JP2010278870A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ページごとに読取解像度を指定しつつ、原稿の搬送時間を短縮することができる自動原稿送り機構を備える画像読取装置を提供する。
【解決手段】搬送中の原稿99が位置センサ51の基準位置Pを通過すると、搬送中の原稿99と、次の原稿99の読取解像度を比較する。両者の読取解像度が一致すれば、直ちに次の原稿99の繰り込みを行う。搬送中の原稿99と、次の原稿99との読取解像度が一致しない場合は、搬送中の原稿99の後端がスキャナユニット35の読取位置を通過した後に次の原稿99の繰り込みを開始する。これにより、搬送中の原稿99の搬送速度を急激に変更することによって生じる原稿99の撓みや位置ずれが読み取りに影響することがなくなり、搬送時間を短縮しつつ、所望の読取解像度で精度よく原稿99の読み取りを行うことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取装置に係り、更に詳しくは、複数の原稿を連続的に読み取り可能な画像読取装置の発明に関する。
自動原稿送り機構を有する画像読取装置は、原稿を順に繰り込んで複数の原稿のスキャンを自動的に行うことができる。また、原稿の両面を連続的に読み取り可能な自動原稿送り機構を備えるものもある。このような画像読取装置としては、原稿の両面をそれぞれ別のイメージセンサで読み取るものや、原稿の片側の読み取り終了後に原稿を反転させることで同一のイメージセンサにより原稿の両面の読み取りを行うもの等がある。
画像読取装置における原稿の副走査方向の読取解像度は、原稿の搬送速度の切り替えにより変更される。原稿の搬送路上には多数の搬送ローラが配置されており、これらの搬送ローラを駆動するモータの回転数を増減することにより、原稿の読取解像度の切り替えを行うことができる。
最近の画像読取装置には、先行する原稿が排出される前に次の原稿の繰り込みが行われる自動原稿送り機構を有するものもある。この様な画像読取装置では、2以上の原稿を同時に搬送することにより、搬送時間を短縮することができる。また、特許文献1及び2に記載の原稿読取装置のように、複数ページの原稿の連続読み取りを行う場合に、ページごとに読取解像度を指定することができるものもある。
特開2007−43362 特開2005−167725
先行する原稿が排出される前に次の原稿の繰込みが行われる画像読取装置の場合、常に原稿搬送路内に原稿が搬送されている状態であるため、ページごとに読取解像度を指定しようとすれば、原稿の搬送中に搬送速度を変更する必要がある。この搬送速度の変更を原稿の読み取り中に行うと、読取画像に歪みが生じてしまうため、搬送速度の変更は、前の原稿が読取位置を通過した後、次の原稿が読取位置に到達する前に行う必要がある。つまり、搬送速度の変更を開始してから変更が完了するまでの時間は、前の原稿と次の原稿との原稿間隔に左右される。原稿の搬送時間の短縮を目的として原稿間隔を短くすれば、短時間で急激な搬送速度の変更が行われる。しかしながら、短時間で急激に原稿の搬送速度を変化させると、原稿にわずかな延び、撓み、折れ曲がりなどが発生したり、搬送路上の位置がずれたりすることにより、原稿の読み取り精度が低下する可能性があった。また、この様な搬送速度の急激な変更によりモータの脱調や騒音を引き起こす恐れがあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、複数の原稿の連続読取を行う場合に、原稿の搬送時間を短縮しつつ、読み取り精度を低下させることなくページごとに原稿の搬送速度を変更することができる画像読取装置を提供することを目的とする。
第1の本発明による画像読取装置は、2以上の原稿を載置可能な原稿トレイと、上記原稿トレイから搬送路へ上記原稿を順に繰り込む原稿繰込手段と、上記搬送路上の読取位置において、上記原稿の画像情報を読み取る原稿読取手段と、上記搬送路から上記原稿が排出される排出トレイと、読み取り時の解像度を上記原稿ごとに指定する解像度指定手段と、上記解像度に基づいて原稿の搬送速度を制御する搬送速度制御手段とを備え、上記搬送速度制御手段は、連続する上記原稿の読取解像度が異なる場合に、搬送速度を変更し、上記原稿繰込手段は、搬送速度が変更される場合には、搬送速度が変更されない場合に比べ、次の原稿の繰り込みを遅らせるように構成される。
この様な構成によれば、ページごとに原稿の読み取りの解像度を指定することができる。また、搬送速度が変更される場合には、搬送速度を変更しない場合に比べて原稿の間隔が広くなり、搬送速度の変更に時間をかけることができる。従って、急激な搬送速度の変更により原稿にわずかな延び、撓み、折れ曲がり等が生じたり、あるいは、搬送路上の位置がずれたりすることを防止することができる。また、急激な搬送速度の変更によるモータの脱調や騒音を防止することができる。
第2の本発明による画像読取装置は、上記の構成に加え、上記搬送速度制御手段は、連続する上記原稿の読取解像度が異なる場合に、先の原稿の後端が上記読取位置を通過した後に搬送速度の変更を開始し、上記原稿繰込手段は、搬送速度が変更されない場合には、先の原稿の後端が上記読取位置を通過する前に次の原稿の繰り込みを開始し、搬送速度が変更される場合には、搬送速度の変更開始後に次の原稿の繰り込みを開始するように構成される。
この様な構成によれば、搬送速度が変更される場合には、搬送速度の変更の開始後に次の原稿の繰り込みを開始するので、搬送速度を変更しない場合に比べて原稿の間隔が広くなり、搬送速度の変更に時間をかけることができる。しかも、搬送速度が変更されない場合には、前の原稿が読取位置を通過する前に次の原稿の繰込みが開始されるので、原稿の搬送時間を短縮することができる。
第3の本発明による画像読取装置は、上記の構成に加え、上記搬送速度制御手段は、連続する上記原稿の読取解像度が異なる場合に、先の原稿の後端が上記読取位置を通過した後であって上記排出トレイへ排出される前に、搬送速度の変更を開始するように構成される。
この様な構成によれば、先の原稿が排出トレイに排出される前に搬送速度の変更が開始されるので、原稿の搬送速度の変更が行われる場合の搬送時間を短縮することができる。
第4の本発明による画像読取装置は、上記の構成に加え、上記原稿繰込手段は、搬送速度の変更完了前に次の原稿の繰り込みを開始し、上記搬送速度制御手段は、連続する上記原稿の読取解像度が異なる場合に、先の原稿の後端が上記読取位置を通過した後に搬送速度の変更を開始し、次の原稿の先端が上記読取位置に到達する前に搬送速度の変更を完了するように構成される。
この様な構成によれば、搬送速度が変更される場合には、搬送速度の変更の開始後に次の原稿の繰り込みを開始するので、搬送速度の変更に更に時間をかけることができる。従って、急激な搬送速度の変更により原稿にわずかな延び、撓み、折れ曲がり等が生じたり、あるいは、搬送路上の位置がずれたりすることを防止し、急激な搬送速度の変更によるモータの脱調や騒音を防止することができる。更に、原稿の読取中には搬送速度の変更を行わないので搬送速度の変更により読取画像に歪みが生じることを防止することができる。
第5の本発明による画像読取装置は、2以上の原稿を載置可能な原稿トレイと、上記原稿トレイから搬送路へ上記原稿を順に繰り込む原稿繰込手段と、上記搬送路上の2以上の読取位置において、上記原稿の画像情報を読み取る1以上の原稿読取手段と、上記搬送路から上記原稿が排出される排出トレイと、読み取り時の解像度を上記原稿ごとに指定する解像度指定手段と、上記解像度に基づいて原稿の搬送速度を制御する搬送速度制御手段とを備え、上記搬送速度制御手段は、連続する上記原稿の読取解像度が異なる場合に、搬送速度を変更し、上記原稿繰込手段は、搬送速度が変更される場合には、搬送速度が変更されない場合に比べ、次の原稿の繰り込みを遅らせるように構成される。
この様な構成によれば、原稿の読み取りが複数回にわたって行われる場合に、ページごとに原稿の読み取りの解像度を指定することができる。また、搬送速度が変更される場合には、搬送速度を変更しない場合に比べて原稿の間隔が広くなり、搬送速度の変更に時間をかけることができる。従って、急激な搬送速度の変更により原稿にわずかな延び、撓み、折れ曲がり等が生じたり、あるいは、搬送路上の位置がずれたりすることを防止することができる。また、急激な搬送速度の変更によるモータの脱調や騒音を防止することができる。
第6の本発明による画像読取装置は、上記の構成に加え、上記搬送速度制御手段は、連続する上記原稿の読取解像度が異なる場合に、先の原稿の後端が最後に読み取りの行われる上記読取位置を通過した後に、搬送速度の変更を開始し、上記原稿繰込手段は、搬送速度が変更されない場合には、先の原稿の後端が最後に読み取りの行われる上記読取位置を通過する前に次に原稿の繰り込みを開始し、搬送速度が変更される場合には、搬送速度の変更開始後に次の原稿の繰り込みを開始するように構成される。
第7の本発明による画像読取装置は、上記の構成に加え、上記搬送速度制御手段は、連続する上記原稿の読取解像度が異なる場合に、先の原稿の後端が最後に読み取りの行われる上記読取位置を通過した後であって上記排出トレイへ排出される前に、搬送速度の変更を開始するように構成される。
第8の本発明による画像読取装置は、上記の構成に加え、上記原稿繰込手段は、搬送速度の変更完了前に次の原稿の繰り込みを開始し、上記搬送速度制御手段は、連続する上記原稿の読取解像度が異なる場合に、先の原稿の後端が最後に読み取りの行われる上記読取位置を通過した後に、搬送速度の変更を開始し、次の原稿の先端が最初に読み取りの行われる上記読取位置に到達する前に搬送速度の変更を完了するように構成される。
第9の本発明による画像読取装置は、上記の構成に加え、上記原稿繰込手段は、搬送速度の変更完了後に次の原稿の繰り込みを開始するように構成される。
この様な構成によれば、搬送速度の変更完了後に次の原稿の繰り込みを開始するので、搬送ローラの駆動速度の変更により原稿にわずかな延び、撓み、折れ曲がり等が生じたり、あるいは、搬送路上の位置がずれたりしたとしても、原稿の読み取りに影響しない。このため、原稿の読取精度の低下を確実に防止することができる。
第10の本発明による画像読取装置は、上記の構成に加え、上記原稿繰込手段は、搬送速度が変更される場合、上記原稿が上記排出トレイへ排出される前に、次に原稿の繰り込みを開始するように構成される。この様な構成によれば、搬送速度を切り替えた場合に、前の原稿が排出される前に次の原稿の繰り込みを開始することができるので、原稿の搬送時間を更に短縮することができる。
本発明による画像読取装置は、原稿の読取解像度をページごとに指定でき、前の原稿の読取解像度と次の原稿の読取解像度とが一致するときは、早い段階で次の原稿の繰り込みが開始され、搬送時間が短縮される。一方、前の原稿の読取解像度と次の原稿の読取解像度とが異なるときは、前の原稿の読取終了後に搬送速度の変更が開始され、搬送速度の変更開始後に次の原稿の繰り込みが開始される。このため、搬送速度の変更により次の原稿にわずかな延び等が生じて読み取り精度が低下することを防止しつつ、搬送時間を短縮することができる。
実施の形態1による画像読取装置の一例であるデジタル複合機10を示した外観図である。 図1のADF31内の詳細構成例を示した説明図である。 図1のデジタル複合機10の一構成例を示したブロック図である。 図1のデジタル複合機10で連続的に原稿99の読み取りを行う場合のジョブデータの一例を示した図である。 図1のデジタル複合機10で連続的に原稿99の読み取りを行う場合の処理の一例を示したフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による画像読取装置の一例であるデジタル複合機10を示した外観図である。デジタル複合機10は、本体21、操作パネル22及びスキャナ部30から構成される。
デジタル複合機10は、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を有するMFP(Multifunction Peripheral)であり、これらの機能を選択的に実行させることができる。プリンタ機能は、画像データを記録媒体に印刷する機能である。スキャナ機能は、原稿を読み取って画像データを生成する機能である。ファクシミリ機能は、画像データをFAX(ファクシミリ)送受信する機能であり、例えば、原稿から読み取られた画像データがPSTN(Public Switched Telephone Networks:公衆電話送信網)を介して他の通信装置へ送信される。
スキャナ部30は、スキャナ機能を有し、ADF(オートドキュメントフィーダ)31を備えている。ユーザは、操作パネル22を用いて、スキャナ部30にセットした原稿99の排出場所及びファクシミリ送信先等を指示することができる。また、セットした原稿99のページごとに読取解像度を指定することもできる。このため、複数の原稿の読み取りを行う場合に、ユーザは、例えば、高解像度で読み取りを行いたい原稿を指定し、それ以外の原稿は通常の解像度で高速の読み取りを行うというように、原稿ごとに自由に読取解像度を設定することができる。
本体21は、プリンタ機能を有しており、記録紙等の記録媒体に印刷を行うことができる。また、本体21には、通信回線を介して画像データを伝送するための送受信部等が備えられており、ユーザは、この送受信部によりファクシミリ通信を行うことができる。
ADF31は、原稿トレイ33と、この原稿トレイ33の下方に設けられた排出トレイ34とを備える。1枚又は複数枚の原稿99をその表側の面を上向きにして原稿トレイ33にセットすることにより、原稿99の表側の面の画像情報の読み取りを行うことができる。原稿99は、表側の面が上向きとなるように重ねてセットされ、1枚ずつ分離されてADF31の内部に繰り込まれ、画像の読み取りが行われた後に、排出トレイ34へ排出される。
図2は、図1のADF31内の詳細構成例を示した説明図である。スキャナ部30は、原稿99を読み取るためのスキャナユニット35と、原稿99を搬送するためのADF31とを備えている。原稿99が読取位置100を通過する際に、スキャナユニット35によって原稿99の画像の読み取りが行われる。
ADF31の内部には、読取位置100を通過するように原稿トレイ33と排出トレイ34とを繋ぐ湾曲状の原稿搬送路80が設けられている。原稿トレイ33上には、原稿検知センサ52が配置され、原稿トレイ33上に載置された原稿99を検出している。原稿搬送路80上には、ピックアップローラ41が配置されており、このピックアップローラ41の下流側には、分離ローラと、この分離ローラに対向配置される対向ローラとによって構成される分離部42が配置されている。
ピックアップローラ41は、原稿トレイ33に重ねてセットさせている原稿99のうち、最上層にある原稿99の端部に接触している。ピックアップローラ41が回転することによって、原稿トレイ33上の最上層の原稿99が分離部42に送られる。
ピックアップローラ41によって分離部42へ送られた原稿99は、当該分離部42の前記分離ローラ及び対向ローラの間に挟まれる。そして原稿99は、回転駆動する分離ローラ及び対向ローラによって1枚ずつ分離され、下流側のレジストローラ43に送られる。レジストローラ43は、分離部42によって搬送されてくる原稿99の先頭側を一時的に止めて弛ませ、所定時間後に弛みを除去しつつ下流側に搬送する。これにより、原稿99の斜行が矯正される。
原稿搬送路80は、前記原稿トレイ33から離れる向きにほぼ水平に延びて読取位置100の上方を通過した後、その向きを下方に向けるように湾曲している。その後、原稿搬送路80は、読取位置100に向かうように(排出トレイ34側に)曲げられながら延びて折返し部101を形成した後、読取位置100に至るように構成されている。読取位置100より上流の原稿搬送路80上には、対で構成される搬送ローラ44〜47が配置されている。搬送ローラ44〜47が駆動されることによって、原稿搬送路80に案内されてきた原稿99をADF31底部の読取位置100まで搬送することができる。なお、原稿搬送路80を搬送されて読取位置100を通過するときの原稿99の搬送方向は、当該原稿99がピックアップローラ41によって原稿搬送路80に繰り込まれる向きとは逆になっている。
また、折返し部101の直前には位置センサ51が配置されており、基準位置Pを原稿99の後端が通過したことを検出できるようになっている。前の原稿99と次の原稿99との搬送速度が同じ場合、基準位置Pを前の原稿99の後端が通過した時に、ピックアップローラ41が、次の原稿99の繰り込みを開始する。この様に、原稿搬送路80には、同時に複数の原稿99が搬送されるようになっており、原稿99の搬送時間を短縮することができる。
原稿搬送路80は、正面視において横向きの略U字状に形成されており、スキャナユニット35による読取位置100が原稿搬送路80の折返し部101よりも下流側に位置するようにADF31が構成されている。従って、原稿搬送路80のU字状の湾曲部によって、原稿99は反転した状態で前記読取位置100まで導かれる。また、原稿トレイ33において原稿99は、その表側の面が下側に向けられ、読取位置100においてスキャナユニット35の読取面に対向するように搬送される。原稿99は、スキャナユニット35の読取位置100で画像情報が読み取られた後、搬送ローラ50及び49により原稿搬送路80上を搬送され、排出トレイ34へ排出される。
本実施の形態のスキャナ部30は、複数ページの原稿99を連続的に読み取る場合に、ページごとに副走査方向の読取解像度を指定することができる。副走査方向の読取解像度の切り替えは、原稿99の搬送速度を変更することによって行われる。このため、前の原稿99と次の原稿99との読取解像度が異なる場合、前の原稿99の後端がスキャナユニット35の読取位置100を通過したときに、搬送ローラ44〜47、49及び50の回転速度の変更が行われる。搬送ローラ44〜47、49及び50の回転速度の変更により原稿99の搬送速度が変更される。搬送ローラ44〜47、49及び50は同一のモータにより駆動されており、モータの回転数を変化させることで、各搬送ローラの駆動速度を一斉に切り替えることができる。
ただし、原稿99の搬送中に急激な搬送速度の変更が行われると、原稿99にわずかな延び、撓み、折れ曲がりなどが発生したり、搬送路上の位置がずれたりすることにより、原稿99の読み取り精度が低下する可能性がある。従って、次の原稿99の読み取り精度の低下を防止するため、前の原稿99と次の原稿99との読取解像度が異なる場合、ピックアップローラ41による次の原稿99の繰り込みは、搬送速度の変更後、つまり、前の原稿99の後端がスキャナユニット35の読取位置100を通過した後に行われる。また、搬送速度が変更された後は、なるべく早く次の原稿99の繰り込みを行ったほうが搬送時間を短縮できるので、ピックアップローラ41による次の原稿99の繰り込みは、搬送速度の変更の後、好ましくは前の原稿99が排出トレイ34に排出される前に行われるものとする。
このような構成により、ページごとに読取解像度を指定することができる。更に、搬送速度の変更による原稿99の読み取り精度の低下を防止しつつ、搬送速度の変更後は速やかに次の原稿99の繰込みが行われるので搬送時間を短縮することができる。
図3は、図1のデジタル複合機10の要部について一構成例を示したブロック図である。デジタル複合機10は、位置センサ51、ページカウンタ61、原稿読取部62、ジョブデータ処理部65、ジョブデータ記憶部67、原稿繰込部68、搬送速度制御部69、ピックアップローラ41並びに搬送ローラ44〜47、49及び50により構成される。
原稿読取部62は、原稿99の画像を読み取り、電気信号に変換する処理を行っている。原稿読取部62は、原稿99の後端が読取位置100を通過したとき、つまり、原稿99の読み取りが終了したときに、終了信号をジョブデータ処理部65に出力する。また、原稿読取部62は、解像度指定部66から入力された読取解像度で原稿99の読み取りを行う。
位置センサ51は、図2に示すように、搬送ローラ46の直前に位置する光学センサである。位置センサ51は、原稿99の後端が図2に示す基準位置Pを通過したことを検出し、検出信号を出力する。
ページカウンタ61は、複数の原稿99が連続して読み取られる場合に、位置センサ51によって検出された原稿99のページ数をカウントする。ページカウンタ61は、最初に検出された原稿99の検出信号により、ページ数を「1」とカウントする。次に、位置センサ51から検出信号が入力される度に、ページ数が1つ増加したと判定することにより、原稿99のページ数をカウントしている。ページカウンタ61は、このページ数をジョブデータ処理部65へ出力している。例えば、位置センサ51が2番目の原稿99を検出したときは、ページ数「2」を出力する。
ジョブデータ記憶部67は、ユーザが操作パネル22により入力したジョブデータを記憶する記憶装置である。ジョブデータは、ユーザが入力した副走査方向の読取解像度の指定情報であり、ページに対応付けて記憶されている。例えば、ユーザは、3ページ目の読取解像度を600dpiに指定する、というように、ページと読取解像度とを対応付けて入力することができる。このとき、最初に読み取りが行われる原稿99、つまり原稿トレイ33において1番上に配置される原稿99を1ページ、上から2番目に配置される原稿99を2ページとして数えるものとする。
ジョブデータ処理部65は、ジョブデータ記憶部67に保持されるジョブデータの処理を行う。ジョブデータ処理部65は、解像度指定部66から構成される。解像度指定部66は、ページカウンタ61から入力されるページ数が切り替わったときに、基準位置Pを通過した原稿99の読取解像度とその次の原稿99の読込解像度とを比較する。解像度指定部66は、ページカウンタ61から入力されるページ数に基づいて、基準位置Pを通過した原稿99が何ページ目であるかを判別することができる。
解像度指定部66は、ジョブデータ記憶部67に保持されるジョブデータを参照し、基準位置Pを通過した原稿99のページ数に対応する読取解像度と、その次の原稿99のページ数に対応する読取解像度とを比較する。両者が一致した場合は、解像度指定部66は、原稿繰込部68へ次の原稿99の繰込み開始を指示し、原稿読取部62へ次の原稿99の読取解像度を出力する。
一方、2つの原稿99の読取解像度が異なる場合には、解像度指定部66は、原稿読取部62から終了信号が入力されるまで、つまり、基準位置Pを通過した原稿99の後端が読取位置100を通過するまで待機する。原稿読取部62から終了信号が入力されたときに、解像度指定部66は、原稿繰込部68へ次の原稿99の繰込み開始を指示し、搬送速度制御部69及び原稿読取部62へ次の原稿99の読取解像度を出力する。
原稿繰込部68は、ピックアップローラ41を制御して原稿99の繰込みを開始させる処理を行う。原稿繰込部68は、解像度指定部66から繰込み開始の指示が入力されたときに、原稿99の繰込みを開始する。
搬送速度制御部69は、搬送ローラ44〜47、49及び50の回転速度を切り替える処理を行う。搬送速度制御部69は、解像度指定部66から次の原稿99の読取解像度が入力されたときに、搬送ローラ44〜47、49及び50の搬送速度を次の原稿99の読取解像度に応じた搬送速度に変更する。このとき、原稿99の搬送速度を低く設定することにより、原稿99の副走査方向の読取解像度を高くすることができる。逆に、原稿99の副走査方向の読取解像度が低ければ、原稿99の搬送速度は高くなる。搬送ローラ44〜47、49及び50は同一のモータにより駆動されており、モータの回転数を変化させることで、各搬送ローラの駆動速度を一斉に切り替えることができる。
ピックアップローラ41は、原稿繰込部68からの制御信号に基づいて、原稿トレイ33の1番上に配置された原稿99を原稿搬送路80へ繰り込む処理を行っている。搬送ローラ44〜47、49及び50は、原稿搬送路80上の原稿99の搬送を行っている。
上記の構成により、前の原稿99の読取解像度と次の原稿99の読取解像度とが一致するときは、原稿99の搬送速度を変更する必要がないので、基準位置Pを前の原稿99が通過した時点でピックアップローラ41により次の原稿99の繰込みが開始され、搬送時間が短縮される。一方、前の原稿99の読取解像度と次の原稿99の読取解像度とが一致しないときは、原稿99の搬送速度を変更する必要がある。この場合、搬送速度を変更する前に次の原稿99の繰込みを開始すると、次の原稿99の搬送中に搬送ローラ44〜47、49及び50の回転速度が急激に変更され、原稿99にわずかな延び、撓み、折れ曲がり等が発生し、あるいは、搬送路上の位置がずれることにより原稿99の読み取り精度が低下する可能性がある。このため、搬送速度が変更される場合と搬送速度が変更されない場合で次の原稿99の繰り込みタイミングを切り替えることにより、搬送時間を短縮しつつ、上記読み取り精度の低下を防止することができる。また、原稿の読取中は搬送速度の変更を開始しないので搬送速度の変更により読取画像に歪みが生じることを防止することができる。
図4は、図1のデジタル複合機10で複数枚の原稿99を連続的に読み取る場合のジョブデータの一例を示した図である。図示したジョブデータでは、ページごとに原稿の副走査方向の読取解像度が指定されている。本実施の形態のデジタル複合機10は、初期状態では読取解像度は300dpiとなっており、ページごとに指定して読取解像度を変更することができる。図4の例では、ページ4の読取解像度を600dpiに指定し、ページ5の読取解像度を400dpiに指定している。読取解像度を高く指定すると、搬送速度は低くなり、搬送時間が長くなる。読取解像度を高くしたいページだけ高い読取解像度を指定することで、搬送時間の増加量を抑えつつ、所望の読取解像度で原稿99の連続読み取りを行うことができる。
図5のステップS101〜S110は、図1のデジタル複合機10で連続的に原稿99の読み取りを行う場合の処理の一例を示したフローチャートである。まず、ユーザが操作パネル22により、読み取りを行う原稿99の読取解像度の指定をページごとに行う(ステップS101)。原稿99の読取解像度は、原稿99の読取開始前にユーザにより連続読み取りを行う各原稿99について指定され、特に指定のないものは初期設定が適用される。次にユーザの操作入力により、原稿99の読み取りが開始される(ステップS102)。
まず、Nページ目の原稿99(直前に繰込みが行われた原稿99をNページ目の原稿99とする。最初はN=1)が位置センサ51の基準位置Pを通過すると、次の原稿99が原稿トレイ33に配置されているかについて判定される(ステップS103〜S105)。この判定は、図2の原稿検知センサ52により原稿トレイ33上の原稿99を検出することにより行われる。ステップS105の判定において、次の原稿がない場合は、Nページ目の読み取り終了後、原稿の連続読み取りを終了する。
ステップS105の判定において、次の原稿99がある場合は、Nページ目の原稿99の読取解像度とその次の原稿99の読取解像度との比較が行われる(ステップS106)。2つの解像度が異なる場合は、Nページ目の原稿99の後端が読取位置100を通過したとき、つまりNページ目の原稿99の読み取りが終了したときに原稿搬送速度の変更が行われる(ステップS107、ステップS108)。搬送速度の変更後、次の原稿99の繰込みが行われ、ステップS104の処理に移る(ステップS109、ステップS110)。
ステップS106の判定において、Nページ目の原稿99の解像度とその次の原稿99の読取解像度とが一致する場合、直ちにステップS109の次の原稿99の繰込みが行われる。
上記の構成により、原稿99の連続読み取りを行う場合に、ユーザは予め原稿99の読取解像度をページごとに指定して読取操作を開始すれば、所望の読取解像度で連続的に読み取りが行われるので、読取解像度の異なる原稿99ごとに読取操作を行う煩雑さが解消される。また、読取解像度の指定がなければ、初期設定が適用されるので、ユーザは全ての原稿99について読取解像度の指定を行う必要がない。
なお、本実施の形態によるデジタル複合機10は、前の原稿99と後の原稿99との読取解像度が異なる場合、前の原稿99の後端がスキャナユニット35の読取位置100を通過したときに原稿の搬送速度の変更が行われるものとした。しかしながら、本発明では、原稿の搬送速度の変更が行われるタイミングは、前の原稿99の後端が読取位置100を通過したときに限定されず、前の原稿99の後端が読取位置100を通過した後であればよい。ただし搬送時間の短縮のため、前の原稿99が排出トレイに排出される前に原稿の搬送速度の変更が行われることが好ましい。
また、本実施の形態によるデジタル複合機10は、ユーザの操作パネル22による入力によりジョブデータの入力が行われるものとした。しかしながら、本発明は、これに限定されない。例えば、LAN等を介して端末装置からジョブデータが入力されるものであってもよい。
また、本実施の形態では、位置センサ51は、折返し部101の直前に位置する基準位置Pにおいて、原稿99の後端が通過したことを検出するものとした。しかしながら、基準位置Pの場所は折返し部101の直前に限定されない。例えば、搬送ローラ44の近傍にあってもよい。
また、デジタル複合機10は、センサにより原稿サイズを検出する構成であってもよく、更に、デジタル複合機10は、原稿サイズによって搬送速度や次の原稿99の繰り込みのタイミングを変更する構成であってもよい。また、ジョブデータとして用紙サイズを指定可能な構成であってもよい。
また、本実施の形態では、予めユーザが原稿トレイ33に設置した原稿99の読取解像度を入力するものとした。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、原稿99の読み取り中に次に繰り込みが行われる原稿99の読取解像度を変更可能であってもよい。
また、本実施の形態では、原稿繰込部68は、ピックアップローラ41を制御して原稿99の繰込みを開始させる処理を行うものとした。しかし、本発明はピックアップローラの制御により原稿99の繰込みを開始させるものに限定されない。例えば、原稿繰込み部68は、ピックアップローラ41を原稿99に接触させるタイミングを制御することにより、原稿99の繰込みを開始させるものであってもよい。
また、本実施の形態では、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を有するデジタル複合機10について説明した。しかし、本発明はこれに限定されない。例えば、プリンタ機能等を有さないスキャナであってもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、搬送速度の変更後に次の原稿の繰り込みが開始される場合について説明した。これに対し、本実施の形態では、搬送速度の変更を開始してから変更完了までに次の原稿の繰り込みが開始される場合について説明する。
前の原稿99と次の原稿99との読取解像度が同じである場合は、搬送速度の変更がないので実施の形態1と同様である。前の原稿99と次の原稿99との読取解像度が異なる場合、前の原稿99の後端がスキャナユニット35の読取位置100を通過した後に搬送ローラ44〜47、49及び50の回転速度の変更が開始され、原稿99の搬送速度の変更が開始される。搬送時間を短縮するため、搬送速度の変更開始は、前の原稿99が排出トレイ34に排出される前に開始するのが好ましい。
搬送速度の変更が開始された後、変更が完了される前に次の原稿99の繰り込みが開始される。搬送速度を変更しない場合に比べ、次の原稿の繰り込みのタイミングが遅れるので、前の原稿99と次の原稿99との間の間隔が広くなる。搬送速度を短縮するため、次の原稿の繰り込みは、前の原稿99が排出トレイ34に排出される前に開始されるのが好ましい。
搬送速度の変更は、前の原稿99の後端が読取位置100を通過した後に開始され、次の原稿99の先端が読取位置100に到達するまでに行われる。上記のように、搬送速度の変更を行わない場合に比べて原稿99の繰り込みのタイミングを遅らせているため、前の原稿99と次の原稿99との間の間隔が広くなり、搬送速度の変更に時間をかけることができる。更に、原稿の読取中は搬送速度の変更を開始しないので搬送速度の変更により読取画像に歪みが生じることを防止することができる。
前の原稿99と次の原稿99との間隔を狭くして原稿99の急激な搬送速度の変更を行うと、原稿99にわずかな延び、撓み、折れ曲がりが発生したり、搬送路上の位置がずれたりすることにより、原稿99の読み取り精度が低下したり、モータの脱調や騒音が起こる恐れがある。上記のように、時間をかけて搬送速度の変更を行うことによって、読み取り精度の低下を防止することができる。また、実施の形態1に比べ、時間をかけて徐々に搬送速度の変更が行われるのでモータの脱調や騒音を防止することができる。これに対し、実施の形態1の場合は、搬送速度の変更時に次の原稿の繰り込みが行われていないので、原稿の読取精度の低下を確実に防止することができるという利点を有する。
実施の形態3.
実施の形態1及び2では、原稿99の片面読取が行われる場合について説明した。これに対し、本実施の形態の画像読取装置は、原稿99を複数回読み取るものであってもよい。例えば、原稿99の表面と裏面との両面読取が行われるものとすることもできる。
原稿99の複数回の読み取りが行われる場合、搬送速度制御部69は、最後に読み取りの行われる読取位置を基準として、搬送速度の変更を開始する。つまり、搬送速度制御部69は、原稿99の後端が最後に読み取りの行われる読取位置を通過した後、好ましくは原稿99が排出トレイ34へ排出される前に搬送速度の変更を開始する。
また、搬送路上において、最後に読み取りの行われる読取位置の上流に基準位置Pが配置され、前の原稿と次の原稿との搬送速度が同じ場合は、原稿繰込部68は、基準位置Pを原稿99の後端が通過したときに次の原稿の繰り込みを行う。一方、搬送速度の変更が行われる場合は、原稿繰込部68は、搬送速度の変更開始後に次の原稿99の繰込みを行う。次の原稿99の繰込みは、搬送速度の変更開始後であれば、搬送速度の変更の完了前であっても変更完了後であってもよい。また、搬送速度の変更は、前の原稿99が排出トレイ34に排出される前に完了してもよいが、次の原稿99が最初の読取位置に到達するまでに完了すればよい。
また、実施の形態2及び3では、搬送速度の変更開始後に次の原稿99の繰込みが開始される構成について説明した。しかしながら、本発明における次の原稿99の繰込み開始のタイミングは、搬送速度の変更開始後に限定されない。搬送速度の変更が行われる場合における次の原稿99の繰込み開始のタイミングは、少なくとも、搬送速度の変更が行われない場合に比べて遅れていればよい。
10 デジタル複合機
21 本体
22 操作パネル
30 スキャナ部
33 原稿トレイ
34 排出トレイ
35 スキャナユニット
41 ピックアップローラ
42 分離部
43 レジストローラ
51 位置センサ
52 原稿検知センサ
61 ページカウンタ
62 原稿読取部
65 ジョブデータ処理部
66 解像度指定部
67 ジョブデータ記憶部
68 原稿繰込部
69 搬送速度制御部
80 原稿搬送路
99 原稿
100 読取位置
101 折返し部101
P 基準位置

Claims (10)

  1. 2以上の原稿を載置可能な原稿トレイと、
    上記原稿トレイから搬送路へ上記原稿を順に繰り込む原稿繰込手段と、
    上記搬送路上の読取位置において、上記原稿の画像情報を読み取る原稿読取手段と、
    上記搬送路から上記原稿が排出される排出トレイと、
    読み取り時の解像度を上記原稿ごとに指定する解像度指定手段と、
    上記解像度に基づいて原稿の搬送速度を制御する搬送速度制御手段とを備え、
    上記搬送速度制御手段は、連続する上記原稿の読取解像度が異なる場合に、搬送速度を変更し、
    上記原稿繰込手段は、搬送速度が変更される場合には、搬送速度が変更されない場合に比べ、次の原稿の繰り込みを遅らせることを特徴とする画像読取装置。
  2. 上記搬送速度制御手段は、連続する上記原稿の読取解像度が異なる場合に、先の原稿の後端が上記読取位置を通過した後に搬送速度の変更を開始し、
    上記原稿繰込手段は、搬送速度が変更されない場合には、先の原稿の後端が上記読取位置を通過する前に次の原稿の繰り込みを開始し、搬送速度が変更される場合には、搬送速度の変更開始後に次の原稿の繰り込みを開始することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 上記搬送速度制御手段は、連続する上記原稿の読取解像度が異なる場合に、先の原稿の後端が上記読取位置を通過した後であって上記排出トレイへ排出される前に、搬送速度の変更を開始することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 上記原稿繰込手段は、搬送速度の変更完了前に次の原稿の繰り込みを開始し、
    上記搬送速度制御手段は、連続する上記原稿の読取解像度が異なる場合に、先の原稿の後端が上記読取位置を通過した後に搬送速度の変更を開始し、次の原稿の先端が上記読取位置に到達する前に搬送速度の変更を完了することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  5. 2以上の原稿を載置可能な原稿トレイと、
    上記原稿トレイから搬送路へ上記原稿を順に繰り込む原稿繰込手段と、
    上記搬送路上の2以上の読取位置において、上記原稿の画像情報を読み取る1以上の原稿読取手段と、
    上記搬送路から上記原稿が排出される排出トレイと、
    読み取り時の解像度を上記原稿ごとに指定する解像度指定手段と、
    上記解像度に基づいて原稿の搬送速度を制御する搬送速度制御手段とを備え、
    上記搬送速度制御手段は、連続する上記原稿の読取解像度が異なる場合に、搬送速度を変更し、
    上記原稿繰込手段は、搬送速度が変更される場合には、搬送速度が変更されない場合に比べ、次の原稿の繰り込みを遅らせることを特徴とする画像読取装置。
  6. 上記搬送速度制御手段は、連続する上記原稿の読取解像度が異なる場合に、先の原稿の後端が最後に読み取りの行われる上記読取位置を通過した後に、搬送速度の変更を開始し、
    上記原稿繰込手段は、搬送速度が変更されない場合には、先の原稿の後端が最後に読み取りの行われる上記読取位置を通過する前に次に原稿の繰り込みを開始し、搬送速度が変更される場合には、搬送速度の変更開始後に次の原稿の繰り込みを開始することを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 上記搬送速度制御手段は、連続する上記原稿の読取解像度が異なる場合に、先の原稿の後端が最後に読み取りの行われる上記読取位置を通過した後であって上記排出トレイへ排出される前に、搬送速度の変更を開始することを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 上記原稿繰込手段は、搬送速度の変更完了前に次の原稿の繰り込みを開始し、
    上記搬送速度制御手段は、連続する上記原稿の読取解像度が異なる場合に、先の原稿の後端が最後に読み取りの行われる上記読取位置を通過した後に、搬送速度の変更を開始し、次の原稿の先端が最初に読み取りの行われる上記読取位置に到達する前に搬送速度の変更を完了することを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  9. 上記原稿繰込手段は、搬送速度の変更完了後に次の原稿の繰り込みを開始することを特徴とする請求項2又は6に記載の画像読取装置。
  10. 上記原稿繰込手段は、搬送速度が変更される場合、上記原稿が上記排出トレイへ排出される前に、次に原稿の繰り込みを開始することを特徴とする請求項2又は6に記載の画像読取装置。
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