JPH05134530A - デジタル複写装置 - Google Patents

デジタル複写装置

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JPH05134530A
JPH05134530A JP3045881A JP4588191A JPH05134530A JP H05134530 A JPH05134530 A JP H05134530A JP 3045881 A JP3045881 A JP 3045881A JP 4588191 A JP4588191 A JP 4588191A JP H05134530 A JPH05134530 A JP H05134530A
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JP
Japan
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developing
image
electrostatic latent
recording signal
writing
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JP3045881A
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Koichi Noguchi
浩一 野口
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/50Picture reproducers
    • H04N1/506Reproducing the colour component signals picture-sequentially, e.g. with reproducing heads spaced apart from one another in the subscanning direction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems

Abstract

(57)【要約】 [目的]この発明は、現像器の空回転状態を少なくでき
て装置の小型化を計るとともにモータの負荷変動による
複写画像の乱れを防止することを目的とする。 [構成] この発明は、第2の記録信号の有無を検出す
る信号有無検出手段1と、この信号有無検出手段1が第
2の記録信号有りを検出した時点で第2の現像手段の駆
動を開始させ、第2の現像手段の駆動中に信号有無検出
手段1が第2の記録信号無しを検出してから所定の時間
後に第2の現像手段の駆動をオフにする制御手段2とを
備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光体に2色の記録信号
を順次に書き込み、1回の転写で2色のハードコピーを
得る電子写真方式のデジタル複写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、電子写真方式の画像形成装置は感
光体ドラムを回転させて感光体ドラムを帯電器により均
一に帯電させた後に露光手段により感光体ドラムに画像
データの書き込みを行って静電潜像を形成し、現像器を
感光体ドラムの回転と略同期して駆動して感光体ドラム
上の静電潜像を現像器により現像した後に転写装置によ
り転写紙に転写している。
【0003】この画像形成装置では、現像器を感光体ド
ラムの回転と略同期して駆動するので、画像データが画
像比率の小さいものである場合には現像器が現像を行わ
ずに空回転する状態が生じ、現像剤の劣化や飛散,複写
画像のトナーかぶり,機能低下による寿命の短縮が生ず
る。そこで、特開平2ー134660号公報には、電子
写真方式の画像形成装置において、現像器の空回転状態
が生ずるのを規制することを目的として、感光体に画像
データを書き込む位置から現像器の立上りに必要な時間
に相当する分だけ離れた位置に現像器を設けたものが記
載されている。この画像形成装置では、各ページにおい
て画像データが始めて現れた時に現像器駆動用クラッチ
をオンさせてモータにより現像器を駆動し、そのページ
の終り又は所定時間後に現像器駆動用クラッチをオフさ
せるようにしている。上記モータは現像器及び感光体ド
ラムの駆動源として用いられ、クラッチにより現像器に
接離されるだけでなく、別のクラッチにより感光体ドラ
ムに接離される。
【0004】さらに、被複写物からの光像を受光して黒
色の画像データを得ると共にこの黒色の画像データより
特定の色、例えば赤色の画像データを分離する読み取り
手段と、前記黒色の画像データにより感光体に書き込み
を行って静電潜像を形成する第1の書き込み手段と、前
記静電潜像を現像してトナー像とする第1の現像器と、
前記感光体に対して前記第1の現像器による静電潜像の
現像後に前記赤色の画像データを所定の時間遅延させて
感光体に書き込むことにより静電潜像を前記トナー像に
重ねて形成する第2の書き込み手段と、この第2の書き
込み手段により形成された静電潜像を現像してトナー像
とする第2の現像器と、この第2の現像器と前記第1の
現像器とにより現像されたトナー像を同時に転写紙に転
写する転写手段と、前記現像器を複写動作の開始から複
写動作の停止まで駆動する駆動手段とを有するデジタル
複写装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平2ー13466
0号公報記載の画像形成装置では、感光体に画像データ
を書き込む位置から現像器の立上りに必要な時間に相当
する分だけ離れた位置に現像器を設け、各ページにおい
て画像データが始めて現れた時に現像器駆動用クラッチ
をオンさせるので、現像器を書き込む位置から現像器の
立上りに必要な時間に相当する分だけ離れた位置まで離
さなければならず、装置を小型化したい場合に障害とな
る。また、各ページにおいて画像データが始めて現れた
時に現像器駆動用クラッチをオンさせてモータにより現
像器を駆動し、そのページの終り又は所定時間後に現像
器駆動用クラッチをオフさせるので、ページの先端部に
だけ画像が存在する場合には現像器の空回転状態が生ず
るのを規制するという目的に対して効果が少ない。特
に、2色のハードコピーを得る複写装置、例えば黒色と
赤色の現像器を用いて黒色と赤色の2色のハードコピー
を得る複写装置において赤色の現像器に対して特開平2
ー134660号公報記載のような現像器の空回転状態
が生ずるのを規制する技術を適用した場合には、画像の
先端部に日付印とか印鑑とかが捺印されているような比
較的多く見られる原稿に対して十分な効果が上がらな
い。さらに、1つのモータを現像器及び感光体ドラムの
駆動源として用いるので、クラッチで現像器をオン/オ
フすると、モータの負荷が急変して感光対ドラムの回転
ムラが生じやすくなり、形成画像に乱れを起こす。
【0006】また、上記デジタル複写装置では、原稿読
み取り手段により黒色の画像データを得ると共にこの黒
色の画像データより赤色の画像データを分離するので、
赤色の画像データが何時得られてもその感光体への書き
込み及び現像を行えるように現像器を複写動作の開始か
ら複写動作の停止まで駆動しており、このため、赤色の
画像データが画像比率の小さいものである場合には現像
器の空回転状態が生じて現像剤の劣化や飛散,複写画像
のトナーかぶり,機能低下による寿命の短縮が生ずる。
ここに、通常の事務用原稿は黒色1色のものが多く、黒
色以外の色を含むものが少ない。事務用原稿で多く見ら
れる赤色を含むものは、赤色の日付印や検印を有するも
の、赤色でアンダーラインが引かれたもの、赤色で添削
されたものなどである。これらの原稿における赤色の部
分は、原稿の特定の位置に集中していたり、原稿全体に
占める赤色の部分の面積が黒色の部分に比べて著しく狭
いものが圧倒的に多い。したがって、赤色の現像器は空
回転状態が長いことになり、現像剤の劣化や飛散,複写
画像のトナーかぶり,機能低下による寿命の短縮が生ず
る。
【0007】本発明は上記欠点を改善し、現像器の空回
転状態を少なくできて装置の小型化を計ることができる
とともにモータの負荷変動による複写画像の乱れを防止
できるデジタル複写装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、被複写物からの光像を受光して
2色の第1の記録信号及び第2の記録信号を得る読み取
り手段と、前記第1の記録信号に基づいて感光体に書き
込みを行って静電潜像を形成する第1の書き込み手段
と、前記静電潜像を現像してトナー像とする第1の現像
手段と、前記感光体に対して前記第1の現像手段による
静電潜像の現像後に前記第2の記録信号に基づいて感光
体に書き込みを行って静電潜像を前記トナー像に重ねて
形成する第2の書き込み手段と、この第2の書き込み手
段により形成された静電潜像を現像してトナー像とする
第2の現像手段と、この第2の現像手段と前記第1の現
像手段とにより現像されたトナー像を同時に転写紙に転
写する転写手段とを有するデジタル複写装置において、
図1に示すように前記第2の記録信号の有無を検出する
信号有無検出手段1と、この信号有無検出手段1が前記
第2の記録信号有りを検出した時点で前記第2の現像手
段の駆動を開始させ、前記第2の現像手段の駆動中に前
記信号有無検出手段1が前記第2の記録信号無しを検出
してから所定の時間後に前記第2の現像手段の駆動をオ
フにする制御手段2とを備えたものであり、
【0009】請求項2の発明は、被複写物からの光像を
受光して2色の第1の記録信号及び第2の記録信号を得
る読み取り手段と、前記第1の記録信号に基づいて感光
体に書き込みを行って静電潜像を形成する第1の書き込
み手段と、前記静電潜像を現像してトナー像とする第1
の現像手段と、前記感光体に対して前記第1の現像手段
による静電潜像の現像後に前記第2の記録信号に基づい
て感光体に書き込みを行って静電潜像を前記トナー像に
重ねて形成する第2の書き込み手段と、この第2の書き
込み手段により形成された静電潜像を現像してトナー像
とする第2の現像手段と、この第2の現像手段と前記第
1の現像手段とにより現像されたトナー像を同時に転写
紙に転写する転写手段とを有するデジタル複写装置にお
いて、図2に示すように前記第2の記録信号の有無を検
出する信号有無検出手段3と、前記第2の現像手段の駆
動開始を、前記信号有無検出手段3が前記第2の記録信
号有りを検出した時点から、その第2の記録信号が前記
感光体に書き込まれて前記第2の現像手段の現像位置に
到達した際に前記第2の現像手段が立ち上がっているよ
うな所定の時点まで遅延させる制御手段4とを備えたも
のであり、
【0010】請求項3の発明は、被複写物からの光像を
受光して2色の第1の記録信号及び第2の記録信号を得
る読み取り手段と、前記第1の記録信号に基づいて感光
体に書き込みを行って静電潜像を形成する第1の書き込
み手段と、前記静電潜像を現像してトナー像とする第1
の現像手段と、前記感光体に対して前記第1の現像手段
による静電潜像の現像後に前記第2の記録信号に基づい
て感光体に書き込みを行って静電潜像を前記トナー像に
重ねて形成する第2の書き込み手段と、この第2の書き
込み手段により形成された静電潜像を現像してトナー像
とする第2の現像手段と、この第2の現像手段と前記第
1の現像手段とにより現像されたトナー像を同時に転写
紙に転写する転写手段とを有するデジタル複写装置にお
いて、図3に示すように前記第2の記録信号の有無を検
出する信号有無検出手段5と、前記第2の現像手段の駆
動停止を、前記信号有無検出手段5の検出結果により前
記第2の記録信号の存在する主走査ラインから前記第2
の記録信号の存在しない主走査ラインに変化した時点よ
り、その第2の記録信号が前記感光体に書き込まれて前
記第2の現像手段の現像位置を通過する時点までの時間
を少なくとも経過した後に行う制御手段6とを備えたも
のであり、
【0011】請求項4の発明は、被複写物からの光像を
受光して2色の第1の記録信号及び第2の記録信号を得
る読み取り手段と、前記第1の記録信号に基づいて感光
体に書き込みを行って静電潜像を形成する第1の書き込
み手段と、前記静電潜像を現像してトナー像とする第1
の現像手段と、前記感光体に対して前記第1の現像手段
による静電潜像の現像後に前記第2の記録信号に基づい
て感光体に書き込みを行って静電潜像を前記トナー像に
重ねて形成する第2の書き込み手段と、前記第2の記録
信号の有無により駆動が制御され前記第2の書き込み手
段により形成された静電潜像を現像してトナー像とする
第2の現像手段と、この第2の現像手段と前記第1の現
像手段とにより現像されたトナー像を同時に転写紙に転
写する転写手段とを有するデジタル複写装置において、
前記第2の現像手段のみを駆動するモータを備えたもの
であり、
【0012】請求項5の発明は、請求項4記載のデジタ
ル複写装置において、図4に示すように前記モータ7を
スロースタートさせる回転制御手段8を備えたものであ
り、
【0013】請求項6の発明は、被複写物からの光像を
受光して2色の第1の記録信号及び第2の記録信号を得
る読み取り手段と、前記第1の記録信号に基づいて感光
体に書き込みを行って静電潜像を形成する第1の書き込
み手段と、前記静電潜像を現像してトナー像とする第1
の現像手段と、前記感光体に対して前記第1の現像手段
による静電潜像の現像後に前記第2の記録信号に基づい
て感光体に書き込みを行って静電潜像を前記トナー像に
重ねて形成する第2の書き込み手段と、前記第2の記録
信号の有無により駆動が制御されるとともに、被複写物
の先端部に相当する静電潜像の先端部が通過する以前に
所定の時間駆動され前記第2の書き込み手段により形成
された静電潜像を現像してトナー像とする第2の現像手
段と、この第2の現像手段と前記第1の現像手段とによ
り現像されたトナー像を同時に転写紙に転写する転写手
段とを備えたものであり、
【0014】請求項7の発明は、被複写物からの光像を
受光して2色の第1の記録信号及び第2の記録信号を得
る読み取り手段と、前記第1の記録信号に基づいて感光
体に書き込みを行って静電潜像を形成する第1の書き込
み手段と、前記静電潜像を現像してトナー像とする第1
の現像手段と、前記感光体に対して前記第1の現像手段
による静電潜像の現像後に前記第2の記録信号に基づい
て感光体に書き込みを行って静電潜像を前記トナー像に
重ねて形成する第2の書き込み手段と、前記第2の記録
信号の有無により駆動が制御されるとともに、複写サイ
クル開始毎に前記感光体に対する画像形成に先立って所
定の時間駆動され前記第2の書き込み手段により形成さ
れた静電潜像を現像してトナー像とする第2の現像手段
と、この第2の現像手段と前記第1の現像手段とにより
現像されたトナー像を同時に転写紙に転写する転写手段
とを備えたものであり、
【0015】請求項8の発明は、請求項6又は7記載の
デジタル複写装置において、前記第2の現像手段は回転
する現像ローラ上に現像剤の薄層を形成してこの薄層の
現像剤で現像位置にて静電潜像を現像するようにし、か
つ前記第2の現像手段が被複写物の先端部に相当する静
電潜像の先端部を現像する時点に先立って駆動される時
間を、少なくとも前記現像ローラが薄層形成位置から現
像位置まで回転するに要する時間としたものであり、
【0016】請求項9の発明は、請求項6又は7記載の
デジタル複写装置において、前記第2の現像手段は回転
する現像ローラ上に現像剤の薄層を形成してこの薄層の
現像剤で現像位置にて静電潜像を現像するようにし、か
つ前記第2の現像手段が被複写物の先端部に相当する静
電潜像の先端部を現像する時点に先立って駆動される時
間を、少なくとも前記現像ローラが薄層形成位置から現
像位置まで達するとともに、回転速度が定常回転速度に
達してこの後この速度で回転するに要する時間としたも
のであり、
【0017】請求項10の発明は、被複写物からの光像
を受光して2色の第1の記録信号及び第2の記録信号を
得る読み取り手段と、前記第1の記録信号に基づいて感
光体に書き込みを行って静電潜像を形成する第1の書き
込み手段と、前記静電潜像を現像してトナー像とする第
1の現像手段と、前記感光体に対して前記第1の現像手
段による静電潜像の現像後に前記第2の記録信号に基づ
いて感光体に書き込みを行って静電潜像を前記トナー像
に重ねて形成する第2の書き込み手段と、前記第2の記
録信号の有無により駆動が制御されるとともに、複写サ
イクルの開始時点に先立って所定の時間駆動され前記第
2の書き込み手段により形成された静電潜像を現像して
トナー像とする第2の現像手段と、この第2の現像手段
と前記第1の現像手段とにより現像されたトナー像を同
時に転写紙に転写する転写手段とを有するデジタル複写
装置において、前記第2の現像手段のみを駆動するモー
タを備えたものである。
【0018】
【作用】請求項1の発明では、読み取り手段が被複写物
からの光像を受光して2色の第1の記録信号及び第2の
記録信号を得、第1の書き込み手段が前記第1の記録信
号に基づいて感光体に書き込みを行って静電潜像を形成
する。この静電潜像は第1の現像手段により現像してト
ナー像とされ、第2の書き込み手段が前記感光体に対し
て前記第1の現像手段による静電潜像の現像後に前記第
2の記録信号に基づいて感光体に書き込みを行って静電
潜像を前記トナー像に重ねて形成する。この静電潜像は
第2の現像手段により現像されてトナー像とされ、この
第2の現像手段と前記第1の現像手段とにより現像され
たトナー像が転写手段により同時に転写紙に転写され
る。前記第2の記録信号の有無が信号有無検出手段1に
より検出され、制御手段2は信号有無検出手段1が前記
第2の記録信号有りを検出した時点で前記第2の現像手
段の駆動を開始させ、前記第2の現像手段の駆動中に前
記信号有無検出手段1が前記第2の記録信号無しを検出
してから所定の時間後に前記第2の現像手段の駆動をオ
フにする。
【0019】請求項2の発明では、読み取り手段が被複
写物からの光像を受光して2色の第1の記録信号及び第
2の記録信号を得、第1の書き込み手段が前記第1の記
録信号に基づいて感光体に書き込みを行って静電潜像を
形成する。この静電潜像は第1の現像手段により現像し
てトナー像とされ、第2の書き込み手段が前記感光体に
対して前記第1の現像手段による静電潜像の現像後に前
記第2の記録信号に基づいて感光体に書き込みを行って
静電潜像を前記トナー像に重ねて形成する。この静電潜
像は第2の現像手段により現像されてトナー像とされ、
この第2の現像手段と前記第1の現像手段とにより現像
されたトナー像が転写手段により同時に転写紙に転写さ
れる。前記第2の記録信号の有無が信号有無検出手段3
により検出され、制御手段4は前記第2の現像手段の駆
動開始を、前記信号有無検出手段3が前記第2の記録信
号有りを検出した時点から、その第2の記録信号が前記
感光体に書き込まれて前記第2の現像手段の現像位置に
到達した際に前記第2の現像手段が立ち上がっているよ
うな所定の時点まで遅延させる。
【0020】請求項3の発明では、読み取り手段が被複
写物からの光像を受光して2色の第1の記録信号及び第
2の記録信号を得、第1の書き込み手段が前記第1の記
録信号に基づいて感光体に書き込みを行って静電潜像を
形成する。この静電潜像は第1の現像手段により現像し
てトナー像とされ、第2の書き込み手段が前記感光体に
対して前記第1の現像手段による静電潜像の現像後に前
記第2の記録信号に基づいて感光体に書き込みを行って
静電潜像を前記トナー像に重ねて形成する。この静電潜
像は第2の現像手段により現像されてトナー像とされ、
この第2の現像手段と前記第1の現像手段とにより現像
されたトナー像が転写手段により同時に転写紙に転写さ
れる。前記第2の記録信号の有無が信号有無検出手段5
により検出され、制御手段6は前記第2の現像手段の駆
動停止を、前記信号有無検出手段5の検出結果により前
記第2の記録信号の存在する主走査ラインから前記第2
の記録信号の存在しない主走査ラインに変化した時点よ
り、その第2の記録信号が前記感光体に書き込まれて前
記第2の現像手段の現像位置を通過する時点までの時間
を少なくとも経過した後に行う。
【0021】請求項4の発明では、読み取り手段が被複
写物からの光像を受光して2色の第1の記録信号及び第
2の記録信号を得、第1の書き込み手段が前記第1の記
録信号に基づいて感光体に書き込みを行って静電潜像を
形成する。この静電潜像は第1の現像手段により現像し
てトナー像とされ、第2の書き込み手段が前記感光体に
対して前記第1の現像手段による静電潜像の現像後に前
記第2の記録信号に基づいて感光体に書き込みを行って
静電潜像を前記トナー像に重ねて形成する。この静電潜
像は第2の現像手段により現像されてトナー像とされ、
この第2の現像手段と前記第1の現像手段とにより現像
されたトナー像が転写手段により同時に転写紙に転写さ
れる。第2の現像手段は前記第2の記録信号の有無によ
り駆動が制御され、モータが前記第2の現像手段のみを
駆動する。
【0022】請求項5の発明では、請求項4記載のデジ
タル複写装置において、回転制御手段8が前記モータ7
をスロースタートさせる。
【0023】請求項6の発明では、読み取り手段が被複
写物からの光像を受光して2色の第1の記録信号及び第
2の記録信号を得、第1の書き込み手段が前記第1の記
録信号に基づいて感光体に書き込みを行って静電潜像を
形成する。この静電潜像は第1の現像手段により現像し
てトナー像とされ、第2の書き込み手段が前記感光体に
対して前記第1の現像手段による静電潜像の現像後に前
記第2の記録信号に基づいて感光体に書き込みを行って
静電潜像を前記トナー像に重ねて形成する。この静電潜
像は第2の現像手段により現像されてトナー像とされ、
この第2の現像手段と前記第1の現像手段とにより現像
されたトナー像が転写手段により同時に転写紙に転写さ
れる。前記第2の現像手段は前記第2の記録信号の有無
により駆動が制御され、被複写物の先端部に相当する静
電潜像の先端部が通過する以前に所定の時間駆動され
る。
【0024】請求項7の発明では、読み取り手段が被複
写物からの光像を受光して2色の第1の記録信号及び第
2の記録信号を得、第1の書き込み手段が前記第1の記
録信号に基づいて感光体に書き込みを行って静電潜像を
形成する。この静電潜像は第1の現像手段により現像し
てトナー像とされ、第2の書き込み手段が前記感光体に
対して前記第1の現像手段による静電潜像の現像後に前
記第2の記録信号に基づいて感光体に書き込みを行って
静電潜像を前記トナー像に重ねて形成する。この静電潜
像は第2の現像手段により現像されてトナー像とされ、
この第2の現像手段と前記第1の現像手段とにより現像
されたトナー像が転写手段により同時に転写紙に転写さ
れる。前記第2の現像手段は前記第2の記録信号の有無
により駆動が制御され、複写サイクル開始毎に前記感光
体に対する画像形成に先立って所定の時間駆動される。
【0025】請求項8の発明では、請求項6又は7記載
のデジタル複写装置において、前記第2の現像手段は回
転する現像ローラ上に現像剤の薄層を形成してこの薄層
の現像剤で現像位置にて静電潜像を現像し、前記第2の
現像手段が被複写物の先端部に相当する静電潜像の先端
部を現像する時点に先立って駆動される時間は、少なく
とも前記現像ローラが薄層形成位置から現像位置まで回
転するに要する時間である。
【0026】請求項9の発明では、請求項6又は7記載
のデジタル複写装置において、前記第2の現像手段は回
転する現像ローラ上に現像剤の薄層を形成してこの薄層
の現像剤で現像位置にて静電潜像を現像し、前記第2の
現像手段が被複写物の先端部に相当する静電潜像の先端
部を現像する時点に先立って駆動される時間は、少なく
とも前記現像ローラが薄層形成位置から現像位置まで達
するとともに、回転速度が定常回転速度に達してこの後
この速度で回転するに要する時間である。
【0027】請求項10の発明では、読み取り手段が被
複写物からの光像を受光して2色の第1の記録信号及び
第2の記録信号を得、第1の書き込み手段が前記第1の
記録信号に基づいて感光体に書き込みを行って静電潜像
を形成する。この静電潜像は第1の現像手段により現像
してトナー像とされ、第2の書き込み手段が前記感光体
に対して前記第1の現像手段による静電潜像の現像後に
前記第2の記録信号に基づいて感光体に書き込みを行っ
て静電潜像を前記トナー像に重ねて形成する。この静電
潜像は第2の現像手段により現像されてトナー像とさ
れ、この第2の現像手段と前記第1の現像手段とにより
現像されたトナー像が転写手段により同時に転写紙に転
写される。前記第2の現像手段は前記第2の記録信号の
有無により駆動が制御されるとともに、複写サイクルの
開始時点に先立って所定の時間駆動され、モータが前記
第2の現像手段のみを駆動する。
【0028】
【実施例】図5は本発明の一実施例を示す。この実施例
は原稿からモノカラーの画像データを識別してこの画像
データと黒の画像データとにより2色のハードコピーを
得るデジタル複写装置である。読み取り系11では原稿台
上の原稿が光源12によりスリット状の照明を受けつつそ
のスリットと直交する方向へ走査され、原稿からの反射
光像がレンズ,反射鏡などにより、多数の光電変換素子
が上記スリットと平行な方向へ配列された2つのライン
状の撮像部13に結像されて光電変換される。この場合、
一方の撮像部には原稿から原稿の識別しようとする色の
透過型フィルタ14を介して所定色の画像データを含まな
い反射光像が結像され、他方の撮像部には原稿からフィ
ルタ14を介さずに照明光源,レンズ,反射鏡などによっ
て決まる光スペクトルの全帯域の反射光像が結像され
る。撮像部13の出力信号は色分離回路15により、すべて
の色を明るさの信号に変換したモノクロの画像信号と,
フィルタ14の色の画像信号とに分離される。色分離回路
15からの2つの画像信号はA/D変換器16によりA/D
変換されて隣接画素除去回路17にて2つの画像信号の間
で隣接した画素が存在する場合にその隣接した画素の少
なくとも一方が除去されてブランクのデータに変換さ
れ、画像処理回路18により必要に応じて所定の画像処理
が行われる。この画像処理回路18からの画像信号は書き
込み系19とのタイミング調整を行うための画像メモリ20
内のバッファメモリ21,22に書き込まれる。書き込み系
19はコントローラ23からの指令信号によりバッファメモ
リ21,22からの画像データを所定のタイミングで光信号
に変換して感光体に書き込む。像形成部24はコントロー
ラ25により制御され、電子写真方式で感光体上に画像を
書き込んで現像した後にこれを転写紙に転写する。コン
トローラ25はコントローラ23と相互にデータのやりとり
をすることにより、書き込み系19が書き込みを開始する
タイミング信号をコントローラ23に送るとともに、その
タイミング信号に適合するように像形成部24を制御し、
フィルタ14で識別された色のデータに対応するモノカラ
ーのハードコピーを作成させる。これらの読み取り系1
1,書き込み系19,像形成部24は相互に通信経路で結ば
れているコントローラ23,25により、タイミングが調整
されて制御されると同時に、それぞれの動作に必要なデ
ータをコントローラ23,25の制御の下に送ったり受け取
ったりしながらそれぞれの機能を実行する。
【0029】図6はこの実施例における読み取り系11の
一部を示す。原稿台上の原稿からの反射光は結像レンズ
26により集光され、境界面にハーフミラー27を備えた2
個のプリズム28,29に入射してハーフミラー27により透
過光と反射光とに分割される。この透過光と反射光はプ
リズム28,29で全反射された後に撮像部13を構成してい
る電荷結合素子(CCD)30,31に結像される。CCD31
の前には原稿の識別しようとする色のフィルタ14が挿入
されている。このフィルタ14は原稿の識別しようとする
色が例えば赤である場合には赤の吸収フィルタが用いら
れる。ここで、2個のプリズム28,29を使うことの利点
は、CCD30,31を同一平面に置けることである。CC
D30,31を同一平面に置けば組立,調整などがやり易く
なる。レンズ26,プリズム28,ハーフミラー27の反射面
は原稿の反射光から視感度帯域における特定のスペクト
ルの光を吸収することのない特性にされており、CCD
30には白色光の原稿像が結像される。つまり、CCD30
は原稿の画像情報を反射光の明るさの情報として受け取
る。CCD31の前にフィルタ14として赤フィルタが挿入
された場合、赤以外の光が赤色フィルタ14で吸収される
ので、赤色フィルタ14からの原稿情報は原稿の赤色以外
の色と黒色の画像からの反射光が赤色フィルタ14により
暗いものとなる。また、原稿の赤い画像からの反射光は
赤色フィルタ14を透過し、原稿の白い画像からの反射光
は赤色の成分だけが赤色フィルタ14を透過する。従っ
て、CCD31の受ける画像情報は原稿の白色の部分から
の画像情報と原稿の赤色の部分からの画像情報とが同じ
レベルとなり、白色と赤色との区別がつかないデータと
なる。また、CCD31が原稿の赤色,白色以外の色の部
分から受ける反射光は赤色フィルタ14の吸収により光量
が少なくなり、暗い画像データになる。言い替えればC
CD31が原稿から受ける画像情報はCCD30が原稿から
受ける画像情報から赤の画像情報を除いた画像情報とな
る。
【0030】フィルタ14として赤色フィルタ以外の色フ
ィルタを用いれば同様にその色の画像情報を除いた画像
情報をCCD31が受けることになる。この実施例でフィ
ルタ14をCCD31の前に挿入する形にしたのは後述する
第2色目の現像装置に収容するトナーの色を別の色に変
更したりする際に、変更した色と原稿の識別したい色と
を一致させる場合にフィルタ14の交換などに容易に対応
できるようにするためである。フィルタ14の単体交換が
必要でなければ、プリズム29にフィルタ14の機能を持た
せたり、ハーフミラー27の透過光に対してフィルタ14の
効果を持たせたり、CCD31にフィルタ14を接着するな
どの方式を採ることができる。
【0031】この実施例において、図6の装置に代えて
図7の装置を用いることもできる。図7の装置は多数の
受光素子が1ピクセル相当の間隔で隣接して設けられた
2ラインCCDの受光部32,33と,この受光部32,33で
得られた信号を走査する部分とを有し、上部に受光のた
めの窓を持ったICパッケージに収められている。ここ
で、受光部33の前にはICチップの表面の所でフィルタ
14が形成されており、原稿台上の原稿からの反射光が結
像レンズ,フィルタ14を介して受光部33に入射して図6
のCCD31と同じ機能を持つ。受光部32は原稿台上の原
稿からの反射光がフィルタ14を介さずに結像レンズを介
して入射し、図6のCCD30と同じ機能を持つ。受光部
32と受光部33のラインは原稿をスリット露光で照明しな
がら読み取り系11が走査する方向と直交する方向で、結
像レンズによる結像面に並ぶように配置される。この2
ラインCCDに結像される画像は、原稿の読み取りのた
めの走査に従って移動するので、結像面における画像移
動方向の上流側に受光部32が受光部33より来るように受
光部32,33が配置される。原稿を走査する方向へ並べら
れた受光部32,33に結像される画像は、原稿を走査する
速度に応じて移動する。受光部32,33のライン間隔は1
ピクセル相当の間隔であり、読み取り系11が1ピクセル
を走査する時間に結像面上の画像が1ピクセル相当の距
離を移動するように走査速度が決められるので、上流側
の受光部32により検出される画像は副走査方向に1ピク
セル相当分遅れて受光部33で検出される。原稿の色を識
別するには、原稿の同じ位置の画像データを比較するの
で、上記1ピクセル相当分遅れを補償して受光部32,33
の検出画像を合わせるために上流側の受光部32に対して
アナログメモリ34が設けられている。受光部32,33はそ
れぞれ原稿からの反射光を各光電変換素子でそれぞれ電
気信号に変換し、詳しくは流れる電流を反射光の強度に
より変化させ、電流の変化を積分して電荷の量に変換す
る。フォトストレージゲート35,36はそれぞれ受光部3
2,33における積分の開始・停止を制御し、受光部32の各
光電変換素子で所定の時間積分して蓄積された電荷がア
ナログメモリ34で1ピクセル相当分遅延されてシフトゲ
ート37によりシフトレジスタ39に並列に転送される。受
光部33の各光電変換素子で所定の時間積分して蓄積され
た電荷はシフトゲート37によりシフトレジスタ39に並列
に転送される。シフトレジスタ39,40に並列に転送され
た電荷はシフトクロックによりシフトレジスタ39,40の
ライン方向へ順次に転送され、出力部で電荷量が電圧に
変換されてアナログの画像データとして出力される。こ
の画像データは図6のCCD30,31から出力される画像
データに相当する。
【0032】この図7の装置では赤色,緑色,青色のフ
ィルタを備えた3ラインCCDにて原稿の赤色,緑色,
青色の各成分を識別して読み取る方式に比べると、原稿
の特定の色の成分しか識別できないが、2ラインの受光
部32,33以外のフォトストーレッジゲート35,36、シフ
トゲート37,38、シフトレジスタ39,40、アナログメモ
リ34からなる周辺回路素子を受光部32,33の両側に配置
できるので、2つの受光部32,33を隣接させることがで
きる。このため、2ラインの受光部32,33からの画像信
号の時間ズレを合わせるアナログメモリ34が1本だけで
良い。そして、IC製造技術をそのまま適用できるの
で、2ラインの受光部32,33の平行度、整列度を高くす
ることが容易にでき、読み取り系11の調整が容易にな
る。しかし、フィルタを内蔵するので、識別する色をフ
ィルタだけの交換などにより変更することはできなくな
る。
【0033】図8は上記読み取り系11の一部を示す。C
CD30,31から(又は図7装置)から入力される画像信号
は、フィルタ14を介さない画像信号と,フィルタ14の色
の画像信号を除いた画像信号であって前者をW(白色)で
表わし、後者をW(白色の画像信号)−R(赤色の画像信
号)で表わす。Wは外部信号AGC1で増幅度を設定できる
増幅器41に入力される。外部信号AGC1は第1図のコント
ローラ23からのスタート指令により画像信号に同期して
メモリから増幅器41にセットされ、Wは増幅器41におい
て結像レンズ26による周辺部の光量の低下、照明光源の
照度ムラ、上記CCDの光電変換素子間の感度のばらつ
きなどが補正され、つまり所謂シェーディング補正が行
われる。増幅器41は反転増幅器であり、その出力信号を
B(黒色の画像信号)とする。増幅器42はWと(W−R)と
がそれぞれ極性の違う入力端子に入力され、Wから(W
−R)を減算すると同時に増幅器41と同様に外部信号AGC
2によりシェーディング補正を行ってフィルタ14の色と
同じ画像信号Rとして出力する。増幅器41からのBはA
/D変換器43により6ビットのデジタルデータに変換さ
れ、ゲート回路44で後述するように(B−R)の画像デー
タに変換される。
【0034】増幅器42からのRは1ビットのA/D変換
器46でA/D変換され、つまり所定の2値化レベルで2
値化されてバッファメモリ22に書き込まれる。A/D変
換器46は2値化レベルがコントローラ23からの信号によ
り可変されるように構成されている。例えば複写する原
稿の用紙が薄いピンクのものであったときに、原稿の背
景が赤色となるように複写したり、又は原稿の背景が白
色となるように複写したりしたい場合がある。このよう
なときには、ユーザの選択に応じた操作部からの選択信
号によりコントローラ23を介してA/D変換器46の2値
化レベルを変更することにより、上述の各場合に対応す
ることができる。ゲート回路44はA/D変換器46からの
RによりこのRが存在する時に閉じてA/D変換器46か
らのRが存在しない時に開く。このゲート回路44は閉じ
た時に出力データがブランクのデータになるように出力
側でプルダウンされている。従って、A/D変換器43か
らのBはA/D変換器46からのRが存在しない時にはゲ
ート回路44をそのまま通過し、A/D変換器46からのR
が存在する時にはゲート回路44でブランクのデータに変
換されて(B−R)となる。このようにA/D変換器43か
らのBをA/D変換器46からのRによりブランクのデー
タに変換すればCCDの整列度や平行度に問題があって
も、ある位置の画像が赤色であると同時に黒色であると
いうことが本質的に起きない。
【0035】ゲート回路44からの6ビットの(B−R)は
γ変換部47において、8ビットで表現できる256の状態
から6ビットで表現できる任意の64の状態を選択するよ
うに構成されたテーブルにより8ビットのデータに変換
され、バッファメモリ21に書き込まれる。このγ変換部
47は上記テーブルのデータをコントローラ23によって書
き換えることにより、読み取り系11の入出力特性の補
正、電子写真方式の像形成部24の書き込み光量とコピー
の画像濃度との関係の補正、2値化、ネガ・ポジ反転な
どを行うことができる。
【0036】赤色の画像データを多値のデータとして書
き込む場合には上記図8の回路の代りに図9の回路が用
いられる。図9において、図8と同一部分には同一符号
が付してあり、増幅器42からのRはA/D変換器45によ
り所定の2値化レベルで2値化されると共にその2値化
レベル以上の時に6ビットのデータにA/D変換され
る。このA/D変換器45は2値化レベルがコントローラ
23からの信号により可変されるように構成されている。
A/D変換器43からのBはA/D変換器45からの2値化
データが存在しない時にはゲート回路48をそのまま通過
し、A/D変換器45からの2値化データが存在する時に
はゲート回路48でブランクのデータに変換されて(B−
R)となる。A/D変換器45からの6ビットのRはγ変
換部49において、8ビットで表現できる256の状態から
6ビットで表現できる任意の64の状態を選択するように
構成されたテーブルにより8ビットのデータに変換さ
れ、バッファメモリ22に書き込まれる。したがって、
B,Rの画像データはゲート回路48により切り替えられ
て(B−R),Rとなり、重なることがない。
【0037】図10はこの実施例の構造の概要を示す断面
図である。この実施例は上部の原稿操作・読み取り部100
と電子写真方式で画像形成を行うプリンタ部200とを有
する。原稿操作・読み取り部100は複写すべき原稿を置く
原稿台101、この原稿台101上の原稿を押える原稿圧板10
2、原稿台101上の原稿を照明する光源12、この光源12の
光を原稿の読み取りをする部分に集光する反射鏡109、
原稿台101上の原稿からの反射光を撮像装置108に導いて
結像させるミラー104〜106,結像レンズ26、原稿を走査
するための図示していないモータを含む駆動機構などか
ら構成される。撮像装置108は第2図の装置14,27〜31
又は第3図の装置が用いられる。ユーザが原稿を原稿台
101上にセットして操作部のプリントスイッチを押すこ
とにより複写動作が開始されると、光源12が点灯して原
稿台101上の原稿を照明し、原稿を走査するモータが駆
動されて原稿の走査が行われる。原稿台101上の原稿か
らの反射光はミラー104〜106,結像レンズ26により撮像
装置108に結像され、原稿走査位置の変化に対応して順
次に原稿の画像データがライン毎に撮像装置108より出
力される。この撮像装置108からの画像データは上述の
ように読み取り系11の回路15〜18で処理されて画像メモ
リ20に書き込まれる。
【0038】プリンタ部200は図において鎖線で囲まれ
た書き込み部250、感光体201、黒色現像ユニット210、
赤色現像ユニット220、転写・搬送ユニット230、クリー
ニングユニット240、感光体201を帯電させるメインチャ
ージャ203、定着ユニット260、転写・搬送ユニット230を
クリーニングするベルトクリーニングユニット270、転
写紙を供給する給紙ユニット290、転写紙と感光体201上
の画像との位置合わせを行うレジストユニット280など
により構成される。書き込み部250は第1図の書き込み
系19を構成し、第1図の像形成部24はプリンタ部200に
おける書き込み部250以外の部分により構成される。
【0039】書き込み部250は8面のポリゴンミラー251
と一体化されたモータ,黒色の画像信号で変調されてポ
リゴンミラーで偏向されたレーザ光に感光体201を等速
で走査させるためのfθレンズ,反射鏡,防塵ガラスな
どの光学部品により形成されるビーム252と、赤色の画
像信号で変調されてポリゴンミラー251のビーム252とは
異なる面で偏向されたレーザ光に感光体201を等速で走
査させるためのfθレンズ,反射鏡,防塵ガラスなどの
光学部品により形成されるビーム253とにより、黒色の
画像データ,赤色の画像データを感光体201に書き込
む。この書き込み部250では1つのポリゴンミラー251の
2面を使って2つのビーム252,253を走査するので、感
光体201上のビーム252,253の各走査方向が逆になる。
【0040】第7図は書き込み部250についてポリゴン
ミラー251を上から見ると共に反射鏡を省略してビーム2
52,253の走査面を平面に展開した図である。ポリゴン
ミラー251はモータにより図示矢印方向へ回転し、感光
体201上のビーム252,253による走査方向は図示矢印のよ
うに逆になる。黒色の画像信号で変調されたレーザ光を
ポリゴンミラー251へ出力する半導体レーザLD1,赤色の
画像信号で変調されたレーザ光をポリゴンミラー251へ
出力する半導体レーザLD2とポリゴンミラー251との位置
関係を所定の位置に設定することにより、ビーム252,25
3間の位置関係が決定されるので、ビームを画像領域外
で検出して、各ラインの画像データによるビームの変調
開始タイミングを生成するためのセンサDはビーム252
の方にだけ設けられ、各ラインの画像データによるビー
ム253の変調開始タイミングは同じセンサDにより生成
される。ビーム252は感光体ドラム201にAの位置で書き
込みを行い、ビーム253は感光体ドラム201にBの位置で
書き込みを行う。従って、A,B間の距離に相当するラ
イン数分だけビーム253による赤色の画像データの書き
込みを遅らせることにより、黒色の画像データと赤色の
画像データとのズレが無い画像が感光体ドラム201上に
形成される。このため、感光体ドラム201上に下流側で
書き込まれる赤色の画像データは、読み取り系11により
原稿から読み込んで処理してからA,B間の距離に相当
するライン数分だけ遅らせてバッファメモリ22に書き込
むことにより、黒色の画像データの書き込みと赤色の画
像データの書き込みとの時間的なズレを補償している。
【0041】次に、この実施例における画像形成の一連
の処理について説明する。感光体201はメインモータに
より図示矢印方向へ回転してメインチャージャ250によ
り一様に帯電され、バッファメモリ21からの黒色の画像
信号(B−R)で変調されたビーム252によりA点で書き
込みが行われて静電潜像が形成される。この静電潜像は
黒色現像ユニット210により黒色トナーで現像されて黒
色の顕像となる。次に、感光体201はバッファメモリ22
からの赤色の画像信号Rで変調されたビーム253により
B点で書き込みが黒色の顕像と重ねて行われて静電潜像
が形成され、この静電潜像だけが黒色の顕像を乱さない
ように赤色現像ユニット220により赤色トナーで現像さ
れて赤色の顕像となる。これと並行して給紙部290から
転写紙が給紙され、この転写紙は感光体201上の顕像と
先端が一致するようにレジストユニット280により転写・
搬送ユニット230へ送り出される。転写・搬送ユニット23
0では転写紙を搬送ベルトにより搬送し、転写紙に裏か
らチャージャによるコロナ帯電で感光体201上の2色の
顕像を転写させる。転写紙は転写・搬送ユニット230の搬
送ベルトにより更に搬送されて定着ユニット260により
顕像が定着され、機外にコピーとして排出される。ま
た、感光体201は顕像転写後にチャージャ202で除電され
てクリーニングユニット240で清掃され、次のサイクル
の画像形成ができるようになる。転写・搬送ユニット230
の搬送ベルトは転写紙搬送後にベルトクリーニングユニ
ット270で清掃され、次の転写紙の裏面の汚れなどが起
きないようにする。
【0042】上述した一連の動作において、原稿台101
上に置かれた原稿に赤色の部分があれば、その部分が自
動的に分離されて、画像が黒色だけである原稿を複写す
る場合と全く同じ速度で黒色の画像と合わされた2色の
画像として複写される。また、原稿の画像が黒色だけで
あれば通常の複写機と同様に黒色の画像複写を行う。複
写機を操作する人は原稿に赤色の部分が有るかどうかに
ついて気にかける必要がなく、赤色の部分が自動的に処
理されるので、煩わしくない。
【0043】この実施例において、原稿の色を識別する
機能によってだけ色を付けて複写するだけでなく、従来
のモノカラーの複写機や、部分的な色がえ機能を有する
複写機と同様な機能を持たせることも可能である。
【0044】図12はこの実施例において、画像読み取り
系11、書き込み系19以外を制御するコントローラ25のプ
リンタ部200の制御を中心として行う部分の構成を示
す。コントローラ25はマイクロコンピュータ57〜59によ
り構成されている。マイクロコンピュータ58はプリンタ
部200のモータ,ソレノイド,クラッチなどの各種交流負
荷60及び各種直流負荷61をドライバ62,63を介して駆動
し、各種センサ64から信号処理回路65を介して信号を取
り込む。さらに、マイクロコンピュータ58は高圧電源66
やソータ67,原稿自動送り装置68などの周辺機の制御を
行う。また、マイクロコンピュータ57は操作部・表示部5
6を制御し、マイクロコンピュータ59は原稿を走査する
ための駆動部69、原稿照明光源12、定着ユニット260の
定着ヒータ71などを制御する。マイクロコンピュータ57
〜59はマイクロコンピュータ58をマスターとして通信路
で結ばれている。通信路だけでは時間的に間に合わない
信号をやりとりするための経路が図示のようにマイクロ
コンピュータ58とマイクロコンピュータ58との間、マイ
クロコンピュータ57〜59とコントローラ23との間に設け
られ、画像データを扱うコントローラ23とマイクロコン
ピュータ57〜59との間にインターフェイスが設けられて
いる。
【0045】次に、この実施例において、赤色現像ユニ
ット220の駆動について説明する。図5のバッファメモ
リ21,22は一方のバッファメモリ21が最初に書き込むべ
き黒色の画像データを一時的に保持して書き込み系19の
タイミングとの整合をとるためのものであり、他方のバ
ッファメモリ22が画像読み取り系11により黒色の画像デ
ータと同一のタイミングで得られた赤色の画像データを
図10の感光体ドラム201の同一位置がA点からB点に至
るまでの時間分だけ保持して書き込むためのものであ
る。コントローラ23は赤色の画像データがバッファメモ
リ22に書き込まれる時点で、その書き込みを行うデータ
が有るか無いかを検出して主走査ライン毎に少なくとも
1ビットのデータが有るか無いかを判定し、主走査ライ
ンのデータ無しから主走査ラインのデータ有りに変化し
た時点で第1のタイミング信号をコントローラ25に出力
するとともに、主走査ラインのデータ有りから主走査ラ
インのデータ無しに変化した時点で第2のタイミング信
号をコントローラ25に出力する。コントローラ25におい
ては、マイクロコンピュータ58はコントローラ23からの
第1のタイミング信号を受け取ったら赤色現像ユニット
駆動用タイマーを起動し、このタイマーのタイムアップ
後に赤色現像ユニット220に対する起動指令を発して赤
色現像ユニット220を駆動する。
【0046】また、マイクロコンピュータ58はコントロ
ーラ23からの第2のタイミング信号を受け取ったら赤色
現像ユニットオフ用タイマーを起動し、このタイマーの
タイムアップ後に赤色現像ユニット220に対する停止指
令を発して赤色現像ユニット220を停止させる。赤色現
像ユニットオフ用タイマーはコントローラ23からの第1
のタイミング信号によりクリアされ、一旦第2のタイミ
ング信号が発生しても赤色現像ユニットオフ用タイマー
がタイムアップ前に赤色画像データにより第1のタイミ
ング信号が再び発生してクリアされると、赤色現像ユニ
ット220がそのまま継続して駆動される。
【0047】また、赤色現像ユニット220が停止した後
に第1のタイミング信号により赤色現像ユニットオフ用
タイマーがクリアされた場合にも、赤色現像ユニット22
0が再び駆動される。赤色現像ユニット駆動用タイマー
の遅延時間は感光体ドラム201の同一位置がA点からB
点に移動するまでの時間から、赤色現像ユニット220の
立上りに要する時間を引いた時間より短く設定され、感
光体ドラム201の同一位置がA点で黒色画像データが書
き込まれてからB点に到達した時点では赤色現像ユニッ
ト220が立ち上がっている。この実施例では、A点から
B点までの距離は60mmであり、感光体ドラム201の表面
の線速度が180mmであるから、感光体ドラム201の同一位
置がA点からB点に移動するに要する時間は1/3秒で
あり、この時間内に赤色現像ユニット駆動用タイマーを
立ち上げている。
【0048】黒色現像ユニット210と赤色現像ユニット2
20とは共通のモータにより駆動され、赤色現像ユニット
220はそのモータによりクラッチを介して駆動されてこ
のクラッチが上記赤色現像ユニット220に対する起動指
令,停止指令によりオン/オフされる。この場合、赤色
現像ユニット220の立上り時間は数十mSであり、十分
に余裕を持って赤色現像ユニット220を制御することが
可能である。このように赤色現像ユニット220を専用の
モータで駆動せずにクラッチを使うのはコストに対する
配慮と複写装置の小型化を狙いとする場合に有効であ
る。しかし、赤色現像ユニット220を感光体ドラム201駆
動用モータとは別のモータで駆動することにより、感光
体ドラム201の回転ムラに起因する複写画像の乱れを防
止できる。
【0049】本発明の他の実施例ではこの実施例におい
て、赤色現像ユニット220を駆動する専用のモータを設
けてこのモータのスロースタート制御及び停止を赤色現
像ユニット220に対する起動指令,停止指令により上記回
転制御手段で行うようにしている。この実施例では、赤
色現像ユニット220の立上りが遅れるが、赤色現像ユニ
ット220の立上り時間を1/3秒以内に設定すればよ
い。このようにモータをスロースタートさせれば、モー
タの起動に伴う機械的な衝撃を大幅に緩和することがで
きる。さらに進めて、可能な時間的余裕をモータの立上
りに活用することにより、モータの起動に伴う衝撃をさ
らに少なくすることができると共に、モータの起動に必
要なモータトルクを少なくできて小型のモータで間にあ
うという付随的な効果も得られる。
【0050】赤色現像ユニット220の停止制御に関して
は上述のように画像データの有無により赤色現像ユニッ
ト220の起動,停止を行えば、前記特開平2ー134660号
公報記載のように転写紙の後端の信号を使ったり、通常
の画像形成装置のように画像データの書き込み位置と現
像位置とを接近させたりした場合に比べて赤色現像ユニ
ット220の空回転防止という面では有効である。上記実
施例における上記クラッチやモータ及びその制御装置は
マイクロコンピュータ58からドライバ63を介して直流負
荷61に至る部分の一部に相当する。
【0051】次に、上記実施例の画像先端に着目したシ
ーケンスを、図10及び図14を使って説明する。黒色現像
ユニット210及び赤色現像ユニット220は現像ローラが現
像剤を感光体ドラム201に供給して現像を行う装置が用
いられている。黒色画像データの感光体ドラム201への
書き込みが立ち上がるタイミングは、画像の先端に画像
データが存在するときにそのデータが図10の感光体ドラ
ム201のA点に書き込まれるときのタイミングである。
次に黒色現像ユニット210が立ち上がるタイミングは黒
色現像ユニット210における現像ローラと感光体ドラム2
01とが接する位置に画像の先端が進んだときのタイミン
グに相当する。同様に、赤色画像データの感光体ドラム
201への書き込みが立ち上がるタイミングは、画像の先
端に赤色画像データが存在するときにそのデータが図10
の感光体ドラム201のB点に書き込まれるときのタイミ
ングである。
【0052】次に、赤色現像ユニット220が立ち上がる
タイミングは赤色現像ユニット220における現像ローラ
と感光体ドラム201とが接する位置に赤色画像データの
先端が進んだときのタイミングに相当する。黒色画像デ
ータを記憶するバッファメモリ21はタイミングを合わせ
るのに必要な最小限のものであるから、黒色画像データ
のバッファメモリ21による遅延時間は赤色画像データの
バッファメモリ22による遅延時間と比べたら無視できる
ほど小さいので、図13では黒色画像データの書き込みの
立上りと同時に、赤色画像データの書き込みが開始する
ように図示されている。バッファメモリ22に書き込まれ
た赤色画像データは感光体ドラム201がA点からB点に
移動する時間分経過してから読み出され、感光体ドラム
201に書き込まれる。赤色画像データをバッファメモリ2
2に書き込む際に、図13に示すように主走査ライン毎に
少なくとも1ビットのデータがある主走査ラインがaの
タイミングからbのタイミングまで継続してあったとき
には、このデータはB点にてaのタイミングからbのタ
イミングまで継続して書き込まれ、赤色現像ユニット22
0にてaのタイミングからbのタイミングまで移動する
時間分継続して現像される。このようなタイミングで赤
色現像ユニット220によるデータの現像を可能にするた
め、aのタイミングで赤色現像ユニット駆動用タイマー
が起動され、所定時間遅延して赤色現像ユニット駆動用
タイマーがタイムアップとなることにより赤色現像ユニ
ット駆動用モータ(専用モータ)が起動してスロースタ
ートする。この赤色現像ユニット駆動用モータの回転数
は徐々に上がり、少なくとも赤色現像ユニット220が赤
色画像データの先端を現像するタイミングでは所定の回
転数に達しているように赤色現像ユニット駆動用タイマ
ーの遅延時間,モータの立上り時間が選定されている。
bのタイミングは赤色画像データ有りの主走査ラインか
ら赤色画像データ無しの主走査ラインに変化するタイミ
ングであり、赤色現像ユニットオフ用タイマーが起動さ
れ、少なくとも感光体ドラム201がA点からB点まで移
動するに要する時間より長い時間遅延して赤色現像ユニ
ットオフ用タイマーがタイムアップすることにより赤色
現像ユニット駆動用モータがオフされる。
【0053】上述の専用モータを使わずにクラッチを使
って余裕時間の全てを赤色現像ユニットの立上り時間と
する実施例では、赤色現像ユニット駆動用タイマーの遅
延時間が0とされ、残りの余裕時間全部が赤色現像ユニ
ットの立上り時間とされる。この場合は図13の赤色現像
ユニット駆動用タイマーのタイミングがクラッチのタイ
ミングとなり、その立上りの勾配が急峻になる。
【0054】図14は本発明の他の実施例における赤色現
像ユニットの例を示す。この実施例は上記実施例におい
て、図14の赤色現像ユニット220を用いるようにしたも
のである。この赤色現像ユニット220は赤色画像データ
の有無に応じて赤色画像データを現像するために駆動さ
れるされるだけでなく、トナーの均一性の維持,現像ロ
ーラ上のトナーのリフレッシュ,補給トナーの搬送など
の目的で駆動され、その駆動時間の最小値を決めた根拠
を以下に説明する。
【0055】この赤色現像ユニット220は1成分ジャン
ピング現像ユニットである。現像ローラ221及びローラ2
22,223は上述のようにモータにより直接又はクラッチを
介して回転駆動され、現像ローラ221は現像容器224内の
トナーを感光体ドラム201に供給して感光体ドラム201上
の赤色画像データに静電潜像を現像する。この際、ブレ
ード225は現像ローラ221上のトナーを薄層に形成する。
トナー補給容器226内のトナーはローラ227の回転により
現像容器224内に補給され、このトナーはローラ222,223
により現像ローラ221へ搬送される。トナーはローラ222
から現像ローラ221に供給される時と,ブレード225によ
り薄層に形成される時に摩擦により帯電される。現像ロ
ーラ221上の現像できる形で用意されているトナーはブ
レード225により薄層に形成される位置Eから、感光体
ドラム201に一番接近して感光体ドラム201へトナーを供
給する位置Fまでの範囲にあるトナーである。従って、
トナーを現像に備えてリフレッシュするには、現像ロー
ラ221上のEからFまでのトナーを少なくとも改めて帯
電させて薄層化したものとする必要がある。そこで、こ
の赤色現像ユニット220ではトナーを薄層化するときの
速度により、トナーの帯電量や現像ローラ221上のト
ナーの量が異なるので、少なくとも起動して目標の速度
に達してから、さらに現像ローラ221上のEからFまで
トナー層を形成するのに必要な時間だけ駆動した後に赤
色画像データの現像を開始するように上記赤色現像ユニ
ット駆動用タイマーの遅延時間を設定する。
【0056】上記実施例では黒色画像データの書き込み
と赤色画像データの書き込みとの時間差を調整するため
のバッファメモリ22に赤色画像データを書き込むときに
赤色画像データの有無を検出して赤色現像ユニット220
の駆動を制御するので、前記特開平2ー134660号公報記
載の画像形成装置のように感光体にデータを書き込むと
きにデータの有無を検出するものに比べて、黒色画像デ
ータの書き込みと赤色画像データの書き込みとの時間差
に相当する時間以上早い時点で赤色画像データの有無を
検出することができる。従って、赤色画像データの書き
込み位置と現像位置とを構造上可能な限り接近させても
赤色現像ユニット220の立上りに必要な時間又はそれ以
上前に赤色現像ユニット220の駆動を開始することがで
きる。このため、装置を小型化することが可能となる。
また、赤色現像ユニット220の立上り時間より充分前に
赤色画像データの有無を検出するので、赤色現像ユニッ
ト220の余分な空回転を避けることができ、現像剤の劣
化や飛散,複写画像のトナーかぶり,機能低下による寿
命の短縮を少なくすることができる。
【0057】また、赤色現像ユニット220を専用のモー
タで駆動してスロースタートさせれば、赤色現像ユニッ
ト220の起動に伴う機械的な衝撃を問題の無いレベルに
とどめることができる。また、赤色現像ユニット220を
専用のモータで駆動せずに感光体ドラムと共通のモータ
で駆動してその駆動をクラッチでオン/オフさせるよう
にすれば、赤色現像ユニット220が感光体ドラムと直接
につながらないので、感光隊ドラムの回転ムラが起こり
にくくなり、複写画像の乱れが生じにくくなる。赤色現
像ユニット220の停止に関しても赤色画像データが主走
査ライン毎に1ビットでも有るラインをデータ有りとし
て検出し、1ビットも無いラインをデータ無しとして検
出してデータ有りからデータ無しに変化した時点を検出
して赤色現像ユニット駆動用タイマーを起動させ、その
タイムアップで赤色現像ユニット220の駆動をオフにす
るので、1枚のコピーをとっているときに途中で赤色画
像データが無くなれば赤色現像ユニット220の駆動が停
止し、赤色現像ユニット220の空回転を最小限にとどめ
ることが可能になる。しかも、データ有りからデータ無
しに変化したことを検出した後でもデータ有りを検出す
れば、赤色現像ユニット220を駆動するので、そのデー
タの現像が可能であり、赤色画像データが原稿上に複数
個所に分かれて散在している場合にもそれらのデータを
現像してデータが無いところで赤色現像ユニット220の
空回転を防止することができる。
【0058】また、赤色現像ユニット220が空回転を全
く行わないと、赤色画像の無い原稿ばかりを継続して複
写しているときには、赤色現像ユニット220が全く回転
しないことになってしまう。この問題を避けるために、
各コピーサイクルに先立つ時間、あるいは連続的コピー
サイクルの開始に先立つ時間、あるいは電源投入時の所
定時間に赤色現像ユニット220を回転させるようにすれ
ば、赤色現像ユニット220が長期間にわたって起動され
ないということがなくなる。このような赤色現像ユニッ
ト220の駆動は赤色現像ユニット220の薄層形成部Eか
ら、感光体ドラム201に近接して現像を行う領域Fに至
る距離を少なくとも現像ローラ221が移動する時間行
い、その後現像ローラ221上のトナーをリフレッシュす
る。このリフレッシュしたトナーの帯電量を安定なもの
とするために、現像ローラ221が定常回転数に達した後
に赤色現像ユニット220の薄層形成部Eから、感光体ド
ラム201に近接して現像を行う領域Fに至る距離を移動
するに要する時間赤色現像ユニット220を駆動する。
【0059】さらに、赤色現像ユニット220の空回転を
余り少なくすると、ローラ227により補給したトナーを
ローラ223,224により現像ローラ221に搬送する作用が阻
害されることがそのトナー搬送能力によっては起こり得
る。これは、赤色現像ユニット220の駆動をオン/オフ
させる上記タイマーの遅延時間をトナー搬送能力に見合
った時間に設定することで対処する。赤色現像ユニット
220が空回転を防止するために停止されているときで
も、感光体ドラム201の画像形成領域では、停止した赤
色現像ユニット220の現像ローラ221に黒色現像ユニット
210で感光体ドラム201上に形成した黒色のトナーが混じ
り込むのを防止するために、現像ローラ221に現像バイ
アス電圧を印加する。
【0060】上記実施例では第1の現像ユニット210が
黒色のトナーで現像を行って第2の現像ユニット220が
赤色のトナーで現像を行い、原稿の色を識別する機能を
それらの色に一致させたが、識別する色と,現像する色
とを変えて特別な効果を狙うようにすることもできる。
また、識別する色に関係なく設定される識別したい色
は、プリンタ部200にトナーの色を変えてセットできる
第2の現像ユニット220に収容されるトナーの色と一致
するように変えることになるので、これに対応するため
に第2の現像ユニット220に収容されるトナーの色と,識
別する色とを個別に操作部・表示部56に表示してもよ
い。
【0061】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
被複写物からの光像を受光して2色の第1の記録信号及
び第2の記録信号を得る読み取り手段と、前記第1の記
録信号に基づいて感光体に書き込みを行って静電潜像を
形成する第1の書き込み手段と、前記静電潜像を現像し
てトナー像とする第1の現像手段と、前記感光体に対し
て前記第1の現像手段による静電潜像の現像後に前記第
2の記録信号に基づいて感光体に書き込みを行って静電
潜像を前記トナー像に重ねて形成する第2の書き込み手
段と、この第2の書き込み手段により形成された静電潜
像を現像してトナー像とする第2の現像手段と、この第
2の現像手段と前記第1の現像手段とにより現像された
トナー像を同時に転写紙に転写する転写手段とを有する
デジタル複写装置において、前記第2の記録信号の有無
を検出する信号有無検出手段と、この信号有無検出手段
が前記第2の記録信号有りを検出した時点で前記第2の
現像手段の駆動を開始させ、前記第2の現像手段の駆動
中に前記信号有無検出手段が前記第2の記録信号無しを
検出してから所定の時間後に前記第2の現像手段の駆動
をオフにする制御手段とを備えたので、現像器の空回転
状態を少なくでき、かつ装置の小型化を計ることができ
る。
【0062】請求項2の発明によれば、第2の記録信号
の有無を検出する信号有無検出手段と、第2の現像手段
の駆動開始を、信号有無検出手段が第2の記録信号有り
を検出した時点から、その第2の記録信号が感光体に書
き込まれて第2の現像手段の現像位置に到達した際に第
2の現像手段が立ち上がっているような所定の時点まで
遅延させる制御手段とを備えたので、現像器の空回転状
態を少なくでき、かつ装置の小型化を計ることができ
る。
【0063】請求項2の発明によれば、第2の記録信号
の有無を検出する信号有無検出手段と、第2の現像手段
の駆動開始を、信号有無検出手段が第2の記録信号有り
を検出した時点から、その第2の記録信号が感光体に書
き込まれて第2の現像手段の現像位置に到達した際に第
2の現像手段が立ち上がっているような所定の時点まで
遅延させる制御手段とを備えたので、現像器の空回転状
態を少なくでき、かつ装置の小型化を計ることができ
る。
【0064】請求項3の発明によれば、第2の記録信号
の有無を検出する信号有無検出手段と、第2の現像手段
の駆動停止を、信号有無検出手段の検出結果により第2
の記録信号の存在する主走査ラインから第2の記録信号
の存在しない主走査ラインに変化した時点より、その第
2の記録信号が感光体に書き込まれて第2の現像手段の
現像位置を通過する時点までの時間を少なくとも経過し
た後に行う制御手段とを備えたので、現像器の空回転状
態を少なくできる。
【0065】請求項4の発明によれば、第2の現像手段
のみを駆動するモータを備えたので、第2の現像手段を
オン/オフさせた際のモータの負荷変動による他のユニ
ットへの機械的な衝撃を緩和して複写画像の乱れを防止
できる。
【0066】請求項5の発明によれば、請求項4記載の
デジタル複写装置において、モータをスロースタートさ
せる回転制御手段を備えたので、第2の現像手段をオン
/オフさせた際のモータの負荷変動による他のユニット
への機械的な衝撃を一層緩和して複写画像の乱れを防止
できる。
【0067】請求項6の発明によれば、第2の記録信号
の有無により駆動が制御されるとともに、被複写物の先
端部に相当する静電潜像の先端部が通過する以前に所定
の時間駆動され第2の書き込み手段により形成された静
電潜像を現像してトナー像とする第2の現像手段を備え
たので、現像器の空回転状態を少なくでき、かつ装置の
小型化を計ることが可能である。
【0068】請求項7の発明によれば、第2の記録信号
の有無により駆動が制御されるとともに、複写サイクル
開始毎に感光体に対する画像形成に先立って所定の時間
駆動され第2の書き込み手段により形成された静電潜像
を現像してトナー像とする第2の現像手段を備えたの
で、現像器の空回転状態を少なくでき、かつ装置の小型
化を計ることが可能である。
【0069】請求項8の発明によれば、請求項6又は7
記載のデジタル複写装置において、第2の現像手段は回
転する現像ローラ上に現像剤の薄層を形成してこの薄層
の現像剤で現像位置にて静電潜像を現像するようにし、
かつ第2の現像手段が被複写物の先端部に相当する静電
潜像の先端部を現像する時点に先立って駆動される時間
を、少なくとも現像ローラが薄層形成位置から現像位置
まで回転するに要する時間としたので、第2の現像手段
の現像開始までに現像ローラ上の現像剤の薄層をリフレ
ッシュすることができる。
【0070】請求項9の発明によれば、請求項6又は7
記載のデジタル複写装置において、第2の現像手段は回
転する現像ローラ上に現像剤の薄層を形成してこの薄層
の現像剤で現像位置にて静電潜像を現像するようにし、
かつ第2の現像手段が被複写物の先端部に相当する静電
潜像の先端部を現像する時点に先立って駆動される時間
を、少なくとも現像ローラが薄層形成位置から現像位置
まで達するとともに、回転速度が定常回転速度に達して
この後この速度で回転するに要する時間としたので、第
2の現像手段の現像開始までに現像ローラ上の現像剤の
薄層をリフレッシュすることができ、現像を安定して行
うことができる。
【0071】請求項10の発明によれば、第2の記録信
号の有無により駆動が制御されるとともに、複写サイク
ルの開始時点に先立って所定の時間駆動され第2の書き
込み手段により形成された静電潜像を現像してトナー像
とする第2の現像手段と、第2の現像手段のみを駆動す
るモータとを備えたので、現像器の空回転状態を少なく
して装置の小型化を計ることが可能であり、かつ第2の
現像手段をオン/オフさせた際のモータの負荷変動によ
る他のユニットへの機械的な衝撃を緩和して複写画像の
乱れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明を示すブロック図である。
【図2】請求項2の発明を示すブロック図である。
【図3】請求項3の発明を示すブロック図である。
【図4】請求項5の発明を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図6】同実施例の撮像装置を示す図である。
【図7】本発明の他の実施例の撮像装置を示す図であ
る。
【図8】上記実施例の読み取り系を示すブロック図であ
る。
【図9】本発明の他の実施例の読み取り系を示すブロッ
ク図である。
【図10】上記実施例の構造の概要を示す断面図であ
る。
【図11】上記実施例の書き込み部についてポリゴンミ
ラーを上から見ると共に反射鏡を省略してビームの走査
面を平面に展開した図である。
【図12】上記実施例のコントローラを中心とした回路
を示すブロック図である。
【図13】上記実施例のシーケンスを示すタイミングチ
ャートである。
【図14】本発明の他の実施例の一部を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 1,3,5 信号有無検出手段 2,4,6 制御手段 7 回転制御手段 8 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/29 G 9186−5C

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被複写物からの光像を受光して2色の第1
    の記録信号及び第2の記録信号を得る読み取り手段と、
    前記第1の記録信号に基づいて感光体に書き込みを行っ
    て静電潜像を形成する第1の書き込み手段と、前記静電
    潜像を現像してトナー像とする第1の現像手段と、前記
    感光体に対して前記第1の現像手段による静電潜像の現
    像後に前記第2の記録信号に基づいて感光体に書き込み
    を行って静電潜像を前記トナー像に重ねて形成する第2
    の書き込み手段と、この第2の書き込み手段により形成
    された静電潜像を現像してトナー像とする第2の現像手
    段と、この第2の現像手段と前記第1の現像手段とによ
    り現像されたトナー像を同時に転写紙に転写する転写手
    段とを有するデジタル複写装置において、前記第2の記
    録信号の有無を検出する信号有無検出手段と、この信号
    有無検出手段が前記第2の記録信号有りを検出した時点
    で前記第2の現像手段の駆動を開始させ、前記第2の現
    像手段の駆動中に前記信号有無検出手段が前記第2の記
    録信号無しを検出してから所定の時間後に前記第2の現
    像手段の駆動をオフにする制御手段とを備えたことを特
    徴とするデジタル複写装置。
  2. 【請求項2】被複写物からの光像を受光して2色の第1
    の記録信号及び第2の記録信号を得る読み取り手段と、
    前記第1の記録信号に基づいて感光体に書き込みを行っ
    て静電潜像を形成する第1の書き込み手段と、前記静電
    潜像を現像してトナー像とする第1の現像手段と、前記
    感光体に対して前記第1の現像手段による静電潜像の現
    像後に前記第2の記録信号に基づいて感光体に書き込み
    を行って静電潜像を前記トナー像に重ねて形成する第2
    の書き込み手段と、この第2の書き込み手段により形成
    された静電潜像を現像してトナー像とする第2の現像手
    段と、この第2の現像手段と前記第1の現像手段とによ
    り現像されたトナー像を同時に転写紙に転写する転写手
    段とを有するデジタル複写装置において、前記第2の記
    録信号の有無を検出する信号有無検出手段と、前記第2
    の現像手段の駆動開始を、前記信号有無検出手段が前記
    第2の記録信号有りを検出した時点から、その第2の記
    録信号が前記感光体に書き込まれて前記第2の現像手段
    の現像位置に到達した際に前記第2の現像手段が立ち上
    がっているような所定の時点まで遅延させる制御手段と
    を備えたことを特徴とするデジタル複写装置。
  3. 【請求項3】被複写物からの光像を受光して2色の第1
    の記録信号及び第2の記録信号を得る読み取り手段と、
    前記第1の記録信号に基づいて感光体に書き込みを行っ
    て静電潜像を形成する第1の書き込み手段と、前記静電
    潜像を現像してトナー像とする第1の現像手段と、前記
    感光体に対して前記第1の現像手段による静電潜像の現
    像後に前記第2の記録信号に基づいて感光体に書き込み
    を行って静電潜像を前記トナー像に重ねて形成する第2
    の書き込み手段と、この第2の書き込み手段により形成
    された静電潜像を現像してトナー像とする第2の現像手
    段と、この第2の現像手段と前記第1の現像手段とによ
    り現像されたトナー像を同時に転写紙に転写する転写手
    段とを有するデジタル複写装置において、前記第2の記
    録信号の有無を検出する信号有無検出手段と、前記第2
    の現像手段の駆動停止を、前記信号有無検出手段の検出
    結果により前記第2の記録信号の存在する主走査ライン
    から前記第2の記録信号の存在しない主走査ラインに変
    化した時点より、その第2の記録信号が前記感光体に書
    き込まれて前記第2の現像手段の現像位置を通過する時
    点までの時間を少なくとも経過した後に行う制御手段と
    を備えたことを特徴とするデジタル複写装置。
  4. 【請求項4】被複写物からの光像を受光して2色の第1
    の記録信号及び第2の記録信号を得る読み取り手段と、
    前記第1の記録信号に基づいて感光体に書き込みを行っ
    て静電潜像を形成する第1の書き込み手段と、前記静電
    潜像を現像してトナー像とする第1の現像手段と、前記
    感光体に対して前記第1の現像手段による静電潜像の現
    像後に前記第2の記録信号に基づいて感光体に書き込み
    を行って静電潜像を前記トナー像に重ねて形成する第2
    の書き込み手段と、前記第2の記録信号の有無により駆
    動が制御され前記第2の書き込み手段により形成された
    静電潜像を現像してトナー像とする第2の現像手段と、
    この第2の現像手段と前記第1の現像手段とにより現像
    されたトナー像を同時に転写紙に転写する転写手段とを
    有するデジタル複写装置において、前記第2の現像手段
    のみを駆動するモータを備えたことを特徴とするデジタ
    ル複写装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載のデジタル複写装置におい
    て、前記モータをスロースタートさせる回転制御手段を
    備えたことを特徴とするデジタル複写装置。
  6. 【請求項6】被複写物からの光像を受光して2色の第1
    の記録信号及び第2の記録信号を得る読み取り手段と、
    前記第1の記録信号に基づいて感光体に書き込みを行っ
    て静電潜像を形成する第1の書き込み手段と、前記静電
    潜像を現像してトナー像とする第1の現像手段と、前記
    感光体に対して前記第1の現像手段による静電潜像の現
    像後に前記第2の記録信号に基づいて感光体に書き込み
    を行って静電潜像を前記トナー像に重ねて形成する第2
    の書き込み手段と、前記第2の記録信号の有無により駆
    動が制御されるとともに、被複写物の先端部に相当する
    静電潜像の先端部が通過する以前に所定の時間駆動され
    前記第2の書き込み手段により形成された静電潜像を現
    像してトナー像とする第2の現像手段と、この第2の現
    像手段と前記第1の現像手段とにより現像されたトナー
    像を同時に転写紙に転写する転写手段とを備えたことを
    特徴とするデジタル複写装置。
  7. 【請求項7】被複写物からの光像を受光して2色の第1
    の記録信号及び第2の記録信号を得る読み取り手段と、
    前記第1の記録信号に基づいて感光体に書き込みを行っ
    て静電潜像を形成する第1の書き込み手段と、前記静電
    潜像を現像してトナー像とする第1の現像手段と、前記
    感光体に対して前記第1の現像手段による静電潜像の現
    像後に前記第2の記録信号に基づいて感光体に書き込み
    を行って静電潜像を前記トナー像に重ねて形成する第2
    の書き込み手段と、前記第2の記録信号の有無により駆
    動が制御されるとともに、複写サイクル開始毎に前記感
    光体に対する画像形成に先立って所定の時間駆動され前
    記第2の書き込み手段により形成された静電潜像を現像
    してトナー像とする第2の現像手段と、この第2の現像
    手段と前記第1の現像手段とにより現像されたトナー像
    を同時に転写紙に転写する転写手段とを備えたことを特
    徴とするデジタル複写装置。
  8. 【請求項8】請求項6又は7記載のデジタル複写装置に
    おいて、前記第2の現像手段は回転する現像ローラ上に
    現像剤の薄層を形成してこの薄層の現像剤で現像位置に
    て静電潜像を現像するようにし、かつ前記第2の現像手
    段が被複写物の先端部に相当する静電潜像の先端部を現
    像する時点に先立って駆動される時間を、少なくとも前
    記現像ローラが薄層形成位置から現像位置まで回転する
    に要する時間としたことを特徴とするデジタル複写装
    置。
  9. 【請求項9】請求項6又は7記載のデジタル複写装置に
    おいて、前記第2の現像手段は回転する現像ローラ上に
    現像剤の薄層を形成してこの薄層の現像剤で現像位置に
    て静電潜像を現像するようにし、かつ前記第2の現像手
    段が被複写物の先端部に相当する静電潜像の先端部を現
    像する時点に先立って駆動される時間を、少なくとも前
    記現像ローラが薄層形成位置から現像位置まで達すると
    ともに、回転速度が定常回転速度に達してこの後この速
    度で回転するに要する時間としたことを特徴とするデジ
    タル複写装置。
  10. 【請求項10】被複写物からの光像を受光して2色の第
    1の記録信号及び第2の記録信号を得る読み取り手段
    と、前記第1の記録信号に基づいて感光体に書き込みを
    行って静電潜像を形成する第1の書き込み手段と、前記
    静電潜像を現像してトナー像とする第1の現像手段と、
    前記感光体に対して前記第1の現像手段による静電潜像
    の現像後に前記第2の記録信号に基づいて感光体に書き
    込みを行って静電潜像を前記トナー像に重ねて形成する
    第2の書き込み手段と、前記第2の記録信号の有無によ
    り駆動が制御されるとともに、複写サイクルの開始時点
    に先立って所定の時間駆動され前記第2の書き込み手段
    により形成された静電潜像を現像してトナー像とする第
    2の現像手段と、この第2の現像手段と前記第1の現像
    手段とにより現像されたトナー像を同時に転写紙に転写
    する転写手段とを有するデジタル複写装置において、前
    記第2の現像手段のみを駆動するモータを備えたことを
    特徴とするデジタル複写装置。
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