JP2528526B2 - Rgb画像からymc画像への色変換方法及び装置 - Google Patents

Rgb画像からymc画像への色変換方法及び装置

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JP2528526B2 JP1320855A JP32085589A JP2528526B2 JP 2528526 B2 JP2528526 B2 JP 2528526B2 JP 1320855 A JP1320855 A JP 1320855A JP 32085589 A JP32085589 A JP 32085589A JP 2528526 B2 JP2528526 B2 JP 2528526B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、RGB画像から印刷等に用いるYMC画像の変換
方法に関する。特に色再現上重要となる記憶色(肌色又
は緑色)領域と、その他の色相領域と予め分離し、それ
ぞれ異なる係数からなる色変換式を用いて部分的に色変
換を行い、しかる後それぞれの変換画像を再度合成する
ようになした変換方法及び装置に関するものである。
更に本発明は、RGB画像から印刷等に用いるYMC画像に
変換するにあたり、記憶色のうちでも、肌色(顔パター
ン)領域をその他の色相領域と区別し、肌色領域を部分
的に色変換し、その後それぞれを合成して、1枚のYMC
印刷画像を作成する方法及び装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、TV画像、電子スチル画像、CG画像等、R(レッ
ド)、G(グリーン)およびB(ブルー)より成り立っ
ている画像を、印刷、コピー、プリント等にするには、
RGB色をY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シア
ン)、更にはBL(ブラック)に変換している。今日、T
V、ハイビジョン、ビデオ、電子スチルカメラ、CG等カ
ラーモニター等の画像を、カラープリントあるいは印刷
する機会が増えており、画像全体はもちろんのこと、特
に肌色(顔色)の色再現を良くしたいという要望が強
く、カラーモニターに表示されたTV画像やCG等から色再
現性に優れる各種ハードコピーを得るための研究が活発
に行われている。
以下、TV画像から印刷画像を作成する場合の従来の方
法について述べる。
まず最初、NTSC方式のコンポジット信号であるTV信号
は、デコーダーに入力され、ここでRGBの3色のカラー
画像信号にデコードされる。
そして、A/D変換され、コンピューターのメモリー等
に格納される。RGB画像を印刷に適したYMC画像に変換す
るためには、格納されたRGB画像をカラーモニター上に
まず表示し、カラーモニター(CRT)上のカラー画像を
見ながら、色修正(画像全体の)、調子修正(画像全体
の)、シャープネス処理等必要な処理を行う。そして、
最後にR,G,B信号を印刷色のY,M,Cに変換する処理を行
い、カラーコピーや印刷用フィルムに出力する。
この一連の処理においては、カラーモニターを見なが
ら画像全体の色再現、調子が最も良好になるような処
理、即ち、CRT画像上と、印刷画像上の多数の色の平均
色差が最小となるように色変換条件を設定して処理して
いたものである。
[発明が解決しようとする課題] 従って、カラーコピー、プリント、印刷において、記
憶色として最も重要視される顔色等が好ましい顔色(肌
色)に処理され、再現されるとは限らないものであっ
た。
この従来法においては、カラーモニター画像を見て、
調子補正、色補正は出来るが、あくまでも画像全体のカ
ラーバランス上の補正であり、最も重要視される記憶色
の色再現を部分的に良くするものではなかった。
そこで、ハードコピーの色再現において、最も重要視
されている肌色、特に顔領域の色再現を向上するための
方法として、実際の作業者が、カラーモニター上の画像
の顔の部分をライトペン、カーソル等でその輪郭をなぞ
り、エリア指定を行い、即ちマスキング処理を行い、そ
の部分を特別に色修正する方法も行われている。
しかし、この方法におけるマスキング処理は自動的に
行うものではなく、また多くの手間がかかるものであっ
た。一方、この方法はモニター上のRGB信号のレベルを
実際のモニターを見ながら画面の顔パターン部分のRGB
のレベル値を変更して色修正を行うものであるため、モ
ニター色のRGB色と印刷色のYMC色とを一致させるべくレ
ベル値の変更を行うためには、相当の熟練が要求される
ものであった。
また、この処理を行うには、この作業を行うためのメ
モリー領域及び画像処理ソフト、デジタイザー等が必要
であり、システムの価格も高価となるものであった。
また、自動的に肌色領域を抽出する方法としては、ネ
ガカラーフィルムにおいて、撮影光源を同定しそれから
肌色領域を抽出する方法は既に報告されている。
しかし、テレビ画像については、撮影条件、使用機
材、色調節、受信状態等の差異から再現される肌色領域
は極めて広範囲に分布しているため、ネガカラーフィル
ムの場合の方法をそのまま適用することが出来ないもの
であった。
本発明は、TV、ビデオ画像等から自動的にカラーモニ
ター上の記憶色部分(肌色又は緑色)を抽出し、抽出し
た記憶色領域及びその立の色領域について、自動的によ
り好ましい色変換式を選択し、記憶色部分の色再現性に
優れた印刷、コピーを得るための色変換を行う方法を提
供することを目的とするものである。
また、本発明は上記処理に適した装置を提供すること
をも目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 即ち、本発明は、RGB信号からなる画像中の記憶色に
相当する部分を抽出する手段と、RGB信号からなる画像
中の記憶色に相当する部分の色変換を、記憶色のカラー
チャートにより求めた係数からなるRGB/YMC色変換式を
適用して、部分的に色変換する手段と、RGB信号からな
る画像中の記憶色以外に相当する部分の色変換を、全色
のカラーチャートより求めた係数からなるRGB/YMC色変
換式を適用して、部分的に色変換する手段と、記憶色部
分の色変換後の画像と、記憶色以外の部分の色変換後の
画像とを合成する手段とから構成されることを特徴とす
るRGB画像からYMC画像への色変換方法及び装置を提供し
ようとするものである。
[実施例1] 以下、本発明の方法について、より詳しく説明する。
まず、最初色変換マトリックス係数を求めるためのカラ
ーチャートの作成方法及びその係数の求め方について説
明する。
全色のカラーチャートを得る方法として、網点0〜10
0%の範囲で5%きざみのカラーチャートを得るために
R,G,B各色の8ビットレベル値を255,242,230,217,204,1
91,179,166,153,140,128,115,102,89,77,64,51,38,26,1
3,0と定めた。
そして、R,G,B各色の各レベルを入力し、0〜100%の
5%ぎざみの網点領域21×3種を作成した。
R信号で作成した各網点領域パターンをC(シアン)
インキ、G信号で作成した各網点領域パターンをM(メ
ゼンタ)インキ、B信号で作成した各網点領域パターン
をY(イエロー)インキで、印刷出来るようにして、63
種の各パターンが組み合さるように、印刷版を作成し、
C,M,Yの3色印刷を行って各色(C,M,Y)、各網点%の組
み合せによる1000色の全色のカラーチャートを作成し
た。このカラーチャートを用いて印刷物の各色の色の分
光光度計を用いて測定し、XpiYpiZpi値を求めた。
一方、定めた上記レベル値を印刷で組み合せたと同じ
組み合せの値で、R,G,B(C,M,Y)レベルとして、カラー
モニターに入力する。モニター上に形成された各色を放
射分光光度計(例えばトプコン製,SR−1)で測定しXci
YciZciを求める。
求めたXpiYpiZpi,XciYciZciより、印刷色(C,M,Y)及
びモニター色(R,G,B)の例えばL色差を色
差式(1)にて求める。
=25(100Y/YO)−16 1≦Y≦100 U=13L(U′−UO′) V=13L(V′−VO′) 次に両者の色差が最小になるように重回帰分析の手法
を用いて、R,G,BからY,M,Cを求めるためにマスキングマ
トリックスの係数aijを求める。色変換のためのマスキ
ングマトリックスとしては、一次の場合は、(2)式で 二次の場合は、(3)式が利用出来る。
以上の方法で、全色カラーチャートを用いた場合の色
変換のためのマスキングマトリックスの係数が求まるこ
とになる。
一方、記憶色、例えば、肌色の部分のR,G,BをY,M,Cに
変換するための色変換マトリックス係数を求める方法
は、上記述べた方法において、肌色に限るため、網点の
レベル範囲を狭くし、網点パーセントのきざみを1%づ
つにして変換精度を高めるようにする必要がある。
即ち、カラーモニターに、R,G,B各レベルを入力し、
例えば日本人の肌色にふさわしい色となるよう約400組
のR,G,Bのレベルを組み合せた。その組み合せの各色を
放射分光光度計で測定し、その値をXci′,Yci′,Zci
とした。1000組のR,G,Bのレベルの各レベルをシステム
に入力しRレベルからCインキ、GレベルからMイン
キ、BレベルからYインキが刷れるようにし、さらに10
00組の組み合せがC,M,Yインキで重ね刷りが出来るよう
に印刷版を作成した。この印刷版を用いて、C,M,Y3色印
刷を行い、1000組のカラーチャートを分光光度計で測定
してXpi′,Ypi′,Zpi′の値を求めた。
更に両者の刺激値より色差式(1)を用いて、色差を
求め両者の色差が最小になるように重回帰分折の手法を
用いてマスキングマトリックス係数{ai′j′}を求め
た。
しかして、記憶色のうち肌色におけるR,G,BをY,M,Cに
色変換する変換マトリックスの前述一次かくして二次の
係数が求められる。
なお、上記方法においては、L,U,V系の色差式
でもって、係数を求めているが、その他の色差式、例え
ばL,a,b等も利用出来るものである。
以上の測定及び計算により、全色の場合の色変換係数
と、記憶色独特の色変換係数とが、それぞれ求められ
る。
しかして、実際処理すべきTV画像について、記憶色領
域とその他の色領域とを、それぞれ区別して、RGB−CMY
色変換マトリックスを適用することにより、2枚の画像
を得それを合成すれば、記憶色領域のRGBを理想とする
印刷色のYMCに変換することが出来る。
次いで、RGB画像の記憶色の場合の肌色に相当する色
度分布を統計的にとらえ、色度の関数とした肌色領域を
示す確立式の求め方について説明する。
まず、多数のTV画面から、肌色に相当する多数(N
個)の画素のRGBデータを測定する。そして、得られたR
GBデータを(4)式に基づいて計算し、肌色色度を求め
る。
ri=Ri/(Ri+Gi+Bi) gi=Gi/(Ri+Gi+Bi)……(4) ri+gi+bi=1 (ただし、iは、1≦i≦Nであり、Ri,Gi,Biは各画素
のRGBデータである) ついで、ri,giのバラツキ即ち分散σ2ri,σ2giを
(5)の分散式より求める。
ついで、ri,giの相関係数aを下記(6)より求め
る。
ついで、肌色領域内に入る確立λを(7)式より求め
る。
(ただし、N′は、度数を示し、N′<Nである。) なお、N′を変化させることにより、肌色領域の範囲
を変化させることが出来る。
一方、計算により求めた色度をr軸、g軸のグラフに
プロットし、肌色に相当する色度の分布状況から、肌色
領域を規定する判別式を求める。
なお、第1図は、N=4000の場合について、実際TV画
像の肌色領域について測定した場合のグラフであり、こ
の場合は、楕円の式で肌色領域を近似することが出来
る。ただし、判別式については、楕円に限定されること
なく、円もしくは方形であっても差し支えないものであ
る。
この実験結果に基づいて、肌色領域を楕円式で規定す
る場合は、下記(8)式で表現することが出来る。
以上のようにして求められた判別式(例えば、前記式
(6)式)に、処理すべきTV画像の各画素のRGB値より
計算されるr,gの色度を当てはめ、それを満足する要素
が、肌色領域として自動的に抽出することが可能とな
る。なお、肌色について説明したが、他の記憶色である
緑色の場合は、緑色に相当するTV画像について測定する
ことで、緑色部分を特定する判別式が得られるものであ
る。
さて、上記手順により肌色領域が抽出されたTV画像
は、2値化された後に、膨張・収縮・孤立点除去等の平
滑化処理を施こすことが行われる。
膨張・収縮処理において、膨張処理とは、2値化され
た画像の境界点を太らせる処理であり、逆に収縮処理と
は、境界点を取り除き小さくする処理である。
上記膨張・収縮処理は、しばしば組み合わせて行い、
2値化画像の中の小成分や小さな孔を検出したり、消滅
させたりすることが出来る。
また、孤立点除去に関しては、2値化画像の一つの注
目画素(xij)において、上記処理と同様、近傍画素の
値との関係を考慮することで、操作をすることが出来
る。
以上の処理で、処理すべきTV画像から、記憶色に相当
する部分の自動的抽出が出来るもので、この方法によっ
て得た2値化画像でもって、処理画像をマスキングし、
目的とする色変換を行うことが出来るものである。
しかし、肌色抽出後の顔パターンをもって行う場合に
は、以下の処理を更に行い、より精度の高い顔パターン
領域を抽出することが望ましいものである。
即ち、2値化画像において、更にラベル付け処理を行
う。ラベル付けに関しては、同じ連結成分に属するすべ
ての画素に同じラベル(番号)を割り当てることで、連
結成分の個々の属性を区別するための画像処理である。
以上の操作で、TV画像中の肌色に相当する領域の抽出
並びに抽出画像の平滑化、属性ごとのラベリングがなさ
れるが、ラベル付けされた肌色2値化画像には、顔パタ
ーンに相当する部分以外に、肌色で構成される腕、脚等
の部分も多く含まれるものであ。これら部分は、顔とは
異なり、細長い領域で構成される場合が多いため、形状
を判別することで、顔パターン領域の認識の精度を良く
することが出来る。その為には、顔パターン領域を面
積、周囲長、外接長方形の縦横比を特長ベクトルとして
用いて処理することが好ましいものである。
具体的には、ラベル付けされた肌色領域について、そ
の面積Sと、周囲長Lの2乗の比qの式、 q=S/L2……(9) を用いて、顔パターン部を認識することが出来るもので
ある。
即ち、前記(9)式を円形、正方形、正三角形の場合
に当てはめると、 円形:q=πr2/(2πr)=0.0769 正方形:q=r2/(4r)=0.0625 となり、形の大きさに関係なく、形状が複雑になればな
るほど、qの値は小さくなる。従って、予め多くの顔パ
ターンについて、qの値を測定し、qの値の範囲を定め
ることによって、顔パターンの認識・区別をすることが
出来る。
また、ラベル付けされた肌色領域の各々について、外
接長方形を算出し、肌色領域の面積Sとそれに対応する
外接長方形の面積S′との比pを求める式(10)即ち、 p=S/S′……(10) は、細長い形状を示す腕、脚に相当する部分の方が、小
さくなる。また、外接長方形の縦横比も同様小さくなる
ものである。
以上、ラベル付けされた肌色領域の面積、周囲長、外
接長方形の縦横比の特長ベクトルとして用いて処理する
ことにより、より正確に顔パターン領域を判別すること
が出来るものである。
以上、TV画像から記憶色領域を抽出するための判別式
等について説明したうえで、本発明の方法をさらに説明
する。
TV等のRGB信号は、必要に応じてA/D変換し、記憶メモ
リーに格納される。
次に、メモリーにストアされた入力画像(RGB画像)
を印刷に適したYMC画像に変換するために、RGB画像をカ
ラーモニター上にまず表示し、カラーモニター上のカラ
ー画像を見ながら調子の補正、シャープネス処理等を行
う。そして、この画像を別のメモリーエリアに格納す
る。
次に、この画像を順次にメモリーから呼び出し、RGB
信号より色度を算出し、与め定めてある記憶色、例えば
肌色判別式に、求めたR,G,B値を代入して、肌色判別を
行う。肌色と判別された画素のアドレスは1とし、肌色
からはずれた画素は0として、メモリーに格納し、肌色
領域の2値画像を作成する。前記2値画像を膨張・収縮
処理、孤立点除去処理の平滑化処理し、さらにラベル付
け処理を行う。前記手段によりラベル付けされた2値画
像について、面積、周囲長、外接長方形を測定し、顔パ
ターンを抽出する手段を用いて、顔パターン領域を求
め、これを顔パターンマスクとして、メモリーに格納す
る。
次にマスクをメモリーより呼び出し、前記処理したRG
B画像との論理和をとる。この画像をR1,G1,B1として、
メモリーに格納する。
一方マスクをビット反転して、前記処理されたRGB画
像と論理和をとり、画像R2,G2,B2としてメモリーに格納
する。
R1,G1,B1は肌色画像として肌色用色変換式を用いて色
変換を行い、C1,M1,Y1としてメモリーに格納する。
更にR2,G2,B2は一般的な全色を色変換するための色変
換式を用いて色変換を行い、C2,M2,Y2画像としてメモリ
ーに格納する。
各メモリーよりC1,M1,Y1及びC2,M2,Y2を呼び出し両画
像の論理和をとり、C,M,Y画像としてメモリーに格納す
る。
かくして、顔色の印刷色を良くした印刷画像(C,M,
Y)が求められる。
以上の画像処理の流れを示したのが、第2図(a),
(b),(c)に示したフローチャートである。
以上、本発明に係るRGB/YMC色変換方法について説明
したが、本発明は更にこの方法を実施するための装置を
提供しようとするものである。
[実施例2] 即ち、本発明に係る装置は、RGB信号からなる画像か
ら、YMC信号からなる画像への変換のための画像処理装
置において、RGB画像源から、所望の画像を選択し、選
択された画像信号について、必要に応じてA/D変換を行
った後、画像を記憶する記憶部を有する入力部と、前記
記憶部に記憶された画像信号を読出し、平滑化処理、ア
スペクト比補正、階調補正、シャープネス等の画質向上
処理を行い、該処理された画像を記憶する記憶部を有す
る画質向上処理部と、前記記憶部に記憶された処理画像
信号を読出し、記憶色領域と記憶領域でない領域として
区別し、それぞれの2値化画像を記憶させる記憶部とを
有する記憶色領域判別処理部と、画質向上処理がなされ
た画像を記憶した記憶部から画像信号を読出し、記憶色
領域と他の色相領域とを区別して、それぞれの色変換に
適したRGB−YMC色変換式を選択使用して、RGB色からYMC
色に変換した後、変換画像を記憶する記憶部を有する色
変換処理部と、色変換後の変換画像を読出し、合成した
YMC信号を出力する出力部と、から構成されるものであ
る。
以下においては、本発明の好適な実施例たる画像信号
の処理装置をより具体的に説明する。
第3図は、本発明に従う画像信号の処理方法を実施す
るための画像信号の処理装置を示す略ブロック図であ
る。
入力画像信号としては、テレビジョン1からのTV信
号、VTR2からのVTR信号、電子スチルカメラやレーザー
ディスク等のVDR装置3からのVDR信号か使用出来る。ま
た、フィルム、スライド、テロップ等のテレシネ装置4
を介して得られたテレシネ信号も利用出来る。以下、こ
れらの信号をも含めて総称的にTV信号と記す。これらの
TV信号は、RGBデコーダー7により、RGB信号に分離され
た後アナログ信号であるため、A/D変換器8により量子
化され、フレームメモリー9にアドレスをもった信号と
して記憶される。一方、予め、デジタル化された信号、
例えば光ディスク5或はコンピューターグラフィックス
(CG)6等からのデジタル信号も入力信号として使用出
来、A/D変換器8を介さずにフレームメモリー9に記憶
される。
なお、入力画像信号の選択は、制御部10によって行わ
れる。D/A変換器11及びモニタディスプレイ12はフレー
ムメモリー9の信号を必要に応じディスプレイ上に写し
出すための装置である。
次に、フレームメモリー9に記憶された入力画材信号
は、画質向上処理部13に供給される。
以上のように、TV信号等入力画像信号の場合には、こ
のフレームメモリーの(例えば512×512個の)各アドレ
ス(画素に相当する)に、例えば8ビット(従って256
レベル)の濃度値として記憶される。
フレームメモリー9に蓄えられた入力画像信号は、次
いで、画質向上処理部13で必要な画質向上処理が行われ
ることとなる。
この画質向上処理部13においては、フレームメモリー
9より読出した画像信号について必要に応じてアスペク
ト比補正、階調補正、シャープネス等の処理が行われ、
処理後の画像信号は、CPU14を経由して、RAM15に蓄えら
れる。このとき、RAM15に蓄えられた画像信号は、必要
に応じ、フロッピーディスク、ハードディスク等のイメ
ージファイル16に蓄えることも可能であるし、また必要
に応じCRTディスプレイ17でもって表示し、確認するこ
とも出来るものである。
このようにしてRAM15もしくはイメージファイル16か
ら読出され、RAM15に蓄えられた画像信号は、第2図
(a),(b)に示すフローチャートに従い、顔パター
ンの抽出のための画像処理を行う。
前述のフローチャートによる顔パターンの抽出のため
の処理は、CPU14でもって行われ、RAM15に処理後の画像
が蓄えられる。このとき、RAM15に蓄えられた顔パター
ンの抽出された画像信号は、必要に応じ、フロッピーデ
ィスク、ハードディスク等のイメージファイル16に蓄え
ることも可能であるし、また必要に応じCRTディスプレ
イ17でもって表示し、確認することも出来るものであ
る。
RAM15もしくはイメージファイル16から読出され、RAM
15に蓄えられた顔パターンを抽出した2値化画像信号
は、画質向上処理がなされたRGB画像からなる画像信号
の読出しにおいて、アドレスが反転され、肌色に相当す
る場合は、肌色色変換マトリックスを選択し、そうでな
い場合は全色の色変換マトリックスを選択して、RGB→Y
MCへの色変換が第2図(c)のフローチャートに従い行
われる。色変換処理をなされた後、色変換後の信号は、
RAM15の別のエリア等に蓄えられる。また色変換された
信号は、必要に応じ、高解像度の画像を得るための補間
処理を行うことも出来る。
以上、色変換処理、補間処理がなされた後、画像メモ
リー18に蓄えられた画像データは、インターフェース19
を介して出力装置20により、例えば、写真フィルム、印
画紙等に出力されることとなる。なお、第2図では示し
ていないが、出力装置とは、レーザービームプロッター
等を意味しスキャナーの出力部を使用することも可能で
ある。また出力装置にバッファーメモリー等を設けてあ
る場合は、それに画像データを一時蓄えてから出力する
ことも可能であり、また印刷等の網点化画像を必要とす
る場合は、画像データを網かけした後出力することも可
能である。
[実施例3] 実際に、本発明に従う処理方法を一般放映されている
TV映像に適用してみたところ良好な結果が得られてい
る。即ち一般放映されているTV映像の画像信号を用い
て、RGBデコーダーにより色分離し、そのRGB信号をA/D
変換器を通してデジタル変換したものを512×480の数の
画素についてフレームメモリーに濃度レベル8ビットの
分解能で記録する。次にこの記憶されたデジタル画像に
ついて、第3図(a),(b)に示したフローチャート
に従い、顔パターンの抽出を行った。その結果、顔パタ
ーン部分が自動的に区別出来た。
尚、第4図(a)〜(c)は、その処理過程を示す写
真であり、処理の過程をCRT17上に出力し、スチルカメ
ラで撮影した写真である。
第4図において、(a)は、肌色部抽出前の画像の写
真を示し、(b)は、肌色部抽出後の画像の写真を示
し、(c)は更に、平滑化、ラベル化及び顔パターンの
抽出を行った後の画像の写真である。
ついで、第2図(c)に示したフローチャートに従い
部分的な色変換を行い合成して、YMCの1枚の画像を得
ることが出来る。このYMC各信号でもって、印刷用のYMC
各版を製版し、印刷を行ったところ、肌色部分の色再現
が良好なカラー印刷物を得ることが出来た。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の方法に従えば、TV、ビ
デオ等のRGB電子映像から、記憶色部分を自動的に認識
区別し、それぞれの部分に適した色変換式でもって色変
換を行うことが出来るため、記憶色部分の色再現性に優
れた印刷物等を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は肌色サンプルの色度分布を示す説明図。 第2図(a),(b),(c)は本発明の一実施例のフ
ローチャート。 第3図は本発明の一実施例の要部ブロック図。 第4図(a),(b),(c)は本発明を一般に放映さ
れているTV映像に適用したときの画像処理の状態を示す
写真。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 9/79 B41J 3/00 B (72)発明者 加藤 法也 東京都武蔵野市堺2丁目10番6号 サカ タインクス株式会社武蔵野寮内 (72)発明者 梅村 宣史 東京都武蔵野市堺2丁目10番6号 サカ タインクス株式会社武蔵野寮内 (56)参考文献 特開 昭60−91770(JP,A) 特開 昭62−229478(JP,A) 特開 平1−120965(JP,A)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】RGB信号からなる画像中の記憶色に相当す
    る部分を判別して抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された前記画像中の記憶色に相
    当する部分の色変換を、記憶色領域のカラーチャートよ
    り求めたRGB・YMC色変換式を適用して部分的に色変換す
    る色変換手段と、を備えたことを特徴とするRGB画像か
    らYMC画像への色変換装置。
  2. 【請求項2】RGB信号からなる画像中の記憶色に相当す
    る部分と該記憶色以外に相当する部分とを判別してそれ
    ぞれ抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された前記画像中の記憶色に相
    当する部分の色変換を、記憶色領域のカラーチャートよ
    り求めた第1のRGB・YMC色変換式を適用して部分的に色
    変換する第1の色変換手段と、 前記抽出手段により抽出された前記画像中の記憶色以外
    に相当する部分の色変換を、全色相領域のカラーチャー
    トより求めた第2のRGB・YMC色変換式を適用して部分的
    に色変換する第2の色変換手段と、 記憶色部分の色変換後の画像と記憶色以外の部分の色変
    換後の画像とを合成する画像合成手段と、を備えたこと
    を特徴とするRGB画像からYMC画像への色変換装置。
  3. 【請求項3】前記記憶色部分が、肌色または緑色部分で
    ある請求項1または2に記載のRGB画像からYMC画像への
    色変換装置。
  4. 【請求項4】前記記憶色部分が肌色の顔パターン部分で
    ある請求項1または2に記載のRGB画像からYMC画像への
    色変換装置。
  5. 【請求項5】RGB信号からなる画像中の記憶色に相当す
    る部分を判別して抽出する抽出ステップと、 前記抽出ステップにより抽出された前記画像中の記憶色
    に相当する部分の色変換を、記憶色領域のカラーチャー
    トより求めたRGB・YMC色変換式を適用して部分的に色変
    換する色変換ステップと、 を備えたことを特徴とするRGB画像からYMC画像への色変
    換方法。
  6. 【請求項6】RGB信号からなる画像中の記憶色に相当す
    る部分と該記憶色以外に相当する部分とを判別してそれ
    ぞれ抽出する抽出ステップと、 前記抽出ステップにより抽出された前記画像中の記憶色
    に相当する部分の色変換を、記憶色領域のカラーチャー
    トより求めた第1のRGB・YMC色変換式を適用して部分的
    に色変換する第1の色変換ステップと、 前記抽出ステップにより抽出された前記画像中の記憶色
    以外に相当する部分の色変換を、全色相領域のカラーチ
    ャートより求めた第2のRGB・YMC色変換式を適用して部
    分的に色変換する第2の色変換ステップと、 記憶色部分の色変換後の画像と記憶色以外の部分の色変
    換後の画像とを合成する画像合成ステップと、 を備えたことを特徴とするRGB画像からYMC画像への色変
    換方法。
  7. 【請求項7】前記記憶色部分が、肌色または緑色部分で
    ある請求項5または6に記載のRGB画像からYMC画像への
    色変換方法。
  8. 【請求項8】前記記憶色部分が肌色の顔パターン部分で
    ある請求項5または6に記載のRGB画像からYMC画像への
    色変換方法。
  9. 【請求項9】前記抽出するステップが、RGB信号からな
    る画像の記憶色画素のRGB画像から色度を求め統計的手
    法に基づき記憶色に相当する領域を色度の関数として表
    した判別式を用いて、前記画像の記憶色領域を判別する
    ステップを含むことを特徴とする請求項5乃至9のいず
    れかに記載のRGB画像からYMC画像への色変換方法。
  10. 【請求項10】前記抽出するステップが、抽出した記憶
    色領域を2値化画像とし、さらに膨張・収縮処理、孤立
    点除去処理を行い、該2値化画像を平滑化するステップ
    を含むことを特徴とする請求項5乃至9のいずれかに記
    載のRGBが画像からYMC画像への色変換方法。
  11. 【請求項11】前記抽出ステップが、抽出した該記憶色
    領域を2値化画像とし、さらにラベル付け処理を行い、
    記憶色領域の属性を区別するステップを含むことを特徴
    とする請求項5乃至10のいずれかに記載のRGB画像からY
    MC画像への色変換方法。
  12. 【請求項12】前記抽出ステップが、肌色領域のラベル
    付け処理を行った2値化画像について、面積、周囲長、
    外接長方形に照らし合わせて顔パターンを抽出するステ
    ップを含むことを特徴とする請求項5乃至11のいずれか
    に記載のRGB画像からYMC画像への色変換方法。
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