JPH09110224A - シート給送装置、原稿読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置、原稿読取装置及び画像形成装置

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JPH09110224A
JPH09110224A JP27283095A JP27283095A JPH09110224A JP H09110224 A JPH09110224 A JP H09110224A JP 27283095 A JP27283095 A JP 27283095A JP 27283095 A JP27283095 A JP 27283095A JP H09110224 A JPH09110224 A JP H09110224A
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sheet
cam member
stopper
roller
sheet feeding
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Toshiyuki Takano
高野敏行
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストッパ部材によりシートを停止したり搬送
可能にしたりするシート給送装置において、ストッパ装
置を作動するためのソレノイド等のアクチュエータを用
いることによる給送装置の大型化や製造コストの増加を
防止すること。 【解決手段】 シートに対する係止位置又は退避位置を
とり得るストッパ部材20を有し、ストッパ部材の退避
位置で搬送ローラによりシートを給送するようにしたシ
ート給送装置において、前記ストッパ部材は、カム部材
23を1方向に一定量回転し((2)、(3))、その
後他方向回転してシート搬送可能な退避位置をとり
(4)、更にカム部材の前記1方向回転により係止位置
((5)、(1))をとるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、載置部に載置され
るシートをストッパにより所定位置に停止保持し、所望
のタイミングで停止を解除し得るようにしたシート給送
装置及び原稿読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ等の画像形成装置に
おける原稿読取装置では原稿シート束を停止保持してお
くために、分離搬送ローラの前段にストッパが設けられ
ている。即ちユーザが原稿シートの読取に際し、ピック
アップローラの停止状態で、シート束を原稿読取装置の
分離ローラ部まで一気に押し込んでしまうと、分離ロー
ラによりシートを分離できなくなるため、ピックアップ
ローラ又は予備搬送ローラと分離ローラ部との間にシー
ト束を分離ローラ部に押し込めないように停止保持する
ストッパが設けられている。そして原稿を読み取る場合
はストッパを退避させてシートの停止を解除し、ピック
アップローラを回転させこれによりシート束から1枚ず
つシートを取り出し後段の分離ローラに給送し、重送さ
れたシートは分離ローラにより確実に分離、後段の読取
手段によりシートの情報を読み取るようにしている。と
ころでこのような従来のストッパは、ソレノイド等のア
クチュエータによりシート先端を規制する位置とシート
の送りを可能にする退避位置との間で移動されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の原
稿読取装置では、ストッパを作動するのにソレノイド等
のアクチュエータが必要であり、さらにそれを制御する
ための制御部も必要となり、コスト高や装置の大型化等
の問題があった。
【0004】本発明は、ソレノイド等のアクチュエータ
や該アクチュエータのための制御装置を用いずにストッ
パを作動可能として上記のような問題を解決したシート
給送装置及び原稿読取装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
は、シートに対する係止位置又は退避位置をとり得るス
トッパ装置を有し、ストッパ装置の退避位置で搬送ロー
ラによりシートを給送するようにしたシート給送装置に
おいて、前記ストッパ装置は、カム部材を1方向に一定
量回転した後他方向回転してシート搬送可能な退避位置
をとり、更にカム部材の前記1方向回転により係止位置
をとるようにしたことを特徴とする。
【0006】本出願に係る第2の発明は、ストッパ装置
は、係止位置又は退避位置をとるストッパ部材と、スト
ッパ部材を作動するカム部材と、ストッパ部材及びカム
部材に設けられた両係止部を有し、カム部材とモータと
の間にワンウエイクラッチが設けられ、モータによりワ
ンウエイクラッチを介してカム部材をカム部材の係止部
がストッパ部材の係止部を通過するまで1方向に回転
し、両係止部が互いに係合するまで他方向に回転してス
トッパ部材に退避位置をとらせ、退避位置からの1方向
回転によりカム部材に係止位置をとらせるようにしたこ
とを特徴とする。本出願に係る第3の発明は、前記搬送
ローラは予備搬送ローラ及び分離ローラからなり、該両
ローラの間にストッパ装置が配置されていることを特徴
とする。本出願に係る第4の発明は、搬送ローラをシー
ト搬送方向に回転するモータの正転により前記カム部材
の前記他方向回転を行い、モータの逆転によりカム部材
の前記1方向回転を行うようにしたことを特徴とする。
【0007】本出願に係る第5の発明は、前記シート給
送装置と、該シート給送装置により送られるシートの情
報を読み取る読取手段を有することを特徴とする。
【0008】本出願に係る第6の発明は、前記原稿読取
装置と、該原稿読取装置により読み取られた情報に基づ
き画像を形成する画像形成手段を有することを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の1実施形態としてのファ
クシミリ装置全体の構成について図5乃至図7を参照し
て概略説明する。
【0010】図5乃至図7において、1は装置本体、2
は装置本体1の上面カバーに原稿Dを複数枚積載するこ
とができるように構成された原稿載置台、3は原稿Dの
画像情報を読取る画像読取部、4はレーザービームプリ
ンタからなる記録部、5は原稿搬送部、6は原稿押圧
部、7は密着型イメージセンサ、8は原稿排紙トレイ、
9はレーザースキャナ、10は画像形成部、11はシー
ト積載装置給紙部、12は記録紙排紙トレイ、1Зはシ
ート積載手段であるМP(マルチ記録紙)シート積載装
置、14はカートリッジカバー、15はADF(自動原
稿送り装置)カバー、16は上原稿ガイド、17は重り
用軸、18は原稿押え板、19は下原稿ガイド、20は
画像読取部と記録部の仕切部、21はファクシミリ装置
の制御部、22はハンドセット、2Зは搬送ガイド、2
4は操作部、25は表示部、26はファクシミリ装置の
動作状態を示すタリーランプ、27は2段目シート積載
装置部、28はカバー部材であるライトカバー、29は
MPシート積載装置センサ、З0はMP分離部である。
【0011】画像読取部Зは、原稿載置台2上に積載し
た原稿Dを予備搬送押圧片5aと圧接した予備搬送ロー
ラ5b及び逆転ローラ5cと圧接した分離ローラ5dで
1枚ずつ給送分離し、さらに押圧バネ5kにより押圧さ
れた給紙コロ5eと圧接した給紙ローラ5f等で密着型
イメージセンサ7に搬送し、原稿押圧部6で重り用軸1
7、原稿押え板18により原稿Dを密着型イメージセン
サ7に押圧して密着させつつ原稿Dの画像情報を読取っ
た後、原稿Dを押圧バネ5kにより押圧された排紙コロ
5gと圧接した排紙ローラ5hによって原稿排紙トレイ
8に排出するようになっている。この間、原稿Dは上原
稿カイド16と下原稿ガイド19によりガイドされる。
【0012】原稿載置台2には原稿Dの搬送方向と直角
方向(原稿Dの幅方向)にスライド可能なスライダ2a
が設けられていて、前記スライダ2aによって原稿載置
台2上に積戴された原稿Dの両サイドを揃えることが出
来るようになっている。また、原稿Dが長尺原稿の場合
は延長原稿トレイ2bを開くことによって原稿Dの後端
部が原稿載置台2からはみ出して垂れ下がることを防止
することができる。
【0013】記録部4は、制御部21から出力される画
像信号に基づいてレーザースキャナ9のレーザービーム
発振器9aから変調信号を射出し、この変調ビームをポ
リゴンミラー9bによって画像形成部10の感光体ドラ
ム10aに走査光を照射して、感光体ドラム10a表面
に画像情報を形成し、シート積載装置給紙部11または
2段目シート積載装置部27またはMPシート積載装置
部1Зから画像形成部10に給送された記録紙Sに画像
情報を転写して定着した後、記録紙積載トレイ12に排
紙するようになっている。
【0014】感光体ドラム10aは1次帯電器10bと
現像ローラ10cとクリーニングローラ10dと共に記
録カートリッジ10e内に一体に組込まれていて、装置
本体1に対して着脱自在に構成されている。そして感光
体ドラム10aの表面は1次帯電器10bにより均一に
帯電され、表面にポリゴンミラー9bから走査光が折り
返しミラー9cで反射して照射されると潜像が形成さ
れ、潜像が現像ローラ10cから供給されるトナーによ
って顕像化されるようになっている。
【0015】画像形成部10の感光体ドラム10a周辺
部には転写帯電器10fが配置され、また感光体ドラム
10aよりも下流側の記録紙搬送経路に熱定着器10
g、排紙ローラ10hが配置されている。
【0016】記録紙Sは転写帯電器10fで感光体ドラ
ム10a表面に形成された卜ナー像を転写された後、搬
送ガイド2Зに沿って搬送され、熱定着器10gでトナ
ー像が定着されて、排紙ローラ10hにより記録紙排紙
トレイ12に排出されるようになっている。
【0017】MPシート積載装置部13は装置本体1の
底部に配設されている。MPシート積載装置13aに積
載された記録紙Sは、圧接部材1ЗbによりMP中板1
3cが上方に回動させられることによってMP分離ロー
ラЗ0aに圧接きれ、MP分離バッドЗ0bによって一
枚ずつ分離され(摩擦片分離方式)、MP分離ベース3
0cに沿って搬送され、さらに搬送ローラ28aと、ラ
イトカバー28に配置されたカバー側Uターンガイド2
8bと、装置本体1側に配置された本棒側Uターンガイ
ド28cによって反転される。さらに給送中の記録紙S
はレジストセンサ28dにより先端位置を検知きれ、感
光体ドラム10aに形成されたトナー像の先端と記録紙
Sの先端が一致するように給紙、画像出カタイミングを
合わされた後、転写帯電器10fと感光体ドラム10a
との間に搬送される。画像はMPシート積載装置13a
に積載された記録紙Sの下面側に記録される。
【0018】また、記録紙Sは記録紙サイズに合わせて
移動可能に装着されたMP規制板1Зdによって側端
面、後端面を規制され斜行や不送りが発生しないように
なっている。また、記録紙Sのサイズや有無はMPシー
ト積載装置センサ29により検知される。記録紙積載可
能枚数は100枚であり、装置本体1に向かって左側面
に引き出されるように構成されている(サイドローディ
ング方式)。また、積載可能な記録紙サイズはA4、レ
ター、リーガルのЗ種類であり、図7ではMP規制板1
ЗdはA4サイズに設定されている。
【0019】シート積載装置給紙部11は、装置本体1
の底部下面にシート積載装置給紙部11の天板11hが
接するように配設されており、天板11hの上面は装置
本体1の底板になっている。給紙シート積載装置100
に積載された記録紙Sは中板102が中板バネ104に
よって上方に付勢され、半円状の給紙ローラ11bによ
り送り出され、分離手段により1枚ずつ分離される。分
離手段は、給紙ローラ11bの下流側に給送回転体であ
るフィードローラ50と、該フィードローラ50に接離
可能に設けられている摩擦分離体であるリタードローラ
192が配置されている。フィードローラ50は記録紙
Sを送る方向に回転し、リタードローラ192は記録紙
Sをカセット100側に戻す方向に回転が付勢されてい
て、フィードローラ50とリタードローラ192との間
で記録紙Sが1枚ずつ分離される。なお、カセット10
0には、記録紙Sの予備分離として分離爪106が設け
られている。これによって、記録紙は確実に1枚ずつ分
離される。分離された記録紙Sは、MP分離ベースЗ0
cと通紙ガィド28eの間を通過して、搬送ローラ28
aと、ライトカバー28に配置されたカバー側Uターン
カイド28bと、装置本体1側に配置された本体側Uタ
ーンガイド28cによって反転される。ここからは前述
のMPシート積載装置部13からの給紙と同じである。
紙パスは搬送ローラ28aの直前で合流する。画優は給
紙シート積載装置100に積載された記録紙Sの下面側
に記録される。
【0020】2段目シート積載装置給紙部27は図7で
は省略されているが、図示されているシート積載装置給
紙部11とほぼ同等の構成であり、2段目シート積載装
置101内部の記録紙Sはシート積載装置給紙部11の
側方空間部11gを通して記録部4に給紙される。
【0021】シート積載装置100、101はいずれも
記録紙積載可能枚数は500枚であり、装置本体1に対
して前面に引き出されるように構成されている(フロン
トローディング方式)。また、積戴可能な記録紙サイズ
は主としてA4、レターの2種類である。
【0022】また、シート積載装置給紙部11と2段目
シート積載装置給紙部27はそれぞれオプションとして
分離、結合可能になっており、装置全体の記録紙積載可
能枚数は100枚(シート積載装置給紙部を設けない場
合)から1100枚(シート積載装置給紙部11を2段
設けた場合)まで可変することが可能になっている。装
置本体1にはカートリッジカバー14が開閉可能に設け
られていて、カートリッジカバー14を開くことによっ
て記録カートリッジ10eを装置本体1の外に引出して
交換できるようになっている。また、カートリッジカバ
ー14にはインターロック機構が備わっており、カート
リッジカバー14が開いているか、記録カートリッジ1
0eが装置本体1にセットされていない場合は記録部4
が動作しないようになっている。また、記録カートリッ
ジ10eに設けたドラム感光防止シャッター10iは記
録カートリッジ10eの装置本体1へのセットと連動す
るようになっており、カートリッジカバー14を開いて
記録カートリッジ10eの装置本体1へのセットした時
シャッター10iが開き、記録カートリッジ10eを装
置本体1から取り出した時にシャッター10iが閉じる
ことで感光体ドラム10aの不必要な感光を防止するよ
うになっている。
【0023】また記録中にジャムが発生した場合、カー
トリッジカバー14、ライトカバー28、排紙カバー1
0j、ジャム解除カバー11iのいずれかを開けること
によって内部に滞留している記録紙Sを取り出すことが
できるようになっている。
【0024】また、排紙カバー10jは記録紙排紙トレ
イ12を取り外した後開く必要がある。
【0025】仕切部20は画像読取部Зと記録部4を分
離するダクトとなっており、ここに図示しないファンに
よって空気を流すことによって記録部4から発生した熱
により画像読取部3が悪影響を受けたり、記録紙Sから
蒸散した水蒸気が結露して記録紙S上に滴下することを
防いでいる。
【0026】密着型イメージセンサ7は光源としてのL
EDアレイから原稿Dの画像情報面に光を照射し、画像
情報面を反射した反射光をセルフォックレンズでセンサ
素子に結像して画像情報を読取るものである。
【0027】なお以上はFAXの例であるが、本発明は
他の画像形成装置に適用し得ることは勿論である。
【0028】次に本発明の原稿読取部の1実施形態につ
いて説明する。図1〜4において、1はシート載置台、
2はシートガイド、3はガイド上2からシートを1枚ず
つ取り出し後段又は下流へ搬送する半月状等の一部切欠
形状の予備搬送ローラ又はピックアップローラ、4はシ
ート上に乗る重錘である。5、6はシートが重送された
場合にシートを分離搬送するための分離ローラ、7、8
は分離ローラから送られたシートを下流へ搬送するため
の搬送ローラで、ローラ6、8はレバー9に回転自在に
取り付けられ、バネ10によりローラ5、7側へ付勢さ
れている。11はシート上の情報を読み取るための読取
手段、12、13はシートを排紙トレイ14上に搬送す
るための排紙ローラである。15は好ましくはパルスモ
ータである原動モータ(図示せず)に連結された駆動軸
で、該駆動軸15からギア列G1を介してバネクラッチ
16に伝達される。バネクラッチ16に設けられた制御
環16Aの係止部16Bに係合する係止爪部材18をソ
レノイド17により作動することにより、予備搬送ロー
ラは1回転される。即ち該予備搬送ローラは前記のよう
にして1回転制御とされアクチュエータ等の上下機構が
不要であり、Dカット位置で確実に停止するので、原稿
はセット時に引っかかることがない。予備搬送ローラ3
により送られたシートは後流の搬送ローラにより搬送さ
れながら読取手段により読み取られ、その情報信号は画
像形成手段(図示せず)に送られ、そこで該情報に基づ
き記録シート上に画像が形成される。
【0029】分離ローラ5、6を有する分離部と予備搬
送ローラ又はピックアップローラ3との間には、ストッ
パ装置が配設され、該ストッパ装置のストッパ部材20
の本体部21の一端に、シートの先端を係止する係止部
22が形成され、他端部は枢軸21Bにより装置本体に
対し回転自在に支持されており、係止部22はシートガ
イド2の孔2Aを通してガイド2上に出没自在とされて
いる。ストッパ本体21の裏側にはカム従動部24及び
係止部としての切欠25が設けられており、カム部材2
3には係止部26が形成されている。またカム部材23
はギア列G2、カム軸27及びバネクラッチ等のワンウ
エイクラッチ28を介して駆動軸15に連結されてい
る。
【0030】次に上記装置の作動について説明する。図
3において、(1)はストッパの係止部22がガイド2
のガイド面より上方にあり、セットされたシート(図示
せず)の先端を係止する状態即ち待機状態にある。そこ
で原稿読取を開始するに際し、原動モータは逆方向に回
転され(各ローラをシート搬送方向に回転させるモータ
の回転方向を正方向とする)、カム部材23は図におい
て反時計方向に回転され、ストッパ部材20も反時計方
向に回転しシート係止部22は下降する(2)。更にカ
ム部材23は回転し、その係止部26がストッパ部材の
係止部25を通過すると(3)、モータの逆転は停止さ
れる。図3の(1)の待機状態を基準として(3)の状
態まで、即ち係止部26が係止部25を通り過ぎストッ
パ部材が降り切るまで、モータはパルス制御により一定
量逆転される。逆転量はカム部材の形状により定められ
るが、1実施例として例えば230°逆転される。
【0031】次いでシートの諸搬送ローラを回転すべく
モータを正方向に回転すると、係止部25、26は互い
に係合し、ワンウエイクラッチ28が空転し、この係合
状態はシート搬送が終了するまで継続される(4)。排
出ローラによる最後のシートの排出が図示しない検知手
段により検知されると、モータは逆転され(5)、カム
部材23が前記(1)の状態に戻るまで逆転される。こ
の逆転量は1実施例として190°である。
【0032】通常の作動状態では、カム部材、ストッパ
部材等は、図3の(1)〜(5)に示すフローで正確に
作動するが、装置本体の電源ONやジャム処理後など
は、ストッパ部材20やカム部材がどのような位置にあ
るか不明の場合がある。即ち図4の(1)のようなカム
部材の位置不明の場合が生じ、このような場合にはカム
部材の初期化が行われる。以下この初期化について図4
により説明すると、図4の(1)の状態からカム部材は
1回転以上正転される。そうするとストッパ部材20及
びカム部材23の各係止部25、26が互いに係合し、
ストッパ部材はシート搬送時の位置(2)となり、この
位置(2)は、図3に示すフローの(4)に相当する。
その位置(2)からパルスモータ及びカム部材23を逆
転する(3)。そして図3の(5)で述べたと同様に、
図3の位置(3)から一定量カム部材23を逆転する
と、カム部材23は初期化され(4)、図3の(1)と
同様の初期状態となる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるシー
ト給送装置は、モータの回転方向及び回転量に応じたカ
ム部材の回転により、ストッパ装置をシートに対する係
止位置又は退避位置に移動することができるので、スト
ッパ装置を作動するためのソレノイド等のアクチュエー
タを必要とせず、給送装置の構成が簡単とされるととも
にその製造コストが低減される。またカム部材の回転の
ためのモータの制御は、シート搬送のために本来装備さ
れている制御装置のプログラムを若干変えるだけでよ
く、前記アクチュエータに必要な制御装置を別設する必
要がなく、この点からも構成が簡略化されるとともに製
造コストを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の1実施形態の原稿
搬送部の側面図
【図2】本発明に係る画像形成装置の1実施形態の原稿
搬送部の上面図
【図3】前記装置の給紙搬送部におけるストッパ装置の
動作フロー図
【図4】前記装置の給紙搬送部におけるストッパ装置の
初期化フロー図
【図5】本発明に係る画像形成装置の全体斜視図
【図6】同画像形成装置の正面図
【図7】同画像形成装置の内部詳細を示す断面図
【符号の説明】
2…シートガイド 3…予備搬送ロ
ーラ 5、6…分離ローラ 7、8…搬送ロ
ーラ 11…読取手段 12、13…排
紙ローラ 20…ストッパ部材 21…ストッパ
本体 22…係止部 23…カム部材 24…カム従動部 25、26…係
止部 27…カム軸 G1、G2…ギ
ア列

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートに対する係止位置又は退避位置を
    とり得るストッパ装置を有し、ストッパ装置の退避位置
    で搬送ローラによりシートを給送するようにしたシート
    給送装置において、前記ストッパ装置は、カム部材を1
    方向に一定量回転した後他方向回転してシート搬送可能
    な退避位置をとり、更にカム部材の前記1方向回転によ
    り係止位置をとるようにしたことを特徴とするシート給
    送装置。
  2. 【請求項2】 ストッパ装置は、係止位置又は退避位置
    をとるストッパ部材と、ストッパ部材を作動するカム部
    材と、ストッパ部材及びカム部材に設けられた両係止部
    を有し、カム部材とモータとの間にワンウエイクラッチ
    が設けられ、モータによりワンウエイクラッチを介して
    カム部材をカム部材の係止部がストッパ部材の係止部を
    通過するまで1方向に回転し、両係止部が互いに係合す
    るまで他方向に回転してストッパ部材に退避位置をとら
    せ、退避位置からの1方向回転によりカム部材に係止位
    置をとらせるようにしたことを特徴とする請求項1記載
    のシート給送装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送ローラは予備搬送ローラ及び分
    離ローラからなり、該両ローラの間にストッパ装置が配
    置されていることを特徴とする請求項1又は2記載のシ
    ート給送装置。
  4. 【請求項4】 搬送ローラをシート搬送方向に回転する
    モータの正転により前記カム部材の前記他方向回転を行
    い、モータの逆転によりカム部材の前記1方向回転を行
    うようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載のシート給送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のシー
    ト給送装置と、該シート給送装置により送られるシート
    の情報を読み取る読取手段を有することを特徴とする原
    稿読取装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の原稿読取装置と、該原稿
    読取装置により読み取られた情報に基づき画像を形成す
    る画像形成手段を有することを特徴とする画像形成装
    置。
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JP (1) JPH09110224A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100472891B1 (ko) * 2001-05-10 2005-03-08 캐논 가부시끼가이샤 시트 공급 장치 및 기록 장치
CN100393527C (zh) * 2003-06-16 2008-06-11 惠普开发有限公司 用于片材介质处理装置的片材介质输入结构
JP2008174387A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Xerox Corp 多数シート挿入機トレイのための整列ゲート
US9950884B2 (en) 2015-02-27 2018-04-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet feeder capable of suppressing increase in size
US10124972B2 (en) 2015-02-27 2018-11-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet feeder capable of suppressing paper jam
US10526148B2 (en) 2015-02-27 2020-01-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet feeder capable of reliably conveying sheet

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