JP2006211579A - カラープロファイル作成方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 出力画像の画質向上と高いカラーマッチング精度を実現するカラープロファイルを作成する。
【解決手段】 D点、E点は、階調性重視処理領域303内の色なのでデバイス色空間301の最外郭に一律に貼り付けられるのではなくデバイス色空間301内部の点(色)にマッピングされる。それに同期して、デバイス色空間301の最外郭に近い部分の色も多少内側の色にマッピングされる。例として、階調性重視処理領域303内の点Dの色はデバイスで表現するためにデバイス色空間301内の点D'としてマッピングされるが、点Cがそのままの位置でマッピングされてしまうと階調性に不整合が生じるので点C`にマッピングされる。即ち、階調性重視処理領域303内の色は圧縮されてデバイス色空間301内の色にマッピングされる。また、階調性重視処理領域303外の点(色)、例えば点Fなどは、デバイス色空間301の最外周色にマッピングされる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、カラープロファイル作成方法及びシステムに関する。より詳細には、本発明は、カラープロファイルの色差最小ルックアップテーブルを作成する場合において、ユーザが所望する階調性を色差最小のインテントに持たせることにより、色差最小のカラーマッチング精度と見栄えのする出力画像を実現するカラープロファイル作成方法、プログラム、システム、及び画像処理方法に関する。
各種デバイスを利用した画像処理システムのカラーマネージメントにおいて、重要な役割を果たすデータの一つとして、カラープロファイルがある。カラープロファイルはそのデバイスの色再現特性が記述されており、デバイスの出力色を所望の色にするためのカラーマッチング処理に使用される。一般的なカラープロファイルの規格の一つとしてICC(International Color Consortium)で規格化されているプロファイルがよく知られており、カラーマッチング処理において標準的に使用されている。
出力デバイスの一つとしてプリンタを例にして説明する。プリンタは、デバイスカラーとしてC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色もしくは特別色を含めた多色で構成されている。プリンタの色再現を表すデバイスICCプロファイルは、XYZやL*a*b*のようなデバイスに依存しないカラースペース(色空間)を、デバイスのカラーであるCMYK等のインク色に変換するためのカラーマッピングテーブル(色空間変換テーブル、色差最小ルックアップテーブルとも呼ぶ)を保有しており、画像処理システムはそのデータを利用してカラーマッチングを行う。カラーマッピングテーブルはXYZやL*a*b*の色空間から、デバイスカラーへの対応付けを行うものであるが、双方の実現可能な色空間のサイズや特性が異なるため、いくつかの特徴に基づいたマッピング方法が決められている。
ICCプロファイルのマッピング方法として、Perceptual、Saturation、Colorimetricの3つのインテント(異なる色空間を互いに縮めたり延ばしたりして合わせ込む場合の、その延ばし方・縮め方の方法)がある。それぞれの特徴を説明すると、Perceptualは、明度を重視してカラースペースの近似位置にマッピングされるものであり、デバイスカラーの色再現外のデータは再現範囲内になるようにし、かつ色空間の境界部分だけが極端に変化しないように少しずつガマット(モニタ、プリンタなどそれぞれの色再現域)の圧縮率を変化させていくマッピング手法である。即ち階調性を重視したマッピング手法といえ、色再現の正確さを実現するものではない。
Saturationは、Perceptualと異なり明るさを犠牲にしても色の鮮やかさ(彩度)のウェイトを置いてカラースペースの近似位置を探すものである。デバイスの色再現範囲外の処理はPerceptualと同様にスムーズに変化していくように処理されるが、同様にして色再現の正確さには欠ける。Perceptualと比較すると鮮やかな色再現となる。
上記2つのインテントに対してColorimetricは、デバイスカラーを正確にXYZやL*a*b*にマッピングする。一般にXYZやL*a*b*のような色空間はデバイスの色空間より大きく、デバイスの色空間外となる部分に関しては、デバイスの色空間において空間的に最も近い距離の色にマッピングされる。即ち、デバイスの色空間の外側にある部分は全てデバイスの色空間の最外周の部分にマッピングされることになる。そのため、こうした色空間の最外周の部分の階調変化は、階調変化がなくなりべったりとした見え方になる(つぶれる)。一方、XYZやL*a*b*のような色空間とデバイスの色空間との両カラースペースの重なりあう部分に関しては、補正等の処理が行われないので正確なカラーマッチングが可能になっている。
このような画像処理システムに関連した技術内容を開示した文献がある(特許文献1参照)。
特開平6−225130号公報
印刷シミュレーションなどのカラーマッチングを行うとき、色を正確にシミュレーションする必要がある。ここで、PerceptualやSaturationにおけるカラーマッピングテーブルは、あくまでも全体の階調や鮮やかな色再現を重視したカラーマッピングテーブルであり、デバイス色空間内の色であっても正確な色再現が行われるわけではないので、印刷シミュレーションを行う場合にはカラーマッチング精度の保障はされない。
そこでColorimetricのカラーマッピングテーブルを利用してカラーマッチングを行うことが一般的である。しかし、Colorimetricの特性として、デバイス色空間の外側の色は、デバイス色空間の外周部にマッピングされてしまうことになる。シミュレーション対象の色空間がデバイスの色空間とほぼ同等か小さい場合なら問題とはならないが、デバイス色空間の方が小さい場合は、デバイス色空間の外周部に貼り付けられた色は階調性が失われてしまう。実画像では、外周部に貼り付けられた色は色潰れとなり、擬似輪郭等となってしまい、出力画像の見栄えは非常に悪いものになってしまう問題がある。
実際には、本来の趣旨からは、印刷シミュレーションでは正確にカラーマッチングされている部分のみを評価すればよいが、擬似輪郭や色潰れがあるとそれだけでカラーマッチング精度が悪い印象となってしまう。特に擬似輪郭や色潰れが発生している箇所がカラー評価上あまり需要な意味を持たない部分であったならば、重要でない部分の色が潰れていることで、出力画像全体の見栄えが悪くなってしまい、評価する人に悪い印象を与え、その結果、本来の目的であるカラーマッチング精度の実力が低く見積もられる問題がある。また、2つのものを比較する際に、大きく違う部分に関しては注目されるため、全体の印象も異なったものになってしまい、実際のカラーマッチング精度の評価に大きく影響する問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、カラーマッピングテーブル作成時において、出力画像の画質向上と高いカラーマッチング精度を実現するカラープロファイル作成方法及びシステムを提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明のカラープロファイル作成方法は、カラー画像出力装置のカラープロファイル作成方法であって、前記カラープロファイルの有する階調性を規定する階調性レベルのパラメータを階調性設定手段(102、s102)によって設定する階調性設定ステップと、所定の色再現域の中で前記カラー画像出力装置の色再現域外となる第1の部分を色再現不能領域特定手段(102、s104)によって特定する色再現不能領域特定ステップと、前記色再現不能領域特定ステップにおいて特定された前記第1の部分から階調性を持たせる第2の部分を、前記階調性設定ステップにおいて設定された前記階調性レベルのパラメータに基づいて階調性レベル算出手段(102、s105)によって算出する階調性レベル算出ステップと、前記階調性レベル算出ステップにおいて算出された前記第2の部分に含まれる色のデータを、カラーマッピング手段(102、s106)によって前記カラー画像出力装置の色再現域内にマッピングし、当該マッピングのデータを含む前記カラープロファイルを作成するカラーマッピングステップとを備えることを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本発明のプログラムは、上記に記載のカラープロファイル作成方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本発明のカラープロファイル作成システムは、カラー画像出力装置のカラープロファイルを作成するカラープロファイル作成システムであって、前記カラープロファイルの有する階調性を規定する階調性レベルのパラメータを設定する階調性設定手段と、所定の色再現域の中で前記カラー画像出力装置の色再現域外となる第1の部分を特定する色再現不能領域特定手段と、前記色再現不能領域特定手段によって特定された前記第1の部分から階調性を持たせる第2の部分を、前記階調性設定手段によって設定された前記階調性レベルのパラメータに基づいて算出する階調性レベル算出手段と、前記階調性レベル算出手段によって算出された前記第2の部分に含まれる色のデータを、前記カラー画像出力装置の色再現域内にマッピングし、当該マッピングのデータを含む前記カラープロファイルを作成するカラーマッピング手段とを備えたことを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本発明の画像処理方法は、階調性特性が入力され、カラー画像出力装置によりプリントされたパッチ画像を測色することで得られたカラーパッチ測色データを取り込み、前記カラーパッチ測色データから求まるガマットから前記カラー画像出力装置の色再現範囲外領域を決め、前記入力された階調性特性を用いて前記色再現範囲外領域のうち階調性重視領域を決め、前記決められた階調重視領域は、階調性を有するカラープロファイルを作成することを特徴とする。
尚、特許請求の範囲の構成要素と対応する実施形態中の図中符号等を()で示した。ただし、特許請求の範囲に記載した構成要素は上記()部の実施形態の構成要素に限定されるものではない。
以上の構成により、ユーザがColorimetricのカラーマッピングテーブル作成時にデバイス色空間の外の色に関して、任意の階調性を持たせることが可能な手段を設けることによりデバイス色空間がシミュレーションしようとする色空間より狭い場合においても、色再現範囲外の色においてユーザの求める階調性を実現し、かつ可能な限りデバイス色空間で実現できる部分に関しては正確な色再現を行う。このため、ユーザの求める階調性を実現しながらColorimetricとしてのカラーマッチング精度を可能な限り維持できるカラープロファイルを作成できる。
以上説明したように本発明によれば、カラーマッピングテーブル作成時において、出力画像の画質向上と高いカラーマッチング精度を実現する。
以下、図面を参照して本発明を適用できる実施形態を詳細に説明する。尚、本明細書で参照される各図面において同様の機能を有する箇所には同一の符号を付している。
(装置構成)
図1は、本発明を適用できる実施形態の画像処理システムの構成を示すブロック図である。図1においてホストコンピュータ101はCPU102、メモリ103、外部記憶104、入カ部105、外部とのインタフェース106等を有する。CPU102は、メモリ103に格納されたプログラム(プリンタドライバ、RIP、カラープロファイル作成ユーティリティプログラム等)を実行することで、図4等を参照して後述するカラープロファイル作成の処理手順や、図2を参照して後述するカラーマッチング等を実現する。これらプログラムは外部記憶装置104に記憶されおり、外部記憶装置104からメモリ103にロードされる。また、ICCプロファイルも外部記憶装置104に記憶されている。
入カ部105には、マウス等のポインティングデバイスやキーボード等の入力機器(不図示)が接続されており、入力機器のインタフェースを総じて模式的に表したものである。インタフェース106は、外部との入出力インタフェースを総じて模式的に表したものである。ホストコンピュータ101はインタフェース106を介して、カラー画像出力装置107(カラーレーザプリンタ、インクジェットプリンタ等)や、不図示の他の外部の機器(スキャナ、デジタルカメラ、モニタ、カラーセンサ等)やLAN等のネットワークと接続されており、例えばプリンタドライバによって画像処理を施した画像データをカラー画像出力装置107に送信して印刷記録を行わせる。
(動作説明)
以上述べた構成において次にその動作について説明する。図2は、本実施形態のRIP(Raster Image Processor)によって実現される、一般的なICCプロファイルを使用したカラーマッチングの系を示すブロック図である。
RIPとは、PostScript(商標)のような中間データ(PDL; page-description language)で記述されたデータを印刷や表示が可能なビットマップデータに展開するハードウェアのことである。ソフトウェアでこれを実現するものをソフトウェアRIPという。PostScriptは画像を点とそれを結ぶ曲線の集合(ベクトルデータ)として扱うため、そのままでは印刷や表示ができない。これを解像度に応じて画素の集合(ビットマップデータ)に変換するのがRIPである。
図2において、図中符号201は一般にソースICCプロファイルと呼ばれる部分であり、画像を取り込むスキャナ、画像を表示するモニタ、ネットワークを介して受信したシミュレーションしようとする印刷ジョブ等のICCプロファイルがソースICCプロファイル201に相当する。202は一般にデバイスICCプロファイルと呼ばれる部分であり、出力機器のプロファイルがこの部分に相当する。
図2の一般的なカラーマッチングの系において、例えば印刷シミュレーションの場合は入力データとしてCMYKデータが入力されるとソースICCプロファイル201に記述されている色空間変換テーブルにより入力CMYKデータが一般的なデバイスに依存しない色空間であるL*a*b*色空間やXYZ色空間のデータに変換される。変換された色空間のデータであるL*a*b*データやXYZデータはデバイスICCプロファイル202により一般的な色空間のデータからデバイス(カラー出力装置107)に固有の色空間のデータに変換される。L*a*b*色空間やXYZ色空間の領域は全ての色を包含するものであり(絶対色空間)、もちろんデバイスの色空間をも包含している。このような構成のため、ソースICCプロファイルの出力であるL*a*b*色空間やXYZ色空間のデータの全てがデバイス色空間で再現できるわけではなく、現状ではプリンタ等のデバイス色空間はL*a*b*色空間やXYZ色空間全体に比較し十分には大きくないので絶対色空間の中でも再現できる領域は限定される。
このように、ある領域を持った色空間をそれより狭い色空間で表現することが必要なため、その表現方法としてPerceptual、Saturation、Colorimetricのようなマッピング手法がある。一般的な色空間であるL*a*b*色空間やXYZ色空間を本来ならばマッピング後も一対一対応で表現しなくてはならないが、上記したようにL*a*b*色空間やXYZ色空間に比較してデバイスの色空間は狭く、また、ソースICCプロファイルでL*a*b*色空間やXYZ色空間の色再現範囲が狭まったとしても、デバイスの色空間が狭い場合がある。そのために従来のColorimetricでは、一対一に表現できない色については図3に示すようにデバイス色空間の最外周部に張り付くことになる(以下で詳述)。
図3は従来の一般的なColorimetricテーブルの色再現領域の関係を模式的に示した図である。図3において、L*a*b*色空間もしくはXYZ色空間302内に存在する点A、B、C、D、E、Fのそれぞれに対応する色のデータが存在し、ICCプロファイルによりデバイス色空間301内にマッピングされる先を点A`、B`、C`、D`、E`、F`とする。一般的なColorimetricの場合、図3に示すようにデバイスのガマット内に存在する色を正確に再現する意味で、A=A`、B=B`、C=C`、のように正確なマッピングが行われ、残りのD、E、Fの各点はデバイスガマット外となる色なのでデバイス色空間301の最外郭の部分D`、E`、F`にマッピングされる。しかしながら、この場合出力される画像は階調潰れが発生しプリンタの出力結果としては好ましくない。
そこで本実施形態では、Colorimetricに注目し、ユーザが任意に最大ガマット周辺の階調特性を変化させることが可能なようにし、それによってユーザの望む階調特性を持つColorimetricテーブルを作成する。以下、本実施形態におけるColorimetricテーブルの特性及びその作成方法について述べる。
図4は本実施形態におけるColorimetricテーブルと階調性領域の関係を模式的に示す図である。図4を参照し上述した図3との差異について説明する。図4において、上述の図3と同様に、L*a*b*色空間もしくはXYZ色空間302内に存在する点A、B、C、D、E、Fのそれぞれに対応する色のデータが存在し、それぞれ作成するICCプロファイルによりデバイス色空間301内にマッピングされる先を点A`、B`、C`、D`、E`、F`とする。従来の一般的なColorimetricの場合、図3に示すように、A=A`、B=B`、C=C`、のように正確にマッピングされ、残りのD、E、Fの各点はデバイス色空間の最外郭の部分D`、E`、F`にマッピングされる。それに対し図4に示すように本実施形態のColorimetricテーブルでは、ユーザにより指定された階調特性パラメータにより算出された階調性重視処理領域303が存在する。
図4に示すように、A点は図3のA点と同じく、A=A`となる。D点とE点は、ユーザにより指定された階調特性パラメータにより算出された階調性重視処理領域303に入っているので正確なColorimetricよりも多少階調性を持たせるようにマッピングされる。E点はデバイス色空間301のほぼ外郭に相当する部分にマッピングされ、D点は階調特性を持たせるためにE`点よりデバイス色空間301の少し内側となるD`点にマッピングされる。同様にしてC点、B点もE`点、D`点との兼ね合いによりB`点、C`点にマッピングされる。F点については、デバイス色空間301の最外郭であるF`点にマッピングされる。
図5は、本実施形態におけるカラープロファイル(デバイスICCプロファイル202)の作成方法を説明するフローチャートである。図4示すカラープロファイル作成の処理手順は、上述した図1のホストコンピュータ101のCPU102が、メモリ103にロードされているカラープロファイル作成ユーティリティプログラムを読み出して実行することにより行われる。
図5において、s101はプロファイルを作成するためのパッチ画像の測色データを読み込む測色データ読み込みステップである。CPU102は、測色データ読み込みステップs101において、ユーザからの測色データ読み込みの指示を検知するとパッチ画像をカラー画像出力装置107でプリントする。そして、CPU102は、不図示のカラーセンサによって、プリントしたパッチ画像を測色し、測色の結果であるカラープロファイル作成に必要なカラーパッチ測色データをホストコンピュータ101に取り込む。
s102は、ユーザが作成するColorimetricプロファイルに、どの程度の階調性をどの色に持たせるかを設定するための階調性特性指定ステップである。階調性特性指定ステップs102において、CPU102は、ユーザによって指示された適当と思われる階調性を与える階調特性パラメータをデータとして設定する。この場合ユーザがパラメータを指示する際に使用されるGUI(graphical user interface)の例を図6に示す。
図6は、階調性特性設定画面601を示す図である。図6において、ユーザはマウスによりインジケータ602を左右に移動することで、階調性レベルを指示する。また、ユーザが色指定チェックボックス606をマウスでチェックすると、XYZ値入力欄603、L*a*b*値入力欄604及びカラーテーブル605が有効となる。ユーザは、キーボードによりXYZ値入力欄603やL*a*b*値入力欄604に値を入力することで、直接階調性レベルを指定する色を指定し、或いは、マウスによりカラーテーブル605内の色を選択することで、色相、明度等の色特徴によって階調性レベルを指定する色を指定する。(この場合この指定された色について後述する階調重視処理領域が決められ、この階調重視処理領域のみがColorimetricを犠牲にするかわり階調を持たせたカラープロファイルとして後述するs106で形成されることになる。この指定される色の候補としては、階調性が重要な肌色、空の青等が挙げられる。)色指定チェックボックス606がチェックされない場合は、階調性を全ての色に持たせる設定となる。
s102において、インジケータ602によって入力されたパラメータが0%の場合は、完全なColorimetricとなり、以下のs103〜s106において図3に示す従来の一般的なColorimetricテーブルによる処理と同様な処理が行われるパラメータ設定となる。また、インジケータ602によって入力されたパラメータが100%の場合には、以下のs103〜s106においてはPerceptualに近い出力結果が得られる処理が行われるパラメータ設定となる等、階調性特性指定画面601によって、階調性を与えるパラメータを任意の度合いで変化させることが可能である。
また、s102において、XYZ値入力欄603やL*a*b*値入力欄604に入力された値によって指定された、或いは、カラーテーブル605内の選択された色によって指定された、階調性レベルを指定する色は、色つぶれを発生させたくない色であり、すなわち以下のs103〜s106においてその指定された特定の色とその周辺のみの色が階調性重視の処理が行われその他の色は通常のColorimetricが行われるパラメータ設定となる。色指定チェックボックス606がチェックされない場合は、以下のs103〜s106において全ての色に対して階調性重視の処理が行われるパラメータ設定となる。
次いでCPU102は、最大ガマット算出ステップs103において、ステップs101で読み込まれた測色データを元にカラー画像出力装置107の最大ガマットを算出する。この時点で、CPU102は、図4のデバイス色空間301のデータを取得する。
s104は、s103で算出されたカラー画像出力装置107の最大ガマット情報と本来表現すべき色空間から、カラー画像出力装置107では色再現が不可能な領域を特定する色再現範囲外特定ステップである。色再現範囲外特定ステップs104でCPU102は、算出されたカラー画像出力装置107の最大ガマット情報(デバイス色空間301内のデータ)と、予めホストコンピュータ101に記憶してある本来表現すべき色空間の情報(全ての色空間情報、即ち図4のL*a*b*色空間もしくはXYZ色空間302内の情報)とから、色再現が不可能な色再現範囲外領域(図4の301と302の間)を特定する。
s105は、ステップs102によりユーザにより指定された階調性レベルにより、カラー画像出力装置107の色再現範囲外領域のどの程度に対して階調性を重視した処理を行うかを決定する階調性重視処理領域決定ステップである。本実施形態において、CPU102は、階調性重視処理領域決定ステップs105において、正確な色再現が不可能な領域をどのように扱うか、即ちユーザにより指定された階調性レベルによりカラー画像出力装置107の色再現範囲外のどの程度に対して階調性を重視した処理を施すかを決定する。s105において、図4の階調性重視処理領域303が決定される。
より詳細にs105の処理を、s102との関係に基づいて説明する。階調性重視領域の大きさ(階調性重視処理領域303)は、s102のパラメータにより決定される。例えば、s102で0%と設定した場合には、以降のs106では従来のColorimetricの処理となるように、CPU102は、階調性重視処理領域303をデバイス色空間301と重なるように決定する。これは図3に示したように、最外円(302)の内部の全ての色(表現すべき全ての色)の中で、デバイス色空間301内の色(その円の内部に存在する色、C点、B点、A点)のみが正確な色として再現可能であり、最外円(302)と内円(301)の中間部分の色は、全てデバイス色空間301の最外郭にマッピングされる(D点、E点、F点)
これに対して図4は、s102での階調性レベルの設定値が例えば60%または70%程度の値の場合を表している。s102での設定値が図4における階調性重視処理領域303の大きさを表し、図4の階調性重視処理領域303は、0%の場合は内部実線円のデバイス色空間の円(301)と重なり上述した図3の状態となり、逆に100%で最外円(302)と重なる。
s106は上記s102〜s105で決定された条件を満たす色変換テーブル(Colorimetricテーブル)を作成しカラープロファイルを作成するカラープロファイル作成ステップである。以下、カラープロファイル作成ステップs106において、CPU102がデバイスICCプロファイルを作成する処理について、再度図4(s102での階調性レベルの設定値が例えば60%または70%程度の値の場合)を参照し説明する。
上述したように図4に示すように、s106で作成する本実施形態のColorimetricテーブルでは、s102においてユーザにより指定された階調特性パラメータによりs105で算出された階調性重視処理領域303が存在する。A点はデバイス色空間のほぼ中央付近の色なので、非常に強いColorimetric特性を有し、一対一対応の色を実現する。即ち、図3のA点と同じく、A=A`となる。
D点とE点は共にデバイス色空間301の外側の色となり本来であれば図3に示すようにデバイス色空間301の最外郭にマッピングされるべきであるが、ユーザにより指定された階調特性パラメータにより算出された階調性重視処理領域303に入っているので正確なColorimetricよりも多少階調性を持たせるようにマッピングを行う。E点は階調性重視処理領域ぎりぎりのところに位置するためデバイス色空間のほぼ外郭に相当する部分であるE`点にマッピングされ、D点はE点よりデバイス色空間に近い部分に存在するので、階調特性を持たせるためにE`点よりデバイス色空間の少し内側となるD`点にマッピングされる。
同様にしてC点、B点もE`点、D`点との兼ね合いにより、従来のColorimetricでマッピングされるべき位置より内側のB`点、C`点にマッピングされる。F点については、デバイス色空間301の外側且つ階調性重視処理領域303外となっているので階調特性を有するようにはマッピングしないのでデバイス色空間301の最外郭であるF`点にマッピングされる。
さらにs106の処理について詳述すると、図4においては、階調性重視処理領域303内のD点、E点は本来はデバイス色空間301外の色なので、デバイス色空間301の最外郭にマッピングされるのであるが、階調性重視処理領域303内の色なのでデバイス色空間301の最外郭に一律に貼り付けられるのではなくデバイス色空間301内部の点(色)にマッピングされる。それに同期して、従来のColorimetricにより正確な色として再現できていたデバイス色空間301の最外郭に近い部分の色も多少内側の色にマッピングされる。例として、階調性重視処理領域303内の点Dの色はデバイスで表現するためにデバイス色空間301内の点D'としてマッピングされるが、点Cがそのままの位置でマッピングされてしまうと階調性に不整合が生じるので点C`にマッピングされる。即ち、階調性重視処理領域303内の色は圧縮されてデバイス色空間301内の色にマッピングされる。また、階調性重視処理領域303外の点(色)、例えば点Fなどは、デバイス色空間301の最外周色にマッピングされる。
以上のように、s106において、マッピングにより実現される階調性の程度(マッピング後のA`点、B`点、C`点、D`点、E`点、F`点等の位置を決めるマッピングデータ)をs102での階調性レベルの設定値(%)に対して一意に決めるように、CPU102はColorimetricテーブルを作成しカラープロファイルを作成する。ここで、デバイス空間301外の点をどの程度移動させてマッピングするか、及びデバイス空間301内の点をどの程度移動させてマッピングするかは、デバイスの特性や使用用途に大きく左右される部分であり、それに応じてs106のアルゴリズムを調整すればよいことは、当業者には自明であろう。
なお、色指定に関して、s102において色指定チェックボックス606がチェックされずに階調性を全ての色に持たせるパラメータ設定となっている場合、上述したs106の処理は全ての色に対して行われる。反対に、色指定に関して、s102において色指定チェックボックス606がチェックされ、XYZ値入力欄603やL*a*b*値入力欄604に値が入力され直接階調性レベルを指定する色が指定されている、或いは、カラーテーブル605内の色が選択され色相、明度等の色特徴によって階調性レベルを指定する色が指定されているパラメータ設定となっている場合、上述したs106の処理はその指定された特定の色とその周辺のみの色に対して行われる。ここで、指定された特定の色に対するその周辺のみの色をどの程度に規定するかは、デバイスの特性や使用用途に大きく左右される部分であり、それに応じてs106のアルゴリズムを調整すればよいことは、当業者には自明であろう。
(他の実施形態)
以上述べた実施形態の他に次の形態を実施できる。
(1)上述の実施形態では、図1に示したようなホストコンピュータ101とカラー画像出力装置107とを例に説明した。しかし、図1のホストコンピュータ101の機能をカラー画像出力装置107に包含させ、カラー画像出力装置107の不図示のプロセッサがホストコンピュータ101と同様な処理を実行可能としてもよい。
(2)上述の実施形態において、通常、ICCプロファイルを作成する際に設定を行うn次色のインクの量の設定や墨入れ特性の設定についての説明は省略したが、これらの設定をおこなってプロファイルを作成したとしても本実施形態の特徴に何ら影響がないことは当業者には明らかであろう。
(3)また、上記実施形態では、ネットワークを構成するハードウェア等が含まれるものの、各データ処理を順次実施するソフトウェアでも実現できるものである。即ち、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または、記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(または、CPUやMPU)が、記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し、実行することによっても達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が、上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶しはCD、MD、メモリカード、MO等のさまざまな記憶媒体に書き込み可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)等が、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって、上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって、上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
(実施形態の効果)
以上説明したように本実施形態によれば、第1の態様として、カラー画像出力装置のカラープロファイル作成方法は、カラープロファイルの有する階調性を規定する階調性レベルのパラメータを階調性設定手段(102、s102)によって設定する階調性設定ステップと、所定の色再現域の中でカラー画像出力装置の色再現域外となる第1の部分を色再現不能領域特定手段(102、s104)によって特定する色再現不能領域特定ステップと、色再現不能領域特定ステップにおいて特定された第1の部分から階調性を持たせる第2の部分を、階調性設定ステップにおいて設定された階調性レベルのパラメータに基づいて階調性レベル算出手段(102、s105)によって算出する階調性レベル算出ステップと、階調性レベル算出ステップにおいて算出された第2の部分に含まれる色のデータを、カラーマッピング手段(102、s106)によってカラー画像出力装置の色再現域内にマッピングし、当該マッピングのデータを含むカラープロファイルを作成するカラーマッピングステップとを備えることを特徴とする。
これにより、ユーザがColorimetricのカラーマッピングテーブル作成時にデバイス色空間の外の色に関して、任意の階調性を持たせることが可能な手段を設けることによりデバイス色空間がシミュレーションしようとする色空間より狭い場合においても、色再現範囲外の色においてユーザの求める階調性を実現し、かつ可能な限りデバイス色空間で実現できる部分に関しては正確な色再現を行う。このため、ユーザの求める階調性を実現しながらColorimetricとしてのカラーマッチング精度を可能な限り維持できるカラープロファイルを作成できる。
ここで、第2の態様として、階調性設定ステップにおいて、階調性設定手段によって色に関する値(603、604)で直接指定される色を色指定のパラメータに設定し、カラーマッピングステップにおいて、階調性設定ステップにおいて設定された色指定のパラメータによる特定の色のデータと、当該特定の色に関連する色のデータとを、カラーマッピング手段によってカラー画像出力装置の色再現域内にマッピングすることを特徴とすることができる。
これにより、ユーザが特定の色を指定することが可能であり、指定される色とその周辺の色の階調性をユーザの希望となるようにすることでユーザの希望する色周辺のみの階調性を最適化できる。また、色ごとに階調性を変えることが可能になる。
また、第3の態様として、階調性設定ステップにおいて、階調性設定手段によって色相、明度等の色特徴(605)によって指定される色を色指定のパラメータに設定し、カラーマッピングステップにおいて、階調性設定ステップにおいて設定された色指定のパラメータによる特定の色のデータと、当該特定の色に関連する色のデータとを、カラーマッピング手段によってカラー画像出力装置の色再現域内にマッピングすることを特徴とすることができる。
これにより、色相、明度など色特徴を指定することを可能にすることにより、より具体的な色とその周辺色の階調性をユーザの希望となるようにできる。また、色ごとに階調性を変えることが可能になる。
さらに、第4の態様として、プログラムは、上記第1乃至3の態様のいずれかに記載のカラープロファイル作成方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。
さらに、第5の態様として、カラー画像出力装置のカラープロファイルを作成するカラープロファイル作成システムは、カラープロファイルの有する階調性を規定する階調性レベルのパラメータを設定する階調性設定手段と、所定の色再現域の中でカラー画像出力装置の色再現域外となる第1の部分を特定する色再現不能領域特定手段と、色再現不能領域特定手段によって特定された第1の部分から階調性を持たせる第2の部分を、階調性設定手段によって設定された階調性レベルのパラメータに基づいて算出する階調性レベル算出手段と、階調性レベル算出手段によって算出された第2の部分に含まれる色のデータを、カラー画像出力装置の色再現域内にマッピングし、当該マッピングのデータを含むカラープロファイルを作成するカラーマッピング手段とを備えたことを特徴とする。
ここで、第6の態様として、階調性設定手段は、色に関する値で直接指定される色を色指定のパラメータに設定し、カラーマッピング手段は、階調性設定手段によって設定された色指定のパラメータによる特定の色のデータと、当該特定の色に関連する色のデータとを、カラー画像出力装置の色再現域内にマッピングすることを特徴とすることができる。
また、第7の態様として、階調性設定手段は、色相、明度等の色特徴によって指定される色を色指定のパラメータに設定し、カラーマッピング手段は、階調性設定手段によって設定された色指定のパラメータによる特定の色のデータと、当該特定の色に関連する色のデータとを、カラー画像出力装置の色再現域内にマッピングすることを特徴とすることができる。
さらに、第8の態様として、画像処理方法は、階調性特性が入力され、カラー画像出力装置によりプリントされたパッチ画像を測色することで得られたカラーパッチ測色データを取り込み、カラーパッチ測色データから求まるガマットからカラー画像出力装置の色再現範囲外領域を決め、入力された階調性特性を用いて色再現範囲外領域のうち階調性重視領域を決め、決められた階調性重視領域は、階調性を有するカラープロファイルを作成することを特徴とする。
ここで、第9の態様として、更に階調性を持たせる色を制限して、その色に対して諧調重視領域は決められることを特徴とすることができる。
また、第10の態様として、色は肌色であることを特徴とすることができる。
本発明を適用できる実施形態の画像処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明を適用できる実施形態のRIPによって実現される、一般的なICCプロファイルを使用したカラーマッチングの系を示すブロック図である。 従来の一般的なColorimetricテーブルの色再現領域の関係を模式的に示した図である。 本発明を適用できる実施形態のColorimetricテーブルと階調性領域の関係を模式的に示す図である。 本発明を適用できる実施形態のカラープロファイルの作成方法を説明するフローチャートである。 本発明を適用できる実施形態の階調性特性設定画面を示す図である。
符号の説明
101 ホスト・コンピュータ
102 CPU
103 メモリ
104 外部記憶
105 入カ部
106 インタフェース
107 カラー画像出力装置
301 デバイス色空間
302 L*a*b*色空間もしくはXYZ色空間
303 階調性重視処理領域

Claims (10)

  1. カラー画像出力装置のカラープロファイル作成方法であって、
    前記カラープロファイルの有する階調性を規定する階調性レベルのパラメータを階調性設定手段によって設定する階調性設定ステップと、
    所定の色再現域の中で前記カラー画像出力装置の色再現域外となる第1の部分を色再現不能領域特定手段によって特定する色再現不能領域特定ステップと、
    前記色再現不能領域特定ステップにおいて特定された前記第1の部分から階調性を持たせる第2の部分を、前記階調性設定ステップにおいて設定された前記階調性レベルのパラメータに基づいて階調性レベル算出手段によって算出する階調性レベル算出ステップと、
    前記階調性レベル算出ステップにおいて算出された前記第2の部分に含まれる色のデータを、カラーマッピング手段によって前記カラー画像出力装置の色再現域内にマッピングし、当該マッピングのデータを含む前記カラープロファイルを作成するカラーマッピングステップと
    を備えることを特徴とするカラープロファイル作成方法。
  2. 前記階調性設定ステップにおいて、前記階調性設定手段によって色に関する値で直接指定される色を色指定のパラメータに設定し、
    前記カラーマッピングステップにおいて、前記階調性設定ステップにおいて設定された前記色指定のパラメータによる特定の色のデータと、当該特定の色に関連する色のデータとを、カラーマッピング手段によって前記カラー画像出力装置の色再現域内にマッピングする
    ことを特徴とする請求項1に記載のカラープロファイル作成方法。
  3. 前記階調性設定ステップにおいて、前記階調性設定手段によって色相、明度等の色特徴によって指定される色を色指定のパラメータに設定し、
    前記カラーマッピングステップにおいて、前記階調性設定ステップにおいて設定された前記色指定のパラメータによる特定の色のデータと、当該特定の色に関連する色のデータとを、カラーマッピング手段によって前記カラー画像出力装置の色再現域内にマッピングする
    ことを特徴とする請求項1に記載のカラープロファイル作成方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のカラープロファイル作成方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  5. カラー画像出力装置のカラープロファイルを作成するカラープロファイル作成システムであって、
    前記カラープロファイルの有する階調性を規定する階調性レベルのパラメータを設定する階調性設定手段と、
    所定の色再現域の中で前記カラー画像出力装置の色再現域外となる第1の部分を特定する色再現不能領域特定手段と、
    前記色再現不能領域特定手段によって特定された前記第1の部分から階調性を持たせる第2の部分を、前記階調性設定手段によって設定された前記階調性レベルのパラメータに基づいて算出する階調性レベル算出手段と、
    前記階調性レベル算出手段によって算出された前記第2の部分に含まれる色のデータを、前記カラー画像出力装置の色再現域内にマッピングし、当該マッピングのデータを含む前記カラープロファイルを作成するカラーマッピング手段と
    を備えたことを特徴とするカラープロファイル作成システム。
  6. 前記階調性設定手段は、色に関する値で直接指定される色を色指定のパラメータに設定し、
    前記カラーマッピング手段は、前記階調性設定手段によって設定された前記色指定のパラメータによる特定の色のデータと、当該特定の色に関連する色のデータとを、前記カラー画像出力装置の色再現域内にマッピングする
    ことを特徴とする請求項5に記載のカラープロファイル作成システム。
  7. 前記階調性設定手段は、色相、明度等の色特徴によって指定される色を色指定のパラメータに設定し、
    前記カラーマッピング手段は、前記階調性設定手段によって設定された前記色指定のパラメータによる特定の色のデータと、当該特定の色に関連する色のデータとを、前記カラー画像出力装置の色再現域内にマッピングする
    ことを特徴とする請求項5に記載のカラープロファイル作成システム。
  8. 階調性特性が入力され、
    カラー画像出力装置によりプリントされたパッチ画像を測色することで得られたカラーパッチ測色データを取り込み、
    前記カラーパッチ測色データから求まるガマットから前記カラー画像出力装置の色再現範囲外領域を決め、前記入力された階調性特性を用いて前記色再現範囲外領域のうち階調性重視領域を決め、
    前記決められた階調性重視領域は、階調性を有するカラープロファイルを作成することを特徴とする画像処理方法。
  9. 更に階調性を持たせる色を制限して、該色に対して前記諧調重視領域は決められることを特徴とする請求項8項記載の画像処理方法。
  10. 前記色は肌色であることを特徴とする請求項9項記載の画像処理方法。
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JP2010210657A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法、プログラムおよび記録媒体

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