JP2001056621A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2001056621A
JP2001056621A JP11232305A JP23230599A JP2001056621A JP 2001056621 A JP2001056621 A JP 2001056621A JP 11232305 A JP11232305 A JP 11232305A JP 23230599 A JP23230599 A JP 23230599A JP 2001056621 A JP2001056621 A JP 2001056621A
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Japan
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sheet material
unit
sheet
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thickness
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JP11232305A
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English (en)
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Haruo Ishizuka
石塚  晴男
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱定着器を通過したシート材に大きなヒート
カールが発生しないようにする。 【解決手段】 フロントカセット部111から1枚ずつ
給送されたシート材Pは感光体ドラム110aと転写帯
電器110fの間を通過中にトナー画像が転写される。
トナー画像が転写されたシート材Pが熱定着器110g
を通過中にトナー画像が定着される。定着済みのシート
材Pはトレイ112上に排紙される。本発明では、熱定
着器110gにおける定着温度パターンを複数設ける。
そして、この複数の定着温度パターンの中からシート材
Pの厚さに最適な定着温度パターンを設定する。シート
材Pの厚さは、フロントカセット部111に設けられて
いるシート材残量センサ上下(不図示)からの情報とプ
リントカウンタPC(不図示)が計数した情報に基づい
て算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1枚ずつ給送され
たシート材(記録材)に対して画像を記録する画像記録
装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ等)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置などに使用され
るシート材給送装置においては、例えば特開平5−18
6079号公報に示されるように、給送部の構成が略半
月形状のピックアップローラと、ピックアップローラの
回転軸と平行な回動中心を有し、積載されたシート材を
ピックアップローラ方向に付勢するシート材積載台を有
するものがある。同公報に記載されているように積載さ
れたシート材の残量を検知する手段を持ったものがあ
る。この残量検知手段によって検知されたシート材残量
情報は残量の表示とカセット選択に使われている。
【0003】また、従来、シート材上に記録した末定着
画像を熱定着器によって加熱し、定着する画像記録装置
には、例えば特公昭63−67189号公報に示されて
いるように、ヒータを内蔵したヒートローラとこれに圧
接した加圧ローラの間にシート材を通し、末定着画像を
定着させるものがある。
【0004】このようなタイプの定着器においてはヒー
トローラの表面温度が適切でないと定着に不具合が生じ
ることが同公報でも記載されており、その対策としてヒ
ートローラの表面に温度検知素子を接触させて温度制御
の精度を向上させることが提案されている。また、定着
器の立ち上がり時間の短縮のためヒートローラの肉厚を
薄くするなど定着器の低熱容量化が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特公昭63−
67189号公報に示される技術においては、ヒートロ
ーラの表面温度が一定に保つように制御されているの
で、シート材のサイズや厚さによって定着器から奪われ
る熱量が変化するとヒートローラの表面温度は一定に保
たれるが加圧ローラの表面温度が変化してしまう可能性
がある。
【0006】加圧ローラの表面温度が一定でなくなった
場合、定着後のシート材が平面性を保てなくなるいわゆ
る大きなヒートカールが発生する可能性があるという問
題点があった。大きなヒートカールが発生すると記録済
みのシート材をファイルしにくくなったり、排出された
シート材の積載が乱れて積載可能量が低下することが問
題となる。
【0007】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、熱定着手段を通過したシート材に大き
なヒートカールが発生しないようにした画像記録装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、シート材積載部材から1枚ずつ給送された
シート材に対して画像記録部で画像を記録した後に熱定
着手段によってシート材上の未定着画像を定着させる画
像記録装置に係る。
【0009】そして、本発明は、上記目的を達成するた
め、前記熱定着手段における定着温度パターンを複数有
し、前記複数の定着温度パターンの中から使用するシー
ト材に最適な定着温度パターンを設定することを特徴と
する。
【0010】例えば、使用するシート材の厚さに基づい
て最適な定着温度パターンを設定する。
【0011】具体的には、前記シート材積載部に積載さ
れているシート材束の積載高さを検知する積載高さ検知
手段と、前記シート材積載部から給送されたシート材の
枚数を計数する給送枚数計数手段と、前記積載高さ検知
手段が検知した積載高さ情報と前記給送枚数計数手段が
計数した計数情報とに基づいてシート材の平均厚さを算
出する厚さ算出手段と、前記厚さ算出手段が算出した値
に基づいて最適な定着温度パターンを設定する定着温度
パターン設定手段と、を有する。
【0012】また、前記厚さ算出手段が算出した値を記
憶する算出値記憶手段を有し、前記定着温度パターン設
定手段は、前記厚さ算出手段が新たに算出した値と前記
算出値記憶手段が記憶している値とを比較して両者の間
に一定以上の差がある場合に前記厚さ算出手段が新たに
算出した値に基づいて最適な定着温度パターンを設定す
る。
【0013】また、前記シート材積載部の交換時又は装
置リセット時には前記算出値記憶手段が記憶している値
を予め設定されている厚さ基準値に戻す。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】図1及び図2に、本発明が適用されたファ
クシミリ装置(画像記録装置)の全体的な構成を示す。
図1は外観斜視図であり、図2は断面図である。
【0016】図1及び図2において、101はファクシ
ミリ装置本体、102はファクシミリ装置本体101の
上面カバーに原稿Sを複数枚積載することができるよう
に構成された原稿載置台、103は原稿Sの画像情報を
読取る画像読取部、104はレーザービームプリンタ
部、105は原稿搬送部、106は原稿押圧部、107
は密着型イメージセンサ、108は原稿排紙トレイ、1
09はレーザースキャナ、110は画像記録部、111
はフロントカセット部、112はシート材排紙トレイ、
113はMP(マルチペーパー)カセット部、114は
カートリッジカバー、115はADF(オートドキュメ
ントフィーダ)カバー、116は上原稿ガイド、117
は下原稿ガイド、118はカセット給紙部、119はフ
ロントカセット、120は画像読取部103とプリンタ
部104との仕切部、121はファクシミリ装置の制御
部(図示の記録系制御部と装置後部に収納された図示し
ない画像読取系、通信系制御部からなる)、122はハ
ンドセット、123は搬送ガイド、124は操作部、1
25は表示部、126はファクシミリ装置の動作状態を
示すタリーランプ、127は2段目カセット部、128
はライトカバー、129はMPカセットセンサ部、13
0はMP分離部である。
【0017】画像読取部103は、以下のように動作す
る。
【0018】まず原稿載置台102上に積載した原稿S
を予備搬送ソレノイド105cにより予備搬送ローラ1
05bが回転し、予備搬送押圧片105aとで圧接し、
引き出す。次に逆転ローラ105dを圧接した分離ロー
ラ105eで1枚ずつ分離する(逆転ローラ方式)。次
に給紙コロ105fを圧接した給紙ローラ105gで密
着型イメージセンサ107に搬送し、原稿押圧部106
で重り用軸106a、原稿押え板106bにより原稿S
を密着型イメージセンサ107に押圧して密着させつつ
原稿Sの画像情報を読取る。次に原稿Sを排紙コロ10
5hを圧接した排紙ローラ105iによって原稿排紙ト
レイ108上に排出する。この間、原稿Sは上原稿ガイ
ド116と下原稿ガイド117によりガイドされる。
【0019】原稿載置台102には原稿Sの搬送方向と
直角方向(原稿Sの幅方向)にスライド可能なスライダ
102aが設けられていて、前記スライダ102aによ
って原稿載置台102上に積載された原稿Sの両サイド
を揃えることが出来るようになっている。また、原稿S
が長尺原稿の場合は補助トレイ102bを引き出すこと
によって原稿Sの後端部が原稿載置台102からはみ出
して垂れ下がることを防止することができる。
【0020】プリンタ部104は、制御部121から出
力される画像信号に基づいてレーザースキャナ109の
半導体レーザー(不図示)から変調信号を射出し、この
変調ビームを回転するポリゴンミラー402によって走
査し、折り返しミラー405で反射させ画像記録部11
0の感光体ドラム110aに走査光を照射して、感光体
ドラム110a表面に画像情報を形成し、フロントカセ
ット部111または2段目カセット部127またはMP
カセット部113から画像記録部110に給送されたシ
ート材Pに画像情報を転写して定着した後、シート材積
載トレイ112上に排紙するように構成されている。
【0021】感光体ドラム110aは一次帯電器110
bと現像スリーブ110cとクリーニングブレード11
0dと共に記録カートリッジ110e内に一体に組込ま
れていて、装置本体101に対して着脱自在に構成され
ている。そして感光体ドラム110aの表面は一次帯電
器110bにより均一に帯電され、表面に走査光が照射
されると潜像が形成され、潜像が現像スリーブ110c
から供給されるトナーによって顕像化されるようになっ
ている。
【0022】画像記録部110の感光体ドラム110a
周辺部には転写帯電器110fが配置され、また感光体
ドラム110aよりも下流側のシート材搬送経路に熱定
着器110g、排紙ローラ対21a、21bが配置され
ている。
【0023】シート材Pは転写帯電器110fで感光体
ドラム110a表面に形成されたトナー像を転写された
後、搬送ガイド123に沿って搬送され、熱定着器11
0gでトナー像を定着されて、排紙ローラ対21a、2
1bによりシート材排紙トレイ112上に排出されるよ
うになっている。
【0024】MPカセット部113はプリンタ部104
の下側に配設されている。MPカセット113aに積載
されたシート材Pは、圧接部材113bによりMP中板
113cが上方に回動させられることによってMP分離
ローラ130aに圧接されて給送されMP分離ローラ1
30aに圧接されたMP分離パッド130bによって1
枚ずつ分離され(摩擦片分離方式)、MP分離ベース1
30cに沿って搬送され、さらに搬送ローラ128a
と、ライトカバー128に配置されたカバー側Uターン
ガイド128bと、装置本体101側に配置された本体
側Uターンガイド128cによって反転される。
【0025】さらに給送中のシート材Pはトップセンサ
128dにより先端位置を検知され、感光体ドラム11
0aに形成されたトナー像の先端とシート材Pの先端が
一致するように給紙、画像出力タイミングを合わされた
後、転写帯電器110fと感光体ドラム110aとの間
に搬送される。画像はMPカセット113aに積載され
たシート材Pの下面側に記録される。
【0026】また、シート材Pはシート材サイズに合わ
せて移動可能に装着されたMP規制板113dによって
側端面、後端面を規制されている。また、シート材Pの
サイズや有無はMPカセットセンサ129により検知さ
れる。シート材積載可能枚数は約100枚であり、装置
本体101に向かって左側面方向に引き出されるように
構成されている(サイドローディング方式)。また、積
載可能なシート材サイズはA4、レター、リーガルの3
種類であり、図2ではMP規制板113dはレターサイ
ズに設定されている。
【0027】フロントカセット部111は、プリンタ部
104の底部にフロントカセット部111の天板111
dが接するように配設されており、天板111dの上面
はプリンタ部104の底板になっている。111fはフ
ロントカセット部111の底板である。
【0028】フロントカセットオケ119aに回動可能
に配設された中板119bに積載されたシート材Pは中
板119bが中板バネ119cによって上方に付勢さ
れ、半円状の一対の給紙ローラ118aと、一対の分離
爪119dと正転するフィードローラ118bと図示し
ないトルクリミッタを介して逆転駆動されるリタードロ
ーラ118dによって1枚ずつ分離される(爪+逆転ロ
ーラ分離方式)。この分離されたシート材Pはカセット
搬送ローラ対118eにより搬送され、MP分離ベース
130cと通紙ガイド128eの間を通過して、搬送ロ
ーラ128aと、ライトカバー128に配置されたカバ
ー側Uターンガイド128bと、装置本体101側に配
置された本体側Uターンガイド128cによって反転さ
れる。ここからは前述のMPカセット部113からの給
紙と同じである。紙パスは搬送ローラ128aの直上流
部で合流する。画像はフロントカセットオケ119aに
積載されたシート材Pの下面側に記録される。
【0029】リタードローラ118dは揺動可能に軸支
されたリタードローラホルダ118f上に配設されてお
り、フロントカセットオケ119aに配設されたカセッ
ト分離レバー119gによりフィードローラ118bに
付勢されている。
【0030】また、シート材Pはサイド規制板119e
と後端規制板119fにより側端面、後端面を規制され
ている。シート材Pの側端面はサイド規制板119eの
対面側に配設されバネ付勢された図示しない側圧板によ
りサイド規制板119e方向に付勢される。また、シー
ト材Pのサイズはフロントカセットオケ119aに配設
された図示しないサイズ検知コマを図示しないフロント
カセットサイズセンサにより検知する。シート材Pの有
無はシート材Pをフロントカセット紙有無センサ111
bが直接検知することにより検知される。
【0031】また、シート材Pの最終紙が重送すること
を防止するために中板119bの給紙ローラ118aと
対応する位置に分離シート材119jが貼着されてい
る。119kはフロントカセット119の外観部を形成
するカセットカバーである。
【0032】カセット部111、127にはいずれも約
500枚のシート材Pが積載可能となっており、装置本
体101に対して前面方向に引き出されるように横成さ
れている(フロントローディング方式)。また、積載可
能なシート材サイズはA4、レターの2種類であり、サ
イド規制板119eと後端規制板119fの取り付け位
置を変更することで切換え可能になっている。図2では
レターサイズに設定されている。
【0033】2段目カセット給紙部127は図2では省
略されているが、図示されているフロントカセット部1
11とほぼ同じ構成であり、2段目カセットオケ内部の
シート材Pはフロントカセット部111の側方空間部1
11cを通してプリンタ部104に給紙される。
【0034】また、2段目カセット給紙部127はオプ
ションとして分離、結合可能になっており、装置全体の
シート材積載可能枚数は約600枚と約1100枚に変
更可能になっている。
【0035】装置本体101にはカートリッジカバー1
14が開閉可能に設けられていて、このカートリッジカ
バー114を開くことによって記録カートリッジ110
eを装置本体101の外に引出して交換できるようにな
っている。また、カートリッジカバー114には図示し
ないインターロック機構が備わっており、カートリッジ
カバー114が開いているか、記録カートリッジ110
eが装置本体101にセットされていない場合はプリン
タ部104が動作しないようになっている。また、記録
カートリッジ110eに設けたドラムシャッタ110i
は記録カートリッジ110eの装置本体101へのセッ
トと連動するようになっており、カートリッジカバー1
14を開いて記録カートリッジ110eを装置本体10
1へセットした時にシャッター110iが開き、記録カ
ートリッジ110eを装置本体101から取り出した時
にシャッタ110iが閉じることで感光体ドラム110
aの不必要な感光や汚れを防止するようになっている。
【0036】また記録中にジャムが発生した場合、カー
トリッジカバー114、ライトカバー128、排紙カバ
ー110j、ジャム解除カバー111eのいずれかを開
けることによって内部に滞留しているシート材Pを取り
出すことができるようになっている。
【0037】また、排紙カバー110jはシート材排紙
トレイ112を取り外した後に開く。
【0038】仕切部120は画像読取部103とプリン
タ部104を分離するダクトとなっており、この部分と
熱定着器110g部にそれぞれ図示しないプリンタ部1
04の背面側に配設された図示しないファンによって適
量の空気を流すことによってプリンタ部104から発生
した熱により画像読取部103が悪影響を受けたり、シ
ート材Pから蒸散した水蒸気が結露してシート材P上に
滴下することを防いでいる。
【0039】密着型イメージセンサ107は光源として
のLEDアレイから原稿Sの画像情報面に光を照射し、
画像情報面を反射した反射光をセルフォックレンズ(商
標)でセンサ素子に結像して画像情報を読取るものであ
る。
【0040】図3は本ファクシミリ装置の制御系300
のブロック図である。図において301はファクシミリ
装置全体を制御するCPUであり、MPU311、MP
U311の制御プログラム等を格納するROM312、
各種データ処理のワークエリアや画像情報の一時的記憶
部として使用されるRAM313、画像の変倍、解像度
変換等を行う画像処理部314、給送枚数を計数するP
C(プリントカウンタ)等により構成されている。
【0041】またCPU301には公知の構成からなる
カレンダ、時計機能などが備えられ、RAM313のう
ちワンタッチキー宛先情報、ソフトウェアスイッチ情報
等の重要なシステム設定情報を格納する領域はバッテリ
ーバックアップによって停電等の不慮の障害から保護さ
れている。この保護されたRAM領域はEEPROM
(フラッシュメモリを含む)によって構成されてもよ
い。
【0042】本制御系300は上述のCPU301と以
下の各要素302〜310をインタフェースを通じて結
合した構成をとるものである。
【0043】操作部302はテンキー315、ファンク
ションキー316、ワンタッチキー317、スタートキ
ー318a、ストップキー318b等の各種キースイッ
チ等からなる。
【0044】表示部303は各種メッセージの表示を行
うLCD319、送信モード等の表示を行う各種LED
320a、通信状態や、障害発生を遠方の操作者に知ら
せるタリーランプ320b等からなる。
【0045】読取部304は、読取モータ等の駆動部3
21、画像の読取を行う読取センサ322、読取った画
像のシェーディングや2値化を行う画像処理部323、
原稿検知等を行う各種センサ324等からなる。
【0046】記録部305は記録モータ等の駆動部32
5、レーザースキャナや電子写真プロセスの制御等を行
う記録ユニット326、記録する画像のスムージング等
を行う画像処理部327、シート材等の検知を行う各種
センサ328等からなる。
【0047】発呼、着呼、画像データの符号化等を行う
通信制御部306はMODEM、NCU等からなる接続
部329を持ち、接続部329には通信網307、ハン
ドセット308が接続される。CPU外部インタフェー
ス309はCPU301から直接データの送受信を行う
インタフェースであり、例えばRS232C、SCS
I、LAN等の回線を通じて装置外部のコンピュータと
接続することで装置を外部のコンピュータのスキャナプ
リンタ等として使用する。
【0048】HDD310は大容量の不揮発性メモリと
して画像情報等の保存に使用される。
【0049】次にLBP(レーザービームプリンタ部)
の基本動作を概念図である図4を用いて説明する。図4
において400は記録する画像データに対応するレーザ
ー光を点滅する半導体レーザー、401はポリゴンモー
タ、402はポリゴンモータ401により回転するポリ
ゴンミラー、403は結像、倒れ補正等を行う光学系、
404はフォトディテクタ、405は折り返しミラー、
110aは感光体ドラム、11cは現像スリーブ、12
3は搬送ガイド、110gは熱定着器である。
【0050】以上の構成において、まず半導体レーザー
400から発射されたレーザー光Lはポリゴンミラー4
02に反射することにより偏向され、光学系403、折
り返しミラー405を介して感光体ドラム110a上に
照射される(主走査)。この時フォトディテクタ404
により頭出しされ、照射位置を決定する。この主走査が
1ライン分終了する間に感光体ドラム110aは1ライ
ン分回転する(副走査)。以上のようにして感光体ドラ
ム110a上に結像された画像は現像スリーブ110c
により現像され、シート材P上に転写される。更に搬送
ガイド123に沿って搬送され、定着器110gで定着
され、排出される。
【0051】尚、上述の感光体ドラム110a、現像ス
リーブ110c、熱定着器110g等の副走査系の要素
は図示しない記録モータ、ギア、ベルト等によって、同
期して駆動されている。
【0052】次に図5ないし図7を用いて給紙部の詳細
な説明を行う。
【0053】図5はフロントカセットオケ119aを装
置背面方向から見た説明図、図6はフロントカセット部
111の待機状態における装置正面から見た説明図、図
7はフロントカセット部111の給紙状態における装置
正面から見た説明図である。
【0054】まずフロントカセット部111の構成を説
明する。
【0055】図5において、1はシート材残量センサ
上、2はシート材残量センサ下、3は中板119b端部
に配設され、中板119bの回動に伴って移動する中板
位置検出部、4はフロントカセットオケ119aの背面
に設けられた穴である。
【0056】シート材残量センサ上1、シート材残量セ
ンサ下2はいずれもフォトインタラプタであり、フロン
トカセット部111の本体側に配設されている。フロン
トカセット部111にフロントカセットオケ119aを
セットすると穴4を通して中板位置検出部3に達するよ
うになっている。ここでシート材残量センサ上1、シー
ト材残量センサ下2の部分に中板位置検出部3が来てい
る時、それぞれのセンサがOn、来ていない時をOff
の出力を出すものとする。
【0057】次にフロントカセットオケ119aに積載
するシート材Pの量による変化について説明する。
【0058】図5(a)、図6(a)、図7(a)はい
ずれもシート材Pが満載(積載高さ約50mm:500
枚)の状態の図である。この時、図5(a)に示すよう
にシート材残量センサ上1はOff、シート材残量セン
サ下2はOnとなる。また、図7(a)に示すようにこ
の状態で給紙ローラ118aの回転開始からシート材P
が搬送され始めるまで給紙ローラ118aは約48°回
転する。
【0059】図5(b)、図6(b)、図7(b)はい
ずれもシート材Pが中載(積載高さ約25mm:250
枚)の状態の図である。この時、図5(b)に示すよう
にシート材残量センサ上1はOn、シート材残量センサ
下2はOffとなる。また、図7(b)に示すようにこ
の状態で給紙ローラ118aの回転開始からシート材P
が搬送され始めるまで給紙ローラ118aは約65°回
転する。
【0060】図5(c)、図6(c)、図7(c)はい
ずれもシート材Pが少載(積載高さ約0.1mm:1
枚)の状態の図である。この時、図5(c)に示すよう
にシート材残量センサ上1、シート材残量センサ下2は
いずれもOffとなる。また、図7(c)に示すように
この状態で給紙ローラ118aの回転開始からシート材
Pが搬送され始めるまで給紙ローラ118aは約82°
回転する。
【0061】また、図5(d)、図6(d)、図7
(d)に示すように中満載の時(積載高さ約37.5m
m:375枚)は、シート材残量センサ上1、シート材
残量センサ下2はいずれもOnとなる。また、図7
(d)に示すようにこの状態で給紙ローラ118aの回
転開始からシート材Pが搬送され始めるまで給紙ローラ
118aは約56.5°回転する。
【0062】次にピックアップのタイミング変更につい
て説明する。
【0063】前述したように同一のタイミングで給紙ロ
ーラ118aの回転を開始した場合、少載時より満載時
の方が早くシート材Pが搬送され始める。よってシート
材Pが同一のタイミングで搬送され始めるようにするに
は少載時を基準として積載量が多い場合はそれに対応し
て給紙ローラ118aの回転を開始するタイミングを遅
くすれば良い。具体的には中載時は17°分、満載時は
34°分、給紙ローラ118aの回転を開始するタイミ
ングを遅くすれば良い。本実施の形態の場合、給紙ロー
ラ118aの半径=17mm、 給紙ローラ118aの
周速=50mm/sであるから中載時は0.101秒、
満載時は0.202秒、また、中満載の場合は0.15
15秒給紙ローラ118aの回転を開始するタイミング
を遅くすれば良い。
【0064】次に給紙によって徐々に変化する積載高さ
に対応する方法について説明する。
【0065】シート材Pの1枚の厚さを0.1mmと仮
定した場合、本実施の形態では前述のように積載高さ5
0mmは500枚であり、この時のタイミングの変化は
0.202秒であるから1枚あたりのタイミングの変化
は0.000404秒となる。
【0066】よって、1枚シート材Pを搬送する度に
0.000404秒オフセット値を増やして給紙ローラ
118aの回転を開始するタイミングを早くすれば良
い。また、1枚ごとにタイミングを変更することがタイ
マの分解能の関係で現実的でない場合はたとえば10枚
ごとにタイミングを変更するなどしても良い。この場
合、10枚ごとに0.00404秒オフセット値を増や
し、給紙ローラ118aの回転を開始するタイミングを
早くすれば良い。
【0067】タイミングの変更はシート材残量センサ上
1、シート材残量センサ下2の検知結果が変化した位置
を基準とすることでタイミングの大きな狂いを発生しに
くくすることができる。このためにはシート材残量セン
サ上1、シート材残量センサ下2の検知結果が変化した
時点でオフセット値をクリアする。同時に給紙ローラ1
18aの回転を開始するタイミングの基準値を変更す
る。
【0068】例えば満載から中満載に変化した場合は基
準値を0.1515秒とし、1枚シート材Pを搬送する
度に0.000404秒給紙ローラ118aの回転を開
始するタイミングを早くするようにオフセット値を算出
すれば良い。
【0069】このようにすることで連続記録時のシート
材Pの間隔を安定化することができ、連続記録時のヒー
トカールの発生状態がシート材Pの間隔によってばらつ
くことを抑制可能になる。これはシート材Pの間隔のば
らつきが熱定着器110gの温度制御に外乱をもたらす
ためである。
【0070】次にシート材Pの積載高さの変化から使用
されているシート材Pの厚さを推測する方法を説明す
る。このためにシート材残量センサ上1、シート材残量
センサ下2の検知結果の変化とプリントカウンタPCの
変化を使用する。まずシート材残量センサ上1、シート
材残量センサ下2の検知結果が変化し満載から中満載に
変化した時点でのプリントカウンタPCの値を記憶す
る。次に記憶したカウンタ値と検知結果が変化し中満載
から中載に変化した時点でのプリントカウンタPCの値
の差分をとることで中満載から中載の間に搬送されたシ
ート材Pの枚数を算出する。その後、中満載から中載の
高さの差(12.5mm)を搬送されたシート材Pの枚
数で割れば1枚あたりのシート材Pの平均的な厚さがわ
かる。例えば搬送されたシート材Pの枚数が125枚で
あれば厚さは約0.1mm、155枚であれば約0.0
8mmとなる。算出した厚さが0.01mmや0.8m
mなど通常使用されるシート材Pの厚さからかけ離れて
いた場合はその数値を採用しないことでオフセット値設
定を誤ることによる誤動作を避けることも可能である。
【0071】通常使用されるシ−ト材Pの厚さは例えば
0.05〜0.13mmである。少し厚手のシ−ト材P
をサポートする場合は0.18mmまでとする。よって
例えばマ−ジンを考慮して0.03mm以下や0.3m
m以上の数値は採用しないようにすれば良い。また、給
紙口によって採用しない数値の範囲が異なっていても良
い。このようにすると通常厚手のシ−ト材Pを使用しな
いカセットでは数値を誤まりにくくなる。
【0072】次に定着についての詳細を図8〜図12を
用いて説明する。図8は熱定着器付近の断面図、図9は
ヒータの温度制御の説明図、図10はシート材のカール
状態を示す図、図11は制御温度設定を格納するテーブ
ル1の内容を示す図、図12は制御温度設定の状態を格
納するテーブル2の内容を示す図である。
【0073】まず図8を用いて熱定着器付近の構成を説
明する。
【0074】定着器110gはヒータ12、サーミスタ
13、ヒータステー14、定着フィルム15、加圧ロー
ラ16、加圧バネ17等で構成されている。
【0075】定着器110gを通ったシート材Pはまず
定着ジャムセンサ18部を通り、次に搬送路19を通過
し、シート材排紙トレイ112上に排出される。この間
シート材Pは中間ローラ20a、中間コロ20bからな
る中間ローラ対20、排紙ローラ21a、排紙コロ21
bからなる排紙ローラ対21により搬送される。
【0076】次に定着器110gの詳細を説明する。
【0077】ヒータステー14にはヒータ12が取り付
けられており、ヒータ12の背面にはサーミスタ13が
取り付けられている。定着フィルム15はエンドレスの
耐熱フィルムであってヒータ12、ヒータステー14の
周囲に回転可能に取り付けられている。加圧ローラ16
は耐熱ゴムを表面に持つローラで図示しない駆動源から
の駆動伝達により回転する。ヒータステー14は加圧バ
ネ17で加圧ローラ16の方向に付勢されているので定
着フィルム15は加圧ローラ16の回転によって従動回
転する。ヒータ12はセラミックヒータでAC電流を流
すことによって発熱する。ヒータ12の発熱量は印加電
力量を変化させることで制御される。制御方式はAC波
数制御、またはAC位相制御である。サーミスタ13は
ヒータ12の温度をモニタし、ヒータ12の温度を設定
値に保つために使用される。
【0078】次にヒータ温度の制御パターンについて図
9を用いて説明する。
【0079】記録開始時(時間0)はヒータ温度は室温
(温度0)とほぼ等しくなっている。ヒータ温度は記録
開始から所定の時間(時間1)で所定の目標温度(温度
2)となるように制御され、さらに所定の時間(時間
2)で所定の目標温度(温度1)となるように制御され
その後は温度1の状態を保つように制御される。温度を
変化させている間は急激な温度変化が発生しないように
制御される。温度2を温度1よりも高い温度に設定する
のは加圧ローラ16の温度が早く上がるようにするため
と、加圧ローラ16の温度が上がりきらない状態でシー
ト材Pを通した場合でも定着性が悪くならないようにす
るためである。また、記録終了後それほど時間がたって
いない状態でヒータ温度が室温(温度0)となっていな
い場合(温度0´)は温度制御を時間0´から開始した
と見なして制御を行う。
【0080】この制御のための時間1、2はシート材P
の搬送速度等の条件に応じて適当な値に設定する。本実
施の形態では時間1は20秒、時間2は60秒である。
【0081】次にシート材のカール状態について図10
を用いて説明する。
【0082】図10(a)、(b)、(c)はいずれも
定着性の問題なく排出されたシート材の図(記録面が上
側)である。ここで(a)図の記録材P−1はカール無
し、(b)図の記録材P−2はプラスカール状態、
(c)図の記録材P−3はマイナスカール状態である。
カールは定着熱によるシート材Pの収縮量が表裏異なる
ことによって発生することが多い。また、シート材Pの
種類(例えば電子写真専用記録用紙、コットンファイバ
の入った紙等があり、OHPシート材のように紙でない
ものもある)によって材質や厚さ、漉き目方向、吸湿の
し易さ等が異なるので同一のヒータ温度であってもカー
ルの出方は異なる。また、同一のシート材Pに対してヒ
ータ温度が変化するとカールの出方も変化する。ヒータ
温度変化によるカールの変化は定着器によって様々であ
るが本実施の形態ではヒータ温度が上昇するとプラスカ
ールになる傾向であった。また、全体的な傾向としてシ
ート材Pが薄い場合プラスカール、厚い場合マイナスカ
ールとなる傾向であった。このことからシート材Pが標
準的な厚さの場合、テーブル1のモード1、2をいずれ
も中央の設定4とし、薄手の場合はテーブル1の低温側
を選択する(1に近づける)、厚手の場合はテーブル1
の高温側を選択する(7に近づける)ことでカール無し
の状態に近づけることができる。例えばシート材Pの厚
さパラメータが0.01mm変化するごとにモードの設
定を1変更するなどして対応する。また、時間1、2で
の設定温度を独立して選択するようにしてもよい。この
ようにすると立ち上げ時、連続記録時のカール状態が紙
の厚さによって異なる系についても対応が可能になる。
紙の厚さ、ヒータ温度とカール方向の関係は定着器の構
成によって異なるのでモードの選択については上記の設
定にしなければならないわけではない。
【0083】次に制御温度設定を格納するテーブル1の
内容について図11を用いて説明する。ここでは制御温
度設定は7種類あり、各モードで4が中央値である。テ
ーブルには各モードに対応してそれぞれ時間1、2での
目標温度1、2が格納されている。テーブル1の内容は
定着性や過昇温の問題が発生しない範囲で設定されてお
り、これを逸脱するモードは選択できない。テーブル1
の内容はROM313に格納する。
【0084】次に制御温度設定の状態を格納するテーブ
ル2の内容について図12を用いて説明する。ここでは
テーブルは給紙口に対応して3種類あり、各給紙口から
シート材Pを給送するとき対応するテーブルの内容で制
御を行う。テーブル2にはシート材Pのサイズ、初期モ
ード番号、カスタム設定モード番号、モードの自動変更
の可否の設定、及び紙サイズ変更時、カセット交換時の
各タイミングで現在の設定値をクリアして初期設定値に
戻すかどうかの設定が格納されている。テーブル2の内
容は初期モード番号についてはROM313に、その他
の項目についてはRAM313のバックアップされた保
護領域に格納する。保護領域に格納されたパラメータに
ついては操作者が変更可能に構成しても構わないし、変
更不可能にしておいても構わない。
【0085】また、MPカセット部113についてはシ
ート材Pの残量検知機構が無いので自動設定はできない
ようになっている。
【0086】次にプリンタ部104の動作について図1
3を用いて説明する。図13はファクシミリ装置の制御
部121が受信、コピーなどの動作により記録指令を出
している状態で呼び出される制御部分の制御内容であ
る。
【0087】(S21):待機状態 記録指令が出ている状態で、プリント指令が出ていない
場合は終了する。
【0088】(S22):ウォームアップ プリント指令が出ていると、プリンタ部104のレーザ
ースキャナ109を起動するなどのウォームアップを開
始する。
【0089】(S23):ウォームアップ終了チェック レーザースキャナ109の回転が安定するなどウォーム
アップが終了可能かチェックする。まだであればS22
に戻りウォームアップを継続する。
【0090】(S24):ウェイト値W取り出し あらかじめ計算され、ワークエリア(RAM313)に
格納されているウェイト値Wを呼び出す。
【0091】(S25):ウェイト値W再設定 プリントカウンタPCの値を使用してウェイト値Wを再
設定する。これは主に連続記録時の補正のためである。
【0092】記録モードによってはこの再設定は省略し
て他の計算処理の負荷を軽減するようにすることも可能
である。例えばコピー時は記録速度が重要であるため再
設定を行い、メモリ受信の出力時は送信処理などを優先
するために再設定を省略する。
【0093】(S26):ウェイト値減算 システムタイマのカウントに応じてウェイト値Wを減算
する。
【0094】例えばシステムタイマの分解能が1/10
00秒であれば1/1000秒ごにウェイト値Wを0.
001減算する。
【0095】(S27):ウェイト値チェック ウェイト値Wが正の値であればS26に戻り、0以下に
なればS28へ進む。
【0096】(S28):ピックアップ/1ページ記録 給紙ローラ118aを回転させてシート材Pをピックア
ップし、1ページの画像を記録する。
【0097】(S29):枚数カウントアップ プリントカウンタPCの値をインクリメントする。
【0098】(S30):シート材残量センサチェック シート材残量センサ上1、シート材残量センサ下2の状
態をチェックする。
【0099】(S31):残量の変化をチェックする シート材残量センサ上1、シート材残量センサ下2の状
態に変化があればS32へ進み、なければS33へ進
む。
【0100】(S32):枚数を記憶 シート材残量センサの状態が変化した時点のプリントカ
ウンタPCの値を記憶する。
【0101】(S33):連続プリントチェック 次ページがあるかをチェックして、あればS25に戻
る。なければS34へ進む。
【0102】(S34):プリント終了 一連のプリント処理を終了しS21に戻る。ここで次の
プリント指令が出ていなければ終了する。
【0103】次にファクシミリ装置本体101の動作に
ついて図14を用いて説明する。
【0104】(S1):パラメータ初期化 電源On等によってファクシミリ装置本体101がリセ
ットされた場合、初期化動作により各種のパラメータを
初期化する。
【0105】初期化にはシート材残量センサ上1、シー
ト材残量センサ下2の状態をチェックして使用するカセ
ットのシート材Pの積載量を算出し、基準値を設定す
る、プリントカウンタPCの値をクリアする、シート材
Pの厚さパラメータを既定値(本実施の形態では0.1
mm)に、定着モードを初期値(図12に示す)に戻す
等の動作が含まれる。
【0106】ここで、例えば省電力待機モ−ドからの復
帰等、シ−ト材厚さの変化がないと考えられる場合は必
ずしも初期化する必要はないので初期化しなくても良
い。また、シ−トを変更しないことがわかっている場合
はソフトウェアスイッチ等の設定により、電源Onの場
合でも初期化しないように動作しても良い。このように
すると算出したシ−ト厚さを有効に使用できる。
【0107】(S2):記録指令チェック 受信、コピーなどの動作により記録指令が出ているかチ
ェックする。記録指令が出ている場合はプリント動作に
入るためS3へ進み、出ていない場合はS11へ進む。
【0108】(S3):記録モードチェック 記録が受信、コピーなど、どのような動作モードで発生
したかあらかじめ確認しておく。
【0109】(S4):記録時初期パラメータ設定 シート材残量センサ上1、シート材残量センサ下2の状
態をチェックし、使用するカセットのシート材Pの積載
量をチェックし、基準値を設定する。次に現在のプリン
トカウンタPCの値を呼び出し、オフセット値を計算
し、ウェイト値Wを設定し、ワークエリアに格納する。
【0110】(S5):プリント指令送出/プリント処
理 プリント指令を送出し、図13に示したプリント処理を
行う。
【0111】(S6):残量変化チェック プリント処理中にシート材Pの残量が変化したかチェッ
クする。
【0112】変化していた場合はS7へ進み、変化が無
かった場合はS2へ進む。
【0113】(S7):設定変更 プリント処理中に記憶したプリントカウンタPCの値と
シート材残量センサの状態を使用して設定変更する。
【0114】タイミングの基準値を変更、オフセット値
をクリア、シート材Pの残量が変化した後のプリント数
を使用してオフセット値を再度計算する。
【0115】(S8):シート材厚さ計算 シート材Pの残量が満載から中満載に変化した場合な
ど、シート材Pの厚さが計算できる状態であれば、計算
する。後述のように待機中にカセット交換などのため、
シート材Pの搬送数が不明確である場合は計算しない。
【0116】(S9):厚さパラメータの変化チェック S8で算出した現在の厚さパラメータと記憶していた厚
さパラメータを比較し、一定以上の差があった場合はS
10へ進み、無い場合はS2へ進む。
【0117】(S10):厚さパラメータの変更 新しい厚さパラメータを記憶する。
【0118】(S11):定着モード変更 新しい厚さパラメータに対応する定着モードに設定を変
更する(自動変更が不可の場合は変更しない)。
【0119】(S12):シート材残量センサを確認 シート材残量センサ上1、シート材残量センサ下2の状
態を確認する。
【0120】(S13):カセット交換チェック 待機中にカセット交換があったかチェックし、あればS
14へ進み、なければS2へ進む。
【0121】(S14):シート材サイズチェック 交換されたカセットのシート材サイズをチェックし、交
換前と変わっていればS15へ進み、変わっていなけれ
ばS17へ進む。
【0122】(S15):ソフトスイッチチェック サイズ変化なし時も既定値に戻すかどうかを設定したソ
フトスイッチ(テーブル2)をチェックする。既定値に
戻さない設定の場合はS16へ進み、戻す設定の場合は
S17へ進む。
【0123】通常同一サイズの場合は紙種を変更するこ
とは少ないが、複数の紙種を使用する場合もあるため、
切換可能としている。サイズ変化なし時も既定値に戻す
場合、厚さパラメータが既定値に戻る場合が多くなる。
【0124】(S16):残量変化チェック シート材Pの残量が変化している場合はS19へ進み、
していない場合はS2へ進む。
【0125】このように対応することで操作者がカセッ
トにシート材Pを継ぎ足したり、抜いたりした場合にも
対応できる。
【0126】(S17):厚さパラメータを既定値に戻
す このステップに到達した場合はシート材Pの種類が変わ
っている可能性が高い場合なので厚さパラメータが変更
されていた場合でも既定値に戻すことで対応する。
【0127】(S18):定着モード変更 新しい厚さパラメータに対応する定着モードに設定を変
更する(自動変更が不可の場合は変更しない)。
【0128】(S19):設定変更 S12で確認したシート材残量センサの状態を使用して
設定変更する。
【0129】タイミングの基準値を変更、オフセット値
をクリアしてオフセット値を再度計算する。プリントカ
ウンタPCの値もクリアする。
【0130】以上のように制御することでシート材Pの
搬送ばらつきをシート材残量センサの分解能(約1/
3)よりもさらに低減することができる。またシート材
Pの厚さが変化した場合でも自動的に定着パラメータが
変更されるのでカールの発生が少ない状態とすることが
できる。
【0131】本実施の形態のように積載量の変化に対す
るシート材Pの搬送開始タイミングが一次関数に近い形
で変化しない構成の場合は中満載の時のセンサ出力を使
用することでタイミング制御の精度を上げることが可能
である。
【0132】また、本実施の形態より多くのセンサ素子
を使用したりVR(可変抵抗)を使用したりすることに
よって積載高さの検出精度を上げ、タイミング変更の基
本的な分解能をを更に上げることも可能である。
【0133】また、特開平5−186079号公報に示
されているようにシート材の残量をアクチュエータを直
接シート材に当接させることで検出しても構わない。
【0134】また、画像記録装置はレーザービーム式の
電子写真方式で説明したが、LEDアレイ方式等の他の
電子写真方式であっても適用可能である。
【0135】また、熱定着器は定着フィルムと加圧ロー
ラの組み合わせによる加熱方式で説明したが、従来例同
様ヒートローラ方式であっても適用可能である。
【0136】また、画像記録装置は熱定着器を使用して
インクの乾燥速度を高めたインクジェット方式であって
も構わない。この場合、ヒータ部のみで加圧ローラ部は
ない構成でも構わない。
【0137】また、給紙部の数や使用するシート材Pの
種類やサイズ、シート材Pの搬送経路や積載位置は本実
施の形態で説明した内容に限定されるものではなく、本
発明の構成から逸脱しない限り変更は可能である。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
熱定着手段における定着温度パターンを複数有し、これ
らのパターンの中から例えば使用するシート材の厚さに
最適なパターンを設定するようにしたので、熱定着手段
を通過したシート材に大きなヒートカールが発生しなく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたファクシミリ装置(画像記
録装置)の全体的な構成を示す外観斜視図。
【図2】図1のファクシミリ装置の全体的な構成を示す
断面図。
【図3】図1のファクシミリ装置の制御系の構成を示す
電気ブロック図。
【図4】レーザービームプリンタ部の基本動作を説明す
る概念図。
【図5】フロントカセットオケに積載されているシート
材の残量状態((a)図満載、(b)図中載、(c)図
少載、(d)図中満載)とシート材の残量状態を検知す
る構成を示す背面図。
【図6】フロントカセットオケに積載されているシート
材の残量状態((a)図満載、(b)図中載、(c)図
少載、(d)図中満載)と給紙スタンバイ時の状態を示
す断面図。
【図7】フロントカセットオケに積載されているシート
材の残量状態((a)図満載、(b)図中載、(c)図
少載、(d)図中満載)と角残量時おいて給紙ローラが
回転を開始してからシート材が搬送されるまでに回転す
る角度を示す断面図。
【図8】熱定着器の詳細な構成を示す断面図。
【図9】熱定着器のヒータの温度制御を説明する図。
【図10】熱定着器を通過後のシート材の状態を示す
図。
【図11】熱定着器のヒータの制御温度設定を格納する
テーブル1の内容を示す図。
【図12】熱定着器のヒータの制御温度設定の状態を格
納するテーブル2の内容を示す図。
【図13】プリンタ部の動作を説明するフローチャー
ト。
【図14】ファクシミリ装置本体の動作を説明するフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1 シート材残量センサ上(積載高さ検知手
段) 2 シート材残量センサ下(積載高さ検知手
段) 110 画像記録部 110g 熱定着器(熱定着手段) 111 フロントカセット部(シート材積載部) 311 MPU(厚さ算出手段、定着温度パターン
設定手段) 313 RAM(算出値記憶手段) PC プリントカウンタ(給送枚数計数手段) P シート材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材積載部から1枚ずつ給送された
    シート材に対して画像記録部で画像を記録した後に熱定
    着手段によってシート材上の未定着画像を定着させる画
    像記録装置において、 前記熱定着手段における定着温度パターンを複数有し、
    前記複数の定着温度パターンの中から使用するシート材
    に最適な定着温度パターンを設定することを特徴とする
    画像記録装置。
  2. 【請求項2】 使用するシート材の厚さに基づいて最適
    な定着温度パターンを設定することを特徴とする請求項
    1に記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記シート材積載部に積載されているシ
    ート材束の積載高さを検知する積載高さ検知手段と、 前記シート材積載部から給送されたシート材の枚数を計
    数する給送枚数計数手段と、 前記積載高さ検知手段が検知した積載高さ情報と前記給
    送枚数計数手段が計数した計数情報とに基づいてシート
    材の平均厚さを算出する厚さ算出手段と、 前記厚さ算出手段が算出した値に基づいて最適な定着温
    度パターンを設定する定着温度パターン設定手段と、を
    有することを特徴とする請求項2に記載の画像記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記厚さ算出手段が算出した値を記憶す
    る算出値記憶手段を有し、 前記定着温度パターン設定手段は、前記厚さ算出手段が
    新たに算出した値と前記算出値記憶手段が記憶している
    値とを比較して両者の間に一定以上の差がある場合に前
    記厚さ算出手段が新たに算出した値に基づいて最適な定
    着温度パターンを設定することを特徴とする請求項3に
    記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記シート材積載部の交換時又は装置リ
    セット時には前記算出値記憶手段が記憶している値を予
    め設定されている厚さ基準値に戻すことを特徴とする請
    求項4に記載の画像記録装置。
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