JP2001166663A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001166663A
JP2001166663A JP35148199A JP35148199A JP2001166663A JP 2001166663 A JP2001166663 A JP 2001166663A JP 35148199 A JP35148199 A JP 35148199A JP 35148199 A JP35148199 A JP 35148199A JP 2001166663 A JP2001166663 A JP 2001166663A
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JP35148199A
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Fumio Haniwara
文雄 埴原
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽印刷分野でも耐えうることができ、特に、
低コスト、低ランニングコストを実現できる画像形成装
置の提供をその課題とする。 【解決手段】 画像データと、記録材上に形成された画
像とにおける副走査方向のズレであるタイミングズレ量
の標準偏差をσt、主走査方向のズレである片寄りズレ
量の標準偏差をσs、曲がり角度をθとしたときのta
nθである曲がり量の標準偏差をσbとすると、3×σ
t≦0.50mm以下、3×σs≦0.50mm以下、
3×σb≦0.30%以下であることを特徴とする画像
形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の電子写真方式、又は、その他の方式
の画像形成装置に関し、さらに詳しくは、搬送される記
録材へ画像形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、デジタル電子写真方式にて画像
を形成する画像形成装置では、感光体の周辺に配置され
た帯電部により感光体を一様に帯電した後、レーザー等
の露光部による画像書込により感光体上に静電潜像を形
成し、該潜像を現像部に内包される現像剤により現像し
て可視のトナー像とし、給紙トレイ等の収納部より搬送
部を通して搬送されてきた記録材の片面にトナー像を転
写し、定着部により該トナー像を定着して、画像形成を
行う。更に、記録材の両面に画像形成を行う場合には、
片面にトナー像を形成・定着した記録材を、反転部にて
表裏反転したのち、再度、感光体へ搬送して画像形成を
繰り返すことになる。
【0003】近年、このような画像形成装置において
は、高速化が進み、60枚/分以上の能力を有する高速
機が、多数発売されている。例えば、本出願人によれ
ば、1997年に「7060」という60枚/分機、1
999年に「7065」という65枚/分機を発売して
いる。このように、デジタル機の高速化が進むと、この
ような画像形成装置を軽印刷分野に利用しようとする要
望が強くなってくる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな高速機を、軽印刷分野に利用しようとすると、今ま
で問題にならなかった事項についても、対応しなければ
ならないことを、本出願人は見出した。すなわち、軽印
刷分野で利用するために、これら画像形成装置で形成し
た場合、記録材上に形成された画像が、軽印刷としては
堪え難い画質となり、いわゆる、画像形成ミス(複写の
場合は、コピーミス)として、折角、画像を形成したの
に、その記録材は廃棄せざるを得ず、歩留まりの悪化が
顕著な問題となり、ランニングコストの高騰につながっ
た。
【0005】さらに、このような画像形成装置に、歩留
まりをよくしようとすると、種々の機構や装置などが必
要となるばかりでなく、これら機構や装置においても、
より精度の高いものを用いなければならず、そのため
に、高コスト化にならざるを得ない。
【0006】そこで、本発明は、軽印刷分野でも耐えう
ることができ、特に、低コスト、低ランニングコストを
実現できる画像形成装置の提供をその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、下記の構成
によって達成された。
【0008】1.複数枚の記録材を収納する収納部と、
前記収納部に収納された記録材を、搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される記録材上に、画像データに
基づいた画像を形成する画像形成部と、を有する画像形
成装置において、画像データと、記録材上に形成された
画像とにおける副走査方向のズレであるタイミングズレ
量の標準偏差をσtとすると、3×σt≦0.50mm
以下であることを特徴とする画像形成装置。
【0009】2.複数枚の記録材を収納する収納部と、
前記収納部に収納された記録材を、搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される記録材上に、画像データに
基づいた画像を形成する画像形成部と、を有する画像形
成装置において、画像データと、記録材上に形成された
画像とにおける主走査方向のズレである片寄りズレ量の
標準偏差をσsとすると、3×σs≦0.50mm以下
であることを特徴とする画像形成装置。
【0010】3.複数枚の記録材を収納する収納部と、
前記収納部に収納された記録材を、搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される記録材上に、画像データに
基づいた画像を形成する画像形成部と、を有する画像形
成装置において、画像データと、記録材上に形成された
画像とにおける曲がり角度をθとしたときのtanθで
ある曲がり量の標準偏差をσbとすると、3×σb≦
0.30%以下であることを特徴とする画像形成装置。
【0011】4.複数枚の記録材を収納する収納部と、
前記収納部に収納された記録材を、搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される記録材上に、画像データに
基づいた画像を形成する画像形成部と、を有する画像形
成装置において、画像データと、記録材上に形成された
画像とにおける副走査方向のズレであるタイミングズレ
量の標準偏差をσt、主走査方向のズレである片寄りズ
レ量の標準偏差をσs、曲がり角度をθとしたときのt
anθである曲がり量の標準偏差をσbとすると、3×
σt≦0.50mm以下、3×σs≦0.50mm以
下、3×σb≦0.30%以下であることを特徴とする
画像形成装置。
【0012】5.前記画像形成部による画像形成前に、
前記搬送部によって搬送される記録材を検出する検出部
と、前記検出部による検出に応じて、前記画像形成部に
よる画像形成の開始を制御する制御部と、を有すること
を特徴とする4に記載の画像形成装置。
【0013】6.前記画像形成部は、光導電性感光層を
有し、副走査方向に移動する感光体と、前記感光体上を
一様に帯電する帯電部と、前記帯電部によって一様に帯
電させられた前記感光体上に画像データに基づいて露光
して潜像を現像しトナー像を形成する現像部と、前記感
光体上に形成されたトナー像を前記搬送部によって搬送
される記録材上に転写する転写部と、を有し、前記検出
部は、前記搬送部によって搬送される記録材の搬送方向
端部を検出する端部検出部であり、前記制御部は、前記
端部検出部による検出に応じて、副走査方向における前
記露光部による露光位置を制御することを特徴とする5
に記載の画像形成装置。
【0014】7.前記画像形成部は、光導電性感光層を
有し副走査方向に移動する感光体と、前記感光体上を一
様に帯電する帯電部と、前記帯電部によって一様に帯電
させられた前記感光体上に画像データに基づいて露光し
て潜像を形成する露光部と、前記感光体上に形成された
潜像を現像しトナー像を形成する現像部と、前記感光体
上に形成されたトナー像を前記搬送部によって搬送され
る記録材上に転写する転写部と、を有し、前記検出部
は、前記搬送部によって搬送される記録材の搬送方向と
直行する方向の端部を検出する片寄り検出部であり、前
記制御部は、前記片寄り検出部による検出に応じて、主
走査方向における前記露光部による露光位置を制御する
ことを特徴とする5または6に記載の画像形成装置。
【0015】8.前記搬送部は、前記収納部から前記画
像形成部までの間に、搬送する記録材の曲がりを修正す
る曲がり修正部を、少なくとも2つ有することを特徴と
する4〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0016】9.前記搬送部は、前記画像形成部により
片面に画像形成された記録材を、表裏反転させたのち、
再度前記画像形成部へと搬送可能であり、前記画像形成
部により片面に画像形成されてから再度前記画像形成部
へ搬送するまでの間に、搬送する記録材の曲がりを修正
する曲がり修正部を、少なくとも2つ有することを特徴
とする8に記載の画像形成装置。
【0017】すなわち、本発明において、記録材上に形
成された画像と画像データとにおける副走査方向のズレ
であるタイミングズレ量の標準偏差をσt、主走査方向
のズレである片寄りズレ量の標準偏差をσs、曲がり角
度をθとしたときのtanθである曲がり量の標準偏差
をσbとすると、3×σt≦0.50mm以下、3×σ
s≦0.50mm以下、3×σb≦0.30%以下とす
ることにより、軽印刷として耐えうる画像を得ることが
でき、歩留まりがよく、低ランニングコストを実現でき
る。しかも、すべての精度を0にする必要がなく、種々
の機構や装置を安価に構成することができ、低コストを
実現できる。
【0018】ここで、「タイミングズレ量」、「片寄り
ズレ量」、「曲がり量」について、説明するに先立ち、
図1および図2を用いて、画像形成について説明する。
図1および図2は、本発明の画像形成装置がデジタル電
子写真方式である場合を例に挙げており、部材番号31
は感光体ドラム、Pは記録紙(記録材)を示す。
【0019】図1は、主走査方向および副走査方向を説
明するための斜視模式図である。感光体ドラム31は、
副走査方向に回転(移動)している。この感光体ドラム
31上に、図示しないレーザービーム等の露光部により
主走査方向に露光し、静電潜像を形成する。露光部が主
走査方向に露光しつつ、感光体ドラム31が副走査方向
に回転することによって、感光体ドラム31上に面積を
有する静電潜像を書き込むことが可能となる。この静電
潜像に対し、現像部(不図示)にてトナーを付着し、ト
ナー像を感光体ドラム31上に形成する。一方、搬送部
において搬送方向に搬送されてきた記録紙P(記録材)
は、感光体ドラム31と、図中感光体ドラム31の下部
に位置する転写部(不図示)との間隙に進入して、感光
体ドラム31と接触することによって、該トナー像を転
写されることになる。この搬送方向と記録紙Pの面上で
直交する方向が、幅方向である。
【0020】この画像形成の形態においては、感光体ド
ラム31の移動方向である副走査方向と記録紙Pの搬送
方向、および、露光部の露光方向である主走査方向と記
録紙Pの幅方向は一致する。厳密には、上述したような
搬送部における搬送精度により誤差が若干起きるが、略
一致しているものであり、以後、副走査方向と搬送方
向、および、主走査方向と幅方向は同義で扱う。
【0021】図2は、「タイミングズレ量」「片寄りズ
レ量」「曲がり量」を説明するための模式図である。図
2(a)は画像データ、図2(b)は記録材上に該画像
データに基づいた画像形成装置を用いて等倍で画像形成
した出力画像である。
【0022】図2(a)のように、画面サイズが縦Am
m×横Bmmであって、画面端部からの距離が縦方向に
ammおよび横方向にbmmの2ケ所に「+」の画像を
有するものを画像データとして準備する。この画像デー
タは、例えば、パーソナルコンピュータから画像形成装
置へ送信され画像形成装置の画像メモリに記憶されてい
る画像データであるが、スキャナなどの画像読取装置で
読み取らせて画像メモリに記憶されたデータであっても
よい。この画像データに基づいて、当該画像データサイ
ズと同じ縦Amm×横Bmmの記録材上に、画像形成装
置を用いて等倍で画像形成する(図2(b))。そし
て、原稿上の画像形成された「+」の画像の縦横それぞ
れの図に示すように端部からの距離を測定したときの位
置精度を表す指標として、 「タイミングズレ量」=a(mm)−a′(mm) 「片寄りズレ量」=b(mm)−b′(mm) 「曲がり量」={a′(mm)−a″(mm)}/e′
(mm)×100(%) と定義する。
【0023】また、「タイミングズレ量の精度」、「片
寄りズレ量の精度」及び「曲がり量の精度」は、画像形
成装置の製造メーカー(販売メーカー)が当該画像形成
装置での使用を推奨する記録材100枚に対し、上述の
如く「タイミングズレ量」、「片寄りズレ量」及び「曲
がり量」を測定する。そして、記録紙100枚に対して
得られた「タイミングズレ量」、「片寄りズレ量」及び
「曲がり量」のそれぞれの標準偏差σt、σs、σbを
計算する。この標準偏差σt、σs、σbを3倍した
値、すなわち、3×σt、3×σs、3×σbが、それ
ぞれ、3×σt≦0.50mm以下、3×σs≦0.5
0mm以下、3×σb≦0.30%以下であれば、軽印
刷分野でも耐えうることができ、特に、低ランニングコ
ストを実現できる。さらに、σt≧0.10mm(好ま
しくは、σt≧0.15mm)、σs≧0.10mm
(好ましくは、σs≧0.15mm)、σb≧0.10
%(好ましくは、σs≧0.15%)であることが好ま
しく、より精度の高いものを用いることがなく、軽印刷
分野でも耐えうることができ、低コストを実現できる。
【0024】特に、本発明は、A4サイズで60枚/分
以上の画像形成を行うことができる画像形成装置である
ことが好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成装置をデ
ジタル電子写真方式の複写機に適用した一実施形態につ
いて、図面に基づいて説明するが、本発明はこれに限定
されるものではない。
【0026】先ず、複写機の全体構成及び概略プロセス
について、複写機の概略断面図である図3に基づいて説
明する。
【0027】本実施の形態の複写機は、複写機本体の上
部に自動原稿送り装置1を設けるとともに、複写機本体
内に画像読取装置2、画像形成部3、収納部4、搬送路
5、及び、排紙・再給紙部6を有している。
【0028】自動原稿送り装置1は、複写機本体の上部
に設けられ、原稿を一枚ずつ送り出し、原稿の画像読取
位置へと搬送し、画像読取が終わった原稿を排紙する装
置である。自動原稿送り装置1は、原稿を載置する原稿
載置台11、原稿載置台11上に載置された原稿を1枚
ずつ分離する原稿分離部12、原稿分離部12で分離さ
れた原稿を搬送する原稿搬送部13、原稿搬送部13で
搬送された原稿を排紙する原稿排紙部14、原稿排紙部
14によって排紙された原稿を受け止め、載置する原稿
排紙台15、及び、原稿の両面の画像を読み取る際に原
稿の表裏を反転させるための原稿反転部16を有してい
る。
【0029】原稿載置台11上に載置された複数枚の原
稿は、原稿分離部12によって分離され、1枚ずつ搬送
される。原稿分離部12によって分離・搬送された原稿
は、原稿搬送部13によって搬送され、下方に設けられ
た画像読取装置2によって、スリット21を通して、原
稿の画像が読み取られる。画像が読み取られた原稿は、
原稿排紙部14によって、原稿排紙台15上へと排紙さ
れる。ところで、原稿の両面の画像を読み取る際には、
表面の画像が読み取られた原稿は、原稿反転部16によ
って原稿の表裏が反転されて、再度、原稿搬送部13に
よって搬送され、画像読取部によって、スリット21を
通して、原稿の裏面の画像が読み取られる。そして、裏
面の画像が読み取られた原稿は、原稿排紙部14によっ
て、原稿排紙台15上へと排紙される。このような工程
を、原稿載置台11上に載置された原稿の枚数分繰り返
され、原稿の画像が読み取られる。
【0030】また、自動原稿送り装置1は、一体に可倒
式に構成されており、この自動原稿送り装置1を起こし
てプラテンガラス22上を開放することにより、プラテ
ンガラス22上に原稿を直接載置することができるよう
に構成している。なお、本実施の形態では、原稿搬送部
13によって原稿を搬送しながら、原稿の画像を読み取
るように構成しているが、原稿搬送部13によって搬送
された原稿をプラテンガラス22上に静止させた上で画
像を読み取るように構成してもよい。
【0031】画像読取装置2は、原稿の画像を読み取
り、画像データを得る手段であり、複写機本体内の上部
に設けられている。この画像読取装置2は、自動原稿送
り装置1の原稿搬送部13によって搬送されている原稿
の画像を読み取るためのスリット状の開口部であるスリ
ット21、原稿を直接載置するための原稿台であるプラ
テンガラス22、原稿に光照射する光源であるランプ2
31と原稿からの反射光を反射させる第1ミラー232
とを一体化している第1ミラーユニット23、第1ミラ
ー232からの光を反射させる第2ミラー241と第3
ミラー242とを一体化したVミラーユニット24と、
スリット21上或いはプラテンガラス22上の原稿から
の反射光を後述のCCD26に結像させる結像部である
結像レンズ25、及び、結像レンズ25によって結像さ
れた光像を光電変換して画像データを得る画像読取部で
あるライン状のCCD26を有している。
【0032】自動原稿送り装置1によって送られている
原稿を、画像読取装置2で読み取る際は、第1ミラーユ
ニット23及びVミラーユニット24は、図3に示すよ
うに、第1ミラーユニット23がスリット21の下方に
位置している。そして、原稿搬送部13によってスリッ
ト21上を搬送されている原稿を、ランプ231で光照
射し、原稿から反射した光は、第1ミラー232、第2
ミラー241、第3ミラー242、結像レンズ25を介
して、CCD26に入射する。CCDでは、入射した光
を光電変換して、主走査方向(図3において紙面垂直方
向)の原稿の画像を読み取り、一方、原稿が原稿搬送部
13によって副走査方向に移動されているので、原稿全
面の画像を読み取ることができる。CCD26で読み取
った画像データは、適宜、画像処理が施され、後述する
露光部であるレーザー書込系33に供される。
【0033】また、プラテンガラス22上に原稿が直接
載置された場合は、第1ミラーユニット23とVミラー
ユニット24とを、プラテンガラスに沿って、図3にお
いて右方向に移動させながら、原稿の画像を読み取るこ
とができる。
【0034】画像形成部3は、画像読取部2で得た画像
データに基づいて所定の予め設定されたプロセススピー
ドVpで搬送されている枚様の記録材である記録紙上に
画像形成する手段である。本実施の形態の画像形成部3
は、電子写真プロセスを用いて画像を形成するものであ
る。画像形成部3は、光導電性感光層を有しトナー像を
担持する感光体ドラム31(感光体)と、感光体ドラム
31を一様帯電させる帯電器32(帯電部)、CCD2
6で読み取った画像データに基づいて、感光体ドラム3
1上を露光して潜像を形成するレーザー書込系33(露
光部)、感光体ドラム31上の潜像を現像してトナー像
を形成する現像器34(現像部)、感光体ドラム31上
に形成されたトナー像を、搬送されてくる記録紙上に転
写する転写器35(転写部)、トナー像が転写された記
録紙を感光体ドラム31上から分離する分離器36、転
写された後に感光体ドラム31上に残留したトナーを除
去するクリーニング部37、記録紙上のトナー像を定着
する定着部38を有している。そして、感光体ドラム3
1の周囲に、帯電器32、レーザー書込系33、現像器
34、転写器35、分離器36、クリーニング部37が
配置されている。
【0035】感光体ドラム31は、図示しない駆動部に
よって、矢示の方向に回転し、帯電器32による一様帯
電、後述するレジストローラ56から搬送されてきた記
録紙の先端に同期せしめて露光開始されたレーザー書込
系33による潜像形成、現像器34による現像がなされ
て、CCD26によって読み取られた画像データに基づ
いたトナー像が形成される。形成されたトナー像は、転
写器35によって、別途搬送されている記録紙上に転写
される。トナー像が転写された記録紙は、分離器36に
よって感光体ドラム31上から分離され、定着部38へ
と搬送され、そこで、加熱、加圧作用により、トナー像
が記録紙に定着される。一方、トナー像が記録紙へ転写
された感光体ドラム31は、さらに回転を続け、クリー
ニング部37によって、感光体ドラム31上に残留した
トナーが除去され、次の画像形成へと供される。
【0036】尚、本実施の形態では、感光体ドラム31
とレジストローラ56との間の感光体ドラム31の近傍
に、レジストローラ56から送り出されてきた記録紙を
搬送するドラム前搬送ローラ39が設けられており、記
録紙の搬送力アップに寄与させている。また、分離器3
6と定着部38との間には、分離器36によって分離さ
れた記録紙を搬送するために、記録紙の裏面側を支持
し、搬送する搬送ローラ(符号なし)及びベルト(符号
なし)を設けている。
【0037】収納部4は、複数枚の記録紙を積層状態で
収納する収納部である。本実施の形態では、収納部4と
して複数、すなわち、第1収納部4A、第2収納部4
B、第3収納部4C有しており、これら収納部4A〜4
Cを、画像形成部3の下方に多段配置している。これら
収納部4A〜4Cに収納される記録材としては、普通紙
や再生紙など記録紙の他に、OHTなど種々の媒体があ
る。
【0038】搬送路5は、収納部4から画像形成部3へ
と記録材を搬送する搬送部の一部であり、各収納部4A
〜4Cそれぞれに収納された記録紙を画像形成部3へと
搬送できるように構成している。この搬送路5の具体的
な構成及び動作については、後段において詳述する。
【0039】排紙・再給紙部6は、搬送路5によって搬
送された記録紙上に、画像形成部3で画像形成された記
録紙を、排紙或いは反転して感光体ドラム31に再給紙
するための手段である。この排紙・再給紙部6は、トナ
ー像が定着された記録紙を定着部38から排出する定着
排出ローラ61、定着排出ローラ61により排出された
記録紙をそのまま機外へ排出する場合と表裏反転させた
後排出する或いは裏面に画像形成するために再給紙する
場合とで搬送路を切り替える切替部62、記録紙を機外
に排出するための排紙ローラ63、複写機の側面に設け
られ排紙ローラ63により排出された記録紙を積載する
排紙トレイ64、再給紙される記録紙の表裏を反転させ
る反転部65、及び、反転部65で反転された記録紙を
画像形成部3へと再給紙する再給紙部66を有してい
る。
【0040】上記、搬送路5を含む収納部4から画像形
成部3の感光体ドラム31まで記録紙を搬送する搬送
路、および、再給紙部66を含む反転部65から記録紙
を感光体ドラム31まで再給紙する搬送路の両者、およ
び、これら搬送路で記録紙を搬送するためのローラ郡を
総称し、記録材を画像形成部まで搬送する搬送部と称す
る。
【0041】画像形成部3で画像形成された記録紙をそ
のまま、すなわち、画像形成された面を上側にして排出
する場合は、切替部62を図3において一転鎖線で示す
位置に切り替え、定着排出ローラ61、排紙ローラ63
によって、機外の排紙トレイ64へと排出する。また、
画像形成された記録紙の表裏を反転させて排紙、すなわ
ち、画像形成された面を下側にして排出する場合は、切
替部62を図3において実線で示す位置に切り替え、定
着排出ローラ61により搬送される記録紙を、一旦、反
転部65の方向へ搬送し、記録紙が切替部62を通過し
た後、搬送方向を逆転させて、排紙ローラ63によって
機外の排紙トレイ64へと排出する。一方、記録紙の裏
面に画像形成する場合は、切替部62を図3において実
線で示す位置に切り替え、定着排出ローラ61により搬
送される記録紙を、反転部65の方向に搬送し、反転部
65によってスイッチバックを行わせることにより表裏
反転を施し、再給紙部66へと搬送する。
【0042】図4は、図3の複写機において、レジスト
ローラ56から感光体ドラム31にかけての搬送部と、
レーザー書込系33の電気的構成例を示すブロック図で
ある。
【0043】図4において、110は露光部を含む複写
機各部を制御すると共に、本実施の形態における記録紙
Pの搬送方向端部または搬送方向と直交する方向である
幅方向端部の位置の検知データからレーザー書込系33
による感光体ドラム31上への露光位置の制御を行う制
御部としてのCPUである。120はCPU110で決
定された感光体ドラム31上の露光位置情報を受けて主
走査方向に露光位置を変位させる制御を行う画像処理部
である。33は画像処理部120での処理結果を受け
て、感光体ドラム31に対してレーザービームによる画
像の書き込みを行うレーザー書込系である。
【0044】尚、CPU110、画像処理部120およ
びレーザー書込系33からなる処理部100は、画像形
成装置のメインの回路基板上に配置されている。
【0045】また、210は転写紙Pの幅方向端部を検
出する片寄り検知センサを駆動するためのセンサ駆動ク
ロックを生成するセンサ駆動クロック発生部であり、こ
のセンサ駆動クロックで、片寄り検知センサの駆動と記
録紙の幅方向端部の検出とを行うように構成している。
220は前記センサ駆動クロックにより駆動される密着
型ラインセンサで構成された片寄り検出部としての片寄
り検知センサであり、発光部となるLED光源220a
と、受光部となるラインセンサ220bとから構成され
ている。また、190は記録紙Pの端部検出部としての
端部検知センサである。
【0046】このLED光源220aは赤色LEDを用
いると、応答性が良くなり望ましい。また、受光部22
0bはファクシミリ装置の読み取りセンサを用いること
が可能である。なお、LED光源220aと受光部22
0bとは、1対1に発光素子と受光素子とが対応してい
なくともよい。
【0047】230は片寄り検知センサ220の出力を
センサ駆動クロックに同期してサンプルおよびホールド
するサンプルホールド回路である。240はサンプルホ
ールド回路230のホールド結果を所定の値(記録紙検
出レベル)と比較するコンパレータである。250はコ
ンパレータ240の出力が所定の状態にあるときのセン
サ駆動クロックを計数するカウンタである。260はカ
ウンタ250の計数結果を所定のシリアルデータに変換
してシリアル通信により転送するシリアル送信部であ
る。
【0048】尚、以上のセンサ駆動クロック発生部21
0、サンプルホールド回路230、コンパレータ24
0、カウンタ250、およびシリアル送信部260につ
いては、片寄り検知センサ220の近傍に配置されてい
る。また、320はレジストローラ56を駆動するため
の駆動源(駆動モータ)であり、CPU110からの駆
動モータON/OFF信号により制御されるものであ
る。330は駆動モータ320の回転力を、CPU11
0からのレジストローラON信号に従ってレジストロー
ラ56に伝達する伝達機構としてのクラッチである。
【0049】尚、感光体ドラム31、レジストローラ5
6、端部検知センサ190および片寄り検知センサ22
0の配置の様子を示せば、その位置関係は図5および図
6に示すようになる。
【0050】なお、端部検知センサ190と片寄り検知
センサ220が記録紙Pの同じ側にあってもよいし、端
部検知センサ190は記録紙Pを挟むように両側にあっ
てもよい。
【0051】図7は本発明の画像形成装置において、検
出部(端部検出部および片寄り検出部)と搬送部の動作
状態を示すタイムチャートである。
【0052】尚、ここでは、図4のブロック図を参照し
て動作説明を行う。なお、この図7はLレベルがアクテ
ィブな状態になるものとして示している。
【0053】まず、画像形成の開始に伴い、駆動モータ
320を駆動させるために駆動モータON/OFF信号
がCPU110によってON状態にされる(図7(a)
)。ここでは画像形成の開始を駆動モータ320の駆
動としたが、設計により他の機構の動作としてもよく、
レーザー書込系33による露光開始でも当然良い。
【0054】そして、その後に記録紙Pが搬送されてレ
ジストローラ56に突き当てられて停止した後に所定の
タイミングで、レジストローラ56を回転開始させるよ
うにレジストローラON/OFF信号がON状態になっ
て(図7(b))、クラッチ330に駆動力が供給さ
れる。これにより、記録紙Pが感光体ドラム31に向か
って搬送され始める。
【0055】尚、このレジストローラON/OFF信号
のONにより、LED光源220aも発光を開始するよ
うに駆動される。また、このレジストローラON/OF
F信号のONにより、センサ駆動クロック発生部210
がセンサ駆動クロックを発生し始める(図7(c)
)。
【0056】そして、記録紙Pがレジストローラ56の
駆動により搬送されて端部検知センサ190に検知され
る(図7(d))。
【0057】また、この端部検知センサ190とはほぼ
同位相となる位置に配置された片寄り検知センサ220
で、記録紙Pの幅方向端部を絶対位置として検知する。
この場合、記録紙Pの幅方向端部の位置まで、LED光
源220aからの照射光が記録紙Pで反射されて受光部
220bで検出される。
【0058】従って、サンプルホールド回路230でサ
ンプルとホールドされた出力がコンパレータ240で所
定の値と比較されて得られるコンパレータ出力パルス
(図7(e))の変化点(図7(e)ではLのHへの変
化点)が、記録紙Pの幅方向端部の位置を示している。
そこで、このコンパレータ出力パルスのパルス幅を、カ
ウンタ250で駆動クロックを用いて計数することで、
記録紙サイズや記録紙の片寄りズレ量を含めた状態の記
録紙Pの位置が求まる。
【0059】この記録紙Pの幅方向端部の位置を示すカ
ウンタ250の計数結果を、シリアル送信部260が記
録位置データとしてシリアル通信によりCPU110に
向けて送信する。なお、実際には、端部検知センサ19
0が記録紙Pを検知してから所定時間後のコンパレータ
出力パルス(図7(e))をカウンタ250で計数す
る。
【0060】この記録位置データを受けたCPU110
は画像処理部120に対して画像を主走査方向にシフト
させる指示データを与える。この指示データにより、画
像処理部120は必要な量だけ画像データを主走査方向
にシフトさせて、レーザー書込系33に画像データを供
給する。
【0061】尚、このように画像データをシフトさせる
ことについては、画像メモリの主走査方向の画像書き込
み領域内で実際に画像データをライトする領域をずらす
ことで対処できる。この場合、ライトアドレスを必要な
シフト量に応じてずらすことで対処可能であり、リード
には変更が不要であって迅速な処理が可能になる。
【0062】したがって、以上説明した実施の形態の書
き込み制御方法や画像形成装置およびセンサによれば、
以下のような作用や効果が実現される。
【0063】この実施の形態では、片寄り検知センサ2
20により記録紙Pの幅方向端部を絶対位置として検知
し、この検知結果に基づき感光体ドラム31上への露光
位置を決定するようにしているため、記録紙Pの幅方向
端部の通過位置やサイズにかかわらず、正確な露光位置
の決定による安定した画像形成を行うことができる。
【0064】また、この実施の形態では、密着型ライン
センサで構成された片寄り検知センサ220により記録
紙Pの幅方向端部の通過位置を絶対位置として検知し、
この検知結果に基づき露光位置を決定するようにしてい
るため、記録紙Pの幅方向端部の通過位置やサイズにか
かわらず、従来よりも正確な露光位置の決定による安定
した画像形成を行うことができる。
【0065】また、この実施の形態では、クロック動作
型密着型ラインセンサで構成された片寄り検知センサ2
20により記録紙Pの幅方向端部の通過位置を絶対位置
として検知し、この検知結果に基づき露光位置を決定す
るようにしているため、クロックをカウントすることに
より、記録紙Pの幅方向端部の通過位置やサイズにかか
わらず、正確な露光位置の決定による安定した画像形成
を行うことができる。
【0066】また、この実施の形態では、密着型ライン
センサの検出分解能を0.25mm以上することで、1
00dpi(1インチ=25.4mm当たりのドット
数)程度の精度が得られるようになり、記録紙Pの幅方
向端部の通過位置やサイズにかかわらず、正確な露光位
置の決定による安定した画像形成を行うことができる。
【0067】また、この実施の形態では、密着型ライン
センサの検出分解能を、書き込み分解能の整数倍または
整数倍の逆数とすることで、書き込み分解能に比例した
精度が得られるようになり、記録紙Pの幅端部の通過位
置やサイズにかかわらず、正確な露光位置の決定による
安定した画像形成を行うことができる。
【0068】また、この実施の形態では、片寄り検知セ
ンサ220を曲がり修正部としてのレジストローラ56
の下流側に配置しているので、記録紙の曲がりが補正さ
れており、最終的な記録紙Pの通過位置に対応して正確
な露光位置の決定ができ、正確かつ安定した画像形成を
行うことができる。さらに後述するように、曲がり修正
部を一つの搬送路につき少なくとも2つ配置しているた
め、曲がりの補正精度は飛躍的に高まっている。
【0069】また、この実施の形態では、密着型ライン
センサのLED光源220aの点灯をレジストローラ5
6の駆動と同期させているので、無駄のない状態で記録
紙Pの幅方向端部の通過位置を検出でき、正確な露光位
置の決定ができ、正確かつ安定した画像形成を行うこと
ができる。
【0070】また、この実施の形態では、密着型ライン
センサのLED光源220aの点灯をレジストローラ5
6の駆動中に出力するようにしたクロックを用いて駆動
させているので、不必要なクロックを発生することな
く、安定した画像形成を行うことができる。
【0071】また、この実施の形態では、最大サイズの
記録紙Pの幅方向の一端と最小サイズの記録紙Pとの幅
方向の一端とを少なくともカバーする範囲の密着型ライ
ンセンサを用いる(図5および図6参照)ことで、記録
紙Pの幅方向端部の通過位置やサイズにかかわらず、正
確な露光位置の決定による安定した画像形成を行うこと
ができる。また、記録紙Pのサイズが一定であるような
場合には、記録紙Pの幅方向端部の通過位置の最大予想
量にあわせて密着型ラインセンサを配置してもよい。な
お、図6に示した例では、Xが記録位置データに相当す
る。
【0072】また、この実施の形態では、記録紙Pの搬
送方向端部が端部検知センサ190で検知された後の所
定のタイミングで記録紙Pの幅方向端部の通過位置を検
知するようにしているので、記録紙Pが実際に通過して
いる状態の位置を正確に検知でき、搬送される記録紙P
のタイミングズレ量は大きくはならずに、正確な露光位
置の決定による安定した画像形成を行うことができる。
【0073】また、この実施の形態例では、センサ出力
をサンプルホールドしてから所定の値と比較して、記録
紙の幅方向端部の通過位置を検出しているので、記録紙
Pが実際に通過している状態の位置を正確に検知でき、
片寄りズレ量は大きくならずに、正確な露光位置の決定
による安定した画像形成を行うことができる。
【0074】また、この実施の形態では、コンパレータ
240の出力変化点で駆動クロックの計数を停止させる
ようにしているので、記録紙Pの幅方向端部の通過して
いる状態の位置を正確に検知でき、記録紙Pの幅方向端
部の通過位置やサイズにかかわらず、正確な露光位置の
決定による安定した画像形成を行うことができる。
【0075】また、この実施の形態例では、記録紙Pの
幅方向端部の通過位置を検出するためのカウンタ250
などを片寄り検知センサ220の近傍に配置しているの
で、ノイズの発生可能性のある配線は極力短くなる。そ
して、検出結果であるコンパレータ240の出力をシリ
アル通信により転送しているので、配線数が少なくても
データ転送でき、配線が長くなる部分ではノイズ発生可
能性を小さくすることができる。
【0076】また、この実施の形態では、記録紙Pの幅
方向端部の通過位置のデータを所定の値と比較している
ため、記録紙Pの幅方向端部の通過位置やサイズにかか
わらず、正確な露光位置の決定による安定した画像形成
を行うことができる。
【0077】次に、図3の画像形成装置において本実施
の形態における搬送部の説明を行う。図3の画像形成装
置においては、反転部65から再給紙部66を経て画像
形成部3まで反転した記録紙を再給紙する搬送部と、収
納部4から画像形成部3まで記録紙を搬送する搬送部と
2系統を有している。
【0078】まず、反転部65から再給紙部66を経て
画像形成部までに少なくとも2つの曲がり修正部を有す
る搬送部について説明する。
【0079】記録紙Pの表裏両面に画像形成を行う場
合、定着後、両面画像形成のために反転部65を経て、
再給紙部66迄の記録材の搬送経路が長くなるので、記
録紙と搬送ガイド(符号なし)との摩擦抵抗の増大や記
録紙と搬送ローラ(符号なし)とのスベリの増大、さら
には、一度、定着部38を通過することにより、記録材
の表面と裏面との湿度差によるカール等の原因により、
画像形成部3の手前近傍に配置されるレジストローラ5
6に記録紙が到達する以前に大きい曲がりが発生し、レ
ジストローラ56での曲がりの修正では修正しきれなく
なってしまい、記録紙裏面上の正確な位置にトナー像を
形成することが困難となる。この曲がり量は反転部65
や再給紙部66における高速化や、装置全体の高速化が
図られるほど、また定着後の反転部および再給紙部66
の搬送経路が長いほど更に顕著になってしまう。
【0080】この為、両面コピーの際は特に、反転部6
5から画像形成部3までの搬送部において、記録紙の曲
がり修正を行うため、曲がり修正手段を少なくとも2つ
設けることが有効である。
【0081】図8ないし図11により反転部65から画
像形成部3までの搬送部の曲がり修正を説明する。図8
は、図3の画像形成装置の再給紙部66を含む搬送部の
部分拡大断面図であり、図9は、再給紙部66に設けら
れる第1曲がり修正部での記録材の搬送を示す説明図で
あり、図10は、感光体ドラム31の近傍の搬送部に設
けられる第2曲がり修正部での記録材の搬送を示す説明
図であり、図11は、第1曲がり修正部での第1突き当
て部の調整を示す図である。
【0082】図8ないし図11によれば、前述したよう
に、記録紙は再給紙部66を通して第2ループ形成ロー
ラ55に合流し、再度搬送路cを通して画像形成部3へ
と搬送され、感光体ドラム31上に形成された裏面のト
ナー像が、転写器35によって記録紙の他方の面(記録
紙裏面)に転写され両面画像形成が行われる。
【0083】再給紙部66は、第1曲がり修正部を有す
るもので、反転部65よりの記録紙の搬送を受け、第1
ループ形成ローラ72とプレレジストローラ73とを通
して第2ループ形成ローラ55に至る記録紙の再給紙搬
送路であり、記録紙の搬送方向に対して、必要に応じて
複数組設けられる第1ループ形成ローラ72とプレレジ
ストローラ73と必要により設けられる再給紙中間搬送
ローラ741とにより再給紙部66が構成される。
【0084】第1曲がり修正部は、第1突き当て部であ
るプレレジストローラ73と、第1ループ形成部である
第1ループ形成ローラ72とから構成され、搬送される
記録紙にループ(弧)を形成して紙曲がりの修正を行う
手段である。さらに、本実施の形態では、このループ形
成を確実に行わせるために、第1ループ形成ローラ72
とプレレジストローラ73との間に、記録紙の搬送を案
内する案内部材(ループ形成ガイド)として、上ガイド
781及び下ガイド782を設けている。本実施の形態
では、上ガイド781を断面形状で山形に構成して、こ
の上ガイド781に沿ったループ形状に、記録紙を案内
するループ形成ガイドとして機能させている。
【0085】第1ループ形成ローラ72は、反転部65
から搬送された記録紙を搬送する部分である。この第1
ループ形成ローラ72は、一対の対向ローラによって構
成されており、図示しない駆動部によって矢示の方向に
回転可能に、再給紙部66の再給紙搬送経路上に設けら
れている。
【0086】プレレジストローラ73は、第1ループ形
成ローラ72により搬送された記録紙を一旦突き当てた
後搬送を再開させる第1突き当て部であり、いわゆる、
レジストローラである。このプレレジストローラ73
は、一対の対向ローラによって構成されており、図示し
ない駆動部によって矢示の方向に回転可能に、再給紙部
66の再給紙搬送経路上に設けられている。
【0087】再給紙部66での記録紙の搬送動作として
は、図9に示すように、再給紙部66の再給紙搬送経路
上において、反転部65から第1ループ形成ローラ72
に搬送される太線で示す記録紙が、回転する第1ループ
形成ローラ72により搬送される(図9(A))。プレ
レジストローラ73は、記録紙が第1ループ形成ローラ
72によって搬送されてきたときには、回転を停止して
おり、このため、搬送されてきた記録紙は、一旦、プレ
レジストローラ73に突き当たり、その先端が停止せし
められる。プレレジストローラ73に記録紙が突き当た
った後も、第1ループ形成ローラ72による記録紙の搬
送は継続される(図9(B))。従って、プレレジスト
ローラ73によって先端が停止させられた記録紙は、更
なる第1ループ形成ローラ72の回転による搬送によ
り、図9(C)に示すように、プレレジストローラ73
と第1ループ形成ローラ72との間にループが形成され
る。このとき、形成されるループは、上下ガイド78
1,782によって、適正な形状で確実に形成されると
ともに、十分なループを形成することができ、プレレジ
ストローラ73に突き当てられて記録紙の曲がり修正を
確実に行うことができる。特に、定着後、両面画像形成
のために反転部65を経て、再給紙部66に進入するま
での長い搬送経路での、記録材と搬送ガイドとの摩擦抵
抗の増大や記録材と搬送ローラのスベリの増大等の原因
により発生する大きい紙曲がりを、第1曲がり修正部に
て一旦修正する。そして、前記のループが第1ループ形
成ローラ72とプレレジストローラ73との間に形成さ
れると同時に、不図示の制御部によるプレレジスト再ス
タート信号に基づいて、プレレジストローラ73の回転
が開始され、第1ループ形成ローラ72、及び、本実施
の形態においては感光体ドラム31の分離位置より再給
紙部66までの間に位置される記録紙を搬送するローラ
対の全てが回転されたままで、またループ形成が成され
たままの状態でプレレジストローラ73により記録紙が
搬送され、再給紙中間搬送ローラ741によって再度搬
送路cへと搬送される(図9(D))。従って、記録紙
が停止されることなく再給紙部66の再給紙経路を搬送
されることとなる。前記第1曲がり修正部による記録紙
の曲がりを修正することにより、再給紙中間搬送ローラ
741から搬送路cへの経路での搬送ガイド(符号な
し)での記録紙の搬送中のジャムをも防止する。
【0088】なお、本実施の形態では、記録紙を突き当
てる第1突き当て部と記録紙の曲がりを修正する第1曲
がり修正部の一部とを、このプレレジストローラ73で
兼用する構成として、部品点数を減らしているが、それ
ぞれの機能を分けて設けても良い。この場合、記録紙の
付き当てのみを行わせている場合は、ローラ対で構成す
ることなく、例えば、再給紙経路を遮ることが可能なシ
ャッターやストッパーなどを第1突き当て部としてもよ
い。
【0089】搬送路cは、第2曲がり修正部を有するも
ので、第2ループ形成ローラ55から感光体ドラム31
の転写位置に至る記録紙の搬送経路であり、第2ループ
形成ローラ55とレジストローラ56と必要に応じて設
けられるドラム前搬送ローラ39とにより搬送路cが構
成される。この裏面画像形成の際には、再給紙中間搬送
ローラ741により搬送される記録紙を搬送路cを通し
て画像形成部3へと搬送する。このレジストローラ56
とドラム前搬送ローラ39との間に上述の端部検出部1
90および片寄り検出部220が配置されることにな
る。
【0090】第2曲がり修正部は、第2突き当て部であ
るレジストローラ56と、第2ループ形成部である第2
ループ形成ローラ55とから構成され、搬送される記録
紙にループを形成して記録紙の曲がりの修正を行う部分
である。さらに、本実施の形態では、このループ形成を
確実に行わせるために、第2ループ形成ローラ55とレ
ジストローラ56との間に、記録紙の搬送を案内する案
内部材(ループ形成ガイド)として、上ガイド581及
び下ガイド582を設けている。本実施の形態では、上
ガイド581を断面形状で山形に構成して、この上ガイ
ド581に沿ったループ形状に、記録紙を案内するルー
プ形成ガイドとして機能させている。
【0091】第2ループ形成ローラ55は、記録紙への
裏面画像形成の際には、再給紙中間搬送ローラ741に
より搬送された記録紙を搬送する手段である。なお、収
納部4より記録紙が搬送される際には中間搬送ローラ5
41により搬送された記録紙を搬送する。この第2ルー
プ形成ローラ55は、一対の対向ローラによって構成さ
れており、図示しない駆動部によって矢示の方向に回転
可能に、搬送路cの搬送経路上に設けられている。
【0092】レジストローラ56は、第2ループ形成ロ
ーラ55により搬送された記録紙を一旦突き当てた後搬
送を再開させる第2突き当て部である。このレジストロ
ーラ56は、一対の対向ローラによって構成されてお
り、図示しない駆動部によって矢示の方向に回転可能
に、搬送路cの搬送経路上に設けられている。
【0093】搬送路cでの記録紙の搬送動作としては、
図10に示すように、搬送路cの搬送経路上において、
再給紙部66の再給紙中間搬送ローラ741(図8参
照)から第2ループ形成ローラ55に搬送される太線で
示す記録紙が、回転する第2ループ形成ローラ55によ
り搬送される(図10(A))。レジストローラ56
は、記録紙が第2ループ形成ローラ55によって搬送さ
れてきたときには、回転を停止しており、このため、搬
送されてきた記録紙は、一旦、レジストローラ56に突
き当たり、その先端が停止せしめられる。レジストロー
ラ56に記録紙が突き当たった後も、第2ループ形成ロ
ーラ55による記録紙の搬送は継続される(図10
(B))。従って、レジストローラ56によって先端が
停止させられた記録紙は、更なる第2ループ形成ローラ
55の回転による搬送により、図10(C)に示すよう
に、レジストローラ56と第2ループ形成ローラ55と
の間にループが形成される。このとき、形成されるルー
プは、上下ガイド581,582によって、適正な形状
で確実に形成されるとともに、十分なループを形成する
ことができ、レジストローラ56に突き当てられて記録
紙の曲がり修正をさらに確実に行うことができる。特
に、定着後、両面画像形成のために反転部65で反転、
再給紙部66で再給紙するまでの記録材の長い搬送経路
での、記録材と搬送ガイドとの摩擦抵抗の増大や記録材
と搬送ローラのスベリの増大等の原因により発生する記
録紙の大きい曲がりの、第1曲がり修正部にて修正しき
れなかった紙曲がりをさらに修正する。そして、前記の
ループが第2ループ形成ローラ55とレジストローラ5
6との間に形成されると同時に、不図示の制御部による
レジスト再スタート信号に基づいてレジストローラ56
の回転が開始され、第2ループ形成ローラ55及び中間
搬送ローラ541が回転されたままで、またループ形成
が成されたままの状態でレジストローラ56により記録
紙が搬送され、ドラム前搬送ローラ39(図8参照)を
通して再度画像形成部3へと搬送される(図10
(D))。従って、記録紙が停止されることなく搬送路
cの搬送経路を搬送されることとなる。そして、レジス
トローラ56から送り出された記録紙に同期せしめて、
レーザー書込系33による裏面画像の潜像形成が開始さ
れ、記録紙と感光体ドラム31上の裏面トナー像との同
期がとられる。このように、記録紙をレジストローラ5
6に一旦突き当てることにより、記録紙の先端のタイミ
ングを正確に採ることができ、搬送のバラツキを押さえ
ることができるとともに、レーザー書込系33の同期が
採りやすくなり、記録紙上に正確な位置で画像形成が可
能となる。また、前記第2曲がり修正部により記録紙の
曲がりを修正することによって、第1曲がり修正部にて
修正しきれなかった記録紙の曲がりをさらに修正し、裏
面画像の記録紙上での記録位置合わせを正確なものとす
る。
【0094】なお、本実施の形態では、記録紙を突き当
てる第2突き当て部と記録紙の曲がりを修正する第2曲
がり修正部の一部とを、このレジストローラ56で兼用
する構成として、部品点数を減らしているが、それぞれ
の機能を分けて設けても良い。この場合、記録紙の付き
当てのみを行わせている場合は、ローラ対で構成するこ
となく、例えば、搬送経路を遮ることが可能なシャッタ
ーやストッパーなどを第2突き当て部としてもよい。
【0095】また、再給紙部66での第1曲がり修正部
としては、図11に示すように、第1曲がり修正部の第
1突き当て部であるプレレジストローラ73のローラ対
と、案内部材(ループ形成ガイド)としての、上ガイド
781及び下ガイド782と、を記録紙の搬送方向に直
交する方向に長い、L字状の板状部材76に取付けたユ
ニット構成とし、例えば板状部材76の一方の側を基準
(固定支点)として、記録紙の搬送方向に直交して他方
の側を数mm、例えば2〜3mm、図10に矢印で示す
ように板状部材76を移動可能とし、組立時に、予め測
定される、定着後、両面画像形成のために反転部で反転
し、再給紙部で再給紙するまでの記録材の長い搬送経路
で生じる曲がり癖等の、第1曲がり修正部と第2曲がり
修正部とで修正が必要な曲がり量を予め計測しておき、
第1曲がり修正部を記録紙の搬送方向に直交して配設し
た場合の第1曲がり修正部では修正しきれぬ際に、例え
ば第2曲がり修正部位置での紙曲がり修正量が2mm必
要な場合、第1曲がり修正部を1mm程度記録紙の搬送
方向に直交して傾けて調整して固定し、第2曲がり修正
部にて修正可能な残りの量(第2曲がり修正部では修正
しきれぬ量)、例えば1mmを第2曲がり修正部にて修
正するようにする。これにより、裏面画像形成時に、定
着後、両面画像形成のために排紙・反転部を経て、再給
紙反転部で反転、再給紙搬送部で再給紙する反転・再給
紙部迄の記録材の長い搬送経路で生じる紙曲がりが、第
1曲がり修正部及び第2曲がり修正部により確実に修正
されると共に、曲がり角度θを小さくして曲がり量が大
きくなることなく、正確な搬送が可能ととり、引いて
は、正確な画像形成を行うことが可能となる。
【0096】なお上記において、第1突き当て部である
プレレジストローラ73のローラ対のみを調整可能とし
てもよい。
【0097】上記の如く、裏面画像形成時に、定着後、
長い搬送経路で生じる曲がりが、第1曲がり修正部及び
第2曲がり修正部により確実に修正され、記録材上の正
確な位置に裏面トナー像が形成されて、良好な両面画像
形成が行われる。
【0098】なお上記効果は、第1突き当て部及び第2
突き当て部のみの構成によっても、或いはさらに第1突
き当て部、第2突き当て部の少なくとも何れか一方にル
ープ形成ガイド及びループ形成部(第1ループ形成部或
いは第2ループ形成部)を加えた構成としたものによっ
ても達成されるものであり、これらの構成も本発明に含
まれることは勿論である。
【0099】次に、図3の画像形成装置において、収納
部から画像形成部までの曲がり修正部を少なくとも2つ
有する搬送部である搬送路5について説明する。
【0100】図12は、図3の画像形成装置において、
収納部4から画像形成部3までの記録紙の搬送経路を模
式的に拡大した図である。また、図13は、第1収納部
4Aの第1ユニットを引き出した状態の斜視図である。
【0101】収納部から画像形成部までの搬送部は、搬
送路a、搬送路bおよび搬送路cに沿って行われる。各
収納部4A〜4Cそれぞれに収納された記録紙は、図1
2に示すように、収納部4から記録紙を送り出す搬送路
aと、搬送路aを経て送り出された記録材を搬送する搬
送路bと、搬送路bを経て搬送された記録材を画像形成
部3へと搬送する搬送路cとを有した搬送路5によって
搬送される。搬送路aは、収納部4からプレレジストロ
ーラ53に至るまでの搬送路であり、図12において右
方向(略水平方向)への搬送路である。搬送路bは、プ
レレジストローラ53からループ形成ローラ55に至る
までの搬送路であり、図12において鉛直上方向への搬
送路である。搬送路cは、ループ形成ローラ55から転
写器35に至るまでの搬送路であり、図12において左
方向への搬送路である。
【0102】そして、記録紙は、搬送路a、搬送路b、
搬送路cの順に搬送される。本実施の形態では、搬送路
aは、各収納部4A〜4Cそれぞれに設けられている。
また、搬送路bは、少なくとも一部が共用される搬送路
であり、すなわち、第3収納部4Cからの記録紙の搬送
路bの途中に、第2収納部4Bからの記録紙が、さら
に、第1収納部4Aからの記録紙が合流し、共用される
搬送路である。搬送路cは、各記収納部4A〜4Cそれ
ぞれからの記録紙の搬送に共用される搬送路である。
【0103】次に、搬送路5の各構成について、説明す
る。尚、以下の「第1曲がり修正部」「第1ループ形成
部」「第1突き当て部」は、上述の再給紙部66におけ
るものと機能的には同様であるが、配設部位が異なる。
「第2曲がり修正部」については、上述の搬送路cにお
けるものと共用である。
【0104】搬送路5は、収納部4の上方に配置され収
納部4に収納された記録紙を送り出す送出部であるピッ
クアップローラ51、ピックアップローラ51により送
り出された記録紙を1枚ずつに分離するためにさばき搬
送ローラ521とさばきリタードローラ522からなる
分離部52(第1ループ形成部も兼ねている)、分離部
52により分離された記録紙を一旦突き当てられた後、
搬送を再開させる第1突き当て手段であるプレレジスト
ローラ53、プレレジストローラ53により搬送された
記録紙を搬送する中間搬送ローラ541〜543、中間
搬送ローラによって搬送された記録紙を搬送する第2ル
ープ形成部であるループ形成ローラ55、ループ形成ロ
ーラ55により搬送された記録紙が一旦突き当てられた
後搬送を再開させる第2突き当て部であるレジストロー
ラ56、及び、各ローラを駆動する駆動部である複数の
モータ(不図示)とを有している。
【0105】なお、第1曲がり修正部は、第1突き当て
部であるプレレジストローラ53と、第1ループ形成部
である分離部52とから構成され、搬送される記録紙に
ループを形成して記録紙の曲がりの修正を行う手段であ
る。さらに、この第1曲がり修正部に、後述するループ
形成ガイド572を備えることが好ましい。また、第2
曲がり修正部は、第2突き当て部であるレジストローラ
56と、第2ループ形成部であるループ形成ローラ55
とから構成され、搬送される記録紙にループを形成して
紙曲がりの修正を行う手段である。さらに、この第2曲
がり修正部に、後述するループ形成ガイド581を備え
ることが好ましい。
【0106】また、ピックアップローラ51、さばき搬
送ローラ521とさばきリタードローラ522からなる
分離部52、プレレジストローラ53、第1センサS
1、及び、第2センサS2は、各収納部4A〜4Cそれ
ぞれに対応して、同じ機能を有するもの(本実施の形態
では構造までもが同じもの)が設けられているので、図
においては、それぞれの符号の後にA〜Cを付すことに
より表しているが、説明上A〜Cの符号を付さない場合
があるが、この場合、すべてについて同様のことが言え
るものとする。
【0107】ピックアップローラ51は、収納部4の上
方に配置され収納部4に収納された記録紙を送り出す送
出部である。このピックアップローラ51は、図12に
おいて不図示の駆動部により上下動可能に設けられてお
り、下位置に移動しているときは、搬送路a上に位置
し、収納部4に収納された複数枚の記録紙のうち最上位
の記録紙に当接し、図示しない駆動部により駆動され
て、矢示の方向に回転し、最上位の記録紙を送り出すこ
とが可能である。また、ピックアップローラ51が上位
置に移動しているときは、記録紙とは離間した位置であ
る。なお、収納部4は、図示しない底板等の手段により
押し上げられ、収納されている複数枚の記録紙の上位置
が常に同じ位置になるようになっている。
【0108】分離部52は、ピックアップローラ51に
より送り出された記録紙を1枚ずつに分離する手段であ
り、搬送路a上に設けられている。本実施の形態では、
さばき搬送ローラ521とさばきリタードローラ522
とを有している。さばき搬送ローラ521は、搬送され
る記録紙の上面に当接し、図示しない駆動部により矢示
の方向に回転するローラであり、記録紙の搬送方向下流
側に隣接するプレレジストローラ53へと記録紙を搬送
するローラである。さばきリタードローラ522は、ト
ルクリミッタが組み込まれたローラであり、さばき搬送
ローラ521と協動してピックアップローラ51により
送り出された記録紙を1枚ずつに分離するローラであ
る。なお、この分離部52は、後述するように、記録紙
の曲がりを修正するための第1曲がり修正部を構成する
第1ループ形成部をも兼用する。
【0109】本実施の形態では、収納部4に収納されて
いる記録紙を1枚ずつ分離して送り出す送出部として、
収納部4に収納された記録材を送り出すピックアップロ
ーラ51と、1枚ずつ分離する分離部52とに機能を分
離して設けているが、これらを一体に機能させた送出部
としてもよい。例えば、ピックアップローラ51とさば
き搬送ローラ521との間にベルトを懸架し、このベル
トにさばきリタードローラを当接させる構成とすること
により、一体に機能させる送出部とすることができる。
この場合、この送出部が、後述するように、記録紙の曲
がりを修正するための第1曲がり修正部を構成する第1
ループ形成部をも兼用する。
【0110】プレレジストローラ53は、分離部52に
より分離された記録紙を一旦突き当てた後搬送を再開さ
せる第1突き当て部であり、いわゆる、レジストローラ
である。このプレレジストローラ53は、一対の対向ロ
ーラによって構成されており、図示しない駆動部によっ
て矢示の方向に回転可能に、搬送路a上に設けられてい
る。プレレジストローラ53は、記録紙が分離部52に
よって搬送されてきたときには、回転を停止しており、
このため、搬送されてきた記録紙は、一旦、プレレジス
トローラ53に突き当たり、その先端が停止せしめられ
る。その後、プレレジストローラ53の回転が開始さ
れ、記録紙はプレレジストローラ53によって再搬送さ
れることになる。このように、記録紙をプレレジストロ
ーラ53に一旦突き当てることにより、記録紙の先端の
タイミングを正確に取ることができ、搬送のバラツキを
押さえることができる。
【0111】本実施の形態では、プレレジストローラ5
3に記録紙の先端が突き当たった後でも、分離部52に
よる記録紙の搬送を継続させるように構成しており、こ
れにより、先端が停止せしめられている記録紙にループ
を形成して、紙の曲がりを修正することができる。な
お、本実施の形態においては、プレレジストローラの幅
(記録紙の搬送方向と直交する方向の長さ)を、図13
に示すように、記録紙の搬送方向と直交する幅方向にお
いて中央部に設けられたピックアップローラ51、さば
き搬送ローラ521、及び、さばきリタードローラ52
2よりも、幅広のローラ(好ましくは、定型サイズの記
録紙のうち、画像形成可能な最大サイズの幅方向に略等
しい幅を有したのも)で構成することにより、確実な曲
がり修正をすること及び搬送のバラツキを抑えることが
できる。
【0112】さらに、本実施の形態では、このループ形
成を確実に行わせるために、分離部52とプレレジスト
ローラ53との間に、記録紙の搬送を案内する案内部材
として、上ガイド571及び下ガイド572を設けてい
る。本実施の形態では、下ガイド572を断面形状で逆
山形に構成している。なお、下ガイド572は途中で区
切られて2つの部材から構成されている。この下ガイド
572に沿ったループ形状に、記録紙を案内するループ
形成ガイドとして機能させている。曲がり修正部とし
て、このループ形成ガイドを設けることが好ましい。
【0113】このように、本実施の形態では、回転を停
止させているプレレジストローラ53に記録紙の先端が
突き当てられ、分離部52による記録紙の搬送を継続さ
せることにより、記録紙にループを形成して、紙の曲が
りを確実に修正するように構成している。
【0114】なお、本実施の形態では、記録紙を突き当
てる第1突き当て部と記録紙の曲がりを修正する第1曲
がり修正部の一部とを、このプレレジストローラ53で
兼用する構成として、部品点数を減らしているが、それ
ぞれの機能を分けて設けても良い。この場合、記録紙の
付き当てのみを行わせるいる場合は、ローラ対で構成す
ることなく、例えば、搬送路を遮ることが可能なシャッ
ターやストッパーなどを第1突き当て部としてもよい。
【0115】ところで、本実施の形態においては、図1
3に示すように収納部4、ピックアップローラ51、分
離部52、プレレジストローラ53、及び、上下ガイド
571、572をユニット7としてユニット化してい
る。すなわち、このユニット7を、複写機の前面に、一
体的に引き出し可能に設けている。したがって、収納部
4内に記録紙がなくなった場合は、ユニット7を引き出
し、記録紙を補充することができる。さらに、種々の種
類の記録紙を使用すると、送り出し、分離近傍で紙詰ま
りが発生しやすいために、収納部4のみを引き出し可能
に設けた場合は、詰まった紙がローラに挟持された状態
になり、引き出し時にその処理が複雑化するが、本実施
の形態のように、ユニット化することにより、ローラに
挟持された状態のままで引き出すことができ、紙詰まり
の処理を容易にかつ確実に行うことができる。
【0116】なお、ピックアップローラ51、さばき搬
送ローラ521とさばきリタードローラ522からなる
分離部52、プレレジストローラ53、及び、上下ガイ
ド571、572は、各収納部4A〜4Cそれぞれに対
応して、同じ機能を有するものが設けられているので、
ユニット7は、各収納部4A〜4Cに対応して設けられ
(図に示すように、第1ユニット7A〜第3ユニット7
Cとして設けている)、それぞれの第1ユニット7A〜
第3ユニット7Cが独立して複写機に対して引き出し可
能に設けられている。
【0117】中間搬送ローラ541〜543は、プレレ
ジストローラ53により搬送された記録紙を搬送する中
間搬送部である。この中間搬送ローラ541〜543
は、搬送路b上に設けられており、本実施の形態では、
それぞれ一対の対向ローラで構成され、図示しない駆動
部によって矢示の方向に回転する。中間搬送ローラ54
1は、プレレジストローラ53A〜53Cにより搬送さ
れた記録紙を搬送する、すなわち、第1収納部4A〜第
3収納部4Cからの記録紙を搬送するローラである。中
間搬送ローラ542は、プレレジストローラ53B、5
3Cにより搬送された記録紙を搬送する、すなわち、第
2収納部4B、第3収納部4Cからの記録紙を搬送する
ローラである。中間搬送ローラ543は、プレレジスト
ローラ53Cにより搬送された記録紙を搬送する、すな
わち、第3収納部4Cからの記録紙を搬送するローラで
ある。
【0118】尚、中間搬送ローラ541により搬送され
た記録紙を搬送した後の下流に位置するループ形成ロー
ラ55、レジストローラ56等を有する搬送路cにおけ
る第2曲がり手段については図8〜11に説明した、反
転部から画像形成部までの搬送路の場合と同様である。
【0119】このような構成を有する搬送路5によっ
て、第1収納部4Aに収納された記録紙は、ピックアッ
プローラ51A、分離部52A、プレレジストローラ5
3A、中間搬送ローラ541、ループ形成ローラ55、
及び、レジストローラ56によって画像形成部3へと搬
送される。同様に、第2収納部4Bに収納された記録紙
は、ピックアップローラ51B、分離部52B、プレレ
ジストローラ53B、中間搬送ローラ542、541、
ループ形成ローラ55、及び、レジストローラ56によ
って画像形成部3へと搬送され、第3収納部4Cに収納
された記録紙は、ピックアップローラ51C、分離部5
2C、プレレジストローラ53C、中間搬送ローラ54
3、542、541、ループ形成ローラ55、及び、レ
ジストローラ56によって画像形成部3へと搬送され
る。
【0120】本実施の形態では、制御、すなわち、駆動
開始や停止のタイミングと搬送速度の変更を行うため
に、送出部を駆動する(具体的には、ピックアップロー
ラ51及びさばき搬送ローラ521を駆動する)駆動部
(各収納部4A〜4Cにそれぞれ対応して設けられてい
る、或いは、クラッチやギヤなどを介してそれぞれ独立
して駆動可能に設けられている)と、プレレジストロー
ラ53を駆動する駆動部と、中間搬送ローラ541〜5
43を駆動する駆動部と、ループ形成ローラ55を駆動
する駆動部とは、それぞれ独立した駆動部(モータ)で
構成しているが、クラッチやギヤなどを介して、それぞ
れ独立して駆動可能に設けてもよい。これにより、その
駆動制御を容易とならしめることができる。
【0121】
【実施例】上記図3〜図13に説明した画像形成装置
(A4サイズで75枚/分機)を用いて、記録紙(KC
55kg紙、KC110kg紙)100枚に対し、以下
の如く画像形成を行い、上述したように「タイミングズ
レ量」「片寄りズレ量」および「曲がり量」を求めた。
比較例として、コニカ製「7065」(A4サイズで6
5枚/分機)でも同様に求めた。ここで、「タイミング
ズレ量」「片寄りズレ量」および「曲がり量」を求め方
について詳述するならば、図2(a)のように、画面サ
イズがA4(縦(副走査方向)210mm×横(主走査
方向)297mm)であって、画面端部からの距離が縦
方向にa=9.1mmおよび横方向にb=31mmの2
ケ所に「+」の画像を有するものを画像データとして準
備する。この画像データは、例えば、パーソナルコンピ
ュータから画像形成装置へ送信され画像形成装置の画像
メモリに記憶されている画像データである。この画像デ
ータに基づいて、当該画像データサイズと同じA4(縦
210mm×横297mm)の記録材上に、等倍で画像
形成する(図2(b))。そして、原稿上の画像形成さ
れた「+」の画像の縦横それぞれの図に示すように端部
(主走査方向先端部、或いは、副走査方向先端部)から
の距離を測定したときの位置精度を表す指標として、 「タイミングズレ量」=a(mm)−a′(mm) 「片寄りズレ量」=b(mm)−b′(mm) 「曲がり量」={a′(mm)−a″(mm)}/e′
(mm)×100(%) を測定する。
【0122】この測定を、記録材100枚に対し行っ
た。その結果を、表1〜3に、「タイミングズレ量」、
「片寄りズレ量」、「曲がり量」それぞれに対する、度
数(頻度)で示す。また、記録紙100枚に対して得ら
れた「タイミングズレ量」、「片寄りズレ量」及び「曲
がり量」それぞれの標準偏差σt、σs、σbを計算
し、その結果を、同じく、表1〜3に示す。さらに、こ
の標準偏差σt、σs、σbを3倍した値、すなわち、
3×σt、3×σs、3×σbの値を、表1〜3に示
す。
【0123】なお、上記画像形成を行ったときの画像形
成装置の使用環境は、気温20℃、湿度50%RHであ
る。
【0124】なお、実験においては、記録紙の両面につ
いて行ったが、「タイミングズレ量」および「片寄りズ
レ量」に関しては、表面であっても、裏面であっても、
その値大きく異ならなかったために、表1および2にお
いて、表面のみのデータを示している。一方、「曲がり
量」に関しては、上述したように、種々の原因による記
録紙の裏面における曲がりへの影響が大きかったので、
表3において、表面および裏面のデータをも示してい
る。
【0125】
【表1】
【0126】
【表2】
【0127】
【表3】
【0128】本実施例によって得られた100枚の記録
材上の画像は、比較例とを比較すると、その殆どの記録
材が軽印刷分野でも耐えうることができ、本発明の方が
歩留まりがよかった。すなわち、本実施例では、3×σ
t≦0.50mm以下、3×σs≦0.50mm以下、
3×σb≦0.30%以下であるので、軽印刷分野でも
耐えうることができ、特に、低ランニングコストを実現
できた。さらに、σt≧0.10mm(好ましくは、σ
t≧0.15mm)、σs≧0.10mm(好ましく
は、σs≧0.15mm)、σb≧0.10%(好まし
くは、σs≧0.15%)であることが好ましく、端部
検知センサ190、片寄り検知センサ220、これらを
駆動するためのセンサ駆動クロック発生部210やサン
プルホールド回路230やカウンタ250など種々の回
路類、また、レジストローラ56やプレレジストローラ
53などを駆動するためのモータ類などを、より精度の
高いものを用いることがなくとも、軽印刷分野でも耐え
うることができ、低コストを実現できる。
【0129】特に、A4サイズで60枚/分以上の画像
形成を行うことができる画像形成装置であることが、軽
印刷分野として好ましい。
【0130】
【発明の効果】本発明によれば、軽印刷分野でも耐えう
ることができ、特に、低コスト、低ランニングコストを
実現できる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】主走査方向および副走査方向を説明するための
斜視模式図である。
【図2】「タイミングズレ量」「片寄りズレ量」「曲が
り量」を説明するための模式図である。
【図3】本発明の画像形成装置である複写機の概略断面
図である。
【図4】図3の複写機において、レジストローラから感
光体ドラムにかけての搬送部と、レーザー書込系の電気
的構成例を示すブロック図である。
【図5】感光体ドラム、レジストローラ、端部検知セン
サおよび片寄り検知センサの配置の様子を示した斜視図
である。
【図6】感光体ドラム、レジストローラ、端部検知セン
サおよび片寄り検知センサの配置の様子を示した平面図
である。
【図7】本発明の画像形成装置において、検出部と搬送
部の動作状態を示すタイムチャートである。
【図8】図3の画像形成装置の再給紙部を含む搬送部の
部分拡大断面図である。
【図9】図3の画像形成装置の再給紙部に設けられる第
1曲がり修正部での記録材の搬送を示す説明図である。
【図10】図3の画像形成装置の感光体ドラムの近傍の
搬送部に設けられる第2曲がり修正部での記録材の搬送
を示す説明図である。
【図11】図3の画像形成装置の再給紙部に設けられる
第1曲がり修正部での第1突き当て部の調整を示す図で
ある。
【図12】図3の画像形成装置において、収納部から画
像形成部までの記録紙の搬送経路を模式的に拡大した図
である。
【図13】図3の画像形成装置において、第1収納部の
第1ユニットを引き出した状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 自動原稿送り装置 2 画像読取装置 3 画像形成部 4 収納部 5 搬送路 6 排紙・再給紙部 31 感光体ドラム 33 レーザー書込系 56 レジストローラ 65 反転部 66 再給紙部 73 プレレジストローラ 110 CPU 190 端部検知センサ 220 片寄り検知センサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の記録材を収納する収納部と、 前記収納部に収納された記録材を、搬送する搬送部と、 前記搬送部により搬送される記録材上に、画像データに
    基づいた画像を形成する画像形成部と、を有する画像形
    成装置において、 画像データと、記録材上に形成された画像とにおける副
    走査方向のズレであるタイミングズレ量の標準偏差をσ
    tとすると、3×σt≦0.50mm以下であることを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 複数枚の記録材を収納する収納部と、 前記収納部に収納された記録材を、搬送する搬送部と、 前記搬送部により搬送される記録材上に、画像データに
    基づいた画像を形成する画像形成部と、を有する画像形
    成装置において、 画像データと、記録材上に形成された画像とにおける主
    走査方向のズレである片寄りズレ量の標準偏差をσsと
    すると、3×σs≦0.50mm以下であることを特徴
    とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 複数枚の記録材を収納する収納部と、 前記収納部に収納された記録材を、搬送する搬送部と、 前記搬送部により搬送される記録材上に、画像データに
    基づいた画像を形成する画像形成部と、を有する画像形
    成装置において、 画像データと、記録材上に形成された画像とにおける曲
    がり角度をθとしたときのtanθである曲がり量の標
    準偏差をσbとすると、3×σb≦0.30%以下であ
    ることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 複数枚の記録材を収納する収納部と、 前記収納部に収納された記録材を、搬送する搬送部と、 前記搬送部により搬送される記録材上に、画像データに
    基づいた画像を形成する画像形成部と、を有する画像形
    成装置において、 画像データと、記録材上に形成された画像とにおける副
    走査方向のズレであるタイミングズレ量の標準偏差をσ
    t、主走査方向のズレである片寄りズレ量の標準偏差を
    σs、曲がり角度をθとしたときのtanθである曲が
    り量の標準偏差をσbとすると、3×σt≦0.50m
    m以下、3×σs≦0.50mm以下、3×σb≦0.
    30%以下であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成部による画像形成前に、前
    記搬送部によって搬送される記録材を検出する検出部
    と、 前記検出部による検出に応じて、前記画像形成部による
    画像形成の開始を制御する制御部と、を有することを特
    徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成部は、光導電性感光層を有
    し、副走査方向に移動する感光体と、前記感光体上を一
    様に帯電する帯電部と、前記帯電部によって一様に帯電
    させられた前記感光体上に画像データに基づいて露光し
    て潜像を現像しトナー像を形成する現像部と、前記感光
    体上に形成されたトナー像を前記搬送部によって搬送さ
    れる記録材上に転写する転写部と、を有し、 前記検出部は、前記搬送部によって搬送される記録材の
    搬送方向端部を検出する端部検出部であり、 前記制御部は、前記端部検出部による検出に応じて、副
    走査方向における前記露光部による露光位置を制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記画像形成部は、光導電性感光層を有
    し、副走査方向に移動する感光体と、前記感光体上を一
    様に帯電する帯電部と、前記帯電部によって一様に帯電
    させられた前記感光体上に画像データに基づいて露光し
    て潜像を形成する露光部と、前記感光体上に形成された
    潜像を現像しトナー像を形成する現像部と、前記感光体
    上に形成されたトナー像を前記搬送部によって搬送され
    る記録材上に転写する転写部と、を有し、 前記検出部は、前記搬送部によって搬送される記録材の
    搬送方向と直行する方向の端部を検出する片寄り検出部
    であり、 前記制御部は、前記片寄り検出部による検出に応じて、
    主走査方向における前記露光部による露光位置を制御す
    ることを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 前記搬送部は、前記収納部から前記画像
    形成部までの間に、搬送する記録材の曲がりを修正する
    曲がり修正部を、少なくとも2つ有することを特徴とす
    る請求項4〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記搬送部は、前記画像形成部により片
    面に画像形成された記録材を、表裏反転させたのち、再
    度前記画像形成部へと搬送可能であり、前記画像形成部
    により片面に画像形成されてから再度前記画像形成部へ
    搬送するまでの間に、搬送する記録材の曲がりを修正す
    る曲がり修正部を、少なくとも2つ有することを特徴と
    する請求項8に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018118387A (ja) * 2017-01-23 2018-08-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
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