JP5183596B2 - 原稿送り装置及びこれを搭載した画像形成装置 - Google Patents
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Description
そして、電子写真プロセスを用いる画像形成装置では、感光体ドラムを予め帯電し、このドラムの表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する。次いで、現像されたトナー画像を用紙に転写及び定着する。
ここで、当該裏面を読み取った状態のまま排出トレイに送出すると、原稿トレイにセットした順序とは逆の順序で排出トレイに積層されてしまう。そのため、表裏をさらに反転させてから排出トレイに送出する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、当該技術の反転トレイには反転ローラが、排出トレイには排出ローラがそれぞれ設けられているが、これら各ローラは一体駆動されている。換言すれば、当該構造では、先の原稿を排出トレイに排出した後でなければ、後の原稿を反転トレイに搬送することができず、先の原稿と後の原稿との間の距離が長くなるからである。
また、この各原稿間の距離を短くするとの課題を解決するにあたり、反転トレイからスイッチバック搬送路を経由して排出トレイに向かう先の原稿と、読み取り部から反転トレイに向かう後の原稿とは、向かい合う対面状態で搬送される場合がある点にも留意しなければならない。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消し、各原稿間の距離を短くしつつ、原稿を安定搬送できる原稿送り装置及びこれを搭載した画像形成装置を提供することである。
そして、読み取り部に向かう原稿の送出時期を調整する調整部と、読み取り部で読み取られた原稿を載置可能な反転トレイと、排出ローラを駆動させる駆動装置の駆動に伴って回転可能に構成されており、読み取り部で片面が読み取られた原稿を反転トレイに載置させる一方、原稿の他面も読み取る場合には、反転トレイに載置された原稿を調整部に向けて、或いは他面も既に読み取った場合には、調整部を通さずに排出トレイに向けてスイッチバックさせる反転ローラと、調整部を通さずに排出トレイに向けてスイッチバックした原稿が搬送される排出前搬送路と、排出ローラの駆動に伴って回転可能に構成されており、排出前搬送路に搬送される原稿を排出ローラに向けて搬送する搬送ローラと、排出ローラの駆動手段に設けられており、反転ローラが読み取り部で読み取られた原稿を反転トレイに載置させる方向に回転した場合には、排出ローラ及び搬送ローラに回転力を伝達させず、反転ローラが反転トレイに載置された原稿をスイッチバックさせる方向に回転した場合には、排出ローラ及び搬送ローラに、排出前搬送路に搬送される原稿を排出トレイに送出させる回転力を伝達させる連結手段とを具備する。
ここで、原稿の片面及び他面の双方を読み取る場合には、まず、読み取り部が原稿トレイから搬送された片面を読み取ると、この原稿は、表裏が反転し、他面を上に向けた状態で反転ローラに搬送され、この反転ローラの回転により、反転トレイに載置される。
つまり、反転ローラは正逆転するにも拘わらず、単に、駆動装置に従動するのでは、反転ローラが原稿を反転トレイに搬送させる方向に回転している間は、排出ローラや搬送ローラはその機能を果たすことが困難になり、これでは、先の原稿を排出トレイに排出した後でなければ、後の原稿を反転トレイに呼び込むことができず、やはり総ての原稿の読み取りに要する期間が長くなってしまう。
さらに、この一旦停止した原稿が排出ローラ及び搬送ローラの双方で送出可能になれば、原稿の安定搬送が図られる。
第2の発明によれば、第1の発明の作用に加えてさらに、反転ローラが反転トレイに載置された原稿を排出トレイに向けて搬送する際に、反転ローラがこの原稿を数種類ある読取速度のうち設定速度の最高値で回転して排出トレイに送出することから、原稿の排出に要する排出動作時間をより短縮できる。
第3の発明によれば、第1の発明の作用に加えてさらに、反転ローラが反転トレイに載置された原稿を調整部に向けて搬送する際に、この反転ローラがこの原稿を数種類ある読取速度のうち設定速度の最高値で回転して調整部に搬送するので、原稿のスイッチバックに要する期間をより短縮できる。
詳しくは、この特殊な紙の他面も既に読み取ったときにも、当該他面を初めて読み取る場合と同様に、反転トレイに載置された原稿を調整部に向けてスイッチバックさせ、排出前搬送路に向かわせない。そして、読取側ローラは、当該原稿を、その片面が排出トレイに対峙する状態で直接に排出ローラに向けて搬送する。よって、この特殊な紙に作用する負荷が小さくて済み、曲率が小さくなり得る排出前搬送路に特殊な紙を搬送した場合に比して、当該搬送路における原稿の詰まりを未然に防止できる。
そして、読み取り部に向かう原稿の送出時期を調整する調整部と、読み取り部で読み取られた原稿を載置可能な反転トレイと、読み取り部で片面が読み取られた原稿を反転トレイに載置させる一方、原稿の他面も読み取る場合には、反転トレイに載置された原稿を調整部に向けて、或いは他面も既に読み取った場合には、調整部を通さずに排出トレイに向けてスイッチバックさせる反転ローラと、調整部を通さずに排出トレイに向けてスイッチバックした原稿が搬送される排出前搬送路と、排出前搬送路に搬送される原稿を排出ローラに向けて搬送する搬送ローラと、読み取り部近傍に設けられており、その読み取られた原稿を反転ローラに向けて搬送可能な読取側ローラと、反転ローラに接離可能に構成された従動コロと、原稿の幅が一定の値より広い時は、従動コロを反転ローラから離間させ、原稿の幅が一定の値より狭い時は、調整部の送出時期を、原稿の幅が一定の値より広いときに比して、遅らせるとともに、従動コロを反転ローラに圧接させる制御手段とを具備する。
ここで、原稿の片面及び他面の双方を読み取る場合には、まず、読取側ローラを用いて読み取り部が原稿トレイから搬送された片面を読み取ると、この原稿は、表裏が反転し、他面を上に向けた状態で反転ローラに搬送され、この反転ローラの回転により、反転トレイに載置される。
次いで、当該原稿がニップで保持されたまま、反転ローラが反対側に回転すると、この原稿の搬送方向が逆転し、反転トレイから調整部を経て、読み取り部が他面を読み取る。これにより、表裏が再び反転するが、このままでは片面を上に向けた状態で排出トレイに送出され、原稿トレイにセットした順序とは逆の順序で排出トレイに積層されてしまう。
詳しくは、各原稿間の距離を短くするにあたり、排出前搬送路に搬送される先の原稿が搬送ローラのニップに到達すると、従動コロが反転ローラから離間し、後の原稿を受け容れ易い姿勢を取るが、この反転ローラから搬送ローラに向かう先の原稿と、読取側ローラから反転ローラに向かう後の原稿とは、向かい合う対面状態で搬送されて重なり合う場合がある。つまり、当該後の原稿は、先の原稿とは読取側ローラに向けて戻される方向に擦れるため、大きな負荷が作用する。
しかしながら、本発明の制御手段は、後の原稿の幅が一定の値より狭い場合には、上述のニップの解除を禁止しており、先の原稿の後端が反転ローラを通過した後に当該後の原稿を読取側ローラ及び反転ローラの双方で搬送させる。さらに、当該後の原稿の送出時期を遅らせて先の原稿と重なり合わないようにしている。
第6の発明によれば、第1から第5の発明の作用に加えてさらに、各原稿間の距離が短くなることにより、画像形成装置に要する作業期間も短くて済み、画像形成装置の信頼性も向上する。
図1には、画像形成装置の一例である複合機1の正面側からみた断面が示されている。
本実施例の複合機1は、胴内排紙型の装置本体2を有しており、排紙トレイ14が読み取り部7の下側に形成されている。
各カセット3には画像形成前の各種の用紙Pが積層状態で収容され、この用紙Pはカセット3から1枚ずつ分離され、図の左方向に向けて送出される。そして、搬送路4の用紙Pは装置本体2の左側面に沿って上方に向けて搬送される。
この装置本体2の内部には、用紙搬送方向で見て下流側にレジストローラ、画像形成部9及び転写部10が順番に配置されている。画像形成部9の右方には露光部8やトナーコンテナ11が備えられており、露光部8からは画像形成部9の感光体ドラムに向けてレーザ光Lが照射され、トナーコンテナ11からのトナーが現像される。
一方、両面印刷の場合には、用紙は、一旦排紙トレイ14に向けて送り出された後、排出ローラ15の反転駆動で両面印刷用ユニット16の逆搬送路に向けてスイッチバック搬送され、搬送路4の画像形成部9の上流側に戻され、画像形成部9に向けて再び送出される。
具体的には、図2に示されるように、送り装置本体21は、その中央部分から右斜め上方に向けて延びた原稿トレイ22を有しており、この原稿トレイ22は、当該中央部分にて送り装置本体21に回動可能に構成されており、読み取り位置39で読み取られる原稿はトレイ22上にセットされる。
この送り装置本体21は、原稿トレイ22の左側に給紙カバー25を備えている(図2,3)。
詳しくは、この搬送路には、原稿トレイ22からの原稿搬送方向で見て、ピックアップローラ30、分離ローラ対33、レジストローラ(調整部)35が順番に配置されている(図3)。
分離ローラ対33は、給紙カバー25と送り装置本体21とにそれぞれ設けられ、当該原稿をレジストローラ35に向けて1枚ずつ送出する。
また、原稿搬送方向で見てレジストローラ35の下流側には、読取ガイド38が配置され、読み取り部7のコンタクトガラスに対峙する。具体的には、このコンタクトガラスは、幅広の原稿載置用ガラスと、図1等では原稿載置用ガラスの左側に位置する細長い原稿自動読取用ガラスとから構成されている。
そして、当該送り装置本体21の下面には樹脂製の押圧板が設けられ、前者の原稿載置用ガラスが押圧板に対峙する。このガラスに載置した原稿を押圧板で押さえつけておき、所定ボタンを押下げると、読み取り部7内に配置されたミラーやレンズ等を介したCCDにより当該原稿の画像面を読み取ることができる。
詳しくは、原稿搬送方向で見て読取ガイド38の上流側には、読取側ローラ36が送り装置本体21に設置され、その対峙するコロとでニップを形成し、原稿を読取ガイド38に向けて搬送する。この読取ガイド38と原稿自動読取用ガラスとの間を原稿が通過するときに、原稿の画像面が読み取られる。
排出ローラ42は、その対峙するコロとでニップを形成し、読み取り位置39で読み取られた原稿を排出トレイ24に送出している。
これに対し、経路切り換え部40によって、読み取り位置39から反転トレイ23に向かう搬送路が選択されていた場合には、原稿搬送方向で見て読取側ローラ37の下流側には、反転ローラ44、反転トレイ23の順に配置される。
具体的には、反転トレイ23は、原稿トレイ22と排出トレイ24との間に配置されており、原稿トレイ22と同様に排出方向に向けて延び、この原稿トレイ22との間に原稿を載置できる空間を有して形成されている。
より具体的には、本実施例の反転ローラ44は、その対峙する反転コロ(従動コロ)45との間でニップを形成しているが、この反転コロ45はソレノイドへの励磁に伴って反転ローラ44から離間するのに対し、このソレノイドが消磁されると、バネ46の付勢力によって反転ローラ44に当接可能に構成されている。
ここで、上述した各種ローラ30,33,35〜37,42,44,48は送り装置本体21内のコントローラ(制御手段)80に制御されている(図4)。
なお、コントローラ80には、例えばピックアップローラ30の近傍に設置された原稿の種類(特に厚さ)を検出可能なセンサ90や、例えば幅合わせガイド28の位置から原稿の幅を検出可能なセンサ91からの信号も入力される。
具体的には、モータ制御部84からの駆動信号に基づき、反転モータ51はギア及びベルトを介して排出ローラ42の駆動プーリ(駆動手段)50を駆動させ、モータ51が図5の時計回りに回転すると、駆動プーリ50も同じく時計回りに回転する。一方、反転ローラ44の回転軸54は、上記ベルトを介して駆動プーリ50の回転方向とは反対方向に向けて回転可能に構成されており、駆動プーリ50が時計回りに回転すると、回転軸54は反時計回りに回転するため、反転ローラ44も同じく反時計回りに回転する。
本実施例のワンウェイクラッチは、駆動プーリ50の内周側に設けられている。
これに対し、反転モータ51を反時計回りに回転させると、反転ローラ44は時計回りに回転するものの(図6)、プーリ50の回転力は回転軸52に伝達されない。これにより、排出ローラ42や搬送ローラ48は回転しない。
この反転トレイ23に搬送された原稿は、反転ローラ44の反時計回りへの回転によって搬送方向が変わってレジストローラ35に向かい、その裏面を下に向けた状態で読取側ローラ36に到達する。当該原稿は、図7(a)に示された先の原稿P1が該当する。同時に、タイミング制御部86からの信号に基づき、後の原稿P2が給紙され、その表面を上に向けた状態で分離ローラ対33に到達する。
また、後の原稿P2が、その裏面を下に向けた状態で読取側ローラ36に到達すると、さらに後の原稿が給紙され、その表面を上に向けた状態で分離ローラ対33に到達することになる。
その後、用紙は未定着トナー画像を担持した状態で定着部12に向けて送られ、トナー画像を定着する。次いで、定着部12から排出された用紙は排出分岐部13を通って排紙トレイ14に排出される。
詳しくは、図10,11に示された例では、原稿が普通紙とは厚さの異なる特殊な紙(例えば、厚紙や薄紙)で構成されており、その厚さがセンサ90で識別される、若しくは装置本体2のパネルで選択された場合には、経路制御部82がスイッチバック搬送路47に搬送させない信号を出力する。
この際には、上記ソレノイドの動作はなく、バネ46の付勢力によってニップが形成されたままであり、当該原稿が反転ローラ44に到達し、この反転ローラ44が時計回りに回転すると、原稿は反転トレイ23に搬送される。
続いて、本実施例では、原稿P3の表面が最初に読み取られているため、原稿P3は、その表面が読み取り部7で読み取られないまま(カラ搬送)、読取側ローラ37に到達する。
なお、この例では、表面の読み取り後に、裏面を読み取り、その後の表面の読み取りを禁止しているが、最初の表面の読み取りを禁止し、裏面を初めに読み取り、その後に表面を読み取っても良い。
具体的には、原稿の幅が例えばB5サイズの用紙の如く、A3サイズやA4サイズの用紙の幅よりも狭い旨がセンサ91で識別される、若しくは装置本体2のパネルで選択されていた場合には、タイミング制御部86がピックアップローラ30やレジストローラ35による給紙タイミングを遅らせ、さらに、ソレノイド制御部88が上記ソレノイドへの励磁を禁止している。
そして、例えばB5サイズの原稿は、その表面を上に向けた状態で原稿トレイ22にセットされ、最上層の原稿がレジストローラ35を経由して読み取り位置39に向けて搬送される。次いで、その表面が読み取り部7で読み取られた原稿は、表面を下に向けた状態で反転トレイ23に向かう。
次いで、反転ローラ44が反時計回りに回転し、先の原稿P4が表面を下に向けた状態でスイッチバック搬送路47に搬送される(図13(a))。同時に、後の原稿P5は、その表面が読み取られて読取側ローラ37に向かう。
さらに、図13(b)に示されるように、先の原稿P4の後端もスイッチバック搬送路47に搬送された時点では、後の原稿P5は未だ読取側ローラ37によって反転トレイ23に向かい初める段階であり、先の原稿P4と後の原稿P5とが重なり合わない。
なお、これら原稿が上述したB5サイズではなく、A3やA4サイズであった場合には、給紙タイミングやソレノイドの制御は図7〜9の例と同様である。
ここで、原稿の表面及び裏面の双方を読み取る場合には、まず、読み取り部7が原稿トレイ22から搬送された表面を読み取ると、この原稿は、表裏が反転し、裏面を上に向けた状態で反転ローラ44に達する。この反転ローラ44が回転すると、反転トレイ23に搬送される。
つまり、反転ローラ44は正逆転するにも拘わらず、単に、反転モータ51に従動するのでは、反転ローラ44が原稿を反転トレイ23に搬送させる方向に回転している間は、排出ローラ42や搬送ローラ48はその機能を果たすことが困難になり、これでは、先の原稿を排出トレイ24に排出した後でなければ、後の原稿を反転トレイ23に搬送することができず、やはり総ての原稿の読み取りに要する期間が長くなってしまう。
詳しくは、図10,11に示されるように、反転ローラ44は、この特殊な紙の裏面も既に読み取ったときにも、当該裏面を初めて読み取る場合と同様に、反転トレイ23に搬送された原稿をレジストローラ35に向けてスイッチバックさせ、スイッチバック搬送路47に向かわせない。そして、読取側ローラ37は、当該原稿を、その表面が排出トレイ24に対峙する状態で直接に排出ローラ42に向けて搬送する。
より具体的には、厚紙は、そのコシが強いためにスリップしやすく、また、薄紙は、そのコシが弱いために引っかかりやすくなるが、スイッチバック搬送路47を通さないので、この搬送路47における原稿の詰まり(ジャム)を確実に防止できる。
詳しくは、後の原稿の幅が狭くなるに連れて紙のコシが弱くなることを鑑みると、読取側ローラ37のみ、つまり、後の原稿の後端だけを読取側ローラ37で保持して反転トレイ23に向けて搬送するのでは、当該原稿の腰折れや波うちが生じ、読取側ローラ37と反転ローラ44とを繋ぐ搬送路で原稿の詰まり(ジャム)の原因になる。
また、ソレノイドの励磁を禁止すれば、従来に比してその励磁に伴う騒音、消費電力や装置内温度の上昇も抑制可能になる。
さらにまた各原稿間の距離が短くなることにより、複合機1に要する作業期間も短くて済み、複合機1の信頼性も向上する。
例えば、上記実施例では画像形成装置として複合機に具現化した例を示しているが、本発明は原稿送り装置を有する複写機、プリンタ等にも当然に適用可能である。そして、この場合にも上記と同様に、各原稿間の距離を短くしつつ、原稿を安定搬送できるとの効果を奏する。
7 読み取り部
20 原稿送り装置
22 原稿トレイ
23 反転トレイ
24 排出トレイ
35 レジストローラ(調整部)
36,37 読取側ローラ
42 排出ローラ
44 反転ローラ
45 反転コロ(従動コロ)
47 スイッチバック搬送路(排出前搬送路)
48 搬送ローラ
50 駆動プーリ(駆動手段)
51 反転モータ(駆動装置)
80 コントローラ(制御手段)
Claims (6)
- 原稿トレイから搬送され、反転されて読み取り部で読み取られた原稿を、排出ローラにて排出トレイに送出する原稿送り装置であって、
前記読み取り部に向かう原稿の送出時期を調整する調整部と、
前記読み取り部で読み取られた原稿を載置可能な反転トレイと、
前記排出ローラを駆動させる駆動装置の駆動に伴って回転可能に構成されており、前記読み取り部で片面が読み取られた原稿を前記反転トレイに載置させる一方、原稿の他面も読み取る場合には、該反転トレイに載置された原稿を前記調整部に向けて、或いは該他面も既に読み取った場合には、該調整部を通さずに前記排出トレイに向けてスイッチバックさせる反転ローラと、
前記調整部を通さずに該排出トレイに向けてスイッチバックした原稿が搬送される排出前搬送路と、
前記排出ローラの駆動に伴って回転可能に構成されており、該排出前搬送路に搬送される原稿を前記排出ローラに向けて搬送する搬送ローラと、
前記排出ローラの駆動手段に設けられており、前記反転ローラが前記読み取り部で読み取られた原稿を前記反転トレイに載置させる方向に回転した場合には、前記排出ローラ及び前記搬送ローラに回転力を伝達させず、前記反転ローラが前記反転トレイに載置された原稿をスイッチバックさせる方向に回転した場合には、前記排出ローラ及び前記搬送ローラに、前記排出前搬送路に搬送される原稿を前記排出トレイに送出させる回転力を伝達させる連結手段と
を具備することを特徴とする原稿送り装置。 - 請求項1に記載の原稿送り装置であって、
前記反転ローラが前記反転トレイに載置された原稿をスイッチバックさせ前記排出前搬送路を通して前記排出トレイに排出する場合には、前記反転ローラは、前記読み取り部における読取速度の最高値で回転することを特徴とする原稿送り装置。 - 請求項1に記載の原稿送り装置であって、
前記反転ローラが前記反転トレイに載置された原稿をスイッチバックさせ前記調整部に搬送する場合には、前記反転ローラは、前記読み取り部における読取速度の最高値で回転することを特徴とする原稿送り装置。 - 請求項1に記載の原稿送り装置であって、
前記読み取り部の近傍には、その読み取られた原稿を前記反転ローラ或いは前記排出ローラに向けて搬送可能な読取側ローラをさらに具備し、
前記原稿が普通紙とは厚さの異なる特殊な紙であった場合には、
前記他面も既に読み取ったときにも、前記反転トレイに載置された原稿を、前記排出前搬送路を通さずに前記調整部を通してスイッチバックさせ、
前記読み取り部から前記反転トレイを通さずに前記排出ローラに向けて搬送することを特徴とする原稿送り装置。 - 原稿トレイから搬送され、反転されて読み取り部で読み取られた原稿を、排出ローラにて排出トレイに送出する原稿送り装置であって、
前記読み取り部に向かう原稿の送出時期を調整する調整部と、
前記読み取り部で読み取られた原稿を載置可能な反転トレイと、
前記読み取り部で片面が読み取られた原稿を前記反転トレイに載置させる一方、原稿の他面も読み取る場合には、該反転トレイに載置された原稿を前記調整部に向けて、或いは該他面も既に読み取った場合には、該調整部を通さずに前記排出トレイに向けてスイッチバックさせる反転ローラと、
前記調整部を通さずに該排出トレイに向けてスイッチバックした原稿が搬送される排出前搬送路と、
該排出前搬送路に搬送される原稿を前記排出ローラに向けて搬送する搬送ローラと、
前記読み取り部近傍に設けられており、その読み取られた原稿を前記反転ローラに向けて搬送可能な読取側ローラと、
前記反転ローラに接離可能に構成された従動コロと、
前記原稿の幅が一定の値より広い時は、前記従動コロを前記反転ローラから離間させ、前記原稿の幅が一定の値より狭い時は、前記調整部の送出時期を、前記原稿の幅が一定の値より広いときに比して、遅らせるとともに、前記従動コロを前記反転ローラに圧接させる制御手段と
を具備することを特徴とする原稿送り装置。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の原稿送り装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
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