JP4164736B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンパクト且つ低コストに構成され、原稿の両面の画像を高速読取り可能な画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スキャナ、ファクシミリ、複写機等には、紙のようなシート状の原稿の束を順次自動的に給紙して、各原稿の画像を読み取る画像読取装置が装備されているものがある。該画像読取装置には、一般に、順次供給される原稿を一旦固定して読み取るシート固定タイプのものと、原稿を固定することなく搬送されている原稿を読み取るシートスルータイプのものがある。
【0003】
シート固定タイプの画像読取装置は、例えば、給紙トレイに載置された原稿の束から最上端又は最下端の原稿を、ピックアップローラ及び搬送ベルト等によりフラットベッドスキャナ等のプラテンガラス上に供給し、該原稿を一旦プラテンガラス上に停止させてから、プラテンガラス下方のスキャナを移動させて該原稿の画像情報を読み取り、読取り後の原稿を排紙トレイへ排出するとともに、次に読み取るべき原稿を給紙トレイからプラテンガラス上に供給して、同様に、スキャナによる画像情報の読取りを繰り返すことにより、各原稿の画像を自動的に順次読み取るものである。
【0004】
一方、シートスルータイプの画像読取装置は、プラテンガラスの下方にスキャナを予め停止させておき、給紙トレイに載置された原稿の束から、ピックアップローラ及び搬送ローラ等によりプラテンガラス上に順次搬送されてくる原稿を、前記スキャナで読み取るものである。
【0005】
前記シート固定タイプの画像読取装置は、搬送されている原稿を一旦プラテンガラス上の所定位置に停止させてから、スキャナを移動させて原稿の読取りを行うため、原稿の停止とスキャナの移動との間のタイムラグや、スキャナを初期位置に戻すための時間が必要となり、原稿を停止せずに読取りを行う前記シートスルータイプの画像読取装置と比較すれば、処理時間が長いという欠点がある。該欠点は、原稿の両面読取りを自動的に行う場合には一層顕著になる。
【0006】
従って、原稿の両面読取りが可能な画像読取装置はシートスルータイプを採用する場合が多く、従来のシートスルータイプの画像読取装置には、例えば、特開平7−175279号公報に開示されているものがある。
【0007】
図14〜図16は、従来のシートスルータイプの画像読取装置800の概要を説明するための模式図であるが、該画像読取装置800は、図14に示すように、読み取るべき原稿の束が載置される給紙トレイ80と、給紙トレイから最上端の原稿を取り出すピックアップローラ81aと、該原稿を搬送路82へ給送する給紙ローラ81bと、搬送路82中で原稿を搬送する搬送ローラ81cと、搬送路の下方に配置されたプラテンガラス83と、該プラテンガラス83を通して原稿の読取りを行うCCD等からなる縮小光学系のスキャナ84と、原稿の逆送及び排出を行う排紙ローラ81dとを備えてなる。
【0008】
搬送路82は、給紙トレイ80から供給される原稿を下方へ反転させながらプラテンガラス83上を通過させ、さらに給紙トレイ80の下方から排紙トレイ(図示せず)へ排出されるように案内するように略U字に湾曲したものであり、さらに、該搬送路82には、プラテンガラス83の下流から上流側へ通じる戻し路85が設けられている。
【0009】
さらに、搬送路82の所要の位置には、原稿の有無を検知して検知信号を出力する原稿セットセンサ86a、リードセンサ86b、及び反転センサ86cが配置されており、各センサの検知信号に基づいて、ピックアップローラ81a、給紙ローラ81b、搬送ローラ81c、或いは排紙ローラ81dを回転させるモータやクラッチの動作、又はスキャナ84の読取動作を制御するようになっている。
【0010】
図14に示すように、給紙トレイ80に載置された原稿の束は、上面が表面となっており、該表面が最初に読み取られた後、同じ原稿の裏面が読み取られ、次の原稿の表面、裏面と順次読み取られる。各図においては、読取り順序に従い、第1面、第2面、・・・を原稿に示している。
【0011】
給紙トレイ80に載置された原稿の束は、ピックアップローラ81aにより最上端の原稿が取り出され、給紙ローラ81により搬送路82へ供給される。該原稿は、搬送ローラ81cにより搬送路82を下方へ反転するように搬送され、プラテンガラス83上を通過する際に、スキャナ84により、原稿の表面、即ち第1面の画像が読み取られる。第1面が読み取られた原稿は更に搬送され、図15(a)に示すように、原稿の搬送方向後側が排紙ローラ81dのニップ面に挟持された状態で、排紙ローラ81dが停止する。
【0012】
原稿を挟持した状態で排紙ローラ81dが逆転し、図15(b)に示すように、第1面が読み取られた原稿は戻し路85へ搬送される。該原稿は戻し路85からプラテンガラス83の上流側の搬送路82へ戻り、同様に、搬送路82を下方へ反転されるように搬送されて、プラテンガラス83上を通過する際に、スキャナ84により第2面の画像が読み取られる。
【0013】
第1面及び第2面が読み取られた原稿は更に搬送され、図16(a)に示すように、原稿の搬送方向後側が排紙ローラ81dのニップ面に挟持された状態で、排紙ローラ81dが停止する。この段階で原稿の両面読取りは終了しているが、このまま原稿を排紙トレイに排紙すると第1面が上面となり、その後に読み取られた原稿が順次上面側へ積重されるので、給紙トレイ80に載置したページ順序に揃わないこととなる。従って、再度排紙ローラ81dが逆転して原稿を戻し路85ヘ送り、同様に、搬送路82を下方へ反転されるように搬送し、図16(b)に示すように、原稿の第1面が下面となるようにして排紙トレイへ排紙する。このようにして、原稿の束から順次原稿を取り出して、原稿の両面の画像を読み取ることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記画像読取装置800では、原稿の第2面を読み取るために原稿を反転させた上、読み取られた原稿のページを揃えるために、更に原稿を反転させる必要があり、制御機構が複雑で搬送距離も長いため、原稿が搬送途中で斜行してジャムを起こし易いという欠点がある。また、原稿の2回めの反転が終了するまで次に読み取るべき原稿を搬送路82へ供給することができないので、通常の片面読取りの数倍の読取時間が必要となるという欠点もある。
【0015】
他方、原稿の搬送路の略対向位置に、原稿の表面を読み取る読取手段と裏面を読み取る読取手段とを夫々配置し、搬送路に搬送される原稿の表裏面を1回の搬送で同時に読み取る画像読取装置も提案されている(特開平1−194658号公報)。しかし、原稿の第1面と第2面とを同時に読み取るためには、読み取った画像データを一時保持するための画像メモリや、画像データのシェーディング処理等を行う画像処理回路が各読取手段毎に必要となり、画像読取装置のコストが高くなるという問題がある。
【0016】
本発明は、これらの問題に鑑みてなされたものであり、原稿の両面読取りが可能であり、原稿の読取時間を短縮化するとともに、簡易且つ低コストに構成することが可能な画像読取装置を提供することを目的とする。
【0017】
また、本発明の他の目的は、両面読取りされた各画像データを処理する画像処理回路を各スキャナで共用することが可能な画像読取装置を提供することを目的とする。
【0018】
本発明に係る画像読取装置は、給紙トレイに載置された原稿を搬送路を経て排紙トレイへ搬送する搬送手段と、前記搬送路に配置されて搬送されている原稿の第1面の画像を読み取る第1読取手段と、該第1読取手段と対向側であって、且つ、前記第1読取手段よりも下流側の搬送路に配置されて搬送されている原稿の第2面の画像を読み取る第2読取手段と、前記第1読取手段と前記第2読取手段との間の搬送路から分岐し、前記第1読取手段により第1面の画像が読み取られた原稿を外部に排出する片面読取用排出路と、を備え、前記第1読取手段の読取位置と第2読取手段の読取位置との間の搬送路の距離が、読み取るべき最大原稿の長さ以上のものである。また、本発明は、前記第2読取手段よりも下流に位置し、前記第1読取手段及び前記第2読取手段により画像が読み取られた原稿を外部に排出する両面読取用排出路を備えることが好適である。
【0019】
また、本発明は、前記搬送路に、第1読取手段の画像読取り開始及び終了を制御するために、搬送されている原稿を検知して検知信号を出力する第1検知手段と、前記第2読取手段の画像読取り開始及び終了を制御するために、搬送されている原稿を検知して検知信号を出力する第2検知手段とが配置され、該第1検知手段と第2検知手段との間の搬送路の距離が、読み取るべき最大原稿の長さ以上のものである。
【0020】
これらにより、原稿を両面読取りする際に、第1読取手段の画像読取りと第2読取手段の画像読取りとが重複しないものとなる。ここで、読み取るべき最大原稿とは、本画像読取装置が使用される目的に応じて予め設定されるものであり、例えば、事務書類を原稿とする場合が多い一般的な事務所等において本画像読取装置を使用する場合には、最大原稿をダブルレターサイズとし、前記搬送路間の距離を略432mm以上とすることが好適である。
【0021】
また、本発明は、前記第1読取手段及び第2読取手段により読み取られた画像データの画像処理を行う画像処理回路が設けられたものである。前述したように、第1読取手段及び第2読取手段の画像読取りが重複しないので、一つの画像処理回路を共用するものとして、本画像読取装置の構成を簡略化することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る画像読取装置を図面に基づき具体的に説明する。
図1は、本画像読取装置100の構成を示す概略断面図であるが、図に示すように、本画像読取装置100は、読み取るべき原稿の束が載置される給紙トレイ101と、該原稿の束から最上紙を取り出して供給するピックアップローラ102a、セパレートローラ102b、及びリタードローラ102cと、供給された原稿を下方へ反転させながら排紙トレイ103の上方へ案内する搬送路104と、搬送路104に適宜配置されて原稿を搬送する搬送ローラ105と、前記搬送路104から分岐して片面読取りされた原稿を排出するための片面読取用排出路106と、両面読取りされた原稿を退避させるための退避路107と、両面読取りされた原稿を排出するための両面読取用排出路108と、前記片面読取用排出路106に配置された片面読取用排出ローラ109と、前記退避路107に配置された退避ローラ110と、搬送路104の所定位置に配置された第1読取ユニット(第1読取手段)111と、第1読取ユニット111の下流側に配置された第2読取ユニット(第2読取手段)112とを具備してなるものである。
【0023】
さらに、前記給紙トレイ101の原稿の有無を検知する原稿セットセンサ113と、前記第1読取ユニット111の上流側の所定位置で原稿を検知する第1リードセンサ(第1検知手段)115と、前記第2読取ユニット112の上流側の所定位置で原稿を検知する第2リードセンサ(第2検知手段)116と、前記退避路107の所定位置で原稿を検知する排紙センサ116とを具備している。
【0024】
図2は、本画像読取装置100の制御を示すブロック図であるが、画像読取制御部(制御手段)は、前記原稿セットセンサ113、第1リードセンサ114、第2リードセンサ115、及び排紙センサの各検知信号に基づいて、第1読取ユニット(スキャナ)111並びに第2読取ユニット(スキャナ)112、給紙モータ、給紙クラッチ、排紙モータ、ソレノイド等を制御するようになっている。また、本画像読取装置100は、周知且つ任意のファクシミリ及び複写機の機能を有する本体に装備されており、該本体の構成は詳細には説明しないが、図に示すように、第1読取ユニット111及び第2読取ユニット112で読み取られた画像データは、本体制御部に出力され、プリンタにより印刷又はCODECを介して送信されるものとなっている。なお、図には、本体制御部の他に画像読取制御部を設ける構成を示したが、本体制御部で第1読取ユニット111並びに第2読取ユニット112、給紙モータ、給紙クラッチ等を制御する構成とすることも可能である。
【0025】
図3は、第1読取ユニット111及び第2読取ユニット112で夫々読取られた画像データが本体制御部に出力されるまでの回路構成を示すブロック図であるが、第1読取ユニット111及び第2読取ユニット112で夫々読み取られた画像データは、A/D変換回路10a、10bでデジタルデータに夫々変換されてラインメモリ11a、11bに格納され、該画像データが画像処理回路12でシェーディング処理等の画像処理を受けて本体制御部に出力される構成となっている。
【0026】
前記給紙トレイ101は、図1に示すように、画像読取装置100の上部に、原稿を供給する方向へ傾斜するように設けられており、原稿の束は給紙トレイ101の傾斜下端側に揃えるようにして載置される。給紙トレイ101の傾斜下端側近傍には、ピックアップローラ102a、セパレートローラ102b、及びリタードローラ102cが夫々配置されており、これらと搬送ローラ105、片面読取用排出ローラ109、及び退避ローラ110とで原稿の搬送手段を構成している。
【0027】
ピックアップローラ102aは、給紙トレイ101に載置された原稿の最上紙を取り出すためのものであり、揺動アーム20に軸支されて、給紙トレイ101の底面に接離可能となっている。該揺動アーム20は、図示しない給紙クラッチにより上下方向に揺動するものであり、該揺動によりピックアップローラ102aは、原稿を載置する際等の通常の状態では給紙トレイ101から離されており、原稿取出時に載置された原稿の最上紙と接触するように降下する。ピックアップローラ102aは給紙トレイ101の底面に接触するまで降下可能であるので、原稿枚数により原稿の束の厚さが変化しても常に最上紙と接触可能である。
【0028】
一方、セパレートローラ102bとリタードローラ102cとは、各々のローラの表面がニップするように配置されており、セパレートローラ102bは、ピックアップローラ102aにより取り出された原稿を搬送路104に一定速度で送り込むとともに、リタードローラ102cが搬送方向と逆方向へ回転して、原稿の束から最上紙を確実に分離するようになっている。
【0029】
前記ピックアップローラ102a、セパレートローラ102b、及びリタードローラ102cは、図示しない給紙モータにより適当なギア等を介して回転されるものであり、また、前記給紙トレイ101の原稿の有無は、原稿セットセンサ113により検知されており、該検知信号に基づいて、画像読取制御部が前記ピックアップローラ102a、セパレートローラ102b、及びリタードローラ102cの動作を制御するものとなっている。
【0030】
前記搬送路104は、給紙トレイ101から排紙トレイ103の上方へ原稿を導く略U字形状の搬送経路であり、給紙トレイ101から供給された原稿を下方へ反転しながら第1読取ユニット111上、更に第2読取ユニット112上に導くものである。即ち、原稿の両面読取りをする際には、給紙トレイ101で上側となっている面が下側となって第1読取ユニット111に読み取られ、給紙トレイ101で下側となっている面が上側となって第2読取ユニット112に読み取られるものとなっている。
【0031】
搬送路104には、原稿を搬送する搬送ローラ105が適宜配置されている。該搬送ローラ105は、給紙モータ(図示せず)により回転される回転ローラと該ローラの回転に従動する従動ローラとの一対が、搬送路104を挟むようにして対向位置に設けられたものである。なお、図1では、搬送路104に7個の搬送ローラ105が配置されているが、搬送路104の形状や距離に応じて、搬送ローラ105を適宜増減することは当然可能である。
【0032】
また、前記搬送路104から分岐又は延長するようにして、片面読取用排出路106、退避路107、及び両面読取用排出路108が夫々設けられている。
片面読取用排出路106は、図に示すように、第1読取ユニット111と第2読取ユニット112間の搬送路104から分岐し、排紙トレイ103の左方から原稿を排出するような経路となっている。
【0033】
前記片面読取用排出路106には、原稿を排出するための片面読取用排出ローラ109が配置されている。該片面読取用排出ローラ109は、前記搬送ローラ105と同様の構成のものであり、回転ローラと従動ローラとの一対が退避路107を挟むようにして配設されており、排紙モータ(図示せず)により回転されるものとなっている。
【0034】
図4は、片面読取用排出路106の分岐点P1付近の拡大図であるが、図に示すように、搬送路104と片面読取用排出路106との分岐点P1には、分岐レバー40が設けられている。該分岐レバー40は、分岐点P1を軸として揺動可能に設けられており、ソレノイド(図示せず)により駆動されて、搬送路104を搬送される原稿を、分岐点P1から搬送路104又は片面読取揺排出路106へ案内するものとなっている。一般に、原稿の読取りは片面であることが多いので、分岐レバー40は、通常は図に示すように、原稿を搬送路104から片面読取揺排出路106へ案内する位置に配置され、原稿の両面読取りを行う際に、原稿が分岐点P1を搬送路104方向へ通過するように案内する位置(図に1点鎖線で示す位置)へ揺動するように制御されることが好適である。勿論、両面読取りが多い場合には通常位置を、搬送路104方向へ通過するように案内する位置とすることもでき、また、分岐レバー40の駆動源や制御方法は前述したものに限定されるものではない。
【0035】
退避路107は、搬送路104を延長するようにして第2読取ユニット112の下流において、上方へ湾曲して折り返すような略U字形状に形成されている。一方、両面読取用排出路108は、第2読取ユニット112の下流で搬送路104から下方に鋭角に折り返すようにして排紙トレイ103の上方へ通じている。前記退避路107は、本画像読取装置100で読み取るべき最大原稿の搬送方向長さより長いものとする。該最大原稿は本画像読取装置100の使用目的等により異なるが、一般的な事務等に用いる場合には、読み取るべき最大原稿のサイズをダブルレターサイズとして設定することが好適である。
【0036】
また、退避路107には、原稿を搬送するための退避ローラ110が配置されている。該退避ローラ110は、前記搬送ローラ105と同様の構成のものであり、回転ローラと従動ローラとの一対が退避路107を挟むようにして配設されており、各退避ローラ110は、前記片面読取用排出ローラ109と同様に、排紙モータ(図示せず)により回転されるものとなっている。
【0037】
図5は、搬送路104、退避路107、及び両面読取用排出路108の分岐点P2付近の拡大図であるが、分岐点P2には、弾性変形可能な羽根状のガイド部材41が設けられている。該ガイド部材41は、搬送路104の幅方向に幅広の薄片であり、分岐点P2の下側から搬送路104の下流側へ向かって斜め上方へ突出するように固定されており、通常の状態では、その先端は搬送路104の上面に接触している。
【0038】
このように配設された前記ガイド部材41は、通常の状態から上流側へは、その先端が搬送路104の上面と当接するために変形困難であるが、下流側へは容易に変形するものである。従って、搬送路104を上流から下流ヘ(図右方向へ)搬送される原稿は、分岐点P2において、前記ガイド部材41と当接することによりガイド部材41を弾性変形させて分岐点P2を退避路107へと通過し、一方、退避路107から逆送される原稿は、前記ガイド部材41と当接するが、ガイド部材41は弾性変形せず、該原稿はガイド部材41により両面読取用排出路109へ案内される。なお、ガイド部材41に代えて、前記分岐レバー40と同様のものを分岐点P2に設けることも勿論可能である。その場合、ガイド部材41を弾性変形するに十分な強度を有しないような軟らかい又は薄い原稿を案内することも可能となる。
【0039】
前記第1読取ユニット111は、搬送路104に近接するように設けられた透明なプラテンガラス70と、該プラテンガラス70を通して、搬送路104を搬送される原稿に光を照射する光源71と、原稿からの反射光を所定の方向へ導くための反射ミラー72と、該反射光を収束させるレンズ73と、収束光を電気信号に変換する電荷結合素子74(Charge Couple Device、以下「CCD」という。)とを備えてなる所謂CCDイメージセンサであり、図に示すように、搬送路104の下方において水平方向に移動可能に配設された移動式の画像読取手段である。
【0040】
即ち、第1読取ユニット111はフラットベッドスキャナの読取ユニットと併用されており、フラットベッドにより原稿を読み取る際には、フラットベッド部の下方で水平方向に移動して原稿を読み取り、シートスルーにより原稿を読み取る際には、プラテンガラス70の下方へ移動するものとなっている。このようにして、搬送路104を搬送されてプラテンガラス70の直上を通過する原稿の画像を順次読み取るものとなっている。
【0041】
また、第1読取ユニット111の上流側の所定位置には第1リードセンサ114が配置されており、搬送路104を搬送される原稿を検知し、該検知信号に基づいて、画像読取制御部が第1読取ユニット111の原稿の読取動作を制御するものとなっている。即ち、第1リードセンサ114が原稿有りを検知してから所定カウント後に第1読取ユニット111が画像読取りを開始し、第1リードセンサ114が原稿無しを検知してから所定カウント後に第1読取ユニット111が画像読取りを終了する。
【0042】
前記第2読取ユニット112は、所謂密着形イメージセンサ(Contact Image Sensor、以下「CIS」という。)であり、図に詳細は示していないが、光源により照射された原稿からの反射光を収束性ファイバで光導電素子上に収束して読み取る固定式の画像読取手段である。第2読取ユニット112は、図に示すように、第1読取ユニット111の対向側の搬送路104であって、第1読取ユニット111の下流側に配設されており、これにより、第1読取ユニット111と反対側の原稿の画像を順次読み取るものとなっている。
【0043】
ここで、第2読取ユニット112に採用されているCISは、一般に被写体深度が10分の数ミリメートル程度と浅いので、例えばプラテンローラ(図示せず)で原稿をニップした状態で画像読取りを行うものとなっている。しかしながら、搬送路104が湾曲しているような位置では原稿のバタツキが生じ易く、第2読取ユニット112が読み取った画像に歪みが発生することがある。また、前述したように、CISとプラテンローラとの間隙は非常に狭いので、原稿を湾曲させた状態で該間隙に導くとジャムが生じ易い。従って、第2読取ユニット112は、搬送路104が直線状となっている位置、特に、図に示すように、搬送路104が一定距離だけ水平であり、原稿が湾曲せずに直線的に搬送される位置に配設することが好適である。
【0044】
また、第2読取ユニット112の上流側の所定位置には第2リードセンサ115が配置されており、前記第1読取ユニット111と同様に、第2リードセンサ115の検知信号に基づいて、画像読取制御部が第2読取ユニット112の原稿の読取動作を制御するものとなっている。なお、本実施の形態においては、第2読取ユニット112として、コンパクトなCISを採用しているが、第1読取ユニット111と同様にCCDイメージセンサを採用することも可能である。
【0045】
前記第1読取ユニット111の読取位置と第2読取ユニット112の読取位置との間の搬送路104の距離、及び第1リードセンサ114の検知位置と第2リードセンサ115の検知位置との間の搬送路104の距離は、ともに本画像読取装置100が読み取るべき最大原稿の搬送方向長さ以上となっている。読み取るべき最大原稿の長さは、本画像読取装置100の使用目的等により異なるが、一般的な事務等に用いる場合には、読み取るべき最大原稿のサイズをダブルレターサイズとして設定し、前記距離を432mm以上とすることが好適である。このように、第1リードセンサ114の検知位置と第2リードセンサ115の検知位置との間の搬送路104の距離を432mm以上と十分に確保することにより、第1読取ユニット111と第2読取ユニット112間も十分に離れ、ダブルレターサイズ以下の原稿の両面読取りにおいて第1読取ユニット111及び第2読取ユニット112の各原稿読取りが重複せず、また、第1読取ユニット111及び第2読取ユニット112の各光源が相互に干渉し合うこともない。
【0046】
以下、本画像読取装置100の動作を図に基づいて説明する。
本画像読取装置100は、片面読取りの場合と両面読取りの場合とで動作が異なり、図6、図7は、本画像読取装置100の各動作を示すフローチャート図であり、図8〜図11は、各動作における原稿の搬送状態を示す模式図である。
【0047】
図12(a)は、給紙トレイ101に載置される原稿と読取順序を説明するための模式図であるが、本画像読取装置100では、載置された原稿の最上紙から順次原稿が取り出され、給紙トレイ101に載置された状態で上側の面が第1面として第1読取ユニット111に読み取られ、下側の面が第2読取ユニット112に読み取られる。従って、図に示すように、n枚の原稿の束は、最上紙の上側の面から順次、第1面、第2面、・・・と読み取られ、最下紙の上側の面が第(2n−1)面、下側の面が第(2n)面として、夫々第1読取ユニット111又は第2読取ユニット112に読み取られて画像読取りを終了する。
【0048】
なお、本実施の形態における読取順序は一例であり、例えば、図12(b)に示すように、最下紙から順次取り出して読み取られるようにすることも勿論可能であり、その場合の読取順序は、最下紙の上側の面が第1面、下側の面が第2面となり、最上紙の上側の面が第(2n−1)面、下側の面が第2n面として、夫々第1読取ユニット111又は第2読取ユニット112に読み取られる。
【0049】
まず画像読取り前に、操作部において片面読取り又は両面読取りが入力され、本画像読取装置100は、該入力に基づいて搬送方法を選択する。以下、原稿の片面読取りを行う場合の画像読取り動作について、図6、図8、及び図9を用いて説明する。
【0050】
操作部のスタートボタンが押されることにより、本画像読取装置100は原稿の画像読取りを開始する。原稿セットセンサ113は、給紙トレイ101に原稿が載置されているか否かを検知し(S1)、原稿が載置されていることを示す検知信号(オン)を出力した場合には、該検知信号に基づいて画像読取制御部が給紙クラッチを作動させ(S2)、図8(a)に示すように、揺動アーム20が降下してピックアップローラ102aが給紙トレイ101の最上紙に当接する。
【0051】
さらに給紙モータ及び排紙モータが回転して(S3)、ピックアップローラ102a、セパレートローラ102b、リタードローラ102c、及び搬送ローラ105が回転し、図8(b)に示すように、ピックアップローラ102aが原稿を繰り出すとともに、リタードローラ102cが最上紙の原稿1枚のみを分離し、該原稿がセパレートローラ102bにより搬送路104に送られる。また、搬送ローラ105は、該原稿を搬送路104に従って搬送する。
【0052】
第1リードセンサ114は、搬送されている原稿の先端を検知して検知信号を出力(オン)し(S4)、画像読取制御部は、該検知信号を受けた後、所定時間経過後(T1搬送後、S5)に、図9(a)に示すように、第1読取ユニット111の画像読取りを開始する(S6)。該所定時間(T1搬送)は、第1リードセンサ114から第1読取ユニット111までの搬送距離及び搬送速度に応じて、検知された原稿の先端が第1読取ユニット111の読取位置に到達するまでの時間を考慮して設定されるものであり、例えば、搬送ローラ105を回転させるステッピングモータのカウント数で制御することが可能である。同様に、第1リードセンサ114が、搬送されている原稿の後端を検知(オフ)してから(S7)、所定時間経過後(T2搬送後、S8)に、第1読取ユニット111の画像読取りを終了する(S9)。
【0053】
さらに、原稿は搬送路104を搬送され、片面読取用排出路106との分岐点P1に達するが、図4に示したように、該原稿は、分岐点P1に設けられた分岐レバー40に案内されて、図9(b)に示すように、分岐点P1を片面読取用排出路106方向へ搬送され、片面読取用排出ローラ109により排紙トレイ103へ排出される。
【0054】
さらに、次の原稿が給紙トレイ101に存在する場合には(S10)、給紙クラッチが作動して(S2)、前述と同様の動作を繰り返し、給紙トレイ101に載置された原稿の束から順次原稿が取り出され、第1面から第n面までの画像読取りが行われる。勿論、原稿の画像読取りを完全に終了する前に、次の原稿を搬送路104に繰り込むことも可能である。
【0055】
次に、本画像読取装置100が両面読取りを行う場合について、図7、図10、及び図11を用いて説明する。前述と同様に、操作部のスタートボタンが押されることにより、本画像読取装置100は原稿の画像読取りを開始する。原稿セットセンサ113が、給紙トレイ101に原稿が載置されていることを検知(オン)して(S20)、画像読取制御部が給紙クラッチ等を動作させ(S21)、最上紙の原稿1枚のみが分離されて搬送路104を搬送される(S22)までは、前述した片面読取りの場合と同様であるが、両面読取りの場合には、画像読取制御部は分岐レバー40の駆動源であるソレノイドを作動させる(S23)。これにより、図4で説明したように、分岐レバー40が片面読取用排出路106側に揺動して、原稿を搬送路104を通過するように案内するものとなる。
【0056】
その後、第1リードセンサ114が、搬送されている原稿の先端を検知(オン)して(S24)、所定時間経過後(T1搬送後、S25)、第1読取ユニット111の画像読取りを開始する(S26)。また、第1リードセンサ114が、搬送されている原稿の後端を検知(オフ)してから(S27)、所定時間経過後(T2搬送後、S28)に第1読取ユニット111の画像読取りを終了するが(S29)、第1読取ユニット111で画像読取りされた原稿は、図10(a)に示すように、分岐点P1の分岐レバー40に案内されて、搬送路104を第2読取ユニット112の方向へ搬送される。
【0057】
続いて、第2リードセンサ115が、搬送されている原稿の先端を検知(オン)して(S30)、所定時間経過後(T3搬送後、S31)、第2読取ユニット112の画像読取りを開始する(S32)。ここで、第1読取ユニット111と第2読取ユニット112との間の搬送路104の距離、及び第1リードセンサ114と第2リードセンサ115との間の搬送路104の距離はともに432mm以上であり、ダブルレターサイズの原稿の搬送方向長さより長いので、前記第1リードセンサ114が、搬送されている原稿の後端を検知した際に、該原稿の先端は第2リードセンサ115の検知位置に到達しない。つまり、第1読取ユニット111の画像読取りと第2読取ユニット112の画像読取りとが重複しないので、例えば第1面の画像データと第2面の画像データとを同時に画像処理する必要がなく、一つの画像処理回路13を切り替えて使用し、第1面の画像データと第2面の画像データとを順次、画像処理して本体制御部に出力することが可能となる。これにより、本画像読取装置100の回路構成を簡略化してコストダウンを図ることができる。
【0058】
なお、例えば、切替スイッチを指示する信号をA/D変換回路及びラインメモリに出力することにより、A/D変換回路10a、10b及びラインメモリ11a、11bも、第1画像読取ユニット111と第2画像読取ユニット112とで共用することが可能である。
【0059】
第2読取りユニットで画像読取りされた原稿は分岐点P2に到達し、該原稿の先端は分岐点P2に設けられたガイド部材90と当接するが、図5に示したように、該原稿がガイド部材90と当接することにより、ガイド部材90は原稿に押圧されて下流側へと弾性変形して、図10(b)に示すように、原稿は分岐点P2を直進するように退避路107へ搬送される。
【0060】
その後、第2リードセンサ115が、搬送されている原稿の後端を検知(オフ)してから(S33)、所定時間経過後(T4搬送後、S34)に、第2読取ユニット112の画像読取りを終了する(S35)。両面の画像読取りが終了した原稿は、図11(a)に示すように、さらに退避路107を搬送され、排紙センサ116が原稿の後端を検知(S36)した検知信号(オフ)を受けて、画像読取制御部は排紙モータを逆転する(S37)。これにより、退避ローラ110が逆転して原稿が退避路107を逆送され、第2リードセンサ115は再び原稿を検知(オン)する。
【0061】
退避路107を逆送された原稿は、再び分岐点P2に到達する。該原稿の先端は、再度、退避路107側から前記ガイド部材90に当接するが、この場合は、図5で説明したように、ガイド部材90は弾性変形せずに該原稿を両面読取用排出路108へ案内する。これにより、図11(b)に示すように、逆送された原稿は、両面読取用排出路108から排紙トレイ103へ排出される。排紙センサ116が原稿の後端を検知(オフ)すれば(S38)、排紙モータの逆転が終了され(S39)、さらに次の原稿が給紙トレイ101に存在する場合には(S40)、給紙クラッチが作動して(S21)、前述と同様の動作を繰り返し、給紙トレイ101に載置された原稿の束から順次原稿が取り出され、第1面から第n面までの画像読取りが行われる。勿論、前述したように、第1読取ユニット111による画像読取りが終了した後に、次の原稿を搬送路104に繰り込むことも可能である。
【0062】
また、画像読取りが終了した原稿は、給紙トレイ101に載置された状態で上側であった面が、排紙トレイ103で下側となって排出され、その後の原稿も同様に排出されて排紙トレイ103上に積重されるので、排出された原稿の束のページ順序は、給紙トレイ101に載置された状態と同じである。
【0063】
このように、本実施の形態に係る画像読取装置100によれば、第1読取ユニットの読取位置と第2読取ユニットの読取位置との間の搬送路104の距離、及び、第1リードセンサ114の検知位置と第2リードセンサ115の検知位置との間の搬送路の距離を432mm以上としたので、ダブルレターサイズ以下の両面読取りにおいて、第1読取ユニット111と第2読取ユニット112との画像読取りが重複することがない。これにより、画像処理回路13を第1読取ユニット111と第2読取ユニット112とで共用することができ、回路構成を簡略化して、本装置のコンパクト化、コストダウンができる。
【0064】
また、片面読取りの場合には、第1読取ユニット111の画像読取り終了後、片面読取用排出路106から原稿を排出するようにしたので、原稿の画像読取り速度が高速化される。
【0065】
なお、本実施の形態では、退避路107に原稿が退避されている間にも、次に読み取るべき原稿を搬送路104に予め供給することを可能として、画像読取り速度を高速化するために、搬送ローラ105等を回転させるための給紙モータと、退避ローラ110等を回転させるための排紙モータとを独立させているが、その必要がなければ、各種ローラを一のモータで回転させることも可能である。
【0066】
また、本実施の形態においては、退避路107を搬送路104から上方へ折り返すようにして略U字形状に延長させたものとしたが、退避路107は画像読取装置100の空きスペースに応じて任意の経路とすることが可能である。例えば退避路107を、図13に示すように、搬送路104から略直線状に延長するとともに、本画像読取装置100のケーシングに退避口42を穿設して、該退避口42と退避路107とを連通するようにしてもよい。これにより、図に示すように、退避路107に退避された原稿の一部は退避口42から突出されるものとなり、読み取るべき最大原稿のサイズに拘わらず退避路107を短くすることが可能となり、本画像読取装置100を一層コンパクトにできるので好ましい。
【0067】
【発明の効果】
このように、本発明に係る画像読取装置によれば、第1読取手段の読取位置と第2読取手段の読取位置との間の搬送路の距離、第1検知手段と第2検知手段との間の搬送路の距離を、それぞれ本画像読取装置が読み取るべき最大原稿の長さ以上としたので、原稿の両面読取りにおいて、第1読取手段と第2読取手段との画像読取りが重複することがない。これにより、第1読取手段及び第2読取手段夫々に読み取られた信号を処理するための画像処理回路等を共用することができ、装置のコンパクト化、コストダウンが可能となる。また、搬送路を簡略なものとすることができるので、画像読取り速度が高速化され、また、搬送路におけるジャム等が生じ難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像読取装置100の概略構成を示す断面図である。
【図2】画像読取装置100の制御を示すブロック図である。
【図3】第1読取ユニット111及び第2読取ユニット112で夫々読取られた画像データが本体制御部に出力されるまでの回路構成の一例を示すブロック図である。
【図4】分岐点P1付近の構成を示す拡大図である。
【図5】分岐点P2付近の構成を示す拡大図である。
【図6】原稿の片面読取りを行う場合の画像読取装置100の動作を示すフローチャート図である。
【図7】原稿の両面読取りを行う場合の画像読取装置100の動作を示すフローチャート図である。
【図8】画像読取装置100が片面読取りを行う場合の原稿搬送状態を示す模式図である。
【図9】画像読取装置100が片面読取りを行う場合の原稿搬送状態を示す模式図である。
【図10】画像読取装置100が両面読取りを行う場合の原稿搬送状態を示す模式図である。
【図11】画像読取装置100が両面読取りを行う場合の原稿搬送状態を示す模式図である。
【図12】 (a)は、最上紙から原稿の読取りを行う場合の読取順序を示す模式図であり、(b)は、最下紙から原稿の読取りを行う場合の読取順序を示す模式図である。
【図13】退避路107の変形例を説明するための部分拡大断面図である。
【図14】従来のシートスルータイプの画像読取装置800の構成を説明するための模式図である。
【図15】従来のシートスルータイプの画像読取装置800の動作を説明するための模式図である。
【図16】従来のシートスルータイプの画像読取装置800の動作を説明するための模式図である。
【符号の説明】
100 画像読取装置
101 給紙トレイ
103 排紙トレイ
104 搬送路
105 搬送ローラ(搬送手段)
111 第1読取ユニット(第1読取手段)
112 第2読取ユニット(第2読取手段)
114 第1リードセンサ(第1検知手段)
115 第2リードセンサ(第2検知手段)
12 画像処理回路

Claims (6)

  1. 給紙トレイに載置された原稿を搬送路を経て排紙トレイへ搬送する搬送手段と、
    前記搬送路に配置されて搬送されている原稿の第1面の画像を読み取る第1読取手段と、
    該第1読取手段と対向側であって、且つ、前記第1読取手段よりも下流側の搬送路に配置されて搬送されている原稿の第2面の画像を読み取る第2読取手段と、
    前記第1読取手段と前記第2読取手段との間の搬送路から分岐し、前記第1読取手段により第1面の画像が読み取られた原稿を外部に排出する片面読取用排出路と、を備え、
    前記第1読取手段の読取位置と第2読取手段の読取位置との間の搬送路の距離が、読み取るべき最大原稿の長さ以上であることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記第2読取手段よりも下流に位置し、前記第1読取手段及び前記第2読取手段により画像が読み取られた原稿を外部に排出する両面読取用排出路を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記搬送路に、第1読取手段の画像読取り開始及び終了を制御するために、搬送されている原稿を検知して検知信号を出力する第1検知手段と、前記第2読取手段の画像読取り開始及び終了を制御するために、搬送されている原稿を検知して検知信号を出力する第2検知手段とが配置され、該第1検知手段と第2検知手段との間の搬送路の距離が、読み取るべき最大原稿の長さ以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記第1読取手段の読取位置と前記第2読取手段の読取位置との間の搬送路の距離は432mm以上である請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  5. 前記第1検知手段の検知位置と前記第2検知手段の検知位置との間の搬送路の距離は432mm以上である請求項に記載の画像読取装置。
  6. 前記第1読取手段及び第2読取手段により読み取られた画像データの画像処理を行う画像処理回路が設けられたものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像読取装置。
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