JP2007028336A - 画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、プログラム、および記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 二色出力が可能でハードウェア規模の小さい画像処理装置を実現する。
【解決手段】S2では、入力画像データのRデータはそのままRデータとし、GデータとBデータとで平均を取る処理を行う。S3では、Rデータと平均されたG(もしくはB)データとの大小を比較し、(1)G>Rの場合には、点(R,G,B)は三角平面KRW領域外にあると判定し、(2)G≦Rの場合には、点(R,G,B)は三角平面KRW領域内にあると判定する。三角平面KRWは、無彩色軸とRの頂点とを結んで形成される。S3で判定が(1)である場合には、S4へ進み、点(R,G,B)を無彩色軸(K−W)上に写像する。GデータとBデータとはすべてRデータと同じになり、これを出力する。また、S3で判定が(2)である場合には、Rデータをそのまま出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カラー画像を処理する画像処理装置とこの画像処理装置を備えた画像形成装置と、その画像処理方法に関するものである。
近年、OA機器のデジタル化が急速に進展し、またカラー画像出力の需要が増してきたことにより、電子写真方式のデジタルカラー複写機やインクジェット方式・熱転写方式のカラープリンタ等が広く一般に普及してきている。例えば、デジタルカメラやスキャナ等の入力機器より入力された画像情報、あるいは、コンピュータ上で作成された画像情報がこれらの出力機器を用いて出力されている。これらの入出力機器においては、入力された画像情報に対して、常に色再現の安定した画像を出力することが必要であり、デジタル画像処理技術の色変換(色補正)処理が重要な役割を果たしている。
上記デジタルカラー複写機・複合機においては、フルカラーの画像、モノクロの画像を出力する機能の他、二色刷りを行うことができる機能が備えられているものがある。例えば、黒文字の原稿の一部に赤ペンでの添削や、赤朱肉により捺印されたもの、あるいは、一部分を赤色で強調した広告などを赤黒の二色を用いて出力するものである。二色刷りでは、フルカラーのような色再現性を重視することはないものの、色ムラや色とびが発生してしまい、二色刷りとしての色再現性を損ねてしまう場合がある。そこで、二色刷りの原稿の再現性を向上させ、より二色に見える画像を提供する方法として、特許文献1の技術が提案されている。
特許文献1では、スキャナなどで原稿を読み取ったデジタル信号(R,G,B)を、座標変換回路を用いて色相(H)、彩度(S)、明度(L)の3座標値に変換し、所望の処理に応じてH、S、Lの値を二色刷りの印刷結果が得られるように変更した後、座標逆変換を行い再びR,G,Bの座標軸に戻すことにより、二色刷りを実現している。
特開平11−55539号公報(1999(平成11)年2月26日公開) 特開2004−155015号公報(2004(平成16年)6月3日公開)
しかしながら、特許文献1の技術では、読み取ったデジタル信号(R,G,B)を色相(H),彩度(S),明度(L)に変換するための座標変換回路が必要であり、演算処理とハードウェアの規模が大きいという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、二色出力が可能でハードウェア規模の小さい画像処理装置、ならびに画像形成方法、画像形成装置、プログラム、および記録媒体を実現することにある。
本発明の画像処理装置は、上記課題を解決するために、色空間が3つの色成分を用いた3次元デカルト座標で表される第1の表色系のカラー画像データを、複数の色成分よりなる第2の表色系のカラー画像データに変換する画像処理装置において、上記第1の表色系のカラー画像データを、上記色空間において、無彩色軸と上記無彩色軸上以外にある上記色空間の1つの頂点とを結んでできる三角平面上に写像することにより、無彩色と上記頂点に関連付けられた色とからなる二色の画像データに変換するデータ変換手段と、上記二色の画像データを、上記第2の表色系のカラー画像データに変換する色変換演算手段とを備えていることを特徴としている。
上記の発明によれば、データ変換手段は、第1の表色系のカラー画像データを、無彩色軸と上記無彩色軸上以外にある色空間の1つの頂点とを結んでできる三角平面上に写像することにより、二色の画像データに変換するので、第1の表色系のカラー画像データに対して、加算器、シフト器(べき乗の乗算)、および比較器のみの構成で直接データ変換を行うことができる。従って、データ変換を行うためのハードウェア規模が小さくなる。
また、第1の表色系のカラー画像データは、上述のように無彩色軸と色空間の1つの頂点(一つの主要色)とを結んだ三角平面上にすべて写像されるため、その三角平面内は黒および一つの主要色の二色だけの画像データを表すこととなる。従って、データ変換手段で処理されたカラー画像データに対して、フルカラーモードにおける色補正テーブルもしくは係数パラメータ(マスキング係数やニューラルネットワークにおける重み係数)を共用することができ、二色刷り専用の色補正テーブルや係数パラメータが不要となる。この結果、メモリの削減を行うことができる。また、フルカラーモードと同じ色補正テーブルもしくは係数パラメータを用いることで、視覚的に良好な画質を実現することが可能になる。
以上により、二色出力が可能でハードウェア規模の小さい画像処理装置を実現することができるという効果を奏する。
本発明の画像処理装置は、上記課題を解決するために、上記データ変換手段は、上記第1の表色系に対して予め定められた1次色および2次色からなる、全六色のうちのいずれか一色を上記第1の表色系のカラー画像データに対して指定する指定入力色設定信号に基づいて、上記色空間の上記1つの頂点を選択することを特徴としている。
上記の発明によれば、ユーザーなどにより予め定められた第1の表色系の1次色および2次色の、全六色の中から、写像先の三角平面を形成する1つの頂点を、指定入力色設定信号で指定することができる。
従って、例えば、第2の表色系のカラー画像データとして黒と赤とからなる二色の画像データを得たい場合に、第1の表色系のカラー画像データに対して上記1つの頂点に対応する色を、その二色の画像データに合わせて抽出することができる。
以上により、ユーザーの好みの色を無彩色と対をなす色として強調することができるという効果を奏する。
また、指定入力色設定信号を用いてユーザーの好みの色を設定するだけであるので、ハードウェア構成が簡単になるという効果を奏する。
本発明の画像処理装置は、上記課題を解決するために、上記データ変換手段は、上記第2の表色系に対して予め定められた1次色および2次色からなる、全六色のうちのいずれか一色を上記第2の表色系のカラー画像データに対して指定する指定出力色設定信号に基づいて、上記頂点に関連付けられた上記色を決定することを特徴としている。
上記の発明によれば、写像先の三角平面を形成する1つの頂点に対応する色がどのような色に決まっていても、その色を、ユーザーなどにより予め定められた第2の表色系の1次色および2次色の、全六色の中から、指定出力色設定信号で指定した色として出力することができる。
従って、例えば、第1の表色系のカラー画像データに対して上記1つの頂点に対応する色が赤以外の色となっていても、第2の表色系のカラー画像データとして黒と赤とからなる二色の画像データを得たい場合に、上記1つの頂点に対応する色を、その二色の画像データに合わせて変換して出力することができる。
以上により、ユーザーの好みの色を無彩色と対をなす色として強調することができるという効果を奏する。
また、指定出力色設定信号を用いてユーザーの好みの色を設定するだけであるので、ハードウェア構成が簡単になるという効果を奏する。
本発明の画像処理装置は、上記課題を解決するために、上記データ変換手段は、上記第1の表色系に対して予め定められた1次色および2次色からなる、全六色のうちのいずれか一色を上記第1の表色系のカラー画像データに対して指定する指定入力色設定信号に基づいて、上記色空間の上記1つの頂点を選択し、上記第2の表色系に対して予め定められた1次色および2次色からなる、全六色のうちのいずれか一色を上記第2の表色系のカラー画像データに対して指定する指定出力色設定信号に基づいて、上記頂点に関連付けられた上記色を決定することを特徴としている。
上記の発明によれば、ユーザーなどにより予め定められた第1の表色系の1次色および2次色の、全六色の中から、写像先の三角平面を形成する1つの頂点を、指定入力色設定信号で指定することができる。また、写像先の三角平面を形成する1つの頂点に対応する色がどのような色に決まっていても、その色を、ユーザーなどにより予め定められた第2の表色系の1次色および2次色の、全六色の中から、指定出力色設定信号で指定した色として出力することができる。
従って、例えば、指定入力色をシアンとし、指定出力色をマゼンタとすれば、第1の表色系よりなる画像データのシアン成分を抽出し、その色成分を第2の表色系よりなる画像データのマゼンタ成分として、黒とマゼンタの二色の画像データに変換することができるというように、入力と出力との様々な組み合わせが可能になる。
以上により、ユーザーの好みの色を無彩色と対をなす色として強調することができるという効果を奏する。
本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するために、上記画像処理装置を備え、入力された画像の画像データに対して上記画像処理装置で画像処理を行って、画像として形成することを特徴としている。
上記の発明によれば、前記画増処理装置により画像処理された画像データを用いて二色刷りを行うことができる。従って、ハードウェアの規模を抑制することができ、また、フルカラーモードと同じ色補正処理を用いることにより視覚的に良好な品質の良い画像を出力することのできる画像形成装置を提供することができるという効果を奏する。
本発明の画像処理方法は、上記課題を解決するために、色空間が3つの色成分を用いた3次元デカルト座標で表される第1の表色系のカラー画像データを、複数の色成分よりなる第2の表色系のカラー画像データに変換する画像処理方法において、上記第1の表色系のカラー画像データを、上記色空間において、無彩色軸と上記無彩色軸上以外にある上記色空間の1つの頂点とを結んでできる三角平面上に写像することにより、無彩色と上記頂点に関連付けられた色とからなる二色の画像データに変換するデータ変換ステップと、上記二色の画像データを、上記第2の表色系のカラー画像データに変換する色変換演算ステップとを行うことを特徴としている。
上記の発明によれば、データ変換ステップでは、第1の表色系のカラー画像データを、無彩色軸と上記無彩色軸上以外にある色空間の1つの頂点とを結んでできる三角平面上に写像することにより、二色の画像データに変換するので、第1の表色系のカラー画像データに対して、加算処理、シフト処理(べき乗の乗算)、および比較処理のみで直接データ変換を行うことができる。従って、小さなハードウェア規模でデータ変換を行うことができる。
また、第1の表色系のカラー画像データは、上述のように無彩色軸と色空間の1つの頂点(一つの主要色)とを結んだ三角平面上にすべて写像されるため、その三角平面内は黒および一つの主要色の二色だけの画像データを表すこととなる。従って、データ変換ステップで処理されたカラー画像データに対して、フルカラーモードにおける色補正テーブルもしくは係数パラメータ(マスキング係数やニューラルネットワークにおける重み係数)を共用することができ、二色刷り専用の色補正テーブルや係数パラメータが不要となる。この結果、メモリの削減を行うことができる。また、フルカラーモードと同じ色補正テーブルもしくは係数パラメータを用いることで、視覚的に良好な画質を実現することが可能になる。
以上により、二色出力を行うための、小さなハードウェア規模でデータ変換を行うことができる画像処理方法を実現することができるという効果を奏する。
本発明の画像処理方法は、上記課題を解決するために、上記データ変換ステップにおいて、上記第1の表色系に対して予め定められた1次色および2次色からなる、全六色のうちのいずれか一色を上記第1の表色系のカラー画像データに対して指定する指定入力色設定信号に基づいて、上記色空間の上記1つの頂点を選択することを特徴としている。
上記の発明によれば、ユーザーなどにより予め定められた第1の表色系の1次色および2次色の、全六色の中から、写像先の三角平面を形成する1つの頂点を、指定入力色設定信号で指定することができる。
従って、例えば、第2の表色系のカラー画像データとして黒と赤とからなる二色の画像データを得たい場合に、第1の表色系のカラー画像データに対して上記1つの頂点に対応する色を、その二色の画像データに合わせて抽出することができる。
以上により、ユーザーの好みの色を無彩色と対をなす色として強調することができるという効果を奏する。
また、指定入力色設定信号を用いてユーザーの好みの色を設定するだけであるので、ハードウェア構成が簡単になるという効果を奏する。
本発明の画像処理方法は、上記課題を解決するために、上記データ変換ステップにおいて、上記第2の表色系に対して予め定められた1次色および2次色からなる、全六色のうちのいずれか一色を上記第2の表色系のカラー画像データに対して指定する指定出力色設定信号に基づいて、上記頂点に関連付けられた上記色を決定することを特徴としている。
上記の発明によれば、写像先の三角平面を形成する1つの頂点に対応する色がどのような色に決まっていても、その色を、ユーザーなどにより予め定められた第2の表色系の1次色および2次色の、全六色の中から、指定出力色設定信号で指定した色として出力することができる。
従って、例えば、第1の表色系のカラー画像データに対して上記1つの頂点に対応する色が赤以外の色となっていても、第2の表色系のカラー画像データとして黒と赤とからなる二色の画像データを得たい場合に、上記1つの頂点に対応する色を、その二色の画像データに合わせて変換して出力することができる。
以上により、ユーザーの好みの色を無彩色と対をなす色として強調することができるという効果を奏する。
また、指定出力色設定信号を用いてユーザーの好みの色を設定するだけであるので、ハードウェア構成が簡単になるという効果を奏する。
本発明の画像処理方法は、上記課題を解決するために、上記データ変換ステップにおいて、上記第1の表色系に対して予め定められた1次色および2次色からなる、全六色のうちのいずれか一色を上記第1の表色系のカラー画像データに対して指定する指定入力色設定信号に基づいて、上記色空間の上記1つの頂点を選択し、上記第2の表色系に対して予め定められた1次色および2次色からなる、全六色のうちのいずれか一色を上記第2の表色系のカラー画像データに対して指定する指定出力色設定信号に基づいて、上記頂点に関連付けられた上記色を決定することを特徴としている。
上記の発明によれば、ユーザーなどにより予め定められた第1の表色系の1次色および2次色の、全六色の中から、写像先の三角平面を形成する1つの頂点を、指定入力色設定信号で指定することができる。また、写像先の三角平面を形成する1つの頂点に対応する色がどのような色に決まっていても、その色を、ユーザーなどにより予め定められた第2の表色系の1次色および2次色の、全六色の中から、指定出力色設定信号で指定した色として出力することができる。
従って、例えば、指定入力色をシアンとし、指定出力色をマゼンタとすれば、第1の表色系よりなる画像データのシアン成分を抽出し、その色成分を第2の表色系よりなる画像データのマゼンタ成分として、黒とマゼンタの二色の画像データに変換することができるというように、入力と出力との様々な組み合わせが可能になる。
以上により、ユーザーの好みの色を無彩色と対をなす色として強調することができるという効果を奏する。
本発明のプログラムは、上記課題を解決するために、上記画像処理装置を動作させるプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるプログラムである。
上記の発明によれば、コンピュータで上記画像処理装置の各手段を実現することによって、上記画像処理装置を実現することができるという効果を奏する。
本発明の記録媒体は、上記課題を解決するために、上記プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
上記の発明によれば、記録媒体から読み出されたプログラムによって、上記画像処理装置をコンピュータ上に実現することができるという効果を奏する。
本発明の画像処理装置は、以上のように、データ変換手段と、色変換演算手段とを備えているので、二色出力が可能でハードウェア規模の小さい画像処理装置を実現することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1ないし図14に基づいて説明すると以下の通りである。
図7に、本実施の形態に係るカラー画像処理装置を備えるデジタルカラー複写機の構成をブロック図にて示す。
図7に示すように、デジタルカラー複写機1は、カラー画像入力装置2、カラー画像処理装置3、カラー画像出力装置4、および、操作パネル5を備えている。
カラー画像処理装置2は、カラー画像入力装置2から入力されるカラー画像データの画像処理を行って、カラー画像出力装置4に画像処理後の画像データを出力するものであり、A/D変換部31、シェーディング補正部32、入力階調補正部33、領域分離処理部34、色補正部35、黒生成下色除去部36、空間フィルタ処理部37、出力階調補正部38、および階調再現処理部39を備えている。操作パネル5は、デジタルカラー複写機1の動作モードを設定する設定ボタンやテンキー、液晶ディスプレイなどで構成される表示部を備えたものである。
カラー画像入力装置(画像読取手段)2は、例えばCCD(Charge Coupled Device )を備えたスキャナ部より構成され、原稿からの反射光像を、RGB(R:赤・G:緑・B:青)のアナログ信号としてCCDにて読み取って、カラー画像処理装置3に入力するものである。
カラー画像入力装置2にて読み取られたアナログ信号は、カラー画像処理装置3内を、A/D変換部31〜階調再現処理部39に順に送られ、CMYKのデジタルカラー信号として、カラー画像出力装置4へ出力される。
A/D(アナログ/デジタル)変換部31は、RGBのアナログ信号をデジタル信号に変換するもので、シェーディング補正部32は、A/D変換部31より送られてきたデジタルのRGB信号に対して、カラー画像入力装置2の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を施すものである。
入力階調補正部33は、シェーディング補正部32にて各種の歪みが取り除かれたRGB信号(RGBの反射率信号)に対して、カラーバランスを整えると同時に、濃度信号などカラー画像処理装置3に採用されている画像処理システムの扱い易い信号に変換する処理を施すものである。
領域分離処理部34は、RGB信号より、入力画像中の各画素を文字領域、網点領域、写真領域の何れかに分離するものである。領域分離処理部34は、分離結果に基づき、画素がどの領域に属しているかを示す領域識別信号を、黒生成下色除去部36、空間フィルタ処理部37、および階調再現処理部39へと出力すると共に、入力階調補正部33より出力された入力信号をそのまま後段の色補正部35に出力する。
色補正部35は、色再現の忠実化実現のために、不要吸収成分を含むCMY(C:シアン・M:マゼンタ・Y:イエロー)色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理を行うものである。
黒生成下色除去部36は、色補正後のCMYの3色信号から黒(K)信号を生成する黒生成、元のCMY信号から黒生成で得たK信号を差し引いて新たなCMY信号を生成する処理を行うものであって、CMYの3色信号はCMYKの4色信号に変換される。
黒生成処理の一例として、スケルトンブラックによる黒生成を行なう方法(一般的方法)がある。この方法では、スケルトンカーブの入出力特性をy=f(x)、入力されるデータをC,M,Y,出力されるデータをC',M',Y',K'、UCR(Under Color Removal)率をα(0<α<1)とすると、黒生成/下色除去処理は以下の式1で表わされる。
Figure 2007028336
空間フィルタ処理部37は、黒生成下色除去部36より入力されるCMYK信号の画像データに対して、領域識別信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正することによって出力画像のぼやけや粒状性劣化を防ぐように処理するものであって、階調再現処理部39も、空間フィルタ処理部37と同様に、CMYK信号の画像データに対して、領域識別信号を基に所定の処理を施すものである。
例えば、領域分離処理部34にて文字に分離された領域は、特に黒文字或いは色文字の再現性を高めるために、空間フィルタ処理部37による空間フィルタ処理における鮮鋭強調処理で高周波数の強調量が大きくされる。同時に、階調再現処理部39においては、高域周波数の再現に適した高解像度のスクリーンでの二値化または多値化処理が選択される。
また、領域分離処理部34にて網点に分離された領域に関しては、空間フィルタ処理部37において、入力網点成分を除去するためのローパス・フィルタ処理が施される。そして、出力階調補正部38では、濃度信号などの信号をカラー画像出力装置4の特性値である網点面積率に変換する出力階調補正処理を行った後、階調再現処理部39で、最終的に画像を画素に分離してそれぞれの階調を再現できるように処理する階調再現処理(中間調生成)が施される。領域分離処理部34にて写真に分離された領域に関しては、階調再現性を重視したスクリーンでの二値化または多値化処理が行われる。
上述した各処理が施された画像データは、一旦記憶手段に記憶され、所定のタイミングで読み出されてカラー画像出力装置4に入力される。このカラー画像出力装置4は、画像データを記録媒体(例えば紙等)上に出力するもので、例えば、電子写真方式やインクジェット方式を用いたカラー画像形成装置等を挙げることができるが特に限定されるものではない。尚、以上の処理は不図示のCPU(Central Processing Unit)により制御される。
次に、上記カラー画像処理装置3における色補正部35の構成に関して説明する。図2に、色補正部35の構成を示す。
色補正部35は、入力RGBデータを第1の表色系とし、出力CMYデータを第2の表色系とする。また、色補正部35で行う色補正処理は、第1の表色系の色空間が3次元デカルト座標で表されることを前提にしている。ここでは第2の表色系も3次元デカルト座標で表される。また、本実施形態では、第1の表色系および第2の表色系において、CMYを1次色とし、RGBを2次色とするCMY表色系を仮定しているが、RGBを1次色、CMYを2次色とするRGB表色系を仮定してもよい。いずれにおいても、1次色(3色)のうちの2色を混合して得られる色が2次色であり、2次色(3色)のうちの2色を混合して得られる色が1次色である。また、第1の表色系はRGBに限らずCMYでもよい。第2の表色系はCMYに限らずRGBでもよく、例えば、RGB出力装置としてピクロトグラフィーが挙げられる。また、第2の表色系は一般に複数の色成分からなっていてよい。
色補正部35は、1次元ルックアップテーブル(以下、1D−LUTと称する。)51(51r・51g・51b)、データ変換部(データ変換手段)52、および、色変換演算部(色変換演算手段)53を備えている。
1D−LUT51は、1次元のルックアップテーブル(LUT:Look Up Table)を用いて、入力RGB信号(以下、信号とデータとを同じ意味で使用する。)をR信号に変換する。1D−LUT51rはR信号に対応して、1D−LUT51gはG信号に対応して、1D−LUT51bはB信号に対応して、それぞれ設けられている。1次元のLUTは入力画像データのコントラストを調整したり、入力RGB信号を、後段の色変換演算部53において、第2の表色系の画像データであるCMYデータに変換したりする際、両表色系間の非線形性を補正することで、計算誤差の増加を防ぐ働きがある。
具体的な処理は、入力RGB信号の値に基づき、1次元のLUTのアドレスを参照して、そのアドレスに格納されている別のRGBデータを取得し、後段に出力するというものである。この場合、入力は0〜255の8ビットのRGB信号を扱っているが、RGB信号を補色反転した擬似CMY信号であってもよい。また、入力がRGB信号で、1次元LUTの出力が擬似CMY信号であってもよい。
なお、本実施の形態において、1D−LUT51は必ずしも色補正部35に設ける必要はない。表色系の非線形性の補正は、色補正部35の前段に1D−LUT51を設けて行っても良く、コントラストの調整は、入力階調補正部33で行うことも可能である。
本実施の形態のデジタルカラー複写機1は二色刷りが可能であり、データ変換部52は、二色刷りモードでは、上記1D−LUT51によって1次元のLUTで変換された信号(R信号)を二色刷り印刷を行うための別の信号(R信号)に変換する。フルカラーモードの場合には、この変換処理を行わない。
色変換演算部53(3次元補間演算部)は、上記データ変換部52で変換された信号(R信号)を、3次元LUTを参照しながら、補間演算によりC信号に変換する。色変換演算部53は、例えば、色変換マスキング、ニューラルネットワーク、補間演算を用いないダイレクトLUTなど、他の色変換演算を行う構成であっても構わない。
次に、二色刷りに関する、上記色補正部35のデータ変換部52の構成および動作について、実施例を挙げて説明する。
〔実施例1〕
本実施例では、入力画像データはRGBで8ビット(0〜255)、出力画像データもCMYKで8ビット(0〜255)の場合で、入力画像データRGBにおける赤成分を抽出し、赤および黒だけで印刷する場合について説明をする。
まず、入力画像データRGBは図2の1D−LUT51により、1次元のLUTを用いてRデータに変換される。次いで、Rデータは図2のデータ変換部52に入力される。このデータ変換部52では、図1のフロー図のように処理される。
図1のフロー図において、S1でデータ変換部52にRデータが入力されると、S2では、入力画像データRのうち赤成分であるRデータはそのままRデータとし、Gデータ(緑成分)とBデータ(青成分)とで平均を取る処理を行う。これをハードウェアで実現する場合には、加算して右に1ビットシフトすればよい。
図3はCMYの色空間(入力画像データはRGBデータであるが、CMYを1次色としているので、第1の表色系の色空間はCMY空間となる。)を表しているが、上記S2により、図3(c)における面RYWMを上部にして見た図3(a)のように、すべてのRデータは平面KRWC上に写像される。これはすべてのRデータが無彩色軸(K−W)を挟んで、RとCとの色相に写像したことになる。ここで、図3(c)は図2の色変換演算部53における3次元LUTを概念的に表したものであり、入力空間はRGBである。
次に図1のS3では、Rデータと平均されたG(もしくはB)データとの大小を比較し、R−K再現領域の判定を行う。R−K再現領域の判定では、
(1)GデータがRデータより大きい場合には、点(R,G,B)は三角平面KRW領域外にあると判定する。
(2)GデータがRデータ以下である場合には、点(R,G,B)は三角平面KRW領域内にあると判定する。
この三角平面KRWは、無彩色軸と、該無彩色軸上以外のCMY色空間の頂点の1つであるRの頂点とを結んで形成されるものである。上記頂点はR以外でもよいが、本実施例ではRに定められている場合について説明し、その他の場合については実施例2で説明する。
この結果、図3(c)の平面KRWCにおいて判定が(1)である場合には、図1でS4へ進み、図3(b)のようにハッチングを施した領域外(三角平面KRW領域外)の点である点(R,G,B)をRW(もしくはKC)に平行に無彩色軸(K−W)上に写像する(図3(b)の矢印が示す方向に写像する。)。すなわち、GデータとBデータとはすべてRデータと同じになる。そして図1でS5へ進んで、Rを出力する。また、図3(c)の平面KRWCにおいて判定が(2)である場合には、ハッチングを施した領域内(三角平面KRW領域内)は既にRとKとで構成される領域内なので、図1で直接S5へ進み、Rデータをそのまま出力する。なお、GデータとRデータとが等しい場合は、上記のどちらの条件であっても、結果は同じであり、点(R,G,B)は無彩色軸上にあるが、この例では、判定(2)に含ませてある。
データとGデータ(もしくはBデータ)との大小関係から、平面KRWCにおいてなぜ三角平面KRW領域内外の判定ができるのかを図6を用いて説明する。図6(c)はRGB色空間の斜視図であり、図6(a)は図6(c)の平面KRYGを示す図であり、図6(b)は図6(c)の平面KRMBを示す図である。
まず、平面KRYGに注目すると、RデータとGデータとの大小により、図6(a)のようにR>Gの領域とR<Gの領域とに分かれる。次に、平面KRMBに注目すると、RデータとBデータの大小により、図6(b)のようにR>Bの領域とR<Bの領域とに分かれる。よって、図6(c)の三角平面KRW内の領域は、R>GかつR>Bであり、三角平面KRW外(三角平面KWC内)の領域は、R<GかつR<Bである。ここで、図1のS2から常にGデータとBデータとは同値であるため、GデータとBデータととのいずれか一方とRデータとを比較すれば、点(R,G,B)が三角平面KRW内にあるかどうかを判定することができることになる。
最終的に、すべての入力Rデータは図3(c)のように三角平面KRW上に写像される。これは入力画像データがハッチングを施した領域に写像されることで、すべてのRデータは赤成分および黒成分だけになる。これが図2の色変換演算部53に入力されると、赤成分と黒成分とで印刷されるCが求まり、図7の黒生成下色除去部36や後述する図8の色補正部71c内の黒生成/下色除去処理により印刷可能なCMYKデータに変換され、二色刷りとして印刷されることになる。
具体的な例を図4、図5を用いて説明する。まず、図4において、入力画像データRが(0,0,255)の場合(青色)は、図1のS2よりR=0、G=B=(0+255)/2=127.5であり、小数点以下が切り捨てされて127となる。これは、図4の点P8(0,0,255)が点P9(0,127,127)に写像されることを示している。次に、図1のS3を実行すると、G=127はR=0より大きいことから、R−K再現領域の判定は前述の(1)となり、図1のS4でR=G=B=0になる。これは図4の点P9(0,127,127)が点P10(0,0,0)に写像されることを示している。よって、入力画像データR=(0,0,255)は(0,0,0)の無彩色軸に写像されたことになる。これは、入力画像データRのR成分が他のG成分やB成分より小さいため、赤領域の色相でないことから、黒成分(無彩色)として印刷することになるためである。
次に、別の例を、図5を用いて説明する。入力画像データRが(255,0,255)の場合(マゼンタ)、同様にして、R=255、G=B=(0+255)/2≒127となる。これは、図5の点P11(255,0,255)が点P12(255,127,127)に写像されることになる。そして、RとGとの大小関係から、R−K再現領域の判定は前述の(2)となり、最終的にRは(255,127,127)になり、R−W上の色を表すことになる。
これらのことから、全てのRデータは、前述したように、三角平面KRWに写像されるために、色変換演算部53では赤成分と黒成分とだけの二色刷りが実現できることになる。
更に、図2の色変換演算部53における3次元LUTは、予めフルカラー用として作成された色補正テーブルであるので、色再現性が視覚的(例えば、無彩軸上は人間の輝度感度に類似しているなど)に良好である。そのため、このフルカラー用テーブルを使用し、図3(c)の色空間(テーブル構成)における一部の三角平面を使用することで、視覚的に良好な二色刷りの画像を生成することが可能になる。よって、フルカラーモードであっても、二色刷りモードであっても、使用するテーブルを共用することが可能になる。そして、フルカラーモードの場合には、図2のデータ変換部52は何も処理を行わず(すなわち、入力画像データのRをそのままRデータとして出力する。)、二色刷りの場合には、データ変換部52は上記のように動作することで、2つのモードによる処理を容易に実現することが可能になる。
なお、他の主要色(GBCMYのいずれか)とKとで二色刷りを行う場合には、すべてのRGBデータがそれぞれ三角平面KGW,KBW,KCW,KMW,KYWに写像すれば実現することが可能であり、それを実現するデータ変換部の構成は実施例2で説明する。
ここでは、本実施例でこれまで説明してきたデータ変換を行うデータ変換部52の構成について説明する。図12は図2におけるデータ変換部52内の構成を表している。データ変換部52は、平均化処理部52a、比較器52b、および、セレクタ52cを備えている。
平均化処理部52aは、加算器61とビットシフト62とを備えており、G信号とB信号との平均値を求める。加算器61は、GデータとBデータとを加算し、加算結果としてデータE11を出力する。ビットシフト62は、データE11を右に1ビットずらすことで、GデータとBデータとの平均値であるデータE12を求めて出力する。これは図1のS2に処理に該当する。これにより、図3(c)のKWRCで構成される四角平面にすべてのデータが写像されることになる。
比較器52bは、RデータとデータE12との大小を比較して、その結果を1ビットのデータE13で出力する。これは図1のS3に該当し、図3(c)の三角平面KRW内外の判定を行うものである。
セレクタ52cは比較器52bにより生成されたデータE13を制御信号として、RデータとデータE12とのいずれかを選択し、データE14として出力する。これは図1のS3の判定結果の処理S4に該当し、三角平面KRW外のデータは無彩色に写像し、三角平面KRW内のデータはそのまま出力することになる。
最終的に、入力のRデータはRデータになり、セレクタ52cより出力されたデータE14は分配されてGデータ、Bデータになる。これにより図1と同様の処理が実現されることになる。
〔実施例2〕
本実施例では、色補正部35の構成はほぼ図2と同じであるが、データ変換部52にユーザー設定信号が入力される点が異なる。1D−LUT51および色変換演算部53の動作は実施例1と同様である。本実施例でも、入力画像データが8ビット(0〜255)のRGBデータであり、出力画像データが8ビット(0〜255)のCMYKデータである場合について説明する。
実施例1では、入力画像データからR成分を抽出し、出力画像データをR−Kで印刷する場合のみを説明した。しかし、実際の二色刷りはR−Kで印刷するとは限らない。ユーザーによっては、様々な組み合わせが必要な場合がある。
本実施例では、ユーザーが原稿から抽出したい色(RGBCMYのいずれか)を選択し、指定した色を印刷する際にどの色(RGBCMYのいずれか)で印刷したいかを選択することのできる構成について説明する。ユーザーが原稿から抽出したい色として選択したものを指定入力色とし、ユーザーが印刷したい色として選択したものを指定出力色とする。これらの色指定を行うことで、例えば、R成分をRで印刷することは勿論、R成分をGで印刷したり、C成分をRで印刷したりすることができ、ユーザーのニーズを満たすことが可能である。
図13、(b)は実施例2の処理をフローで表したものである。大きく分けると入力切替処理、平均化処理、指定入力色および指定出力色に基づく切替処理、三角平面への写像処理、および、出力切替処理に分けられる。
S201でデータ変換部52にRデータが入力されると、まず、入力切替処理(S202〜S206)を実行する。入力切替処理では、ユーザーの指定入力色に基づいて、Rデータから内部データDデータへと、一時的にデータの切り替えを行う。内部データD、D、Dは、Rデータ、Gデータ、Bデータが上記指定入力色に応じた順序で割り当てられたデータであり、その後の演算処理は内部データD、D、Dを用いて行われる。
入力切替処理を行う理由は、ユーザーがRGBCMYのいずれの色を指定入力色で選択しても、その後の平均化処理で同一の処理ができるようにするためである。ユーザーが2次色(R、G、Bのいずれか1つを指す。ここでは、CMYを(1次色)としているのでRGBが2次色になる。)を指定した場合、指定した色が主要色としてDデータに代入される。そして、それ以外の二色は補助色として、DデータとDデータとに別々に代入される。逆に、ユーザーが1次色(C、M、Yのいずれか)を指定した場合、指定した色の補色(例えば、ユーザーがCを指定した場合、Cの補色R)が補助色として、Dデータに代入される。そして、指定した色を生成する2つの2次色(例えば、ユーザーがCを指定した場合、Cは2次色のGとBとにより生成される)が主要色としてDデータとDデータとに別々に代入される。
例えば、ユーザーの指定入力色がGである場合には、Gデータは主要色であるためDデータに代入され、それ以外は補助色であるためRデータとBデータとはDデータとDデータとに別々に代入される。ユーザーの指定入力色がMである場合には、RデータとBデータとは主要色であるためそれぞれDデータとDデータに代入され、Gデータは補助色であるためDデータに代入される。結果的に、ユーザーの指定入力色がGもしくはMである場合には、R、G、BデータがそれぞれD、D、Dデータに代入されることになる(後述のS205)。同様にして、ユーザーの指定入力色がRもしくはCである場合には、R、G、BデータがそれぞれD、D、Dデータに代入されることになり(後述のS206)、ユーザーの指定入力色がBもしくはYである場合には、R、G、BデータがそれぞれD、D、Dデータに代入される(後述のS204)ことになる。こうしてRデータはDデータに切り替わる。
これを図13で説明すると、S202で指定入力色がRもしくはCであるか否かを判断し、RもしくはCである場合にはS206へ進んで、DデータにRデータを、DデータにGデータを、DデータにBデータをそれぞれ代入する。S202でRもしくはCでない場合にはS203へ進み、指定入力色がGもしくはMであるか否かを判断する。GもしくはMである場合にはS205へ進んで、DデータにGデータを、DデータにRデータを、DデータにBデータをそれぞれ代入する。S203でGもしくはMでない場合にはS204へ進んで、DデータにBデータを、DデータにRデータを、DデータにGデータをそれぞれ代入する。
次に、平均化処理(S207)を実行する。平均化処理では、DデータとDデータとを加算し、加算結果であるDデータを2で除算(または、右に1ビットシフト)することで、DデータとDデータとの平均値であるDデータを求める。このDデータを算出することで、KとWと指定入力色とその補色とにより囲まれる平面に全てのRGBデータが写像されることになる。ここで、ユーザーの指定入力色が2次色である場合は、Dデータが主要色であり、指定入力色が1次色である場合は、Dデータが主要色である。
次に、図13における指定入力色および指定出力色に基づく切替処理(S208〜S214)を実行する。この切替処理では、指定入力色が1次色であるか2次色であるか、指定出力色が1次色であるか2次色であるかにより、DデータおよびDデータからDデータおよびD10データへとデータの切り替えを行う。これを行うことで、指定入力色として指定した1次色を2次色で印刷することやその逆も可能になる。
なお、ユーザーの指定出力色が2次色である場合は、Dデータは主要色、D10データは補助色であり、ユーザーの指定出力色が1次色である場合は、D10データは主要色、Dデータは補助色になる。そして、出力側の主要色を入力側の主要色とすることにより、1次色の指定入力色を2次色の指定出力色で印刷することやその逆も可能となる。
例えば、ユーザーの指定入力色が2次色で、指定出力色も2次色である場合は、入力側ではDデータが主要色であり、出力側ではDデータが主要色であるため、DデータにDデータが代入される(後述のS211)。ユーザーの指定入力色が2次色で、指定出力色が1次色である場合は、入力側ではDデータが主要色であり、出力側ではD10データが主要色であるため、D10データにDデータが代入される(後述のS212)。同様に、ユーザーの指定入力色が1次色で、指定出力色が2次色である場合は、入力側ではDデータが主要色であり、出力側ではDデータが主要色であるため、DデータにDデータが代入される(後述のS213)。ユーザーの指定入力色が1次色で、指定出力色も1次色である場合は、入力側はDデータが主要色であり、出力側ではD10データが主要色であるため、D10データにDデータが代入される(後述のS214)。
上記処理を図13で説明すると、S208で指定入力色が2次色であるか否かを判断し、2次色であればS209へ進み、2次色でなければS210へ進む。S209では指定出力色が2次色であるか否かを判断し、2次色であればS211へ進んでDデータにDデータを代入し、2次色でなければS212へ進んでD10データにDデータを代入する。S210では指定出力色は2次色であるか否かを判断し、2次色であればS213へ進んでDデータにDデータを代入し、2次色でなければS214へ進んでD10データにDデータを代入する。
次に、三角平面への写像処理を実行する。この写像処理(S215〜S220)では、点(D,D,D)が、KとWと指定入力色とその補色とにより囲まれる四角平面において、KとWと指定入力色とで囲まれる三角平面の内外のいずれにあるかの判定を行い、KとWと指定出力色とで囲まれる三角平面への写像を行う。三角平面内外の判定は、入力側の主要色(Dデータ)と補助色(Dデータ)との大小比較によって行われる。
指定出力色が2次色である場合は、前記S211あるいは前記S213からS215へ進む。前記S211および前記S213では、出力側の主要色はDデータであるため、指定入力色が2次色であればDデータに常にDデータが代入されており(S211)、指定入力色が1次色であればDデータに常にDデータが代入されている(S213)。S215では、DデータがDデータより大きいか否かを判断する。
ここで、指定入力色が2次色である場合(S211からS215へ進んだ場合)に、Dデータ(主要色)がDデータ(補助色)よりも小さい場合には、S217へ進んで、DデータをDデータと同じ値として点(D,D,D)を無彩色に写像する。すなわち、出力側の補助色(D10データ)にはDデータを代入する。逆に、Dデータ(主要色)がDデータ(補助色)以上である場合には、S218へ進んで、Dデータ(補助色)にはそのままの値を使用する。すなわち、出力側の補助色(D10データ)にはDデータを代入する。
次に、指定入力色が1次色の場合(S213からS215へ進んだ場合)に、Dデータ(主要色)がDデータ(補助色)以下である場合には、S218へ進んで、DデータをDデータと同じ値として点(D,D,D)を無彩色に写像する。そのため、出力側の補助色(D10データ)にはDデータを代入する。逆に、Dデータ(主要色)がDデータ(補助色)より大きい場合には、S217へ進んで、Dデータにはそのままの値を使用し、出力側の補助色(D10データ)にはDデータを代入する(ステップS217)。
指定出力色が1次色である場合も上記と同様の処理がなされ、指定入力色が2次色である場合には、DデータがDデータより小さいか否かを判断するS216からS220へ進んで、出力側の補助色(Dデータ)にはDデータを代入し、指定入力色が1次色である場合には、S216からS219へ進んで、出力側の補助色(Dデータ)にはDデータを代入する。
最後に、出力切替処理(ステップS221〜S225)を実行する。この出力切替処理では、指定出力色に基づいてD、D10データからRデータへとデータの切り替えを行う。前述の通り、ユーザーの指定出力色が2次色である場合は、Dデータが主要色で、D10データが補助色であり、ユーザーの指定出力色が1次色である場合は、D10データが主要色で、Dデータが補助色である。そして、ユーザーの指定出力色を主要色とすることで、所望の二色データに変換されることになる。
例えば、ユーザーの指定出力色がR(2次色)である場合は、Rデータに主要色であるDデータを代入し、GデータとBデータとに補助色であるD10データを代入すると、GデータとBデータとは常に同じ値であり、RデータはGデータ(もしくはBデータ)以上であることから、KとRとの二色画像データに変換される(R=G(=B)ではKになり、それ以外はRになるため)。ユーザーの指定出力色がC(1次色)である場合は、GデータとBデータとに主要色であるD10データを代入し、Rデータに補助色であるDデータを代入すると、GデータとBデータとは常に同じ値であり、Gデータ(もしくはBデータ)はRデータ以上であることから、KとCとの二色画像データに変換される(R=G(=B)ではKになり、それ以外はCになるため)。この2つの例は、指定出力色がRとCとで異なるが、処理の内容は同一となる(後述のS225)。ユーザーの指定出力色がGもしくはM、BもしくはYの場合も上記と同様の処理がなされる(後述のS224、S223)。
上記の処理を図14で説明すると、S221で指定出力色がRもしくはCであるか否かを判断し、RもしくはCであればS225へ進み、RデータにDデータを代入し、GデータにD10データを代入し、BデータにD10データを代入する。S221でRもしくはCでなければS222へ進んで、指定出力色がGもしくはMであるか否かを判断する。GもしくはMであればS224へ進み、RデータにD10を代入し、GデータにDを代入し、BデータにD10データを代入する。S222でGもしくはMでなければS223へ進み、RデータにD10を代入し、GデータにD10を代入し、BデータにDを代入する。
出力切替処理が終了すると、S226でRデータを出力する。
このようにして、ユーザーの指定入力色と指定出力色とが異なる場合でも、二色刷りが可能である。
次に、これまで説明してきた本実施例のデータ変換を行うデータ変換部の詳細な構成について説明する。図9は図2おけるデータ変換部52内の構成を表している。
データ変換部52は、多入出力セレクタ520a、平均化処理部520b、比較器520c、制御信号生成部520d、セレクタ520e、セレクタ520f、および、多入出力セレクタ520gを備えている。
多入出力セレクタ520aは、ユーザー設定信号(指定入力色設定信号)s1により指示される指定入力色(RGBCMYのいずれか)に基づいて、RデータのDデータへの切り替えを行う。ユーザーの指定入力色がRである場合には、Rデータ、Gデータ、BデータはそれぞれDデータ、Dデータ、Dデータとして出力される。また、ユーザーの指定入力色がGである場合には、Gデータ、Rデータ、BデータがそれぞれDデータ、Dデータ、Dデータとして出力される。そして、ユーザーの指定入力色がBである場合には、Bデータ、Rデータ、GデータがそれぞれDデータ、Dデータ、Dデータとして出力される。このようにユーザーの指定入力色が2次色である場合は、指定入力色がD信号として出力されるようになる。ユーザーの指定入力色がCである場合はRを指定入力色としたときと同じ切替処理が、ユーザーの指定入力色がMである場合はGを指定入力色としたときと同じ切替処理が、ユーザーの指定入力色がYである場合はBを指定入力色としたときと同じ切替処理がなされる。この対応を表1に示す。これは図13の入力切替処理に相当する。
Figure 2007028336
平均化処理部520bは、加算器610とビットシフト620とを備えており、DデータとDデータとの平均値を求める。加算器610は、DデータとDデータとを加算し、加算結果をDデータとして出力する。そして、ビットシフト620がDデータを右に1ビットずらすことで、DデータとDデータとの平均値を求めて、これをデータDとして出力する。これは図13の平均化処理に相当する。これにより、KとWとユーザーによる指定入力色とその補色とで構成される四角平面にすべてのデータが写像されることになる。
比較器520cは、Dデータと平均化処理により得られたDデータとの大小を比較して、その結果を1ビット信号のDデータで出力する。例えば、DデータがDデータ以上であれば、1、そうでなければ、0を、Dデータとして出力する。
制御信号生成部520dは、比較器520cから出力されたDデータとユーザー設定信号(指定入力色設定信号、兼、指定出力色設定信号)s2により指示される指定入力色の種類および指定出力色の種類に基づいて、セレクタ520eに対する1ビットの制御信号D、および、セレクタ520fに対する1ビットの制御信号Dを生成する。
制御信号生成部520dのさらに詳細な図を図10に示す。制御信号生成部520dはセレクタ531およびセレクタ532を備えている。セレクタ520eのための制御信号Dはセレクタ531より出力され、セレクタ520fのための制御信号Dはセレクタ532より出力される。そして、セレクタ531とセレクタ532は、制御信号s2のうち、指定出力色の種類を表す信号(指定出力色設定信号)s2bに基づいて、Dデータと、制御信号s2のうちの指定入力色の種類を表す信号(指定入力色設定信号)s2aとのいずれかを選択する。信号s2aは指定入力色が1次色であるか2次色であるかを示すビット信号であり、2次色である場合は「0」、1次色である場合は「1」であるものとする。信号s2bは、指定出力色が1次色であるか2次色であるかを示すビット信号であり、2次色である場合は「0」、1次色である場合は「1」であるものとする。
セレクタ531は、指定出力色が2次色である場合(信号s2b:0)に、信号s2aをDデータとして選択する。よって、前段での比較器520cでの比較結果を表すDデータに影響されず、出力が常に固定される。逆に指定出力色が1次色である場合(信号s2b:1)は、DデータがDデータとして選択され、出力が前段の比較器520cでの比較結果に依存するようになる。セレクタ532は、指定出力色が2次色である場合(信号s2b:0)は、DデータをDデータとして選択し、指定出力色が1次色である場合(信号s2b:1)は、信号s2aをDデータとして選択する。すなわち、セレクタ531と逆の動作を行う。これらをまとめたものが表2である。そして、そのデータD・Dを制御信号として受けてセレクタ520e・520fは表3のように動作する。このようにすることにより、ユーザーの指定入力色と指定出力色とが違う場合の組み合わせも実現できるようになる。これは図13の指定入力色および指定出力色に基づく切替処理と、三角平面への写像処理とに相当する。
Figure 2007028336
Figure 2007028336
セレクタ520eは制御信号生成部520dにより生成された制御信号のDデータにより、DデータとDデータとのいずれかを選択し、Dデータとして出力する。例えば、Dデータが0であればDデータを、Dデータが1であればDデータを出力する。
セレクタ520fは制御信号生成部520dにより生成された制御信号のDデータにより、DデータとDデータとのいずれかを選択し、D10データとして出力する。例えば、Dデータが0であればDデータを、Dデータが1であればDデータを出力する。
多入出力セレクタ520gは、ユーザー設定信号(指定出力色設定信号)s3が指示する指定出力色(RGBCMYのいずれか)により、Dデータおよび2つのD10データの切り替えを行う。ユーザーの指定出力色がRの場合、Dデータ、D10データ、D10データはそれぞれRデータ、Gデータ、Bデータとして出力される。また、ユーザーの指定出力色がGの場合、Dデータ、D10データ、D10データはそれぞれGデータ、Rデータ、Bデータとして出力される。そして、ユーザーの指定出力色がBの場合、Dデータ、D10データ、D10データはそれぞれBデータ、Rデータ、Gデータとして出力される。そして、ユーザーの指定出力色がCの場合はRを指定出力色としたときと同じ処理、ユーザーの指定出力色がMの場合はGを指定出力色としたときと同じ処理、ユーザーの指定出力色がYの場合はBを指定出力色としたときと同じ処理がなされる(表4参照)。これは図14の出力切替処理に相当する。
Figure 2007028336
最終的に、ユーザーの指定入力色とKとWとで囲まれる三角平面は、ユーザーの指定出力色とKとWとで囲まれる三角平面に写像されることになる。このように構成することにより、RGBCMYにおけるユーザーの指定入力色と指定出力色との全組み合わせを実現することが可能になる。
ここで、具体的に数値を用いた例を示す。ユーザーの指定入力色とユーザー指定出力色とで選択できるのはRGBCMYのいずれかであり、その全組み合わせは36通りある。RGBCMYはそれぞれ1次色か2次色かに分けることができるので、36通りの組み合わせは大きく分けると以下の1)から4)の組み合わせに振り分けることが可能である。そして、1)から4)のそれぞれの場合において、具体的な例を上げて、まとめたものを表5に示す。
1)指定入力色は2次色で、指定出力も2次色である場合。
2)指定入力色は1次色で、指定出力も1次色である場合。
3)指定入力色は2次色で、指定出力は1次色である場合。
4)指定入力色は1次色で、指定出力は2次色である場合。
Figure 2007028336
1)について具体的に説明する。指定入力色がR(2次色)で、指定出力色もR(2次色)の場合で、入力画像データRGBを(255,0,0)とする。すなわち、(R,G,B)=(255,0,0)である。この場合、Dデータは255、Dデータ、Dデータはそれぞれ0となり、Dデータ、Dデータは平均化処理され、Dデータは0になる。次に、DデータとDデータとを比較器520cで処理し、D<Dの場合はDデータを0とし、それ以外は1を出力するようにすると、この場合、Dデータは1になる。指定入力色と指定出力色とが共に2次色なので、Dデータは0になり、DデータにはDデータが、すなわちRである255が選択される。そして、DデータにはDデータが選択され、Dデータが1であることから、D10データにはDデータ(=0)が選択される。今、指定出力色がRであるので、出力RGBデータ(R,G,B)として(255,0,0)が出力される。これはR成分が他の成分より大きく、KWR三角平面内に存在しているので、入力そのものが出力されたことを意味している。
次に別の例を説明する。指定入力色がB(2次色)で、指定出力色がM(1次色)の場合で、入力画像データRGBを(255,255,0)とする。すなわち、(R,G,B)=(255,255,0)である。この場合、Dデータは0、Dデータ、Dデータはそれぞれ255となり、Dデータ、Dデータは平均されD=255になる。次に、DデータとDデータとの大小関係から、Dデータは0になる(D<Dの場合はDデータを0とし、それ以外は1としている)。指定入力色が2次色で、指定出力色が1次色であるため、DデータにはDデータが選択され、Dデータは0になる。DデータとDデータとは共に0であるため、DデータもD10データもDデータとなり、出力RGB信号(R,G,B)は(0,0,0)になる。これはB成分がないので、すべて無彩色に写像されたことを意味している。
以上、色補正部35のデータ変換部52の構成および動作についての実施例を説明した。
次に二色刷りモードの選択方法について説明する。
1)まず、二色刷りモードの選択方法について説明する。
1−A)二色刷りモードを自動で選択する例(例えば特許文献2参照)
二色刷りモードを選択し、更に、ユーザーの手を煩わせることなく、自動で選択する場合において説明する。ユーザーは予め、二色刷りモードを選択し、自動判定なるものを選択する(画像形成装置の操作パネルより入力する)。この場合、ACS(Auto Color Select:自動色判定)判定部は、図7の入力階調補正部33に備えられているものとする。ACS判定部では、予め原稿におけるRGBCMYの各色成分の割合を算出し、最も多い色成分を判定する。原稿において、最も多い色成分を主要な色(RGBCMYのいずれか)とし、抽出したい色と指定し、その色を印刷するようにする。そして、最も多い色成分以外の成分は、モノクロで印刷することで、二色刷りが実現できる。これによりユーザーがどの色をどの色で印刷したいか指定するのが省けることになる。
実施例1の場合では、R成分だけをACS判定部で算出し、R成分がある閾値(ユーザーが任意に決定するものでも、予めレジスタで設定されているものでもよい)より多い場合(例えば、原稿全体に対して、7割以上がR成分である場合)、R−Kとして二色刷りを行う。
上記説明では、入力階調補正部33にACS判定部を設ける例を示したが、入力階調補正部33の前段に、入力画像データから複数の特徴量を抽出し、入力された原稿が文字原稿、文字/印刷写真原稿、文字/印画紙写真原稿あるいは印刷写真原稿等の何れであるかを判定する原稿種別自動判別部を設け、これらの機能の1つとして、二色を自動的に判定する機能を備えるようにしても良い。
1−B)マニュアルで選択する例:モードおよび色の選択方法(実施例2のみ該当)
図7における操作パネル5において、ユーザーは複数の印刷モード(文字モード、文字印刷写真モード、印画紙写真モードなど)の中から二色刷りモードを選択する。図11は二色刷りモード時の操作パネル5での簡単な表示例である。ユーザーは図11を表示する操作パネル5に対して、原稿から抽出したい色(RGBCMYのいずれか)を指定入力色の欄から選択する(例えば、操作パネルをタッチパネルで構成しておく。)。これが指定入力色となる。上記と同様にして、ユーザーは指定した色を印刷する際にどの色(RGBCMYのいずれか)で印刷したいか指定出力色の欄から選択する。これらを指定することで、例えば、R成分をRで印刷することは勿論、R成分をGで印刷したり、C成分をRで印刷したりすることができ、指定入力色以外の成分は、モノクロで印刷することから、二色刷りが実現できる。操作パネル5で設定された内容は設定信号として図7の色補正部35に入力される。色補正部35では設定信号に基づいて、実施例2の内容の処理を行う。
2)次に、プリンタドライバの例について説明する。
コンピュータで作成した文書や編集した画像データをプリンタで出力する場合は、プリンタドライバの設定画面で入力色や出力色の指定や、自動で二色を選択するのか否かを設定することができる。例えば、ディスプレイに図11と同様の設定画面を表示し、マウスを用いて、原稿から抽出したい色を指定入力色の欄から、印刷したい色を指定出力色の欄からそれぞれ選択すれば良い。これらを指定することで、例えば、R成分をRで印刷することは勿論、R成分をGで印刷したり、C成分をRで印刷したりすることができ、指定入力色以外の成分は、モノクロで印刷することから、二色刷りが実現できる。プリンタドライバの設定画面で設定された内容は設定信号として色補正部(図8参照)に入力される。
図8にコンピュータ70の構成例を示す。コンピュータ70は、プリンタドライバ71、通信ポートドライバ72、および、通信ポート73を備えている。さらに、プリンタドライバ71は、色補正部71a、階調再現処理部71b、および、プリンタ言語翻訳部71cを備えている。コンピュータ70において各種のアプリケーションプログラムを実行することにより生成された画像データは、プリンタドライバ71に供給され、色補正部71aで色補正処理が行われ、次いで階調再現処理部71bで中間調生成処理がなされる。尚、色補正部71aの色補正処理には黒生成/下色除去処理も含まれる。
上記処理がなされた画像データは、プリンタ言語翻訳部71cでプリンタ言語に変換され、通信ポートドライバ72・通信ポート(RS232C・LAN等)73を順に介してプリンタ(画像出力装置)74に入力される。プリンタ74は、プリンタ機能の他にコピー機能およびファックス機能を有するデジタル複合機であっても良い。
これらが選択された後、実施例1または実施例2のような二色刷り処理が行われる。
以上のように、本発明によれば、ハードウェア規模が小さいながら、良好な二色刷り画質を提供することができるようになる。
データ変換部52では、3次元LUTの全データを無彩色軸と主要色(RGBCMYのいずれか1つ)いずれか1つの頂点とを結んだ三角形に写像することで二色化を行う。更に、ユーザーの指定入力色(RGBCMYのいずれか)を抽出し、全データを指定した入力色と無彩色軸とで囲まれた三角平面に写像し、ユーザーの指定出力色(RGBCMYのいずれか1つ)から、指定した出力色と無彩色軸に囲まれた三角平面に写像することにより、二色化をすることが可能である。
また、入力画像データRGBに対して従来技術のように座標変換を行う必要がなく、加算器、シフト器(べき乗の乗算)で構成された平均化処理部と、比較器と、セレクタとだけで構成されたデータ変換部を用いることで、従来技術の座標変換回路よりもハードウェア規模が小さくなる。
また、データ変換部52で処理されたRGBデータに対して、フルカラーモードにおける色補正テーブルもしくは係数パラメータ(マスキング係数やニューラルネットワークにおける重み係数)を共用することができる(二色刷り専用の色補正テーブルや係数パラメータが必要ない)ため、メモリの削減につながる。また、このようにフルカラーモードと同じ色補正テーブルもしくは係数パラメータを用いることで、視覚的に良好な画質を実現することが可能になる。
最後に、カラー画像処理装置3の各ブロック、特に色補正部35は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、カラー画像処理装置3は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるカラー画像処理装置3の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記カラー画像処理装置3に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
上記記録媒体は、デジタルカラー画像形成装置やコンピュータシステムに備えられるプログラム読み取り装置により読み取られることで上述した画像処理方法が実行される。
コンピュータシステムは、フラットベッドスキャナ・フィルムスキャナ・デジタルカメラなどの画像入力装置、所定のプログラムがロードされることにより上記画像処理方法など様々な処理が行われるコンピュータ、コンピュータの処理結果を表示するCRTディスプレイ・液晶ディスプレイなどの画像表示装置およびコンピュータの処理結果を紙などに出力するプリンタより構成される。
また、カラー画像処理装置3を、ネットワークを介してサーバーなどに接続するための通信手段としてのネットワークカードやモデムなどを備えることにより通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明はデジタルカラー複写機に好適に使用することができる。
本発明の実施形態における第1の実施例を示すものであり、画像処理装置が行う画像処理方法の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態を示すものであり、画像処理装置の色補正部の構成を示すブロック図である。 (a)ないし(c)は、図1の画像処理方法を色空間を用いて示す図である。 図1の画像処理方法の一例を色空間を用いて示す図である。 図1の画像処理方法の他の例を色空間を用いて示す図である。 (a)ないし(c)は、図1の画像処理方法が可能であることを色空間を用いて示す図である。 本発明の実施形態を示すものであり、画像処理装置と、該画像処理装置を備えた画像形成装置の構成を示すブロック図である 本発明の画像処理装置および画像処理方法をコンピュータで実現するための構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における第2の実施例を示すものであり、図2の色補正部が備えるデータ変換部の構成を示すブロック図である。 図9のデータ変換部が備える制御信号生成部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示すものであり、二色刷りモード時の操作パネルでの表示例を示す図である。 本発明の実施形態における第1の実施例を示すものであり、図2の色補正部が備えるデータ変換部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における第2の実施例を示すものであり、画像処理装置が行う画像処理方法の流れを示すフローチャートの一部である。 図13のフローチャートの残り部分を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
3 カラー画像処理装置(画像処理装置)
52 データ変換部(データ変換手段)
53 色変換演算部(色変換演算手段)

Claims (11)

  1. 色空間が3つの色成分を用いた3次元デカルト座標で表される第1の表色系のカラー画像データを、複数の色成分よりなる第2の表色系のカラー画像データに変換する画像処理装置において、
    上記第1の表色系のカラー画像データを、上記色空間において、無彩色軸と上記無彩色軸上以外にある上記色空間の1つの頂点とを結んでできる三角平面上に写像することにより、無彩色と上記頂点に関連付けられた色とからなる二色の画像データに変換するデータ変換手段と、
    上記二色の画像データを、上記第2の表色系のカラー画像データに変換する色変換演算手段とを備えていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 上記データ変換手段は、
    上記第1の表色系に対して予め定められた1次色および2次色からなる、全六色のうちのいずれか一色を上記第1の表色系のカラー画像データに対して指定する指定入力色設定信号に基づいて、上記色空間の上記1つの頂点を選択することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 上記データ変換手段は、
    上記第2の表色系に対して予め定められた1次色および2次色からなる、全六色のうちのいずれか一色を上記第2の表色系のカラー画像データに対して指定する指定出力色設定信号に基づいて、上記頂点に関連付けられた上記色を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 上記データ変換手段は、
    上記第1の表色系に対して予め定められた1次色および2次色からなる、全六色のうちのいずれか一色を上記第1の表色系のカラー画像データに対して指定する指定入力色設定信号に基づいて、上記色空間の上記1つの頂点を選択し、
    上記第2の表色系に対して予め定められた1次色および2次色からなる、全六色のうちのいずれか一色を上記第2の表色系のカラー画像データに対して指定する指定出力色設定信号に基づいて、上記頂点に関連付けられた上記色を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像処理装置を備え、入力された画像の画像データに対して上記画像処理装置で画像処理を行って、画像として形成することを特徴とする画像形成装置。
  6. 色空間が3つの色成分を用いた3次元デカルト座標で表される第1の表色系のカラー画像データを、複数の色成分よりなる第2の表色系のカラー画像データに変換する画像処理方法において、
    上記第1の表色系のカラー画像データを、上記色空間において、無彩色軸と上記無彩色軸上以外にある上記色空間の1つの頂点とを結んでできる三角平面上に写像することにより、無彩色と上記頂点に関連付けられた色とからなる二色の画像データに変換するデータ変換ステップと、
    上記二色の画像データを、上記第2の表色系のカラー画像データに変換する色変換演算ステップとを行うことを特徴とする画像処理方法。
  7. 上記データ変換ステップにおいて、
    上記第1の表色系に対して予め定められた1次色および2次色からなる、全六色のうちのいずれか一色を上記第1の表色系のカラー画像データに対して指定する指定入力色設定信号に基づいて、上記色空間の上記1つの頂点を選択することを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
  8. 上記データ変換ステップにおいて、
    上記第2の表色系に対して予め定められた1次色および2次色からなる、全六色のうちのいずれか一色を上記第2の表色系のカラー画像データに対して指定する指定出力色設定信号に基づいて、上記頂点に関連付けられた上記色を決定することを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
  9. 上記データ変換ステップにおいて、
    上記第1の表色系に対して予め定められた1次色および2次色からなる、全六色のうちのいずれか一色を上記第1の表色系のカラー画像データに対して指定する指定入力色設定信号に基づいて、上記色空間の上記1つの頂点を選択し、
    上記第2の表色系に対して予め定められた1次色および2次色からなる、全六色のうちのいずれか一色を上記第2の表色系のカラー画像データに対して指定する指定出力色設定信号に基づいて、上記頂点に関連付けられた上記色を決定することを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
  10. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像処理装置を動作させるプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるためのプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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