JP2003146515A - シート材搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート材搬送装置及び画像形成装置

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JP2003146515A
JP2003146515A JP2001341844A JP2001341844A JP2003146515A JP 2003146515 A JP2003146515 A JP 2003146515A JP 2001341844 A JP2001341844 A JP 2001341844A JP 2001341844 A JP2001341844 A JP 2001341844A JP 2003146515 A JP2003146515 A JP 2003146515A
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sheet material
rotating body
conveying
reversing
path
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Application number
JP2001341844A
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English (en)
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Hiroshi Hirai
平井  宏
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成且つ低コストで、シート材の搬送
性能を低下させることなく、連続するシート材の間隔を
小さくし、シート材の単位時間当りの出力枚数の向上を
図ること。 【解決手段】 シート材の搬送路66を形成する搬送ガ
イド63,64と、前記搬送路66において対向して対
をなす正逆回転可能な反転ローラ対52と、前記反転ロ
ーラ対52を当接・離間する離間機構と、を有し、前記
反転ローラ対52のうち駆動ローラ52Dのシート材が
進入してくる側に、該駆動ローラ52Dが前記搬送路6
6に露出している部分の前記搬送ガイド63のガイド面
からの高さと略等しい高さの突出部材63Jを有するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート材を搬送す
るシート材搬送装置に関し、例えば、スイッチバック経
路でシート材を搬送するシート材搬送装置及びこのよう
なシート材搬送装置を利用する複写機・プリンタ等の画
像形成装置に関し、より詳しくは、反転パス部におい
て、シート材を連続して搬送するシート材搬送装置及び
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シート材を挟持して搬送するシー
ト材搬送装置としては、例えば、複写機・プリンタ等の
画像形成装置において、一方の面に画像が形成されたシ
ート材の表裏を反転させて排出(以下、裏面排出とい
う)する場合、或いは両面に画像を形成するために一方
の面に画像が形成されたシート材の表裏を反転させて再
び画像形成部に搬送する場合などに用いられる反転パス
部がある。
【0003】近年、このような複写機・プリンタ等の画
像形成装置は高速化が進んできた。そしてこれを実現す
るためにはシート材の搬送速度を早くすることや、連続
してシート材を搬送する場合のシート材の間隔を短くす
ることが必要である。そこで次に連続コピー時の裏面排
出において、従来の反転パス部で行っている動作に関し
て説明する。
【0004】まず、従来の反転パス部における、後続シ
ート材に対する先行シート材の増速制御方法について図
8を用いて説明する。図8は、画像形成装置における定
着器以降の反転パス部周辺の部分図である。
【0005】図8(a)に示すように、シート材S1,
S2は、先行するシート材S1の後端が定着器122を
抜けるまでは速度V1、間隔λ1で搬送される。
【0006】図8(b)に示すように、先行するシート
材S1の後端が定着器122を抜けポイントPcに到達
したら、反転ローラ対152,154の速度をV1より
速いV2に増速し、シート材S1を反転パス部に引き込
み、続いてシート材S1の後端がポイントPbに到達し
たら、反転ローラ対152,154を同様に逆転(図中
A方向)し、該速度V2でシート材S1を排出(裏面排
出)する。後端がポイントPcに到達していない後続シ
ート材S2の定着器122による搬送速度はV2より遅
いV1のままであり、必要な定着性を確保する。
【0007】以上により、増速しない場合の1枚のシー
ト材を排出するのに要する時間t1(1枚のシート材+
シート材間隔分送るのに必要な時間)をt1=(Ls+
λ1)/V1とすると、この時間t1に対して上述の如
く増速することで、増速した場合の1枚のシート材を排
出するのに要する時間t2はt2=(Ls+λ1)/V
2になり、前記速度の関係はV1<V2なので、裏面排
出コピー速度(一定時間当りのシート材排出枚数)をア
ップすることができる。
【0008】次に図9(a),(b)を用いて裏面排出
時のシート材間隔の制御方法に関して説明する。図9
(a),(b)も図8と同様に画像形成装置における定
着器以降の反転パス部周辺の部分図である。
【0009】まず、先行するシート材S1の先端が排出
用搬送ローラ対157に到達するまでは図8の場合と同
様に上述した増速引き込み、反転、排出動作を行う。
【0010】この排出動作時に、先行するシート材S1
の先端が排出用搬送ローラ対157に到達したら上反転
ローラ対152を離間させる。すなわち、上反転ローラ
対152のうち一方の従動ローラ152Fを図9(a)
中2点鎖線の位置へ移動する。
【0011】そして、上記上反転ローラ対152の一方
の従動ローラ152Fを離間した後、該上反転ローラ対
152の他方の駆動ローラ152Dを引き込み方向(図
9(a)中B方向)に逆転させて、次のシート材S2を
離間している上反転ローラ対152の間の空間に進入さ
せる。
【0012】次に、先行するシート材S1の後端が上反
転ローラ対152の間を通過した後でさらにポイントP
bに到達する以前に、上反転ローラ対152を加圧し
て、すなわち上反転ローラ対152で後続シート材S2
を挟持し、該シート材S2を引き込み速度V2で増速引
き込みし、その後、先行シート材S1と同様に反転さ
せ、速度V1より速い速度V2で排出動作を行う。
【0013】以上により、図9(b)に示した上記上反
転ローラ対152を離間させない場合の反転時に必要な
シート材S1とシート材S2の間隔λ2に対して、上記
上反転ローラ対152を離間させた場合のシート材S1
とシート材S2の間隔λ1が短くできることが図9
(a),(b)を比較すればわかる(λ1<λ2)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置における反転パス部では、以下のよう
な問題が発生するおそれがあった。
【0015】図10は画像形成装置における定着器から
反転パス部までの部分断面である。特にシート材がA3
サイズのようなラージサイズの場合の、先行シート材S
1の裏面排出動作時において、上反転ローラ対152を
離間した状態を示している。
【0016】図10に示すように、上反転ローラ対15
2と下反転ローラ対154が同一駆動源159で駆動さ
れている場合は、上反転ローラ対152を離間したとし
ても先行シート材S1が下反転ローラ対154を抜ける
までは上下反転ローラ対152,154を排出方向(図
10中A方向)へ駆動し続けなければならない。
【0017】この状態のところに、すなわち、離間した
上反転ローラ対152の上流と下流の位置の搬送ガイド
163,164間において、シート材搬送路166内で
逆転(図10中A方向に回転)している駆動ローラ15
2Dが露出した状態のところに、矢印B方向に後続シー
ト材S2を進入させると、後続シート材S2の先端がこ
の逆転している駆動ローラ152D表面に触れて、引っ
掛かることでめくれて紙詰まりしたり、シート材先端部
の折れを誘発するという不具合があった。また、先端が
引っ掛からなくてもシート材の途中の部分が触れると、
搬送抵抗になるためシート材搬送速度が遅くなり、その
制御が困難になったり、また、そのときの搬送力を大き
くすることが必要になったりするという不具合があっ
た。
【0018】このようなことを避けるために、後続シー
ト材S2の進行方向(図10中B方向)に対して逆方向
(図10中A方向)に回転している駆動ローラ52Dが
逆転している間、該後続シート材S2を離間している上
反転ローラ対52間に進入させないように、先行シート
材S1に対する後続シート材S2までの間隔を大きくと
る。しかしながら、先行シート材S1に対する後続シー
ト材S2までの間隔を大きくすると、シート材の単位時
間当りの搬送枚数の低下を招くといった問題があった。
または上下反転ローラ対152,154の駆動源を別に
することも考えられるが、それぞれの反転ローラ対15
2,154を別々の駆動源で駆動する構成にすると、コ
ストアップを招くといった問題があった。
【0019】また、上反転ローラ対152と下反転ロー
ラ対154が別駆動源で駆動されいても、駆動源が回転
方向を切り替えられるステッピングモータの場合、上反
転ローラ対152を離間した後、モータの駆動はすぐに
は停止しない。従って、この場合も駆動ローラ152D
が逆転(図10中A方向に回転)しているか、または停
止しているところに後続シート材S2を進入させること
となり、上記した場合と同様の問題が発生するおそれが
あった。
【0020】本発明の目的は、簡単な構成且つ低コスト
で、シート材の搬送性能を低下させることなく、連続す
るシート材の間隔を小さくし、シート材の単位時間当り
の搬送枚数の向上を図ることである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、シート材の搬送路を形成す
るガイド部材と、前記搬送路において対向して対をなす
正逆回転可能な回転体と、前記回転体を当接・離間する
離間手段と、を有し、前記回転体のシート材が進入して
くる側に、該回転体が前記搬送路に露出している部分の
前記ガイド部材のガイド面からの高さと略等しい高さの
突出部材を有することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、
以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材
質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用され
る装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきもの
であり、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲
をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0023】〔第1実施形態〕本発明の第1実施形態に
係るシート材搬送装置を有する画像形成装置について詳
細に説明する。本実施形態では、画像形成装置として複
写機を例示して説明する。まず、複写機全体の概略構成
を簡単に説明し、次に本実施形態に係るシート材搬送装
置としての反転パス部の構成、動作などについて詳細に
説明する。
【0024】まず、図5及び図6を用いて、複写機全体
の概略構成を簡単に説明する。図5は画像形成装置の概
略断面図、図6(a)は前記画像形成装置の反転パス部
における両面コピーに関する構成と動作を示した断面
図、図6(b)は前記画像形成装置の反転パス部の裏面
排出に関する構成と動作を示した断面図である。
【0025】図5において、1は複写機本体であり、複
写機本体1の上部には固定して設けられた透明ガラス板
からなる原稿台2が設けられている。3は原稿圧着板で
あり、原稿台2の所定の位置に画像面を下向きにして載
置された原稿Oを押圧固定する。原稿台2の下側には原
稿Oを照明するランプ4と、照明した原稿Oの光像を感
光体ドラム12に導くための反射ミラー5,6,7,
8,9,10及び結像レンズ11とからなる光学系が設
けられている。なお、ランプ4及び反射ミラー5,6,
7は矢印a方向に所定の速度で移動して原稿Oを走査す
る。
【0026】画像形成部は、感光体ドラム12と、感光
体ドラム12の表面に均一な帯電を施すための帯電器1
3と、帯電器13により帯電された感光体ドラム12の
表面に前記光学系から照射される光像により形成された
静電潜像を現像してシート材Sに転写すべきトナー像を
形成するための現像器14と、感光体ドラム12の表面
に現像されたトナー像をシート材Sに転写するための転
写帯電器19と、感光体ドラム12からトナー像が転写
されたシート材Sを分離するための分離帯電器20と、
トナー像を転写した後、感光体ドラム12に残留したト
ナーを除去するためのクリーナ26とを備えている。
尚、図中27は、装置の各部の制御を行う制御手段とし
てのCPUである。
【0027】ここで、例えば、シート材Sの片面にコピ
ーし、コピー画像面を表向きにして排出する場合、不図
示のコピースタートボタンを押すと、給送トレイ32
(又は給送トレイ33)のシート材Sを給送ローラ36
A,36B,36Cからなるシート材給送手段36(給
送トレイ33はシート材給送手段37)で送り出し、複
数の搬送ローラ対38で搬送されて、レジストローラ対
45でシート材Sの斜送を矯正する。尚、手差しトレイ
40からのシート材供給も可能であり、該手差しトレイ
40上のシート材Sは、シート材給送手段を構成する、
部材41、給送ローラ42,43で送り出され、搬送ロ
ーラ対44で搬送されて、レジストローラ対45で斜送
が矯正される。
【0028】斜送が補正されたシート材Sは、レジスト
ローラ対45により所定のタイミングで画像形成部方向
へ送り出され、画像形成部にてトナー画像が転写され
る。画像形成部の下流側には、トナー像が転写されたシ
ート材Sを搬送するためのベルト搬送部21と、該搬送
部21により搬送されるシート材S上の像を永久画像と
して定着するための定着器22が設けられている。定着
器22で像が定着されたシート材Sは内排出ローラ対2
3を通過し、第1フラッパ51の上面にガイドされ、外
排出ローラ対24によって複写機本体1から排出され
る。複写機本体1の外側には排出トレイ25が設けられ
ており、外排出ローラ対24によって排出されたシート
材Sを受け取り、コピーが完了する。
【0029】次に図6(a)を用いて、シート材の両面
にコピーし、コピー画像面を表向きにして排出する場合
(両面コピー)の動作について説明する。給送から定着
までの動作は上記片面コピー動作と同じなので説明は省
略する。一方の面に画像が定着されたシート材Sは第1
フラッパ(切換手段)51が不図示の駆動源により図6
(a)中2点鎖線の位置に回動され、上反転ローラ対5
2方向へ搬送される。次に第2フラッパ(切換手段)5
3が図6(b)中2点鎖線の位置に回動され、下反転ロ
ーラ対54方向へ搬送される。下反転ローラ対54は駆
動源としての正逆転可能なステッピングモータ59(図
2参照)によって駆動されている。シート材の後端が図
中ポイントPaにきた瞬間に下反転ローラ対54を停止
し、続いて逆転し、シート材をローラ対55方向へ搬送
する。シート材はその後、複数の横パスローラ対56に
よって再び画像形成部に向けて搬送される。その後の動
作は片面コピー動作と同じなので説明は省略する。
【0030】次に図6(b)を用いて、シートの片面に
コピーし、コピー画像面を下向きにして排出する場合
(裏面排出)の動作について説明する。給送から定着ま
での動作は上記片面コピー動作と同じなので説明は省略
する。一方の面に画像が定着されたシート材は、その後
端がポイントPbに到達するまでは上記両面コピー動作
と同じなのでその説明は省略する。シート材後端がポイ
ントPbに到達した後は上下反転ローラ対52,54を
一旦停止し、第1、第2フラッパ51,53を図7
(b)中2点鎖線で示した位置に保った状態で、前記反
転ローラ対52,54を逆回転させる。ここで上反転ロ
ーラ対52は下反転ローラ対54と同じ駆動源としての
正逆転可能なステッピングモータ59(図2参照)によ
って駆動されている。その後、シート材は排出用搬送ロ
ーラ対57を通過し、外排出ローラ対24により排出ト
レイ25上へ排出される。
【0031】前記反転ローラ対52は、搬送ガイド6
3,64によって係止絵される搬送路66において対向
して対をなす正逆回転可能な回転体であって、当接・離
間可能な構成となっている。ここで、図7(a),
(b)を用いて、反転ローラ対152の離間機構に関し
て説明する。
【0032】反転駆動ローラ52Dは駆動ベルト58を
介して正逆転可能なステッピングモータ59によって駆
動される。従動ローラ52Fは軸受60を圧縮バネ60
Sで駆動ローラ方向へ付勢され、駆動ローラ52Dに従
動している。前奥2ヶ所のレバー61は軸61Fで連結
され、該軸61Fと一体で回動可能に支持されている。
レバー61には係合棒61Pが一体で形成されており、
この係合棒61Pをプランジャ62が図7(b)中矢印
方向に吸引することによって従動ローラ52Fは駆動ロ
ーラ52Dに対して離間される(図7(b)中実線位
置)。
【0033】次に上記画像形成装置において、本実施形
態に係るシート材搬送装置としての反転パス部の特徴的
な構成、動作などについて図1、図2を用いて詳細に説
明する。
【0034】図1(a)は上記画像形成装置において、
対をなす回転体としての上反転ローラ対52のうち駆動
ローラ52D、ガイド部材としての内側搬送ガイド63
とその周辺を示した斜視図である。図1(b)は図1
(a)で示したX−X断面図である。
【0035】図1に示すように、本実施形態では、駆動
ローラ52D側の搬送ガイド63の、駆動ローラ52D
の各搬送部材52Rには接触しない最も近い位置、例え
ば各搬送部材52Rから1〜2[mm]程度離れた位置であ
って、該搬送部材52Rの上流側(シート材が進入して
くる側)と反転駆動ローラ軸方向の両側に、突出部材6
3Jが一体で設けられている。この突出部材63Jは、
シート材が進入してくる側に、シート材の進行方向(図
1(b)中B方向)に対して所定角度θ(本実施形態で
はθ=30°程度)以下の角度で傾斜しているガイド面
(斜面)を有している。更に前記突出部材63Jは、シ
ート材が進入してくる側から駆動ローラ軸方向の両側に
わたって、前記斜面に連なり、シート材搬送方向に略沿
うガイド面(平面)を有している。
【0036】また、図1(b)に示すように、搬送路6
6内に向けて前記搬送ガイド63に突出形成されている
突出部材63Jの高さh(突出量)は、該突出部材63
Jを除く搬送ガイド63のガイド面から搬送路66内に
向けて突出している搬送部材52Rの高さ(突出量)に
略等しい高さとなっている。また、図1(a)に示すよ
うに、前記突出部材63Jの前記搬送部材52Rを挟ん
だ距離δ(搬送部材52Rを露出する突出部材63の開
口の幅)はシート材が上流側から搬送されてきた場合
に、該シート材がローラ軸方向にたわんで該搬送部材5
2Rに触れない程度の距離(本実施形態ではδ≦20[m
m]程度)であることが望ましい。
【0037】なお、本実施形態では、前記突出部材63
Jを図1(a)に示すように各搬送部材52R毎に分割
した状態で設けたが、これに限定されるものではなく、
例えば、前記各搬送部材52R毎に分割されている突出
部材を、軸方向につなげた状態で設けても良い。また、
突出部材63Jの高さは、搬送部材52Rの突出量と等
しく設定するのが良いが、突出部材63Jのシート材の
進入側がテーパ状に形成されていて、ここでシート材が
持ち上げられるため、突出部材63Jの高さを搬送部材
52Rの突出量よりも少し低くしても良い。このように
突出部材63Jの高さを若干低くすることにより、ロー
ラ対52D、52Fでシート材が挟持搬送されるときに
シート材が突出部材63Jに摺接することが少なくな
り、より安定した搬送が行なえる。
【0038】次に図2を用いて、本実施形態におけるシ
ート材搬送動作、制御方法の説明をする。ここではシー
ト材を給送してから転写、定着されるまでの搬送動作、
制御方法は上記画像形成装置の概略説明においてしてい
るので、その説明は省略する。
【0039】定着された先行シート材S1は、図2
(a)に示すように、第1フラッパ51を2点鎖線で示
した位置に移動することで反転ローラ対52方向へ搬送
される。ここまではシート材S1,S2は間隔λ1をあ
けて速度V1で搬送されている。本実施形態においては
λ1=30[mm]、V1=300[mm/s]とする。
【0040】次に図2(b)ではシート材S1は後端が
Pcポイントに到達したところで上下反転ローラ対5
2,54を速度V1より速い速度V2に増速する。ここ
で上下反転ローラ対52,54は同じ正逆転可能なステ
ッピングモータ59によって駆動され、制御手段として
のCPU27により制御されており、本実施形態におい
ては速度V2=600[mm/s]とする。
【0041】続いて図2(c)ではシート材S1の後端
がポイントPbに到達した後に第1、第2フラッパ5
1,53は2点鎖線で示した位置を保ち、ステッピング
モータ59を停止、逆転することで反転ローラ対52,
54のB方向への回転を停止し、A方向へ速度V2で逆
転し、該速度V2でシート材を排出方向へ搬送させる。
ここでポイントPbとポイントPc間距離L1をL1=
120[mm]とすると、λ1=30[mm]、V1=300[m
m/s]、V2=600[mm/s]から先行シート材S1と後続
シート材S2の間隔λ2はλ2=90[mm]に広がる。
【0042】次に図2(d)では上下反転ローラ対5
2,54によって反転されたシート材S1の先端が若干
遅れても搬送可能とするために排出用搬送ローラ対57
から若干(本実施形態では10[mm]程度)進んだ位置に
到達したら少なくともこの排出用搬送ローラ対57のみ
でシート材S1を搬送できるので、上反転ローラ対52
の挟持を離間する。すなわち、図2(d)に実線で示す
ように、従動ローラ52Fを駆動ローラ52Dから離間
する。この反転ローラ対52の離間機構は図7に示した
ものなので説明は省略する。
【0043】ここで上反転ローラ対52を離間した時の
シート材S1先端とポイントPbとの距離L2をL2=
60[mm]とすると、λ2=90[mm]、V1=300[mm/
s]、V2=600[mm/s]からシート材S2先端とポイン
トPb間距離λ3はλ3=60[mm]になる。また、ポイ
ントPbと上反転ローラ対52間距離L3をL3=30
[mm]とすると、その後、次のシート材S2は300[mse
c](=(60+30)/300)後に上反転ローラ対5
2に到達することになる。ここで図2(d)に示すよう
に上反転ローラ対52を離間したときに、先行シート材
S1がA4サイズのようなスモールサイズで該シート材
S1の後端が下反転ローラ対54を抜けていればステッ
ピングモータ59を停止し、再度逆転させて上下反転ロ
ーラ対52,54をA方向からB方向へ反転させ、次の
シート材S2を離間している上反転ローラ対52の間に
進入させ、先行シート材S1は外排出ローラ対24によ
って機外へ排出される。
【0044】一方、図2(e)に示すように先行シート
材S1がA3サイズのようなラージサイズで上反転ロー
ラ対52を離間したときのシート材S1の後端と下反転
ローラ対54間距離L4が例えばL4=240[mm]の場
合、該シート材S1の後端が下反転ローラ対54を抜け
るまで400[msec](240/600)はステッピング
モータ59を逆転せずに上下反転ローラ対52,54は
A方向の回転を続ける。従って、反転ローラ対52離間
後、後続シート材S2が駆動ローラ52Dへ到達するま
でが300[msec]で、該駆動ローラ52DがA方向へ回
転し続けるのが400[msec]なので、後続シート材S2
は駆動ローラ52DがA方向に回転しているときに該離
間している反転ローラ対52間の空間に進入することに
なる。
【0045】本実施形態では、図1で示したように上反
転ローラ対52のうち駆動ローラ52Dの上流側(シー
ト材が進入してくる側)から駆動ローラ軸の両側にたわ
って突出部材63Jが搬送ガイド63に一体で突出形成
されているので、後続シート材S2の先端は前記突出部
材63Jのガイド面に沿って搬送され、該シート材S2
後端が駆動ローラ52Dの表面に触れるのを防止するこ
とができる。従って、先行シート材と後続シート材とを
上反転ローラ対52の箇所ですれ違わせることができ、
さらに、その際にシート材先端がめくれたり、折れたり
せずに良好に搬送することができる。
【0046】本発明に対し従来の装置のように、前記突
出部材63Jを設けていない状態の反転パス部では、逆
転している反転ローラ対間に後続シート材S2を進入さ
せないためには、反転ローラ対52を離間した後、最低
400[msec]間は次のシート材S2を進入させないこ
と、及び離間時の次のシート材S2先端と上反転ローラ
対52間距離を120[mm](=300/0.4)以上、
すなわち増速以前のシート材間隔を30[mm]程度延長す
ることが必要となる。その結果、コピー速度の低下を招
くことになる。
【0047】以上のように、本実施形態によれば、反転
ローラ対52を離間した後に、該反転ローラ対52の駆
動ローラ52Dがシート材S1の進行方向(A方向)に
対して逆転していても、前記突出部材63Jを設けたこ
とにより、次のシート材S2を離間している従動ローラ
52Fと駆動ローラ52Dの間の空間に進入させること
ができるので、連続した裏面排出コピー中のシート材の
小間隔での搬送を簡単な構成且つ低コストで実現するこ
とができる。これにより、シート材の反転にかかる時間
を短縮してシート材の単位時間当りの出力枚数の向上が
可能となる。
【0048】尚、本実施形態では、前記突出部材63J
を、駆動ローラ52Dの上流側(シート材が進入してく
る側)から駆動ローラ軸の両側にたわって設けた構成と
したが、これに限定されるものではなく、少なくとも駆
動ローラ52Dの上流側(シート材が進入してくる側)
に設けた構成であれば上述の効果が得られる。
【0049】〔第2実施形態〕本発明の第2実施形態に
係るシート材搬送装置を有する画像形成装置について詳
細に説明する。尚、本実施形態に係るシート材搬送装置
としての反転パス部の構成、動作などを除く、画像形成
装置としての複写機全体の概略構成は、前述した第1実
施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0050】以下、本実施形態に係るシート材搬送装置
としての反転パス部の特徴的な構成、動作などについて
図3、図4を用いて詳細に説明する。
【0051】図3は上記画像形成装置において、対をな
す回転体としての上反転ローラ対52のうち上反転駆動
ローラ52D、ガイド部材としての内側搬送ガイド63
とその周辺を示した斜視図である。
【0052】図3に示すように、本実施形態では、内側
搬送ガイド63の上反転駆動ローラ52Dの搬送部材5
2R周辺には大きく切欠穴63Hが設けられている。そ
して、この切欠穴63Hと前記搬送部材52Rの間で、
搬送路66内に搬送部材52Rの一部が突出した位置
に、突出部材としての揺動ガイド65(図3中2点鎖
線)が設けられている。この揺動ガイド65は、その一
部が搬送路66内に突出(露出)する第1の位置(図4
(b)参照)と、搬送路66から退避した第2の位置
(図4(a)参照)に移動できるように軸部65Pを中
心に揺動可能に設置されている。
【0053】また、上記揺動ガイド65には、対向する
従動ローラ52Fの軸受60に対して位置が決まるよう
に、図3に示すように突当部65Tが前奥側に2ヶ所設
けられており、バネ等の付勢手段65Sにより突当部6
5Tが軸受60に常時当接し、従動ローラ52Fの移動
に揺動ガイド65が追従するようになっている。尚、従
動ローラ52Fが駆動ローラ52Dに対して加圧と離間
を可能とするための離間機構も設けられている。この離
間機構の構成と動作は図7で説明したものと同じなので
その説明は省略する。
【0054】次に上記揺動ガイド65の動作について図
4を用いて説明する。図4(a)は従動ローラ52Fが
駆動ローラ52Dに加圧された状態(第2の位置)、図
4(b)は従動ローラ52Fが駆動ローラ52Dに対し
て離間された状態(第1の位置)を示している。
【0055】図4(a)に示すように、揺動ガイド65
は、従動ローラ52Fが駆動ローラ52Dに加圧された
時には搬送路66からそのガイド面65Gが退避する。
従って、反転ローラ対52と搬送ガイド63,64によ
って通常通りにシート材Sを搬送することができる。
【0056】図4(b)に示すように、従動ローラ52
Fが駆動ローラ52Dに対して離間した場合は、この離
間動作に同期して、揺動ガイド65はバネ等の付勢手段
65Sの力により、該揺動ガイド65のガイド面65G
が搬送路66内に突出する。この揺動ガイド65のガイ
ド面65Gは、図4(b)に示す搬送路66内に突出し
た位置において、搬送ガイド63のガイド面から突出し
ている駆動ローラ52Dの各搬送部材52Rの外周に略
沿う形状に形成されている。従って、離間した反転ロー
ラ対52間にシート材Sが搬送されてきた場合、該シー
ト材Sは前記揺動ガイド65のガイド面65Gによって
案内されるので、該シート材Sは駆動ローラ52Dと従
動ローラ52Fの表面に触れることなくその間を搬送さ
れる。
【0057】本実施形態では、図4(b)に示すよう
に、揺動ガイド65突出状態(反転ローラ対52離間状
態)において、該揺動ガイド65のガイド面65Gと駆
動ローラ52Dの搬送部材52R表面(外周面)とのギ
ャップGは、ガイド面65Gの方が駆動ローラ52D表
面より搬送路66側に微小(本実施形態では0.5〜1
[mm]程度)に突出するように設定されている。
【0058】尚、第2実施形態は、第1実施形態の内側
ガイド突出部材63Jを除いて上記構成・動作の揺動ガ
イド65を設けたことが第1実施形態と異なる点であ
り、それ以外の反転ローラ対52を含めた定着器以降の
反転パス部の構成・動作は第1実施形態の図2で示した
ものと同様の構成・動作なのでその説明は省略する。
【0059】以上の構成・動作によって、図2(e)で
示した状態の場合、すなわち先行するシート材S1の後
端が下反転ローラ対54に挟持され排出中で、後続のシ
ート材S2が離間して排出方向(A方向)に回転中の上
反転ローラ対52間に進入したときに、後続のシート材
S2の先端が内側(図2中駆動ローラ52D側)に大き
くカールしていたとしても、該後続シート材S2は駆動
ローラ52D表面よりも突出した揺動ガイド65のガイ
ド面65Gに沿って案内されるので、逆転中の駆動ロー
ラ52D表面に触れることがなく、良好な搬送性能を得
ることができる。
【0060】一方、上反転ローラ対52が加圧され、通
常通りにシート材を搬送する場合は図4(a)に示すよ
うに揺動ガイド65が搬送路66内から退避し、搬送ガ
イド63の切欠穴63Hから突出している駆動ローラ5
2Dの各搬送部材52Rが揺動ガイド65のガイド面6
5Gから露出するので、該上反転ローラ対52の挟持と
揺動ガイド65によってシート材が搬送方向と垂直方向
に波打つことがなく、キズ、擦れ等シート材自身や画像
の質の低下を招くことがなくなる。このように、従動ロ
ーラ52Fと駆動ローラ52Dとでシート材を挟持搬送
する際に揺動ガイド65が退避していることによって、
シート材は揺動ガイド65に摺接することがないので表
面の画像品質を損なうことがなくなる。なお、従動ロー
ラ52Fと駆動ローラ52Dとが離間している場合に
は、シート材は揺動ガイド65のガイド面65Gに摺接
するが、このときはシート材は搬送ガイド63と搬送ガ
イド64の間で移動できるため、ガイド面65Gに強く
押し付けられることがないので表面の画像品質を損なう
ことはない。
【0061】また、揺動ガイド65は、従動ローラ52
Fが離間機構により離間する動作に追従して駆動ローラ
52Dより突出する構成であるため、従動ローラ52F
の離間動作と揺動ガイド65の揺動動作とを別個に別駆
動で制御するように構成したものに対しては構成の簡略
化ができてコストの低減が図れ、さらに動作タイミング
のずれ等がないため安定した搬送制御が行えるという利
点がある。
【0062】〔他の実施形態〕前述した実施形態では、
シート材の表裏を反転して排出する反転パス部の上反転
ローラ対52部分に本発明を適用した場合を例示した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、
シート材の表裏を反転して画像形成部に再供給する反転
パス部の下反転ローラ対54部分に本発明を適用しても
良く、この構成によって同様の効果が期待できる。
【0063】また前述した第1実施形態において、搬送
ガイド63に一体に突出形成した突出部材63Jは、図
1及び図2に示すように、シート材が進入してくる側に
形成された斜面(ガイド面)と、該斜面に連なり前記駆
動ローラ52Dの搬送部材52Rが搬送路66に露出し
ている部分の前記搬送ガイド63のガイド面からの高さ
と略等しい高さを有しシート材搬送方向に略沿う平面
(ガイド面)と、からなる形状としたが、これに限定さ
れるものではなく、例えば、第2実施形態の揺動ガイド
65のガイド面65Gのような、搬送ガイド63のガイ
ド面から突出した駆動ローラ52Dの搬送部材52Rの
外周面に略沿う形状にしても良く、離間している反転ロ
ーラ対間に進入してくるシート材に対して逆方向に回転
している駆動ローラにシート材が触れないような形状で
あれば、その他の形状であっても良い。
【0064】また前述した第2実施形態において、搬送
路66に対して突出・退避可能な揺動ガイド65は、図
3及び図4に示すように、搬送ガイド63のガイド面か
ら突出した駆動ローラ52Dの搬送部材52Rの外周面
に略沿う形状としたが、これに限定されるものではな
く、例えば、第1実施形態の突出部材63Jのガイド面
のような、シート材が進入してくる側に形成された斜面
(ガイド面)と、該斜面に連なり前記駆動ローラ52D
の搬送部材52Rが搬送路66に露出している部分の前
記搬送ガイド63のガイド面からの高さと略等しい高さ
を有しシート材搬送方向に略沿う平面(ガイド面)と、
からなる形状にしても良く、離間している反転ローラ対
間に進入してくるシート材に対して逆方向に回転してい
る駆動ローラにシート材が触れないような形状であれ
ば、その他の形状であっても良い。
【0065】また前述した第2実施形態では、突出部材
としての揺動ガイド65が、搬送路66内に露出する第
1の位置(図4(b)参照)と、搬送路66から退避し
た第2の位置(図4(a)参照)に移動できるように構
成した場合を例示したが、これに限定されるものではな
い。すなわち、前記突出部材としての揺動ガイド65
が、前記搬送路66に露出している駆動ローラ52Dの
前記搬送ガイド63のガイド面からの高さと略等しい高
さに突出する第1の位置と、前記搬送路66に露出して
いる駆動ローラ52Dの前記搬送ガイド63のガイド面
からの高さより低い位置に退避した第2の位置とに移動
可能な構成であれば、その他の構成であっても良い。
【0066】また前述した実施形態では、画像形成装置
として複写機を例示したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、例えばスキャナ、プリンタ、ファクシミ
リ装置等の他の画像形成装置であっても良く、該画像形
成装置に用いられるシート材搬送装置に本発明を適用す
ることにより同様の効果を得ることができる。
【0067】また前述した実施形態では、記録対象の記
録紙等のシート材を反転搬送するシート材搬送装置を例
示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例
えば、読取対象の原稿等のシート材を反転搬送するシー
ト材搬送装置(例えば、原稿の表裏を反転して排出す
る、或いは原稿の表裏を反転して読取手段に向けて再供
給する反転パス部を有するシート材搬送装置)に適用し
ても同様の効果を得ることができる。
【0068】また前述した実施形態では、記録方式とし
て電子写真方式を例示したが、これに限定されるもので
はなく、例えばインクジェット方式等の他の記録方式で
あっても良い。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
少なくとも、ガイド部材によって形成された搬送路にお
いて対をなす正逆回転可能な回転体のシート材が進入し
てくる側に、該回転体が前記搬送路に露出している部分
の前記ガイド部材のガイド面からの高さと略等しい高さ
の突出部材を有するので、シート材をシート材進行方向
と反対方向に回転駆動している回転体の近傍を搬送する
ことができ、簡単な構成でシート材のすれ違いが確実に
行なえ、シート材の搬送にかかる時間を短くすることが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の反転駆動ローラ近傍を示した斜
視図と断面図
【図2】第1実施形態のシート材搬送装置の構成と動作
概略を示した断面図
【図3】第2実施形態の反転駆動ローラ近傍を示した斜
視図
【図4】第2実施形態の反転ローラ対近傍の構成と動作
概略を示した断面図
【図5】画像形成装置の概略断面図
【図6】両面コピー(a)及び裏面排出(b)に関する
構成と動作を示した断面図
【図7】反転ローラ対の離間機構を示した斜視図と断面
【図8】従来の画像形成装置におけるシート材反転パス
部の裏面反転時の増速制御方法に関する構成と動作を示
した断面図
【図9】従来の画像形成装置におけるシート材反転パス
部の裏面反転排出時の構成と動作を示した断面図
【図10】従来の画像形成装置におけるシート材反転パ
ス部においてラージサイズのシート材を搬送している状
態を示した断面図
【符号の説明】
O …原稿 S …シート材 1 …複写機本体 2 …原稿台 3 …原稿圧着板 4 …ランプ 5,6,7,8,9,10 …反射ミラー 11 …結像レンズ 12 …感光体ドラム 13 …帯電器 14 …現像器 19 …転写帯電器 20 …分離帯電器 21 …ベルト搬送部 22 …定着器 23 …内排出ローラ対 24 …外排出ローラ対 25 …排出トレイ 26 …クリーナ 27 …CPU 32,33 …給送トレイ 36,37 …シート材給送手段 36A,36B,36C …給送ローラ 38 …搬送ローラ対 40 …手差しトレイ 41 …部材 42,43 …給送ローラ 44 …搬送ローラ対 45 …レジストローラ対 51 …第1フラッパ 52 …上反転ローラ対 52D …駆動ローラ 52F …従動ローラ 52R …搬送部材 53 …第2フラッパ 54 …下反転ローラ対 55 …ローラ対 56 …横パスローラ対 57 …排出用搬送ローラ対 58 …駆動ベルト 59 …ステッピングモータ 60 …軸受 60S …圧縮バネ 61 …レバー 61F …軸 61P …係合棒 62 …プランジャ 63,64 …搬送ガイド 63H …切欠穴 63J …突出部材 65 …揺動ガイド 65G …ガイド面 65P …軸部 65S …付勢手段 65T …突当部 66 …搬送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H072 AA23 AA24 AA29 AB09 AB11 FA01 JA02 JA04 3F049 AA10 CA33 DA12 DB04 EA10 EA17 EA23 EA24 LA02 LA07 LB03 3F053 BA03 BA12 BA14 BA18 BA19 EA02 EA05 EB01 EB04 EC02 EC06 ED03 ED12 ED15 ED17 ED25 ED29 LA02 LA07 LB03 3F101 FA00 FB11 FC01 FC11 FE02 FE11 FE17 LA02 LA07 LB03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材の搬送路を形成するガイド部材
    と、 前記搬送路において対向して対をなす正逆回転可能な回
    転体と、 前記回転体を当接・離間する離間手段と、を有し、 前記回転体のシート材が進入してくる側に、該回転体が
    前記搬送路に露出している部分の前記ガイド部材のガイ
    ド面からの高さと略等しい高さの突出部材を有すること
    を特徴とするシート材搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記突出部材は、該突出部材が前記搬送
    路に露出している回転体の前記ガイド部材のガイド面か
    らの高さと略等しい高さに突出する第1の位置と、前記
    搬送路に露出している回転体の前記ガイド部材のガイド
    面からの高さより低い位置に退避した第2の位置とに移
    動可能であることを特徴とする請求項1に記載のシート
    材搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記突出部材が前記回転体の離間動作に
    同期して前記第2の位置から前記第1の位置へ移動する
    ことを特徴とする請求項2に記載のシート材搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記突出部材は、シート材が進入してく
    る側に形成された斜面と、該斜面に連なり前記回転体が
    前記搬送路に露出している部分の前記ガイド部材のガイ
    ド面からの高さと略等しい高さを有しシート材搬送方向
    に略沿う平面とからなる形状であることを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれかに記載のシート材搬送装
    置。
  5. 【請求項5】 前記突出部材は、前記ガイド部材のガイ
    ド面から突出した回転体の外周にほぼ沿う形状であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    のシート材搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送路において、前記回転体にシー
    ト材を導く第1の搬送路と、前記回転体からシート材を
    導く第2の搬送路とに切り換えてシート材を案内する切
    換手段を有し、 前記回転体は、前記第1の搬送路を形成する切換手段に
    案内されてきたシート材を搬送し、該シート材を搬送す
    る回転方向を反転させ、前記シート材を前記第2の搬送
    路に切り換えられた切換手段に向けて搬送することを特
    徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の
    シート材搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記搬送路において対向して対をなす回
    転体は、駆動回転体と、該駆動回転体に従動する従動回
    転体とからなり、駆動回転体に対して従動回転体が当接
    ・離間動作し、 前記駆動回転体のシート材が進入してくる側に、該駆動
    回転体が前記搬送路に露出している部分の前記ガイド部
    材のガイド面からの高さと略等しい高さの突出部材を有
    することを特徴とする請求項1乃至請求項6に記載のシ
    ート材搬送装置。
  8. 【請求項8】 シート材に画像を形成する画像形成手段
    と、 前記シート材を搬送する請求項1乃至請求項7のいずれ
    か1項に記載のシート材搬送装置と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 シート材の表裏を反転して排出する、或
    いはシート材の表裏を反転して画像形成手段に向けて再
    供給する反転パス部を有し、該反転パス部に前記シート
    材搬送装置を用いたことを特徴とする請求項8に記載の
    画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013137536A (ja) * 2011-11-30 2013-07-11 Brother Ind Ltd シート搬送装置
JP2015059020A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 コニカミノルタ株式会社 用紙搬送装置、用紙処理装置、及び画像形成装置
JP2020172360A (ja) * 2019-04-10 2020-10-22 セイコーエプソン株式会社 媒体搬送装置、記録装置

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