JP4770085B2 - プリンタ、印刷制御方法および情報記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、印刷制御方法および情報記録媒体に関する。特に、印刷用紙に印刷したインクのにじみ補正値に基づいて、印刷ヘッドへ出力する印字データの処理単位及び、バーコードの基準となる黒バーを印字するためのバー幅印字ドット数を決定し、前記印刷ヘッドの解像度、前記バー幅印字ドット数および前記処理単位に基づいて、前記印刷ヘッドの前記連続駆動回数を決定することを特徴とするプリンタ、印刷制御方法および情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェットプリンタ等のシリアルプリンタにおいて、バーコード等の印刷を実行する場合、バーコード読み取り機の読み取り特性、印刷用紙のインクのにじみ特性等に合わせて、バーコードのバー幅の増減を行うにじみ補正処理が必要であった。即ち、印刷ヘッドのヘッド解像度が360dpi(dot par inch)であるプリンタを利用したバーコード印刷において、標準のバー幅として「黒バー」を4ドット分印字するとき、標準の印刷用紙に印刷した場合、インクのにじみ易い印刷用紙に印刷した場合、または、インクのにじみ難い印刷用紙に印刷した場合において、印刷された4ドット分のバー幅は異なる。従って、インクのにじみ易い印刷用紙、または、インクのにじみ難い印刷用紙に印刷されたバー幅を、標準の印刷用紙のバー幅となるように補正して印刷する必要があった。
【0003】
図9は、印刷用紙に印字したインクのにじみ補正処理を示す図である。図9(a)は、印刷用紙別の印刷結果を示す図であり、図9(b)は、にじみ補正した印刷結果を示す図である。ここで、プリンタの印刷ヘッドのヘッド解像度が360dpiであるとき、バーコードにおける「黒バー」の標準のバー幅を4ドット分であると設定して、印刷用紙に印字したバーコードの「黒バー」からインクのにじみの度合いを補正する。
【0004】
図9(a)に示すように、インクのにじみの度合いが標準の「標準にじみ用紙」、インクのにじみの度合いが小さい「にじみ難い用紙」、および、インクのにじみの度合いが大きい「にじみ易い用紙」に分ける。それぞれの印刷用紙を使用した場合の4ドット分の印刷結果幅は、L1、L2、および、L3となる。バーコード印字においては、バー幅を標準値となるようにしなければならないことから、「にじみ難い用紙」のL2を「標準にじみ用紙」のL1に補正するように印刷する必要がある。また、「にじみ易い用紙」のL3を「標準にじみ用紙」のL1に補正するように印刷する必要がある。従って、図9(b)に示すように、にじみ補正は、「にじみ難い用紙」の場合は、標準の印字よりも1ドット増やすこと(以下、「+1補正」という)によって、即ち、5ドットを印刷することによって、印刷結果幅L2’を「標準にじみ用紙」のL1にする。また、「にじみ易い用紙」の場合は、標準の印字よりも1ドット減らすこと(以下、「−1補正」という)によって、即ち、3ドットを印刷することによって、印刷結果幅L3’を「標準にじみ用紙」のL1にする。また、以下、標準の印字を「0補正」という。また、「0補正」、「+1補正」、または、「−1補正」は、予め、プリンタにより印刷されたバーコードの印刷結果に基づいて、バーコード検証器またはホスト・コンピュータによって検証され、決定される。
【0005】
上述したにじみ補正処理を実行するために、バーコードの印刷においては、印字解像度を印刷ヘッドのヘッド解像度に合わせたビットイメージ情報を生成して、印刷処理を実行していた。例えば、90dpiのバーコード情報を印刷ヘッドのヘッド解像度である360dpiに合わせて、印字解像度が360dpiであるビットイメージ情報を生成し、印刷処理を実行していた。即ち、90dpiの「黒バー」を印刷において、90dpiの1ビットの印字データを印刷ヘッドの移動方向へ360dpiの4ビットの印字データに拡張し、印刷ヘッドの移動方向と垂直な方向へ360dpiの4ビットの印字データに拡張することによって、90dpiの1ビットの印字データを360dpiの16ビットの印字データに拡張していた。従って、標準の印刷用紙の場合は、90dpiの1ビットの「黒バー」を360dpiの印刷ヘッドの移動方向の4ビットの「黒バー」としてビットイメージ情報の生成し、インクのにじみ易い印刷用紙の場合は、90dpiの1ビットの「黒バー」を360dpiの印刷ヘッドの移動方向の3ビットの「黒バー」としてビットイメージ情報の生成し、または、インクのにじみ難い印刷用紙の場合は、90dpiの1ビットの「黒バー」を360dpiの印刷ヘッドの移動方向の5ビットの「黒バー」としてビットイメージ情報の生成した。
【0006】
図10は、にじみ補正処理した従来の印刷制御を示す図である。
【0007】
図10に示すように、1ビット分の印字データを印刷ヘッドの移動方向へ4ビットの印字データに拡張し、印刷ヘッドの移動方向と垂直な方向への4ビットの印字データに拡張することによって、90dpiの1ビットの印字データを360dpiの16ビットの印字データに拡張していた。即ち、90dpiのヘッド解像度である印刷ヘッドの1ノズルあたりのドット1個分を、360dpiのヘッド解像度である印刷ヘッドの1ノズルあたりのドット16個分により印刷していた。従って、ホスト・コンピュータから受信した印刷文書情報である印字データは90dpiであるが、プリンタにおいては、360dpiの印字データとして印刷制御を実行していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、受信した90dpiのバーコード情報を360dpiの情報に拡張する場合、多くのメモリを、即ち、16倍のメモリを使用しなければならない。従って、ホスト・コンピュータからプリンタへ送信されるバーコード情報は、低解像度による縮小化されたデータ量の情報であるにもかかわらず、プリンタのメモリに記憶されるデータ量は、高解像度による拡張化されることから、データ量の削減、印刷制御処理の簡素化および印字速度の高速化を図ることができないという問題点があった。
【0009】
従って、本発明は、以上のような問題点を解決するためになされたもので、印刷用紙に印刷したインクのにじみ補正値に基づいて、印刷ヘッドへ出力する印字データの処理単位及び、バーコードの基準となる黒バーを印字するためのバー幅印字ドット数を決定し、前記印刷ヘッドの解像度、前記バー幅印字ドット数および前記処理単位に基づいて、前記印刷ヘッドの前記連続駆動回数を決定するプリンタ、印刷制御方法および情報記録媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上述した従来の問題点を解決すべく研究を重ねた。その結果、バーコード情報の印字データの処理単位に基づいて、印刷ヘッドの連続駆動回数を決定し、印刷ヘッドに出力される印字データの印字データ更新周期の間に、印刷ヘッドを決定した連続駆動回数分駆動させることにより、プリンタの内部における印字データのデータ量を拡張することなく、バーコード印字におけるインクのにじみ補正処理を実行できることが判明した。
【0011】
また、印刷ヘッドを駆動するモータのモータ駆動周期は、印字解像度に依らず一定にすることができるため、印字速度の高速化を図ることができることが判明した。
【0012】
上記研究結果に基づき、以下の発明を提供する。
【0014】
本発明の、プリンタの第1の態様は、ホスト・コンピュータから情報を受信する受信部と、前記受信部によって受信した前記情報を取り出して、解析し、印字バッファに格納するデータ解析部と、前記データ解析部によって格納されたビットイメージ情報に基づいて印刷ヘッドへ出力される印字データを取り出して、印刷用紙に印刷したインクのにじみ補正値に基づいて該印字データの処理単位を決定し、決定された前記処理単位に基づいて、前記印字データを前記印字バッファから1ヘッド単位バッファに格納するように更新する印字データ更新部と、前記印刷ヘッドを利用した前記印字用紙への印刷を制御する印刷制御回路部と、を備え、前記データ解析部は、前記受信部によって受信した情報が、前記インクのにじみ補正値である場合、バーコードの基準となる黒バーを印字するためのバー幅印字ドット数を決定し、前記情報がバーコード情報である場合は、当該バーコード情報に基づいて、印字解像度を決定し、前記ビットイメージ情報を生成し、前記印刷制御回路部は、前記印刷ヘッドの解像度、前記バー幅印字ドット数および前記処理単位に基づいて、前記印刷ヘッドの連続駆動回数を決定することを特徴とするプリンタである。
【0019】
本発明の、プリンタの第3の態様は、上述の印刷制御回路部が、印刷ヘッドを駆動するためモータの駆動を、予め設定しているモータ駆動周期に基づいて制御するモータ制御部と、印刷ヘッドの連続駆動回数に基づいて、印刷ヘッドを駆動させるための駆動波形を生成する駆動波形生成部と、駆動波形生成部によって生成された駆動波形に基づいて、印刷ヘッドの駆動を制御する印刷ヘッド制御部とを備えたプリンタである。
【0022】
本発明の、印刷制御方法の第1の態様は、(a)ホスト・コンピュータから情報を受信する受信工程と、(b)前記受信部によって受信した前記情報を取り出して、解析し、印字バッファに格納するデータ解析工程と、(c)前記データ解析部によって格納されたビットイメージ情報に基づいて印刷ヘッドへ出力される印字データを取り出して、印刷用紙に印刷したインクのにじみ補正値に基づいて該印字データの処理単位を決定し、決定された前記処理単位に基づいて、前記印字データを前記印字バッファから1ヘッド単位バッファに格納するように更新する印字データ更新工程と、(d)前記印刷ヘッドを利用した前記印字用紙への印刷を制御する印刷制御工程と、を備え、
前記データ解析工程は、前記受信部によって受信した情報が、前記インクのにじみ補正値である場合、バーコードの基準となる黒バーを印字するためのバー幅印字ドット数を決定し、前記情報がバーコード情報である場合は、当該バーコード情報に基づいて、印字解像度を決定し、前記ビットイメージ情報を生成し、前記印刷制御回路部は、前記印刷ヘッドの解像度、前記バー幅印字ドット数および前記処理単位に基づいて、前記印刷ヘッドの前記連続駆動回数を決定することを特徴とする印刷制御方法である。
【0027】
本発明の、印刷制御方法の第3の態様は、上述の印刷制御工程が、(a)印刷ヘッドを駆動するためモータの駆動を、予め設定しているモータ駆動周期に基づいて制御するモータ制御工程と、(b)印刷ヘッドの連続駆動回数に基づいて、印刷ヘッドを駆動させるための駆動波形を生成する駆動波形生成工程と、(c)駆動波形生成工程によって生成された駆動波形に基づいて、印刷ヘッドの駆動を制御する印刷ヘッド制御工程とを備えた印刷制御方法である。
【0029】
本発明の、情報記録媒体の第1の態様は、上述の印刷制御方法のプログラムを記録した情報記録媒体である。
【0030】
本発明の、情報記録媒体の第2の態様は、コンパクト・ディスク、フロッピー(登録商標)・ディスク、ハード・ディスク、光磁気ディスク、ディジタル・バーサタイル・ディスク、磁気テープ、もしくは、メモリ・カードであることを特徴とするプログラムを記録した情報記録媒体である。
【0031】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施態様は説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。従って、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものによって置換した実施態様を採用することが可能であるが、これらの実施態様も本発明の範囲に含まれる。
【0032】
本発明のプリンタのは、印刷用紙に印刷したインクのにじみ補正値に基づいて、印刷ヘッドへ出力する印字データの処理単位を決定し、印刷ヘッドへ出力した印字データを更新するまで間に、印字データの処理単位、ヘッド解像度および印字解像度に基づいて決定した印刷ヘッドの連続駆動回数分、印刷ヘッドを連続して駆動することによって、バーコードの黒バーの印字結果が適切なバー幅となるように印刷制御することを特徴とする。
【0033】
図1は、バーコード印字におけるインクのにじみ補正に基づいた印字データの処理単位を説明する図である。図1(a)は、にじみ補正が「0補正」の場合を示す図であり、図1(b)は、にじみ補正が「−1補正」の場合を示す図であり、図1(c)は、にじみ補正が「+1補正」の場合を示す図である。ここで、バーコード印字の制約条件より、印刷ヘッドのヘッド解像度が360dpiであるプリンタにおいて、バー幅は最低4ドット必要であることから、印字解像度として90dpiの「黒」または「白」となるビットイメージ情報を考える。
【0034】
図1(a)に示すように、バーコード印字におけるインクのにじみ補正が「0補正」である場合、即ち、バー幅印字ドット数が4ドットである場合、印字データの処理単位を90dpiとする。即ち、ビットイメージ情報の1個のデータを処理単位として、印刷ヘッドへ出力することによって、印刷を実行する。印刷ヘッドのヘッド解像度が720dpiであるとき、ビットイメージ情報の1個の「黒」を、90dpiの印字データを更新する間に印刷ヘッドを8回連続駆動することにより、印字データを印刷する。
【0035】
また、図1(b)に示すように、バーコード印字におけるインクのにじみ補正が「−1補正」である場合、即ち、バー幅印字ドット数が3ドットである場合、印字データの処理単位を90dpiとする。即ち、ビットイメージ情報の1個のデータを処理単位として、印刷ヘッドへ出力することによって、印刷を実行する。印刷ヘッドのヘッド解像度が720dpiであるとき、ビットイメージ情報の1個の「黒」を、90dpiの印字データを更新する間に印刷ヘッドを6回連続駆動することにより、印字データを印刷する。
【0036】
また、図1(c)に示すように、バーコード印字におけるインクのにじみ補正が「+1補正」である場合、即ち、バー幅印字ドット数が5ドットである場合、ビットイメージ情報の連続する2個のデータを取り出し、「黒白」となる場合は、印字データの処理単位を45dpiとし、「黒白」以外のときは、印字データの処理単位を90dpiとする。即ち、「黒白」となる場合は、ビットイメージ情報の連続する2個のデータを1個の印字データとして処理し、「黒白」以外のときは、ビットイメージ情報の1個のデータを処理単位として、印刷ヘッドへ出力することによって、印刷を実行する。印刷ヘッドのヘッド解像度が720dpiであるとき、「黒白」となる場合は、45dpiの印字データを更新する間に印刷ヘッドを10回連続駆動することにより、印字データを印刷する。また、「黒白」以外のときは、ビットイメージ情報の1個の「黒」を、90dpiの印字データを更新する間に印刷ヘッドを8回連続駆動することにより、印字データを印刷する。
【0037】
図2は、プリンタの概略構成を示す図である。
【0038】
プリンタ200は、ホスト・コンピュータ220から通信インタフェース206を介して、バーコード情報等の印刷文書情報および各種のコマンド情報を受信する。また、プリンタ200は、CPU(中央処理装置)201、ROM202、RAM203、印刷機構204および各種センサ類205等を備えている。
【0039】
CPU201は、プリンタ200の各種機能を実現するためのソフトウェア(ファームウェアを含む)およびデータを記憶しているROM202から、必要な情報を読み出し、実行することにより、各種機能を実現する。また、RAM203は、プリンタ200の各種機能を実現するために必要なデータの記憶装置として機能する。更に、CPU201には、エラーセンサ、カバーオープンセンサ、ニアエンドセンサ等の各種センサ類205が接続されており、各種センサ類205から検出した結果を、CPU201は入力する。
【0040】
また、印字用紙の搬送、印刷、切断等の物理的動作を伴う印刷機構204は、印刷ヘッド211、モータ212およびこれらを駆動する印刷制御回路部210を備えている。
【0041】
また、バーコード印字においては、インクのにじみ補正処理が必要である。そのため、予めプリンタ200を使用して印刷用紙に印刷したバーコードのインクのにじみを、バーコード検証器221を使用して読み取り、インクのにじみの度合いを示すにじみ補正値を決定し、決定したにじみ補正値をホスト・コンピュータ220に送信する。また、バーコード検証器221を使用して読み取ったにじみ情報をホスト・コンピュータ220に送信し、ホスト・コンピュータ220においてにじみ補正値を決定しても良い。ホスト・コンピュータ220は、にじみ補正値をプリンタ200にコマンド送信する。プリンタ200は、受信したにじみ補正値に基づいて、印刷制御におけるインクのにじみ補正処理を実行する。
【0042】
また、本発明のプリンタは、ホスト・コンピュータから情報を受信する受信部と、受信部によって受信したバーコード情報に基づいて、印字解像度を決定し、ビットイメージ情報を生成するデータ解析部と、データ解析部によって生成されたビットイメージ情報に基づいた印刷ヘッドへ出力される印字データを、所定の印字データ更新周期により更新する印字データ更新部と、バーコード情報に基づいて、印刷ヘッドを利用した印字用紙への印刷を制御する印刷制御回路部とを備えている。また、印刷制御回路部が、印刷ヘッドを駆動するためモータの駆動を、予め設定しているモータ駆動周期に基づいて制御するモータ制御部と、印刷ヘッドの連続駆動回数に基づいて、印刷ヘッドを駆動させるための駆動波形を生成する駆動波形生成部と、駆動波形生成部によって生成された駆動波形に基づいて、印刷ヘッドの駆動を制御する印刷ヘッド制御部とを備えている。
【0043】
図3は、プリンタの機能ブロックの構成を示す図である。
【0044】
プリンタ200は、制御部301、受信部302、データ解析部303、データ更新部304および印刷制御回路部210を備えている。
【0045】
受信部302は、ホスト・コンピュータ220から通信インタフェース206を介して印刷文書情報および各種のコマンド情報を受信し、受信バッファ321へ格納する。
【0046】
データ解析部303は、ホスト・コンピュータ220から受信した受信バッファ321に格納された情報を取り出し、解析する。ホスト・コンピュータ220から受信した情報がバーコード情報である場合は、バーコード情報および印字フォーマット格納部325に基づいて印字解像度を決定し、決定した印字解像度を印字解像度格納部324に格納する。また、ビットイメージ情報を生成し、印字バッファ323に格納する。ここで、受信したバーコード情報には、バーコード種類、バーコードデータおよびバーコードサイズが含まれている。例えば、バーコード情報から印字解像度が90dpiである場合は、90dpiのビットイメージ情報を生成する。また、ホスト・コンピュータ220から受信した情報がにじみ補正値コマンドである場合は、受信したにじみ補正値に基づいて、バー幅印字ドット数を決定し、バー幅印字ドット数格納部326に格納する。例えば、にじみ補正値が「−1補正」である場合は、バー幅印字ドット数を「3ドット」に設定し、にじみ補正値が「+1補正」である場合は、バー幅印字ドット数を「5ドット」に設定し、にじみ補正値が「0補正」である場合は、バー幅印字ドット数を「4ドット」に設定する。
【0047】
データ更新部304は、印字バッファ322に格納されているビットイメージ情報から、印刷ヘッド211へ出力する印字データを取り出し、取り出した印字データおよびバー幅印字ドット数格納部326のバー幅印字ドット数に基づいて、印字データの処理単位を決定し、決定した印字データの処理単位を処理単位格納部327へ格納する。更に、処理単位に基づいたデータを1ヘッド単位バッファ323に格納する。
【0048】
印刷制御回路部210は、駆動波形生成部311、印刷ヘッド制御部312およびモータ制御部313を備えており、印刷ヘッド211、モータ212等を同期させて駆動することによって、印字用紙の搬送、印刷、切断等の物理的動作を制御する。
【0049】
駆動波形生成部311は、印字モードによる印字解像度、プリンタ200のヘッド解像度、バー幅印字ドット数格納部326のバー幅印字ドット数および処理単位格納部327の処理単位に基づいて、印刷ヘッド211の連続駆動回数を決定し、印刷ヘッド211の駆動波形を生成する。例えば、プリンタ200のヘッド解像度が720dpiであり、印字解像度が90dpiであるバーコード情報であり、バー幅印字ドット数が3ドットであり、印字データの処理単位が90dpiである場合は、印刷ヘッド211の連続駆動回数は6回(6shot)となり、印刷ヘッド211を6回連続して駆動する波形が生成される。
【0050】
印刷ヘッド制御部312は、駆動波形生成部311によって生成された波形に基づいて印刷ヘッド211の駆動を制御する。また、モータ制御部313は予め設定されている駆動波形に基づいて印刷ヘッド211を駆動するためのモータ212の駆動を制御する。ここで、モータ212のモータ駆動周期と印刷ヘッド211の印刷ヘッド駆動周期とを同一にする必要がないことから、モータ212のモータ駆動周期は印字解像度に関わらず一定とする。
【0051】
制御部301は、受信部302、データ解析部303、データ更新部304および印刷制御回路部210のそれぞれの機能を関連付けて制御する。
【0052】
図4は、印刷ヘッドの駆動タイミングを示す図である。図4(a)は、にじみ補正が「0補正」の場合を示す図であり、図4(b)は、にじみ補正が「−1補正」の場合を示す図であり、図4(c)は、にじみ補正が「+1補正」の場合を示す図である。
【0053】
印字データ更新のタイミングは、データ更新部204によって、印字データを印字バッファ322から1ヘッド単位バッファ323に格納するタイミングであり、一定の周期により実行される。
【0054】
モータ駆動タイミングは、モータ制御部313によって一定のモータ駆動周期でモータ212を駆動する。印刷ヘッド駆動タイミングは、バー幅印字ドット数および印字データの処理単位によって異なる。即ち、駆動波形生成部311によって生成された駆動波形に従って印刷ヘッド211を駆動する。
【0055】
図4(a)に示すように、にじみ補正が「−1補正」の場合は、即ち、ヘッド解像度が720dpiのとき、バー幅印字ドット数が4ドットであり、印字データの処理単位が90dpiである場合は、印刷ヘッド211の移動毎に、同一の印字データを使用して、8回連続して印刷ヘッド211を駆動する。 図4(b)に示すように、にじみ補正が「−1補正」の場合は、即ち、バー幅印字ドット数が3ドットであり、印字データの処理単位が90dpiである場合は、印刷ヘッド211の移動毎に、同一の印字データを使用して、8回連続して印刷ヘッド211を駆動できるタイミングを利用して6回連続して印刷ヘッド211を駆動する。 図4(c)に示すように、にじみ補正が「+1補正」の場合は、即ち、バー幅印字ドット数が5ドットであり、印字データの処理単位が45dpiである場合は、印刷ヘッド211の移動毎に、同一の印字データを使用して、16回連続して印刷ヘッド211を駆動できるタイミングを利用して10回連続して印刷ヘッド211を駆動する。
【0056】
本発明の印刷制御方法は、(a)ホスト・コンピュータから情報を受信する受信工程と、(b)受信工程によって受信したバーコード情報に基づいて、印字解像度を決定し、ビットイメージ情報を生成するデータ解析工程と、(c)データ解析工程によって生成されたビットイメージ情報に基づいた印刷ヘッドへ出力される印字データを、所定の印字データ更新周期により更新する印字データ更新工程と、(d)バーコード情報に基づいて、印刷ヘッドを利用した印字用紙への印刷を制御する印刷制御工程とを備えている。
【0057】
図5は、プリンタの印刷制御処理のフローチャートを示す図である。
【0058】
ホスト・コンピュータ220から通信インタフェース206を介して、バーコード情報等の印刷文書情報および各種のコマンド情報を受信し、受信バッファ321に格納する(S501)。
【0059】
次に、受信した情報を受信バッファ321から取り出し、印刷文書情報からビットイメージ情報を生成し、生成したビットイメージ情報を印字バッファ322に格納する。また、印字モードコマンド情報から印字モードを取り出し、更に印字モードから印字解像度を決定し、決定した印字解像度を印字解像度格納部324に格納する。また、にじみ補正値コマンド情報からにじみ補正値を取り出し、更ににじみ補正値からバー幅印字ドット数を決定し、決定したバー幅印字ドット数をバー幅印字ドット数格納部326に格納する(S502)。
【0060】
次に、受信した情報が印刷文書情報であるか否かを判定し(S503)、受信した情報が印刷文書情報である場合(S503;Yes)は、印字バッファ322から印刷ヘッド211へ出力するための1ヘッド分の印字データの処理単位を決定し、処理単位格納部327に格納し、処理単位分のデータを取り出し、1ヘッド単位バッファ323に格納し、印字データの印刷が完了するまで、印字データを更新し(S504)、処理を終了する。一方、受信した情報が印刷文書情報ではない場合(S503;No)は、処理を終了する。
【0061】
図6は、印刷制御処理のデータ解析処理のフローチャートを示す図である。
【0062】
まず、受信した情報を受信バッファ321から取り出し(S601)、受信した情報の種類を判定する(S602)。
【0063】
受信した情報がにじみ補正値コマンドである場合(S602;「にじみ補正値コマンド」)は、にじみ補正値コマンドからにじみ補正値を取り出し、取り出したにじみ補正値からバー幅印字ドット数を決定し、バー幅印字ドット数格納部326に格納する(S603)。にじみ補正値が「−1補正」である場合は、バー幅印字ドット数を「3ドット」に設定し、にじみ補正値が「+1補正」である場合は、バー幅印字ドット数を「5ドット」に設定し、にじみ補正値が「0補正」である場合は、バー幅印字ドット数を「4ドット」に設定する。
【0064】
受信した情報が印字モードコマンドである場合(S602;「印字モードコマンド」)は、印字モードコマンドから印字モードを取り出し、取り出した印字モードから印字解像度を決定し、印字解像度格納部324に格納する(S604)。例えば、印字モードが「Fine」である場合は印字解像度を360dpiに設定し、「Normal」である場合は印字解像度を180dpiに設定する。
【0065】
受信した情報が印刷文書情報である場合S602;「印刷文書情報」)は、印刷文書情報の種類を判定する(S605)。印刷文書情報がバーコード情報である場合(S605;「バーコード」)は、バーコード種類、バーコードデータおよびバーコードサイズを有するバーコード情報と印字フォーマット格納部325のバーコードフォーマット情報とに基づいて、「1」および「0」のビットパターンにバーコード情報をデコードし(S606)、更に、バーコード情報から印字解像度を決定し、決定した印字解像度を印字解像度格納部324に格納する(S607)。次に、デコードされたバーコード情報からバーコードのビットイメージ情報を生成し(S608)、生成したビットイメージ情報を印字バッファ322に格納する(S609)。
【0066】
図8は、バーコード情報からビットイメージ情報に変換するバーコード展開を説明する図である。ホスト・コンピュータから受信するバーコード情報には、バーコード種類、バーコードデータおよびバーコードサイズが含まれている。
【0067】
まず、バーコード展開は、バーコード情報のバーコード種類およびバーコードデータと、印字フォーマット格納部325のバーコードフォーマット情報とに基づいて、ビットパターンに変換するためのバーコードデコードを実行する。例えば、図8に示すように、バーコード情報から「1」または「0」から構成される「10110110」のようなビットパターンを生成する。
【0068】
次に、ビットパターンとバーコードサイズからビットイメージ情報を生成する。例えば、図8に示すように、ビットパターンの「1」を「細い黒バー」、「0」を「太い黒バー」として、ビットパターンをバーに変換し、バーコードサイズからバーコードの印字サイズを算出して、ビットイメージ情報を生成する。また、バーコードを印字する場合は、バーの最小幅として4dot/360dpiが必要であるという制約条件が予め設定されていることから、印字データの印字解像度を最低90dpiとすることができる。従って、メモリを最低にするため、印字解像度を90dpiとするバーコードのビットイメージ情報を生成する。また、印字解像度を90dpiとする。
【0069】
印刷文書情報が上述した以外の印刷文書情報である場合(S605;「その他の文書」)は、受信した印刷文書情報と印字フォーマット格納部325の対応するフォーマット情報に基づいて、ビットイメージ情報を生成するための対応するビットイメージ生成処理を実行し(S610)、対応する印字解像度を決定し、決定した印字解像度格納部324に格納する(S611)、生成したビットイメージ情報を印字バッファ322に格納する(S612)。
【0070】
受信した情報が上述した以外の情報である場合(S602;「その他」)は、対応するその他の処理を実行する(S613)。
【0071】
図7は、印刷制御処理のデータ更新処理のフローチャートを示す図である。
【0072】
まず、印刷文書情報の種類を判定する(S701)。印刷文書情報がバーコード情報である場合(S701;「バーコード」)は、バー幅印字ドット数格納部326のバー幅印字ドット数の種類を判定する(S702)。
【0073】
バー幅印字ドット数が「5ドット」である場合(S702;「5ドット」)は、印字バッファ322から90dpi毎の印字データを2個分取り出す(S703)。取り出した2個の印字データが「黒白」となるか否かを判定する(S704)。2個の印字データが「黒白」である場合は(S704;Yes)は、印字データの処理単位を45dpiとして、処理単位格納部327に格納し(S705)、印刷ヘッド211のヘッド解像度、バー幅印字ドット数および処理単位に基づいて印刷ヘッド211の連続駆動回数を決定する(S706)。即ち、連続駆動回数を10回に設定する。次に、2個の印字データを1個の「黒」の印字データとして1ヘッド単位バッファ323へ格納する(S707)。一方、2個の印字データが「黒白」ではない場合は(S704;No)は、印字データの処理単位を90dpiとして、処理単位格納部327に格納し(S708)、印刷ヘッド211のヘッド解像度、バー幅印字ドット数および処理単位に基づいて印刷ヘッド211の連続駆動回数を決定する(S709)。即ち、連続駆動回数を8回に設定する。更に、次に印字すべき1個の印字データを1ヘッド単位バッファ323へ格納する(S710)。次に、印字バッファ322に格納されている全て印字データを印刷したか否かを判定し(S711)、印字バッファ322に格納されている全て印字データを印刷した場合(S711;Yes)は、データ更新処理を終了する。印字バッファ322に格納されている全て印字データを印刷していない場合(S711;No)は、ステップS703に戻り、全てを印刷するまで、ステップS703からS710までを繰り返す。
【0074】
バー幅印字ドット数が「4ドット」である場合(S702;「4ドット」)は、印字バッファ322から90dpi毎の印字データを1個分取り出す(S712)。次に、印字データの処理単位を90dpiとして、処理単位格納部327に格納し(S713)、印刷ヘッド211のヘッド解像度、バー幅印字ドット数および処理単位に基づいて印刷ヘッド211の連続駆動回数を決定する(S714)。即ち、連続駆動回数を8回に設定する。更に、取り出した印字データを1ヘッド単位バッファ323へ格納する(S715)。次に、印字バッファ322に格納されている全て印字データを印刷したか否かを判定し(S716)、印字バッファ322に格納されている全て印字データを印刷した場合(S716;Yes)は、データ更新処理を終了する。印字バッファ322に格納されている全て印字データを印刷していない場合(S716;No)は、ステップS712に戻り、全てを印刷するまで、ステップS712からS715までを繰り返す。
【0075】
バー幅印字ドット数が「3ドット」である場合(S702;「3ドット」)は、印字バッファ322から90dpi毎の印字データを1個分取り出す(S717)。次に、印字データの処理単位を90dpiとして、処理単位格納部3274に格納し(S718)、印刷ヘッド211のヘッド解像度、バー幅印字ドット数および処理単位に基づいて印刷ヘッド211の連続駆動回数を決定する(S719)。即ち、連続駆動回数を6回に設定する。更に、取り出した印字データを1ヘッド単位バッファ323へ格納する(S720)。次に、印字バッファ322に格納されている全て印字データを印刷したか否かを判定し(S721)、印字バッファ322に格納されている全て印字データを印刷した場合(S721;Yes)は、データ更新処理を終了する。印字バッファ322に格納されている全て印字データを印刷していない場合(S721;No)は、ステップS717に戻り、全てを印刷するまで、ステップS717からS720までを繰り返す。
【0076】
印刷文書情報がその他の情報である場合(S701;「その他」)は、対応する処理を実行する(S722)。
【0077】
また、本発明の情報記録媒体は、上述の印刷制御方法のステップを有するプログラムを記録することもできる。また、本発明の情報記録媒体は、コンパクト・ディスク、フロッピー(登録商標)・ディスク、ハード・ディスク、光磁気ディスク、ディジタル・バーサタイル・ディスク、磁気テープ、もしくはメモリ・カードであっても良い。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、以下の効果を奏する。本発明は、
バーコード情報の印字データの処理単位に基づいて、印刷ヘッドの連続駆動回数を決定し、印刷ヘッドに出力される印字データの印字データ更新周期の間に、印刷ヘッドを決定した連続駆動回数分駆動させることにより、プリンタの内部における印字データのデータ量を拡張することなく、バーコード印字におけるインクのにじみ補正処理を実行できる。即ち、印字データをプリンタの内部において、印刷ヘッドのヘッド解像度に合わせた印字データに変換する必要がないことから、プリンタのメモリ容量を削減することができる。従って、プリンタのコストを削減することができる。
【0079】
また、印刷ヘッドを駆動するモータのモータ駆動周期は、印字解像度に依らず一定にすることができるため、印字速度の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、にじみ補正が「0補正」の場合の印字データの処理単位を説明する図であり、
(b)は、にじみ補正が「−1補正」の場合の印字データの処理単位を説明する図であり、
(c)は、にじみ補正が「+1補正」の場合の印字データの処理単位を説明する図である。
【図2】プリンタの概略構成を示す図である。
【図3】プリンタの機能ブロックの構成を示す図である。
【図4】(a)は、にじみ補正が「0補正」の場合の印刷ヘッドの駆動タイミングを示す図であり、
(b)は、にじみ補正が「−1補正」の場合の印刷ヘッドの駆動タイミングを示す図であり、
(c)は、にじみ補正が「+1補正」の場合の印刷ヘッドの駆動タイミングを示す図である。
【図5】プリンタの印刷制御処理のフローチャートを示す図である。
【図6】印刷制御処理のデータ解析処理のフローチャートを示す図である。
【図7】印刷制御処理のデータ更新処理のフローチャートを示す図である。
【図8】バーコード情報からビットイメージ情報に変換するバーコード展開を説明する図である。
【図9】(a)は、印刷用紙別のインクのにじみによる印刷結果を示す図であり、
(b)は、にじみ補正した印刷結果を示す図である。
【図10】にじみ補正処理した従来の印刷制御を示す図である。
【符号の説明】
200 プリンタ
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 印刷機構
205 各種センサ類
206 通信インタフェース
220 ホスト・コンピュータ
221 バーコード検証器
Claims (6)
- ホスト・コンピュータから情報を受信する受信部と、
前記受信部によって受信した前記情報を取り出して、解析し、ビットイメージ情報として印字バッファに格納するデータ解析部と、
前記データ解析部によって格納された前記ビットイメージ情報に基づいて印刷ヘッドへ出力される印字データを取り出して、印刷用紙に印刷したインクのにじみ補正値に基づいて該印字データの処理単位を決定し、決定された前記処理単位に基づいて、前記印字データを前記印字バッファから1ヘッド単位バッファに格納するように更新する印字データ更新部と、
前記印刷ヘッドを利用した前記印字用紙への印刷を制御する印刷制御回路部と、
を備え、
前記データ解析部は、前記受信部によって受信した情報が、前記インクのにじみ補正値である場合、当該インクのにじみ補正値に基づいて、バーコードの基準となる黒バーを印字するためのバー幅印字ドット数を決定し、
前記情報がバーコード情報である場合は、当該バーコード情報に基づいて、印字解像度を決定し、前記ビットイメージ情報を生成し、
前記印刷制御回路部は、前記印刷ヘッドの解像度、前記バー幅印字ドット数および前記処理単位に基づいて、前記印刷ヘッドの連続駆動回数を決定することを特徴とするプリンタ。 - 前記印刷制御回路部が、前記印刷ヘッドを駆動するためモータの駆動を、予め設定しているモータ駆動周期に基づいて制御するモータ制御部と、
前記印刷ヘッドの前記連続駆動回数に基づいて、前記印刷ヘッドを駆動させるための駆動波形を生成する駆動波形生成部と、
前記駆動波形生成部によって生成された前記駆動波形に基づいて、前記印刷ヘッドの駆動を制御する印刷ヘッド制御部と、
を備えた請求項1に記載のプリンタ。 - 下記の工程を備えた印刷制御方法。
(a)ホスト・コンピュータから情報を受信する受信工程と、
(b)前記受信部によって受信した前記情報を取り出して、解析し、印字バッファに格納するデータ解析工程と、
(c)前記データ解析部によって格納されたビットイメージ情報に基づいて印刷ヘッドへ出力される印字データを取り出して、印刷用紙に印刷したインクのにじみ補正値に基づいて該印字データの処理単位を決定し、決定された前記処理単位に基づいて、前記印字データを前記印字バッファから1ヘッド単位バッファに格納するように更新する印字データ更新工程と、
(d)前記印刷ヘッドを利用した前記印字用紙への印刷を制御する印刷制御工程と、
を備え、
前記データ解析工程は、前記受信部によって受信した情報が、前記インクのにじみ補正値である場合、バーコードの基準となる黒バーを印字するためのバー幅印字ドット数を決定し、
前記情報がバーコード情報である場合は、当該バーコード情報に基づいて、印字解像度を決定し、前記ビットイメージ情報を生成し、
前記印刷制御回路部は、前記印刷ヘッドの解像度、前記バー幅印字ドット数および前記処理単位に基づいて、前記印刷ヘッドの連続駆動回数を決定することを特徴とする。 - 前記印刷制御工程が、下記の工程を備えた請求項3に記載の印刷制御方法。
(a)前記印刷ヘッドを駆動するためモータの駆動を、予め設定しているモータ駆動周期に基づいて制御するモータ制御工程と、
(b)前記印刷ヘッドの前記連続駆動回数に基づいて、前記印刷ヘッドを駆動させるための駆動波形を生成する駆動波形生成工程と、
(c)前記駆動波形生成工程によって生成された前記駆動波形に基づいて、前記印刷ヘッドの駆動を制御する印刷ヘッド制御工程。 - 請求項3または4に記載の印刷制御方法のプログラムを記録した情報記録媒体。
- 前記情報記録媒体は、コンパクト・ディスク、フロッピー(登録商標)・ディスク、ハード・ディスク、光磁気ディスク、ディジタル・バーサタイル・ディスク、磁気テープ、もしくは、メモリ・カードであることを特徴とする、請求項5に記載のプログラムを記録した情報記録媒体。
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