JP2001270139A - 画像処理制御プログラムを記録した記録媒体、画像処理方法、および画像処理装置 - Google Patents

画像処理制御プログラムを記録した記録媒体、画像処理方法、および画像処理装置

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JP2001270139A
JP2001270139A JP2000082522A JP2000082522A JP2001270139A JP 2001270139 A JP2001270139 A JP 2001270139A JP 2000082522 A JP2000082522 A JP 2000082522A JP 2000082522 A JP2000082522 A JP 2000082522A JP 2001270139 A JP2001270139 A JP 2001270139A
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Takashi Maruyama
貴士 丸山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、印刷装置に用いる紙の種類に応じ
て適切なにじみ補正を行なってキャリブレーションを行
うことを課題とする。 【解決手段】 本発明による画像処理装置20によれ
ば、まず、組合せサンプル生成部20dによって、ドッ
ト密度を変化させて、少なくとも2つの要素色からなる
複数のパターンが生成され、当該生成された複数のパタ
ーンが画像出力装置30に出力される。そして、ドット
密度選択部20eによって、当該生成された複数のパタ
ーンの中から、にじみの少ないパターンが選択され、補
正係数計算部20fによって、選択されたパターンのド
ット密度に基づき、前記画像出力装置30のドット発生
率が制御されるので、画像出力装置に用いる媒体に応じ
て適切なにじみ補正を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置の色バラ
ンスを調整することのできるキャリブレーション機能、
特に印刷装置に用いる紙の種類に応じて適切なにじみ補
正を行ないキャリブレーションを行う画像処理制御プロ
グラム、画像処理方法および画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタのようなカラー
印刷装置では、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ
ー(Y)およびブラック(K)の4色のインク、または
これらにライトシアン(c)およびライトマゼンタ
(m)を加えた6色のインクでカラー画像を印刷する。
これらの色インクを吐出する印刷ヘッドは全ての色イン
クを吐出する一体型のものとすることも可能であるが、
歩留まりが悪くなるので複数の印刷ヘッドを色毎に分け
て使用することが多い。
【0003】しかし、複数の印刷ヘッドを使用する場
合、たとえ同一機種のカラー印刷装置であっても機体毎
に印刷ヘッドのばらつきがある。このため、例えばネッ
トワーク上に同一機種のカラー印刷装置が複数接続され
ている場合、各機体において同一の色補正を施すと機体
によっては各色インク間でのバランスが崩れてしまい、
適切な色再現が不可能になってしまう。
【0004】このため、従来より、特開平10−285
415公報に開示されているように、所定の調整用パタ
ーンを印刷させると共に、その中からグレイに近いもの
を選択して入力させることによって、カラー印刷装置に
おける出力特性の偏差を打ち消すように色変換を行うこ
と(カラーキャリブレーション)が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インク
の吸収量は、印刷装置に使用される用紙の種類によって
異なる。このため、用紙の種類を考慮せずにカラーキャ
リブレーションを行ったのでは、インクのにじみが生じ
たり、インクとインクとの間にすきまが生じたりしてし
まう。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、印刷装置に用いる紙の種類に応じて適切
なにじみ補正を行ないキャリブレーションを行う画像処
理制御プログラム、画像処理方法および画像処理装置を
提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、請求項
1に記載の発明は、ドット密度の異なる複数の要素色か
らなる記録材を使用して各画素を表現し、当該画素に基
づき現画像を媒体上に再現する画像出力装置から出力さ
れる画像の処理をコンピュータに実行させるためのプロ
グラムを記録したコンピュータによって読取可能な記録
媒体であって、ドット密度を変化させて、少なくとも2
つの要素色からなる複数のパターンを生成し、当該生成
された複数のパターンを前記画像出力装置に出力させる
パターン生成処理と、当該生成された複数のパターンの
中から、にじみの少ないパターンを選択させるパターン
選択処理と、選択されたパターンのドット密度に基づ
き、前記画像出力装置のドット発生率を制御するドット
発生率制御処理と、をコンピュータに実行させるための
プログラムを記録してコンピュータによって読取可能に
構成される。
【0008】以上のように構成された、コンピュータに
よって読取可能な記録媒体には、ドット密度の異なる複
数の要素色からなる記録材を使用して各画素を表現し、
当該画素に基づき現画像を媒体上に再現する画像出力装
置から出力される画像の処理をコンピュータに実行させ
るためのプログラムが記録されている。そして、当該プ
ログラムの実行により、まず、パターン生成処理によっ
て、ドット密度を変化させて、少なくとも2つの要素色
からなる複数のパターンが生成され、当該生成された複
数のパターンが前記画像出力装置に出力される。そし
て、パターン選択処理によって、当該生成された複数の
パターンの中から、にじみの少ないパターンが選択さ
れ、ドット発生率制御処理によって、選択されたパター
ンのドット密度に基づき、前記画像出力装置のドット発
生率が制御される。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の記録媒体であって、前記画像出力装置が複数の
要素色をほぼ均等に使用して生成した複数の出力パッチ
の中から、無彩色となる出力パッチを選択させる処理
と、当該選択された無彩色となる出力パッチに基づき、
前記画像出力装置の出力画像の各要素色毎の使用量と、
所定の基準値との差が最小になるように色補正テーブル
を生成する処理と、当該生成された色補正テーブルを用
いて求められるドット発生率を、前記ドット発生率制御
処理によって制御する処理と、をコンピュータに実行さ
せるためのプログラムを記録してコンピュータによって
読取可能に構成される。
【0010】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
1または2に記載の記録媒体であって、前記パターン生
成処理において前記画像出力装置が前記パターンを出力
するのに使用する媒体と、前記ドット発生率制御処理に
おいて制御されるドット発生率とを対応させて記録する
処理を、さらにコンピュータに実行させるためのプログ
ラムを記録してコンピュータによって読取可能に構成さ
れる。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至3のいづれか一項に記載の記録媒体であって、前記
パターン生成処理において前記画像出力装置が前記パタ
ーンを出力するのに使用する媒体の識別子を入力させる
処理と、前記ドット発生率制御処理において制御される
ドット発生率が、前記入力された媒体の識別子と対応し
て記録されているか否かを判定する判定処理と、前記ド
ット発生率制御処理において制御されるドット発生率が
入力された媒体の識別子と対応して記録されていると判
定される場合に、当該記録されたドット発生率に基づき
行われる画像処理と、をさらにコンピュータに実行させ
るためのプログラムを記録してコンピュータによって読
取可能に構成される。
【0012】さらに、請求項5に記載の発明は、請求項
1乃至4のいづれか一項に記載の記録媒体であって、ド
ット発生率制御処理が、選択されたパターンのドット密
度と、基準ドット密度との比率に比例させて、前記画像
出力装置のドット発生率を制御するように構成される。
【0013】上記課題に鑑み、請求項6に記載の発明
は、ドット密度の異なる複数の要素色からなる記録材を
使用して各画素を表現し、当該画素に基づき現画像を媒
体上に再現する画像出力装置から出力される画像の処理
方法であって、ドット密度を変化させて、少なくとも2
つの要素色からなる複数のパターンを生成し、当該生成
された複数のパターンを前記画像出力装置に出力させる
パターン生成工程と、当該生成された複数のパターンの
中から、にじみの少ないパターンを選択させるパターン
選択工程と、選択されたパターンのドット密度に基づ
き、前記画像出力装置のドット発生率を制御するドット
発生率制御工程と、を備えて構成される。
【0014】以上のように構成された、ドット密度の異
なる複数の要素色からなる記録材を使用して各画素を表
現し、当該画素に基づき現画像を媒体上に再現する画像
出力装置から出力される画像の処理方法によれば、ま
ず、パターン生成工程によって、ドット密度を変化させ
て、少なくとも2つの要素色からなる複数のパターンが
生成され、当該生成された複数のパターンが前記画像出
力装置に出力される。そして、パターン選択工程によっ
て、当該生成された複数のパターンの中から、にじみの
少ないパターンが選択され、ドット発生率制御工程によ
って、選択されたパターンのドット密度に基づき、前記
画像出力装置のドット発生率が制御される。
【0015】上記課題に鑑み、請求項7に記載の発明
は、ドット密度の異なる複数の要素色からなる記録材を
使用して各画素を表現し、当該画素に基づき現画像を媒
体上に再現する画像出力装置から出力される画像の処理
装置であって、ドット密度を変化させて、少なくとも2
つの要素色からなる複数のパターンを生成し、当該生成
された複数のパターンを前記画像出力装置に出力させる
パターン生成手段と、当該生成された複数のパターンの
中から、にじみの少ないパターンを選択させるパターン
選択手段と、選択されたパターンのドット密度に基づ
き、前記画像出力装置のドット発生率を制御するドット
発生率制御手段と、を備えて構成される。
【0016】以上のように構成された、ドット密度の異
なる複数の要素色からなる記録材を使用して各画素を表
現し、当該画素に基づき現画像を媒体上に再現する画像
出力装置から出力される画像の処理装置によれば、ま
ず、パターン生成手段によって、ドット密度を変化させ
て、少なくとも2つの要素色からなる複数のパターンが
生成され、当該生成された複数のパターンが前記画像出
力装置に出力される。そして、パターン選択手段によっ
て、当該生成された複数のパターンの中から、にじみの
少ないパターンが選択され、ドット発生率制御手段によ
って、選択されたパターンのドット密度に基づき、前記
画像出力装置のドット発生率が制御される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施形態にかかる画像
処理制御方法を適用した画像処理システムのブロック図
であり、図2は、当該画像処理装置の具体的ハードウエ
ア構成例を概略ブロック図により示している。
【0019】図1において、画像入力装置10はカラー
画像の色画像データを画像処理装置20に入力し、前記
画像処理装置20は前記色画像データについて画像処理
を施す。そして、前記画像処理装置20は、接続されて
いる画像出力装置30に画像処理された色画像データを
出力する。ここで、色画像データはカラー画像を所定の
要素色毎に色分解しつつ、その要素色毎に強弱を表した
ものであり、有彩色であって所定の比で混合したときに
は灰色に代表される無彩色と黒色とからなる。
【0020】画像処理装置20は、色変換テーブルを参
照してRGBの階調データをCMY((シアン、マゼン
タ、イエロー)、またはこれに黒を加えたCMYK、ま
たはこれにライトシアン(c)ライトマゼンタ(m)を
加えたCMYKcm)の階調データに変換する色変換部
20aと;色補正用のLUT(色変換テーブル)を参照
して、前記CMY(またはCMYK、またはCMYKc
m)の階調データを、特定の画像出力装置に適合する
C'M'Y'(またはC'M'Y'K'、またはC'M'Y'K'
c'm')の階調データに変換する色補正部20bと;当
該変換されたC'M'Y'(またはC'M'Y'K'、または
C'M'Y'K'c'm')の階調データを二値データに階調
変換する二値化部20cと;を備えている。
【0021】画像処理装置20は、さらに、組合せサン
プル生成部20dと、ドット密度選択部20eと、補正
係数計算部20fと、キャリブレーション部20gと、
色補正LUT生成部20hと、用紙種類入力部20i
と、補正係数記録部20jと、を備えている。これらの
各構成部分の処理の詳細に関しては後述する。
【0022】画像入力装置10の具体例は、図2におけ
るデジタルスチルカメラ12またはビデオカメラ14な
どが該当する。また、画像処理装置20の具体例は、コ
ンピュータ21、ハードディスク22、キーボード2
3、CD−ROMドライブ24、フロッピー(登録商
標)ディスクドライブ25、及びモデム26などを備え
て構成されるコンピュータシステムが該当する。そし
て、画像出力装置30の具体例は、プリンタ31、ディ
スプレイ32などが該当する。但し、当該実施の形態に
おいては、これらの画像出力装置30のうちプリンタ3
1について特に詳細な説明を行う。なお、モデム26は
公衆電話回線に接続され、外部のネットワークに同公衆
通信回線を介して接続され、ソフトウエアやデータをダ
ウンロードすることができる。
【0023】本発明による画像処理制御プログラムは、
通常、コンピュータ21が読取可能な形態でフロッピー
ディスク、CD−ROMなどの記録媒体に記録されて流
通する。当該プログラムは、メディア読取装置(CD−
ROMドライブ24、フロッピーディスクドライブ25
など)によって読み取られてハードディスク22にイン
ストールされる。そして、CPUが所望のプログラムを
適宜ハードディスク22から読み出して所望の処理を実
行するように構成されている。
【0024】当該実施の形態においては、画像入力装置
10としてのスキャナ11やデジタルスチルカメラ12
が画像データとしてRGB(緑、青、赤)の階調データ
を出力するとともに、画像出力装置30としてのプリン
タ31は、階調データとしてのCMY(シアン、マゼン
タ、イエロー)、またはこれに黒を加えたCMYK、ま
たはこれにライトシアン(c)ライトマゼンタ(m)を
加えたCMYKcmの二値データを入力として必要とす
る。また、ディスプレイ32は、RGBの階調データを
入力として必要とする。一方、コンピュータ21内で
は、オペレーティングシステム21a、プリンタ31及
びディスプレイ32に対応するプリンタドライバ21b
及びディスプレイドライバ21cを備えている。また、
画像処理用アプリケーション21dは、オペレーティン
グシステム21aにて処理の実行が制御され、必要に応
じてプリンタドライバ21bやディスプレイドライバ2
1cと連帯して所定の画像処理を実行する。したがっ
て、画像処理装置20としての当該コンピュータ21の
具体的役割は、出力装置との色バランスを調整して、R
GBの階調データを入力して最適な画像処理を施したR
GBの階調データを作成して、ディスプレイドライバ2
1cを介してディスプレイ32に表示させるとともに、
プリンタドライバ21bを介してCMY(またはCMY
KまたはCMYKcm)の二値データに変換してプリン
タ31に印刷させる。
【0025】図3はカラーインクジェット方式のプリン
タ31の概略構成を示しており、印字インクとしてシア
ン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック
(K)の四色の色インクを使用するものであり、各色ご
とに印字ヘッドユニット31a1を備えている。このよ
うにして各色ごとに印字ヘッドユニット31a1が独立
しているため、各印字ヘッドユニット31a1ごとの機
体差によって出力特性にバラツキが生じ、色バランスが
崩れる要因ともなっている。
【0026】図4は各印字ヘッドユニット31a1にお
いて1ショットで使用される色インクのIDによるクラ
ス分けおよびインク重量の基準値に対する比率の対応表
を示している。以下、単にIDと称するときには、各C
MYに対応するIDのインク重量を指す。図4に示すよ
うに、IDの範囲は「20」〜「80」であり、中間の
「50」が基準値となっている。インクIDは、そのイ
ンクIDを有するプリンタのインク吐出重量の標準機体
に対するばらつき比率を示している。標準機体とインク
吐出重量が等しいプリンタのインクIDは50であり、
標準機体に比べてインク吐出重量が10パーセント多い
プリンタのインクIDは60となる。
【0027】プリンタ31の構成に関しては、四つの印
字ヘッドユニット31a1からなる印字ヘッド31aの
他、この印字ヘッド31aを制御する印字ヘッドコント
ローラ31bと、当該印字ヘッド31aを桁方向に移動
させる印字ヘッド桁移動モータ31cと、印字用紙を行
方向に送る紙送りモータ31dと、これらの印字ヘッド
コントローラ31bと印字ヘッド桁移動モータ31cと
紙送りモータ31dにおける外部機器とのインターフェ
イスにあたるプリンタコントローラ31eとから構成さ
れている。
【0028】本実施形態においては、四色の色インクの
それぞれに印字ヘッドユニット31a1を割り当ててい
るが、図5に示すように二列の印字ノズルを有する三つ
の印字ヘッドユニット31a2にて構成することもでき
る。この印字ヘッドユニット31a2では供給する色イ
ンクを印字ノズルの列単位で変えることができ、この場
合は図示左方の印字ヘッドユニット31a2については
二列とも黒色インク(K)を供給し、図示右方の印字ヘ
ッドユニット31a2については左列にマゼンタ色イン
ク(M)を供給するとともに右列にイエロー色インク
(Y)を供給し、図示真ん中の印字ヘッドユニット31
a2については左列にシアン色インク(C)を供給する
とともに右列は不使用としている。 ここにおいて、各印字ヘッドユニット31a2の左列と
右列との製造誤差は比較的小さく、ほぼ無視できる。従
って、マゼンタとイエローの色インクの使用量に偏りは
見られないものの、シアンの色インクとの間で同様の備
りが生じる可能性がある。また、同じ印字ヘッドユニッ
ト31a2を利用して図6に示すような六色の色インク
を使用するような構成としても良い。この場合、シアン
とマゼンタについては濃色インク(C, M)と淡色インク
(c, m)とを使用するものとし、さらにイエローとブラッ
クとを使用して合計六色となっている。
【0029】本実施形態においては、インクジェット方
式のカラープリンタ31について説明したが、色インク
を吐出させるためにはピエゾ素子によるマイクロポンプ
機構を採用しても良いし、インク吐出孔の内側壁面に備
えられたヒータによって気泡を発生させ、その膨張圧力
でインクを吐出させるようなものであっても構わない。
むろん、これら以外の方法で色インクを吐出させるもの
であっても良いし、あるいは、色インクを吐出させるの
ではなく、ヒータによってインクリボンに付着した色イ
ンクを溶融させて転写する熱転写タイプの印字ヘッドな
どについても適用可能である。ただし、この場合はイン
クリボンごとに印字ヘッドが異なっており、各印字ヘッ
ドごとに機体差が生じているようなものに適用される。
【0030】本実施形態においては、プリンタ31に対
して色画像データを修正するコンピュータシステムを使
用しているが、図7に示すようにカラープリンタ35内
にかかる色修正システムを内蔵し、ネットワークなどか
ら供給される色画像データを直に入力して印字するよう
な構成も可能である。
【0031】以下、図8を参照して、コンピュータ21
によって実行される、にじみ補正処理制御プログラムを
説明する。以下の説明においては、説明を簡単にするた
め、出力装置がCMYKからなる4色のインクを使用す
るプリンタである場合について説明する。
【0032】まず、図1に示す画像処理装置20の用紙
種類入力部20iを介して、プリンタにおいて画像を印
刷するために使用される用紙(媒体)の種類を入力させ
る(ステップ36)。当該実施の形態では、用紙の種類
を入力させる場合について説明するが、用紙名など用紙
を特定できる識別子であれば、用紙の種類の代わりに用
いることができる。
【0033】次に、用紙種類入力部20iを介して入力
された用紙の種類に対応する補正係数αが補正係数記録
部20jに記録されているか否かが判断される(ステッ
プ38)。入力された用紙の種類に対応する補正係数α
が補正係数記録部20jに記録されている場合(ステッ
プ38、Yes)には、当該補正係数αが補正係数記録
部20jから読み出され、キャリブレーション部20g
に供給され、以下で説明するステップ46におけるカラ
ーキャリブレーション処理が行われる。
【0034】一方、入力された用紙の種類に対応する補
正係数αが補正係数記録部20jに記録されていない場
合(ステップ38、No)には、組合せサンプル生成部
20dが、CMYK4色のインクを2色ずつ組合せて、
ドット密度を20〜200%の範囲で20%刻みで変化
させて2単色の組合せサンプルを生成して、プリンタに
よって所定の用紙に出力される(ステップ40)。
【0035】図9に、組合せサンプル生成部20dによ
って生成される組合せサンプルの一例を示す。図9に示
すように、2単色の組合せは、6(=42)種類あり、
図9の左側より、CとMの組合せ、CとYの組合せ、C
とKの組合せ、MとYの組合せ、MとKの組合せ、Yと
Kの組合せ、がある。これら6種類の2単色インクの組
合せを1セットとして、各セットのインクのドット密度
を20%〜200%の範囲で20%ずつ変化させて10
セットのサンプルを出力させる。ここで、100%が、
標準機体における基準ドット密度である。
【0036】次に、ドット密度選択部20eを介して、
にじみの少ないパターンのセットがユーザによって選択
される(ステップ42)。ここで、「にじみの少ないパ
ターンのセット」とは、例えば、2単色インクのパター
ンの境界が直線で接触している場合である。2単色イン
クのパターンの境界が離れている場合や、接触していて
も直線でない場合にはにじみが生じているものと考えら
れる。
【0037】次に、補正係数計算部20fは、ステップ
42において選択されたパターンのセットのドット密度
(パーセント値)に基づき、にじみ補正係数αを計算す
る。そして、とともに、当該にじみ補正係数αは、ステ
ップ36において入力された用紙(媒体)の種類と対応
付けて、ハードディスク22またはRAMなどで構成さ
れる補正係数記録部20jに記録される(ステップ4
4)。ここで、ステップ42において選択されたパター
ンセットのドット密度をXパーセントとすると、補正係
数αは、 α=0.01×X によって計算される。
【0038】このようにして求められたにじみ補正係数
αに基づき、以下で詳細に説明するキャリブレーション
部20gによる目視キャリブレーション処理が行われる
(ステップ46)。
【0039】ステップ46における目視キャリブレーシ
ョン処理 次に、図10乃至図16を参照して、図8のステップ4
6における目視法キャリブレーションについて説明す
る。
【0040】図10に、目視法キャリブレーションによ
る色補正LUTの生成処理プログラムを示す。当該色補
正LUTの生成処理プログラムでは、後述するテストパ
ターンを印刷するステップ110、130、160、1
90と、ユーザーたる作業者が要素色の影響のない無彩
色を選択するステップ120、200と、背景と輝度が
一致するテストパターンを選択する140、170と、
選択結果に応じた所定のルックアップテーブルを利用す
るステップ150、180と、選択結果に従って相当す
る修正用LUTを決定するステップ205とを備えてい
る。
【0041】図4から明らかなようにIDが小さいほど
基準値よりも少ない色インクを使用しており、逆にID
が大きいほど基準値よりも多くの色インクを使用してい
る。従って、IDが大きい場合にはデータが表す濃度を
薄くすることによって、色バランスのずれを修正するこ
とができ、逆にIDが小さい場合には濃度を濃くするこ
とによって、色バランスを修正することができるように
なる。故に、予め、色補正部20bが、IDに対応して
図11に示すように入力データと出力データとの間で変
換される関数を用意しておき、この関数に従ってデータ
の変換を行えば色バランスをとることができる。
【0042】なお、図11に示す関数は、いわゆるγ補
正のトーンカーブであり、256階調のRGBデータを
前提とすれば、γ曲線は、 Y=255×(X/255)γ … (1) となる入出力関係を意味しており、γ=1において入出
力間で修正を行わず、γ>1において入出力に対して出
力が弱くなり、γ<1において入出力に対して出力が強
くなる。
【0043】さらに、にじみ補正を行なうため、式(1)
で求められたY値にステップ44で求められたにじみ補
正係数αを乗算して、 Y'=Y×α … (2) より、階調値(ドット密度)を補正する。但し、αの値
が1よりも大きくY'>255となる場合には、Y'=2
55とする。このようにして、印刷装置に用いる用紙の
種類に応じて適切なにじみ補正を行ないつつ、適切なカ
ラーキャリブレーションを行うことができる。
【0044】本実施形態においては、予めIDに対応し
て印刷結果が最もリニアになるトーンカーブのγ値を実
験によって求めておき、各ID(20〜80)に対応し
たルックアップテーブルLUT20〜LUT80を生成
しておく。修正の程度を変更しつつ所定の傾向に従って
修正するトーンカーブとしては、γ補正に限定される必
要はなく、スプライン曲線などの他の手法を用いること
もできる。
【0045】以下、これらについて詳述する。ステップ
110では第1段階のテストパターンであるカスタムA
パターンを印刷させる。ここで、図12はカスタムAパ
ターンを示しており、CMYの成分データが少しずつ異
なる円形の複数の灰色パッチ「A1」〜「D18」から
構成されている。また、同図12はCMYKデータの%
表示で成分データを表示しており、図13はそれを一覧
で示している。
【0046】それぞれの灰色パッチのCMYの成分デー
タについては所定の規則性に従って少しずつ変化させて
あり、中央の灰色パッチにおいて成分データが均等して
おり、紙面上方に向かうにつれて赤(R)成分が大きく
なるとともに下方に向かうに連れて同赤成分が小さくな
り、また、紙面左下方向に向かうにつれて緑(G)成分
が大きくなるとともに右上方向に向かうにつれて同緑成
分が小さくなり、また、紙面右下方向に向かうにつれて
青(B)成分が大きくなるとともに左上方向に向かうに
つれて同青成分が小さくなっている。
【0047】すなわち、上方から下方に向かう方向に要
素色たる赤成分の座標軸を設定するとともに、左斜め下
方から右斜め上方に向かう方向に要素色たる緑成分の座
標軸を設定するとともに、右斜め下方から左斜め上方に
向かう方向に要素色たる青成分の座標軸を設定し、これ
らの座標軸によって定まる座標に比例して各成分データ
が増減している。従って、このカスタムAパターン内に
おいて全ての要素色の色バランスを一定の範囲内で変化
させた全ての組が表示されることになる。むろん、この
CMYの成分データ通りに色インクが吐出されれば中央
のA1の灰色パッチが無彩色に見え、中央から離れるに
従って色バランスのずれの量も大きくなっている。従っ
て、その周縁では要素色の色バランスが崩れて、いずれ
かの要素色の影響が表れた灰色となるはずである。
【0048】しかしながら、印字ヘッドユニット31a
1におけるインクの使用量に偏りがある場合には、予定
通りの色インクが吐出されないため、A1の灰色パッチ
ではなく、他の灰色パッチにおいて色バランスが正常に
なる。すなわち、無彩色のパッチ(「マッチングパター
ン」)となる。その関係を逆算した対応関係を図14に
示している。
【0049】例えば、図12においてA1が無彩色に見
えるのであれば、カスタムAパターンにおけるシアンの
色インクの使用量のIDCは「50」となり、マゼンタ
の色インクの使用量のIDMは「50」となり、イエロ
ーの色インクの使用量のIDYは「50」となるのでま
さしく各要素色の使用量が均衡していることになる。そ
して、ステップ150のおいて各色のID(IDC、I
M、IDY)に対応するLUTが選択される。
【0050】一方、同様にして図12においてC4が無
彩色に見えるのであれば、図14の対応関係表より、カ
スタムAパターンにおけるシアンの色インクの使用量の
ID Cは「50」となり、マゼンタの色インクの使用量
のIDMは「38」となり、イエローの色インクの使用
量のIDYは「62」となることが分かる。すなわち、
イエロー、シアン、マゼンタの順で吐出するインク重量
が少しずつ小さくなっており、各要素色間の実際の吐出
量における強弱の偏差が分かる。この場合には、上記と
同様にして、ステップ150のおいて各色のID(ID
C、IDM、IDY)に対応するLUTが選択される。
【0051】そして、ステップ120においてユーザ
は、カスタムAパターンの中から無彩色と思われる灰色
パッチ(「マッチングパターン」)を選択してキーボー
ド23からコンピュータ21に対して入力する。
【0052】なお、灰色パッチは中央のA1と、その一
回り外のB1〜B6と、さらに一回り外のC1〜C12
と、最外周のD1〜D16とから構成されているが、ハ
ードウェアのチェックでは必ずC1〜C12よりも外側
にずれないようにしている。それにもかかわらずD1〜
D16を印字するのは、無彩色を選択する際に一定の傾
向で成分データがずれる複数の灰色パッチにおいて両側
の灰色パッチと比較することによって正確に判断できる
事実に鑑み、必ず両側に灰色パッチが存在するようにす
るためである。
【0053】本実施形態において、図12に示すカスタ
ムAパターンの背景は、印刷される用紙そのものの白色
であって、この白色を背景にしてそれぞれの灰色パッチ
をCMYの各要素色で印刷する構成を採用している。し
かし、灰色パッチがたくさん並ぶと、無彩色であるか否
かの判断を付けにくくなる場合があり、特に、紙色や照
明の加減によっては分かりにくくなる可能性がある。従
って、この灰色パッチの背景に黒色インクにより所定の
輝度を有するとともに輝度の差が生じにくい横縞パター
ンにて印刷されたリファレンスパッチを印刷し、この背
景と灰色パッチとを対比することによって基準の背景と
対比しつつ無彩色の確認をさせてもよく、かかる場合は
灰色パッチの中から無彩色のパッチを選択する際の正確
度を向上させることが可能である。
【0054】本実施形態においては、所定の輝度を有す
るとともに輝度の差が生じにくい形態として、黒色イン
クによる所定の間隔を備える横縞パターンの構成を採用
しているが、むろん、この構成に限定されるものではな
く、別のパターンであっても良い。例えば、所定の規則
に従って所定の大きさの黒色インクによる十字形を散り
ばめた千鳥パターンであってもよい。すなわち、肉眼で
認識可能な所定のパターンを所定の面積比によって構成
することにより、輝度のバラツキを発生しないようにし
た形態であればよい。
【0055】一方、CMYKの四色を利用するカラープ
リンタの場合、カラーモードでは黒色の成分をコンピュ
ータ21の側で制御できない場合が多い。しかしなが
ら、印刷モードによっては黒色を入れないであるとか、
白黒で印刷するといったモードの選択が可能である場合
があり、図12に示すカスタムAパターンにおいても灰
色パッチの部分では黒色を入れないで要素色だけで印刷
し、上記リファレンスパッチの部分を白黒モードとして
黒色インクだけで印刷する。
【0056】次に、ステップ130では第二段階のテス
トパターンであるカスタムBパターンを印刷させる。こ
のテストパターンでは、取得された無彩色の灰色パッチ
における各要素色の合計輝度を取得するための基準輝度
を黒色インクによるパッチにて取得する。図15はこの
カスタムBパターンを示しており、背景全面に印刷され
た黒色インクを使用した輝度の差が生じにくい横縞パタ
ーンで所定の輝度を有するリファレンスパッチと、この
背景上に印刷された黒色インクの成分データについて輝
度が少しずつ異なるモノトーンパターンであって短冊形
をした複数の黒色パッチ「1」〜「11」とから構成さ
れている。それぞれの黒色パッチ「1」〜「11」の濃
度データについては所定の規則性に従って少しずつ変化
させてあり、中央の黒色パッチ「6」において濃度デー
タを均等にしており、紙面上方に向かうにつれて濃度が
薄くなるとともに下方に向かうにつれて同濃度が濃くな
っている。
【0057】そして、ステップ140にてユーザは、カ
スタムBパターンの中から背景と揮度が一致する黒色パ
ッチを選択してキーボード23からコンピュータ21に
対して入力する。そして、ステップ140で選択された
黒パッチに対応する黒インクのIDKに基づき、ステッ
プ150のおいて対応するLUTが選択される。
【0058】ところで、上述したカスタムAパターンで
無彩色と感じられる灰色パッチを選択した場合、その強
弱の程度も分かった感じもするが、その灰色パッチの輝
度が最適であるとは限らない。従って、コンピュータ2
1は次のステップ150にて、ステップ120および1
40における入力に対応した修正用ルックアップテーブ
ルを選択する。
【0059】ステップ150において選択された修正用
ルックアップテーブルに基づき、ステップ160にて第
三段階のテストパターンである図16に示すカスタムC
パターンを印刷する。このカスタムCパターンは、背景
全面に印刷されたステップ140にて決定した黒色イン
クによる所定の輝度を有するモノトーンパターンのリフ
ァレンスパッチと、この背景上に印刷された、CMYの
成分データについて濃度が少しずつ異なる短冊形をした
複数の灰色パッチ「1」〜「11」とから構成されてい
る。
【0060】それぞれの灰色パッチ「1」〜「11」の
濃度データについては所定の規則性に従って少しずつ変
化させてあり、中央の灰色パッチ「6」において濃度デ
ータを均等にしており、紙面上方に向かうにつれて濃度
が薄くなるとともに下方に向かうに連れて同温度が温く
なっている。ここで、ステップ170にてユーザは、カ
スタムCパターンの中から背景と輝度が一致する灰色パ
ッチを選択してキーボード23からコンピュータ21に
対して入力する。
【0061】そして、最後に、より正確な色バランスの
取得を行うためにコンピュータ21は次のステップ18
0にてステップ120、140および170における入
力に対応した修正用ルックアップテーブルを選択し、ス
テップ190にて第四段階のテストパターンである図示
しないカスタムDパターンを印刷させる。
【0062】このカスタムDパターンは、形態をカスタ
ムAパターンと同一としカスタムBパターンで選択した
所定の輝度を有する黒色パッチを背景に印刷するととも
に、カスタムCパターンにて選択した灰色パッチの成分
データを中央の灰色パッチ「A1」に配置し、CMYの
成分データが少しずつ異なる円形の複数の灰色パッチ
「A2」〜「D18」を印刷する。ここで、それぞれの
灰色パッチ「A1」〜「D18」のCMYの成分データ
については所定の規則性に従って少しずつ変化させ、紙
面上方に向かうにつれて赤(R)成分が大きくなるとと
もに下方に向かうにつれて同赤成分が小さくなり、ま
た、紙面左下方向に向かうにつれて緑(G)成分が大き
くなるとともに右上方向に向かうにつれて同緑成分が小
さくなり、また、紙面右下方向に向かうにつれて青
(B)成分が大きくなるとともに左上方向に向かうにつ
れて同青成分が小さくなっている。
【0063】すなわち、上方から下方に向かうに方向に
要素色たる赤成分の座標軸を設定するとともに、左斜め
下方から右斜め上方に向かう方向に要素色たる緑成分の
座標軸を設定するとともに、右斜め下方から左斜め上方
に向かうに方向に要素色たる青成分の座標軸を設定し、
これらの座標軸によって定まる座標に比例して各成分デ
ータが増減している。従って、このカスタムDパターン
内において全ての要素色の色バランスを一定範囲内で変
化させた全ての組が表示されることになる。かかる場
合、カスタムAパターンにおける無彩色の灰色パッチの
選択により無彩色の度合いはかなり絞り込まれている。
従って、さらにより無彩色の灰色パッチを選択するため
に、CMYの成分データの規則性のある変化はカスタム
Aパターンより変化量が小さいことはいうまでもない。
そして、ステップ200にてユーザは、カスタムDパタ
ーンの中から無彩色と思われる灰色パッチを選択してキ
ーボード23からコンピュータ21に対して入力する。
【0064】すると、ステップ205において最終的に
選択された灰色パッチに該当するCMYのIDに従って
修正用ルックアップテーブルが色補正LUT生成部20
hによって生成され、当該生成された修正用ルックアッ
プテーブルが色補正部20bに格納される。
【0065】
【発明の効果】請求項1に記載の記録媒体に記録されて
いるプログラムの実行、請求項6に記載の画像処理方法
または請求項7に記載の画像処理装置によれば、生成さ
れた複数のパターンの中から、にじみの少ないパターン
が選択され、選択されたパターンのドット密度に基づ
き、前記画像出力装置のドット発生率が制御されるの
で、画像出力装置に用いる媒体に応じて適切なにじみ補
正を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる画像処理装置を適
用した画像処理システムのブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる画像処理装置の具
体的ハードウエア構成例を示す概略ブロック図である。
【図3】前記画像処理システムで色ずれを判断する画像
出力装置としてのプリンタの概略ブロック図である。
【図4】プリンタにて吐出する色インクのインクIDに
よるクラス分け、およびインク重量の基準値に対する比
率の対応を示す図である。
【図5】プリンタの変形例を示す概略ブロック図であ
る。
【図6】プリンタの変形例を示す概略ブロック図であ
る。
【図7】他の画像出力装置としてネットワークなどに接
続可能なカラー印刷装置を示す図である。
【図8】画像処理装置20による、にじみ補正処理制御
プログラムを説明するためのフローチャートである。
【図9】組合せサンプル生成部20dによって生成され
る組合せサンプルの一例を示す図である。
【図10】目視法キャリブレーションによる色補正LU
Tの生成処理を示すフローチャートである。
【図11】クラス分けに対応した色補正LUTでの入出
力の対応関係を示す図である。
【図12】カスタムAパターンをCMYKモードの成分
データで示す図である。
【図13】カスタムAパターンの成分データの対応関係
を示す図である。
【図14】カスタムAパターンで選択される灰色パッチ
に対応するIDを示す図である。
【図15】カスタムBパターンを示す図である。
【図16】カスタムCパターンを示す図である。
【符号の説明】
10 画像出力装置 11 スキャナ 12 デジタルスチルカメラ 14 ビデオカメラ 20 画像処理装置 20a 色変換部 20b 色補正部 20c 二値化部 20d 組合せサンプル生成部 20e ドット密度選択部 20f 補正係数計算部 20g キャリブレーション部 20h 色補正LUT生成部 20i 用紙種類入力部 20j 補正係数記録部 21 コンピュータ 23 キーボード 24 CD−ROMドライブ 25 フロッピーディスクドライブ 26 モデム 30 画像出力装置 31 プリンタ 32 ディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA05 EA11 EB13 EB27 EB41 EB45 EB47 EC03 EC07 EC72 EC75 EC76 EC79 ED01 ED07 EE03 EE18 FA03 FA04 FA10 2C057 AF27 AF39 AF91 AH13 AL31 AL36 AM03 AM15 AM28 CA01 CA07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドット密度の異なる複数の要素色からな
    る記録材を使用して各画素を表現し、当該画素に基づき
    現画像を媒体上に再現する画像出力装置から出力される
    画像の処理をコンピュータに実行させるためのプログラ
    ムを記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体
    であって、 ドット密度を変化させて、少なくとも2つの要素色から
    なる複数のパターンを生成し、当該生成された複数のパ
    ターンを前記画像出力装置に出力させるパターン生成処
    理と、 当該生成された複数のパターンの中から、にじみの少な
    いパターンを選択させるパターン選択処理と、 選択されたパターンのドット密度に基づき、前記画像出
    力装置のドット発生率を制御するドット発生率制御処理
    と、 をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    たコンピュータによって読取可能な記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の記録媒体であって、 前記画像出力装置が複数の要素色をほぼ均等に使用して
    生成した複数の出力パッチの中から、無彩色となる出力
    パッチを選択させる処理と、 当該選択された無彩色となる出力パッチに基づき、前記
    画像出力装置の出力画像の各要素色毎の使用量と、所定
    の基準値との差が最小になるように色補正テーブルを生
    成する処理と、 当該生成された色補正テーブルを用いて求められるドッ
    ト発生率を、前記ドット発生率制御処理によって制御す
    る処理と、 をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    たコンピュータによって読取可能な記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の記録媒体であ
    って、 前記パターン生成処理において前記画像出力装置が前記
    パターンを出力するのに使用する媒体と、前記ドット発
    生率制御処理において制御されるドット発生率とを対応
    させて記録する処理を、さらにコンピュータに実行させ
    るためのプログラムを記録したコンピュータによって読
    取可能な記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいづれか一項に記載の
    記録媒体であって、 前記パターン生成処理において前記画像出力装置が前記
    パターンを出力するのに使用する媒体の識別子を入力さ
    せる処理と、 前記ドット発生率制御処理において制御されるドット発
    生率が、前記入力された媒体の識別子と対応して記録さ
    れているか否かを判定する判定処理と、 前記ドット発生率制御処理において制御されるドット発
    生率が入力された媒体の識別子と対応して記録されてい
    ると判定される場合に、当該記録されたドット発生率に
    基づき行われる画像処理と、 をさらにコンピュータに実行させるためのプログラムを
    記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいづれか一項に記載の
    記録媒体であって、 ドット発生率制御処理が、選択されたパターンのドット
    密度と、基準ドット密度との比率に比例させて、前記画
    像出力装置のドット発生率を制御するコンピュータによ
    って読取可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】 ドット密度の異なる複数の要素色からな
    る記録材を使用して各画素を表現し、当該画素に基づき
    現画像を媒体上に再現する画像出力装置から出力される
    画像の処理方法であって、 ドット密度を変化させて、少なくとも2つの要素色から
    なる複数のパターンを生成し、当該生成された複数のパ
    ターンを前記画像出力装置に出力させるパターン生成工
    程と、 当該生成された複数のパターンの中から、にじみの少な
    いパターンを選択させるパターン選択工程と、 選択されたパターンのドット密度に基づき、前記画像出
    力装置のドット発生率を制御するドット発生率制御工程
    と、 を備える画像処理方法。
  7. 【請求項7】 ドット密度の異なる複数の要素色からな
    る記録材を使用して各画素を表現し、当該画素に基づき
    現画像を媒体上に再現する画像出力装置から出力される
    画像の処理装置であって、 ドット密度を変化させて、少なくとも2つの要素色から
    なる複数のパターンを生成し、当該生成された複数のパ
    ターンを前記画像出力装置に出力させるパターン生成手
    段と、 当該生成された複数のパターンの中から、にじみの少な
    いパターンを選択させるパターン選択手段と、 選択されたパターンのドット密度に基づき、前記画像出
    力装置のドット発生率を制御するドット発生率制御手段
    と、 を備える画像処理装置。
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