JP4779536B2 - 撮像装置 - Google Patents
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Description
図1は、撮像装置の要部構成を示すブロック図である。
図1に示す撮像装置1は、光学ブロック2、ドライバ2a、駆動部2b、イメージセンサ3、タイミング発生回路(TG)3a、アナログフロントエンド(AFE)回路4、信号処理回路5、システムコントローラ6、操作部7、グラフィックI/F(インタフェース)8、およびディスプレイ(画像モニタ)8aを具備する。
駆動部2bは、ドライバ2aからの駆動信号を受けて、光学ブロック2の駆動機構を駆動する。
AFE回路4は保持・利得制御回路41およびA/D変換回路(A/D)42を有している。AFE回路4は、例えば1つのIC(Integrated Circuit)として構成され、イメージセンサ3から出力された画像信号に対して、保持・利得制御回路41がCDS(Correlated Double Sampling)処理によりS/N(Signal/Noise)比を良好に保つようにサンプルホールドを行い、さらにAGC(Auto Gain Control)処理により利得(ゲイン)を制御する。また、A/D変換回路42がA/D変換を行いデジタル画像信号を出力する。なお、CDS処理を行う回路は、イメージセンサ3と同一基板上に形成されてもよい。
カメラ信号処理部52は、AFE回路4からの被写体撮像信号に各種補正処理を施すカメラ信号前処理部52aと、WB(ホワイトバランス)アンプ部52bと、WBアンプ部52bから出力される信号の後処理を行うカメラ信号後処理部52cとを有している。
図3は、制御演算処理部を示すブロック図である。
AF演算処理部53dは、被写体までの距離に応じて自動的にレンズを駆動制御するAF処理(自動測距処理)のための各種演算処理を行う。
AWB演算処理部53bは、WB(ホワイトバランス)アンプ部531と、比率制限部532と、ゲート信号生成部533と、領域信号生成部534と、RGB積分部535と、RGB除算部536とを有している。
白色抽出部532aおよび肌色抽出部532bは、それぞれ、入力されるR信号、G信号およびB信号が、白色抽出領域および肌色抽出領域内に存在する信号であるか否かの判定処理を施す。ここで、白色および肌色の判定は、R信号とG信号との比率(R/G)およびB信号とG信号との比率(B/G)に基づいて行う。なお、白色抽出領域、肌色抽出領域、各色の判定に用いる具体的な比率並びに白色抽出部532aおよび肌色抽出部532bの具体的な構成については後述する。
RGB積分部535は、入力されたR信号、G信号およびB信号が演算の対象の信号であるか否かを白色制御対象領域信号とゲート信号生成部533からの白色領域ゲート信号とから判断し、対象となるR信号、G信号およびB信号それぞれを積分する。また、RGB積分部535は、入力されたR信号、G信号およびB信号が演算の対象の信号であるか否かを肌色制御対象領域信号とゲート信号生成部533からの肌色領域ゲート信号とから判断し、対象となるR信号、G信号およびB信号それぞれを積分する。
カメラ信号前処理部52aより入力されたR信号、G信号およびB信号は、WBアンプ部531にて、各色信号毎にゲインを乗ぜられ、ホワイトバランスの調整処理が施される。ホワイトバランス調整処理を施されたR信号、G信号およびB信号は、比率制限部532内の白色抽出部532aおよび肌色抽出部532bにて、白色および肌色領域に存在する信号であるか否かの判定処理が施される。
次に、RGB積分部535により、白色制御対象領域信号に基づいて、入力された信号が演算の対象の信号であるか否かが判断され、R信号、G信号およびB信号それぞれが積分される(肌色制御対象領域信号についても同様)。
再び図1に戻って説明する。
まず、白色抽出領域について説明する。
図5は、白色抽出領域を示す図である。
図5において、斜線にて示された六角形の白色抽出領域Aは、上記選択により最も抽出領域を狭く設定した場合であり、白色抽出領域Aを包含し、白色抽出領域Aよりも広く示された六角形の白色抽出領域Bは、最も抽出領域を広く設定した場合に相当する。このように、抽出領域の上限および下限を段階的に設定することにより、白色の抽出をより精密に行うことができる。
図6は、肌色抽出領域を示す図である。
図6に示すように、肌色抽出領域は、肌色抽出部532bにおいて、肌色の判定に用いるRとGの比率(R/G)およびBとGの比率(B/G)から構成される抽出領域を具体的に示したものである。
図6において、斜線にて示された四角形の肌色抽出領域Cは、最も肌色抽出領域を狭く設定した場合であり、肌色抽出領域Cを包含し、肌色抽出領域Cよりも広く示された四角形の肌色抽出領域Dは、最も肌色抽出領域を広く設定した場合に相当する。このように、抽出領域の上限および下限を段階的に設定することにより、肌色の抽出をより精密に行うことができる。
式(12)〜式(16)もまた、式(11)と同様に変形することにより、RおよびBをGの関数に置き換えることができる。
次に、式(11)〜式(16)によって実現される白色抽出領域を、演算により形成する白色抽出部532aの構成について説明する。
白色抽出部532aは、入力された信号を左(2倍)または右(1/2倍)に所定ビットシフトするシフト部100〜103、107、114、115、117と、入力される2つの信号を加算する加算部104〜106、116と、システムコントローラ6からの選択制御信号に基づき、入力される信号のいずれか一方を選択して出力する選択部108〜113とで構成される演算部並びに入力される信号の大小に応じて1または0を出力する比較部118〜123と、入力される信号の論理積(AND)をとり結果を出力する論理積部124〜127とで構成される判断部で構成されている。なお、以下では、判断部での演算も演算処理という。
論理積部127での論理積演算結果が1の場合は、入力された信号が、図4で示される白色抽出領域内に存在する信号であり、白色に相当すると判定され、論理積演算結果が0の場合は、白色に相当しない信号と判定される。これにより、被写体画像中の白色領域を抽出可能とする。
次に、式(17)〜式(20)によって実現される肌色抽出領域を、演算により形成する肌色抽出部532bの構成について説明する。なお、以下では前述した白色抽出部532aとの相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
肌色抽出部532bは、入力された信号を左(2倍)または右(1/2倍)に所定ビットシフトするシフト部100〜102と、入力される2つの信号を加算する加算部104、106、128、200〜202と、システムコントローラ6からの選択制御信号に基づき、入力される信号のいずれか一方を選択する選択部113、203〜205と、入力される信号の大小に応じて1または0を出力する比較部207〜210と、入力される信号の論理積(AND)をとる論理積部211〜213とで構成されている。
Claims (8)
- 撮像被写体画像から特定の色信号を抽出して処理する機能を備えた撮像装置において、
前記撮像被写体画像から色分解された3つの色信号のうちの1色を基準色信号とし、前記基準色信号と、前記基準色信号に対する他の2つの色信号との比率を、それぞれX軸およびY軸に規定した領域を形成し、入力される前記色信号をそれぞれシフト演算処理するシフト部と、前記色信号の大きさを加算する加算部とによる演算を行って、前記領域内において係数がm×2n(m、n:整数)である複数の直線により囲まれた色抽出領域を算出する演算部と、
前記演算部によって求められた演算結果に基づいて、前記3つの色信号が前記色抽出領域内に存在するか否かを判断する判断部と、
を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記色抽出領域は、肌色抽出領域であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記判断部は、入力された前記色信号の大きさと前記色抽出領域を囲む前記複数の直線各々が示す領域とを比較する比較部と、前記複数の直線各々が示す領域に対応する前記比較部からの比較結果信号の論理積を演算する論理積部とを有し、すべての前記比較結果信号の論理積に基づき、前記色信号が前記色抽出領域内に存在するか否かを判断することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記色抽出領域は、抽出を行う色の数に応じて複数設けられ、
前記各色抽出領域の演算の際に、前記演算部は、前記シフト部および加算部の一部を共有することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。 - 前記複数の色抽出領域は、白色抽出領域および肌色抽出領域であることを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
- 前記演算部は、前記色抽出領域の大きさを選択する選択回路をさらに有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記演算部は、前記シフト部および前記加算部を用いて前記基準色信号と前記他の2つの色信号のうちの1つの色信号との比率および/または前記基準色信号と前記他の2つの色信号の和との比率に上限値および下限値を設定し、
前記選択回路は、前記上限値および前記下限値内の値を選択することにより前記色抽出領域の大きさを選択することを特徴とする請求項6記載の撮像装置。 - 前記演算部は、前記上限値および下限値内の値を段階的に設定することを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
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