをインストールして使用することができる。
【0075】次に、記録装置側の透かし印刷処理の一例
について図12乃至図14を参照して説明する。制御部
は、図11に示すように、透かし印刷が選択されている
か否かを判別する処理を行う。ここでは、ホスト100
のプリンタドライバ101から与えられる透かし印刷を
行うことを選択する情報(これを「透かし印刷指定情
報」という。)が入力されているか否かを判別し、ホス
ト100のプリンタドライバ101から透かし印刷指定
情報が入力されていなければ、操作パネル8から透かし
印刷指定情報が入力されているか否かを判別する。すな
わち、ホスト100側の指定を優先しているが、操作パ
ネル8からの指定を優先するようにしてもよい。
【0076】このように、プリンタドライバ或いは装置
本体で透かし印刷をするか否かを選択できるようにする
ことで、透かし印刷に不向きな用紙、例えば専用紙など
の用紙を用いる場合、或いは透かし印刷が必要でない出
力の場合の印刷スループットを向上することができる。
【0077】このとき、透かし印刷指定情報が入力され
ており、透かし印刷が選択されているときには、前述し
たような用紙判別処理を行って、給紙された用紙の種別
を判別し、給紙された用紙が透かし印刷に適合している
か否かを判別する。
【0078】すなわち、コート紙や光沢紙などの専用紙
は品質にもよるが裏面の画像が表面に殆ど透けないの
で、裏写りや裏抜けがないことになり、このような用紙
は透かし印刷には不向きである。したがって、給紙され
た用紙が透かし印刷に適合しているか否かを判別するこ
とによって、透かし印刷に不向きな用紙であることを操
作パネル8の表示部やホスト100側に表示することが
できるようになる。
【0079】そこで、給紙された用紙が透かし印刷に適
合しない用紙であるときには、ホスト100側或いは操
作パネル8に透かし印刷を続行するか否かを確認する表
示をして、これに対する応答を待ち、透かし印刷続行が
指示されたときには透かし印刷処理を続行し、中止が指
示されたときには通常の印刷処理に移行する。このよう
に用紙種別の検出結果に応じて透かし印刷を行うか否か
を選択できるようにすることで、透かし印刷に不向きな
用紙への透かし印刷を防ぐことができる。
【0080】そして、用紙が適合している場合及び用紙
が適合していないが続行が指示された場合には、透かし
画像の取り込み処理を行う。すなわち、図14に示すよ
うに、透かし印刷がホスト100のプリンタドライバ1
01で指定されたときには、ホスト側から透かし画像が
入力されているか否かを判別し、ホスト側から透かし画
像が入力されているときには、その入力された画像を透
かし画像として取り込む。また、画像が入力されていな
いときには、外部デバイスからの取り込みが指定されて
いれば、前述したように、改めて外部デバイスから画像
を取り込む処理を行い、固定パターンの指定があれば、
指定された固定パターンを取り込む。また、透かし印刷
が操作パネル8から指定されているときには、前述した
ように選択済みのパターン(固定パターン或いは外部デ
バイスから入力されたもの)を取り込む。
【0081】次いで、図13に示すように、取り込んだ
透かし画像を左右反転(上下同一)の鏡像にするか否か
の判別処理を行う。すなわち、前述したように、この記
録装置では、特定の画像情報の出力結果が左右反転した
鏡像になる(用紙の反対面から見たとき正像になる)第
1出力モードと、特定の画像情報の出力結果が反転のな
い正像になる(用紙の印刷面を見たとき正像になる)第
2出力モードとを有し、いずれかのモードを透かし印刷
指定時に操作パネル8或いはプリンタドライバ101で
予め選択設定することができるようにしている。
【0082】このとき、鏡像化が選択されている場合に
は、給紙された用紙の種別の検出結果に基づいて用紙が
鏡像に適合しているか否かを判別し、適合していれば透
かし画像を鏡像化する処理行い、適合していなければそ
のまま鏡像化処理は行わない。
【0083】すなわち、鏡像を印刷するのは前述したよ
うに透かし画像を印刷した面と反対の面から見て正像に
なるためであり、専用紙などの透け難い用紙の場合には
鏡像で印刷することが不適切であるので、操作パネル8
やプリンタドライバ101の選択結果にかかわらず用紙
種別の検出結果に応じて、鏡像に不適合な用紙の場合に
は鏡像化を行わないようにしている。また、記録装置本
体に固定の透かし画像を鏡像で格納することもでき、こ
の場合には固定の透かし画像が選択されたときにはこの
鏡像化処理を行わないようにする。
【0084】その後、透かし印刷のパラメータを設定す
る処理に移行し、画像処理を変更するか否かを判別し
て、画像処理変更であれば、カラーバランス、γ補正
値、UCRなどを変更する処理を行い、次いでインク滴
吐出特性(ここではインク滴吐出速度Vj、インク滴吐
出体積Mjを対象としている。)を変更するか否かを判
別し、吐出特性変更であれば、インク滴吐出速度Vj、
インク滴吐出体積Mjを変更し、次いで記録密度変更か
否かを判別し、記録密度変更であれば、記録密度を低く
或いは高く変更するなどの処理を行う。
【0085】すなわち、透かし印刷は、裏面の透かし画
像を表面から透かして見るため、表面の画像に裏面の透
かし画像が重なって見える場合もあり、その際、表と裏
の色が影響しあって色調が変わったり、表面の画像が見
えにくくなることもある。そこで、自動もしくは手動判
別によって、表面と裏面の画像像処理方法を切り替え、
裏面の画像を考慮に入れた色変換、γ補正、UCR等を
行うことによって、色調や濃度の変化を最小限に抑える
ことができ、表面の画像品質が低下することを抑制でき
る。
【0086】また、用紙とインクの組み合わせによって
は、極端に透けにくい/透けやすい場合もあるため、裏
面の画像処理において透過濃度を考慮したγ補正を行う
ことによって、最適な濃度に調整することができる。
【0087】さらに、用紙によっては極端に表と裏でイ
ンクの浸透速度が異なるものがあり、場合によっては浸
透しすぎて表面にまでにじみ出し、画像品質を低下させ
てしまう場合がある。そこで、手動もしくは自動判別に
よってインク滴量Mjなどを切り替えることによって、
最適な透かしを印刷することができる。また、裏面に出
力する透かし画像自体は「透かし」として利用されるの
で、表面の画像程の解像度は要求されないので、表面よ
りも低解像度で出力することによって、印刷のスループ
ットを向上することができる。
【0088】このような透かし印刷のパラメータの設定
は、ホスト100のプリンタドライバ101における透
かし印刷の印刷プロパティで設定できるようにしてい
る。
【0089】その後、用紙3の表面(一面)に入力され
た画像情報(入力画像情報)を印刷し、次いで、前述し
たように両面印刷動作を行うことで、印刷済みの用紙3
を再給紙して、用紙3の裏面(他面)に選択された特定
の画像情報を鏡像で印刷し、排紙する。
【0090】以上の透かし印刷について図15以降をも
参照して具体的に説明する。例えば、図15図(a)に
示すような画像が入力され、同図(b)に示すような透
かし画像(正像のデータで図示している。)が選択され
たとき、用紙3の表面に同図(a)の入力画像情報を印
刷し、用紙3の裏面に同図(b)の透かし画像を鏡像化
した同図(c)に示す透かし画像を印刷することによっ
て、用紙3の表面から見たときに裏面に印刷された透か
し画像が正像で透かして見えることになる。
【0091】このように、用紙の一面には入力画像情報
を出力し、用紙の他面には入力画像情報とは別に設定さ
れた特定の画像情報(透かし画像)を出力することによ
り、印刷結果の付加価値を高めることができる。
【0092】また、このように裏面に透かし画像を印刷
することによって、入力画像情報と社外秘などの特定の
画像情報を重ね合わせて用紙の一面に印刷する場合より
も画像品質が向上する。
【0093】すなわち、入力画像情報と特定の画像情報
とを重畳して印刷した場合には、元々の入力画像情報と
特定の画像情報とが同じ画像処理をされることになり、
視覚的に分離しにくくなり、却って画像品質が低下する
ことになる。また、図16に示すように、同図(a)の
画像が印刷された用紙に同図(b)に示すようにスタン
プなどを使用して特定の画像を記録した場合にも、同図
(c)に示すようにスタンプのインクと入力画像を記録
したインクとが滲み合って画像品質が低下する。
【0094】これに対して、本発明のように、インクジ
ェット記録を行った場合に画像が透けて見えることを利
用し、裏面に特定の画像情報を印刷することで、用紙を
フィルタとしてソフトフォーカスをかけたのと同じ効果
を得ることができるようになり、表面の画像との視覚的
な分離も容易になり、高画質を得ることができる。
【0095】特に、図17に示すように、写真画像を背
景画像として使用する場合でも、写真画像をそのままの
階調で印刷することができ、画像品質が低下することが
ない。これに対して、このような写真画像を文字画像に
重畳して用紙の同じ面に印刷しようとすると、写真画像
の濃度を極端に落とす必要があるが、画像濃度が制限さ
れることで階調数も限られるようになり、自ずと低画質
のものしか得られなくなる。
【0096】次に、透かし画像編集に関して図18乃至
図20を参照して説明する。前述したように入力された
「透かし画像」用データに、更に修正(編集)を施すこ
ともできる。例えば、図18(a)のように、表面の画
像に対して透かし画像の元データが大きすぎる場合は最
適なサイズに縮小をかけることで、同図(b)に示すよ
うな適切なサイズで印刷できる。また、逆に画像サイズ
を拡大することもできる。拡大処理に関しては、小さな
画像すなわち小容量のデータでかまわないため、必要以
上に大きいデータを用意してシステムに負担をかけてし
まうのを防ぐことができる。
【0097】この拡大、縮小処理により発生する画質の
低下に関しては、前述したように用紙1枚を挟んだ状態
になるので、ソフトフォーカスがかかるため、多少の劣
化、例えばジャギーのようなものが発生したとしても、
大きな画質低下の問題とはならない。ベクトルフォント
等を使用したパターンであれば、このジャギーの発生す
ら無くすことが可能である。拡大縮小を行う場合は基本
的に画質は問われないので、出力する画像の解像度を落
としたり、処理の軽い画像処理に切り替えることで、更
にスループットの向上を図ることもできる。
【0098】また、図19に示すように、透かし画像の
レイアウトを自由に調整できるようにすることで、表面
の画像に被らない自然な位置に透かし画像を持ってくる
ことができる。さらに、図20に示すように、透かし画
像を繰り返し配置することで、意図的に目立ち易くする
ことも可能となる。
【0099】次に、透かし印刷における画像処理等につ
いて説明する。「透かし」の使用に際しては、通常の両
面印刷と同様に、用紙とインクのマッチングを考慮する
必要がある。本発明では、裏面画像の用法を変えること
で「裏写り」の影響を逆利用しているが、前述した「裏
写り」と「裏抜け」の問題点を完全に無効化した訳では
ないので、色調が変わってしまったり、裏面のインクが
浸透しすぎて表面の画像が判別しにくくなるといったこ
とが生じ得る。ただし、本発明では、裏面の画像はあく
まで「透かし」としてしか使用しないため、裏面側から
見た画像品質は考慮する必要はなく、両面印刷時ではで
きなかったような調整が可能となる。
【0100】例えば、「透かし画像」の濃度が濃すぎる
場合、すなわち「裏写り」や「裏抜け」が酷くなる場合
には、裏面の画像濃度を低くし、逆に「透かし画像」が
薄くて判別できない場合は、裏面の画像濃度を高くする
ことで対処することができる。この画像濃度の調整は、
画像処理ではγ補正・UCRによる濃度並びに総インク
量の調整、裏面専用のカラーマネジメントによる色調整
が行え、駆動系では噴射するインク滴量、噴射する密度
(解像度)の調整で行うことができる。
【0101】また、浸透特性の異なったインクを複数搭
載して印刷を行うインクジェット記録装置においては、
浸透しやすいインクと浸透しにくいインクを使い分ける
ことでも「透かし」の調整が可能である。例えば、表面
と裏面で使用するインクの種類を異ならせる事によっ
て、例えば、浸透性の高いインクを使用することにより
「透かし」を強調することができ、また、裏面の画質に
ついては特に高画質である必要も無いので、特殊なイン
ク、例えば磁性インク等を使用して更に情報的に付加価
値を増すこともできる。
【0102】この場合には、透かし画像を印刷するとき
に使用するインクを入力画像を印刷するときに使用する
インクと異ならせるか否かを、記録装置本体の操作パネ
ル8及び/又はホスト側のプリンタドライバ101で選
択できるようにすることで、ユーザーの要望に応じた印
刷を行うことができる。また、前述したような用紙種別
の検出手段を備えて、用紙種別の検出結果に応じて、透
かし印刷で使用するインクを自動的に設定できるように
することもできる。
【0103】次に、本発明の他の実施形態について図2
1以降をも参照して説明する。先ず、上述した透かし画
像の印刷パラメータの調整方法はいずれも密接に関係し
ており、それぞれ単独に行うわけにはいかず、これらの
調整手段を用いて最適化を行うには、用紙の特性を正し
く把握する必要がある。特に、「インクジェット用」と
銘打たれた用紙では、表と裏で極端に特性の異なるもの
が存在する。また、オフィス等ではコスト削減のため、
メーカー指定の用紙よりも廉価なサードパーティー製の
用紙が使われる傾向にあり、当然の結果として、同じ
「コート紙」というカテゴリーであっても、Aというメ
ーカーとBというメーカーでは特性値が異なっているた
め、必ずしも最適な画像が得られないこともある。
【0104】そこで、基本的には、プリンタドライバ上
でユーザーが用紙種を選択することで用紙の特性値を決
定することで構成の簡略化になるが、全紙種をプリンタ
ドライバー登録し、選択を行うことは不可能では無いま
でも非効率的である。
【0105】そこで、この実施形態では、図21に示す
ように、給紙された用紙の特性値を測定する特性値測定
手段110を搭載して、給紙された用紙の特性値そのも
のを測定することができるようにしている。また、図2
2に示すように、記録装置本体111に用紙を選択する
用紙種セレクタ112を設けて、ユーザーが使用する用
紙を指定できるようにしている。
【0106】さらに、用紙として特性値情報を付加した
用紙を使用できるようにしている。すなわち、図23に
示すように用紙の非印字領域に用紙の特性値を表す文字
情報の特性値情報113を付加したり、図24に示すよ
うに特性値を表すバーコードの特性値情報114を付加
したり、図25に示すように磁性、導電性、透明インク
等の特殊インクを用いた特性値を表す文字情報の特性値
情報115を付加した用紙を用いることができる。そし
て、記録装置本体には、この用紙に付加された特性値情
報を直接読み取るCCDセンサ、バーコードリーダー、
磁気センサなどの特性値読取り手段を備える。
【0107】このように用紙の特性値を検出する手段を
備える場合の処理の一例について図26を参照して説明
する。ここでは、給紙された用紙がメーカー推奨紙か否
かを判別し、メーカー推奨紙であれば、プリンタドライ
バで用紙種を指定することで、透かし印刷のパラメータ
を設定し、透かし画像の印刷を行う。これにより、処理
の簡略化を図れスループットを向上できる。
【0108】これに対し、メーカー推奨紙でなければ、
特性値読取手段を有しているか否かを判別し、特性値読
取手段を有していれば、給紙された用紙に特性値情報が
付加(記入)されているか否かを判別する。このとき、
用紙に特性値情報が付加(記入)されていれば、検出結
果(読み取り結果)に適合する透かしパラメータを選択
した後、透かし印刷のパラメータを設定し、透かし画像
の印刷を行う。これによって、用紙に適した透かし印刷
のパラメータを設定することができ、画像品質が向上す
る。
【0109】また、特性値読取り手段を有しているが、
用紙に特性値情報が記入されていない場合、及び、特性
値読取手段を有していないときには、特性値測定手段1
10を有しているか否かを判別する。このとき、特性値
測定手段110を有していれば、検出結果(測定結果)
に適合する透かしパラメータを選択した後、透かし印刷
のパラメータを設定し、透かし画像の印刷を行う。これ
によって、用紙に適した透かし印刷のパラメータを設定
することができ、画像品質が向上する。
【0110】さらに、特性値測定手段110も有してい
なければ、用紙セレクタ112を有しているか否かを判
別し、用紙セレクタ112を有していれば、検出結果
(セレクト結果)に適合する透かしパラメータを選択し
た後、透かし印刷のパラメータを設定し、透かし画像の
印刷を行う。これによって、指定された種類の用紙に適
した透かし印刷のパラメータを設定することができ、画
像品質が向上する。
【0111】このように、用紙の物性値の検出結果に応
じて透かし印刷の印刷パラメータ(画像処理、滴吐出特
性、使用するインクなど)を設定することによって、よ
り良好な画像を印刷ことができ、また、用紙の物性値の
検出結果を用紙の種別の検出結果(セレクタによる選択
結果を含む)よりも優先することで、より用紙に適した
透かし画像の印刷を行うことができる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るイン
クジェット記録装置によれば、両面印刷可能で、用紙の
一面には入力画像情報を出力し、用紙の他面には入力画
像情報とは別に設定された特定の画像情報(透かし画
像)を出力する構成としたので、用紙の裏面に関連情報
や特記事項などを印刷することができるようになり、印
刷物に対する付加価値を高めることができる。
【0113】ここで、特定の画像情報の出力結果は左右
反転した鏡像とすることにより、特定の画像情報を用紙
表面から正像として視認することができ、特定の画像情
報を容易に把握することができる。また、特定の画像情
報の出力結果が左右反転した鏡像になる第1出力モード
と、特定の画像情報の出力結果が反転のない正像になる
第2出力モードとを有する構成とすることで、透かしに
向かない用紙に鏡像を印刷して付加情報を判別し難くす
ることを防ぐことができるようになる。
【0114】この場合、第1出力モード及び第2出力モ
ードのいずれかを選択する手段を備えていることによ
り、ユーザー自身で用紙に鏡像を印刷するか否かを選択
することができるようになる。また、外部からの指定情
報に応じて第1出力モード及び第2出力モードのいずれ
かを選択することにより、ユーザーへの負担を低減する
ことができる。さらに、用紙の種別又は用紙の特性値を
検出して、この検出結果に基づいて第1出力モード及び
第2出力モードのいずれかを選択するようにすること
で、ユーザーへの負担がさらに低減する。
【0115】また、特定の画像情報を予め格納した手段
を有することで、定型画像の作成、入力の手間が省け、
印刷スループットが向上し、画像品質が向上し、ネット
ワーク下において使用する定型画像の統一を図れる。さ
らに、特定の画像情報をホスト側から入力することで、
定型画像の作成、入力の手間が省け、印刷スループット
が向上し、画像品質が向上する。さらにまた、画像機器
を接続するインターフェースを備えていることにより、
多種多様な画像を特定の画像情報として用いることがで
きるようになる。
【0116】さらに、特定の画像情報を編集する手段を
備えることにより、特定の画像情報をよりユーザーの注
目を集めやすいレイアウト、サイズ等にすることがで
き、またメモリ容量や印刷速度に対する負荷を軽減する
ことができる。
【0117】また、用紙の他面に特定の画像情報を出力
するときのインクを用紙の一面に入力画像情報を出力す
るときのインクと異ならせることにより、透かしを強調
したり弱めたりすることができ、付加価値を高めること
ができる。この場合、用紙の他面に特定の画像情報を出
力するときのインクを用紙の一面に入力画像情報を出力
するときのインクと異ならせるか否かを選択可能とする
ことで、ユーザーが任意に特定の画像情報の出力結果を
調整することができるようになる。また、用紙の種別の
検出結果又は用紙の特性値の検出結果に応じて用紙の他
面に特定の画像情報を出力するときのインクを設定する
手段を備えることにより、良好な出力を得ることがで
き、ユーザーの負担も軽減する。
【0118】さらにまた、用紙の他面に特定の画像情報
を出力するときの画像処理のパラメータを用紙の一面に
入力画像情報を出力するときの画像処理のパラメータと
異ならせることで、良好な画像品質を得ることができ
る。この場合、用紙の他面に特性値の画像情報を出力す
るときの画像処理のパラメータを用紙の一面に入力画像
情報を出力するときの画像処理のパラメータと異ならせ
るか否かを選択可能とすることで、ユーザーが任意に画
像品質を調整できる。また、用紙の種別の検出結果又は
用紙の特性値の検出結果に応じて用紙の他面に特定の画
像情報を出力するときの画像処理のパラメータを設定す
る手段を備えることで、良好な画像品質を得ることがで
き、ユーザーの負担も軽減する。
【0119】また、用紙の他面に特定の画像情報を出力
するときのインク滴吐出特性を用紙の一面に入力画像情
報を出力するときのインク滴吐出特性と異ならせること
で、良好な画像品質を得ることができる。この場合、用
紙の他面に特定の画像情報を出力するときのインク滴吐
出特性のパラメータを用紙の一面に入力画像情報を出力
するときのインク滴吐出特性のパラメータと異ならせる
か否かを選択可能とすることがで、ユーザーが任意に画
像品質を調整できる。また、用紙の種別の検出結果又は
用紙の特性値の検出結果に応じて用紙の他面に特定の画
像情報を出力するときのインク滴吐出特性のパラメータ
を設定する手段を備えることで、良好な画像品質を得る
ことができ、ユーザーの負担も軽減する。
【0120】さらに、用紙の他面に特定の画像情報を出
力するときの記録密度を用紙の一面に入力画像情報を出
力するときの画像密度と異ならせることで、印刷のスル
ープットを向上することができる。この場合、用紙の他
面に特定の画像情報を出力するときの記録密度を用紙の
一面に入力画像情報を出力するときの記録密度と異なら
せるか否かを選択可能とすることで、画像品質と印刷ス
ループットのいずれを優先させるかを選択できるように
なる。また、用紙の種別の検出結果又は用紙の特性値の
検出結果に応じて用紙の他面に特定の画像情報を出力す
るときの記録密度を設定する手段を備えることで、印刷
のスループットを向上することができ、ユーザーの負担
も軽減する。
【0121】本発明に係るインクジェット記録装置にお
いて、用紙に記録されている物性値を読取る手段、用紙
の物性値を測定する手段或いは用紙の種別を入力する手
段を備えることにより、を備えることによって、用紙の
特性に応じた適切なパラメータで印刷を行うことができ
る。
【0122】さらに、用紙の他面に特定の画像情報を出
力するか否かを選択可能とすることで、透かし印刷に不
向きな用紙や透かし印刷が不要な出力のスループットを
向上させることができるようになる。
【0123】本発明に係る記憶媒体によれば、両面印刷
可能なインクジェット記録装置を駆動制御するためのプ
リンタドライバを記憶したコンピュータが読み取り可能
な記憶媒体であって、用紙の他面に、用紙の一面に記録
する画像情報とは別の特定の画像情報を設定する手段を
有するプリンタドライバを記憶したので、付加価値を高
めた印刷物を出力させることができるとともに、ユーザ
ーの負担も軽減する。
【0124】本発明に係るデータ処理装置によれば、イ
ンクジェット記録装置にデータを転送可能なデータ処理
装置であって、用紙の他面に、用紙の一面に記録する画
像情報とは別の特定の画像情報を設定する手段を備えた
ので、付加価値を高めた印刷物を出力させることができ
るとともに、ユーザーの負担も軽減する。
【0125】本発明に係る用紙によれば、画像記録装置
で使用可能な用紙において、この用紙には用紙の特性値
に関する情報が記録されているので、用紙の特性に応じ
た適切な印刷パラメータを設定して出力することができ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の斜視説
明図
【図2】同記録装置の機構部の側面説明図
【図3】同記録装置における濃度センサを説明する説明
【図4】同濃度センサの作用説明に供する説明図
【図5】同記録装置の制御部の概要を示すブロック図
【図6】同制御部の外部機器接続部の説明に供する説明
【図7】同記録装置の両面印刷動作の説明に供するフロ
ー図
【図8】用紙判別処理の説明に供するフロー図
【図9】同用紙判別処理の説明に供する濃度分布の説明
【図10】同記録装置における透かし印刷指定処理の説
明に供するフロー図
【図11】プリンタドライバによる透かし印刷設定処理
の説明に供するフロー図
【図12】同記録装置における透かし印刷処理の説明に
供するフロー図
【図13】同記録装置における透かし印刷処理の説明に
供するフロー図
【図14】同印刷処理の画像取込み処理の説明に供する
フロー図
【図15】透かし印刷の具体例を説明する説明図
【図16】本発明の作用効果に説明に供する従前の例を
説明する説明図
【図17】透かし印刷の他の具体例を説明する説明図
【図18】透かし印刷における編集処理の具体例の説明
に供する説明図
【図19】透かし印刷における編集処理の他の具体例の
説明に供する説明図
【図20】透かし印刷における編集処理の更に他の具体
例の説明に供する説明図
【図21】本発明の他の実施形態の説明に供する記録装
置機構部の要部説明図
【図22】同じく操作部の用紙セレクタの説明に供する
説明図
【図23】本発明に係る用紙の一例の説明に供する説明
【図24】本発明に係る用紙の他の例の説明に供する説
明図
【図25】本発明に係る用紙の更に他の例の説明に供す
る説明図
【図26】同実施形態の透かし印刷処理の一例を説明す
るフロー図
【図27】両面印刷の説明に用いる表面画像、裏面画像
の例を示す説明図
【図28】図27の各画像を両面に印刷したときの裏写
りの状態を説明する説明図
【図29】図27の各画像を両面に印刷したときの裏抜
けの状態を説明する説明図
【図30】電子写真プロセスの画像形成の説明に供する
説明図
【図31】インクジェット記録の画像形成の説明に供す
る説明図
【符号の説明】
1…装置本体、2…印写機構部、3…用紙、4…給紙カ
セット、6…排紙トレイ、8…操作パネル、13…キャ
リッジ、14…記録ヘッド、21…搬送ローラ、23…
搬送ベルト、42…排紙ローラ、46…第1分岐爪、4
7…スイッチバックローラ、49…第2分岐爪、60…
用紙種別センサ、61、62…濃度センサ、87…外部
機器接続部、101…プリンタドライバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA04 EA09 EB13 EB45 EB59 EC79 EC80 ED09 2C061 AP03 AP04 AQ05 AR01 AR03 HH03 HJ06 HK07 HK11 HN02 HN15 2C062 AA24 RA06 2C087 AA03 AA15 AB05 AC07 BD46 CA02 CB03 CB12 CB13 DA02 2C187 AC08 AD03 AF01 DC01

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面印刷可能なインクジェット記録装置
    において、用紙の一面には入力画像情報を出力し、用紙
    の他面には前記入力画像情報とは別に設定された特定の
    画像情報を出力することを特徴とするインクジェット記
    録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインクジェット記録装
    置において、前記特定の画像情報の出力結果は左右反転
    した鏡像であることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のインクジェット記録装
    置において、前記特定の画像情報の出力結果が左右反転
    した鏡像になる第1出力モードと、前記特定の画像情報
    の出力結果が反転のない正像になる第2出力モードとを
    有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のインクジェット記録装
    置において、前記第1出力モード及び第2出力モードの
    いずれかを選択する手段を備えていることを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のインクジェット記録装
    置において、外部からの指定情報に応じて前記第1出力
    モード及び第2出力モードのいずれかを選択することを
    特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載にインクジェット記録装
    置において、用紙の種別又は用紙の特性値を検出して、
    この検出結果に基づいて前記第1出力モード及び第2出
    力モードのいずれかを選択することを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置において、前記特定の画像情報を予
    め格納した手段を有することを特徴とするインクジェッ
    ト記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置において、前記特定の画像情報をホ
    スト側から入力することを特徴とするインクジェット記
    録装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置において、画像機器を接続するイン
    ターフェースを備えていることを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかに記載のイ
    ンクジェット記録装置において、前記特定の画像情報を
    編集する手段を備えていることを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれかに記載の
    インクジェット記録装置において、用紙の他面に特定の
    画像情報を出力するときのインクを用紙の一面に入力画
    像情報を出力するときのインクと異ならせることを特徴
    とするインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 請求項12に記載のインクジェット記
    録装置において、用紙の他面に特定の画像情報を出力す
    るときのインクを用紙の一面に入力画像情報を出力する
    ときのインクと異ならせるか否かを選択可能なことを特
    徴とするインクジェット記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項11又は12に記載のインクジ
    ェット記録装置において、用紙の種別の検出結果又は用
    紙の特性値の検出結果に応じて用紙の他面に特定の画像
    情報を出力するときのインクを設定する手段を備えてい
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13のいずれかに記載の
    インクジェット記録装置において、用紙の一面に入力画
    像情報を出力するときの画像処理のパラメータと用紙の
    他面に特定の画像情報を出力するときの画像処理のパラ
    メータとが異なることを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のインクジェット記
    録装置において、用紙の他面に特定の画像情報を出力す
    るときの画像処理のパラメータを用紙の一面に入力画像
    情報を出力するときの画像処理のパラメータと異ならせ
    るか否かを選択可能なことを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  16. 【請求項16】 請求項14又は15に記載のインクジ
    ェット記録装置において、用紙の種別の検出結果又は用
    紙の特性値の検出結果に応じて用紙の他面に特定の画像
    情報を出力するときの画像処理のパラメータを設定する
    手段を備えていることを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至16のいずれかに記載の
    インクジェット記録装置において、用紙の他面に特定の
    画像情報を出力するときのインク滴吐出特性を用紙の一
    面に入力画像情報を出力するときのインク滴吐出特性と
    異ならせることを特徴とするインクジェット記録装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のインクジェット記
    録装置において、用紙の他面に特定の画像情報を出力す
    るときのインク滴吐出特性のパラメータを用紙の一面に
    入力画像情報を出力するときのインク滴吐出特性のパラ
    メータと異ならせるか否かを選択可能なことを特徴とす
    るインクジェット記録装置。
  19. 【請求項19】 請求項17又は18に記載のインクジ
    ェット記録装置において、用紙の種別の検出結果又は用
    紙の特性値の検出結果に応じて用紙の他面に特定の画像
    情報を出力するときのインク滴吐出特性のパラメータを
    設定する手段を備えていることを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至19のいずれかに記載の
    インクジェット記録装置において、用紙の他面に特定の
    画像情報を出力するときの記録密度を用紙の一面に入力
    画像情報を出力するときの画像密度と異ならせることを
    特徴とするインクジェット記録装置。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載のインクジェット記
    録装置において、用紙の他面に特定の画像情報を出力す
    るときの記録密度を用紙の一面に入力画像情報を出力す
    るときの記録密度と異ならせるか否かを選択可能なこと
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  22. 【請求項22】 請求項20又は21に記載のインクジ
    ェット記録装置において、用紙の種別の検出結果又は用
    紙の特性値の検出結果に応じて用紙の他面に特定の画像
    情報を出力するときの記録密度を設定する手段を備えて
    いることを特徴とするインクジェット記録装置。
  23. 【請求項23】 請求項6、13、16、19、22の
    いずれかに記載のインクジェット記録装置において、前
    記用紙に記録されている用紙の特性値を読取る手段を備
    えていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  24. 【請求項24】 請求項6、13、16、19、22の
    いずれかに記載のインクジェット記録装置において、前
    記用紙の物性値を測定する手段を備えていることを特徴
    とするインクジェット記録装置。
  25. 【請求項25】 請求項6、13、16、19、22の
    いずれかに記載のインクジェット記録装置において、前
    記用紙の種別を入力する手段を備えていることを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  26. 【請求項26】 請求項1乃至25のいずれかに記載の
    インクジェット記録装置において、用紙の他面に特定の
    画像情報を出力するか否かを選択可能なことを特徴とす
    るインクジェット記録装置。
  27. 【請求項27】 両面印刷可能なインクジェット記録装
    置を駆動制御するためのプリンタドライバを記憶したコ
    ンピュータが読み取り可能な記憶媒体であって、用紙の
    他面に、用紙の一面に記録する画像情報とは別の特定の
    画像情報を設定する手段を有するプリンタドライバを記
    憶したことを特徴とする記憶媒体。
  28. 【請求項28】 インクジェット記録装置にデータを出
    力可能なデータ処理装置において、用紙の他面に、用紙
    の一面に記録させる画像情報とは別の特定の画像情報を
    設定する手段を有することを特徴とするデータ処理装
    置。
  29. 【請求項29】 画像記録装置で使用可能な用紙におい
    て、用紙の特性値に関する情報が記録されていることを
    特徴とする用紙。
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