JP2014110521A - 色指定印刷のための色変換装置、方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】色空間変換部102は、アプリケーション部108から印刷コマンドを入力し、印刷コマンドで指定されている色を、明度、彩度、および色相によって表現される色空間上の色に変換する。色分類部103は、その変換された色を、色の明度、彩度、および色相を基準に複数の分類色のうちの1つの分類色に分類する。分類色→印刷色変換部104は、複数の分類色と1色以上の印刷色との対応関係を設定した色対応関係情報に基づいて分類された分類色の各々を1色以上の印刷色のうちの1つの印刷色に変換し、その印刷色を入力した印刷コマンドに対応させて出力する。
【選択図】図1
Description
この結果、従来は、例えば予め作成されている多色パンフレットの印刷対象データに対して、ユーザが所望する色指定印刷を行うことは困難であるという問題点を有していた。
図1は、本実施形態による色変換装置のブロック図である。
図2の双円錐形状から理解されるように、彩度Sは、明度Lによって、そのとり得る範囲が定まる。図2の例では、彩度Sは、明度L=0.5のときに最大の彩度値をとることができ、そこからL=0またはL=1になるに従って、とり得る彩度の大きさが小さくなる。
図3は、本実施形態における色分類の説明図である。
これにより、印刷コマンドで指定された色の明度Lが非常に小さければ、人間が感じるのと同様に、その色を「黒色」に分類することができる。
これにより、印刷コマンドで指定された色の彩度Sが非常に小さければ、人間が感じるのと同様に、その色を「グレー色」に分類することができる。
この色対応関係情報は、例えば図1の設定部107によって、ユーザが、ホストコンピュータ100の表示画面上で設定することができる。この場合、分類色を人間の感覚の基準で指定することができるため、印刷対象データ中の黒色、グレー色、赤色、黄色、緑色、青色といった人間の感覚上のどの色を、赤色または黒色といったどの印刷色に対応させるかを、直感的に指定することが可能となる。
ユーザによっては、印刷色の印刷濃度をその印刷色に変換される分類色の元の明度Lに忠実に対応させたほうがよいと希望する場合がある。このような場合には、元濃度保持の設定を行うことにより、ユーザの希望通りの中間調で印刷を行うことが可能となる。
CPU401は、図1のプリンタドライバ101またはアプリケーション部108のプログラムをROM402または外部記憶装置407(或いは可搬記録媒体409)からRAM403に読み出して実行することにより、ホストコンピュータ100全体の制御を行う。
RAM403には、プリンタ装置110に転送される印刷イメージデータを記憶するための、図1の画像記憶部109内の各画像メモリ領域が確保されている。
CPU411は、特には図示しない印刷制御のためのプログラムをROM412からRAM413に読み出して実行することにより、プリンタ装置110全体の制御を行う。
RAM413には、ホストコンピュータ100からプリンタ装置110に転送された印刷イメージデータを記憶するための、図1の画像記憶部111内の各画像メモリ領域が確保されている。
プリンタエンジン417は、印刷機構を備え、上述のようにRAM413内の各画像メモリ領域から転送された各印刷イメージデータを、各画像メモリ領域に対応する各トナーを用いて重ねて印刷処理する。
図3で説明した黒色判定閾値Bla、グレー色判定閾値Gry、赤色黄色境界閾値RY、黄色緑色境界閾値YG、緑色青色境界閾値GB、青色赤色境界閾値BR、赤色赤色2境界閾値R1、および赤色2赤色3境界閾値R1の図5に示される各閾値データごとに、図5に示される各設定値が、図4の外部記憶装置407またはRAM403に記憶される。図4のCPU401は、各閾値データの名前を指定して、対応する設定値を読み出すことができる。
なお、図5の「閾値の意味」という項目は、本実施形態の説明のために便宜上掲載したものである。
本実施形態では、分類色の変換先となる印刷色データColとして、Col=0〜7の8色を指定することができる。そして、各印刷色ごとに、C、M、Y、Kの4つのステーション位置(トナー位置)のトナー量濃度値(パーセント値)が設定される。言い換えれば、図4のプリンタエンジン417は、C、M、Y、Kの4つのステーション位置に対応する4本のトナーを装着可能なように構成されている。本実施形態で説明する2色印刷が実行される場合には、プリンタエンジン417において例えば、Kステーションに対応するトナー位置に「黒色」の印刷色に対応するトナーが装着され、Cステーションに対応するトナー位置に「赤色」の印刷色に対応するトナーが装着され、MおよびYステーションに対応するトナー位置にはトナーは装着されない。これらの組合せは、もちろんこれに限られるものではない。
なお、図6の「名称」という項目は、本実施形態の説明のために便宜上掲載したものである。
全て「黒」に変換する
全て「赤」に変換する
黒以外は「赤」に変換する
赤以外は「黒」に変換する
図7において、左端に「●」印が付いている変換種類がユーザによって選択されたものであり、「○」印が付いている変換種類は選択されていない。
図7の例では、「テキスト」および「グラフィック」については「赤以外は「黒」に変換する」、「イメージ」については全て「黒」に変換するという変換種類が選択されていることが示されている。
中間調を使う
元濃度保持
の選択設定をすることができる。図7において、「■」印が付いている色詳細がユーザによって選択されたものであり、「□」印が付いている色詳細は選択されていない。
図7の例では、「テキスト」および「グラフィック」については「黒色」および「赤色」ともに「中間調を使う」旨が設定され、「イメージ」については「黒色」のみが「中間調を使う」旨が設定され、「赤色」については中間調は使わない旨が設定されている。また、「テキスト」については「黒色」および「赤色」ともに「元濃度保持」はしない旨が設定され、「グラフィック」については「赤色」のみ「元濃度保持」をする旨が設定され、「イメージ」については「黒色」のみ「元濃度保持」をする旨が設定されている。
なお、「中間調を使う」が設定されていない場合には、「元濃度保持」は設定できないように画面表示が制御される。すなわち、元濃度保持をするか否かは、中間調を使う設定がされている場合のみ設定することができる。
図7に例示されるカラー設定に対応して、「テキスト」「グラフィック」「イメージ」のそれぞれについて、次のデータが記憶される。まず、変換種類として、
全て「黒」に変換する
全て「赤」に変換する
黒以外は「赤」に変換する
赤以外は「黒」に変換する
のいずれかが設定される。次に、「黒色」および「赤色」の印刷色ごとに、「中間調を使う」か否か(「ON」または「OFF」)と、「元濃度保持」をするか否か(「ON」または「OFF」)が設定される。
このカラー設定データは、図4の外部記憶装置407またはRAM403に記憶される。図4のCPU401は、「テキスト」「グラフィック」「イメージ」の別と、「黒色」または「赤色」の印刷色の別を指定することにより、変換種類の設定と、「黒色」または「赤色」ごとの「中間調を使う」か否かと「元濃度保持」をするか否かの設定を読み出すことができる。
図9のケースAでは、A0、A1、A2、A3、およびA4の5つのデータセットが設定される。データセットA1、A2、A3、およびA4において、濃い背景が設定されている項目は、ケースAの最初のデータセットA0に対して変更された値であることを示している。
図10のケースBでは、B0、B1、B2、B3、およびB4の5つのデータセットが設定される。データセットB0において、濃い背景が設定されている項目は、図9のケースAのデータセットA0に対して変更された値であることを示している。また、データセットB1、B2、B3、およびB4において、濃い背景が設定されている項目は、ケースBの最初のデータセットB0に対して変更された値であることを示している。
図11のケースCでは、C0、C1、およびC2の3つのデータセットが設定される。データセットC0において、濃い背景が設定されている項目は、図9のケースAのデータセットA0に対して変更された値であることを示している。また、データセットC1、およびC2において、濃い背景が設定されている項目は、ケースCの最初のデータセットC0に対して変更された値であることを示している。
図12のケースDでは、D0、D3、およびD4の3つのデータセットが設定される。データセットD0において、濃い背景が設定されている項目は、図9のケースAのデータセットA0に対して変更された値であることを示している。また、データセットD3、およびD4において、濃い背景が設定されている項目は、ケースDの最初のデータセットD0に対して変更された値であることを示している。
ケースAにおいて、印刷コマンドで指定された色が「赤色」の分類色(分類色データCnv=2)に分類された場合、データセットによらず、その分類色は「赤色」の印刷色(印刷色データCol=1、図6の説明参照)に変換されることが設定されている。
また、「赤色2」および「赤色3」については、それらを分類されるための赤色赤色2境界閾値R1および赤色2赤色3境界閾値R2が本実施形態では0に設定されており(図5参照)、「赤色」との区別がされていない。このため、図9のケースAでは、印刷コマンドで指定された色が「赤色2」または「赤色3」の分類色(分類色データCnv=6または7)に分類された場合、データセットによらず、その分類色は「赤色」の印刷色(印刷色データCol=1)に変換されることが設定されている。
一方、印刷コマンドで指定された色が「赤色」以外の分類色(分類色データCnv=0、1、3、4、または5)に分類された場合、データセットによらず、その分類色は「黒色」の印刷色(印刷色データCol=0、図6の説明参照)に変換されることが設定されている。
MAX=max(R,G,B)
MIN=min(R,G,B)
明度L=(MAX+MIN)/2
明度Lを出力
MAXとMINが等しい場合
彩度S=0を出力
色相H=0を出力
MAXとMINが等しくない場合
明度L≦の場合:彩度S=(MAX−MIN)/(MAX+MIN)
明度L>0.5の場合:彩度S=(MAX−MIN)/(2−MAX−MIN)
彩度Sを出力
Cr=(MAX−R)/(MAX−MIN)
Cg=(MAX−G)/(MAX−MIN)
Cb=(MAX−B)/(MAX−MIN)
R成分値がMAXに等しいならば、H=Cb−Cg
G成分値がMAXに等しいならば、H=2+Cr−Cb
B成分値がMAXに等しいならば、H=4+Cg−Cr
H=60×H
H<0ならば、H=H+360
色相Hを出力
以上のステップS1302の処理は、図1の色空間変換部102の機能を実現する。
具体的にはまず、ユーザによる図7に例示されるカラー設定画面の操作により図4のRAM403または外部記憶装置407に得られている図8に例示されるカラー設定データが参照される。
現在、テキストの印刷コマンドが入力されていれば、まず、図8の「テキスト」に関して設定されている変更種類が取得される。
さらに、「テキスト」に関して設定されている、「黒色」の印刷色について「中間調を使う」設定をしたか否かおよび「元濃度保持」の設定をしたか否か、ならびに「赤色」の印刷色について「中間調を使う」設定をしたか否かおよび「元濃度保持」の設定をしたか否かの4つの設定値が読み出される。
次に、図4のRAM403または外部記憶装置407に保持されている図9から図12に例示される分類色→印刷色変換テーブルのうち、取得された変更種類に対応するケースのテーブルが指定され、さらに取得された4つの設定値のパターンに対応するデータセットが指定される。そして、そのデータセット上の、ステップS1303で得られた分類色に対応する分類色データCnvの値に対応する、印刷色データCol、中間調制御処理項目Gra、および元濃度保持制御処理項目Dnsが読み出される。
読み出された印刷色データColに対応する印刷色が、分類色データCnvから変換される印刷色とされる。
以上のステップS1304の処理は、図1の分類色→印刷色変換部104の機能を実現する。
例えば、中間調制御処理では前述したように「赤色」(RGB値:255−0−0)が赤トナー100%での印刷になるように制御された。しかし、分類色が「赤色」のほかに、前述した「赤色2」または「赤色3」などの濃い赤色を用いていた場合、変換後の印刷色における印刷濃度の差がなくなってしまう。また、「赤色」(RGB値:255−0−0)と「緑色」(RGB値:0−255−0)と「黄色」(RGB値:255−255−0)を使用している場合、各色が印刷濃度100%への変換となるため、濃度差がつかない。そこで、このような不都合が生じないようにするために、「元濃度保持」設定がONの場合には、ステップS1307またはS1308で算出された演算濃度値に対して、分類色に応じた定数が乗算される(図13のステップS1310)。この場合の定数は、以下の通り規定される。
分類色が「黒色」の場合 :1.00
分類色が「グレー色」の場合:1.00
分類色が「赤色」の場合 :0.70
分類色が「緑色」の場合 :0.41
分類色が「青色」の場合 :0.89
分類色が「黄色」の場合 :0.11
また、「赤色2」「赤色3」については、「赤色」との区別に用いた赤色赤色2境界閾値R1および赤色2赤色3境界閾値R2(図5参照)に従い、「黒色」の乗算定数(1.00)と「赤色」の乗算定数から算出される。
例えば、RGB値:255−192−192で表される赤は、明度Lが約0.875である。この場合、中間調制御処理により、まず(1−0.875)が演算濃度値として算出される。さらに、ステップS1310の元濃度保持制御処理により、この演算濃度値に「赤色」の定数0.70が乗算されることにより、演算濃度値=0.17が最終的な演算濃度値として出力される。
[C:100%,M:0%,Y:0%,K:0%]
の各ステーションのトナー量濃度値に演算濃度値が乗算されることにより、例えば、
[C:17%,M:0%,Y:0%,K:0%]
とされる。
1501は「赤色」のテキストデータ、1502は「緑色」のグラフィックデータ、1503は複数色のイメージデータである。
なお、1501、1502、1503が参照する部分の破線枠は、説明において参照するときの便宜のために付与したもので、イメージデータを構成するものではない。以下、図16〜図23においても同様である。
元々「赤色」のテキストデータ部分1601については、図9のケースAの分類色→印刷色変換テーブルの分類色データCnv=2が参照されることにより、印刷色データCol=1(「赤色」)が維持される。
また、元々「緑色」のグラフィックデータ部分1602については、図9のケースAの分類色→印刷色変換テーブルの分類色データCnv=3が参照されることにより、印刷色データCol=0(「黒色」)に変換される。
さらに、イメージデータ内の赤色のトマト部分1603については、図9のケースAの分類色→印刷色変換テーブルの分類色データCnv=2が参照されることにより、印刷色データCol=1(「赤色」)が維持される。
また、イメージデータ内の赤色以外の部分1604については、図9のケースAの分類色→印刷色変換テーブルの分類色データCnv=2以外が参照されることにより、印刷色データCol=0(「黒色」)に変換される。
元々「黒色」でない「赤色」のテキストデータ部分1701については、図10のケースBの分類色→印刷色変換テーブルの分類色データCnv=2が参照されることにより、印刷色データCol=1(「赤色」)が維持される。
また、「黒色」でない「緑色」のグラフィックデータ部分1702については、図10のケースBの分類色→印刷色変換テーブルの分類色データCnv=3が参照されることにより、印刷色データCol=1(「赤色」)に変換される。
さらに、イメージデータ内の黒色の部分1703については、図10のケースBの分類色→印刷色変換テーブルの分類色データCnv=0が参照されることにより、印刷色データCol=0(「黒色」)が維持される。
また、イメージデータ内の黒色以外の部分1704については、図10のケースBの分類色→印刷色変換テーブルの分類色データCnv=0以外が参照されることにより、印刷色データCol=1(「赤色」)に変換される。
「黒色」でない「赤色」のテキストデータ部分1801については、図10のケースBの分類色→印刷色変換テーブルの分類色データCnv=2が参照されることにより、印刷色データCol=1(「赤色」)が維持される。
また、「黒色」でない「緑色」のグラフィックデータ部分1802については、図10のケースBの分類色→印刷色変換テーブルの分類色データCnv=3が参照されることにより、印刷色データCol=1(「赤色」)に変換される。
さらに、イメージデータ部分1803については、図11のケースCの分類色→印刷色変換テーブルの各分類色データCnvが参照されることにより、印刷色データCol=0(「黒色」)に変換される。
テキストデータ部分1901については、図12のケースDの分類色→印刷色変換テーブルの各分類色データCnvが参照されることにより、印刷色データCol=1(「赤色」)に変換される。
また、グラフィックデータ部分1902およびイメージデータ部分1903については、図11のケースCの分類色→印刷色変換テーブルの各分類色データCnvが参照されることにより、印刷色データCol=0(「黒色」)に変換される。
基本的には、図16の場合と同様であるが、図9のデータセットA1が指定され、イメージ内で黒に変換される分類色データCnv=2以外の各分類色データCnvの中間調制御処理項目Graおよび元濃度保持制御処理項目Dnsの値「YES」が取得されて、図13のステップS1309→S1310の元濃度保持制御処理が実行される。この結果、イメージ内で黒に変換される中間調が自然な階調に変換される。
基本的には、図17の場合と同様であるが、図10のデータセットB3が指定され、イメージ内で赤に変換される分類色データCnv=2の中間調制御処理項目Graおよび元濃度保持制御処理項目Dnsの値「YES」が取得されて、図13のステップS1309→S1310の元濃度保持制御処理が実行される。この結果、イメージ内で赤に変換される中間調が自然な階調に変換される。
この場合、図22(a)に示されるように、印刷対象データ中の「水色」のイメージデータ部分2201と薄い「赤色」のイメージデータ部分2202がそれぞれ、図22(b)に示されるように、中間調の「黒色」のイメージデータ部分2203と中間調の「赤色」のイメージデータ部分2204に変換される。
一方、「黒:中間調を使う」設定を解除した場合、図22(c)に示されるように、中間調の「黒色」のイメージデータ部分2203をベタの「黒色」のイメージデータ部分2205に変化させることができる。
この場合、図23(a)に示されるように、印刷対象データ中の「水色」のイメージデータ部分2201と薄い「赤色」のイメージデータ部分2202がそれぞれ、図22(b)の場合と同様の図23(b)に示されるように、中間調の「黒色」のイメージデータ部分2203と中間調の「赤色」のイメージデータ部分2204に変換される。
一方、「赤:中間調を使う」設定を解除した場合、図23(c)に示されるように、中間調の「赤色」のイメージデータ部分2204をベタの「赤色」のイメージデータ部分2301に変化させることができる。
さらに、「黒:中間調を使う」「赤:中間調を使う」の両方の設定を解除した場合、図23(d)に示されるように、中間調の「黒色」のイメージデータ部分2203と中間調の「赤色」のイメージデータ部分2204をそれぞれ、ベタの「黒色」のイメージデータ部分2205とベタの「赤色」のイメージデータ部分2301に変化させることができる。
(付記1)
印刷コマンドを入力し、該印刷コマンドで指定されている色を、明度、彩度、および色相によって表現される色空間上の色に変換する色空間変換部と、
該変換された色を、該色の明度、彩度、および色相を基準に複数の分類色のうちの1つの分類色に分類する色分類部と、
前記複数の分類色と1色以上の印刷色との対応関係を設定した色対応関係情報に基づいて前記分類された分類色の各々を前記1色以上の印刷色のうちの1つの印刷色に変換し、該印刷色を前記入力した印刷コマンドに対応させて出力する分類色→印刷色変換部と、
を備えることを特徴とする色指定印刷のための色変換装置。
(付記2)
前記色対応関係情報を設定する色対応関係情報設定部をさらに備える、
ことを特徴とする付記1に記載の色指定印刷のための色変換装置。
(付記3)
前記印刷色ごとに、該印刷色に中間調を使う旨が予め設定されている場合に、該印刷色に変換される前記分類された分類色に対応する前記色空間上の明度に基づいて、該印刷色における印刷濃度を算出し、該算出された印刷濃度を該印刷色に設定する中間調制御部をさらに備える、
ことを特徴とする付記1または2のいずれかに記載の色指定印刷のための色変換装置。
(付記4)
前記印刷色ごとに、該印刷色に中間調を使うか否かを設定する中間調設定部をさらに備える、
ことを特徴とする付記3に記載の色指定印刷のための色変換装置。
(付記5)
前記印刷色ごとに、該印刷色に中間調を使う旨が予め設定されている場合において、さらに該印刷色に変換される前記分類された分類色の元濃度を保持する設定がされている場合に、前記算出された印刷濃度に前記分類された分類色に対応する所定の定数を乗算し、該乗算の結果得られる印刷濃度を該印刷色に設定する元濃度保持制御部をさらに備える、
ことを特徴とする付記2または3のいずれかに記載の色指定印刷のための色変換装置。
(付記6)
前記印刷色ごとに、該印刷色に中間調を使う旨が予め設定されている場合において、さらに該印刷色に変換される前記分類された分類色の元濃度を保持するか否かを設定する元濃度保持設定部をさらに備える、
ことを特徴とする付記5に記載の色指定印刷のための色変換装置。
(付記7)
前記色分類部は、
前記変換された色の明度が所定の明度閾値に比較して大きくない場合に、該変換された色を黒色の分類色に分類し、
前記変換された色の明度が所定の明度閾値に比較して大きい場合であって、該変換された色の彩度が所定の彩度閾値に比較して大きくない場合に、該変換された色をグレー色の分類色に分類し、
前記変換された色の明度が所定の明度閾値に比較して大きく、かつ該変換された色の彩度が所定の彩度閾値に比較して大きい場合に、該変換された色の色相に基づいて該変換された色を前記黒色および前記グレー色以外の複数の分類色に分類する、
ことを特徴とする付記1ないし6のいずれかに記載の色指定印刷のための色変換装置。
(付記8)
印刷コマンドを入力し、該印刷コマンドで指定されている色を、明度、彩度、および色相によって表現される色空間上の色に変換する色空間変換ステップと、
該変換された色を、該色の明度、彩度、および色相を基準に複数の分類色のうちの1つの分類色に分類する色分類ステップと、
前記複数の分類色と1色以上の印刷色との対応関係を設定した色対応関係情報に基づいて前記分類された分類色の各々を前記1色以上の印刷色のうちの1つの印刷色に変換し、該印刷色を前記入力した印刷コマンドに対応させて出力する分類色→印刷色変換ステップと、
を実行することを備えることを特徴とする色指定印刷のための色変換方法。
(付記9)
印刷コマンドを入力し、該印刷コマンドで指定されている色を、明度、彩度、および色相によって表現される色空間上の色に変換する色空間変換ステップと、
該変換された色を、該色の明度、彩度、および色相を基準に複数の分類色のうちの1つの分類色に分類する色分類ステップと、
前記複数の分類色と1色以上の印刷色との対応関係を設定した色対応関係情報に基づいて前記分類された分類色の各々を前記1色以上の印刷色のうちの1つの印刷色に変換し、該印刷色を前記入力した印刷コマンドに対応させて出力する分類色→印刷色変換ステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記10)
前記コンピュータは、印刷を実行する印刷装置と接続され、
前記プログラムは、前記コンピュータ上で実行されるアプリケーションプログラムから発行される印刷コマンドを処理するプリンタドライバプログラムの一部として実行される、
ことを特徴とする付記9に記載のプログラム。
(付記11)
前記コンピュータは、印刷を実行する印刷装置に内蔵され、
前記プログラムは、前記印刷装置に接続されるコンピュータから入力される印刷コマンド、または前記印刷装置に接続される記録媒体に記憶されている印刷対象データを印刷処理することにより生成される印刷コマンドを処理するプログラムとして前記印刷装置において実行される、
ことを特徴とする付記9に記載のプログラム。
101 プリンタドライバ
102 色空間変換部
103 色分類部
104 分類色→印刷色変換部
105 中間調制御部
106 元濃度保持制御部
107 設定部
108 アプリケーション部
109 画像記憶部
110 プリンタ装置
111 画像記憶部
112 印刷実行部
401、411 CPU
402、412 RAM
403、413 ROM
404 入力装置
405 出力装置
406、414 USB/LAN I/F
407 外部記憶装置
408 可搬記録媒体駆動装置
409 可搬記録媒体
415 プリンタエンジンI/F
416 プリント制御LSI
417 プリンタエンジン
該変換色を、該変換色の明度、彩度、および色相を基準に複数の分類色のうちの1つの分類色に分類する色分類部と、
前記複数の分類色と1色以上の印刷色との対応関係を設定した色対応関係情報に基づいて、前記1色以上の印刷色の中から前記1つの分類色に対応付けられた1つの印刷色を決定し、該1つの印刷色を前記印刷コマンドに対応付ける分類色印刷色対応付け部とを備える。
Claims (11)
- 印刷コマンドを入力し、該印刷コマンドで指定されている色を、明度、彩度、および色相によって表現される色空間上の色に変換する色空間変換部と、
該変換された色を、該色の明度、彩度、および色相を基準に複数の分類色のうちの1つの分類色に分類する色分類部と、
前記複数の分類色と1色以上の印刷色との対応関係を設定した色対応関係情報に基づいて前記分類された分類色の各々を前記1色以上の印刷色のうちの1つの印刷色に変換し、該印刷色を前記入力した印刷コマンドに対応させて出力する分類色→印刷色変換部と、
を備えることを特徴とする色指定印刷のための色変換装置。 - 前記色対応関係情報を設定する色対応関係情報設定部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の色指定印刷のための色変換装置。 - 前記印刷色ごとに、該印刷色に中間調を使う旨が予め設定されている場合に、該印刷色に変換される前記分類された分類色に対応する前記色空間上の明度に基づいて、該印刷色における印刷濃度を算出し、該算出された印刷濃度を該印刷色に設定する中間調制御部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の色指定印刷のための色変換装置。 - 前記印刷色ごとに、該印刷色に中間調を使うか否かを設定する中間調設定部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項3に記載の色指定印刷のための色変換装置。 - 前記印刷色ごとに、該印刷色に中間調を使う旨が予め設定されている場合において、さらに該印刷色に変換される前記分類された分類色の元濃度を保持する設定がされている場合に、前記算出された印刷濃度に前記分類された分類色に対応する所定の定数を乗算し、該乗算の結果得られる印刷濃度を該印刷色に設定する元濃度保持制御部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載の色指定印刷のための色変換装置。 - 前記印刷色ごとに、該印刷色に中間調を使う旨が予め設定されている場合において、さらに該印刷色に変換される前記分類された分類色の元濃度を保持するか否かを設定する元濃度保持設定部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項5に記載の色指定印刷のための色変換装置。 - 前記色分類部は、
前記変換された色の明度が所定の明度閾値に比較して大きくない場合に、該変換された色を黒色の分類色に分類し、
前記変換された色の明度が所定の明度閾値に比較して大きい場合であって、該変換された色の彩度が所定の彩度閾値に比較して大きくない場合に、該変換された色をグレー色の分類色に分類し、
前記変換された色の明度が所定の明度閾値に比較して大きく、かつ該変換された色の彩度が所定の彩度閾値に比較して大きい場合に、該変換された色の色相に基づいて該変換された色を前記黒色および前記グレー色以外の複数の分類色に分類する、
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の色指定印刷のための色変換装置。 - 印刷コマンドを入力し、該印刷コマンドで指定されている色を、明度、彩度、および色相によって表現される色空間上の色に変換する色空間変換ステップと、
該変換された色を、該色の明度、彩度、および色相を基準に複数の分類色のうちの1つの分類色に分類する色分類ステップと、
前記複数の分類色と1色以上の印刷色との対応関係を設定した色対応関係情報に基づいて前記分類された分類色の各々を前記1色以上の印刷色のうちの1つの印刷色に変換し、該印刷色を前記入力した印刷コマンドに対応させて出力する分類色→印刷色変換ステップと、
を実行することを備えることを特徴とする色指定印刷のための色変換方法。 - 印刷コマンドを入力し、該印刷コマンドで指定されている色を、明度、彩度、および色相によって表現される色空間上の色に変換する色空間変換ステップと、
該変換された色を、該色の明度、彩度、および色相を基準に複数の分類色のうちの1つの分類色に分類する色分類ステップと、
前記複数の分類色と1色以上の印刷色との対応関係を設定した色対応関係情報に基づいて前記分類された分類色の各々を前記1色以上の印刷色のうちの1つの印刷色に変換し、該印刷色を前記入力した印刷コマンドに対応させて出力する分類色→印刷色変換ステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 前記コンピュータは、印刷を実行する印刷装置と接続され、
前記プログラムは、前記コンピュータ上で実行されるアプリケーションプログラムから発行される印刷コマンドを処理するプリンタドライバプログラムの一部として実行される、
ことを特徴とする請求項9に記載のプログラム。 - 前記コンピュータは、印刷を実行する印刷装置に内蔵され、
前記プログラムは、前記印刷装置に接続されるコンピュータから入力される印刷コマンド、または前記印刷装置に接続される記録媒体に記憶されている印刷対象データを印刷処理することにより生成される印刷コマンドを処理するプログラムとして前記印刷装置において実行される、
ことを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
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