JP4164674B2 - 減色処理装置及び減色処理方法 - Google Patents

減色処理装置及び減色処理方法 Download PDF

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本発明は、フルカラー画像データまたは多数色のカラー画像データを、限られた少数の色からなる印刷画像データに変換する減色処理装置及び減色処理方法に関する。
フルカラー画像の画像データは、画素を構成する複数のピクセルのマトリクスにより構成され、各ピクセルは、通常、R(赤)、G(緑)、B(青)により表され、各RGBは0〜255の256段階(カラー深度)の表現が可能である。このようなフルカラー画像データを、限られた少数色の印刷画像データに減色する方法として、誤差拡散法、ディザ法、ハーフトーン等の各種方法が存在する。しかし、これらの方法をそのまま実施するだけでは、少ない色を用いて元のフルカラー画像を適切に表現することが困難な場合がある。例えば、POSシステムでは2色(非印刷色を含めて3色)のカラー印刷が可能な印刷装置を使用しており、フルカラー画像のイメージを適切に表現するのは困難となる場合が多い。そのため、フルカラー画像データをディザ法により8色にまで減色した後、8色の画像データを各ピクセルの輝度データを用いて3種の色の印刷画像データに変換する方法が提唱されている(特許文献1、2、3参照)。
特開2002−269550号公報 特開2002−288682号公報 特開2002−314833号公報
しかしこれらの従来技術には、多種多様な加工処理が可能であるという利点があるものの以下のような問題もある。すなわち、上記従来技術では、感性的に把握し難い3次元のRGBカラー空間により表現された画像データをそのままRGBの各要素を基準に減色するため、減色後の印刷画像が原画像のイメージからかけ離れたイメージとなりやすいという問題がある。
また、一旦8色に減色した後さらに3色(非印刷色を含む)に減色するという2段階の処理が必要であり、減色処理のための操作及び処理が複雑になるという問題もある。さらに、RGBのカラーモデルでは、R、G、Bの各色のカラー深度の重なりにより、最終的な色合いが定まるので、どの色をどのくらいの閾値で指定すればよいかを人の視覚的な感性により把握することが困難であった。そのため、閾値を指定した後に、プレビュー等のテスト表示により減色後の画像を確認し、自分の描くイメージに近づけるために閾値を少しずつ修正していく必要があり、減色処理作業に多くの時間を必要としていた。
本発明は、このような従来技術の問題に鑑みてなされたもので、人の感性に沿った色合いに基づく減色調整処理が可能な減色処理装置及び減色処理方法を提供することをその目的の一つとする。
また本発明は、人の感性に基づく簡単な操作により、限られた色に減色した印刷画像データを生成することが可能な減色処理装置及び減色処理方法を提供することをその目的の一つとする。
さらに本発明は、第1色、第2色及び非印刷色の3種の色に減色した印刷画像データを生成するにあたり、多数色により構成された原画像の特徴に応じて、バラエティに富んだ減色処理を行なうことが可能な減色処理装置及び減色処理方法を提供することをその目的の一つとする。
本発明は、カラー画像を第1色及び第2色に変換する際に、RGB系の画像データをHLS系の画像データに変換し、色相Hによる色指定を可能にした。HLSの色相Hは、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順で一回転する360°の角度位置で表されており、人が感性により把握しやすいので、自分のイメージに合わせて減色処理するように設定することが容易となる。
本発明の第1の態様にかかる減色処理装置は、
RGBにより表現される複数色からなるRGBカラー画像データを取得する画像データ取得部と、
前記RGBカラー画像データをHLSにより表現されるHLS画像データに変換する変換処理部と
前記HLSカラー画像データを、所定のパラメータに基づいて、予め指定された第1色、第2色及び非印刷色の3種の色からなる印刷画像データに変換する減色処理部と、を備える減色処理装置であって、
さらに、前記第2色として変換する色相範囲Hsを前記パラメータとして指定可能なパラメータ設定部を備え、
前記減色処理部は、第1色として黒色が指定されている場合において、前記第2色の色相をH2として、変換対象ピクセルの色相Hpの前記指定された色相範囲Hsに対する割合Hrを次式により算出する色相割合算出部と、
Hr=1−||180−|Hp−H2||−180|/Hs、ただし、Hr≦0のときHr=0とする
次式により、前記変換対象ピクセルの明度Lpの前記第2色の明度L2に対する割合Lrを算出する明度割合算出部と、
Lr=(1−Lp)/(1−L2)、ただし、Lr≧1のときLr=Lp/L2とする、Lp及びL2はそれぞれ0.00〜1.00の範囲内
次式により、前記変換対象ピクセルの彩度Spの前記第2色の彩度S2に対する割合Srを算出する彩度割合算出部と、
Sr=Sp/S2、ただし、Sr≧1のときSr=1とする
前記算出したHr、Lr、Srを用いて、前記変換対象ピクセルの前記第2色に対する割合R2を次式により算出する第2色データ算出部と、
R2=Hr*Lr*Sr、*は積算符号
次式により、前記変換対象ピクセルの前記第1色に対する割合Rkを算出する第1色データ算出部と、
Rk=1−Lp−R2*(1−L2)
前記算出した割合R2及び割合Rkに基づいて、前記変換対象ピクセルに印刷する色を前記第1色、第2色及び非印刷色のいずれにするかを決定し、前記印刷画像データを生成するディザ処理部とからなることを特徴とする。
HLSは色相H(Hue)、明度L(Lightness)、彩度S(Saturation)という人の感覚と近似した要素から構成されており、この態様ではこれらの要素を基準に減色処理を行なうので、人の感覚に近い自然な減色画像を得ることができる。
また、色相は、人が色を認識する感覚に近いので、色相範囲を減色処理のパラメータとして指定することにより、減色画像のイメージを想定することが容易となり、延いては減色画像の作成作業が容易となる。
本発明の他の態様にかかる減色処理装置は、前記色相範囲Hsは、1°〜180°の範囲内において指定可能であることを特徴とする。
本発明の他の態様にかかる減色処理装置は、前記パラメータとして、前記第2色の色相H2明度L2及び彩度S2の少なくとも1を指定可能であることを特徴とする。
本発明の他の態様にかかる減色処理装置は、パラメータ設定部に設定された第2色が印刷装置で印刷可能な第2色と異なる場合、前記減色処理部により生成された前記印刷画像データの前記第2色を前記印刷装置で印刷可能な第2色に変換して、モニタ表示することを特徴とする。この態様によると、原画像が、印刷装置で印刷可能な第2色とは異なる色を基調としている場合に、その基調となる色を第2色として指定して減色処理を行なって印刷画像データを生成し、その印刷画像データの第2色を実際に印刷可能な色に変換してモニタ表示させることにより、実際の印刷イメージの確認が可能となる。生成された印刷画像データは、指定された第2色が印刷装置で印刷可能な第2色に置き換えて印刷されることが可能となる。これにより、原画像の特徴を再現した減色画像を得ることができる。
本発明の他の態様は、上述した各減色処理装置のいずれか1つを備えることを特徴とする印刷ドライバである。
本発明の減色処理方法は、
(a)RGBにより表現される複数色からなるRGBカラー画像データをHLSカラー画像データに変換する工程と、
(b)前記HLSカラー画像データを、所定のパラメータに基づいて、予め指定された第1色、第2色及び非印刷色の3種の色からなる印刷画像データに変換する工程と、を備える減色処理方法であって、さらに、
(c)前記第2色として変換する色相範囲Hsを前記パラメータとして指定する工程を備え、
前記工程(b)は、前記第1色として黒色が指定されている場合において、
(b-1)前記第2色の色相をH2として、変換対象ピクセルの色相Hpの前記指定された色相範囲Hsに対する割合Hrを次式により算出する工程と、
Hr=1−||180−|Hp−H2||−180|/Hs、ただし、Hr≦0のときHr=0とする
(b-2)次式により、前記変換対象ピクセルの明度Lpの前記第2色の明度L2に対する割合Lrを算出する工程と、
Lr=(1−Lp)/(1−L2)、ただし、Lr≧1のときLr=Lp/L2とする、Lp及びL2は、それぞれ0.00〜1.00の範囲内
(b-3)次式により、変換対象ピクセルの彩度Spの第2色の彩度S2に対する割合Srを算出する工程と、
Sr=Sp/S2、ただし、Sr≧1のときSr=1とする
(b-4)前記算出したHr、Lr、Srを用いて、前記変換対象ピクセルの前記第2色に対する印刷割合R2を次式により算出する工程と、
R2=Hr*Lr*Sr、*は積算符号
(b-5)次式により、前記変換対象ピクセルの前記第1色に対する印刷割合Rkを算出する工程と、
Rk=1−Lp−R2*(1−L2)
(b-6)前記算出した割合R2及び割合Rkに基づいて、前記変換対象ピクセルに印刷する色を前記第1色、第2色及び非印刷色のいずれにするかを決定し、前記印刷画像データを生成する工程とからなることを特徴とする。
本発明の他の態様は、前述の減色処理方法の各工程をコンピュータに実行させるためのものであることを特徴とするプログラムである。また、そのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体である
本発明は、RGBカラー画像データをHLSカラー画像データに変換した後に、色相H、明度L、彩度Sに基づいて第1色、第2色及び非印刷色の3種の色からなる画像データに減色・変換するものである。HLSは色相、明度、彩度という人の感覚と近似した要素から構成されているので、これらの要素を基準に減色処理を行なうことにより、人の感覚により近い自然な減色画像を得ることができる。
また、色相は、人が色を認識する感覚に近いので、色相範囲を減色処理のパラメータとして指定することにより、減色画像のイメージを想定することが容易となり、延いては減色画像の作成作業が容易となる。すなわち、より感性的な減色処理操作が可能となり、感性に基づいて印刷イメージの微妙な調整もし易くなる。
また、原画像が、印刷装置で印刷可能な第2色とは異なる色を基調としている場合に、その基調となる色を第2色として指定して減色処理を行なって印刷画像データを生成し、その印刷画像データの第2色を実際に印刷可能な色に変換してモニタ表示させることにより、実際の印刷イメージの確認が可能となる。生成された印刷画像データは、指定した第2色が印刷装置で印刷可能な第2色に置き換えて印刷されることが可能となる。これにより、原画像の特徴を再現した減色画像を得ることができる
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる減色処理装置10の機能ブロック図である。減色処理装置10は、画像データ取得部11、変換処理部12、減色処理部13、パラメータ設定部14、減色データ記憶部15及び入力/表示制御部16を備えている。画像データ取得部11により取得された画像は、変換処理部12によりHLSデータに変換され、減色処理部13により第1色、第2色及び非印刷色からなる印刷データに減色処理されて、処理結果が減色データ記憶部15に記憶される。
入力/表示制御部16には、表示装置及び入力装置が接続されている。入力/表示制御部16は、表示装置に操作画面を表示し、ポインティングデバイス等の入力装置による入力を受け付けるよう制御する。ユーザ(操作者)は、表示装置に表示された操作画面をポインティングデバイス等の入力装置により操作することにより、希望する画像データの取得を画像データ取得部11に指示することが可能である。
入力/表示制御部16は、さらに、操作画面を通じてパラメータの入力を受け付ける。入力されたパラメータは、パラメータ設定部14に登録され、減色処理のために使用される。パラメータ設定部14には、減色後に表現可能な色である第1色及び第2色が設定される。第1色及び第2色は、基本的には印刷装置により印刷可能な色に設定される。印刷装置は、通常、文字を黒色により印刷するので、印刷色が限定されているときでも、黒色のインクを含むのが一般的である。従って、通常の場合には、第1色として黒色が指定される。第2色としては、赤色、緑色、青色等の各種の色の中から任意の色を設定可能である。また特殊な使い方として、印刷装置により印刷可能な色とは異なる色を第1色または第2色として設定することも可能である。この場合には、減色したデータのイメージと印刷装置で印刷したイメージとは異なる色になる。
さらに、HLSデータの色相のどの範囲までを第1又は第2の印刷色とするかを指定するパラメータが、パラメータ設定部14に設定される。この色相範囲を増減することにより、減色処理後の画像データのイメージを変更することが可能となる。通常は第1色として黒色が指定されるので、このパラメータは第2色について設定され、第2色の色相を中心(開始点)としたある角度範囲が設定される。例えば、第2色が赤色の場合には、赤色の(H,L,S)は(0°,29.7%,100%)であるので色相0°が開始点となり、ユーザにより色相範囲として90°が指定された場合には、赤色の色相0°を開始点として+90°〜−90°の範囲がパラメータ設定部14に設定される。
(RGBからHLSへの変換)
画像データ取得部11は、操作画面による操作に基づいて、スキャナ又はデジタルカメラ等の画像読取装置から処理対象となる原画像データを取得する。原画像データのデータファイルをディスク装置等から読み出すことも可能である。取得した画像データは、入力/表示制御部16及び変換処理部12に出力される。入力/表示制御部16は、取得した画像データに基づいて、その原画像を表示装置に表示させる。ユーザはこれにより、取得画像の確認が可能となる。
変換処理部12は、取得したRGBカラーデータの各ピクセルを色相H、明度L、彩度Sの各データに変換する。色相Hは0°〜360°の角度で表され、明度L及び彩度Sはそれぞれ0%〜100%(あるいは0.00〜1.00)で表される。以下にRGBカラーデータをHLSカラーデータに変換する変換処理の具体例を説明する。
色相Hは、例えば、以下の式により算出することができる。尚、以下の説明においては、RGBの各値は、1/255倍することにより0〜1に変換して計算を行なうものとする。
・変換対象となるピクセルのRGB(Rp,Gp,Bp)中でRpが最も大きな値である場合には、式(1)により算出する。
H={60*(Gp−Bp)}/{Rp−(Gp又はBpの小さい方)} …… 式(1)
・(Rp,Gp,Bp)中でGpが最も大きな値である場合には、式(2)により算出する。
H={60*(Bp−Rp)}/{Gp−(Rp又はBpの小さい方)}+120 …… 式(2)
・(Rp,Gp,Bp)中でBpが最も大きな値である場合には、式(3)により算出する。
H={60*(Rp−Gp)}/{Bp−(Rp又はGpの小さい方)}+240 …… 式(3)
ただし、式(1)〜式(3)により計算した色相Hの値が、H<0の場合には、H=H+360とする。
明度Lは、式(4)により算出する。
L=(19/64)*Rp+(19/32)*Gp+(7/64)*Bp …… 式(4)
彩度Sは、以下の式により算出する。
・{(Rp,Gp,Bp)中の最小値+(Rp,Gp,Bp)中の最大値}≦1のときは、式(5)により算出する
S={(Rp,Gp,Bp)中の最大値−(Rp,Gp,Bp)中の最小値}}}/{(Rp,Gp,Bp)中の最大値+(Rp,Gp,Bp)中の最小値}…… 式(5)
・{(Rp,Gp,Bp)中の最小値+(Rp,Gp,Bp)中の最大値}>1のときは、式(6)により算出する
S={(Rp,Gp,Bp)中の最大値−(Rp,Gp,Bp)中の最小値}/{2−(Rp,Gp,Bp)中の最大値−(Rp,Gp,Bp)中の最小値} …… 式(6)
例えば、第1色を黒色、第2色を赤色として減色する場合において、変換対象のピクセルの(Rp,Gp,Bp)を(0.92,0.55,0.92)とした場合、HLSを上記の条件に基づき算出すると、変換対象ピクセルの(H,L,S)は、(300°,70%,70%)となる。
(減色処理)
変換処理部12により変換されたHLSデータは減色処理部13に出力され、第1色及び第2色による減色処理が行なわれる。減色処理部13は、HLSに変換された画像データの各ピクセル毎に、各種パラメータに基づいて第1色及び第2色の割合を算出し、その結果をディザ処理した後に印刷画像データとして出力する。
図2に本発明の一実施形態にかかる減色処理部13の機能ブロック図を示す。減色処理部13は、減色処理制御部21と、減色演算処理部22と、ディザ処理部23と、どのようなディザ処理を行なうかを設定するディザ処理設定部24とを備えている。
減色処理制御部21は、変換処理部12から出力されるHLSデータを記憶するHLSデータ記憶部36と、パラメータ設定部14からパラメータを取得するパラメータ取得部37とを備えており、減色処理動作全体を制御する。減色処理制御部21により取得したHLSデータは、減色演算処理部22に出力される。
減色演算処理部22は、対象ピクセルの色相、明度、彩度の各要素に基づく、対象ピクセルにおける第1色及び第2色の割合を算出する割合算出部31〜33、第1色データ割合を算出する第1色データ算出部35、第2色データ割合を算出する第2色データ算出部34を備えている。
(減色処理の実施例)
以下に、減色演算処理部22の処理動作について、実施例を用いて説明する。以下の処理においては、第1色を黒色、第2色を赤色として指定するものとし、ピクセルの第1色及び第2色の成分比(割合)をRk及びR2とする。また、Hp,Lp,Spはそれぞれ減色処理対象ピクセルPのR,G,BをH,L,Sに変換した値を示し、H2,L2,S2はそれぞれ第2色のH,L,Sを示している。また、Hrは対象ピクセルPの色相が、パラメータ設定部14に設定された色相範囲Hsからどの位分離しているか(色相の割合)を示す値である。Lrは対象ピクセルPの第2色に対する明度の割合を示し、Srは対象ピクセルPの第2色に対する彩度の割合を示す。さらに明度及び彩度は、0.00〜1 .00で表わすものとする。尚、以下ではHLSに変換された画像データの1個のピクセルについての処理について説明するが、画像の総てのピクセルについて同様の処理が実行される。
色相割合算出部31は、式(7)を用いて、HLSに変換した画像データの対象ピクセルの色相の割合Hrを算出する。
Hr=1−||180−|Hp−H2||−180|/Hs、 ただし算出結果が0以下の場合はHr=0とする …… 式(7)
明度割合算出部32は、式(8)を用いて対象ピクセルの明度の割合Lrを算出する。
Lr=(1−Lp)/(1−L2)、 ただし算出結果が1以上の場合はLr=Lp/L2とする …… 式(8)
彩度割合算出部33は、式(9)を用いて対象ピクセルの彩度の割合Srを算出する。
Sr=Sp/S2、 ただし算出結果が1以上の場合はSr=1とする …… 式(9)
第2色データ算出部34は、算出されたHr、Lr、Sr用いて式(10)により第2色の割合R2を算出する。
R2=Hr*Lr*Sr (*は積算を意味する符号) …… 式(10)
第1色データ算出部35は、算出されたR2を用いて式(11)により第1色の割合Rkを算出する。
Rk=1−Lp−R2*(1−L2) …… 式(11)
(データ算出の具体例)
例えば、第1色を黒、第2色を赤、色相範囲を90°に指定され、対象ピクセルPのHLSが(300°,70%,70%)の薄い紫であった場合、Hr=0.333、Lr=0.426、Sr=0.7となり、これからR2及びRkを算出すると、R2=10%、Rk=22.9%となる。すなわち、薄い紫のピクセルは、第1色が22.9%、第2色が10%、残りが非印字の割合となる。
ディザ処理部23は、算出されたRk及びR2に基づきディザ処理を行なう。以下に、パターンディザによる処理例を説明する。パターンディザ処理では、画像データの対象ピクセルのアドレスを(x,y)とし、画像データの各ピクセルを4×4のマトリクスからなるマスクパターンにより順次比較して、対応するピクセルの値がマスクパターンの数値より大きい場合にはその色を印刷し、小さい場合には印刷しないよう設定する。
まず、画像データの総てのピクセルを4×4のマスクパターンにより比較するため、対象ピクセルのアドレスを、次式により4×4の1次元マトリクスaに変換する。a=x/4の余り+y/4の余り×4
これによりa=0〜15の16の数値が定まり、ディザマスクパターンの16個中の一個が指定される。
ディザのマスクパターンPat{a}として、以下のマスクを使用する。
Pat{a}=(0.0/16.0, 1.0/16.0, 7.0/16.0, 3.0/16.0,
2.0/16.0, 6.0/16.0, 11.0/16.0, 10.0/16.0,
8.0/16.0, 12.0/16.0, 15.0/16.0, 14.0/16.0,
4.0/16.0, 5.0/16.0, 13.0/16.0, 9.0/16.0)
例えば、a=1の場合マスクパターンは1.0/16.0であり、a=11の場合マスクパターンは14.0/16.0である。
比較対象ピクセル(x,y)の減色演算処理部22からの出力Rk及びR2がマスクバターンの値と比較され、以下の条件に従って第1色及び第2色の印刷の是非が確定される。Rk>Pat{a}の場合には、対象ピクセル(x,y)には第1色が印刷される。R2>Pat{a}の場合には、対象ピクセル(x,y)には第2色が印刷される。第1色及び第2色の双方の印刷が重なった場合には、
x+yが偶数の場合には、R2>Rkのとき第2色を印刷し、R2<Rkのとき第1色を印刷する。
x+yが奇数の場合には、R2<Rkのとき第2色を印刷し、R2>Rkのとき第1色を印刷する。
(処理手順の説明)
以上の処理は、演算処理装置(CPU)、メモリその他の記憶装置、記憶装置に記憶された制御プログラム及び所定のデータに基づいて実行することができる。以下、その処理手順をフローチャートに基づいて説明する。
図3は本発明の一実施形態にかかる減色処理手順を示すフローチャートである。まず、第1色及び第2色の指定、色相の範囲指定等のパラメータ設定を受け付ける(S101)。また、ユーザの操作に基づいて、画像データ取得部11によりRGBからなる元画像データを取得する(S102)。取得した元画像は、モニタ表示可能である。次に、設定されたパラメータに基づいて、RGBデータをHLSデータに変換し(S103)、変換したデータに基づいて第1色または第2色に減色する(S104)。変換処理及び減色処理については後述する。減色処理された画像は、モニタに表示される(S105)。ユーザによりパラメータが変更された場合には(S106:YES)、パラメータの変更設定を受け付けて(S107)、変更後のパラメータに基づいて、再度減色処理を行なう(S104)。パラメータが変更されていない場合には(S106:No)、減色データを減色データ記憶部15に出力する(S108)。
次に、変換処理について説明する。図4は、図3における変換処理(S103)の一実施形態にかかる処理手順を示すフローチャートである。まず、取得した画像データから第1番目のピクセルのRGBデータを読み出す(S201)。次に、読み出したRGBデータの中で最大のデータは何か、最小のデータは何かを判定する(S202)。判定結果に基づいて色相H、明度L、彩度Sを算出する(S203、S204、S205)。例えば、上述した変換式(1)〜(3)を用いて色相Hを算出し、変換式(4)を用いて明度Lを算出し、変換式(5)〜(6)を用いて彩度Sを算出する。次にピクセルのアドレスを+1して(S206)、画像データの全ピクセルについて処理が終了したかどうかを確認する(S207)。全ピクセルの変換処理が終了していない場合(S207;No)、次のピクセルのRGBデータを読出し(S208)、同様の処理を繰り返す(S202〜S206)。全ピクセルの変換処理が終了すると(S207;YES)、変換データを減色処理部13に出力して(S209)、変換処理を終了する。
次に、減色処理について説明する。図5に、図3における減色処理(S104)の一実施形態にかかる処理手順のフローチャートを示す。まず、HLSデータに変換された第1番目のピクセルデータが読み出される(S301)。次に、設定されたパラメータを取得して(S302)、Hr,Lr,Sr,R2,Rkを算出する(S303〜S307)。これらの値は、例えば、上述した式(7)〜式(11)を用いて算出される。
算出した対象ピクセルのR2、Rkに基づいてディザによる処理を行なう(S308)。ディザ処理は、前述したようなパターンディザを用いても良いし、他の形式のディザ処理を用いてもよい。ディザ処理の選択は、操作画面の入力に基づいて設定可能な構成とすることができ、ディザ処理の種類を選択する選択入力はディザ処理設定部24に記憶される。ディザ処理部23は、ディザ処理設定部24に設定されたディザ処理を実行する。本発明におけるディザ処理として、公知または慣用のディザ処理技術を用いることが可能である。
次に、減色処理対象ピクセルPnのアドレスを+1して(S309)、画像データのピクセル総ての減色処理を終了したかどうかを確認する(S310)。終了していなければ(S310;NO)、次のアドレスのピクセルデータを読出し(S311)、同様の減色処理を繰り返す(S303〜S309)。画像データのピクセル総てについての減色処理を終了すると(S310;YES)、減色データを減色データ記憶部15出力する(S312)。減色データ記憶部15に記憶された減色データは、表示装置に出力されてプレビュー表示され、またユーザの印刷指示により印刷装置へ出力される。
以上の説明においては、原画像データの全ピクセルについてRGBからHLSへの変換処理を行った後、HLSに変換したデータの減色処理を行なう形態について説明したが、原画像データのピクセル毎に変換処理及び減色処理を行った後、次のピクセルの変換処理及び減色処理を行なうというように、原画像からピクセル単位で順次減色処理まで行なうよう構成することも可能である。
上述のような色相を基準とした原色処理は、色相表現が人の感性に近いために、原画像のイメージに近い減色画像を生成することが可能となる。したがって、POSシステム等において、ロゴまたは商品イメージを3種の色(第1色、第2色、非印刷色)で印刷する場合等に、より自然なイメージの画像を印刷することが可能となる。また、POSプリンタに登録するためのロゴデータその他の登録データとして、フルカラー画像から3種の色のカラー減色画像を作成する場合においては、色相範囲の変更により生成される減色データのイメージを感覚的に把握することが容易であるので、色相範囲の調整により登録データを作成することが容易となるという利点も有する。
(その他の実施形態)
上記の例では、色相を基準に減色処理を行なったが、色相Hを使用せず、明度Lと彩度Sのみで第2色を割当てることができるようにすることも可能である。さらに明度Lまたは彩度Sのそれぞれについても有効/無効を設定することができるようにすることも可能である。すなわち、減色処理は、色相H、明度L、彩度Sの少なくとも1を使用して行なうことができる。この場合に第2色の割合R2は、上述の計算式(10)において、減色処理に使用しない色相の割合Hr、明度の割合Lr又は彩度の割合Srを1として算出される。これにより、明度や彩度の強度に応じた画像を生成することも可能となり、変換画像のバラエティを増大させることが可能となる。
また、第2色の色相H、明度L、彩度Sを個別に指定可能な構成とすることも可能である。上述の例では、第2色が赤色の場合には、純粋な赤ということで、HLSは、(0°,29.7%,100%)としていたが、実際に印刷に使用される赤は、純粋な赤とはいえない場合がある。このような場合に、実際に使用している第2色のHLSに合わせて、第2色のHLSを指定可能とすることにより、より正確な減色処理が可能となる。
さらに、第2色として、印刷装置で印刷可能な色とは異なる色が指定された場合に、表示装置上のプレビュー表示は、実際に印刷される色で表示するように構成することも可能である。これにより、実際に印刷するイメージで減色画像を確認することが可能となる。また、印刷装置と異なる第2色で減色処理することにより、印刷装置の第2色による減色処理では消えてしまう色であっても、原画像の色とは別の色ではあるが、印刷装置の第2色により表現することが可能となる。原画像が、印刷装置で印刷可能な第2色とは異なる色を基調とする画像の場合に、有効な処理である。例えば、印刷装置で印刷可能な第2色が赤、原画像の基調色が青である場合に、減色処理を印刷装置の第2色である赤により行なうと、原画像の青系の色は減色画像では白色(非印刷色)となり消えてしまうが、原色処理を原画像の基調色である青により行なえば減色画像でも消えることはない。したがって、原画像の基調色による減色処理で得られた印刷画像データを印刷装置で印刷させれば、減色画像の青系の色は印刷装置の第2色である赤系の色で印刷されるものの、原画像の特徴を失うことなく再現させることが可能となる。
図6に、本発明の一実施例にかかる減色処理装置の操作画面を例示する。第1色を黒色、第2色を赤色として指定した場合を示している。最上段のディザタイプ設定部40には、ディザタイプを指定するディザ指定入力部41と、サンプル表示部42とが設けられている。中段のカラーテーブル45は、RGBCMYKWの8色のそれぞれを黒赤白の何れに変換するかを設定する画面であり、従来の減色処理を行なう場合に用いられる。最下段にはHLS色空間設定部50が設けられている。色相Hによる調整を行なわない場合には、色相調整停止部51をチェックする。同様に、明度L、彩度Sによる調整を行わない場合には、それぞれ明度調整停止部52、彩度調整停止部53をチェックする。色相Hによる調整を行なう場合には、色相範囲指定部54のスライダ55を1°〜180°の範囲で移動させることにより、色相範囲を指定する。スライダ55により指定した色相範囲は、色相範囲表示部56に角度表示される。色相範囲表示部56の上部には原画像のモニタ画面57があり、その右側には減色処理後の画像のモニタ画面58が設けられている。
図7に第2色のHLSを指定可能な構成とした場合の操作画面例を示す。第2色の指定は、第2色の色相の基準点(開始点)、明度、彩度を、それぞれ色相角入力ボックス61、明度入力ボックス62、彩度入力ボックス63に入力することによって可能となる。左側にある円は、色相と彩度を示すカラー・リング64であり、指定された色相と彩度に相当する位置に+のマークが表示される。カラー・リング64の右には、スライダ・バー65が設けられており、指定された明度に相当する位置にスライダ66が表示される。
また、ポインティングデバイス等によりカラー・リング64上の所望の位置を選択して第2色の色相と彩度を指定することもできるし、スライダ・バー65のスライダ66を所望の位置に移動させて明度を指定することもできる。この場合には、ポインティングデバイスやスライダ66により指定されたHLSの値が各入力ボックス61〜63に表示される。
以上説明した減色処理装置及び減色処理方法は、印刷制御装置がホスト装置等の汎用PCの場合には、プリンタドライバ中に設けることができる。また、原画像からロゴデータ等の減色画像を作成するロゴデータ作成装置の減色処理装置として使用することも可能である。
本発明の一実施形態にかかる減色処理装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる減色処理部の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる減色処理手順を示すフローチャートである。 図3における変換処理(S103)の一実施形態にかかる処理手順を示すフローチャートである。 図3における減色処理(S104)の一実施形態にかかる処理手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施例にかかる減色処理装置の操作画面を示す図である。 第2色のHLSを指定可能な構成とした場合の操作画面例を示す図である。
符号の説明
10 減色処理装置 11 画像データ取得部
12 変換処理部 13 減色処理部
14 パラメータ設定部 15 減色データ記憶部
16 入力/表示制御部 21 減色処理制御部
22 減色演算処理部 23 ディザ処理部
24 ディザ処理設定部 31 色相割合算出部
32 明度割合算出部 33 彩度割合算出部
34 第2色データ算出部 35 第1色データ算出部
36 HLSデータ記憶部 37 パラメータ取得部
40 ディザタイプ設定部 41 ディザ入力部
42 サンプル表示部 45 カラーテーブル
51 色相調整停止部 52 明度調整停止部
53 彩度調整停止部 54 色相範囲指定部
55、66 スライダ 56 色相範囲表示部
57 原画像のモニタ画面 58 減色処理後の画像のモニタ画面
61 色相角入力ボックス 62 明度入力ボックス
63 彩度入力ボックス 64 カラー・リング
65 スライダ・バー

Claims (11)

  1. RGBにより表現される複数色からなるRGBカラー画像データを取得する画像データ取得部と、
    前記RGBカラー画像データをHLSにより表現されるHLS画像データに変換する変換処理部と、
    前記HLSカラー画像データを、所定のパラメータに基づいて、予め指定された第1色、第2色及び非印刷色の3種の色からなる印刷画像データに変換する減色処理部と、を備える減色処理装置であって、
    さらに、前記第2色として変換する色相範囲Hsを前記パラメータとして指定可能なパラメータ設定部を備え、
    前記減色処理部は、第1色として黒色が指定されている場合において、前記第2色の色相をH2として、変換対象ピクセルの色相Hpの前記指定された色相範囲Hsに対する割合Hrを次式により算出する色相割合算出部と、
    Hr=1−||180−|Hp−H2||−180|/Hs、ただし、Hr≦0のときHr=0とする
    次式により、前記変換対象ピクセルの明度Lpの前記第2色の明度L2に対する割合Lrを算出する明度割合算出部と、
    Lr=(1−Lp)/(1−L2)、ただし、Lr≧1のときLr=Lp/L2とする、Lp及びL2はそれぞれ0.00〜1.00の範囲内
    次式により、前記変換対象ピクセルの彩度Spの前記第2色の彩度S2に対する割合Srを算出する彩度割合算出部と、
    Sr=Sp/S2、ただし、Sr≧1のときSr=1とする
    前記算出したHr、Lr、Srを用いて、前記変換対象ピクセルの前記第2色に対する割合R2を次式により算出する第2色データ算出部と、
    R2=Hr*Lr*Sr、*は積算符号
    次式により、前記変換対象ピクセルの前記第1色に対する割合Rkを算出する第1色データ算出部と、
    Rk=1−Lp−R2*(1−L2)
    前記算出した割合R2及び割合Rkに基づいて、前記変換対象ピクセルに印刷する色を前記第1色、第2色及び非印刷色のいずれにするかを決定し、前記印刷画像データを生成するディザ処理部とからなることを特徴とする減色処理装置。
  2. 前記色相範囲Hsは、1°〜180°の範囲内において指定可能であることを特徴とする請求項に記載の減色処理装置。
  3. 前記パラメータとして、前記第2色の色相H2明度L2及び彩度S2の少なくとも1を指定可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の減色処理装置。
  4. パラメータ設定部に設定された第2色が印刷装置で印刷可能な第2色と異なる場合、前記減色処理部により生成された前記印刷画像データの前記第2色を前記印刷装置で印刷可能な第2色に変換して、モニタ表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の減色処理装置。
  5. 請求項1〜に記載した減色処理装置のいずれか1つを備えることを特徴とする印刷ドライバ。
  6. (a)RGBにより表現される複数色からなるRGBカラー画像データをHLSカラー画像データに変換する工程と、
    (b)前記HLSカラー画像データを、所定のパラメータに基づいて、予め指定された第1色、第2色及び非印刷色の3種の色からなる印刷画像データに変換する工程と、を備える減色処理方法であって、さらに、
    (c)前記第2色として変換する色相範囲Hsを前記パラメータとして指定する工程を備え、
    前記工程(b)は、前記第1色として黒色が指定されている場合において、
    (b-1)前記第2色の色相をH2として、変換対象ピクセルの色相Hpの前記指定された色相範囲Hsに対する割合Hrを次式により算出する工程と、
    Hr=1−||180−|Hp−H2||−180|/Hs、ただし、Hr≦0のときHr=0とする
    (b-2)次式により、前記変換対象ピクセルの明度Lpの前記第2色の明度L2に対する割合Lrを算出する工程と、
    Lr=(1−Lp)/(1−L2)、ただし、Lr≧1のときLr=Lp/L2とする、Lp及びL2は、それぞれ0.00〜1.00の範囲内
    (b-3)次式により、変換対象ピクセルの彩度Spの第2色の彩度S2に対する割合Srを算出する工程と、
    Sr=Sp/S2、ただし、Sr≧1のときSr=1とする
    (b-4)前記算出したHr、Lr、Srを用いて、前記変換対象ピクセルの前記第2色に対する印刷割合R2を次式により算出する工程と、
    R2=Hr*Lr*Sr、*は積算符号
    (b-5)次式により、前記変換対象ピクセルの前記第1色に対する印刷割合Rkを算出する工程と、
    Rk=1−Lp−R2*(1−L2)
    (b-6)前記算出した割合R2及び割合Rkに基づいて、前記変換対象ピクセルに印刷する色を前記第1色、第2色及び非印刷色のいずれにするかを決定し、前記印刷画像データを生成する工程とからなることを特徴とする減色処理方法。
  7. 前記色相範囲Hsは、1°〜180°の範囲内において指定可能であることを特徴とする請求項に記載の減色処理方法。
  8. 前記パラメータとして、前記第2色の色相H2明度L2及び彩度S2の少なくとも1を指定可能であることを特徴とする請求項6又は7に記載の減色処理方法。
  9. パラメータ設定部に設定された第2色が印刷装置で印刷可能な第2色と異なる場合、前記減色処理部により生成された前記印刷画像データの前記第2色を前記印刷装置で印刷可能な第2色に変換して、モニタ表示することを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の減色処理装置。
  10. 請求項6〜9のいずれか1項に記載の減色処理方法の各工程をコンピュータに実行させるためのものであることを特徴とするプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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