JP6155644B2 - 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の発明は、「カラー画像処理方法及びカラー画像処理装置、カラー画像処理プログラム、記憶媒体」に関するものであり、具体的には、特色及び墨を含む第1の色信号を、特色及び墨を含む第2の色信号に変換するカラー画像処理方法において、第1の色信号から表色系色座標上の機器独立色信号を決定する第1の変換ステップと、第1の色信号の特色信号との色差が最小となる第2の色信号の特色信号を決定する第2の変換ステップと、第1の色信号の墨信号と同一の明度となる第2の色信号の墨信号を決定する第4の変換ステップと、第1の変換ステップで決定した機器独立色信号と第2の変換ステップで決定した第2の色信号の特色信号と第4の変換ステップで決定した第2の色信号の墨信号から第2の色信号の特色及び墨以外の色信号を機器独立色信号と測色的に等しくなるように決定する第3の変換ステップを有し、第2の変換ステップで決定した特色信号と第4の変換ステップで決定した墨信号と第3の変換ステップで決定した特色及び墨以外の色信号を第2の色信号とするものである。
本発明の実施の形態を説明する。
本発明は、画像データを、少なくともRGBいずれかのHiFi色材を含む4色以上の色材からなる多色画像データに変換する際の色処理に際して、以下の特徴を有する。
要するに、印刷条件を設定すると、予め保持している複数の色変換プロファイルの中から、印刷条件に基づいて色変換プロファイルが選択される。色変換風呂ファイルと連動し、色分解テーブルが選択され、色変換プロファイルによる色変換処理、及び色分解テーブルによる色分解処理が行われる。
ここで、印刷分野では、RGB信号ではなくCMYK信号で画像を形成するのが一般的である。このCMYK信号はJapan Color等の標準色材を再現するための信号値である。印刷分野では、入力画像の墨量、すなわちkのデジタル値を保持してプリントする要求がある。つまり、本願の特徴は、プリンタのインクがJapan Colorの特性とは異なっていても墨量としてのkを保持することにある。
本発明の特徴について、以下の図面を用いて詳細に解説する。
<構 成>
本実施形態は、入力画像データを、画像を出力する出力デバイスに依存した出力色空間で、画素の色が表現された出力画像データに変換する画像処理システムに関する。
画像出力の分野においては、パーソナルコンピュータ(以下、PCと表記)を利用して編集の作業を行うDTP(Desk Top Publishing)が広範に適用されてきている。DTPが適用されることによりオペレータは、PCの表示画面上で、出力物のイメージを確認しながら文字や画像の編集を行うことができる。
図1は、一実施形態に係る画像処理システムのブロック図である。
このような入力画像データ101を構成する部品データには、例えば、スキャナで読み取られた画像を表わすRGB色空間で色が表現された部品データが挙げられる。部品データには、オペレータがPCで描いたグラフィック画像を表わすCMYK色空間で色が表現された部品データ、CIEL*a*b*空間で表現されたデータ等、様々な入力色空間の部品データが混在している。オペレータの編集によって生成された入力画像データ101は、色変換手段102に送られる。
生成された印刷画像データ(C0M0Y0K0)は、RIP(Raster Image Processor)装置103に送られる。
そこで、RIP手段103は、印刷画像データにラスタライズ化処理を施してプリンタ106に適したラスタ形式の印刷画像データに変換する。
変換後の印刷画像データ(C1M1Y1K1)は、色分解手段104に送られる。
本実施形態において、色分解手段では、複数の色分解テーブルを保持する手段を有しており、印刷条件を取得し、印刷条件に応じて最適な色分解テーブルを選択し、それを用いて色分解を行う。また、色変換プロファイルと、色分解テーブルは、印刷条件に応じて連動して選択される。
多色の印刷画像データ(C2M2Y2K2Or2Gr2)は、階調処理手段105に送られる。
これに対してプリンタ106は、ドットを形成することにより画像を表示するが、それぞれの画素についてはドットを形成するか否か、あるいはドットの大きさを制御するとしても数種類程度の状態しか取り得ない。
多色の記録データ(C3M3Y3K3Or3Gr3)は、プリンタ106に送られる。
以下に、印刷条件設定手段107の詳細を説明する。
印刷条件設定手段107で設定できる印刷条件としての設定条件は、以下のとおりである。各項目を説明する。
(1)墨量保存モード
墨量(K)を保存するモードである。つまり、入力画像のkの値と、色変換手段後のk'の値と、多色分解手段後のk"の値とを一致させることである。通常の墨量保存とは、k'=k"やL*1=L*2を考慮して色変換プロファイル、及び色文官テーブルが作成されることである。両者は連動している。
しかし、印刷分野で要求がある、Japan Colorのkに対して、k=k"となるように色変換プロファイルが作成されることはない。
(2)色再現域(ガマット)保持モード
色の再現範囲が保持されるモードである。
(3)粒状性低減モード
粒状感の少ない仕上がりにするモードである。
(4)メタメリズム軽減モード
光源の違いに依存した色の変化を少なくするモードである。尚、メタメリズムとは、異なる色同士が、ある特定の条件下では同色に見えてしまうことであり、条件等色とも言う。
(5)インク量低減モード
インクの使用量を少なくするモードである。
図2は、色変換手段102、及び色分解手段104の構成の説明図である。
以下に色変換手段102の動作を説明する。
色変換プロファイルとは、RGB,L*a*b*,CMYK等、デバイス非依存の信号を、デバイス依存の信号に変換するために使用するものであり、例えばICCプロファイルが挙げられる。
図2を参照すると、画像データ201は、色変換手段102に送信される。
ここで、入力画像データがRGBや任意のCMYKインク信号、つまりCIEL*a*b*以外の色空間で構成されている場合はL*a*b*への色変換が行われる。
また印刷条件も色変換手段102における色変換プロファイル選択手段203に送られる。色変換プロファイル選択手段では、複数の色変換プロファイルを所有し、印刷条件に基づいて最適な色変換プロファイルが選択される。選択された色変換プロファイルは、色変換処理手段202に送られる。色変換処理手段202では、送られた色変換プロファイルを用いて、L*a*b*画像データがCMYK中間画像データに色変換される。CMYK中間画像データはRIP手段103に送られる。
次に、図3は、色変換プロファイルの作成方法を説明するためのフローチャートの一例である。
図3では、色変換プロファイルとして、CMYK値とLab値との関係を得る。
図3を参照すると、まずステップS301にてプロセス色材の信号であるCMYK値を入力する。
ステップS302にて、入力されたCMYK値を、HiFi色材を含むデバイス信号C'M'Y'K'Or'Gr' 値に多色分解する。
具体的には、色分解手段104で行われる、後述する多色分解処理と同様の処理を行う。
ステップS303にて、HiFi色材を含むデバイス信号を、プリンタに送信しパッチを印刷出力する。
ステップS304にて、印刷したパッチを測色し、L*a*b*値を得る。
CMYK値としてのデバイス信号とL*a*b*値との関係を得ることができた。この関係を逆演算することでL*a*b*値とCMYK値としてのCMYK中間信号との関係を算出することが可能である。
また、色変換プロファイルは印刷条件ごとに作成する。
例えば、
(1)墨量保存モードの色変換プロファイルを作成する場合、HiFi色材を含むデバイス信号の墨量(=K')と、プロセス色材の墨量(=K)は一致させる。
このようにして、L*a*b*信号からデバイス依存の信号(C0M0Y0K0)が得られた。
図2を用いて、以下に色分解手段104の動作について説明する。
RIP手段103から出力されるCMYK中間印刷画像データは、色分解手段104における色分解処理手段402に送られる。
図4、5は、本発明に関わる色分解処理について説明する図である。
以下では、CMYK中間印刷画像データをCMYKOrGrの多色の印刷画像データに色分解する例として、図2、4、5を用いて、色分解処理手段402で行われる処理を説明する。
ここで、色再現範囲の最外殻代表点は、Gベタ(+C)やY+Cベタのように、インクの組み合わせが切り替わる点であるとより良い。
このため、図示した立方体の表面は入力色空間最外殻の一部を成す。尚、入力としてのCMYKと、色分解手段104の出力CMYKGrOr中のCMYKとを区別するため、ここでは前者のCMYKを小文字のcmykで表記する。
cmy入力色空間において、原点は白であり、立方体の対角の位置は黒である。このため、原点に白(W:全てのインク量が0)、立方体の対角の位置に黒(C+M+Yベタ)を割り付ける。白と黒を結ぶ直線は無彩色の集まりである(以下、白と黒を結ぶ直線を無彩色軸と呼ぶ)。
このため、各色相の最高彩度点であるHiFi色材単色ベタ、プロセス色材単色ベタ(有彩)、HiFi色材と色相的に隣接するプロセス色材とのベタ混合色等を、この最高彩度の辺上に割り付ける。図4はその一部を表示している。HiFi色材単色(Gベタ)、このHiFi色材と色相的に隣接するプロセス色材単色(Yベタ,Cベタ)、及び、このHiFi色材と隣接するプロセス色材との混合色(Y+Gベタ,G+Cベタ)が割り付けられている。
尚、図4からは図5以外の三角錐も抽出できるが、図が煩雑になるので省略した。
図5に示した三角錐の頂点には、上述したように最外殻代表点が割り当てられており、その位置も上述したような方法で決定する事ができる。従って、これらに基づいて3次元補間演算を行えば、三角錐内のインクの組み合わせを求める事ができる。従って、立方体、即ち、入力色空間のインクの組み合わせも決定できる。
ここで、補間演算式を数式(1)で表す。
(c1,m1,y1)→(C1,M1,Y1,O1,G1)
(c2,m2,y2)→(C2,M2,Y2,O2,G2)
(c3,m3,y3)→(C3,M3,Y3,O3,G3)
(c4,m4,y4)→(C4,M4,Y4,O4,G4)
とすると、
4頂点に対する補間演算は数式(2)のように表記できるので、
尚、cmy色空間における平面の一般式は、数式(4)で表される。
Pc・c+Pm・m+Py・y=1 …(4)
ここで、Pc〜Pmは係数。
であるので、例えば、最初の3点 (c1,m1,y1), (c2,m2,y2),(c3,m3,y3)を通る平面式(5)、(6)は、以下のように決定できる。
これにより、cmyの入力に対する、k=0の時と、k=255の時の、インクの組み合わせを求める事ができるので、これらの結果に基づいて、kの値に応じた補間処理を行えば、cmykの4次元色空間に対応した処理が実現できる。
尚、補間係数χ11〜χ54からなる行列が本実施例における色分解テーブルである。
図6は、色分解処理手段402における構成の説明図であり、以下に動作を説明する。
図6において、RIP手段から出力されたCMYKの中間印刷画像データのcmy成分は、k=0対応のcmy色分解を行う色変換回路A702、及びk=255対応のcmy多色変換を行う色変換回路B703に入力される。
色変換回路A702、及び色変換回路B703は、それぞれk=0及びk=255に対応し、入力されたcmy入力に対して、上述したように対応するCMYOrGrのインク組み合わせを出力する回路である。
つまり、三角錐判定手段701では、入力したcmyに対して、数式(4)、(5)、(6)で示す処理を行い、結果を色変換回路A702及び色変換回路B703に渡す。
多色の印刷画像データ(CMYOrGr)A, (CMYOrGr)Bは、補間回路704に入力される。
(補間回路704の出力)=((色変換回路702の出力)×(255−k)+(色変換回路703の出力)×k)/255 …(7)
また、補間回路704が出力するCMYOrGrの多色の印刷画像データ、及びCMYKの印刷画像データのk成分は、多色の印刷画像データとして、階調処理装置105に送られる。
また、印刷条件設定手段として、PDLデータにおけるオブジェクト情報(文字、写真、グラフィック)を読み取り、オブジェクトに応じたモードを設定する内容でも良い。
ところで、上述した実施形態においては、Japan Colorの再現色を保証することだけを条件に色変換プロファイルを作成した。このため、多色分解処理時に墨量保存しても、Japan Color CMYK画像データの墨量を保存した印刷データを作成することができなかった。つまり、デバイス信号(=Japan Color)の墨量条件を多色デバイス信号に反映できていないおそれがある。
すなわち、本実施形態は、RIPを使用して多色色印刷を行う場合、デバイス信号の墨量条件を多色デバイス信号に反映した色分解処理を行うことを目的とする。
本実施形態では、Japan Colorのデバイス信号であるCMYK画像を画像入力手段300にて設定する。
印刷条件設定手段303では、印刷品質を決める印刷条件を設定する。
色変換プロファイル設定手段305では、印刷条件に対応した色変換プロファイルを設定する。
色分解テーブル設定手段307では、同印刷条件に対応した色分解テーブルを設定する。本実施形態では印刷条件に応じて色変換プロファイルと色分解テーブルを連動して切り替えることを特徴とする。
図8は、他の実施形態に係る画像処理システムの構成図である。
色変換プロファイル設定手段305には複数の色変換プロファイルが記憶されている。本実施形態では、色変換プロファイル1が墨量保存用プロファイルであり、色変換プロファイル2がインク使用量低減用プロファイルである。また、色分解テーブル設定手段307には複数の色分解テーブルが記憶されている。本実施形態では、色分解テーブル1が墨量保存用テーブルであり、色分解テーブル2がインク使用量低減用テーブルである。
次に、印刷条件に対する色変換プロファイルの条件を説明する。
印刷条件1としての墨保存が選択された場合、
色変換プロファイル1は、デバイス信号の墨量と中間信号の墨量とが一致(K'=K)で作成されたプロファイルである。
印刷条件2としてのインク使用量低減が選択された場合、
色変換プロファイル2は、デバイス信号の墨量<中間信号の墨量(K'≧K)で作成されたプロファイルである。
(1)印刷条件1としての墨保存が選択された場合、
色分解テーブル1は、中間信号の墨量と多色デバイス信号の墨量とが一致(K"=K')するように作成されたテーブルである。
色分解テーブル2は、中間信号の墨量よりも多色デバイス信号の墨量の方が多くなる(K"≧K')ように作成されたテーブルである。もしくは、色分解テーブル2は、入力された単色を出力する際に、混色で置き換える置き換え処理を行うテーブルである。ここで、シアンとイエローとを特色グリーンで置き換える処理、及びイエローとマゼンタを特色オレンジで置き換える処理について述べる。
図9に示すように、総量規制処理部では、まず、N色色信号(N色データ)が入力されると、図示しないROM(Read-Only Memoty)等の記憶部に予め記憶されている総量規制値を読み込んで取得する(ステップS401)。尚、上記総量規制値は、予め設定した値に限らず、図示しないユーザーインターフェースを介してユーザーが直接入力した値であっても良い。また、予め幾つかのモードを準備し、そのモードに応じた複数の総量規制値を予め記憶部に記憶しておき、モードに応じて該当する総量規制値を選択するようにしても良い。
ステップS403のプロセスカラーから特色への置換処理後、総量規制処理部では、修正されたN色色信号値の総和が総量規制値を超えているか否かを判定する(ステップS404)。
他方、ステップS404の判定において、N色信号値総和が総量規制値を超えていると判定されると(ステップS404:Yes)、総量規制処理部は、N色信号に含まれる特色全てに対して、置換処理をしたか否かを判定する(ステップS405)。即ち、ステップS403の置換処理では、特色として1色を選択して、その色に対してプロセスカラーから特色への置き換えを行っている。
C'=C×(S−K)/(C+M+Y+O+G) …(8)
M'=M×(S−K)/(C+M+Y+O+G) …(9)
Y'=Y×(S−K)/(C+M+Y+O+G) …(10)
K'=K …(11)
O'=O×(S−K)/(C+M+Y+O+G) …(12)
G'=G×(S−K)/(C+M+Y+O+G) …(13)
図10は、本実施形態における画像処理システムで使用される色変換プロファイル作成装置の説明図である。
図10の装置では、色変換プロファイルとして、Japan Colorのデバイス信号であるCMYK値と中間信号であるC'M'Y'K'値との関係を得る。
記憶手段500には、再現色を得るために必要なデバイス信号の情報が記憶されている。例えばCMYKデジタル値に対するJapan Colorの網点面積率等である。入力手段501では、C'M'Y'K'のデジタル値を順次設定する。印刷条件設定手段502では、印刷品質を決める印刷条件を設定する。本実施形態では、墨量保存を印刷条件とする色変換プロファイルの作成例を挙げる。
第一の色情報獲得手段503では、記憶手段に記憶されているデバイス信号の情報から再現色を得る。例えばCMYKデジタル値に対するCIEL*a*b*値等である。墨条件設定手段504では、印刷条件に対応する墨条件を設定する。
図11では、色変換プロファイルとして、Japan Colorのデバイス信号であるCMYK値と中間信号であるC'M'Y'K'値との関係を得る。
図11を参照すると、まずステップS401にてデバイス信号であるCMYK値からLab値を得る。
任意のC'M'Y'K'値、及び印刷条件に対応する墨条件を入力する。本実施形態では、デバイス信号の墨量と、中間信号の墨量との一致のためK'=Kとする(ステップS402)。
印刷条件に対応した色分解テーブルを用いて多色分解処理を実行する(ステップS403)。
このようにして、多色デバイス信号C"M"Y"K"Or"Gr" 値を得る(ステップS403)。
多色デバイス信号のL*a*b*値を得て(ステップS404)、デバイス信号のL*a*b*値と一致するか否かの判定を行う(ステップS405)。判定の結果が一致であれば(ステップS405:Yes)、ステップS402に戻り、新たな任意のC'M'Y'K'値を入力し、ステップS405までの処理を繰り返す。
このようにしてデバイス信号のCMYK値と中間信号のC'M'Y'K'値との関係を得た。
デバイス信号からなる画像データをcmyk中間信号に変換する際に使用する色変換プロファイルと、多色デバイス信号に色分解する際に用いる色分解テーブルを印刷条件に応じて連動させる構成となっている。しかも、色変換プロファイルは目的の印刷条件で作成した多色分解テーブルを用いて作成するので、色変換プロファイルは、目的とする印刷条件で作成した多色分解テーブルを用いて作成される。デバイス信号からなる画像データを多色デバイス信号に変換する際には、印刷条件に応じて、色変換プロファイルと色分解テーブルを連動させることができる。
以上で説明した本発明に係る画像処理装置の機能は、コンピュータで処理を実行させるプログラムによって実現されている。コンピュータとしては、例えばパーソナルコンピュータやワークステーションなどの汎用的なものが挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではない。よって、一例として、プログラムにより本発明を実現する場合の説明を以下で行う。
デバイス信号を、印刷装置が使用する、少なくともRGBのいずれかの色を含む4色以上の色材からなる多色デバイス信号に変換するための画像処理装置の制御プログラムであって、
画像処理装置の実質的なコンピュータに、
色変換手段が、デバイス信号をCMYK中間デバイス信号に変換する手順、
多色分解手段が、CMYK中間デバイス信号を多色デバイス信号に多色分解する手順、
色変換手段の設定条件に基づいて、多色分解手段を選択する際に、設定条件が墨量保存である場合、
さらにコンピュータに、
色変換手段が、墨量保存の色変換プロファイルを使用する手順、
多色分解手段が、墨量保存の色分解テーブルを使用する手順、
を実行させるプログラムが挙げられる。
このようなプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶されていてもよい。
ここで、記憶媒体としては、例えば、CD−ROM、フレキシブルディスク、CD−R等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体、フラッシュメモリ、RAM、ROM、FeRAM等の半導体メモリやHDDが挙げられる。
尚、CD−ROMはCompact Disc Read Only Memoryの略である。CD−Rは、CD Recordableの略である。RAMはRandom Access Memoryの略である。ROMはRead Only Memoryの略である。FeRAMは強誘電体メモリである。HDDはHard Disc Driveの略である。
103 RIP手段
104 色分解手段
105 階調処理手段
107 印刷条件設定手段
201 画像データ(PDL)
202 色変換処理手段
203 色変換プロファイル選択手段
300 画像入力手段
301 RIP処理手段
302 プリンタ手段
303 印刷条件設定手段
304 第一の色変換手段
305 第二の色変換手段
306 色変換プロファイル
307 多色分解手段
308、508 色分解テーブル設定手段
309 出力手段
500 記憶手段
501 入力手段
502 印刷条件設定手段
503 第一の色情報獲得手段
504 墨条件設定手段
505 多色分解手段
506 第二の色情報獲得手段
507 作成手段
401 CMYKデータ
402 色分解処理手段
403 色分解テーブル選択手段
404 CMYKDrGrデータ
701 色分解処理手段
702 色変換回路A
703 色変換回路B
704 補間回路
Claims (8)
- 入力画像の色成分データを、CMYK各色の色材と中間色である特色の色材を1つ以上備える印刷装置が使用する多色成分データに変換する画像処理装置であって、
設定条件に基づいて、前記色成分データを、CMYK成分を表す中間多色成分データに変換する色変換手段と、
前記設定条件に基づいて、前記中間多色成分データを前記多色成分データに変換する多色分解手段と、を備え、
前記設定条件が墨量保存である場合、
前記色変換手段は、前記色成分データを、該色成分データの墨量が保存された前記中間多色成分データに変換し、
前記多色分解手段は、前記中間多色成分データを、該中間多色成分データの墨量が保存された前記多色成分データに変換し、
前記設定条件がインクの使用量を低減する設定である場合、
前記色変換手段は、前記色成分データを、該色成分データの墨量以上となる墨量の前記中間多色成分データに変換し、
前記多色分解手段は、前記中間多色成分データを、該中間多色成分データの墨量以上となる墨量の前記多色成分データに変換する
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記多色分解手段は、前記設定条件に基づいて選択された色分解テーブルを使用して変換することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記色変換手段は、前記設定条件に基づいて選択された色変換プロファイルを使用して変換することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
- デバイス信号を、印刷装置が使用する、少なくともRGBのいずれかの色を含む4色以上の色材からなる多色デバイス信号に変換するための画像処理装置であって、
前記デバイス信号をCMYK中間デバイス信号に変換する色変換手段と、
前記CMYK中間デバイス信号を前記多色デバイス信号に多色分解する多色分解手段と、
前記色変換手段の設定条件に基づいて、前記多色分解手段を選択する際に、
前記設定条件が墨量保存である場合、前記色変換手段において、墨量保存の色変換プロファイルを使用するとともに、前記多色分解手段において、墨量保存の色分解テーブルが使用され、
前記設定条件がインク使用量低減である場合、前記色変換手段において、前記CMYK中間デバイス信号の墨量が前記デバイス信号の墨量以上となる色変換プロファイルを使用するとともに、前記多色分解手段において、前記多色デバイス信号の墨量が前記CMYK中間デバイス信号の墨量以上となる色分解テーブルが使用される
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記色変換プロファイルは、前記設定条件のもとで多色分解した結果を用いて作成されることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の画像処理装置。
- 入力画像の色成分データを、CMYK各色の色材と中間色である特色の色材を1つ以上備える印刷装置が使用する多色成分データに変換する画像処理方法であって、
設定条件に基づいて、前記色成分データを、CMYK成分を表す中間多色成分データに変換し、さらに、前記中間多色成分データを、前記多色成分データに変換する際に、
前記設定条件が墨量保存である場合、
前記色成分データを、該色成分データの墨量が保存された前記中間多色成分データに変換し、
前記中間多色成分データを、該中間多色成分データの墨量が保存された前記多色成分データに変換し、
前記設定条件がインクの使用量を低減する設定である場合、
前記色成分データを、該色成分データの墨量以上となる墨量の前記中間多色成分データに変換し、
前記中間多色成分データを、該中間多色成分データの墨量以上となる墨量の前記多色成分データに変換する
ことを特徴とする画像処理方法。 - 入力画像の色成分データを、CMYK各色の色材と中間色である特色の色材を1つ以上備える印刷装置が使用する多色成分データに変換する画像処理装置の制御プログラムであって、
前記画像処理装置の実質的なコンピュータに、
設定条件に基づいて、色変換手段が、前記色成分データを、CMYK成分を表す中間多色成分データに変換する手順と、
前記設定条件に基づいて、多色分解手段が、前記中間多色成分データを前記多色成分データに変換する手順、と、を実行させ、
前記設定条件が墨量保存である場合、さらに前記コンピュータに、
前記色変換手段が、前記色成分データを、該色成分データの墨量が保存された前記中間多色成分データに変換する手順と、
前記多色分解手段が、前記中間多色成分データを、該中間多色成分データの墨量が保存された前記多色成分データに変換する手順と、を実行させ、
前記設定条件がインクの使用量を低減する設定である場合、さらに前記コンピュータに、
前記色変換手段が、前記色成分データを、該色成分データの墨量以上となる墨量の前記中間多色成分データに変換する手順と、
前記多色分解手段が、前記中間多色成分データを、該中間多色成分データの墨量以上となる墨量の前記多色成分データに変換する手順と、
を実行させることを特徴とするプログラム。 - 請求項7に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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