JP2005324459A - 画像処理方法及び画像形成システム - Google Patents

画像処理方法及び画像形成システム

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Abstract

【課題】 形成される画像品位を保った状態で、インクの裏うつりを軽減する画像処理方法および画像形成システムを提供する。
【解決手段】 両面記録モードにおいて、記録対象がテキスト文字かそれ以外かを判断し、テキスト文字である場合は、当該データが文字の輪郭部(エッジ部)に相当するものか否かを検出し、エッジ部であると判断された箇所に関しては、単位領域の打ち込みドット数を削減せずに吐出データを作成し、エッジ部でないと判断された箇所に関しては、単位領域の打ち込みドット数を間引いて吐出データを作成する。
【選択図】 図7

Description

本発明は画像処理方法及び画像形成システムに関し、詳しくは、インクジェット記録装置を用いた方法及びシステムに関する。
家庭やオフィスなどへの情報処理装置の普及に伴い、これら情報処理装置で作成した画像を記録する記録装置も様々な用途で使用されている。このような記録装置では、片面記録だけでなく、両面記録も行われることが多い。また、装置が比較的小型で、安価にカラー記録ができるという理由などから、記録装置としてインクジェット方式のものが普及している。
いわゆるインクジェット方式の記録装置は、記録ヘッドから吐出させたインクで記録媒体上に画像を形成する。したがって、付与されたインクが記録媒体中に浸透していくので、記録媒体の材質やインク付与量によっては、インクがかなり記録媒体中に浸透して、裏うつりの現象が発生しやすい。
このようなインクジェット記録装置で、記録媒体の両面に記録を行う場合、片面記録時と同等の濃度で両面記録を行ってしまうと、裏うつりの現象が発生し表面、裏面の記録品質が大きく低下する。
両面記録時の裏うつりの回避策として、ある一定の記録条件において、インクの単位面積あたりの打ち込み量を減らして、裏うつり現象に対応するものがある。(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
特開平5-32024号公報 特開2001-310506号公報
しかしながら、上記従来の裏うつり現象対策の方法では、インクの単位面積あたりの付与量を画像の内容に関係なく、均一に減らしている。具体的には、単位面積あたりの打ち込みドットを均一に間引いて付与量を減らしているため、記録画像の性質によっては、画質劣化を招く場合があった。特に、テキスト文書の場合、均一にドットを間引くと、文字の輪郭、すなわちエッジ部分がぼやけてしまい、文字の鮮明さが低下してしまうという問題があった。しかしながら、文字は黒など比較的裏うつりしやすい濃い色で印刷されることが多い。したがって、インクの裏うつりを軽減するために、上述したような画像内容を考慮しない間引き手法を適用した場合、画像の種類によっては画像の品位や見栄えが悪くなっていた。
本発明はこのような従来の問題を解決するためになされたものであり、形成される画像品位を保った状態で、インクの裏うつりを抑制する画像処理方法および画像形成システムを提供することを目的とする。
そのために本発明では、文字データと文字以外の非文字データを含む画像データを処理する画像処理方法であって、記録媒体の片面に対してのみ記録ヘッドからインクを吐出して記録を行う片面記録モード、あるいは記録媒体の両面に対して記録ヘッドからインクを吐出して記録を行う両面記録モードを設定する工程と、前記両面記録モードを設定した場合、前記記録媒体上の単位領域あたりのインク付与量を前記片面記録モードよりも少なくする第1処理を、前記文字データの非エッジ部データについて行う文字データ処理工程と、前記両面記録モードを設定した場合、前記記録媒体上の単位領域あたりのインク付与量を前記片面記録モードよりも少なくする第2処理を、前記非文字データについて行う非文字データ処理工程とを有し、前記文字データ処理工程では、前記文字データのエッジ部データについて前記第1処理を行わないことを特徴とする。
また、文字データと文字以外の非文字データを含む画像データを処理する画像処理方法であって、前記画像データを入力する工程と、前記入力された画像データを、記録に使用されるインクに対応した色分解データに変換するあたり、前記入力された画像データに含まれる文字および非文字のデータそれぞれを、文字および非文字の色分解データに変換する変換工程と、前記文字および非文字の色分解データそれぞれに基づいて、文字および非文字の2値データを生成する2値化工程と、記録媒体の両面に対して記録ヘッドからインクを吐出して記録を行う両面記録モードを設定する設定工程と、前記両面記録モードを設定した場合、前記文字の2値データのうち、エッジ部データについてはドット間引きを行わず、非エッジ部データについてのみドット間引きを行う間引き工程と、を有することを特徴とする。
さらに、文字データと文字以外の非文字データを含む画像データを処理する画像処理方法であって、記録媒体の両面に対して記録ヘッドからインクを吐出して記録を行う両面モードを設定する工程と、前記両面記録モードが設定された場合、前記文字データをエッジ部データと非エッジ部データに分け、前記記録媒体上の単位領域あたりのインク付与量を減じるための第1処理を前記非エッジ部データについて行う文字データ処理工程と、前記両面記録モードが設定された場合、前記記録媒体上の単位領域あたりのインク付与量を減じるための第2処理を前記非文字データについて行う非文字データ処理工程とを有し、前記文字データ処理工程では、前記文字データについて前記第1処理を行わないことを特徴とする。
さらに、記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置を用いた画像形成システムであって、文字データと文字以外の非文字データを含む画像データを入力する入力部と、記録媒体の片面に対してのみ記録ヘッドからインクを吐出して記録を行う片面記録モード、あるいは記録媒体の両面に対して記録ヘッドからインクを吐出して記録を行う両面記録モードを設定する設定手段と、前記両面記録モードを設定した場合、前記記録媒体上の単位領域あたりのインク付与量を前記片面記録モードよりも少なくする第1処理を、前記画像データに含まれる文字データの非エッジ部データについて行う文字データ処理手段と、前記両面記録モードを設定した場合、前記記録媒体上の単位領域あたりのインク付与量を前記片面記録モードよりも少なくする第2処理を、前記画像データに含まれる非文字データについて行う非文字データ処理手段とを有し、前記文字データ処理手段は、前記画像データに含まれる文字データのエッジ部データについて前記第1処理を行わないことを特徴とする。
さらに、記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置を用いた画像形成システムであって、文字データと文字以外の非文字データを入力する入力部と、前記入力された画像データを、記録に使用されるインクに対応した色分解データに変換するあたり、前記入力された画像データに含まれる文字および非文字のデータそれぞれを、文字および非文字の色分解データに変換する変換手段と、前記文字および非文字の色分解データそれぞれに基づいて、文字および非文字の2値データを生成する2値化手段と、記録媒体の両面に対して記録ヘッドからインクを吐出して記録を行う両面記録モードを設定する設定手段と、前記両面記録モードを設定した場合、前記文字の2値データのうち、エッジ部データについてはドット間引きを行わず、非エッジ部データについてのみドット間引きを行う間引き手段と、を有することを特徴とする。
さらに、記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置を用いた画像形成システムであって、文字データと文字以外の非文字データを含む画像データを入力する入力部と、記録媒体の両面に対して記録ヘッドからインクを吐出して記録を行う両面モードを設定する手段と、前記両面記録モードが設定された場合、前記文字データをエッジ部データと非エッジ部データに分け、前記記録媒体上の単位領域あたりのインク付与量を減じるための第1処理を前記非エッジ部データについて行う文字データ処理手段と、前記両面記録モードが設定された場合、前記記録媒体上の単位領域あたりのインク付与量を減じるための第2処理を前記非文字データについて行う非文字データ処理手段とを有し、前記文字データ処理手段は、前記文字データについて前記第1処理を行わないことを特徴とする。
本発明によれば、両面記録時にインクの打ち込み量を減らして裏うつりを軽減しながらも、文字のエッジ部だけは通常のインク打ち込みが可能になるため、文字品位の低下を防ぐ事が可能になる。
本発明の実施形態について、以下に図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態であるインクジェット記録装置(以下、「プリンタ」ともいう)を示す破断斜視図である。
11はキャリッジであり、インクタンクと記録ヘッドが一体化したヘッドカートリッジ12を搭載している。ヘッドカートリッジ12はインク色別に分かれており、図中ではブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色であるが、淡シアン、淡マゼンタなど他の色をさらに含んでいてもよい。記録ヘッドの記録媒体15と対峙する面には複数の吐出口が所定方向に配列されている。
キャリッジ11はガイドレールに沿って記録媒体15上を走査し、該走査の際に記録ヘッドから記録媒体にインクを吐出してドットを形成する。キャリッジ11が記録媒体の一方端から他方端まで移動すると、搬送ローラ16が回転して記録媒体を矢印方向へ所定量だけ搬送する。このような紙送りとキャリッジ走査による記録とを交互に繰り返すことにより、記録媒体全体に画像を形成する。
本実施形態ではこのようなシリアルタイプの記録装置を説明したが、本発明はこれに限らず、記録媒体の記録領域の全幅に亘って複数の吐出口が配列されたフルライン型のインクジェット記録ヘッドを用いて記録を行うフルラインタイプなど他のものにも適用可能であるのは言うまでもない。また、ここでは、インクタンクと記録ヘッドが一体化したヘッドカートリッジ12を用いる例について説明するが、インクタンクと記録ヘッドが分離可能に構成される形態であっても勿論適用可能である。
図2は、図1のインクジェット記録装置の電気的構成を示すブロック図である。
図中、201は記録装置全体を示し、202はシステムバスであり、インターフェース部と各種記憶部などとの伝達を行う。203はUSBインターフェースであり、204はネットワークインターフェースであり、イーサネット(登録商標)を介して、図3で示されるホストコンピュータ213などの外部装置と接続されている。205はCPUであり、記録装置全体の制御を行う。206はRAMであり、画像色変換テーブルやプロファイル等を記憶する。207はフラッシュROMであり、画像処理のためのプログラム等を格納する。208はEEPROMでテーブルやプロファイルを保持するデバイスのリスト等を記憶する。209はセンサでありカセット挿入、記録媒体サイズ、記録媒体の種類等を検出する事が可能である。210は操作パネルで、記録装置の設定等を行ういくつかのキーと記録装置のステータス等を表示する表示部で構成される。211はプリンタエンジンでホストコンピュータからのデータを記録する記録ヘッドや記録ヘッドを駆動するモータなどで構成される。212はプリンタエンジンの中のヘッド回復部で、回復モータ等で吸引、ワイピング、キャッピング等の回復動作を行なう。
図3は、記録装置に記録指令を出すホストコンピュータなどの情報処理装置の電気的構成を示すブロック図である。
213はホストコンピュータ(情報処理装置)本体、214はシステムバスである。215はホストコンピュータ全体を制御するCPU、216はメモリ、217は外部記憶部で、プログラムやデータが保存されている。218は表示部である。219はUSBインターフェースでケーブルを介してインクジェット記録装置201に接続される。220はネットワークインターフェースであり、イーサネット(登録商標)を介してインクジェット記録装置201に接続される。
ホストコンピュータ213のアプリケーションプログラム等で作成された画像などの記録データは、コンピュータ内のプリンタドライバ(以下、単に「ドライバ」とも言う)によって2値データに変換される。そしてこの2値データ及び記録指令がシステムバス214からUSBインターフェース219もしくはネットワークインターフェース220を介して記録装置201側へ送られる。以下に2値データの生成について説明する。
図4は、ホストコンピュータ内のアプリケーションプログラムから取得した画像データが2値化される過程をあらわす図である。
41はアプリケーションプログラム、42はプリンタドライバであり、このドライバ内でアプリケーションプログラムからの画像データをプリンタの解釈できるデータに変換してプリンタに送信する。具体的には次の工程を経る。
43は色変換部1であり、入力特性RGBデータをプリンタ特性RGBデータへ変換する画像色変換処理を行う。詳しくは、アプリケーションから入力されるRGBデータによって再現される色域を、プリンタによって再現される色域内に写像する関係を内容とする3次元ルックアップテーブル(3DLUTとも称する)を用い、8bitの入力RGBデータをプリンタの色域内のRGBデータに変換する。この色変換1の詳細は図7を用いて後述する。
44は色変換部2であり、プリンタ特性RGBデータをプリンタのインク色に対応した色分解データ(ここでは、YMCK多値データ)へ変換する。詳しくは、8bitのRGBデータと8bitのCMYKデータとを1対1に関連付けた3次元ルックアップテーブルを用い、8bitのRGBデータを8bitのCMYKデータに変換する。この色変換2の詳細は図7を用いて後述する。
45は2値化部であり、プリンタのインク色に変換されたCMYK多値データを2値データに変換する。2値化された記録データには、プリンタが解釈可能なコマンドが付加されてプリンタ側1へ送信される。
なお、上記色変換1、色変換2、2値化等の各処理は、図4のように文字データと文字以外のデータとで別々に行われる。
さて、記録媒体の一方の面に対してのみ記録を行う片面記録の場合は、裏うつりをそれほど考慮する必要がないため、画像データを文字と文字以外とに分類して、それぞれのデータに適した通常の色変換処理を行う。片面記録においては、下記図5、図6で示されるような文字の非エッジ部に対する間引き処理は行わない。
一方、記録媒体の両方の面に対してのみ記録を行う両面記録の場合は、裏うつりの軽減を考慮する必要があるため、打ち込みドットを間引いて、打ち込みドット数を低減させる必要がある。しかしながら、画像データの種類を考慮せずに、ドットを均一に間引くと、画質の劣化を招く場合があり好ましくない。特に、ドットを均一に間引くと、文字のエッジ部分がぼやけてしまう傾向にあるため、本実施形態では、文字のエッジ部分とその他の部分でインクの打ち込み方法を次のように異ならせる。
図5、図6は、黒文字データのエッジ部を検出してエッジ部とそれ以外の部分で記録方法を変えることを表す図である。なお、ここでは、黒文字について説明するが、黒以外の文字について適用してもよい。
図5において、56はプリンタがホストコンピュータから受信した黒文字データ、57は受信した黒文字データに対して裏うつり軽減の加工を行った黒文字データである。文字データの外側1ドット分(もしくは1画素分)すなわち、密な斜線で示される文字のエッジ部分は、間引かずに通常のインク打ち込み量で打ち込む一方で、疎な斜線で示されるエッジ部分の内側に関しては通常の打ち込み量よりも少ない打ち込み量でインクを打ち込むことで、文字の領域全体に付与されるインク量を低減する。
また、図6に示すように、間引かずに打ち込む領域は、文字データの外側1ドット分(もしくは1画素分)に限らず、例えば、文字データの外側2ドット分など、画像品位とインク付与量との関係で設定すればよい。
図7は、両面記録における、入力画像データから2値データへの変換処理の流れを示すフローチャートである。
図4でも説明したように、プリンタドライバ内での入力RGB信号からプリンタ特性RGB信号への変換、プリンタ特性RGB信号からCMYK信号への変換が行われる。本実施形態においては、入力画像データからプリンタ特性RGBデータへの色変換処理(色変換1)、プリンタ特性RGBデータからプリンタのインク色(ここでは、CMYK)に対応した色分解データへの画像色変換(色変換2)の各変換過程において、3D LUT(3次元ルックアップテーブル)が使用されている。
両面記録モードでは裏うつりを軽減するため、片面記録モードより単位面積あたりのインクの打ち込み量が少なくなるように、記録データの変換を行う必要がある。そこで、本実施形態では、両面記録用のLUTを片面記録用のものとは別に設け、このLUTによって、図5および6に示した記録が実現できるように記録データを生成する。具体的な流れは次のとおりである。
まず、ユーザが両面記録モードを選択すると、プリンタドライバでは、両面記録用のLUTを色変換処理部で使用する(ステップ701)。この両面記録用のLUTは、片面記録用のLUTに比べ、単位領域あたりのインク付与量が少なくなるような色変換が実行されるように設計されている。
まず色変換1を行う。アプリケーションプログラムの描画データが黒データか否かを判断する(ステップ702)。具体的には、入力RGBデータがRGB=(0,0,0)である場合は黒データであると判断する。黒データである場合は、さらにそれがテキストオブジェクトであるか否かを判断する(ステップ703)。テキストオブジェクトである場合は、色変換1で入力値RGB=(0,0,0)に対してRGB=(0,0,0)を出力する(ステップ704)。この変換処理において、この値は黒のテキストオブジェクト以外では出力されない。一方、テキストオブジェクト以外の黒データは、入力値RGB=(0,0,0)に対して例えばRGB=(1,1,1)を出力する(ステップ705)。また、黒データでないものに関しては、両面記録用の3D LUTを用いて色変換1が行われる(ステップ706)。なお、この両面記録用3DLUTは、黒のテキストオブジェクト以外は出力値としてRGB=(0,0,0)が出力されないような構成となっている。
この色変換1はプリンタに送信するデータ単位で行われており、プリンタに送信する所定のデータ単位での変換が終了したか否かを判断する(ステップ707)。終了した場合は、色変換2を行う。なお、プリンタに送信する単位とは、1ページ分全てのデータの場合もあれば、1ページをいくつかに分割したデータの場合もある。
色変換2では、プリンタ特性のRGBデータをプリンタのインク色(ここでは、CMYK)に対応した色分解データへ変換する。
まず、入力データがRGB=(0,0,0)すなわち黒のテキストデータかどうかを判断する(ステップ708)。RGB=(0,0,0)の場合はステップ709に、そうでない場合はステップ710へ進む。ステップ709では、YMCKデータに変更する。ここで、RGB=(0,0,0)は黒のテキストオブジェクトであり、これは黒のテキストデータへの変換になるので、出力データとしては、例えばYMCK=(255,255,255,255)のような黒のテキストデータあることを認識できる特殊な値に変換する。一方、RGB=(0,0,0)以外は両面記録用の3D LUTを用いてCMYKデータへデータ変換を行う(ステップ710)。ここでも、所定の送信単位分のデータが変換できると(ステップ711)、次に2値化処理を行う。なお、2値化処理前のこの段階で、黒テキストデータ以外のデータについては、単位領域あたりのインク打ち込み量が片面記録モードに比べ少なくなるように画像処理されている。
2値化処理については、まず、色変換2により得られた色分解データがYMCK=(255,255,255,255)、すなわち黒のテキストデータ(黒文字データ)かどうかを判断する(ステップ712)。黒のテキストデータの場合は、黒テキストデータの2値データとしての変換を行う(ステップ713)。例えば2値データとしてBk 1bit/Color2bitのindexデータを受け取るようなプリンタの場合、YMCK index=(3,3,3,1)のような通常2値化処理では出力されない特殊なデータ(固定値)を出力する。一方、黒のテキストデータでない場合は、ディザや誤差拡散等を用いた通常の2値化処理でデータを作成する(ステップ714)。
所定の送信単位分のデータが変換されると(ステップ715)、2値化された記録データに対してプリンタが解釈し記録を行うコマンドを付加してプリンタ側へこのデータを送信する(ステップ716)。記録データの全てを送信するまで、一連の処理が送信単位でくりかえされる(ステップ717)。
このようにして、黒テキストデータ(黒文字データ)とその他のデータとに区別された記録データ(2値データ)を受信したプリンタ側は、黒テキストデータに関しては、図5及び図6に示すように、エッジ部は間引かず、非エッジ部は間引くようにして吐出データを作成する。吐出データは、記録媒体上の実際のインク吐出位置を示している。
一方、上述したように黒テキストデータ以外のデータに関しては、2値化処理前の多値データの段階で、単位領域あたりのインク打ち込み量が片面記録モードよりも少なくなるように処理されているので、2値化処理後の2値データをわざわざ間引く必要はない。従って、黒テキストデータ以外のデータについては、その2値データに対して間引き処理を施さず、2値化処理されたままの2値データを吐出データとする。
図8は、吐出データの作成処理を示すフローチャートである。
プリンタに入力された記録データ(2値データ)が黒文字データか否かを判断する(ステップ801)。この判断は、ホストコンピュータ側で黒文字データとして判別可能にされたYMCK index=(3,3,3,1)のような通常2値化処理では出力されない特殊なデータであれば、黒文字データであるとする。
黒文字データである場合は、次に、処理する上で着目するドット(画素)が黒文字のエッジ部分に相当するものか否かを判断する(ステップ802)。注目しているドットを含む3×3ドットの範囲に黒文字でないデータがあればエッジ部として判断する。
エッジ部であると判断すると、その注目ドットに対してはインクを打ち込むように吐出データを作成する(ステップ803)。一方、エッジ部でないならば、所定の間引きパターンにしたがって、インクを打ち込むか否かを決定した吐出データを作成する(ステップ804)。
また、ステップ801で黒文字データでないと判断されたデータに関しては、プリンタに入力された記録データ(2値データ)に応じた吐出データを作成する(ステップ805)。つまり、黒テキストデータ以外のデータについては、その2値データに対して間引き処理を施さず、入力された2値データそのものを吐出データとするのである。
全ての記録データを吐出データに変換するまで、一連の処理を繰り返す(ステップ806)。
このように両面記録モードの場合、黒文字データとそれ以外とをホストコンピュータのプリンタドライバ側で判断し、黒文字データに関しては、それが識別できるような固定値を2値のインデックスデータに入力することによって、プリンタ側は、黒文字データとそれ以外のデータとで、吐出データの作成方法を異ならせることができる。そして、黒文字データに関しては、エッジ部は間引かずインクドットを打ち込む一方で、エッジ部以外の部分は間引いてインク付与量を減らすことによって、文字のエッジがシャープな状態を保ったまま、裏うつりを軽減することができる。また、黒文字データ以外のデータに関しては、単位領域あたりのインク打ち込み量が片面記録モードよりも少なくなるように色変換処理することで、黒文字以外についても裏うつりを軽減することができる。
なお、以上の説明では、黒テキストデータ以外のデータについては、その2値データに対して間引き処理を施していないが、裏うつりをより軽減したいのであれば、間引き処理を行うように構成することも有効である。
また、図7および図8は両面記録モードが選択された場合についてのみ言及しているが、本システムでは片面記録モードも備えており、片面記録モードが選択された場合には、片面記録用のLUTを用いて色変換処理(図4の色変換1、色変換2)が行われる。
以上説明した第1の実施例によれば、両面記録モードにおいてインク打ち込み量を低減させるに際し、画像の種類を考慮してインク打ち込み量を低減させているので、打ち込み量低減に伴う画像品位の低下を最小限に抑えつつ、裏うつりを軽減することができる。
詳しくは、画像の種類に関係なくインク打ち込み量低減処理を一律に行った場合、具体的には、文字部にも非文字部にもドット間引き処理を同じように施した場合、文字のエッジ部のドットが間引かれ、文字の輪郭がぼやけてしまう。文字の輪郭がぼやけると、シャープさが欠けた文字となってしまい、文字品位の低下を招く。そこで、第1の実施例では、文字のエッジ部のドットは間引かないようにし、文字の輪郭のシャープさを維持するようにしつつ、文字の非エッジ部および文字以外の画像部のドットは少なくして裏うつりを抑制するようにしているのである。
(第2実施例)
本実施例では、ホストコンピュータでの2値化処理の段階で、文字のエッジ部と文字のエッジ部以外の部分を識別する形態について説明する。
インクジェット記録装置の構成、ホストコンピュータの構成、文字のエッジ部とそれ以外の部分の記録方法については、第1実施例と同様である。
図9は、本実施例において、アプリケーションプログラムで作成された画像データをプリンタが受信可能なデータ形式に変換するプリンタドライバでの処理を示す模式図である。
アプリケーションプログラムで作成された画像データは文字データとそれ以外に分けられてプリンタドライバ42に入力される。そして、最初に色変換1部43で、入力特性RGBデータからプリンタ特性RGBデータへ変換される。次に色変換2部44でプリンタ特性RGBデータをプリンタのインク色に対応した色分解データ(ここでは、CMYKの多値データ)へ変換する。このとき、黒のテキストデータに関しては、第1実施例と同様に、YMCK=(255,255,255,255)のような特殊な値に変換される。次に2値化処理部45で、YMCK多値データをYMCK2値データに変換する。本実施例では、この段階で文字のエッジ部を検出し、文字のエッジ部に関しては、YMCK=(0,0,0,1)とし、文字のエッジ部以外の部分に関しては、それ以外の値、例えば、YMCK=(0,0,0,200)などとする。黒文字データ以外のデータに関しては第1実施例と同様とする。このようにプリンタドライバ側でエッジ部とそうでない部分とを明確に区分けすることで、プリンタ側はエッジ部に対応する全ての画素にドットを打ち込むようにし、黒文字のエッジ部以外の部分と黒文字以外の部分に関しては、所定の間引き方法によってドットを均一に間引くことができる。
プリンタドライバでの処理の流れをフローチャートを用いてさらに具体的に説明する。
図10は、プリンタドライバでのデータ変換処理の流れを示すフローチャートである。
プリンタドライバでの色変換処理において、両面記録用のデータに関しては、第1実施例と同様に、片面記録用とは異なる3D LUT(3次元ルックアップテーブル)を使用する(ステップ1001)。これは、第1実施例でも述べたように、インクの裏うつりを抑制するためである。
まず、色変換1、入力特性RGBデータからプリンタ特性RGBデータへの画像色変換処理をおこなう。アプリケーションプログラムの描画データが黒、すなわちRGB=(0,0,0)かどうかを判断する(ステップ1002)。黒だった場合は、その描画データがテキストオブジェクトかどうかを判断する(ステップ1003)。テキストオブジェクトの場合は、入力値RGB=(0,0,0)に対してRGB=(0,0,0)を出力する(ステップ1004)。色変換1処理において、この値は黒のテキストオブジェクト以外では出力されないものとする。一方、黒データであるが、黒テキストオブジェクトでない場合は、入力値RGB=(0,0,0)に対してRGB=(0,0,0)以外の値、例えばRGB=(1,1,1)を出力する(ステップ1005)。また、入力データが黒データでない場合は、両面印刷用の3D LUTを用いて色変換が行われる(ステップ1006)。この変換においての出力値はRGB=(0,0,0)が出力されないように制御されている。そして、プリンタへの送信単位でのデータ処理が終了すると(ステップ1007)、次の色変換2処理を実行する。なお、プリンタへの送信単位は、第1実施例と同様とする。
次に色変換2、すなわちプリンタ特性のRGBデータをプリンタのインク色(ここでは、CMYK)に対応した色分解データへの画像色変換を行う。
まず、入力データがRGB=(0,0,0)すなわち黒のテキストデータかどうかを判断する(ステップ1008)。RGB=(0,0,0)の場合は、黒のテキストデータの変換になるので、出力データとして、例えばYMCK=(255,255,255,255)のような黒のテキストデータあることを認識できる特殊な値に変換する(ステップ1009)。一方、黒のテキストデータでない場合は、両面記録用の3D LUTを用いてデータ変換を行う(ステップ1010)。
プリンタに送信する単位でのデータ処理が終了すると(ステップ1011)、2値化処理を行う。
まず、二値化部に入力されたデータがYMCK=(255,255,255,255)、すなわち黒のテキストデータ(黒文字データ)かどうかを判断する(ステップ1012)。黒テキストデータの場合は、注目しているドット(画素)が黒文字のエッジ部分か否かを判断する(ステップ1013)。ここでは、注目しているドットを含む3×3ドットの範囲に黒文字でないデータがあればエッジ部として判断する。
エッジ部でなければ、YMCK=(255,255,255,255)をYMCK=(0,0,0,200)等の値に変換する(ステップ1015)。一方、エッジ部であれば、エッジ部であることが明確になるようなデータ変換を行う(ステップ1014)。例えば、2値データとしてBk 1bit/Color2bitのindexデータを受け取るようなプリンタの場合、YMCK index=(0,0,0,1)のような黒文字のエッジ部であることが明確に分かる固定値に変換する。
所定の送信単位分のデータ処理が終了すると(ステップ1016)、2値化された画像データに対してプリンタが解釈し印刷を行うコマンドを付加してプリンタにデータを送信する(ステップ1017)。さらに、送信データの処理が全て終わったかどうかを判断する(ステップ1018)。終了していない場合はステップ1002に戻り、一連の処理を繰り返す。
このようにして黒文字データエッジ部とそれ以外の部分が識別された記録データを、プリンタドライバ側がプリンタ側へ送信することにより、プリンタ側は、エッジ部か否かの判断処理をすることなく、データに形態に応じて、吐出データを生成することができる。
(第3実施例)
第1実施例、第2実施例では、ホストコンピュータ側で色変換および2値化処理を行う形態を説明してきたが、ホストコンピュータ側のプリンタドライバでは、色変換1のみが行われ、色変換2及び2値化処理に関しては、プリンタ側で行う形態であってもよい。本実施例ではそのような形態での各変換処理について説明する。
本実施例において、インクジェット記録装置の構成、ホストコンピュータの構成は実施例1及び2と同様とする。
図11はホストコンピュータ側のプリンタドライバにおける色変換処理を示す模式図である。
41はアプリケーションプログラムであり、作成した画像データをプリンタドライバ42へ送る。プリンタドライバ42内は色変換1部43と、2値化処理テーブル、色変換2用LUT出力部44とを含んでいる。
色変換1部43は、アプリケーションプログラムから入力した画像データを、プリンタの特性に合わせたRGB多値データへ変換する。第1実施例、第2実施例では、ここでさらに色変換2処理と2値化処理を行っていたのだが、本実施例では、色変換1部43で変換されたプリンタ特性RGBデータにプリンタが解釈可能なコマンドを付加してプリンタ201に送信する。44はプリンタ特性RGBデータをプリンタのインク色に対応した色分解データ(ここでは、CMYKの多値データ)への変換及び色分解データ(多値データ)を2値データに変換する時に使用するテーブルであり、記録指令を送信する際に一緒にプリンタへ送信される。
図12は、プリンタがホストコンピュータ(情報処理装置)から受け取った記録データを2値化する過程を示す模式図である。
50はホストコンピュータ(情報処理装置)から受け取ったプリンタ特性データRGBデータの中から黒文字のエッジ部とそれ以外を検出し、データ変換を行うエッジ検出部である。51はプリンタ特性RGBデータからプリンタのインク色に対応した色分解データ(ここでは、CMYK多値データ)への画像色変換を行う色変換2部である。52はプリンタのインク色に対応した多値データを2値データに変換する2値化部である。2値化されたデータはプリンタエンジンに送られ、記録動作が実行される。
ここで、黒文字のエッジ部は、第1実施例、第2実施例で説明したのと同様、ドットを間引かずに記録し、黒文字のエッジ部でない部分は、間引いて記録する。
図13は、ホストコンピュータ(情報処理装置)側での処理の流れを示すフローチャートである。
本実施例では、情報処理装置とプリンタの処理分散化の観点から、上述したように、プリンタ側で、入力RGB特性からプリンタRGB特性への画像色変換処理、プリンタのインク色(CMYKまたはCcMmYK)への画像色変換、インク色に対応した2値データへの変換処理が行われている。そこで、まず、プリンタドライバでは、プリンタのインク色への画像変換処理に必要な3D LUT(ルックアップテーブル)及び2値化処理に必要なテーブルをプリンタ側に送信する(ステップ1301)。
次に、色変換1処理、すなわち入力特性RGBデータからプリンタ特性RGBデータへの画像色変換処理に使用する、3D LUT(3次元ルックアップテーブル)をセットする(ステップ1302)。ここでは、両面記録時の処理を説明するため、両面記録専用のLUTをセットする。
次にアプリケーションプログラムの描画データが黒、すなわちRGB=(0,0,0)かどうかを判断する(ステップ1303)。黒だった場合は、さらに描画データがテキストオブジェクトかどうかを判断する(ステップ1304)。テキストオブジェクトの場合は、入力値RGB=(0,0,0)に対してRGB=(0,0,0)を出力する(ステップ1305)。変換処理において、この値は黒のテキストオブジェクト以外では出力されない。一方テキストオブジェクトでない場合は、入力値RGB=(0,0,0)に対して例えばRGB=(16,16,16)を出力する(ステップ1306)。また、黒データでない場合は、両面記録用の3D LUTを用いて色変換が行われる(ステップ1307)。なお、ここの変換においての出力値としてはRGB=(16,16,16)、RGB=(0,0,0)が出力されないような3D LUTを使用している。すなわち、このプリンタ特性RGBデータがプリンタに送信された場合に、RGB=(0,0,0)のデータだけが黒文字のデータであると判断する事が可能になる。
プリンタに送信する単位でのデータ処理が終了したら(ステップ1308)、プリンタ特性のRGBデータに対してプリンタが解釈し印刷を行うコマンドを付加してプリンタにデータを送信する(ステップ1309)。なお、プリンタに送信する単位は第1実施例、第2実施例と同様とする。ステップ1303からステップ1309までの処理はデータ全てが終了するまで繰り返される。
図14は、プリンタ側の色変換処理の流れを示すフローチャートである。
画素単位でデータを処理していく。まず、入力されたデータが黒文字データであるかどうかを判断する(ステップ1401)。ホストコンピュータ側で黒文字データに関してはRGB=(0,0,0)という特殊な数値を設定しているため、入力値がRGB=(0,0,0)であれば黒文字データであると判断し、それ以外であれば黒文字データでないと判断する。
次に入力データの画素を含む3×3画素の範囲に黒文字でないデータがあればエッジ部として判断する(ステップ1402)。エッジ部でなければ、RGB=(16,16,16)を出力し、文字のエッジ部以外のデータを他の黒データと同等の値に変換する。したがって、黒文字のエッジ部以外の部分は、黒文字以外の黒部分と同様の処理となる。すなわち、文字のエッジ部以外についてはドットの間引き処理が行われる。
この時点でエッジ部はRGB=(0,0,0)、それ以外の黒データは、RGB=(16,16,16)、カラーデータは所定のRGB値となる。所定の記録単位で上述の処理が終了すると(ステップ1405)、色変換2処理を実行する。
色変換2すなわちプリンタ特性RGBデータのデータをプリンタのインク色に対応した色分解データへの画像色変換を行う(ステップ1406)。ここでの変換においては情報処理装置から転送された3D LUTを使用するが、転送されているテーブルは入力色空間内の代表格子点についてのみの変換情報が送られてきているため、格子点間の入力は格子点間の演算により対応している。
本発明のプリンタ特性RGBデータの入力値としては、RGB=(0,0,0)とRGB=(16,16,16)-(255,255,255)の範囲にあるので、RGB=(16,16,16)-(255,255,255)の範囲の入力が正しく変換されるような3D LUTを使用する。文字エッジ部はRGB=(0,0,0)からYMCK=(0,0,0,255)へ、黒データの文字エッジ部以外の部分は、RGB=(16,16,16)からYMCK=(77,77,77,165)へ変換される。それ以外の値はLUTによって、所定のYMCK値に変換される。
所定単位でのデータの処理が終了すると(ステップ1407)、2値化処理を行う(ステップ1408)。2値化処理では、黒文字エッジ部はYMCK=(0,0,0,255)からYMCK=(0,0,0,1)へ、それ以外の部分は所定の2値データに変換される。
所定単位でのデータ処理が終了すると(ステップ1409)、データはプリンタエンジンに送られ、記録動作が実行される(ステップ1410)。1ページ分の記録が終了するまで、ステップ1401からステップ1411までの処理が繰り返される。
このようにして、色変換処理をホストコンピュータ(情報処理装置)側とプリンタ側とに分散した形態としても、いずれかで黒文字エッジ部を検出し、黒文字エッジ部とそれ以外の部分とで処理方法を異ならせることができる。
(第4実施例)
第3実施例では、プリンタに入力された黒文字データに対し、まずエッジ部か否かの判断処理を実施したが、本実施例では2値化処理の後で黒文字のエッジ部を検出する形態について説明する。
情報処理装置側でのデータ処理は第3実施例と同様とする。
図15は本実施例におけるプリンタ側の色変換処理の過程をあらわす図である。
図中、51はプリンタ特性RGBデータからプリンタのインク色に対応した色分解データ(ここでは、CMYKの多値データ)への画像色変換を行う色変換2部、52はプリンタのインク色に対応した多値データを2値化データに変換する2値化部である。50は2値化データの中から黒文字のエッジ部とそれ以外を検出し、データ変換を行うエッジ検出部である。
図16を用いて、プリンタ側での処理の流れを詳しく説明する。
プリンタに入力されたデータはまず、プリンタ特性のRGBデータからプリンタのインク色に対応した色分解データ(ここでは、CMYKの多値データ)への画像色変換、すなわち色変換2処理が行われる。
まず、入力データがRGB=(0,0,0)すなわち黒のテキストデータかどうかを判断する(ステップ1601)。RGB=(0,0,0)の場合は、黒のテキストデータの変換になるので、出力データとして、例えばYMCK=(255,255,255,255)のような黒のテキストデータあることを認識できる特殊な値に変換する(ステップ1602)。一方、RGB=(0,0,0)でない場合は、両面記録用の3D LUTを用いてデータ変換を行う(ステップ1603)。ここでの変換においては情報処理装置から転送された3D LUTを使用するが、転送されているテーブルは入力色空間内の代表格子点についてのみの変換情報が送られてきているため、格子点間の入力は格子点間の演算により対応している。
本発明のプリンタ特性RGBデータの入力値としては、RGB=(0,0,0)とRGB=(16,16,16)-(255,255,255)の範囲にあるので、RGB=(16,16,16)-(255,255,255)の範囲の入力が正しく変換されるような3D LUTとなっている。
次に所定の記録単位でのデータ処理が終了したかどうかを判断する(ステップ1604)。データ処理が終了している場合は、インク色の多値データを2値データに変換を行う。
入力がYMCK=(255,255,255,255)、すなわち黒の文字データかどうかを判断する(ステップ1605)。黒文字データの場合は、2値データとしてBk 1bit/Color2bitのindexデータを印刷するプリンタの場合、YMCK index=(3,3,3,1)のような通常2値化処理では出力されない特殊なデータを出力する(ステップ1606)。一方、黒文字データ以外の場合は、ディザや誤差拡散等を用いた通常の2値化処理でデータを作成する(ステップ1607)。
所定の記録単位でのデータ処理が終了したら(ステップ1608)、エッジ部の検出処理を行う。
まず2値データが黒文字データなのか否かを判断する(ステップ1609)。上述したように、黒文字データに関しては、YMCK index=(3,3,3,1)のような通常2値化処理では出力されない特殊なデータが出力されている。したがって、この値のものは黒文字データであると判断し、この注目している画素を含む3×3画素の範囲に黒文字でないデータがあればエッジ部として判断する(ステップ1610)。エッジ部であれば、その注目している画素に黒インクドットを打ち込むように、吐出データを作成する(ステップ1611)。一方、エッジ部でない場合は、黒のインク打ち込みを所定の間引き率で間引く(ステップ1612)。また、黒文字データでない場合は、データにあわせた吐出データとする(ステップ1613)。
所定の記録単位のデータ処理が終了するまで(ステップ1614)、ステップ1609からステップ1614までの処理を繰り返す。処理が終了すると、吐出データにしたがって記録を行う。一方、この色変換処理は送信された記録データ全てが終了するまで繰り返される(ステップ1615)。
このように、エッジ部の識別は2値化処理が終了した後に行う形態であってもよい。
以上説明したように、両面記録において、裏うつり抑制のためにドットの間引き処理を行った場合、輪郭がぼやけてシャープさを欠いてしまう文字に対しては、そのエッジ部(輪郭部)を検出し、エッジ部ではドットを間引かずに打ち込み、エッジ部以外の部分はドットを間引いて記録することによって、輪郭のシャープさを維持したまま、インク付与量を削減することができ、裏うつりを抑制することができる。
本発明の画像形成システムに適用可能なインクジェット記録装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 情報処理装置であるホストコンピュータの電気的構成を示すブロック図である。 第1実施例における色変換処理を示す模式図である。 黒文字のエッジ部とそれ以外の部分のドット打ち込み方法を示す図である。 黒文字のエッジ部とそれ以外の部分のドット打ち込み方法を示す図である。 第1実施例のプリンタドライバでの色変換処理を示すフローチャートである。 第1実施例のプリンタ側のデータ処理を示すフローチャートである。 第2実施例における色変換処理を示す模式図である。 第2実施例のプリンタドライバでの色変換処理を示すフローチャートである。 第3実施例のプリンタドライバ側の色変換処理を示す模式図である。 第3実施例のプリンタ側の色変換処理を示す模式図である。 第3実施例におけるプリンタドライバ側のデータ処理を示すフローチャートである。 第3実施例におけるプリンタ側のデータ処理を示すフローチャートである。 第4実施例におけるプリンタ側の色変換処理を示す模式図である。 第4実施例におけるプリンタ側のデータ処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 プリンタ
41 アプリケーション
42 プリンタドライバ
43 色変換処理1部
44 色変換処理2部
45 2値化処理部

Claims (13)

  1. 文字データと文字以外の非文字データを含む画像データを処理する画像処理方法であって、
    記録媒体の片面に対してのみ記録ヘッドからインクを吐出して記録を行う片面記録モード、あるいは記録媒体の両面に対して記録ヘッドからインクを吐出して記録を行う両面記録モードを設定する工程と、
    前記両面記録モードを設定した場合、前記記録媒体上の単位領域あたりのインク付与量を前記片面記録モードよりも少なくする第1処理を、前記文字データの非エッジ部データについて行う文字データ処理工程と、
    前記両面記録モードを設定した場合、前記記録媒体上の単位領域あたりのインク付与量を前記片面記録モードよりも少なくする第2処理を、前記非文字データについて行う非文字データ処理工程とを有し、
    前記文字データ処理工程では、前記文字データのエッジ部データについて前記第1処理を行わないことを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記画像データを入力する工程と、
    前記入力された画像データを、記録に使用されるインクに対応した色分解データに変換するあたり、前記入力された画像データに含まれる文字および非文字のデータそれぞれを、文字および非文字の色分解データに変換する変換工程と、
    前記文字および非文字の色分解データそれぞれに基づいて、文字および非文字の2値データを生成する2値化工程とを更に有し、
    前記非文字データ処理工程における前記第2処理は、前記変換工程において実行されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記変換工程におけるデータ変換は、前記入力画像データと前記色分解データを関連付けたルックアップテーブルを用いて実行され、
    前記両面記録モードで使用される第1のルックアップテーブルは、前記片面記録モードで使用される第2のルックアップテーブルよりも、前記単位領域あたりのインク付与量が少なくなるようデータ変換されるものであり、
    前記第2処理は、前記第1のルックアップテーブルを用いることで実行されることを特徴とする請求項2に記載の画像処理方法。
  4. 前記2値化工程において生成された2値データに基づいて、前記記録媒体上の実際のインク吐出位置を示す吐出データを生成する生成工程を更に有し、
    前記文字データ処理工程における前記第1処理は、前記生成工程において実行されるものであり、
    前記第1の処理は、前記文字の2値データのうち前記非エッジ部データについてドット間引きを行うことで実行されることを特徴とするとする請求項2に記載の画像処理方法。
  5. 前記画像データを入力する工程と、
    前記入力された画像データを、記録に使用されるインクに対応した色分解データに変換するあたり、前記入力された画像データに含まれる文字および非文字のデータそれぞれを、文字および非文字の色分解データに変換する変換工程と、
    前記文字および非文字の色分解データそれぞれに基づいて、文字および非文字の2値データを生成する2値化工程と、
    前記2値化工程において生成された文字および非文字の2値データに基づいて、前記記録媒体上の実際のインク吐出位置を示す、文字および非文字の吐出データを生成する生成工程とを更に有し、
    前記文字データ処理工程における前記第1処理は、前記文字の2値データのうち前記非エッジ部データについてドット間引きを行うことで実行され、
    前記非文字データ処理工程における前記第2処理は、前記非文字の2値データについてドット間引きを行うことで実行されことを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  6. 前記第1処理および前記第2処理の少なくとも一方は、前記単位領域に打ち込まれるドットを間引く処理であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  7. 文字データと文字以外の非文字データを含む画像データを処理する画像処理方法であって、
    前記画像データを入力する工程と、
    前記入力された画像データを、記録に使用されるインクに対応した色分解データに変換するあたり、前記入力された画像データに含まれる文字および非文字のデータそれぞれを、文字および非文字の色分解データに変換する変換工程と、
    前記文字および非文字の色分解データそれぞれに基づいて、文字および非文字の2値データを生成する2値化工程と、
    記録媒体の両面に対して記録ヘッドからインクを吐出して記録を行う両面記録モードを設定する設定工程と、
    前記両面記録モードを設定した場合、前記文字の2値データうち、エッジ部データについてはドット間引きを行わず、非エッジ部データについてのみドット間引きを行う間引き工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  8. 文字データと文字以外の非文字データを含む画像データを処理する画像処理方法であって、
    記録媒体の両面に対して記録ヘッドからインクを吐出して記録を行う両面モードを設定する工程と、
    前記両面記録モードが設定された場合、前記文字データをエッジ部データと非エッジ部データに分け、前記記録媒体上の単位領域あたりのインク付与量を減じるための第1処理を前記非エッジ部データについて行う文字データ処理工程と、
    前記両面記録モードが設定された場合、前記記録媒体上の単位領域あたりのインク付与量を減じるための第2処理を前記非文字データについて行う非文字データ処理工程とを有し、
    前記文字データ処理工程では、前記文字データについて前記第1処理を行わないことを特徴とする画像処理方法。
  9. 記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置を用いた画像形成システムであって、
    文字データと文字以外の非文字データを含む画像データを入力する入力部と、
    記録媒体の片面に対してのみ記録ヘッドからインクを吐出して記録を行う片面記録モード、あるいは記録媒体の両面に対して記録ヘッドからインクを吐出して記録を行う両面記録モードを設定する設定手段と、
    前記両面記録モードを設定した場合、前記記録媒体上の単位領域あたりのインク付与量を前記片面記録モードよりも少なくする第1処理を、前記画像データに含まれる文字データの非エッジ部データについて行う文字データ処理手段と、
    前記両面記録モードを設定した場合、前記記録媒体上の単位領域あたりのインク付与量を前記片面記録モードよりも少なくする第2処理を、前記画像データに含まれる非文字データについて行う非文字データ処理手段とを有し、
    前記文字データ処理手段は、前記画像データに含まれる文字データのエッジ部データについて前記第1処理を行わないことを特徴とする画像形成システム。
  10. 前記画像データを入力する入力部と、
    前記入力された画像データを、記録に使用されるインクに対応した色分解データに変換するあたり、前記入力された画像データに含まれる文字および非文字のデータそれぞれを、文字および非文字の色分解データに変換する変換手段と、
    前記文字および非文字の色分解データそれぞれに基づいて、文字および非文字の2値データを生成する2値化手段とを更に有し、
    前記変換手段は、前記入力画像データと前記色分解データを関連付けたルックアップテーブルを用いて実行され、
    前記両面記録モードで使用される第1のルックアップテーブルは、前記片面記録モードで使用される第2のルックアップテーブルよりも、前記単位領域あたりのインク付与量が少なくなるようデータ変換されるものであり、
    前記第2処理は、前記第1のルックアップテーブルを用いることで実行されることを特徴とする請求項9に記載の画像形成システム。
  11. 前記インクインクジェット記録装置と接続されるホストコンピュータを更に有し、
    前記インクインクジェット記録装置の前記変換手段で使用される前記ルックアップテーブルは、前記ホストコンピュータから送信されることを特徴とする請求項10に記載の画像形成システム。
  12. 記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置を用いた画像形成システムであって、
    文字データと文字以外の非文字データを入力する入力部と、
    前記入力された画像データを、記録に使用されるインクに対応した色分解データに変換するあたり、前記入力された画像データに含まれる文字および非文字のデータそれぞれを、文字および非文字の色分解データに変換する変換手段と、
    前記文字および非文字の色分解データそれぞれに基づいて、文字および非文字の2値データを生成する2値化手段と、
    記録媒体の両面に対して記録ヘッドからインクを吐出して記録を行う両面記録モードを設定する設定手段と、
    前記両面記録モードを設定した場合、前記文字の2値データうち、エッジ部データについてはドット間引きを行わず、非エッジ部データについてのみドット間引きを行う間引き手段と、
    を有することを特徴とする画像形成システム。
  13. 記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置を用いた画像形成システムであって、
    文字データと文字以外の非文字データを含む画像データを入力する入力部と、
    記録媒体の両面に対して記録ヘッドからインクを吐出して記録を行う両面モードを設定する手段と、
    前記両面記録モードが設定された場合、前記文字データをエッジ部データと非エッジ部データに分け、前記記録媒体上の単位領域あたりのインク付与量を減じるための第1処理を前記非エッジ部データについて行う文字データ処理手段と、
    前記両面記録モードが設定された場合、前記記録媒体上の単位領域あたりのインク付与量を減じるための第2処理を前記非文字データについて行う非文字データ処理手段とを有し、
    前記文字データ処理手段は、前記文字データについて前記第1処理を行わないことを特徴とする画像形成システム。
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