JP7321805B2 - シート給送装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置、画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、シートを給送するシート給送装置、シートの画像を読取る画像読取装置、及びシートに画像を形成する画像形成装置に関する。
ドキュメントリーダ等の画像読取装置及び複写機等の画像形成装置は、原稿となるシートを自動で1枚ずつ給送しながら画像情報を読取るための原稿給送装置(Auto Document Feeder、以下ADFとする)を備えている。ADFには、重送やシートのシワ、斜行、ジャムといった搬送異常を発生せずに安定してシートを搬送すること、及び、生産性(単位時間当たりの搬送枚数)を高めて画像読取装置又は画像形成装置の処理能力向上に貢献することが求められる。
特許文献1には、通常サイズの原稿を給送するときは生産性を重視した搬送速度を適用し、小サイズの原稿を給送するときは搬送速度を遅くするADFが記載されている。このADFは、原稿の大きさによって原稿の重心が搬送ローラの接触部位の中心からずれる搬送構成を採用しているため、小サイズの原稿では搬送速度を遅くすることで斜行を抑制している。特許文献2には、シートの分離を行う分離ニップの近傍に複数のセンサを配置し、いずれかのセンサによって前の原稿の後端の通過を確認した場合に次の原稿の給送を開始することで、原稿同士の衝突を避けつつ生産性の向上を図ったADFが記載されている。
特開2001-139169号公報 特開2010-202359号公報
特許文献2の構成では、複数のセンサのいずれかが前の原稿の後端の通過を検知したことをトリガにして、分離ニップの上流に配置されるピックアップローラを下降させて次の原稿に当接させている。この方法では、前の原稿が分離ニップを通過してからピックアップローラが次の原稿に着地するまでのタイムラグによって原稿の搬送間隔が広がっていた。そこで、ピックアップローラの下降をより早いタイミングで開始して生産性を向上させることが考えられる。しかし、レシートや領収書のように原稿の搬送長さを予想することが難しい場合には、分離ニップを抜けていない前の原稿に対してピックアップローラが接触し、原稿の重送やダメージを引き起こす懸念があることが分かった。
そこで、本発明は、生産性の向上と搬送動作の安定性向上との両立を図ることが可能なシート給送装置、画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、シートが積載される積載部と、前記積載部に積載されたシートの上面に当接して給送方向に給送する給送手段と、前記給送手段を、前記積載部に積載されたシートに当接及び離間させる接離機構と、前記給送方向において前記給送手段の下流に位置する分離部において、前記給送手段によって給送されたシートを1枚ずつ分離しながら搬送する分離搬送手段と、前記給送方向において前記給送手段よりも下流でシートを検知する検知手段と、前記積載部に積載されたシートの、前記給送方向に垂直な幅方向におけるシート幅を含む情報を取得する取得手段と、前記接離機構により前記給送手段を前記積載部に積載されたシートに当接させる当接動作と、前記接離機構により前記給送手段を前記積載部に積載されたシートから離間させる離間動作と、を実行する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記取得手段が取得したシート幅が予め定められた閾値より小さい場合に、前記離間動作の実行後、前記検知手段が先行シートの後端を検知したことに基づいて、後続シートの給送を行うために前記当接動作を開始する第1モードを実行し、前記取得手段が取得したシート幅が前記閾値より大きい場合に、前記離間動作の実行後、前記検知手段が先行シートの後端を検知する前に、前記分離搬送手段により先行シートが搬送された距離に基づいて、後続シートの給送を行うために前記当接動作を開始する第2モードを実行する、ことを特徴とするシート給送装置である。
本発明の他の一態様は、シートが積載される積載部と、前記積載部に積載されたシートの上面に当接して給送方向に給送する給送手段と、前記給送手段を、前記積載部に積載されたシートに当接及び離間させる接離機構と、前記給送方向において前記給送手段の下流に位置する分離部において、前記給送手段によって給送されたシートを1枚ずつ分離しながら搬送する分離搬送手段と、前記給送方向において前記給送手段よりも下流でシートを検知する検知手段と、前記積載部に積載されたシートのサイズに関する情報を取得する取得手段と、前記接離機構により前記給送手段を前記積載部に積載されたシートに当接させる当接動作と、前記接離機構により前記給送手段を前記積載部に積載されたシートから離間させる離間動作と、を実行する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記取得手段によって取得した情報が、前記積載部に積載されたシートが予め定められた複数のサイズのいずれにも該当しないことを示している場合に、前記離間動作の実行後、前記検知手段が先行シートの後端を検知したことに基づいて、後続シートの給送を行うために前記当接動作を開始する第1モードを実行し、前記取得手段によって取得した情報が、前記積載部に積載されたシートが前記複数のサイズのいずれかに該当することを示している場合に、前記離間動作の実行後、前記検知手段が先行シートの後端を検知する前に、前記分離搬送手段により先行シートが搬送された距離に基づいて、後続シートの給送を行うために前記当接動作を開始する第2モードを実行する、ことを特徴とするシート給送装置である。
本発明によれば、生産性の向上と搬送動作の安定性向上との両立を図ることができる。
本開示の実施形態に係る画像読取装置の概略図。 実施形態に係る画像読取装置を備えた画像形成装置の概略図。 実施形態に係る原稿トレイを表側(a)及び裏側(b)から見た斜視図。 実施形態に係る画像読取装置の構成を示すブロック図。 実施形態に係るADFによる定型シートの搬送動作について説明するための図(a~c)。 実施形態に係るADFによる定型シートの搬送動作について説明するための図(a~d)。 実施形態に係るADFによる幅狭シートの搬送動作について説明するための図(a~d)。 実施形態に係るADFの制御方法を表すフローチャート。 実施形態に係るADFの制御方法を表すフローチャート(定型シートの場合)。 実施形態に係るADFの制御方法を表すフローチャート(幅狭シートの場合)。
以下、本発明を実施するための例示的な形態について、図面を参照しながら説明する。
(画像形成装置)
図1は、本開示の実施形態に係るADF100と、このADF100を備えた画像読取装置170の概略図である。図2は、画像読取装置170が搭載された画像形成装置10の概略図である。まず、画像形成装置10の概略構成について説明する。
本実施形態の画像形成装置10は、電子写真方式によりフルカラー画像を記録材に出力するタンデム型中間転写方式の複写機である。画像形成装置10は、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像を作成する画像形成ステーションPY、PM、PC、PKと、中間転写ユニット70と、定着装置14と、を備えている。
画像形成装置10が画像形成動作を実行する場合、各画像形成ステーションPY~PKは、電子写真プロセスにより単色のトナー像を作成する。即ち、像担持体としての感光ドラム1が所定の回転方向R1に回転駆動され、帯電器2が感光ドラム1の表面を一様に帯電させる。露光装置3は、画像データを色成分ごとに分解したデータに基づいて変調したレーザ光を用いて感光ドラム1を走査し、ドラム表面に静電潜像を書き込む。この潜像は、現像装置4から供給される現像剤によって現像され、トナー像として可視化される。
中間転写ユニット70は、中間転写体としての中間転写ベルト7が、駆動ローラ71、二次転写内ローラ72及びテンションローラ73に巻き回されて構成されている。画像形成動作が開始されると、中間転写ベルト7は駆動ローラ71によって感光ドラム1に連れ回る回転方向R2に回転駆動される。各画像形成ステーションPY~PKにおいて作成され感光ドラム1に担持されるトナー像は、一次転写ローラ5が形成するバイアス電界により、一次転写部N1において感光ドラム1から中間転写ベルト7に一次転写される。このとき、各色のトナー像が互いに重なるように多重転写されることで、中間転写ベルト7の表面にフルカラーのトナー像が形成される。また、中間転写ベルト7に転写されずに感光ドラム1に残った転写残トナー等の付着物は、各ステーションのドラムクリーナ6によって除去される。
中間転写ベルト7を挟んで二次転写内ローラ72に対向する位置には、二次転写ローラ8が配置され、二次転写ローラ8と中間転写ベルト7との間のニップ部として二次転写部N2が形成されている。中間転写ベルト7に担持されたトナー像は、二次転写部N2において、後述するように二次転写部N2に向けて1枚ずつ搬送されてくる記録材Sに対して二次転写される。記録材Sに転写されずに中間転写ベルト7に残った転写残トナー等の付着物は、各ベルトクリーナ75によって除去される。
二次転写部N2においてトナー像を転写された記録材Sは、搬送ベルト13を介して定着装置14に送られる。定着装置14は、記録材Sを挟持して搬送するベルト及び/又はローラからなる回転体対と、記録材上のトナー像を加熱するハロゲンランプ等の熱源とを有し、記録材Sを回転体対によって搬送しながらトナー像を加熱及び加圧する。これによりトナーが溶融し、その後固着することで、記録材Sに定着した画像が得られる。
このようなプロセスに並行して、記録材Sを給送し、二次転写部N2へ向けて搬送する搬送動作が行われる。画像形成装置10は、装置本体19の下部に記録材Sを収納する給送カセット11を有し、いずれかの給送カセット11から記録材Sを1枚ずつ給送する。記録材Sとしては、普通紙及び厚紙等の紙、プラスチックフィルム、布、コート紙のような表面処理が施されたシート材、封筒やインデックス紙等の特殊形状のシート材等、サイズ及び材質の異なる多様なシートを使用可能である。
給送カセット11に積載された記録材Sは、給送ローラ21によってカセットから繰出されて、分離ローラ対22に到達する。分離ローラ対22は、記録材Sを引き続き搬送する搬送ローラ22aと、搬送ローラ22aに当接する分離ローラ22bとを有する。分離ローラ22bは、例えば画像形成装置10の装置本体19に対して固定された軸にトルクリミッタを介して接続されており、搬送ローラ22aと分離ローラ22bとの間の分離ニップを通過する記録材Sに摩擦力を付与する。これにより、分離ニップに複数枚の記録材Sが進入したときは搬送ローラ22aに接する最上位の記録材のみが搬送され、他の記録材は分離ローラ22bにより搬送を阻まれる。
分離ローラ対22から送り出された記録材Sは、引抜ローラ対24によりレジストレーションローラ12に向けて搬送される。レジストレーションローラ12は、記録材Sの斜行を補正すると共に、画像形成ステーションPY~PKによるトナー像の作成開始に同期したタイミングで記録材Sを二次転写部N2に向けて送り込む。二次転写部N2及び定着装置14を通過することで画像が形成された記録材Sは、画像形成装置内部の排出経路を搬送されて、装置本体19の側方に設けられた排出トレイ15に排出される。
以上の説明において、中間転写型の電子写真機構を構成する画像形成ステーションPY~PK、中間転写ユニット70及び定着装置14は、記録材に画像を形成する画像形成手段の一例である。上記構成に代えて、例えば感光体上に作成したトナー像を中間転写体を介さずに直接記録材に転写する直接転写方式の電子写真機構を用いてもよい。また、電子写真方式に限らず、例えばインクジェット方式の印刷ユニットやオフセット印刷機構を画像形成手段として用いてもよい。
(画像読取装置)
次に、図1を用いて本開示に係る画像読取装置170について説明する。画像読取装置170は、大まかにADF100と本体部160とによって構成される。本体部160は画像形成装置10の装置本体19(図2)の上部に固定されており、ADF100は本体部160によって開閉可能に支持されている。
図1に示すように、ADF100は、原稿トレイ101と、給送ローラ103と、搬送ローラ104と、分離ローラ105と、排出ローラ113と、排出トレイ114と、を備えている。また、ADF100は、搬送ローラ104から排出ローラ113に到る原稿の搬送経路に沿って配置された複数のローラ部材(引抜ローラ106、リードローラ108、プラテンガイドローラ110、リード排出ローラ111)を備えている。
原稿トレイ101は、給送対象のシートである原稿Dが積載される本実施形態の積載部である。原稿トレイ101には、給送可能な位置にセットされた原稿の有無を検知するための原稿有無センサS1が設置されている。なお、同じく原稿トレイ101に設置された原稿長さセンサS3については後述する。
本実施形態の給送手段である給送ローラ103は、原稿トレイ101の上方かつ原稿の給送方向に関して原稿有無センサS1の検知位置よりも上流に配置されている。給送ローラ103は、原稿トレイ101から原稿を繰出すピックアップローラとして機能する。給送ローラ103は、アーム151によって原稿トレイ101に対して昇降可能に構成されており、第1駆動源としての給送モータM1によって回転駆動される。
本実施形態の揺動部材であるアーム151は、給送ローラ103を回転可能に支持すると共に、第2駆動源としてのカムモータM4によって駆動されるカム152により上下に揺動する。給送ローラ103は、待機状態ではホームポジションである上方位置に退避し、原稿Dのセット作業を妨げないようになっているが、原稿を給送する際はカムモータM4が回転することでカム152が作動し、原稿Dの上面に当接する位置まで下降する。カム152は、給送手段を積載部上のシートに対して当接及び離間させるための本実施形態の接離機構を構成する。なお、以下で説明する給送ローラ103の当接動作及び離間動作に関する制御は、原稿トレイ101に設けられた昇降板をカム機構等によって給送ローラ103に対して昇降させる構成にも適用可能である。
搬送ローラ104及び分離ローラ105は、本実施形態の分離搬送手段である分離搬送ローラ対104Aを構成している。搬送ローラ104及び分離ローラ105は、原稿Dの給送方向に関して給送ローラ103の下流において、分離部としての分離ニップを形成している。
分離ローラ105は、搬送ローラ104より僅かに摩擦が少ないゴム材等で形成されており、搬送ローラ104と協働して、給送ローラ103によって給送される原稿Dを分離ニップにおいて1枚ずつ分離しながら給送する。即ち、分離ローラ105は、例えばADF100の枠体に固定された軸にトルクリミッタを介して接続されており、分離ニップを通過する原稿Dに給送方向に逆らう方向の摩擦力を付与する。これにより、分離ニップに複数枚の原稿Dが進入したときは搬送ローラ104に接する最上位の原稿のみが搬送され、他の原稿は分離ローラ105によって搬送を阻まれる。ただし、分離ローラ105は摩擦力により重送を防ぐ分離部材の一例であり、搬送ローラ104に当接するパッド状の摩擦部材や、トルクリミッタを介して給送方向に逆らう方向の駆動力(リタード駆動)を入力されるローラ部材を用いてもよい。
搬送ローラ104による原稿搬送方向における分離ニップの下流側には、原稿の先端(搬送方向の下流端)又は後端(搬送方向の上流端)が分離ニップを通過したことを検知する分離後センサS2が設置されている。分離後センサS2は、分離部よりも下流の検知位置においてシートを検知する本実施形態の検知手段である。
分離後センサS2よりもさらに下流に、下流搬送手段としての引抜ローラ106が配置されている。引抜ローラ106は、第3駆動源としての搬送モータM2によって駆動され、引抜従動ローラ106aと共に分離搬送ローラ対104Aから受け取った原稿Dを挟持して搬送する。引抜ローラ106の下流側には、原稿の先端又は後端が引抜ローラ106を通過したことを検知する引抜後センサS4が設置されている。引抜後センサS4は本実施形態の下流検知手段である。
リードローラ108は、搬送モータM2によって駆動され、リード従動ローラ108aと共に引抜ローラ106から受け取った原稿Dを挟持して流し読みガラス116へ向けて搬送する。流し読みガラス116は、画像読取装置170の本体部160に設けられた透明部材であり、後述する走査ユニット122は流し読みガラス116を介して原稿Dの表面を走査する。プラテンガイドローラ110は流し読みガラス116に対向する位置に配置され、走査ユニット122の被写界深度方向における原稿Dの通過位置を規制する。
リード排出ローラ111は、流し読みガラス116及びプラテンガイドローラ110の下流に配置されている。リード排出ローラ111は、搬送モータM2によって駆動され、リード排出従動ローラ111aと共に流し読みガラス116を通過した原稿Dを挟持して排出ローラ113へ向けて搬送する。なお、画像読取装置170の本体部160には、流し読みガラス116を通過した原稿Dをすくい上げてリード排出ローラ111へ向けて導くジャンプ台117が設けられている。
排出ローラ113は、リード排出ローラ111から受け取った原稿DをADF100の外部の空間に排出し、排出トレイ114に積載する。
画像読取装置170の本体部160は、本実施形態の読取手段である走査ユニット122を備えている。走査ユニット122は、原稿Dの読取面に対して光を照射するランプ119と、原稿Dからの反射光を光電変換する撮像素子であるCCDラインセンサ126と、を備えるCCD方式のイメージセンサである。また、走査ユニット122は、原稿Dからの反射光をCCDラインセンサ126に導くミラー120と、ミラー120からCCDラインセンサ126に向かう光をラインセンサ上の結像面に結像するレンズ125と、を備える。
走査ユニット122はキャリッジ123に取り付けられており、キャリッジ123は読取モータM3によって駆動されるタイミングベルト128と連結されている。また、本体部160は、ADF100によって給送する原稿Dとは別に、原稿を載置可能な原稿台ガラス118を備えている。走査ユニット122は、読取モータM3の駆動力により、流し読みガラス116及び原稿台ガラス118の下方で図中左右方向に移動可能である。
ADF100を用いて原稿から画像情報を読取る流し読み動作の場合、まず、給送ローラ103がホームポジションから下降して原稿トレイ101の最上位の原稿Dに当接し、給送方向(図中左方)に送り出す。この原稿Dは、分離搬送ローラ対104Aによって他の原稿Dから分離された後、引抜ローラ106及びリードローラ108を介して流し読みガラス116に到達する。本体部160の走査ユニット122は、図1に示す位置に位置決めされた状態で、流し読みガラス116の上方の読取位置を通過する原稿Dを光学的に走査する。即ち、ランプ119から原稿Dに光が照射され、原稿Dからの反射散乱光は、ミラー120及びレンズ125を介してCCDラインセンサ126の結像面に結像される。CCDラインセンサ126は、結像した反射光を光電変換し、入射光量に応じた電気信号を出力する。走査ユニット122によって画像を読取られた原稿Dは、リード排出ローラ111及び排出ローラ113を介して排出トレイ114に排出される。
一方、原稿台ガラス118に載置された静止原稿から画像情報を読取る固定読み動作の場合、ユーザは、ADF100を押し上げて開いた状態で原稿を原稿台ガラス118にセットし、ADF100を押し下げる。この状態で読取動作の開始が指示されると、キャリッジ123がタイミングベルト128によって副走査方向(図中左右方向)に走行することで、走査ユニット122が原稿を光学的に走査する。これにより、静止原稿の光学像がCCDラインセンサ126による光電変換作用によって電気信号に変換される。
次に、原稿トレイ101の構成について説明する。図3(a)は原稿トレイ101を表側(上方側)から見た斜視図であり、図3(b)は原稿トレイ101を裏側から見た斜視図である。
図3(a)に示すように、原稿トレイ101は、トレイ本体を構成するトレイ板201と、側端規制手段としてのサイド規制板203、204と、を備えている。サイド規制板203、204は、原稿の給送方向Fdに垂直な原稿の幅方向Wに移動可能な一対の規制部材であり、幅方向Wにおける原稿の端部(側端)に当接することで、幅方向Wにおける原稿の位置を規制する。
サイド規制板203、204は、図3(b)に示すラック205、206及びピニオン207を介して互いに連結されている。これにより、一対のサイド規制板203、204は、原稿トレイ101において幅方向Wにおける原稿の中央となる基準位置(搬送中心)に対して対称な位置関係を保ったままスライド移動する。
ピニオン207には、本実施形態におけるシート幅検知部としてのボリュームセンサ208が設けられている。ボリュームセンサ208は、ピニオン207の回転角度に応じて、即ち幅方向Wにおけるサイド規制板203、204の位置に応じて出力電圧が変化するように構成された可変抵抗器である。画像読取装置170の制御部は、ボリュームセンサ208の出力を参照することで、現時点で原稿トレイ101にセットされている原稿のシート幅(幅方向Wの原稿サイズ)を把握することができる。
また、図3(a)に示すように、原稿トレイ101には本実施形態におけるシート長さ検知部としての原稿長さセンサS3が設定されている。原稿長さセンサS3は、原稿トレイ101における給送方向Fdにおける下流側の原稿セット位置から上流側に所定距離離れた位置において原稿の有無を検知するセンサである。本実施形態において、ADF100が給送可能な定型サイズのシート(以下、定型シートとする)の中には、シート幅が互いに等しい複数のサイズがある。原稿長さセンサS3は、このようなボリュームセンサ208の検知結果のみでは定型シートの原稿サイズを確定できない場合に、現時点で原稿トレイ101にセットされている原稿のサイズを判別するために用いられる。つまり、ボリュームセンサ208及び原稿長さセンサS3は、シート給送装置が給送対象のシートのサイズに関する情報を取得するためのサイズ取得手段として機能する。
原稿長さセンサS3の検知位置は、例えば、上記原稿セット位置を基準にして、A4短辺長さ(210mm)よりも給送方向Fdの上流、かつ、B4長辺長さ(364mm)よりも下流に設定すると好適である。このような配置により、原稿トレイ101にセットされた原稿が短辺送り方向にセットされたA4シートなのか長辺送り方向にセットされたA3シートなのかを判別できる。また、同じ配置により、原稿トレイ101にセットされた原稿が短辺送り方向にセットされたB5シートなのか長辺送り方向にセットされたB4シートなのかを判別できる。
図4は、本実施形態に係る画像読取装置170の制御構成を表すブロック図である。本実施形態の制御手段である制御部301は、CPU等の少なくとも1つのプロセッサと、メモリ305と、を備えた制御回路である。制御部301のプロセッサは、メモリ305に格納されたプログラムを読み出して実行することで、ADF100による原稿の搬送動作及び本体部160による画像の読取動作を制御する。以下、制御部301のうち、ADF100による原稿の搬送動作を制御する機能単位を「搬送制御部302」とし、本体部160による画像の読取動作を制御する機能単位を「読取制御部303」とする。搬送制御部302及び読取制御部303は、制御部301のCPUが実行するプログラムの機能モジュールとして実装してもよく、ASIC等の独立したハードウェアとして制御部301の回路上に実装してもよい。
搬送制御部302は、上述の各種センサ(S1,S2,S3,S4,208)の出力信号に基づいて、原稿の有無やサイズ、搬送経路における原稿の位置といった情報を取得する。また、搬送制御部302は、後述のフローチャートに従って各モータの駆動回路に指令を送ることで、給送モータM1、搬送モータM2及びカムモータM4の駆動状態を制御する。読取制御部303は、ランプ119、CCDラインセンサ126及び読取モータM3を制御して流し読み動作又は固定読み動作を実行し、走査ユニット122によって原稿から画像情報を読取る。
メモリ305には、搬送制御部302及び読取制御部303による制御に必要な設定値(例えば、後述する給送動作のモード切替(図8のS101)におけるシート幅の閾値や、定型サイズ毎のシート幅及びシート長さ)が格納されている。メモリ305は、読取専用メモリ(ROM)のような不揮発性の記憶媒体及びランダムアクセスメモリ(RAM)のような揮発性の記憶媒体を含み、プログラム及びデータの保管場所となると共に、プロセッサがプログラムを実行する際の作業スペースとなる。メモリ305は、画像形成装置を制御するためのプログラムを格納した非一過性の記憶媒体の例である。
以下、本実施形態に係るADF100による原稿の搬送動作の態様を、図5~図10を用いて、原稿が定型シートである場合及び定型サイズよりもシート幅が狭い幅狭シートである場合に分けて説明する。なお、図8~図10のフローチャートの各工程は、図4に示す制御部301(特に、搬送制御部302)によって実施される。
(搬送動作:定型シートの場合)
まず、定型シート用の搬送動作について、図5、図6、図8、図9を用いて説明する。図5及び図6は、定型サイズの原稿D1、D2を搬送する場合の搬送動作の様子を表している。定型サイズの例は、A4、A3、B5、B4である。原稿D1、D2は、原稿トレイ101に積載された状態において重なる2枚の原稿であり、原稿D1を先行して搬送される先行シートとするとき、原稿D2はこれに後続して搬送される後続シートにあたる。
定型サイズの原稿を搬送する場合、ユーザは、画像読取装置170に対して読取動作の実行を指令する前に、予め原稿トレイ101に原稿を積載し、サイド規制板203、204を原稿の側端に合わせて移動させるものとする。搬送制御部302は、ボリュームセンサ208の出力電圧の値から、予めメモリ305に格納されている出力電圧と定型サイズのシート幅との対応関係を参照するなどして、原稿のシート幅を認識する。また、原稿長さセンサS3が原稿を検知しているか否かに応じて、原稿がいずれの定型サイズであるかを判別する。
画像読取装置170に対して読取動作の実行が指令されると、搬送制御部302はADF100により原稿を搬送するための処理を開始する(図8のスタート)。このとき、ボリュームセンサ208及び原稿長さセンサS3の検知結果によって原稿が定型シートであることが判明しているときは、定型シート用の搬送制御(本実施形態の第2モード)である図9のシーケンス(F2)が開始される。
本実施形態では、ボリュームセンサ208によって検知された原稿のシート幅が予め設定された閾値以上である場合(S101:NO)には、原稿は定型サイズであるものとして扱う。また、シート幅に基づいて原稿が定型サイズであると判断した場合、原稿長さセンサS3の検知結果に基づいて定型サイズのいずれであるかを確定する(S102~S104)。このとき、原稿長さセンサS3が原稿を検知していれば、シート幅が同一の定型サイズ(例えば短辺送り向きのB5と長辺送り向きのB4)のうちで長い方のサイズが採用され、検知していなければ短い方のサイズが採用される。そして、確定したサイズ情報を用いて、定型シート用の搬送制御を実行する(F2)。
以下、図9のフローチャートに沿って定型シート用の搬送制御の内容を説明する。
定型シート用の搬送制御を開始する時点では、給送ローラ103はホームポジションである上方位置にあり、原稿D1には接していない(図5(a)参照)。搬送制御が開始されると、まず、カムモータM4によりカム152を回転させて給送ローラ103を下降させ、原稿D1の上面に当接させる(S201~S203、図5(b)参照)。次に、給送モータM1及び搬送モータM2を回転させると(S204)、原稿D1に当接している給送ローラ103により原稿D1が給送方向に繰出される(図5(c)参照)。
その後、原稿D1の先端は搬送ローラ104と分離ローラ105との間の分離ニップに到達し、原稿D1は他の原稿から分離された状態でさらに搬送される。そして、原稿D1の先端が分離後センサS2に到達したことが検知されると(S205)、カムモータM4を再び回転させて給送ローラ103を上昇させ、原稿D1から離間させる(S206~S208、図6(a)参照)。給送ローラ103を上昇させるのは、原稿D1の下に重なる原稿D2が連れ送りによって分離ニップに向けて移動し、分離ローラ105に衝突して座屈したり、原稿D2が原稿D1と共に分離ニップを通過して重送が生じることを避けるためである。また、原稿D1の先端が分離後センサS2に到達したことが検知された後に給送ローラ103を上昇させるのは、給送ローラ103から搬送ローラ104に原稿D1の搬送が確実に引き継がれた状態で給送ローラ103を原稿D1から離間させるためである。
原稿D1が引抜ローラ106に到達して、引抜後センサS4が原稿D1の先端を検知すると(S209)、給送モータM1を停止させる(S210、図6(b)参照)。これ以降、原稿D1は、搬送モータM2によって駆動される引抜ローラ106、リードローラ108、リード排出ローラ111及び排出ローラ113によって搬送され、排出トレイ114に排出される。その過程で、流し読みガラス116を通して走査ユニット122により原稿D1の画像が読取られる。なお、引抜後センサS4が原稿D1の先端を検知した時点で給送モータM1を停止させるのは、次の原稿D2が分離ニップの近くまで移動しているような場合に重送が生じることを防ぐためである。
ここで、定型シート用の搬送制御においては、S206~S208で給送ローラ103を上昇させて原稿D1から離間させた後、生産性を優先したタイミングで再び給送ローラ103を下降させる動作(当接動作)を開始して次の原稿D2の給送に備える。即ち、搬送制御部302は、図6(b)の状態となった後、分離後センサS2が原稿D1の後端の通過を検知する前であっても、原稿D1が一定の距離以上搬送されていれば、給送ローラ103の当接動作を開始可能と判断する。
本実施形態において、給送ローラ103の当接動作を開始する具体的な条件は、分離後センサS2が原稿D1の先端を検知した時点を基準として、分離搬送ローラ対104Aによる原稿D1の搬送距離が所定距離以上となることである。「所定距離」とは、原稿D1の先端が分離後センサS2の検知位置を通過してから、原稿D1の後端が、給送ローラ103の当接位置P1を通過するまでの移動距離以上の長さとなるように予め設定された距離である。なお、給送ローラ103の当接位置P1(図6(c)参照)とは、給送ローラ103を下降させて原稿トレイ101上の原稿に当接させた場合に給送ローラ103と原稿とが接触する範囲の、給送方向に関する中央位置を指すものとする。
分離後センサS2が原稿D1の先端の通過を検知した時点からの原稿D1の搬送距離は、給送モータM1及び搬送モータM2の回転量並びに各モータの角速度に対する搬送ローラ104や引抜ローラ106の周速の比に基づいて算出することができる。また、所定距離の値は、複数の定型サイズの間で共通とすることもできるが、シート長さが異なる定型サイズごとに予め定めておくと好適である。具体的には、あるシート長さの原稿D1について、原稿D1の先端が分離後センサS2の検知位置を通過してから、原稿D1の後端が、給送ローラ103の当接位置P1を通過するまでの理論上の移動距離を求める。この理論上の移動距離に対し、給送ローラ103を下降させた際に給送ローラ103を原稿D1と接触させないために必要なマージンを加算した値を、所定距離として設定することができる。
搬送制御部302は、S207で分離後センサS2が原稿D1の先端の通過を検知した時点を基準に、給送モータM1の回転量を監視して分離搬送ローラ対104Aによる原稿D1の搬送距離を算出し、上記の所定距離と比較する(S211)。そして、搬送距離が所定距離以上となった場合、カムモータM4によりカム152を回転させて給送ローラ103を下降させ、次の原稿D2の上面に当接させる当接動作を実行する(S212~S214、図6(c)参照)。
このように、定型シート用の搬送制御においては、分離後センサS2が原稿D1の後端を検知する前であっても、原稿D1の搬送距離に基づいて給送ローラ103の当接動作を開始して次の原稿D2の給送に備える。このとき、原稿D1の後端は既に給送ローラ103の当接位置P1を通過していることから、上記S206~S208に関連して説明したような原稿D2の座屈や重送が生じることが回避される。また、原稿D1に給送ローラ103が落下することによる原稿D1のダメージ(例えば走査ユニット122により画像が読取られる読取面となる、原稿トレイ101上における原稿D1の上面を給送ローラ103が摩擦することによる摺擦痕)が回避される。そして、後述する幅狭シート用の搬送制御のように分離後センサS2が原稿D1の後端を検知した後に給送ローラ103の当接動作を開始する構成に比べると、前の原稿の後端と次の原稿の先端との間隔が狭まり、ADF100の生産性を向上可能である。
ところで給送ローラ103が下降して次の原稿D2に当接した時点では、前の原稿D1の後端がまだ分離ニップを通過していない可能性があり、そのような場合に次の原稿D2の給送を直ちに開始すると、原稿同士が衝突して座屈が生じる可能性がある。そこで、分離後センサS2が原稿D1の後端の通過を検知するまでは、次の原稿D2の給送は開始されない(S215)。分離後センサS2が原稿D1の後端の通過を検知した際に、原稿有無センサS1が原稿トレイ101上の原稿の存在を検知しているときは(S216:YES)、少なくとも次の原稿D2があることが分かる。この場合は、給送モータM1を駆動して次の原稿D2の給送を開始し(S217)、S205に戻って処理を継続する。一方、分離後センサS2が原稿D1の後端の通過を検知した際に、原稿有無センサS1が原稿トレイ101上の原稿の存在を検知していないときは(S216:NO)、全ての原稿が給送されたと判断して搬送動作を終了する。
(搬送動作:幅狭シートの場合)
次に、幅狭シート用の搬送動作について、図5、図7、図8、図10を用いて説明する。図7は、手形、小切手、領収書のような幅が狭い原稿D1、D2を搬送する場合の搬送動作の様子を表している。また、給送動作の初期段階は定型シートの場合と同様であるため、図5も参照して説明する。
以下、本実施形態における幅狭シートとは、ADF100が対応する最も幅の狭い定型サイズであるA6R(シート幅105mm)よりも幅が狭いシートを指すものとする。幅の狭い原稿を搬送する場合も、定型サイズの原稿の場合と同様に、ユーザは、画像読取装置170に対して読取動作の実行を指令する前に、予め原稿トレイ101に原稿を積載し、サイド規制板203、204を原稿の側端に合わせて移動させるものとする。搬送制御部302は、ボリュームセンサ208の出力電圧の値から、予めメモリ305に格納されている出力電圧と定型サイズのシート幅との対応関係を参照するなどして、原稿のシート幅を認識する。このとき、ボリュームセンサ208の出力電圧が、最も幅の狭い定型サイズよりもさらに原稿のシート幅が狭いことを示していることにより、原稿トレイ101に積載されている原稿が幅狭シートであることが判明する。
画像読取装置170に対して読取動作の実行が指令されると、搬送制御部302はADF100により原稿を搬送するための処理を開始する(図8のスタート)。このとき、ボリュームセンサ208の検知結果によって原稿が幅狭シートであることが判明しているときは、幅狭シート用の搬送制御(本実施形態の第1モード)である図10のシーケンス(F3)が開始される。本実施形態では、ボリュームセンサ208によって検知された原稿のシート幅が予め設定された閾値未満(105mm未満)である場合(S101:YES)には、原稿が定型サイズではない幅狭シートであるものとして扱う。
ここで、幅狭シートは、定型シートと異なり原稿のシート幅が分かっていても搬送方向のシート長さは定まっていない。従って、定型シート用の搬送制御で説明したように、前の原稿の給送開始後に給送ローラ103を上昇させた後、前の原稿の搬送距離に基づいて給送ローラを下降させると、給送ローラが前の原稿の上に落下して、次の原稿の座屈や重送が発生する可能性がある。そこで、幅狭シート用の搬送制御においては、分離後センサS2が前の原稿の後端を検知した場合に給送ローラ103を下降させる。
以下、図10のフローチャートに沿って幅狭シート用の搬送制御の内容を説明する。なお、図10におけるS301~S310の処理内容は、幅狭シート用の搬送制御(図9におけるS201~S210)と同様である。
幅狭シート用の搬送制御を開始する時点では、給送ローラ103はホームポジションである上方位置にあり、原稿D1には接していない(図5(a)参照)。搬送制御が開始されると、まず、カムモータM4によりカム152を回転させて給送ローラ103を下降させ、原稿D1の上面に当接させる(S301~S303、図5(b)参照)。次に、給送モータM1及び搬送モータM2を回転させると(S304)、原稿D1に当接している給送ローラ103により原稿D1が給送方向に繰出される(図5(c)参照)。
その後、原稿D1の先端は搬送ローラ104と分離ローラ105との間の分離ニップに到達し、他の原稿から分離された状態でさらに搬送される。そして、原稿D1の先端が分離後センサS2に到達したことが検知されると(S305)、カムモータM4を再び回転させて給送ローラ103を上昇させ、原稿D1から離間させる(S306~S308、図7(a)参照)。給送ローラ103を上昇させる理由及びその時期については、定型シートの場合と同様である。
原稿D1が引抜ローラ106に到達して、引抜後センサS4が原稿D1の先端を検知すると(S309)、給送モータM1を停止させる(S310、図7(b)参照)。これ以降、原稿D1は、搬送モータM2によって駆動される引抜ローラ106、リードローラ108、リード排出ローラ111及び排出ローラ113によって搬送され、排出トレイ114に排出される。その過程で、流し読みガラス116を通して走査ユニット122により原稿D1の画像が読取られる。
ここで、幅狭シート用の搬送制御では、分離後センサS2が原稿D1の先端を検知した時点からの原稿D1の搬送距離に基づいて給送ローラ103を下降させることは行わず、分離後センサS2が原稿D1の後端を検知するまで待機する。従って、図7(c)に示すように、実際には原稿D1の後端が給送ローラ103の当接位置P1を通過していたとしても、幅狭シート用の搬送制御では給送ローラ103の下降は直ちには行われない。
その後、分離後センサS2が原稿D1の後端の通過を検知した際に(S311:YES)、原稿有無センサS1が原稿トレイ101上の原稿の存在を検知しているときは(S312:YES)、少なくとも次の原稿D2があることが分かる。この場合、カムモータM4によりカム152を回転させて給送ローラ103を下降させ、次の原稿D2の上面に当接させる当接動作を実行する(S313~S315、図7(d)参照)。給送ローラ103の下降が終わるとすぐに給送モータM1を駆動して次の原稿D2の給送を開始し(S316)、S305に戻って処理を継続する。一方、分離後センサS2が原稿D1の後端の通過を検知した際に、原稿有無センサS1が原稿トレイ101上の原稿の存在を検知していないときは(S312:NO)、全ての原稿が給送されたと判断して搬送動作を終了する。
このように、幅狭シート用の搬送制御では、分離後センサS2が前の原稿D1の後端を検知するまで待機してから、次の原稿D2の給送に備えて給送ローラ103の当接動作を実行する。このような構成により、シート長さが不明な幅狭シートの場合であっても、安定した搬送動作を実現することができる。
(本実施形態のまとめ)
以上説明した通り、本実施形態では、ボリュームセンサ208及び原稿長さセンサS3の検知結果に基づいて、給送ローラ103の下降タイミングが互いに異なる定型シート用の搬送制御と幅狭シート用の搬送制御とを切り替えている。言い換えると、サイズ取得手段によって取得した情報に基づいて、先行シートの給送を開始して給送手段の離間動作の実行後に給送手段の当接動作を行うタイミングが異なる第1モードと第2モードとを選択的に実行する。
第1モードにあたる幅狭シート用の搬送制御では、分離後センサS2によって先行する原稿の後端の通過を検知した場合に給送ローラ103を下降させるため、原稿長さに関わらず、安定した搬送動作が実現される。一方、第2モードにあたる定型シート用の搬送制御では、分離後センサS2による後端検知の前に、先行する原稿の搬送距離に基づいて給送ローラ103を下降させるため、原稿サイズの確定が必要となるものの、高い生産性が達成される。従って、本実施形態の構成により、生産性の向上と搬送動作の安定性向上との両立を図ることが可能となる。
(変形例)
上記実施形態では、サイズ取得手段を構成するシート幅検知部の例としてボリュームセンサ208を例示した。これに代えて、例えば定型サイズに対応するサイド規制板203、204の位置に合わせて少なくとも1つのフォトインタラプタを設置しておき、サイド規制板に設けたフラグをフォトインタラプタで検出することでシート幅を検知するようにしてもよい。また、サイズ取得手段は原稿トレイ101等の積載部に設置されるものに限らず、例えば画像形成装置10の操作パネルを介してユーザが入力した原稿サイズに基づいてADF100における搬送制御のモードを変更するものとしてもよい。このとき、原稿サイズの入力画面を表示する画面を表示してユーザの入力を受け付ける操作パネルは、サイズ取得手段の他の例である。
また、上記実施形態では、シート幅がA6R以上である場合には、原稿はいずれかの定型サイズに該当するものとし、A6Rよりも幅の狭い原稿であることを検知した場合に、原稿長さによらずに安定した搬送動作を行う幅狭シート用の搬送制御を適用している。しかし、ADF100が搬送可能な定型サイズのうちで最も幅が狭いサイズよりも幅が広い原稿であって、原稿長さが不定であるものを想定するときは、そのような原稿について幅狭シート用の搬送制御と同じ内容の制御を適用してもよい。つまり、サイズ取得手段によって取得した原稿トレイ上のシートサイズに関する情報が、出荷前にメモリ305に登録される等して予め定められた複数のサイズのいずれかに該当するか否かによって搬送制御のモードを変更するようにしてもよい。
例えば、ボリュームセンサ208の出力信号が、定型サイズのシート幅に正確に対応する値に対して一定の誤差範囲内にあるときは原稿が定型サイズであると判断し、出力信号がいずれの定型サイズの誤差範囲内にもないときは不定サイズと判断する。この場合、不定サイズの原稿を搬送する際に、上記実施形態における幅狭シート用の搬送制御と同じ内容の制御を適用することで、実際の原稿長さによらずに安定した搬送動作を実現することができる。また、サイズ取得手段として操作パネルを用いる上記の変形例の場合、原稿サイズが不定であることを表す情報(「フリーサイズ」や「不定サイズ」等)が入力された場合に、幅狭シート用の搬送制御と同じ内容の制御を適用することが考えられる。
また、上記実施形態における定型シート用の搬送制御では、分離後センサS2が前の原稿の先端を検知したタイミングを基準にして原稿の搬送距離を計算している(図9のS211)。これに代えて、例えば給送モータM1の駆動開始からの回転量に基づいて原稿の搬送距離を計算してもよい。つまり、定型サイズ用の搬送制御では、原稿の搬送距離の計算方法の如何を問わず、前の原稿の後端が少なくとも給送ローラの当接位置を通過する距離で搬送されていることを確認した場合に、給送ローラの当接動作を開始することができる。
また、上記実施形態における幅狭シート用の搬送制御では、専ら分離後センサS2が前の原稿の後端を検知した場合に、次の原稿の給送に備えて給送ローラの当接動作が開始されている。これに代えて、原稿トレイ101における原稿のセット位置よりも下流かつ分離ニップよりも上流において原稿を検知する分離前センサを配置することが考えられる。この場合、分離前センサ及び分離後センサS2のいずれかが前の原稿の後端を検知した場合に、次の原稿の給送に備えて給送ローラの当接動作を開始する構成とすれば、幅狭シート用の搬送制御における生産性の向上が見込まれる。
また、上記実施形態では、ADF100による原稿の搬送動作のモードとして定型シート用の搬送制御と幅狭シート用の搬送制御の2つを例示したが、これ以外のモードを含む3つ以上のモードを選択的に実行するものであってもよい。
上記実施形態では、シート給送装置の例として、画像読取装置において原稿となるシートを給送するADF100を挙げて本技術の内容を説明した。本技術は、これに限らず、例えば画像形成装置において記録材として用いるシートを給送するシート給送装置にも適用可能である。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10…画像形成装置/14、70、PY~PK…画像形成手段(画像形成ステーション、中間転写ユニット、定着装置)/100…シート給送装置(ADF)/101…積載部(原稿トレイ)/103…給送手段(給送ローラ)/104A…分離搬送手段(分離搬送ローラ対)/106…下流搬送手段(引抜ローラ)/122…読取手段(走査ユニット)/152…接離機構(カム)/170…画像読取装置/203、204…側端規制手段(サイド規制板)/208…サイズ取得手段、シート幅検知部(ボリュームセンサ)/301…制御手段(制御部)/M1…第1駆動源(給送モータ)/M2…第3駆動源(搬送モータ)/M4…第2駆動源(カムモータ)/S2…検知手段(分離後センサ)/S3…サイズ取得手段、シート長さ検知部(原稿長さセンサ)/S4…下流検知手段(引抜後センサ)

Claims (12)

  1. シートが積載される積載部と、
    前記積載部に積載されたシートの上面に当接して給送方向に給送する給送手段と、
    前記給送手段を、前記積載部に積載されたシートに当接及び離間させる接離機構と、
    前記給送方向において前記給送手段の下流に位置する分離部において、前記給送手段によって給送されたシートを1枚ずつ分離しながら搬送する分離搬送手段と、
    前記給送方向において前記給送手段よりも下流でシートを検知する検知手段と、
    前記積載部に積載されたシートの、前記給送方向に垂直な幅方向におけるシート幅を含む情報を取得する取得手段と、
    前記接離機構により前記給送手段を前記積載部に積載されたシートに当接させる当接動作と、前記接離機構により前記給送手段を前記積載部に積載されたシートから離間させる離間動作と、を実行する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記取得手段が取得したシート幅が予め定められた閾値より小さい場合に、前記離間動作の実行後、前記検知手段が先行シートの後端を検知したことに基づいて、後続シートの給送を行うために前記当接動作を開始する第1モードを実行し、
    前記取得手段が取得したシート幅が前記閾値より大きい場合に、前記離間動作の実行後、前記検知手段が先行シートの後端を検知する前に、前記分離搬送手段により先行シートが搬送された距離に基づいて、後続シートの給送を行うために前記当接動作を開始する第2モードを実行する、
    ことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記取得手段は、前記積載部に設けられ、前記積載部に積載されたシートのシート幅を検知するシート幅検知部を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記積載部に前記幅方向に移動可能に設けられ、前記積載部に積載されるシートの前記幅方向の位置を規制する側端規制手段をさらに備え、
    前記シート幅検知部は、前記側端規制手段の位置に基づいて前記積載部に積載されたシートのシート幅を検知する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
  4. シートが積載される積載部と、
    前記積載部に積載されたシートの上面に当接して給送方向に給送する給送手段と、
    前記給送手段を、前記積載部に積載されたシートに当接及び離間させる接離機構と、
    前記給送方向において前記給送手段の下流に位置する分離部において、前記給送手段によって給送されたシートを1枚ずつ分離しながら搬送する分離搬送手段と、
    前記給送方向において前記給送手段よりも下流でシートを検知する検知手段と、
    前記積載部に積載されたシートのサイズに関する情報を取得する取得手段と、
    前記接離機構により前記給送手段を前記積載部に積載されたシートに当接させる当接動作と、前記接離機構により前記給送手段を前記積載部に積載されたシートから離間させる離間動作と、を実行する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記取得手段によって取得した情報が、前記積載部に積載されたシートが予め定められた複数のサイズのいずれにも該当しないことを示している場合に、前記離間動作の実行後、前記検知手段が先行シートの後端を検知したことに基づいて、後続シートの給送を行うために前記当接動作を開始する第1モードを実行し、
    前記取得手段によって取得した情報が、前記積載部に積載されたシートが前記複数のサイズのいずれかに該当することを示している場合に、前記離間動作の実行後、前記検知手段が先行シートの後端を検知する前に、前記分離搬送手段により先行シートが搬送された距離に基づいて、後続シートの給送を行うために前記当接動作を開始する第2モードを実行する、
    ことを特徴とするシート給送装置。
  5. 前記制御手段は、前記第2モードにおいて、前記検知手段が先行シートの先端を検知した時点から前記分離搬送手段により先行シートが搬送された距離が所定距離以上となった場合に、前記当接動作を開始するように構成され、
    前記所定距離は、先行シートの先端が前記検知手段の検知位置を通過してから、先行シートの後端が、前記当接動作が行われた場合に前記給送手段が前記積載部に積載されたシートに当接する位置を通過するまでの先行シートの移動距離以上の長さに設定される、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  6. 前記取得手段は、前記積載部に設けられ、前記積載部に積載されたシートの前記給送方向における長さに関する情報を検知するシート長さ検知部を含み、
    前記所定距離の値は、前記シート長さ検知部の検知結果に応じて変更される、
    ことを特徴とする請求項に記載のシート給送装置。
  7. 前記給送手段を駆動してシートを給送させる第1駆動源と、
    前記接離機構を駆動して前記当接動作及び前記離間動作を行わせる第2駆動源と、をさらに備え、
    前記制御手段は、前記第2モードにおいて、前記検知手段が先行シートの後端を検知する前に前記第2駆動源に前記接離機構を駆動させて前記当接動作を実行した場合、前記検知手段が先行シートの後端を検知するまで待機した後に、前記第1駆動源による前記給送手段の駆動を開始する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  8. 前記給送方向において前記分離搬送手段の下流でシートを搬送する下流搬送手段と、
    前記下流搬送手段を駆動する第3駆動源と、
    前記下流搬送手段の下流でシートを検知する下流検知手段と、をさらに備え、
    前記第1駆動源は、前記分離搬送手段を駆動するように構成され、
    前記制御手段は、
    前記給送手段に先行シートの給送を開始させた後、前記検知手段が先行シートの先端を検知したことに基づいて、前記第2駆動源に前記接離機構を駆動させて前記離間動作を実行し、
    前記離間動作を実行した後、前記下流検知手段が先行シートの先端を検知したことに基づいて、前記第1駆動源による前記給送手段の駆動を停止する、
    ことを特徴とする請求項に記載のシート給送装置。
  9. 前記給送手段は、上下に揺動する揺動部材に支持された給送ローラであり、
    前記接離機構は、前記揺動部材を揺動して前記給送ローラを前記積載部に対して移動させるように構成され、
    前記分離搬送手段は、前記給送方向にシートを搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラとの間に前記分離部を形成し、前記分離部を通過するシートに摩擦力を付与することでシートの分離を行う分離部材と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  10. 前記制御手段は、前記給送手段に先行シートの給送を開始させた後、前記検知手段が先行シートの先端を検知したことに基づいて、前記離間動作を実行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
    前記シート給送装置によって給送されるシートの画像を読取る読取手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  12. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート給送装置及び請求項11に記載の画像読取装置の少なくとも一方と、
    記録材に画像を形成する画像形成手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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