JP2000263816A - プリント装置およびプリント方法 - Google Patents

プリント装置およびプリント方法

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JP2000263816A
JP2000263816A JP7053899A JP7053899A JP2000263816A JP 2000263816 A JP2000263816 A JP 2000263816A JP 7053899 A JP7053899 A JP 7053899A JP 7053899 A JP7053899 A JP 7053899A JP 2000263816 A JP2000263816 A JP 2000263816A
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printing
ink
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agents
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JP7053899A
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Toshimitsu Danzuka
俊光 弾塚
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Canon Inc
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同系色について濃度の異なる複数種類(例え
ば3種類)の記録剤(インク)を使用するにあたり、そ
れら記録剤の濃度を適切に定めることによって、記録階
調数を有効に増すことができるようにする。 【解決手段】 3種類の同系色のインクを用い、同一画
素に対しては2種を越える同系色のインクの重ね記録を
行わないように制限する一方、各インクの色材濃度を適
切に定める。すなわち3種類のインクが1:2:4の濃
度比率となるようにし、かつ適切にインクの組み合わせ
を定めることによって、7階調の記録を可能とする。7
通りの組み合わせにおける1画素あたりの色材量は、1
画素に第1インクのみによる記録を行った際の色材量を
「1」とした規格化色材量で表わせば、それぞれ、
「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、
「6」であり、等間隔のものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント装置およ
びプリント方法に関し、特にプリント媒体に対し同系色
の濃度の異なるインク等のプリント剤を2種類以上用い
て階調記録を行うプリント装置およびプリント方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】現在主流となりつつあるプリント方式と
しては、熱エネルギによりインクリボンのインクをプリ
ント媒体に転写する熱転写方式や、インクなどの液体を
吐出しこれをプリント媒体に付着させてプリントを行う
インクジェット方式等がある。
【0003】とりわけインクジェット方式は、プリント
速度が高く、またプリント動作に伴う騒音が低く、さら
に複数色のインクをプリントに用いればカラー化も容易
で、しかも所謂普通紙に特別な定着処理を行わなくても
所望のプリントが行えるという特長を有している。
【0004】また、それらのようなプリント方式を採用
したプリント装置は一般に広く普及しているが、最近で
はさらなる高階調化も求められている。かかる高階調化
の要求に対しては、同系色について濃度の異なる複数種
のプリント剤を用いることが有効である。例えばインク
ジェット記録装置においては、同系色(例えばシアン)
について濃度の異なる2種類以上のインクを用いること
で、高階調のプリントに対応している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同系色
について濃度の異なる複数種類のプリント剤を用いて多
値プリントを行うに際して、複数種類のプリント剤の濃
度比が適切でないと、有効に階調数を増すことができな
いという問題があった。
【0006】本発明は、このような問題点に着目し、複
数種類のプリント剤の濃度を適切に定めることによっ
て、階調数の有効な増加を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は、
同系色について濃度が異なるN種(Nは2以上の自然
数)のプリント剤を用いてプリントを行うプリント装置
であって、前記N種のプリント剤の濃度値を低いものか
ら順にならべた数列、 {CN}={C1,C2,C3,…,CN} の全項を、第1項の値C1で除することによって得られ
る数列、 {DM}={D1,D2,D3,…,DN} ={C1/C1,C2/C1,C3/C1,…,CN/C1} (Mは1≦M≦Nの自然数)について、前記Nが奇数で
ある場合には、 第M=1項から第M=[(N/2) +0.5 ]項は{M}、 第M=[(N/2) +0.5 +1 ]項はM+(N/2) −0.5 、 第M=[(N/2) +0.5 +2 ]項から第M=N項は {[3 ×(N/2) +2.5 ]+[(N/2) +1.5 ]×[M−(N
/2) −2.5 ]} であり、前記Nが偶数である場合には、 第M=1項から第M=[(N/2) +1 ]項は{M}、 第M=[(N/2) +1 +1 ]項はM+(N/2) 、 第M=[(N/2) +1 +2 ]項から第M=N項は {[3 ×(N/2) +4 ]+[(N/2) +2 ]×[M−(N/2)
−3 ]} であるように定めた前記N種のプリント剤を用いてプリ
ントを行う手段を具えたことを特徴とする。
【0008】また、本発明は、同系色について濃度が異
なるN種(Nは2以上の自然数)のプリント剤を用いて
プリントを行うプリント方法であって、前記N種のプリ
ント剤の濃度値を低いものから順にならべた数列、 {CN}={C1,C2,C3,…,CN} の全項を、第1項の値C1で除することによって得られ
る数列、 {DM}={D1,D2,D3,…,DN} ={C1/C1,C2/C1,C3/C1,…,CN/C1} (Mは1≦M≦Nの自然数)について、前記Nが奇数で
ある場合には、 第M=1項から第M=[(N/2) +0.5 ]項は{M}、 第M=[(N/2) +0.5 +1 ]項はM+(N/2) −0.5 、 第M=[(N/2) +0.5 +2 ]項から第M=N項は {[3 ×(N/2) +2.5 ]+[(N/2) +1.5 ]×[M−(N
/2) −2.5 ]} であり、前記Nが偶数である場合には、 第M=1項から第M=[(N/2) +1 ]項は{M}、 第M=[(N/2) +1 +1 ]項はM+(N/2) 、 第M=[(N/2) +1 +2 ]項から第M=N項は {[3 ×(N/2) +4 ]+[(N/2) +2 ]×[M−(N/2)
−3 ]} であるように定めた前記N種のプリント剤を用いてプリ
ントを行うことを特徴とする。
【0009】これらにおいて、実質的に同一の画素に対
しては、前記N種のプリント剤のうち、1種のプリント
剤を複数回用いるプリントおよび前記N種のプリント剤
を3回以上用いるプリントを行わないように制限するこ
とができる。
【0010】また、3種以上のプリント剤、さらには4
種以上のプリント剤を用いることができる。
【0011】また、以上において、前記N種のインクを
前記プリント剤として担持したインクリボンと、当該イ
ンクを溶融してプリント媒体に転写するためのサーマル
ヘッドとを用いることができる。
【0012】あるいは、前記N種のインクを前記プリン
ト剤としてプリント媒体に吐出するためのインクジェッ
トヘッドを用いることができる。ここで、前記インクジ
ェットヘッドは、前記インクを吐出するために利用され
るエネルギとしてインクに膜沸騰を生じさせる熱エネル
ギを発生する電気熱変換素子を有するものとすることが
できる。
【0013】また、本発明は、上記のいずれかの形態の
プリント装置またはプリント方法でプリントが行われた
プリント物に存する。
【0014】なお、本明細書において「プリント」(以
下においては「記録」ともいう)とは、文字,図形等有
意の情報を形成する場合のみならず、広く画像,模様,
パターン等を媒体上に形成する場合も言うものとする。
【0015】また、「プリント媒体」とは、一般的なプ
リント装置で用いられている紙のみならず、布,プラス
チックフィルム,金属板等、広くプリント剤を受容可能
なものも言うものとする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。
【0017】(第1例)図1は、本発明の実施形態の第
1例として、本発明を適用可能なプリント装置としての
熱転写プリンタの概略構成例を示す。
【0018】図1において、プリント媒体(以下、メデ
ィアと称する)Mは、副走査モータ1の駆動に伴って図
中矢印R方向に回転するプラテンローラ2および不図示
の搬送ローラ群により、図中矢印F方向に搬送(副走
査)される。このメディアMの搬送方向と直交する方向
にガイドシャフト3aおよび3bが平行に配設されてお
り、主走査モータ6の駆動に伴ってキャリッジ4に搭載
されたサーマルヘッド5がガイドシャフト3aおよび3
bに沿って、図中矢印S方向(主走査方向)に往副走査
する。
【0019】メディアMは副走査モータ1によってR方
向に間欠送りされる一方、その停止時にサーマルヘッド
5が主走査方向に走査され、その走査の過程で画像信号
に応じ不図示のインクリボンに担持されたインクを溶融
し、メディアMに転写することによって画像のプリント
(記録)が行われる。なお、サーマルヘッド5には、例
えば、128 個の発熱素子が300 dpi(ドット/イン
チ)の密度で副走査方向に配列されている。そして、本
例の熱転写プリンタの解像度は、主・ 副両走査方向につ
いて300 dpi×300 dpiである。
【0020】図2は本例の熱転写プリンタに用いられる
インクリボンの構成例を模式的に示す。図2に示すよう
に、インクリボンは、ワックス中に黒色色材を16重量%
混合させた第3インク13、同じく黒色色材を8重量%
混合させた第2インク12、同じく黒色色材を4重量%
混合させた第1インク11が順番かつ周期的に、基材フ
ィルム10上に塗布されている。また、各インクが塗布
される幅は、メディアMの主走査方向サイズ(プリンタ
に用いられうるもののうち主走査方向サイズが最大のも
の)より若干長い幅である。
【0021】図3は、記録動作の制御を含め図1の装置
各部を制御するための制御系の構成例を示す。図におい
て、400はホスト装置Hとの間でプリントデータ等の
送受信を行うためのインターフェース、500は本例の
プリンタの主制御部をなす記録制御部である。この記録
制御部500において、401は各種制御手順等を実行
するMPU、402はMPUが実行する制御手順に対応
したプログラムその他の固定データを格納したROM、
403は各種データ(記録動作の制御信号やサーマルヘ
ッド5に供給すべきデータ等)を保存するためのダイナ
ミックRAM(DRAM)である。404はサーマルヘ
ッド5に対する記録データの供給制御を行うゲートアレ
イであり、インターフェース400、MPU401、D
RAM403間のデータ転送制御も行う。
【0022】407および408は、それぞれ、主走査
モータ6および副走査モータ1を駆動するためのモータ
ドライバ、409はサーマルヘッド5を駆動するための
ヘッドドライバである。
【0023】図1の構成において、メディアMがプラテ
ンローラ2等の回転に伴ってサーマルヘッド5と対向す
る所定の画像記録開始位置まで搬送され、ここで停止す
ると、キャリッジ4の移動に伴ってサーマルヘッド5は
図中矢印S方向のうちの往方向(右方向)に主走査さ
れ、その過程で画像信号に応じてまずインクリボンに担
持された第3インク13を溶融し、メディアMに転写す
る。その後、キャリッジ4ないしヘッド5は図中矢印S
方向のうちの復方向(左方向)に主走査され、図1の左
端側の所定位置(キャリッジホームポジション)に復帰
する。
【0024】また、この復方向走査の間に、インクリボ
ンは不図示のインクリボン搬送機構によって搬送され、
サーマルヘッド5の主走査領域に第2インク12が対向
するようになして、当該第2インクを用いた画像記録に
備える。そして、第3インクを用いた場合と同様の第2
インク12を用いた画像記録、さらには第1インク11
を用いた画像記録が行われる。
【0025】このように、メディアMの同一主走査領域
上に第3、第2および第1インクによる画像記録が行わ
れると、副走査モータ1が駆動されメディアMは画像記
録が行われた副走査方向幅の分(本例では(128 /300
)インチ 10.8mm)だけ副走査される。この後、第
3、第2および第1インクを用いた同様の画像記録と副
走査とが、メディアMの各主走査領域の副走査方向幅毎
に、メディアMの終端に至るまで順次行われて画像記録
動作が終了し、プラテンローラ2等の回転によってメデ
ィアMは排出される。
【0026】このような装置では、同一画素に3種のイ
ンクを用いる階調画像記録、すなわち同一画素上に最大
3層にインクを重ねる記録が可能であるが、3種目のイ
ンク(本例では第1インク11)を用いる画像記録に際
して、メディアMの種類によっては、既に2層のインク
が記録されて凸部を形成している画素と、全くインク層
が形成されていない画素、すなわちメディアM上に初め
て第1インク11が記録される画素との間で、第1イン
ク11の転写率が大きく異なってしまうことがある。そ
こで、同一画素に対しては重ねるインクを2種類までに
適切に制限し、3種のインクすべてを用いる画像記録が
行われないようにする。これは、例えばホスト装置H側
での画像展開時におけるプリンタドライバ等の制御によ
って画像データを加工することで行うこともできるし、
あるいは画像データを受信するプリンタ側の記録制御部
500の内部処理によって行うこともできる。
【0027】いずれにしても本例のプリンタでは、3種
類の同系色のインク(本例では黒色)を用いる一方、同
一画素に対しては2種を越える同系色のインクの重ね記
録を行わないように制限する。しかし複数種類のインク
の色材濃度を適切に定めること、すなわち上記3種類の
インク11、12および13の黒色色材の濃度を、それ
ぞれ、4重量%、8重量%および16重量%とし、1:
2:4の濃度比率となるようにし、かつ適切にインクの
組み合わせを定めることによって、階調数を有効に増す
ことができる。
【0028】図4は本例の階調記録で用いるインクの組
み合わせの説明図である。〜は1画素に記録可能な
インクの組み合わせの番号を示し、各番号に対して第1
〜第3インクの記録の有無が図示のように定められる。
また、「インク層数」は当該組み合わせによって同一画
素に重ね記録されるインクの層数を示しており、本例で
は最大でも2層である。
【0029】本例では、同図示のように、1画素に記録
可能なインクの組み合わせは〜の7通りであり、7
階調の記録を可能としている。すなわち、 第1〜第3インクのすべてを記録しない。
【0030】第1インクのみを記録する。
【0031】第2インクのみを記録する。
【0032】第1および第2インクを記録する。
【0033】第3インクのみを記録する。
【0034】第1および第3インクを記録する。
【0035】第2および第3インクを記録する。
【0036】のように組み合わせを定めることによっ
て、最低階調を得るの組み合わせから最高階調を得る
の組み合わせまで、7段階の階調表現を可能としてい
る。
【0037】なお、このように階調に応じて用いるイン
クを決定し、それに応じてプリンタないしインクリボン
が駆動されるようにするにあたっては、例えばホスト装
置H側のプリンタドライバ等の制御によって、あるいは
画像データを受信するプリンタ側の記録制御部500の
内部処理によって、記録すべき画素に対応する画像デー
タを7段階に分け、図4の如き組み合わせテーブル(R
OMに固定データとして格納しておくこともできるし、
あるいは適宜RAMに展開されるものでもよい)を参照
するようにすることができる。
【0038】さて、上記7通りの組み合わせ〜にお
ける1画素あたりの色材量は、1画素に第1インクのみ
による記録を行った際の色材量を「1」とした規格化色
材量で表わせば、それぞれ、「0」、「1」、「2」、
「3」、「4」、「5」、「6」であり、等間隔のもの
となる。
【0039】記録画像濃度は記録色材量に比例すると考
えてよい(透過画像濃度はほぼ完全に記録色材量に比例
し、反射画像濃度に関しては、高濃度域において比例関
係からのずれが生じるが、それ以外の濃度域では記録色
材量に比例する)。従って本例の場合、1画素のみで表
現できる画像濃度も、ほぼ等間隔の7つの値が得られる
ことになる。すなわち、第1、第2および第3インクの
濃度比を1:2:4としたことによって、1画素のみで
表現できる画像濃度を、ほぼ等間隔の7値とし、有効か
つ適切に階調数を増すことができたのである。
【0040】換言すれば、同系色で濃度の異なる3種の
記録剤を用いる場合にあって、当該3種の記録剤の濃度
値を低いものから順にならべた数列、 {4,8,16} の全項を、第1項の値「4」で除することによって得ら
れる数列、 {1,2,4} が、第1項から第[(3/2 )+0.5 ]項=第2項までは
{1,2}であり、第[(3/2 )+0.5 +1 ]項=第3
項は{4}であるようにしたことによって、階調数を最
も有効に増すことができるのである。
【0041】(第2例)上記第1例では、同系色で濃度
の異なる3種の記録剤を用いる熱転写プリンタに本発明
を適用した場合について説明したが、記録剤の種類やそ
の数は上述に限られるものではなく、また適用対象とな
る記録方式や記録装置についても熱転写プリンタに限ら
れるものではない。本発明の実施形態の第2例では、同
系色で濃度の異なる4種の記録剤を用いるインクジェッ
トプリンタに本発明を適用した場合について説明する。
【0042】図5は本発明を適用可能なプリント装置と
してのインクジェットプリンタの概略構成例を示す。こ
こで、図1の構成と同様に構成できる各部については対
応箇所に同一符号を付してその説明は省略する。また、
その制御系の構成についても図3に示したものとほぼ同
様のものを採用できるので、その説明を省略する。
【0043】図5において、51〜54はキャリッジ4
に搭載されるインクジェットヘッドであり、主走査の過
程で画像信号に応じてインクをメディアMに対して吐出
することにより画像形成を行う。ここで、インクジェッ
トヘッド51は溶媒中に黒色染料を1重量%溶解させて
なるインク(第1インク)を、インクジェットヘッド5
2は溶媒中に黒色染料を2重量%溶解させてなるインク
(第2インク)を、インクジェットヘッド53は溶媒中
に黒色染料を3重量%溶解させてなるインク(第3イン
ク)を、インクジェットヘッド54は溶媒中に黒色染料
を6重量%溶解させてなるインク(第4インク)を、そ
れぞれ吐出するために配置される。
【0044】インクジェットヘッド51〜54のそれぞ
れには、インクを例えば滴として吐出するための吐出口
が256 個、副走査方向に600 dpiのピッチをもって配
列されており、本例のインクジェットプリンタの解像度
は、主・副両走査方向について600 dpi×600 dpi
である。
【0045】なお、インクジェットヘッド51〜54
は、それぞれインクを収納したインクタンクとインクを
吐出するプリントヘッド部とから構成され、キャリッジ
に対し着脱自在なカートリッジの形態であってもよく、
両者を完全に一体のものとしてインクタンクのインク残
量が無くなったとき等にヘッドカートリッジごと交換で
きるようにすることもできるし、両者を分離可能として
インクタンクのみを取り外して交換できるようにしても
よい。あるいはこれらのように両者を一体とするほか、
これらを別体としてインクタンクを装置の他の部位に設
け、両者間をチューブ等で連通してプリントヘッドへの
インク供給がなされるようなものでもよい。さらにこの
形態において、予め濃度の異なるインクを収納したイン
クタンクを用いることもできるし、例えばインクタンク
自体は高濃度のインクを収納したもののみを用意し、低
濃度のインクを吐出するためのヘッドへのインク供給経
路において適宜濃インクを薄める手段を付加したもので
あってもよい。
【0046】加えて、図示の例のようにインクの種類毎
に別体のインクジェットヘッドを設けるのではなく、複
数濃度のインクを吐出可能な吐出部を有した一体のプリ
ント手段とすることもできる。また、本例ではインクは
黒色(ブラック)に関して複数種類のものを設けている
が、イエロー色、シアン色およびマゼンタ色などのカラ
ーインクについても同様の構成のものを付加してもよ
い。
【0047】図5の構成において、メディアMがプラテ
ンローラ2等の回転に伴ってインクジェットヘッド51
〜54と対向する所定の画像記録開始位置まで搬送さ
れ、ここで停止すると、キャリッジ4の移動に伴ってイ
ンクジェットヘッド51〜54は図中矢印S方向のうち
の往方向(右方向)に主走査され、その過程で画像信号
に応じてメディアMにインクを吐出する。その後、副走
査モータ1が駆動され、メディアMは画像記録が行われ
た副走査方向幅の分(本例では(256 /600 )インチ
10.8mm)だけ副走査される。次にキャリッジ4ないし
ヘッド51〜54は図中矢印S方向のうちの復方向(左
方向)に主走査され、その過程でも画像信号に応じてイ
ンクジェットヘッド51〜54はメディアMにインクを
吐出する。
【0048】このようにインクジェットヘッド51〜5
4を用いた同様の画像記録と副走査とが、メディアMの
各主走査領域の副走査方向幅毎に、メディアMの実質的
な終端に至るまで順次行われて画像記録動作が終了し、
プラテンローラ2等の回転によってメディアMは排出さ
れる。
【0049】このような装置では、実質的な同一画素に
4種のインクを用いる階調画像記録、すなわち実質的な
同一画素上に最大4滴のインクを着弾させる記録が可能
であるが、実質的な同一画素上に3滴以上のインクを着
弾させると、メディアMの種類によっては、インクの吸
収能力あるいは吸収速度の不足から、所謂「インク溢
れ」という現象が発生することがある。
【0050】そこで、本例では同一画素に対しては打ち
込むインク滴を2種類までに適切に制限し、3種以上の
インクを用いる画像記録が行われないようにする。これ
は、第1例と同様、例えばホスト装置H側での画像展開
時におけるプリンタドライバ等の制御によって画像デー
タを加工することで行うこともできるし、あるいは画像
データを受信するプリンタ側の記録制御部500の内部
処理によって行うこともできる。
【0051】いずれにしても本例のプリンタでは、4種
類の同系色のインク(本例では黒色)を用いる一方、同
一画素に対しては2種を越える同系色のインクの打ち込
みを行わないように制限する。しかし複数種類のインク
の色材濃度を適切に定めること、すなわち上記4種類の
インクの染料濃度を、それぞれ、1重量%、2重量%、
3重量%および6重量%とし、1:2:3:6の濃度比
率となるようにし、かつ適切にインクの組み合わせを定
めることによって、階調数を有効に増すことができる。
【0052】図6は本例の階調記録で用いるインクの組
み合わせの説明図である。(i) 〜(xi)は1画素に記録可
能なインクの組み合わせの番号を示し、各番号に対して
第1〜第4インクによる記録の有無が図示のように定め
られる。また、「1画素あたりの記録インク数」は当該
組み合わせによって実質的同一画素に重ねて打ち込まれ
るインクの滴数を示しており、本例では最大でも2層で
ある。
【0053】本例では、同図示のように、1画素に記録
可能なインクの組み合わせは(i) 〜(xi)の11通りであ
り、11階調の記録を可能としている。すなわち、 (i) 第1〜第4インクのすべてを記録しない。
【0054】(ii)第1インクのみを記録する。
【0055】(iii) 第2インクのみを記録する。
【0056】(iv)第3インクのみを記録する。
【0057】(v) 第1および第2インクを記録する。
【0058】(vi)第1および第3インクを記録する。
【0059】(vii) 第2および第3インクを記録する。
【0060】(viii)第4インクのみを記録する。
【0061】(ix)第1および第4インクを記録する。
【0062】(x) 第2および第4インクを記録する。
【0063】(xi)第3および第4インクを記録する。
【0064】のように組み合わせを定めることによっ
て、最低階調を得る(i) の組み合わせから最高階調を得
る(xi)の組み合わせまで、11段階の階調表現を可能と
している。
【0065】なお、このように階調に応じて用いるイン
クを決定し、それに応じてインクジェットヘッドが駆動
されるようにするにあたっては、例えばホスト装置H側
のプリンタドライバ等の制御によって、あるいは画像デ
ータを受信するプリンタ側の記録制御部500の内部処
理によって、記録すべき画素に対応する画像データを1
1段階に分け、図6の如き組み合わせテーブル(ROM
に固定データとして格納しておくこともできるし、ある
いは適宜RAMに展開されるものでもよい)を参照する
ようにすることができる。
【0066】さて、上記11通りの組み合わせ(i) 〜(x
i)における1画素あたりの染料量は、1画素に第1イン
クのみによる記録を行った際の染料量を「1」とした規
格化染料量で表わせば、それぞれ、「0」、「1」、
「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、
「8」、「9」、「10」であり、等間隔のものとな
る。
【0067】記録画像濃度は記録染料量に比例すると考
えてよい(透過画像濃度はほぼ完全に記録染料量に比例
し、反射画像濃度に関しては、高濃度域において比例関
係からのずれが生じるが、それ以外の濃度域では記録染
料量に比例する)。従って本例の場合、1画素のみで表
現できる画像濃度も、ほぼ等間隔の11個の値が得られる
ことになる。すなわち、第1、第2、第3および第4イ
ンクの濃度比を1:2:3:6としたことによって、1
画素のみで表現できる画像濃度を、ほぼ等間隔の11値と
し、有効かつ適切に階調数を増すことができたのであ
る。
【0068】換言すれば、同系色で濃度の異なる4種の
記録剤を用いる場合にあって、当該3種の記録剤の濃度
値を低いものから順にならべた数列、 {1,2,3,6} の全項を、第1項の値「1」で除することによって得ら
れる数列、 {1,2,3,6} が、第1項から第[(4/2 )+1 ]項=第3項までは
{1,2,3}であり、第[(4/2 )+1 +1 ]項=第
4項は{6}であるようにしたことによって、階調数を
最も有効に増すことができるのである。
【0069】(一般化)上記第1例および第2例におい
ては、それぞれ、同系色で濃度の異なる3種および4種
の記録剤を用いる記録装置および記録方法に本発明を適
用した場合について説明したが、次のような一般化を行
うことができる。
【0070】すなわち、Nを2以上の自然数とし、同系
色で濃度の異なるN種の記録剤を用いる画像記録方法ま
たは装置にあって、当該N種の記録剤の濃度値を低いも
のから順にならべた数列、 {CN}={C1,C2,C3,……,CN} の全項を、第1項の値C1で除することによって得られ
る数列、 {DM}={D1,D2,D3,……,DN} ={C1/C1,C2/C1,C3/C1,……,CN/C1} (Mは1≦M≦Nの自然数)について、上記Nが奇数で
ある場合には、 第M=1項から第M=[(N/2) +0.5 ]項:{M}、 第M=[(N/2) +0.5 +1 ]項:M+(N/2) −0.5 、 第M=[(N/2) +0.5 +2 ]項から第M=N項: {[3 ×(N/2) +2.5 ]+[(N/2) +1.5 ]×[M−(N
/2) −2.5 ]} となるようにし、また上記Nが偶数である場合には、 第M=1項から第M=[(N/2) +1 ]項:{M}、 第M=[(N/2) +1 +1 ]項:M+(N/2) 、 第M=[(N/2) +1 +2 ]項から第M=N項: {[3 ×(N/2) +4 ]+[(N/2) +2 ]×[M−(N/2)
−3 ]} となるようにすることによって、1 画素当たりの階調数
を、等間隔でより多く取ることができるようになる。
【0071】(その他)なお、本発明は、同色について
異なる濃度のプリント剤を複数種類用いるものであれば
上述の熱転写プリンタやインクジェットプリント装置に
限らず種々の装置に適用できる。
【0072】しかしインクジェット記録方式のものに適
用する場合には、特にその中でも、インク吐出を行わせ
るために利用されるエネルギとして熱エネルギを発生す
る手段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前
記熱エネルギによりインクの状態変化を生起させる方式
の記録ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらす
ものである。かかる方式によれば記録の高密度化,高精
細化が達成できるからである。
【0073】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0074】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0075】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のにあって、装置本体に固定された記録ヘッド、あるい
は装置本体に装着されることで装置本体との電気的な接
続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在
のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体
に一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイ
プの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0076】また、本発明に記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので、好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれと
は別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱
手段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行な
うことも安定した記録を行なうために有効である。
【0077】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本
発明は極めて有効である。
【0078】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいはインクジェット方式ではイ
ンク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を
行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制
御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時に
インクが液状をなすものであればよい。加えて、積極的
に熱エネルギによる昇温をインクの固形状態から液体状
態への状態変化のエネルギとして使用せしめることで防
止するか、またはインクの蒸発防止を目的として放置状
態で固化するインクを用いるかして、いずれにしても熱
エネルギの記録信号に応じた付与によってインクが液化
し、液状インクが吐出されるものや、記録媒体に到達す
る時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エネ
ルギによって初めて液化する性質のインクを使用する場
合も本発明は適用可能である。このような場合のインク
は、特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60
−71260号公報に記載されるような、多孔質シート
凹部または貫通孔に液状又は固形物として保持された状
態で、電気熱変換体に対して対向するような形態として
もよい。本発明においては、上述した各インクに対して
最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもの
である。
【0079】さらに加えて、本発明の液体噴射記録ヘッ
ドを使用する記録機構を備えた記録装置の形態として
は、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末とし
て用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写装置、
さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を
採るもの等であってもよい。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同系色について濃度の異なる複数種類の記録剤を使用す
るにあたり、それら記録剤の濃度を適切に定めることに
よって、1 画素当たりの階調数を、等間隔でより多く取
ることができ、ひいては記録階調数を有効に増すことが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なプリント装置の第1例とし
ての熱転写プリンタの概略構成例を示す斜視図である。
【図2】図1の装置に適用可能な記録剤としてのインク
リボンを模式的に示す図である。
【図3】プリント動作の制御を含め図1の装置各部を制
御するための制御系の構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1例に係る階調記録で用いるインク
の組み合わせの説明図である。
【図5】本発明を適用可能なプリント装置の第2例とし
てのインクジェットプリンタの概略構成例を示す斜視図
である。
【図6】本発明の第2例に係る階調記録で用いるインク
の組み合わせの説明図である。
【符号の説明】
1 副走査モータ 2 プラテンローラ 3 ガイドシャフト 4 キャリッジ 5 サーマルヘッド 6 主走査モータ 10 基材フィルム 11 第1インク 12 第2インク 13 第3インク 51〜54 インクジェットヘッド 500 記録制御部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同系色について濃度が異なるN種(Nは
    2以上の自然数)のプリント剤を用いてプリントを行う
    プリント装置であって、前記N種のプリント剤の濃度値
    を低いものから順にならべた数列、 {CN}={C1,C2,C3,…,CN} の全項を、第1項の値C1で除することによって得られ
    る数列、 {DM}={D1,D2,D3,…,DN} ={C1/C1,C2/C1,C3/C1,…,CN/C1} (Mは1≦M≦Nの自然数)について、前記Nが奇数で
    ある場合には、 第M=1項から第M=[(N/2 )+0.5 ]項は{M}、 第M=[(N/2) +0.5 +1 ]項はM+(N/2) −0.5 、 第M=[(N/2) +0.5 +2 ]項から第M=N項は {[3 ×(N/2) +2.5]+[(N/2) +1.5 ]×[M−(N/
    2) −2.5 ]} であり、前記Nが偶数である場合には、 第M=1項から第M=[(N/2) +1 ]項は{M}、 第M=[(N/2) +1 +1 ]項はM+(N/2) 、 第M=[(N/2) +1 +2 ]項から第M=N項は {[3 ×(N/2) +4 ]+[(N/2) +2 ]×[M−(N/2)
    −3 ]} であるように定めた前記N種のプリント剤を用いてプリ
    ントを行う手段を具えたことを特徴とするプリント装
    置。
  2. 【請求項2】 実質的に同一の画素に対しては、前記N
    種のプリント剤のうち1種のプリント剤を複数回用いる
    プリントおよび前記N種のプリント剤を3回以上用いる
    プリントを行わないように制限する手段を具えたことを
    特徴とする請求項1に記載のプリント装置。
  3. 【請求項3】 3種以上の前記プリント剤を用いること
    を特徴とする請求項1または2に記載のプリント装置。
  4. 【請求項4】 4種以上の前記プリント剤を用いること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のプリ
    ント装置。
  5. 【請求項5】 前記N種のインクを前記プリント剤とし
    て担持したインクリボンと、当該インクを溶融してプリ
    ント媒体に転写するためのサーマルヘッドとを用いるこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のプ
    リント装置。
  6. 【請求項6】 前記N種のインクを前記プリント剤とし
    てプリント媒体に吐出するためのインクジェットヘッド
    を用いることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載のプリント装置。
  7. 【請求項7】 前記インクジェットヘッドは、前記イン
    クを吐出するために利用されるエネルギとしてインクに
    膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する電気熱変換素
    子を有することを特徴とする請求項6に記載のプリント
    装置。
  8. 【請求項8】 同系色について濃度が異なるN種(Nは
    2以上の自然数)のプリント剤を用いてプリントを行う
    プリント方法であって、前記N種のプリント剤の濃度値
    を低いものから順にならべた数列、 {CN}={C1,C2,C3,…,CN} の全項を、第1項の値C1で除することによって得られ
    る数列、 {DM}={D1,D2,D3,…,DN} ={C1/C1,C2/C1,C3/C1,…,CN/C1} (Mは1≦M≦Nの自然数)について、前記Nが奇数で
    ある場合には、 第M=1項から第M=[(N/2) +0.5 ]項は{M}、 第M=[(N/2) +0.5 +1 ]項はM+(N/2) −0.5 、 第M=[(N/2) +0.5 +2 ]項から第M=N項は {[3 ×(N/2) +2.5 ]+[(N/2) +1.5 ]×[M−(N
    /2) −2.5 ]} であり、前記Nが偶数である場合には、 第M=1項から第M=[(N/2) +1 ]項は{M}、 第M=[(N/2) +1 +1 ]項はM+(N/2) 、 第M=[(N/2) +1 +2 ]項から第M=N項は {[3 ×(N/2) +4 ]+[(N/2) +2 ]×[M−(N/2)
    −3 ]} であるように定めた前記N種のプリント剤を用いてプリ
    ントを行うことを特徴とするプリント方法。
  9. 【請求項9】 実質的に同一の画素に対しては、前記N
    種のプリント剤のうち1種のプリント剤を複数回用いる
    プリントおよび前記N種のプリント剤を3回以上用いる
    プリントを行わないことを特徴とする請求項8に記載の
    プリント方法。
  10. 【請求項10】 3種以上の前記プリント剤を用いるこ
    とを特徴とする請求項8または9に記載のプリント方
    法。
  11. 【請求項11】 4種以上の前記プリント剤を用いるこ
    とを特徴とする請求項8ないし10のいずれかに記載の
    プリント方法。
  12. 【請求項12】 前記N種のインクを前記プリント剤と
    して担持したインクリボンと、当該インクを溶融してプ
    リント媒体に転写するためのサーマルヘッドとを用いる
    ことを特徴とする請求項8ないし11のいずれかに記載
    のプリント方法。
  13. 【請求項13】 前記N種のインクを前記プリント剤と
    してプリント媒体に吐出するためのインクジェットヘッ
    ドを用いることを特徴とする請求項8ないし11のいず
    れかに記載のプリント方法。
  14. 【請求項14】 前記インクジェットヘッドは、前記イ
    ンクを吐出するために利用されるエネルギとしてインク
    に膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する電気熱変換
    素子を有することを特徴とする請求項13に記載のプリ
    ント方法。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし7のいずれかに記載の
    プリント装置、または請求項8ないし14のいずれかに
    記載のプリント方法でプリントが行われたプリント物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016151498A (ja) * 2015-02-18 2016-08-22 川西 勝三 供給物選択装置及び選択対象物の供給方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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