JP2004352434A - 自動原稿給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

自動原稿給送装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】構造を簡素化して部品点数を少なくすることができ、しかも、原稿の斜行矯正(レジスト)を良好に行うことができるようにする。
【解決手段】反転手段6は、原稿読み取り位置Rを通過した原稿Dを表裏反転して供給手段3側に送り出し、原稿Dを供給手段3を介して原稿読み取り位置Rに再供給する。この反転手段6は、供給手段3の搬送ドラム12を駆動する搬送モータ20によって駆動される駆動ギヤ36に連繋され反転上ローラ26と、この反転上ローラ26に従動して回転する従動ローラ27と、を有している。駆動ギヤ36は、反転手段6側から供給手段3側に原稿Dを送り出す場合と、供給手段3が原稿読み取り位置Rに原稿Dを供給する場合とで、その回転方向が逆転するようになっている。反転上ローラ26は、駆動ギヤ36に対して所定角度だけ相対回動できるように、駆動ギヤ36に回動方向の隙間をもって連繋されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機,プリンタ,ファクシミリ,これらの複合機,スキャナ等において、原稿を自動的に読み取り位置に搬送するように構成された自動原稿給送装置と、この自動原稿給送装置を備えた複写機,プリンタ,ファクシミリ及びこれらの複合機等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複写機,プリンタ等の画像形成装置に使用される自動原稿給送装置として、原稿の両面の自動的に読み取るようにしたものが知られている。
【0003】
(第1の従来例)
このような自動原稿給送装置の例として従来から知られている図13に示すものは、原稿Dの搬送方向(矢印a方向)に沿って順に、積載トレイ101、ピックアップローラ102、給紙ローラ103、搬送ローラ対104、搬送ドラム105及びこれに当接された搬送ころ106,107,108、排出反転ローラ対110、排出トレイ111を備えている。また、搬送ころ107,108間には、原稿読み取り位置Rが設定されている。ここで、積載トレイ101上の載置された原稿Dの上を向いた面をA面、また下を向いた面をB面とする。
【0004】
原稿のA面のみの読み取り時には、積載トレイ101から供給されてA面を読み取られた原稿Dは、排出反転ローラ対110によって直ちに排出トレイ111上に排出される。すなわち、積載トレイ101にセットされた複数の原稿Dは、ピックアップローラ102、給紙ローラ103、搬送ローラ対104によって1枚ずつ給紙され搬送される。さらに、搬送ドラム105、搬送ころ106,107,108によって搬送されながら、原稿読み取り位置RにおいてA面が読み取られる。A面読み取り後の原稿Dは、排出反転ローラ110の矢印方向の回転によって矢印a方向に搬送されて排出トレイ111上にA面を下方に向けた状態で排出される。
【0005】
これに対してA面とB面との双方を読み取られる場合には、上述と同様にしてA面が読み取られた原稿Dは、排出反転ローラ対110の矢印方向の回転によって矢印a方向に搬送され、その後端部が排出反転ローラ対110に到達したときに、排出反転ローラ110が逆転される。原稿Dは、これにより矢印b方向に搬送され、表裏反転された状態で、搬送ドラム105、搬送ころ106,107,108によって搬送されながら、原稿読み取り位置Rにおいて、今度はB面が読み取られる。B面読み取り後の原稿Dは、空回転されて表裏反転された後、排出トレイ111上に排出される。すなわち、B面読み取り後の原稿Dは、排出反転ローラ対110の矢印方向の回転により矢印a方向に搬送され、その後端部が排出反転ローラ対110に到達したときに、この排出反転ローラ110が逆転されることにより矢印b方向に搬送される。そして、搬送ドラム105、搬送ころ106,107,108によって搬送され、読み取りが行われることなく、排出トレイ111上に排出される。このとき原稿Dは、A面を下方に向けた状態で排出されるようになっている(特許文献1参照)。
【0006】
(第2の従来例)
次に、第2の従来例として、図14に示す自動原稿給送装置を説明する。この自動原稿給送装置は、原稿Dを表裏反転させるための構成以外の構成は基本的に図13と同様なので、図13の自動原稿給送装置と異なる点を主に説明する。
【0007】
この図14に示す自動原稿給送装置は、駆動ローラ112、従動ローラ113,114、切換爪115、反転ローラ対116、中間トレイ117を備えている。なお、同図に示す装置では、駆動ローラ112と下側の従動ローラ113とによって排出ローラ対を構成している。
【0008】
この装置においては、原稿DのA面のみの読み取り時には、切換爪115を点線で示す位置に配置し、駆動ローラ112を矢印方向に回転させることにより、A面読み取り後の原稿Dは、排出トレイ111上に排出される。
【0009】
これに対してA面とB面との双方を読み取られる場合には、A面読み取り後の原稿Dは、切換爪115が実線位置に配置され、駆動ローラ112及び反転ローラ対116が矢印方向に回転することにより、中間トレイ117上に導かれる。この原稿Dは、その後端部が反転ローラ対116に到達したときに、この反転ローラ対116が逆転され、これにより矢印b方向に搬送され、表裏反転された状態で、原稿読み取り位置Rにおいて、今度はB面が読み取られる。B面読み取り後の原稿Dは、空回転されて表裏反転された後、排出トレイ111上に排出される。すなわち、B面読み取り後の原稿Dは、上述と同様に、切換爪115が実線位置に配置され、駆動ローラ112及び反転ローラ対116が矢印方向に回転することにより、中間トレイ117上に導かれる。この原稿Dは、その後端部が反転ローラ対116に到達したときに、反転ローラ対116が逆転され、これにより矢印b方向に搬送され、読み取りが行われることなく、切換爪115が点線位置に配置され、また駆動ローラ112が矢印方向に回転することにより、排出トレイ111上にA面を下方に向けた状態で排出されるようになっている(特許文献2参照)。
【0010】
【特許文献1】
特開平7−175279号公報(図1参照)
【特許文献2】
特開平9−106116号公報(段落番号0027〜0035参照)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような、従来例のうち、第1の従来例は、同一のモータM1で排出反転ローラ対110及び搬送ころ107,108を駆動するようになっている。そのため、原稿DのA面読み取り後、原稿DのB面を読み取る行程においては、モータM1が逆回転し、排出反転ローラ対110が図13の回転方向と逆の方向に回転させられ、排出反転ローラ対110のニップ部に挟持された原稿Dがその後端を先端として(スイッチバックさせられて)搬送ころ107側に向けて送り出される。この際、搬送ドラム105は、クラッチによってモータM1との連繋が遮断されて停止している。したがって、原稿Dは、その先端が搬送ドラム105と搬送ころ107とのニップ部に当接し、排出反転ローラ対110から搬送ころ107との間の搬送路内において適度に湾曲し(撓んで)、斜め送り(斜行搬送)状態が矯正(レジスト)される。その後、再度、モータM1が逆方向に回転させられ(図13の状態と同一方向に正回転させられ)、搬送ドラム105及び排出反転ローラ対110が図13の方向に回転させられる。その結果、原稿Dは、その後端が排出反転ローラ対110によって先端側の搬送方向と逆の方向に送られ、排出反転ローラ対110によって引っ張られることになり、搬送ドラム105と搬送ころ107のニップ部に突き当てられることによって、斜行矯正が行われるという効果(レジスト効果)が無くなってしまう虞がある。
【0012】
また、このような第1の従来例において、原稿DのB面読み取り時に、原稿Dの後端が排出反転ローラ対110によって引っ張られることを防止するため、原稿Dが搬送ドラム105と搬送ころ107のニップに挟持されて原稿読み取り位置R側に搬送される前に排出反転ローラ対110のニップを開放(原稿を挟持する圧力を解除)すると、搬送路内における原稿Dの撓みがなくなり、原稿Dのレジスト効果が無くなるという不具合が生じる。
【0013】
このような第1の従来例の不具合を解消するためには、排出反転ローラ対110をクラッチを介してモータM1に接続し、搬送ドラム105と搬送ころ107の回転時においても排出反転ローラ対110の回転を停止させることができるようにする必要がある。しかし、このように構成する場合には、クラッチを別に設置する分だけ部品費用が嵩み、クラッチを設置するスペースを余分に確保しなければならないという新たな問題を生じる。
【0014】
また、第2の従来例は、駆動ローラ112を駆動する排紙モータと、反転ローラ対116を駆動するスイッチバックモータと、搬送ころ118,119を駆動する給紙モータと、をそれぞれ有しており、搬送ころ118と駆動ローラ112を別に独立して回転駆動することができるため、第1従来例のようなレジスト効果が無くなるような不具合を生じることがない。しかし、この第2の従来例は、原稿Dを反転・搬送させるために必要とされるモータ数及びローラ数が第1の従来例よりも多く、構成部品点数が多くなった分だけ部品費用が嵩むという問題を有している。また、この第2の従来例も前述の第1の従来例と同様に、部品点数が増加する分だけ余分なスペースを必要とするという問題を有している。
【0015】
そこで、本発明は、構造を簡素化して部品点数を少なくすることができ、しかも、原稿の斜行矯正(レジスト)を良好に行うことができる自動原稿給送装置及びこの自動原稿給送装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、積載部の原稿を原稿読み取り位置に供給する供給手段と、読み取り後の前記原稿を排出部に排出する排出手段と、前記原稿読み取り位置を通過した前記原稿を表裏反転して前記供給手段側に送り出し、前記原稿を前記供給手段を介して前記原稿読み取り位置に再供給する反転手段と、を備えた自動原稿給送装置に関するものである。そして、前記反転手段は、前記供給手段を駆動する駆動モータによって駆動される回転伝達手段に連繋され、前記回転伝達手段を介して連繋された前記駆動モータによって回転駆動される駆動ローラと、前記駆動ローラに従動して回転する従動ローラと、を有している。また、前記回転伝達手段は、前記反転手段側から前記供給手段側に前記原稿を送り出す場合と、前記供給手段が前記原稿読み取り位置に前記原稿を供給する場合とで、その回転方向が逆転するようになっている。そして、前記駆動ローラは、前記回転伝達手段が回動方向を変更した際に、前記回転伝達手段に対して所定角度だけ相対回動できるように前記回転伝達手段に回動方向の隙間をもって連繋されている。
【0017】
このような構成の本発明によれば、反転手段の駆動ローラの駆動制御用のクラッチ(駆動ローラ用クラッチ)や、反転手段の駆動ローラを独立して回転駆動するモータ(駆動ローラ用モータ)を設置しなくても、駆動ローラ側と回転伝達手段側(駆動モータ側)とを回動方向に所定の隙間をもって連繋するだけで、駆動ローラ側と回転伝達手段側とを所定角度だけ相対回動させることができる。その結果、本発明は、反転手段によって表裏反転された原稿を斜行矯正(レジスト)し、その斜行矯正済みの原稿を供給手段が再度原稿読み取り位置に送り込む場合に、駆動ローラと従動ローラのニップ(当接部)を開放しなくても、反転手段の駆動ローラと従動ローラが原稿の後端側を供給手段による搬送方向と逆の方向に送り出して引っ張ってしまうようなことがなく、反転手段がレジスト効果を無くしてしまうようなことがない。また、本発明によれば、従来技術において必要とされた駆動ローラ用クラッチや駆動ローラ用モータが無くても、反転手段がレジスト効果を無くすようなことがないため、部品点数を削減することができ、自動原稿給送装置の小型化・軽量化を図ることができると共に、製品価格の低廉化を図ることが可能になる。
【0018】
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る自動原稿給送装置において、以下のような特徴を有するものである。すなわち、請求項1の発明において、前記駆動モータは、前記供給手段によって前記原稿を前記原稿読み取り位置に供給する場合には正回転し、前記反転手段によって前記原稿を前記供給手段側に送り出す場合には逆回転するようになっている。また、前記反転手段の前記従動ローラは、前記駆動ローラに当接する位置と前記駆動ローラから離間した位置に、従動ローラ移動手段によって移動させられるようになっている。そして、この従動ローラは、前記駆動モータが逆回転から正回転に回転変換した際に、前記駆動ローラと前記回転伝達手段とが一体回動する前に前記駆動ローラから離間させられ、前記原稿の後端が前記駆動ローラとの隙間を通過した後に、前記駆動ローラに当接させられるようになっている。
【0019】
本発明によれば、反転手段によって表裏反転された原稿を供給手段によって原稿読み取り位置に再供給する場合に、駆動ローラが回転伝達手段と相対回動している間に駆動ローラと従動ローラのニップが開放されるため、反転手段によって原稿の搬送を妨げるような抵抗力が作用するのを確実に防止でき、円滑な原稿搬送が可能になる。その結果、本発明によれば、正確な原稿の読み取りが可能になる。
【0020】
請求項3の発明は、画像形成装置に関するものであり、請求項1又は2に記載の自動原稿給送装置と、この自動原稿給送装置によって送られた原稿の画像を原稿読み取り位置で読み取る原稿読み取り手段と、を備えている。
【0021】
このような本発明の画像形成装置によれば、小型化・軽量化を図ることができると共に、製品価格の低廉化を図ることができる。また、本発明によれば、原稿を正確に読み取ることができるため、記録材への画像形成を正確に行うことが可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。
【0023】
(自動原稿給送装置)
図1は、本実施の形態に係る自動原稿給送装置1の主要部を示す縦断面図である。なお、以下の説明では同図中の左側を先端側、また同図中の右側を後端側とする。
【0024】
この図1に示すように、自動原稿給送装置1は、複数枚の原稿Dが積載される積載部としての積載トレイ2と、積載トレイ2上の原稿Dを原稿読み取り位置Rに搬送する供給手段3と、読み取り後の原稿Dを排出する排出手段4と、排出手段4から排出された原稿Dを下方から支持する排出部としての排出トレイ5と、読み取り後の原稿Dを表裏反転して読み取り位置に再供給する反転手段6とを備えている。
【0025】
このうち積載トレイ2は、自動原稿給送装置1の上部に設けられている。積載トレイ2は、ほぼ平面状に形成されていて、先端側(図1の左側)が緩やかに下方に傾斜している。積載トレイ2の最も先端側には、前上がりの傾斜面からなる分離壁7が形成されている。積載トレイ2上に積載された原稿Dはその先端がこの分離壁7に当接され、後述する給紙時には先端がこの分離壁7に摺擦されながらこれを乗り越えることで分離が良好に行われるようになっている。積載トレイ2上に積載される原稿Dは、第1面(表面)となるA面が上方を、また第2面(裏面)となるB面が下方を向くようにして積載される。
【0026】
積載トレイ2の先端部近傍には、原稿Dの有無センサとして作用するセットスイッチ8が配設されている。セットスイッチ8は、積載トレイ2の上方に揺動中心8aを有するアーム状の部材であり、この揺動中心8aを基準として小さな力で揺動できるように支持されている。このセットスイッチ8は、積載トレイ2上に原稿Dが1枚でも有るときは、先端8bを原稿D上に軽く乗せた退避位置(不図示)を取る。一方、積載トレイ2上の原稿Dが無くなったときには、先端8bが積載トレイ2に穿設されている透孔(不図示)に入り込んで図1中の実線で示す動作位置を取る。このとき、例えば先端8bが光透過型の光学センサの光路を遮断することにより、原稿Dが無くなったことが検知される。
【0027】
供給手段3は、上述のセットスイッチ8の近傍に配設されたピックアップローラ(前送りローラ)10と、その前方(図1の左側)に配置された給紙ローラ11と、この給紙ローラ11の斜め下方に配設された大径の搬送ドラム12と、この搬送ドラム12にほぼ前方から当接された読取り前ローラ13と、搬送ドラム12に後方(図1の右側)の斜め下方から当接された読み取り後ローラ14とを有している。
【0028】
このうちピックアップローラ10は、給紙クラッチ15を介して給紙モータ16に連結されている。ピックアップローラ10は、上述の給紙モータ16、給紙クラッチ15により、時計回りに回転駆動されると、図1中の実線で示すホームポジションから点線で示す給紙位置、つまり最上位に位置する原稿DのA面に軽く当接する位置に移動(CL点を中心に揺動)する一方、給紙モータ16の回転が逆方向に回転するとホームポジションに戻るようになっている。給紙モータ16としては、パルス数に比例した回転角度(回転数)だけ回転する、正逆回転可能なステッピングモータを使用することができる。
【0029】
給紙ローラ11も、上述のピックアップローラ10と同様に、給紙クラッチ15を介して給紙モータ16に連結されている。給紙ローラ11は、分離パッド17に上方から当接されている。給紙ローラ11は、給紙モータ16、給紙クラッチ15によって時計回りに回転駆動され、ピックアップローラ10から受け渡された原稿Dを摩擦力によって下流側に向けて1枚ずつ給送するものである。なお、2枚目以降の原稿Dは、分離パッド17によって重送が防止される。
【0030】
上述のピックアップローラ10及び給送ローラ11は、給紙モータ16の反時計回りの回転に伴って逆に時計回りに回転し、給紙モータ16の時計回りの回転時に一方向クラッチである給紙クラッチ15の作用により回転を停止するようになっている。
【0031】
搬送ドラム12は、原稿読み取り位置Rのすぐ上方に配置されていて、搬送モータ20に連結されている。この搬送モータ20は、後に詳述する排出手段4や反転手段6にも接続されている。搬送モータ20としては、上述の給紙モータ16と同様、正逆回転可能なステッピングモータが使用されている。この搬送ドラム12は、その軸との間に一方向クラッチ18が介装されていて、搬送モータ20が時計回りに回転したときでも、時計回りには回転しないように構成されている。すなわち搬送ドラム12は、搬送モータ20の反時計回りの回転に伴って同じく反時計回りに回転し、また搬送モータ20が時計回りに回転したときは停止状態を維持するようになっている。
【0032】
読み取り前ローラ13は、上述の搬送ドラム12の表面に当接されて搬送ドラム12との間に第1の搬送ニップN1を形成している。読み取り前ローラ13は、搬送ドラム12の反時計回りの回転によって時計回りに従動回転し、これにより搬送ニップN1にて原稿Dを挟持搬送するようになっている。
【0033】
読み取り前ローラ13のすぐ上流側(原稿搬送方向に沿っての上流側。以下同じ。)には、タイミングスイッチ21が配設されている。このタイミングスイッチ21は、原稿Dの先端が当接することにより、図1中の点線で示す退避位置に退避し、原稿Dが通過し終えるまではこの退避位置を保持する。そして、原稿Dの後端が通過し終えると、図1中の実線で示す動作位置に復帰するようになっている。タイミングスイッチ21は、退避位置に配置されたときに、例えば光透過型の光学センサ(不図示)の光路を遮断するようになっている。これにより逆に、原稿Dの先端がタイミングセンサ21に到達したことが検知される。また、遮断されていた光路が再開されることにより、原稿Dの後端がタイミングセンサ21を通過し終えたことが検知される。このタイミングスイッチ21による、原稿Dの先端検知(ON)又は後端検知(OFF)は、各ローラや切換部材(後述)の動作タイミングの基準として採用される。
【0034】
読み取り後ローラ14も上述の読み取り前ローラ13と同様の構成である。すなわち、読み取り後ローラ14は、搬送ドラム12の表面に当接されて搬送ドラム12との間に第2の搬送ニップN2を形成している。この読み取り後ローラ14は、搬送ドラム12の反時計回りの回転によって時計回りに従動回転し、これにより搬送ニップN2にて原稿Dを挟持搬送するようになっている。
【0035】
上述の搬送ドラム12の下方には、原稿読み取り位置Rを構成するためのスリットガラス22が配設されている。またこのスリットガラス22の上方には、原稿ガイド23が配置されている。この原稿ガイド23は、搬送ドラム12の周囲に形成されている原稿Dの搬送経路を、原稿読み取り位置R近傍において狭めるべく、スリットガラス22に対して微小間隙を介して対向配置されている。
【0036】
上述の読み取り後ローラ14の下流側には、切換部材24が配設されている。切換部材24は、後端側の揺動中心24aを基準として、揺動可能に支持されている。切換部材24は、反転分岐ソレノイド25が連結されていて、この反転分岐ソレノイド25のONにより、図1中の点線で示す反転位置に配置され、またOFFにより、図1中の実線で示す排出位置に配置される。読み取り後の原稿Dは、切換部材24が排出位置に配置されることにより、排出手段4に導かれ、また反転位置に配置されることにより、反転手段6に導かれるようになっている。
【0037】
切換部材24の後方(図1の右側)には、反転手段6が配置され、この反転手段6よりも図1中右側に排出手段4が配置されている。このうち反転手段6は、相互にほぼ上下方向から当接されて原稿Dを挟持搬送する反転ニップN3を形成する反転上ローラ26と反転下ローラ27とを有している。このうち反転上ローラ(駆動ローラ)26は、前述のように搬送モータ20に連結されている。この反転上ローラ26は、搬送モータ20の時計回り及び反時計回りの回転に伴って、同じく時計回り及び反時計回りに回転するようになっている。一方、反転下ローラ27は、従動ローラであり、後述する排出上ローラ30の回転軸31を中心として揺動できるように取り付けられた反転ガイド32に回動可能に取り付けられており、反転上ローラ26に対して下方から接離可能となっている。この反転下ローラ27を回動可能に支持する反転ガイド32は、その先端側の両端部が圧縮ばね33でそれぞれ反転上ローラ26側に付勢され、その先端側に反転加圧ソレノイド28が連繋されている(図1〜図3参照)。
【0038】
そして、反転ガイド32は、反転加圧ソレノイド28の吸引側のONにより、圧縮ばね33のばね力に抗して図1の反時計回り方向に回動し、反転下ローラ27を点線で示した位置まで反転上ローラ26から離間させて、反転ニップN3を開放する。また、反転ガイド32は、反転加圧ソレノイド28の復帰側のOFFにより、圧縮ばね33によって反転上ローラ26側に付勢され(図2及び図3参照)、図1の実線で示すように反転ニップN3を形成する当接位置に反転下ローラ27を位置させるようになっている。
【0039】
また、反転ガイド32は、図2〜図3に示すように、原稿搬送路の幅方向中心に対して幅方向の対称位置に、一対の反転下ローラ27と排出上ローラ30を支持するようになっている。そして、この反転ガイド32は、一対の反転下ローラ27,27間が一対の排出上ローラ30及び排出下ローラ34によって支持されることにより、幅方向に沿った断面の撓み変形が抑えられるようになっている。その結果、反転ガイド32の撓み変形に起因する原稿の搬送不良が防止される。尚、図3(b)に示すように、反転ガイド32の幅方向中心に対して左右対称になるように圧縮ばね33,反転下ローラ27,排出上ローラ30が配置されており、これらの各部材(33,27,30)を介して作用する外力がF1〜F3である。このうち、圧縮ばね33を介して反転ガイド32に作用する外力がF1であり、反転下ローラ27を介して反転ガイド32に作用する外力がF2であり、排出上ローラ30を介して反転ガイド32に作用する外力がF3である(図2及び図3(a)参照)。
【0040】
また、反転手段6の反転上ローラ26は、図4に示すように、反転ローラ26と一体に回動する駆動軸35が、搬送モータ20によって回転駆動される回転伝達手段としての駆動ギヤ36に所定角度θだけ相対回動できるように、回動方向に所定の隙間(前記の角度θ分だけの隙間)をもって連繋されている。すなわち、駆動ギヤ36は、駆動軸35から突出する駆動ピン37に対して所定角度θだけ相対回動できるように形成された凹所38がその軸穴40の周方向に沿って形成されている。この駆動ギヤ36の凹所38は、駆動ギヤ36の回転中心に対して対称の位置に一対形成されており、その一対の凹所38が駆動ピン37に係合されるようになっている。尚、図4(a)は、駆動ピン37が凹所38の中立位置にある場合を示している。また、図4(b)は、駆動ギヤ36が時計回り方向に回転している状態を示している。また、図4(c)は、駆動ギヤ36が反時計回り方向に回転している状態を示している。
【0041】
このように構成された反転手段6の反転上ローラ26は、駆動ギヤ36と共に一体に反時計回り方向に回動している状態において(図4(c)参照)、駆動ギヤ36の回転方向が時計回り方向に逆回転すると、駆動軸35と共に駆動ギヤ36と所定角度θだけ相対回動する。すなわち、反転上ローラ26は、駆動ギヤ36が所定角度θだけ先に回動した後、駆動ピン37が凹所38の側壁38aに突き当たると、駆動ギヤ36とともに一体に時計回り方向に回動を開始する(図4(b)参照)。ここで、所定角度θは、原稿の搬送速度や駆動軸35の軸径等に応じて適宜決定されるものである。尚、本実施の形態においては、所定角度θを〜 の範囲で決定しているが、これに限定されるものではない。
【0042】
排出手段4は、相互にほぼ上下方向から当接されて原稿Dを挟持搬送する排出ニップN4を形成する排出上ローラ30と排出下ローラ34とを有している。このうち後者の排出下ローラ34は、上述の反転上ローラ26と同様、前述の搬送モータ20に連結されている。この排出下ローラ34は、搬送モータ20の時計回り及び反時計回りの回転に伴って、これとは逆に反時計回り及び時計回りに回転するようになっている。一方、排出上ローラ30は、従動ローラであり、上述のように反転ガイド32に回動可能に支持されており、排出下ローラ34の駆動回転に伴って従動回転する。
【0043】
排出トレイ5は、上述の排出手段4の後方(原稿搬送方向下流側)でかつ排出手段4よりも下方に配置されている。排出手段4から順次に排出される原稿Dは、この排出トレイ5上に順次に積み重ねられて積層状態となる。なお、排出トレイ5上に排出される原稿Dは、片面(A面)のみの読み取りか、両面(A面及びB面)の読み取りかにかかわらず、後述するようにA面を下方に向けた状態で排出される。
【0044】
反転手段6の後方(原稿搬送方向下流側)には、中間支持部材としての中間トレイ41が設けてある。中間トレイ41は、上述の排出トレイ5の上方を覆うように配置されており、先端側の上面41aは上述の排出上ローラ30の上端とほぼ同じ高さに、また先端側の下面41bは上述の排出手段4の排出ニップN4よりも少し上方に位置するように設定されている。中間トレイ41は、上述の上面41a及び下面41bの高さが上述のように設定されているので、後述の原稿Dの表裏反転時に反転手段6から搬送されてくる原稿Dの、原稿読み取り位置Rから遠い側の端部側を下方から良好に支持し、また、後述の原稿Dの排出時に排出手段4から排出される原稿Dの妨げとなることはない。
【0045】
ここで、本実施の形態における、上述の排出手段4と反転手段6との位置関係について詳述する。
【0046】
原稿読み取り位置Rからの水平距離が、反転手段6までよりも排出手段6までのほうが長くなるように、反転手段6及び排出手段4が配置されている。これにより、反転手段6の反転上ローラ26と反転下ローラ27との間の反転ニップN3と、搬送ドラム12と読み取り前ローラ13との間の第1の搬送ニップN1と、搬送ドラム12と読み取り後ローラ14との間の第2の搬送ニップN2とについて、反転ニップN3から第1の搬送ニップN1まで及び第2の搬送ニップN2までの距離(原稿搬送方向に沿った距離。以下同じ。)を短縮することが可能となる。すなわち、原稿Dの反転時には、原稿Dが反転ニップN3と第1の搬送ニップN1との少なくとも一方に、また反転ニップN3と第2の搬送ニップN2との少なくとも一方に挟持されることが必要となるが、これらの距離を短縮することができるので、搬送方向長さが短い原稿Dも使用に供することができるようになる。また、これらの距離を短縮することにより、原稿Dの搬送距離、特に反転時及び空回転時の原稿Dの搬送距離を短くして、原稿読み取りに要する時間を短縮することができる。なお、この場合、原稿枚数が多いほど、時間短縮の累積効果が大きい。一方、排出手段4における排出上ローラ30と排出下ローラ34との間に形成される排出ニップN4から第2の搬送ニップN2までの距離を長くとることができるので、排出手段4及び排出トレイ5の位置を後端側(原稿読み取り位置Rから図1中右側に遠く離れた位置)に配置することができる。従って、排出手段4から排出される原稿Dの視認性を向上させることができる。
【0047】
また、反転ニップN3の高さが搬出ニップN4の高さよりも高い位置に設定されており、しかも、排出位置及び反転位置にあるときの切換部材24の後端側の上側の高さと、反転ニップN3の高さと、排出上ローラ30の最上位に位置する部分の高さと、中間トレイ41の先端側の上面41aの高さとがほぼ一致するように構成されているので、後述する原稿Dの反転動作、及び空回転動作を円滑に行うことができる。
【0048】
さらに、切換部材24が排出位置にあるときの切換部材24の後端側の下側の高さと、当接位置を取ったときの反転下ローラ27の最下位に位置する部分の高さと、排出ニップN4との高さとがほぼ一致するように構成されているので、後述する原稿Dの排出動作を円滑に行うことができる。
【0049】
なお、本実施の形態において、原稿Dの搬送方向長さは、少なくとも反転ニップN3から第1の搬送ニップN1までの距離よりも長く設定されているので、第2の搬送ニップN2から排出ニップN4までの距離を上述の反転ニップN3と第1の搬送ニップN1までの距離と同等に長くして、排出ニップN4の位置をさらに後方に設定することが可能ではある。しかし、こうした場合には、反転上ローラ26から排出下ローラ34に動力を伝達するための、例えばギヤの直径が大きくなったり、ギヤの数が多くなったりするので、これらを防止すべく、排出手段4を反転手段6のすぐ後方に隣接するようにして配置している。
【0050】
なお、上述構成の自動原稿給送装置1全体の動作は、制御手段42によって制御されている。すなわち、給紙モータ16,搬送モータ20,給紙クラッチ15,反転分岐ソレノイド25及び反転加圧ソレノイド28等が制御手段42によって作動制御されている。
【0051】
次に、上述構成の自動原稿給送装置1の動作について、図10〜図12に示すフローチャートを参照して説明する。
【0052】
まず、図10を参照して、原稿Dの片面(A面)のみを読み取る場合について説明する。尚、複数枚の原稿Dの片面(A面)のみを連続して読み取る場合には、作業効率の向上のため、先行する原稿Dとこれに後続する原稿Dとの間の原稿間隔を一定に保って、連続で原稿Dの読み込みを行うようにしている。
【0053】
また、説明の便宜上、原稿Dの搬送経路のうち、給送ローラ11から第1の搬送ニップN1までを「供給経路P1」、第1の搬送ニップN1から第2の搬送ニップN2までを「読み取り経路P2」、第2の搬送ニップN2から排出ニップN4までを「排出経路P3」、第2の搬送ニップN2から反転ニップN3までを「反転前経路P4」、反転ニップN3から第1の搬送ニップN1までを「反転後経路P5」というものとする。
【0054】
ここで、本実施の形態において、制御手段42による作動制御は、給紙モータ16,搬送モータ20の回転開始や回転終了時、タイミングスイッチ21のON時やOFF時等を基準として、パルス数のカウントによって行われるようになっている。
【0055】
(片面原稿の場合)
片面(A面)の読み取り時の原稿Dの流れの概要は次のようになっている。図1において、積載トレイ2上にセットされた原稿Dは、給送ローラ11等によって供給経路P1に供給され、搬送ドラム12等によって読み取り経路P2中を搬送されながら原稿読み取り位置Rにおいて読み取られ、その後、排出経路P3中を搬送されて排出手段4によって排出トレイ5上に排出される。以下に、この片面原稿の読み取り作業を、図1及び図10に基づいて詳述する。
【0056】
原稿DがそのA面を上方に向けた状態で積載トレイ2上に載置されると、セットスイッチ8が上方に退避してON状態となる。
【0057】
また、反転分岐ソレノイド25がOFFされて、切換部材24が図1中の実線で示す排出位置に配置されている。
【0058】
さらに、反転加圧ソレノイド28が加圧側にONされて、反転下ローラ27が図1中の実線で示す当接位置に配置されて、反転下ローラ27と反転上ローラ26との間に反転ニップN3を形成している。
【0059】
自動原稿給送装置1は、スタート信号(原稿読み取り信号)を受信すると、給紙モータ16が反時計回りに回転(以下「左回転」という。)して、ピックアップローラ10及び給送ローラ11が時計回りの回転(以下「右回転」という。)を開始し(ステップS01(以下、「S01」のように略称する))、ピックアップローラ10がホームポジション(図1中の実線)から給紙位置(図1中の点線)に下降して積載トレイ2上の最上位の原稿Dに当接し、このピックアップローラ10及び給送ローラ11の右回転により。原稿Dの給紙経路P1への給紙(1次給紙)が開始される。
【0060】
給紙モータ16の回転開始後、所定時間内にタイミングスイッチ21がON(点線の位置に退避)しない場合(S02のNO)には、リトライ制御(S03)に入る。このリトライ制御は、給紙モータ16を一旦停止させて、ピックアップローラ10及び給送ローラ11を一旦停止させ(S04)、その後、給紙モータ16を再起動させてピックアップローラ10及び給送ローラ11を再度右回転させ(S01)、所定時間内にタイミングスイッチングS4がONしたかをみる(S02)ものである。このようなリトライ制御を行うことで、原稿Dに対するピックアップローラ10及び給送ローラ11の搬送力を増大させることができ、軽微な搬送不良は解消することができる。このリトライ制御はN回(本実施の形態では5回であるが、これに限定されない適宜回数)まで行い、N回終了してもタイミングスイッチがONしない場合(S02のNO、S03のYES)には、ジャム(紙詰まり)が発生したものと判断する(S05)。
【0061】
一方、N回のリトライ制御が終了する前に、所定時間内にタイミングスイッチ21がONされた場合(S02のYES)には、搬送モータ20がOFFでない場合、すなわち搬送モータ20の左回転により搬送ドラム12が左回転していて原稿Dの読み取り中の場合(S06のNO)には、給紙モータ16を停止させてピックアップローラ10及び給送ローラ11を停止させ(S07)、搬送モータ20が停止して搬送ドラム12が停止するのを待つ。なお、搬送モータ20は、原稿Dの後端が原稿読み取り位置Rを通過した時点で停止する。
【0062】
搬送ドラム12が停止したら(S06のYES)、給紙モータ16を左回転させて、ピックアップローラ10及び給送ローラ11を右回転させる(S08)。これにより、原稿Dは、その先端を停止中の搬送ドラム12と読み取り前ローラ13との間の第1の搬送ニップN1に当接させた状態で後端側が搬送されるので、供給経路P1内において撓みを生じて、先端のレジスト(斜行矯正)が行なわれる。次いで、タイミングスイッチ21がONした後、t1秒経過して原稿Dの先端レジストが終了すると(S09)、給紙モータ16を停止させて、ピックアップローラ10及び給送ローラ11を停止させる(S010)。これにより、原稿Dを第1の搬送ニップN1まで搬送する1次給紙が終了する。
【0063】
つづいて、2次給紙が開始される。搬送モータ20を反時計回りに回転させて、搬送ドラム12を左回転させると共に、給紙クラッチ15が切られる(S011)。これにより、原稿Dは、第1の搬送ニップN1により挟持された状態で読み取り経路P2に供給され、原稿読み取り位置Rに搬送されて、A面の読み取りが行われる。搬送ドラム12が左回転を開始すると、切換部材24が排出位置である図1の実線位置にあるように、反転分岐ソレノイド25への通電が制御され(S012)、反転加圧ソレノイド28がOFFされ、反転下ローラ27が図1の実線位置にあるように制御されている(S013)
【0064】
原稿Dの読み取りが進むと、原稿Dの後端がタイミングスイッチ21を通過し、タイミングスイッチ21がOFFされる(S014)。
【0065】
このとき、セットスイッチ8がONの場合(S015のYES)には、次の原稿Dが積載トレイ2上に有るので、この原稿Dの給送が開始される(S01)。そして、S02〜S15の各ステップが実行される。
【0066】
一方、ステップS015において、セットスイッチ8がOFFの場合(S015のNO)、現在搬送中の原稿Dが最終原稿であるので、タイミングスイッチ21がOFFすると、給紙モータ16を停止させて、ピックアップローラ10及び給送ローラ11の回転を停止させる(S17)。この際、ピックアップローラ10は、図示しないばねクラッチのばね力によって、図1の実線位置で示すホームポジションに戻る。タイミングスイッチ21がOFFしてからt2秒経過すると(S017)、原稿Dの後端が排出ニップN3を通過するため、搬送モータ20を停止して、排出下ローラ34の回転を停止させる(S018)。これにより、原稿Dの片面(A面)の読み取りを終了する。
【0067】
(両面原稿の場合)
次に、図11〜図12に示すフローチャートを参照して、原稿Dの両面(A面及びB面)を読み取る場合について説明する。
【0068】
両面(A面及びB面)の読み取り時の原稿Dの流れの概要は次のようになっている。積載トレイ2上にセットされた原稿Dは、給送ローラ11等によって供給経路P1に供給され、搬送ドラム12等によって読み取り経路P2中を搬送されながら原稿読み取り位置RにおいてA面が読み取られる。その後、反転前経路P4及び反転後経路P5によって表裏反転される。そして、原稿Dは、反転後経路P5から読み取り経路P2中を搬送され、原稿読み取り位置RにおいてB面が読み取られた後、反転前経路P4及び反転後経路P5によって再度表裏反転される。次いで、再度表裏反転された原稿Dは、反転後経路P5から読み取り経路P2へ搬送され、読み取り経路P2中の原稿読み取り位置Rで原稿読み取りをされずに搬送された後、排出経路P3中を搬送され、排出手段4によって排出トレイ5上に排出される。
【0069】
以下、この両面原稿を読み取る場合について詳述する。なお、図11に示すステップS1〜S11については、上述の図10に示す片面の読み取りの場合(ステップS01〜S011)と同様であるので、その説明は省略する。
【0070】
図11〜図12に示すように、原稿Dの両面の読み取りの場合、ステップS11で1次給紙が終了した後、反転が開始される。
【0071】
すなわち、搬送モータ20が左回転されて、搬送ドラム12が左回転を開始すると(ステップS11)、切換部材24が反転位置に位置するように、反転分岐ソレノイド25が通電制御(ON)される(S12)。これにより、原稿Dの先端が切換部材24に到達する前に、切換部材24が反転位置(図1中の点線)に配置され、排出経路P3が閉鎖されて、反転前経路P4が開放される。また、反転加圧ソレノイド28がOFFの状態を維持され、反転下ローラ27が反転上ローラ26とニップN3を形成するようになっており、反転上ローラ26が左回転される(S13)。その結果、原稿Dは、切換部材24にガイドされて反転前経路P4中を反転手段6に向けて搬送される。さらに、原稿Dは、反転上ローラ26の左回転により反転ニップN3によって挟持搬送され、その先端側が中間トレイ41の上面41aに倣って後方(図1中の右側)に進む(以上、図1及び図5参照)。
【0072】
そして、原稿Dの後端がタイミングスイッチ21を通過して、タイミングスイッチ21がOFFされ(S14)、このタイミングスイッチ21がOFFしてからt3秒経過すると(S15)、原稿Dの後端が切換部材24の後端側に到達しており、この時点で反転分岐ソレノイド25がOFFされ、切換部材24が図1中の実線で示す排出位置に配置される(S16)。これにより、反転前経路P4が閉鎖されて、反転後経路P5が連通される。また、ほぼ同時に搬送モータ20が右回転され(逆回転され)、駆動ギヤ36が右回転する(図4参照)。この際、駆動ギヤ36は、駆動軸35(反転上ローラ26)に対して角度θだけ相対回動し、駆動軸25の駆動ピン37が駆動ギヤ36の凹所38の側壁38aに当接すると(図4(b)参照)、駆動軸35(反転上ローラ26)と一体となって右回転する(S17)。
【0073】
これにより、原稿Dは、これまで後端であったほうが先端となって、反転後経路P5中をほぼ前方(図1中左側方向)に送り出され、読み取り前ローラ13に向かって搬送される。なお、このとき(搬送モータ20が右回転している時間)、搬送ドラム12は、前述の一方向クラッチ18の作用により停止状態となっている。そして、原稿Dの先端によってタイミングスイッチ21がONされた後(S18)、原稿Dの先端が第1の搬送ニップN1に当接し、原稿Dの先端レジストが行われる。その後、タイミングスイッチ21がONしてからt4秒経過すると(S19)、搬送モータ20が停止させられる(S20)。このように搬送モータ20が停止することで、反転上ローラ26が停止し、原稿Dのレジストが完了し、原稿Dの反転動作が終了する(図1及び図6参照)。
【0074】この反転動作終了後、2次給紙が開始される。搬送モータ20が左回転させられ、搬送ドラム12及び駆動ギヤ36(図4参照)が左回転させられる(S21)。この際、駆動ギヤ36は、角度θだけ駆動軸35に対して相対回動(左回転)すると、その凹所38の側壁38aに駆動軸35の駆動ピン37が当接し、反転上ローラ26が駆動ギヤ36と一体なって左回転することになる(図4(c)参照)。そして、この駆動ギヤ36と駆動軸35が相対回動している間に(タイミングスイッチ21のONからt5秒経過後に(S22))、反転加圧ソレノイド28が吸引側にONされて、反転下ローラ27が反転上ローラ26から下方に離間した位置(図1中の点線)に配置され、反転ニップN3が解除され(S23)、原稿Dに反転ニップN3の抵抗が作用しないようになっている。これにより、原稿Dは、読み取り経路P2中を搬送され、原稿読み取り位置RでB面の読み取りが行われる(図1及び図7参照)。
【0075】
次いで、タイミングスイッチ21のONからt6秒が経過し、原稿Dの先端が切換部材24に到達する前に(S24)、反転分岐ソレノイド25がONされて、切換部材24が反転位置(図1中の点線位置及び図7の実線位置)に配置される(S25)。
【0076】
次いで、タイミングスイッチ21のONからt7秒経過し(S26)、原稿Dの後端が反転上ローラ26と反転下ローラ27との間から抜けたタイミングで反転加圧ソレノイド28がOFFされ、反転下ローラ27が反転上ローラ26との当接位置(図1中の実線)に配置されて、反転ニップN3が形成される(S27)。これにより、A面を上にした原稿Dが反転ニップN3によって中間トレイ32上に挟持搬送される。
【0077】
原稿Dの後端がタイミングスイッチ21をOFFし(S28)、その後所定時間(t8秒)経過すると、原稿Dの後端部(図1中の左側端部)が反転ニップN3で挟持された状態となる(S29)。そして、このタイミングスイッチ21がOFFになってからt8秒経過した後、反転分岐ソレノイド25が通電制御(OFF)され、切換部材24が排出位置に配置される(S30)。次いで、搬送モータ20が逆回転し(S31)、駆動ギヤ36が駆動軸35に対して角度θだけ時計回り方向に回動した後、駆動軸35の駆動ピン37が駆動ギヤ36の凹所38の側壁38aに当接し、反転上ローラ26が駆動ギヤ36と共に右回転する(図4(b)参照)。これにより、原稿Dは、再度反転されてA面を上にし、反転後経路P5から供給経路P1に搬送される。
【0078】
その後、ステップS18〜S20と同様のステップS32〜S34が繰り返される。これにより原稿Dは、再度反転された状態(従って、最初に給送ローラ11によって供給経路P1に給送された状態と同じ)で、その先端を第1の搬送ニップN1に当接させた状態で停止される。
【0079】
その後、搬送モータ20が左回転(正回転)して、搬送ドラム12及び駆動ギヤ36(図4参照)が左回転させられると(S35)、原稿Dが第1の搬送ニップN1によって挟持搬送される。この際、駆動ギヤ36は、角度θだけ駆動軸35に対して相対回動(左回転)すると、その凹所38の側壁38aに駆動軸35の駆動ピン37が当接し(図4(c)参照)、反転上ローラ26が駆動ギヤ36と一体なって左回転することになる。そして、この駆動ギヤ36と駆動軸35が相対回動している間に(タイミングスイッチ21のONからt5秒経過後に(S36))、反転加圧ソレノイド28が吸引側にONされて、反転下ローラ27が離間位置(図1中の点線)に配置され、反転ニップN3が解除される(S37)。
【0080】
次いで、タイミングスイッチ21のONからt7秒経過し(S38)、原稿Dの後端が反転上ローラ26と反転下ローラ27との間から抜けたタイミングで反転加圧ソレノイド28がOFFされ、反転下ローラ27が反転上ローラ26との当接位置(図1中の実線)に配置されて、反転ニップN3が形成される(S39)。これにより、排出経路P3が開放される。なお、原稿Dは、第1の搬送ニップN1によって読み取り経路P2に送り込まれるが、原稿の読み取りが行われることなく、第2の搬送ニップN2によって排出経路P3に送り込まれ、次いで、排出手段4によって排出トレイ5上に排出される(図1及び図8参照)。
【0081】
その後、原稿Dの後端によってタイミングスイッチ21がOFFされ(S40)、このタイミングスイッチ21がOFFされて所定時間(t9秒)経過して、原稿Dの後端が排出上ローラ30と排出下ローラ34のニップN4を通過したタイミングにおいて(S41)、セットスイッチ8がON(S42のYES)の場合には、次の原稿Dが積載トレイ2上に有るので、この原稿Dの給送が開始される。
【0082】
一方、ステップS42において、セットスイッチ8がOFF(S42のNO)の場合には、搬送中であった原稿Dが最終原稿であるので、搬送モータ20を停止して、排出下ローラ31を停止させ(S43)、原稿Dの両面の読み取りを終了する。
【0083】
(画像形成装置)
図9は、本発明に係る自動原稿給送装置1を備えた画像形成装置50の一例を示す模式図である。
【0084】
この図9に示す画像形成装置50は、原稿読み取り手段51と、自動原稿給送手段と、画像形成部52と、記録材給搬送装置53と、記録材反転手段54とを備えている。
【0085】
自動原稿給送手段としては、前述の実施の形態1に係る自動原稿給送装置1を使用することができる。原稿読み取り手段51としては、周知の光学的な原稿読取り装置を使用することができる。この原稿読取り手段51は、自動原稿給送装置1によって原稿読み取り位置Rに搬送されてくる原稿を順次に読み取るものである。画像形成部52は、上述の原稿読み取り装置51によって読み込まれた画像情報に基づいて、紙等の記録材P上にトナー像を形成する。記録材給搬送装置53は、画像形成部52に記録材Pを供給し、また画像形成後の記録材Pを画像形成部52から搬出するものである。記録材反転手段54は、一方の面に画像形成された記録材Pを表裏反転して再度、画像形成部52に供給するものである。この記録材反転手段54を備えることにより、例えば原稿の両面の画像を、自動的に記録材Pの両面にそのまま画像形成することができる。
【0086】
(本発明の変形例)
上述の画像形成部52としては、電子写真方式で画像形成を行うものの外に、例えばインクジェット方式によって画像形成を行うものであってもよい。
【0087】
上述の実施の形態において、回転伝達手段として駆動ギヤ36を反転上ローラ26と同軸上に配置する態様を例示したが、回転伝達手段としては、歯付きベルトで駆動されるプーリでもよく、そのプーリと駆動軸35とを所定角度θだけ相対回動できるように、プーリと反転上ローラ26とを駆動軸35を介して連繋するようにしてもよい。また、回転伝達手段としては、駆動ギヤ36又はプーリと一体回動できるようにした駆動軸35でもよく、駆動軸35と反転上ローラ26とを所定角度だけ相対回動できるようにしてもよい。
【0088】
また、上述の実施の形態において、反転上ローラ26と一体に回動する駆動軸35の駆動ピン37が、回転伝達手段としての駆動ギヤ36の凹所38に、回動方向に所定の隙間をもって(所定角度だけ相対回動できるように)凹凸係合される態様例示したが、これに限られず、回転伝達手段側(例えば、駆動ギヤ36)側に突起を形成し、この突起に所定の隙間をもって係合する凹所を反転上ローラ26側に形成するようにしてもよい。すなわち、反転上ローラ26側と回転伝達手段側の少なくとも一方に、反転上ローラ26側と回転伝達手段側とが所定角度だけ相対回動できるように、反転上ローラ26側と回転伝達手段側とが回動方向に所定の隙間をもって凹凸係合されていればよい。ここで、回転伝達手段とは、回転伝達手段そのものの他に、回転伝達手段と一体に回動する部材を含むことを意味する。また、反転上ローラ26とは、反転上ローラ26そのものの他に、反転上ローラ26と一体に回動する部材を含むことを意味する。
【0089】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、反転手段の駆動ローラの駆動制御用のクラッチ(駆動ローラ用クラッチ)や、反転手段の駆動ローラを独立して回転駆動するモータ(駆動ローラ用モータ)を設置しなくても、駆動ローラ側と回転伝達手段側(駆動モータ側)とを回動方向に所定の隙間をもって連繋するだけで、駆動ローラ側と回転伝達手段側とを所定角度だけ相対回動させることができる。その結果、本発明は、反転手段によって表裏反転された原稿を斜行矯正(レジスト)し、その斜行矯正済みの原稿を供給手段が再度原稿読み取り位置に送り込む場合に、駆動ローラと従動ローラのニップ(当接部)を開放しなくても、反転手段の駆動ローラと従動ローラが原稿の後端側を供給手段による搬送方向と逆の方向に送り出して引っ張ってしまうようなことがなく、反転手段がレジスト効果を無くしてしまうようなことがない。また、本発明によれば、従来技術において必要とされた駆動ローラ用クラッチや駆動ローラ用モータが無くても、反転手段がレジスト効果を無くすようなことがないため、部品点数を削減することができ、自動原稿給送装置の小型化・軽量化を図ることができると共に、製品価格の低廉化を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動原稿給送装置の縦断面図である。
【図2】反転ガイド,反転手段,排出手段及び圧縮ばねとの関係を模式的に示す斜視図である。
【図3】反転ガイドに作用する外力の釣り合い状態を示す図であり、図3(a)が原稿搬送方向に直交する方向から見た反転ガイドに作用する外力の釣り合い状態図、図3(b)が原稿の搬送方向から見た反転ガイドに作用する外力の釣り合い状態図である。
【図4】駆動ギヤと駆動軸との係合状態を示す図である。図4(a)が駆動ギヤと駆動軸が相対回動している状態を示す図であり、図4(b)が駆動ギヤと駆動軸が時計回り方向に回動している状態を示す図であり、図4(c)が駆動ギヤと駆動軸が反時計回り方向に回動している状態を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る自動原稿給送装置の第1作動状態図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る自動原稿給送装置の第2作動状態図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る自動原稿給送装置の第3作動状態図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る自動原稿給送装置の第4作動状態図である。
【図9】本発明に係る画像形成装置の一例を模式的に示す縦断面図である。
【図10】原稿の片面を読み取る際の動作の流れを示すフローチャートである。
【図11】原稿の両面を読み取る際の動作の流れを示す第1のフローチャートである。
【図12】原稿の両面を読み取る際の動作の流れを示す第2のフローチャートである。
【図13】第1の従来例に係る自動原稿給送装置を模式的に示す図である。
【図14】第2の従来例に係る自動原稿給送装置を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1……自動原稿給送装置、2……積載トレイ(積載部)、3……供給手段、4……排出手段、5……排出トレイ(排出部)、6……反転手段、20……搬送モータ(駆動モータ)、26……反転上ローラ(駆動ローラ)、27……反転下ローラ(従動ローラ)、28……反転加圧ソレノイド(従動ローラ移動手段)、36……駆動ギヤ(回転伝達手段)、50……画像形成装置、51……原稿読み取り手段、D……原稿、R……原稿読み取り位置

Claims (3)

  1. 積載部の原稿を原稿読み取り位置に供給する供給手段と、
    読み取り後の前記原稿を排出部に排出する排出手段と、
    前記原稿読み取り位置を通過した前記原稿を表裏反転して前記供給手段側に送り出し、前記原稿を前記供給手段を介して前記原稿読み取り位置に再供給する反転手段と、
    を備えた自動原稿給送装置において、
    前記反転手段は、前記供給手段を駆動する駆動モータによって駆動される回転伝達手段に連繋され、前記回転伝達手段を介して連繋された前記駆動モータによって回転駆動される駆動ローラと、この駆動ローラに従動して回転する従動ローラと、を有し、
    前記回転伝達手段は、前記反転手段側から前記供給手段側に前記原稿を送り出す場合と、前記供給手段が前記原稿読み取り位置に前記原稿を供給する場合とで、その回転方向が逆転するようになっており、
    前記駆動ローラは、前記回転伝達手段が回動方向を変更した際に、前記回転伝達手段に対して所定角度だけ相対回動できるように前記回転伝達手段に回動方向の隙間をもって連繋されたことを特徴とする自動原稿給送装置。
  2. 前記駆動モータは、前記供給手段によって前記原稿を前記原稿読み取り位置に供給する場合には正回転し、前記反転手段によって前記原稿を前記供給手段側に送り出す場合には逆回転するようになっており、
    前記反転手段の前記従動ローラは、
    前記駆動ローラに当接する位置と前記駆動ローラから離間した位置に、従動ローラ移動手段によって移動させられるようになっており、
    前記駆動モータが逆回転から正回転に回転変換した際に、前記駆動ローラと前記回転伝達手段とが一体回動する前に前記駆動ローラから離間させられ、
    前記原稿の後端が前記駆動ローラとの隙間を通過した後に、前記駆動ローラに当接させられる、
    ことを特徴とする請求項1記載の自動原稿給送装置。
  3. 請求項1又は2に記載の自動原稿給送装置と、この自動原稿給送装置によって送られた原稿の画像を原稿読み取り位置で読み取る原稿読み取り手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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