JP4259254B2 - 画像データ処理装置およびそれを備えた印刷データ作成装置、インクジェット記録装置、画像データ処理プログラム及び画像データ処理方法 - Google Patents

画像データ処理装置およびそれを備えた印刷データ作成装置、インクジェット記録装置、画像データ処理プログラム及び画像データ処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、印刷するためのデータについて処理を行う画像データ処理装置およびそれを備えた印刷データ作成装置、インクジェット記録装置、画像データ処理プログラム及び画像データ処理方法に関するものである。
従来、被記録媒体にインクを噴射して記録を行うインクジェット記録装置では、インク供給源からインクジェットヘッドの複数の噴射チャンネルにインクを導き、発熱素子、圧電素子等のアクチュエータを選択的に駆動させて、噴射チャンネルの先端に設けられた噴射ノズルからインクの噴射を行っている。カラー画像を形成する場合には、画像を構成する各画素について、例えばシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の色の三原色にそれぞれ分解し、各色ごとに濃度を調整して噴射したインクの混合によってカラーの画素を形成している。黒色の画素は、3色の濃度をそれぞれ最大にして噴射したインクの混合によって、混合色として形成される。しかし、混合色として再現した黒色は、黒としてのコントラストが低くはっきりとしない、いわゆる締まりがない黒色となってしまうため、黒色の画素や、色の成分として黒色を含む画素についてはブラック(K)のインクを噴射して再現することが一般的である。
ところで、インクが噴射されてから被記録媒体としての用紙にインクが浸透するまでの間、隣り合うインク同士でにじみが発生する。特にブラックのインクは、カラー(シアン、マゼンタ、イエロー)のインクとの色差が大きいため、にじみがはっきりとしてしまい、印刷結果として得られる画像の品質低下は免れない。そこで、特許文献1では、黒色の画素とカラーの画素とが隣り合う場合、その黒色の画素についてブラックのインクを噴射せず、カラーのインクを噴射して、混合色としての黒色に置き換えることでにじみを低減している。
また、特許文献2では、ベタ領域の骨格画素と輪郭画素とを判別し、骨格画素により多くのインクの噴射を行うことで、輪郭画素と印刷を行わない領域との境界におけるにじみを低減している。
特許第3015231号公報 特開2000−118007号公報
しかしながら、特許文献1では、黒色の画素を表現するためのブラックのインクをカラーのインクに置き換えると、その画素について噴射されるインクの総量が増加し、用紙に浸透するまでの時間がさらにかかるためにじみが顕著となりやすくなるという問題があった。また、カラーの画素同士でも互いに高濃度であった場合ににじみやすく、さらに、その画素同士の色差が大きければにじみが顕著となってしまうという問題があった。また、特許文献2では、RGBの階調値がすべて0、すなわち黒の領域をベタ領域としたため、ともに高濃度ながら色が異なるカラーの画素が隣接する場合に、にじみを低減させることができないという問題があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、印刷する画像を構成する画素ごとに濃度を調整して、噴射されるインクのにじみを低減させることができる画像データ処理装置およびそれを備えた印刷データ作成装置、インクジェット記録装置、画像データ処理プログラム及び画像データ処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項に係る発明の画像データ処理装置は、入力された入力画像データを構成する各画素を順次選択する画素選択手段と、前記画素選択手段によって選択された選択画素と、その選択画素の近傍に配置されている近傍画素との間の色差を計算する色差計算手段と、前記選択画素の濃度値と、前記近傍画素の濃度値との合計の濃度値を計算する近傍合計濃度値計算手段と、前記色差計算手段によって計算された前記色差を、あらかじめ決められた色差のしきい値と比較する色差比較手段と、前記近傍合計濃度値計算手段によって計算された前記合計の濃度値を、あらかじめ決められた第1の合計の濃度値のしきい値と比較する第1合計濃度値比較手段と、前記近傍合計濃度値計算手段によって求められた前記合計の濃度値を、あらかじめ決められたしきい値であって、前記第1の合計の濃度値のしきい値より大きい第2の合計の濃度値のしきい値と比較する第2合計濃度値比較手段と、前記色差比較手段によって比較された前記色差が前記色差のしきい値より大きく、かつ、前記第1合計濃度値比較手段によって比較された前記合計の濃度値が前記第1の合計の濃度値のしきい値より大きい場合、さらに、前記第2合計濃度値比較手段によって比較された前記合計の濃度値が前記第2の合計の濃度値のしきい値より小さい場合には第1の降下値に基づいて、前記第2合計濃度値比較手段によって比較された前記合計の濃度値が前記第2の合計の濃度値のしきい値より大きい場合には第2の降下値に基づいて、前記選択画素の濃度値を下げる濃度値降下手段とを備えている。
また、請求項に係る発明の印刷データ作成装置は、請求項に記載の画像データ処理装置と、前記画像データ処理装置によって処理された前記入力画像データに基づいて、インクジェット記録装置が処理可能な印刷データを生成する印刷データ生成手段と、前記印刷データ生成手段によって生成された印刷データを前記インクジェット記録装置に対して送信する印刷データ送信手段とを備えている。
また、請求項に係る発明のインクジェット記録装置は、受信した入力画像データが入力される請求項1又は2に記載の画像データ処理装置と、前記画像データ処理装置によって処理された前記入力画像データに基づいて、被記録媒体上にインクを噴射するインクジェットヘッドとを備えている。
また、請求項に係る発明の画像データ処理プログラムは、コンピュータが実行可能な、入力された入力画像データを構成する各画素が順次選択される画素選択ステップと、前記画素選択ステップにおいて選択された選択画素と、その選択画素の近傍に配置されている近傍画素との間の色差の計算が行われる色差計算ステップと、前記選択画素の濃度値と、前記近傍画素の濃度値との合計の濃度値の計算が行われる近傍合計濃度値計算ステップと、前記色差計算ステップにおいて計算された前記色差と、あらかじめ決められた色差のしきい値の比較が行われる色差比較ステップと、前記近傍合計濃度値計算ステップにおいて計算された前記合計の濃度値と、あらかじめ決められた第1の合計の濃度値のしきい値との比較が行われる第1合計濃度値比較ステップと、前記近傍合計濃度値計算ステップにおいて求められた前記合計の濃度値と、あらかじめ決められたしきい値であって、前記第1の合計の濃度値のしきい値より大きい第2の合計の濃度値のしきい値との比較が行われる第2合計濃度値比較ステップと、前記色差比較ステップにおいて比較された前記色差が前記色差のしきい値より大きく、かつ、前記第1合計濃度値比較ステップにおいて比較された前記合計の濃度値が前記第1の合計の濃度値のしきい値より大きい場合、さらに、前記第2合計濃度値比較ステップにおいて比較された前記合計の濃度値が前記第2の合計の濃度値のしきい値より小さい場合には第1の降下値に基づいて、前記第2合計濃度値比較ステップにおいて比較された前記合計の濃度値が前記第2の合計の濃度値のしきい値より大きい場合には第2の降下値に基づいて、前記選択画素の濃度値の降下が行われる濃度値降下ステップとを備えている。
また、請求項に係る発明の印刷データ作成装置は、請求項のいずれかに記載の画像データ処理プログラムと、前記画像データ処理プログラムの実行によって処理された前記入力画像データに基づいて、インクジェット記録装置が処理可能な画像データを生成する画像データ生成手段と、前記画像データ生成手段によって生成された画像データを前記インクジェット記録装置に対して送信する画像データ送信手段とを備えている。
また、請求項に係る発明のインクジェット記録装置は、受信した入力画像データが入力される請求項4又は5に記載の画像データ処理プログラムと、前記画像データ処理プログラムの実行によって処理された前記入力画像データに基づいて、被記録媒体上にインクを噴射するインクジェットヘッドとを備えている。
また、請求項に係る発明の画像データ処理方法は、インクジェット記録装置で印刷するための画像データを生成するために、入力された入力画像データに対して画像処理を施すための画像データ処理方法であって、入力された入力画像データを構成する各画素を順次選択する画素選択ステップと、前記画素選択ステップにおいて選択された選択画素と、その選択画素の近傍に配置されている近傍画素との間の色差の計算を行う色差計算ステップと、前記選択画素の濃度値と、前記近傍画素の濃度値との合計の濃度値の計算を行う近傍合計濃度値計算ステップと、前記色差計算ステップにおいて計算された前記色差と、あらかじめ決められた色差のしきい値の比較を行う色差比較ステップと、前記近傍合計濃度値計算ステップにおいて計算された前記合計の濃度値と、あらかじめ決められた第1の合計の濃度値のしきい値との比較を行う第1合計濃度値比較ステップと、前記近傍合計濃度値計算ステップにおいて求められた前記合計の濃度値と、あらかじめ決められたしきい値であって、前記第1の合計の濃度値のしきい値より大きい第2の合計の濃度値のしきい値との比較を行う第2合計濃度値比較ステップと、前記色差比較ステップにおいて比較された前記色差が前記色差のしきい値より大きく、かつ、前記第1合計濃度値比較ステップにおいて比較された前記合計の濃度値が前記第1の合計の濃度値のしきい値より大きい場合、さらに、前記第2合計濃度値比較ステップにおいて比較された前記合計の濃度値が前記第2の合計の濃度値のしきい値より小さい場合には第1の降下値に基づいて、前記第2合計濃度値比較ステップにおいて比較された前記合計の濃度値が前記第2の合計の濃度値のしきい値より大きい場合には第2の降下値に基づいて、前記選択画素の濃度値の降下を行う濃度値降下ステップとを備えている。
また、請求項に係る発明の画像データ処理装置では、選択画素と、その近傍に配置された近傍画素との色差や合計濃度値を求めて、色差が大きく、かつ、近傍画素を含む選択画素の濃度値が大きい場合に、選択画素の濃度値を下げることができるので、選択画素と近傍画素との間でインクのにじみが発生しにくく、美しい印刷結果を得ることができる。
また、請求項に係る発明の印刷データ作成装置では、請求項に記載の画像データ処理装置を備えているので、選択画素と近傍画素との間でインクのにじみが発生しにくく、また発生しても目立ちにくく、美しい印刷結果を得ることができる。
また、請求項に係る発明のインクジェット記録装置では、請求項1又は2に記載の画像データ処理装置を備えているので、選択画素と近傍画素との間でインクのにじみが発生しにくく、また発生しても目立ちにくく、美しい印刷結果を得ることができる。
また、請求項に係る発明の画像データ処理プログラムでは、選択画素と、その近傍に配置された近傍画素との色差や合計濃度値を求めて、色差が大きく、かつ、近傍画素を含む選択画素の濃度値が大きい場合に、選択画素の濃度値を下げることができるので、選択画素と近傍画素との間でインクのにじみが発生しにくく、美しい印刷結果を得ることができる。
また、請求項に係る発明の印刷データ作成装置では、請求項に記載の画像データ処理プログラムを実行することができるので、選択画素と近傍画素との間でインクのにじみが発生しにくく、また発生しても目立ちにくく、美しい印刷結果を得ることができる。
また、請求項に係る発明のインクジェット記録装置では、請求項4又は5に記載の画像データ処理プログラムを実行することができるので、選択画素と近傍画素との間でインクのにじみが発生しにくく、また発生しても目立ちにくく、美しい印刷結果を得ることができる。
また、請求項に係る発明の画像データ処理方法では、選択画素と、その近傍に配置された近傍画素との色差や合計濃度値を求めて、色差が大きく、かつ、近傍画素を含む選択画素の濃度値が大きい場合に、選択画素の濃度値を下げることができるので、選択画素と近傍画素との間でインクのにじみが発生しにくく、美しい印刷結果を得ることができる。
以下、本発明の一実施の形態について説明する。本発明に係る画像データ処理装置は、公知のインクジェットプリンタでアプリケーション等にて作成した画像データに基づく印刷を行う前に、その画像データに対して画像処理を行うことで、噴射されるインクによって発生するにじみを低減することができるようにした画像データとして再構成するための装置である。
第1の実施の形態では、画像データ処理装置を備えた印刷データ作成装置の一例として、アプリケーション等で作成した画像データに対して画像処理を施し、インクジェットプリンタ200で印刷するための印刷データを生成するパーソナルコンピュータ100について説明する。また、第2の実施の形態では、画像データ処理装置を備えたインクジェット記録装置の一例として、パーソナルコンピュータ100から送信される画像データを受信して、その画像データに対して画像処理を施し生成した印刷データに基づく印刷を行うインクジェットプリンタ200について説明する。
まず、図1〜図6を参照して、第1,第2の実施の形態に係るパーソナルコンピュータ100およびインクジェットプリンタ200の構成について説明する。図1は、パーソナルコンピュータ100の構成を示すブロック図である。図2は、パーソナルコンピュータ100のRAM130の記憶エリアの構成を示す概念図である。図3は、パーソナルコンピュータ100のHDD150の記憶エリアの構成を示す概念図である。図4は、インクジェットプリンタ200の構成を示すブロック図である。図5は、インクジェットプリンタ200のROM220の記憶エリアの構成を示す概念図である。図6は、インクジェットプリンタ200のRAM230の記憶エリアの構成を示す概念図である。
図1に示す、パーソナルコンピュータ100は、アプリケーション等で作成した画像データを印刷するため、例えばUSB等の規格に基づく通信ケーブルによって接続したインクジェットプリンタ200に、第1の実施の形態では画像データ処理装置によって画像処理を施した画像データから生成した印刷データを、第2の実施の形態では画像データ等を送信する。図4に示す、インクジェットプリンタ200は、第1の実施の形態では、受信した印刷データに基づいて被記録媒体の一例としての用紙への印刷を行う。また、第2の実施の形態では、画像データ処理装置によって受信した画像データに画像処理を施し、これより生成した印刷データに基づいて用紙への印刷を行う。そのため、第1の実施の形態のパーソナルコンピュータ100では、画像データから印刷データを生成するドライバプログラムのモジュールの一つとして画像データ処理プログラム(図7参照)が実行される。また、第2の実施の形態のインクジェットプリンタ200では、受信した画像データ等から印刷データの生成を行う際に実行されるモジュールの一つとして、画像データ処理プログラムが実行される。
図1に示すように、パーソナルコンピュータ100には、パーソナルコンピュータ100の制御を司るCPU110が設けられている。このCPU110には、バス115を介し、CPU110が実行するBIOS等のプログラムを記憶したROM120と、データを一時的に記憶するRAM130と、データの記憶媒体であるCD−ROM141を挿入し、データの読み込みを行うCD−ROMドライブ140と、データの記憶装置であるハードディスクドライブ(以下、「HDD」という。)150とが接続されている。
さらに、インクジェットプリンタ200を含めた外部機器との通信を行うためのUSBインタフェース160と、利用者に操作画面を表示するためのモニタ171の画面表示処理を行う表示制御部170と、利用者が操作の入力を行うキーボード181やマウス182が接続され、それらの入力の検知を行う入力検知部180とが、バス115を介してCPU110に接続されている。なお、パーソナルコンピュータ100には、図示外のフロッピー(登録商標)ディスクドライブ、音声等の入出力部、各種インタフェースなども設けられている。
なお、CD−ROM141には、後述する図7のフローチャートで示される画像データ処理プログラムや、そのプログラムの実行時に使用される設定やデータ等が記憶されており、導入時には、CD−ROM141からHDD150上のプログラム記憶エリア152や情報記憶エリア153(図3参照)にセットアップされて記憶されるようになっている。
次に、図2に示すように、パーソナルコンピュータ100のRAM130には、プログラムの実行中の一時的なデータを記憶するワークエリア131と、入力された画像データを一時的に記憶する入力画像データ記憶エリア132と、第1の実施の形態において画像データ処理プログラムによって画像処理が施された画像データを記憶する出力画像データ記憶エリア133とが設けられている。さらに、RAM130には、図示外の各種記憶エリアが設けられている。
また、図3に示すように、パーソナルコンピュータ100のHDD150には、パーソナルコンピュータ100の動作を制御するためCPU110が実行する各種のプログラム等を記憶したオペレーティングシステム(OS)記憶エリア151と、パーソナルコンピュータ100で実行される各種のプログラムや、第1の実施の形態の画像データ処理プログラムを記憶したプログラム記憶エリア152と、プログラムの実行に必要な設定や初期値、データ等の情報を記憶した情報記憶エリア153と、第1の実施の形態では出力画像データ記憶エリア133に記憶された画像データから生成した印刷データを、また、第2の実施の形態ではアプリケーション等で作成された画像データ等をインクジェットプリンタ200に送信するために一時的に記憶する印刷キュー154とが設けられている。さらに、HDD150には、図示外の各種記憶エリアが設けられている。
次に、図4に示す、インクジェットプリンタ200には、インクジェットプリンタ200の制御を司るCPU210が設けられている。CPU210には、バス215を介し、CPU210が実行するインクジェットプリンタ200の動作を制御するための制御プログラム等を記憶したROM220と、データを一時的に記憶するRAM230とが接続されている。
またCPU210には、バス215を介して、インク噴射を行うインクジェットヘッド241の各チャンネルに設けられた圧電アクチュエータ(図示外)を駆動させるためのヘッド駆動部240と、インクジェットヘッド241を搭載したキャリッジ(図示外)を駆動するためのキャリッジモータ251、印刷時に用紙を保持するプラテン(図示外)に用紙を送り出すタイミングや速度を調整するプラテンローラ(図示外)を駆動するためのプラテンモータ252、用紙を搬送する搬送ローラ(図示外)を駆動するための搬送モータ253をそれぞれ制御して駆動させるためのモータ駆動部250と、パーソナルコンピュータ100を含めた外部機器にUSBケーブル(図示外)で接続して通信が行えるようにするためのUSBインタフェース260とが接続されている。
インクジェットプリンタ200のキャリッジ(図示外)には、圧電式の4つのインクジェットヘッド241が搭載されている。4つのインクジェットヘッド241は、例えばシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のカラーインクのそれぞれに対応して設けられており、各インクを噴射するための、例えば128個のチャンネル(図示外)をそれぞれ備えている。そして各チャンネルには、各々個別に駆動される圧電アクチュエータ(図示外)が設けられており、各チャンネルに対応してインクジェットヘッド241のインク噴射面に孔設された微細な噴射ノズル(図示外)から、インク液滴が噴射されるように制御される。
次に、図5に示すように、インクジェットプリンタ200のROM220には、インクジェットプリンタ200の動作を制御するための制御プログラム等や、第2の実施の形態における画像データ処理プログラム(図7参照)を記憶したプログラム記憶エリア221と、プログラムの実行に必要な設定や初期値、データ等の情報を記憶した情報記憶エリア222とが設けられている。さらに、ROM120には、図示外の各種記憶エリアが設けられている。
また、図6に示すように、インクジェットプリンタ200のRAM230には、プログラムの実行中の一時的なデータを記憶するワークエリア231と、第1の実施の形態では受信した印刷データを、第2の実施の形態では受信した画像データ等を記憶する受信バッファ232と、第2の実施の形態において画像データ処理プログラムによって画像処理が施された画像データを記憶する出力画像データ記憶エリア233と、印刷中の印刷データを記憶する印刷バッファ234とが設けられている。さらに、RAM230には、図示外の各種記憶エリアが設けられている。
次に、第1の実施の形態のパーソナルコンピュータ100およびインクジェットプリンタ200の印刷時の動作について、図1〜図9を参照して説明する。図7は、画像データ処理プログラムのフローチャートである。図8は、画素の色差を求めるためにL*a*b*に対してそれぞれかけるx方向の一次微分フィルタの例である。図9は、画素の色差を求めるためにL*a*b*に対してそれぞれかけるy方向の一次微分フィルタの例である。以下、フローチャートの各ステップについて「S」と略記する。
パーソナルコンピュータ100で実行されるアプリケーション等では、画像データは、いわゆるRGB形式の画像データとして作成される。利用者が、その画像データについて印刷する指示を行った場合、そのアプリケーションから、あるいは、OSから、画像データ処理プログラムが呼び出されて起動される。
画像データ処理プログラムでは、印刷を行うための画像データが入力されると、入力画像データ記憶エリア132に記憶される(S10)。
次のS15〜S50の処理では、画像データを構成する全画素について、順に、画像処理が行われる。そのため、まず、S15において、画像データの画素の一つの選択(注目)が行われる(S15)。
次いで、その注目した画素(注目画素)と、注目画素を取り巻いて隣接する8つの画素(隣接画素)とのデータがワークエリア131に取り込まれ、それらの画素について、そのRGB形式の画素のデータからL*a*b*形式およびCMYK形式の画像データへの変換が行われる。
一般に、パーソナルコンピュータ等においてモニタに表示して編集が行われる画像データは、複数の画素の集合として構成される。各画素それぞれは、光の三原色である赤(R)、緑(G)、青(B)のそれぞれについて明度(階調)のデータを有し、それら明度は、例えば0〜255の値によって示される。R値,G値,B値それぞれの明度が0であれば、その画素は黒として表現され、それぞれ255であれば、その画素は白として表現される。また、R値が255でG値,B値がそれぞれ0であれば、その画素は赤として表現される。このような、いわゆる8ビットカラーのデータを有する画像データでは、約1677万色の色表現が可能である。
しかし、モニタにはいくつもの種類が存在し、それぞれ特性が異なるため、R値,G値,B値が同一の画素であっても、モニタごとに異なる色として見える場合がある。例えば、あるモニタでは赤色に見える画素が、そのR値,G値,B値は変えずに他のモニタに表示させて見た場合に、ピンクに見えることがある。そこで、どのモニタで画像データを表示しても同一の色として見えるようにするための基準としてL*a*b*形式が一般化されている。L*a*b*は、画素の色を、L*(明度)、a*(赤から緑へ変化する色の度合い)、b*(青から黄色へ変化する色の度合い)によって示す。各モニタごとにそれぞれの特性に合わせてL*a*b*形式からRGB形式に変換するテーブル(プロファイル)を持たせることで、L*a*b*によって一意に決められた画素の色は、どのモニタで見ても同一の色として見ることができる。
このような、L*a*b*による色の基準はモニタ間での色調整を行う場合に限らず、例えばスキャナで取り込んだ画像データやプリンタで印刷する画像データについても、L*a*b*によってそれぞれの機器間でのデータの取り扱いを行うことで、機器の特性によらず同じ色として利用者が認識できるようにすることができる。これら各機器ごとのプロファイルは、一般的に、それぞれの機器の生産者から提供されるものである。
さらに、L*a*b*形式からCMYK形式への変換も行われる。L*a*b*形式からCMYK形式への変換は、インクジェットプリンタ200の特性に基づくプロファイルが参照されることによって行われる。このプロファイルは、前述したように、インクジェットプリンタ200の特性に基づくプロファイルとして提供される。例えば、インクジェットプリンタ200のプロファイルは、あらかじめ実験等によって、以下のように作成されて提供される。まず、CMYKの値の全通りの組み合わせについてハーフトーン処理(2値化処理)を行い、印刷データを作成してインクジェットプリンタ200で印刷する。そして印刷結果を測色計によって測色することで、L*a*b*の値が判明する。これにより、L*a*b*とCMYKとの関係を定義づけたテーブルを作成し、それをインクジェットプリンタ200の特性に基づくプロファイルとして提供するのである。なお、CMYKの値の全通りの組み合わせは膨大な数となるため、所定の組み合わせについて上記測色を行い、その結果に基づき、測色されなかった組み合わせについて補完を行うとよい。
なお、CMYK形式は、画素の色を色の三原色に分解し、印刷する際のインクの色、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)にブラック(K)を加えた4色で表現することができるように、各色の濃度値を、例えば0〜255の値によって示したものである。色が濃い部分を高い濃度値で示し、薄い部分は低い濃度値で示す。一般的に、インクジェットプリンタでは、ある画素について濃度値が高ければ、公知の誤差拡散法に基づく処理によって、その画素付近にインク液滴が噴射される確率が高くなる。
画像データ処理プログラムにおいても、選択され画素のデータをRGB形式からL*a*b*形式およびCMYK形式に変換して処理を行う(S16)。モニタ171のプロファイルは、通常、モニタ171がセットアップされた際にHDD150の情報記憶エリア153等に記憶されているので、そのプロファイルが参照されて、各画素のデータがL*a*b*形式およびCMYK形式に変換される。しかし、プロファイルがない場合には、公知の計算式に基づき算出された一般的な値に変換される。
次いで、その注目した画素(注目画素)と、注目画素を取り巻いて隣接する8つの画素(隣接画素)とのデータがワークエリア131に取り込まれ、色差の計算が行われる(S17)。なお、S15の処理で、画像データの画素の一つの選択を行うCPU110が、本発明における「画素選択手段」に相当する。また、注目画素および隣接画素がそれぞれ、本発明における「選択画素」および「近傍画素」に相当する。
色差の計算は、以下のように行われる。注目画素と8つの隣接画素とのそれぞれについて、x方向に関しては図8に示す一次微分フィルタをL*a*b*のそれぞれにかけ、y方向に関しては図9に示す一次微分フィルタをL*a*b*のそれぞれにかける。(図中、中央の画素が注目画素であり、その周囲を取り巻く8つの画素が隣接画素である。また、左右方向がX方向、上下方向がY方向となる。)
L*,a*,b*のx方向の一次微分値をそれぞれdL*x,da*x,db*x
L*,a*,b*のy方向の一次微分値をそれぞれdL*y,da*y,db*y
とすると、色差dCは、
Figure 0004259254
で求めることができる。すなわち、注目画素とその隣接画素との間で、色合いが近似しており、かつ、明度が近ければ、色差が小さくなる。なお、S17の処理で、色差の計算を行うCPU110が、本発明における「色差計算手段」に相当する。
こうして求められた色差について、あらかじめ実験等で得たしきい値A(例えば10)よりも小さい場合(S20:NO)、注目画素と隣接画素との間での色差は十分小さく、にじみが発生していても目立たないと判断される。出力画像データ記憶エリア133には、この注目画素のデータとして、S16の処理において変換されたCMYK形式のデータが記憶される。これにより、現在選択されている注目画素についての処理は終了し、次の画素について処理を行うためS50に進む。なお、S20の処理で、色差dCをしきい値Aと比較するCPU110が、本発明における「色差比較手段」に相当する。
しかし、色差がしきい値A以上であった場合(S20:YES)、次に、注目画素と、隣接画素との濃度値の合計(近傍合計濃度値)の計算が行われる(S22)。近傍合計濃度値の計算は、注目画素と隣接画素との全9画素のC値,M値,Y値,K値の合計によって計算される。なお、S22の処理で、近傍合計濃度値の計算を行うCPU110が、本発明における「近傍合計濃度値計算手段」に相当する。
求められた近傍合計濃度値について、あらかじめ実験等で得たしきい値B2(例えば6885)よりも小さい場合(S25:NO)、注目画素と隣接画素とからなる9画素分の領域に噴射されるインク液滴の量はにじみが発生するほども多くないと判断される。そして、すでにS16の処理でCMYK形式に変換されている注目画素のデータが、出力画像データ記憶エリア133に記憶される。これにより、現在選択されている注目画素についての処理は終了し、次の画素について処理を行うためS50に進む。なお、S25の処理で、近傍合計濃度値としきい値B2との比較を行うCPU110が、本発明における「第1合計濃度値比較手段」に相当する。
一方、近傍合計濃度値がしきい値B2以上であった場合(S25:YES)、さらに、その値があらかじめ実験等で得たしきい値B3(例えば8032)と比較される(S30)。そして、近傍合計濃度値がしきい値B3より小さければ(S30:NO)、注目画素の濃度値Dを、あらかじめ実験等で得た降下値D1(例えば80)だけ下げる処理が行われる(S35)。また、近傍合計濃度値がしきい値B3以上であれば(S30:YES)、注目画素の濃度値Dを、あらかじめ実験等で得た降下値D2(例えば60)だけ下げる処理が行われる(S36)。なお、S30の処理で、注目画素の濃度値Dを降下させるため、しきい値B3に基づき降下値D1または降下値D2のいずれかの決定を行うCPU110が、本発明の請求項1における「濃度値降下値決定手段」、請求項5における「第2合計濃度値比較手段」に相当する。
S35,S36の処理では同様の処理が行われるため、S35の処理を例に説明する。注目画素の濃度値Dを降下させる分の降下値D1が決まれば、C値,M値,Y値,K値の各値をそれぞれ同じ比率で降下させるためのレートが、以下の式によって計算される。
rate=(D−D1)/D
次いで、C値,M値,Y値,K値のそれぞれについて、濃度値の降下後の値、C1値,M1値,Y1値,K1値が、以下の式によって求められる。
C1=C×rate
M1=M×rate
Y1=Y×rate
K1=K×rate
このようにして計算されたC値,M値,Y値,K値の降下後の濃度値、C1値,M1値,Y1値,K1値は、現在選択されている注目画素のデータとして、出力画像データ記憶エリア133に記憶される。これにより、現在選択されている注目画素についての処理は終了し、次の画素について処理を行うためS50に進む。なお、次に選択される注目画素とその隣接画素の各データは入力画像データ記憶エリア132からワークエリア131に読み込まれるので、例えば先に処理が行われた注目画素の隣接画素が、今回、注目画素として選択された場合でも、もとの画像データに基づく、処理前の、データが読み込まれることとなる。なお、S35またはS36の処理において、決定された降下値に基づき注目画素の濃度値Dの降下を行うCPU110が、本発明における「濃度値降下手段」に相当する。
なお、上記のように求められる近傍合計濃度値が大きければ、それだけ、注目画素とその隣接画素に対してインク液滴が噴射される確率が高いということとなる。水分を含むインク液滴が小さい領域に集中して噴射されると、その領域におけるインク液滴の量が多量となり、乾燥する前ににじみとなってしまう。従って、本実施の形態では、近傍合計濃度値としきい値B3との比較結果に基づいて、降下値D2、またはその降下値D2より大きな値の降下値D1を決定して、注目画素の濃度値Dを降下させている。これに限らず、近傍合計濃度値のしきい値をさらに細分化し、近傍合計濃度値が大きくなるほど注目画素の濃度値Dを下げるための降下値が大きな値となるようにして、より細かい分別が行えるようにしてもよい。
S50では、画像データのすべての画素についてS15〜S36の処理が行われたかが確認され(S50)、まだ画像処理を施していない画素があれば(S50:NO)、S15に戻り、上記処理を繰り返す。そして、すべての画素について画像処理が施された場合には(S50:YES)、画像データ処理プログラムは終了される。パーソナルコンピュータ100では、画像データ処理プログラムによって処理されたCMYK形式の画像データをHDD150の印刷キュー154に一旦記憶させ、インクジェットプリンタ200へ送信する。あるいは、実際にインクジェットヘッド241から噴射するための印刷データに変換してから印刷キュー154に一時記憶させて、インクジェットプリンタ200へ送信する。後者の場合、画像データは、各画素のC値,M値,Y値,K値に基づいて、用紙上のその画素を表現するための領域内のインク液滴を噴射可能な位置に対し、インク液滴を噴射するかしないかを示す印刷データに変換される(例えば、誤差拡散法に基づく処理などのハーフトーン処理による。)。前者の場合、インクジェットプリンタ200にて、後者と同様に、受信した画像データを、実際にインクジェットヘッド241から噴射するための印刷データへ変換する処理が行われる。なお、画像データ処理プログラムにより処理された画像データを、インク液滴を噴射するかしないかを示す印刷データに変換するCPU110が、本発明における「印刷データ生成手段」に相当し、これをUSBインタフェース160を介してインクジェットプリンタ200へ送信するCPU110が、本発明における「印刷データ送信手段」に相当する。
インクジェットプリンタ200では、受信した印刷データが受信バッファ232に記憶される。そして、受信バッファ232の先頭の記憶エリアに記憶されているデータから順に印刷バッファ234に送られ、印刷が開始される。搬送モータ253が駆動されると、用紙がインクジェットプリンタ200のキャリッジ(図示外)の往復移動方向とは直交する方向に搬送される。用紙の一方の面はキャリッジに搭載されたインクジェットヘッド241に対向し、用紙の搬送方向を副走査方向、キャリッジの移動方向を主走査方向として、用紙に印刷データに基づくインク液滴が噴射される。
印刷される画像の色差の大きいところでインク液滴の濃度が高くなる部分は、あらかじめ、画像データ処理プログラムに基づき噴射されるインク液滴の量(すなわち、その部分に噴射されるインク液滴の確率)が減らされているので、にじみは発生しない。色差が小さい部分は、インク液滴が多量に噴射されても同系色の色あるいは同色であるので、例えにじみが発生しても目立つことはない。このようにして、利用者は、にじみのない美しい印刷結果を得ることができる。
なお、前述したしきい値A,B2,B3,D1,D2の数値例は、一例に過ぎない。これら各値は、インクジェットプリンタ200で使用されるインクの特性、インクジェットヘッド241から噴射されるインク液滴の一滴当たりの分量、用紙の種類など、様々な要因によって異なってくる。このため、インクジェットプリンタ200の設計時に実験を行って、最適となる各しきい値を求めることが望ましい。
次に、第2の実施の形態のパーソナルコンピュータ100およびインクジェットプリンタ200の印刷時の動作について、図1〜図9を参照して説明する。前述したように、第2の実施の形態では、パーソナルコンピュータ100上で実行されるアプリケーション等で作成された画像データは、RGB形式の画像データのまま、インクジェットプリンタ200へ送信される。これは、パーソナルコンピュータ100に導入されるインクジェットプリンタ200のドライバによって、アプリケーション等から受け取った画像データをそのままインクジェットプリンタ200に送信する処理を行う仕様とすればよい。
画像データの送信時には、アプリケーション等から受け取った画像データを、図2に示す、RAM130の入力画像データ記憶エリア132に記憶させ、印刷部数、印刷サイズ等の設定が行われてから図3に示す、HDD150の印刷キュー154へ記憶させて、インクジェットプリンタ200への送信を行う。
インクジェットプリンタ200では、受信した画像データはRAM230の受信バッファ232へ記憶される。そして、図7に説明した画像データ処理プログラムが実行される。この画像データ処理プログラムにおける画像データに対する画像処理は、第1の実施の形態と同様である。すなわち、受信バッファ232から、処理を行う画像データの一部(選択された注目画素とその隣接画素のデータ)がワークエリア231に読み込まれ、画像処理が行われた後、出力画像データ記憶エリア233に記憶される。画像データのすべての画素について画像処理が終われば、画像データ処理プログラムは終了され、生成された印刷データから、前述したインク液滴を噴射するか否かを示す印刷データに変換されて、印刷バッファ234へ記憶される。そして、前記同様、印刷バッファ234に記憶された印刷データに基づくインク液滴の噴射が行われる。
以上説明したように、第1,第2の実施の形態のパーソナルコンピュータ100およびインクジェットプリンタ200では、アプリケーション等で作成した画像データから印刷するための印刷データを生成するために、画像データ処理プログラムが実行される。第1の実施の形態では、画像データ処理プログラムはパーソナルコンピュータ100上にて、また、第2の実施の形態では、インクジェットプリンタ200上にて実行される。
画像データ処理プログラムでは、画像データの有する全画素が順に選択され、選択された注目画素とその周囲に隣接する8つの隣接画素との間の色差と、注目画素および隣接画素の近傍合計濃度値とが計算される。そして、それぞれしきい値に基づく判断処理が行われ、実際に、注目画素の濃度値Dを下げるか否かの決定がなされる。注目画素と隣接画素との色差が大きいと、それら画素の部分に多量のインク液滴が噴射された場合ににじみが目立ちやすくなる。そこで、注目画素と隣接画素との色差が大きく、さらに、近傍合計濃度値が高くインク液滴が多量に噴射される場合に、注目画素の濃度値Dを下げることで、注目画素に対して噴射されるインク液滴の量(確率)を減らすことができる。この画像処理を、印刷される画像データの有するすべての画素に対して行えば、印刷結果として得られる画像のにじみを防止することができる。
なお、本発明は各種の変形が可能なことはいうまでもない。例えば、第1,第2の実施の形態では、近傍合計濃度値に基づいて注目画素の濃度値Dを下げる降下値を求めたが、図10に示すように、色差に基づいて、降下値を決定してもよい。図10において、画像データ処理プログラムのS10〜S30までの処理は、第1,第2の実施の形態の画像データ処理プログラムの同一ステップ番号の処理と同様である。本変形例では、注目画素と隣接画素との近傍合計濃度値がしきい値B3より小さかった場合(S30:NO)、再度、色差dCについて、あらかじめ実験等で得られたしきい値A1(例えば15)との比較が行われる(S31)。このしきい値A1は、第1,第2の実施の形態におけるしきい値Aよりも大きい値をとる。
そして、色差dCがしきい値A1よりも小さい場合には(S31:NO)、降下値D1(例えば70)の設定を行い(S41)、第1,第2の実施の形態と同様に注目画素の濃度値Dを降下させる。また、色差dCがしきい値A1以上であれば(S31:YES)、降下値D2(例えば80)の設定を行い(S42)、第1,第2の実施の形態と同様に注目画素の濃度値Dを降下させる。本変形例では降下値D2は降下値D1よりも大きい値を取り、色差dCが大きい値であればあるほど降下値が大きい値をとるようにすれば、隣接画素との関係でにじみやすい注目画素については、その注目画素に対して噴射されるインク液滴の量(確率)を減らすことができる。
一方、注目画素と隣接画素との近傍合計濃度値がしきい値B3以上であった場合(S30:YES)、再度、色差dCについて、S31と同様にしきい値A1との比較が行われ(S32)、色差dCがしきい値A1よりも小さい場合には(S32:NO)、降下値D3(例えば90)の設定を行い(S43)、第1,第2の実施の形態と同様に注目画素の濃度値Dを降下させる。また、色差dCがしきい値A1以上であれば(S32:YES)、降下値D4(例えば100)の設定を行い(S44)、第1,第2の実施の形態と同様に注目画素の濃度値Dを降下させる。降下値D3が降下値D4よりも大きい値を取るようにしてにじみを低減することは、前記同様である。
このように決定された降下値に基づき注目画素の濃度値Dの降下が行われた後には、第1,第2の実施の形態と同様に、次の注目画素の選択が行われ(S50:NO,S15)、画像データのすべての画素について画像処理が行われれば(S50:YES)、画像データ処理プログラムを終了する。
なお、S31またはS32の処理において、色差dCのしきい値をさらに細分化し、色差dCが大きくなるほど注目画素の濃度値Dを下げるための降下値が大きな値となるようにして、より細かい分別が行えるようにしてもよい。
また、第1,第2の実施の形態では、注目画素の濃度値Dの降下値の決定を、色差dCおよび近傍合計濃度値それぞれのしきい値を用いた判断処理によって行ったが、色差dCおよび近傍合計濃度値に基づき、テーブルを参照して、降下値を決定するようにしてもよい。これを実現するためには、図11に示すように、第1,第2の実施の形態における画像データ処理プログラムにおいて、S10〜S17の処理を行い、次いで、S22の処理を行って、注目画素と隣接画素との色差dCおよび近傍合計濃度値を求める。そして、S23の処理で、図12に示す、降下値決定テーブルを参照して、注目画素の濃度値Dの降下値を決定する(S23)。
図12に示すように、降下値決定テーブルは、色差dCおよび近傍合計濃度値(Eとする。)のそれぞれの値に基づいて、16段階の降下値D1〜D16を選択可能とするテーブルである。色差dCを、A1以上A2未満、A2以上A3未満、A3以上A4未満、A4以上A5未満の4つに分別し(A1<A2<A3<A4<A5とする。)、近傍合計濃度値Eを、同様に、B1以上B2未満、B2以上B3未満、B3以上B4未満、B4以上B5未満の4つに分別する(B1<B2<B3<B4<B5とする。)。そして、各区分に対応して降下値D1〜D16の値が選択されるように、テーブルを設定する。例えば、色差dCがA1以上A2未満で近傍合計濃度値EがB1以上B2未満である場合には、注目画素の濃度値Dを下げる値として降下値D1が選択される。一例として、A1=0、A2=10、B1=0、B2=6885である場合、D1=0とすればよい。前述したが、これらの値は一例に過ぎず、インクの特性、噴射されるインク液滴の一滴当たりの分量、用紙の種類など、様々な要因によって異なってくる。
そして、図11に示すように、降下値決定テーブルの参照によって決定された降下値に基づいて、第1,第2の実施の形態と同様に、注目画素の濃度値Dの降下が行われる(S45)。さらに同様に、次の注目画素の選択が行われ(S50:NO,S15)、画像データのすべての画素について画像処理が行われれば(S50:YES)、画像データ処理プログラムを終了する。
また、色差dCはL*a*b*の各値に基づいて求めたが、単に明度(L*)から求めてもよい。すなわち注目画素と隣接画素との明度差が大きいほど、注目画素の濃度値Dを降下させる降下値が大きい値となるようにすればよい。また、図7のS16の処理において、画像データをRGB形式からL*a*b*形式およびCMYK形式への変換を行ったが、L*a*b*形式への変換を行わずにCMYK形式への変換を行って、CMYKの各値に基づき画像処理を施してもよい。
また、第2の実施の形態では、RGB形式の画像データをインクジェットプリンタ200へ送信するようにしたが、パーソナルコンピュータ100にてL*a*b*形式に変換した画像データをインクジェットプリンタ200に送信するようにしてもよい。
また、本実施の形態の画像データ処理プログラムでは、入力されたRGB形式の画像データに処理を施して、CMYK形式の画像データとして出力したが、例えば、図7のS50の処理の後に、CMYK形式の画像データをRGB形式、あるいはL*a*b*形式の画像データに変換する処理を行うようにしてもよい。そして、このような処理が可能な画像データ処理プログラムを画像閲覧用アプリケーションや画像編集用アプリケーションの機能の一部として組み込んで、画像データの編集中や印刷を行う前などに画像処理を施すことができるようにしてもよい。また、それらアプリケーションにあらかじめ組み込まずとも、プラグインとして提供してもよいし、あるいは、単体で実行可能なアプリケーションとして提供してもよい。
また、画像データ処理プログラムに入力される画像データはRGB形式に限らず、L*a*b*形式でもCMYK形式であってもよい。
また、パーソナルコンピュータ100は一例であって、インクジェット記録装置に接続して画像データあるいは印刷データを送信可能な機器であればよく、例えば、スキャナ、ファクシミリ、デジタルカメラ等の機器であってもよい。また、印刷データ作成装置とインクジェット記録装置とが一体に構成された複写機、複合機等であってもよい。
印刷データ作成装置としてのパーソナルコンピュータ、インクジェット記録装置としてのインクジェットプリンタに限らず、印刷データ作成装置としてスキャナ、ファクシミリ、デジタルカメラ等に適用でき、また、印刷データ作成装置とインクジェット記録装置とを一体に構成した複写機、複合機等にも適用可能である。
パーソナルコンピュータ100の構成を示すブロック図である。 パーソナルコンピュータ100のRAM130の記憶エリアの構成を示す概念図である。 パーソナルコンピュータ100のHDD150の記憶エリアの構成を示す概念図である。 インクジェットプリンタ200の構成を示すブロック図である。 インクジェットプリンタ200のROM220の記憶エリアの構成を示す概念図である。 インクジェットプリンタ200のRAM230の記憶エリアの構成を示す概念図である。 画像データ処理プログラムのフローチャートである。 画素の色差を求めるためにL*a*b*に対してそれぞれかけるx方向の一次微分フィルタの例である。 画素の色差を求めるためにL*a*b*に対してそれぞれかけるy方向の一次微分フィルタの例である。 画像データ処理プログラムの変形例のフローチャートである。 画像データ処理プログラムの変形例のフローチャートである。 降下値決定テーブルを示す概念図である。
符号の説明
100 パーソナルコンピュータ
110 CPU
130 RAM
150 HDD
152 プログラム記憶エリア
160 USBインタフェース
200 インクジェットプリンタ
210 CPU
220 ROM
221 プログラム記憶エリア
230 RAM
241 インクジェットヘッド
260 USBインタフェース

Claims (7)

  1. 入力された入力画像データを構成する各画素を順次選択する画素選択手段と、
    前記画素選択手段によって選択された選択画素と、その選択画素の近傍に配置されている近傍画素との間の色差を計算する色差計算手段と、
    前記選択画素の濃度値と、前記近傍画素の濃度値との合計の濃度値を計算する近傍合計濃度値計算手段と、
    前記色差計算手段によって計算された前記色差を、あらかじめ決められた色差のしきい値と比較する色差比較手段と、
    前記近傍合計濃度値計算手段によって計算された前記合計の濃度値を、あらかじめ決められた第1の合計の濃度値のしきい値と比較する第1合計濃度値比較手段と、
    前記近傍合計濃度値計算手段によって求められた前記合計の濃度値を、あらかじめ決められたしきい値であって、前記第1の合計の濃度値のしきい値より大きい第2の合計の濃度値のしきい値と比較する第2合計濃度値比較手段と、
    前記色差比較手段によって比較された前記色差が前記色差のしきい値より大きく、かつ、前記第1合計濃度値比較手段によって比較された前記合計の濃度値が前記第1の合計の濃度値のしきい値より大きい場合、さらに、
    前記第2合計濃度値比較手段によって比較された前記合計の濃度値が前記第2の合計の濃度値のしきい値より小さい場合には第1の降下値に基づいて、
    前記第2合計濃度値比較手段によって比較された前記合計の濃度値が前記第2の合計の濃度値のしきい値より大きい場合には第2の降下値に基づいて、
    前記選択画素の濃度値を下げる濃度値降下手段と
    を備えたことを特徴とする画像データ処理装置。
  2. 請求項に記載の画像データ処理装置と、
    前記画像データ処理装置によって処理された前記入力画像データに基づいて、インクジェット記録装置が処理可能な印刷データを生成する印刷データ生成手段と、
    前記印刷データ生成手段によって生成された印刷データを前記インクジェット記録装置に対して送信する印刷データ送信手段と
    を備えたことを特徴とする印刷データ作成装置。
  3. 受信した入力画像データが入力される請求項1又は2に記載の画像データ処理装置と、
    前記画像データ処理装置によって処理された前記入力画像データに基づいて、被記録媒体上にインクを噴射するインクジェットヘッドと
    を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. コンピュータが実行可能な、
    入力された入力画像データを構成する各画素が順次選択される画素選択ステップと、
    前記画素選択ステップにおいて選択された選択画素と、その選択画素の近傍に配置されている近傍画素との間の色差の計算が行われる色差計算ステップと、
    前記選択画素の濃度値と、前記近傍画素の濃度値との合計の濃度値の計算が行われる近傍合計濃度値計算ステップと、
    前記色差計算ステップにおいて計算された前記色差と、あらかじめ決められた色差のしきい値の比較が行われる色差比較ステップと、
    前記近傍合計濃度値計算ステップにおいて計算された前記合計の濃度値と、あらかじめ決められた第1の合計の濃度値のしきい値との比較が行われる第1合計濃度値比較ステップと、
    前記近傍合計濃度値計算ステップにおいて求められた前記合計の濃度値と、あらかじめ決められたしきい値であって、前記第1の合計の濃度値のしきい値より大きい第2の合計の濃度値のしきい値との比較が行われる第2合計濃度値比較ステップと、
    前記色差比較ステップにおいて比較された前記色差が前記色差のしきい値より大きく、かつ、前記第1合計濃度値比較ステップにおいて比較された前記合計の濃度値が前記第1の合計の濃度値のしきい値より大きい場合、さらに、
    前記第2合計濃度値比較ステップにおいて比較された前記合計の濃度値が前記第2の合計の濃度値のしきい値より小さい場合には第1の降下値に基づいて、
    前記第2合計濃度値比較ステップにおいて比較された前記合計の濃度値が前記第2の合計の濃度値のしきい値より大きい場合には第2の降下値に基づいて、
    前記選択画素の濃度値の降下が行われる濃度値降下ステップと
    を備えたことを特徴とする画像データ処理プログラム。
  5. 請求項に記載の画像データ処理プログラムと、
    前記画像データ処理プログラムの実行によって処理された前記入力画像データに基づいて、インクジェット記録装置が処理可能な画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記画像データ生成手段によって生成された画像データを前記インクジェット記録装置に対して送信する画像データ送信手段と
    を備えたことを特徴とする印刷データ作成装置。
  6. 受信した入力画像データが入力される請求項4又は5に記載の画像データ処理プログラムと、
    前記画像データ処理プログラムの実行によって処理された前記入力画像データに基づいて、被記録媒体上にインクを噴射するインクジェットヘッドと
    を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  7. インクジェット記録装置で印刷するための画像データを生成するために、入力された入力画像データに対して画像処理を施すための画像データ処理方法であって、
    入力された入力画像データを構成する各画素を順次選択する画素選択ステップと、
    前記画素選択ステップにおいて選択された選択画素と、その選択画素の近傍に配置されている近傍画素との間の色差の計算を行う色差計算ステップと、
    前記選択画素の濃度値と、前記近傍画素の濃度値との合計の濃度値の計算を行う近傍合計濃度値計算ステップと、
    前記色差計算ステップにおいて計算された前記色差と、あらかじめ決められた色差のしきい値の比較を行う色差比較ステップと、
    前記近傍合計濃度値計算ステップにおいて計算された前記合計の濃度値と、あらかじめ決められた第1の合計の濃度値のしきい値との比較を行う第1合計濃度値比較ステップと、
    前記近傍合計濃度値計算ステップにおいて求められた前記合計の濃度値と、あらかじめ決められたしきい値であって、前記第1の合計の濃度値のしきい値より大きい第2の合計の濃度値のしきい値との比較を行う第2合計濃度値比較ステップと、
    前記色差比較ステップにおいて比較された前記色差が前記色差のしきい値より大きく、かつ、前記第1合計濃度値比較ステップにおいて比較された前記合計の濃度値が前記第1の合計の濃度値のしきい値より大きい場合、さらに、
    前記第2合計濃度値比較ステップにおいて比較された前記合計の濃度値が前記第2の合計の濃度値のしきい値より小さい場合には第1の降下値に基づいて、
    前記第2合計濃度値比較ステップにおいて比較された前記合計の濃度値が前記第2の合計の濃度値のしきい値より大きい場合には第2の降下値に基づいて、
    前記選択画素の濃度値の降下を行う濃度値降下ステップと
    を備えたことを特徴とする画像データ処理方法。
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