JP4542718B2 - 画像形成装置、プリンタ及び複写機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続した画像形成を効率良く行うことができるようにした機能を備えた画像形成装置、その画像形成装置を用いたプリンタ及び複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像形成装置における用紙の給紙構造は、用紙収納部に積層保持された用紙を一枚ずつ分離給紙する分離給紙手段、分離給紙された用紙が画像形成部に向けて搬送される用紙搬送路、用紙搬送路上における画像形成部の直前位置に位置するレジストローラ等から構成されたものが一般的である。
【0003】
分離給紙手段により分離給紙された用紙は、用紙搬送路を搬送され、レジストローラに当接した位置で一旦停止され、用紙上の適正な位置へ画像が形成されるタイミングで画像形成部へ送り込まれる。
【0004】
用紙が画像形成部へ送り込まれたとき、その用紙の後端部と後続の用紙の先端部とが重なっていると、1つの画像が二枚の用紙上にまたがって形成されてしまい、用紙上への正しい画像形成を行えない。又は、二枚の用紙がつながった状態で画像形成部に送り込まれることにより用紙サイズを検知するセンサが用紙サイズ異常であると検知し、画像形成作業が中断される。
【0005】
したがって、画像形成を連続して行う場合には、画像形成部へ送り込まれた用紙が重なり合ってつながった状態にならないようにするため、前後の用紙の間隔を広くして分離給紙する必要がある。
【0006】
具体的には、従来の画像形成装置における給紙構造では、分離給紙手段による分離給紙時のスリップや、用紙搬送速度の経時・環境変化や、レジストのための停止時間のバラツキ等を考慮し、画像形成を連続して行う場合における前後の用紙の間隔を数十mmあけて給紙するようにしている。このため、画像形成を連続して行う場合に、実際に画像形成が行われていない時間が長くなり、画像形成作業の生産性が低くなっている。
【0007】
また、電子写真方式の画像形成部は、その構造から、用紙が画像形成部に送り込まれていない場合にも動作を停止することができずに空運転するため、連続して給紙される用紙の間隔が大きいということは、空運転の時間が長くなり、装置の寿命が本来の耐用印刷枚数以下に低下する。
【0008】
このようなことから、本出願の出願人は、画像形成を連続して行う場合において、画像形成部へ送り込まれる用紙の間隔を小さくすることにより画像形成作業の生産性を向上させることができるようにした画像形成装置として、用紙搬送路の途中に反転路と用紙反転手段とを設けた画像形成装置を、特願平11−239672、特願2000−230153などで提案している。
【0009】
この反転路と用紙反転手段とを設けた画像形成装置によれば、用紙収納部から分離給紙されて用紙搬送路を搬送される用紙が反転路に送り込まれ、その用紙は反転路で一旦停止された後にスイッチバックされて画像形成部へ送り込まれる。
そして、反転路に送り込まれた用紙をスイッチバックさせて画像形成部へ向けて送り出している最中に後続の用紙を反転路へ送り込んでおき、前後する2枚の用紙の間隔が小さくなるように送り出しタイミング、又は、送り出し速度などを制御する。これにより、反転路でスイッチバックされて画像形成部に送り込まれる用紙の間隔を小さくし、画像形成作業の生産性を高くすることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、画像形成部へ送り込む用紙を反転路でスイッチバックして用紙の間隔を小さくした場合には、用紙搬送路と反転路との接続箇所の曲率が大きくなる。
このため、紙厚の厚い用紙や、OHP用紙のような腰の強い特殊用紙の場合には、反転路でスイッチバックさせることができない。
【0011】
本発明の目的は、紙厚の薄い普通紙の場合には画像形成部に送り込まれる用紙の間隔を狭めて画像形成作業の生産性を高くするとともに、紙厚の厚い用紙や腰の強い特殊用紙に対する画像形成を良好に行える画像形成装置、その画像形成装置を用いたプリンタ及び複写機を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の画像形成装置は、用紙を積層保持する用紙収納部と、前記用紙収納部から用紙を1枚ずつ分離給紙する分離給紙手段と、給紙された用紙上に画像形成を行う画像形成部と、前記用紙収納部と前記画像形成部との間に設けられて用紙が搬送される第1用紙搬送路と、前記第1用紙搬送路の途中に接続されてこの用紙搬送路を搬送される用紙が送り込まれる反転路と、前記反転路に送り込まれた用紙をスイッチバックさせて前記用紙搬送路へ送り出す送り出し状態と、前記反転路から送り出されている先行する用紙と前記反転路に送り込まれる後続の用紙との少なくとも一部が重畳することを許容する開放状態とに切替自在な用紙反転手段と、前記反転路を経由せずに用紙が前記画像形成部に向けて搬送される第2用紙搬送路と、を有し、前記第2用紙搬送路が、手差トレイと前記画像形成部との間に設けられている。
【0013】
したがって、用紙収納部に積層保持された用紙が分離給紙手段により一枚ずつ分離給紙されて第1用紙搬送路を搬送され、第1用紙搬送路を搬送された用紙はその搬送途中で反転路に送り込まれ、反転路内で一旦停止した後に用紙反転手段によりスイッチバックされて反転路から画像形成部へ向けて送り出され、画像形成部へ送り込まれた用紙上に画像形成が行われる。
反転路内に送り込まれた用紙をスイッチバックさせるとき、反転路への用紙の送り込み速度や反転路からの用紙の送り出し速度、反転路からの用紙の送り出しタイミングなどを制御することにより、スイッチバックされて画像形成部へ送り込まれる用紙の間隔を小さくすることができる。即ち、用紙収納部からの給紙タイミングのバラツキや、反転路に至る搬送中での搬送速度のバラツキ等が生じても、画像形成部への用紙の送り込みを小さい間隔に精度良く維持して行うことができ、画像形成装置における画像形成作業の生産性を向上させることができる。
しかし、第1用紙搬送路と反転路との接続箇所では、画像形成装置の小型化等により曲率が大きくなるので、紙厚の厚い用紙や、OHP用紙などの腰の強い特殊用紙の場合には、これらの用紙を反転路内に送り込んでスイッチバックさせることが難しい。
そこで、紙厚の厚い用紙やOHP用紙などの腰の強い特殊用紙の場合には、それらの用紙を手差トレイ上に積層保持することにより、それらの用紙を反転路を経由させずに第2用紙搬送路を経由させて画像形成部に送り込むことができ、紙厚の厚い用紙やOHP用紙などの腰の強い特殊用紙に対する画像形成を良好に行えるようになる。
【0014】
請求項2に記載の発明の画像形成装置は、用紙を積層保持する用紙収納部と、前記用紙収納部から用紙を1枚ずつ分離給紙する分離給紙手段と、給紙された用紙上に画像形成を行う画像形成部と、前記用紙収納部と前記画像形成部との間に設けられて用紙が搬送される第1用紙搬送路と、前記第1用紙搬送路の途中に接続されてこの用紙搬送路を搬送される用紙が送り込まれる反転路と、前記反転路に送り込まれた用紙をスイッチバックさせて前記用紙搬送路へ送り出す送り出し状態と、前記反転路から送り出されている先行する用紙と前記反転路に送り込まれる後続の用紙との少なくとも一部が重畳することを許容する開放状態とに切替自在な用紙反転手段と、前記反転路を経由せずに用紙が前記画像形成部に向けて搬送される第2用紙搬送路と、を有し、前記第2用紙搬送路が、大容量用紙トレイと前記画像形成部との間に設けられている。
【0015】
したがって、用紙収納部に積層保持された用紙が分離給紙手段により一枚ずつ分離給紙されて第1用紙搬送路を搬送され、第1用紙搬送路を搬送された用紙はその搬送途中で反転路に送り込まれ、反転路内で一旦停止した後に用紙反転手段によりスイッチバックされて反転路から画像形成部へ向けて送り出され、画像形成部へ送り込まれた用紙上に画像形成が行われる。
反転路内に送り込まれた用紙をスイッチバックさせるとき、反転路への用紙の送り込み速度や反転路からの用紙の送り出し速度、反転路からの用紙の送り出しタイミングなどを制御することにより、スイッチバックされて画像形成部へ送り込まれる用紙の間隔を小さくすることができる。即ち、用紙収納部からの給紙タイミングのバラツキや、反転路に至る搬送中での搬送速度のバラツキ等が生じても、画像形成部への用紙の送り込みを小さい間隔に精度良く維持して行うことができ、画像形成装置における画像形成作業の生産性を向上させることができる。
しかし、第1用紙搬送路と反転路との接続箇所では、画像形成装置の小型化等により曲率が大きくなるので、紙厚の厚い用紙や、OHP用紙などの腰の強い特殊用紙の場合には、これらの用紙を反転路内に送り込んでスイッチバックさせることが難しい。
そこで、紙厚の厚い用紙やOHP用紙などの腰の強い特殊用紙の場合には、それらの用紙を大容量用紙トレイ上に積層保持することにより、それらの用紙を反転路を経由させずに第2用紙搬送路を経由させて画像形成部に送り込むことにより、紙厚の厚い用紙やOHP用紙などの腰の強い特殊用紙に対する画像形成を良好に行えるようになる。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、第2用紙搬送路が、用紙収納部と画像形成部との間に設けられている。
【0018】
したがって、紙厚の厚い用紙やOHP用紙などの腰の強い特殊用紙を用紙収納部に積層保持した場合に、それらの用紙を反転路を経由させずに用紙収納部と画像形成部との間に設けた第2用紙搬送路を経由させて画像形成部に送り込むことができ、それらの用紙に対する画像形成を行える。
【0023】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、用紙収納部からの第2用紙搬送路が、分離給紙手段の直後の位置で第1用紙搬送路から分岐されている。
【0024】
したがって、用紙収納部からの第2用紙搬送径路における用紙収納部に接続されている部分の曲率を小さくすることができ、紙厚の厚い用紙やOHP用紙などの腰の強い特殊用紙の搬送をスムーズに行える。
【0025】
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、用紙収納部からの第2用紙搬送路は、反転路が分岐されている箇所の直前の位置で第1用紙搬送路から分岐されている。
【0026】
したがって、紙厚の厚い用紙やOHP用紙などの腰の強い特殊用紙が搬送される経路の一部として第1用紙搬送路を用いることができ、用紙収納部からの第2用紙搬送路が短くなって第2用紙搬送路を形成するための部材量が少なくなり、第2用紙搬送路を設けることに伴う画像形成装置の大型化を抑えることができる。
【0027】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一記載の画像形成装置において、第1用紙搬送路と第2用紙搬送路とは、画像形成部の直前位置に配置されたレジストローラの手前で合流している。
【0028】
したがって、用紙を第1用紙搬送路又は第2用紙搬送路のいずれを経由させて搬送する場合においても、レジストローラを共有することができ、部品点数の低減を図ることができる。
【0029】
請求項7に記載の発明は、請求項3乃至5のいずれか一記載の画像形成装置において、第1用紙搬送路と第2用紙搬送路との分岐個所に、用紙の搬送方向を前期第1用紙搬送路と前記第2用紙搬送路とのいずれかに切り替える切替部が設けられている。
【0030】
したがって、切替部を切り替えることにより、用紙収納部から画像形成部への用紙の搬送が、第1用紙搬送路又は第2用紙搬送路のいずれか一方を経由して行われる。
【0031】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、切替部は、切替爪である。
【0032】
したがって、切替爪を切り替えることにより、用紙収納部から画像形成部への用紙の搬送が、第1用紙搬送路又は第2用紙搬送路のいずれか一方を経由して行われる。
【0033】
請求項9に記載の発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、用紙収納部に積層保持された用紙の種類を入力する紙種入力部と、この紙種入力部からの入力結果に応じて切替部を切り替える切替手段とを有する。
【0034】
したがって、搬送される用紙の紙種が紙種入力部から入力されると、その入力結果に応じて切替部が切替手段により切り替えられ、用紙収納部から画像形成部への用紙の搬送が、第1用紙搬送路又は第2用紙搬送路のいずれか一方を経由して行われる。
【0035】
請求項10に記載の発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、用紙収納部に積層保持された用紙の紙厚を検知する紙厚検知センサと、この紙厚検知センサからの検知結果に応じて切替部を切り替える切替手段とを有する。
【0036】
したがって、用紙の紙厚が紙厚検知センサにより検知されると、その検知結果に応じて切替部が切替手段により切り替えられ、用紙収納部から画像形成部への用紙の搬送が、第1用紙搬送路又は第2用紙搬送路のいずれか一方を経由して行われる。
【0037】
請求項11に記載の発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、画像形成を行う用紙の枚数を入力する画像形成枚数入力部と、この画像形成枚数入力部からの入力結果に応じて切替部を切り替える切替手段とを有する。
【0038】
したがって、画像形成を行う用紙の枚数が画像形成枚数入力部から入力されると、その入力結果に応じて切替部が切替手段により切り替えられ、用紙収納部から画像形成部への用紙の搬送が、第1用紙搬送路又は第2用紙搬送路のいずれか一方を経由して行われる。例えば、画像形成枚数が少ない場合には、反転路で用紙をスイッチバックさせ、用紙間隔を狭めて画像形成作業の生産性を高めるというメリットがないため、用紙を第2用紙搬送路を経由させて画像形成部に送り込むことによりファーストコピー(1枚目のコピー)を早くすることができ、特に、画像形成を1枚だけ行う場合に有効である。
【0039】
請求項12に記載の発明は、請求項又は10に記載の画像形成装置において、画像形成部の画像形成方式は電子写真方式であり、紙種入力部からの入力結果、又は、前記紙厚検知センサからの検知結果に応じて転写バイアスを可変させる転写バイアス可変手段を有する。
【0040】
したがって、画像形成部で形成された画像を用紙に転写させるときの転写バイアスが、転写バイアス可変手段により用紙の紙種又は紙厚に応じて最適値に可変され、例えば、紙厚が厚い場合やOHP用紙のような特殊用紙の場合には転写バイアスが高くされ、良好な画像転写が行われる。
【0041】
請求項13に記載の発明は、請求項又は10に記載の画像形成装置において、画像形成部の画像形成方式は電子写真方式であり、紙種入力部からの入力結果、又は、紙厚検知センサからの検知結果に応じて定着温度を可変させる定着温度可変手段を有する。
【0042】
したがって、用紙に転写された画像を定着するときの定着温度が、定着温度可変手段により用紙の紙種又は紙厚に応じて最適値に可変され、例えば、紙厚が厚い場合やOHP用紙のような特殊用紙の場合には定着温度が高くされ、良好な定着が行われる。
【0043】
請求項14に記載の発明は、請求項又は10に記載の画像形成装置において、画像形成部の画像形成方式は電子写真方式であり、紙種入力部からの入力結果、又は、紙厚検知センサからの検知結果に応じて前記画像形成部でのプロセス速度を可変するプロセス速度可変手段を有する。
【0044】
したがって、画像形成部でのプロセス速度が、プロセス速度可変手段により用紙の紙種又は紙厚に応じて最適値に可変され、例えば、紙厚が厚い場合やOHP用紙のような特殊用紙の場合にはプロセス速度が遅くされ、定着温度などを上げることなく良好な画像形成を行える。
【0045】
請求項15に記載の発明は、請求項又は10に記載の画像形成装置において、紙種入力部からの入力結果、又は、紙厚検知センサからの検知結果に応じて第2用紙搬送路を経由して用紙搬送が行われるときに両面印刷を禁止する両面印刷禁止手段を有する。
【0046】
したがって、紙厚の厚い用紙やOHP用紙のような特殊用紙の場合には、その用紙の片面への画像形成が行われた後に、両面印刷のために反転路に送り込まれるということが防止される。
【0047】
請求項16に記載の発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、用紙収納部に積層保持された用紙の種類を入力する紙種入力部と、用紙の紙厚を検知する紙厚検知センサとを具備し、前記紙種入力部からの入力結果と、前記紙厚検知センサからの検知結果とが異なる場合には、その用紙に対して画像形成を行わずに排紙させる手段を有する。
【0048】
したがって、用紙収納部にセットされた用紙が間違った紙種の用紙である場合や、異なる紙種の用紙が混じっている場合には、その用紙への画像形成は行われずにそのまま排紙されるので、作業者が意図した用紙と異なる紙種の用紙への画像形成を行わないようにすることができる。
【0049】
請求項17に記載の発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、用紙収納部に積層保持された用紙の種類を入力する紙種入力部と、用紙の紙厚を検知する紙厚検知センサとを具備し、前記紙種入力部からの入力結果と、前記紙厚検知センサからの検知結果とが異なる場合には、その用紙の搬送を行わずに画像形成作業を中断させる手段を有する。
【0050】
したがって、用紙収納部にセットされた用紙が間違った紙種の用紙である場合や、異なる紙種の用紙が混じっている場合には、その用紙は搬送されずに画像形成作業が中断されるので、作業者が意図した用紙と異なる紙種の用紙への画像形成を行わないようにすることができる。
【0051】
請求項18に記載の発明は、請求項16又は17に記載の画像形成装置において、画像形成を行わずに用紙を排紙したこと、又は、画像形成作業を中断させたことを報知する報知手段を有する。
【0052】
したがって、報知手段による報知により、画像形成作業を行っている作業者は、なぜ画像形成が行われないのかを容易に知ることができ、必要な対応を速やかにとることができる。
【0053】
請求項19に記載の発明のプリンタは、請求項1乃至18のいずれか一記載の画像形成装置と、画像データの入力を受け付ける入力端子と、前記画像形成装置を制御して前記画像データに基づく画像の形成を用紙上に行わせる制御部と、を有する。
【0054】
したがって、このプリンタにおいても、請求項1乃至18のいずれか一記載の発明と同様の作用、効果を奏する。
【0055】
請求項20に記載の発明の複写機は、原稿の画像を読み取る画像読取装置と、請求項1乃至18のいずれか一記載の画像形成装置と、前記画像読取装置及び前記画像形成装置を制御して画像読取装置で読み取った原稿の画像データに基づく画像形成を画像形成装置で用紙上に行わせる制御部と、を有する。
【0056】
したがって、この複写機においても、請求項1乃至18のいずれか一記載の発明と同様の作用、効果を奏する。
【0057】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1ないし図8に基づいて説明する。図1はデジタル電子写真方式の画像形成部を備えた画像形成装置の全体構造を示す概略図、図2は搬送される用紙をスイッチバックさせる用紙反転手段を拡大して示す正面図、図3及び図4は連続して画像形成を行う場合の画像形成部への用紙の搬送状態を示す説明図、図5は連続した画像形成時の用紙搬送動作を示すダイヤグラム、図6は両面印刷時の用紙の搬送状態を示す説明図、図7は反転排紙時の用紙の搬送状態を示す説明図、図8は画像形成時の制御動作を説明するフローチャートである。
【0058】
この画像形成装置には図1に示すように、用紙が積層保持される用紙収納部である用紙トレイ1、用紙トレイ1から給紙された用紙又は一方の面に画像形成が行われた後に再度給紙された用紙の他方の面に画像形成を行うデジタル電子写真方式の画像形成部2、画像形成が行われた用紙が排紙される排紙トレイ3等が設けられている。
【0059】
また、この画像形成装置には、用紙トレイ1から給紙された用紙が画像形成部2を経由して排紙トレイ3に至る用紙経路が設けられており、この用紙経路のうち、用紙トレイ1から画像形成部2に至る部分には、第1用紙搬送路4と第2用紙搬送路5とが設けられている。第1用紙搬送路4は、用紙トレイ1に積層保持された用紙が紙厚の薄い普通紙である場合に搬送される搬送路である。第2用紙搬送路5は、用紙トレイ1に積層保持された用紙が紙厚の厚い用紙、又は、OHP用紙のように腰の強い特殊用紙である場合に搬送される搬送路である。
【0060】
用紙トレイ1には、積層保持された用紙を送り出すピックアップローラ6と、ピックアップローラ6で送り出された用紙を一枚ずつに分離するFRR方式の分離給紙ローラ7とを備えた分離給紙手段8が設けられている。
【0061】
画像形成部2には、表面に画像が形成される感光体9、感光体9の表面を一様に帯電させる帯電器10、感光体9上に静電潜像を書き込むデジタル書き込み手段11、感光体9上の静電潜像にトナーを付着させることによってトナー像を形成する現像器12、現像後のトナー像を用紙上に転写する転写器13、感光体9上の残存トナーを除去するクリーニング装置14、用紙に転写されたトナー像を定着させる定着器15等が設けられている。
【0062】
第1用紙搬送路4上には、第1搬送ローラ16、第2搬送ローラ17、レジストセンサ18、レジストローラ19等が配置されている。さらに、第1用紙搬送路4における第1搬送ローラ16と第2搬送ローラ17との間の部分には、この第1用紙搬送路4を搬送された用紙が送り込まれる反転路20が接続されている。
【0063】
反転路20上には、反転路20に送り込まれた用紙をスイッチバックさせて第1用紙搬送路4へ送り出す送り出し状態と、反転路20から送り出されている先行する用紙と反転路20に送り込まれる後続の用紙との少なくとも一部が重畳することを許容する開放状態とに切替自在な用紙反転手段21、反転路20に送り込まれ又は反転路20から送り出される用紙の端部を検出する用紙端部検出センサ22が設けられている。
【0064】
用紙反転手段21は図2に示すように、モータにより回転駆動される駆動ローラ23、この駆動ローラ23に対して接離する位置に移動自在に設けられて当接時に連れ回りされる従動ローラ24、従動ローラ24を駆動ローラ23に接離する位置へ移動させる移動機構等により構成されている。従動ローラ24を移動させる移動機構は、一端に従動ローラ24が連結されて他端が支点25により支持されたリンク26、リンク26の略中央部に連結されて従動ローラ24を駆動ローラ23に当接させる向きに付勢するスプリング27、リンク26に連結されて従動ローラ24を駆動ローラ23から離反させる向きに付勢するソレノイド28等により構成されている。
【0065】
図2(b)は、スプリング27の付勢力により従動ローラ24が駆動ローラ23に当接され、駆動ローラ23が矢印方向へ回転駆動されることにより駆動ローラ23と従動ローラ24とで挟持されている用紙が反転路20から送り出される送り出し状態である。
【0066】
図2(a)は、ソレノイド28の駆動により従動ローラ24が下方へ回動され、駆動ローラ23と従動ローラ24との間に隙間が生じた開放状態である。この開放状態のとき、反転路20内への用紙の送り込みが行われる。
【0067】
画像形成部2の排紙側と排紙トレイ3との間には直接排紙路29が設けられ、画像形成部2の排紙側と第1用紙搬送路4における反転路20より上流側の部分との間には再搬送路30が設けられている。これらの直接排紙路29と再搬送路30との分岐箇所には、画像形成部2から排紙された用紙の搬送方向を直接排紙路29又は再搬送路30に切り替える切替爪31が設けられている。
【0068】
再搬送路30は、下向きに延出した垂直路部30aと、垂直路部30aの下端部から略水平方向へ延出した水平路部30bとから形成され、水平路部30bの先端部が第1用紙搬送路4に接続されている。
【0069】
再搬送路30の途中であって垂直路部30aと水平路部30bとの境目部分からは反転排紙路32が分岐され、この反転排紙路32は排紙トレイ3に接続されている。水平路部30b上には、この水平路部30bに送り込まれた用紙を第1用紙搬送路4に送り出し、又は、反転排紙路32に送り込むように回転駆動される複数の搬送ローラ33a,33bが配置されている。搬送ローラ33bは水平路部30bに送り込まれた用紙を第1用紙搬送路4に搬送する向きに駆動され、搬送ローラ33aは水平路部30bに送り込まれた用紙を反転排紙路32に向けて搬送する向きに駆動される。
【0070】
再搬送路30から反転排紙路32が分岐された箇所には、再搬送路30内の用紙を垂直路部30aから水平路部30bへ向けて搬送する向きに回転駆動される搬送ローラ34と切替爪35とが設けられている。この切替爪35は、搬送ローラ34に対して接離する方向へ回動自在に設けられ、スプリングなどの付勢体により搬送ローラ34の外周面側に回動する向きに付勢されており、用紙が垂直路部30aから水平路部30bへ進行することを許容し、及び、水平路部30bでスイッチバックされた用紙が垂直路部30aに戻ることを阻止するとともに反転排紙路32に入り込むことを許容する。
【0071】
第2用紙搬送路5は、分離給紙手段8の直後の位置で第1用紙搬送路4から分岐され、レジストローラ19の手前側で第1用紙搬送路4に合流している。この第2用紙搬送路5は紙厚の厚い用紙を搬送するのに適するように形成され、曲率が小さく形成されている。また、第2用紙搬送路5上には、用紙を搬送するための複数の搬送ローラ36が配置されている。
【0072】
分離給紙手段8の直後の位置である第1用紙搬送路4と第2用紙搬送路5との分岐箇所には、用紙トレイ1から分離給紙された用紙を第1用紙搬送路4と第2用紙搬送路5とのいずれかに切り替える切替部である切替爪37が設けられている。
【0073】
また、この画像形成装置には、分離給紙手段8の動作、画像形成部2におけるプロセス動作、切替爪31,37の切替動作、各種の搬送ローラ16,17,33a,33b,36の駆動動作、用紙反転手段21の動作等を制御するマイクロコンピュータ構成の制御部38が設けられている。この制御部38には、転写器13を制御する転写バイアス制御ドライバ39を介した電圧回路(図示せず)、定着器15を制御する定着温度制御ドライバ40を介したヒータ(図示せず)、切替爪31を制御する切替爪制御ドライバ41を介したソレノイド(図示せず)、切替爪37を制御する切替爪制御ドライバ42を介したソレノイド(図示せず)、テンキーや各種の機能キーを備えた操作パネル43等が接続されている。さらに、この制御部38には、レジストセンサ18、用紙端部検出センサ22、その他のセンサ等が接続されている。
【0074】
分離給紙手段8と第1・第2用紙搬送路4,5の分岐個所との間には、分離給紙手段8により分離された用紙の紙厚を検知する紙厚検知センサ(図示せず)が設けられており、この紙厚検知センサも制御部38に接続されている。この紙厚検知センサの構造としては種々のものが挙げられるが、その一例としては、分離給紙された用紙を挟持する一対のローラ、用紙を挟持したときに用紙の紙厚によって変化するローラ位置を光学的に検知する検知機構により形成されたものを挙げることができる。
【0075】
このような構成において、まず、用紙が第1用紙搬送路4を搬送される場合について説明する。このとき、切替爪37は、用紙トレイ1から分離給紙された用紙を第1用紙搬送路4へ案内する位置へ回動されている(図3,図4参照)。連続画像形成のモードに設定された後にスタートキーが押されると、用紙トレイ1から次々と用紙が給紙される。これらの用紙は第1用紙搬送路4を画像形成部2に向けて搬送され、その途中で反転路20に送り込まれ、用紙反転手段21によりスイッチバックされて反転路20から送り出される。反転路20から送り出された用紙は第1用紙搬送路4へ戻され、第1用紙搬送路4を経由して画像形成部2に送り込まれ、用紙上への画像形成が行われる。
【0076】
第1用紙搬送路4を搬送される用紙を反転路20内に送り込んでスイッチバックさせるとき、反転路20への用紙の送り込み速度や反転路20からの用紙の送り出し速度、反転路20からの用紙の送り出しタイミングなどを制御することにより、スイッチバックされて画像形成部2へ送り込まれる用紙の間隔を小さくすることができ、それによって、画像形成作業の生産性を向上させることができる。例えば、図5のダイヤグラムに示すように、用紙トレイ1から反転路20内の反転停止位置までは用紙を高速の搬送速度Vaで搬送し、反転停止位置からは低速の搬送速度Vbで送り出すことにより、画像形成部2での用紙間隔を小さくすることができる。
【0077】
図3は、先行する用紙aが反転路20から送り出されている状態であり、用紙反転手段21は図2(b)に示すように送り出し状態となっている。後続の用紙bは第1用紙搬送路4を搬送され、反転路20に送り込まれようとしている。
【0078】
図4は、先行する用紙aがその先端部をレジストローラ19に当接する位置まで搬送され、後続の用紙bが反転路20内に送り込まれた状態である。先行する用紙aが反転路20から送り出されてその先端部が第2搬送ローラ16に挟持された後に従動ローラ24が駆動ローラ23から離反して用紙反転手段21が図2(a)に示すような開放状態となり、離反した従動ローラ24と駆動ローラ23との間を通って用紙bが反転路20に送り込まれる。反転路20への用紙bの送り込みは、先行する用紙aの後端側と後続の用紙bの先端側とが反転路20内で重畳するようにして行われる。
【0079】
図6は、用紙に対して両面印刷を行う場合の用紙の流れを説明する説明図である。画像形成部2において一方の面への画像形成が行われた用紙は矢印で示すように再搬送路30を搬送され、水平路部30bに到達する。そして、その用紙は、搬送ローラ33bの駆動により第1用紙搬送路4へ送り出される。この用紙が第1用紙搬送路4へ送り出された後は、用紙トレイ1から給紙された用紙と同じように搬送され、反転路20に送り込まれてスイッチバックされ、再度画像形成部2に送り込まれる。一方の面に画像が形成された用紙が再度画像形成部2に送り込まれたとき、その用紙は反転路20でスイッチバックされているため、その用紙の他方の面が感光体9に対向するようになり、他方の面への画像形成(両面印刷)が行われる。
【0080】
図7は、一方の面に画像が形成された用紙を反転排紙する場合の用紙の流れを説明する説明図である。一方の面への画像形成が行われた用紙は矢印で示すように再搬送路30を搬送され、水平路部30bに到達する。そして、その用紙は、搬送ローラ33aの駆動によりスイッチバックされて反転排紙路32へ送り込まれ、反転排紙路32を経由して排紙トレイ3に排紙される。この用紙は、水平路部30bでスイッチバックされることにより、画像が形成された面を下側としたページ順に排紙され、所謂、反転排紙が行われる。
【0081】
つぎに、紙厚の厚い用紙、又は、OHP用紙のように腰の強い特殊用紙、又は、紙厚の薄い普通紙のいずれかを用紙トレイ1に積層保持し、その用紙に対して画像形成を行う場合の制御動作を図8のフローチャートに基づいて説明する。
【0082】
まず、制御部38に対する各種データの入力が行われる。その入力としては、用紙の紙種データの入力(ステップS1)、画像形成される用紙の枚数データの入力(ステップS2)、紙厚検知センサから検知結果である紙厚データの入力(ステップS3)である。
【0083】
紙種データの入力は、操作パネル43上に設けられた紙種入力部である紙種指定キーが押されたか否かにより行われる。この紙種指定キーが押された場合には、用紙トレイ1上にセットされた用紙が紙厚の厚い用紙である、又は、セットされた用紙がOHP用紙のように腰の強い特殊用紙であるとの紙種データの入力が行われ、紙種指定キーが押されない場合には、用紙トレイ1上にセットされた用紙は、紙厚の薄い普通紙であるとの紙種データの入力が行われる。
【0084】
画像形成される用紙の枚数のデータの入力は、操作パネル43上に設けられたテンキーと画像形成枚数を指定するための機能キーとからなる画像形成枚数入力部を押圧することにより行われる。
【0085】
その後、入力された各種データに基づき、用紙トレイ1上にセットされた用紙は紙厚の厚い用紙・特殊用紙であるか否かの判断(ステップS4)、画像形成される用紙枚数は所定枚数以下であるか否かの判断(ステップS5)、紙厚検知センサによる検知結果は紙厚の厚い用紙か否かの判断(ステップS6)が行われる。
【0086】
そして、上述したステップS4〜S6のいずれかの判断が“Y(イエス)”である場合には、用紙トレイ1から給紙される用紙の給紙方向が第2用紙搬送路5となるように切替爪37の切り替えが行われる(ステップS7)。一方、上述したステップS4〜S6の全て判断が“N(ノー)”である場合には、用紙トレイ1から給紙される用紙の給紙方向が第1用紙搬送路5となるように切替爪37の切替が行われる(ステップS8)。これらのステップS7,S8の処理が切替手段の機能として実行される。
【0087】
ステップS8での切替爪37の切り替えにより、紙厚の薄い普通紙を第1用紙搬送路4、反転路20を経由させて画像形成部2に送り込むことができる。このとき、画像形成部2に送り込まれる用紙間隔を狭めることができる。
【0088】
そして、ステップS8での切替爪37の切り替えが行われた後は、転写バイアスが低く設定され(ステップS9)、定着温度が低く設定され(ステップS10)、画像形成が行われる(ステップS11)。
【0089】
一方、ステップS7での切替爪37の切り替えにより、紙厚の厚い用紙・腰の強い特殊用紙を、反転路20を経由させずに第2用紙搬送路5を経由させて画像形成部2に送り込むことができる。
【0090】
そして、ステップS7での切替爪37の切り替えが行われた後は、給紙された用紙が普通紙である(紙厚の厚い用紙、特殊用紙のいずれでもない)か否かが紙種データの入力結果と紙厚検知センサによる検知結果とから判断され(ステップS12)、普通紙である場合には、上述したステップS9,S10の設定条件下での画像形成が行われる。このステップS12で“Y(イエス)”となるのは、用紙トレイ1に普通紙がセットされ、操作パネル43上の紙種指定キーが押されておらず、画像形成枚数が所定枚数以下の場合である。
【0091】
ステップS12で“N(ノー)”の場合には、転写バイアスが高く設定され(ステップS13)、定着温度が高く設定され(ステップS14)、画像形成が行われる(ステップS11)。ここで、ステップS9,S13の処理により、転写バイアス可変手段が実行され、ステップS10,S14の処理により、定着温度可変手段が実行される。
【0092】
また、ステップS14の後に、両面印刷のモードが指定されているか否かが判断され(ステップS15)、両面印刷モードが指定されている場合には(ステップS15のY)、片面への画像形成が終了して画像形成部2から排出された用紙をそのまま排紙トレイ3に排紙する位置へ切替爪31が切り替えられる(ステップS16)。そして、これらのステップS15,S16の処理により、紙厚の厚い用紙又は特殊用紙に対する画像形成時において両面印刷を禁止する両面印刷禁止手段が実行される。これにより、片面への画像形成が終了した後の紙厚の厚い用紙又は特殊用紙が、両面印刷のために反転路20に送り込まれるということを防止できる。
【0093】
つぎに、本発明の第2の実施の形態を図9に基づいて説明する。なお、図1ないし図8において説明した部分と同じ部分は同じ符号で示し、説明も省略する。
図9は、紙厚の厚い用紙、又は、OHP用紙のように腰の強い特殊用紙、又は、紙厚の薄い普通紙のいずれかを用紙トレイ1に積層保持し、その用紙に対して画像形成を行う場合の制御動作を説明するフローチャートである。
【0094】
上述した第1の実施の形態では、転写バイアス可変手段(ステップS9,S13)と定着温度可変手段(ステップS10,S14)とを設けているのに対して、本実施の形態では、画像形成部2でのプロセス速度を高速にする処理(ステップS17)とプロセス速度を低速にする処理(ステップS18)とにより実行されるプロセス速度可変手段が設けられている。
【0095】
プロセス速度を低速にすることにより、転写バイアスを高くしたり定着温度を高くしたりすることなく、紙厚の厚い用紙やOHP用紙のような腰の強い特殊用紙への画像形成を良好に行える。
【0096】
つぎに、本発明の第3の実施の形態を図10に基づいて説明する。図10は、画像形成時の制御動作の要部を示すフローチャートである。本実施の形態の基本的構造、画像形成を行う場合の基本的な制御動作は第1又は第2の実施の形態と同じある。異なる点は、本実施の形態では、紙種指定キーからの入力結果である紙種データと、紙厚検知センサからの検知結果とが異なる場合には、その用紙に対して画像形成を行わずに排紙させる手段を設けた点である。即ち、入力された紙種データと、紙厚検知センサからの紙厚データとが一致するか否かを判断し(ステップS21)、一致する場合にはその用紙に対する画像形成を行い(ステップS22)、一致しない場合にはその用紙に対して画像形成せずに排紙し(ステップS23)、画像形成せずに排紙したことを報知する(ステップS24)ようにしたものである。ステップS23の処理により、用紙に対して画像形成せずに排紙する手段が実行され、ステップS24の処理により、報知手段が実行される。ステップS24の報知としては、表示部での文字表示、アラームなどによる音声表示が挙げられる。
【0097】
本実施の形態によれば、用紙トレイ1に紙厚の厚い用紙をセットすべき場合に紙厚の薄い普通紙をセットした場合、又は、紙厚の厚い用紙束のなかに紙厚の薄い普通紙が混じっていた場合において、作業者が意図した用紙(例えば、紙厚の厚い用紙)と異なる紙種の用紙への画像形成を行わないようにすることができ、作業時間の無駄や用紙の無駄を防止することができる。
【0098】
つぎに、本発明の第4の実施の形態を図11に基づいて説明する。図11は、画像形成時の制御動作の要部を示すフローチャートである。本実施の形態の基本的構造、画像形成を行う場合の基本的な制御動作は第1又は第2の実施の形態と同じある。異なる点は、本実施の形態では、紙種指定キーからの入力結果である紙種データと、紙厚検知センサからの検知結果とが異なる場合には、その用紙の搬送を行わずに、画像形成作業を中断させる手段を設けた点である。即ち、入力された紙種データと、紙厚検知センサからの紙厚データとが一致するか否かを判断し(ステップS31)、一致する場合にはその用紙に対する画像形成を行い(ステップS32)、一致しない場合にはその用紙を搬送せずに画像形成作業を中断し(ステップS33)、画像形成作業を中断したことを報知する(ステップS34)ようにしたものである。ステップS33の処理により、用紙を搬送せずに画像形成作業を中断する手段が実行され、ステップS34の処理により報知手段が実行される。ステップS34の報知としては、表示部での文字表示、アラームなどによる音声表示が挙げられる。
【0099】
本実施の形態によれば、用紙トレイ1に紙厚の厚い用紙をセットすべき場合に紙厚の薄い普通紙をセットした場合、又は、紙厚の厚い用紙束のなかに紙厚の薄い普通紙が混じっていた場合において、作業者が意図した用紙(例えば、紙厚の厚い用紙)と異なる紙種の用紙への画像形成を行わないようにすることができ、作業時間の無駄や用紙の無駄を防止することができる。
【0100】
つぎに、本発明の第5の実施の形態を図12に基づいて説明する。図12は、デジタル電子写真方式の画像形成部を備えた画像形成装置の全体構造を示す概略図であり、基本的な構造は第1の実施の形態と同じである。
【0101】
本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、第2用紙搬送路5aを形成する位置を変更した点である。第2用紙搬送路5aは、反転路20が第1用紙搬送路4から分岐されている箇所の直前の位置で第1用紙搬送路4から分岐されている。また、第1用紙搬送路4から分岐された後に第1用紙搬送路4に合流する箇所は、第2搬送ローラ17よりも上流側とされている。つまり、第1の実施の形態の第2用紙搬送路5と比べて、本実施の形態の第2用紙搬送路5aはその長さが短く形成され、第2用紙搬送路5a上には搬送ローラが設けられていない。
【0102】
このような構成において、本実施の形態によれば、紙厚の厚い用紙やOHP用紙などの腰の強い特殊用紙をこの第2用紙搬送路5a上を搬送して画像形成部2へ送り込み、その用紙上への画像形成を良好に行うことができる。また、第2用紙搬送路5aが短くなるため、第2用紙搬送路5aを形成するための部材量が少なくなるとともに第2用紙搬送路5aに搬送ローラを設けることが不要となり、第2用紙搬送路5aを設けることに伴う画像形成装置の大型化を抑えることができる。
【0103】
つぎに、本発明の第6の実施の形態を図13に基づいて説明する。図13は、デジタル電子写真方式の画像形成部を備えた画像形成装置の全体構造を示す概略図であり、基本的な構造は第1の実施の形態と同じである。
【0104】
本実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、本実施の形態の画像形成装置が手差トレイ44と大容量用紙トレイ45とを有し、手差トレイ44と画像形成部2との間にも第2用紙搬送路46が設けられ、さらに、大容量用紙トレイ45と画像形成部2との間にも第2用紙搬送路47が設けられている点である。
【0105】
このような構成において、紙厚の厚い用紙やOHP用紙などの腰の強い特殊用紙に対して画像形成を行う場合には、それらの用紙を手差トレイ44上に積層保持することにより、それらの用紙を反転路20を経由させずに第2用紙搬送路46を経由させて画像形成部2に送り込むことができ、それらの用紙に対する画像形成を良好に行える。
【0106】
また、紙厚の厚い用紙やOHP用紙などの腰の強い特殊用紙に対して画像形成を行う場合には、それらの用紙を大容量用紙トレイ45上に積層保持することにより、それらの用紙を反転路20を経由させずに第2用紙搬送路47を経由させて画像形成部2に送り込むことができ、それらの用紙に対する画像形成を良好に行える。
【0107】
つぎに、本発明の第7の実施の形態を図14に基づいて説明する。図14は、本実施の形態であるプリンタ101の概略構造を示すブロック図である。このプリンタ101は、上述した第1ないし第6のいずれか一の実施の形態で説明した画像形成装置102と、パーソナルコンピュータなどの外部機器からの画像データの入力を受け付ける入力端子103と、画像形成装置102を制御して画像データに基づく画像の形成を用紙上に行わせる制御部104とを有する。
【0108】
したがって、このプリンタ101によれば、上述した第1ないし第6の実施の形態で説明したものと同じ作用、効果を奏することができる。
【0109】
つぎに、本発明の第8の実施の形態を図15に基づいて説明する。図15は、本実施の形態である複写機111の概略構成を示すブロック図である。この複写機111は、原稿の画像を読み取る画像読取装置112と、上述した第1ないし第6のいずれか一の実施の形態で説明した画像形成装置102と、画像読取装置112及び画像形成装置102を制御して画像読取装置112で読み取った原稿の画像データに基づく画像形成を画像形成装置102で用紙上に行わせる制御部113とを備えている。
【0110】
したがって、この複写機111によれば、上述した第1ないし第6の実施の形態で説明したものと同じ作用、効果を奏することができる。
【0111】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の画像形成装置によれば、用紙収納部から画像形成部に至る第1用紙搬送路の途中に反転路を設け、第1用紙搬送路を搬送されて画像形成部に送り込まれる用紙を反転路内でスイッチバックさせて画像形成部に送り込むようにしたので、このスイッチバック時に、反転路への用紙の送り込み速度や反転路からの用紙の送り出し速度、反転路からの用紙の送り出しタイミングなどを制御することにより、スイッチバックされて画像形成部へ送り込まれる用紙の間隔を小さくして画像形成作業の生産性を向上させることができる。さらに、反転路を経由せずに用紙が画像形成部に向けて搬送される第2用紙搬送路を、手差トレイと画像形成部との間に設けたので、紙厚の厚い用紙やOHP用紙などの腰の強い特殊用紙などは、第1用紙搬送路と反転路とが接続された曲率の大きな箇所を通過させることは困難であるが、これらの用紙に対して画像形成を行う場合には、それらの用紙を手差トレイ上に積層保持し、それらの用紙を反転路を経由させずに第2用紙搬送路を経由させて画像形成部に送り込むことができ、紙厚の厚い用紙やOHP用紙などの腰の強い特殊用紙に対する画像形成を良好に行うことができる。
【0112】
請求項2記載の発明の画像形成装置によれば、用紙収納部から画像形成部に至る第1用紙搬送路の途中に反転路を設け、第1用紙搬送路を搬送されて画像形成部に送り込まれる用紙を反転路内でスイッチバックさせて画像形成部に送り込むようにしたので、このスイッチバック時に、反転路への用紙の送り込み速度や反転路からの用紙の送り出し速度、反転路からの用紙の送り出しタイミングなどを制御することにより、スイッチバックされて画像形成部へ送り込まれる用紙の間隔を小さくして画像形成作業の生産性を向上させることができる。さらに、反転路を経由せずに用紙が画像形成部に向けて搬送される第2用紙搬送路を大容量用紙トレイと画像形成部との間に設けたので、紙厚の厚い用紙やOHP用紙などの腰の強い特殊用紙などは、第1用紙搬送路と反転路とが接続された曲率の大きな箇所を通過させることは困難であるが、これらの用紙に対して画像形成を行う場合には、それらの用紙を大容量トレイ上に積層保持し、それらの用紙を反転路を経由させずに第2用紙搬送路を経由させて画像形成部に送り込むことができ、紙厚の厚い用紙やOHP用紙などの腰の強い特殊用紙に対する画像形成を良好に行うことができる。
【0113】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、第2用紙搬送路用紙収納部と画像形成部との間に設けられているので、紙厚の厚い用紙やOHP用紙などの腰の強い特殊用紙を用紙収納部に積層保持した場合にも、それらの用紙を反転路を経由させずに用紙収納部と画像形成部との間に設けた第2用紙搬送路を経由させて画像形成部に送り込み、それらの用紙に対して画像形成を行うことができる
【0115】
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の画像形成装置において、用紙収納部からの第2用紙搬送路、分離給紙手段の直後の位置で第1用紙搬送路から分岐されているので、用紙収納部からの第2用紙搬送径路における用紙収納部に接続されている部分の曲率を小さくすることができ、紙厚の厚い用紙やOHP用紙などの腰の強い特殊用紙の搬送をスムーズに行うことができる。
【0116】
請求項5に記載の発明によれば、請求項3に記載の画像形成装置において、用紙収納部からの第2用紙搬送路は、反転路が分岐されている箇所の直前の位置で第1用紙搬送路から分岐されているので、紙厚の厚い用紙やOHP用紙などの腰の強い特殊用紙が搬送される経路の一部として第1用紙搬送路を用いることができ、用紙収納部からの第2用紙搬送路を短くして第2用紙搬送路を形成するための部材量を少なくすることができ、第2用紙搬送路を設けることに伴う画像形成装置の大型化を抑えることができる。
【0117】
請求項6に記載の発明によれば、請求項1乃至5のいずれか一記載の画像形成装置において、第1用紙搬送路と第2用紙搬送路とは、画像形成部の直前位置に配置されたレジストローラの手前で合流しているので、用紙を第1用紙搬送路又は第2用紙搬送路のいずれを経由させて搬送する場合においても、レジストローラを共有することができ、部品点数の低減及びコストの低減を図ることができる。
【0118】
請求項7に記載の発明によれば、請求項3乃至5のいずれか一記載の画像形成装置において、第1用紙搬送路と第2用紙搬送路との分岐個所に、用紙の搬送方向を第1用紙搬送路と第2用紙搬送路とのいずれかに切り替える切替部が設けられているので、この切替部を切り替えることにより、第1用紙搬送路又は第2用紙搬送路のいずれか一方を経由して画像形成部への用紙の搬送を行うことができる。
【0119】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、切替部は切替爪であるので、切替部の構造を簡単な構造とすることができる。
【0120】
請求項9に記載の発明によれば、請求項7に記載の画像形成装置において、用紙収納部に積層保持された用紙の種類を入力する紙種入力部と、この紙種入力部からの入力結果に応じて切替部を切り替える切替手段とを有するので、用紙入力部で入力された用紙の種類に応じて第1用紙搬送路又は第2用紙搬送路を経由した用紙搬送を行うことができる。
【0121】
請求項10に記載の発明によれば、請求項7に記載の画像形成装置において、用紙収納部に積層保持された用紙の紙厚を検知する紙厚検知センサと、この紙厚検知センサからの検知結果に応じて切替部を切り替える切替手段とを有するので、紙厚検知センサの検知結果に応じて第1用紙搬送路又は第2用紙搬送路を経由した用紙搬送を行うことができる。
【0122】
請求項11に記載の発明によれば、請求項7に記載の画像形成装置において、画像形成を行う用紙の枚数を入力する画像形成枚数入力部と、この画像形成枚数入力部からの入力結果に応じて前記切替部を切り替える切替手段を有するので、画像形成枚数入力部からの画像形成する用紙の枚数に応じて第1用紙搬送路又は第2用紙搬送路を経由した用紙搬送を行うことができ、例えば、画像形成枚数が少ない場合には、用紙を第2用紙搬送路を経由させて画像形成部に送り込むことによりファーストコピーを早くすることができる。
【0123】
請求項12に記載の発明によれば、請求項又は10に記載の画像形成装置において、画像形成部の画像形成方式は電子写真方式であり、紙種入力部からの入力結果、又は、紙厚検知センサからの検知結果に応じて転写バイアスを可変させる転写バイアス可変手段を有するので、画像形成部で形成された画像を用紙に転写させるときの転写バイアスを転写バイアス可変手段により用紙の紙種又は紙厚に応じて最適値に可変することができ、例えば、紙厚が厚い場合やOHP用紙のような特殊用紙の場合には転写バイアスを高くして良好な画像転写を行うことができる。
【0124】
請求項13に記載の発明によれば、請求項又は10に記載の画像形成装置において、画像形成部の画像形成方式は電子写真方式であり、紙種入力部からの入力結果、又は、紙厚検知センサからの検知結果に応じて定着温度を可変させる定着温度可変手段を有するので、用紙に転写された画像を定着するときの定着温度を定着温度可変手段により用紙の紙種又は紙厚に応じて最適値に可変することができ、例えば、紙厚が厚い場合やOHP用紙のような特殊用紙の場合には定着温度を高くして良好な定着を行うことができる。
【0125】
請求項14に記載の発明によれば、請求項又は10に記載の画像形成装置において、画像形成部の画像形成方式は電子写真方式であり、紙種入力部からの入力結果、又は、紙厚検知センサからの検知結果に応じて画像形成部でのプロセス速度を可変するプロセス速度可変手段を有するので、画像形成部でのプロセス速度をプロセス速度可変手段により用紙の紙種又は紙厚に応じて最適値に可変することができ、例えば、紙厚が厚い場合やOHP用紙のような特殊用紙の場合にはプロセス速度を遅くして、定着温度などを上げることなく良好な画像形成を行うことができる。
【0126】
請求項15に記載の発明によれば、請求項又は10に記載の画像形成装置において、紙種入力部からの入力結果、又は、紙厚検知センサからの検知結果に応じて第2用紙搬送路を経由して用紙搬送が行われるときに両面印刷を禁止する両面印刷禁止手段を有するので、紙厚の厚い用紙やOHP用紙のような特殊用紙の場合には、その用紙の片面への画像形成が行われた後に両面印刷のために反転路に送り込まれるということを防止できる。
【0127】
請求項16に記載の発明によれば、請求項7に記載の画像形成装置において、用紙収納部に積層保持された用紙の種類を入力する紙種入力部と、用紙の紙厚を検知する紙厚検知センサとを具備し、紙種入力部からの入力結果と、紙厚検知センサからの検知結果とが異なる場合には、その用紙に対して画像形成を行わずに排紙させる手段を有するので、用紙収納部にセットされた用紙が間違った紙種の用紙である場合や、異なる紙種の用紙が混じっている場合には、その用紙への画像形成は行わずにそのまま排紙することができ、作業者が意図した用紙と異なる紙種の用紙への画像形成を行わないようにすることができる。
【0128】
請求項17に記載の発明によれば、請求項7に記載の画像形成装置において、用紙収納部に積層保持された用紙の種類を入力する紙種入力部と、用紙の紙厚を検知する紙厚検知センサとを具備し、紙種入力部からの入力結果と、紙厚検知センサからの検知結果とが異なる場合には、その用紙の搬送を行わずに画像形成作業を中断させる手段を有するので、用紙収納部にセットされた用紙が間違った紙種の用紙である場合や、異なる紙種の用紙が混じっている場合には、その用紙を搬送せずに画像形成作業を中断することができ、作業者が意図した用紙と異なる紙種の用紙への画像形成を行わないようにすることができる。
【0129】
請求項18に記載の発明によれば、請求項16又は17に記載の画像形成装置において、画像形成を行わずに用紙を排紙したこと、又は、画像形成作業を中断させたことを報知する報知手段を有するので、報知手段による報知により、画像形成作業を行っている作業者は、なぜ画像形成が行われないのかを容易に知ることができ、必要な対応を速やかにとることができる。
【0130】
請求項19に記載の発明のプリンタによれば、請求項1乃至18のいずれか一記載の画像形成装置と、画像データの入力を受け付ける入力端子と、画像形成装置を制御して前記画像データに基づく画像の形成を用紙上に行わせる制御部と、を有するので、このプリンタでは、請求項1乃至18のいずれか一記載の発明と同様の作用、効果を奏する。
【0131】
請求項20に記載の発明の複写機によれば、原稿の画像を読み取る画像読取装置と、請求項1乃至18のいずれか一記載の画像形成装置と、画像読取装置及び画像形成装置を制御して画像読取装置で読み取った原稿の画像データに基づく画像形成を画像形成装置で用紙上に行わせる制御部と、を有するので、この複写機では、請求項1乃至18のいずれか一記載の発明と同様の作用、効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の全体構造を示す概略図である。
【図2】用紙反転手段を拡大して示す正面図であり、(a)は開放状態、(b)は用紙の送り出し状態である。
【図3】用紙を連続給紙する連続画像形成時の用紙搬送状態を示す説明図である。
【図4】用紙を連続給紙する連続画像形成時の用紙搬送状態を示す説明図である。
【図5】連続した画像形成時の用紙搬送動作を示すダイヤグラムである。
【図6】両面印刷時の用紙の搬送状態を示す説明図である。
【図7】反転排紙時の用紙の搬送状態を示す説明図である。
【図8】画像形成時の制御動作を説明するフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態における画像形成時の制御動作を説明するフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施の形態における画像形成時の制御動作の要部を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第4の実施の形態における画像形成時の制御動作の要部を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第5の実施の形態における画像形成装置の全体構造を示す概略図である。
【図13】本発明の第6の実施の形態における画像形成装置の全体構造を示す概略図である。
【図14】本発明の第7の実施の形態のプリンタのブロック図である。
【図15】本発明の第8の実施の形態の複写機のブロック図である。
【符号の説明】
1 用紙収納部
2 画像形成部
4 第1用紙搬送路
5,5a,46,47 第2用紙搬送路
8 分離給紙手段
19 レジストローラ
20 反転路
21 用紙反転手段
37 切替部、切替爪
44 手差トレイ
45 大容量用紙トレイ
102 画像形成部
103 入力端子
104 制御部
112 画像読取装置
113 制御部
ステップS7,S8 切替手段
ステップS9,S13 転写バイアス可変手段
ステップS10,S14 定着温度可変手段
ステップS15,S16 両面印刷禁止手段
ステップS17,S18 プロセス速度可変手段
ステップS23 画像形成を行わずに排紙させる手段
ステップS24 報知手段
ステップS33 画像形成作業を中断させる手段
ステップS34 報知手段

Claims (20)

  1. 用紙を積層保持する用紙収納部と、
    前記用紙収納部から用紙を1枚ずつ分離給紙する分離給紙手段と、
    給紙された用紙上に画像形成を行う画像形成部と、
    前記用紙収納部と前記画像形成部との間に設けられて用紙が搬送される第1用紙搬送路と、
    前記第1用紙搬送路の途中に接続されてこの用紙搬送路を搬送される用紙が送り込まれる反転路と、
    前記反転路に送り込まれた用紙をスイッチバックさせて前記用紙搬送路へ送り出す送り出し状態と、前記反転路から送り出されている先行する用紙と前記反転路に送り込まれる後続の用紙との少なくとも一部が重畳することを許容する開放状態とに切替自在な用紙反転手段と、
    前記反転路を経由せずに用紙が前記画像形成部に向けて搬送される第2用紙搬送路と、
    を有し、
    前記第2用紙搬送路、手差トレイと前記画像形成部との間に設けられている画像形成装置。
  2. 用紙を積層保持する用紙収納部と、
    前記用紙収納部から用紙を1枚ずつ分離給紙する分離給紙手段と、
    給紙された用紙上に画像形成を行う画像形成部と、
    前記用紙収納部と前記画像形成部との間に設けられて用紙が搬送される第1用紙搬送路と、
    前記第1用紙搬送路の途中に接続されてこの用紙搬送路を搬送される用紙が送り込まれる反転路と、
    前記反転路に送り込まれた用紙をスイッチバックさせて前記用紙搬送路へ送り出す送り出し状態と、前記反転路から送り出されている先行する用紙と前記反転路に送り込まれる後続の用紙との少なくとも一部が重畳することを許容する開放状態とに切替自在な用紙反転手段と、
    前記反転路を経由せずに用紙が前記画像形成部に向けて搬送される第2用紙搬送路と、
    を有し、
    前記第2用紙搬送路、大容量用紙トレイと前記画像形成部との間に設けられている画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    2用紙搬送路が、用紙収納部と画像形成部との間に設けられている画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    用紙収納部からの第2用紙搬送路が、分離給紙手段の直後の位置で第1用紙搬送路から分岐されている画像形成装置。
  5. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    用紙収納部からの第2用紙搬送路は、反転路が分岐されている箇所の直前の位置で第1用紙搬送路から分岐されている画像形成装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一に記載の画像形成装置において、
    1用紙搬送路と第2用紙搬送路とは、画像形成部の直前位置に配置されたレジストローラの手前で合流している画像形成装置。
  7. 請求項3乃至5のいずれか一に記載の画像形成装置において、
    用紙収納部からの第1用紙搬送路と第2用紙搬送路との分岐個所に、用紙の搬送方向を前記第1用紙搬送路と前記第2用紙搬送路とのいずれかに切り替える切替部が設けられている画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、
    替部は、切替爪である画像形成装置。
  9. 請求項7に記載の画像形成装置において、
    紙収納部に積層保持された用紙の種類を入力する紙種入力部と、この紙種入力部からの入力結果に応じて切替部を切り替える切替手段とを有する画像形成装置。
  10. 請求項7に記載の画像形成装置において、
    紙収納部に積層保持された用紙の紙厚を検知する紙厚検知センサと、この紙厚検知センサからの検知結果に応じて切替部を切り替える切替手段とを有する画像形成装置。
  11. 請求項7に記載の画像形成装置において、
    画像形成を行う用紙の枚数を入力する画像形成枚数入力部と、この画像形成枚数入力部からの入力結果に応じて切替部を切り替える切替手段とを有する画像形成装置。
  12. 請求項9又は10に記載の画像形成装置において、
    像形成部の画像形成方式は電子写真方式であり、紙種入力部からの入力結果、又は、紙厚検知センサからの検知結果に応じて転写バイアスを可変させる転写バイアス可変手段を有する画像形成装置。
  13. 請求項9又は10に記載の画像形成装置において、
    像形成部の画像形成方式は電子写真方式であり、紙種入力部からの入力結果、又は、紙厚検知センサからの検知結果に応じて定着温度を可変させる定着温度可変手段を有する画像形成装置。
  14. 請求項9又は10に記載の画像形成装置において、
    像形成部の画像形成方式は電子写真方式であり、紙種入力部からの入力結果、又は、紙厚検知センサからの検知結果に応じて前記画像形成部でのプロセス速度を可変するプロセス速度可変手段を有する画像形成装置。
  15. 請求項9又は10に記載の画像形成装置において、
    種入力部からの入力結果、又は、紙厚検知センサからの検知結果に応じて第2用紙搬送路を経由して用紙搬送が行われるときに両面印刷を禁止する両面印刷禁止手段を有する画像形成装置。
  16. 請求項7に記載の画像形成装置において、
    用紙収納部に積層保持された用紙の種類を入力する紙種入力部と、用紙の紙厚を検知する紙厚検知センサとを具備し、
    前記紙種入力部からの入力結果と、前記紙厚検知センサからの検知結果とが異なる場合には、その用紙に対して画像形成を行わずに排紙させる手段を有する画像形成装置。
  17. 請求項7に記載の画像形成装置において、
    用紙収納部に積層保持された用紙の種類を入力する紙種入力部と、用紙の紙厚を検知する紙厚検知センサとを具備し、
    前記紙種入力部からの入力結果と、前記紙厚検知センサからの検知結果とが異なる場合には、その用紙の搬送を行わずに画像形成作業を中断させる手段を有する画像形成装置。
  18. 請求項16又は17に記載の画像形成装置において、
    画像形成を行わずに用紙を排紙したこと、又は、画像形成作業を中断させたことを報知する報知手段を有する画像形成装置。
  19. 請求項1乃至18のいずれか一記載の画像形成装置と、
    画像データの入力を受け付ける入力端子と、
    前記画像形成装置を制御して前記画像データに基づく画像の形成を用紙上に行わせる制御部と、を有するプリンタ。
  20. 原稿の画像を読み取る画像読取装置と、
    請求項1乃至18のいずれか一記載の画像形成装置と、
    前記画像読取装置及び前記画像形成装置を制御して画像読取装置で読み取った原稿の画像データに基づく画像形成を画像形成装置で用紙上に行わせる制御部と、を有する複写機。
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