JP3692551B2 - 図形コード印刷装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、図形コード印刷装置に関し、より具体的には、バーコードの様な図形コードをインク・ジェット方式により印刷又は印字する図形コード印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
市販されているインク・ジェット方式のプリンタでも、バーコード規格に合致したバーコードを印刷することができる。例えば、印刷したいコード情報をコンピュータに入力することにより、対応するバーコードを、インクジェット式プリンタにセットされた用紙上の任意の位置に印刷することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
インクジェット式プリンタは、高解像度のものが急速に低価格化しており、バーコードの印刷手段として手軽に利用できるようになってきた。インクジェット方式では、粒状のインクを飛ばして印刷又は印字する特性上、用紙上でのにじみ又は吸収が避けられない。インクジェット式プリンタの用紙としては、専用紙が推奨されているものも、一般の普通紙、所謂コピー用紙も利用可能である。専用紙では、インクの定着を良くする種々の処理が特別に施されているものの、一般紙と同様に、用紙によりにじみ又は吸収の程度は異なる。
【0004】
バーコードは、周知の通り、ナロー・バー、ワイド・バー、ナロー・スペース及びワイド・スペースの組合せからなり、それぞれの幅は、規格範囲内に納まっている必要があるので、一定以上のにじみは読み取りエラーにつながる。
【0005】
本発明は、用紙のにじみ等に応じて適切なサイズでバーコードを印刷できる図形コード印刷装置を提示することを目的とする。
【0006】
本発明はまた、にじみなどの特性が異なる複数の用紙に対応自在な図形コード印刷装置を提示することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る図形コード印刷装置は、図形コードをインクジェット方式により印刷する図形コード印刷装置であって、複数の用紙のそれぞれに対して、当該図形コードの用紙毎のナローバー、ナロースペース、ワイドバー及びワイドスペースからなる各エレメントのドット数情報を記憶するドット構成テーブルと、紙指定信号に応じて当該ドット構成テーブルから読み出される、当該紙指定信号で指定される用紙に対する各エレメントのドット数情報に従い、印刷すべき図形コードのドット・パターンを生成するドット・パターン生成手段と、当該ドット・パターン生成手段により生成されたドット・パターンを印刷出力する出力手段とを具備することを特徴とする。
【0009】
【作用】
上記手段により、印刷する用紙及び環境(例えば、湿度)に応じて、エレメントの適切なドット数を選択できるようになる。これにより、用紙又は環境が変わっても、規格に合致する図形コードを印刷できるようになり、読み取りエラーを低減できる。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示す。10は、複数種類の各用紙について、ナロー・バー(NB)、ワイド・バー(WB)、ナロー・スペース(NS)及びワイド・スペース(WS)の各ドット数のテーブルであり、データ・ファイルとして例えばコンピュータの外部記憶装置又はインク・ジェット式プリンタ内の不揮発メモリに記憶されている。本実施例では、3種類の専用紙#1,#2,#3のドット数データが予め記憶され、その他に、ユーザが2種類の用紙#4,#5について自由にドット構成を設定できるようになっている。
【0012】
テーブル10は、紙指定信号12に応じて、指定された用紙のナロー・バー、ワイド・バー、ナロー・スペース及びワイド・スペースの各ドット数情報をドット・パターン生成回路14に出力する。ドット・パターン生成回路14にはまた、印刷すべきバーコードのコード情報16が印加される。ドット・パターン生成回路14は、テーブル10からのドット数情報と、コード情報16とから、コード情報16で表現すべきバーコードのドット・パターンを生成する。
【0013】
ドット・パターン生成回路14により生成されたドット・パターンは、インクジェット駆動回路18に印加され、駆動回路18は、回路14から入力するドット・パターンに従い、図示しないインクジェット・ノズルを駆動し、用紙20上にバーコードを印刷する。
【0014】
図2、図3及び図4は、異なる用紙に対するドット数構成の一例であり、図2は、本実施例で使用したインクジェット・プリンタの製造メーカであるC社が指定する用紙に対する例、図3は、本出願人の提供する用紙に対する例、図4は、別のプリンタ・メーカであるE社の提供する用紙に対する例である。
【0015】
図2では、ナロー・バーを3ドット、ワイド・バーを11ドット、ナロー・スペースを7ドット、ワイド・スペースを15ドットとした。このとき、ナロー・バーは約350μm、ワイド・バーは約960μmであり、ワイド・バーの幅はナロー・バーの幅の約2.7倍である。なお、JIS規格によれば、バー・コードのナロー・バーの幅はナロー・スペースの幅に等しく、ワイド・バーの幅はワイド・スペースの幅に等しく、ワイド・バーの幅は、ナロー・バーの幅の2.2倍から3.0倍の範囲にあることが要求されている。
【0016】
図3では、ナロー・バーを3ドット、ワイド・バーを10ドット、ナロー・スペースを6ドット、ワイド・スペースを13ドットとした。このとき、ナロー・バーは約300μm、ワイド・バーは約840μmであり、ワイド・バーの幅はナロー・バーの幅の約2.8倍である。
【0017】
図4では、ナロー・バーを3ドット、ワイド・バーを11ドット、ナロー・スペースを8ドット、ワイド・スペースを17ドットとした。このとき、ナロー・バーは約375μm、ワイド・バーは約1,020μmであり、ワイド・バーの幅はナロー・バーの幅の約2.7倍である。
【0018】
実際に測定したところ、C社、本出願人及びE社の提供する各用紙について、JIS規格を満たす範囲で別のドット構成も可能である。図5は、C社の提供する用紙に対して選択可能なドット構成、図6は、本出願人の提供する用紙に対して選択可能なドット構成、図7は、E社の提供する用紙に対して選択可能なドット構成の表を示す。それぞれ、ナロー・バーを3ドット又は4ドットとしたとき、ワイド・バー(及びワイド・スペース)として4種類のドット構成が選択可能であった。
【0019】
インク・ジェット方式に推奨されている用紙でも、このように、適切なドット構成が異なるのであるから、一般紙を使用することを考えれば、JIS規格に適合するバーコードを印刷するためのドット構成は図5乃至図7で示したものより大きくずれることが予想される。
【0020】
同じ用紙であっても、図5乃至図7に示したように、ドット数の複数の組合せが選択可能であるが、これも、印刷環境、特に湿度に応じて変化することが考えられる。これを考慮すると、テーブル10のドット数データを変更自在とするのが好ましいことは明らかである。即ち、同じ用紙について、ドット構成の複数の選択肢をテーブル10に記憶しておくことにより、使用する用紙が常に同じ場合であっても、印刷環境の変化に容易に即応できるようになる。
【0021】
上記実施例では、テーブル10及びドット・パターン生成回路14は、インクジェット式プリンタを使用するコンピュータ又はデータ処理装置等に設けても、図形コード印刷の専用機としてプリンタに一体化しても、どちらでもよいことは明らかである。
【0022】
一次元のバーコードの例を説明したが、近年、二次元化した種々のバーコードが提案され、実用に提供されようとしている。このような二次元バーコードを印刷する印刷装置にも、本発明を適用できることは明らかであり、本発明は、一次元バーコード及び二次元バーコードを含む図形コードをインクジェット方式で印刷する印刷装置を包含する。
【0023】
【発明の効果】
以上の説明から容易に明らかなように、本発明よれば、用紙を変更しても、又は印刷環境が変化しても、規格に適した図形コードを印刷することができる。これにより、図形コードの読み取りエラーを大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概略構成ブロック図である。
【図2】 C社が指定する用紙に対するドット数構成と印刷結果の例である。
【図3】 本出願人の提供する用紙に対するドット数構成と印刷結果の例である。
【図4】 E社の提供する用紙に対するドット数構成と印刷結果の例である。
【図5】 C社の提供する用紙に対して選択可能なドット構成である。
【図6】 本出願人の提供する用紙に対して選択可能なドット構成である。
【図7】 E社の提供する用紙に対して選択可能なドット構成である。
【符号の説明】
10:ドット構成テーブル
12:紙指定信号
14:ドット・パターン生成回路
16:コード情報
18:インクジェット駆動回路
20:用紙
Claims (2)
- 図形コードをインクジェット方式により印刷する図形コード印刷装置であって、
複数の用紙のそれぞれに対して、当該図形コードの用紙毎のナローバー、ナロースペース、ワイドバー及びワイドスペースからなる各エレメントのドット数情報を記憶するドット構成テーブル(10)と、
紙指定信号(12)に応じて当該ドット構成テーブル(10)から読み出される、当該紙指定信号で指定される用紙に対する各エレメントのドット数情報に従い、印刷すべき図形コードのドット・パターンを生成するドット・パターン生成手段(14)と、
当該ドット・パターン生成手段(14)により生成されたドット・パターンを印刷出力する出力手段(18)
とを具備することを特徴とする図形コード印刷装置。 - 上記記憶手段が、同じ用紙の複数の印刷環境に対する、上記図形コードの各エレメントのドット数情報を記憶する請求項1に記載の図形コード印刷装置。
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