JP2002190953A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002190953A
JP2002190953A JP2000390316A JP2000390316A JP2002190953A JP 2002190953 A JP2002190953 A JP 2002190953A JP 2000390316 A JP2000390316 A JP 2000390316A JP 2000390316 A JP2000390316 A JP 2000390316A JP 2002190953 A JP2002190953 A JP 2002190953A
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JP2000390316A
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Hiroshi Arai
博 荒井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濃度ムラの補正を、全面に対してリアルタイ
ムに精度よく、かつ低コストで実現することが可能な画
像形成装置を提供する。 【解決手段】 通常の画像形成処理を行う前に、像形成
特性を読み取るために出力パターンを読み取り判別する
出力パターン判別手段(同期メモリ72−1、アドレス
コントロール72−3、CPUリード/ライト72−
4、スPU72−5)と、出力パターン判別手段での読
み取り結果に従いテーブル変換処理を切り替えるテーブ
ル変換処理切り替え手段(システムコントローラ50)
とを持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル方式の画
像形成装置に関し、特に、画像信号の出力パターンを読
み取り、濃度カープを自動で生成する(ACC機能)を
持つ画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機において濃度ムラを補正する方法
は数多く提案されている。作像系周りでは、各種センサ
の読み取り値に基づいて、バイアス等を切り替えて濃度
ムラを補正している。スキャナ読み取り系では、CCD
の読み取りムラに対しては、主走査方向のラインメモリ
を用い、シェーディング補正と呼ばれる補正を行うこと
で、読み取りムラの補正を実行している。濃度ムラに関
しては、全面に対して、リアルタイムに精度よく補正を
行うことが課題となっている。
【0003】このような背景の基に特開平8−8877
2号公報(第1の従来例)に示された技術は、1ライン
メモリを持ち、先頭ラインの読み取りからヒストグラム
を作成し、それ以降、全面に対する主走査方向補正を決
定する方式を採っている。また特開平8−317149
号公報(第2の従来例)に示された技術は、先頭の数ラ
インの濃度情報から、それ以降、全面に対する補正値を
決定する方式を採っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の従来例は、
先頭ラインにて補正値を決定することと、ヒストグラム
を作成し補正値を決定することで、リアルタイムに精度
よく補正できるが、全面に対する補正ができないという
欠点を持っている。
【0005】また第2の従来例は、先頭の数ラインにて
原稿全体に対する補正値を決定することで、リアルタイ
ムに精度よく補正できるが、全面に対する補正値を先頭
の数ラインで代表してしまうことで、全面に対する補正
の精度としては落ちてしまう欠点を持っていた。コピー
の濃度ムラに関して言えば、全面のうちの手前側、ある
いは奥側に濃度の偏りがあるので、二次元的に補正が必
要であることがわかってきた。
【0006】本発明は、濃度ムラの補正を、全面に対し
てリアルタイムに精度よく、かつ低コストで(現状のハ
ードウェアに対する追加を極力抑えることで)実現する
ことが可能な画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、読み取り位置に配置した原
稿画像を光学的に走査して読み取り、画像信号を出力す
る画像読み取り手段と、CCDからのアナログ出力をデ
ィジタル値に変換するA/Dコンバータを持ち、A/D
コンバータの出力信号にテーブル変換処理を掛けるテー
ブル変換処理手段と、テーブル変換処理手段の出力に階
調処理を掛ける階調変換手段と、階調変換手段から出力
される画像信号に応じた情報を像担持体上に書き込む画
像書き込み手段と、像担持体上の情報を複数色の現像剤
にて顕像化し転写紙上に画像を形成する画像形成手段と
を持つ画像形成装置において、通常の画像形成処理を行
う前に、像形成特性を読み取るために出力パターンを読
み取り判別する出力パターン判別手段と、出力パターン
判別手段での読み取り結果に従いテーブル変換処理を切
り替えるテーブル変換処理切り替え手段とを持つことを
特徴とする画像形成装置に関するものである。
【0008】また請求項2記載の発明は、出力パターン
判別手段での判別結果に従いA/Dコンバータのリファ
レンス電圧を切り替えるリファレンス電圧切り替え手段
を持つことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置に
関するものである。
【0009】本発明では、上記の手段を有することで、
全面に対して、リアルタイムに、精度よく濃度ムラの補
正を行うことを可能にする。またその補正のために必要
なハードウェアの追加は、256×8ビットのSRAM
数個で実現でき、昨今のように殆どの場合、画像処理部
をASIC化することを考えると、大きなハードウェア
の変更なしで実現が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態に係る
ディジタルカラー複写機の概略構成図である。図におい
て、100はレーザプリンタ、200は自動原稿送り装
置、300は操作ボード、400はイメージスキャナ、
500は外部センサである。イメージスキャナ400
は、コンタクトガラス401の下方に配置された照明用
のランプ402を搭載した移動体を図の左右方向(副走
査方向)に機械的に一定速度で移動させ、原稿画像を読
み取る画像読み取り部である。
【0011】照明用のランプ402から出た光は、コン
タクトガラス401上に載置される原稿の表面で原稿画
像の濃度に応じて反射する。この反射光、即ち原稿の光
像は多数のミラー及びレンズを通り、ダイクロイックプ
リズムに入射する。ダイクロイックプリズムは、入射光
を波長に応じてR、G、Bの3色に分光する。分光され
た3つの光はそれぞれ互いに異なる一次元イメージセン
サ(CCD)403に入射する。こうしてイメージスキ
ャナ400に備わった3つの一次元イメージセンサ40
3によって、原稿画像上の主走査方向1ラインのR、
G、B各色成分を同時に読み取ることができる。原稿の
二次元画像は上記移動体の副走査によって順次読み取ら
れる。
【0012】外部センサ500は、イメージスキャナ4
00と同様に、原稿画像のR、G、B各色成分を同時に
検出できるCCDで構成されたハンディタイプのスキャ
ナに内蔵されている。ADF200は、イメージスキャ
ナ400の上方に配置されており、原稿台210上には
多数の原稿を積載した状態で保持することができる。原
稿の給紙動作を行う場合は、回転する呼び出しコロ21
2が最上部の原稿上面に当接し、当接した原稿を繰り出
す。213は重送を避けるための分離コロである。
【0013】所定の位置まで繰り出された原稿は、プル
アウトローラ217及び搬送ベルト216の駆動によっ
て、イメージスキャナ400のコンタクトガラス401
上をさらに搬送され、所定の読み取り位置まで進んだと
き、即ち、原稿の先端がコンタクトガラス401の左端
位置に達したときに停止する。原稿の読み取りが終了す
ると搬送ベルト216が再び駆動されて、コンタクトガ
ラス401上の原稿は排紙され、次の原稿が読み取り位
置に送られる。
【0014】呼び出しコロ212の手前には、原稿が積
載されているか否かを検知するための光学センサである
原稿有無センサ211が、また分離コロ213とプルア
ウトローラ217の間には、原稿の先端及びサイズを検
知するための光学センサである原稿先端センサ214が
備わっている。原稿先端センサ214は、主走査方向
(紙面に垂直な方向)の互いに異なる位置に配置された
複数のセンサで構成されており、これらのセンサの検出
状態の組み合わせによって、主走査方向の原稿サイズ、
即ち、原稿幅を検知することができる。
【0015】また図示しない給紙モータに、回転量に応
じたパルスを出力するパルス発生器が設けられており、
ADF200の制御装置は、原稿先端センサ214を原
稿が通過するまでの時間を計測することによって、副走
査方向の原稿サイズ、即ち、原稿の長さを検知する。な
お、呼び出しコロ212及び分離コロ213は給紙モー
タによって駆動され、プルアウトローラ217及び搬送
ベルト216は搬送モータによって駆動される。光学セ
ンサからなるレジストセンサ215はプルアウトローラ
217の下流に配置される。
【0016】次にレーザプリンタ100の概略構成及び
その動作を説明する。画像の再生は感光体ドラム1上で
行われる。感光体ドラム1の周囲には、一連の静電写真
のプロセスユニット、即ち、帯電チャージャ5、書き込
みユニット3、現像ユニット4、転写ドラム2、クリー
ニングユニット6などが備わっている。書き込みユニッ
ト3には図示しないレーザダイオードが備わっており、
それが発するレーザ光は、回転多面鏡3b、レンズ3
c、ミラー3d、及びレンズ3eを経て、感光体ドラム
1の表面に照射される。回転多面鏡3bはポリゴンミラ
ー3aによって高速で定速回転駆動される。
【0017】画像制御装置は、記録すべき画像の濃度に
対応する画素単位の2値信号(記録有/記録無)により
駆動されるレーザダイオードの発光タイミングが、各々
の画素位置を順次走査する回転多面鏡3bの回転偏向動
作と同期するように、レーザダイオードの駆動信号を制
御する。つまり、感光体ドラム1の表面の画像の各走査
位置で、その画素の濃度(記録有/記録無)に応じたレ
ーザ光が照射されるように、レーザダイオードをオン/
オフ制御する。
【0018】感光体ドラム1の表面は、予め帯電チャー
ジャ5によるコロナ放電によって一様に高電位に帯電さ
れている。この表面に書き込みユニット3の発するレー
ザ光が照射されると、その光の強度に応じて帯電電位が
変化する。つまり、書き込みユニット3が備えているレ
ーザダイオードが発するレーザ光の照射の有無に応じた
電位分布が感光体ドラム1上に形成されることになる。
こうして、感光体ドラム1上に原稿画像の濃淡に対応し
た電位分布、即ち、静電潜像が形成される。この静電潜
像は、書き込みユニット3よりも下流に配置された現像
ユニット4によって可視像化される。
【0019】この実施の形態では、現像ユニット4には
4組の現像器4M、4C、4Y及び4Bkが備えられて
おり、それぞれの現像器には互いに色の異なるM(マゼ
ンタ)、C(シアン)、Y(イエロー)及びBk(ブラ
ック)のトナーが収納されている。レーザプリンタ10
0は、上記4つの現像器4M、4C、4Y及び4Bkの
何れか一つが選択的に付勢されるように構成されている
ので、静電潜像はM、C、YまたはBk色の何れか一つ
のトナーで可視像化される。
【0020】一方、給紙カセット11に収納された転写
紙は、給紙コロ12で繰り出され、レジストローラ13
によってタイミングを取られて転写ドラム2の表面に送
り込まれ、その表面に吸着された状態で転写ドラム2の
回転に伴って移動する。そして、感光体ドラム1の表面
に近接した位置で、転写チャージャ7による帯電によっ
て感光体ドラム1上に形成されたトナー像が転写紙の表
面に転写される。単色コピーモードの場合には、トナー
像の転写が終了し、転写ドラム2から分離された転写紙
は定着されて排紙トレイ10に排紙されるが、フルカラ
ーモードの場合には、Bk、M、C及びYの4色の画像
を1枚の転写紙上に重ねて形成する必要がある。
【0021】この場合、まず感光体ドラム1上にBk色
のトナー像を形成してそれを転写紙に転写した後、転写
紙を転写ドラム2から分離することなく、感光体ドラム
1上に次のM色のトナー像を形成し、そのトナー像を再
び転写紙に転写する。さらにC色及びY色についても、
感光体ドラム1上へのトナー像の形成と、それの転写紙
への転写を行う。つまり、トナー像の形成と転写のプロ
セスを繰り返すことによって1つのカラー画像が転写紙
上に形成される。全てのトナー像の転写が終了すると、
転写紙は分離チャージャ8による帯電によって転写ドラ
ム2から分離され、定着器9でトナー像の定着処理を受
けた後、排紙トレイ10に排出される。
【0022】図2はディジタルカラー複写機の電装部の
回路ブロック図である。複写機全体の動作制御は、マイ
クロコンピュータで構成されるシステムコントローラ5
0によって行われる。同期制御回路60は制御タイミン
グの基準となるクロックパルスを発生させて、各制御ユ
ニット間の信号の同期をとる各種の同期信号を入出力さ
せる。本実施の形態では、走査タイミングの基になる主
走査同期信号は、レーザプリンタ100の回転多面鏡3
bの回転によるレーザ光の走査開始時期に同期させてい
る。イメージスキャナ400で読み取られたR、G、B
各色の画像信号はA/D変換され、各々8ビットのカラ
ー画像情報として出力される。この画像情報は、画像処
理ユニット内で各種処理を受けた後、レーザプリンタ1
00に出力される。
【0023】画像処理ユニットは、スキャナガンマ補正
部71、像域分離部79によるディレイを吸収するため
の同期メモリブロック72、平滑フィルタ、エッジ強調
フィルタを含むフィルタ処理部73、地肌除去部74、
色補正部(UCR/UCAを含む)75、セレクタ7
6、プリンタガンマ補正部77、階調処理部78と、ス
キャナガンマ補正部71と並列な像域分離部79、AC
S80、地肌検出部81の各回路を備えている。
【0024】スキャナガンマ補正部71では、イメージ
スキャナ400で読み取られた反射率リニアのRGBデ
ータを濃度リニアのRGBデータに変換する。RGB平
滑フィルタでは、網点原稿によるモアレを抑えるための
スムージング処理を行う。エッジ強調フィルタ回路で
は、文字部、あるいは絵柄部のエッジ情報の強調を行っ
ている。地肌除去部74は、原稿の地肌のハイライト部
を飛ばす(白に置き換える)処理を行っている。色補正
部75では、R、G、Bのそれぞれの色の画像情報をそ
れらの補色であるY、M、Cの各色の画像情報に変換す
る。また色補正部75のUCR/UCA回路では、入力
したY、M、C色の全ての画像情報を合成した画像信号
の色に含まれる黒成分を抽出し、それをBk信号として
出力すると共に、残りの色の画像信号から黒成分を除去
し、かつYMC成分を上乗せする。
【0025】セレクタ76は、システムコントローラ5
0の指示に応じて、入力されるY、M、C、Bkの色信
号から何れか一つの色信号を選択して、次のブッロクへ
出力する。プリンタガンマ補正部77では、プリンタ特
性に合わせたカーブをセットし、階調処理を含めて濃度
リニアになるようにする。階調処理部78は、入力され
る8ビットの濃度情報を2値化、あるいは多値化する回
路である。一般にディザ処理が行われることが多く、レ
ーザプリンタ100にはディザ処理された画像信号が出
力される。
【0026】スキャナガンマ補正部71の出力は、一方
で像域分離部79とACS80、地肌検出部81に送出
される。像域分離部79では、入力される画像が文字領
域であるか絵柄領域であるかを判定する回路と、有彩色
であるか無彩色であるかを判定する回路を持っており、
その結果を1画素単位でそれぞれの処理ブロックへ送出
している。ACS80は、自動原稿送り装置200にセ
ットされた原稿が白黒原稿であるかカラー原稿であるか
を判定し、結果をBk版スキャン終了時、システムコン
トローラ50へ送出している。カラー原稿であれば残り
の3スキャンを行い、白黒原稿であればBkスキャンに
て動作を終了させる。地肌検出部81は自動原稿送り装
置200にセットされた原稿の地肌濃度を検出する。
【0027】フルカラーコピーの場合には、Bk版スキ
ャン時に地肌濃度を検出し、その結果をシステムコント
ローラ50に戻している。システムコントローラ50で
は、その結果を基に地肌除去量を計算し、CMY版スキ
ャン時に地肌除去部74に計算値をセットすることで、
地肌除去を行っている。白黒コピーの場合には、Bk版
スキャン1回のみなので、検出した地肌濃度値を地肌除
去部74に直接返し、地肌除去を行っている。
【0028】図3は画像処理部側と操作ボード側の接続
状態を示す図である。画像処理部側のCPU51、RA
M52、ROM53と、操作ボード300側のCPU3
01、RAM302、ROM303は何れもシステムコ
ントローラ50の持つ機能モジュールである。操作ボー
ド300上でモードが決定されてコピースタートキーが
押されると、そのモードにおけるイメージスキャナ40
0、スキャナガンマ補正部71、同期メモリブロック7
2の各パラメータがCPU301からセットされ、その
パラメータに従って各処理が行われる。
【0029】図4はガンマカーブの特性図である。
(a)は一般的なガンマカーブであり、ACCパターン
読み取り1色につき1本のガンマカーブが決定した。ま
た(b)は本発明のガンマカーブであり、ACCパター
ン読み取り1色につき、複数本(5本)のガンマカーブ
を用意する。ここでACCとは主にプリンタ特性(濃度
変動)を自動で検知して、それをプリンタガンマに反映
させることで、常に安定した濃度検出を行うための手段
である。
【0030】図5は本発明におけるACC出力パターン
の一例を示す図である。従来までのCMYK各2本ずつ
のパターンに追加して、主、副各中央に中間濃度のグレ
ーパッチを追加し、追加パッチデータを読み取る。この
例では十字にパターンを追加したが、パターンは十字に
特定するものではなく、そのスキャナ、プリンタの濃度
ムラの生じ易い方向にパッチを作ることが望ましい。も
し、四隅のバランスが悪いのであれば、十字パターンに
追加して、あるいは十字の代わりにバツパターンのどち
らでもよい。
【0031】図6は図5のACC出力パターンの濃度変
動プロット値を示す図である。この図を見ると、主走査
方向に関しては周辺が薄く、中央が濃い。副走査方向に
関しては前半が薄く、後半が濃くなる傾向を示してい
る。従来までのように単一ガンマにて実現しようとする
と、各プロット点の平均になってしまい、濃度ムラが生
じてしまうが、本発明ではこのプロットに従い、ガンマ
カーブ、あるいはA/Dコンバータの出力を切り替える
ようにしている。
【0032】図7は図2に示す同期メモリブロックの構
成図である。同期メモリブロック72は、同期メモリ7
2−1、データコントロール72−2、アドレスコント
ロール72−3、CPUリード/ライト72−4、CP
U72−5を有する。メモリ動作を制御するアドレスコ
ントロール72−3は同期制御回路60内に存在する。
制御用のパラメータは、システムコントローラ50内の
CPU72−5を使って設定される。同期メモリ72−
1のデータは、同期メモリブロック72内にあるCPU
リード/ライト72−4を通してCPU72−5から直
接リード/ライトが可能となっている。請求項に記載し
た出力パターン判別手段は、同期メモリ72−1、アド
レスコントロール72−3、CPUリード/ライト72
−4、CPU72−5がこれを構成する。
【0033】図8はACCパターン読み取り制御を説明
するためのタイミング図、図9はアドレスコントロール
の内部ブロック図である。アドレスコントロール72−
3は、副走査カウンタ61、主走査カウンタ62、FG
ATE発生用のコンパレータ63、LGATE発生用の
コンパレータ64を備える。上述した図8は出力パター
ン読み取り時におけるアドレスコントロール72−3の
動きを示すものであり、通常コピー時は像域分離部79
の処理ディレイ分ディレイさせるための制御を行う。
【0034】FGATE、LGATEにて有効領域信号
を作成し、本発明での出力パターン読み取り時は、この
有効領域内のデータのみ同期メモリ72−1に書き込
み、CPU72−5からデータリードを行うが、通常コ
ピー時は有効領域としてディレイ分のゲート信号を作成
し、同期メモリ72−1はリード・モディファイライト
モードとし、同期メモリ72−1をリードしながら、同
一番地にデータライトを行うことで、画像データとの同
期合わせを実現している。
【0035】図10はガンマテーブルを示す図である。
(a)は一般的なものでガンマテーブル91は1つであ
り、図4の(a)に対応する。(b)は本発明のガンマ
テーブル91であり、複数(5個)用意されており、図
4の(b)に対応している。ここで請求項に記載したテ
ーブル変換処理手段は、スキャナガンマ補正部71ある
いはプリンタガンマ補正部77がその機能を有する。
【0036】図11は原稿濃度分布を示す図、図12は
原稿濃度テーブルを示す図である。本発明では出力パタ
ーンの読み取り結果に従ってガンマテーブル91を切り
替えるようにする。即ち、図11のような濃度分布を示
す出力に対し、図12に示すようなテーブル補正値を割
り当て、この補正値によりガンマカーブを決定し、これ
に基づいてガンマテーブル91を切り替える。この切り
替えはシステムコントローラ50によってなされ、セレ
クタ92でガンマテーブル91が選択される。従って、
システムコントローラ50が請求項に記載したテーブル
変換処理切り替え手段を構成する。
【0037】図13は本発明のリファレンス電圧切り替
え手段の一例を示す回路ブロック図である。この手段は
イメージスキャナ400内の最終段に設けられており、
コンパレータ404、セレクタ405を有し、A/Dコ
ンバータ406のリファレンス電圧を切り替えるように
なっている。セレクタ405には図12に示すような濃
度変動情報を伝え、その変動量に応じた値をコンパレー
タ404にフィードバックしている。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、全面に対して、リアル
タイムに、精度よく濃度ムラの補正を行うことができ
る。またその補正のために必要なハードウェアの追加
は、256×8ビットのSRAM数個で実現でき、昨今
のように殆どの場合、画像処理部をASIC化すること
を考えると、大きなハードウェアの変更なしで実現が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るディジタルカラー複
写機の概略構成図である。
【図2】ディジタルカラー複写機の電装部の回路ブロッ
ク図である。
【図3】画像処理部側と操作ボード側の接続状態を示す
図である。
【図4】ガンマカーブを示す図である。
【図5】本発明におけるACC出力パターンの一例を示
す図である。
【図6】図5のACC出力パターンの濃度変動プロット
値を示す図である。
【図7】図2に示す同期メモリブロックの構成図であ
る。
【図8】ACC出力パターン読み取り制御を説明するた
めのタイミング図である。
【図9】アドレスコントロールの内部ブロック図であ
る。
【図10】ガンマテーブルを示す図である。
【図11】原稿濃度分布を示す図である。
【図12】原稿濃度テーブルを示す図である。
【図13】本発明のリファレンス電圧切り替え手段の一
例を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
50 システムコントローラ 60 同期制御回路 71 スキャナガンマ補正部 72 同期メモリブロック 72−1 同期メモリ 72−2 データコントロール 72−3 アドレスコントロール 72−4 CPUリード/ライト 72−5 CPU 73 フィルタ処理部 74 地肌除去部 75 色補正部 76 セレクタ 77 プリンタガンマ補正部 78 階調処理部 79 像域分離部 80 ACS 81 地肌検出部 100 レーザプリンタ 200 自動原稿送り装置 300 操作ボード 400 イメージスキャナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 460 B41J 3/00 B H04N 1/407 H04N 1/40 101E Fターム(参考) 2C262 AA24 AA26 AC04 BA09 BB03 BB36 BC01 BC10 EA04 FA13 2H027 DA09 EA02 EB03 EB04 EC03 EC11 EC19 ZA07 2H030 AA03 AD12 BB02 BB23 BB63 5B047 AA01 AB02 AB04 BB02 CB21 CB25 DA04 5C077 LL04 MM27 MP01 MP08 PP15 PP33 PQ08 PQ12 PQ20 PQ23 RR01 RR16 SS02 TT02 TT06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取り位置に配置した原稿画像を光学
    的に走査して読み取り、画像信号を出力する画像読み取
    り手段と、CCDからのアナログ出力をディジタル値に
    変換するA/Dコンバータを持ち、A/Dコンバータの
    出力信号にテーブル変換処理を掛けるテーブル変換処理
    手段と、テーブル変換処理手段の出力に階調処理を掛け
    る階調変換手段と、階調変換手段から出力される画像信
    号に応じた情報を像担持体上に書き込む画像書き込み手
    段と、像担持体上の情報を複数色の現像剤にて顕像化し
    転写紙上に画像を形成する画像形成手段とを持つ画像形
    成装置において、 通常の画像形成処理を行う前に、像形成特性を読み取る
    ために出力パターンを読み取り判別する出力パターン判
    別手段と、出力パターン判別手段での読み取り結果に従
    いテーブル変換処理を切り替えるテーブル変換処理切り
    替え手段とを持つことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 出力パターン判別手段での判別結果に従
    いA/Dコンバータのリファレンス電圧を切り替えるリ
    ファレンス電圧切り替え手段を持つことを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008026623A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、画像処理装置及びそのプログラム

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