JP2001094787A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2001094787A
JP2001094787A JP26882699A JP26882699A JP2001094787A JP 2001094787 A JP2001094787 A JP 2001094787A JP 26882699 A JP26882699 A JP 26882699A JP 26882699 A JP26882699 A JP 26882699A JP 2001094787 A JP2001094787 A JP 2001094787A
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Hiroshi Arai
博 荒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレスキャンすることなく、メモリ等のハー
ドウェアを追加することなく、ファーストスキャンから
原稿の地肌濃度を検出し、Bk一色で現像する文字処理
においても原稿の地肌除去を行うことが可能な画像処理
装置を提供する。 【解決手段】 地肌検出部82を像域分離信号の同期合
わせ用メモリ72の後に配置し、地肌検出用の画像デー
タとして、数10ライン程度のラインメモリである同期
合わせ用メモリ72の出力を使用して、大きな領域で地
肌濃度を検出することにより実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動地肌除去機能
を有する画像処理装置に関する。
【0002】従来から、ざら紙、新聞紙等、白地でない
原稿に対してその地肌濃度をカットする方法はいろいろ
考えられてきた。その代表的なものとして、特開平7−
264421号公報、特開平10−173874号公報
に開示されたものがある。
【0003】(従来技術1)特開平7−264421号
公報に開示された従来技術は、プレスキャンを行わずに
地肌除去閾値を高精度に自動的に設定する画像処理装置
が開示されている。この従来技術は、ファーストスキャ
ン時に、セカンドスキャン以降の地肌検出に用いる閾値
を自動設定するものである。
【0004】(従来技術2)特開平10−173874
号公報に開示された従来技術は、ファーストスキャン時
に、ある程度の原稿種を特定するような特徴量を検出
し、その特徴量に応じて地肌除去を行うものである。本
従来技術は、従来技術1よりきめ細やかな処理を行って
いる。
【0005】従来技術1、2ともファーストスキャンで
あるBk作像時に、原稿の各画素の濃度を検出し、その
濃度のピークを検出することで地肌濃度を検出し、セカ
ンドスキャン以降(CMY作像時)に地肌除去を行うも
のである。これは、フルカラー画像を作成するのに、地
肌濃度のように濃度の薄い(ハイライト)部分に関して
は、グレーであってもBk版1色で作像するのではな
く、CMY版3色も重ねて現像する(UCRが低い)こ
とを想定している処理である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、新聞原
稿を読み取る際は、文字部周りに地肌濃度であるイエロ
ー付きが目につく。また、文字部が写真処理されるた
め、文字がぼける等の問題が発生する。そこで、ハイラ
イト側でもBk1 色で現像する(UCRが高い)文字処
理が望ましい。しかし、UCRが高いとBk版で地肌除
去を行わない従来技術2では、新聞原稿の地肌がBkで
地汚れしてしまうという問題点があった。(図5(a) 、
(b) 参照)
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、プレスキャンすることなく、メモリ等のハー
ドウェアの追加をすることなく、ファーストスキャンか
ら原稿の地肌濃度を検出し、UCRの高い文字処理にお
いても、原稿の地肌除去を行うことの可能な画像処理装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、原稿を複数回スキャンし
て画像を読み取る画像読取手段と、該画像読取手段によ
り読み取られた画像データから像域分離信号を発生させ
る像域分離信号発生手段と、該像域分離信号発生手段か
ら発生した像域分離信号の出力ディレイを調整する記憶
手段と、原稿の地肌濃度を検出する地肌濃度検出手段
と、該地肌濃度検出手段により検出された地肌濃度を基
に原稿の地肌を除去する地肌除去手段とを有し、地肌濃
度検出手段は、記憶手段から出力された複数ラインの画
像データを基に検出を行うことを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、地肌濃度検出手段は、記憶手段から入力さ
れた複数の画像データに平滑補正を行い、該平滑補正さ
れた複数の画像データの内、画素値の最も小さい画像デ
ータを検出し、該検出された画像データの地肌濃度を基
に地肌除去量を決定することを特徴としている。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または2
に記載の発明において、地肌濃度検出手段は、最初のス
キャン時から地肌濃度を検出し、該検出した地肌濃度を
基に地肌除去量を決定し、該地肌除去量を地肌除去手段
に送出し、地肌除去手段は、最初のスキャン時から地肌
を除去することを特徴としている。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、最初のスキャンは、Bk版のスキャンであ
ることを特徴としている。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1から4の
いずれか1項に記載の発明において、記憶手段は、少な
くとも30ライン以上のラインメモリであることを特徴
としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明実施の形態を添付図
面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の実施の形態におけるディ
ジタルカラー複写機の機構部の概略を示す構成図であ
る。本ディジタルカラー複写機は、レーザプリンタ10
0、自動原稿送り装置(ADF)200、操作部30
0、イメージスキャナ400、外部センサ500から構
成される。以下詳細に説明する。
【0015】イメージスキャナ400は、コンタクトガ
ラス401の下方に配置された照明用のランプ402を
搭載した移動体を図1の左右方向(副走査方向)に機械
的に一定速度で移動させ、原稿画像を読み取る画像読取
部である。照明用のランプ402から照射された光は、
コンタクトガラス401上に載置される原稿の表面で原
稿画像の濃度に応じて反射する。この反射光、即ち原稿
の光像は多数のミラー及びレンズを通り、CCDイメー
ジセンサ410を構成するダイクロイックプリズムに入
射する。
【0016】ダイクロイックプリズムは入射光を波長に
応じてR、G、Bの3色に分光する。分光された3つの
光は、それぞれ互いに異なる一次元電荷結合素子(CC
D)イメージセンサ410に入射する。イメージスキャ
ナ400に備わった3つのCCDイメージセンサ410
によって、原稿画像上の主走査方向1ラインのR、G、
B各色成分を同時に読み取ることができる。原稿の二次
元画像は上記移動体の副走査によって順次読み取られ
る。
【0017】外部センサ500は、イメージスキャナ4
00と同様に原画画像のR、G、B各色成分を同時に検
出できるCCDで構成されたハンディタイプのスキャナ
に内蔵されている。
【0018】ADF200は、イメージスキャナ400
の上方に配置されており、原稿台210上には多数の原
稿を載積した状態で保持することができる。原稿の給紙
動作を行う場合は、回転する呼び出しコロ212が最上
部の原稿上面に当接し、当接した原稿を繰り出す。分離
コロ213は、原稿の重送を避けるためのものである。
【0019】所定の位置まで繰り出された原稿は、プル
アウトローラ217及び搬送ベルト216の駆動によっ
て、イメージスキャナ400のコンタクトガラス401
上をさらに搬送され、所定の読み取り位置まで進んだ
時、即ち原稿の先端がコンタクトガラス401の左端位
置に達した時、停止する。原稿の読み取りが終了すると
搬送ベルト216が再び駆動されて、コンタクトガラス
401上の原稿は、排紙され、次の原稿が読み取り位置
に送られる。
【0020】呼び出しコロ212の手前には、原稿が載
積されているか否かを検知するための光学センサである
原稿有無センサ211が備えられている。また、分離コ
ロ213とプルアウトローラ217の間には、原稿の先
端及びサイズを検知するための光学センサである原稿先
端センサ214が備わっている。原稿先端センサ214
は、主走査方向の互いに異なる位置に配置された複数の
センサで構成されており、これらのセンサの検出状態の
組み合わせによって、主走査方向の原稿サイズ、即ち原
稿幅を検知する。
【0021】また、図示しない給紙モータに回転量に応
じたパルスを出力するパルス発生器が設けられており、
ADF200の制御装置は、原稿先端センサ214を用
いて原稿が通過するまでの時間を計測することによっ
て、副走査方向の原稿サイズ、即ち原稿の長さを検知す
る。なお、呼び出しコロ212及び分離コロ213は給
紙モータによって駆動され、プルアウトローラ217及
び搬送ベルト216は搬送モータによって駆動される。
光学センサからなるレジストセンサ215はプルアウト
ローラ217の下流に配置される。
【0022】次に、レーザプリンタ100の構成及びそ
の動作を説明する。画像の再生は、感光体ドラム1上で
行われる。感光体ドラム1の周囲には一連の静電写真の
プロセスユニット、即ち、帯電チャージャ5、書き込み
ユニット3、現像ユニット4、転写ドラム2、クリーニ
ングユニット6が備わっている。
【0023】書き込みユニット3には図示しないレーザ
ダイオードが備わっており、該レーザダイオードが発す
るレーザ光は、回転多面体3b、レンズ3c、ミラー3
d、及びレンズ3eを経て感光体ドラム1の表面に照射
される。回転多面鏡3bは、ポリゴンモータ3aによっ
て高速で定速回転駆動される。
【0024】システムコントローラ50は、記録すべき
画像の濃度に対応する画素単位の2値信号(記録有/記
録無)により駆動されるレーザダイオードの発光タイミ
ングが、各々の画素位置を順次走査する回転多面鏡3b
の回転偏向動作と同期するようにレーザダイオードの駆
動信号を制御する。つまり、感光体ドラム1の表面の画
像の各走査位置で、その画素の濃度(記録有/記録無)
に応じたレーザ光が照射されるようにレーザダイオード
をオン/オフ制御する。
【0025】感光体ドラム1の表面は、予め帯電チャー
ジャ5によるコロナ放電によって一様に高電位に帯電さ
れている。この表面に書き込みユニット3の発するレー
ザ光が照射されると、その光の強度に応じて帯電電位が
変化する。つまり、書き込みユニット3が備えているレ
ーザダイオードが発するレーザ光の照射の有無に応じた
電位分布が感光体ドラム1上に形成されることになる。
こうして、感光体ドラム1上に原稿画像の濃淡に対応し
た電位分布、即ち静電潜像が形成される。
【0026】この静電潜像は、書き込みユニット3より
も下流に配置された現像ユニット4によって可視像化さ
れる。本実施の形態では、現像ユニット4に4組の現像
器4M、4C、4Y及び4Bkが備えられている。それ
ぞれの現像器には、互いに色の異なるM(マゼンタ)、
C(シアン)、Y(イエロー)およびBk(ブラック)
のトナーが収納されている。レーザプリンタ100は、
上記4つの現像器のいずれか1つが選択的に付勢される
ように構成されており、静電潜像はM、C、YまたはB
k色のいずれか1つのトナーで可視像化される。
【0027】給紙カセット11に収納された転写紙は、
給紙コロ12で繰り出され、レジストローラ13によっ
てタイミングを図られながら、転写ドラム2の表面に送
り込まれる。転写紙は、転写ドラム2の表面に吸着され
た状態で転写ドラム2の回転に従って移動する。そし
て、感光体ドラム1の表面に近接した位置で、転写チャ
ージャ7による帯電によって感光体ドラム1上に形成さ
れたトナー像が転写紙の表面に転写される。
【0028】単色コピーモードの場合には、トナー像の
転写が終了し、転写ドラム2から分離された後、定着器
9で定着され、排紙トレイ10に排紙される。一方、フ
ルカラーモードの場合には、Bk、M、C及びYの4色
の画像を1枚の転写紙上に重ねて形成する必要がある。
【0029】まず、感光体ドラム1上にBk色のトナー
像が形成され、該トナー像が転写紙に転写される。Bk
トナー像が転写された後、フルカラーコピーモードにお
いては、転写紙は転写ドラム2から分離しない。転写紙
が転写ドラム2に接着している間に、感光体ドラム1上
に次のM色のトナー像が形成され、そのトナー像が再び
転写紙に転写される。さらに、C色及びY色についても
感光体ドラム1上にトナー像が形成され、該トナー像が
転写紙に転写される。つまり、トナー像の形成と転写の
プロセスを繰り返すことによって、1つのカラー画像が
転写紙上に形成される。
【0030】全てのトナー像の転写が終了すると、転写
紙は、分離チャージャ8による帯電によって、転写ドラ
ム2から分離される。転写ドラム2から分離された転写
紙は、定着器9でトナー像の定着処理を受けた後、排紙
トレイ10に排出される。
【0031】図2は、従来例におけるディジタルカラー
複写機の電装部の構成を示す回路ブロック図である。複
写機全体の動作制御は、マイクロコンピュータで構成さ
れるシステムコントローラ50によって制御される。同
期制御回路60は、制御タイミングの基準となるクロッ
クパルスを発生させて、各制御ユニット間の信号の同期
をとる各種の同期信号を入出力させる。走査タイミング
の基になる主走査同期信号は、レーザプリンタ100の
回転多面鏡3bの回転によるレーザ光の走査開始時期に
同期させている。
【0032】イメージスキャナ400で読み取られた
R、G、B各色の画像信号は、A/D変換され、各々8
ビットのカラー画像情報として画像処理ユニット71〜
82に出力される。この画像情報は、画像処理ユニット
71〜82内で各種処理を受けた後、レーザプリンタ1
00に出力される。画像処理ユニット71〜82は、ス
キャナガンマ補正部71、像域分離信号同期合わせ用メ
モリ72、RGB平滑フィルタ部73、地肌除去部7
4、色補正部及び下色除去(UCR)/UCA75、セ
レクタ76、エッジ強調フィルタ部77、プリンタガン
マ補正部78、階調処理部79と、スキャナガンマ補正
部71から並列に像域分離部80、ACS81、地肌検
出部82とを備えている。
【0033】スキャナガンマ補正部71では、イメージ
スキャナ400で読み取られた反射率リニアのRGBデ
ータを、濃度リニアのRGBデータに変換する。同期合
わせ用メモリ72では、画像データと分離データの同期
合わせを行っている。RGB平滑フィルタ部73では、
網点原稿によるモアレを抑えるためのスムージング処理
を行っている。
【0034】地肌除去部74では、原稿の地肌のハイラ
イト部を飛ばす(白に置き換える)処理を行っている。
色補正回路75では、R、G、Bのそれぞれの色の画像
情報をそれらの補色であるY、M、Cの各色の画像情報
に変換する。UCR/UCA75では、入力されたY、
M、C色の全ての画像情報を合成した画像信号の色に含
まれる黒成分を抽出し、それをBk信号として出力す
る。それと同時に残りの色の画像信号から黒成分を除去
し、かつYMC成分を上乗せする。
【0035】セレクタ76では、システムコントローラ
50の指示に応じて、入力されるY、M、C、Bkの色
信号からいずれか1つの色信号を選択して、次のエッジ
強調フィルタ部77へ出力する。エッジ強調フィルタ部
77では、文字部、あるいは絵柄部のエッジ情報の強調
を行う。プリンタガンマ補正部78では、プリンタ特性
に合わせたカーブをセットし、階調処理を含めて濃度リ
ニアになるようにする。階調処理部79では、入力され
る8ビットの濃度情報を2値化、あるいは多値化する回
路である。一般にディザ処理が行われることが多く、レ
ーザプリンタ100には、ディザ処理された画像信号が
入力される。
【0036】スキャナガンマ補正部71の出力は、一方
で像域分離部80とACS81、地肌検出部82に送出
される。像域分離部80は、入力される画像が文字部で
あるか絵柄部であるかを判定する回路と、有彩色である
か無彩色であるかを判定する回路とを有している。その
判定の結果を1画素単位でそれぞれの処理ブロックへ送
出している。
【0037】各処理ブロックでは、像域分離部80の結
果に従い処理を切り替えている。ACS81は、スキャ
ナ400にセットされた原稿が白黒原稿であるかカラー
原稿であるかを判定し、結果をBk版スキャン終了時シ
ステムコントローラ50へ送出している。カラー原稿で
あれば残りの3スキャンを行い、白黒原稿であればBk
スキャンにて動作を終了させる。
【0038】地肌検出部82は、スキャナ400にセッ
トされた原稿の地肌濃度を検出する回路である。フルカ
ラーコピーの場合にはBk版スキャン時に地肌濃度を検
出し、その結果をシステムコントローラ50に戻してい
る。システムコントローラ50では、その結果を基に地
肌除去量を計算し、CMY版スキャン時に地肌除去部7
4に計算値をセットすることで、地肌除去を行ってい
る。白黒コピーの場合には、Bk版スキャン1回のみな
ので、地肌濃度が確定しておらず、ある一定値での地肌
除去を行っている。
【0039】具体的に説明すると、白黒コピー及びファ
ーストスキャンから地肌除去を行うときは、ユーザが原
稿の地肌濃度レベルに相当する閾値を予め設定し、この
閾値以下の画素を地肌とみなし、地肌除去を行ってい
る。
【0040】図3は、図2の画像処理ユニット71〜8
2の詳細図である。CPU301は、システムコントロ
ーラ50内に設けられており、同期制御回路を通じて画
像処理ユニット71〜82を制御する。また、スキャナ
400、プリンタ100の制御も行う。ROM302
は、読み出し専用のメモリであり、コンピュータの起動
に必要な基本システムが書き込まれている。RAM30
3は、随時書き込み読み出し可能なメモリであり、主記
憶装置として用いられる。
【0041】CPU304は、操作部300、ADF2
00を制御する。CPU301とCPU304は、シリ
アルI/Fにより接続されている。シリアルI/Fは、
単一の信号線を用いて1ビットずつ順次データを送る伝
送方式である。なお、パラレルI/Fを用いてもかまわ
ない。
【0042】各画像処理ユニット71〜82のパラメー
タは、全てシステムコントローラ50のCPU301よ
り設定される構成となっている。図3では、平滑フィル
タ部73と地肌除去部74のみを記載している。操作部
300上でモードが決定され、コピースタートキーが押
下されると、そのモードがCPU304のシリアルI/
Fを通じてCPU301に伝送される。CPU301
は、そのモードにおける平滑フィルタ用、地肌除去用の
パラメータを平滑フィルタ部73、地肌除去部74に伝
送する。平滑フィルタ部73、地肌除去部74は、その
パラメータに従ってそれぞれの処理を行う。
【0043】本発明の実施の形態におけるディジタルカ
ラー複写機のブロック図を図4に示す。図2の従来例に
示されるように地肌検出部82は、システムコントロー
ラ50と接続され、スキャナガンマ補正部71から信号
が入力される位置にある。それに対して、本実施の形態
では、地肌検出部82は、同期合わせ用メモリ72と地
肌除去部74との間に位置する。
【0044】図6は、本発明のポイント部分のみをピッ
クアップした図である。像域分離は、副走査方向にも大
きな領域で判定を行うため、数10ライン程度のライン
メモリが必要となる。つまり、同期合わせ用のメモリと
して同じライン数のメモリ容量となるため、地肌検出に
ライン数を稼ぐことができる。地肌検出部82は、平滑
処理部601、最小値検出部602、地肌濃度判定部6
03と大きく3つのブロックに分けることができる。
【0045】平滑処理部601の動作を図7に示す。地
肌候補の最小ブロックサイズで平滑処理を行う。同期合
わせ用メモリの出力は数10ラインあるので、最大同サ
イズまでは対応可能であるが、本実施の形態としては、
3×3及び5×3サイズの平滑フィルタを示した。図7
の各行列内の数値の和は、左の分母と一致する。つま
り、各行列の値は、1となり、入力される信号のレベル
を変化させるものではない。
【0046】最小値検出部602の動作を図8に示す。
コンパレータ610は、平滑処理部601から入力され
た画像データの画素値とセレクタ611から入力された
画像データの画素値とを比較し、小さいほうの画像デー
タをセレクタ612に出力する。セレクタ611には、
最初、初期値として先頭の画像データが入力される。2
回目以降は、画素クロック入力F/F613から出力さ
れた画像データが入力される。セレクタ611は、コン
パレータ610及びセレクタ612に画像データを出力
する。
【0047】セレクタ612は、コンパレータ610、
セレクタ611及び平滑処理部601から画像データが
入力される。セレクタ612は、各画像データの画素値
を比較して最小の値の画像データを画素クロック入力F
/F613に出力する。画素クロックF/F613に
は、画素クロックとセレクタ612からの画像データが
入力される。画素クロック入力F/F613は、先にラ
ッチした画像データの画素値と入力された画像データの
画素値とを比較し、小さい方の値を次のクロックにてラ
ッチする。つまり、常に画素クロック入力F/F613
には、原稿での最小値がラッチされている状態になる。
この最小値を地肌候補値と呼んでいる。
【0048】最終段のF/F614には、地肌濃度判定
部603に地肌濃度を伝えるための地肌ラッチパルスと
画素クロックF/F613からの画像データが入力され
る。F/F614は、地肌ラッチパルスに同期して、ラ
ッチした画像データを地肌濃度判定部603に出力す
る。
【0049】地肌ラッチパルスの例を図9に示す。フレ
ームスタート信号は、画像読み取りスタート信号で、原
稿の先頭を示している。フレームスタート信号のアサー
トからNライン目のみパルスが発生して、原稿の先頭N
ラインでの地肌濃度を検出し、その値で原稿全面の地肌
除去を行うという処理となる。
【0050】地肌濃度判定部603の動作を図10と図
12に示す。地肌除去の方法として、最小値検出部60
2により求めた地肌濃度THを用いて、ハイライト側だ
けカットする方法を用いた例を図11、図13に示す。
図11は、地肌除去量が2種類用意されていて、地肌濃
度判定結果からその2つを切り替えるタイプで、その場
合の判定回路は図10となる。ある閾値よりも大きいか
小さいかを比較すればよい。
【0051】図13は、入力された地肌量分だけカット
する方法で、その場合の判定回路は図12になる。入力
される最小値をテーブル変換するか、オフセットを加え
たTHを地肌除去部74に出力する。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、地肌検出用の画像データとして、像域分離信
号の出力ディレイ調整用の記憶手段の出力を使うことに
より、大きな領域での平均地肌濃度を検出することがで
き、地肌濃度検出の精度を上げることができる。
【0053】また、地肌濃度検出手段及び地肌除去手段
が、像域分離信号の出力ディレイ調整用の記憶手段の後
にくるため、地肌検出結果を、同一スキャン時に地肌除
去手段に反映することができ、プレスキャンレス自動地
肌除去を行うことができる。
【0054】さらに、ハード量としても、地肌検出手段
の位置が移動する程度で、大きな変更なく実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるディジタルカラー
複写機の構成を示す概略図である。
【図2】従来技術としてのディジタルカラー複写機の内
部構成を示すブロック図である。
【図3】図2のシステムコントローラ50及び操作部3
00の概略構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるディジタルカラー
複写機の内部構成の概略を示すブロック図である。
【図5】従来技術としてのカラー自動地肌除去の濃度カ
ーブを示した図である。
【図6】本発明の実施の形態における地肌検出部82及
びその周辺の内部構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態における平滑処理部601
のブロック図及び平滑フィルタの行列式である。
【図8】本発明の実施の形態における最小値検出部60
2の内部構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態における最小値検出部60
1に入力されるタイミング信号を示すタイミングチャー
トである。
【図10】本発明の実施の形態における地肌濃度判定部
603のブロック図である。
【図11】図10における地肌濃度判定部603による
濃度変換を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態における地肌濃度判定部
603のブロック図である。
【図13】図12に対する地肌濃度判定部603による
濃度変換を示す図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 転写ドラム 3 書き込みユニット 4 現像ユニット 9 定着器 10 排紙トレイ 11 給紙カセット 50 システムコントローラ 60 同期制御回路 71 スキャナガンマ補正部 72 同期合わせ用メモリ 73 RGB平滑フィルタ部 74 地肌除去部 75 色補正部、UCR/UCA 76 セレクタ 77 エッジ強調フィルタ部 78 プリンタガンマ補正部 79 階調処理部 80 像域分離部 81 ACS 82 地肌検出部 100 レーザプリンタ 200 自動原稿送り装置(ADF) 300 操作部 400 イメージスキャナ 500 外部センサ 600 メイン制御部 601 平滑処理部 602 最小値検出部 603 地肌濃度判定部
フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA01 AB04 BA02 BB03 BC05 BC09 BC11 CB22 DA03 DC07 DC09 EA07 5B057 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE05 CE06 CH09 CH11 CH20 DB02 DB06 DB09 DC30 5C077 LL19 MM03 MP08 PP02 PP25 PP27 PP28 PP33 PP38 PP43 PP68 PQ22 PQ24 TT06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を複数回スキャンして画像を読み取
    る画像読取手段と、 該画像読取手段により読み取られた画像データから像域
    分離信号を発生させる像域分離信号発生手段と、 該像域分離信号発生手段から発生した像域分離信号の出
    力ディレイを調整する記憶手段と、 前記原稿の地肌濃度を検出する地肌濃度検出手段と、 該地肌濃度検出手段により検出された地肌濃度を基に前
    記原稿の地肌を除去する地肌除去手段とを有し、 前記地肌濃度検出手段は、前記記憶手段から出力された
    複数ラインの画像データを基に検出を行うことを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記地肌濃度検出手段は、 前記記憶手段から入力された複数の画像データに平滑補
    正を行い、 該平滑補正された複数の画像データの内、画素値の最も
    小さい画像データを検出し、 該検出された画像データの地肌濃度を基に地肌除去量を
    決定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記地肌濃度検出手段は、 最初のスキャン時から地肌濃度を検出し、該検出した地
    肌濃度を基に地肌除去量を決定し、該地肌除去量を前記
    地肌除去手段に送出し、 前記地肌除去手段は、 最初のスキャン時から地肌を除去することを特徴とする
    請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記最初のスキャンは、Bk版のスキャ
    ンであることを特徴とする請求項3記載の画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段は、 少なくとも30ライン以上のラインメモリであることを
    特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像
    処理装置。
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Cited By (2)

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