JP4572357B2 - 印刷制御方法、印刷制御装置、印刷制御プログラムを記録した媒体および印刷装置 - Google Patents
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Description
このため、従来のカラー印刷装置では、印刷ヘッドを駆動する駆動回路ごとに駆動信号を調整可能としておき、この駆動信号を工場などで設定すれば各色インク間でのバランスを保持可能となっている(特許文献1参照。)。
確かに、各色インク間での色バランスをとることができ、これによって元の色が再現されることになるが、同一のオブジェクト等を印刷する場合であっても印刷位置に応じて色差が生じるといった印刷位置に依存する色ずれを解消することができなかった。このような印刷位置に応じた色ずれは、主に印刷ヘッド−用紙間の距離が一定ではないことに起因している。すなわち、印刷ヘッド−用紙間の距離が長くなれば用紙上に付された色インクのドット面積が小さくなり、逆に、同距離が短くなれば色インクのドット面積が大きくなるため、印刷ヘッド−用紙間の距離が変化することによって色の濃淡が表れることになる。
ここにおける印刷装置に備えられた印刷機構としては、例えば、微少の色インクをピエゾ素子やバブルによって吐出させるインクジェット方式を採用することができ、この場合には印刷位置に応じていわゆるプラテンギャップが異なることにより、印刷媒体上に付される色インクのドット面積に偏差が生じて印刷位置に応じた色ずれが生じる。なお、かかるプラテンギャップの印刷位置に依存する偏差は特に大型の印刷装置にて生じることが多い。すなわち、装置が大型となれば製造精度の影響が表れやすいと言えるし、また、プラテンの湾曲も生じやすいと言える。さらに、別の例としてトナーを静電気で付着させる電子写真方式を採用してもよく、この場合には個々のドラムの個体差などの要因によって印刷媒体上に付されるトナーの量が印刷位置に依存して異なり、同様に色ずれが生じることがある。
上記構成においては、印刷対象となる印刷媒体を所定の領域単位で細分化しておき、この細分化された各領域に対応してキャリブレーションパターンを印刷させる。むろん、この場合には偏差取得工程にて各領域単位で上記偏差を取得することになるし、印刷データ修正出力工程にて各領域単位で取得した偏差を解消するように印刷データを修正することになる。
すなわち、印刷媒体を所定の領域単位で細分化し、各領域に対応してキャリブレーショパターンを印刷するが、プラテンギャップの差異が生じやすい主走査方向で所定の領域単位に細分化する。
このように、印刷位置に依存する記録材の量の偏差を取得し、この偏差を解消するように印刷データを修正する方法は、実体のある装置において実現されるものであり、この手法を取り入れた装置としても機能することは容易に理解できる。このため、複数のインクに対応した印刷ヘッドを備えた印刷装置に対して印刷データを入力し、所要の色のインクを印刷媒体上に付して元画像を再現して印刷させる印刷制御装置であって、所定の各インクの濃度を互いに異ならせた複数のパッチを含む第一キャリブレーションパターンを、上記印刷媒体を上記印刷ヘッドの主走査方向で分割した各領域にそれぞれ配して印刷させる第一キャリブレーションパターン印刷手段と、上記複数の領域に印刷された各第一キャリブレーションパターンにおける、利用者による無彩色のパッチの選択を入力する第一入力手段と、上記第一入力手段により入力した上記領域毎の選択にかかる各パッチを基準として上記所定の各インクの濃度が略均等に変化する複数の灰色パッチと、当該複数の灰色パッチの背景において黒色インクを用いた横縞パターンのリファレンスパッチと、を含む第二キャリブレーションパターンを、上記各領域の空欄にそれぞれ印刷させる第二キャリブレーションパターン印刷手段と、上記複数の領域に印刷された各第二キャリブレーションパターンにおける、利用者によるリファレンスパッチと輝度が一致する灰色パッチの選択を入力する第二入力手段と、上記第二入力手段により入力した上記領域毎の選択にかかる各灰色パッチの濃度に基づいて、印刷媒体上にて予定されるインクのドット面積と実際に付されるインクのドット面積との間に生じる偏差であって上記主走査方向における印刷位置に依存する上記偏差を取得する偏差取得手段と、上記取得した印刷位置に依存する各偏差を解消するように上記印刷データを修正して上記印刷装置に出力する印刷データ修正出力手段とを備えた構成としてある。
すなわち、必ずしも方法に限らず、その方法を取り込んだ実体のある装置においても有効であることに相違はない。
その一例として、複数のインクに対応した印刷ヘッドを備えた印刷装置に対して印刷データを入力し、所要の色のインクを印刷媒体上に付して元画像を再現して印刷させる処理を、コンピュータに実行させる印刷制御プログラムを記録した媒体であって、所定の各インクの濃度を互いに異ならせた複数のパッチを含む第一キャリブレーションパターンを、上記印刷媒体を上記印刷ヘッドの主走査方向で分割した各領域にそれぞれ配して印刷させる第一キャリブレーションパターン機能と、上記複数の領域に印刷された各第一キャリブレーションパターンにおける、利用者による無彩色のパッチの選択を入力する第一入力機能と、上記第一入力機能により入力した上記領域毎の選択にかかる各パッチを基準として上記所定の各インクの濃度が略均等に変化する複数の灰色パッチと、当該複数の灰色パッチの背景において黒色インクを用いた横縞パターンのリファレンスパッチと、を含む第二キャリブレーションパターンを、上記各領域の空欄にそれぞれ印刷させる第二キャリブレーションパターン印刷機能と、上記複数の領域に印刷された各第二キャリブレーションパターンにおける、利用者によるリファレンスパッチと輝度が一致する灰色パッチの選択を入力する第二入力機能と、上記第二入力機能により入力した上記領域毎の選択にかかる各灰色パッチの濃度に基づいて、印刷媒体上にて予定されるインクのドット面積と実際に付されるインクのドット面積との間に生じる偏差であって上記主走査方向における印刷位置に依存する上記偏差を取得する偏差取得機能と、上記取得した印刷位置に依存する各偏差を解消するように上記印刷データを修正して上記印刷装置に出力する印刷データ修正出力機能とを実行させる構成としてある。
さらに、一部がソフトウェアであって、一部がハードウェアで実現されている場合においても発明の思想において全く異なるものではなく、一部を記録媒体上に記憶しておいて必要に応じて適宜読み込まれるような形態のものとしてあってもよい。
また、本発明によれば、印刷媒体を所定の領域単位で細分化した各印刷位置に対応して上記キャリブレーションパターンを印刷すればよく取り扱いが容易である。
さらに、本発明によれば、主走査方向で細分化した各印刷位置に対応してキャリブレーションパターンを印刷し、各印刷位置に応じた偏差を取得するようにしたため、主走査方向で発生するプラテンギャップの差異に起因する印刷位置に応じた色ずれを解消する際に好適である。
さらに、印刷装置が要素色ごとに独立した印刷ヘッドを備えている場合に、各印刷ヘッドにて記録材の使用量の基準値からのずれを解消するようにしたため、要素色間での色バランスのずれを解消することができる。
さらに、本発明によれば、同様にして印刷位置に応じた色ずれを解消することが可能な印刷制御装置および印刷制御プログラムを記録した媒体を提供することができる。
さらに、本発明によれば、印刷位置に依存する上記偏差を解消するように、印刷位置に応じて実際に付す記録材の量を調節するようにしたため、印刷位置に応じた色ずれを解消することが可能な印刷装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態にかかる印刷制御方法を適用した印刷システムをブロック図により示しており、図2は具体的ハードウェア構成例をブロック図により示している。
図において、画像入力装置10はカラー画像の色画像データを印刷制御装置20へ入力し、同印刷制御装置20は同色画像データについて所定の画像処理を施し、印刷データを生成して印刷装置30に出力する。ここにおいて、色画像データはカラー画像を所定の要素色ごとに色分解しつつその要素色毎に強弱を表したものであり、有彩色であって所定の比で混合したときには灰色に代表される無彩色と黒色とからなる。
本実施形態においては、予めIDに対応して印刷結果が最もリニアになるトーンカーブのγ値を実験によって求めてあり、各IDに対応した修正用ルックアップテーブルLUT1〜LUT21を生成してある。むろん、修正の程度を変えつつ所定の傾向に従って修正するトーンカーブとしては、γ補正に限られる必要はなく、スプライン曲線などの他の手法であっても構わない。
従って、上記のような印刷位置に依存する色ずれを解消するには、同様にして予め用意しておいた複数の修正用ルックアップテーブルから印刷位置に応じて所要の修正用ルックアップテーブルを選択しつつ適用してデータを修正すればよい。ただし、上述した色バランスのずれを解消するには、実際のインク重量が基準値からずれている要素色成分のデータを修正するのに対して、印刷位置に依存する色ずれは全体としての色の濃淡、すなわち輝度の差として表れるものであるため、全要素色成分のデータを修正する必要があることは言うまでもない。
本実施形態にかかるプリンタ31は、用紙サイズの大きな印字用紙に対して同一の濃度データに基づくキャリブレーションパターンを主走査方向で並列するように印刷するため、副走査方向には印刷に使用されない印刷領域が多く存在する。このため、かかる印刷領域を利用して順次キャリブレーションパターンを印刷することにより、余白の領域を有効に利用することができる。
すなわち、上方から下方に向かう方向に要素色たる赤成分の座標軸を設定し、左斜め下方から右斜め上方に向かう方向に要素色たる緑成分の座標軸を設定するとともに、右斜め下方から左斜め上方に向かう方向に要素色たる青成分の座標軸を設定し、これらの座標軸によって定まる座標に比例して各成分データが増減している。従って、このカスタムA1パターン内において全ての要素色の色バランスを一定の範囲内で変化させた全ての組が表示されることになる。また、カスタムA2パターンにおいては成分データがCMYとなるが、カスタムA1パターンと同様の傾向を示すようにしてある。
次なるステップS130では、ステップS120で入力された灰色パッチの記号を利用して第二段階のキャリブレーションパターンであるカスタムB,Cパターンを印刷させる。上述しなかったが、カスタムAパターンが印刷された後にプリンタ31から印字用紙が排出されるので、カスタムB,Cパターンの印刷時に同印字用紙をプリンタ31にセットしておく。すると、色バランス調整プログラムは、印字用紙にカスタムAパターンが印刷されていることを前提として、所定量だけ副走査方向に紙送りさせてからカスタムB,Cパターンの印刷を開始するので、図14に示すように三つのカスタムAパターンの下に主走査方向で並列してカスタムB,Cパターンが印刷される。
すなわち、カスタムC1パターンにおいては、領域R1,R2,R3のそれぞれにてカスタムA1パターンで利用者が選択した灰色パッチの記号に基づき、その灰色パッチと同等の輝度を有する灰色パッチ「6」を配置し、紙面上方に向かうにつれて濃度が薄くなるとともに下方に向かうにつれて同濃度が濃くなるようにcmYの各成分データを略均等に変化させて印刷してあり、さらに、その背景には黒色インクにより横縞パターンのリファレンスパッチ「REF1」を印刷してある。
ここにおいて、主走査方向でのプラテンギャップが一定であれば、必ずしも基準となる「6」の灰色パッチが選択されるとは限らないが、三つの領域R1,R2,R3で概ね同一記号の灰色パッチが選択されることになる。なぜなら、カスタムB,Cパターンの背景に印刷される黒色インクによる横縞パターンのリファレンスパッチ「REF1」またはリファレンスパッチ「REF2」は、印刷位置に応じて輝度の差が生じにくく、全ての領域R1,R2,R3において一定の輝度を有しているとしても差し支えない。従って、プラテンギャップが三つの領域R1,R2,R3で一定ならば、全体としての色の濃淡に基準値からのずれはあるものの、各領域間で色の濃淡が生じることはないことになる。
すなわち、カスタムD1パターンおよびカスタムD2パターンにおいては、領域R1,R2,R3のそれぞれにて上記カスタムC1パターンおよびカスタムC2パターンにて利用者が選択した灰色パッチと同等の成分データを有する灰色パッチを「A1」,「A1’」に配置する。そして、カスタムA1パターンおよびカスタムA2パターンと同様の規則性に従って成分データを変化させるが、このときの変化度合いをより小さくしてある。例えば、図26および図27は、それぞれカスタムC1パターンおよびカスタムC2パターンにて「6」および「3」の灰色パッチを選択した場合におけるカスタムD1パターンおよびカスタムD2パターンの成分データを表形式により示している。ここで、図18と図26、あるいは図19と図27とを比較すると、図26および図2727に示す方が灰色パッチ間における成分データの変化度合いが小さいことが分かる。
次なるステップS170では、ステップS140で入力された三つの黒色パッチの記号に該当するKのIDに従って修正用ルックアップテーブルを決定し、プリンタドライバ21fが色変換に使用する色変換用ルックアップテーブルに組み込むべく設定する。これとともに、ステップS160で入力された六つの灰色パッチの記号に該当するCcMmY各色のIDに従って修正用ルックアップテーブルを決定し、同様にプリンタドライバ21fに設定する。むろん、かかる修正用ルックアップテーブルは、三つの領域R1,R2,R3に対応して設定することになる。
まず、第一のキャリブレーションパターンたるカスタムAパターンにて無彩色の灰色パッチを選択させることにより、CcMmYの各色のインク吐出量のばらつきを大まかに検出する。すると、そのばらつきの程度も分かった感じもするが、その灰色パッチの輝度が最適であるとは限らないし、印刷位置に応じて輝度のずれが生じていることも考慮しうる。そこで、各色の成分データを略均等に変化させることにより輝度を変化させた第二のキャリブレーションたるカスタムB,Cパターンを印刷する。
従って、上記のパターンを印刷するにあたっては、色バランス調整プログラムにて、ドットマトリクス状の画素で構成されるとともに、各パッチに対応する画素に所要のcmY、CMYあるいはKの成分データを配した画像データを生成し、この画像データを256階調から2階調に二値化した後、所定のコントロールコードを付加してスプールファイルを生成し、このスプールファイルをプリンタ31に転送する。すると、プリンタ31においては、上記画像データの各画素における成分データに従って各印字ヘッドユニット31a1を独立して駆動するため、上記のキャリブレーションパターンが印刷される結果となる。
プリンタ31の初期導入時や色ずれが目立つようになったら、コンピュータ21にて色バランス調整プログラムを実行する。この色バランス調整プログラムが起動されると、コンピュータ21はステップS110にてプリンタ31に対してカスタムAパターンを印刷させる。プリンタ31は「A1」や「A2」サイズなどの大きな印字用紙に対して印刷することを前提としており、図14に示すように主走査方向で区分した領域R1,R2,R3のそれぞれに同一の濃度データに基づくカスタムAパターンを並列して印刷する。利用者は領域R1,R2,R3のそれぞれに印刷されたカスタムAパターンを視認し、それぞれの領域で背景のリファレンスパッチと色目が一致する無彩色パッチを選択し、ステップS120にてそれらの記号をコンピュータ21に入力する。このとき、カスタムAパターンにおいては灰色パッチの並びと成分データの変化の度合いに規則性があるため、二つ並んだいずれかが無彩色に近いか分かりにくい場合にはその並び方向の直線上にある離れた二つの灰色パッチを比較して中間を選択するといったことも可能である。
このカスタムDパターンは、カスタムAパターンと同様に複数の灰色パッチとその背景のリファレンスパッチとから構成されているが、成分データの変化度合いがカスタムAパターンより小さくなっている。このため、カスタムAパターンにて選択した無彩色の灰色パッチより、より無彩色に近い灰色パッチを選択することが可能になる。ここで、利用者は領域R1,R2,R3のそれぞれにてカスタムDパターンから無彩色に見える灰色パッチの記号を選択し、ステップS160にてそれらの記号をコンピュータ21に対して入力する。
11…スキャナ
12…デジタルスチルカメラ
13…ビデオカメラ
20…印刷制御装置
21…コンピュータ
21a…CPU
21b…ROM
21c…RAM
21d…I/O
21e…オペレーティングシステム
21f…プリンタドライバ
21g…ディスプレイドライバ
21h…アプリケーション
22…ハードディスク
23…キーボード
24…CD−ROMドライブ
30…印刷装置
31…プリンタ
32…ディスプレイ
33…カラーファクシミリ機
34…カラーコピー機
35…カラープリンタ
Claims (4)
- 複数のインクに対応した印刷ヘッドを備えた印刷装置に対して印刷データを入力し、所要の色のインクを印刷媒体上に付して元画像を再現して印刷させる印刷制御方法であって、
所定の各インクの濃度を互いに異ならせた複数のパッチを含む第一キャリブレーションパターンを、上記印刷媒体を上記印刷ヘッドの主走査方向で分割した各領域にそれぞれ配して印刷させる第一キャリブレーションパターン印刷工程と、
上記複数の領域に印刷された各第一キャリブレーションパターンにおける、利用者による無彩色のパッチの選択を入力する第一入力工程と、
上記第一入力工程で入力した上記領域毎の選択にかかる各パッチを基準として上記所定の各インクの濃度が略均等に変化する複数の灰色パッチと、当該複数の灰色パッチの背景において黒色インクを用いた横縞パターンのリファレンスパッチと、を含む第二キャリブレーションパターンを、上記各領域の空欄にそれぞれ印刷させる第二キャリブレーションパターン印刷工程と、
上記複数の領域に印刷された各第二キャリブレーションパターンにおける、利用者によるリファレンスパッチと輝度が一致する灰色パッチの選択を入力する第二入力工程と、
上記第二入力工程で入力した上記領域毎の選択にかかる各灰色パッチの濃度に基づいて、印刷媒体上にて予定されるインクのドット面積と実際に付されるインクのドット面積との間に生じる偏差であって上記主走査方向における印刷位置に依存する上記偏差を取得する偏差取得工程と、
上記取得した印刷位置に依存する各偏差を解消するように上記印刷データを修正して上記印刷装置に出力する印刷データ修正出力工程とを具備することを特徴とする印刷制御方法。 - 複数のインクに対応した印刷ヘッドを備えた印刷装置に対して印刷データを入力し、所要の色のインクを印刷媒体上に付して元画像を再現して印刷させる印刷制御装置であって、
所定の各インクの濃度を互いに異ならせた複数のパッチを含む第一キャリブレーションパターンを、上記印刷媒体を上記印刷ヘッドの主走査方向で分割した各領域にそれぞれ配して印刷させる第一キャリブレーションパターン印刷手段と、
上記複数の領域に印刷された各第一キャリブレーションパターンにおける、利用者による無彩色のパッチの選択を入力する第一入力手段と、
上記第一入力手段により入力した上記領域毎の選択にかかる各パッチを基準として上記所定の各インクの濃度が略均等に変化する複数の灰色パッチと、当該複数の灰色パッチの背景において黒色インクを用いた横縞パターンのリファレンスパッチと、を含む第二キャリブレーションパターンを、上記各領域の空欄にそれぞれ印刷させる第二キャリブレーションパターン印刷手段と、
上記複数の領域に印刷された各第二キャリブレーションパターンにおける、利用者によるリファレンスパッチと輝度が一致する灰色パッチの選択を入力する第二入力手段と、
上記第二入力手段により入力した上記領域毎の選択にかかる各灰色パッチの濃度に基づいて、印刷媒体上にて予定されるインクのドット面積と実際に付されるインクのドット面積との間に生じる偏差であって上記主走査方向における印刷位置に依存する上記偏差を取得する偏差取得手段と、
上記取得した印刷位置に依存する各偏差を解消するように上記印刷データを修正して上記印刷装置に出力する印刷データ修正出力手段とを具備することを特徴とする印刷制御装置。 - 複数のインクに対応した印刷ヘッドを備えた印刷装置に対して印刷データを入力し、所要の色のインクを印刷媒体上に付して元画像を再現して印刷させる処理を、コンピュータに実行させる印刷制御プログラムを記録した媒体であって、
所定の各インクの濃度を互いに異ならせた複数のパッチを含む第一キャリブレーションパターンを、上記印刷媒体を上記印刷ヘッドの主走査方向で分割した各領域にそれぞれ配して印刷させる第一キャリブレーションパターン機能と、
上記複数の領域に印刷された各第一キャリブレーションパターンにおける、利用者による無彩色のパッチの選択を入力する第一入力機能と、
上記第一入力機能により入力した上記領域毎の選択にかかる各パッチを基準として上記所定の各インクの濃度が略均等に変化する複数の灰色パッチと、当該複数の灰色パッチの背景において黒色インクを用いた横縞パターンのリファレンスパッチと、を含む第二キャリブレーションパターンを、上記各領域の空欄にそれぞれ印刷させる第二キャリブレーションパターン印刷機能と、
上記複数の領域に印刷された各第二キャリブレーションパターンにおける、利用者によるリファレンスパッチと輝度が一致する灰色パッチの選択を入力する第二入力機能と、
上記第二入力機能により入力した上記領域毎の選択にかかる各灰色パッチの濃度に基づいて、印刷媒体上にて予定されるインクのドット面積と実際に付されるインクのドット面積との間に生じる偏差であって上記主走査方向における印刷位置に依存する上記偏差を取得する偏差取得機能と、
上記取得した印刷位置に依存する各偏差を解消するように上記印刷データを修正して上記印刷装置に出力する印刷データ修正出力機能とを実行させることを特徴とする印刷制御プログラムを記録した媒体。 - 複数のインクに対応した印刷ヘッドを備えるとともに印刷データの入力に基づいて所要の色のインクを印刷媒体上に付して元画像を再現して印刷する印刷装置であって、
所定の各インクの濃度を互いに異ならせた複数のパッチを含む第一キャリブレーションパターンを、上記印刷媒体を上記印刷ヘッドの主走査方向で分割した各領域にそれぞれ配して印刷させる第一キャリブレーションパターン印刷手段と、
上記複数の領域に印刷された各第一キャリブレーションパターンにおける、利用者による無彩色のパッチの選択を入力する第一入力手段と、
上記第一入力手段により入力した上記領域毎の選択にかかる各パッチを基準として上記所定の各インクの濃度が略均等に変化する複数の灰色パッチと、当該複数の灰色パッチの背景において黒色インクを用いた横縞パターンのリファレンスパッチと、を含む第二キャリブレーションパターンを、上記各領域の空欄にそれぞれ印刷させる第二キャリブレーションパターン印刷手段と、
上記複数の領域に印刷された各第二キャリブレーションパターンにおける、利用者によるリファレンスパッチと輝度が一致する灰色パッチの選択を入力する第二入力手段と、
上記第二入力手段により入力した上記領域毎の選択にかかる各灰色パッチの濃度に基づいて、印刷媒体上にて予定されるインクのドット面積と実際に付されるインクのドット面積との間に生じる偏差であって上記主走査方向における印刷位置に依存する上記偏差を取得する偏差取得手段と、
上記取得した印刷位置に依存する各偏差を解消するように実際に付すインクの量を調整する記録材調整手段とを具備することを特徴とする印刷装置。
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