JP2014110521A - 色指定印刷のための色変換装置、方法、およびプログラム - Google Patents

色指定印刷のための色変換装置、方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷動作において色指定印刷を実現するための色変換装置、方法、及びプログラムに関し、印刷コマンドとして複数の色が指定されている印刷対象データに対してユーザが所望する色指定印刷を実現する。
【解決手段】色空間変換部102は、アプリケーション部108から印刷コマンドを入力し、印刷コマンドで指定されている色を、明度、彩度、および色相によって表現される色空間上の色に変換する。色分類部103は、その変換された色を、色の明度、彩度、および色相を基準に複数の分類色のうちの1つの分類色に分類する。分類色→印刷色変換部104は、複数の分類色と1色以上の印刷色との対応関係を設定した色対応関係情報に基づいて分類された分類色の各々を1色以上の印刷色のうちの1つの印刷色に変換し、その印刷色を入力した印刷コマンドに対応させて出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷動作において色指定印刷を実現するための色変換装置、方法、及びプログラムに関する。
印刷装置等への印刷動作において、トナーまたはインクを節約しながらチラシ等の大量の印刷を行うことを目的として、印刷色を指定した色指定印刷が行われる。例えば、「赤」と「黒」の2色を指定した2色刷りである。
従来、アプリケーションプログラムからの印刷コマンドで指定された主色または副色の印刷色をプリンタで設定された第1または第2のインク色に変換し、変換された印刷色情報を含む印刷コマンドをプリンタに送信することで、2色印刷を実現した技術が知られている(例えば特許文献1に記載の技術)。
この場合、主色または副色と第1または第2のインク色とのカラー対応情報がユーザ等によって予め設定される。そして、印刷コマンドの発行時に、主色が指定されているか副色が指定されているかが検出され、その検出された色が予め設定されたカラー対応情報に基づいて第1または第2のインク色に変換される。
特許第4052415号公報
ここで、ユーザが、アプリケーションソフトウェア上で複数の色(所謂フルカラー)を用いて印刷対象となるテキストデータ、グラフィックデータ、イメージデータ等またはそれらの組合せのデータ(以下、「印刷対象データ」と呼ぶ)を作成し、その印刷対象データに基づいて例えば印刷色を指定(例えば「赤」と「黒」の2色を指定)した色指定印刷を行いたいとする。
この場合、従来は、印刷対象データに対応する各印刷コマンドに指定されている色情報から主色(例えば「赤」)の色情報が検出され、その主色の色情報がプリンタの例えば第1のインク色(例えば「赤」インク色)の色情報に変換される。また、印刷コマンドに指定されている主色以外の色情報が検出されたときには、その色情報がプリンタの例えば第2のインク色(例えば「黒」インク色)の色情報に変換される。
しかしながら、従来は、印刷対象データ中の特定の色を例えば2色印刷色中のいずれかに対応させるという単純な指定しかできなかった。このため、ユーザが所望する2色印刷を行うためには、印刷対象データを作成する段階から2色印刷を強く意識した色指定を行う必要があった。
この結果、従来は、例えば予め作成されている多色パンフレットの印刷対象データに対して、ユーザが所望する色指定印刷を行うことは困難であるという問題点を有していた。
そこで、本発明は、印刷コマンドとして複数の色(所謂フルカラー)が指定されている印刷対象データに対してユーザが所望する色指定印刷を実現することをする。
態様の一例では、印刷コマンドを入力し、その印刷コマンドで指定されている色を、明度、彩度、および色相によって表現される色空間上の色に変換する色空間変換部と、その変換された色を、その色の明度、彩度、および色相を基準に複数の分類色のうちの1つの分類色に分類する色分類部と、複数の分類色と1色以上の印刷色との対応関係を色対応関係情報として設定する色対応関係情報設定部と、その色対応関係情報に基づいて分類された分類色の各々を1色以上の印刷色のうちの1つの印刷色に変換し、その印刷色を入力した印刷コマンドに対応させて出力する分類色→印刷色変換部とを備える。
本発明によれば、印刷コマンドとして複数の色(所謂フルカラー)が指定されている印刷対象データに対してユーザが所望する色指定印刷を実現することが可能となる。
本実施形態による色変換装置のブロック図である。 HSL色空間の説明図である。 本色分類の説明図である。 本実施形態の印刷システムのハードウェア構成図である。 色分類のための閾値データのデータ構成例を示す図である。 印刷色設定データのデータ構成例を示す図である。 カラー設定画面の構成例を示す図である。 カラー設定データのデータ構成例を示す図である。 分類色→印刷色変換テーブルのデータ構成例を示す図(ケースA)である。 分類色−>印刷色変換テーブルのデータ構成例を示す図(ケースB)である。 分類色−>印刷色変換テーブルのデータ構成例を示す図(ケースC)である。 分類色−>印刷色変換テーブルのデータ構成例を示す図(ケースD)である。 本実施形態による色変換処理を示すフローチャートである。 色分類処理を示すフローチャートである。 本実施形態の印刷対象データの例を示す図である。 本実施形態における「赤以外は「黒」に変換する」処理を示す説明図である。 本実施形態における「黒以外は「赤」に変換する」処理を示す説明図である。 本実施形態におけるテキストおよびグラフィックについて「黒以外は「赤」に変換する」とし、イメージについて「全て「黒」に変換する」処理を示す説明図である。 本実施形態におけるテキストについて「全て「赤」に変換する」とし、イメージ、グラフィックについて「全て「黒」に変換する」処理を示す説明図である。 本実施形態におけるテキスト、グラフィック、イメージの全てについて「赤以外は「黒」に変換する」とし、さらにイメージについて「黒:元濃度保持」とする処理を示す説明図である。 本実施形態におけるテキスト、グラフィック、イメージの全てについて「黒以外は「赤」に変換する」とし、さらにイメージについて「赤:元濃度保持」とする処理を示す説明図である。 本実施形態における中間調の処理の説明図(その1)である。 本実施形態における中間調の処理の説明図(その2)である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態による色変換装置のブロック図である。
本実施形態では、ホストコンピュータ100が、印刷を実行するプリンタ装置110に、例えばUSB(Universal Serial Bus)ケーブルまたはLAN(Local Area Network)接続(ケーブルまたは無線)によって接続される。
そして、本実施形態による色変換装置は例えば、ホストコンピュータ100上で実行されるプリンタドライバ101の一部機能として実装される。
この場合、プリンタドライバ101中の色変換機能は、ホストコンピュータ100上で実行される例えばワードプロセッサソフトウェアまたは表計算ソフトウェアなどのアプリケーション部108からの印刷コマンドを処理して、各印刷コマンドで指定されている色を印刷色に変換する。
そして、プリンタドライバ101中の特には図示しない印刷コマンド実行機能は、印刷色に変換された印刷コマンドを解釈して、各印刷コマンドに対応する印刷イメージデータを、画像記憶部109内の各印刷コマンドで指定されている印刷色に対応する画像メモリに展開する。印刷色が例えば、赤色と黒色の2色である場合には、K(blacK)ステーション用の画像メモリと、C(Cyan)ステーション用の画像メモリに、それぞれ印刷イメージデータが展開される。
プリンタドライバ101は、画像記憶部109内の各画像メモリに展開された印刷イメージデータを、プリンタ装置110に転送する。プリンタ装置110は、ホストコンピュータ100側の画像記憶部109と同様の画像記憶部111を備えている。ホストコンピュータ100側の画像記憶部109内の例えばKステーションとCステーション用の各画像メモリ内に展開された各印刷イメージデータは、プリンタ装置110側の画像記憶部111内のKステーションとCステーション用の各画像メモリに転送される。プリンタ装置110側の画像記憶部110内の各ステーションの画像メモリは、印刷実行部112で印刷実行される各トナー色に対応している。2色刷りが実行される場合には、印刷実行部112には例えば、Kステーションに対応して黒色の印刷色のトナーがセットされ、Cステーションに対応して赤色の印刷色のトナーがセットされている。これにより、印刷実行部112において、画像記憶部111内のKステーション用の画像メモリに転送された印刷イメージデータが黒色の印刷色で印刷され、Cステーション用の画像メモリに転送された印刷イメージデータが赤色の印刷色で印刷される。
プリンタドライバ101内の機能として実現される色変換装置は、以下の構成を有する。
色空間変換部102は、アプリケーション部108から印刷コマンドを入力し、印刷コマンドで指定されている色を、明度、彩度、および色相によって表現される色空間上の色に変換する。この色空間は例えば、色相(Hue)、彩度(Saturation)、輝度または明度(Lightness/LuminanceまたはIntensity)の3つの成分からなるHSL(「HLS」とも称する)色空間である。
色分類部103は、その変換された色を、色の明度、彩度、および色相を基準に複数の分類色のうちの1つの分類色に分類する。この色分類部103は例えば、変換された色の明度が所定の明度閾値に比較して大きくない場合に、その変換された色を黒色の分類色に分類する。色分類部103は例えば、変換された色の明度が上記所定の明度閾値に比較して大きい場合であって、その変換された色の彩度が所定の彩度閾値に比較して大きくない場合に、その変換された色をグレー色の分類色に分類する。色分類部103は例えば、変換された色の明度が上記所定の明度閾値に比較して大きく、かつ変換された色の彩度も上記所定の彩度閾値に比較して大きい場合に、その変換された色の色相に基づいて変換された色を黒色およびグレー色以外の複数の分類色(例えば、赤色、黄色、緑色、青色)に分類する。
分類色→印刷色変換部104は、複数の分類色と1色以上の印刷色との対応関係を設定した色対応関係情報に基づいて分類された分類色の各々を1色以上の印刷色のうちの1つの印刷色に変換し、その印刷色を入力した印刷コマンドに対応させて出力する。
本実施形態ではさらに、印刷色ごとに、その印刷色に中間調を使う旨が予め設定されている場合に、その印刷色に変換される色分類部103にて分類された分類色に対応する色空間上の明度に基づいて、その印刷色における印刷濃度を算出し、算出された印刷濃度をその印刷色に設定する中間調制御部105をさらに備えてよい。
また、本実施形態ではさらに、印刷色ごとに、その印刷色に中間調を使う旨が予め設定されている場合において、さらにその印刷色に変換される色分類部103にて分類された分類色の元濃度を保持する設定がされている場合に、算出された印刷濃度に色分類部103にて分類された分類色に対応する所定の定数を乗算し、その乗算の結果得られる印刷濃度を印刷色に設定する元濃度保持制御部106をさらに備えてよい。
本実施形態では加えて、以下のような設定部107を備えてよい。この設定部107はまず例えば、分類色→印刷色変換部104にて使用される色対応関係情報を設定する色対応関係情報設定部として機能する。また、設定部107は例えば、印刷色ごとに、その印刷色に中間調を使うか否かを設定する中間調設定部として機能する。さらに、設定部107は例えば、印刷色ごとに、その印刷色に中間調を使う旨が予め設定されている場合において、さらにその印刷色に変換される色分類部103にて分類された分類色の元濃度を保持するか否かを設定する元濃度保持設定部として機能する。
図1に示される構成において、色空間変換部102、色分類部103、分類色→印刷色変換部104、中間調制御部105、元濃度保持制御部106、および設定部107の各機能部は、ホストコンピュータ100内ではなく、ホストコンピュータ100から入力される印刷コマンド、またはプリンタ装置110に接続される特には図示しない記録媒体に記憶されている印刷対象データを印刷処理することにより生成される印刷コマンドを処理する機能として、プリンタ装置110上で稼働するように構成してもよい。
図2は、色空間変換部102において変換されるHSL色空間の説明図である。例えばHSL色空間における明度Lと彩度Sと色相Hとの関係は、図2に示されるような双円錐形状を有する。
明度Lは、人間の色に対する感覚において、色の明るさに対応している。明度Lが大きければ、人間はその色をより明るい色として感じる。逆に、明度Lが小さければ、人間はその色をより暗い色として感じ、明度Lが非常に小さければ、人間はその色を黒色に近い色として感じる。明度Lは、例えばL=0のときに黒色になり、L=1のときに白色になる。
彩度Sは、人間の色に対する感覚において、色のあざやかさに対応している。彩度Sが大きければ、人間はその色をよりあざやかな色として感じる。逆に、彩度Sが小さければ、人間はその色をよりくすんだ色として感じ、彩度Sが非常に小さければ、人間はその色をグレー色に近い色として感じる。
図2の双円錐形状から理解されるように、彩度Sは、明度Lによって、そのとり得る範囲が定まる。図2の例では、彩度Sは、明度L=0.5のときに最大の彩度値をとることができ、そこからL=0またはL=1になるに従って、とり得る彩度の大きさが小さくなる。
色相Hは、人間の色に対する感覚において、色の種類に対応している。色相Hは、例えば0°から360°までの値として規定できる。そして、H=0°または360°付近では、人間はその色を赤色に近い色として感じる。H=60°付近では、人間はその色を黄色に近い色として感じる。H=120°付近では、人間はその色を緑色に近い色として感じる。H=240°付近では、人間はその色を青色に近い色として感じる。
図1の色空間変換部102は、印刷コマンドに指定されている例えばRGB色空間上の色を、HSL色空間上の色に変換する。その上で、本実施形態の色分類部103は、図2の色空間の関係を用いて、HSL色空間上の色に変換された色を、例えば図2のように定義される明度L、彩度S、および色相Hを基準にして、次のように分類する。
図3は、本実施形態における色分類の説明図である。
色分類部103は例えば、変換された色の図2で定義される明度Lが、図3(a)に示されるように、所定の黒色判定閾値(明度閾値)Blaに比較して大きくない範囲301(0≦L≦Bla)にある場合に、その変換された色を「黒色」の分類色に分類する。黒色判定閾値Blaの値は、例えば0.01程度である。
これにより、印刷コマンドで指定された色の明度Lが非常に小さければ、人間が感じるのと同様に、その色を「黒色」に分類することができる。
次に、色分類部103は例えば、変換された色の明度が黒色判定閾値Blaに比較して大きい場合であって、その変換された色の図2で定義される彩度Sが、図3(b)に示されるように、所定のグレー色判定閾値(彩度閾値)Gryに比較して大きくない範囲302(0≦S≦Gry)にある場合に、その変換された色を「グレー色」の分類色に分類する。グレー色判定閾値Gryの値は、例えば0.01程度である。
これにより、印刷コマンドで指定された色の彩度Sが非常に小さければ、人間が感じるのと同様に、その色を「グレー色」に分類することができる。
さらに色分類部103は例えば、変換された色の明度Lが黒色判定閾値Blaに比較して大きく、かつ変換された色の彩度Sもグレー色判定閾値Gryに比較して大きい場合に、その変換された色の図2で定義される色相Hに基づいて、変換された色を「黒色」および「グレー色」以外の複数の分類色(例えば、「赤色」、「黄色」、「緑色」、「青色」)に分類する。
具体的には、色分類部103は、変換された色の色相Hが、図3(b)に示されるように、所定の赤色黄色境界閾値RYに比較して小さくなく、所定の黄色緑色境界閾値YGに比較して小さい範囲304にある場合に、その変換された色を「黄色」に分類する。赤色黄色境界閾値RYの値は、例えば52.5°程度、明度L=0.5の場合のRGB値でいえばRGB:255−223−0程度である。黄色緑色境界閾値YGは、例えば67.5°程度、明度L=0.5の場合のRGB値でいえばRGB:223−255−0程度である。
また、色分類部103は、変換された色の色相Hが、図3(b)に示されるように、所定の黄色緑色境界閾値YGに比較して小さくなく、所定の緑色青色境界閾値GBに比較して小さい範囲305にある場合に、その変換された色を「緑色」に分類する。緑色青色境界閾値GBの値は、例えば180°程度、明度L=0.5の場合のRGB値でいえばRGB:0−255−255程度である。
また、色分類部103は、変換された色の色相Hが、図3(b)に示されるように、所定の緑色青色境界閾値GBに比較して小さくなく、所定の青色赤色境界閾値BRに比較して小さい範囲306にある場合に、その変換された色を「青色」に分類する。青色赤色境界閾値BRの値は、例えば300°程度、明度L=0.5の場合のRGB値でいえばRGB:255−0−255程度である。
そして、色分類部103は、変換された色の色相Hが、図3(b)に示されるように、上記以外の範囲、すなわち所定の青色赤色境界閾値BRから0°までの範囲と0°から所定の赤色黄色境界閾値RYまでの範囲303にある場合に、その変換された色を「赤色」に分類する。
なお、本実施形態ではさらに、通常の赤色は「赤色」に、また通常より濃い赤色は「黒赤」に分類できるようにするために、分類色として「赤色2」「赤色3」を備えることができる。色分類部103は、上述のようにして赤色への分類を行った後に、変換された色の明度Lが所定の赤色赤色2境界閾値R1に比較して小さくなければ最終的な分類色を「赤色」とする。また、色分類部103は、上述のようにして赤色への分類を行った後に、変換された色の明度Lが所定の赤色赤色2境界閾値R1に比較して小さく所定の赤色2赤色3境界閾値R2に比較して小さくなければ最終的な分類色を「赤色」より濃い「赤色2」とする。さらに色分類部103は、上述のようにして赤色への分類を行った後に、変換された色の明度Lが所定の赤色2赤色3境界閾値R2に比較して小さければ最終的な分類色を「赤色2」よりさらに濃い「赤色3」とする。「赤色2」「赤色3」の各分類色を使用しないときは、赤色赤色2境界閾値R1および赤色2赤色3境界閾値R2をともに0とすればよい。
これにより、印刷コマンドで指定された色の明度Lが黒色判定閾値Blaに比較して大きく、かつ彩度Sがグレー色判定閾値Gryに比較して大きい範囲では、その色を人間が感じるのと同様の赤色、黄色、緑色、青色に分類することができる。
本実施形態では、上述のように例えばHSL色空間上で人間の感覚に合わせて複数に分類された分類色と、プリンタ装置110の印刷実行部112にて印刷可能な1色以上の印刷色との対応関係が色対応関係情報として設定される。
この色対応関係情報は、例えば図1の設定部107によって、ユーザが、ホストコンピュータ100の表示画面上で設定することができる。この場合、分類色を人間の感覚の基準で指定することができるため、印刷対象データ中の黒色、グレー色、赤色、黄色、緑色、青色といった人間の感覚上のどの色を、赤色または黒色といったどの印刷色に対応させるかを、直感的に指定することが可能となる。
ユーザが希望するように指定した色対応関係情報に基づいて、図1の分類色→印刷色変換部104が、色分類部103にて分類された分類色の各々を1色以上の印刷色のうちの1つの印刷色に変換し、その印刷色を入力した印刷コマンドに対応させて出力することができる。この結果、複数色を用いて作成された例えばパンフレットなどの印刷対象データに対して、ユーザが希望する通りの色指定印刷を実行することが可能となる。
本実施形態ではさらに、例えば設定部107において印刷色ごとに中間調を使うか否かを設定することにより、その設定されている場合には、図1の中間調制御部105が、その印刷色に変換される色分類部103にて分類された分類色に対応する色空間上の明度に基づいて、その印刷色における印刷濃度を算出してその印刷色に設定することができる。
例えば、ユーザは、色指定印刷において、例えば赤色(または黒色)の印刷色については、自然な階調の中間調で印刷を行いたいと希望する場合がある。本実施形態では、人間は中間調を色の明るさとしてとらえることに着目し、その印刷色に変換される印刷コマンド中の元の色の例えば図2で定義されるHSL色空間上の明度Lに応じて、その印刷色の印刷濃度が制御される。これにより、ユーザが希望する中間調による色指定印刷を実現することが可能となる。
なお、印刷色に変換される分類色が黒色またはグレー色の場合には、中間調として制御される明度Lの範囲は、明度Lの全範囲(0≦L≦1)にわたる。これに対して、分類色が黒色およびグレー色以外の赤、黄、緑、青などの色の場合には、中間調として制御される明度Lの範囲を、これらの色が最高彩度となるL=0.5から白(L=1)までの範囲(0.5≦L≦1)とする。そこで、本実施形態では、印刷濃度を制御する明度Lの範囲を、分類色によって可変させることにより、印刷色ごとに自然な階調を実現することが可能となる。
本実施形態ではさらに、例えば設定部107において、印刷色に中間調を使う旨を設定した場合に、さらにその印刷色に変換する分類色の元濃度を保持する設定することにより、その設定がされている場合に、中間調として算出された印刷色の印刷濃度に、その印刷色に変換された分類色に対応する所定の定数を乗算して、印刷濃度を補正することができる。
ユーザによっては、印刷色の印刷濃度をその印刷色に変換される分類色の元の明度Lに忠実に対応させたほうがよいと希望する場合がある。このような場合には、元濃度保持の設定を行うことにより、ユーザの希望通りの中間調で印刷を行うことが可能となる。
以上の図1から図3で説明したようにして、本実施形態では、印刷コマンドとして複数の色が指定されている印刷対象データに対してユーザが所望する色指定印刷を実現することが可能となる。
図4は、上述した図1で示される本実施形態の機能を実現するホストコンピュータ100およびプリンタ装置110からなる本実施形態の印刷システムのハードウェア構成図である。
ホストコンピュータ100は、CPU401、ROM402、RAM403、入力装置404、出力装置405、USBまたはLANインタフェース(以下、「USB/LAN I/F」と称する)406、外部記憶装置407、および可搬記録媒体409が挿入される可搬記録媒体駆動装置408を備え、これらがバスによって接続された構成を有する。
図4に示されるホストコンピュータ100の構成は本実施形態の印刷システムを実現できるホストコンピュータ100の一例であり、そのようなホストコンピュータ100はこの構成に限定されるものではない。
CPU401は、当該ホストコンピュータ100全体の制御を行う。RAM(ランダムアクセスメモリ)403は、プログラムの実行、データ更新等の際に、ROM(リードオンリーメモリ)402または外部記憶装置407(或いは可搬記録媒体409)に記憶されているプログラム又はデータを一時的に格納するメモリである。
CPU401は、図1のプリンタドライバ101またはアプリケーション部108のプログラムをROM402または外部記憶装置407(或いは可搬記録媒体409)からRAM403に読み出して実行することにより、ホストコンピュータ100全体の制御を行う。
RAM403には、プリンタ装置110に転送される印刷イメージデータを記憶するための、図1の画像記憶部109内の各画像メモリ領域が確保されている。
入力装置404は図1のプリンタドライバ101やアプリケーション部108の実行時に、ユーザがホストコンピュータ100に対して各種入力を行うための装置であり、出力装置405は例えば上記入力時の確認や実行データ等の表示を行うディスプレイ装置である。
外部記憶装置407は、例えばハードディスク記憶装置またはソリッドディスク記憶装置であり、図1のプリンタドライバ101やアプリケーション部108のプログラムデータや各種データを記憶する。
可搬記録媒体駆動装置408は、光ディスクやSDRAM、コンパクトフラッシュ(登録商標)等の可搬記録媒体409を収容するもので、外部記憶装置407の補助の役割を有する。また、プリンタドライバ101やアプリケーション部108の各種プログラムのインストール等を行う。
USB/LAN I/F406は、例えばUSB(ユニバーサルシリアルバス)、LAN(ローカルエリアネットワーク)、又はWiFi無線の通信回線を接続するための装置である。ホストコンピュータ100とプリンタ装置110も、このUSB/LAN I/F406を用いて接続される。
本実施形態による印刷システムは、図13および図14のフローチャートや図8から図12のデータ構成等で実現される図1のプリンタドライバ101の機能を搭載したプログラムをCPU401が実行することで実現される。そのプログラムは、例えば外部記憶装置407や可搬記録媒体409に記録して配布してもよく、或いはUSB/LAN I/F406によりLANやインターネット等のネットワークから取得できるようにしてもよい。
プリンタ装置110は、CPU411、ROM412、RAM413、USB/LAN I/F414、プリンタエンジンインタフェース(以下、「プリンタエンジンI/F」と称する)415、プリント制御LSI416、およびプリンタエンジン417を備え、これらがバスによって接続された構成を有する。
図4に示されるプリンタ装置110の構成は本実施形態の印刷システムを実現できるプリンタ装置110の一例であり、そのようなプリンタ装置110はこの構成に限定されるものではない。
CPU411は、当該プリンタ装置110全体の制御を行う。RAM413は、印刷制御プログラムの実行、データ更新等の際に、ROM412に記憶されているプログラム又はデータを一時的に格納するメモリである。
CPU411は、特には図示しない印刷制御のためのプログラムをROM412からRAM413に読み出して実行することにより、プリンタ装置110全体の制御を行う。
RAM413には、ホストコンピュータ100からプリンタ装置110に転送された印刷イメージデータを記憶するための、図1の画像記憶部111内の各画像メモリ領域が確保されている。
USB/LAN I/F414は、ホストコンピュータ100内のUSB/LAN I/F406と同様の通信回線を接続するための装置である。
ホストコンピュータ100のRAM403内の画像メモリ領域(図1の画像記憶部109に対応)からUSB/LAN I/F406を介して送信された印刷イメージデータは、プリンタ装置110において、CPU411の制御に従って、USB/LAN I/F414を介してRAM413内の画像メモリ領域(図1の画像記憶部111に対応)に書き込まれる。その後、プリント制御LSI 416が、RAM413内の画像メモリ領域に書き込まれた印刷イメージデータを、プリンタエンジンI/F415を介して、プリンタエンジン417に転送する。
プリンタエンジン417は、印刷機構を備え、上述のようにRAM413内の各画像メモリ領域から転送された各印刷イメージデータを、各画像メモリ領域に対応する各トナーを用いて重ねて印刷処理する。
図5は、色分類のための閾値データのデータ構成例を示す図である。
図3で説明した黒色判定閾値Bla、グレー色判定閾値Gry、赤色黄色境界閾値RY、黄色緑色境界閾値YG、緑色青色境界閾値GB、青色赤色境界閾値BR、赤色赤色2境界閾値R1、および赤色2赤色3境界閾値R1の図5に示される各閾値データごとに、図5に示される各設定値が、図4の外部記憶装置407またはRAM403に記憶される。図4のCPU401は、各閾値データの名前を指定して、対応する設定値を読み出すことができる。
なお、図5の「閾値の意味」という項目は、本実施形態の説明のために便宜上掲載したものである。
図5の各閾値データごとの設定値は、予めシステムの構築時に固定値として図4のROM402または外部記憶装置407に記憶させてもよいし、設定ファイルとして、ユーザが任意に変更可能としてもよい。ユーザが変更可能とすることにより、図3で説明した分類色の分類基準を、ユーザの要求に合うように自由に変更することが可能となる。
図6は、印刷色を設定するための印刷色設定データのデータ構成例を示す図である。
本実施形態では、分類色の変換先となる印刷色データColとして、Col=0〜7の8色を指定することができる。そして、各印刷色ごとに、C、M、Y、Kの4つのステーション位置(トナー位置)のトナー量濃度値(パーセント値)が設定される。言い換えれば、図4のプリンタエンジン417は、C、M、Y、Kの4つのステーション位置に対応する4本のトナーを装着可能なように構成されている。本実施形態で説明する2色印刷が実行される場合には、プリンタエンジン417において例えば、Kステーションに対応するトナー位置に「黒色」の印刷色に対応するトナーが装着され、Cステーションに対応するトナー位置に「赤色」の印刷色に対応するトナーが装着され、MおよびYステーションに対応するトナー位置にはトナーは装着されない。これらの組合せは、もちろんこれに限られるものではない。
図6の例では、印刷色データCol=0は、例えば「黒色」の印刷色に対応し、Kステーションのトナー量濃度値が100%に設定され、その他のC、M、Yの各ステーションのトナー量濃度値は0%に設定される。印刷色データCol=1は、例えば「赤色」の印刷色に対応し、Cステーションのトナー量濃度値が100%に設定され、その他のM、Y、Kの各ステーションのトナー量濃度値は0%に設定される。その他の印刷色データCol=2〜7については、全てのステーションのトナー量濃度値は0%に設定され、未使用とされる。
図6に示される各印刷色データCol(0〜7)ごと、および各ステーション(C、M、Y、K)ごとのトナー量濃度値が、図4の外部記憶装置407またはRAM403に記憶される。図4のCPU401は、各印刷色データCol(0〜7)を指定して、対応する各ステーション(C、M、Y、K)ごとのトナー量濃度値を読み出すことができる。
なお、図6の「名称」という項目は、本実施形態の説明のために便宜上掲載したものである。
図7は、図1のプリンタドライバ101中の設定部107の機能として実現されるカラー設定画面の構成例を示す図である。図4のCPU401は、特には図示しないカラー設定画面制御プログラムを実行することにより、図4の出力装置405のディスプレイに例えば図7に示されるカラー設定画面を表示することができ、ユーザはこの画面において、入力装置404のキーボードまたはマウスを操作しながら、カラー設定を行うことができる。
ユーザは、図7に示されるカラー設定画面において、図1のアプリケーション部108で作成した印刷対象データのテキストデータ、グラフィックデータ、およびイメージデータのそれぞれについて、まず、以下の4つの変換種類のうちのそれぞれいずれか1つを選択設定することができる。
全て「黒」に変換する
全て「赤」に変換する
黒以外は「赤」に変換する
赤以外は「黒」に変換する
図7において、左端に「●」印が付いている変換種類がユーザによって選択されたものであり、「○」印が付いている変換種類は選択されていない。
図7の例では、「テキスト」および「グラフィック」については「赤以外は「黒」に変換する」、「イメージ」については全て「黒」に変換するという変換種類が選択されていることが示されている。
次に、ユーザは、カラー設定画面において、色詳細として、「黒色」および「赤色」のそれぞれについて、
中間調を使う
元濃度保持
の選択設定をすることができる。図7において、「■」印が付いている色詳細がユーザによって選択されたものであり、「□」印が付いている色詳細は選択されていない。
図7の例では、「テキスト」および「グラフィック」については「黒色」および「赤色」ともに「中間調を使う」旨が設定され、「イメージ」については「黒色」のみが「中間調を使う」旨が設定され、「赤色」については中間調は使わない旨が設定されている。また、「テキスト」については「黒色」および「赤色」ともに「元濃度保持」はしない旨が設定され、「グラフィック」については「赤色」のみ「元濃度保持」をする旨が設定され、「イメージ」については「黒色」のみ「元濃度保持」をする旨が設定されている。
なお、「中間調を使う」が設定されていない場合には、「元濃度保持」は設定できないように画面表示が制御される。すなわち、元濃度保持をするか否かは、中間調を使う設定がされている場合のみ設定することができる。
図7のカラー設定画面の例により、図1のアプリケーション部108から或る印刷対象データに対する各印刷コマンドが発行された場合に、その印刷コマンドがテキストデータの印刷を指示する印刷コマンドである場合には、ユーザにより、次のような指定が行われたことになる。まず、印刷コマンド中の色として赤系の色が指定されている場合には「赤色」の印刷色になり、それ以外の系列の色が指定されている場合には「黒色」の印刷色になるような色指定が行われる。そして、「黒色」および「赤色」の印刷色ともに中間調の自然な階調になるような制御が行われる。
また、印刷コマンドがグラフィックデータの印刷を指示する印刷コマンドである場合には、ユーザにより、次のような指定が行われたことになる。まず、印刷コマンド中の色として赤系の色が指定されている場合には「赤色」の印刷色になり、それ以外の系列の色が指定されている場合には「黒色」の印刷色になるような色指定が行われる。そして、「黒色」および「赤色」の印刷色ともに中間調の自然な階調になるような制御が行われる。さらに、「赤色」の印刷色については元濃度を保持するような制御が行われる。
さらに、印刷コマンドがイメージデータの印刷を指示する印刷コマンドである場合には、ユーザにより、次のような指定が行われたことになる。まず、印刷コマンド中の色としてどの色が指定されても全て「黒色」の印刷色になるような色指定が行われる。そして、「黒色」の印刷色について中間調の自然な階調になり、かつ元濃度を保持するような制御が行われる。
図8は、図7のカラー設定画面を用いてユーザにより設定されたカラー設定データのデータ構成例を示す図である。このカラー設定データは、図1で説明した色対応関係情報の一部を構成するものである。
図7に例示されるカラー設定に対応して、「テキスト」「グラフィック」「イメージ」のそれぞれについて、次のデータが記憶される。まず、変換種類として、
全て「黒」に変換する
全て「赤」に変換する
黒以外は「赤」に変換する
赤以外は「黒」に変換する
のいずれかが設定される。次に、「黒色」および「赤色」の印刷色ごとに、「中間調を使う」か否か(「ON」または「OFF」)と、「元濃度保持」をするか否か(「ON」または「OFF」)が設定される。
このカラー設定データは、図4の外部記憶装置407またはRAM403に記憶される。図4のCPU401は、「テキスト」「グラフィック」「イメージ」の別と、「黒色」または「赤色」の印刷色の別を指定することにより、変換種類の設定と、「黒色」または「赤色」ごとの「中間調を使う」か否かと「元濃度保持」をするか否かの設定を読み出すことができる。
図9から図12は、図1の分類色→印刷色変換テーブルのデータ構成例を示す図である。このテーブルデータは、図1で説明した色対応関係情報の一部を構成するものである。
図9、図10、図11、および図12はそれぞれ、図8のカラー設定データにおいて、「テキスト」「グラフィック」「イメージ」を問わず、変換種類として「赤以外は「黒」に変換する」が設定されたケースA、「黒以外は「赤」に変換する」が設定されたケースB、「全て「黒」に変換する」が設定されたケースC、および「全て「赤」に変換する」が設定されたケースDのそれぞれの場合に参照されるデータセット群である。
図9から図12の各分類色→印刷色変換テーブルにおいて、入力した印刷コマンドで指定されている色に対応する図3で説明した分類色データCnvとして、0(「黒色」)、1(「グレー色」)、2(「赤色」)、3(「緑色」)、4(「青色」)、5(「黄色」)、6(「赤色2」)、7(「赤色3」)がそれぞれ指定されたときに、次のようなデータが設定されている。まず、指定された分類色をどの印刷色(図6参照)に変換するかを示す印刷色データColが設定されている。また、指定された分類色に対して中間調制御処理を行うか否かが、項目Graの値「YES」(行う)または「NO」(行わない)として設定されている。さらに、指定された分類色に対して元濃度保持制御処理を行うか否かが、項目Dnsの値「YES」(行う)または「NO」(行わない)として設定されている。
さらに、図9から図12の各ケースの分類色→印刷色変換テーブルごとに、図8のカラー設定データにおいて、「テキスト」「グラフィック」「イメージ」を問わず、「黒色」の印刷色について、「中間調を使う」設定をしたか否か(ONまたはOFF)および「元濃度保持」の設定をしたか否か(ONまたはOFF)、ならびに「赤色」の印刷色について、「中間調を使う」設定をしたか否か(ONまたはOFF)および「元濃度保持」の設定をしたか否か(ONまたはOFF)の4つの設定値の組合せパターンごとに、データセットが設定される。
図9のケースAでは、A0、A1、A2、A3、およびA4の5つのデータセットが設定される。データセットA1、A2、A3、およびA4において、濃い背景が設定されている項目は、ケースAの最初のデータセットA0に対して変更された値であることを示している。
図10のケースBでは、B0、B1、B2、B3、およびB4の5つのデータセットが設定される。データセットB0において、濃い背景が設定されている項目は、図9のケースAのデータセットA0に対して変更された値であることを示している。また、データセットB1、B2、B3、およびB4において、濃い背景が設定されている項目は、ケースBの最初のデータセットB0に対して変更された値であることを示している。
図11のケースCでは、C0、C1、およびC2の3つのデータセットが設定される。データセットC0において、濃い背景が設定されている項目は、図9のケースAのデータセットA0に対して変更された値であることを示している。また、データセットC1、およびC2において、濃い背景が設定されている項目は、ケースCの最初のデータセットC0に対して変更された値であることを示している。
図12のケースDでは、D0、D3、およびD4の3つのデータセットが設定される。データセットD0において、濃い背景が設定されている項目は、図9のケースAのデータセットA0に対して変更された値であることを示している。また、データセットD3、およびD4において、濃い背景が設定されている項目は、ケースDの最初のデータセットD0に対して変更された値であることを示している。
図9のケースAについて、さらに詳しく説明する。ケースAは、「赤以外は「黒」に変換する」という場合である。
ケースAにおいて、印刷コマンドで指定された色が「赤色」の分類色(分類色データCnv=2)に分類された場合、データセットによらず、その分類色は「赤色」の印刷色(印刷色データCol=1、図6の説明参照)に変換されることが設定されている。
また、「赤色2」および「赤色3」については、それらを分類されるための赤色赤色2境界閾値R1および赤色2赤色3境界閾値R2が本実施形態では0に設定されており(図5参照)、「赤色」との区別がされていない。このため、図9のケースAでは、印刷コマンドで指定された色が「赤色2」または「赤色3」の分類色(分類色データCnv=6または7)に分類された場合、データセットによらず、その分類色は「赤色」の印刷色(印刷色データCol=1)に変換されることが設定されている。
一方、印刷コマンドで指定された色が「赤色」以外の分類色(分類色データCnv=0、1、3、4、または5)に分類された場合、データセットによらず、その分類色は「黒色」の印刷色(印刷色データCol=0、図6の説明参照)に変換されることが設定されている。
また、図8のカラー設定データにおいて、「テキスト」「グラフィック」「イメージ」を問わず、「黒色」の印刷色について、「中間調を使う」とし(ON)、「元濃度保持」を設定せず(OFF)、「赤色」の印刷色について、「中間調を使う」とし(ON)、「元濃度保持」を設定しない(OFF)場合には、図9のケースAにおいて、データセットA0が参照される。データセットA0では、「元濃度保持」はいずれの場合も行われない設定のため、各分類色データCnvごとの元濃度保持制御処理項目Dnsには「NO」が設定される。また、データセットA0では、「黒色」および「赤色」ともに「中間調を使う」が設定されているため、各分類色データCnvごとの中間調制御処理項目Graには「YES」が設定されている。ただし、分類色データCnv=0(「黒色」)に分類された場合は、「黒色」については明度Lの範囲が0から黒色判定閾値Blaまでの非常に狭い範囲であり中間調制御処理を行う意味がない。このため、分類色データCnv=0に対応する中間調制御処理項目Graには「NO」が設定されている。
次に、図8のカラー設定データにおいて、「テキスト」「グラフィック」「イメージ」を問わず、「黒色」の印刷色について、「中間調を使う」とし(ON)、「元濃度保持」も設定し(ON)、「赤色」の印刷色について、「中間調を使う」とし(ON)、「元濃度保持」を設定しない(OFF)場合には、図9のケースAにおいて、データセットA1が参照される。このデータセットA0とA1の違いは、「黒色」の印刷色について「元濃度保持」を設定しない(OFF)かする(ON)かの違いである。データセットA1では、元濃度保持制御処理は、中間調制御処理をする「黒色」の印刷色について実行される。従って、「黒色」の印刷色に変換される分類色(分類色データCnv=1、3、4、5)について、元濃度保持制御処理項目Dnsに「YES」が設定される。なお、「黒色」の分類色(分類色データCnv=0)については、前述したように中間調制御処理項目Graは「NO」に設定されているため、元濃度保持制御処理項目Dnsも「NO」に設定されている。
以下同様にして、図9から図12の各ケースおよび各データセットごとに、適切な分類色から印刷色への変換規則を図1の色対応関係情報として設定することが可能となる。
図13は、図1のプリンタドライバ101における色空間変換部102、色分類部103、分類色→印刷色変換部104、中間調制御部105、および元濃度保持制御部106の機能による色変換処理を実現するために、図4のホストコンピュータ100内のCPU401が実行する色変換処理を示すフローチャートである。このフローチャートが示す色変換処理は、図4のCPU401がROM402または外部記憶装置407に記憶された色変換処理の制御プログラムをRAM403をワークメモリとして用いながら実行する処理として実現される。
まず、図1のアプリケーション部108から発行された印刷コマンドが1つずつ読み込まれながら、その印刷コマンドによって指定されている色情報であるRGB指定色情報が入力される(図13のステップS1301)。
次に、ステップS1301で入力されたRGB指定色情報について、その色空間が、RGB色空間からHSL色空間に変換される(図13のステップS1302)。HSL色空間については、図2を用いて前述したが、具体的には例えば、下記の変換式群によって変換を行うことができる。ここで、R、G、およびBはそれぞれ、ステップS1301で入力されたRGB指定色情報のR成分値、G成分値、およびB成分値である。また、max(R,G,B)は、R成分値、G成分値、およびB成分値のうちの最大値を出力する関数である。min(R,G,B)は、R成分値、G成分値、およびB成分値のうちの最小値を出力する関数である。
MAX=max(R,G,B)
MIN=min(R,G,B)
明度L=(MAX+MIN)/2
明度Lを出力
MAXとMINが等しい場合
彩度S=0を出力
色相H=0を出力
MAXとMINが等しくない場合
明度L≦の場合:彩度S=(MAX−MIN)/(MAX+MIN)
明度L>0.5の場合:彩度S=(MAX−MIN)/(2−MAX−MIN)
彩度Sを出力
Cr=(MAX−R)/(MAX−MIN)
Cg=(MAX−G)/(MAX−MIN)
Cb=(MAX−B)/(MAX−MIN)
R成分値がMAXに等しいならば、H=Cb−Cg
G成分値がMAXに等しいならば、H=2+Cr−Cb
B成分値がMAXに等しいならば、H=4+Cg−Cr
H=60×H
H<0ならば、H=H+360
色相Hを出力
以上のステップS1302の処理は、図1の色空間変換部102の機能を実現する。
次に、ステップS1302の色空間変換処理により得られた明度L、彩度S、および色相Hからなる変換後の色情報に対して、色分類処理が実行される(図13のステップS1303)。この処理は、図3を用いて前述した分類処理が実行され、図1の色分類部103の機能を実現する。この処理の詳細については、図14のフローチャートを用いて後述する。
次に、分類色→印刷色変換処理が実行される(図13のステップS1304)。
具体的にはまず、ユーザによる図7に例示されるカラー設定画面の操作により図4のRAM403または外部記憶装置407に得られている図8に例示されるカラー設定データが参照される。
現在、テキストの印刷コマンドが入力されていれば、まず、図8の「テキスト」に関して設定されている変更種類が取得される。
さらに、「テキスト」に関して設定されている、「黒色」の印刷色について「中間調を使う」設定をしたか否かおよび「元濃度保持」の設定をしたか否か、ならびに「赤色」の印刷色について「中間調を使う」設定をしたか否かおよび「元濃度保持」の設定をしたか否かの4つの設定値が読み出される。
次に、図4のRAM403または外部記憶装置407に保持されている図9から図12に例示される分類色→印刷色変換テーブルのうち、取得された変更種類に対応するケースのテーブルが指定され、さらに取得された4つの設定値のパターンに対応するデータセットが指定される。そして、そのデータセット上の、ステップS1303で得られた分類色に対応する分類色データCnvの値に対応する、印刷色データCol、中間調制御処理項目Gra、および元濃度保持制御処理項目Dnsが読み出される。
読み出された印刷色データColに対応する印刷色が、分類色データCnvから変換される印刷色とされる。
以上のステップS1304の処理は、図1の分類色→印刷色変換部104の機能を実現する。
次に、ステップS1304で取得された中間調制御処理項目Graが「YES」であるか否かが判定される(図13のステップS1305)。
中間調制御処理項目Graが「NO」でステップS1305の判定がNOならば、中間調制御処理および元濃度保持処理は実行されずにステップS1312の処理に移る。
中間調制御処理項目Graが「YES」でステップS1305の判定がYESならば、以下の中間調制御処理が実行される。
まず、ステップS1303で得られてる分類色が「黒色」または「グレー色」のいずれか(分類色データCnv=0または1)であるか否かが判定される(図13のステップS1306)。
分類色が「黒色」または「グレー色」のいずれかでステップS1306の判定がYESならば、中間調として制御される明度Lの範囲を全範囲(0.0≦L≦1.0)として、ステップS1304で決定された印刷色の印刷濃度を決定する。具体的には、まず、ステップS1302で算出されている明度Lは、0.0が「黒色」、1.0が「白色」となるので、これが反転させられて0.0が「白色」、1.0が「黒色」とされる。この反転させられた数値(1−L)が、演算濃度値として出力される。
一方、分類色が「黒色」および「グレー色」のいずれでもなくステップS1306の判定がNOならば、中間調として制御される明度Lの範囲を上側範囲(0.5≦L≦1.0)として、ステップS1304で決定された印刷色の印刷濃度を決定する。例えば、「赤色」(RGB値:255−0−0)は、HSL色空間に変換する明度L=0.5となる。2色印刷では、この「赤色」を赤トナー100%で印刷したいため、ここでは、明度L=0.5で印刷濃度100%となるように調整される。明度Lは、0.0が「黒色」、1.0が「白色」となるので、明度Lの値の1.0〜0.5が0.0(印刷濃度0%)〜1.0(印刷濃度100%)とされる。このように変換された数値が、演算濃度値として出力される。
以上のステップS1305からS1308の一連の処理が、図1の中間調制御部105の機能を実現する。この一連の処理で算出された演算濃度値によって、後述するステップS1311の処理で、印刷色のトナー量濃度値を制御することにより、中間調の印刷が実現される。
次に、ステップS1304で取得された元濃度保持制御処理項目Dnsが「YES」であるか否かが判定される(図13のステップS1309)。
元濃度保持制御処理項目Dnsが「NO」でステップS1309の判定がNOならば、元濃度保持制御処理は実行されずにステップS1311の処理に移る。
元濃度保持制御処理項目Dnsが「YES」でステップS1309の判定がYESならば、以下の元濃度保持制御処理が実行される(図13のステップS1310)。
「中間調を使う」設定がONの場合には、分類色がその色における濃度100%である場合に、ステップS1305からS1308の中間調制御処理によって、印刷色の印刷濃度も100%となるような変換が行われる。ほとんどのケースではこの変換が好ましいが印刷対象データによって不都合が生じる場合がある。
例えば、中間調制御処理では前述したように「赤色」(RGB値:255−0−0)が赤トナー100%での印刷になるように制御された。しかし、分類色が「赤色」のほかに、前述した「赤色2」または「赤色3」などの濃い赤色を用いていた場合、変換後の印刷色における印刷濃度の差がなくなってしまう。また、「赤色」(RGB値:255−0−0)と「緑色」(RGB値:0−255−0)と「黄色」(RGB値:255−255−0)を使用している場合、各色が印刷濃度100%への変換となるため、濃度差がつかない。そこで、このような不都合が生じないようにするために、「元濃度保持」設定がONの場合には、ステップS1307またはS1308で算出された演算濃度値に対して、分類色に応じた定数が乗算される(図13のステップS1310)。この場合の定数は、以下の通り規定される。
分類色が「黒色」の場合 :1.00
分類色が「グレー色」の場合:1.00
分類色が「赤色」の場合 :0.70
分類色が「緑色」の場合 :0.41
分類色が「青色」の場合 :0.89
分類色が「黄色」の場合 :0.11
また、「赤色2」「赤色3」については、「赤色」との区別に用いた赤色赤色2境界閾値R1および赤色2赤色3境界閾値R2(図5参照)に従い、「黒色」の乗算定数(1.00)と「赤色」の乗算定数から算出される。
例えば、RGB値:255−192−192で表される赤は、明度Lが約0.875である。この場合、中間調制御処理により、まず(1−0.875)が演算濃度値として算出される。さらに、ステップS1310の元濃度保持制御処理により、この演算濃度値に「赤色」の定数0.70が乗算されることにより、演算濃度値=0.17が最終的な演算濃度値として出力される。
以上のステップS1309およびS1310の処理が、図1の元濃度保持制御部106の機能を実現する。
次に、以上の中間調制御処理および元濃度保持制御処理によって得られる演算濃度値に応じて、ステップS1304で決定された印刷色の印刷濃度が調整される(図13のステップS1311)。具体的には、ステップS1304で決定された印刷色に対応する印刷色データColに対応するC、M、Y、Kの各ステーションごとのトナー量濃度値が、図4の外部記憶装置407またはRAM403に記憶されている図6に例示される印刷色設定データから取得される。例えば、印刷色データCol=1(「赤色」)であれば、
[C:100%,M:0%,Y:0%,K:0%]
の各ステーションのトナー量濃度値に演算濃度値が乗算されることにより、例えば、
[C:17%,M:0%,Y:0%,K:0%]
とされる。
このCMYK印刷色情報が、現在の印刷コマンドに対応させて出力され、図1のプリンタドライバ101による画像メモリ領域への出力処理が実行される(図13のステップS1312)。
最後に、次の印刷コマンドに対応するRGB指定色情報があるか否かが判定される(図13のステップS1313)。
次のRGB指定色情報がありステップS1313の判定がYESならば、ステップS1301の処理に戻り、次のRGB指定色情報に対応する色変換処理が実行される。
次のRGB指定色情報がなくなりステップS1313の判定がNOになったら、今回の印刷処理における色変換処理が終了する。
図14は、図13のステップS1303の色分類処理を示すフローチャートである。ここでは、図3を用いて前述した色分類処理が実行される。
まず、図13のステップS1302で変換された色の明度Lが、図3(a)に示されるように、黒色判定閾値Bla以下であるか否かが判定される(図14のステップS1401)。
0≦L≦BlaであってステップS1401の判定がYESならば、変換された色が分類色データCnv=0(「黒色」)に分類される。黒色判定閾値Blaの値は、前述したように、例えば0.01程度である。
L>BlaであってステップS1401の判定がNOならば、図13のステップS1302で変換された色の彩度Sが、図3(b)に示されるように、グレー色判定閾値Gry以下であるか否かが判定される(図14のステップS1403)。
0≦S≦GryであってステップS1403の判定がYESならば、変換された色が分類色データCnv=1(「グレー色」)に分類される(図14のステップS1404)。前述したように、グレー色判定閾値Gryの値は、例えば0.01程度である。
S>GryであってステップS1403の判定がNOならば、図13のステップS1302で変換された色の色相Hが、図3(b)に示されるように、赤色黄色境界閾値RY以上であって、かつ黄色緑色境界閾値YGより小さいか否かが判定される(図14のステップS1405)。
RY≦H<YGであってステップS1405の判定がYESならば、変換された色が分類色データCnv=5(「黄色」)に分類される(図14のステップS1406)。前述したように、赤色黄色境界閾値RYの値は例えば52.5°程度、黄色緑色境界閾値YGは例えば67.5°程度である。
H≧YGであってステップS1405の判定がNOならば、図13のステップS1302で変換された色の色相Hが、図3(b)に示されるように、黄色緑色境界閾値YG以上で、緑色青色境界閾値GBより小さいか否かが判定される(図14のステップS1407)。
YG≦H<GBであってステップS1407の判定がYESならば、変換された色が分類色データCnv=3(「緑色」)に分類される(図14のステップS1408)。前述したように、緑色青色境界閾値GBの値は例えば180°程度である。
H≧GBであってステップS1407の判定がNOならば、図13のステップS1302で変換された色の色相Hが、図3(b)に示されるように、緑色青色境界閾値GB以上で、青色赤色境界閾値BRより小さいか否かが判定される(図14のステップS1409)。
GB≦H<BRであってステップS1409の判定がYESならば、変換された色が分類色データCnv=4(「青色」)に分類される(図14のステップS1410)。前述したように、前述したように、青色赤色境界閾値BRの値は例えば300°程度である。
H≧BRであってステップS1409の判定がNOならば、図13のステップS1302で変換された色の明度Lが赤色赤色2境界閾値R1以上であるか否かが判定される(図14のステップS1411)。
L≧R1であってステップS1411の判定がYESならば、変換された色が分類色データCnv=2(「赤色」)に分類される(図14のステップS1412)。
L<R1であってステップS1411の判定がNOならば、図13のステップS1302で変換された色の明度Lが赤色2赤色3境界閾値R2以上であるか否かが判定される(図14のステップS1413)。
R1>L≧R2であってステップS1413の判定がYESならば、変換された色が分類色データCnv=6(「赤色2」)に分類される(図14のステップS1414)。
L<R2であってステップS1413の判定がNOならば、変換された色が分類色データCnv=7(「赤色3」)に分類される(図14のステップS1415)。
図15は、本実施形態により色変換処理される印刷対象データの例を示す図である。
1501は「赤色」のテキストデータ、1502は「緑色」のグラフィックデータ、1503は複数色のイメージデータである。
なお、1501、1502、1503が参照する部分の破線枠は、説明において参照するときの便宜のために付与したもので、イメージデータを構成するものではない。以下、図16〜図23においても同様である。
図16は、図15の印刷対象データ例に対して、テキスト、グラフィック、イメージの全てのデータ形式について「赤以外は「黒」に変換する」印刷処理を実行した場合の色変換処理例を示す図である。
元々「赤色」のテキストデータ部分1601については、図9のケースAの分類色→印刷色変換テーブルの分類色データCnv=2が参照されることにより、印刷色データCol=1(「赤色」)が維持される。
また、元々「緑色」のグラフィックデータ部分1602については、図9のケースAの分類色→印刷色変換テーブルの分類色データCnv=3が参照されることにより、印刷色データCol=0(「黒色」)に変換される。
さらに、イメージデータ内の赤色のトマト部分1603については、図9のケースAの分類色→印刷色変換テーブルの分類色データCnv=2が参照されることにより、印刷色データCol=1(「赤色」)が維持される。
また、イメージデータ内の赤色以外の部分1604については、図9のケースAの分類色→印刷色変換テーブルの分類色データCnv=2以外が参照されることにより、印刷色データCol=0(「黒色」)に変換される。
図17は、図15の印刷対象データ例に対して、テキスト、グラフィック、イメージの全てのデータ形式について「黒以外は「赤」に変換する」印刷処理を実行した場合の色変換処理例を示す図である。
元々「黒色」でない「赤色」のテキストデータ部分1701については、図10のケースBの分類色→印刷色変換テーブルの分類色データCnv=2が参照されることにより、印刷色データCol=1(「赤色」)が維持される。
また、「黒色」でない「緑色」のグラフィックデータ部分1702については、図10のケースBの分類色→印刷色変換テーブルの分類色データCnv=3が参照されることにより、印刷色データCol=1(「赤色」)に変換される。
さらに、イメージデータ内の黒色の部分1703については、図10のケースBの分類色→印刷色変換テーブルの分類色データCnv=0が参照されることにより、印刷色データCol=0(「黒色」)が維持される。
また、イメージデータ内の黒色以外の部分1704については、図10のケースBの分類色→印刷色変換テーブルの分類色データCnv=0以外が参照されることにより、印刷色データCol=1(「赤色」)に変換される。
図18は、図15の印刷対象データ例に対して、テキストおよびグラフィックのデータ形式について「黒以外は「赤」に変換する」印刷処理を実行し、イメージのデータ形式について「全て「黒」に変換する」印刷処理を実行した場合の色変換処理例を示す図である。
「黒色」でない「赤色」のテキストデータ部分1801については、図10のケースBの分類色→印刷色変換テーブルの分類色データCnv=2が参照されることにより、印刷色データCol=1(「赤色」)が維持される。
また、「黒色」でない「緑色」のグラフィックデータ部分1802については、図10のケースBの分類色→印刷色変換テーブルの分類色データCnv=3が参照されることにより、印刷色データCol=1(「赤色」)に変換される。
さらに、イメージデータ部分1803については、図11のケースCの分類色→印刷色変換テーブルの各分類色データCnvが参照されることにより、印刷色データCol=0(「黒色」)に変換される。
図19は、図15の印刷対象データ例に対して、テキストデータについて「全て「赤」に変換する」印刷処理を実行し、イメージ、グラフィックの各データについて「全て「黒」に変換する」印刷処理を実行した場合の色変換処理例を示す図である。
テキストデータ部分1901については、図12のケースDの分類色→印刷色変換テーブルの各分類色データCnvが参照されることにより、印刷色データCol=1(「赤色」)に変換される。
また、グラフィックデータ部分1902およびイメージデータ部分1903については、図11のケースCの分類色→印刷色変換テーブルの各分類色データCnvが参照されることにより、印刷色データCol=0(「黒色」)に変換される。
図20は、本実施形態におけるテキスト、グラフィック、イメージの全てについて「赤以外は「黒」に変換する」印刷処理を実行し、さらにイメージについて「黒:元濃度保持」を設定した場合の色変換処理例を示す図である。
基本的には、図16の場合と同様であるが、図9のデータセットA1が指定され、イメージ内で黒に変換される分類色データCnv=2以外の各分類色データCnvの中間調制御処理項目Graおよび元濃度保持制御処理項目Dnsの値「YES」が取得されて、図13のステップS1309→S1310の元濃度保持制御処理が実行される。この結果、イメージ内で黒に変換される中間調が自然な階調に変換される。
図21は、テキスト、グラフィック、イメージの全てのデータについて「黒以外は「赤」に変換する」印刷処理を実行し、さらにイメージデータについて「赤:元濃度保持」を設定した場合の色変換処理例を示す図である。
基本的には、図17の場合と同様であるが、図10のデータセットB3が指定され、イメージ内で赤に変換される分類色データCnv=2の中間調制御処理項目Graおよび元濃度保持制御処理項目Dnsの値「YES」が取得されて、図13のステップS1309→S1310の元濃度保持制御処理が実行される。この結果、イメージ内で赤に変換される中間調が自然な階調に変換される。
図22は、本実施形態における中間調の処理の説明図(その1)である。この例では、イメージデータについて、「赤以外は「黒」に変換する」印刷処理を実行し、さらにイメージについて「黒:中間調を使う」および「赤:中間調を使う」を設定した場合の色変換処理例を示す図である。
この場合、図22(a)に示されるように、印刷対象データ中の「水色」のイメージデータ部分2201と薄い「赤色」のイメージデータ部分2202がそれぞれ、図22(b)に示されるように、中間調の「黒色」のイメージデータ部分2203と中間調の「赤色」のイメージデータ部分2204に変換される。
一方、「黒:中間調を使う」設定を解除した場合、図22(c)に示されるように、中間調の「黒色」のイメージデータ部分2203をベタの「黒色」のイメージデータ部分2205に変化させることができる。
図23は、本実施形態における中間調の処理の説明図(その2)である。この例では、最初は図22の場合と同様に、イメージデータについて、「赤以外は「黒」に変換する」印刷処理を実行し、さらにイメージについて「黒:中間調を使う」および「赤:中間調を使う」を設定した場合の色変換処理例を示す図である。
この場合、図23(a)に示されるように、印刷対象データ中の「水色」のイメージデータ部分2201と薄い「赤色」のイメージデータ部分2202がそれぞれ、図22(b)の場合と同様の図23(b)に示されるように、中間調の「黒色」のイメージデータ部分2203と中間調の「赤色」のイメージデータ部分2204に変換される。
一方、「赤:中間調を使う」設定を解除した場合、図23(c)に示されるように、中間調の「赤色」のイメージデータ部分2204をベタの「赤色」のイメージデータ部分2301に変化させることができる。
さらに、「黒:中間調を使う」「赤:中間調を使う」の両方の設定を解除した場合、図23(d)に示されるように、中間調の「黒色」のイメージデータ部分2203と中間調の「赤色」のイメージデータ部分2204をそれぞれ、ベタの「黒色」のイメージデータ部分2205とベタの「赤色」のイメージデータ部分2301に変化させることができる。
以上示したようにして、本実施形態によれば、印刷コマンドとして複数の色が指定されている印刷対象データに対してユーザが所望する多彩な色指定印刷を実現することが可能となる。
以上の実施形態に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
印刷コマンドを入力し、該印刷コマンドで指定されている色を、明度、彩度、および色相によって表現される色空間上の色に変換する色空間変換部と、
該変換された色を、該色の明度、彩度、および色相を基準に複数の分類色のうちの1つの分類色に分類する色分類部と、
前記複数の分類色と1色以上の印刷色との対応関係を設定した色対応関係情報に基づいて前記分類された分類色の各々を前記1色以上の印刷色のうちの1つの印刷色に変換し、該印刷色を前記入力した印刷コマンドに対応させて出力する分類色→印刷色変換部と、
を備えることを特徴とする色指定印刷のための色変換装置。
(付記2)
前記色対応関係情報を設定する色対応関係情報設定部をさらに備える、
ことを特徴とする付記1に記載の色指定印刷のための色変換装置。
(付記3)
前記印刷色ごとに、該印刷色に中間調を使う旨が予め設定されている場合に、該印刷色に変換される前記分類された分類色に対応する前記色空間上の明度に基づいて、該印刷色における印刷濃度を算出し、該算出された印刷濃度を該印刷色に設定する中間調制御部をさらに備える、
ことを特徴とする付記1または2のいずれかに記載の色指定印刷のための色変換装置。
(付記4)
前記印刷色ごとに、該印刷色に中間調を使うか否かを設定する中間調設定部をさらに備える、
ことを特徴とする付記3に記載の色指定印刷のための色変換装置。
(付記5)
前記印刷色ごとに、該印刷色に中間調を使う旨が予め設定されている場合において、さらに該印刷色に変換される前記分類された分類色の元濃度を保持する設定がされている場合に、前記算出された印刷濃度に前記分類された分類色に対応する所定の定数を乗算し、該乗算の結果得られる印刷濃度を該印刷色に設定する元濃度保持制御部をさらに備える、
ことを特徴とする付記2または3のいずれかに記載の色指定印刷のための色変換装置。
(付記6)
前記印刷色ごとに、該印刷色に中間調を使う旨が予め設定されている場合において、さらに該印刷色に変換される前記分類された分類色の元濃度を保持するか否かを設定する元濃度保持設定部をさらに備える、
ことを特徴とする付記5に記載の色指定印刷のための色変換装置。
(付記7)
前記色分類部は、
前記変換された色の明度が所定の明度閾値に比較して大きくない場合に、該変換された色を黒色の分類色に分類し、
前記変換された色の明度が所定の明度閾値に比較して大きい場合であって、該変換された色の彩度が所定の彩度閾値に比較して大きくない場合に、該変換された色をグレー色の分類色に分類し、
前記変換された色の明度が所定の明度閾値に比較して大きく、かつ該変換された色の彩度が所定の彩度閾値に比較して大きい場合に、該変換された色の色相に基づいて該変換された色を前記黒色および前記グレー色以外の複数の分類色に分類する、
ことを特徴とする付記1ないし6のいずれかに記載の色指定印刷のための色変換装置。
(付記8)
印刷コマンドを入力し、該印刷コマンドで指定されている色を、明度、彩度、および色相によって表現される色空間上の色に変換する色空間変換ステップと、
該変換された色を、該色の明度、彩度、および色相を基準に複数の分類色のうちの1つの分類色に分類する色分類ステップと、
前記複数の分類色と1色以上の印刷色との対応関係を設定した色対応関係情報に基づいて前記分類された分類色の各々を前記1色以上の印刷色のうちの1つの印刷色に変換し、該印刷色を前記入力した印刷コマンドに対応させて出力する分類色→印刷色変換ステップと、
を実行することを備えることを特徴とする色指定印刷のための色変換方法。
(付記9)
印刷コマンドを入力し、該印刷コマンドで指定されている色を、明度、彩度、および色相によって表現される色空間上の色に変換する色空間変換ステップと、
該変換された色を、該色の明度、彩度、および色相を基準に複数の分類色のうちの1つの分類色に分類する色分類ステップと、
前記複数の分類色と1色以上の印刷色との対応関係を設定した色対応関係情報に基づいて前記分類された分類色の各々を前記1色以上の印刷色のうちの1つの印刷色に変換し、該印刷色を前記入力した印刷コマンドに対応させて出力する分類色→印刷色変換ステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記10)
前記コンピュータは、印刷を実行する印刷装置と接続され、
前記プログラムは、前記コンピュータ上で実行されるアプリケーションプログラムから発行される印刷コマンドを処理するプリンタドライバプログラムの一部として実行される、
ことを特徴とする付記9に記載のプログラム。
(付記11)
前記コンピュータは、印刷を実行する印刷装置に内蔵され、
前記プログラムは、前記印刷装置に接続されるコンピュータから入力される印刷コマンド、または前記印刷装置に接続される記録媒体に記憶されている印刷対象データを印刷処理することにより生成される印刷コマンドを処理するプログラムとして前記印刷装置において実行される、
ことを特徴とする付記9に記載のプログラム。
100 ホストコンピュータ
101 プリンタドライバ
102 色空間変換部
103 色分類部
104 分類色→印刷色変換部
105 中間調制御部
106 元濃度保持制御部
107 設定部
108 アプリケーション部
109 画像記憶部
110 プリンタ装置
111 画像記憶部
112 印刷実行部
401、411 CPU
402、412 RAM
403、413 ROM
404 入力装置
405 出力装置
406、414 USB/LAN I/F
407 外部記憶装置
408 可搬記録媒体駆動装置
409 可搬記録媒体
415 プリンタエンジンI/F
416 プリント制御LSI
417 プリンタエンジン
態様の一例では、印刷コマンドで指定されている指定色を、明度、彩度、および色相によって表現される色空間上の変換色に変換する色空間変換部と、
変換色を、該変換色の明度、彩度、および色相を基準に複数の分類色のうちの1つの分類色に分類する色分類部と、
前記複数の分類色と1色以上の印刷色との対応関係を設定した色対応関係情報に基づいて、前記1色以上の印刷色の中から前記1つの分類色に対応付けられた1つの印刷色を決定し、該1つの印刷色を前記印刷コマンドに対応付ける分類色印刷色対応付け部とを備える。

Claims (11)

  1. 印刷コマンドを入力し、該印刷コマンドで指定されている色を、明度、彩度、および色相によって表現される色空間上の色に変換する色空間変換部と、
    該変換された色を、該色の明度、彩度、および色相を基準に複数の分類色のうちの1つの分類色に分類する色分類部と、
    前記複数の分類色と1色以上の印刷色との対応関係を設定した色対応関係情報に基づいて前記分類された分類色の各々を前記1色以上の印刷色のうちの1つの印刷色に変換し、該印刷色を前記入力した印刷コマンドに対応させて出力する分類色→印刷色変換部と、
    を備えることを特徴とする色指定印刷のための色変換装置。
  2. 前記色対応関係情報を設定する色対応関係情報設定部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の色指定印刷のための色変換装置。
  3. 前記印刷色ごとに、該印刷色に中間調を使う旨が予め設定されている場合に、該印刷色に変換される前記分類された分類色に対応する前記色空間上の明度に基づいて、該印刷色における印刷濃度を算出し、該算出された印刷濃度を該印刷色に設定する中間調制御部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の色指定印刷のための色変換装置。
  4. 前記印刷色ごとに、該印刷色に中間調を使うか否かを設定する中間調設定部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項3に記載の色指定印刷のための色変換装置。
  5. 前記印刷色ごとに、該印刷色に中間調を使う旨が予め設定されている場合において、さらに該印刷色に変換される前記分類された分類色の元濃度を保持する設定がされている場合に、前記算出された印刷濃度に前記分類された分類色に対応する所定の定数を乗算し、該乗算の結果得られる印刷濃度を該印刷色に設定する元濃度保持制御部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載の色指定印刷のための色変換装置。
  6. 前記印刷色ごとに、該印刷色に中間調を使う旨が予め設定されている場合において、さらに該印刷色に変換される前記分類された分類色の元濃度を保持するか否かを設定する元濃度保持設定部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項5に記載の色指定印刷のための色変換装置。
  7. 前記色分類部は、
    前記変換された色の明度が所定の明度閾値に比較して大きくない場合に、該変換された色を黒色の分類色に分類し、
    前記変換された色の明度が所定の明度閾値に比較して大きい場合であって、該変換された色の彩度が所定の彩度閾値に比較して大きくない場合に、該変換された色をグレー色の分類色に分類し、
    前記変換された色の明度が所定の明度閾値に比較して大きく、かつ該変換された色の彩度が所定の彩度閾値に比較して大きい場合に、該変換された色の色相に基づいて該変換された色を前記黒色および前記グレー色以外の複数の分類色に分類する、
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の色指定印刷のための色変換装置。
  8. 印刷コマンドを入力し、該印刷コマンドで指定されている色を、明度、彩度、および色相によって表現される色空間上の色に変換する色空間変換ステップと、
    該変換された色を、該色の明度、彩度、および色相を基準に複数の分類色のうちの1つの分類色に分類する色分類ステップと、
    前記複数の分類色と1色以上の印刷色との対応関係を設定した色対応関係情報に基づいて前記分類された分類色の各々を前記1色以上の印刷色のうちの1つの印刷色に変換し、該印刷色を前記入力した印刷コマンドに対応させて出力する分類色→印刷色変換ステップと、
    を実行することを備えることを特徴とする色指定印刷のための色変換方法。
  9. 印刷コマンドを入力し、該印刷コマンドで指定されている色を、明度、彩度、および色相によって表現される色空間上の色に変換する色空間変換ステップと、
    該変換された色を、該色の明度、彩度、および色相を基準に複数の分類色のうちの1つの分類色に分類する色分類ステップと、
    前記複数の分類色と1色以上の印刷色との対応関係を設定した色対応関係情報に基づいて前記分類された分類色の各々を前記1色以上の印刷色のうちの1つの印刷色に変換し、該印刷色を前記入力した印刷コマンドに対応させて出力する分類色→印刷色変換ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 前記コンピュータは、印刷を実行する印刷装置と接続され、
    前記プログラムは、前記コンピュータ上で実行されるアプリケーションプログラムから発行される印刷コマンドを処理するプリンタドライバプログラムの一部として実行される、
    ことを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  11. 前記コンピュータは、印刷を実行する印刷装置に内蔵され、
    前記プログラムは、前記印刷装置に接続されるコンピュータから入力される印刷コマンド、または前記印刷装置に接続される記録媒体に記憶されている印刷対象データを印刷処理することにより生成される印刷コマンドを処理するプログラムとして前記印刷装置において実行される、
    ことを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
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