JP2001209785A - 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム記憶媒体 - Google Patents
画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム記憶媒体Info
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T5/00—Image enhancement or restoration
- G06T5/40—Image enhancement or restoration using histogram techniques
-
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-
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、医療分野においてデジタルデータで
表わされる医用画像を画像処理する画像処理装置等に関
し、様々な医用画像について適切な画像処理を行なう。 【解決手段】画像処理条件記憶部218に撮影条件に応
じた画像処理条件を記憶しておき、画像処理部212で
は、医用画像に、その医用画像を得たときの撮影条件に
対応する画像処理条件に基づいて画像処理を施す。
表わされる医用画像を画像処理する画像処理装置等に関
し、様々な医用画像について適切な画像処理を行なう。 【解決手段】画像処理条件記憶部218に撮影条件に応
じた画像処理条件を記憶しておき、画像処理部212で
は、医用画像に、その医用画像を得たときの撮影条件に
対応する画像処理条件に基づいて画像処理を施す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療分野において
デジタルデータで表わされる医用画像を画像処理する画
像処理装置および画像処理方法、およびコンピュータシ
ステムをそのような画像処理装置として動作させるため
の画像処理プログラムを記憶した画像処理プログラム記
憶媒体に関する。
デジタルデータで表わされる医用画像を画像処理する画
像処理装置および画像処理方法、およびコンピュータシ
ステムをそのような画像処理装置として動作させるため
の画像処理プログラムを記憶した画像処理プログラム記
憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】医療の進歩及び情報処理技術の急速な進
歩に伴い医用画像のデジタル化がすすみ社会的な基盤が
整備される中で医用画像診断の重要性が増している。こ
れまでのX線単純写真の読影(画像診断)はフィルムに
出力して画像診断する方法で行われていた。この方法の
場合、フィルム運用に関わる診察経費(フィルム、フィ
ルム袋などの直接経費と管理運営費)を要し、かつ画像
診断目的に応じて複数枚のフィルム出力が必要になる場
合もあり、診療経費の増加や診療時間の増加など大幅な
コストアップという問題があった。
歩に伴い医用画像のデジタル化がすすみ社会的な基盤が
整備される中で医用画像診断の重要性が増している。こ
れまでのX線単純写真の読影(画像診断)はフィルムに
出力して画像診断する方法で行われていた。この方法の
場合、フィルム運用に関わる診察経費(フィルム、フィ
ルム袋などの直接経費と管理運営費)を要し、かつ画像
診断目的に応じて複数枚のフィルム出力が必要になる場
合もあり、診療経費の増加や診療時間の増加など大幅な
コストアップという問題があった。
【0003】今後、コンピュータ上でCRTモニタを用
いて画像を観察し、読影(画像診断)することが将来必
須となることが予想される。この場合、フィルムと同等
以上の画像品質が要求される。
いて画像を観察し、読影(画像診断)することが将来必
須となることが予想される。この場合、フィルムと同等
以上の画像品質が要求される。
【0004】胸部画像などのX線単純写真をCRTモニ
タによりそのまま表示したのでは、CR(Comput
ed Radiography)撮影装置より出力され
たX線単純写真のデジタルデータは装置に依存した独自
の画像データであったり、コントラストがなく医用画像
診断に適さないような画像データであったりする。かつ
CR撮影装置自体がフィルム特性を考慮したものであっ
て、CRTモニタを考慮した画像データではないという
問題が発生する。
タによりそのまま表示したのでは、CR(Comput
ed Radiography)撮影装置より出力され
たX線単純写真のデジタルデータは装置に依存した独自
の画像データであったり、コントラストがなく医用画像
診断に適さないような画像データであったりする。かつ
CR撮影装置自体がフィルム特性を考慮したものであっ
て、CRTモニタを考慮した画像データではないという
問題が発生する。
【0005】そこで、CRTモニタにそのまま表示する
のではなく、診断に適した画像を得るように画像処理を
行ない、その画像処理を行なった後の画像を診断に供す
ることが考えられる。
のではなく、診断に適した画像を得るように画像処理を
行ない、その画像処理を行なった後の画像を診断に供す
ることが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、様々な医用
画像を取り扱う場合に、ある医用画像(例えば胸部のX
線単純写真)で良好な画像を得ることができるように画
像処理条件を調整すると、他の医用画像(例えばマンモ
グラフィー)ではかえって診断に適さない画像になって
しまうなど、画像処理条件の設定が極めて困難であると
いう問題がある。
画像を取り扱う場合に、ある医用画像(例えば胸部のX
線単純写真)で良好な画像を得ることができるように画
像処理条件を調整すると、他の医用画像(例えばマンモ
グラフィー)ではかえって診断に適さない画像になって
しまうなど、画像処理条件の設定が極めて困難であると
いう問題がある。
【0007】また、例えば同一機種の医用画像撮影機器
であっても、その医用画像撮影機器が設置されている例
えば病院などによってその医用画像撮影機器の撮影のた
めの設定条件が異なっていたり、あるいはその病院の医
師の好みや観察上の慣れに差異があるときに、個々の病
院や個々の利用者にどのようにして観察しやすい医用画
像を提供するかということも問題である。
であっても、その医用画像撮影機器が設置されている例
えば病院などによってその医用画像撮影機器の撮影のた
めの設定条件が異なっていたり、あるいはその病院の医
師の好みや観察上の慣れに差異があるときに、個々の病
院や個々の利用者にどのようにして観察しやすい医用画
像を提供するかということも問題である。
【0008】さらに、例えば関心領域を如何にして見や
すい画像として提供するか、あるいは人体の左右の対称
性を観察しようとしたとき、如何にしてその対称性の観
察に適した画像を提供するか、ということも問題であ
る。
すい画像として提供するか、あるいは人体の左右の対称
性を観察しようとしたとき、如何にしてその対称性の観
察に適した画像を提供するか、ということも問題であ
る。
【0009】本発明は、上記事情に鑑み、様々な医用画
像について観察に適した処理を行なうことができる画像
処理装置および画像処理方法、およびコンピュータシス
テムをそのような画像処理装置として動作させるための
画像処理プログラムを記憶した画像処理プログラム記憶
媒体を提供することを目的とする。
像について観察に適した処理を行なうことができる画像
処理装置および画像処理方法、およびコンピュータシス
テムをそのような画像処理装置として動作させるための
画像処理プログラムを記憶した画像処理プログラム記憶
媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の画像処理装置は、医用画像に画像処理を施す画像処
理装置において、医用画像を得るときの撮影機種および
撮影条件に応じた、医用画像に画像処理を施すときの画
像処理条件を記憶しておく画像処理条件記憶部、医用画
像と、その医用画像を得たときの撮影機種および撮影条
件とを取得するデータ取得部、およびデータ取得部で得
た撮影機種および撮影条件と同一の撮影機種および撮影
条件に対応する画像処理条件を画像処理条件記憶部から
読み出して、データ取得部で得た医用画像に、読み出し
た画像処理条件に応じた画像処理を施す画像処理部を備
えたことを特徴とする。
明の画像処理装置は、医用画像に画像処理を施す画像処
理装置において、医用画像を得るときの撮影機種および
撮影条件に応じた、医用画像に画像処理を施すときの画
像処理条件を記憶しておく画像処理条件記憶部、医用画
像と、その医用画像を得たときの撮影機種および撮影条
件とを取得するデータ取得部、およびデータ取得部で得
た撮影機種および撮影条件と同一の撮影機種および撮影
条件に対応する画像処理条件を画像処理条件記憶部から
読み出して、データ取得部で得た医用画像に、読み出し
た画像処理条件に応じた画像処理を施す画像処理部を備
えたことを特徴とする。
【0011】本発明の画像処理装置は、上記のように医
用画像を得る時の撮影機種および撮影条件に応じた画像
処理条件を記憶しておいて、医用画像に画像処理を施す
にあたっては、その医用画像に適合した画像処理条件に
応じた画像処理を施すようにしたものであり、様々な医
用画像に対しそれぞれ適切な画像処理を施し、いずれの
医用画像についても診断に適した画像を得ることができ
る。
用画像を得る時の撮影機種および撮影条件に応じた画像
処理条件を記憶しておいて、医用画像に画像処理を施す
にあたっては、その医用画像に適合した画像処理条件に
応じた画像処理を施すようにしたものであり、様々な医
用画像に対しそれぞれ適切な画像処理を施し、いずれの
医用画像についても診断に適した画像を得ることができ
る。
【0012】ここで、上記本発明の画像処理装置におい
て、画像処理部が、データ処理部で得られた医用画像
に、少なくとも階調変換処理と周波数強調処理とを施す
ものであって、画像処理条件記憶部が、撮影機種および
撮影条件に応じた、階調変換関数および医用画像の各点
のまわりの平均的な濃度を変数とした周波数強調の度合
いを表わす周波数強調関数を記憶するものであることが
好ましい。
て、画像処理部が、データ処理部で得られた医用画像
に、少なくとも階調変換処理と周波数強調処理とを施す
ものであって、画像処理条件記憶部が、撮影機種および
撮影条件に応じた、階調変換関数および医用画像の各点
のまわりの平均的な濃度を変数とした周波数強調の度合
いを表わす周波数強調関数を記憶するものであることが
好ましい。
【0013】撮影機種および撮影条件に応じた階調変換
関数を用いた階調処理と、撮影機種および撮影条件に応
じた、医用画像の各点の濃度を変数とした周波数強調の
度合いを表わす周波数強調関数を用いた周波数強調処理
とを行なうことによって、診断に適した画像を得ること
ができる。
関数を用いた階調処理と、撮影機種および撮影条件に応
じた、医用画像の各点の濃度を変数とした周波数強調の
度合いを表わす周波数強調関数を用いた周波数強調処理
とを行なうことによって、診断に適した画像を得ること
ができる。
【0014】さらに、上記本発明の画像処理装置におい
て、画像処理部が、階調変換処理の前段に、データ取得
部で得られた医用画像に、医用画像の各点のまわりの平
均的な濃度を変数としたダイナミックレンジ圧縮関数を
用いた輝度補正処理を施すものであることが好ましい。
て、画像処理部が、階調変換処理の前段に、データ取得
部で得られた医用画像に、医用画像の各点のまわりの平
均的な濃度を変数としたダイナミックレンジ圧縮関数を
用いた輝度補正処理を施すものであることが好ましい。
【0015】例えば、胸部画像のような広い診断可視域
を有する画像について、フィルムに記録された画像と画
質を比較した場合、この輝度補正処理を行なわずに、診
断性能を高めようとしてコントラストを強調(ダイナミ
ックレンジを拡大)すると、低濃度部は白く飛び、高濃
度部は黒く飛び情報が消滅し、診断可能な領域が狭めら
れてしまい、目的に適した画像を作成することができな
い場合がある。
を有する画像について、フィルムに記録された画像と画
質を比較した場合、この輝度補正処理を行なわずに、診
断性能を高めようとしてコントラストを強調(ダイナミ
ックレンジを拡大)すると、低濃度部は白く飛び、高濃
度部は黒く飛び情報が消滅し、診断可能な領域が狭めら
れてしまい、目的に適した画像を作成することができな
い場合がある。
【0016】そこで、上記のような輝度補正処理を施す
と、画像全体としてのダイナミックレンジが圧縮されて
濃度の‘飛び’が抑制され、しかも、上記の輝度補正処
理によれば画像上の微細な構造は保存されるため、単純
な輝度補正処理と比べ、その後の画像処理により、診断
目的に一層適合した画像を得ることができる。
と、画像全体としてのダイナミックレンジが圧縮されて
濃度の‘飛び’が抑制され、しかも、上記の輝度補正処
理によれば画像上の微細な構造は保存されるため、単純
な輝度補正処理と比べ、その後の画像処理により、診断
目的に一層適合した画像を得ることができる。
【0017】また、上記本発明の画像処理装置におい
て、画像処理条件を、操作に応じて、追加、変更、およ
び削除する画像処理条件操作部を備えることが好まし
い。
て、画像処理条件を、操作に応じて、追加、変更、およ
び削除する画像処理条件操作部を備えることが好まし
い。
【0018】このような画像処理条件操作部を備えるこ
とにより、例えば、画像処理装置ごと、あるいは1台の
画像処理装置であってもその画像処理装置を利用する利
用者ごとに画像処理条件を調整することができ、その画
像処理装置が設置された環境や利用者の好み等に応じ
た、良好な観察性能を持った画像を得ることができる。
とにより、例えば、画像処理装置ごと、あるいは1台の
画像処理装置であってもその画像処理装置を利用する利
用者ごとに画像処理条件を調整することができ、その画
像処理装置が設置された環境や利用者の好み等に応じ
た、良好な観察性能を持った画像を得ることができる。
【0019】また本発明の画像処理装置は、画像処理を
施した後の医用画像を他の機器等に転送するものであっ
てもよいが、本発明の画像処理装置自体が、画像処理部
で画像処理の施された医用画像を表示する画像表示部を
備えたものであることが好ましい。
施した後の医用画像を他の機器等に転送するものであっ
てもよいが、本発明の画像処理装置自体が、画像処理部
で画像処理の施された医用画像を表示する画像表示部を
備えたものであることが好ましい。
【0020】ここで、上記画像表示部に表示された医用
画像上に、所望の関心領域を、操作に応じて指定する関
心領域指定部を備え、上記画像表示部は、医用画像を、
関心領域指定部で指定された関心領域を除く領域の輝度
を下げて表示するものであることが好ましい。
画像上に、所望の関心領域を、操作に応じて指定する関
心領域指定部を備え、上記画像表示部は、医用画像を、
関心領域指定部で指定された関心領域を除く領域の輝度
を下げて表示するものであることが好ましい。
【0021】またその場合に、上記関心領域指定部は、
操作に応じて、画像表示部に表示された医用画像上に所
望の関心領域を指定するとともにその関心領域以外の領
域の輝度の低下の程度を表わす係数を指定するものであ
って、上記画像表示部は、医用画像を、関心領域指定部
で指定された関心領域を除く領域の輝度をその関心領域
指定部で指定された係数に応じた輝度にまで下げて表示
するものであることが好ましい。
操作に応じて、画像表示部に表示された医用画像上に所
望の関心領域を指定するとともにその関心領域以外の領
域の輝度の低下の程度を表わす係数を指定するものであ
って、上記画像表示部は、医用画像を、関心領域指定部
で指定された関心領域を除く領域の輝度をその関心領域
指定部で指定された係数に応じた輝度にまで下げて表示
するものであることが好ましい。
【0022】医用画像上に関心領域を指定したとき、そ
の医用画像を、その医用画像上の関心領域以外の領域の
輝度を下げて表示することにより、関心領域について観
察しやすい医用画像が提供される。このとき、その関心
領域以外の領域の輝度を任意に調整できるようにしてお
くことにより、その利用者の好みに応じて、医用画像全
体の中の関心領域の位置を確認できるとともに、その関
心領域に観察を集中することができるように、調整する
ことができる。
の医用画像を、その医用画像上の関心領域以外の領域の
輝度を下げて表示することにより、関心領域について観
察しやすい医用画像が提供される。このとき、その関心
領域以外の領域の輝度を任意に調整できるようにしてお
くことにより、その利用者の好みに応じて、医用画像全
体の中の関心領域の位置を確認できるとともに、その関
心領域に観察を集中することができるように、調整する
ことができる。
【0023】また、本発明の画像処理装置において、上
記関心領域指定部を備えた場合に、さらに、1つの医用
画像に表われた複数の部位の位置を認識する部位認識部
を備え、上記画像処理部は、関心領域指定部で指定され
た関心領域に、部位認識部で認識された部位のうちのそ
の関心領域にあらわれた部位に応じた画像処理を施すも
のであることが好ましい。
記関心領域指定部を備えた場合に、さらに、1つの医用
画像に表われた複数の部位の位置を認識する部位認識部
を備え、上記画像処理部は、関心領域指定部で指定され
た関心領域に、部位認識部で認識された部位のうちのそ
の関心領域にあらわれた部位に応じた画像処理を施すも
のであることが好ましい。
【0024】こうすることにより、観察者が関心領域を
指定したとき、観察者がその関心領域に応じて画像処理
条件をわざわざ指定することなく、指定された関心領域
に適合した画像処理条件での画像処理が行なわれ、操作
性が向上する。
指定したとき、観察者がその関心領域に応じて画像処理
条件をわざわざ指定することなく、指定された関心領域
に適合した画像処理条件での画像処理が行なわれ、操作
性が向上する。
【0025】また、本発明の画像処理装置において、上
記関心領域指定部を備えた場合に、上記画像表示部は複
数の医用画像を並べて表示するものであって、その画像
表示部は、関心領域指定部により、画像表示部に表示さ
れた複数の医用画像のうちの1つの医用画像について指
定された関心領域と同一の関心領域を、それら複数の医
用画像に適用して、それら複数の医用画像を、各医用画
像の関心領域を除く領域の輝度を下げて表示するもので
あることが好ましい。
記関心領域指定部を備えた場合に、上記画像表示部は複
数の医用画像を並べて表示するものであって、その画像
表示部は、関心領域指定部により、画像表示部に表示さ
れた複数の医用画像のうちの1つの医用画像について指
定された関心領域と同一の関心領域を、それら複数の医
用画像に適用して、それら複数の医用画像を、各医用画
像の関心領域を除く領域の輝度を下げて表示するもので
あることが好ましい。
【0026】このように複数の医用画像に同一の関心領
域を設定して表示することにより、その関心領域につい
て、例えば過去の症例と現在の症状との比較検討などが
容易となる。
域を設定して表示することにより、その関心領域につい
て、例えば過去の症例と現在の症状との比較検討などが
容易となる。
【0027】さらに、本発明の画像処理装置において、
上記画像表示部を備えた場合に、その画像表示部に表示
された医用画像上に関心領域を設定してその関心領域を
所定方向に移動させるスキャニング処理を、操作に応じ
て指定するスキャニング処理指定部を備え、画像表示部
は、スキャニング処理指定部によるスキャニング処理の
指定に応じて、関心領域が順次移動した、その関心領域
を除く領域の輝度が低下した医用画像を表示するもので
あることが好ましい。
上記画像表示部を備えた場合に、その画像表示部に表示
された医用画像上に関心領域を設定してその関心領域を
所定方向に移動させるスキャニング処理を、操作に応じ
て指定するスキャニング処理指定部を備え、画像表示部
は、スキャニング処理指定部によるスキャニング処理の
指定に応じて、関心領域が順次移動した、その関心領域
を除く領域の輝度が低下した医用画像を表示するもので
あることが好ましい。
【0028】また、この場合に、1つの医用画像に表わ
れた複数の部位の位置を認識する部位認識部を備え、画
像処理部は、順次移動する関心領域に、部位認識部で認
識された部位のうちの順次移動する関心領域にあらわれ
た部位に応じた画像処理を施すものであることが好まし
い。
れた複数の部位の位置を認識する部位認識部を備え、画
像処理部は、順次移動する関心領域に、部位認識部で認
識された部位のうちの順次移動する関心領域にあらわれ
た部位に応じた画像処理を施すものであることが好まし
い。
【0029】こうすることにより、画像処理条件をいち
いち指定することなく、関心領域の移動に応じて移動後
の関心領域が観察しやすい態様で表示されることにな
る。
いち指定することなく、関心領域の移動に応じて移動後
の関心領域が観察しやすい態様で表示されることにな
る。
【0030】さらに、本発明の画像処理装置において、
上記スキャニング処理指定部を備えた場合に、上記画像
表示部は、スキャニング処理指定部によるスキャニング
処理の指定に応じて、同一タイミングで同一位置に同一
の関心領域が設定されるとともに関心領域が同一速度で
同期して移動する複数の医用画像を並べて表示するもの
であることも好ましい態様である。
上記スキャニング処理指定部を備えた場合に、上記画像
表示部は、スキャニング処理指定部によるスキャニング
処理の指定に応じて、同一タイミングで同一位置に同一
の関心領域が設定されるとともに関心領域が同一速度で
同期して移動する複数の医用画像を並べて表示するもの
であることも好ましい態様である。
【0031】こうすることにより、人体の対称性を、例
えば過去の画像と比較しながら観察することができる。
えば過去の画像と比較しながら観察することができる。
【0032】また、上記本発明の画像処理装置におい
て、上記データ取得部は、典型的には、医用画像の一種
である放射線画像を取得するものであってもよい。
て、上記データ取得部は、典型的には、医用画像の一種
である放射線画像を取得するものであってもよい。
【0033】放射線画像を取り扱う装置として特化した
ときの本発明の画像処理装置は、放射線画像に画像処理
を施す画像処理装置において、放射線画像を得るときの
撮影機種および撮影部位に応じた、放射線画像に画像処
理を施すときの画像処理条件を記憶しておく画像処理条
件記憶部、放射線画像と、その放射線画像を得たときの
撮影機種および撮影部位とを取得するデータ取得部、お
よびデータ取得部で得た撮影機種および撮影部位と同一
の撮影機種および撮影部位に対応する画像処理条件を画
像処理条件記憶部から読み出して、データ取得部で得た
放射線画像に、読み出した画像処理条件に応じた画像処
理を施す画像処理部を備えたことを特徴とする。
ときの本発明の画像処理装置は、放射線画像に画像処理
を施す画像処理装置において、放射線画像を得るときの
撮影機種および撮影部位に応じた、放射線画像に画像処
理を施すときの画像処理条件を記憶しておく画像処理条
件記憶部、放射線画像と、その放射線画像を得たときの
撮影機種および撮影部位とを取得するデータ取得部、お
よびデータ取得部で得た撮影機種および撮影部位と同一
の撮影機種および撮影部位に対応する画像処理条件を画
像処理条件記憶部から読み出して、データ取得部で得た
放射線画像に、読み出した画像処理条件に応じた画像処
理を施す画像処理部を備えたことを特徴とする。
【0034】また、上記目的を達成するための本発明の
画像処理方法は、医用画像に画像処理を施す画像処理方
法において、医用画像を得るときの撮影機種および撮影
条件に応じた、医用画像に画像処理を施すときの画像処
理条件を記憶しておき、医用画像と、該医用画像を得た
ときの撮影機種および撮影条件とを取得して、取得した
医用画像に、取得した撮影機種および撮影条件と同一の
撮影機種および撮影条件に対応する画像処理条件に応じ
た画像処理を施すことを特徴とする。
画像処理方法は、医用画像に画像処理を施す画像処理方
法において、医用画像を得るときの撮影機種および撮影
条件に応じた、医用画像に画像処理を施すときの画像処
理条件を記憶しておき、医用画像と、該医用画像を得た
ときの撮影機種および撮影条件とを取得して、取得した
医用画像に、取得した撮影機種および撮影条件と同一の
撮影機種および撮影条件に対応する画像処理条件に応じ
た画像処理を施すことを特徴とする。
【0035】本発明の画像処理方法は、本発明の画像処
理装置により実現される方法であり、本発明の画像処理
装置の態様全てに対応する態様を含むものである。
理装置により実現される方法であり、本発明の画像処理
装置の態様全てに対応する態様を含むものである。
【0036】さらに、上記目的を達成するための本発明
の画像処理プログラム記憶媒体は、コンピュータシステ
ムを、医用画像に画像処理を施す画像処理装置として動
作させるための画像処理プログラムを記憶した画像処理
プログラム記憶媒体であって、ここに記憶された画像処
理プログラムは、医用画像と、該医用画像を得たときの
撮影機種および撮影条件とを取得するデータ取得部と、
このデータ取得部で取得した医用画像に、このデータ取
得部で取得した撮影機種および撮影条件と同一の撮影機
種および撮影条件に対応する画像処理条件に応じた画像
処理を施す画像処理部とを有するものであることを特徴
とする。
の画像処理プログラム記憶媒体は、コンピュータシステ
ムを、医用画像に画像処理を施す画像処理装置として動
作させるための画像処理プログラムを記憶した画像処理
プログラム記憶媒体であって、ここに記憶された画像処
理プログラムは、医用画像と、該医用画像を得たときの
撮影機種および撮影条件とを取得するデータ取得部と、
このデータ取得部で取得した医用画像に、このデータ取
得部で取得した撮影機種および撮影条件と同一の撮影機
種および撮影条件に対応する画像処理条件に応じた画像
処理を施す画像処理部とを有するものであることを特徴
とする。
【0037】本発明の画像処理プログラム記憶媒体は、
そこに記憶された画像処理プログラムをコンピュータシ
ステムで実行させたときに、そのコンピュータシステム
を本発明の画像処理装置として動作させるものであり、
本発明の画像処理装置の各種態様全てに対応する態様を
含むものである。
そこに記憶された画像処理プログラムをコンピュータシ
ステムで実行させたときに、そのコンピュータシステム
を本発明の画像処理装置として動作させるものであり、
本発明の画像処理装置の各種態様全てに対応する態様を
含むものである。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
説明する。
【0039】ここでは、パーソナルコンピュータに画像
処理プログラムが搭載されて本発明の画像処理装置とし
て動作する実施形態について説明する。したがって、以
下では、先ずパーソナルコンピュータ自体について説明
し、次いでそのパーソナルコンピュータで実行される処
理内容について説明する。
処理プログラムが搭載されて本発明の画像処理装置とし
て動作する実施形態について説明する。したがって、以
下では、先ずパーソナルコンピュータ自体について説明
し、次いでそのパーソナルコンピュータで実行される処
理内容について説明する。
【0040】図1は、パーソナルコンピュータの外観斜
視図、図2は、そのパーソナルコンピュータのハードウ
ェア構成図である。
視図、図2は、そのパーソナルコンピュータのハードウ
ェア構成図である。
【0041】このパーソナルコンピュータ100は、外
観構成上、本体装置110、その本体装置110からの
指示に応じて表示画面121上に画像を表示する画像表
示装置120、本体装置110に、キー操作に応じた各
種の情報を入力するキーボード130、および、表示画
面121上の任意の位置を指定することにより、その位
置に表示された、例えばアイコン等に応じた指示を入力
するマウス140を備えている。この本体装置110
は、外観上、フロッピィディスクを装填するためのフロ
ッピィディスク装填口110a、およびCD−ROMを
装填するためのCD−ROM装填口110bを有する。
観構成上、本体装置110、その本体装置110からの
指示に応じて表示画面121上に画像を表示する画像表
示装置120、本体装置110に、キー操作に応じた各
種の情報を入力するキーボード130、および、表示画
面121上の任意の位置を指定することにより、その位
置に表示された、例えばアイコン等に応じた指示を入力
するマウス140を備えている。この本体装置110
は、外観上、フロッピィディスクを装填するためのフロ
ッピィディスク装填口110a、およびCD−ROMを
装填するためのCD−ROM装填口110bを有する。
【0042】本体装置110の内部には、図2に示すよ
うに、各種プログラムを実行するCPU111、CPU
111での実行のためにプログラムが展開される主メモ
リ112、各種プログラムやデータ等が保存されるハー
ドディスク装置113、フロッピィディスク10が装填
されその装填されたフロッピィディスク10をアクセス
するFDドライブ114、CD−ROM11が装填さ
れ、その装填されたCD−ROM11をアクセスするC
D−ROMドライブ115、医用画像を得る撮影装置あ
るいはフィルム上に得られた医用画像を読み取ってその
医用画像を表わすデジタルデータを得るスキャナ等と接
続されてデジタルデータとしての医用画像を受け取る入
力インタフェース116、画像処理後の医用画像を外部
に送信するための出力インタフェース117が内蔵され
ており、これらの各種要素と、さらに図1にも示す画像
表示装置120、キーボード130、マウス140は、
バス150を介して相互に接続されている。
うに、各種プログラムを実行するCPU111、CPU
111での実行のためにプログラムが展開される主メモ
リ112、各種プログラムやデータ等が保存されるハー
ドディスク装置113、フロッピィディスク10が装填
されその装填されたフロッピィディスク10をアクセス
するFDドライブ114、CD−ROM11が装填さ
れ、その装填されたCD−ROM11をアクセスするC
D−ROMドライブ115、医用画像を得る撮影装置あ
るいはフィルム上に得られた医用画像を読み取ってその
医用画像を表わすデジタルデータを得るスキャナ等と接
続されてデジタルデータとしての医用画像を受け取る入
力インタフェース116、画像処理後の医用画像を外部
に送信するための出力インタフェース117が内蔵され
ており、これらの各種要素と、さらに図1にも示す画像
表示装置120、キーボード130、マウス140は、
バス150を介して相互に接続されている。
【0043】図3は、本発明の画像処理装置の一実施形
態の機能ブロック図である。
態の機能ブロック図である。
【0044】この図3に示す画像処理装置200は、図
1,図2に示すパーソナルコンピュータおよび、そのパ
ーソナルコンピュータ内部に記憶されるデータやそのパ
ーソナルコンピュータで動作するプログラムから構成さ
れている。
1,図2に示すパーソナルコンピュータおよび、そのパ
ーソナルコンピュータ内部に記憶されるデータやそのパ
ーソナルコンピュータで動作するプログラムから構成さ
れている。
【0045】この図3に示す画像処理装置のデータ取得
部211には、デジタルデータで表わされた、放射線画
像等の医用画像と、その医用画像を得たときの撮影機種
および撮影条件とが入力され、このデータ取得部211
では、入力された医用画像と、撮影機種および撮影条件
とを組合せたオブジェクトが生成される。
部211には、デジタルデータで表わされた、放射線画
像等の医用画像と、その医用画像を得たときの撮影機種
および撮影条件とが入力され、このデータ取得部211
では、入力された医用画像と、撮影機種および撮影条件
とを組合せたオブジェクトが生成される。
【0046】このデータ取得部211は、ハードウェア
上は、図2に示す入力インタフェース116、オブジェ
クト生成のためのプログラムを格納しておくハードディ
スク装置113や主メモリ112、および、そのプログ
ラムを実行するCPU111等から構成される。このデ
ータ取得部210に入力され組み合わせによりオブジェ
クトとして生成された医用画像と撮影機種および撮影条
件は、画像処理部212に入力され、画像処理部212
ではその医用画像に画像処理が施される。
上は、図2に示す入力インタフェース116、オブジェ
クト生成のためのプログラムを格納しておくハードディ
スク装置113や主メモリ112、および、そのプログ
ラムを実行するCPU111等から構成される。このデ
ータ取得部210に入力され組み合わせによりオブジェ
クトとして生成された医用画像と撮影機種および撮影条
件は、画像処理部212に入力され、画像処理部212
ではその医用画像に画像処理が施される。
【0047】画像処理条件記憶部218には、表1〜表
3に一部例示するように、撮影機種および撮影条件と画
像処理条件とが互いに対応づけられて記憶されている。
3に一部例示するように、撮影機種および撮影条件と画
像処理条件とが互いに対応づけられて記憶されている。
【0048】また、この画像処理条件記憶部218に
は、撮影機種および撮影条件に応じるとともに、1つの
撮影機種および1つの撮影条件であっても、その撮影機
種および撮影条件で撮影したときの医用画像に表われる
各部位(たとえば胸部単純X線画像における肺野、縦
隔、肋骨、心臓、横隔膜等)に応じた画像処理条件も記
憶されている。
は、撮影機種および撮影条件に応じるとともに、1つの
撮影機種および1つの撮影条件であっても、その撮影機
種および撮影条件で撮影したときの医用画像に表われる
各部位(たとえば胸部単純X線画像における肺野、縦
隔、肋骨、心臓、横隔膜等)に応じた画像処理条件も記
憶されている。
【0049】さらに、それらの画像処理条件は、各利用
者ごと(例えば各医師ごと、あるいは各検査技師ごと)
にカスタマイズすることができ、そのようなカスタマイ
ズを行なった場合、画像処理条件記憶部218には、さ
らに各利用者にも応じた画像処理条件が記憶される。
者ごと(例えば各医師ごと、あるいは各検査技師ごと)
にカスタマイズすることができ、そのようなカスタマイ
ズを行なった場合、画像処理条件記憶部218には、さ
らに各利用者にも応じた画像処理条件が記憶される。
【0050】データ取得部211から送られてきたオブ
ジェクト中の医用画像に画像処理を施すに当たっては、
そのオブジェクト中の撮影機種および撮影条件と同一の
撮影機種および撮影条件に対応する画像処理条件が画像
処理条件記憶部218から読み出され、画像処理部21
2では、その画像処理条件記憶部218から読み出され
た画像処理条件に従った画像処理が施される。この画像
処理部212は、ハードウェア上は、画像処理プログラ
ムを格納しておく、図2に示すハードディスク装置11
3や主メモリ112、その画像処理プログラムを実行す
るCPU111等がこれに相当し、画像処理条件記憶部
218は、ハードウェア上は、表1〜表3に例示するよ
うな撮影条件と画像処理条件とを組み合わせたテーブル
を格納しておくハードディスク装置113がこれに相当
する。
ジェクト中の医用画像に画像処理を施すに当たっては、
そのオブジェクト中の撮影機種および撮影条件と同一の
撮影機種および撮影条件に対応する画像処理条件が画像
処理条件記憶部218から読み出され、画像処理部21
2では、その画像処理条件記憶部218から読み出され
た画像処理条件に従った画像処理が施される。この画像
処理部212は、ハードウェア上は、画像処理プログラ
ムを格納しておく、図2に示すハードディスク装置11
3や主メモリ112、その画像処理プログラムを実行す
るCPU111等がこれに相当し、画像処理条件記憶部
218は、ハードウェア上は、表1〜表3に例示するよ
うな撮影条件と画像処理条件とを組み合わせたテーブル
を格納しておくハードディスク装置113がこれに相当
する。
【0051】尚、ここでは、画像処理部212で画像処
理を施す前の医用画像を、入力画像と称し、画像処理を
施した後の医用画像を出力画像と称する。
理を施す前の医用画像を、入力画像と称し、画像処理を
施した後の医用画像を出力画像と称する。
【0052】表1〜表3の内容については後述する。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】
【表3】
【0056】画像処理部212で画像処理が施された後
の医用画像(出力画像)は、画像表示部213に入力さ
れ、あるいは、図2に示す出力インタフェース117を
経由して外部に向けて送信される。画像表示部213
は、ハードウェア上は、図1,図2に示す画像表示装置
120がこれに相当する。
の医用画像(出力画像)は、画像表示部213に入力さ
れ、あるいは、図2に示す出力インタフェース117を
経由して外部に向けて送信される。画像表示部213
は、ハードウェア上は、図1,図2に示す画像表示装置
120がこれに相当する。
【0057】画像表示部213において表示された医用
画像、あるいは外部に送信され外部で表示された医用画
像は診断に供される。この表示された医用画像は、撮影
機種および撮影条件に応じた画像処理条件による画像処
理が施された医用画像であり、医用画像の種類によらず
診断上好ましい画像となっている。
画像、あるいは外部に送信され外部で表示された医用画
像は診断に供される。この表示された医用画像は、撮影
機種および撮影条件に応じた画像処理条件による画像処
理が施された医用画像であり、医用画像の種類によらず
診断上好ましい画像となっている。
【0058】また、画像処理条件操作部215は、操作
に応じて、画像処理条件記憶部218に記憶された画像
処理条件を変更したり、削除したり、あるいは画像処理
条件記憶部218に新たな画像処理条件を追加する作用
を成すものである。
に応じて、画像処理条件記憶部218に記憶された画像
処理条件を変更したり、削除したり、あるいは画像処理
条件記憶部218に新たな画像処理条件を追加する作用
を成すものである。
【0059】また、関心領域指定部216は、画像表示
部213に表示された医用画像上に所望の関心領域を操
作に応じて指定するものであり、関心領域指定部216
より関心領域が指定されると、画像表示部213は、医
用画像をその関心領域指定部で指定された関心領域を除
く領域の輝度を下げて表示する。このとき、関心領域指
定部216では、操作に応じて、その指定した関心領域
以外の領域の輝度の低下の程度を表わす係数も指定さ
れ、画像表示部213は、医用画像を、関心領域指定部
216で指定された関心領域を除く領域の輝度を、その
関心領域指定部216で指定された係数に応じた輝度に
まで下げて表示する。
部213に表示された医用画像上に所望の関心領域を操
作に応じて指定するものであり、関心領域指定部216
より関心領域が指定されると、画像表示部213は、医
用画像をその関心領域指定部で指定された関心領域を除
く領域の輝度を下げて表示する。このとき、関心領域指
定部216では、操作に応じて、その指定した関心領域
以外の領域の輝度の低下の程度を表わす係数も指定さ
れ、画像表示部213は、医用画像を、関心領域指定部
216で指定された関心領域を除く領域の輝度を、その
関心領域指定部216で指定された係数に応じた輝度に
まで下げて表示する。
【0060】また、この図3に示す画像処理装置200
には、部位認識部214も備えられており、画像処理部
212は、関心領域指定部216で関心領域が指定され
るとその指定された関心領域にあらわれた部位に応じた
画像処理条件での画像処理を施す機能を有する。
には、部位認識部214も備えられており、画像処理部
212は、関心領域指定部216で関心領域が指定され
るとその指定された関心領域にあらわれた部位に応じた
画像処理条件での画像処理を施す機能を有する。
【0061】ここで、部位認識部214は、1つの医用
画像(例えば胸部X線画像)にあらわれた複数の部位
(例えば肺野、肋骨、心臓等)の、その医用画像上の位
置を自動認識するものである。
画像(例えば胸部X線画像)にあらわれた複数の部位
(例えば肺野、肋骨、心臓等)の、その医用画像上の位
置を自動認識するものである。
【0062】さらに、画像表示部213は、複数の医用
画像を並べて表示する機能を有し、その場合、画像表示
部213は、関心領域指定部216により、画像表示部
213に表示された複数の医用画像のうちの1つの医用
画像について指定された関心領域と同一の関心領域をそ
れらの複数の医用画像に適用して、それら複数の医用画
像を、各医用画像の関心領域を除く領域の輝度を下げて
表示する機能も有する。
画像を並べて表示する機能を有し、その場合、画像表示
部213は、関心領域指定部216により、画像表示部
213に表示された複数の医用画像のうちの1つの医用
画像について指定された関心領域と同一の関心領域をそ
れらの複数の医用画像に適用して、それら複数の医用画
像を、各医用画像の関心領域を除く領域の輝度を下げて
表示する機能も有する。
【0063】また、この図3に示す画像処理装置には、
スキャニング処理指定部217も備えられている。この
スキャニング処理指定部217は、画像表示部213に
表示された医用画像上に関心領域(典型的には横方向あ
るいは縦方向に延びるスリット状の関心領域)を設定し
てその関心領域を所定方向(例えば横方向に延びるスリ
ットの場合は縦方向)に移動させるスキャニング処理を
操作に応じて指定するものである。
スキャニング処理指定部217も備えられている。この
スキャニング処理指定部217は、画像表示部213に
表示された医用画像上に関心領域(典型的には横方向あ
るいは縦方向に延びるスリット状の関心領域)を設定し
てその関心領域を所定方向(例えば横方向に延びるスリ
ットの場合は縦方向)に移動させるスキャニング処理を
操作に応じて指定するものである。
【0064】スキャニング処理指定部217によりスキ
ャニング処理が指定されると、画像表示部213には、
そのスキャニング処理指定部217で設定された関心領
域が順次移動した、その関心領域を除く領域の輝度が低
下した医用画像が表示される。このとき、スキャニング
処理指定部217による指定の態様によっては、画像処
理部212では、順次移動する関心領域に、部位認識部
214で認識された部位のうちの順次移動する関心領域
にあらわれた部位に応じた画像処理が施される。
ャニング処理が指定されると、画像表示部213には、
そのスキャニング処理指定部217で設定された関心領
域が順次移動した、その関心領域を除く領域の輝度が低
下した医用画像が表示される。このとき、スキャニング
処理指定部217による指定の態様によっては、画像処
理部212では、順次移動する関心領域に、部位認識部
214で認識された部位のうちの順次移動する関心領域
にあらわれた部位に応じた画像処理が施される。
【0065】画像表示部213は、スキャニング処理指
定部217によるスキャニング処理の指定に応じて、同
一タイミングで同一位置に同一の関心領域が設定される
とともにその関心領域が同一速度で同期して移動する複
数の医用画像を並べて表示することもできる。
定部217によるスキャニング処理の指定に応じて、同
一タイミングで同一位置に同一の関心領域が設定される
とともにその関心領域が同一速度で同期して移動する複
数の医用画像を並べて表示することもできる。
【0066】図4は、図3に示す画像処理装置中の画像
処理部212の詳細ブロック図である。
処理部212の詳細ブロック図である。
【0067】この画像処理部212では、輝度補正処理
2121、階調処理2122、周波数処理2123、ヒ
ストグラム解析およびウィンドウレベル処理2124が
実行される。これらの処理の詳細は後述する。
2121、階調処理2122、周波数処理2123、ヒ
ストグラム解析およびウィンドウレベル処理2124が
実行される。これらの処理の詳細は後述する。
【0068】ただし、上述した関心領域指定部216に
より指定された関心領域あるいはスキャニング処理指定
部217によりスキャニング処理が指定されたときのそ
のスキャニング処理の関心領域について画像処理を行な
うときは、ヒストグラム解析およびウィンドウレベル処
理2124は実行されない。
より指定された関心領域あるいはスキャニング処理指定
部217によりスキャニング処理が指定されたときのそ
のスキャニング処理の関心領域について画像処理を行な
うときは、ヒストグラム解析およびウィンドウレベル処
理2124は実行されない。
【0069】これは、関心領域全体の輝度が低いときに
はその関心領域を全体の輝度が低い状態のまま表示し、
関心領域全体の輝度が高いときにはその関心領域を全体
の輝度が高い状態のまま表示するための処置である。
はその関心領域を全体の輝度が低い状態のまま表示し、
関心領域全体の輝度が高いときにはその関心領域を全体
の輝度が高い状態のまま表示するための処置である。
【0070】図5は、本発明の画像処理プログラム記憶
媒体の一実施形態を示す図である。
媒体の一実施形態を示す図である。
【0071】この図5に示す画像処理プログラム記憶媒
体300は、画像処理プログラム310が記憶された状
態にある、例えば図2に示すハードディスク装置113
や、CD−ROM11やフロッピィディスク10等を代
表的に示すものであり、この画像処理プログラム記憶媒
体300には、データ取得部311、画像処理部31
2、画像表示部313、部位認識部314、画像処理条
件操作部315、関心領域指定部316、およびスキャ
ニング処理指定部317から構成された画像処理プログ
ラム310が記憶されている。
体300は、画像処理プログラム310が記憶された状
態にある、例えば図2に示すハードディスク装置113
や、CD−ROM11やフロッピィディスク10等を代
表的に示すものであり、この画像処理プログラム記憶媒
体300には、データ取得部311、画像処理部31
2、画像表示部313、部位認識部314、画像処理条
件操作部315、関心領域指定部316、およびスキャ
ニング処理指定部317から構成された画像処理プログ
ラム310が記憶されている。
【0072】この画像処理プログラム記憶媒体300
は、例えば図2に示す、画像処理プログラム310を記
憶した状態にあるCD−ROM11であり、その場合、
そのCD−ROMは本発明の画像処理プログラム記憶媒
体の一実施形態に相当する。そのCD−ROM11に記
憶された画像処理プログラム310がCD−ROMドラ
イブ115により読み取られてハードディスク装置11
3にインストールされ、さらにCPU111で実行され
ることにより、図1,図2に示すパーソナルコンピュー
タ100が本発明の画像処理装置の一実施形態として動
作する。画像処理プログラム310がインストールされ
た状態にあるハードディスク装置113も本発明の画像
処理プログラム記憶媒体の一実施形態に相当し、ハード
ディスク装置113にインストールされた画像処理プロ
グラム310がFDドライブ114によりフロッピィデ
ィスク10にダウンロードされたときは、その画像処理
プログラムを記憶した状態にあるフロッピィディスクも
本発明の画像処理プログラム記憶媒体の一実施形態に相
当する。
は、例えば図2に示す、画像処理プログラム310を記
憶した状態にあるCD−ROM11であり、その場合、
そのCD−ROMは本発明の画像処理プログラム記憶媒
体の一実施形態に相当する。そのCD−ROM11に記
憶された画像処理プログラム310がCD−ROMドラ
イブ115により読み取られてハードディスク装置11
3にインストールされ、さらにCPU111で実行され
ることにより、図1,図2に示すパーソナルコンピュー
タ100が本発明の画像処理装置の一実施形態として動
作する。画像処理プログラム310がインストールされ
た状態にあるハードディスク装置113も本発明の画像
処理プログラム記憶媒体の一実施形態に相当し、ハード
ディスク装置113にインストールされた画像処理プロ
グラム310がFDドライブ114によりフロッピィデ
ィスク10にダウンロードされたときは、その画像処理
プログラムを記憶した状態にあるフロッピィディスクも
本発明の画像処理プログラム記憶媒体の一実施形態に相
当する。
【0073】ここで、図5に示す画像処理プログラム3
10を構成する、データ取得部311、画像処理部31
2、画像表示部313、部位認識部314、画像処理条
件操作部315、関心領域指定部316、およびスキャ
ニング処理指定部317は、図3に示す画像処理装置2
00を構成する、データ取得部211、画像処理部21
2、画像表示部213、部位認識部214、画像処理条
件操作部215、関心領域指定部216、およびスキャ
ニング処理指定部217にそれぞれ対応する。ただし、
図3の画像処理装置200の各要素は、図1,図2に示
すパーソナルコンピュータ100のハードウェアと、そ
こで実行されるソフトウェアとの組合せをいい、図5に
示す画像処理プログラム310を構成する各要素は、同
一の名称を用いてはいても、それらハードウェアとソフ
トウェアのうち、アプリケーションプログラムの部分の
みをいう。
10を構成する、データ取得部311、画像処理部31
2、画像表示部313、部位認識部314、画像処理条
件操作部315、関心領域指定部316、およびスキャ
ニング処理指定部317は、図3に示す画像処理装置2
00を構成する、データ取得部211、画像処理部21
2、画像表示部213、部位認識部214、画像処理条
件操作部215、関心領域指定部216、およびスキャ
ニング処理指定部217にそれぞれ対応する。ただし、
図3の画像処理装置200の各要素は、図1,図2に示
すパーソナルコンピュータ100のハードウェアと、そ
こで実行されるソフトウェアとの組合せをいい、図5に
示す画像処理プログラム310を構成する各要素は、同
一の名称を用いてはいても、それらハードウェアとソフ
トウェアのうち、アプリケーションプログラムの部分の
みをいう。
【0074】図6は、輝度補正処理の原理説明図であ
る。図6(A)は輝度補正処理前を表し、図6(B)は
輝度補正処理後を表す。図6(A),(B)の横軸は、
画像濃度によって区分される画像の場所(胸部画像の場
合は、肺野、縦隔部、横隔膜等)を示し、縦軸は画像の
階調値を示す。図6からわかるように階調変化の小さい
部分に対しては、処理前画像の状態(画像の階調変化状
態)を保ち、階調変化の大きい部分に対してのみ、ダイ
ナミックレンジを狭くすることにより、視覚的にコント
ラストを低下させないような画像を得ることができる。
る。図6(A)は輝度補正処理前を表し、図6(B)は
輝度補正処理後を表す。図6(A),(B)の横軸は、
画像濃度によって区分される画像の場所(胸部画像の場
合は、肺野、縦隔部、横隔膜等)を示し、縦軸は画像の
階調値を示す。図6からわかるように階調変化の小さい
部分に対しては、処理前画像の状態(画像の階調変化状
態)を保ち、階調変化の大きい部分に対してのみ、ダイ
ナミックレンジを狭くすることにより、視覚的にコント
ラストを低下させないような画像を得ることができる。
【0075】ここで用いられている輝度補正処理の基本
的なアルゴリズムは、ISO/IEC 12087−2
Image Processing and Int
erchange (IPI)のPart2 Prog
rammer’s imaging kernel s
ystem application program
interfaceで国際標準化されているconv
olution(コンボリューション)のアルゴリズム
を参考にして、医用画像診断用に新しく実現したもので
ある。
的なアルゴリズムは、ISO/IEC 12087−2
Image Processing and Int
erchange (IPI)のPart2 Prog
rammer’s imaging kernel s
ystem application program
interfaceで国際標準化されているconv
olution(コンボリューション)のアルゴリズム
を参考にして、医用画像診断用に新しく実現したもので
ある。
【0076】図7は、図4に示す画像処理部212にお
ける輝度補正処理2121を実行するための輝度補正処
理プログラムのフローチャートである。
ける輝度補正処理2121を実行するための輝度補正処
理プログラムのフローチャートである。
【0077】先ずステップaにおいて、 原画像:S(x,y,z,t,b) インパルス応答配列H(x,y) 荷重係数weight をこのプログラム内に入力する。これらのうち、原画像
S(x,y,z,t,b)を除く、インパルス応答配列
H(x,y),荷重係数weightは、原画像S
(x,y,z,t,b)に対応する画像処理条件であ
る。
S(x,y,z,t,b)を除く、インパルス応答配列
H(x,y),荷重係数weightは、原画像S
(x,y,z,t,b)に対応する画像処理条件であ
る。
【0078】ここで、原画像S(x,y,z,t,b)
は、その処理を実行する前の画像(ここではコンボリュ
ーション処理を実行する前の画像)であり、その原画像
S(x,y,z,t,b)のx,y,z,t,bは、そ
れぞれ、水平方向の位置、垂直方向の位置、奥行き、時
間、帯域を表わしている。z(奥行き)は、MRI等で
得られるような3次元情報を扱う場合であり、t(時
間)は、超音波、内視鏡等時間情報(動画)を扱う場合
であり、b(帯域)は、例えばR,G,B3色の画像を
扱う場合のR,G,Bの区別等である。
は、その処理を実行する前の画像(ここではコンボリュ
ーション処理を実行する前の画像)であり、その原画像
S(x,y,z,t,b)のx,y,z,t,bは、そ
れぞれ、水平方向の位置、垂直方向の位置、奥行き、時
間、帯域を表わしている。z(奥行き)は、MRI等で
得られるような3次元情報を扱う場合であり、t(時
間)は、超音波、内視鏡等時間情報(動画)を扱う場合
であり、b(帯域)は、例えばR,G,B3色の画像を
扱う場合のR,G,Bの区別等である。
【0079】また、インパルス応答配列H(x,y)
は、ここでは一様な値を持ったマスクを表しており、こ
の配列サイズ(マスクサイズ)により、画像の持つ周波
数成分のうち最も強調される周波数が定まる。すなわ
ち、大きいサイズのマスクを用いれば低周波数成分の画
像が強調され、逆に小さいサイズのマスクを用いれば高
周波成分の画像が強調される。
は、ここでは一様な値を持ったマスクを表しており、こ
の配列サイズ(マスクサイズ)により、画像の持つ周波
数成分のうち最も強調される周波数が定まる。すなわ
ち、大きいサイズのマスクを用いれば低周波数成分の画
像が強調され、逆に小さいサイズのマスクを用いれば高
周波成分の画像が強調される。
【0080】このように、非鮮鋭マスクサイズを変化さ
せることにより、診断に重要な周波数帯域を強調し、診
断目的に適した診断用画像を作ることができる。
せることにより、診断に重要な周波数帯域を強調し、診
断目的に適した診断用画像を作ることができる。
【0081】輝度補正処理で適用した配列サイズ(マス
クサイズ)は、胸部画像の場合、肺野、縦隔膜などの大
まかな構造の変化に対応する低周波成分の画像が強調さ
れるようなマスクサイズにした。
クサイズ)は、胸部画像の場合、肺野、縦隔膜などの大
まかな構造の変化に対応する低周波成分の画像が強調さ
れるようなマスクサイズにした。
【0082】荷重係数weightは輝度補正の程度を
表わす定数である。
表わす定数である。
【0083】また、図7のステップa1では、ステップ
a4で行なわれるコンボリューションにおいて、画像境
界処理を行なうか否かが指示入力される。この画像境界
処理に関しても、その都度オペレータが入力するのに代
え、撮影条件に対応した画像処理条件の1つとして記憶
しておき、その画像処理条件の1つとしての画像境界処
理の有、無をこの輝度補正処理プログラムに入力しても
良い。
a4で行なわれるコンボリューションにおいて、画像境
界処理を行なうか否かが指示入力される。この画像境界
処理に関しても、その都度オペレータが入力するのに代
え、撮影条件に対応した画像処理条件の1つとして記憶
しておき、その画像処理条件の1つとしての画像境界処
理の有、無をこの輝度補正処理プログラムに入力しても
良い。
【0084】ステップa2では、輝度補正画像D(x,
y,z,t,b)、フィルタ画像A(x,y,z,t,
b)、輝度補正係数曲線DRTが生成される。このステ
ップa2では、輝度補正画像D(x,y,z,t,
b)、およびフィルタ画像A(x,y,z,t,b)に
関しては、それらの配列(領域)のみ確保される。
y,z,t,b)、フィルタ画像A(x,y,z,t,
b)、輝度補正係数曲線DRTが生成される。このステ
ップa2では、輝度補正画像D(x,y,z,t,
b)、およびフィルタ画像A(x,y,z,t,b)に
関しては、それらの配列(領域)のみ確保される。
【0085】表4は、輝度補正係数テーブルを示した
表、図8は輝度補正曲線を示した図である。
表、図8は輝度補正曲線を示した図である。
【0086】
【表4】
【0087】表4に示すような輝度補正係数テーブルが
あらかじめ記憶されており、図7のステップa2では、
その輝度補正係数テーブルの各値の間を直線補間するこ
とにより、図8に実線で示すような輝度補正係数曲線D
RTが生成される。この図8に示す輝度補正係数曲線の
横軸は画像階調値(各点の規格化された濃度)、縦軸
は、輝度補正の度合を表わすDRT値である。尚、図8
に示す一点鎖線は、もう1つの輝度補正係数曲線を表わ
している。
あらかじめ記憶されており、図7のステップa2では、
その輝度補正係数テーブルの各値の間を直線補間するこ
とにより、図8に実線で示すような輝度補正係数曲線D
RTが生成される。この図8に示す輝度補正係数曲線の
横軸は画像階調値(各点の規格化された濃度)、縦軸
は、輝度補正の度合を表わすDRT値である。尚、図8
に示す一点鎖線は、もう1つの輝度補正係数曲線を表わ
している。
【0088】図7のステップa3では、次のステップa
4,a5の処理が画像の全範囲について終了したか否か
が判定され、未だ全範囲については終了していないとき
は、次の1画素についてステップa4,a5の処理が行
なわれ、画像の全範囲についてステップa4,a5の処
理が終了したときは、この輝度補正処理を抜ける。
4,a5の処理が画像の全範囲について終了したか否か
が判定され、未だ全範囲については終了していないとき
は、次の1画素についてステップa4,a5の処理が行
なわれ、画像の全範囲についてステップa4,a5の処
理が終了したときは、この輝度補正処理を抜ける。
【0089】ステップa4では、今注目としている1画
素についてコンボリューション処理が行なわれる。
素についてコンボリューション処理が行なわれる。
【0090】ステップa4の、 A(x,y,z,t,b)=S(x,y,z,t,b)(*)H(x,y) ……(1) は、今注目している1画素を中心としたH(x,y)の
領域内の画素値の平均値を、改めてその注目している1
画素の画素値とする処理を表わしており、フィルタ画像
A(x,y,z,t,b)は、上記の演算により、高周
波成分が低減した、ボケた画像となる。
領域内の画素値の平均値を、改めてその注目している1
画素の画素値とする処理を表わしており、フィルタ画像
A(x,y,z,t,b)は、上記の演算により、高周
波成分が低減した、ボケた画像となる。
【0091】ステップa5では、今注目している1画素
について輝度補正処理が行なわれる。ステップa5の、 D(x,y,z,t,b)=S(x,y,z,t,b) +weight*DRT{A(x,y,z,t,b)} ……(2) のうちの、DRT{A(x,y,z,t,b)}は、今
注目している画素の、フィルタ画素A(x,y,z,
t,b)の画素値に応じたDRT値(図8参照)を表わ
し、(2)式は、そのDRT値を係数weightで重
み付けた値を、原画像S(x,y,z,t,b)の同じ
画素の画素値に加算することを意味している。このよう
にして、図8に実線で示すようなDRT曲線を採用する
ことにより、図6に示すような輝度補正処理が実現す
る。この図6に示す輝度補正処理では、輝度の高い(白
っぽい)部分の輝度が下げられているが、図8に一点鎖
線で示すDRT曲線を採用すると輝度の低い(黒っぽ
い)部分の輝度が上げられることになる。
について輝度補正処理が行なわれる。ステップa5の、 D(x,y,z,t,b)=S(x,y,z,t,b) +weight*DRT{A(x,y,z,t,b)} ……(2) のうちの、DRT{A(x,y,z,t,b)}は、今
注目している画素の、フィルタ画素A(x,y,z,
t,b)の画素値に応じたDRT値(図8参照)を表わ
し、(2)式は、そのDRT値を係数weightで重
み付けた値を、原画像S(x,y,z,t,b)の同じ
画素の画素値に加算することを意味している。このよう
にして、図8に実線で示すようなDRT曲線を採用する
ことにより、図6に示すような輝度補正処理が実現す
る。この図6に示す輝度補正処理では、輝度の高い(白
っぽい)部分の輝度が下げられているが、図8に一点鎖
線で示すDRT曲線を採用すると輝度の低い(黒っぽ
い)部分の輝度が上げられることになる。
【0092】図9は、図7のステップa4におけるコン
ボリューション処理ルーチンを表わすフローチャートで
ある。
ボリューション処理ルーチンを表わすフローチャートで
ある。
【0093】ステップb1では、画像の境界判定、即
ち、マスクH(x,y)を今注目している1画素を中心
に原画像に重ねた時、そのマスクH(x,y)が原画像
の端から食み出るか否かの判定が行なわれる。
ち、マスクH(x,y)を今注目している1画素を中心
に原画像に重ねた時、そのマスクH(x,y)が原画像
の端から食み出るか否かの判定が行なわれる。
【0094】境界にかかっていないとき(食み出ていな
いとき)は、ステップb2に進み、ステップb3の処理
がマスクH(x,y)の全域について行なわれたか否か
が判定され、ステップb3では、マスクH(x,y)の
全域について各画素ごとに原画像S(x,y,z,t,
b)とマスクH(x,y)とが乗算されその乗算結果が
フィルタ画素A(x,y,z,t,b)の、今注目して
いる1画素の値として累算される。
いとき)は、ステップb2に進み、ステップb3の処理
がマスクH(x,y)の全域について行なわれたか否か
が判定され、ステップb3では、マスクH(x,y)の
全域について各画素ごとに原画像S(x,y,z,t,
b)とマスクH(x,y)とが乗算されその乗算結果が
フィルタ画素A(x,y,z,t,b)の、今注目して
いる1画素の値として累算される。
【0095】マスクH(x,y)の全域についての累算
が終了すると、ステップb8に進み、その1画素につい
て、累算により求められた累算値を平均値に戻すスケー
ルファクタ処理が行なわれて、このコンボリューション
ルーチンを抜ける。
が終了すると、ステップb8に進み、その1画素につい
て、累算により求められた累算値を平均値に戻すスケー
ルファクタ処理が行なわれて、このコンボリューション
ルーチンを抜ける。
【0096】ステップb1において、今注目している1
画素に関し、マスクH(x,y)が原画像S(x,y,
z,t,b)の境界から食み出していると判定された時
は、ステップb4に進み、ステップb4では、境界処理
を行なうことが指定されているか否かが判定される。境
界処理を行なわない場合は、ステップb9に進み、今注
目している1画素については、原画像の画素値をそのま
まフィルタ画像の画像値として採用して、このコンボリ
ューション処理ルーチンを抜ける。
画素に関し、マスクH(x,y)が原画像S(x,y,
z,t,b)の境界から食み出していると判定された時
は、ステップb4に進み、ステップb4では、境界処理
を行なうことが指定されているか否かが判定される。境
界処理を行なわない場合は、ステップb9に進み、今注
目している1画素については、原画像の画素値をそのま
まフィルタ画像の画像値として採用して、このコンボリ
ューション処理ルーチンを抜ける。
【0097】ステップa4で境界処理を行なう旨判定さ
れたときは、ステップb5に進み、次の2つのステップ
b6,b7がマスクH(x,y)の全域について終了し
たか否かが判定される。
れたときは、ステップb5に進み、次の2つのステップ
b6,b7がマスクH(x,y)の全域について終了し
たか否かが判定される。
【0098】ステップb6では境界処理が行なわれ、ス
テップb7ではその境界処理後の画像について、ステッ
プb3と同様にして、累算が行なわれる。
テップb7ではその境界処理後の画像について、ステッ
プb3と同様にして、累算が行なわれる。
【0099】ステップb6で採用した境界処理方法は、
ISO/IEC 12087−2Image Proc
essing and Interchange(IP
I)のPart2 Programmer’s ima
ging kernelsystem applica
tion program interfaceで国際
標準化されているconvolve_2dのrefle
cted exterior modeアルゴリズムを
参考に実現したものである。この境界処理は、いわば原
画像の境界で線対称となるように画素値を折り返すこと
により、原画像の境界の外側にまで画素を増やす処理で
ある。
ISO/IEC 12087−2Image Proc
essing and Interchange(IP
I)のPart2 Programmer’s ima
ging kernelsystem applica
tion program interfaceで国際
標準化されているconvolve_2dのrefle
cted exterior modeアルゴリズムを
参考に実現したものである。この境界処理は、いわば原
画像の境界で線対称となるように画素値を折り返すこと
により、原画像の境界の外側にまで画素を増やす処理で
ある。
【0100】ステップb5で、今注目している1画素に
ついて累算値が求められるとステップb8に進み、ステ
ップb8では平均値が求められる。
ついて累算値が求められるとステップb8に進み、ステ
ップb8では平均値が求められる。
【0101】以上のようにして画像としてボケたフィル
タ画像A(x,y,z,t,b)が生成される。
タ画像A(x,y,z,t,b)が生成される。
【0102】尚、境界処理を行なうか行なわないかの基
準は、意味のある情報を含んだ画像が原画像の周縁領域
にまで広がっているか否かであり、意味のある情報が周
縁領域にまで広がっているときは、画像処理に多少時間
がかかっても境界処理を行なうことが好ましく、周縁領
域には意味のある情報が少ないときは、境界処理を省略
して画像処理に要する時間を短縮することが好ましい。
準は、意味のある情報を含んだ画像が原画像の周縁領域
にまで広がっているか否かであり、意味のある情報が周
縁領域にまで広がっているときは、画像処理に多少時間
がかかっても境界処理を行なうことが好ましく、周縁領
域には意味のある情報が少ないときは、境界処理を省略
して画像処理に要する時間を短縮することが好ましい。
【0103】図10は、図4に示す画像処理部212に
おける階調処理2122を実行するための階調処理プロ
グラムのフローチャートである。
おける階調処理2122を実行するための階調処理プロ
グラムのフローチャートである。
【0104】ステップc1では、原画像(階調処理前の
画像)S(x,y,z,t,b)と、非線形変換曲線デ
ータLOOK{}を入力する。非線形変換曲線データL
OOK{}は、画像処理条件(表1〜表3参照)の階調
処理パラメータ(A点〜I点)に基づいて後述するよう
にして作成されたルックアップテーブルである。
画像)S(x,y,z,t,b)と、非線形変換曲線デ
ータLOOK{}を入力する。非線形変換曲線データL
OOK{}は、画像処理条件(表1〜表3参照)の階調
処理パラメータ(A点〜I点)に基づいて後述するよう
にして作成されたルックアップテーブルである。
【0105】ステップc2では、階調処理画像D(x,
y,z,t,b)を生成する。尚、ここでは、階調処理
画像用の領域の確保を意味し、階調処理画像の各画素の
値はステップc4で作成される。
y,z,t,b)を生成する。尚、ここでは、階調処理
画像用の領域の確保を意味し、階調処理画像の各画素の
値はステップc4で作成される。
【0106】ステップc3では、ステップc4の処理が
画像の全範囲にわたって終了したか否か判定され、未だ
のときは、1画素ずつステップc4の処理が行なわれ
る。
画像の全範囲にわたって終了したか否か判定され、未だ
のときは、1画素ずつステップc4の処理が行なわれ
る。
【0107】ステップc4では、ルックアップテーブル
形式の非線形変換曲線データLOOK{}を参照して各
画素値の変換が行なわれる。
形式の非線形変換曲線データLOOK{}を参照して各
画素値の変換が行なわれる。
【0108】図11は、非線形変換曲線データLOOK
{}が示す、原画像の画素値と階調変換画像の画素値と
の対応関係を表わすグラフである。
{}が示す、原画像の画素値と階調変換画像の画素値と
の対応関係を表わすグラフである。
【0109】原画像(横軸)については、0.0(最小
濃度)から1.0(最大濃度)までの間、等間隔に9点
(A点〜I点)取り、階調変換画像(縦軸)には、各点
について画像処理条件(表1〜表3参照)の階調処理パ
ラメータ(A点〜I点)を当てはめる。これらの9点を
スプライン曲線で滑らかにつないだものがこの非線形変
換曲線データLOOK{}である。スプライン曲線は、
「CQ出版社 改訂Cによる科学技術計算 小池 慎一
著」の雲形定期的スプライン曲線のアルゴリズムを参
考にして実現している。
濃度)から1.0(最大濃度)までの間、等間隔に9点
(A点〜I点)取り、階調変換画像(縦軸)には、各点
について画像処理条件(表1〜表3参照)の階調処理パ
ラメータ(A点〜I点)を当てはめる。これらの9点を
スプライン曲線で滑らかにつないだものがこの非線形変
換曲線データLOOK{}である。スプライン曲線は、
「CQ出版社 改訂Cによる科学技術計算 小池 慎一
著」の雲形定期的スプライン曲線のアルゴリズムを参
考にして実現している。
【0110】図12は、非線形変換曲線データ作成処理
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【0111】先ずステップd1において、x軸(原画
像)とy軸(階調変換画像)の9点(A点〜I点)の座
標値と、データ間の区間間隔値を入力し、非線形変換曲
線データの格納領域LOOK{}を確保する。
像)とy軸(階調変換画像)の9点(A点〜I点)の座
標値と、データ間の区間間隔値を入力し、非線形変換曲
線データの格納領域LOOK{}を確保する。
【0112】スプライン曲線を作成するにあたっては、
両端と中央とで異なる処理が必要であるため、ステップ
d2において最初の区間(A点〜B点の間)の非線形変
換曲線データを生成し、ステップd3において中間の区
間(B点〜H点の間)の非線形変換曲線データを生成
し、ステップd4において最後の区間(H点〜I点の
間)の非線形変換曲線データを生成する。
両端と中央とで異なる処理が必要であるため、ステップ
d2において最初の区間(A点〜B点の間)の非線形変
換曲線データを生成し、ステップd3において中間の区
間(B点〜H点の間)の非線形変換曲線データを生成
し、ステップd4において最後の区間(H点〜I点の
間)の非線形変換曲線データを生成する。
【0113】図10のステップc1では、このようにし
てあらかじめ作成された非線形変換曲線データLOOK
{}が入力され、あるいはそのステップc1においてそ
の非線形変換曲線データLOOK{}が作成される。
てあらかじめ作成された非線形変換曲線データLOOK
{}が入力され、あるいはそのステップc1においてそ
の非線形変換曲線データLOOK{}が作成される。
【0114】次に、図4に示す画像処理部212におけ
る周波数処理2123について説明する。
る周波数処理2123について説明する。
【0115】図13は、原画像の階調値に対する、周波
数強調の度合いを表わす周波数係数を示す図である。
数強調の度合いを表わす周波数係数を示す図である。
【0116】周波数強調タイプFは、原画像の階調値の
いかんにかかわらず周波数係数は常に1.0であること
を意味し、周波数強調タイプZは、原画像の階調値が大
きい(画像の濃度が高い(輝度が低い))ほど、より強
く周波数強調を行なうことを意味し、周波数強調タイプ
Yは、原画像の階調値が小さい(画像の濃度が低い(輝
度が高い))ほど、より強く周波数強調を行なうことを
意味している。表1〜表3に示すように、画像処理条件
の1つとしてこの周波数強調タイプが指定されている。
いかんにかかわらず周波数係数は常に1.0であること
を意味し、周波数強調タイプZは、原画像の階調値が大
きい(画像の濃度が高い(輝度が低い))ほど、より強
く周波数強調を行なうことを意味し、周波数強調タイプ
Yは、原画像の階調値が小さい(画像の濃度が低い(輝
度が高い))ほど、より強く周波数強調を行なうことを
意味している。表1〜表3に示すように、画像処理条件
の1つとしてこの周波数強調タイプが指定されている。
【0117】ただし、図13に一点鎖線Z’で示すよう
に周波数強調を行なう原画像濃度域(輝度域)の下限値
および上限値を設定することができ、その下限値と上限
値とに挟まれた域内のみ周波数強調が行なわれる。
に周波数強調を行なう原画像濃度域(輝度域)の下限値
および上限値を設定することができ、その下限値と上限
値とに挟まれた域内のみ周波数強調が行なわれる。
【0118】図14は、周波数処理プログラムのフロー
チャートである。
チャートである。
【0119】先ずステップe1において、原画像(周波
数処理前の画像)S(x,y,z,t,b)、インパル
ス応答配列(ここでは一様なマスク)H(x,y) 荷重係数W1,W2 周波数強調タイプ(F,V,Zのいずれか) コンボリューション画像境界処理を行なうか否かの指示
を入力する。これらのうち、インパルス応答配列H
(x,y)は画像処理条件中にマスクサイズとして指定
されており、荷重係数W1,W2および周波数強調タイ
プも画像処理条件として指定されている。
数処理前の画像)S(x,y,z,t,b)、インパル
ス応答配列(ここでは一様なマスク)H(x,y) 荷重係数W1,W2 周波数強調タイプ(F,V,Zのいずれか) コンボリューション画像境界処理を行なうか否かの指示
を入力する。これらのうち、インパルス応答配列H
(x,y)は画像処理条件中にマスクサイズとして指定
されており、荷重係数W1,W2および周波数強調タイ
プも画像処理条件として指定されている。
【0120】コンボリューション画像境界処理は、ここ
ではオプションとなっており、1回の画像処理ごとにオ
ペレータが指示するように構成されているが、この画像
境界処理を行なうか否かの指定も画像処理条件の1つと
してあらかじめ指定しておいてもよい。
ではオプションとなっており、1回の画像処理ごとにオ
ペレータが指示するように構成されているが、この画像
境界処理を行なうか否かの指定も画像処理条件の1つと
してあらかじめ指定しておいてもよい。
【0121】ステップe2では、周波数処理を行なった
後の画像(周波数処理画像)D(x,y,z,t,
b)、ローパスフィルタ画像A(x,y,z,t,
b)、および周波数強調係数テーブルRTが生成され
る。周波数処理画像D(x,y,z,t,b)およびロ
ーパスフィルタ画像A(x,y,z,t,b)について
は、このステップe2ではそれらを格納する領域が確保
されることを意味し、実際のデータは、ステップe4,
e5で作成される。周波数強調係数テーブルRTは、図
13に示すいくつかの周波数強調タイプF,Y,Zのう
ちの画像処理条件により指定された周波数強調タイプ
(例えば表1の場合、周波数強調タイプZ)について各
階調値ごとの係数を求め、テーブル形式にまとめたもの
である。
後の画像(周波数処理画像)D(x,y,z,t,
b)、ローパスフィルタ画像A(x,y,z,t,
b)、および周波数強調係数テーブルRTが生成され
る。周波数処理画像D(x,y,z,t,b)およびロ
ーパスフィルタ画像A(x,y,z,t,b)について
は、このステップe2ではそれらを格納する領域が確保
されることを意味し、実際のデータは、ステップe4,
e5で作成される。周波数強調係数テーブルRTは、図
13に示すいくつかの周波数強調タイプF,Y,Zのう
ちの画像処理条件により指定された周波数強調タイプ
(例えば表1の場合、周波数強調タイプZ)について各
階調値ごとの係数を求め、テーブル形式にまとめたもの
である。
【0122】ステップe3では1画素ごとに行なうステ
ップe4,e5の処理が画像の全範囲について終了した
か否かが判定され、その全範囲内の各画素について1画
素ごとにステップe4,e5の処理が行なわれる。
ップe4,e5の処理が画像の全範囲について終了した
か否かが判定され、その全範囲内の各画素について1画
素ごとにステップe4,e5の処理が行なわれる。
【0123】ステップe4は、コンボリューションであ
り、図9を参照して説明済であるため、ここでは重複説
明は省略する。コンボリューションの結果、高周波数成
分が低下した、いわゆるボケた画像A(x,y,z,
t,b)が生成される。
り、図9を参照して説明済であるため、ここでは重複説
明は省略する。コンボリューションの結果、高周波数成
分が低下した、いわゆるボケた画像A(x,y,z,
t,b)が生成される。
【0124】ステップe5では、 D(x,y,z,t,b)=S(x,y,z,t,b) +(W1*RT[S(x,y,z,t,b)]*S(x,y,z,t,b) +W2*RT[S(x,y,z,t,b)]*A(x,y,z,t,b)] ……(3) に従った周波数処理が行なわれる。
【0125】この(3)式中のRT[S(x,y,z,
t,b)]は、今注目している画素の、原画像S(x,
y,z,t,b)の画素値(図13の横軸)に対応する
周波数係数(図13の縦軸)である。
t,b)]は、今注目している画素の、原画像S(x,
y,z,t,b)の画素値(図13の横軸)に対応する
周波数係数(図13の縦軸)である。
【0126】(3)式中のW1*RT[S(x,y,
z,t,b)]*S(x,y,z,t,b)は、上記の
ようにして求めたRT[S(x,y,z,t,b)]に
荷重係数W1を乗算し、さらにその注目している画素
の、原画像S(x,y,z,t,b)の画素値を乗算す
ることを意味している。
z,t,b)]*S(x,y,z,t,b)は、上記の
ようにして求めたRT[S(x,y,z,t,b)]に
荷重係数W1を乗算し、さらにその注目している画素
の、原画像S(x,y,z,t,b)の画素値を乗算す
ることを意味している。
【0127】また、これと同様に、(3)式中のW2*
RT[S(x,y,z,t,b)]*A(x,y,z,
t,b)は、RT[S(x,y,z,t,b)]に荷重
係数W2を乗算し、さらにその注目している画素のロー
パスフィルタ画像A(x,y,z,t,b)における画
素値を乗算することを意味している。
RT[S(x,y,z,t,b)]*A(x,y,z,
t,b)は、RT[S(x,y,z,t,b)]に荷重
係数W2を乗算し、さらにその注目している画素のロー
パスフィルタ画像A(x,y,z,t,b)における画
素値を乗算することを意味している。
【0128】したがって(3)式は、それらW1*RT
[S(x,y,z,t,b)]*S(x,y,z,t,
b)とW2*RT[S(x,y,z,t,b)]*A
(x,y,z,t,b)を、原画像S(x,y,z,
t,b)の、その注目している画素の画素値に加算する
ことを意味している。ここで荷重係数W2はマイナスの
値を持っており、したがって(3)式はボケた画像成分
(低周波成分)を低減させ、高周波成分を強調する演算
式である。
[S(x,y,z,t,b)]*S(x,y,z,t,
b)とW2*RT[S(x,y,z,t,b)]*A
(x,y,z,t,b)を、原画像S(x,y,z,
t,b)の、その注目している画素の画素値に加算する
ことを意味している。ここで荷重係数W2はマイナスの
値を持っており、したがって(3)式はボケた画像成分
(低周波成分)を低減させ、高周波成分を強調する演算
式である。
【0129】ここで、周波数強調タイプという考え方を
使用せずW1、W2の定数だけで周波数処理を行なうと
全濃度域に対して一定の割合で強調されることになる
が、胸部画像の場合、縦隔部や横隔膜などの低濃度域で
雑音を増幅したりして画像診断の妨げとなったり、また
は肺野では肺紋理などの正常構造が過大な強調によって
異常所見と誤って診断される可能性がある。そこでここ
では、周波数強調タイプという考え方を取り入れること
によってこのような欠点を取り除いている。
使用せずW1、W2の定数だけで周波数処理を行なうと
全濃度域に対して一定の割合で強調されることになる
が、胸部画像の場合、縦隔部や横隔膜などの低濃度域で
雑音を増幅したりして画像診断の妨げとなったり、また
は肺野では肺紋理などの正常構造が過大な強調によって
異常所見と誤って診断される可能性がある。そこでここ
では、周波数強調タイプという考え方を取り入れること
によってこのような欠点を取り除いている。
【0130】次に、図4に示す画像処理部212におけ
るヒストグラム解析及びウィンドウ処理2124につい
て説明する。
るヒストグラム解析及びウィンドウ処理2124につい
て説明する。
【0131】図15は、ヒストグラム解析及びウィンド
ウ処理プログラムのフローチャートである。
ウ処理プログラムのフローチャートである。
【0132】ここでは、先ずステップf1において、原
画像(この処理を行なう前の画像)S(x,y,z,
t,b)を入力し、ステップf2において、その原画像
のヒストグラム解析を行なって最大・最小画素値を検出
し、それに基づいてウィンドウ幅(最大画素値−最小画
素値)width、およびセンター値((最大画素値+
最小画素値/2))centerを算出する。
画像(この処理を行なう前の画像)S(x,y,z,
t,b)を入力し、ステップf2において、その原画像
のヒストグラム解析を行なって最大・最小画素値を検出
し、それに基づいてウィンドウ幅(最大画素値−最小画
素値)width、およびセンター値((最大画素値+
最小画素値/2))centerを算出する。
【0133】ステップf3では、濃度変換処理画像D
(x,y,z,t,b)および濃度変換テーブルLOO
K{}を生成する。尚このステップf3では、それらを
格納する領域が確保されることを意味し、実際のデータ
は、濃度変換テーブルLOOK{}についてはステップ
f5において作成され、濃度変換処理画像D(x,y,
z,t,b)についてはステップf7において作成され
る。
(x,y,z,t,b)および濃度変換テーブルLOO
K{}を生成する。尚このステップf3では、それらを
格納する領域が確保されることを意味し、実際のデータ
は、濃度変換テーブルLOOK{}についてはステップ
f5において作成され、濃度変換処理画像D(x,y,
z,t,b)についてはステップf7において作成され
る。
【0134】ステップf4では、ステップf5における
ウィンドウレベル処理が全濃度範囲について終了したか
否かが判定され、未だ終了していないときは、各濃度に
ついて順次に、 LOOK{e}=(e/width−center/width+0.5) *d_MAX ……(4) に従って、ルックアップテーブル形式の濃度変換テーブ
ルLOOK{e}が作成される。
ウィンドウレベル処理が全濃度範囲について終了したか
否かが判定され、未だ終了していないときは、各濃度に
ついて順次に、 LOOK{e}=(e/width−center/width+0.5) *d_MAX ……(4) に従って、ルックアップテーブル形式の濃度変換テーブ
ルLOOK{e}が作成される。
【0135】この濃度変換テーブルLOOK{}は、原
画像S(x,y,z,t,b)を例えば図1に示す画像
表示装置120の表示画面121に表示する場合におい
て、その原画像の最大濃度を画像表示画面121上で表
現することのできる最大濃度(最小輝度)d_MAXに
変換し、その原画像の最小濃度を、表示画面121上で
表現することのできる最低濃度(最大輝度)0.0に変
換するためのテーブルである。
画像S(x,y,z,t,b)を例えば図1に示す画像
表示装置120の表示画面121に表示する場合におい
て、その原画像の最大濃度を画像表示画面121上で表
現することのできる最大濃度(最小輝度)d_MAXに
変換し、その原画像の最小濃度を、表示画面121上で
表現することのできる最低濃度(最大輝度)0.0に変
換するためのテーブルである。
【0136】ステップf5では、各濃度値ごとに順次に
濃度変換テーブルLOOK{}が作成され、全濃度範囲
について作成が終了するとステップf6に進む。
濃度変換テーブルLOOK{}が作成され、全濃度範囲
について作成が終了するとステップf6に進む。
【0137】ステップf6は、原画像の全画素範囲につ
いてステップf7の濃度変換処理が終了したか否かがモ
ニタされ、未だのときはステップf7に進み、1画素ご
とに濃度変換テーブルLOOK{}が参照されて原画像
S(x,y,z,t,b)が濃度変換処理画像D(x,
y,z,t,b)に変換される。
いてステップf7の濃度変換処理が終了したか否かがモ
ニタされ、未だのときはステップf7に進み、1画素ご
とに濃度変換テーブルLOOK{}が参照されて原画像
S(x,y,z,t,b)が濃度変換処理画像D(x,
y,z,t,b)に変換される。
【0138】このようにして作成された濃度変換処理画
像D(x,y,z,t,b)は、図3,図4に示す画像
処理部212から出力画像として出力され、その出力画
像は例えば図3に示す画像表示部213に入力されて、
例えば図1に示す表示画面121上に診断用の画像とし
て表示出力される。
像D(x,y,z,t,b)は、図3,図4に示す画像
処理部212から出力画像として出力され、その出力画
像は例えば図3に示す画像表示部213に入力されて、
例えば図1に示す表示画面121上に診断用の画像とし
て表示出力される。
【0139】ここでは、上述のように、医用画像の撮影
機種および撮影条件に応じた画像処理条件に基づく画像
処理を行なうことによって、医用画像の種類を問わず常
に診断適性に優れた出力画像を得ることができる。
機種および撮影条件に応じた画像処理条件に基づく画像
処理を行なうことによって、医用画像の種類を問わず常
に診断適性に優れた出力画像を得ることができる。
【0140】図16は、本実施形態による処理の効果の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【0141】ここでは、CR胸部画像における肺結節患
者(異常者)の15症例と正常患者の8症例との計23
症例で放射線科の読影医によってReceiver O
perating Characteristic(受
信者動作特性)解析評価法でフィルムと本発明を用いて
画像処理を施したデジタル画像について実験した。
者(異常者)の15症例と正常患者の8症例との計23
症例で放射線科の読影医によってReceiver O
perating Characteristic(受
信者動作特性)解析評価法でフィルムと本発明を用いて
画像処理を施したデジタル画像について実験した。
【0142】図16はその実験結果を示す図である。図
16の見方について説明する。
16の見方について説明する。
【0143】図16のY軸(TPF):異常を正しく異
常ありと判断した率。
常ありと判断した率。
【0144】図16のX軸(FPF):正常を誤って異
常ありと判断した率。
常ありと判断した率。
【0145】図16によりROC曲線がTPF=1.
0,FPF=0.0に近づけば近づくほど特性はよいと
する。この理想の状態は、異常のものを提示されたら必
ず異常ありと判断し、正常なものを提示されたら必ず正
常であると判断し、異常と正常を完全に区分けできる状
態である。
0,FPF=0.0に近づけば近づくほど特性はよいと
する。この理想の状態は、異常のものを提示されたら必
ず異常ありと判断し、正常なものを提示されたら必ず正
常であると判断し、異常と正常を完全に区分けできる状
態である。
【0146】また、図6中のAzはROC曲線下の面積
であり、TPF=1.0,FPF=0.0の場合は、A
zは1.0になる。
であり、TPF=1.0,FPF=0.0の場合は、A
zは1.0になる。
【0147】よって図16の結果より、フィルムに比べ
て本実施形態を用いて画像処理を施したデジタル画像の
ほうが、診断能がよい結果となり、肺血管の微細構造の
抽出及び縦隔構造の抽出能が向上し、病変の検出能が向
上する効果がある。
て本実施形態を用いて画像処理を施したデジタル画像の
ほうが、診断能がよい結果となり、肺血管の微細構造の
抽出及び縦隔構造の抽出能が向上し、病変の検出能が向
上する効果がある。
【0148】以上は、図2に示す画像処理装置200の
画像処理部212における基本的な画像処理の態様の説
明であるが、以下では、この画像処理装置200におけ
る各種操作及び各種表示の態様について説明する。
画像処理部212における基本的な画像処理の態様の説
明であるが、以下では、この画像処理装置200におけ
る各種操作及び各種表示の態様について説明する。
【0149】図17は、画像の初期表示および画像処理
条件を規定する画質パラメータの登録、再利用のフロー
チャートを示す図である。
条件を規定する画質パラメータの登録、再利用のフロー
チャートを示す図である。
【0150】ここでは先ず、ここでの処理の対象となる
原画像(図3を参照して説明したときの入力画像)とそ
の原画像を得たときの撮影機種および撮影条件が入力さ
れる(ステップg1)。前述したように、これら原画像
と撮影機種および撮影条件は1つのオブジェクトを形成
している。図2のハードディスク装置113には、その
ようなオブジェクトが多数格納されており、ここでは利
用者により、オブジェクトの一覧が表示された図示しな
いGUI(Graphic User Interfa
ce)画面が開かれてその画面上で所望のオブジェクト
が選択される。
原画像(図3を参照して説明したときの入力画像)とそ
の原画像を得たときの撮影機種および撮影条件が入力さ
れる(ステップg1)。前述したように、これら原画像
と撮影機種および撮影条件は1つのオブジェクトを形成
している。図2のハードディスク装置113には、その
ようなオブジェクトが多数格納されており、ここでは利
用者により、オブジェクトの一覧が表示された図示しな
いGUI(Graphic User Interfa
ce)画面が開かれてその画面上で所望のオブジェクト
が選択される。
【0151】こうすることに、そのオブジェクトがハー
ドディスク装置113から読み出されてこの図17に示
すルーチン内に入力される。尚ここでは、そのオブジェ
クトは1つのみ選択されるものとして説明するが、例え
ば図25に示すように同時に複数の医用画像を並べて表
示することもあり、その場合は、並べて表示される複数
のオブジェクトが選択されることになる。
ドディスク装置113から読み出されてこの図17に示
すルーチン内に入力される。尚ここでは、そのオブジェ
クトは1つのみ選択されるものとして説明するが、例え
ば図25に示すように同時に複数の医用画像を並べて表
示することもあり、その場合は、並べて表示される複数
のオブジェクトが選択されることになる。
【0152】また、このルーチンに入る際に、パスワー
ド入力等により利用者の認証が行なわれており、この画
像処理装置には利用者についての情報も与えられてい
る。
ド入力等により利用者の認証が行なわれており、この画
像処理装置には利用者についての情報も与えられてい
る。
【0153】図3に示す画像処理装置200の画像処理
条件記憶部218には、多数の画像処理条件を決定する
画質パラメータが記憶されている。この画像処理条件記
憶部218には、前述したように、撮影機種および撮影
条件に対応した画像処理条件(画質パラメータ)のほ
か、1つの撮影機種および撮影条件に対応するととも
に、さらに1つの医用画像にあらわれる複数の部位(例
えば胸部単純X線写真にあらわれる肺野、縦隔、肋骨、
心臓、横隔膜等)に応じた画像処理条件(画質パラメー
タ)など、多数の画像処理条件(画質パラメータ)が、
さらに各利用者に対応づけられて記憶されている。
条件記憶部218には、多数の画像処理条件を決定する
画質パラメータが記憶されている。この画像処理条件記
憶部218には、前述したように、撮影機種および撮影
条件に対応した画像処理条件(画質パラメータ)のほ
か、1つの撮影機種および撮影条件に対応するととも
に、さらに1つの医用画像にあらわれる複数の部位(例
えば胸部単純X線写真にあらわれる肺野、縦隔、肋骨、
心臓、横隔膜等)に応じた画像処理条件(画質パラメー
タ)など、多数の画像処理条件(画質パラメータ)が、
さらに各利用者に対応づけられて記憶されている。
【0154】図17のステップg2では、それら多数の
画質パラメータ(画像処理条件)の中から、この画像処
理装置200(図3参照)を今利用している利用者と、
ステップg1で入力されたオブジェクト中の撮影機種お
よび撮影条件とに関連づけられた初期値としてのあるい
は過去に採用された画質パラメータが抽出され、ステッ
プg3において、そのステップg1で入力されたオブジ
ェクト中の原画像に、ステップg2で抽出された画質パ
ラメータに応じた画質調整処理(画像処理)が行なわ
れ、ステップg4においてにおいて、その画質調整処理
(画像処理)後の初期画像が表示される。ここで、この
画質調整処理(画像処理)には、図4を参照して説明し
た各種の処理が含まれる。
画質パラメータ(画像処理条件)の中から、この画像処
理装置200(図3参照)を今利用している利用者と、
ステップg1で入力されたオブジェクト中の撮影機種お
よび撮影条件とに関連づけられた初期値としてのあるい
は過去に採用された画質パラメータが抽出され、ステッ
プg3において、そのステップg1で入力されたオブジ
ェクト中の原画像に、ステップg2で抽出された画質パ
ラメータに応じた画質調整処理(画像処理)が行なわ
れ、ステップg4においてにおいて、その画質調整処理
(画像処理)後の初期画像が表示される。ここで、この
画質調整処理(画像処理)には、図4を参照して説明し
た各種の処理が含まれる。
【0155】次に、その表示された医用画像の画質に不
満足な点があるときは、画質パラメータを調整しながら
画質調整処理が行なわれ(ステップg5)、最終的に得
られた最適な画質パラメータの登録処理が行なわれる
(ステップg6)。これにより、撮影機種および撮影条
件に対応づけられるとともに、さらにその利用者にも対
応づけられた、その利用者にとって最適な画質パラメー
タが登録される。
満足な点があるときは、画質パラメータを調整しながら
画質調整処理が行なわれ(ステップg5)、最終的に得
られた最適な画質パラメータの登録処理が行なわれる
(ステップg6)。これにより、撮影機種および撮影条
件に対応づけられるとともに、さらにその利用者にも対
応づけられた、その利用者にとって最適な画質パラメー
タが登録される。
【0156】図18は、図17のステップg4で表示さ
れる初期の表示画像の一例を示す図である。この画像
は、図3に示す画像処理装置200の画像表示部213
により、図1に示す画像表示装置120の表示画面12
1上に表示される。
れる初期の表示画像の一例を示す図である。この画像
は、図3に示す画像処理装置200の画像表示部213
により、図1に示す画像表示装置120の表示画面12
1上に表示される。
【0157】ここには、胸部正面単純X線写真と、その
上部に、マウスによるクリック操作が成される、「ファ
イル(F)」、「イメージ(I)」、および「ツール
(T)」のボタンが表示されている。
上部に、マウスによるクリック操作が成される、「ファ
イル(F)」、「イメージ(I)」、および「ツール
(T)」のボタンが表示されている。
【0158】「ファイル(F)」ボタンをマウスクリッ
クすると「終了(X)」ボタンが表示される。「終了
(X)」はこのアプリケーションの終了を意味し、この
「終了(X)」ボタンをマウスクリックすると終了確認
メッセージボックスが表示される。
クすると「終了(X)」ボタンが表示される。「終了
(X)」はこのアプリケーションの終了を意味し、この
「終了(X)」ボタンをマウスクリックすると終了確認
メッセージボックスが表示される。
【0159】「イメージ(I)」ボタンをクリックする
と画質調整ダイアログボックスが表示される。画質調整
ダイアログボックスの詳細については後述する。
と画質調整ダイアログボックスが表示される。画質調整
ダイアログボックスの詳細については後述する。
【0160】「ツール(T)」ボタンをクリックする
と、「スキャニング処理(S)」ボタンと「マスキング
(M)」ボタンが表示される。「スキャニング処理
(S)」ボタンをマウスクリックすると、スキャニング
ダイアログボックスが表示され、一方、「マスキング
(M)」ボタンをクリックすると、マスキングダイアロ
グボックスが表示される。これらスキャニングダイアロ
グボックスおよびマスキングダイアログボックスの詳細
については後述する。
と、「スキャニング処理(S)」ボタンと「マスキング
(M)」ボタンが表示される。「スキャニング処理
(S)」ボタンをマウスクリックすると、スキャニング
ダイアログボックスが表示され、一方、「マスキング
(M)」ボタンをクリックすると、マスキングダイアロ
グボックスが表示される。これらスキャニングダイアロ
グボックスおよびマスキングダイアログボックスの詳細
については後述する。
【0161】図19〜図22は、図18の「イメージ
(I)」ボタンをマウスクリックしたときに表示される
画質調整ダイアログボックスを示す図である。
(I)」ボタンをマウスクリックしたときに表示される
画質調整ダイアログボックスを示す図である。
【0162】画質調整ダイアログボックスは「階調処
理」タグ、「輝度補正処理」タグ、「周波数処理」タグ、
「基本処理」タグを有し、図19〜図22のうち、図1
9は「階調処理」タグ、図20は「輝度補正処理」タグ、
図21は「周波数処理」タグ、図22は「周波数処理」
「基本処理」タグをマウスクリックしたときに表われる
画面である。
理」タグ、「輝度補正処理」タグ、「周波数処理」タグ、
「基本処理」タグを有し、図19〜図22のうち、図1
9は「階調処理」タグ、図20は「輝度補正処理」タグ、
図21は「周波数処理」タグ、図22は「周波数処理」
「基本処理」タグをマウスクリックしたときに表われる
画面である。
【0163】「階調処理」は、階調処理用の画質パラメ
ータ(階調処理パラメータ;表1〜表3を参照)の調整
用の画面、「輝度補正処理」は、輝度補正処理用の画質
パラメータ(輝度補正処理パラメータ;表1〜表3を参
照)の調整用の画面、「周波数処理」は、周波数処理用
の画質パラメータ(周波数パラメータ;表1〜表3を参
照)の調整用の画面、「基本処理」は基本処理(プリセ
ット選択)用の画面である。
ータ(階調処理パラメータ;表1〜表3を参照)の調整
用の画面、「輝度補正処理」は、輝度補正処理用の画質
パラメータ(輝度補正処理パラメータ;表1〜表3を参
照)の調整用の画面、「周波数処理」は、周波数処理用
の画質パラメータ(周波数パラメータ;表1〜表3を参
照)の調整用の画面、「基本処理」は基本処理(プリセ
ット選択)用の画面である。
【0164】図19に示す「階調処理」調整用画面に
は、図11にも示した、原画像(ここでは階調変換処理
前の画像)の画素値と階調変換処理画像の画素値との対
応関係を示すカーブ501と、原画像の画素値のヒスト
グラム502が示されており、その右側には、カーブ5
01(A点〜I点)の値調整用のコンボボックス503
が表示されている。この値調整用のコンボボックス50
3に数値を直接に入力したり、あるいは値調整用の
「△」「▽」のマークをマウスクリックして値を調整し
たり、あるいはカーブ501の各点A〜Iをピッキング
して上下に動かすと、その値調整用のコンボボックス5
03に数値が表示されるとともにカーブ501がその数
値に対応したカーブに変更される。
は、図11にも示した、原画像(ここでは階調変換処理
前の画像)の画素値と階調変換処理画像の画素値との対
応関係を示すカーブ501と、原画像の画素値のヒスト
グラム502が示されており、その右側には、カーブ5
01(A点〜I点)の値調整用のコンボボックス503
が表示されている。この値調整用のコンボボックス50
3に数値を直接に入力したり、あるいは値調整用の
「△」「▽」のマークをマウスクリックして値を調整し
たり、あるいはカーブ501の各点A〜Iをピッキング
して上下に動かすと、その値調整用のコンボボックス5
03に数値が表示されるとともにカーブ501がその数
値に対応したカーブに変更される。
【0165】このようにしてカーブ501を調整して
「更新」ボタン504をクリックすると、そのときの表
示医用画像(図18参照)の原画像(図17のステップ
g1で入力された原画像)に対し、その調整後の階調処
理パラメータを反映させた階調処理を含む一連の画質調
整処理が行われ、それまでの表示医用画像(図18参
照)に代わり、今回の画質調整後の医用画像が表示され
る。利用者はこれにより、今回のパラメータ調整の、表
示画像へ与える影響を確認することができる。
「更新」ボタン504をクリックすると、そのときの表
示医用画像(図18参照)の原画像(図17のステップ
g1で入力された原画像)に対し、その調整後の階調処
理パラメータを反映させた階調処理を含む一連の画質調
整処理が行われ、それまでの表示医用画像(図18参
照)に代わり、今回の画質調整後の医用画像が表示され
る。利用者はこれにより、今回のパラメータ調整の、表
示画像へ与える影響を確認することができる。
【0166】図19には、さらに、「初期化」ボタン5
05、「新規保存」ボタン506、「保存」ボタン50
7、および「閉じる」ボタン508が示されているが、
これらについては後述する。
05、「新規保存」ボタン506、「保存」ボタン50
7、および「閉じる」ボタン508が示されているが、
これらについては後述する。
【0167】図20は、「輝度補正処理」タグをマウス
クリックしたときに表われる画面である。
クリックしたときに表われる画面である。
【0168】図20には、「輝度補正処理」タグしか示
されていないが、これは図面上省略されているのであっ
て、図19と同様に、「基本処理」、「周波数処理」、お
よび「階調処理」の各タグも示されており、また、下部
には、図19と同様、「初期化」、「新規保存」、「保
存」、「閉じる」の各ボタン505〜508も示されて
いる。
されていないが、これは図面上省略されているのであっ
て、図19と同様に、「基本処理」、「周波数処理」、お
よび「階調処理」の各タグも示されており、また、下部
には、図19と同様、「初期化」、「新規保存」、「保
存」、「閉じる」の各ボタン505〜508も示されて
いる。
【0169】図20の画面には、パラメータ調整用コン
ボボックス511とタイプ選択用コンボボックス512
があらわれており、パラメータ調整用コンボボックス5
11では荷重係数(0.0〜10.0)およびマスクサ
イズ(3〜127)が調整される。荷重係数は、前述し
た輝度補正処理の説明中で使用した(2)式の係数we
ightの値であり、マスクサイズは(1)式にあらわ
れるH(x,y)のサイズである。
ボボックス511とタイプ選択用コンボボックス512
があらわれており、パラメータ調整用コンボボックス5
11では荷重係数(0.0〜10.0)およびマスクサ
イズ(3〜127)が調整される。荷重係数は、前述し
た輝度補正処理の説明中で使用した(2)式の係数we
ightの値であり、マスクサイズは(1)式にあらわ
れるH(x,y)のサイズである。
【0170】また、タイプ選択用コンボボックス512
では、図8に示すカーブ(ここには実線のカーブと一点
鎖線のカーブが示されている)のうちのいずれかが選択
される。
では、図8に示すカーブ(ここには実線のカーブと一点
鎖線のカーブが示されている)のうちのいずれかが選択
される。
【0171】「更新」ボタン514をマウスクリックす
ると、図17のステップg1で入力した原画像に今回調
整した輝度補正処理用のパラメータを反映させた画質調
整処理が施され、図18に示す、それまで表示されてい
た医用画像に代えて、今回新たに行なわれた画質調整処
理後の医用画像が表示される。
ると、図17のステップg1で入力した原画像に今回調
整した輝度補正処理用のパラメータを反映させた画質調
整処理が施され、図18に示す、それまで表示されてい
た医用画像に代えて、今回新たに行なわれた画質調整処
理後の医用画像が表示される。
【0172】図21は、「周波数処理」タグをマウスク
リックしたときに表われる画面であり、これらの画面で
は周波数処理用のパラメータなどが調整される。
リックしたときに表われる画面であり、これらの画面で
は周波数処理用のパラメータなどが調整される。
【0173】図21には、「周波数処理」タグしか示さ
れていないが、図20の場合と同様、これは図面上省略
されているのであって、図19と同様に、「基本処
理」、「輝度補正処理」、および「階調処理」の各タグも
示されており、また、下部には、図19と同様、「初期
化」、「新規保存」、「保存」、「閉じる」の各ボタン
505〜508も示されている。
れていないが、図20の場合と同様、これは図面上省略
されているのであって、図19と同様に、「基本処
理」、「輝度補正処理」、および「階調処理」の各タグも
示されており、また、下部には、図19と同様、「初期
化」、「新規保存」、「保存」、「閉じる」の各ボタン
505〜508も示されている。
【0174】図21の画面には、パラメータ調整用コン
ボボックス521とタイプ選択用コンボボックス522
と、上下限値調整欄523があらわれており、パラメー
タ調整用コンボボックス521では、荷重係数(−1
0.0〜10.0)およびマスクサイズ(3〜127)
が調整される。荷重係数は、前述した周波数処理の説明
中で使用した(3)式の係数W1,W2(ただしここで
はW2=−W1とする)の値であり、マスクサイズはイ
ンパルス応答配列H(x,y)のサイズである。
ボボックス521とタイプ選択用コンボボックス522
と、上下限値調整欄523があらわれており、パラメー
タ調整用コンボボックス521では、荷重係数(−1
0.0〜10.0)およびマスクサイズ(3〜127)
が調整される。荷重係数は、前述した周波数処理の説明
中で使用した(3)式の係数W1,W2(ただしここで
はW2=−W1とする)の値であり、マスクサイズはイ
ンパルス応答配列H(x,y)のサイズである。
【0175】また、タイプ選択用コンボボックス522
では、図13に示すような複数の周波数強調タイプの中
からいずれかの周波数強調タイプが選択され、さらに上
下限値調整欄523では、その選択された周波数強調タ
イプが適用される下限値(Lower)および上限値
(Upper)が調整される。
では、図13に示すような複数の周波数強調タイプの中
からいずれかの周波数強調タイプが選択され、さらに上
下限値調整欄523では、その選択された周波数強調タ
イプが適用される下限値(Lower)および上限値
(Upper)が調整される。
【0176】「更新」ボタン524をマウスクリックす
ると、図17のステップg1で入力した原画像に、今回
調整した周波数処理用のパラメータを反映させた画質調
整処理が施され、図18に示すような、それまで表示さ
れていた医用画像に代えて、今回新たに行なわれた画質
調整処理後の医用画像が表示される。
ると、図17のステップg1で入力した原画像に、今回
調整した周波数処理用のパラメータを反映させた画質調
整処理が施され、図18に示すような、それまで表示さ
れていた医用画像に代えて、今回新たに行なわれた画質
調整処理後の医用画像が表示される。
【0177】図22は、「基本処理」タグをマウスクリ
ックしたときに表われる画面であり、これらの画面には
各タグに共通なボタンが配置されている。
ックしたときに表われる画面であり、これらの画面には
各タグに共通なボタンが配置されている。
【0178】図22には、「基本処理」タグしか示され
ていないが、図20,図21と同様の理由によるもので
あり、図19と同様に、「周波数処理」、「輝度補正処
理」、および「階調処理」の各タグも示されており、ま
た、下部には、図19と同様、「初期化」、「新規保
存」、「保存」、「閉じる」の各ボタン505〜508
も示されている。
ていないが、図20,図21と同様の理由によるもので
あり、図19と同様に、「周波数処理」、「輝度補正処
理」、および「階調処理」の各タグも示されており、ま
た、下部には、図19と同様、「初期化」、「新規保
存」、「保存」、「閉じる」の各ボタン505〜508
も示されている。
【0179】この図22の画面には、撮影条件選択用コ
ンボボックス531とパラメータ調整用コンボボックス
532が示されている。撮影条件選択用コンボボックス
531では撮影条件が選択され、パラメータ調整用コン
ボボックス532では、画質が選択される。ここでいう
「画質」は、1つの医用画像(例えば胸部X線画像)中
にあらわれる複数の部位(肺野、縦隔、肋骨、心臓、横
隔膜など)に対応づけられたものである。
ンボボックス531とパラメータ調整用コンボボックス
532が示されている。撮影条件選択用コンボボックス
531では撮影条件が選択され、パラメータ調整用コン
ボボックス532では、画質が選択される。ここでいう
「画質」は、1つの医用画像(例えば胸部X線画像)中
にあらわれる複数の部位(肺野、縦隔、肋骨、心臓、横
隔膜など)に対応づけられたものである。
【0180】「削除」ボタン533をクリックすると、
パラメータ調整用コンボボックス532で選択された部
位に関する階調処理、輝度補正処理、および周波数処理
のパラメータが削除される。
パラメータ調整用コンボボックス532で選択された部
位に関する階調処理、輝度補正処理、および周波数処理
のパラメータが削除される。
【0181】また、「更新」ボタン534をクリックす
ると、今回設定した画質パラメータにより画質調整処理
の行なわれた医用画像が表示される。
ると、今回設定した画質パラメータにより画質調整処理
の行なわれた医用画像が表示される。
【0182】ここで、図19〜図22の各更新ボタン5
04,514,524,534はいずれも同一の作用を
成すものであり、いずれの画面で更新ボタンをマウスク
リックしても、最新に調整された階調処理、輝度補正処
理、および周波数処理の全てのパラメータが反映された
画質調整処理が行なわれる。
04,514,524,534はいずれも同一の作用を
成すものであり、いずれの画面で更新ボタンをマウスク
リックしても、最新に調整された階調処理、輝度補正処
理、および周波数処理の全てのパラメータが反映された
画質調整処理が行なわれる。
【0183】また、図19に代表的に示す「初期化」ボ
タン505は、それをマウスクリックすると、今回調整
された、「保存」ボタン507(あるいは「新規保存」
ボタン506)をマウスクリックする前の画質パラメー
タが全て元の値に戻される。
タン505は、それをマウスクリックすると、今回調整
された、「保存」ボタン507(あるいは「新規保存」
ボタン506)をマウスクリックする前の画質パラメー
タが全て元の値に戻される。
【0184】また、「新規保存」ボタン506は、それ
をマウスクリックすると、それまで調整した画質パラメ
ータが基本処理画面(図22参照)で設定された撮影条
件や部位(「画質」)と対応づけられて、表1〜表3に
例示するような、新たな画像処理条件が作成される。
をマウスクリックすると、それまで調整した画質パラメ
ータが基本処理画面(図22参照)で設定された撮影条
件や部位(「画質」)と対応づけられて、表1〜表3に
例示するような、新たな画像処理条件が作成される。
【0185】また、「保存」ボタン507は、それをマ
ウスクリックすると、図17のステップg2で抽出され
た初期の画像処理条件が、今回調整した画質パラメータ
をもつ画像処理条件に書き換えられる。
ウスクリックすると、図17のステップg2で抽出され
た初期の画像処理条件が、今回調整した画質パラメータ
をもつ画像処理条件に書き換えられる。
【0186】「閉じる」ボタン508は、この画質調整
ダイアログボックス(図19〜図22)が閉じられる。
ダイアログボックス(図19〜図22)が閉じられる。
【0187】本実施形態では、以上のようにして、画質
パラメータ(画像処理条件)の追加、更新、削除が行な
われる。
パラメータ(画像処理条件)の追加、更新、削除が行な
われる。
【0188】図23は、マスキングダイアログボックス
を示す図である。このマスキングダイアログボックス
は、図18の画面上で「ツール(T)」ボタンをマウス
クリックし、それによって表示されたボタンのうちの
「マスキング(M)」ボタンをクリックすることにより
表示される。
を示す図である。このマスキングダイアログボックス
は、図18の画面上で「ツール(T)」ボタンをマウス
クリックし、それによって表示されたボタンのうちの
「マスキング(M)」ボタンをクリックすることにより
表示される。
【0189】この図23に示すマスキングダイアログボ
ックスには、マスクパラメータ設定欄541と画質コン
ボボックス524が表示されている。これらの説明は後
に回す。
ックスには、マスクパラメータ設定欄541と画質コン
ボボックス524が表示されている。これらの説明は後
に回す。
【0190】図24は、マスキング処理の行なわれた医
用画像の一例を示す図である。
用画像の一例を示す図である。
【0191】マスキング処理が行なわれると、設定され
た関心領域543のみ本来の画像が表示され、その関心
領域543を除く領域は、指定された係数(マスクレベ
ル)に応じた輝度にまで下げられた暗い画像が表示され
る。
た関心領域543のみ本来の画像が表示され、その関心
領域543を除く領域は、指定された係数(マスクレベ
ル)に応じた輝度にまで下げられた暗い画像が表示され
る。
【0192】図23に戻ってこの図23のマスキングダ
イアログボックスについて説明する。
イアログボックスについて説明する。
【0193】このマスキングダイアログボックスのマス
クパラメータ設定欄541では、関心領域の形状(マス
ク形状;矩形又は円形)、関心領域を除く領域の明るさ
(マスクレベル)、関心領域の寸法(マスクサイズX,
マスクサイズY)、関心領域内の画像の倍率、および
「同期連動」(後述する)のオン/オフが設定される。
関心領域の中心点は、図18に示す画面上の所望の位置
にマスクカーソルを合わせてクリックすることにより、
指定される。
クパラメータ設定欄541では、関心領域の形状(マス
ク形状;矩形又は円形)、関心領域を除く領域の明るさ
(マスクレベル)、関心領域の寸法(マスクサイズX,
マスクサイズY)、関心領域内の画像の倍率、および
「同期連動」(後述する)のオン/オフが設定される。
関心領域の中心点は、図18に示す画面上の所望の位置
にマスクカーソルを合わせてクリックすることにより、
指定される。
【0194】図25は、医用画像が2枚並べて表示され
た状態を示す図である。
た状態を示す図である。
【0195】この実施形態では図17のステップg1に
おいて、原画像とともにもう1つの画像(比較画像)を
入力し、図25に示すようにそれら2枚の医用画像を並
べて表示する態様を有する。この場合に、「同期連動」
をオンにすると、「同期連動処理」が行なわれ、原画像
について指定された関心領域の位置や寸法がそのまま比
較画像についても有効となり、2つの医用画像について
同一の関心領域が設定される。こうすることにより同一
患者の過去と現在の画像を並べて比較観察するなど、観
察に便宜となる。
おいて、原画像とともにもう1つの画像(比較画像)を
入力し、図25に示すようにそれら2枚の医用画像を並
べて表示する態様を有する。この場合に、「同期連動」
をオンにすると、「同期連動処理」が行なわれ、原画像
について指定された関心領域の位置や寸法がそのまま比
較画像についても有効となり、2つの医用画像について
同一の関心領域が設定される。こうすることにより同一
患者の過去と現在の画像を並べて比較観察するなど、観
察に便宜となる。
【0196】また、図23のマスキングダイアログボッ
クスの画質コンボボックス542では、「画質」、「画
質適用」、「自動認識適用」が設定される。
クスの画質コンボボックス542では、「画質」、「画
質適用」、「自動認識適用」が設定される。
【0197】「画質」では、その関心領域について、そ
の表示画像に現れた複数の部位のうちのどの部位の観察
に適した画質パラメータを用いた画質調整処理を行なう
かが指定される。
の表示画像に現れた複数の部位のうちのどの部位の観察
に適した画質パラメータを用いた画質調整処理を行なう
かが指定される。
【0198】また、「画質適用」では、指定された関心
領域について「画質」で選択された画質パラメータを用
いた画質調整処理を行なうか、あるいは、元の画質の、
単にマスキング処理のみを行なうかが選択される。
領域について「画質」で選択された画質パラメータを用
いた画質調整処理を行なうか、あるいは、元の画質の、
単にマスキング処理のみを行なうかが選択される。
【0199】また、「自動認識処理」は、これがオンの
場合、表示画像の関心領域に現れた部位を自動認識し、
その認識された部位に応じた画質調整処理が行なわれて
表示画像に反映される。この場合、「画質」の欄で部位
が指定されていても自動認識された部位の方が優先され
る。
場合、表示画像の関心領域に現れた部位を自動認識し、
その認識された部位に応じた画質調整処理が行なわれて
表示画像に反映される。この場合、「画質」の欄で部位
が指定されていても自動認識された部位の方が優先され
る。
【0200】図26は、マスキング処理のフローチャー
トである。
トである。
【0201】ここでは、まず原画像や、マスキング処理
のための各種のパラメータやフラグが入力され、また、
必要に応じて比較画像も入力される(ステップh1)。
これらのうち、原画像および比較画像は、図17のステ
ップg1であらかじめ入力され、パラメータやフラグ
は、図23のマスキングダイアログボックス上で入力さ
れる。
のための各種のパラメータやフラグが入力され、また、
必要に応じて比較画像も入力される(ステップh1)。
これらのうち、原画像および比較画像は、図17のステ
ップg1であらかじめ入力され、パラメータやフラグ
は、図23のマスキングダイアログボックス上で入力さ
れる。
【0202】次のステップh2では、以下のようにし
て、マスク画像が生成される。
て、マスク画像が生成される。
【0203】原画像をS(x,y,z,t,b)、マス
ク画像をD(x,y,z,x,b)とする。ここで、
x,y,z,t,bは、前述のとおり、それぞれ、水平
方向の位置、垂直方向の位置、奥行き、時間、帯域を表
している。z(奥行き)は、MRI等で得られるような
3次元情報を扱う場合であり、t(時間)は、超音波、
内視鏡等時間情報(動画)を扱う場合であり、b(帯
域)は、例えばR,G,B3色の画像を扱う場合のR,
G,Bの区別等である。
ク画像をD(x,y,z,x,b)とする。ここで、
x,y,z,t,bは、前述のとおり、それぞれ、水平
方向の位置、垂直方向の位置、奥行き、時間、帯域を表
している。z(奥行き)は、MRI等で得られるような
3次元情報を扱う場合であり、t(時間)は、超音波、
内視鏡等時間情報(動画)を扱う場合であり、b(帯
域)は、例えばR,G,B3色の画像を扱う場合のR,
G,Bの区別等である。
【0204】また、マスクレベル(0.0〜1.0)を
Level、黒色のピクセル値をBlackとしたと
き、式 D(x,y,z,t,b)=(1.0−Level)・S(x,y,z,t, b)+(Level・Black) …(5) に基づいてマスク画像D(x,y,z,t,b)が作成
される。このマスク画像D(x,y,z,t,b)は、
原画像S(x,y,z,t,b)の輝度がマスクレベル
Levelに応じて低下した画像である。
Level、黒色のピクセル値をBlackとしたと
き、式 D(x,y,z,t,b)=(1.0−Level)・S(x,y,z,t, b)+(Level・Black) …(5) に基づいてマスク画像D(x,y,z,t,b)が作成
される。このマスク画像D(x,y,z,t,b)は、
原画像S(x,y,z,t,b)の輝度がマスクレベル
Levelに応じて低下した画像である。
【0205】ステップh3では、自動部位認識適用フラ
グのオン/オフが判定され、自動部位認識処理フラグが
オンのとき、ステップh4で自動部位認識処理が実行さ
れる。自動部位認識処理については後述する。
グのオン/オフが判定され、自動部位認識処理フラグが
オンのとき、ステップh4で自動部位認識処理が実行さ
れる。自動部位認識処理については後述する。
【0206】また、ステップh5では画質調整処理適用
フラグのオン/オフが判定され、オンの時はステップh
6に進んで画質調整処理が実行される。
フラグのオン/オフが判定され、オンの時はステップh
6に進んで画質調整処理が実行される。
【0207】また、ステップh7では、関心領域の拡大
/縮小処理が行なわれ、ステップh8では、マスク画像
のうちの関心領域の部分が画質処理調整処理後の関心領
域のみを抽出した画像(関心領域画像)に置き換えられ
る。
/縮小処理が行なわれ、ステップh8では、マスク画像
のうちの関心領域の部分が画質処理調整処理後の関心領
域のみを抽出した画像(関心領域画像)に置き換えられ
る。
【0208】さらに、ステップh9では、同期連動処理
適用フラグのオン/オフが判定され、オンの場合は、ス
テップh10において、比較画像に対してもステップh
2〜h8の処理が行なわれる。
適用フラグのオン/オフが判定され、オンの場合は、ス
テップh10において、比較画像に対してもステップh
2〜h8の処理が行なわれる。
【0209】ステップh11では、そのようにしてマス
キング処理の行なわれた画像が表示される。
キング処理の行なわれた画像が表示される。
【0210】ステップh12では、利用者に対する次の
マウス操作がマスキング処理の終了を示しているかある
いは新たな関心領域を指定するなど新たなマスキング処
理の指示であるかが判定され、終了処理の場合はこのマ
スキング処理を終了しマスキング画像を閉じてマスキン
グのない通常の表示画像に戻り、新たなマスキング処理
が指定されたときはステップh3に戻る。
マウス操作がマスキング処理の終了を示しているかある
いは新たな関心領域を指定するなど新たなマスキング処
理の指示であるかが判定され、終了処理の場合はこのマ
スキング処理を終了しマスキング画像を閉じてマスキン
グのない通常の表示画像に戻り、新たなマスキング処理
が指定されたときはステップh3に戻る。
【0211】以上のようなマスキング処理により、関心
領域について観察しやすい画像が表示される。
領域について観察しやすい画像が表示される。
【0212】図27は、スキャニングダイアログボック
スを示す図である。このスキャニングダイアログボック
スは、図18の画面上で「ツール(T)」ボタンをマウ
スクリックし、それによって表示されたボタンのうち
「スキャニング(S)」ボタンをクリックすることによ
り表示される。
スを示す図である。このスキャニングダイアログボック
スは、図18の画面上で「ツール(T)」ボタンをマウ
スクリックし、それによって表示されたボタンのうち
「スキャニング(S)」ボタンをクリックすることによ
り表示される。
【0213】この図27に示すスキャニングダイアログ
ボックスには、スキャニングパラメータ設定欄551と
画質コンボボックス552が表示されている。これらの
説明は後に回す。
ボックスには、スキャニングパラメータ設定欄551と
画質コンボボックス552が表示されている。これらの
説明は後に回す。
【0214】図28は、スキャニング処理の行なわれて
いる表示画像を示す図である。
いる表示画像を示す図である。
【0215】スキャニング処理が行なわれると、関心領
域553のみ表示され、その関心領域553を除く領域
は、マスキングされる。この関心領域553は、この図
28に示す例では画面の上から下に向かってスキャンす
る。
域553のみ表示され、その関心領域553を除く領域
は、マスキングされる。この関心領域553は、この図
28に示す例では画面の上から下に向かってスキャンす
る。
【0216】図27に戻ってこの図27のスキャニング
ダイアログボックスについて説明する。
ダイアログボックスについて説明する。
【0217】このスキャニングダイアログボックスのス
キャニングパラメータ設定欄551では、スキャン方向
(垂直方向又は水平方向)、マウスキャプチャ(オン:
繰り返しスキャンする/オフ:1回のみスキャンす
る)、関心領域の寸法(スキャンサイズX、スキャンサ
イズY)、関心領域内の画像の倍率、および「同期連
動」のオン/オフが設定される。関心領域の中心点は、
図1に示す画面上の所望の位置にマウスカーソルを合わ
せてクリックすることにより、指定される。
キャニングパラメータ設定欄551では、スキャン方向
(垂直方向又は水平方向)、マウスキャプチャ(オン:
繰り返しスキャンする/オフ:1回のみスキャンす
る)、関心領域の寸法(スキャンサイズX、スキャンサ
イズY)、関心領域内の画像の倍率、および「同期連
動」のオン/オフが設定される。関心領域の中心点は、
図1に示す画面上の所望の位置にマウスカーソルを合わ
せてクリックすることにより、指定される。
【0218】「同期連動」をオンにすると同期連動処理
が行なわれ、原画像について指定された関心領域や寸法
がそのまま比較画像についても有効となり、2つの表示
画像について同一の関心領域が設定される。その関心領
域が同期して同一方向にスキャンされる。こうすること
により同一患者の過去と現在の画像を並べて比較観察す
るなど、観察に便宜となる。このスキャニング処理は人
体の左右の対称性を調べるのに有効である。スキャン方
向として「水平」を設定することができるようになって
いるのは、画像を横向きに表示した場合などに対処する
ためである。
が行なわれ、原画像について指定された関心領域や寸法
がそのまま比較画像についても有効となり、2つの表示
画像について同一の関心領域が設定される。その関心領
域が同期して同一方向にスキャンされる。こうすること
により同一患者の過去と現在の画像を並べて比較観察す
るなど、観察に便宜となる。このスキャニング処理は人
体の左右の対称性を調べるのに有効である。スキャン方
向として「水平」を設定することができるようになって
いるのは、画像を横向きに表示した場合などに対処する
ためである。
【0219】また、図27のスキャニングダイアログボ
ックスの画質コンボボックス552では、「画質」、
「画質適用」、「自動認識適用」が設定される。これら
は、図23のマスキング処理画面の画質コンボボックス
542の場合と同一であり、重複説明は省略する。
ックスの画質コンボボックス552では、「画質」、
「画質適用」、「自動認識適用」が設定される。これら
は、図23のマスキング処理画面の画質コンボボックス
542の場合と同一であり、重複説明は省略する。
【0220】図29は、スキャニング処理のフローチャ
ートである。
ートである。
【0221】ここでは、まず原画像や、スキャニング処
理のための各種パラメータやフラグが入力され、また、
必要に応じて比較画像も入力される(ステップj1)。
これらのうち、原画像及び比較画像は、図17のステッ
プg1であらかじめ入力され、その他のパラメータやフ
ラグは、図27のスキャニングダイアログボックス上で
入力される。
理のための各種パラメータやフラグが入力され、また、
必要に応じて比較画像も入力される(ステップj1)。
これらのうち、原画像及び比較画像は、図17のステッ
プg1であらかじめ入力され、その他のパラメータやフ
ラグは、図27のスキャニングダイアログボックス上で
入力される。
【0222】次のステップi2では、自動部位認識適用
フラグのオン/オフが判定され、自動部位認識処理フラ
グがオンのときは、ステップi3で自動部位認識処理が
実行される。
フラグのオン/オフが判定され、自動部位認識処理フラ
グがオンのときは、ステップi3で自動部位認識処理が
実行される。
【0223】また、ステップi4では画質調整処理適用
フラグのオン/オフが判定され、オンのときはステップ
i5に進んで画質調整処理が実行される。
フラグのオン/オフが判定され、オンのときはステップ
i5に進んで画質調整処理が実行される。
【0224】また、ステップi6では関心領域の拡大/
縮小処理が行なわれ、さらに、ステップi7では、同期
連動処理適用フラグのオン/オフが判定され、オンの場
合は、ステップ18において、比較画像に対してもステ
ップi2〜i6の処理が行なわれる。
縮小処理が行なわれ、さらに、ステップi7では、同期
連動処理適用フラグのオン/オフが判定され、オンの場
合は、ステップ18において、比較画像に対してもステ
ップi2〜i6の処理が行なわれる。
【0225】ステップi9では、そのようにしてスキャ
ニング処理の行なわれた画像が表示される。
ニング処理の行なわれた画像が表示される。
【0226】ステップi10では、利用者によるスキャ
ニング処理の終了指示が行なわれたか否かが判定され、
終了指示の場合は、このスキャニング処理を終了してス
キャニング画面を閉じて通常の表示画像に戻る。
ニング処理の終了指示が行なわれたか否かが判定され、
終了指示の場合は、このスキャニング処理を終了してス
キャニング画面を閉じて通常の表示画像に戻る。
【0227】ステップi11では、関心領域の1回のス
キャンが終了したか否かが判定され、いまだ終了してい
ないときは、ステップi2に戻り、前回の関心領域より
位置が少し移動した関心領域について同様の処理が繰り
返される。
キャンが終了したか否かが判定され、いまだ終了してい
ないときは、ステップi2に戻り、前回の関心領域より
位置が少し移動した関心領域について同様の処理が繰り
返される。
【0228】ステップi11では1回のスキャンが終了
した旨判定されるとステップi12に進み、マウスキャ
プチャ処理適用フラグのオン/オフが判定される。マウ
スキャプチャ処理が適用されないときはスキャニング処
理が終了し、マウスキャプチャ処理が適用されるとき
は、ステップi2に戻り、先頭位置に戻った関心領域に
ついて同様の処理が繰り返される。
した旨判定されるとステップi12に進み、マウスキャ
プチャ処理適用フラグのオン/オフが判定される。マウ
スキャプチャ処理が適用されないときはスキャニング処
理が終了し、マウスキャプチャ処理が適用されるとき
は、ステップi2に戻り、先頭位置に戻った関心領域に
ついて同様の処理が繰り返される。
【0229】尚、スキャニング処理実行中にマウス操作
することにより関心領域が停止し、再度のマウス操作に
より関心領域のスキャンが続行される。
することにより関心領域が停止し、再度のマウス操作に
より関心領域のスキャンが続行される。
【0230】図30は、自動部位認識処理フローチャー
トを示す図である。この自動部位認識処理は、マスキン
グ処理(図26)のステップh4、あるいはスキャニン
グ処理(図29)のステップi3で実行される。ただ
し、図30の自動部位認識処理のうちステップj1は、
初回のみ実行され、同一の画像についての2回目以降は
ステップj2のみ実行される。
トを示す図である。この自動部位認識処理は、マスキン
グ処理(図26)のステップh4、あるいはスキャニン
グ処理(図29)のステップi3で実行される。ただ
し、図30の自動部位認識処理のうちステップj1は、
初回のみ実行され、同一の画像についての2回目以降は
ステップj2のみ実行される。
【0231】ステップj1では、その1枚の医用画像中
の各部位の位置を表わすマップデータが作成され、ステ
ップj2では、その作成されたマップデータに基づいて
関心領域にあらわれた部位が認識される。
の各部位の位置を表わすマップデータが作成され、ステ
ップj2では、その作成されたマップデータに基づいて
関心領域にあらわれた部位が認識される。
【0232】図31〜図42は、図30のステップj1
におけるマップデータ作成処理手順の説明図である。こ
こで胸部正面X線単純撮影画像における各部位の認識処
理について説明する。
におけるマップデータ作成処理手順の説明図である。こ
こで胸部正面X線単純撮影画像における各部位の認識処
理について説明する。
【0233】(1)原画像の画素を1/8に間引して縮
小画像を生成する(図31)。
小画像を生成する(図31)。
【0234】(2)輝度をしきい値処理することにより
「体の外」を求める(図32)。
「体の外」を求める(図32)。
【0235】(3)その「体の外」601に隣接すると
いう位置情報としきい値処理とにより「皮下」602を
求める(図33)。
いう位置情報としきい値処理とにより「皮下」602を
求める(図33)。
【0236】(4)「体の外」と「皮下」が輝度値上急
激に切断されているという情報から「遮蔽板」603を
求める(図34)。
激に切断されているという情報から「遮蔽板」603を
求める(図34)。
【0237】(5)画像上の位置情報およびしきい値処
理を基に「右肺」604を求める(図35)。
理を基に「右肺」604を求める(図35)。
【0238】(6)画像上の位置情報およびしきい値処
理を基に「左肺」605を求める(図36)。
理を基に「左肺」605を求める(図36)。
【0239】(7)画像上の位置情報と左右の肺部に挟
まれているという寸法情報とから「心臓」606を求め
る(図37)。
まれているという寸法情報とから「心臓」606を求め
る(図37)。
【0240】(8)画像上の位置情報を基に「横隔膜」
607を求める(図38)。
607を求める(図38)。
【0241】(9)画像上の位置情報を基に「脊椎」6
08を求める(図39)。
08を求める(図39)。
【0242】(10)画像上の位置情報を基に「縦隔」
(脊椎や心臓以外)609を求める(図40)。
(脊椎や心臓以外)609を求める(図40)。
【0243】(11)画像上の位置情報を基に「腹部」
610を求める(図41)。
610を求める(図41)。
【0244】(12)画像上の位置情報を基に「右
肩」、「右腋の下」、「左肩」、「左腋の下」(領域6
11)を求める(図42)。この図42では領域611
は一体的に示されているが、この領域の下1/3が腋の
下であり上2/3が肩であるなど、幾何的に「右肩」、
「右腋の下」、「左肩」、「左腋の下」の各領域を区分
する。
肩」、「右腋の下」、「左肩」、「左腋の下」(領域6
11)を求める(図42)。この図42では領域611
は一体的に示されているが、この領域の下1/3が腋の
下であり上2/3が肩であるなど、幾何的に「右肩」、
「右腋の下」、「左肩」、「左腋の下」の各領域を区分
する。
【0245】図30のステップj1では、このような手
段により、各部位のマップデータが求められる。
段により、各部位のマップデータが求められる。
【0246】図30のステップj2では、関心領域の中
心座標点が、どの部位に相当するかが認識される。
心座標点が、どの部位に相当するかが認識される。
【0247】本実施形態では、以上のようにして利用者
にとって観察しやすい画像が表示される。
にとって観察しやすい画像が表示される。
【0248】尚、以上述べた実施形態ではX線写真を医
用画像とする例を中心に説明したが、本発明はX線写真
に限らず、例えば超音波診断装置による医用画像、胃カ
メラによる医用画像、MRIによる医用画像等、様々な
医用画像に適用することができるものである。
用画像とする例を中心に説明したが、本発明はX線写真
に限らず、例えば超音波診断装置による医用画像、胃カ
メラによる医用画像、MRIによる医用画像等、様々な
医用画像に適用することができるものである。
【0249】以下、本発明の各種形態を付記する。
【0250】(付記1) 放射線画像に画像処理を施す
画像処理装置において、放射線画像を得るときの撮影機
種および撮影部位に応じた、放射線画像に画像処理を施
すときの画像処理条件を記憶しておく画像処理条件記憶
部、放射線画像と、該放射線画像を得たときの撮影機種
および撮影部位とを取得するデータ取得部、および前記
データ取得部で得た撮影機種および撮影部位と同一の撮
影機種および撮影部位に対応する画像処理条件を前記画
像処理条件記憶部から読み出して、前記データ取得部で
得た放射線画像に、読み出した画像処理条件に応じた画
像処理を施す画像処理部を備えたことを特徴とする画像
処理装置。(1) (付記2) 医用画像に画像処理を施す画像処理装置に
おいて、医用画像を得るときの撮影機種および撮影条件
に応じた、医用画像に画像処理を施すときの画像処理条
件を記憶しておく画像処理条件記憶部、医用画像と、該
医用画像を得たときの撮影機種および撮影条件とを取得
するデータ取得部、および前記データ取得部で得た撮影
機種および撮影条件と同一の撮影機種および撮影条件に
対応する画像処理条件を前記画像処理条件記憶部から読
み出して、前記データ取得部で得た医用画像に、読み出
した画像処理条件に応じた画像処理を施す画像処理部を
備えたことを特徴とする画像処理装置。(2) (付記3) 前記画像処理部が、前記データ処理部で得
られた医用画像に、少なくとも階調変換処理と周波数強
調処理とを施すものであって、前記画像処理条件記憶部
が、撮影機種および撮影条件に応じた、階調変換関数お
よび医用画像の各点のまわりの平均的な濃度を変数とし
た周波数強調の度合いを表わす周波数強調関数を記憶す
るものであることを特徴とする付記2記載の画像処理装
置。
画像処理装置において、放射線画像を得るときの撮影機
種および撮影部位に応じた、放射線画像に画像処理を施
すときの画像処理条件を記憶しておく画像処理条件記憶
部、放射線画像と、該放射線画像を得たときの撮影機種
および撮影部位とを取得するデータ取得部、および前記
データ取得部で得た撮影機種および撮影部位と同一の撮
影機種および撮影部位に対応する画像処理条件を前記画
像処理条件記憶部から読み出して、前記データ取得部で
得た放射線画像に、読み出した画像処理条件に応じた画
像処理を施す画像処理部を備えたことを特徴とする画像
処理装置。(1) (付記2) 医用画像に画像処理を施す画像処理装置に
おいて、医用画像を得るときの撮影機種および撮影条件
に応じた、医用画像に画像処理を施すときの画像処理条
件を記憶しておく画像処理条件記憶部、医用画像と、該
医用画像を得たときの撮影機種および撮影条件とを取得
するデータ取得部、および前記データ取得部で得た撮影
機種および撮影条件と同一の撮影機種および撮影条件に
対応する画像処理条件を前記画像処理条件記憶部から読
み出して、前記データ取得部で得た医用画像に、読み出
した画像処理条件に応じた画像処理を施す画像処理部を
備えたことを特徴とする画像処理装置。(2) (付記3) 前記画像処理部が、前記データ処理部で得
られた医用画像に、少なくとも階調変換処理と周波数強
調処理とを施すものであって、前記画像処理条件記憶部
が、撮影機種および撮影条件に応じた、階調変換関数お
よび医用画像の各点のまわりの平均的な濃度を変数とし
た周波数強調の度合いを表わす周波数強調関数を記憶す
るものであることを特徴とする付記2記載の画像処理装
置。
【0251】(付記4) 前記画像処理部が、階調変換
処理の前段に、前記データ取得部で得られた医用画像
に、医用画像の各点のまわりの平均的な濃度を変数とし
たダイナミックレンジ圧縮関数を用いた輝度補正処理を
施すものであることを特徴とする付記3記載の画像処理
装置。
処理の前段に、前記データ取得部で得られた医用画像
に、医用画像の各点のまわりの平均的な濃度を変数とし
たダイナミックレンジ圧縮関数を用いた輝度補正処理を
施すものであることを特徴とする付記3記載の画像処理
装置。
【0252】(付記5) 前記画像処理条件を、操作に
応じて、追加、変更、および削除する画像処理条件操作
部を備えたことを特徴とする付記2記載の画像処理装
置。(3) (付記6) 前記画像処理部で画像処理の施された後の
医用画像を表示する画像表示部を備えたことを特徴とす
る付記2記載の画像処理装置。(4) (付記7) 前記画像表示部に表示された医用画像上
に、所望の関心領域を、操作に応じて指定する関心領域
指定部を備え、前記画像表示部は、医用画像を、前記関
心領域指定部で指定された関心領域を除く領域の輝度を
下げて表示するものであることを特徴とする付記6記載
の画像処理装置。(6) (付記8) 前記関心領域指定部は、操作に応じて、前
記画像表示部に表示された医用画像上に所望の関心領域
を指定するとともに該関心領域以外の領域の輝度の低下
の程度を表わす係数を指定するものであって、前記画像
表示部は、医用画像を、前記関心領域指定部で指定され
た関心領域を除く領域の輝度を該関心領域指定部で指定
された係数に応じた輝度にまで下げて表示するものであ
ることを特徴とする付記7記載の画像処理装置。(7) (付記9) 1つの医用画像に表われた複数の部位の位
置を認識する部位認識部を備え、前記画像処理部は、前
記関心領域指定部で指定された関心領域に、前記部位認
識部で認識された部位のうちの該関心領域にあらわれた
部位に応じた画像処理を施すものであることを特徴とす
る付記7記載の画像処理装置。
応じて、追加、変更、および削除する画像処理条件操作
部を備えたことを特徴とする付記2記載の画像処理装
置。(3) (付記6) 前記画像処理部で画像処理の施された後の
医用画像を表示する画像表示部を備えたことを特徴とす
る付記2記載の画像処理装置。(4) (付記7) 前記画像表示部に表示された医用画像上
に、所望の関心領域を、操作に応じて指定する関心領域
指定部を備え、前記画像表示部は、医用画像を、前記関
心領域指定部で指定された関心領域を除く領域の輝度を
下げて表示するものであることを特徴とする付記6記載
の画像処理装置。(6) (付記8) 前記関心領域指定部は、操作に応じて、前
記画像表示部に表示された医用画像上に所望の関心領域
を指定するとともに該関心領域以外の領域の輝度の低下
の程度を表わす係数を指定するものであって、前記画像
表示部は、医用画像を、前記関心領域指定部で指定され
た関心領域を除く領域の輝度を該関心領域指定部で指定
された係数に応じた輝度にまで下げて表示するものであ
ることを特徴とする付記7記載の画像処理装置。(7) (付記9) 1つの医用画像に表われた複数の部位の位
置を認識する部位認識部を備え、前記画像処理部は、前
記関心領域指定部で指定された関心領域に、前記部位認
識部で認識された部位のうちの該関心領域にあらわれた
部位に応じた画像処理を施すものであることを特徴とす
る付記7記載の画像処理装置。
【0253】(付記10) 前記画像表示部は複数の医
用画像を並べて表示するものであって、前記画像表示部
は、前記関心領域指定部により該画像表示部に表示され
た複数の医用画像のうちの1つの医用画像について指定
された関心領域と同一の関心領域を該複数の医用画像に
適用して、該複数の医用画像を、各医用画像の関心領域
を除く領域の輝度を下げて表示するものであることを特
徴とする付記7記載の画像処理装置。
用画像を並べて表示するものであって、前記画像表示部
は、前記関心領域指定部により該画像表示部に表示され
た複数の医用画像のうちの1つの医用画像について指定
された関心領域と同一の関心領域を該複数の医用画像に
適用して、該複数の医用画像を、各医用画像の関心領域
を除く領域の輝度を下げて表示するものであることを特
徴とする付記7記載の画像処理装置。
【0254】(付記11) 前記画像表示部に表示され
た医用画像上に関心領域を設定して該関心領域を所定方
向に移動させるスキャニング処理を、操作に応じて指定
するスキャニング処理指定部を備え、前記画像表示部
は、前記スキャニング処理指定部によるスキャニング処
理の指定に応じて、関心領域が順次移動した、該関心領
域を除く領域の輝度が低下した医用画像を表示するもの
であることを特徴とする付記6記載の画像処理装置。
(8) (付記12) 1つの医用画像に表われた複数の部位の
位置を認識する部位認識部を備え、前記画像処理部は、
順次移動する関心領域に、前記部位認識部で認識された
部位のうちの順次移動する関心領域にあらわれた部位に
応じた画像処理を施すものであることを特徴とする付記
11記載の画像処理装置。
た医用画像上に関心領域を設定して該関心領域を所定方
向に移動させるスキャニング処理を、操作に応じて指定
するスキャニング処理指定部を備え、前記画像表示部
は、前記スキャニング処理指定部によるスキャニング処
理の指定に応じて、関心領域が順次移動した、該関心領
域を除く領域の輝度が低下した医用画像を表示するもの
であることを特徴とする付記6記載の画像処理装置。
(8) (付記12) 1つの医用画像に表われた複数の部位の
位置を認識する部位認識部を備え、前記画像処理部は、
順次移動する関心領域に、前記部位認識部で認識された
部位のうちの順次移動する関心領域にあらわれた部位に
応じた画像処理を施すものであることを特徴とする付記
11記載の画像処理装置。
【0255】(付記13) 前記画像表示部は、前記ス
キャニング処理指定部によるスキャニング処理の指定に
応じて、同一タイミングで同一位置に同一の関心領域が
設定されるとともに該関心領域が同一速度で同期して移
動する複数の医用画像を並べて表示するものであること
を特徴とする付記10記載の画像処理装置。
キャニング処理指定部によるスキャニング処理の指定に
応じて、同一タイミングで同一位置に同一の関心領域が
設定されるとともに該関心領域が同一速度で同期して移
動する複数の医用画像を並べて表示するものであること
を特徴とする付記10記載の画像処理装置。
【0256】(付記14) 前記データ取得部は、前記
医用画像としての放射線画像を取得するものであること
を特徴とする付記2記載の画像処理装置。
医用画像としての放射線画像を取得するものであること
を特徴とする付記2記載の画像処理装置。
【0257】(付記15) 医用画像に画像処理を施す
画像処理方法において、医用画像を得るときの撮影機種
および撮影条件に応じた、医用画像に画像処理を施すと
きの画像処理条件を記憶しておき、医用画像と、該医用
画像を得たときの撮影機種および撮影条件とを取得し
て、取得した医用画像に、取得した撮影機種および撮影
条件と同一の撮影機種および撮影条件に対応する画像処
理条件に応じた画像処理を施すことを特徴とする医用画
像処理方法。(9) (付記16) コンピュータシステムを、医用画像に画
像処理を施す画像処理装置として動作させるためのプロ
グラムを記憶した画像処理プログラム記憶媒体におい
て、前記画像処理プログラムが、医用画像と、該医用画
像を得たときの撮影機種および撮影条件とを取得するデ
ータ取得部と、前記データ取得部で取得した医用画像
に、該データ取得部で取得した撮影機種および撮影条件
と同一の撮影機種および撮影条件に対応する画像処理条
件に応じた画像処理を施す画像処理部とを有するもので
あることを特徴とする画像処理プログラム記憶媒体。
(10)
画像処理方法において、医用画像を得るときの撮影機種
および撮影条件に応じた、医用画像に画像処理を施すと
きの画像処理条件を記憶しておき、医用画像と、該医用
画像を得たときの撮影機種および撮影条件とを取得し
て、取得した医用画像に、取得した撮影機種および撮影
条件と同一の撮影機種および撮影条件に対応する画像処
理条件に応じた画像処理を施すことを特徴とする医用画
像処理方法。(9) (付記16) コンピュータシステムを、医用画像に画
像処理を施す画像処理装置として動作させるためのプロ
グラムを記憶した画像処理プログラム記憶媒体におい
て、前記画像処理プログラムが、医用画像と、該医用画
像を得たときの撮影機種および撮影条件とを取得するデ
ータ取得部と、前記データ取得部で取得した医用画像
に、該データ取得部で取得した撮影機種および撮影条件
と同一の撮影機種および撮影条件に対応する画像処理条
件に応じた画像処理を施す画像処理部とを有するもので
あることを特徴とする画像処理プログラム記憶媒体。
(10)
【0258】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、医用画像の種類によらず常に適切な画像処理を行な
い常に診断能の高い画像を提供することができる。
ば、医用画像の種類によらず常に適切な画像処理を行な
い常に診断能の高い画像を提供することができる。
【図1】パーソナルコンピュータの外観斜視図である。
【図2】パーソナルコンピュータのハードウェア構成図
である。
である。
【図3】本発明の画像処理装置の一実施形態の機能ブロ
ック図である。
ック図である。
【図4】図3に示す画像処理装置中の画像処理部の詳細
ブロック図である。
ブロック図である。
【図5】本発明の記憶媒体の一実施形態を示す模式図で
ある。
ある。
【図6】輝度補正処理の原理説明図である。
【図7】輝度補正処理プログラムのフローチャートであ
る。
る。
【図8】輝度補正処理曲線を示した図である。
【図9】コンボリューション処理ルーチンを表わすフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図10】階調処理プログラムのフローチャートであ
る。
る。
【図11】原画像の画素値と階調変換画像の画素値との
対応関係を表わすグラフである。
対応関係を表わすグラフである。
【図12】非線形変換曲線データ作成処理を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図13】原画像の画素値に対する、周波数強調の度合
いを表わす周波数係数を示す図である。
いを表わす周波数係数を示す図である。
【図14】周波数処理プログラムのフローチャートであ
る。
る。
【図15】ヒストグラム解析及びウィンドウ処理プログ
ラムのフローチャートである。
ラムのフローチャートである。
【図16】本実施形態による処理の効果の一例を示す図
である。
である。
【図17】画像の初期表示および画像処理条件を規定す
る画質パラメータの登録、再利用のフローチャートを示
す図である。
る画質パラメータの登録、再利用のフローチャートを示
す図である。
【図18】初期の表示画像の一例を示す図である。
【図19】画質調整ダイアログボックス(階調処理)を
示す図である。
示す図である。
【図20】画質調整ダイアログボックス(輝度補正処
理)を示す図である。
理)を示す図である。
【図21】画質調整ダイアログボックス(周波数処理)
を示す図である。
を示す図である。
【図22】画質調整ダイアログボックス(基本処理)を
示す図である。
示す図である。
【図23】マスキングダイアログボックスを示す図であ
る。
る。
【図24】マスキング処理の行なわれた医用画像の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図25】医用画像が2枚並べて表示された状態を示す
図である。
図である。
【図26】マスキング処理のフローチャートである。
【図27】スキャニングダイアログボックスを示す図で
ある。
ある。
【図28】スキャニング処理の行なわれている医用画像
を示す図である。
を示す図である。
【図29】スキャニング処理のフローチャートである。
【図30】自動部位認識処理フローチャートを示す図で
ある。
ある。
【図31】マップデータ作成処理手順の説明図である。
【図32】マップデータ作成処理手順の説明図である。
【図33】マップデータ作成処理手順の説明図である。
【図34】マップデータ作成処理手順の説明図である。
【図35】マップデータ作成処理手順の説明図である。
【図36】マップデータ作成処理手順の説明図である。
【図37】マップデータ作成処理手順の説明図である。
【図38】マップデータ作成処理手順の説明図である。
【図39】マップデータ作成処理手順の説明図である。
【図40】マップデータ作成処理手順の説明図である。
【図41】マップデータ作成処理手順の説明図である。
【図42】マップデータ作成処理手順の説明図である。
10 フロッピィディスク 11 CD−ROM 100 パーソナルコンピュータ 110 本体装置 110a フロッピィディスク装填口 110b CD−ROM装填口 111 CPU 112 主メモリ 113 ハードディスク装置 114 FDドライブ 115 CD−ROMドライブ 116 入力インタフェース 117 出力インタフェース 120 画像表示装置 130 キーボード 140 マウス 200 画像処理装置 211 データ取得部 212 画像処理部 2121 輝度補正処理 2122 階調処理 2123 周波数処理 2124 ヒストグラム解析およびウィンドウレベル
処理 213 画像表示部 214 部位認識部 215 画像処理条件操作部 216 関心領域指定部 217 スキャニング処理指定部 218 画像処理条件記憶部 300 画像処理プログラム記憶媒体 310 画像処理プログラム 311 データ取得部 312 画像処理部 313 画像表示部 314 部位認識部 315 画像処理条件操作部 316 関心領域指定部 317 スキャニング処理指定部
処理 213 画像表示部 214 部位認識部 215 画像処理条件操作部 216 関心領域指定部 217 スキャニング処理指定部 218 画像処理条件記憶部 300 画像処理プログラム記憶媒体 310 画像処理プログラム 311 データ取得部 312 画像処理部 313 画像表示部 314 部位認識部 315 画像処理条件操作部 316 関心領域指定部 317 スキャニング処理指定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C093 AA26 CA18 FF08 FF09 FF13 FF19 FF28 FF35 FF37 FF50 FG04 5B057 AA08 BA03 CA02 CA08 CA12 CA16 CB02 CB08 CB12 CB16 CE03 CE06 CE11 CH07 DC23
Claims (10)
- 【請求項1】 放射線画像に画像処理を施す画像処理装
置において、 放射線画像を得るときの撮影機種および撮影部位に応じ
た、放射線画像に画像処理を施すときの画像処理条件を
記憶しておく画像処理条件記憶部、 放射線画像と、該放射線画像を得たときの撮影機種およ
び撮影部位とを取得するデータ取得部、および前記デー
タ取得部で得た撮影機種および撮影部位と同一の撮影機
種および撮影部位に対応する画像処理条件を前記画像処
理条件記憶部から読み出して、前記データ取得部で得た
放射線画像に、読み出した画像処理条件に応じた画像処
理を施す画像処理部を備えたことを特徴とする画像処理
装置。 - 【請求項2】 医用画像に画像処理を施す画像処理装置
において、 医用画像を得るときの撮影機種および撮影条件に応じ
た、医用画像に画像処理を施すときの画像処理条件を記
憶しておく画像処理条件記憶部、 医用画像と、該医用画像を得たときの撮影機種および撮
影条件とを取得するデータ取得部、および前記データ取
得部で得た撮影機種および撮影条件と同一の撮影機種お
よび撮影条件に対応する画像処理条件を前記画像処理条
件記憶部から読み出して、前記データ取得部で得た医用
画像に、読み出した画像処理条件に応じた画像処理を施
す画像処理部を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項3】 前記画像処理条件を、操作に応じて、追
加、変更、および削除する画像処理条件操作部を備えた
ことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記画像処理部で画像処理の施された医
用画像を表示する画像表示部を備えたことを特徴とする
請求項2記載の画像処理装置。 - 【請求項5】 前記画像表示部に表示された医用画像上
に、所望の関心領域を、操作に応じて指定する関心領域
指定部を備え、 前記画像表示部は、医用画像を、前記関心領域指定部で
指定された関心領域を除く領域の輝度を下げて表示する
ものであることを特徴とする請求項4記載の画像処理装
置。 - 【請求項6】 前記関心領域指定部は、操作に応じて、
前記画像表示部に表示された医用画像上に所望の関心領
域を指定するとともに該関心領域以外の領域の輝度の低
下の程度を表わす係数を指定するものであって、 前記画像表示部は、医用画像を、前記関心領域指定部で
指定された関心領域を除く領域の輝度を該関心領域指定
部で指定された係数に応じた輝度にまで下げて表示する
ものであることを特徴とする請求項5記載の画像処理装
置。 - 【請求項7】 1つの医用画像に表われた複数の部位の
位置を認識する部位認識部を備え、 前記画像処理部は、前記関心領域指定部で指定された関
心領域に、前記部位認識部で認識された部位のうちの該
関心領域にあらわれた部位に応じた画像処理を施すもの
であることを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。 - 【請求項8】 前記画像表示部に表示された医用画像上
に関心領域を設定して該関心領域を所定方向に移動させ
るスキャニング処理を、操作に応じて指定するスキャニ
ング処理指定部を備え、 前記画像表示部は、前記スキャニング処理指定部による
スキャニング処理の指定に応じて、関心領域が順次移動
した、該関心領域を除く領域の輝度が低下した医用画像
を表示するものであることことを特徴とする請求項4記
載の画像処理装置。 - 【請求項9】 医用画像に画像処理を施す画像処理方法
において、 医用画像を得るときの撮影機種および撮影条件に応じ
た、医用画像に画像処理を施すときの画像処理条件を記
憶しておき、 医用画像と、該医用画像を得たときの撮影機種および撮
影条件とを取得して、取得した医用画像に、取得した撮
影機種および撮影条件と同一の撮影機種および撮影条件
に対応する画像処理条件に応じた画像処理を施すことを
特徴とする医用画像処理方法。 - 【請求項10】 コンピュータシステムを、医用画像に
画像処理を施す画像処理装置として動作させるためのプ
ログラムを記憶した画像処理プログラム記憶媒体におい
て、 前記画像処理プログラムが、 医用画像と、該医用画像を得たときの撮影機種および撮
影条件とを取得するデータ取得部と、 前記データ取得部で取得した医用画像に、該データ取得
部で取得した撮影機種および撮影条件と同一の撮影機種
および撮影条件に対応する画像処理条件に応じた画像処
理を施す画像処理部とを有するものであることを特徴と
する画像処理プログラム記憶媒体。
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