JP5736894B2 - 2色化画像信号生成装置、画像形成システム、及び2色化画像信号生成プログラム - Google Patents

2色化画像信号生成装置、画像形成システム、及び2色化画像信号生成プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5736894B2
JP5736894B2 JP2011070235A JP2011070235A JP5736894B2 JP 5736894 B2 JP5736894 B2 JP 5736894B2 JP 2011070235 A JP2011070235 A JP 2011070235A JP 2011070235 A JP2011070235 A JP 2011070235A JP 5736894 B2 JP5736894 B2 JP 5736894B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
image signal
color image
designated
saturation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011070235A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012205228A (ja
Inventor
勇一 西國
勇一 西國
北川原 淳志
淳志 北川原
英俊 川島
英俊 川島
郡山 登志郎
登志郎 郡山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2011070235A priority Critical patent/JP5736894B2/ja
Publication of JP2012205228A publication Critical patent/JP2012205228A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5736894B2 publication Critical patent/JP5736894B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Color, Gradation (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、2色化画像信号生成装置、画像形成システム、及び2色化画像信号生成プログラムに関する。
特許文献1においては、入力信号を2色プリント用に指定された2つの色に対して領域判定を行って、判定された色のみで階調再現を行う技術について開示されている。
特開2008‐67068号公報
本発明の目的は、無彩色及び指定の有彩色の2色での画像形成について無彩色と指定された有彩色とが重ねられた階調表現を行えるようにすることである。
請求項1に記載の発明は、カラー画像信号を無彩色と指定色となる有彩色の一色との2色で構成される2色化画像信号を生成する際の前記指定色の指定を受け付ける受付手段と、前記指定色の明度、彩度、及び当該色を印刷媒体上に画像形成するのに必要な各色材の量と、前記カラー画像信号の明度及び彩度とに基づいて、前記カラー画像信号から前記2色で構成される画像を印刷媒体上に形成するための各色材の量を求め、この各色材の量により前記カラー画像信号から前記2色化画像信号を生成する生成手段と、を備えている2色化画像信号生成装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の2色化画像信号生成装置において、前記生成手段は、前記指定色の明度及び前記カラー画像信号の明度を前記カラー画像信号の各色成分に予め定められた係数をかけることにより求める
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の2色化画像信号生成装置において、前記生成手段は、要求に応じて前記指定色の明度にかける前記係数の値を変更する。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかの一に記載の2色化画像信号生成装置において、前記生成手段は、前記指定色の彩度及び前記カラー画像信号の彩度を前記カラー画像信号の各色成分の信号比又は信号間の差分から求める。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の2色化画像信号生成装置において、前記生成手段は、前記カラー画像信号の彩度を予め定められた非線形係数を用いて求める。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかの一に記載の2色化画像信号生成装置において、前記生成手段は、前記2色化画像信号の前記指定色の濃淡は前記カラー画像信号の同一色の濃淡を基準としていて、要求があったときは当該指定色の濃淡を前記カラー画像信号の同一色の濃淡から変化させる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれかの一に記載の2色化画像信号生成装置において、前記生成手段は、当該生成手段で生成後の前記2色化画像信号を補色変換し当該補色変換後の前記2色化画像信号をUCR変換することを想定して当該2色化画像信号を生成する。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜6のいずれかの一に記載の2色化画像信号生成装置と、前記生成手段で生成後の前記2色化画像信号に基づいて画像形成する画像形成手段と、を備えている画像形成システムである。
請求項9に記載の発明は、予め指定された一色の有彩色である指定色の明度、彩度、及び当該色を構成するのに必要な各色材の量と、対象となるカラー画像信号の明度及び彩度とに基づいて、前記カラー画像信号から無彩色及び前記指定色の2色で構成された画像を形成するための各色材の量を求め、この各色材の量から前記2色で構成された画像の画像信号である2色化画像信号を生成する生成処理をコンピュータに実行させるコンピュータに読み取り可能な2色化画像信号生成プログラムである。
請求項1,8,9に記載の発明によれば、無彩色及び指定色の2色での画像形成について無彩色と指定された有彩色とが重ねられた階調表現を行えるようにすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、指定色の明度及びカラー画像信号の明度をカラー画像信号の各色成分に予め定められた係数をかけることにより求めて、無彩色及び指定色の2色での画像形成について無彩色と指定色とが重ねられた階調表現を行えるようにできる。
請求項3に記載の発明によれば、係数を変えることにより、形成画像の明度を強調するか否かを選択することができる。
請求項4に記載の発明によれば、指定色の彩度及びカラー画像信号の彩度をカラー画像信号の各色成分の信号比又は信号間の差分から求めて、無彩色及び指定色の2色での画像形成について無彩色と指定色とが重ねられた階調表現を行えるようにできる。
請求項5に記載の発明によれば、非線形係数を用いて、無彩色及び指定色の2色での画像形成について無彩色と指定色とが重ねられた階調表現を行えるようにできる。
請求項6に記載の発明によれば、指定色の濃淡を変動させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、画像形成装置にかかわらず、同じパラメータで、カラー画像信号を無彩色及び指定色の2色の画像信号に変換することができる。
本発明の一実施形態にかかる画像形成システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる画像形成システムの色処理システムの機能ブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる画像形成システムで、ある値の入力画像信号に対して、2色画像の画像信号、出力画像信号がどのような値となるかの例を示しているテーブルである。 本発明の一実施形態にかかる画像形成システムの色処理システムで2色化係数を求める処理について説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる画像形成システムの色処理システムで2色化係数を求める処理について説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる画像形成システムの色処理システムで2色化係数を求める処理について説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる画像形成システムの色処理システムで、黒と指定色としての赤の2色で画像形成した場合の、白から赤までと、赤から黒までの入力画像信号に対する出力画像信号の推移の例を示すグラフである。 本発明の一実施形態にかかる画像形成システムの色処理システムで、黒と指定色としての赤の2色で画像形成した場合の、白から黒までの入力画像信号に対する出力画像信号の推移の例を示すグラフである。 本発明の一実施形態にかかる画像形成システムでパーソナルコンピュータの表示装置にプログラムに基づいて表示される印刷設定タブの画面表示例である。 本発明の一実施形態にかかる画像形成システムの色処理システムで、黒と指定色としての赤の2色で画像形成した場合の、白から赤までと、赤から黒までの入力画像信号に対する出力画像信号の推移の例を示すグラフである。 本発明の一実施形態にかかる画像形成システムの色処理システムで、ある値の入力画像信号に対して、2色画像の画像信号、出力画像信号がどのような値となるかの例を示しているテーブルである。 比較例となる2色化係数を求める処理について説明するフローチャートである。
以下本発明の一実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態にかかる画像形成システムの全体構成を示すブロック図である。
この画像形成システム1は、パーソナルコンピュータ(PC)2と、画像形成装置3とがネットワーク4を介して接続されてなる。画像形成装置3は、用紙などの印刷媒体上に画像形成するための装置であり、その画像形成の方式は、電子写真方式のほか、インクジェット方式など、様々な方式を用いることができる。以下では電子写真技術により画像形成する場合を例にとって説明する。画像形成装置3は、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の4色の色材(電子写真方式であればトナー)を使用してカラー画像を形成することができる。
PC2は、各種演算を行い、各部を集中的に制御するCPU11と、CPU11の作業エリアとなるRAM12と、各種のプログラム、固定信号等を記憶する磁気記憶装置13と、マウス、キーボード等の入力装置14と、画像を表示する表示装置15と、ネットワーク4を介して画像形成装置3と通信を行う通信制御装置16とを備えている。PC2には、画像形成装置3のドライバとなるプログラム17がセットアップされている。
このプログラム17は、記憶媒体に記憶されたプログラム17を読み取ってPC2にセットアップしても良いし、あるいは、インターネットなどからダウンロードしてPC2にセットアップしても良い。
図2は、色処理システムの機能ブロック図である。
色処理システム21は、PC2がプログラム17に基づいて実現するものであるが、色処理システム21をPC2内ではなく、画像形成装置3内でその制御プログラムにより実現するようにしても良い。
色処理システム21は、ユーザがPC2を操作して画像形成装置3で画像形成する対象となる画像信号を特定し、その画像信号を指定して画像形成装置3に印刷要求を行なうと、当該画像信号に対して以下に説明する画像処理を行う。
入力される画像信号は、(B(ブルー),G(グリーン),R(レッド))の3色で表現される画像信号であり、この画像信号を(B,G,R)とする。2色化処理部22は、入力画像信号(B,G,R)を2色化処理する。すなわち、入力画像信号(B,G,R)はフルカラーの画像信号であり、これを無彩色と、ユーザが指定した特定の一色の有彩色(以下、「指定色」ということがある)との2色により構成される2色画像の画像信号(B,G,R)に変換する。この2色画像としては、例えば、黒と赤で構成された画像等がある。2色化係数生成・格納部23は、2色化処理部22で2色化処理に使用する係数である2色化係数を生成し、それを格納して保持する。
色変換処理部24は、2色化処理部22で生成した2色画像の画像信号(B,G,R)を色変換処理して出力画像信号(Y,M,C,K)を生成する。すなわち、B(ブルー),G(グリーン),R(レッド)の3色の色空間で構成されていたものをY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の4色の色空間で構成される画像信号に色変換する。色変換係数格納部25は、色変換処理部24で色変換処理に使用する係数である色変換係数を格納している。なお、色処理システム21においては、入力画像信号(B,G,R)に対してどのような出力画像信号(Y,M,C,K)になるかを想定する必要がある。そのため、2色化処理部22は、色変換処理部24がどのような2色画像の画像信号(B,G,R)に対してどういう出力画像信号(Y,M,C,K)を応答するか色変換係数を想定して、2色画像の画像信号(B,G,R)に変換する必要がある。よって、色変換係数を参照して2色化係数を生成する必要がある。
また、図2では、2色化処理と色変換処理とを2段階に分けて実行しているが、これらを同時に処理することも可能である。
図3は、ある値の入力画像信号(B,G,R)に対して、2色画像の画像信号(B,G,R)、出力画像信号(Y,M,C,K)がどのような値となるかの例を示しているテーブルである。入力画像信号(B,G,R)はフルカラー画像なので、B,G,Rの組み合わせとして256×256×256のパターンがある。図3の例では、その中の離散的な4913パターンについて規定している。ここで規定されていないパターンについて、入力画像信号(B,G,R)に対して、2色画像の画像信号(B,G,R)、出力画像信号(Y,M,C,K)がどのような値となるかは、規定されている値に補完処理を行って求めることができる。
図12は、以下に説明する本実施形態における図4〜図6の処理に対する比較例としての2色化係数生成処理のフローチャートである。
この処理では、まず、2色化画像に変換すべき入力画像信号(RGBやLabなど様々な色空間で定義できる)を指定し(ステップS101)、入力画像信号からその特性値を算出する(ステップS102)。そして、入力画像信号から画像の各部が色付領域、すなわち、ある一定の彩度をもつ領域あるいは予め定められた色相領域(色付領域)にあるか否かを判断し(ステップS103)、色付領域であれば(ステップS103のY)、指定色の濃度値に変換し(ステップS104)、色付領域でなければ(ステップS103のN)、Kの濃度値に変換する(ステップS105)。このようにして、全ての入力画像信号の2色化処理が終了すると(ステップS106のY)、2色化係数を生成する(ステップS107)。
この比較例の処理では、ステップS103で色付領域か否かの判定を行い、指定色かKかに分けるので、前述の本実施形態の処理とは異なり、判定基準となる閾値の境界部分を経由すると境界部分の前後で自然な階調再現を維持することができないことがわかる。
図4〜図6は、本実施形態の色処理システム21で2色化係数を求める処理について説明するフローチャートである。
以下の説明では、BI‐B:指定色に対応するB、BI‐G:指定色に対応するG、BI‐R:指定色に対応するR、Lbicolor:指定色の明度の値、Sbicolor:指定色の彩度の値、Ybicolor:指定色のYのトナー量、Mbicolor:指定色のMのトナー量、Cbicolor:指定色のCのトナー量、Ytarget:指定色に対する目標のYのトナー量、Mtarget:指定色に対する目標のMのトナー量、Ctarget:指定色に対する目標のCのトナー量、DENS:濃淡係数、Lrate‐B:Bの明度算出係数、Lrate‐G:Gの明度算出係数、Lrate‐R:Rの明度算出係数、Sgamma:彩度調整係数、IN‐B:入力画像信号のB(B)、IN‐G:入力画像信号のG(G)、IN‐R:入力画像信号のR(R)、IN‐L:入力画像信号の明度の値、IN‐S:入力画像信号の彩度の値、OUT‐Y:入力画像信号に対する出力画像信号のY(Y)、OUT‐M:入力画像信号に対する出力画像信号のM(M)、OUT‐C:入力画像信号に対する出力画像信号のC(C)、OUT‐K:入力画像信号に対する出力画像信号のK(K)、OUT‐B:出力画像信号(Y,M,C,K)から算出する2色画像の画像信号のB(B)、OUT‐G:出力画像信号(Y,M,C,K)から算出する2色画像の画像信号のG(G)、OUT‐R:出力画像信号(Y,M,C,K)から算出する2色画像の画像信号のR(R)、をそれぞれ意味している。
図4について説明する。以下の処理は、図3のテーブルを参照して行うことができる。まず、ユーザが指定した一色の有彩色(例えば赤であれば、(B,G,R)=(0,0,255))から、その色の特性値を求める(ステップS1)。ここで、特定値とは、明度値(あるいは、濃度値、輝度値などと表現することもできる)、彩度値(鮮やかさを定量化した数値)、トナー量である。ここで、トナー量は色材量のことであり、電子写真方式で画像形成する場合なので、色材量はトナー量となる。この場合のトナー量は、当該色を2色化処理、色変換処理して得た出力画像信号の(Y,M,C)の値になる。例えば、赤であれば、図3を参照して、(B,G,R)=(0,0,255)であり、トナー量は、出力画像信号の(Y,M,C)=(255,255,0)となる。
この特性値を求める計算は、以下の(1)〜(5)となる。なお、これらの式も含めて、具体的な計算手法は様々なものが用いられ得るので、以下の各式では関数の形式でのみ示す。
Figure 0005736894
ここで、(1)式の指定色の明度値Lbicolorは、一例を挙げれば、指定色に対応するBであるBI‐B、指定色に対応するGであるBI‐G、指定色に対応するRであるBI‐Rの各色成分に、それぞれ、Bの明度算出係数Lrate‐B、Gの明度算出係数Lrate‐G、Rの明度算出係数Lrate‐Rの各係数をかけることにより求めることができる。
また、(2)式の指定色の彩度値Sbicolorは、一例を挙げれば、指定色に対応するBであるBI‐B、指定色に対応するGであるBI‐G、指定色に対応するRであるBI‐Rの各色成分の信号比又は信号間の差分から求めることができる。
次に、入力画像信号を指定する(ステップS2)。これは、ユーザがPC2により画像形成装置3での2色印刷の印刷要求をした画像信号が指定される。
次に、入力画像信号から特性値を算出する(ステップS3)。ここで特性値とは、明度値(あるいは、濃度値、輝度値などと表現することもできる)、彩度値である。
この特性値を求める計算は、以下の(6)(7)となる。
Figure 0005736894
ここで、(6)式の入力画像信号の明度値IN‐Lは、一例を挙げれば、入力画像信号に対応するRであるIN‐R、入力画像信号に対応するGであるIN‐G、入力画像信号に対応するBであるIN‐Bの各色成分に、それぞれ、Bの明度算出係数Lrate‐B、Gの明度算出係数Lrate‐G、Rの明度算出係数Lrate‐Rの各係数をかけることにより求めることができる。
また、(7)式の入力画像信号の彩度値IN‐Sは、一例を挙げれば、入力画像信号に対応するRであるIN‐R、入力画像信号に対応するGであるIN‐G、入力画像信号に対応するBであるIN‐Bの各色成分の信号比又は信号間の差分から求めることができる。また、(2)式の彩度調整係数Sgammaは、非線形係数である。
次に、上記のとおり求めた指定色の特定値と、入力画像信号の特性値との関係から指定色の画像形成を行うためのトナー量を算出する(ステップS4)。例えば、指定色が赤であれば、YとMのトナー量を算出することになる。この場合の算出は、次の式(8)〜(10)による。このステップS4の処理の具体例については、図5を参照して後述する。
Figure 0005736894
次に、上記のとおり求めた指定色の特定値と、入力画像信号の特性値との関係からKのトナー量を算出する(ステップS5)。この場合の算出は、次の式(11)による。このステップS5の処理の具体例については、図6を参照して後述する。なお、ステップS4とステップS5とでは、異なる計算式を用いることで、Kの画像の連続性が維持できるようにしている。
Figure 0005736894
次に、すべての入力画像信号の2色化処理が終わっていなければ(ステップS6のN)、ステップS2に戻り、終わっていれば(ステップS6のY)、2色化係数を生成する(ステップS7)。2色化係数の生成は、次の式(12)〜(14)により行うことができる。これらの各式は2種類用意されていて、色変換処理の内容によってどちらかを選択することができる。ここでは、色変換処理部24で用いられる色変換係数によって、ステップS4,S5で算出した(Y,M,C,K)を再現することが可能な2色化係数(B,G,R)を算出する。
Figure 0005736894
図5は、ステップS4のサブルーチンである。ステップS4では、まず、指定色の明度値(濃度値、輝度値などと表現することもできる)より入力画像信号の明度値の方が高いか否かを判断する(ステップS11)。高いときは(ステップS11のY)、入力画像信号の彩度成分、および白(B,G,R=255,255,255)を基準とした指定色の明度値と入力画像信号の明度値の関係から、指定色を画像形成するトナーの量を決定する(ステップS12)。高くないときは(ステップS11のN)、入力画像信号の彩度成分、および黒(B,G,R=0,0,0)を基準とした指定色の明度値と入力画像信号の明度値の関係から、指定色を画像形成するトナーの量を決定する(ステップS13)。
また、ここでは入力画像信号がもつ彩度成分を考慮することで、彩度のない入力画像信号(グレイの画像信号)と高彩度な入力画像信号の信号推移に対して、指定色を再現するためのトナー量の推移を連続的にすることができる。
図6は、ステップS5のサブルーチンである。ステップS5では、まず、指定色の明度値(濃度値、輝度値などと表現することもできる)より入力画像信号の明度値の方が高いか否かを判断する(ステップS21)。高いときは(ステップS21のY)、入力画像信号の彩度成分、および指定色の明度値と入力画像信号の明度値の関係からKのトナーの量(Calc‐K)を決定する(ステップS22)。
ここでは、入力画像信号がもつ彩度成分を考慮することで、彩度のない入力画像信号(グレイの画像信号)と高彩度な入力画像の信号の信号推移に対して、Kのトナー量の推移を連続的にすることができる。
高くないときは(ステップS21のN)、入力画像信号の彩度成分、および指定色の明度値と入力信号の明度値の関係で求めたKのトナー量(Calc‐K)に、Kのトナーの飽和量からCalc‐Kを引いた値にあらかじめ設定された係数をかけてKのトナー量を決定する(ステップS23)。
この場合、指定色に対してはKのトナーは指定されていないため、彩度成分に応じてKのトナー量を決定できるが、指定色の明度値よりも明度値が低い入力画像信号に対してはステップS22でトナー量を決定する領域に対して連続的に推移するようにKのトナー量を算出する必要がある。
図7は、前述した処理で、黒と指定色としての赤の2色で画像形成した場合の、白(B,G,R=255,255,255)から赤(B,G,R=0,0,255)までと、赤(B,G,R=0,0,255)から黒(B,G,R=0,0,0)までの入力画像信号に対する出力画像信号(Y,M,C,K)の推移の例を示すグラフである。縦軸は、Y,M,C,K各色の階調(0〜255)を示している。
(B,G,R=0,0,255)の値を中心とした赤色の部分はYとMのトナー量で再現され、赤から白まではYとMのトナー量で再現される赤色の階調で表現される。明るいほどYとMのトナー量が減少している(ステップS12参照)。また、赤から黒にかけて次第に黒トナーが増加しつつ、YとMのトナーが減少しており(ステップS13参照)、画像出力の結果として階調が維持されていることがわかる。
図8は、前述した処理で、黒と指定色としての赤の2色で画像形成した場合の、白(B,G,R=255,255,255)から黒(B,G,R=0,0,0)までの入力画像信号に対する出力画像信号(Y,M,C,K)の推移の例を示すグラフである。
黒と指定色としての赤の2色で画像形成する場合でも、入力画像信号が彩度を持たないグレイ色の部分についてはYとMのトナーは使用しないため、白黒部分がそのままKのトナーのみで表現される。
図7、図8で表現されていない色領域、例えば、くすんだ赤等、彩度、明度が中途半端な画像については、彩度値はあるが少ない部分では、ある程度Kのトナーを早めに使用して、図8の画像の推移に連続するようにすることも、ステップS22,S23の処理で可能としている。
上記の処理により、その他の2つの任意の色の間でもトナー量の推移は常に連続的となり、階調表現がなされる。
図9は、PC2の表示装置15にプログラム17に基づいて表示される印刷設定タブの画面表示例である。
前述のような無彩色と指定色との2色画像で画像形成装置3に画像形成させるときは、ユーザは、印刷設定タブ31のカラーモード32で2色カラーモード33を選択する。そして、2色カラーモード33を選択すると、詳細設定34で設定が可能となる。まず、2色カラー指定35で指定色を選択することができる。前述の例のように、無彩色に対して赤を指定色として選択するときは、図9のように「赤+黒」を選択することになる。
また、2色カラーの処理指定36で、「明度再現重視」と「鮮やかさ重視」のいずれかを選択することができる。「明度再現重視」を選択すると形成される2色カラー画像では明度の再現が重視された画像が形成される。また、「鮮やかさ重視」を選択すると形成される2色カラー画像では鮮やかさの再現が重視された画像が形成される。
このような、「明度再現重視」や「鮮やかさ重視」の画像の表現は、式(1)のLrate‐B、Lrate‐G、Lrate‐Rの各係数の値を調整することで可能となる。
さらに、2色カラーの濃淡指定37で、画像の濃淡の程度を選択することができる。画像の濃淡の調整は、式(3)〜(5)の係数DENSを調整することで行うことができる。これにより、指定色である赤(B,G,R=0,0,255)を基準に、これより赤の濃度を薄く、あるいは濃くすることができる。
図10は、基準となる図7の例より画像の濃度を薄くした場合の例を示している。指定色である赤(B,G,R=0,0,255)を基準に、図7の例より図10の例の方がMトナーの量が少なく、Yトナーはさらに少なくされている。これにより、図7の例より図10の例の方が画像の濃度を薄くしている。
図11は、ある値の入力画像信号(B,G,R)に対して、2色画像の画像信号(B,G,R)、出力画像信号(Y,M,C,K)がどのような値となるかの例を示しているテーブルである。図3の例との違いは、2色画像の画像信号(B,G,R)を出力画像信号(Y,M,C,K)に変換するのに際して、まず、2色画像の画像信号(B,G,R)を補色変換して画像信号(Y,M,C)を生成し、この画像信号(Y,M,C)をUCR(Under Color Removal)変換して出力画像信号(Y,M,C,K)に変換している点にある。
補色変換、UCR変換とも一般的に用いられている色変換パラメータであり、画像形成装置3側の特性には依存しない。そこで、画像形成装置3側でこの色変換パラメータを使って色変換処理が行われることを想定して前述の2色化処理を行うようにすれば、2色化処理のパラメータには、個々に異なる画像形成装置3ごとの色変換パラメータを考慮する必要がなく、同じものが使用できる。
1 画像形成システム
2 パーソナルコンピュータ
3 画像形成装置
21 色処理システム
22 2色化処理部
23 2色化係数生成・格納部

Claims (9)

  1. カラー画像信号を無彩色と指定色となる有彩色の一色との2色で構成される2色化画像信号を生成する際の前記指定色の指定を受け付ける受付手段と、
    前記指定色の明度、彩度、及び当該色を印刷媒体上に画像形成するのに必要な各色材の量と、前記カラー画像信号の明度及び彩度とに基づいて、前記カラー画像信号から前記2色で構成される画像を印刷媒体上に形成するための各色材の量を求め、この各色材の量により前記カラー画像信号から前記2色化画像信号を生成する生成手段と、
    を備えている2色化画像信号生成装置。
  2. 前記生成手段は、前記指定色の明度及び前記カラー画像信号の明度を前記カラー画像信号の各色成分に予め定められた係数をかけることにより求める、請求項1に記載の2色化画像信号生成装置。
  3. 前記生成手段は、要求に応じて前記指定色の明度にかける前記係数の値を変更する、請求項2に記載の2色化画像信号生成装置。
  4. 前記生成手段は、前記指定色の彩度及び前記カラー画像信号の彩度を前記カラー画像信号の各色成分の信号比又は信号間の差分から求める、請求項1〜3のいずれかの一に記載の2色化画像信号生成装置。
  5. 前記生成手段は、前記カラー画像信号の彩度を予め定められた非線形係数を用いて求める、請求項4に記載の2色化画像信号生成装置。
  6. 前記生成手段は、前記2色化画像信号の前記指定色の濃淡は前記カラー画像信号の同一色の濃淡を基準としていて、要求があったときは当該指定色の濃淡を前記カラー画像信号の同一色の濃淡から変化させる、請求項1〜5のいずれかの一に記載の2色化画像信号生成装置。
  7. 前記生成手段は、当該生成手段で生成後の前記2色化画像信号を補色変換し当該補色変換後の前記2色化画像信号をUCR変換することを想定して当該2色化画像信号を生成する、請求項1〜6のいずれかの一に記載の2色化画像信号生成装置。
  8. 請求項1〜6のいずれかの一に記載の2色化画像信号生成装置と、
    前記生成手段で生成後の前記2色化画像信号に基づいて画像形成する画像形成手段と、
    を備えている画像形成システム。
  9. 予め指定された一色の有彩色である指定色の明度、彩度、及び当該色を構成するのに必要な各色材の量と、対象となるカラー画像信号の明度及び彩度とに基づいて、前記カラー画像信号から無彩色及び前記指定色の2色で構成された画像を形成するための各色材の量を求め、この各色材の量から前記2色で構成された画像の画像信号である2色化画像信号を生成する生成処理をコンピュータに実行させるコンピュータに読み取り可能な2色化画像信号生成プログラム。
JP2011070235A 2011-03-28 2011-03-28 2色化画像信号生成装置、画像形成システム、及び2色化画像信号生成プログラム Expired - Fee Related JP5736894B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011070235A JP5736894B2 (ja) 2011-03-28 2011-03-28 2色化画像信号生成装置、画像形成システム、及び2色化画像信号生成プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011070235A JP5736894B2 (ja) 2011-03-28 2011-03-28 2色化画像信号生成装置、画像形成システム、及び2色化画像信号生成プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012205228A JP2012205228A (ja) 2012-10-22
JP5736894B2 true JP5736894B2 (ja) 2015-06-17

Family

ID=47185696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011070235A Expired - Fee Related JP5736894B2 (ja) 2011-03-28 2011-03-28 2色化画像信号生成装置、画像形成システム、及び2色化画像信号生成プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5736894B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018033043A (ja) 2016-08-25 2018-03-01 キヤノン株式会社 画像形成装置、制御方法およびプログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4164674B2 (ja) * 2003-12-03 2008-10-15 セイコーエプソン株式会社 減色処理装置及び減色処理方法
JP2006270473A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置
JP4368833B2 (ja) * 2005-07-19 2009-11-18 シャープ株式会社 画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、プログラム、および記録媒体
JP4748800B2 (ja) * 2006-09-07 2011-08-17 株式会社リコー 画像処理装置
JP4333719B2 (ja) * 2006-09-20 2009-09-16 村田機械株式会社 画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012205228A (ja) 2012-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7944594B2 (en) Image processing device and an image processing method for curbing the amount of color material consumed and suppressing a deterioration in image quality
JP5948737B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
KR101090060B1 (ko) 그레이 이미지의 보정이 가능한 화상형성장치 및화상형성방법
EP1655951A1 (en) Tone setting for monochrome image
JP2007325193A (ja) 色変換装置、色変換方法、及び色変換プログラム
JP2008148275A (ja) 色処理装置及びプログラム
JP5747644B2 (ja) 色変換装置、色変換装置の色調整方法及びプログラム
JP2011053980A (ja) 画像処理装置、画像処理プログラム
US20070236737A1 (en) System and method for determination of gray for CIE color conversion using chromaticity
JP5736894B2 (ja) 2色化画像信号生成装置、画像形成システム、及び2色化画像信号生成プログラム
JP2012205227A (ja) 2色化画像信号生成装置、画像形成システム、及び2色化画像信号生成プログラム
US20070211267A1 (en) System and method for extracting grayscale data within a prescribed tolerance
JP2009083460A (ja) カラー印刷制御装置、カラー印刷制御方法、およびカラー印刷制御プログラム
JP2009089010A (ja) 色処理方法および画像形成装置
JP2009153019A (ja) 画像処理装置
JP7085129B2 (ja) 色変換処理装置、色変換処理方法及び画像形成装置
US8988748B2 (en) Output profile for colour reproduction system
JP7490997B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム
JP4501824B2 (ja) カラー画像データの色調整
JP5630231B2 (ja) 色調整方法、色調整装置、色調整プログラム及び色調整プログラムを格納した媒体
JP2009130842A (ja) 色処理方法および画像形成装置
JP4582336B2 (ja) 色処理装置、色変換テーブル作成装置、画像処理装置
JP2008017293A (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP4618152B2 (ja) 色変換装置、画像形成システム及び色変換方法
JP2006157162A (ja) 彩度調整装置、画像形成装置、彩度調整方法、コンピュータプログラム及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20121113

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20121113

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5736894

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees