JP3859059B2 - プリンタ、及び、プリンタにおける紙種違い検出方法 - Google Patents

プリンタ、及び、プリンタにおける紙種違い検出方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタの用紙経路内において、印刷用紙の紙送りを行なう際のペーパーハンドリング技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータシステムに用いられるプリンタでも、様々な記録用紙に対して印刷を行なうことが行なわれるようになってきている。それに応じて、プリンタにおけるペーパーハンドリングに関しても、きめ細やかな制御技術が求められている。
【0003】
例えば、プリントヘッドに並べられたノズルから、細かいインク粒子を吐出させて用紙にドットを記録するインクジェット方式のプリンタにおいては、プリントヘッドと記録用紙とが非接触であって、その間に0.6mm程度の空間を保つことが必要である。インクジェットプリンタにおいて正確なドット径を再現するためには、厚みの異なる用紙を用いた場合にも、この空間が一定になるように調整する必要がある。そのために、最近のインクジェットプリンタではギャップ調整機構が搭載されている。
【0004】
インクジェットプリンタ等においては、例えば、用紙を水平に保って案内させるためのプラテンと呼ばれる平滑板の上に記録用紙を配し、その上部の空間で、プリントヘッドを搭載するキャリッジを走査させて印刷を行なう。従って、上記のギャップ調整機構では、キャリッジを上下動させることにより、ノズル開口部からプラテンまでの間隙の大きさ、すなわちペーパーギャップを設定する。
【0005】
従来のインクジェットプリンタで扱うことが出来た記録用紙は、普通紙や高品質カラー印刷用専用紙等、厚みが0.6mm以下である薄紙と、台紙から剥離可能な粘着シール等で構成されるラベル用紙等、厚み0.7mm乃至1.5mm程度の厚紙であった。
【0006】
ところで、最近では、CD−R(Compact Disk Recordable)やCD−RW(Compact Disk ReWritable)といった書き込み可能な光ディスク記録メディアが、個人ユースに用いられるまでに普及してきている。従来は、これら光ディスクに対しても、薄手のシートに印刷したものを貼り付けるという手法で、ラベリングが行なわれていた。これに対し、上記のような光ディスクの表面に直接印刷することができれば、ラベル剥離の問題もなくなり、便利である。そこで、このような光ディスクに直接印刷を行なうことができるインクジェットプリンタが開発されるに至っている。
【0007】
このような光ディスクに対する直接印刷を可能とするためには、光ディスクを嵌め込むことが可能な形に成形された、ポリプロピレン製のディスクトレイを用いる。このディスクトレイは、2.5mm程の厚さを有するものであり、従来におけるペーパーギャップの調整範囲を超えるような、大幅な調整が必要となってくる。そのためプリンタには、例えば、ユーザの選択に応じて、手動により上記のディスクトレイ専用のペーパーギャップに設定するための機構が設けられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来であれば、例えば、薄紙はオートシートフィーダから供給され、一方、厚紙は手挿し給紙口から供給されるというように、異なる用紙供給路から異なる種別の用紙が供給されていたため、設定ミスは起こりにくかった。しかし、上述のような環境下では、厚紙も、極厚紙としてのディスクトレイも、同じように手挿し給紙口から供給されることとなる。そのため、プリンタユーザの操作ミスにより、印刷を行なおうとしている記録用紙の種別に適合していないペーパーギャップに調整されてしまうという事態を生じやすい。
【0009】
そこで本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、ユーザにより誤ったギャップ設定がなされたような場合でも、プリンタにおいてこれを検知し、ユーザに対してギャップの再調整を促す等、必要な措置を講ずることができるプリンタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、モータ駆動制御手段により、用紙送りモータを動作させて、副走査方向への用紙送りを行ない、キャリッジモータを動作させて、プリントヘッドを搭載したキャリッジを主走査方向に移動させながら印刷を行なうプリンタが適用対象となる。上記構成のプリンタにおいて、前記モータ駆動制御手段は、前記キャリッジモータの消費電流値を検出するための電流検出手段と、該検出に係る電流値の情報を取得して、前記プリンタに装てんされている用紙種別に関する判断を行なう判定手段とを有している。そして、前記用紙送りモータにより、印刷用紙が、キャリッジの移動する主走査線下に至るまで用紙送りを行なわせた状態で、用紙の厚み確認動作を行なう。その用紙厚み確認動作の内容は、前記キャリッジモータの消費電流値を検出しつつ、前記印刷用紙上の所定の位置までキャリッジを移動させる過程において、前記電流検出手段によって検出される消費電流値が、所定の値を超えたことをもって、用紙不適合であるということを、前記判定手段が判断するものである。
【0011】
プリンタをこのように構成すれば、キャリッジに搭載されたプリントヘッドが、板紙の端縁部側面に当たってしまった場合の電流値の上昇を捉えて、用紙の厚みと、設定されているペーパーギャップとが適合していないことを検知することができる。
【0012】
また、上述の構成を有するプリンタは、光ディスクを装着したディスクトレイを、前記用紙送りモータによって、当該プリンタの用紙経路内において移動させることが可能に構成されているとともに、装てんされる用紙の種別に応じて、前記キャリッジを上下動させることにより、前記プリントヘッドと、用紙を平滑に保って案内させるためのプラテンとの間隙の大きさを設定するためのギャップ調節機構を有している。そこにおいて、前記キャリッジには、搭載されているプリントヘッドの高さに対して、所定の許し代を有する突起が設けられてあり、前記ギャップ調節機構により設定した用紙の種別よりも厚い用紙が、前記主走査線下にある状態で、前記キャリッジを走査させた場合に、前記突起が、装てんされている用紙の端縁側面に当接するよう構成されている。
【0013】
このように構成することにより、プリンタに装てんされるディスクトレイの形状、寸法に見合ったギャップ設定が、適切に行なわれるようになる。
【0014】
尚、所定の許し代は、キャリッジに設けられる突起がプリントヘッドよりも高い高さになるように許容しても良いし、該突起がプリントヘッドよりも低くなるように許容しても良い。
【0015】
例えば、ディスクトレイの長辺側の端縁部は、装着されている光ディスクよりも僅かに嵩高になっていることもある。その場合は、所定の許し代を、キャリッジに設けられる突起がプリントヘッドよりも低くなるように許容すれば良い。 また、前記プリンタは、前記判定手段によって、用紙不適合であると判断された際に、前記モータ駆動制御手段が、モータの動作を停止させるよう構成されていれば、装てんされている用紙と、設定されているペーパーギャップとの不適合に起因する印刷動作不良や、用紙の咬み込み等を、未然に防ぐことができる。
さらに、前記プリンタは、表示制御手段によって、画面に表示する情報を任意に書き換え可能な画面表示装置を備えており、前記判定手段によって、用紙不適合であると判断された際に、前記表示制御手段が、プリンタに装てんされている用紙に合わせた前記間隙の大きさに、前記ギャップ調整機構を設定し直すように促す旨の情報表示を、前記画面表示装置に対して行なわせるよう構成されている。
【0016】
プリンタをこのように構成することによって、プリンタが備える液晶画面などに、用紙不適合に関する適切な警告表示等を行なうことができる。
【0017】
また、上記課題を解決するためのプリンタの制御方法は、副走査方向に用紙送りを行ない、プリントヘッドを搭載したキャリッジを主走査方向に移動させながら印刷を行なうプリンタの制御方法であって、前記キャリッジが移動する主走査線下に印刷用紙の一部が配置されるまで用紙送りを行なわせた状態で、キャリッジ駆動用モータの消費電流値を検出しつつ、前記印刷用紙上の所定の位置までキャリッジを移動させる過程において、前記検出に係る電流値が、所定の値を超えたことを契機として、印刷動作を停止させることを特徴とするプリンタの制御方法である。
【0018】
上記プリンタ制御手順を実現させるためのコンピュータプログラムは、特定の媒体に記録して保持させることが可能である。すなわち、本発明のプログラムを格納した記録媒体は、プログラムを格納するメモリを備え、プロセッサを用いてプログラムに従う処理を実行するコンピュータに、用紙送りモータによって、副走査方向に用紙送りを行ない、駆動中の消費電流値を検出可能に構成されるキャリッジモータによって、プリントヘッドを搭載したキャリッジを主走査方向に移動させながら印刷を行なうプリンタを、制御させるためのプログラムである。このプログラムによるプリンタ制御の内容は、前記用紙送りモータにより、印刷用紙が、キャリッジの移動する主走査線下に至るまで用紙送りを行なわせ、前記印刷用紙上の所定の位置までキャリッジを移動させる過程において、前記検出に係るキャリッジモータの消費電流値が、所定の値を超えたこと契機として、用紙不適合に対応するための所定の処理を行なわせることにある。
【0019】
前記用紙不適合に対応するための所定の処理の具体的内容は、例えば以下のようなものであればよい。すなわち、第一に、前記キャリッジモータを停止させる処理が含まれるものである。第二に、前記プリンタが備える表示装置に、用紙不適合状態である旨の情報を表示させる処理が含まれるものである。また、第三に、これらの両方を含むものである。
【0020】
【発明の実施形態】
まず、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明が適用されるインクジェットプリンタ1の制御機構と用紙経路との構成を模式的に表す図である。
【0021】
プリンタ1では、その各部を統轄制御するため、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)16、ROM(Read Only Memory:読出し専用記憶素子)17、主記憶装置として働くRAM18(Random Access Memory:読み書き可能記憶素子)とがバスを介して接続され、コンピュータ構成の制御機構であるプリントコントローラ10(図1において、1点鎖線で囲んで表している)を成している。
【0022】
ホストコンピュータ2から送られてきた印刷命令データは、インタフェース装置19からバスをを介して、プリントコントローラ10に伝えられる。プリントコントローラ10は、実際にインクを吐出させて印刷動作を行なうプリントヘッド131を制御するとともに、印刷動作時の用紙送りにかかわる用紙送りモータ112や、オートシートフィーダ(ASF)ユニット101から、カットシート45を用紙経路5内に送り込むためのASFモータ111の駆動制御等を行なう。
【0023】
図2は、用紙経路5の周辺に配置される各構成部品の位置関係を説明するための斜視図である。図2においては、二点鎖線で表されるプリンタ筐体50内の、用紙送りにかかわる部分だけを透視して描いている。
【0024】
プリンタ筐体50背面には、記録媒体としての厚手の記録用紙やディスクトレイ46を供給するための手挿し給紙口51が設けられている。また、筐体50の上部には、図示しないスタッカに蓄えられて置かれている薄手の記録用紙45を、ASFローラ150によって用紙経路内に送り込むため、ASF給紙口52が開口されている。
【0025】
用紙経路には、印刷動作中の用紙送りを行なうための2つのローラ、即ち、給紙側ローラ151と排紙側ローラ152とが設けられている。この2つのローラ151及び152は、用紙送りモータ112により駆動され、ギア161乃至165を介して、同期して回転するようになっている。また、ローラ151及び152の上部からは、複数のピニオン171及び172が、それぞれ自由回転軸に取り付けられて、図示しないバネ機構によって各ローラ側に付勢されている。そして、これら複数のピニオンとローラとで、記録用紙を挟み込んで(図4参照)、用紙経路内を移動させる。
【0026】
2つのローラ151及び152間に配置されるプラテン140(図1参照)の上部空間には、2本のガイドレール134及び135に支持されて、印刷時における主走査方向に移動可能なキャリッジ13が配置されている。
【0027】
用紙経路内の各所には、逆V字型に切り込まれた底面に、各々発光素子と受光素子を配したセンサ120乃至122が設けられている。このセンサ120乃至122では、発光素子から発せられた光が物体に当たって反射し、その反射光を受光素子にて受けるようになっている。そして、センサ配下にある物体の反射率の変化による受光素子の出力電圧変化によって、物体を検知する。
【0028】
図3は、プリントコントローラ10が有する機能の内容を表すブロック図である。ホストコンピュータから送られてくる印刷命令は、インタフェース部31を介してコマンド解釈部32に送られる。そこで印字データと制御コードが各々解釈され、通常の印刷動作においては、制御コード解釈部34によって解釈された制御内容に従って、モータ制御部35の回転制御部39により、ハードウエアであるASFモータ111、用紙送りモータ112、及びキャリッジモータ113が駆動される。
【0029】
一方、印字データ解釈部33によってビットマップ展開されたイメージデータは、ヘッド制御部40に送られ、これに基づきプリントヘッド131が駆動される。
【0030】
本実施形態において特徴的な点は、モータ制御部35の有する機能にある。
【0031】
モータ制御部35には、キャリッジモータ113が特別な負荷なく動作しているときの消費電流値に比して、若干高めの電流値(例えば400mA)のデータが記憶されている。キャリッジモータ113駆動中の実際の消費電流値は、電流センサ114により絶えず検出されていて、その値はディジタル情報として比較対照部37に渡される。
【0032】
比較対照部37では、設定電流値(400mA)と、実際に検出される電流値とを比較して、実測値が設定値を上回ったときに、その旨を判断部38に伝える。判断部38は、後述の手順により、プリンタに装てんされている記録用紙と、設定されているペーパーギャップとの適合、あるいは不適合を判断し、判断内容に従った処理を行なう。
【0033】
図4は、記録媒体(図示の例ではディスクトレイ46)が印刷開始位置にセットされたときの状態を表す透視斜視図でる。ディスクトレイに搭載される光ディスクに対して正確な位置に印刷を行なうため、前記3つのセンサ120乃至122を用いて精密な頭出し操作が行なわれるが、ここではその詳細については省略する。
【0034】
本実施形態において重要な点は、記録媒体であるディスクトレイ46が、用紙送りモータ112により、キャリッジ13の移動する主走査線の下に配置されている状態にある、ということである。
【0035】
図5は、このときの記録媒体と、プリントヘッドを搭載するキャリッジとを、プリンタ正面側(用紙排出口53側)から見た図である。図5(a)は、キャリッジがいわゆるホームポジションにあるときの状態を表しており、プリントヘッド131が、乾燥防止用のキャップ132によって保護されている。図5(b)は、印刷実行に先だって、用紙厚の確認動作を実行するときの状態を表している。
【0036】
この確認動作は、キャリッジ131を記録媒体上の所定の位置まで移動させることにより行なう。プリントエンジン100(図1において一点鎖線で囲んで表す)の各部を制御するプリントコントローラ10は、通常の印字動作のときと同様の桁数制御を行なって、キャリッジモータ113(図3)を駆動し、キャリッジを図5(a)における矢印方向に主走査させる。例えば、A4サイズの用紙幅を80桁で管理する印字制御を行なう場合、40桁目まで走査を行なわせる。
【0037】
このとき、プリンタのペーパーギャップの設定が、ユーザにより正しくなされている場合は、図5(b)に表す状態のように、スムースにキャリッジは移動される。これに対して、ペーパーギャップの設定が正しく行なわれていないときには、キャリッジ13の側面に設けられた突起133が記録媒体に支えてしまうことがある。
【0038】
図6は、本発明の第1の実施形態において、設定されているペーパーギャップの大きさと、用紙の厚みとの関係を説明するための図であり、図5に表された各部を拡大して描くものである。図6(a)には、薄紙である記録紙45がプラテン140上に置かれ、薄紙に合わせたペーパーギャップ(図中PGで表す値)の設定が成されている状態が描かれている。図6(b)には、同じく薄紙に合わせたペーパーギャップの設定がなされているが、実際にはプラテン140上にディスクトレイ46が置かれている状態が表されている。
【0039】
図7は、図5(a)に表すような状態や、図6(b)に表すような状態で、用紙厚確認動作を行なう際の、モータ制御部35における手続の流れを説明するためのフローチャートである。
【0040】
例えば、図5(a)に表す状態のときには、印刷命令に先立つ用紙厚確認動作命令を受けて(図7におけるS701)、回転制御部39がキャリッジモータ113を駆動させて矢印の方向に動かし始める。その際、電流センサ114は、キャリッジモータ113の消費電流を監視している(S702及びS703)。
【0041】
この場合、キャリッジ13は抵抗なく移動するから、キャリッジモータ113の消費電流値も400mAを超えることはない(S704でNO)。そこで、図5(b)に示す位置にキャリッジが達したことをもって、用紙不適合の問題がないことが判断され、判断部38は通常の印刷動作を行なうよう、回転制御部39に命ずる(S705でYES、S706)。
【0042】
一方、図6(b)に表す状態の時には、図からも明らかなように、キャリッジ13を矢印方向に移動させる過程において、突起133がディスクトレイ46の端縁側面に支えてしまう。そのため、キャリッジモータ113は高い負荷を受け、短時間の間に消費電流が急上昇する。電流センサ114が検出する消費電流値が所定の値(前述の400mA)を超えると、比較対照部37がその旨を判断部38に伝える(S704でYES)。判断部38は、用紙の不適合があるとの判定を下し、回転制御部39に対して、キャリッジモータ113の停止を命ずる(S707)。
【0043】
この際、判断部38は、プリンタユーザに対してペーパーギャップの再設定を行なうように促すため、表示制御部41に命じて、プリンタ1に備える液晶表示装置20の画面上にその旨の警告表示を行なわせる(S708)。そして、回転制御部39にキャリッジモータ113を反転させて、キャリッジ13をホームポジションに戻すように命ずる。
【0044】
なお、この際、ホストコンピュータ2とプリンタ1とが双方向通信可能に接続されているなら、判断部38は制御コード解釈部34からインタフェース部31を介して、記録媒体とペーパーギャップの不適合がある旨をホストコンピュータに伝えてもよい。ホストコンピュータ2では、プリンタドライバの機能により警告表示を行なう。
【0045】
上述のような、用紙不適合に対応するためにプリンタが行なう処理に対して、プリンタユーザがこれに応えてペーパーギャップの再設定を行なった場合には、再度これらの手続が繰り返される(S701からS706)。
【0046】
図8は、本発明の第1の実施形態において、キャリッジ13に設けられる突起133が、プリントヘッド131よりも低い高さを有するように所定の許し代を有する理由を説明するための図である。
【0047】
本実施形態において表されるディスクトレイ46は、光ディスク47をその中に埋没させて納めるようになっている。従って、光ディスク47の印字面はディスクトレイ46の端縁側面の高さよりも低い位置にある。そのため、突起133の下端がプリントヘッド131の底面、すなわち各インクノズルの開口面と同一の高さであるとすれば、ノズルから印字面までの距離が相当長くなるようにペーパーギャップを設定しない限り、突起133は、すぐにディスクトレイ46の端縁側面に支えてしまう。そのため、キャリッジ13の突起133はプリントヘッド131よりも低い高さを有するように形成されている。換言すれば、突起133の下端は、プリントヘッド131の底面よりも僅かに上側にオフセットされている。
【0048】
このように、突起133がプリントヘッド131よりも低い高さを有するように許し代が設けられていることにより、実際の印刷動作の際には、インクノズルから光ディスク47の印字面までの距離が、適切に保たれる(図8(b)において隠れ線で表されるプリントヘッド131の底面参照)。
【0049】
なお、この許し代の大きさは、ディスクトレイ46の形状に応じて設定されるものであり、また、必ずしも、図8に示したように、突起133がプリントヘッド131よりも低い高さを有するものには限られない。
【0050】
以下に、本発明の第2の実施形態として、キャリッジ13に設けられる突起133´がプリントヘッド131よりも高い高さになるように所定の許し代を有する場合について説明する。
【0051】
尚、本実施形態のプリンタの基本的な構成は、図1〜図4に示した第1の実施形態のものと略同様であるので、その説明は省略する。
【0052】
図9は、この第2の実施形態における記録媒体の厚み確認動作の様子を表すための図であって、図9(a)は、薄手の用紙がセットされているときの状態を、図9(b)は、ディスクトレイがセットされて、かつ、用紙不適合が判断されるときの状態を、それぞれ表す。
【0053】
図9(a)及び(b)に示すように、本実施形態におけるキャリッジ13の突起133´はプリントヘッド131よりも高い高さを有するように形成されている。換言すれば、突起133´の下端は、プリントヘッド131の底面よりも僅かに下側に突出している。尚、本実施形態において表されるディスクトレイ46´は、図9(b)に示すように、光ディスク47の印字面がディスクトレイ46の端縁部側面と略等しい高さ位置になるように、光ディスク47を収納するものである。
【0054】
さて、本実施形態においても、第1の実施形態に関して図5に示したのと同様に、プリンタのペーパーギャップの設定が、ユーザにより正しくなされている場合は、スムースにキャリッジは移動される。これに対して、ペーパーギャップの設定が正しく行なわれていないときには、キャリッジ13の側面に設けられた突起133´が記録媒体に支えてしまうことがある。
【0055】
即ち、本実施形態においても、キャリッジ13の側面に設けられた突起133´は、ペーパーギャップの設定が正しく行なわれていない場合に、記録媒体の検出端として機能する。そして、図5(a)に表すような状態や、図9(b)に表すような状態で、用紙厚確認動作を行なう際のモータ制御部35における手続の流れは、図7に示したのと同様のフローにより実行される。
【0056】
従って、キャリッジ13に設けられた突起133´が記録媒体の端縁部側面に当たってしまった場合の電流値の上昇を捉えて、記録媒体の厚みと設定されたペーパーギャップとが適合していないことを検出することができる。
【0057】
更に、本実施形態においては、突起133´は、記録媒体の印刷面とプリントヘッド131の底面とのヘッドこすれを防止するためのガード部材としても機能する。即ち、図9(a)及び(b)に示すところから明らかなように、本実施形態におけるキャリッジ13の突起133´はプリントヘッド131の底面よりも下側に突出しているので、ヘッドこすれを生じるような場合には、それ以前に突起133´が記録媒体の端縁部側面に当たってしまう結果、図7に示すように、キャリッジモータ113の停止が命ぜられ(S707)、更に、キャリッジモータ113が反転されて、キャリッジ13をホームポジションに戻すような制御がなされる。従って、記録媒体の印刷面とプリントヘッド131の底面とのヘッドこすれを生じることが無い。
【0058】
以上のように、突起133´の所定の許し代は、キャリッジ13に設けられる突起133´がプリントヘッド131よりも高い高さになるように許容することもできる。
【0059】
尚、光ディスク47の印字面がディスクトレイ46の端縁部側面の高さよりも低い位置になる第1の実施形態と異なり、本実施形態においては、図9(b)に示したように、光ディスク47の印字面がディスクトレイ46´の端縁部側面と略等しい高さ位置になるため、キャリッジ13にプリントヘッド131よりも高い高さを有するように突起133´を設けたが、必ずしも、上記のような場合に限られない。光ディスク47の印字面とディスクトレイ46´の端縁部側面の高さとの関係如何に拘らず、突起133´がプリントヘッド131よりも高い高さを有するようにすることもできる。上述したペーパーギャップの設定が不適当な場合の記録媒体の検出端としての機能やヘッドこすれを防止するためのガード部材としての機能だけを考慮すれば、突起133´がプリントヘッド131よりも低い第1の実施形態よりも、本実施形態のように突起133´がプリントヘッド131よりも高い方が有効である。即ち、突起133´がプリントヘッド131よりも高い方が図7に示した制御シーケンスにとってより有効と言える。
【0060】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、光ディスクを装着したディスクトレイのような極厚手の記録媒体をプリンタで扱う際にも、ペーパーギャップの設定間違いによる誤動作、用紙の咬み込み等を未然に防止することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるプリンタのハードウエア構成を表す図。
【図2】図1に示したプリンタの用紙経路周辺の主要構成部品を透視して描く図。
【図3】図1に示したプリンタにおけるプリントコントローラが有する機能の内容を説明するためのブロック図。
【図4】図2における、ディスクトレイが用紙送りされて、主走査線の下にまで至った状態を表す図。
【図5】本発明の第1の実施形態における記録媒体の厚み確認動作の様子を表すための図であって、図5(a)は、動作開始前の状態を、図5(b)は、用紙の適合が確認されるときの状態を、それぞれ表す。
【図6】本発明の第1の実施形態における記録媒体の厚み確認動作の様子を表すための図であって、図6(a)は、薄手の用紙がセットされているときの状態を、図6(b)は、ディスクトレイがセットされて、かつ、用紙不適合が判断されるときの状態を、それぞれ表す。
【図7】本発明の第1の実施形態における記録媒体の厚み確認動作の際における制御手順を説明するためのフローチャート。
【図8】本発明の第1の実施形態において、キャリッジに設けられる突起が、プリントヘッドよりも低い高さを有するように所定の許し代を有する理由を説明するための図。
【図9】本発明の第2の実施形態における記録媒体の厚み確認動作の様子を表すための図であって、図9(a)は、薄手の用紙がセットされているときの状態を、図9(b)は、ディスクトレイがセットされて、かつ、用紙不適合が判断されるときの状態を、それぞれ表す。
【符号の説明】
1 プリンタ
2 ホストコンピュータ
10 プリントコントローラ
13 キャリッジ
16 CPU
17 ROM
18 RAM
35 モータ制御部(モータ駆動制御手段)
36 設定電流値記憶部
37 比較対照部
38 判断部(判定手段)
39 回転制御部
41 表示制御部(表示制御手段)
46 ディスクトレイ
46´ ディスクトレイ
47 光ディスク
112 用紙送りモータ
113 キャリッジモータ
114 電流センサ(電流検出手段)
131 プリントヘッド
133 突起
133´ 突起

Claims (6)

  1. モータ駆動制御手段により、
    用紙送りモータを動作させて、副走査方向への用紙送りを行ない、
    キャリッジモータを動作させて、プリントヘッドを搭載したキャリッジを主走査方向に移動させながら印刷を行なうプリンタにおいて、
    前記モータ駆動制御手段は、
    前記キャリッジモータの消費電流値を検出するための電流検出手段と、
    該検出に係る電流値の情報を取得して、前記プリンタに装てんされている用紙種別に関する判断を行なう判定手段とを有しており、
    前記用紙送りモータにより、印刷用紙が、キャリッジの移動する主走査線下に至るまで用紙送りを行なわせた状態で、
    前記キャリッジモータの消費電流値を検出しつつ、前記印刷用紙上の所定の位置までキャリッジを移動させる過程において、
    前記判定手段は、前記電流検出手段によって検出される消費電流値が、所定の値を超えたことをもって、用紙不適合であると判断するよう構成されてなり、
    光ディスクを装着したディスクトレイを、前記用紙送りモータによって、当該プリンタの用紙経路内において移動させることが可能に構成されているとともに、
    装てんされる用紙の種別に応じて、前記キャリッジを上下動させることにより、前記プリントヘッドとプラテンとの間隙の大きさを設定するためのギャップ調節機構を有し、
    前記キャリッジには、
    搭載されているプリントヘッドの高さに対して、所定の許し代を有する突起が設けられてあり、
    前記ギャップ調節機構により設定した用紙の種別よりも厚い用紙が、前記主走査線下にある状態で、前記キャリッジを走査させた場合に、
    前記突起が、装てんされている用紙の端縁側面に当接するよう構成されていることを特徴とするプリンタ。
  2. 前記プリンタは、
    前記判定手段によって、用紙不適合であると判断された際に、
    前記モータ駆動制御手段が、モータ駆動動作を停止させるよう構成されていることを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  3. 前記プリンタは、
    表示制御手段によって、画面に表示する情報を任意に書き換え可能な画面表示装置を備えており、
    前記判定手段によって、用紙不適合であると判断された際に、
    前記表示制御手段が、プリンタに装てんされている用紙に合わせた前記間隙の大きさに、前記ギャップ調整機構を設定し直すように促す旨の情報表示を、前記画面表示装置に対して行なわせるよう構成されていることを特徴とする請求項1、又は、請求項2記載のプリンタ。
  4. 副走査方向に用紙送りを行ない、プリントヘッドを搭載したキャリッジを主走査方向に移動させながら印刷を行なうプリンタの制御方法であって、
    前記プリンタは、
    光ディスクを装着したディスクトレイを、前記用紙送りモータによって、当該プリンタの用紙経路内において移動させることが可能に構成されているとともに、
    装てんされる用紙の種別に応じて、前記キャリッジを上下動させることにより、前記プリントヘッドとプラテンとの間隙の大きさを設定するためのギャップ調節機構を有しており、
    前記キャリッジには、
    搭載されているプリントヘッドの高さに対して、所定の許し代を有する突起が設けられてあり、
    前記ギャップ調節機構により設定した用紙の種別よりも厚い用紙が、前記主走査線下にある状態で、前記キャリッジを走査させた場合に、
    前記突起が、装てんされている用紙の端縁側面に当接するよう構成されており、
    前記キャリッジが移動する主走査線下に記録用紙の一部が配置されるまで用紙送りを行なわせた状態で、
    キャリッジ駆動用モータの消費電流値を検出しつつ、前記記録用紙上の所定の位置までキャリッジを移動させる過程において、
    前記検出に係る電流値が、所定の値を超えたことを契機として、印刷動作を停止させることを特徴とするプリンタの制御方法。
  5. プログラムを格納するメモリを備え、プロセッサを用いてプログラムに従う処理を実行するコンピュータに、
    用紙送りモータによって、副走査方向に用紙送りを行ない、
    駆動中の消費電流値を検出可能に構成されるにキャリッジモータによって、プリントヘッドを搭載したキャリッジを主走査方向に移動させながら印刷を行なうプリンタを、制御させるためのプログラムであって、
    前記プリンタは、
    光ディスクを装着したディスクトレイを、前記用紙送りモータによって、当該プリンタの用紙経路内において移動させることが可能に構成されているとともに、
    装てんされる用紙の種別に応じて、前記キャリッジを上下動させることにより、前記プリントヘッドとプラテンとの間隙の大きさを設定するためのギャップ調節機構を有しており、
    前記キャリッジには、
    搭載されているプリントヘッドの高さに対して、所定の許し代を有する突起が設けられてあり、
    前記ギャップ調節機構により設定した用紙の種別よりも厚い用紙が、前記主走査線下にある状態で、前記キャリッジを走査させた場合に、
    前記突起が、装てんされている用紙の端縁側面に当接するよう構成されており、
    前記用紙送りモータにより、印刷用紙が、キャリッジの移動する主走査線下に至るまで用紙送りを行なわせ、
    前記印刷用紙上の所定の位置までキャリッジを移動させる過程において、前記検出に係るキャリッジモータの消費電流値が、所定の値を超えたこと契機として、用紙不適合に対応するための所定の処理を行なわせるように、前記コンピュータを制御するためのプログラムを格納した、前記コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
  6. 前記用紙不適合に対応するための所定の処理には、
    前記キャリッジモータを停止させる処理、
    及び又は、前記プリンタが備える表示装置に、用紙不適合状態である旨の情報を表示させる処理が含まれるものであることを特徴とする請求項5記載のプログラムを格納した、前記コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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