JP2003048342A - プリンタ、印刷制御方法および情報記録媒体 - Google Patents

プリンタ、印刷制御方法および情報記録媒体

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JP2003048342A
JP2003048342A JP2001238487A JP2001238487A JP2003048342A JP 2003048342 A JP2003048342 A JP 2003048342A JP 2001238487 A JP2001238487 A JP 2001238487A JP 2001238487 A JP2001238487 A JP 2001238487A JP 2003048342 A JP2003048342 A JP 2003048342A
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裕司 川瀬
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】バーコードの黒バーの印字結果が適切なバー幅
となるように印刷制御するプリンタ、印刷制御方法およ
び情報記録媒体を提供する。 【解決手段】バーコード印字におけるインクのにじみ補
正が「+1補正」である場合、即ち、バー幅印字ドット
数が5ドットである場合、ビットイメージ情報の連続す
る2個のデータを取り出し、「黒白」となる場合は、印
字データの処理単位を45dpiとする。即ち、「黒
白」となる場合は、ビットイメージ情報の連続する2個
のデータを1個の印字データとして処理する。印刷ヘッ
ドのヘッド解像度が720dpiであるとき、「黒白」
となる場合は、45dpiの印字データを更新する間に
印刷ヘッドを10回連続駆動することにより、印字デー
タを印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、印刷制
御方法および情報記録媒体に関する。特に、印刷用紙に
印刷したインクのにじみ補正値に基づいて、印刷ヘッド
へ出力する印字データの処理単位を決定し、印刷ヘッド
へ出力した印字データを更新するまで間に、印字データ
の前記処理単位、ヘッド解像度および印字解像度に基づ
いて決定した印刷ヘッドの連続駆動回数分、印刷ヘッド
を連続して駆動することによって、バーコードの黒バー
の印字結果が適切なバー幅となるように印刷制御するこ
とを特徴とするプリンタ、印刷制御方法および情報記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタ等のシリアルプ
リンタにおいて、バーコード等の印刷を実行する場合、
バーコード読み取り機の読み取り特性、印刷用紙のイン
クのにじみ特性等に合わせて、バーコードのバー幅の増
減を行うにじみ補正処理が必要であった。即ち、印刷ヘ
ッドのヘッド解像度が360dpi(dot pari
nch)であるプリンタを利用したバーコード印刷にお
いて、標準のバー幅として「黒バー」を4ドット分印字
するとき、標準の印刷用紙に印刷した場合、インクのに
じみ易い印刷用紙に印刷した場合、または、インクのに
じみ難い印刷用紙に印刷した場合において、印刷された
4ドット分のバー幅は異なる。従って、インクのにじみ
易い印刷用紙、または、インクのにじみ難い印刷用紙に
印刷されたバー幅を、標準の印刷用紙のバー幅となるよ
うに補正して印刷する必要があった。
【0003】図9は、印刷用紙に印字したインクのにじ
み補正処理を示す図である。図9(a)は、印刷用紙別
の印刷結果を示す図であり、図9(b)は、にじみ補正
した印刷結果を示す図である。ここで、プリンタの印刷
ヘッドのヘッド解像度が360dpiであるとき、バー
コードにおける「黒バー」の標準のバー幅を4ドット分
であると設定して、印刷用紙に印字したバーコードの
「黒バー」からインクのにじみの度合いを補正する。
【0004】図9(a)に示すように、インクのにじみ
の度合いが標準の「標準にじみ用紙」、インクのにじみ
の度合いが小さい「にじみ難い用紙」、および、インク
のにじみの度合いが大きい「にじみ易い用紙」に分け
る。それぞれの印刷用紙を使用した場合の4ドット分の
印刷結果幅は、L1、L2、および、L3となる。バー
コード印字においては、バー幅を標準値となるようにし
なければならないことから、「にじみ難い用紙」のL2
を「標準にじみ用紙」のL1に補正するように印刷する
必要がある。また、「にじみ易い用紙」のL3を「標準
にじみ用紙」のL1に補正するように印刷する必要があ
る。従って、図9(b)に示すように、にじみ補正は、
「にじみ難い用紙」の場合は、標準の印字よりも1ドッ
ト増やすこと(以下、「+1補正」という)によって、
即ち、5ドットを印刷することによって、印刷結果幅L
2’を「標準にじみ用紙」のL1にする。また、「にじ
み易い用紙」の場合は、標準の印字よりも1ドット減ら
すこと(以下、「−1補正」という)によって、即ち、
3ドットを印刷することによって、印刷結果幅L3’を
「標準にじみ用紙」のL1にする。また、以下、標準の
印字を「0補正」という。また、「0補正」、「+1補
正」、または、「−1補正」は、予め、プリンタにより
印刷されたバーコードの印刷結果に基づいて、バーコー
ド検証器またはホスト・コンピュータによって検証さ
れ、決定される。
【0005】上述したにじみ補正処理を実行するため
に、バーコードの印刷においては、印字解像度を印刷ヘ
ッドのヘッド解像度に合わせたビットイメージ情報を生
成して、印刷処理を実行していた。例えば、90dpi
のバーコード情報を印刷ヘッドのヘッド解像度である3
60dpiに合わせて、印字解像度が360dpiであ
るビットイメージ情報を生成し、印刷処理を実行してい
た。即ち、90dpiの「黒バー」を印刷において、9
0dpiの1ビットの印字データを印刷ヘッドの移動方
向へ360dpiの4ビットの印字データに拡張し、印
刷ヘッドの移動方向と垂直な方向へ360dpiの4ビ
ットの印字データに拡張することによって、90dpi
の1ビットの印字データを360dpiの16ビットの
印字データに拡張していた。従って、標準の印刷用紙の
場合は、90dpiの1ビットの「黒バー」を360d
piの印刷ヘッドの移動方向の4ビットの「黒バー」と
してビットイメージ情報の生成し、インクのにじみ易い
印刷用紙の場合は、90dpiの1ビットの「黒バー」
を360dpiの印刷ヘッドの移動方向の3ビットの
「黒バー」としてビットイメージ情報の生成し、また
は、インクのにじみ難い印刷用紙の場合は、90dpi
の1ビットの「黒バー」を360dpiの印刷ヘッドの
移動方向の5ビットの「黒バー」としてビットイメージ
情報の生成した。
【0006】図10は、にじみ補正処理した従来の印刷
制御を示す図である。
【0007】図10に示すように、1ビット分の印字デ
ータを印刷ヘッドの移動方向へ4ビットの印字データに
拡張し、印刷ヘッドの移動方向と垂直な方向への4ビッ
トの印字データに拡張することによって、90dpiの
1ビットの印字データを360dpiの16ビットの印
字データに拡張していた。即ち、90dpiのヘッド解
像度である印刷ヘッドの1ノズルあたりのドット1個分
を、360dpiのヘッド解像度である印刷ヘッドの1
ノズルあたりのドット16個分により印刷していた。従
って、ホスト・コンピュータから受信した印刷文書情報
である印字データは90dpiであるが、プリンタにお
いては、360dpiの印字データとして印刷制御を実
行していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受信し
た90dpiのバーコード情報を360dpiの情報に
拡張する場合、多くのメモリを、即ち、16倍のメモリ
を使用しなければならない。従って、ホスト・コンピュ
ータからプリンタへ送信されるバーコード情報は、低解
像度による縮小化されたデータ量の情報であるにもかか
わらず、プリンタのメモリに記憶されるデータ量は、高
解像度による拡張化されることから、データ量の削減、
印刷制御処理の簡素化および印字速度の高速化を図るこ
とができないという問題点があった。
【0009】従って、本発明は、以上のような問題点を
解決するためになされたもので、印刷用紙に印刷したイ
ンクのにじみ補正値に基づいて、印刷ヘッドへ出力する
印字データの処理単位を決定し、印刷ヘッドへ出力した
印字データを更新するまで間に、印字データの前記処理
単位、ヘッド解像度および印字解像度に基づいて決定し
た印刷ヘッドの連続駆動回数分、印刷ヘッドを連続して
駆動することによって、バーコードの黒バーの印字結果
が適切なバー幅となるように印刷制御するプリンタ、印
刷制御方法および情報記録媒体を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述した従
来の問題点を解決すべく研究を重ねた。その結果、バー
コード情報の印字データの処理単位に基づいて、印刷ヘ
ッドの連続駆動回数を決定し、印刷ヘッドに出力される
印字データの印字データ更新周期の間に、印刷ヘッドを
決定した連続駆動回数分駆動させることにより、プリン
タの内部における印字データのデータ量を拡張すること
なく、バーコード印字におけるインクのにじみ補正処理
を実行できることが判明した。
【0011】また、印刷ヘッドを駆動するモータのモー
タ駆動周期は、印字解像度に依らず一定にすることがで
きるため、印字速度の高速化を図ることができることが
判明した。
【0012】上記研究結果に基づき、以下の発明を提供
する。
【0013】本発明の、プリンタの第1の態様は、印刷
用紙に印刷したインクのにじみ補正値に基づいて、印刷
ヘッドへ出力する印字データの処理単位を決定し、印刷
ヘッドへ出力した印字データを更新するまで間に、印字
データの処理単位、ヘッド解像度および印字解像度に基
づいて決定した印刷ヘッドの連続駆動回数分、印刷ヘッ
ドを連続して駆動することによって、バーコードの黒バ
ーの印字結果が適切なバー幅となるように印刷制御する
ことを特徴とするプリンタである。
【0014】本発明の、プリンタの第2の態様は、ホス
ト・コンピュータから情報を受信する受信部と、受信部
によって受信したバーコード情報に基づいて、印字解像
度を決定し、ビットイメージ情報を生成するデータ解析
部と、データ解析部によって生成されたビットイメージ
情報に基づいた印刷ヘッドへ出力される印字データを、
所定の印字データ更新周期により更新する印字データ更
新部と、バーコード情報に基づいて、印刷ヘッドを利用
した印字用紙への印刷を制御する印刷制御回路部とを備
えたプリンタである。
【0015】本発明の、プリンタの第3の態様は、上述
のデータ解析部が、受信したバーコード情報を、印字フ
ォーマット情報に基づいて、印字解像度を決定し、ビッ
トイメージ情報に変換する機能部を備えていることを特
徴とするプリンタである。
【0016】本発明の、プリンタの第4の態様は、上述
のビットイメージ情報が、印字解像度に基づいて生成さ
れた情報であることを特徴とするプリンタである。
【0017】本発明の、プリンタの第5の態様は、上述
のデータ解析部が、にじみ補正値に基づいて、バーコー
ドの基準となる黒バーを印字するためのバー幅印字ドッ
ト数を決定する機能部を備えていることを特徴とするプ
リンタである。
【0018】本発明の、プリンタの第6の態様は、上述
の印字データ更新部が、バー幅印字ドット数およびビッ
トイメージ情報とに基づいて、印字データの処理単位を
決定する機能部と、決定した処理単位に基づいて、印刷
ヘッドの連続駆動回数を決定する機能部とを備えている
ことを特徴とするプリンタである。
【0019】本発明の、プリンタの第7の態様は、上述
の印刷制御回路部が、印刷ヘッドを駆動するためモータ
の駆動を、予め設定しているモータ駆動周期に基づいて
制御するモータ制御部と、印刷ヘッドの連続駆動回数に
基づいて、印刷ヘッドを駆動させるための駆動波形を生
成する駆動波形生成部と、駆動波形生成部によって生成
された駆動波形に基づいて、印刷ヘッドの駆動を制御す
る印刷ヘッド制御部とを備えたプリンタである。
【0020】本発明の、プリンタの第8の態様は、上述
の駆動波形生成部が、印刷ヘッドの連続駆動回数および
印字データ更新周期に基づいて、印刷ヘッドの駆動波形
を生成する機能部を備えたプリンタである。
【0021】本発明の、印刷制御方法の第1の態様は、
印刷用紙に印刷したインクのにじみ補正値に基づいて、
印刷ヘッドへ出力する印字データの処理単位を決定し、
印刷ヘッドへ出力した印字データを更新するまで間に、
印字データの処理単位、ヘッド解像度および印字解像度
に基づいて決定した印刷ヘッドの連続駆動回数分、印刷
ヘッドを連続して駆動することによって、バーコードの
黒バーの印字結果が適切なバー幅となるように印刷制御
することを特徴とする印刷制御方法である。
【0022】本発明の、印刷制御方法の第2の態様は、
(a)ホスト・コンピュータから情報を受信する受信工
程と、(b)受信工程によって受信したバーコード情報
に基づいて、印字解像度を決定し、ビットイメージ情報
を生成するデータ解析工程と、(c)データ解析工程に
よって生成されたビットイメージ情報に基づいた印刷ヘ
ッドへ出力される印字データを、所定の印字データ更新
周期により更新する印字データ更新工程と、(d)バー
コード情報に基づいて、印刷ヘッドを利用した印字用紙
への印刷を制御する印刷制御工程とを備えた印刷制御方
法である。
【0023】本発明の、印刷制御方法の第3の態様は、
上述のデータ解析工程が、受信したバーコード情報を、
印字フォーマット情報に基づいて、印字解像度を決定
し、ビットイメージ情報に変換する工程を備えているこ
とを特徴とする印刷制御方法である。
【0024】本発明の、印刷制御方法の第4の態様は、
上述のビットイメージ情報が、印字解像度に基づいて生
成された情報であることを特徴とする印刷制御方法であ
る。
【0025】本発明の、印刷制御方法の第5の態様は、
上述のデータ解析工程が、にじみ補正値に基づいて、バ
ーコードの基準となる黒バーを印字するためのバー幅印
字ドット数を決定する工程を備えていることを特徴とす
る印刷制御方法である。
【0026】本発明の、印刷制御方法の第6の態様は、
上述の印字データ更新工程が、(a)バー幅印字ドット
数およびビットイメージ情報とに基づいて、印字データ
の処理単位を決定する工程と、(b)決定した処理単位
に基づいて、印刷ヘッドの連続駆動回数を決定する工程
とを備えていることを特徴とする印刷制御方法である。
【0027】本発明の、印刷制御方法の第7の態様は、
上述の印刷制御工程が、(a)印刷ヘッドを駆動するた
めモータの駆動を、予め設定しているモータ駆動周期に
基づいて制御するモータ制御工程と、(b)印刷ヘッド
の連続駆動回数に基づいて、印刷ヘッドを駆動させるた
めの駆動波形を生成する駆動波形生成工程と、(c)駆
動波形生成工程によって生成された駆動波形に基づい
て、印刷ヘッドの駆動を制御する印刷ヘッド制御工程と
を備えた印刷制御方法である。
【0028】本発明の、印刷制御方法の第8の態様は、
上述の駆動波形生成工程が、印刷ヘッドの連続駆動回数
および印字データ更新周期に基づいて、印刷ヘッドの駆
動波形を生成する工程を備えた印刷制御方法である。
【0029】本発明の、情報記録媒体の第1の態様は、
上述の印刷制御方法のプログラムを記録した情報記録媒
体である。
【0030】本発明の、情報記録媒体の第2の態様は、
コンパクト・ディスク、フロッピー(登録商標)・ディ
スク、ハード・ディスク、光磁気ディスク、ディジタル
・バーサタイル・ディスク、磁気テープ、もしくは、メ
モリ・カードであることを特徴とするプログラムを記録
した情報記録媒体である。
【0031】
【発明の実施の形態】この発明の一実施態様を、図面を
参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施態様
は説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するも
のではない。従って、当業者であればこれらの各要素も
しくは全要素をこれと均等なものによって置換した実施
態様を採用することが可能であるが、これらの実施態様
も本発明の範囲に含まれる。
【0032】本発明のプリンタのは、印刷用紙に印刷し
たインクのにじみ補正値に基づいて、印刷ヘッドへ出力
する印字データの処理単位を決定し、印刷ヘッドへ出力
した印字データを更新するまで間に、印字データの処理
単位、ヘッド解像度および印字解像度に基づいて決定し
た印刷ヘッドの連続駆動回数分、印刷ヘッドを連続して
駆動することによって、バーコードの黒バーの印字結果
が適切なバー幅となるように印刷制御することを特徴と
する。
【0033】図1は、バーコード印字におけるインクの
にじみ補正に基づいた印字データの処理単位を説明する
図である。図1(a)は、にじみ補正が「0補正」の場
合を示す図であり、図1(b)は、にじみ補正が「−1
補正」の場合を示す図であり、図1(c)は、にじみ補
正が「+1補正」の場合を示す図である。ここで、バー
コード印字の制約条件より、印刷ヘッドのヘッド解像度
が360dpiであるプリンタにおいて、バー幅は最低
4ドット必要であることから、印字解像度として90d
piの「黒」または「白」となるビットイメージ情報を
考える。
【0034】図1(a)に示すように、バーコード印字
におけるインクのにじみ補正が「0補正」である場合、
即ち、バー幅印字ドット数が4ドットである場合、印字
データの処理単位を90dpiとする。即ち、ビットイ
メージ情報の1個のデータを処理単位として、印刷ヘッ
ドへ出力することによって、印刷を実行する。印刷ヘッ
ドのヘッド解像度が720dpiであるとき、ビットイ
メージ情報の1個の「黒」を、90dpiの印字データ
を更新する間に印刷ヘッドを8回連続駆動することによ
り、印字データを印刷する。
【0035】また、図1(b)に示すように、バーコー
ド印字におけるインクのにじみ補正が「−1補正」であ
る場合、即ち、バー幅印字ドット数が3ドットである場
合、印字データの処理単位を90dpiとする。即ち、
ビットイメージ情報の1個のデータを処理単位として、
印刷ヘッドへ出力することによって、印刷を実行する。
印刷ヘッドのヘッド解像度が720dpiであるとき、
ビットイメージ情報の1個の「黒」を、90dpiの印
字データを更新する間に印刷ヘッドを6回連続駆動する
ことにより、印字データを印刷する。
【0036】また、図1(c)に示すように、バーコー
ド印字におけるインクのにじみ補正が「+1補正」であ
る場合、即ち、バー幅印字ドット数が5ドットである場
合、ビットイメージ情報の連続する2個のデータを取り
出し、「黒白」となる場合は、印字データの処理単位を
45dpiとし、「黒白」以外のときは、印字データの
処理単位を90dpiとする。即ち、「黒白」となる場
合は、ビットイメージ情報の連続する2個のデータを1
個の印字データとして処理し、「黒白」以外のときは、
ビットイメージ情報の1個のデータを処理単位として、
印刷ヘッドへ出力することによって、印刷を実行する。
印刷ヘッドのヘッド解像度が720dpiであるとき、
「黒白」となる場合は、45dpiの印字データを更新
する間に印刷ヘッドを10回連続駆動することにより、
印字データを印刷する。また、「黒白」以外のときは、
ビットイメージ情報の1個の「黒」を、90dpiの印
字データを更新する間に印刷ヘッドを8回連続駆動する
ことにより、印字データを印刷する。
【0037】図2は、プリンタの概略構成を示す図であ
る。
【0038】プリンタ200は、ホスト・コンピュータ
220から通信インタフェース206を介して、バーコ
ード情報等の印刷文書情報および各種のコマンド情報を
受信する。また、プリンタ200は、CPU(中央処理
装置)201、ROM202、RAM203、印刷機構
204および各種センサ類205等を備えている。
【0039】CPU201は、プリンタ200の各種機
能を実現するためのソフトウェア(ファームウェアを含
む)およびデータを記憶しているROM202から、必
要な情報を読み出し、実行することにより、各種機能を
実現する。また、RAM203は、プリンタ200の各
種機能を実現するために必要なデータの記憶装置として
機能する。更に、CPU201には、エラーセンサ、カ
バーオープンセンサ、ニアエンドセンサ等の各種センサ
類205が接続されており、各種センサ類205から検
出した結果を、CPU201は入力する。
【0040】また、印字用紙の搬送、印刷、切断等の物
理的動作を伴う印刷機構204は、印刷ヘッド211、
モータ212およびこれらを駆動する印刷制御回路部2
10を備えている。
【0041】また、バーコード印字においては、インク
のにじみ補正処理が必要である。そのため、予めプリン
タ200を使用して印刷用紙に印刷したバーコードのイ
ンクのにじみを、バーコード検証器221を使用して読
み取り、インクのにじみの度合いを示すにじみ補正値を
決定し、決定したにじみ補正値をホスト・コンピュータ
220に送信する。また、バーコード検証器221を使
用して読み取ったにじみ情報をホスト・コンピュータ2
20に送信し、ホスト・コンピュータ220においてに
じみ補正値を決定しても良い。ホスト・コンピュータ2
20は、にじみ補正値をプリンタ200にコマンド送信
する。プリンタ200は、受信したにじみ補正値に基づ
いて、印刷制御におけるインクのにじみ補正処理を実行
する。
【0042】また、本発明のプリンタは、ホスト・コン
ピュータから情報を受信する受信部と、受信部によって
受信したバーコード情報に基づいて、印字解像度を決定
し、ビットイメージ情報を生成するデータ解析部と、デ
ータ解析部によって生成されたビットイメージ情報に基
づいた印刷ヘッドへ出力される印字データを、所定の印
字データ更新周期により更新する印字データ更新部と、
バーコード情報に基づいて、印刷ヘッドを利用した印字
用紙への印刷を制御する印刷制御回路部とを備えてい
る。また、印刷制御回路部が、印刷ヘッドを駆動するた
めモータの駆動を、予め設定しているモータ駆動周期に
基づいて制御するモータ制御部と、印刷ヘッドの連続駆
動回数に基づいて、印刷ヘッドを駆動させるための駆動
波形を生成する駆動波形生成部と、駆動波形生成部によ
って生成された駆動波形に基づいて、印刷ヘッドの駆動
を制御する印刷ヘッド制御部とを備えている。
【0043】図3は、プリンタの機能ブロックの構成を
示す図である。
【0044】プリンタ200は、制御部301、受信部
302、データ解析部303、データ更新部304およ
び印刷制御回路部210を備えている。
【0045】受信部302は、ホスト・コンピュータ2
20から通信インタフェース206を介して印刷文書情
報および各種のコマンド情報を受信し、受信バッファ3
21へ格納する。
【0046】データ解析部303は、ホスト・コンピュ
ータ220から受信した受信バッファ321に格納され
た情報を取り出し、解析する。ホスト・コンピュータ2
20から受信した情報がバーコード情報である場合は、
バーコード情報および印字フォーマット格納部325に
基づいて印字解像度を決定し、決定した印字解像度を印
字解像度格納部324に格納する。また、ビットイメー
ジ情報を生成し、印字バッファ323に格納する。ここ
で、受信したバーコード情報には、バーコード種類、バ
ーコードデータおよびバーコードサイズが含まれてい
る。例えば、バーコード情報から印字解像度が90dp
iである場合は、90dpiのビットイメージ情報を生
成する。また、ホスト・コンピュータ220から受信し
た情報がにじみ補正値コマンドである場合は、受信した
にじみ補正値に基づいて、バー幅印字ドット数を決定
し、バー幅印字ドット数格納部326に格納する。例え
ば、にじみ補正値が「−1補正」である場合は、バー幅
印字ドット数を「3ドット」に設定し、にじみ補正値が
「+1補正」である場合は、バー幅印字ドット数を「5
ドット」に設定し、にじみ補正値が「0補正」である場
合は、バー幅印字ドット数を「4ドット」に設定する。
【0047】データ更新部304は、印字バッファ32
2に格納されているビットイメージ情報から、印刷ヘッ
ド211へ出力する印字データを取り出し、取り出した
印字データおよびバー幅印字ドット数格納部326のバ
ー幅印字ドット数に基づいて、印字データの処理単位を
決定し、決定した印字データの処理単位を処理単位格納
部327へ格納する。更に、処理単位に基づいたデータ
を1ヘッド単位バッファ323に格納する。
【0048】印刷制御回路部210は、駆動波形生成部
311、印刷ヘッド制御部312およびモータ制御部3
13を備えており、印刷ヘッド211、モータ212等
を同期させて駆動することによって、印字用紙の搬送、
印刷、切断等の物理的動作を制御する。
【0049】駆動波形生成部311は、印字モードによ
る印字解像度、プリンタ200のヘッド解像度、バー幅
印字ドット数格納部326のバー幅印字ドット数および
処理単位格納部327の処理単位に基づいて、印刷ヘッ
ド211の連続駆動回数を決定し、印刷ヘッド211の
駆動波形を生成する。例えば、プリンタ200のヘッド
解像度が720dpiであり、印字解像度が90dpi
であるバーコード情報であり、バー幅印字ドット数が3
ドットであり、印字データの処理単位が90dpiであ
る場合は、印刷ヘッド211の連続駆動回数は6回(6
shot)となり、印刷ヘッド211を6回連続して駆
動する波形が生成される。
【0050】印刷ヘッド制御部312は、駆動波形生成
部311によって生成された波形に基づいて印刷ヘッド
211の駆動を制御する。また、モータ制御部313は
予め設定されている駆動波形に基づいて印刷ヘッド21
1を駆動するためのモータ212の駆動を制御する。こ
こで、モータ212のモータ駆動周期と印刷ヘッド21
1の印刷ヘッド駆動周期とを同一にする必要がないこと
から、モータ212のモータ駆動周期は印字解像度に関
わらず一定とする。
【0051】制御部301は、受信部302、データ解
析部303、データ更新部304および印刷制御回路部
210のそれぞれの機能を関連付けて制御する。
【0052】図4は、印刷ヘッドの駆動タイミングを示
す図である。図4(a)は、にじみ補正が「0補正」の
場合を示す図であり、図4(b)は、にじみ補正が「−
1補正」の場合を示す図であり、図4(c)は、にじみ
補正が「+1補正」の場合を示す図である。
【0053】印字データ更新のタイミングは、データ更
新部204によって、印字データを印字バッファ322
から1ヘッド単位バッファ323に格納するタイミング
であり、一定の周期により実行される。
【0054】モータ駆動タイミングは、モータ制御部3
13によって一定のモータ駆動周期でモータ212を駆
動する。印刷ヘッド駆動タイミングは、バー幅印字ドッ
ト数および印字データの処理単位によって異なる。即
ち、駆動波形生成部311によって生成された駆動波形
に従って印刷ヘッド211を駆動する。
【0055】図4(a)に示すように、にじみ補正が
「−1補正」の場合は、即ち、ヘッド解像度が720d
piのとき、バー幅印字ドット数が4ドットであり、印
字データの処理単位が90dpiである場合は、印刷ヘ
ッド211の移動毎に、同一の印字データを使用して、
8回連続して印刷ヘッド211を駆動する。 図4
(b)に示すように、にじみ補正が「−1補正」の場合
は、即ち、バー幅印字ドット数が3ドットであり、印字
データの処理単位が90dpiである場合は、印刷ヘッ
ド211の移動毎に、同一の印字データを使用して、8
回連続して印刷ヘッド211を駆動できるタイミングを
利用して6回連続して印刷ヘッド211を駆動する。
図4(c)に示すように、にじみ補正が「+1補正」の
場合は、即ち、バー幅印字ドット数が5ドットであり、
印字データの処理単位が45dpiである場合は、印刷
ヘッド211の移動毎に、同一の印字データを使用し
て、16回連続して印刷ヘッド211を駆動できるタイ
ミングを利用して10回連続して印刷ヘッド211を駆
動する。
【0056】本発明の印刷制御方法は、(a)ホスト・
コンピュータから情報を受信する受信工程と、(b)受
信工程によって受信したバーコード情報に基づいて、印
字解像度を決定し、ビットイメージ情報を生成するデー
タ解析工程と、(c)データ解析工程によって生成され
たビットイメージ情報に基づいた印刷ヘッドへ出力され
る印字データを、所定の印字データ更新周期により更新
する印字データ更新工程と、(d)バーコード情報に基
づいて、印刷ヘッドを利用した印字用紙への印刷を制御
する印刷制御工程とを備えている。
【0057】図5は、プリンタの印刷制御処理のフロー
チャートを示す図である。
【0058】ホスト・コンピュータ220から通信イン
タフェース206を介して、バーコード情報等の印刷文
書情報および各種のコマンド情報を受信し、受信バッフ
ァ321に格納する(S501)。
【0059】次に、受信した情報を受信バッファ321
から取り出し、印刷文書情報からビットイメージ情報を
生成し、生成したビットイメージ情報を印字バッファ3
22に格納する。また、印字モードコマンド情報から印
字モードを取り出し、更に印字モードから印字解像度を
決定し、決定した印字解像度を印字解像度格納部324
に格納する。また、にじみ補正値コマンド情報からにじ
み補正値を取り出し、更ににじみ補正値からバー幅印字
ドット数を決定し、決定したバー幅印字ドット数をバー
幅印字ドット数格納部326に格納する(S502)。
【0060】次に、受信した情報が印刷文書情報である
か否かを判定し(S503)、受信した情報が印刷文書
情報である場合(S503;Yes)は、印字バッファ
322から印刷ヘッド211へ出力するための1ヘッド
分の印字データの処理単位を決定し、処理単位格納部3
27に格納し、処理単位分のデータを取り出し、1ヘッ
ド単位バッファ323に格納し、印字データの印刷が完
了するまで、印字データを更新し(S504)、処理を
終了する。一方、受信した情報が印刷文書情報ではない
場合(S503;No)は、処理を終了する。
【0061】図6は、印刷制御処理のデータ解析処理の
フローチャートを示す図である。
【0062】まず、受信した情報を受信バッファ321
から取り出し(S601)、受信した情報の種類を判定
する(S602)。
【0063】受信した情報がにじみ補正値コマンドであ
る場合(S602;「にじみ補正値コマンド」)は、に
じみ補正値コマンドからにじみ補正値を取り出し、取り
出したにじみ補正値からバー幅印字ドット数を決定し、
バー幅印字ドット数格納部326に格納する(S60
3)。にじみ補正値が「−1補正」である場合は、バー
幅印字ドット数を「3ドット」に設定し、にじみ補正値
が「+1補正」である場合は、バー幅印字ドット数を
「5ドット」に設定し、にじみ補正値が「0補正」であ
る場合は、バー幅印字ドット数を「4ドット」に設定す
る。
【0064】受信した情報が印字モードコマンドである
場合(S602;「印字モードコマンド」)は、印字モ
ードコマンドから印字モードを取り出し、取り出した印
字モードから印字解像度を決定し、印字解像度格納部3
24に格納する(S604)。例えば、印字モードが
「Fine」である場合は印字解像度を360dpiに
設定し、「Normal」である場合は印字解像度を1
80dpiに設定する。
【0065】受信した情報が印刷文書情報である場合S
602;「印刷文書情報」)は、印刷文書情報の種類を
判定する(S605)。印刷文書情報がバーコード情報
である場合(S605;「バーコード」)は、バーコー
ド種類、バーコードデータおよびバーコードサイズを有
するバーコード情報と印字フォーマット格納部325の
バーコードフォーマット情報とに基づいて、「1」およ
び「0」のビットパターンにバーコード情報をデコード
し(S606)、更に、バーコード情報から印字解像度
を決定し、決定した印字解像度を印字解像度格納部32
4に格納する(S607)。次に、デコードされたバー
コード情報からバーコードのビットイメージ情報を生成
し(S608)、生成したビットイメージ情報を印字バ
ッファ322に格納する(S609)。
【0066】図8は、バーコード情報からビットイメー
ジ情報に変換するバーコード展開を説明する図である。
ホスト・コンピュータから受信するバーコード情報に
は、バーコード種類、バーコードデータおよびバーコー
ドサイズが含まれている。
【0067】まず、バーコード展開は、バーコード情報
のバーコード種類およびバーコードデータと、印字フォ
ーマット格納部325のバーコードフォーマット情報と
に基づいて、ビットパターンに変換するためのバーコー
ドデコードを実行する。例えば、図8に示すように、バ
ーコード情報から「1」または「0」から構成される
「10110110」のようなビットパターンを生成す
る。
【0068】次に、ビットパターンとバーコードサイズ
からビットイメージ情報を生成する。例えば、図8に示
すように、ビットパターンの「1」を「細い黒バー」、
「0」を「太い黒バー」として、ビットパターンをバー
に変換し、バーコードサイズからバーコードの印字サイ
ズを算出して、ビットイメージ情報を生成する。また、
バーコードを印字する場合は、バーの最小幅として4d
ot/360dpiが必要であるという制約条件が予め
設定されていることから、印字データの印字解像度を最
低90dpiとすることができる。従って、メモリを最
低にするため、印字解像度を90dpiとするバーコー
ドのビットイメージ情報を生成する。また、印字解像度
を90dpiとする。
【0069】印刷文書情報が上述した以外の印刷文書情
報である場合(S605;「その他の文書」)は、受信
した印刷文書情報と印字フォーマット格納部325の対
応するフォーマット情報に基づいて、ビットイメージ情
報を生成するための対応するビットイメージ生成処理を
実行し(S610)、対応する印字解像度を決定し、決
定した印字解像度格納部324に格納する(S61
1)、生成したビットイメージ情報を印字バッファ32
2に格納する(S612)。
【0070】受信した情報が上述した以外の情報である
場合(S602;「その他」)は、対応するその他の処
理を実行する(S613)。
【0071】図7は、印刷制御処理のデータ更新処理の
フローチャートを示す図である。
【0072】まず、印刷文書情報の種類を判定する(S
701)。印刷文書情報がバーコード情報である場合
(S701;「バーコード」)は、バー幅印字ドット数
格納部326のバー幅印字ドット数の種類を判定する
(S702)。
【0073】バー幅印字ドット数が「5ドット」である
場合(S702;「5ドット」)は、印字バッファ32
2から90dpi毎の印字データを2個分取り出す(S
703)。取り出した2個の印字データが「黒白」とな
るか否かを判定する(S704)。2個の印字データが
「黒白」である場合は(S704;Yes)は、印字デ
ータの処理単位を45dpiとして、処理単位格納部3
27に格納し(S705)、印刷ヘッド211のヘッド
解像度、バー幅印字ドット数および処理単位に基づいて
印刷ヘッド211の連続駆動回数を決定する(S70
6)。即ち、連続駆動回数を10回に設定する。次に、
2個の印字データを1個の「黒」の印字データとして1
ヘッド単位バッファ323へ格納する(S707)。一
方、2個の印字データが「黒白」ではない場合は(S7
04;No)は、印字データの処理単位を90dpiと
して、処理単位格納部327に格納し(S708)、印
刷ヘッド211のヘッド解像度、バー幅印字ドット数お
よび処理単位に基づいて印刷ヘッド211の連続駆動回
数を決定する(S709)。即ち、連続駆動回数を8回
に設定する。更に、次に印字すべき1個の印字データを
1ヘッド単位バッファ323へ格納する(S710)。
次に、印字バッファ322に格納されている全て印字デ
ータを印刷したか否かを判定し(S711)、印字バッ
ファ322に格納されている全て印字データを印刷した
場合(S711;Yes)は、データ更新処理を終了す
る。印字バッファ322に格納されている全て印字デー
タを印刷していない場合(S711;No)は、ステッ
プS703に戻り、全てを印刷するまで、ステップS7
03からS710までを繰り返す。
【0074】バー幅印字ドット数が「4ドット」である
場合(S702;「4ドット」)は、印字バッファ32
2から90dpi毎の印字データを1個分取り出す(S
712)。次に、印字データの処理単位を90dpiと
して、処理単位格納部327に格納し(S713)、印
刷ヘッド211のヘッド解像度、バー幅印字ドット数お
よび処理単位に基づいて印刷ヘッド211の連続駆動回
数を決定する(S714)。即ち、連続駆動回数を8回
に設定する。更に、取り出した印字データを1ヘッド単
位バッファ323へ格納する(S715)。次に、印字
バッファ322に格納されている全て印字データを印刷
したか否かを判定し(S716)、印字バッファ322
に格納されている全て印字データを印刷した場合(S7
16;Yes)は、データ更新処理を終了する。印字バ
ッファ322に格納されている全て印字データを印刷し
ていない場合(S716;No)は、ステップS712
に戻り、全てを印刷するまで、ステップS712からS
715までを繰り返す。
【0075】バー幅印字ドット数が「3ドット」である
場合(S702;「3ドット」)は、印字バッファ32
2から90dpi毎の印字データを1個分取り出す(S
717)。次に、印字データの処理単位を90dpiと
して、処理単位格納部3274に格納し(S718)、
印刷ヘッド211のヘッド解像度、バー幅印字ドット数
および処理単位に基づいて印刷ヘッド211の連続駆動
回数を決定する(S719)。即ち、連続駆動回数を6
回に設定する。更に、取り出した印字データを1ヘッド
単位バッファ323へ格納する(S720)。次に、印
字バッファ322に格納されている全て印字データを印
刷したか否かを判定し(S721)、印字バッファ32
2に格納されている全て印字データを印刷した場合(S
721;Yes)は、データ更新処理を終了する。印字
バッファ322に格納されている全て印字データを印刷
していない場合(S721;No)は、ステップS71
7に戻り、全てを印刷するまで、ステップS717から
S720までを繰り返す。
【0076】印刷文書情報がその他の情報である場合
(S701;「その他」)は、対応する処理を実行する
(S722)。
【0077】また、本発明の情報記録媒体は、上述の印
刷制御方法のステップを有するプログラムを記録するこ
ともできる。また、本発明の情報記録媒体は、コンパク
ト・ディスク、フロッピー(登録商標)・ディスク、ハ
ード・ディスク、光磁気ディスク、ディジタル・バーサ
タイル・ディスク、磁気テープ、もしくはメモリ・カー
ドであっても良い。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の効果を奏する。本発明は、バーコード情報の印字
データの処理単位に基づいて、印刷ヘッドの連続駆動回
数を決定し、印刷ヘッドに出力される印字データの印字
データ更新周期の間に、印刷ヘッドを決定した連続駆動
回数分駆動させることにより、プリンタの内部における
印字データのデータ量を拡張することなく、バーコード
印字におけるインクのにじみ補正処理を実行できる。即
ち、印字データをプリンタの内部において、印刷ヘッド
のヘッド解像度に合わせた印字データに変換する必要が
ないことから、プリンタのメモリ容量を削減することが
できる。従って、プリンタのコストを削減することがで
きる。
【0079】また、印刷ヘッドを駆動するモータのモー
タ駆動周期は、印字解像度に依らず一定にすることがで
きるため、印字速度の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、にじみ補正が「0補正」の場合の印
字データの処理単位を説明する図であり、(b)は、に
じみ補正が「−1補正」の場合の印字データの処理単位
を説明する図であり、(c)は、にじみ補正が「+1補
正」の場合の印字データの処理単位を説明する図であ
る。
【図2】プリンタの概略構成を示す図である。
【図3】プリンタの機能ブロックの構成を示す図であ
る。
【図4】(a)は、にじみ補正が「0補正」の場合の印
刷ヘッドの駆動タイミングを示す図であり、(b)は、
にじみ補正が「−1補正」の場合の印刷ヘッドの駆動タ
イミングを示す図であり、(c)は、にじみ補正が「+
1補正」の場合の印刷ヘッドの駆動タイミングを示す図
である。
【図5】プリンタの印刷制御処理のフローチャートを示
す図である。
【図6】印刷制御処理のデータ解析処理のフローチャー
トを示す図である。
【図7】印刷制御処理のデータ更新処理のフローチャー
トを示す図である。
【図8】バーコード情報からビットイメージ情報に変換
するバーコード展開を説明する図である。
【図9】(a)は、印刷用紙別のインクのにじみによる
印刷結果を示す図であり、(b)は、にじみ補正した印
刷結果を示す図である。
【図10】にじみ補正処理した従来の印刷制御を示す図
である。
【符号の説明】
200 プリンタ 201 CPU 202 ROM 203 RAM 204 印刷機構 205 各種センサ類 206 通信インタフェース 220 ホスト・コンピュータ 221 バーコード検証器

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷用紙に印刷したインクのにじみ補正
    値に基づいて、印刷ヘッドへ出力する印字データの処理
    単位を決定し、前記印刷ヘッドへ出力した印字データを
    更新するまで間に、前記印字データの前記処理単位、ヘ
    ッド解像度および印字解像度に基づいて決定した前記印
    刷ヘッドの連続駆動回数分、前記印刷ヘッドを連続して
    駆動することによって、バーコードの黒バーの印字結果
    が適切なバー幅となるように印刷制御することを特徴と
    するプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記ホスト・コンピュータから情報を受
    信する受信部と、前記受信部によって受信したバーコー
    ド情報に基づいて、前記印字解像度を決定し、ビットイ
    メージ情報を生成するデータ解析部と、前記データ解析
    部によって生成された前記ビットイメージ情報に基づい
    た前記印刷ヘッドへ出力される前記印字データを、所定
    の印字データ更新周期により更新する印字データ更新部
    と、前記バーコード情報に基づいて、前記印刷ヘッドを
    利用した印字用紙への印刷を制御する印刷制御回路部
    と、を備えた請求項1に記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記データ解析部が、受信した前記バー
    コード情報を、印字フォーマット情報に基づいて、前記
    印字解像度を決定し、前記ビットイメージ情報に変換す
    る機能部を備えていることを特徴とする請求項2に記載
    のプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記ビットイメージ情報が、前記印字解
    像度に基づいて生成された情報であることを特徴とする
    請求項2または3に記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記データ解析部が、前記にじみ補正値
    に基づいて、前記バーコードの基準となる前記黒バーを
    印字するためのバー幅印字ドット数を決定する機能部を
    備えていることを特徴とする請求項2に記載のプリン
    タ。
  6. 【請求項6】 前記印字データ更新部が、前記バー幅印
    字ドット数および前記ビットイメージ情報とに基づい
    て、前記印字データの前記処理単位を決定する機能部
    と、決定した前記処理単位に基づいて、前記印刷ヘッド
    の前記連続駆動回数を決定する機能部と、を備えている
    ことを特徴とする請求項2に記載のプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記印刷制御回路部が、前記印刷ヘッド
    を駆動するためモータの駆動を、予め設定しているモー
    タ駆動周期に基づいて制御するモータ制御部と、前記印
    刷ヘッドの前記連続駆動回数に基づいて、前記印刷ヘッ
    ドを駆動させるための駆動波形を生成する駆動波形生成
    部と、前記駆動波形生成部によって生成された前記駆動
    波形に基づいて、前記印刷ヘッドの駆動を制御する印刷
    ヘッド制御部と、を備えた請求項2に記載のプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記駆動波形生成部が、前記印刷ヘッド
    の前記連続駆動回数および前記印字データ更新周期に基
    づいて、前記印刷ヘッドの前記駆動波形を生成する機能
    部を備えた請求項7に記載のプリンタ。
  9. 【請求項9】 印刷用紙に印刷したインクのにじみ補正
    値に基づいて、印刷ヘッドへ出力する印字データの処理
    単位を決定し、前記印刷ヘッドへ出力した印字データを
    更新するまで間に、前記印字データの前記処理単位、ヘ
    ッド解像度および印字解像度に基づいて決定した前記印
    刷ヘッドの連続駆動回数分、前記印刷ヘッドを連続して
    駆動することによって、バーコードの黒バーの印字結果
    が適切なバー幅となるように印刷制御することを特徴と
    する印刷制御方法。
  10. 【請求項10】 下記の工程を備えた請求項9に記載の
    印刷制御方法。 (a)前記ホスト・コンピュータから情報を受信する受
    信工程と、(b)前記受信工程によって受信したバーコ
    ード情報に基づいて、前記印字解像度を決定し、ビット
    イメージ情報を生成するデータ解析工程と、(c)前記
    データ解析工程によって生成された前記ビットイメージ
    情報に基づいた前記印刷ヘッドへ出力される前記印字デ
    ータを、所定の印字データ更新周期により更新する印字
    データ更新工程と、(d)前記バーコード情報に基づい
    て、前記印刷ヘッドを利用した印字用紙への印刷を制御
    する印刷制御工程。
  11. 【請求項11】 前記データ解析工程が、受信した前記
    バーコード情報を、印字フォーマット情報に基づいて、
    前記印字解像度を決定し、前記ビットイメージ情報に変
    換する工程を備えていることを特徴とする請求項10に
    記載の印刷制御方法。
  12. 【請求項12】 前記ビットイメージ情報が、前記印字
    解像度に基づいて生成された情報であることを特徴とす
    る請求項10または11に記載の印刷制御方法。
  13. 【請求項13】 前記データ解析工程が、前記にじみ補
    正値に基づいて、前記バーコードの基準となる前記黒バ
    ーを印字するためのバー幅印字ドット数を決定する工程
    を備えていることを特徴とする請求項10に記載の印刷
    制御方法。
  14. 【請求項14】 前記印字データ更新工程が、下記の工
    程を備えていることを特徴とする請求項10に記載の印
    刷制御方法。 (a)前記バー幅印字ドット数および前記ビットイメー
    ジ情報とに基づいて、前記印字データの前記処理単位を
    決定する工程と、(b)決定した前記処理単位に基づい
    て、前記印刷ヘッドの前記連続駆動回数を決定する工
    程。
  15. 【請求項15】 前記印刷制御工程が、下記の工程を備
    えた請求項10に記載の印刷制御方法。(a)前記印刷
    ヘッドを駆動するためモータの駆動を、予め設定してい
    るモータ駆動周期に基づいて制御するモータ制御工程
    と、(b)前記印刷ヘッドの前記連続駆動回数に基づい
    て、前記印刷ヘッドを駆動させるための駆動波形を生成
    する駆動波形生成工程と、(c)前記駆動波形生成工程
    によって生成された前記駆動波形に基づいて、前記印刷
    ヘッドの駆動を制御する印刷ヘッド制御工程。
  16. 【請求項16】 前記駆動波形生成工程が、前記印刷ヘ
    ッドの前記連続駆動回数および前記印字データ更新周期
    に基づいて、前記印刷ヘッドの前記駆動波形を生成する
    工程を備えた請求項15に記載の印刷制御方法。
  17. 【請求項17】 請求項9から16のいずれか1項に記
    載の印刷制御方法のプログラムを記録した情報記録媒
    体。
  18. 【請求項18】 前記情報記録媒体は、コンパクト・デ
    ィスク、フロッピー(登録商標)・ディスク、ハード・
    ディスク、光磁気ディスク、ディジタル・バーサタイル
    ・ディスク、磁気テープ、もしくは、メモリ・カードで
    あることを特徴とする、請求項17に記載のプログラム
    を記録した情報記録媒体。
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