JP3989137B2 - 情報コード印刷媒体の偽造判定方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば抽選券などが偽造され不正に使用されることを防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば抽選券などに印刷された抽選番号が不正に変更されて抽選券が偽造される可能性がある。このような偽造防止を行う技術として、特開平8−147378号公報に開示されたものが挙げられる。
【0003】
ここに開示される技術は、可視光を透過する特殊インク(ステルスインク)を用いるものである。特殊インクは、可視光を透過するため人間には見えない。その印刷形式として、上述した公報には以下3つの形式が開示されている。
▲1▼券毎に異なる、ランダムな間隔の斜線からなる紋様を、抽選番号の印刷領域に印刷する。図8(a)に示す如くである。
【0004】
▲2▼抽選番号の各桁に対応する縦バーを、抽選番号の印刷領域の固定位置に印刷する。図8(b)に示す如くである。
▲3▼抽選番号と同一の番号を印刷する。図8(c)に示す如くである。
そして、抽選番号を読み取ると同時に、斜線又は縦バーの連続性、あるいは特殊インクにて印刷された番号との一致を判断することによって、券が偽造されたものであるか否かを判定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記▲2▼及び▲3▼の印刷形式では、次のようにして偽造される可能性がある。例えば図9中(a)、(b)及び(c)は上記▲2▼の印刷形式によって印刷された券を示している。
【0006】
例えばあたり券の番号が「123456」であるとする。このとき、「123856」の番号が印刷されたはずれ券1(図9(a)参照)及び「234567」の番号が印刷されたはずれ券2(図9(b)参照)から、あたり券を偽造することができる。つまり、券2の数字「4」の部分(図9(b)中に記号H1で示した部分)を切り抜いて、券1の数字「8」にちょうど重なるように貼り合わせればよい。図9(c)に示す如くである。このようにすれば、特殊インクの縦バーの連続性が保たれることになり、縦バーの連続性では偽造した券であるか否かが判断できなくなってしまう。
【0007】
上記▲3▼の印刷形式においても、同様である。すなわち、特殊インクで印刷された部分が分かれば、その番号部分を切り抜いて貼り合わせることで券が偽造されてしまう。図9(d)に示すように、記号H2で示す部分を他の券から切り抜いて、貼り合わせるという具合である。
【0008】
一方、上記▲1▼の印刷形式によれば、このような方法で偽造することはできない。ところが、上記▲1▼の印刷形式を採用すると次に示す問題を招く。
▲1▼の印刷形式では、券毎に異なる、ランダムな間隔の斜線からなる紋様を印刷するために、印刷工程が煩雑になり、印刷装置が高価になる。
【0009】
また、例えば図10に示すように他の券から番号「4」の部分が切り抜かれて貼られる可能性があるため、紋様を形成する各斜線の一本一本について連続性をチェックする必要がある。このとき、斜線の間隔が券毎に異なるため、偽造判定処理が複雑になり、偽造判定に要する時間が長くなってしまう。
【0010】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、偽造が困難な情報記録を行い、かつ、偽造されたか否かを簡単に判定できるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
まず初めに、本発明の偽造判定方法に用いる情報コード印刷媒体について説明する。この情報コード印刷媒体は、2つの2次元コードが間隔を空けて印刷されると共に、その2次元コードに重ねて図形パターンが印刷されたものであり、その図形パターンは、2つの2次元コードの両方にかかるように印刷されたものである。
【0012】
なお、図形パターンは、従来技術の説明中に述べたような斜線からなる紋様であってもよいし、あるいは、三角形、四角形、円などの領域を有するパターンであってもよい。
【0013】
この図形パターンは、特殊インクで印刷する。ここでいう特殊インクは、可視光を透過し、かつ、可視光の領域にない特定波長の光が照射されると所定波長の光を放射するインクである。
なお、2次元コードを先に印刷しその上から図形パターンを印刷することが考えられるが、上述した特定波長及び所定波長の光を吸収しないインクで2次元コードを印刷すれば、図形パターンを先に印刷しその上から2次元コードを印刷してもよい。
【0014】
従来の偽造防止技術においては、抽選番号の一部の桁だけをはずれの抽選券から切り抜いて貼り付け、抽選券が偽造されることが考えられる。
これに対して本発明では、2次元コードとして情報を記録する。2次元コードは、所定方向に明(白)又は暗(黒)のセル又はバーが並んだコードであり、人間には解読することができない。したがって、2次元コードを用いて例えば抽選番号を記録しておけば、その2次元コードのどの部分が抽選番号のどこの桁に該当するのかを知ることはできない。つまり、はずれ券に印刷された2次元コードを部分的に切り抜いて券を偽造することはできない。
【0015】
一方、このように2次元コードで記録された情報を不正に変更しようとした場合、考えられる方法は、複写機を用いてあたり券の2次元コードを複写し、その複写した2次元コードをはずれ券の2次元コードに重ねて貼り付けるという方法である。あたり券の2次元コードを複写しても、図形パターンは、可視光を透過するため複写されない。
【0016】
上述したように図形パターンは2次元コードに重ねて印刷されている。したがって、複写した2次元コードが貼り付けられた場合、2次元コードと図形パターンとが本来重なっているはずの部分の図形パターンに欠落が生じる。そして、図形パターンは特殊インクで印刷されているため、その欠落は、特定波長の光を照射し、放射される所定波長の光を検知して判断できる。
【0017】
このような図形パターンの欠落判断において、2次元コード領域全体に複写した2次元コードが貼り付けられることが前提となるため、従来の手法と異なり、2次元コードと図形パターンとの重なり部分の少なくとも一部(任意の部位)に図形パターンがあるか否かを判断すればよく、図形パターンの連続性などを判断する必要がない。
【0018】
つまり、2次元コードと特殊インクにて印刷される図形パターンを組み合わせて印刷したことによって、偽造が困難な情報記録が実現できると共に、偽造されたか否かを簡単に判定することができる。
ところで、2次元コードと共にその2次元コードに重なる図形パターンまでも偽造される可能性がないとは言えない。そこで、偽造防止を困難にするという観点からは、2つの2次元コードを印刷し、2次元コードとして記録された各情報が相互に所定の関連性を有するようにするとよい。
【0019】
この場合、2つの2次元コードの内の一部の2次元コードを変更することはできなくなる。2つの2次元コードとして記録された情報同士の関連性が保持されなくなるためである。したがって、2つの2次元コード及びそれら2次元コードに重なる図形パターンを偽造する必要が生じる。そのため、偽造が困難になるという点で有利である。
【0020】
なお、このような情報コード印刷媒体としては、種々考えられるが、偽造されやすい例えば抽選券といった券が一例として該当する。券には、抽選券の他に、例えば入場券、乗車券、商品券、投票権、診察券などが考えられる。
また、上述した情報コード印刷媒体が偽造されたものであるか否かを判定するには、請求項に示す偽造判定方法を採用することが考えられる。
【0021】
すなわち、特定波長の光を用い、2つの2次元コードの間であって図形パターンが印刷された部分を通ると共に2つの2次元コードと図形パターンとの重なり部分を通るように図形パターンを走査し、所定波長の光が予め定められたレベル変化通りに検知されなければ、情報コード印刷媒体が偽造されたものであると判定することを特徴とする偽造判定方法である。
正規の情報コード印刷媒体には、2次元コードに重ねて、図形パターンが印刷されている。上述したように、この図形パターンは、可視光の領域にない特定波長の光が照射されると所定波長の光を反射する特殊インクで印刷されている。したがって、所定波長の光が予め定められたレベル変化通りに検知されなければ、情報コード印刷媒体が偽造されたものであると判定できる。つまり、この偽造判定方法によれば、情報コード印刷媒体の偽造を簡単に判定することができる。
【0022】
図形パターンによっては偽造されたものでないと判定された場合、すなわち所定波長の光が検知された場合には、請求項に示すさらなる判定を行ってもよい。つまり、2次元コードの記録位置を算出し、予め定められた位置に2次元コードが記録されていない場合には、情報コード印刷媒体が偽造されたものであると判定するようにしてもよい。この場合、上述した図形パターンにて偽造が発見されなくても、2次元コード自体の位置が適切であるか否かによって偽造の可能性が判断される。したがって、偽造防止に効果的である。
【0023】
また、図形パターンによっては偽造されたものでないと判定された場合、請求項に示した判定に代え、あるいは、請求項に示した判定に加えて、請求項に示す判定を行ってもよい。この偽造判定方法は、情報コード印刷媒体に複数の2次元コードにて情報が記録されており、2次元コードとして記録された各情報が相互に所定の関連性を有していることを前提とし、複数の2次元コードのデコード結果に基づき、2次元コードとして記録された各情報が所定の関連性を有していない場合には、情報コード印刷媒体が偽造されたものであると判定するものである。このようにすれば、例えば複数の2次元コードの内の一部の2次元コードを不正に変更した場合、その情報コード印刷媒体が偽造されたものと判断できる。したがって、情報コード印刷媒体の偽造を、より確実に発見できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説明する。
図1は「情報コード印刷媒体」としての抽選券71の上面(光学情報記録面)を示す説明図である。
【0025】
抽選券71は長方形形状の券であり、その左側の領域に、情報コード80が印刷されている。
情報コード80は、2次元コードである2つのQRコードと、QRコードに重ねて印刷された四辺形形状の3つの図形パターンとを有している。左側の図形パターンは、1つ目のQRコードの一部と重なるように印刷されている。また、中央の図形パターンは、1つ目と2つ目のQRコードの両方に重なるように印刷されている。そして、右側の図形パターンは、2つ目のQRコードの一部と重なるように印刷されている。
【0026】
まずQRコードについて説明する。図11の説明図にQRコードを例示した。図11に示すようにQRコードは、縦横の2方向の並ぶ明(白)又は暗(黒)のセルにて構成される。このQRコードは、3つの位置決め用シンボルA,C,Dを有している。QRコードを光学的に読み取る際、まず最初にこの3つの位置決め用シンボルA,C,Dを検出する。この位置決め用シンボルA,C,Dは、明暗の比率が走査方向によらず特定の比率、1(暗):1(明):3(暗):1(明):1(暗)となるパターンである。したがって、この特定の比率を検出すれば、位置決め用シンボルA,C,Dを検出することができる。なお、QRコードは、この位置決め用シンボルA,C,Dの間に、明、暗のセルを交互に配列したタイミングセルE,Fを有するため、さらにこのタイミングセルの中心位置から他のセルの中心位置が求められてデコードされる。
【0027】
本実施例では、抽選券71の右側の領域(図1中に記号Kで示した領域)に、抽選番号をはじめとする各種情報が文字にて記載されている。上述した2つのQRコードは、これらの情報を記録したものである。また、2つのQRコードとして記録された情報は、相互に関連性を有する。本実施例では、抽選券71毎にランダムな数値を割り当て、各QRコードの情報にこの数値情報を含めておく。
【0028】
一方、各図形パターンは、特殊インクにて印刷されている。この特殊インクは、可視光を透過する。したがって、特殊インクにて印刷された図形パターンは、人間の目には見えない。また、この特殊インクは、可視光の領域にない特定波長の光が照射されると、可視光を放射する。
【0029】
次に、抽選券71に印刷された情報コード80を読み取るためのコード読取装置の構成を説明する。
図2は実施例のコード読取装置の概略透視図である。
コード読取装置は、定置式の装置であり、券搬送ベルト70の上方に配置されている。そして、券搬送ベルト70によって一定の速度で搬送される抽選券71の上面(光学情報記録面)に印刷された情報コード80を読み取る。
【0030】
コード読取装置は、光学情報読取ユニット10と、券検知ユニット20と、特殊インク感知ユニット30とを備えており、3つの各ユニット10,20,21は、相互に位置関係が変わらないように一体化されている。このように一体化した構成を採用すれば、本装置を設置する際、各ユニット10,20,21を別々に設置する場合と比べて、寸法誤差を減少させることができる点で有利である。
【0031】
最初に券検知ユニット20について説明する。
券検知ユニット20は、フォトセンサを用いて構成されており、下方へ可視光を出射しこの反射光を検知する。そして、反射光が検知されたか否かを示す信号を、光学情報読取ユニット10へ出力する。券検知ユニット20からの光は、券搬送ベルト70と抽選券71の上面の色の違いによって、券搬送ベルト70に照射された場合は吸収され、一方、抽選券71に照射された場合は反射される。本実施例では、抽選券71が券搬送ベルト70の所定位置まで来ると、具体的には抽選券71の先端71aが図2中に記号αで示した位置(以下、単に「位置α」という。)まで来ると、反射光が検知されるものとする。
【0032】
続いて光学情報読取ユニット10について説明する。
光学情報読取ユニット10は、図3に示すように、制御部11、読取部12及び通信I/F13を備えている。
制御部11は、CPU、ROM、RAM、I/O等を備えたコンピュータシステムとして構成されている。そして、券検知ユニット20及び特殊インク感知ユニット30からの信号は、この制御部11に入力されるようになっている。制御部11は、ROMに記憶されているプログラムに従い、券検知ユニット20からの信号に基づき、読取部12を介して情報コード80のQRコード画像の取り込みを行う。そして、取り込んだ画像及び特殊インク感知ユニット30からの信号に基づき、情報コード80の記録された抽選券71が偽造されたものであるか否かを判定し、その判定結果に基づく処理を実行する。
【0033】
読取部12は、図2に示したコレクトミラー12a、結像レンズ12b、CCDエリアセンサ12cをはじめ、図示しない照明用発光ダイオード、増幅回路、2値化回路、アドレス発生回路、画像メモリなどを備えている。
そして、制御部11からの指示があると、抽選券71の上面に記録された情報コード80に対し、照明用発光ダイオードから照明用の赤色光を照射する。その反射光は、コレクトミラー12a及び結像レンズ12bを介して、CCDエリアセンサ12cに結像される。そして、CCDエリアセンサ12cから出力される走査線信号を増幅回路にて増幅し、2値化回路にて2値データに変換して、画像メモリへ記憶する。画像メモリにおける記憶先のアドレスは、アドレス発生回路にて例えば8ビット単位で生成される。なお、ここで示したような2次元コード(QRコード)を読み取るための構成は、当業者によってよく知られたものである。
【0034】
通信I/F13は、図示しない外部装置との間で通信を行うものであり、図示しない通信用発光素子を介してデータを外部装置に送信したり、図示しない通信用受光素子を介して外部装置からの信号を受信する。
さらに続けて、特殊インク感知ユニット30について説明する。
【0035】
特殊インク感知ユニット30も、券検知ユニット20と同様、フォトセンサを用いて構成されている。ただし出射する光は、可視光の領域にない特定波長の光である。上述したように、抽選券71の上面に印刷された情報コード80の図形パターンは、この特定波長の光の照射によってフォトセンサで検知できる可視光領域の光を放射する。したがって、図形パターン上が走査された場合には、フォトセンサで可視光が検知され、フォトセンサから出力される信号レベルが変化する。
【0036】
本実施例の特殊インク感知ユニット30は、図2に示すように券搬送ベルト70によって一定の搬送速度で搬送される抽選券71に対し、特定波長のレーザ光を出射する。これにより、特殊インク感知ユニット30からのレーザ光によって、図形パターンとQRコードとの重なり部分であるライン上が走査される。
【0037】
具体的には図4(a)に示すように、記号Aで示すライン上を特殊インク感知ユニット30のレーザ光が走査する。なお、図4(a)には、煩雑になることを避けるため、QRコードを除いて図形パターン(斜線を施した領域)のみを図示した。
【0038】
記号Aで示すライン上が走査されると、図形パターン上が走査される期間Tにおいて、フォトセンサの信号レベルが変化する。すなわち、図4(a)に示すように抽選券71の予め定められた位置に図形パターンが印刷されていれば、図4(b)に示す如くフォトセンサの信号レベルが変化する。この図4(b)に示した信号が、特殊インク感知ユニット30から出力される図形パターン対応信号として、制御部11に入力される。
【0039】
次に、以上のように構成されたコード読取装置の動作として、上述した制御部11にて実行される読取処理を詳細に説明する。図5は、この読取処理を示すフローチャートである。
まず最初のステップS100において、抽選券71を検知したか否かを判断する。この処理は、券検知ユニット20からの信号に基づき、抽選券71の先端71aが位置αに来たことを判断するものである。ここで抽選券71を検知した場合(S100:YES)、S110へ移行する。一方、抽選券71を検知しないうちは(S100:NO)、この判断処理を繰り返す。
【0040】
S110では、券検知ユニット20からの信号に基づくタイミングで、読取部12へ画像の取り込みを指示する。これによって、情報コード80のQRコードが画像として取り込まれる。
続くS120では、特殊インク感知ユニット30からの図形パターン対応信号を入力する。この図形パターン対応信号は、券検知ユニット20にて抽選券71の先端71aが位置αに来たことが検知されてから、所定タイミングで入力される。したがって、図形パターン対応信号のレベル変化を見れば、少なくとも記号Aで示すライン上においては、図形パターンが予め決められた位置に印刷されているか否かを判断することができる。
【0041】
例えば、別の抽選券(あたり券)のQRコードを複写機によって複写し、図6(a)に示すように、その複写したQRコードを抽選券71のQRコード領域に貼り付けて、抽選券71を偽造することが考えられる。なお、図6(a)中の波線で囲まれた正方形の領域が、複写したQRコードを貼り付けた領域に該当する。このとき、QRコードは複写されても、図形パターンは、可視光を透過するため、複写されない。そのため、このようにして偽造された抽選券71では、図6(a)に示すように、QRコードの貼り付け部分の図形パターンが欠落する。結果として、記号Aで示すライン上が走査されると、特殊インク感知ユニット30からの図形パターン対応信号のレベルは、記号T’で示す期間で変化する。図6(b)に示す如くである。
【0042】
一方、図4(a)を用いて上述したように、抽選券71の予め定められた位置に図形パターンが記録されていれば、特殊インク感知ユニット30からの図形パターン対応信号は、記号Tで示す期間で変化し、図4(b)に示す如くとなる。したがって、次のS130では、入力された図形パターン対応信号が図4(b)に示す正常時の信号と一致するか否かによって、図形パターンの位置が正しいか否かを判断する。ここで図形パターン位置が正しいと判断された場合(S130:YES)、S140へ移行する。一方、図形パターン位置が正しくないと判断された場合は(S130:NO)、S180へ移行する。
【0043】
S140では、コード位置を算出する。上述のS110では、券検知ユニット20からの信号に基づくタイミングで、読取部12へ画像取込指示を出力し、読取部12によってQRコードが画像として取り込まれる。したがって、取り込んだ画像のどこにQRコードが写っているかを判断すれば、抽選券71のどの位置にQRコードが印刷されているかが検知できる。
【0044】
本実施例では、図7に示すように、抽選券71の先端71aから1つ目のQRコードの端までの間隔I1と、1つ目と2つ目のQRコードの間隔I2とを算出する。なお、別実施例として、図7に示すような抽選券71の端部71b,71cの位置が分かっていれば、例えば抽選券71が搬送方向と垂直な方向にずれないのであれば、端部71bからQRコードの端までの間隔I3を計算することも考えられる。
【0045】
続くS150では、コード位置が正しいか否かを判断する。算出した間隔I1,I2が予め定められた間隔となっている場合には肯定判断される。なお、上述したように端部71bからQRコードの端までの間隔I3を算出する構成では、この間隔I3が予め定められた間隔となっているか否かも判断される。ここでコード位置が正しいと判断された場合(S150:YES)、S160へ移行する。一方、コード位置が正しくないと判断された場合(S150:NO)、S180へ移行する。
【0046】
S160では、デコード処理を行う。このデコード処理は、取り込まれたQRコードの画像に基づき、QRコードを光学情報として読み取るものである。
続くS170では、デコード処理の結果に基づき、2つのQRコードの情報に所定の関連性があるか否かを判断する。上述したように、2つのQRコードに対応するそれぞれの情報には、抽選券71に対応するランダムな数値情報を含んでいる。したがって、ここではこの数値情報が共通であるか否かを判断し、数値情報が共通であれば、所定の関連性があると判断する。ここで所定の関連性がない場合(S170:NO)、S180へ移行する。一方、所定の関連性があれば(S170:YES)、本読取処理を終了する。
【0047】
一方、S130、S150又はS170にて否定判断された場合に移行するS180では、警告処理を実行し、その後、本読取処理を終了する。警告処理は、通信I/Fを介して図示しない管理センタ等に抽選券71が偽造されている可能性がある旨を報知する処理である。
【0048】
本実施例では、上述したような情報コード80にて抽選券71に対する情報の記録を行うようにしたため、以下に示すような効果を奏する。
情報コード80は、QRコードと図形パターンとからなる。そして、抽選番号をはじめとする各種情報をQRコードにて記録するようにした。QRコードは、縦横の2方向に配置された明又は暗のセルにて構成されているため、人間には解読することができない。そのため、QRコードのどの部分がどんな情報を示すかを知ることはできない。したがって、抽選券71の内のはずれ券に印刷されたQRコードを部分的に切り抜いて券を偽造することはできない。
【0049】
このため、考えられるのは、上述したように複写機を用いてあたり券のQRコードを複写し、その複写したQRコードを抽選券71のQRコードに重ねて貼り付けるという方法である。
したがって、本実施例では、図1に示したように、QRコードに3つの図形パターンを重ねて印刷するようにした。上述したようにQRコード全体が複写されて貼り合わせられるという前提の下では、QRコードと図形パターンとの本来の重なり部分の少なくとも一部に図形パターンが存在するか否かを判断すれば、抽選券71が偽造されたものであるか否かを判定でき、従来のように図形パターンの連続性を検査する必要がない。具体的に本実施例では、特殊インク感知ユニット30によって図4(a)に記号Aで示すライン上を走査し、この特殊インク感知ユニット30からの図形パターン対応信号に基づいて抽選券71の偽造を判定する(図5中のS120,S130)。これによって、偽造が困難な情報記録が実現されると共に、記録された情報が不正なものであるか否かを簡単かつ迅速に判定することができる。
【0050】
また、本実施例では、QRコードの印刷位置を算出し(図5中のS140)、QRコードが抽選券71の予め定められた位置に記録されているか否かを判断し(S150)、予め定められた位置に記録されていない場合には(S150:NO)、抽選券71が偽造されているとして、警告処理を行う(S180)。
【0051】
さらにまた、本実施例では、情報を2つのQRコードとして記録するようにしている。そして、この2つのQRコードが示すそれぞれの情報には、抽選券71に対応するランダムな数値情報を含めている。したがって、QRコードのどちらか一方のみを変更すれば、その関連性が保たれなくなる。そこで、デコード処理(図5中のS160)を行った後、この数値情報が2つのQRコードで共通であるか否かを判断することによって2つのQRコードが関連性を有するか否かを判断し(S170)、関連性がなければ警告処理を行う(S180)。
【0052】
つまり、情報コード80の図形パターンに基づく判定で偽造が発見されない場合に、QRコードの印刷位置及びQRコードとして記録された情報の関連性に基づいて偽造を判定するようにした。これによって、より確実に抽選券71の偽造を防止することができる。
【0053】
以上、本発明はこのような実施例に何等限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得る。
上記実施例では、図4中に記号Aで示した1つのライン上を走査し、図形パターンが予め決められた位置に印刷されているか否かを判断するものであった。
【0054】
これに対して、例えば図4中に記号B,Cで示したライン(2点鎖線のライン)を含む複数のライン上を走査して、図形パターンが予め決められた位置に印刷されているか否かを判断するようにしてもよい。このようにすれば、図形パターンの位置を精度よく判断することができ、抽選券71の偽造を高い精度で判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の抽選券の上面を示す説明図である。
【図2】実施例のコード読取装置を示す概略透視図である。
【図3】実施例のコード読取装置の概略構成を示すブロック図である。
【図4】図形パターンの走査位置と走査結果の信号を示す説明図である。
【図5】コード読取装置の制御部にて実行される読取処理を示すフローチャートである。
【図6】偽造された抽選券の走査と走査結果の信号を示す説明図である。
【図7】コード記録位置として算出する間隔を示す説明図である。
【図8】従来の偽造防止方法を示す説明図である。
【図9】従来の方法に対して考えられる抽選券の偽造を示す説明図である。
【図10】従来の方法に対して考えられる抽選券の偽造を示す説明図である。
【図11】QRコードを例示する説明図である。
【符号の説明】
10…光学情報読取ユニット 11…制御部
12…読取部 13…通信I/F
20…券検知ユニット 30…特殊インク感知ユニット
70…券搬送ベルト 71…抽選券
71a…先端 80…情報コード

Claims (3)

  1. 2つの2次元コードが所定の位置に間隔を空けて印刷され、さらに、可視光を透過すると共に可視光の領域にない特定波長の光が照射されると特定波長の光を反射する特殊インクにより、前記2つの2次元コードの両方にかかるように少なくとも1つの図形パターンが印刷された情報コード印刷媒体について、偽造されたものであるか否かを判定するための偽造判定方法であって
    前記特定波長の光を用い、前記2つの2次元コードの間であって前記図形パターンが印刷された部分を通ると共に前記2つの2次元コードと前記図形パターンとの重なり部分を通るように前記図形パターンを走査し、前記所定波長の光が予め定められたレベル変化通りに検知されなければ、前記情報コード印刷媒体が偽造されたものであると判定すること
    を特徴とする偽造判定方法。
  2. 請求項1に記載の偽造判定方法において、
    前記所定波長の光が検出された場合、さらに前記情報コード印刷媒体に印刷された前記2次元コードの印刷位置を算出し、予め定められた位置に2次元コードが印刷されていない場合には、前記情報コード印刷媒体が偽造されたものであると判定すること
    を特徴とする偽造判定方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の偽造判定方法において、
    前記情報コード印刷媒体には複数の2次元コードが印刷され、前記2次元コードとして記録された各情報が相互に所定の関連性を有することを前提として、
    前記所定波長の光が検出された場合、さらに前記複数の2次元コードのデコード結果に基づき、前記2次元コードとして記録された各情報が前記所定の関連性を有していない場合には、前記情報コード印刷媒体が偽造されたものであると判定すること
    を特徴とする偽造判定方法。
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