JP7085129B2 - 色変換処理装置、色変換処理方法及び画像形成装置 - Google Patents

色変換処理装置、色変換処理方法及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、色変換処理装置、色変換処理方法、画像形成装置及び色変換処理プログラムに関し、特に2色印刷技術に関する。
画像形成装置には、フルカラー画像やモノクロ画像に加えて、2色画像を出力可能なものがある。2色画像は、黒利用2色モードと有彩2色モードのいずれか印刷モードで形成される。黒利用2色モードは、色材のうちK(ブラック)と、有彩色(CMY及び特色)のうちの指定された1色との組み合わせとして2色画像を形成する。有彩2色モードは、有彩色のうちの指定された2つの有彩色の組み合わせとして2色画像を形成する。2色画像は、通例では、熟練技能を有する技術者が画像毎に判断し、色の指定や調整を行っていた。
2色画像に関しては、たとえば特許文献1は、彩度値が所定の閾値以上である第1入力画像データに対しては、彩度値に輝度値を加算してCMYの画像データを生成し、彩度値が閾値未満である第2入力画像データデータに対しては、CMYの色成分毎に、輝度値よりなるCMYの画像データを生成する技術を提案している。特許文献1は、本技術によって2色画像における有彩色部分と無彩色部分との間のトーンギャップを低減することができるとしている。特許文献2は、色コンポーネントRGBのうち無彩色をKと、他のC、M又はYのうち1つの色とを含む2色の混合色に変換する技術を開示している(0010等)。
特開2011-97477号公報 特開2007-300631号公報
このように、従来は、色変換処理によって自動的に2色画像形成用の画像データを生成する方法では、無彩色の処理に力点が置かれ、有彩色の再現については十分な検討がなされていなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、熟練技術に依存することなく簡易な色変換処理でフルカラーの画像の印象を2色画像で再現するための技術を提供することを目的とする。
本発明の色変換処理装置は、カラー画像を表す画像データを取得する画像データ取得部と、前記画像データの色空間を取得する画像データ解析部と、前記取得された色空間がRGB色空間である場合には、前記RGB色空間の第1色値から複数の色材の色で構成される色材色空間の第2色値に色変換する第1の色変換モードと、前記RGB色空間の第1色値から前記色材色空間内における前記複数の色材の色のうちの2つの指定色で前記カラー画像を再現するための第3色値に色変換する第2の色変換モードとのいずれかで色変換を実行する色変換処理部とを備え、前記色変換処理部は、前記第2色値によって再現される色の変化を前記第3色値によって再現するように構成されている。
本発明の画像形成装置は、上記記載の色変換処理装置と、前記第3色値に基づいて画像を形成する画像形成部とを備える。
本発明の色変換処理方法は、カラー画像を表す画像データを取得する画像データ取得工程と、前記画像データの色空間を取得する画像データ解析工程と、前記取得された色空間がRGB色空間である場合には、前記RGB色空間の第1色値から複数の色材の色で構成される色材色空間の第2色値に色変換する第1の色変換モードと、前記RGB色空間の第1色値から前記色材色空間内における前記複数の色材の色のうちの2つの指定色で前記カラー画像を再現するための第3色値に色変換する第2の色変換モードとのいずれかで色変換を実行する色変換処理工程とを備え、前記色変換処理工程は、前記第2色値によって再現される色の変化を前記第3色値によって再現するように構成されている。
本発明は、色変換処理プログラムを提供する。前記色変換処理プログラムは、カラー画像を表す画像データを取得する画像データ取得部、前記画像データの色空間を取得する画像データ解析部、及び前記取得された色空間がRGB色空間である場合には、前記RGB色空間の第1色値から複数の色材の色で構成される色材色空間の第2色値に色変換する第1の色変換モードと、前記RGB色空間の第1色値から前記色材色空間内における前記複数の色材の色のうちの2つの指定色で前記カラー画像を再現するための第3色値に色変換する第2の色変換モードとのいずれかで色変換を実行する色変換処理部として色変換処理装置を機能させ、前記色変換処理部は、前記第2色値によって再現される色の変化を前記第3色値によって再現するように構成されている。
本発明によれば、熟練技術に依存することなく簡易な色変換処理でフルカラーの画像の印象を2色画像で再現するための技術を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置10の機能構成を示すブロックダイアグラムである。 一実施形態に係る画像形成処理の内容を示すフローチャートである。 一実施形態に係る疑似2色印刷データ生成処理の内容を示すフローチャートである。 一実施形態に係る黒利用2色モードの処理の内容を示す説明図である。 一実施形態に係るピーク値の移動の内容を示す説明図である。 一実施形態に係る有彩2色モードの処理の内容を示す説明図である。 有彩2色モードにおける色材配合率の内容を示す説明図である。 一実施形態に係る分版印刷データ生成処理の内容を示すフローチャートである。 一実施形態に係る分版印刷データ生成処理の内容を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置10の機能構成を示すブロックダイアグラムである。画像形成装置10は、制御部100と、色変換処理部200と、画像読取部300と、記憶部400と、ハーフトーン処理部500と、画像形成部600と、操作表示部700と、通信インターフェイス部(通信I/F部とも呼ばれる。)800とを備えている。
色変換処理部200は、画像データ解析部210と、2色カラー管理部220と、分版管理部230とを備えている。色変換処理部200は、RGB色空間の色値(第1色値とも呼ばれる。)から構成される画像データID1をCMYK色空間の色値(第2色値とも呼ばれる。)から構成されるCMYK画像データに色変換する。このような色変換は、第1の色変換モードとも呼ばれる。
色変換処理部200は、さらに、印刷モードとして2色カラーモードを有している。2色カラーモードには、黒利用2色モードと有彩2色モードとがある。黒利用2色モードは、色材のうちK(ブラック)と、有彩色(CMY)のうちの指定された1色のとの組み合わせとして2色画像を形成する印刷モードである。有彩2色モードは、有彩色のうちの指定された色相が相互に相違する2つの有彩色の組み合わせとして2色画像を形成する印刷モードである。有彩2色モードは、RGB色空間の色値から構成される画像データID1をCMYK色空間における2つの指定された有彩色である指定有彩色でカラー画像を再現するための第3色値に色変換する。このような色変換は、第2の色変換モードとも呼ばれる。
制御部100は、RAMやROM等の主記憶手段、及びMPU(Micro Processing Unit)やCPU(Central Processing Unit)等の制御手段を備えている。また、制御部100は、各種I/O、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、バス、その他ハードウェア等のインターフェイスに関連するコントローラ機能を備え、画像形成装置10全体を制御する。
記憶部400は、非一時的な記録媒体であるハードディスクドライブやフラッシュメモリー等からなる記憶装置で、制御部100が実行する処理の制御プログラム(色変換処理プログラムを含む。)やデータを記憶する。本実施形態では、記憶部400は、さらに色変換処理で使用される色変換用のルックアップテーブル(LUT:Lookup Table)である色変換テーブルCTと色材特性データCDとを格納している。色変換テーブルCTは、RGB色空間の第1色値とCMYK色空間の第2色値との対応関係を示している。色材特性データCDは、予め実測して取得されているCMYKの各色材の色相と彩度と明度に関する特性データを含んでいる。
図2は、一実施形態に係る画像形成処理の内容を示すフローチャートである。一実施形態に係る画像形成処理は、操作表示部700からの2色カラーモードを選択するためのユーザー入力の受信に応じて起動させる。
ステップS100では、色変換処理部200は、画像データ入力処理を実行する。画像データ入力処理では、色変換処理部200の画像データ解析部210は、画像読取部300で生成されたRGBの画像データID1又は通信インターフェイス部800を介してCMYKの画像データID2を入力する。画像読取部300は、原稿から画像を読み取って生成された多階調(たとえば256階調)の画像データID1を生成する。画像データID2は、たとえば印刷ジョブの一部として画像形成装置10の外部のパーソナルコンピュータ(図示せず)等から与えられる。画像読取部300及び通信インターフェイス部800は、画像データ取得部として機能する。
ステップS200では、画像データ解析部210は、色空間取得処理を実行する。この例では、画像データ解析部210は、画像データID1を入力した場合には、色空間としてRGB色空間を取得し、画像データID2を入力した場合には、CMYK色空間を取得する。RGB色空間は、たとえばLhやHLS(HSL)の色空間、あるいはグレー軸を主軸としてアフィン変換した空間も利用可能である。画像データID1及び画像データID2は、いずれもカラー画像を表す画像データである。
ステップS300では、画像データ解析部210は、取得した色空間がRGB色空間であるか否かを判断する。画像データ解析部210は、RGB色空間を取得した場合には、処理をステップS400に進め、CMYK色空間を取得した場合には、処理をステップS600に進める。
ステップS400では、画像データ解析部210は、疑似2色印刷機能を有効化する。すなわち、画像データ解析部210は、2色カラー管理部220を起動し、RGBの画像データID1を2色カラー管理部220に送信する。2色カラー管理部220は、疑似2色印刷データ生成処理を開始する(ステップS500)。
図3は、一実施形態に係る疑似2色印刷データ生成処理(ステップS500)の内容を示すフローチャートである。ステップS510では、2色カラー管理部220は、RGBの画像データID1に基づいて、周知の計算式を使用して明度値と、彩度値と、色相値(色相角)とを表すデータを生成する。
ステップS520では、2色カラー管理部220は、2色カラーモードのうち黒利用2色モード(2色のうち1色が黒の2色カラーモード)と有彩2色モードのいずれに設定されているか判断する。本実施形態では、2色カラーモードは、2色カラーモードの起動に応じて初期状態として黒利用2色モードに設定され、操作表示部700からのユーザー入力に応じて有彩2色モードに設定可能に構成されているものとする。この例では、黒利用2色モードに設定され、一の有彩色(CMYのいずれか)が指定されているものとする。この指定された有彩色は、指定有彩色とも呼ばれる。
図4は、一実施形態に係る黒利用2色モードの処理の内容を示す説明図である。図4(a)は、RGBの色空間としてHLSの色空間(双六角錐モデル)を採用した例を示している。図4(a)の左側には、色相環HCが示されている。図4(a)の右側には、等色相面EP1が示されている。等色相面EP1は、指定有彩色の色相を1つの面として表したものである。等色相面EP1は、明度成分Lを表すベクトルWK(グレー軸)と彩度成分Sを表すベクトルWP(彩度軸)の座標系を有している。この例では、等色相面EP1は、明度成分L1と彩度成分S1とを有する1つの色(L1,S1)が示されている。
ステップS530では、2色カラー管理部220は、黒と指定有彩色の色材の配合率を算出する。黒と指定有彩色の色材の配合率は、等色相面EP1において、黒と有彩色の色材によって再現される明度成分Lと彩度成分Sに基づいて決定することができる。黒と指定有彩色の色材の配合率は、他の各等色相面内の色を再現するための色材量の計算のベースとなる。
ステップS540では、2色カラー管理部220は、各色相のRcp値を算出する。Rcp値は、黒利用2色モードで使用される有彩色で他の色相の色を再現する際に、有彩色の鮮やかさとして視覚に与える印象を近づけるために使用される値である。具体的には、たとえばチラシやプレゼン資料は、印刷物の観察者に対して正確な色相を伝えるためではなく、たとえば重要な情報を鮮やかな色で印象付けるために様々な配色を有している。
本願発明者は、明度と彩度の組合せとしてのトーンが印刷物の観測者としての人間の印象に大きな影響を与える点に着目し、Rcp値を創作した。本明細書では、トーンは、色調とも呼ばれる。具体的には、たとえば日本色研配色体系(PCCS)は、各トーンに名前とそのイメージを定めている。具体的には、たとえばブライトトーンには「明るい」という以外に、「健康的な」「陽気な」及び「華やかな」といった形容詞が定められている。これにより、熟練技能を有していなくても簡易に2色画像を実現することができる。
図4(b)は、RGBCMYの色調度(tp)の表である。色調度(tp)は、有彩色の鮮やかさとして視覚に与える印象の空間の大きさを表す数値として、本願発明者によって新たに創作された値である。色調度(tp)は、明度率(tl)と色材彩度比(tc)の積として算出される。
明度率(tl)は、CMYの色材を使用して減法混色によって色再現を行うことを前提として設定されている。具体的には、シアンは、赤緑青の光のうち赤色光を吸収するので、シアンの色材を使用してベタを形成すると、1/3(赤色光分)だけ明度が低下する。よって、シアンは、ベタの形成によって明度が2/3に低下するので、明度率が2/3となる。マゼンタは、緑色光を吸収するので、1/3(緑色光分)だけ明度が低下する。よって、マゼンタは、明度率が2/3となる。イエローは、1/3(青色光分)だけ明度が低下し、明度率が2/3となる。
赤は、緑色光をマゼンタで吸収し、青色光をイエローで吸収することによって再現されるので、1/3(緑色光分)及び1/3(青色光分)だけ明度が低下する。よって、赤は、ベタの形成によって明度が1/3に低下するので、明度率が1/3となる。緑は、赤色光及び青色光を吸収するので、2/3(赤色及び青色光分)だけ明度が低下する。よって、緑は、明度率が1/3となる。青は、2/3(赤色及び緑色光分)だけ明度が低下し、明度率が1/3となる。
色材彩度比(tc)は、CMYの色材で再現される各色の彩度の実測値の比率を示している。色材彩度比(tc)は、画像形成装置10によってRGBCMYのベタを予め形成して測定された実測値として色材特性データCDに格納されている。この例では、シアンとマゼンタの色材は、同一の色材彩度比(tc)を有し、実測値の比率の基準とされている。イエローは、1.25の色材彩度比(tc)を有しているので、シアン及びマゼンタに対して、1.25倍の彩度を再現することができることになる。
赤は、マゼンタの色材とイエローの色材で再現され、1.5の色材彩度比(tc)を有している。緑は、シアンの色材とイエローの色材で再現され、0.85の色材彩度比(tc)を有している。青は、シアンの色材とマゼンタの色材で再現され、1.25の色材彩度比(tc)を有している。
色調度(tp)は、前述のように明度率(tl)と色材彩度比(tc)の積として算出される。赤は、1/3の明度率(tl)と1.5の色材彩度比(tc)の積として、0.5の色調度(tp)を有している。緑は、1/3の明度率(tl)と0.85の色材彩度比(tc)の積として、0.28の色調度(tp)を有している。青は、1/3の明度率(tl)と1.25の色材彩度比(tc)の積として、0.42の色調度(tp)を有している。
シアンは、2/3の明度率(tl)と1の色材彩度比(tc)の積として、0.67の色調度(tp)を有している。マゼンタは、2/3の明度率(tl)と1の色材彩度比(tc)の積として、0.67の色調度(tp)を有している。イエローは、2/3の明度率(tl)と1.25の色材彩度比(tc)の積として、0.83の色調度(tp)を有している。
図4(c)は、RGBCMYのトーンをシアン基準、マゼンタ基準又はイエロー基準で再現するための色調度比率(Rcp)の表である。具体的には、たとえば赤をマゼンタとイエローで再現可能な色調度は、シアン基準、すなわちシアンの色材単独で再現可能な色調度の0.75倍となる。色調度比率(Rcp)は、RGBCMY以外の中間の色相については線形補間によって算出することができる。
ステップS550では、2色カラー管理部220は、彩度ピーク値Pの移動先Qpを算出する。移動先Qpは、色調度比率(Rcp)を使用して算出される。彩度ピーク値(彩度の最大値)Pの移動は、シアン、マゼンタ又はイエローのいずれかの色材を単独で使用し、使用される色材の最大色調度(第2の色調度とも呼ばれる。)と異なる最大色調度(第1の色調度とも呼ばれる。)を有する各色相面を正確に再現(彩度が一致)するために行われる。
図5は、一実施形態に係るピーク値の移動の内容を示す説明図である。図5(a)は、色調度比率(Rcp)が1未満の場合にピーク値が移動する様子を示している。この例は、シアン又はマゼンタの色材単独で赤を再現するケースを示している。ピーク値P点は、シアン又はマゼンタの色材単独で再現可能な色調度を示している。ピーク値P点は、グレー軸(ベクトルWK)においてブラック(明度最低値)からKp(Kp=1)までの明度階調値を有している。
ピーク値Q1点の位置は、グレー軸においてKpに色調度比率(Rcp)を乗じた値をK点からの距離として彩度軸上に設定することによって決定することができる。ピーク値Q1点の位置は、彩度が最大となる位置P点から暗い点(K)に向かって移動することになる。ピーク値Q1点は、シアン又はマゼンタの色材単独で赤を再現する際に、利用可能な色調度(tp)のピーク(最大値)を示している。
グレー軸(WK)とピーク値Q1とで構成される色空間は、シアン又はマゼンタの色材単独で赤を再現する際の色空間を示している。これにより、2色カラー管理部220は、フルカラー印刷においてはマゼンタ及びイエローの色材で再現される赤の色調をシアン又はマゼンタの色材単独で正確に再現することができる。
図5(b)は、色調度比率(Rcp)が1以上の場合にピーク値が移動する様子を示している。この例は、シアン又はマゼンタの色材単独でイエローを再現するケースを示している。ピーク値P点は、シアン又はマゼンタの色材単独で再現可能な色調度を示している。ピーク値P点は、グレー軸においてブラック(明度最低値)からKp(Kp=1)までの明度階調値を有している。
ピーク値Q2点の位置は、グレー軸においてKpに色調度比率(Rcp)を乗じた値をK点からの距離として彩度軸上に設定することによって決定することができる。ピーク値Q2点の位置は、彩度が最大となる位置P点から明るい点(W)に向かって移動することになる。ピーク値Q2点は、シアン又はマゼンタの色材単独でイエローを再現する際に、利用可能な色調度(tp)のピーク(最大値)を示している。
グレー軸とピーク値Q2とで構成される色空間は、シアン又はマゼンタの色材単独でイエローを再現する際の色空間を示している。これにより、2色カラー管理部220は、フルカラー印刷においてイエローの色材で再現されるイエローの色調をシアン又はマゼンタの色材単独で正確に再現することができる。
2色カラー管理部220は、ベースとしての黒と指定有彩色の色材の配合率(ステップS530)を使用し、彩度最大のピーク値の移動に起因するベクトルWK(グレー軸)及び彩ベクトルWP(彩度軸)の変化を反映(たとえば線形写像)させることができる。これにより、2色カラー管理部220は、全ての等色相面内の任意の色をシアン、マゼンタ又はイエローのいずれか一の色材と、黒の色材とで正確に再現することを可能としている。
なお、ピーク値の位置Qpは、彩度軸において最大彩度値に色調度比率(Rcp)を乗じた値として彩度軸上に設定することによって決定することもできる。ピーク値の位置Qpは、色調度比率(Rcp)が1以上の場合には、明度が高い側にシフトし、ピーク値の位置Qpは、色調度比率(Rcp)が1未満の場合には、明度が低い側にシフトすることになる。
このように、2色カラー管理部220は、第2の色調度に対する第1の色調度の比である色調度比率(Rcp)を使用して、複数の色材を使用して再現される各色相面の彩度値と一の指定有彩色の色相面の彩度値とが近づくように一の指定有彩色の色材の量を決定することができる。
図5(c)は、明度、彩度及び色相の入出力比を表す特性曲線Cvを示すグラフである。特性曲線Cvは、明度、彩度及び色相の入力値に乗じることによって明度、彩度及び色相のコントラストを強調することができる。特性曲線Cvは、明度、彩度及び色相のそれぞれに対して別個の曲線としてもよい。
このように、本実施形態では、2色カラー管理部220は、RGBの画像データを色相、明度及び彩度のデータに変換し、等色相面内の明度と彩度に基づいて黒と有彩色の色材の配合率を決定し、ピーク値が移動した色空間に変換し、特性曲線で入出力を調整することによって、RGB画像データをCMYK色空間内の黒と一の有彩色の各階調値に変換することができる。
2色カラー管理部220は、このような変換内容を黒利用2色モードの印刷において、CMYの色材毎にルックアップテーブルとして生成することもできる。ルックアップテーブルは、CMYの色材毎に記憶部400の色材特性データCDの一部として格納される色変換テーブルである。これにより、2色カラー管理部220は、黒利用2色モードの印刷において、小さな計算負荷でRGB画像データをCMYKの各階調値に変換することができる。
ステップS560では、2色カラー管理部220は、各色相面の色材量を算出する。具体的には、2色カラー管理部220は、黒利用2色モードの印刷で使用される有彩色(たとえばシアン)用に用意されているルックアップテーブルを記憶部400から読み出してメモリ(図示略)上に展開し、RGB画像データの各画素の階調値に基づいてCとKの各階調値に変換することができる。CとKの各階調値は、印刷媒体に転写すべき色材の量を階調値で表している。
このように、2色カラー管理部220は、黒利用2色モードの色変換処理を完了し、CとKの各階調値から構成される画像データであるCK画像データをハーフトーン処理部500に送信する。
ステップS950(図2参照)では、ハーフトーン処理部500は、CK画像データに対してハーフトーン処理を実行してハーフトーンデータを出力する。ステップS970では、画像形成部600は、ハーフトーンデータに基づいて画像出力処理(印刷媒体への画像形成)を実行する。
図6は、一実施形態に係る有彩2色モードの処理の内容を示す説明図である。有彩2色モードは、K(ブラック)の色材を使用することなく、有彩色(CMY)CMYのうちの指定された2色(たとえばCとY)の組み合わせとして2色画像を形成する印刷モードである。有彩2色モードは、操作表示部700からのユーザー入力に応じて有彩2色モードに設定されている場合に実行される(ステップS520)。この例では、図6(a)に示されるように、ある色相の等色相面EP2の色相をシアンとマゼンタの2色の色材で擬似的に再現するものとする。
ステップS570では、2色カラー管理部220は、色相変化再現処理を実行する。色相変化再現処理では、2色カラー管理部220は、再現対象となる等色相面EP2の色相角とシアンとマゼンタ(指定有彩色)の2色の色材の色相角の角度差を算出する。具体的には、2色カラー管理部220は、等色相面EP2の色相角とシアンの色相角の角度差θ1と、等色相面EP2の色相角とマゼンタの色相角の角度差θ2とを算出する。
これにより、2色カラー管理部220は、等色相面EP2の色相をシアンとマゼンタの色材で擬似的に再現する際の配合率を設定することができる。具体的には、2色カラー管理部220は、シアンの配合率をθ2/(θ1+θ2)とし、マゼンタの配合率をθ1/(θ1+θ2)とする。この結果、2色カラー管理部220は、シアンとマゼンタの2色の色材で元画像の色相変化を擬似的に再現することができることになる。
ステップS580では、2色カラー管理部220は、色調再現計算処理を実行する。この例では、2色カラー管理部220は、図6(b)に示されるように、ある色相の等色相面EP2の色調をシアンとマゼンタの2色の色材で擬似的に再現するものとする。明度は、シアンの階調col1とマゼンタの階調col2の和として決定される。彩度は、シアンの階調col1と第1の係数β1の積と、マゼンタの階調col2と第2の係数β2の積との和として決定される。第1の係数β1及び第2の係数β2については後述する。
ステップS590では、2色カラー管理部220は、色材量補正処理を実行する。色材量補正処理では、2色カラー管理部220は、色材量補正処理を実行することによって、シアンとマゼンタの2色の色材の載り量の合計が過度の量となることに起因する色のつぶれを抑制する。
図7は、有彩2色モードにおける色材配合率の内容を示す説明図である。図7(a)は、色材量補正処理前における色材配合率を示すチャートである。本チャートの横軸は、色相面の色相角であり、縦軸は、色材量(%)である。色材量の100%は、ベタを形成するための色材量として設定された値である。色相1は、シアンの色相である。色相2は、マゼンタの色相である。
シアンの色材量は実線で示されている。シアンの色材量は、色相1(シアンの色相)から色相2(マゼンタの色相)の中間点、すなわちシアンに近い側では100%で一定であり、中間点からマゼンタ側まで線形に減少している。マゼンタの色材量は点線で示されている。マゼンタの色材量は、色相1(シアンの色相)から色相2(マゼンタの色相)の中間点、すなわちシアンに近い側では、線形に上昇し、中間点からマゼンタ側までは100%で一定である。この例では、前述のように、等色相面Pにおけるシアンの配合率は、θ2/(θ1+θ2)であり、マゼンタの配合率は、θ1/(θ1+θ2)である。
シアンとマゼンタの色材の合計量sは、一点鎖線で示されている。合計量sは、色相1と色相2の中間点で200%のピークとなっており、色相1及び色相2では、100%のボトムとなっている。しかしながら、CMYKのトナーの減法混色では、混色に起因する過剰な色材の載り量が色つぶれの原因となるので、2色カラー管理部220は、色材の合計量sを制限して色つぶれを抑制することができる。
図7(b)は、色材量補正処理後における色材配合率を示すチャートである。この例では、2色カラー管理部220は、二点点鎖線で示されているように、色材の合計量s’の最大載り量を170%に制限しているものとする。これにより、色相1と色相2の中間点での合計量s’のピークは、170%に制限されている。したがって、色相1と色相2の中間点での色相1及び色相2の色材量のピークは、それぞれ85%となる。色相1及び色相2の色材量のピークは、それぞれ色相1と色相2の中間点の85%をボトムとして、色相1又は色相2の色相に向かって100%まで線形に上昇することになる。
色材の合計量s’は、たとえば計算式(s’=(s-1)×rs+1.0)を使用し、係数rsを操作することによって簡易に設定することができる。この例では、係数rsは、0.7である。
このように、2色カラー管理部220は、色材量補正処理後における色材配合率を使用して、第1の係数β1の積と第2の係数β2とを求めることができる。これにより、2色カラー管理部220は、有彩2色モードにおいて色相変化と彩度とを2つの有彩色の色材を使用して擬似的に再現することができる。
図8は、一実施形態に係る分版印刷データ生成処理(ステップS800)の内容を示すフローチャートである。分版印刷モードは、CMYKの各色の分版のうち指定の2色を使用する2色カラー印刷である。分版印刷モードは、CMYKの画像データID2から画像データ解析部210が取得した色空間がCMYK色空間である場合に実行される(ステップS600:図2参照)。
ステップS700では、画像データ解析部210は、分版管理部230を起動し、CMYKの画像データID2を分版管理部230に送信する。分版管理部230は、分版色印刷データ生成処理を開始する(ステップS800)。
図9は、一実施形態に係る分版印刷データ生成処理の内容を示す説明図である。この例では、元データSDは、図9(a)に示されるように、赤色の色の文字列(RED)と、緑色の色の文字列(GREEN)と、青色の色の文字列(BLUE)と、シアンの色の文字列(CYAN)と、マゼンタの色の文字列(MAGENTA)と、イエローの色の文字列(YELLOW)と、Kの色の文字列(KBLACK)と、CMY混色の色(コンポジットブラック)の文字列(CBLACK)とをオブジェクトとして含むカラー画像を表す画像データである。
ステップS810では、分版管理部230は、画像データID2をCMYKの各色の分版データに分割する。ステップS820では、分版管理部230は、画像情報を有する版の色数が3色以上であるか否かを判断する。分版管理部230は、画像情報を有する版の色数が3色以上である場合には、操作表示部700に警告表示、すなわち警告画面(図示略)を表示する(ステップS830)。警告表示は、2色印刷で削除される画像情報が存在する可能性がある旨を示す表示である。
ステップS840では、分版管理部230は、各版の事前チェックを行うか否かを操作表示部700を介してユーザーに問い合わせる。分版管理部230は、各版の事前チェックを行わない旨のユーザー入力に応じて、処理をステップS890に進め、各版の事前チェックを行う旨のユーザー入力に応じて、処理をステップS850に進める。
ステップS850では、分版管理部230は、CMYKの版毎にPDFデータを生成する。すなわち、分版管理部230は、Cの版のPDFデータと、Mの版のPDFデータと、Yの版のPDFデータと、Kの版のPDFデータとを生成する。
ステップS860では、分版管理部230は、操作表示部700においてプレビュー表示(プレビュー画面PVの表示)を実行する(図9(b)参照)。プレビュー表示には、Cの版のPDFデータに基づいて再現されるシアン画像CVと、Mの版のPDFデータに基づいて再現されるマゼンタ画像MVと、Yの版のPDFデータに基づいて再現されるイエロー画像YVと、Kの版のPDFデータに基づいて再現されるブラック画像KVとが縮小版として含まれている。プレビュー表示は、全てK色として表示してもよい。
シアンの色材は赤色を吸光するので、シアン画像CVには、赤色の色の文字列(RED)とKの色の文字列(KBLACK)とが含まれず、濃度(1/3)のコンポジットブラックの色の文字列(CBLACK)が再現されている。シアン画像CVには、さらに、濃度(1/2)の緑色の色の文字列(GREEN)と、濃度(1/2)の青色の色の文字列(BLUE)と、シアンの色の文字列(CYAN)とが含まれている。
マゼンタの色材は緑色を吸光するので、マゼンタ画像MVには、緑色の色の文字列(GREEN)とKの色の文字列(KBLACK)とが含まれず、濃度(1/3)のコンポジットブラックの色の文字列(CBLACK)が再現されている。マゼンタ画像MVには、さらに、濃度(1/2)の赤色の色の文字列(RED)と、濃度(1/2)の青色の色の文字列(BLUE)と、マゼンタの色の文字列(MAGENTA)とが含まれている。
イエローの色材は青色を吸光するので、イエロー画像YVには、青色の色の文字列(BLUE)とKの色の文字列(KBLACK)とが含まれず、濃度(1/3)のコンポジットブラックの色の文字列(BLACK)が再現されされている。イエロー画像YVには、さらに、濃度(1/2)の赤色の色の文字列(RED)と、濃度(1/2)の緑色の色の文字列(GREEN)と、イエローの色の文字列(YELLOW)とが含まれている。一方、ブラック画像KVには、ブラックの色の文字列(BLACK)のみが含まれている。
分版管理部230は、ユーザー入力に応じて操作表示部700に2色プレビュー表示を実行することができる。2色プレビュー表示は、予め指定されている2色(この例では、KとM)の版で再現されるプレビュー画像MKVを操作表示部700の表示画面700Sに表示する(図9(c)参照)。表示画面700Sには、OKアイコン710と、指定色変更アイコン720とが表示されている。ユーザーは、予め指定されている2色の版で再現される画像がユーザーの意図したものである場合には、OKアイコン710をタッチし、指定色の変更を望む場合には、指定色変更アイコン720をタッチする。
ステップS870では、分版管理部230は、OKアイコン710へのタッチに応じて処理をステップS890に進め、指定色変更アイコン720へのタッチに応じて処理をステップS880に進める。分版管理部230は、指定色を変更するための操作表示画面(図示略)を表示する。これにより、分版印刷で版を選定する際に、ユーザーの意図に反して色が消える事態を抑制することができる。
ステップS880では、分版管理部230は、ユーザー入力に応じて指定色を変更し、処理をステップS860に戻す。一方、ステップS890では、分版管理部230は、指定色(たとえばMとK)の版以外の版の画像情報を削除する。すなわち、分版管理部230は、CとYの版の画像情報を削除(階調値をゼロに変更)する。
ステップS950(図2参照)では、ハーフトーン処理部500は、CK画像データに対してハーフトーン処理を実行してハーフトーンデータを出力する。ステップS970では、画像形成部600は、ハーフトーンデータに基づいて画像出力処理を実行する。
なお、画像データ解析部210は、取得した色空間がRGB色空間でもCMYK色空間でもない場合には、通常印刷データ生成処理を実行する。通常印刷データ生成処理は、画像形成装置10で利用可能なCMYKの各色材を使用して画像を再現するための印刷データを生成する(ステップS900)。
このように、一実施形態に係る画像形成装置10は、黒利用2色モード、有彩2色モード及び分版印刷モードにおいて、熟練技術に依存することなく簡易な色変換処理でフルカラーの画像の印象を2色画像で再現することができる。
本発明は、上記実施形態だけでなく、以下のような変形例でも実施することができる。
変形例1:上記実施形態では、画像形成装置は、有彩色としてCMYを使用しているが、たとえばCMY以外のいわゆる特色を含む複数の色材を使用するものでもよい。複数の色材を使用する色空間は、色材色空間とも呼ばれる。
変形例2:上記実施形態では、黒利用2色モードで色調(明度と彩度)を正確に再現し、有彩2色モードで色相の変化を再現している。さらに、黒利用2色モードは、色調を正確することができるので、その微分である色調の変化も正確に再現できることになる。本発明の色変換処理部は、第2色値に基づいて複数の色材によって再現されるカラー画像の色の変化を第3色値に基づいて複数の色材の色のうちの2つの指定色の色材によって再現するように構成されていればよい。
変形例3:上記実施形態では、本発明は、色変換テーブルを使用する画像形成装置に適用されているが、色変換処理装置や画像処理装置に適用することもできる。
10 画像形成装置
100 制御部
200 色変換処理部
210 画像データ解析部
220 2色カラー管理部
230 分版管理部
300 画像読取部
400 記憶部
500 ハーフトーン処理部
600 画像形成部
700 操作表示部
800 通信インターフェイス部

Claims (8)

  1. カラー画像を表す画像データを取得する画像データ取得部と、
    前記画像データの色空間を取得する画像データ解析部と、
    前記取得された色空間がRGB色空間である場合には、前記RGB色空間の第1色値から複数の色材の色で構成される色材色空間の第2色値に色変換する第1の色変換モードと、前記RGB色空間の第1色値から前記色材色空間内における前記複数の色材の色のうちの2つの指定色で前記カラー画像を再現するための第3色値に色変換する第2の色変換モードとのいずれかで色変換を実行する色変換処理部と、
    を備え、
    前記色変換処理部は、前記第2色値によって再現される色の変化を前記第3色値によって再現するように構成され
    前記画像データ解析部は、前記取得された色空間がRGB色空間である場合には、前記画像データに基づいて明度値と、彩度値と、色相角とを算出し、
    前記第2の色変換モードは、前記2つの指定色として黒と一の有彩色とが指定される黒利用2色モードを含み、
    前記黒利用2色モードは、前記複数の色材を使用して再現される各色相面における前記第2色値の明度と彩度とを前記複数の色材のうちの前記黒の色材と前記一の有彩色の色材とで前記第3色値によって再現する色変換モードである色変換処理装置。
  2. 請求項記載の色変換処理装置であって、
    前記黒利用2色モードは、前記複数の色材を使用して再現される各色相面の彩度値が最大となるときの前記彩度値と明度値の積を第1の色調度として算出し、前記一の有彩色の色相面の彩度値が最大となるときの前記彩度値と明度値の積を第2の色調度として算出し、前記第2の色調度に対する前記第1の色調度の比を使用して、前記複数の色材を使用して再現される各色相面の彩度値と前記一の有彩色の色相面の彩度値とが近づくように前記一の有彩色の色材の量を決定する色変換処理装置。
  3. カラー画像を表す画像データを取得する画像データ取得部と、
    前記画像データの色空間を取得する画像データ解析部と、
    前記取得された色空間がRGB色空間である場合には、前記RGB色空間の第1色値から複数の色材の色で構成される色材色空間の第2色値に色変換する第1の色変換モードと、前記RGB色空間の第1色値から前記色材色空間内における前記複数の色材の色のうちの2つの指定色で前記カラー画像を再現するための第3色値に色変換する第2の色変換モードとのいずれかで色変換を実行する色変換処理部と、
    を備え、
    前記色変換処理部は、前記第2色値によって再現される色の変化を前記第3色値によって再現するように構成され、
    前記第2の色変換モードは、前記2つの指定色として相互に相違する2つの有彩色が指定される有彩2色モードを含み、
    前記有彩2色モードは、前記第2色値によって再現される色相変化を前記第3色値によって再現する色変換モードである色変換処理装置。
  4. カラー画像を表す画像データを取得する画像データ取得部と、
    前記画像データの色空間を取得する画像データ解析部と、
    前記取得された色空間がRGB色空間である場合には、前記RGB色空間の第1色値から複数の色材の色で構成される色材色空間の第2色値に色変換する第1の色変換モードと、前記RGB色空間の第1色値から前記色材色空間内における前記複数の色材の色のうちの2つの指定色で前記カラー画像を再現するための第3色値に色変換する第2の色変換モードとのいずれかで色変換を実行する色変換処理部と、
    を備え、
    前記色変換処理部は、前記第2色値によって再現される色の変化を前記第3色値によって再現するように構成され、
    前記色変換処理部は、前記取得された色空間が前記色材色空間である場合には、前記複数の色材毎の版のプレビュー画面を表示し、前記複数の色材毎の版のうちの2色の指定を受け付け、前記指定された版以外の版の画像情報を削除する色変換処理装置。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の色変換処理装置と、
    前記第3色値に基づいて画像を形成する画像形成部と、
    を備える画像形成装置。
  6. カラー画像を表す画像データを取得する画像データ取得工程と、
    前記画像データの色空間を取得する画像データ解析工程と、
    前記取得された色空間がRGB色空間である場合には、前記RGB色空間の第1色値から複数の色材の色で構成される色材色空間の第2色値に色変換する第1の色変換モードと、前記RGB色空間の第1色値から前記色材色空間内における前記複数の色材の色のうちの2つの指定色で前記カラー画像を再現するための第3色値に色変換する第2の色変換モードとのいずれかで色変換を実行する色変換処理工程と、
    を備え、
    前記色変換処理工程は、前記第2色値によって再現される色の変化を前記第3色値によって再現するように構成され
    前記画像データ解析工程は、前記取得された色空間がRGB色空間である場合には、前記画像データに基づいて明度値と、彩度値と、色相角とを算出し、
    前記第2の色変換モードは、前記2つの指定色として黒と一の有彩色とが指定される黒利用2色モードを含み、
    前記黒利用2色モードは、前記複数の色材を使用して再現される各色相面における前記第2色値の明度と彩度とを前記複数の色材のうちの前記黒の色材と前記一の有彩色の色材とで前記第3色値によって再現する色変換モードである色変換処理方法。
  7. カラー画像を表す画像データを取得する画像データ取得工程と、
    前記画像データの色空間を取得する画像データ解析工程と、
    前記取得された色空間がRGB色空間である場合には、前記RGB色空間の第1色値から複数の色材の色で構成される色材色空間の第2色値に色変換する第1の色変換モードと、前記RGB色空間の第1色値から前記色材色空間内における前記複数の色材の色のうちの2つの指定色で前記カラー画像を再現するための第3色値に色変換する第2の色変換モードとのいずれかで色変換を実行する色変換処理工程と、
    を備え、
    前記色変換処理工程は、前記第2色値によって再現される色の変化を前記第3色値によって再現するように構成され、
    前記第2の色変換モードは、前記2つの指定色として相互に相違する2つの有彩色が指定される有彩2色モードを含み、
    前記有彩2色モードは、前記第2色値によって再現される色相変化を前記第3色値によって再現する色変換モードである色変換処理方法。
  8. カラー画像を表す画像データを取得する画像データ取得工程と、
    前記画像データの色空間を取得する画像データ解析工程と、
    前記取得された色空間がRGB色空間である場合には、前記RGB色空間の第1色値から複数の色材の色で構成される色材色空間の第2色値に色変換する第1の色変換モードと、前記RGB色空間の第1色値から前記色材色空間内における前記複数の色材の色のうちの2つの指定色で前記カラー画像を再現するための第3色値に色変換する第2の色変換モードとのいずれかで色変換を実行する色変換処理工程と、
    を備え、
    前記色変換処理工程は、前記第2色値によって再現される色の変化を前記第3色値によって再現するように構成され、
    前記色変換処理工程は、前記取得された色空間が前記色材色空間である場合には、前記複数の色材毎の版のプレビュー画面を表示し、前記複数の色材毎の版のうちの2色の指定を受け付け、前記指定された版以外の版の画像情報を削除する色変換処理方法。
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