JP2000118803A - 画像形成装置及び画像形成装置の記録材搬送方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の記録材搬送方法

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JP2000118803A
JP2000118803A JP10287939A JP28793998A JP2000118803A JP 2000118803 A JP2000118803 A JP 2000118803A JP 10287939 A JP10287939 A JP 10287939A JP 28793998 A JP28793998 A JP 28793998A JP 2000118803 A JP2000118803 A JP 2000118803A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送のバラツキを抑制し、また、記録材の曲
がりを抑制し、記録材上の正確な位置に良好に画像形成
を行う、又は、紙詰まりの処理が容易、且つ確実に行
う。 【解決手段】 搬送路上に、複数の突き当て手段(5
3、56)又は/及び複数の曲がり修正手段(52と5
3、55と56)を設ける。第1突き当て手段53又は
/及び第1曲がり修正手段52、53と記録材収納手段
4とをユニット化して、引き出し可能に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材を収納する
記録材収納手段と、記録材に画像形成を行う画像形成手
段と、前記記録材収納手段から前記画像形成手段へと、
搬送路に沿って、記録材を搬送する搬送手段と、を有し
た画像形成装置、及び、画像形成装置の記録材搬送方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】記録材を収納する記録材収納手段と、記
録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記記録材収納
手段から前記画像形成手段へ搬送路に沿って記録材を搬
送する搬送手段と、を有した画像形成装置、及び、記録
材搬送方法は、複写機、プリンタ、およびファクシミリ
などに広く普及している。かかる画像形成装置のうち、
例えば、電子写真方式にて画像を形成する画像形成装置
は、像露光により感光体上に静電潜像を形成し、該潜像
を現像剤により現像して可視のトナー像とし、搬送手段
によって搬送されてくる記録材上に転写し、加熱定着す
ることで画像形成されるように構成されている。
【0003】このような画像形成装置においては、一般
に、搬送手段で搬送される記録材を、画像形成手段によ
る画像形成とのタイミングを合わせるために、画像形成
手段の手前近傍において、記録材を一旦停止せしめるレ
ジストローラを有している。そして、このレジストロー
ラに記録材を一旦突き当てて記録材を停止させ、記録材
の搬送と画像形成とのタイミングを合わせるように構成
されている。又、このレジストローラは記録材を一旦停
止させた後に、記録材にループを形成することで、記録
材の先端の曲がりを修正できるよう構成されている。
【0004】このように、画像形成手段の手前近傍に配
置されたレジストローラによって、記録材と画像形成と
のタイミングを合わせ、又、搬送される記録材の先端の
曲がりを修正することによって、記録材上の正確な位置
に画像形成されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年、より小
型の画像形成装置において単位時間当たりの複写枚数の
向上(生産性向上)が求められようになり、高速化が計
られている。このために、画像形成装置の各部の改善
や、より厳密な紙搬送の制御が試みられているが、画像
形成装置のコストアップや制御の複雑化による信頼性の
低下等の問題があり満足できる改善に到っていない。
【0006】即ち、画像形成装置の高速化を行うと搬送
路において、記録材と搬送ガイドとの摩擦抵抗の増大、
記録材と搬送ローラのスベリの増大、等の原因により、
搬送タイミングのズレや紙曲がりが従来よりも大きくな
ってしまう。また、多種類の記録材への対応に伴い、記
録材種類の相違による前記搬送タイミングのズレや紙曲
がりのバラツキの拡大、多数の記録材収納手段を設ける
必要性から、画像形成手段と記録材収納手段との間の距
離を長くしなければならなくなってきている。このた
め、画像形成手段の手前近傍に配置されたレジストロー
ラにて画像形成とのタイミングを取ろうとしても、前記
レジストローラに記録材が到達する以前の搬送路での搬
送のタイミングに大きなズレやバラツキが生じている
と、タイミングを取りきれなくなり、記録材の搬送の遅
延による紙詰まり等の問題を発生してしまう。また、紙
曲がりにおいても、前記レジストローラに記録材が到達
する以前の搬送路にて大きい紙曲がりを発生するため、
画像形成手段の手前近傍に配置されたレジストローラで
の紙曲がりの修正では修正しきれなくなってしまう。こ
の紙曲がりは搬送路が長いほど更に顕著になってしま
う。
【0007】この紙曲がりや搬送タイミングのズレの要
因について、本願発明者等が詳細に検討したところ、第
1の紙曲がり発生の位置は、記録材収納手段から記録材
が取り出されるときに、記録材同士の摩擦力により紙曲
がりが発生し、次に、第2の発生位置は、搬送路であ
り、特に搬送方向が変更されるカーブの位置にて記録材
と搬送ガイドとの摩擦が著しくなり、紙曲がりの拡大や
搬送タイミング遅れが発生することが判明した。上記の
ような搬送タイミングのズレや紙曲がりが発生すると、
記録紙の搬送遅延による生産性の低下に加えて、記録材
同士の衝突や、記録材と搬送ローラや搬送ガイドとの衝
突による紙詰まりにより画像形成装置の停止という致命
的な問題に発展してしまう。
【0008】そこで、本願発明では、搬送のバラツキを
抑制し、或いは、記録材の曲がりを抑制し、記録材上の
正確な位置に良好に画像形成を行うことができる画像形
成装置および記録材搬送方法、又は、紙詰まりの処理が
容易、且つ確実に行える画像形成装置を提供することを
課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の構成
により解決することができる。
【0010】(1)記録材を収納する記録材収納手段
と、記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記記録
材収納手段から搬送路に沿って前記画像形成手段へ記録
材を搬送する搬送手段と、を有する画像形成装置におい
て、前記搬送手段は、前記搬送路上で搬送されている記
録材が突き当てられる突き当て手段を、複数有すること
を特徴とする画像形成装置。
【0011】かかる構成によると、搬送手段により搬送
される記録材は、複数の突き当て手段により、複数回突
き当てられるので、搬送のバラツキを大幅に減少させる
ことができ、記録材上の正確な位置に良好な画像形成を
行うことができる。特に、高速化を図った場合であって
も、搬送のバラツキを抑えることができるので、生産性
の向上が図れる。
【0012】(2)前記搬送手段は、記録材を前記突き
当て手段に突き当てて、少なくとも記録材の先端を停止
せしめた後に、再搬送することを特徴とする(1)に記
載の画像形成装置。
【0013】かかる構成により、再搬送のタイミングを
正確にとることができ、確実な搬送のバラツキを防止す
ることができる。
【0014】(3)前記搬送路は、前記記録材収納手段
から記録材を送り出す第1搬送路と、前記第1搬送路を
経て送り出された記録材を搬送する中間搬送路と、前記
中間搬送路を経て搬送された記録材を前記画像形成手段
へと搬送する第2搬送路とを有し、少なくとも、第1搬
送路上と第2搬送路上とに、前記突き当て手段を設けた
ことを特徴とする(1)又は(2)に記載の画像形成装
置。
【0015】かかる構成によれば、第1搬送路が搬送の
バラツキを最も生じやすいが、第1搬送路上で搬送のバ
ラツキを抑えることができるので、後段におけるタイミ
ングを正確に取りやすいとともに、第2搬送路で突き当
てるように構成しているので、画像形成とのタイミング
も正確に確保でき、良好な画像形成ができる。
【0016】(4)前記複数の突き当て手段のうち1つ
の突き当て手段は、前記記録材収納手段から送り出され
ている記録材を突き当てる第1突き当て手段であること
を特徴とする(1)〜(3)のいずれか1つに記載の画
像形成装置。
【0017】かかる構成により、送り出し時に生じやす
い搬送のバラツキを抑えることができる。
【0018】(5)前記記録材収納手段を複数有し、前
記複数の記録材収納手段各々に対応して、前記第1突き
当て手段を複数設けたことを特徴とする(4)に記載の
画像形成装置。
【0019】かかる構成により、複数の記録材収納手段
から送り出されるいずれの記録材であっても、搬送のバ
ラツキを防止することができる。
【0020】(6)前記複数の突き当て手段のうち1つ
の突き当て手段は、前記複数の第1突き当て手段各々に
よって突き当てられた後に再搬送された記録材が突き当
てられる共通の第2突き当て手段であることを特徴とす
る(5)に記載の画像形成装置。
【0021】かかる構成により、第2突き当て手段を共
通化することができ、部品点数の削減や低コスト化を実
現できる。
【0022】(7)前記複数の記録材収納手段は、前記
画像形成装置の下方に多段配置され、前記搬送路は、前
記複数の記録材収納手段から記録材を送り出す複数の第
1搬送路と、前記複数の第1搬送路を経て送り出された
記録材を搬送するために少なくとも一部が共用される中
間搬送路と、前記中間搬送路を経て搬送された記録材を
前記画像形成手段へと搬送する第2搬送路とを有し、少
なくとも、複数の第1搬送路上に前記複数の第1突き当
て手段と、第2搬送路上に前記第2突き当て手段とを設
けたことを特徴とする(6)に記載の画像形成装置。
【0023】かかる構成により、複数の記録材収納手段
から送り出されるいずれの記録材であっても、複数回突
き当てられるので、搬送のバラツキを大幅に減少させる
ことができ、記録材上の正確な位置に良好な画像形成を
行うことができるとともに、第2突き当て手段を共通化
することができ、部品点数の削減や低コスト化を実現で
きる。
【0024】(8)記録材を収納する複数の記録材収納
手段と、記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記
複数の記録材収納手段それぞれから搬送路に沿って前記
画像形成手段へ記録材を搬送する搬送手段と、を有する
画像形成装置において、前記搬送手段は、前記複数の記
録材収納手段各々に対応して、各々の記録材収納手段か
ら搬送される記録材を突き当てる第1突き当て手段を、
複数有することを特徴とする画像形成装置。
【0025】かかる構成により、搬送のバラツキを最も
生じやすい位置で、搬送のバラツキを抑えることができ
る。
【0026】(9)前記記録材収納手段と、前記記録材
収納手段に対応して設けられた前記第1突き当て手段と
はユニット化され、一体的に、画像形成装置に対して引
き出し可能としたことを特徴とする(4)〜(8)のい
ずれか1つに記載の画像形成装置。
【0027】かかる構成により、紙が詰まった場合であ
っても、紙が詰まった状態のままで引き出すことができ
るようになり、紙詰まりの処理を容易にかつ確実に行う
ことができる。
【0028】(10)記録材を収納する記録材収納手段
と、記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記記録
材収納手段から搬送路に沿って前記画像形成手段へ記録
材を搬送する搬送手段と、を有する画像形成装置におい
て、前記搬送手段は、前記記録材収納手段から搬送され
る記録材を突き当てる第1突き当て手段を、有し、前記
記録材収納手段と、前記第1突き当て手段とはユニット
化され、一体的に、画像形成装置に対して引き出し可能
としたことを特徴とする画像形成装置。
【0029】かかる構成により、紙が詰まった場合であ
っても、紙が詰まった状態のままで引き出すことができ
るようになり、紙詰まりの処理を容易にかつ確実に行う
ことができる。
【0030】(11)前記搬送手段は、記録材の搬送方
向に対して、前記突き当て手段の上流側に、前記突き当
て手段に記録材を突き当てて、少なくとも記録材の先端
を停止せしめたときに、記録材にループを形成するルー
プ形成手段を有することを特徴とする(1)〜(10)
のいずれか1つに記載の画像形成装置。
【0031】かかる構成により、搬送のバラツキのみな
らず、記録材の曲がりを修正することができ、さらに正
確な位置に良好に画像形成を行うことができる。
【0032】(12) 記録材を収納する記録材収納手
段と、記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記記
録材収納手段から搬送路に沿って前記画像形成手段へ記
録材を搬送する搬送手段と、を有した画像形成装置の記
録材搬送方法において、前記搬送手段によって搬送され
る記録材を突き当てて、少なくとも記録材の先端を停止
せしめた後に、再搬送する工程を複数回行うことを特徴
とする画像形成装置の記録材搬送方法。
【0033】かかる方法によれば、搬送手段により搬送
される記録材は、数回突き当てられるので、搬送のバラ
ツキを大幅に減少させることができ、記録材上の正確な
位置に良好な画像形成を行うことができる。特に、高速
化を図った場合であっても、搬送のバラツキを抑えるこ
とができるので、生産性の向上が図れる。
【0034】(13)記録材を収納する記録材収納手段
と、記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記記録
材収納手段から搬送路に沿って前記画像形成手段へ記録
材を搬送する搬送手段と、を有した画像形成装置におい
て、前記搬送手段は、前記搬送路上に、搬送されている
記録材の曲がりを修正する曲がり修正手段を、複数有す
ることを特徴とする画像形成装置。
【0035】かかる構成によると、搬送手段により搬送
される記録材は、複数の曲がり修正手段により、複数回
曲がりが修正されるので、搬送に伴う記録材の曲がりを
大幅に減少させることができ、例え、高速化を図ったと
しても、記録材上の正確な位置に良好な画像形成を行う
ことができる。
【0036】(14)前記搬送路は、前記記録材収納手
段から記録材を送り出す第1搬送路と、前記第1搬送路
を経て送り出された記録材を搬送する中間搬送路と、前
記中間搬送路を経て搬送された記録材を前記画像形成手
段へと搬送する第2搬送路とを有し、少なくとも、第1
搬送路上と第2搬送路上とに、前記曲がり修正手段を設
けたことを特徴とする(13)に記載の画像形成装置。
【0037】第1搬送路が記録材の曲がりを最も生じや
すいが、かかる構成により、第1搬送路上で記録材の曲
がりを抑えることができるので、初期の段階で曲がりを
修正することができ、後段における曲がり量を減らせ、
しかも、第2搬送路でも更に曲がりを修正するように構
成しているので、画像形成手段による画像形成の位置と
一致させることができ、良好な画像形成ができる。
【0038】(15)前記複数の曲がり修正手段のうち
1つの曲がり修正手段は、前記画像形成手段近傍に設け
られた第2曲がり修正手段であることを特徴とする(1
3)又は(14)に記載の画像形成装置。
【0039】かかる構成により、画像形成手段による画
像形成の位置と一致させることができ、良好な画像形成
ができる。
【0040】(16)前記複数の曲がり修正手段のうち
1つの曲がり修正手段は、前記記録材収納手段近傍に設
けられた第1曲がり修正手段であることを特徴とする
(13)〜(15)のいずれか1つに記載の画像形成装
置。
【0041】かかる構成により、送り出し時に生じやす
い記録材の曲がりを抑えることができる。
【0042】(17)前記記録材収納手段を複数有し、
前記複数の記録材収納手段各々に対応して、前記第1曲
がり修正手段を複数設けたことを特徴とする(16)に
記載の画像形成装置。
【0043】かかる構成により、複数の記録材収納手段
から送り出されるいずれの記録材であっても、記録材の
曲がりを防止することができる。
【0044】(18)前記複数の曲がり修正手段のうち
1つの曲がり修正手段は、前記画像形成手段近傍に設け
られた曲がり修正手段であって、前記複数の第1曲がり
修正手段各々によって曲がりが修正された記録材の曲が
りを修正する共通の第2曲がり修正手段であることを特
徴とする(17)に記載の画像形成装置。
【0045】かかる構成により、第2曲がり修正手段を
共通化することができ、部品点数の削減や低コスト化を
実現できる。
【0046】(19)前記複数の記録材収納手段は、前
記画像形成装置の下方に多段配置され、前記搬送路は、
前記複数の記録材収納手段から記録材を送り出す複数の
第1搬送路と、前記複数の第1搬送路を経て送り出され
た記録材を搬送するために少なくとも一部が共用される
中間搬送路と、前記中間搬送路を経て搬送された記録材
を前記画像形成手段へと搬送する第2搬送路とを有し、
少なくとも、複数の第1搬送路上に前記複数の第1曲が
り修正手段と、第2搬送路上に前記第2曲がり修正手段
とを設けたことを特徴とする(18)に記載の画像形成
装置。
【0047】かかる構成により、複数の記録材収納手段
から送り出されるいずれの記録材であっても、複数回曲
がりが修正されるので、記録材の曲がりを大幅に減少さ
せることができ、記録材上の正確な位置に良好な画像形
成を行うことができるとともに、第2曲がり修正手段を
共通化することができ、部品点数の削減や低コスト化を
実現できる。
【0048】(20)記録材を収納する複数の記録材収
納手段と、記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前
記複数の記録材収納手段それぞれから搬送路に沿って前
記画像形成手段へ記録材を搬送する搬送手段と、を有す
る画像形成装置において、前記搬送手段は、前記複数の
記録材収納手段各々に対応して、前記搬送路上に、各々
の記録材収納手段から搬送される記録材の曲がりを修正
する第1曲がり修正手段を、複数有することを特徴とす
る画像形成装置。
【0049】かかる構成により、記録材の曲がりが最も
生じやすい位置で、記録材の曲がりを修正することがで
きる。
【0050】(21)前記記録材収納手段と、前記記録
材収納手段に対応して設けられた前記第1曲がり修正手
段とはユニット化され、一体的に、画像形成装置に対し
て引き出し可能とすることを特徴とする(16)〜(2
0)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
【0051】かかる構成により、紙が詰まった場合であ
っても、紙が詰まった状態のままで引き出すことができ
るようになり、紙詰まりの処理を容易にかつ確実に行う
ことができる。
【0052】(22)記録材を収納する記録材収納手段
と、記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記記録
材収納手段から搬送路に沿って前記画像形成手段へ記録
材を搬送する搬送手段と、を有する画像形成装置におい
て、前記搬送手段は、前記記録材収納手段から搬送され
る記録材の曲がりを修正する第1曲がり修正手段を有
し、前記記録材収納手段と、前記第1曲がり修正手段と
はユニット化され、一体的に、画像形成装置に対して引
き出し可能とすることを特徴とする画像形成装置。
【0053】かかる構成により、紙が詰まった場合であ
っても、紙が詰まった状態のままで引き出すことができ
るようになり、紙詰まりの処理を容易にかつ確実に行う
ことができる。
【0054】(23)前記曲がり修正手段は、記録材に
ループを形成させることにより、記録材の曲がりを修正
することを特徴とする(13)〜(22)のいずれか1
つに記載の画像形成装置。
【0055】かかる構成により、曲がりの修正を簡単な
構成で行うことができる。
【0056】(24)前記曲がり修正手段は、記録材に
ループを形成するループ形成手段を有することを特徴と
する(23)に記載の画像形成装置。
【0057】かかる構成により、曲がりの修正を簡単な
構成で行うことができる。
【0058】(25)前記曲がり修正手段は、前記ルー
プ形成手段に対して、記録材搬送方向下流側に、搬送し
ている記録材の先端を突き当てられる突き当て手段を有
することを特徴とする(24)に記載の画像形成装置。
【0059】かかる構成により、記録材の曲がりのみな
らず、搬送のバラツキも抑えることができ、更に正確な
位置に良好な画像形成ができる。
【0060】(26)前記曲がり修正手段は、前記ルー
プ形成手段と前記突き当て手段との間に設けられた、記
録材にループを形成するためのループ形成ガイドを有す
ることを特徴とする(11)又は(25)に記載の画像
形成装置。
【0061】かかる構成により、適正な形状でループを
形成することができ、曲がりの修正を確実に行うことが
できる。
【0062】(27)前記記録材収納手段に対応して設
けられたループ形成手段は、前記記録材収納手段に収納
された記録材を1枚ずつ分離して送出する送出手段を兼
用することを特徴とする(11)、(24)〜(26)
のいずれか1つに記載の画像形成装置。
【0063】かかる構成により、部品点数の削減や低コ
スト化を実現できる。
【0064】(28)前記突き当て手段は、一対のロー
ラで構成されたレジストローラであることを特徴とする
(1)〜(11)、(25)〜(27)のいずれか1つ
に記載の画像形成装置。
【0065】かかる構成により、確実な搬送のタイミン
グをとることができ、より正確な位置で画像形成をする
ことができる。
【0066】(29)前記レジストローラは、幅広のロ
ーラであることを特徴とする(28)に記載の画像形成
装置。
【0067】かかる構成により、確実な曲がり修正又は
記録材の搬送バラツキを抑えることができる。
【0068】(30)記録材を収納する記録材収納手段
と、記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記記録
材収納手段から搬送路に沿って前記画像形成手段へ記録
材を搬送する搬送手段と、を有する画像形成装置の記録
材搬送方法において、前記搬送手段によって搬送される
記録材の曲がりを修正する工程を複数回行うことを特徴
とする画像形成装置の記録材搬送方法。
【0069】かかる方法によると、搬送手段により搬送
される記録材は、複数回曲がりが修正されるので、搬送
に伴う記録材の曲がりを大幅に減少させることができ、
例え、高速化を図ったとしても、記録材上の正確な位置
に良好な画像形成を行うことができる。
【0070】(31)記録材を収納する記録材収納手段
と、記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記記録
材収納手段から搬送路に沿って前記画像形成手段へ記録
材を搬送する搬送手段と、を有する画像形成装置におい
て、前記搬送手段は、搬送される記録材を突き当てて、
少なくとも記録材の先端を停止せしめた後再搬送するた
めの第1突き当て手段、又は、搬送される記録材の曲が
りを修正する第1曲がり修正手段の少なくとも一方と、
前記第1突き当て手段又は第1曲がり修正手段に対し
て、記録材の搬送方向下流側に、搬送される記録材を突
き当てて、少なくとも記録材の先端を停止せしめた後再
搬送するための第2突き当て手段と、を有することを特
徴とする画像形成装置。
【0071】かかる構成によると、搬送手段により搬送
される記録材は、第1突き当て手段又は第2曲がり修正
手段により、搬送のバラツキが抑えられ又は曲がりが修
正された上で、第2突き当て手段により搬送のバラツキ
が抑えられるので、記録材上の正確な位置に良好な画像
形成を行うことができる。
【0072】
【発明の実施の形態】以下、画像形成装置である電子写
真方式の複写機に本発明を適用した本発明の一実施の形
態について、図面に基づいて説明する。先ず、複写機の
全体構成及び概略プロセスについて、複写機の概略断面
図である図1に基づいて説明する。
【0073】本実施の形態の複写機は、複写機本体の上
部に自動原稿送り装置1を設けるとともに、複写機本体
内に画像読取装置2、画像形成手段3、記録紙収納手段
4、搬送手段5、および、排紙・再給紙手段6を有して
いる。
【0074】自動原稿送り装置1は、複写機本体の上部
に設けられ、原稿を一枚ずつ送り出し、原稿の画像読取
位置へと搬送し、画像読取が終わった原稿を排紙する装
置である。自動原稿送り装置1は、原稿を載置する原稿
載置台11、原稿載置台11上に載置された原稿を分離
する原稿分離手段12、原稿分離手段12で分離された
原稿を搬送する原稿搬送手段13、原稿搬送手段13で
搬送された原稿を排紙する原稿排紙手段14、原稿排紙
手段14によって排紙された原稿を受け止め、載置する
原稿排紙台15、および、原稿の両面の画像を読み取る
際に原稿の表裏を反転させるための原稿反転手段16を
有している。
【0075】原稿載置台11上に載置された複数枚の原
稿は、原稿分離手段12によって分離され、1枚ずつ搬
送される。原稿分離手段12によって分離・搬送された
原稿は、原稿搬送手段13によって搬送され、下方に設
けられた画像読取装置2によって、スリット21を通し
て、原稿の画像が読み取られる。画像が読み取られた原
稿は、原稿排紙手段14によって、原稿排紙台15上へ
と排紙される。ところで、原稿の両面の画像を読み取る
際には、画像が読み取られた原稿は、原稿反転手段16
によって原稿の表裏が反転されて、再度、原稿搬送手段
13によって搬送され、画像読取手段によって、スリッ
ト21を通して、原稿の裏面の画像が読み取られる。そ
して、裏面の画像が読み取られた原稿は、原稿排紙手段
14によって、原稿排紙台15上へと排紙される。この
ような工程を、原稿載置台11上に載置された原稿の枚
数分繰り返され、原稿の画像が読み取られる。
【0076】また、自動原稿送り装置1は、一体に可倒
式に構成されており、この自動原稿送り装置1を起こし
てプラテンガラス22上を開放することにより、プラテ
ンガラス22上に原稿を直接載置することができるよう
に構成している。なお、本実施の形態では、原稿搬送手
段13によって原稿を搬送しながら、原稿の画像を読み
取るように構成しているが、原稿搬送手段13によって
搬送された原稿をプラテンガラス上に静止させた上で画
像を読み取るように構成してもよい。
【0077】画像読取装置2は、原稿の画像を読み取り
画像データを得る手段であり、複写機本体内の上部に設
けられている。この画像読取装置2は、自動原稿送り装
置1の原稿搬送手段13によって搬送されている原稿の
画像を読み取るためのスリット状の開口部であるスリッ
ト21、原稿を直接載置(静置)するための原稿台であ
るプラテンガラス22、原稿に光照射する光源であるラ
ンプ231と原稿からの反射光を反射させる第1ミラー
232とを一体化している第1ミラーユニット23、第
1ミラー232からの光を反射させる第2ミラー241
と第3ミラー242とを一体化したVミラーユニット2
4と、スリット21上或いはプラテンガラス22上の原
稿からの反射光を後述のCCD26に結像させる結像手
段である結像レンズ25、および、結像レンズ25によ
って結像された光像を光電変換して画像情報を得る画像
読取手段であるライン状のCCD26を有している。
【0078】自動原稿送り装置1によって送られている
原稿を、画像読取装置2で読み取る際は、第1ミラーユ
ニット23及びVミラーユニット24は、図1において
左方に移動し、第1ミラーユニット23がスリット21
の下方に位置している。そして、原稿搬送手段13によ
ってスリット21上を搬送されている原稿を、ランプ2
31で光照射し、原稿から反射した光は、第1ミラー2
32、第2ミラー241、第3ミラー242、結像レン
ズ25を介して、CCD26に入射する。CCDでは、
入射した光を光電変換して、主走査方向(図1において
紙面垂直方向)の原稿の画像を読み取り、一方、原稿が
原稿搬送手段13によって副走査方向に移動されている
ので、原稿全面の画像を読み取ることができる。CCD
26で読み取った画像情報は、適宜、画像処理が施さ
れ、後述するレーザー書込系33に供される。
【0079】また、プラテンガラス22上に原稿が直接
載置された場合は、第1ミラーユニット23とVミラー
ユニット24とを、プラテンガラスに沿って、図1にお
いて右方向に移動させながら、原稿の画像を読み取るこ
とができる。
【0080】画像形成手段3は、画像読取手段2で得た
画像データに基づいて所定のプロセススピードで搬送さ
れている記録材である記録紙上に画像形成する手段であ
る。本実施の形態の画像形成手段3は、電子写真プロセ
スを用いて画像を形成するものである。画像形成手段3
は、光導電性感光層を有しトナー像を担持する像担持体
である感光体ドラム31と、感光体ドラム31を一様帯
電させる帯電器32、CCD26で読み取った画像情報
に基づいて、感光体ドラム31上を露光して潜像を形成
する露光手段であるレーザー書込系33、感光体ドラム
31上の潜像を現像してトナー像を形成する現像器3
4、感光体ドラム31上に担持されたトナー像を、別途
搬送されている記録紙上に転写する転写器35、トナー
像が転写された記録紙を感光体ドラム31上から分離す
る分離器36、転写された後に感光体ドラム31上に残
留したトナーを除去するクリーニング手段37、記録紙
上のトナー像を定着する定着手段38を有している。そ
して、感光体ドラム31の周囲に、帯電器32、レーザ
ー書込系33、現像器34、転写器35、分離器36、
クリーニング手段37が配置されている。
【0081】感光体ドラム31は、図示しない駆動手段
によって、矢示の方向に回転し、帯電器32による一様
帯電、後述するレジストローラ56から送り出された記
録紙の先端に同期せしめて露光が開始されたレーザー書
込系33による潜像形成、現像器34による現像がなさ
れて、CCD26によって読み取られた画像情報に基づ
いたトナー像が形成される。形成されたトナー像は、転
写器35によって、別途搬送されている記録紙上に転写
される。トナー像が転写された記録紙は、分離器36に
よって感光体ドラム31上から分離され、定着手段38
へと搬送され、そこで、加熱、加圧作用により、トナー
像が記録紙に定着される。一方、トナー像が記録紙へ転
写された感光体ドラム31は、さらに回転を続け、クリ
ーニング手段37によって、感光体ドラム31上に残留
したトナーが除去され、次の画像形成へと供される。
【0082】なお、本実施の形態では、感光体ドラム3
1とレジストローラ56との間の感光体ドラム31近傍
に、レジストローラ56から送り出された記録紙を搬送
するドラム前搬送ローラ39が設けられており、記録紙
の搬送力アップに寄与させている。また、分離器36と
定着手段38との間には、分離器36によって分離され
た記録紙を搬送するために、記録紙の下面側(画像形成
された側とは反対側)を支持し、搬送する搬送ローラ
(符号なし)及びベルト(符号なし)を設けている。
【0083】記録紙収納手段4は、複数枚の記録紙を積
層状態で収納する記録材収納手段である。本実施の形態
では、記録紙収納手段4として複数、すなわち、第1記
録紙収納手段4A、第2記録紙収納手段4B、第3記録
紙収納手段4C有しており、これら記録紙収納手段4A
〜4Cを、画像形成手段3の下方に多段配置している。
これら記録紙収納手段4A〜4Cに収納される記録材と
しては、普通紙や再生紙など記録紙の他に、OHTなど
種々の媒体がある。
【0084】搬送手段5は、記録紙収納手段4から画像
形成手段3へと記録材を搬送する搬送手段であり、各記
録紙収納手段4A〜4Cそれぞれに収納された記録紙を
画像形成手段3へと搬送できるように構成している。こ
の搬送手段5の具体的な構成及び動作については、後段
において詳述する。
【0085】排紙・再給紙手段6は、搬送手段5によっ
て搬送された記録紙上に、画像形成手段3で画像形成さ
れた記録紙を、排紙或いは再給紙するための手段であ
る。この排紙・再給紙手段5は、トナー像が定着された
記録紙を定着手段38から排出する定着排出ローラ6
1、定着排出ローラ61により排出された記録紙をその
まま機外へ排出する場合と表裏反転させた後排出する或
いは裏面に画像形成するために再給紙する場合とで搬送
路を切り替える切替手段62、記録紙を機外に排出する
ための排紙ローラ63、複写機の側面に設けられ排紙ロ
ーラ63により排出された記録紙を積載する排紙トレイ
64、再給紙される記録紙の表裏を反転させる反転手段
65、及び、反転手段65で反転された記録紙を画像形
成手段3へと再給紙する再給紙手段66を有している。
【0086】画像形成された記録紙をそのまま、すなわ
ち、画像形成された面を上側にして排出する場合は、切
替手段62を図1において一転鎖線で示す位置に位置さ
せ、定着排出ローラ61、排紙ローラ63によって、機
外の排紙トレイ64へと排出する。また、画像形成され
た記録紙の表裏を反転させて排紙、すなわち、画像形成
された面を下側にして排出する場合は、切替手段62を
図1において実線で示す位置に位置させ、定着排出ロー
ラ61により搬送される記録紙を、一旦、反転手段65
の方向へ搬送し、記録紙が切替手段62を通過した後、
搬送方向を逆転させて、排紙ローラ63によって機外の
排紙トレイ64へと排出する。一方、記録紙の裏面に画
像形成する場合は、切替手段62を図1において実線で
示す位置に位置させ、定着排出ローラ61により搬送さ
れる記録紙を、反転手段65の方向に搬送し、反転手段
65によってスイッチバックを行わせることにより表裏
反転を施し、再給紙手段66へと搬送する。再給紙手段
66まで搬送された記録紙は、後述するループ形成ロー
ラ55と後述する中間搬送ローラ541との間で搬送路
に合流し、記録紙収納手段4からの給紙と同様に、画像
形成手段3へと搬送される。
【0087】次に、本実施の形態において適用した搬送
手段5の構成及び動作について、搬送手段5による記録
紙の搬送経路を模式的に拡大した図である図2、記録紙
収納手段近傍の動作を説明する模式図である図3、及
び、第1ユニットを引き出した状態の斜視図である図4
に基づいて説明する。
【0088】先ず、搬送手段5による記録紙の搬送路に
ついて説明する。搬送手段5による記録紙の搬送は、搬
送路(符号なし)に沿って行われる。すなわち、各記録
紙収納手段4A〜4Cそれぞれに収納された記録紙は、
図2に示すように、記録紙収納手段4から記録紙を送り
出す第1搬送路aと、第1搬送路aを経て送り出された
記録材を搬送する中間搬送路bと、中間搬送路bを経て
搬送された記録材を画像形成手段3へと搬送する第2搬
送路cとを有した搬送路にそって、搬送手段5によって
搬送される。第1搬送路aは、記録紙収納手段4からプ
レレジストローラ53に至るまでの搬送路であり、図2
において右方向(略水平方向)への搬送路である。中間
搬送路bは、プレレジストローラ53からループ形成ロ
ーラ55に至るまでの搬送路であり、図2において鉛直
上方向への搬送路である。第2搬送路cは、ループ形成
ローラ55から転写器35に至るまでの搬送路であり、
図2において左方向への搬送路である。
【0089】そして、記録紙は、第1搬送路a、中間搬
送路b、第2搬送路cの順に搬送される。本実施の形態
では、第1搬送路aは、各記録紙収納手段4A〜4Cそ
れぞれに設けられている。また、中間搬送路bは、少な
くとも1部が共用される搬送路であり、すなわち、第3
記録紙収納手段4Cからの記録紙の中間搬送路bの途中
に、第2記録紙収納手段4Bからの記録紙が、さらに、
第1記録紙収納手段4Aからの記録紙が合流し、共用さ
れる搬送路である。第2搬送路cは、各記録紙収納手段
4A〜4Cそれぞれからの記録紙の搬送に共用される搬
送路である。
【0090】次に、搬送手段5の各構成(手段)につい
て、説明する。
【0091】搬送手段5は、記録紙収納手段4の上方に
配置され記録紙収納手段4に収納された記録紙を送り出
す送り出し手段であるピックアップローラ51、ピック
アップローラ51により送り出された記録紙を1枚ずつ
に分離するためにさばき搬送ローラ521とさばきリタ
ードローラ522からなる分離手段52(第1ループ形
成手段も兼ねている)、分離手段52により分離された
記録紙を一旦突き当てられた後搬送を再開させる第1突
き当て手段であるプレレジストローラ53、プレレジス
トローラ53により搬送された記録紙を搬送する中間搬
送手段である複数の中間搬送ローラ541〜543、中
間搬送ローラによって搬送された記録紙を搬送する第2
ループ形成手段であるループ形成ローラ55、及び、ル
ープ形成ローラ55により搬送された記録紙が一旦突き
当てられた後搬送を再開させる第2突き当て手段である
レジストローラ56とを有している。
【0092】なお、第1曲がり修正手段は、第1突き当
て手段であるプレレジストローラ53と、第1ループ形
成手段である分離手段52とから構成され、搬送される
記録紙にループを形成して紙曲がりの修正を行う手段で
ある。さらに、この第1曲がり修正手段に、後述するル
ープ形成ガイド572を備えることが好ましい。また、
第2曲がり修正手段は、第2突き当て手段であるレジス
トローラ56と、第2ループ形成手段であるループ形成
ローラ55とから構成され、搬送される記録紙にループ
を形成して紙曲がりの修正を行う手段である。さらに、
この第2曲がり修正手段に、後述するループ形成ガイド
581を備えることが好ましい。
【0093】また、ピックアップローラ51、さばき搬
送ローラ521とさばきリタードローラ522からなる
分離手段52、及び、プレレジストローラ53は、各記
録紙収納手段4A〜4Cそれぞれに対応して、同じ機能
を有するもの(本実施の形態では構造までもが同じも
の)が設けられているので、図においては、それぞれの
符号の後にA〜Cを付すことにより表しているが、説明
上A〜Cの符号を付さない場合があるが、この場合、全
てについて同様のことが言えるものとする。
【0094】ピックアップローラ51は、記録紙収納手
段4の上方に配置され記録紙収納手段4に収納された記
録紙を送り出す送り出し手段である。このピックアップ
ローラ51は、図2において不図示の駆動手段により上
下動可能に設けられており、下位置に移動しているとき
は、第1搬送路a上に位置し、記録紙収納手段4に収納
された複数枚の記録紙のうち最上位の記録紙に当接し、
図示しない駆動手段により駆動されて、矢示の方向に回
転し、最上位の記録紙を送り出すことが可能である。ま
た、ピックアップローラ51が上位置に移動していると
きは、記録紙とは離間した位置である。なお、記録紙収
納手段4は、図示しない底板等の手段により押し上げら
れ、収納されている複数枚の記録紙の上位置が常に同じ
位置になるようになっている。
【0095】分離手段52は、ピックアップローラ51
により送り出された記録紙を1枚ずつに分離する手段で
あり、第1搬送路a上に設けられている。本実施の形態
では、さばき搬送ローラ521とさばきリタードローラ
522とを有している。さばき搬送ローラ521は、搬
送される記録紙の上面に当接し、図示しない駆動手段に
より矢示の方向に回転するローラであり、記録紙の搬送
方向下流側に隣接するプレレジストローラ53へと記録
紙を搬送するローラである。さばきリタードローラ52
2は、トルクリミッターが組み込まれたローラであり、
さばき搬送ローラ521と協動してピックアップローラ
51により送り出された記録紙を1枚ずつに分離するロ
ーラである。なお、この分離手段52は、後述するよう
に、記録紙の曲がりを修正するための第1曲がり修正手
段を構成する第1ループ形成手段をも兼用する。
【0096】本実施の形態では、記録紙収納手段4に収
納された記録材を送り出すピックアップローラ51と、
1枚ずつ分離する分離手段52とを機能を分離して設け
ているが、これらを一体に機能させる送出手段としても
よい。例えば、ピックアップローラ51とさばき搬送ロ
ーラ521との間にベルトを懸架し、このベルトにさば
きリタードローラを当接させる構成とすることにより、
一体に機能させる送出手段とすることができる。この場
合、この送出手段が、後述するように、記録紙の曲がり
を修正するための第1曲がり修正手段を構成する第1ル
ープ形成手段をも兼用する。
【0097】プレレジストローラ53は、分離手段52
により分離された記録紙を一旦突き当てた後搬送を再開
させる第1突き当て手段であり、いわゆる、レジストロ
ーラである。このプレレジストローラ53は、一対の対
向ローラによって構成されており、図示しない駆動手段
によって矢示の方向に回転可能に、第1搬送路a上に設
けられている。プレレジストローラ53は、記録紙が分
離手段52によって搬送されてきたときには、回転を停
止しており、このため、搬送されてきた記録紙は、一
旦、プレレジストローラ53に突き当たり、その先端が
停止せしめられる。その後、プレレジストローラ53の
回転が開始され、記録紙はプレレジストローラ53によ
って再搬送されることになる。このように、記録紙をプ
レレジストローラ53に一旦突き当てることにより、記
録紙の先端のタイミングを正確に取ることができ、搬送
のバラツキを押さえることができる。
【0098】本実施の形態では、プレレジストローラ5
3に記録紙の先端が突き当たった後でも、分離手段52
による記録紙の搬送を継続させるように構成しており、
これにより、先端が停止せしめられている記録紙にルー
プを形成して、紙の曲がりを修正することができる。な
お、本実施の形態においては、プレレジストローラの幅
(記録紙の搬送方向と直交する方向の長さ)を、図4に
示すように、記録紙の搬送方向と直交する方向において
中央部に設けられたピックアップローラ51、さばき搬
送ローラ521、及び、さばきリタードローラ522よ
りも、幅広のローラ(好ましくは、定型サイズの記録紙
のうち、画像形成可能な最大サイズの幅方向に略等しい
幅を有したのも)で構成することにより、確実な曲がり
修正すること及び搬送のバラツキを抑えることができ
る。
【0099】さらに、本実施の形態では、このループ形
成を確実に行わせるために、分離手段52とプレレジス
トローラ53との間に、記録紙の搬送を案内する案内部
材として、上ガイド571及び下ガイド572を設けて
いる。本実施の形態では、下ガイド572を断面形状
(図1、2のように見た場合)で逆山形に構成して、こ
の下ガイド572に沿ったループ形状に、記録紙を案内
するループ形成ガイドとして機能させている。曲がり修
正手段として、このループ形成ガイドを設けることが好
ましい。
【0100】このように、本実施の形態では、回転を停
止させているプレレジストローラ53に記録紙の先端が
突き当てられ、分離手段52による記録紙の搬送を継続
させることにより、記録紙にループを形成して、紙の曲
がりを確実に修正するように構成している。
【0101】なお、本実施の形態では、記録紙を突き当
てる第1突き当て手段と記録紙の曲がりを修正する第1
曲がり修正手段の一部とを、このプレレジストローラ5
3で兼用する構成として、部品点数を減らしているが、
それぞれの機能を分けて設けても良い。この場合、記録
紙の付き当てのみを行わせるいる場合は、ローラ対で構
成することなく、例えば、搬送路を遮ることが可能なシ
ャッターやストッパーなどを第1突き当て手段としても
よい。
【0102】中間搬送ローラ541〜543は、プレレ
ジストローラ53により搬送された記録紙を搬送する中
間搬送手段である。この中間搬送ローラ541〜543
は、中間搬送路b上に設けられており、本実施の形態で
は、それぞれ一対の対向ローラで構成され、図示しない
駆動手段によって矢示の方向に回転する。中間搬送ロー
ラ541は、プレレジストローラ53A〜53Cにより
搬送された記録紙を搬送する、すなわち、第1記録紙収
納手段4A〜第3記録紙収納手段4Cからの記録紙を搬
送するローラである。中間搬送ローラ542は、プレレ
ジストローラ53B、53Cにより搬送された記録紙を
搬送する、すなわち、第2記録紙収納手段4B、第3記
録紙収納手段4Cからの記録紙を搬送するローラであ
る。中間搬送ローラ543は、プレレジストローラ53
Cにより搬送された記録紙を搬送する、すなわち、第3
記録紙収納手段4Cからの記録紙を搬送するローラであ
る。
【0103】ループ形成ローラ55は、中間搬送ローラ
541により搬送された記録紙を搬送する手段である。
このループ形成ローラ55は、一対の対向ローラによっ
て構成されており、図示しない駆動手段によって矢示の
方向に回転可能に、第2搬送路c上に設けられている。
なお、このループ形成ローラ55は、後述するように、
記録紙の曲がりを修正するための第2曲がり修正手段を
構成する第2ループ形成手段をも兼用する。
【0104】レジストローラ56は、ループ形成ローラ
55により搬送された記録紙を一旦突き当てた後搬送を
再開させる第2突き当て手段である。このレジストロー
ラ56は、一対の対向ローラによって構成されており、
図示しない駆動手段によって矢示の方向に回転可能に、
第2搬送路c上に設けられている。レジストローラ56
は、記録紙がループ形成ローラ55によって搬送されて
きたときには、回転を停止しており、このため、搬送さ
れてきた記録紙は、一旦、レジストローラ56に突き当
たり、その先端が停止せしめられる。その後、レジスト
ローラ56の回転が開始され、記録紙はレジストローラ
56によって再搬送されることになる。そして、レジス
トローラ56から送り出された記録紙に同期せしめて、
レーザー書込系33による潜像形成が開始され、記録紙
と感光体ドラム31上のトナー像との同期がとられる。
このように、記録紙をレジストローラ56に一旦突き当
てることにより、記録紙の先端のタイミングを正確に取
ることができ、搬送のバラツキを押さえることができる
とともに、レーザ書込系33の同期が取りやすくなり、
記録紙上に正確な位置で画像形成が可能となる。
【0105】本実施の形態では、レジストローラ56に
記録紙の先端が突き当たった後でも、ループ形成ローラ
55による記録紙の搬送を継続させるように構成してお
り、これにより、先端が停止せしめられている記録紙に
ループを形成して、紙の曲がりを修正することができ
る。さらに、本実施の形態では、このループ形成を確実
に行わせるために、ループ形成ローラ55とレジストロ
ーラ56との間に、記録紙の搬送を案内する案内部材と
して、上ガイド581及び下ガイド582を設けてい
る。本実施の形態では、上ガイド582を断面形状(図
1、2のように見た場合)で山形に構成して、この上ガ
イド582に沿ったループ形状に、記録紙を案内するル
ープ形成ガイドとして機能させている。
【0106】なお、本実施の形態では、記録紙を突き当
てる第2突き当て手段と記録紙の曲がりを修正する第2
曲がり修正手段の一部とを、このレジストローラ56で
兼用する構成として、部品点数を減らしているが、それ
ぞれの機能を分けて設けても良い。この場合、記録紙の
付き当てのみを行わせている場合は、ローラ対で構成す
ることなく、例えば、搬送路を遮ることが可能なシャッ
ターやストッパーなどを第1突き当て手段としてもよ
い。
【0107】このような構成(手段)を有する搬送手段
5によって、第1記録紙収納手段4Aに収納された記録
紙は、ピックアップローラ51A、分離手段52A、プ
レレジストローラ53A、中間搬送ローラ541、ルー
プ形成ローラ55、及び、レジストローラ56によって
画像形成手段3へと搬送される。同様に、第2記録紙収
納手段4Bに収納された記録紙は、ピックアップローラ
51B、分離手段52B、プレレジストローラ53B、
中間搬送ローラ542、541、ループ形成ローラ5
5、及び、レジストローラ56によって画像形成手段3
へと搬送され、第3記録紙収納手段4Cに収納された記
録紙は、ピックアップローラ51C、分離手段52C、
プレレジストローラ53C、中間搬送ローラ543、5
42、541、ループ形成ローラ55、及び、レジスト
ローラ56によって画像形成手段3へと搬送される。
【0108】次に、搬送手段5による記録紙の搬送の動
作について、図2及び図3に基づいて説明する。なお、
上述したように、いずれの記録紙収納手段4A〜4Cに
収納された記録紙であっても、同様の搬送がなされるの
で、ここでは、第1記録紙収納手段4Aに収納された記
録紙の搬送について説明する。
【0109】図示しない制御手段より給紙スタートの信
号を受けると、先ず、ピックアップローラ51Aを下位
置に移動させた後、ピックアップローラ51A及びさば
き搬送ローラ521を図3(a)の矢示の方向に回転さ
せる。これにより、第1記録紙収納手段4Aに収納され
ている複数枚の記録紙のうち最上位の記録紙(図3にお
いては、太線で示している)を送り出し、分離手段52
A(さばき搬送ローラ521Aとさばきリタードローラ
522A)によって1枚ずつ分離されて搬送される。そ
して、分離手段52Aによって分離され搬送された記録
紙は、回転していないプレレジストローラ53Aに突き
当たる(図3(b))。なお、分離手段52Aによって
記録紙が搬送されると、ピックアップローラ51Aの回
転が停止され、このピックアップローラ51Aが上位置
へと移動させられる。
【0110】プレレジストローラ53Aに記録紙が突き
当たった後も、分離手段52Aによる記録紙の搬送は継
続される。従って、プレレジストローラ53Aによって
先端が停止させられた記録紙は、更なる分離手段52A
による搬送により、図3(c)に示すように、プレレジ
ストローラ53Aと分離手段52Aとの間にループが形
成される。このとき、形成されるループは、上下ガイド
571,572によって、適正な形状で確実に形成され
るとともに、十分なループを形成することができ、紙の
曲がり修正を確実に行うことができる。特に、普通紙や
再生紙など様々な種類の記録紙が用いられる昨今におい
ては、記録紙とローラとのスベリなどにより、この記録
紙収納手段4からの給紙(送り出しと分離)時が、曲が
りが発生しやすい最も不安定な状態であるにもかかわら
ず、曲がりの修正を初期の段階で行うことができ、後々
への悪影響を排除することができる。さらに、本実施の
形態では、第1搬送路aから中間搬送路bへと搬送方向
が変更されるカーブの位置の手前側(搬送方向上流側)
で紙の曲がりを修正するので、カーブに伴う曲がりの発
生を極力抑えることができ、ひいていは、紙詰まりの発
生を防止することができる。
【0111】これら第1記録紙収納手段4Aからの記録
紙の送り出し、分離、ループ形成は、所定の間隔で行わ
れるように構成されているが、先行する記録紙がある場
合、先行する記録紙がプレレジストローラ53Aで搬送
されている場合はこの限りではない。但し、送り出し、
分離、ループ形成によって搬送しようとする記録紙が、
先行する記録紙と重ならない場合は、送り出しを行うよ
うにしてもよい。
【0112】記録紙に適度なループが形成されると、分
離手段52Aによる搬送が停止され、制御手段によるプ
レレジスト再スタート信号に基づいて、プレレジストロ
ーラ53A、中間搬送ローラ541、及び、ループ形成
ローラ55の回転が開始される。したがって、プレレジ
ストローラ52Aに突き当たって停止していた、記録紙
は、プレレジスト再スタート信号に基づく回転開始とと
もに、正確なタイミングで搬送されることになる。特
に、上述した理由と同様に、記録紙収納手段4からの給
紙時が、搬送タイミングのバラツキが最も大きい不安定
な状態であるにもかかわらず、正確なタイミングとるこ
とができ、しかも、そのタイミングを初期の段階で行う
ことができ、後々への影響を排除できる。このとき、さ
ばき搬送ローラ521は、プレレジストローラ53Aに
よって搬送される記録紙に従動して回転しており、一
方、さばきリタードローラ522は、トルクリミッタの
動作により、搬送される記録紙以外の記録紙が搬送され
ないように作用している。
【0113】ここで、プレレジスト再スタート信号は、
先行する記録紙がある場合、先行する記録紙がループ形
成ローラ55或いは中間搬送ローラ541で搬送されて
いる場合はこの限りではない。但し、プレレジストロー
ラ53Aから再搬送しようとする記録紙が、先行する記
録紙と重ならない場合は、再搬送を開始してもよい。
【0114】そして、プレレジストローラ53Aにより
搬送された記録紙は、中間搬送路b上の中間搬送ローラ
541によって搬送され(図3(d))、さらに、ルー
プ形成ローラ55によって搬送される。ループ形成ロー
ラ55によって搬送された記録紙は、回転していないレ
ジストローラ56に突き当たる。レジストローラ56に
記録紙が突き当たった後も、ループ形成ローラ55によ
る記録紙の搬送は継続される。従って、レジストローラ
56によって先端が停止させられた記録紙は、更なるル
ープ形成ローラ55による搬送により、図3(c)と同
様に、レジストローラ56とループ形成ローラ55との
間にループが形成される。このとき、形成されるループ
は、上下ガイド581,582によって、適正な形状で
確実に形成されるとともに、十分なループを形成するこ
とができ、プレレジストローラ53Aとレジストローラ
56との間の搬送により生じた紙の曲がり修正を確実に
行うことができる。
【0115】記録紙に適度なループが形成されると、ル
ープ形成ローラ55による搬送が停止され、制御手段に
よるレジスト再スタート信号に基づいて、レジストロー
ラ56の回転が開始される。このレジストローラ56の
回転周速度は、画像形成手段3による画像形成が行われ
るプロセススピードと同じ速度である。したがって、レ
ジストローラ56に突き当たって停止していた、記録紙
は、レジスト再スタート信号に基づく回転開始ととも
に、正確なタイミングで搬送されることになる。このと
き、ループ形成ローラ55は、レジストローラ56と同
期して回転駆動されている。
【0116】ところで、本実施の形態においては、図4
に示すように給紙手段4、ピックアップローラ51、分
離手段52、プレレジストローラ53、及び、上下ガイ
ド571、572をユニット7としてユニット化してい
る。すなわち、このユニット7を、複写機の前面に、一
体的に引き出し可能に設けている。したがって、記録紙
収納手段4内に記録紙が無くなった場合は、ユニット7
を引き出し、記録紙を補充することができる。さらに、
種々の種類の記録紙を使用すると、送り出し、分離近傍
で紙詰まりが発生しやすいために、記録紙収納手段4の
みを引き出し可能に設けた場合は、詰まった紙がローラ
に挟持された状態になり、引き出し時にその処理が複雑
化するが、本実施の形態のように、ユニット化すること
により、ローラに挟持された状態のままで引き出すこと
ができ、紙詰まりの処理を容易にかつ確実に行うことが
できる。
【0117】なお、ピックアップローラ51、さばき搬
送ローラ521とさばきリタードローラ522からなる
分離手段52、プレレジストローラ53、及び、上下ガ
イド571、572は、各記録紙収納手段4A〜4Cそ
れぞれに対応して、同じ機能を有するものが設けられて
いるので、ユニット7は、各記録紙収納手段4A〜4C
に対応して設けられ(図に示すように、第1ユニット7
A〜第3ユニット7Cとして設けている)、それぞれの
第1ユニット7A〜第3ユニット7Cが独立して複写機
に対して引き出し可能に設けられている。
【0118】また、本実施の形態では、各記録紙収納手
段4A〜4Cからの搬送路上に、プレレジストローラ5
3及び第1ループ形成手段(分離手段52)とレジスト
ローラ56及びループ形成ローラ55との2つを設ける
ように構成しているが、3つ以上設けてもよいことは言
うまでもない。特に、搬送路の距離が長くなる第2記録
紙収納手段4Bやさらに第3記録紙収納手段4Cからの
記録紙の搬送は、距離が長くなる分、搬送タイミングの
ずれや紙の曲がりが発生するので、中間搬送路b上に設
けることにより、より良い効果が期待できる。
【0119】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
搬送のバラツキを抑制し、又は、記録材の曲がりを抑制
し、記録材上の正確な位置に良好に画像形成を行うこと
ができる画像形成装置および記録材搬送方法、又は、紙
詰まりの処理が容易、且つ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写機の概略断面図である。
【図2】搬送手段による記録紙の搬送経路を模式的に拡
大した図である。
【図3】記録紙収納手段近傍の動作を説明する模式図で
ある。
【図4】第1ユニットを引き出した状態の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 自動原稿送り装置 2 画像読取装置 3 画像形成手段 4 記録紙収納手段 5 搬送手段 6 排紙・再給紙手段 7A〜7C ユニット 51 ピックアップローラ 52 分離手段 53 プレレジストローラ 55 ループ形成ローラ 56 レジストローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 大輔 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 松原 昭年 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 3F102 AA02 AB01 BA02 BB02 DA08 EA03

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材を収納する記録材収納手段と、記
    録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記記録材収納
    手段から搬送路に沿って前記画像形成手段へ記録材を搬
    送する搬送手段と、を有する画像形成装置において、 前記搬送手段は、前記搬送路上で搬送されている記録材
    が突き当てられる突き当て手段を、複数有することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段は、記録材を前記突き当て
    手段に突き当てて、少なくとも記録材の先端を停止せし
    めた後に、再搬送することを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送路は、前記記録材収納手段から
    記録材を送り出す第1搬送路と、前記第1搬送路を経て
    送り出された記録材を搬送する中間搬送路と、前記中間
    搬送路を経て搬送された記録材を前記画像形成手段へと
    搬送する第2搬送路とを有し、 少なくとも、第1搬送路上と第2搬送路上とに、前記突
    き当て手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2に
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の突き当て手段のうち1つの突
    き当て手段は、前記記録材収納手段から送り出されてい
    る記録材を突き当てる第1突き当て手段であることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 前記記録材収納手段を複数有し、前記複
    数の記録材収納手段各々に対応して、前記第1突き当て
    手段を複数設けたことを特徴とする請求項4に記載の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の突き当て手段のうち1つの突
    き当て手段は、前記複数の第1突き当て手段各々によっ
    て突き当てられた後に再搬送された記録材が突き当てら
    れる共通の第2突き当て手段であることを特徴とする請
    求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の記録材収納手段は、前記画像
    形成装置の下方に多段配置され、 前記搬送路は、前記複数の記録材収納手段から記録材を
    送り出す複数の第1搬送路と、前記複数の第1搬送路を
    経て送り出された記録材を搬送するために少なくとも一
    部が共用される中間搬送路と、前記中間搬送路を経て搬
    送された記録材を前記画像形成手段へと搬送する第2搬
    送路とを有し、 少なくとも、複数の第1搬送路上に前記複数の第1突き
    当て手段と、第2搬送路上に前記第2突き当て手段とを
    設けたことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 記録材を収納する複数の記録材収納手段
    と、記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記複数
    の記録材収納手段それぞれから搬送路に沿って前記画像
    形成手段へ記録材を搬送する搬送手段と、を有する画像
    形成装置において、 前記搬送手段は、前記複数の記録材収納手段各々に対応
    して、各々の記録材収納手段から搬送される記録材を突
    き当てる第1突き当て手段を、複数有することを特徴と
    する画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記記録材収納手段と、前記記録材収納
    手段に対応して設けられた前記第1突き当て手段とはユ
    ニット化され、一体的に、画像形成装置に対して引き出
    し可能としたことを特徴とする請求項4〜8のいずれか
    1つに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 記録材を収納する記録材収納手段と、
    記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記記録材収
    納手段から搬送路に沿って前記画像形成手段へ記録材を
    搬送する搬送手段と、を有する画像形成装置において、 前記搬送手段は、前記記録材収納手段から搬送される記
    録材を突き当てる第1突き当て手段を、有し、 前記記録材収納手段と、前記第1突き当て手段とはユニ
    ット化され、一体的に、画像形成装置に対して引き出し
    可能としたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記搬送手段は、記録材の搬送方向に
    対して、前記突き当て手段の上流側に、前記突き当て手
    段に記録材を突き当てて、少なくとも記録材の先端を停
    止せしめたときに、記録材にループを形成するループ形
    成手段を有することを特徴とする請求項1〜10のいず
    れか1つに記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 記録材を収納する記録材収納手段と、
    記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記記録材収
    納手段から搬送路に沿って前記画像形成手段へ記録材を
    搬送する搬送手段と、を有した画像形成装置の記録材搬
    送方法において、 前記搬送手段によって搬送される記録材を突き当てて、
    少なくとも記録材の先端を停止せしめた後に、再搬送す
    る工程を複数回行うことを特徴とする画像形成装置の記
    録材搬送方法。
  13. 【請求項13】 記録材を収納する記録材収納手段と、
    記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記記録材収
    納手段から搬送路に沿って前記画像形成手段へ記録材を
    搬送する搬送手段と、を有した画像形成装置において、 前記搬送手段は、前記搬送路上に、搬送されている記録
    材の曲がりを修正する曲がり修正手段を、複数有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記搬送路は、前記記録材収納手段か
    ら記録材を送り出す第1搬送路と、前記第1搬送路を経
    て送り出された記録材を搬送する中間搬送路と、前記中
    間搬送路を経て搬送された記録材を前記画像形成手段へ
    と搬送する第2搬送路とを有し、 少なくとも、第1搬送路上と第2搬送路上とに、前記曲
    がり修正手段を設けたことを特徴とする請求項13に記
    載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記複数の曲がり修正手段のうち1つ
    の曲がり修正手段は、前記画像形成手段近傍に設けられ
    た第2曲がり修正手段であることを特徴とする請求項1
    3又は14に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記複数の曲がり修正手段のうち1つ
    の曲がり修正手段は、前記記録材収納手段近傍に設けら
    れた第1曲がり修正手段であることを特徴とする請求項
    13〜15のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記記録材収納手段を複数有し、 前記複数の記録材収納手段各々に対応して、前記第1曲
    がり修正手段を複数設けたことを特徴とする請求項16
    に記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記複数の曲がり修正手段のうち1つ
    の曲がり修正手段は、前記画像形成手段近傍に設けられ
    た曲がり修正手段であって、前記複数の第1曲がり修正
    手段各々によって曲がりが修正された記録材の曲がりを
    修正する共通の第2曲がり修正手段であることを特徴と
    する請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記複数の記録材収納手段は、前記画
    像形成装置の下方に多段配置され、 前記搬送路は、前記複数の記録材収納手段から記録材を
    送り出す複数の第1搬送路と、前記複数の第1搬送路を
    経て送り出された記録材を搬送するために少なくとも一
    部が共用される中間搬送路と、前記中間搬送路を経て搬
    送された記録材を前記画像形成手段へと搬送する第2搬
    送路とを有し、 少なくとも、複数の第1搬送路上に前記複数の第1曲が
    り修正手段と、第2搬送路上に前記第2曲がり修正手段
    とを設けたことを特徴とする請求項18に記載の画像形
    成装置。
  20. 【請求項20】 記録材を収納する複数の記録材収納手
    段と、記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記複
    数の記録材収納手段それぞれから搬送路に沿って前記画
    像形成手段へ記録材を搬送する搬送手段と、を有する画
    像形成装置において、 前記搬送手段は、前記複数の記録材収納手段各々に対応
    して、前記搬送路上に、各々の記録材収納手段から搬送
    される記録材の曲がりを修正する第1曲がり修正手段
    を、複数有することを特徴とする画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記記録材収納手段と、前記記録材収
    納手段に対応して設けられた前記第1曲がり修正手段と
    はユニット化され、一体的に、画像形成装置に対して引
    き出し可能とすることを特徴とする請求項16〜20の
    いずれか1つに記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 記録材を収納する記録材収納手段と、
    記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記記録材収
    納手段から搬送路に沿って前記画像形成手段へ記録材を
    搬送する搬送手段と、を有する画像形成装置において、 前記搬送手段は、前記記録材収納手段から搬送される記
    録材の曲がりを修正する第1曲がり修正手段を有し、 前記記録材収納手段と、前記第1曲がり修正手段とはユ
    ニット化され、一体的に、画像形成装置に対して引き出
    し可能とすることを特徴とする画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記曲がり修正手段は、記録材にルー
    プを形成させることにより、記録材の曲がりを修正する
    ことを特徴とする請求項13〜22のいずれか1つに記
    載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記曲がり修正手段は、記録材にルー
    プを形成するループ形成手段を有することを特徴とする
    請求項23に記載の画像形成装置。
  25. 【請求項25】 前記曲がり修正手段は、前記ループ形
    成手段に対して、記録材搬送方向下流側に、搬送してい
    る記録材の先端を突き当てられる突き当て手段を有する
    ことを特徴とする請求項24に記載の画像形成装置。
  26. 【請求項26】 前記曲がり修正手段は、前記ループ形
    成手段と前記突き当て手段との間に設けられた、記録材
    にループを形成するためのループ形成ガイドを有するこ
    とを特徴とする請求項11又は25に記載の画像形成装
    置。
  27. 【請求項27】 前記記録材収納手段に対応して設けら
    れたループ形成手段は、前記記録材収納手段に収納され
    た記録材を1枚ずつ分離して送出する送出手段を兼用す
    ることを特徴とする請求項11、24〜26のいずれか
    1つに記載の画像形成装置。
  28. 【請求項28】 前記突き当て手段は、一対のローラで
    構成されたレジストローラであることを特徴とする請求
    項1〜11、25〜27のいずれか1つに記載の画像形
    成装置。
  29. 【請求項29】 前記レジストローラは、幅広のローラ
    であることを特徴とする請求項28に記載の画像形成装
    置。
  30. 【請求項30】 記録材を収納する記録材収納手段と、
    記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記記録材収
    納手段から搬送路に沿って前記画像形成手段へ記録材を
    搬送する搬送手段と、を有する画像形成装置の記録材搬
    送方法において、 前記搬送手段によって搬送される記録材の曲がりを修正
    する工程を複数回行うことを特徴とする画像形成装置の
    記録材搬送方法。
  31. 【請求項31】 記録材を収納する記録材収納手段と、
    記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記記録材収
    納手段から搬送路に沿って前記画像形成手段へ記録材を
    搬送する搬送手段と、を有する画像形成装置の記録材搬
    送方法において、 前記搬送手段は、 搬送される記録材を突き当てて、少なくとも記録材の先
    端を停止せしめた後再搬送するための第1突き当て手
    段、又は、搬送される記録材の曲がりを修正する第1曲
    がり修正手段との少なくとも一方と、 前記第1突き当て手段又は第1曲がり修正手段に対し
    て、記録材の搬送方向下流側に、搬送される記録材を突
    き当てて、少なくとも記録材の先端を停止せしめた後再
    搬送するための第2突き当て手段と、を有することを特
    徴とする画像形成装置。
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