JP3906077B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/30Orientation, displacement, position of the handled material
    • B65H2301/33Modifying, selecting, changing orientation
    • B65H2301/333Inverting
    • B65H2301/3332Tri-rollers type

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、両面印刷の機能、印刷が終了した用紙を印刷面を下向きにしてページ順に排紙する反転排紙の機能を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、両面印刷の機能、印刷が終了した用紙を印刷面を下向きにしてページ順に排紙する反転排紙の機能を備えた画像形成装置が知られている。
【0003】
このような画像形成装置の概略構造を図17に基づいて説明する。この画像形成装置は、感光体100や現像器101を備えて給紙された用紙上に画像形成を行う画像形成部102を備え、画像形成部102の排紙側には、画像形成された用紙が用紙排紙部103に向けて搬送される第1搬送路104と、画像形成された用紙が両面印刷又は反転排紙のために搬送される第2搬送路105とが設けられている。第1搬送路104と第2搬送路105との分岐箇所には、画像形成部102から排紙された用紙の搬送方向を第1搬送路104又は第2搬送路105に切り替える切替爪106が設けられている。
【0004】
第2搬送路105の先端側には、この第2搬送路105を搬送された用紙をスイッチバックさせる反転路107が設けられている。この反転路107内には、接離位置(上下位置)へ移動自在であって当接して回転駆動されることにより用紙をスイッチバックさせる反転たたきコロ108が設けられている。
【0005】
反転路107内でスイッチバックされた用紙の搬送方向前方には、その用紙を両面印刷のために再び画像形成部102側へ搬送するための再給送路109と、その用紙を印刷面を下向きにしてページ順に用紙排紙部103に排紙するための反転排紙路110とが設けられている。再給送路109は反転路107の下側に配置され、再給送路109と反転排紙路110との分岐箇所には、反転路107内でスイッチバックされた用紙の搬送方向を再給送路109又は反転排紙路110に切り替える切替爪111が設けられている。
【0006】
この画像形成装置において両面印刷を行う場合には、一方の面への画像形成が終了した用紙が第2搬送路105へ搬送されるように切替爪106を切り替えておき、その用紙を第2搬送路105を径由させて反転路107内に送り込む。そして、反転路107内に送り込まれた用紙が反転たたきコロ108の働きでスイッチバックされた後に再給送路109に送り込まれるように切替爪111を切り替えておき、その用紙を再給送路109を径由させて再び画像形成部102へ送り込む。これにより、この用紙の他方の面への画像形成(両面印刷)が行われ、両面印刷が行われた用紙は第1搬送路104を径由して用紙排紙部103に排紙される。
【0007】
この画像形成装置において反転排紙を行う場合には、一方の面への画像形成が終了した用紙が第2搬送路105へ搬送されるように切替爪106を切り替えておき、その用紙を第2搬送路105を径由させて反転路107内に送り込む。そして、反転路107内に送り込まれた用紙が反転たたきコロ108の働きでスイッチバックされた後に反転排紙路110に送り込まれるように切替爪111を切り替えておき、その用紙を反転排紙路110を径由させて用紙排紙部103に排紙する。反転排紙路110を経由して排紙された用紙は、印刷面を下向きとしてページ順に排紙され、所謂、反転排紙が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図17に示した画像形成装置では、両面印刷を行うために反転路107と再給送路109とを上下二段に設けなければならず、画像形成装置の高さ寸法が大きくなる。
【0009】
本発明の目的は、両面印刷を行うために用紙をスイッチバックさせる専用の用紙搬送路を不要として画像形成装置の薄型化を図ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の画像形成装置は、用紙を収納する用紙収納部と、該用紙上に画像形成を行う画像形成部と、前記用紙収納部から前記画像形成部に至る用紙搬送路と、画像形成装置内に配置され、かつ、前記用紙搬送路の途中に接続され、該用紙搬送路を搬送される用紙が送り込まれる反転路と、前記画像形成部の排紙側に搬送された用紙を前記用紙収容部と前記画像形成部との間に送り込むための再給送路と、該再給送路の途中から分岐されて用紙排紙部に接続された反転排紙路と、該再給送路に送り込まれた用紙を前記反転排紙路に向けてスイッチバックさせて反転排紙させる反転排紙手段と、を有する画像形成装置において、前記反転路、前記用紙搬送路における前記再給送路の合流部と前記画像形成部との間における前記用紙搬送路の途中に接続されており、前記再給送路は、用紙搬送方向上流側である上端部が前記画像形成部の排紙側に接続された鉛直方向に延びる垂直搬送部と、該垂直搬送部の下端部から略水平方向へ延出する向きに屈曲し、前記用紙収納部の上方に配置される水平搬送部とを備え、該水平搬送部よりも用紙搬送方向下流側で前記用紙搬送路と合流しており、前記反転排紙路の用紙搬送方向上流端は、前記垂直搬送部と前記水平搬送部との屈曲した部分に接続されていることを特徴とする。
【0011】
したがって、用紙収納部に収納された用紙が用紙搬送路を搬送され、用紙搬送路を搬送された用紙は反転路に送り込まれ、反転路内で一旦停止した後に用紙反転手段によりスイッチバックされて反転路から画像形成部へ向けて送り出され、画像形成部へ送り込まれた用紙上に画像形成が行われる。
また、一方の面に画像形成が行われた用紙が再給送路に送り込まれた場合、その用紙を反転排紙手段によりスイッチバックさせて反転排紙路に送り込むことにより、その用紙は画像が形成された面を下向きにしたページ順に用紙排紙部に反転排紙される。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記反転路に送り込まれた用紙をスイッチバックさせて前記用紙搬送路へ送り出す送り出し状態と、前記反転路から送り出されている先行する用紙と前記反転路に送り込まれる後続の用紙との少なくとも一部が重畳することを許容する開放状態とに切替自在な用紙反転手段と、前記用紙収納部から用紙を1枚ずつ分離給紙する分離給紙手段とを有する
したがって、反転路内に送り込まれた用紙をスイッチバックさせるとき、用紙搬送路へ送り出される先行の用紙と反転路へ送り込まれる後続の用紙とが少なくとも一部を重畳させた状態となるので、反転路への用紙の送り込み速度や反転路からの用紙の送り出し速度、反転路からの用紙の送り出しタイミングなどを制御することにより、スイッチバックされて画像形成部へ送り込まれる用紙の間隔を小さくすることができる。これにより、用紙収納部からの給紙タイミングのバラツキや、反転路に至る搬送中における搬送速度のバラツキ等が生じても、画像形成部への用紙の送り込みを小さい間隔に精度良く維持することができ、画像形成装置における画像形成作業の生産性を向上させることができる。
【0013】
また、両面印刷を行う場合には、一方の面に画像が形成されて画像形成部から排紙された用紙を再給送路に送り込み、その用紙を搬送手段により用紙搬送路に送り出す。このようにして用紙搬送路に送り出された用紙は、再び反転路に送り込まれ、反転路内でスイッチバックされた後に再度画像形成部に送り込まれ、その用紙の他方の面への画像形成(両面印刷)が行われる。これにより、両面印刷を行うために用紙をスイッチバックさせる専用の用紙搬送路が不要となり、反転路を両面印刷のために用紙をスイッチバックさせる用紙搬送路として兼用することができ、反転路を設けたにも係らず画像形成装置の厚型化防止、即ち、画像形成装置の薄型化を図ることができる。
【0016】
請求項記載の発明は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記反転排紙手段は、前記再給送路における前記反転排紙路との分岐点より下流側に設けられ、この再給送路に送り込まれた用紙を挟持して前記用紙搬送路に向けて搬送する正転方向と、その挟持状態を維持した状態からその用紙をスイッチバックさせて前記反転排紙路に送り込む逆転方向とに正逆転切替自在な再給送用紙送り方向切替ローラである。
【0017】
したがって、再給送用紙送り方向切替ローラが搬送手段と反転排紙手段との機能を有するので、搬送手段と反転排紙手段とを別個に設ける必要がなくなり、構造が簡単になる。
【0018】
また、反転排紙時には、再給送路に送り込まれた用紙は正転方向に回転する再給送用紙送り方向切替ローラにより挟持され、その後、用紙を挟持している再給送用紙送り方向切替ローラが逆転方向に回転駆動されることによりその用紙が反転排紙路に送り込まれるので、反転排紙される用紙が搬送の途中でフリーな状態にならず、搬送中の用紙がフリーな状態になることによって生ずる用紙幅方向の横ズレやスキューが防止される。
【0019】

請求項記載の発明は、請求項1、2又は記載の画像形成装置において、前記再給送路内では、スイッチバックされて前記反転排紙路に送り込まれる先行の用紙と再給送路内を搬送される後続の用紙とがすれ違い可能である。
【0020】
したがって、反転排紙路に送り込まれる先行の用紙の後端側が再給送路内に位置するときに、後続の用紙を再給送路内に送り込むことができ、再給送路を搬送される用紙の間隔が小さい場合、即ち、画像形成された用紙の排紙間隔が狭い場合であっても反転排紙をスムーズに行える。
【0021】
請求項記載の発明は、請求項記載の画像形成装置において、前記再給送路内では、スイッチバックされて前記反転排紙路に送り込まれる先行の用紙と該再給送路内を搬送される後続の用紙とがすれ違い可能であり、前記再給送用紙送り方向切替ローラは、スイッチバックされて前記反転排紙路に送り込まれる先行の用紙と前記再給送路内を搬送される後続の用紙とがすれ違うすれ違い領域の外部に設けられている。
【0022】
したがって、再給送用紙送り方向切替ローラが逆転方向に回転駆動されて先行の用紙を挟持して反転排紙路に送り込んでいるときには、再給送路を搬送される後続の用紙が再給送用紙送り方向切替ローラに到達するという不都合が発生せず、後続の用紙が再給送用紙送り方向切替ローラに到達したときには再給送用紙送り方向切替ローラによる先行の用紙の挟持状態が終了している。このため、再給送路内で先行の用紙と後続の用紙とをすれ違わせる場合でも、再給送用紙送り方向切替ローラを接離させることなく回転方向を正逆転させることにより用紙の反転排紙を行える。
【0023】
請求項記載の発明は、請求項ないしのいずれか一記載の画像形成装置において、前記再給送路と前記反転排紙路との分岐箇所に配置された切替爪と、前記切替爪を付勢する付勢体とを有し、前記付勢体は、前記再給送路内でスイッチバックされた用紙が前記反転排紙路に送り込まれることを許容する位置に前記切替爪を位置させるように前記切替爪を付勢するとともに、その付勢力は前記画像形成部から排紙されて前記再給送路を搬送される用紙が前記切替爪に当接したときにその用紙の進行を許容する位置に前記切替爪を移動可能とする大きさに設定されている。
【0024】
したがって、切替爪を通過させて行う再給送路内での用紙の搬送と、再給送路内でスイッチバックされた用紙の反転排紙路への送り込みとのために必要な切替爪の切り替えを、ソレノイドのような電気的アクチュエータを使用せずに簡単な構造の付勢体により行え、しかも、この付勢体を用いた切替爪の切り替え動作は、確実であって高速対応可能となる。
【0025】
請求項記載の発明は、請求項ないしのいずれか一記載の画像形成装置において、前記再給送路と前記反転排紙路との分岐箇所に配置され、前記再給送路を搬送される用紙の進行方向であって前記反転排紙路を搬送される用紙の進行方向に沿って回転駆動され、外周部に多数の突起を有するローラと、前記ローラの外周部に当接されてこのローラとにより前記再給送路を搬送される用紙を挟持する位置に配置され、挟持した用紙を搬送する方向に回転する第1対向ローラと、前記ローラの外周部に当接されてこのローラとにより前記反転排紙路を搬送される用紙を挟持する位置に配置され、挟持した用紙を搬送する方向に回転する第2対向ローラと、前記再給送路上であって前記第1対向ローラよりも下流側に配置されて前記再給送路を搬送される用紙を把持して停止させる把持手段と、を有する。
【0026】
したがって、再給送路を搬送される用紙は、ローラと第1対向ローラとにより挟持されて搬送される。ローラと第1対向ローラとにより挟持されて搬送された用紙の後端がローラと第1対向ローラとの当接部を通過する前の所定のタイミングでその用紙を把持手段で把持することにより、用紙の搬送が停止される。
【0027】
用紙が把持手段により把持されて搬送を停止された後においてもローラの回転を続行させることにより、用紙の後端側は引き続き搬送され、用紙は、把持手段とローラとの間で次第に湾曲する。そして、この用紙の後端がローラと第1対向ローラとの当接部を通過すると、この用紙はその後端をローラの突起により保持された状態となり、突起により保持された用紙の後端はローラの回転に伴って反転排紙路側に運ばれる。把持手段とローラとの間で湾曲した用紙の後端がローラの回転に伴って反転排紙路側の所定位置まで運ばれると、湾曲した用紙は自らの復原力により湾曲状態を解消するように跳ね上がり、その用紙の後端が突起による保持状態を解除されてローラと第2対向ローラとの間に入り込む。
【0028】
用紙の後端がローラと第2対向ローラとの間に入り込んだ直後のタイミングで把持手段による把持状態を解除することにより、用紙はローラと第2対向ローラとにより挟持されて搬送され、搬送方向をスイッチバックさせた状態となって反転排紙路を搬送される。
【0029】
ここで、再給送路を搬送された用紙が反転排紙路を搬送されるように搬送方向をスイッチバックされる過程において、用紙は、ローラと第1対向ローラとに挟持されて搬送され、及び、把持手段により把持されて停止され、及び、ローラと第2対向ローラとに挟持されて搬送されるものであり、分岐爪のような部材と接触して擦られるということがない。このため、用紙が擦られて傷が付いたり、用紙に形成された画像が擦られて画質が低下するということが防止される。
【0030】
用紙の先端(スイッチバックされる前の用紙の後端)を突起により保持されて運ばれる用紙は、その用紙の先端が斜め方向にずれを生じることなく運ばれるので、反転排紙路を搬送されるときにおけるスキューの発生が防止される。
【0031】
請求項記載の発明は、請求項記載の画像形成装置において、前記把持手段は、把持位置と把持解除位置とへ移動自在な把持パッドである。
【0032】
したがって、把持パッドを把持位置へ移動させることにより再給送路を搬送されている用紙を把持して停止させることを確実に行え、用紙の先端(スイッチバックされる前の用紙の後端)が反転排紙路側へ運ばれた後に把持パッドを把持解除位置へ移動させることにより、用紙が反転排紙路を搬送される。
【0033】
請求項記載の発明は、請求項記載の画像形成装置において、前記把持手段は、回転方向が正逆切替自在であって用紙を挟持する搬送ローラである。
【0034】
したがって、搬送ローラを正転方向へ回転させることにより用紙を再給送路上で搬送させることができ、搬送ローラの回転を停止させることにより再給送路を搬送されている用紙を把持して停止させることができ、さらに、用紙の先端(スイッチバックされる前の用紙の後端)が反転排紙路側へ運ばれた後に搬送ローラを逆転方向へ回転させることにより用紙を反転排紙路上を搬送させることができる。
【0035】
ここで、把持手段として正逆切替自在な搬送ローラを用いることにより、用紙の搬送方向をスイッチバックさせる際に、ローラと搬送ローラ(把持手段)との間で用紙を湾曲させる必要がなくなり、この湾曲が原因となる曲げ癖が用紙に付くことを防止できる。
【0036】
請求項10記載の発明は、請求項ないしのいずれか一記載の画像形成装置において、前記再給送路内の用紙を任意のタイミングで前記用紙搬送路への送り出しが可能である搬送手段を有する
【0037】
したがって、再給送路に送り込まれた用紙を適当なタイミングで用紙搬送路へ送り出すことができ、用紙収納部から給紙された用紙の一方の面へ最初の画像形成を行うための給紙と、再給送路を搬送された用紙の他方の面へ画像形成(両面印刷)を行うための給紙とを混在させながら行う給紙、所謂、インターリーフ給紙が可能となる。
【0038】
請求項11記載の発明は、請求項ないし10のいずれか一記載の画像形成装置において、前記再給送路を搬送される用紙の搬送速度が、前記画像形成部での画像形成プロセス速度より速く設定されている。
【0039】
したがって、インターリーフ給紙を行いながら両面印刷を行う場合に、再給送路を搬送される用紙を速やかに用紙搬送路との接続箇所まで送ることができ、用紙収納部から給紙される用紙と再給送路を搬送されて用紙搬送路へ送り出される用紙との間隔を狭めることができ、両面印刷作業の生産性が向上する。
【0040】
請求項12記載の発明は、請求項ないし11のいずれか一記載の画像形成装置において、前記反転排紙路を搬送される用紙の搬送速度が、前記画像形成部での画像形成プロセス速度より速く設定されている。
【0041】
したがって、用紙排紙部に反転排紙される用紙の間隔を広げることができ、用紙排紙部に排紙された用紙に対してパンチやステープル綴じ等の後処理を行う場合にその後処理を容易に行えるようになる。
【0042】
請求項13記載の発明は、請求項ないし12のいずれか一記載の画像形成装置において、前記画像形成部は、電子写真方式の画像形成部である。
【0043】
したがって、電子写真方式の画像形成部を有する画像形成装置において、請求項1ないし12のいずれか一記載の発明を実現することができる。
【0044】
請求項14記載の発明は、請求項ないし12のいずれか一記載の画像形成装置において、前記画像形成部は、デジタル書き込み手段を備えたデジタル電子写真方式の画像形成部である。
【0045】
従って、デジタル書き込み手段を備えたデジタル電子写真方式の画像形成部を有する画像形成装置において、請求項1ないし12のいずれか一記載の発明を実現することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1ないし図11に基づいて説明する。図1はデジタル書き込み手段を備えたデジタル電子写真方式の画像形成部を備えた画像形成装置の構造を示す概略図、図2は用紙搬送路に沿った機構部分を拡大して示す正面図、図3は入口ローラと分岐爪とを示す斜視図、図4は用紙反転手段の動作状態を説明する説明図、図5は搬送ローラと切替爪とを示す斜視図、図6及び図7は連続して画像形成を行う場合の画像形成部への用紙の送り込み状態を示す説明図、図8は両面印刷時の用紙の搬送状態を示す説明図、図9は2枚インターリーフ方式の両面印刷時における用紙搬送路と再給送路との接続箇所における用紙搬送順と用紙間隔とを示した模式図、図10は反転排紙時の用紙の搬送状態を示す説明図、図11は連続した画像形成時の用紙搬送動作を示すダイヤグラムである。
【0047】
この画像形成装置には図1に示すように、用紙を積層保持する用紙収納部としての給紙トレイ1、給紙トレイ1から給紙された用紙又は一方の面に画像形成が行われて再度給紙された用紙の他方の面に画像形成を行う画像形成部2、画像形成部2において画像形成が行われた用紙が排紙される用紙排紙部3等が設けられている。さらに、この画像形成装置内には、これらの給紙トレイ1、画像形成部2、用紙排紙部3等の間で用紙が搬送される多数の搬送路が設けられている。
【0048】
上述した搬送路の一つとして、給紙トレイ1から画像形成部2に至る用紙搬送路4が設けられている。この用紙搬送路4の途中には分岐点5が設けられており、この分岐点5から反転路6が分岐されている。反転路6は用紙搬送路4を搬送される用紙をスイッチバックさせるところであり、用紙搬送路4を搬送された用紙が一旦送り込まれ、その後に後述する用紙反転手段によりスイッチバックされて再び用紙搬送路4上に送り出される。
【0049】
用紙搬送路4上の分岐点5よりも用紙搬送方向上流側には、モータ(図示せず)により回転駆動される搬送ローラ7が設けられている。分岐点5の箇所には、モータ(図示せず)により駆動されて用紙を反転路6に送り込む入口ローラ8と、入口ローラ8より搬送方向上流側に位置して搬送される用紙の先端を検知する入口センサ9と、反転路6に送り込まれる用紙の経路と反転路6から送り出される用紙の経路とを切り替える分岐爪10とが設けられている。本実施の形態の入口センサ9は、光を発光する発光素子(図示せず)と発光素子で発光した光を受光する受光素子(図示せず)とにより構成される反射型の光センサであり、用紙が搬送されると発光素子で発光した光が用紙により反射され、この反射光を受光素子で受光することにより、用紙を検出する。
【0050】
分岐点5より用紙搬送方向下流側には、反転路6でスイッチバックされた用紙を画像形成部2へ送るようにモータ(図示せず)により駆動される中間搬送ローラ11と、レジストセンサ12と、レジストセンサ12により検出した用紙を画像形成部2へ送り込むタイミングを画像形成動作に同期させるレジストレーション動作を行うレジストローラ13とが設けられている。レジストセンサ12は上述した入口センサ9と同じ反射型のセンサである。
【0051】
反転路6上には、反転路6に送り込まれた用紙をスイッチバックさせて用紙搬送路4へ送り出す送り出し状態と、反転路6から送り出されている先行する用紙と反転路6に送り込まれる後続の用紙との少なくとも一部が重畳することを許容する開放状態とに切替自在な用紙反転手段14と、反転路6へ送り込まれる用紙の先端部を検知する反転センサ15とが設けられている。この反転センサ15も上述した入口センサ9と同じ反射型のセンサである。
【0052】
用紙反転手段14は、図4に示すように、ステッピングモータ(図示せず)により間欠的に回転駆動される反転ローラ16と、反転路6を挟んだ反転ローラ16に対向する位置に配置されて反転ローラ16の外周面に当接されることにより連れ回りされる従動ローラ17とから構成されている。反転ローラ16の外周部の一部には、従動ローラ17に対向したときに従動ローラ17の外周面との間に隙間を形成する切欠部16aが形成されている。図4(b)は、反転ローラ16の外周面と従動ローラ17の外周面とが当接して反転ローラ16が矢印方向に回転駆動され、及び、従動ローラ17が矢印方向に連れ回りされ、これにより、用紙が用紙搬送路4に送り出される送り出し状態である。図4(a)は、切欠部16aが従動ローラ17に対向し、これにより、反転ローラ16の外周面と従動ローラ17との間に隙間が形成された開放状態である。この開放状態のとき、反転路6内への用紙の送り込みが行われる。なお、用紙の搬送速度は、反転路6に送り込まれるまでの搬送速度が、反転路6から送り出された後の搬送速度より高速に設定されている。
【0053】
給紙トレイ1の用紙搬送方向下流側には、積層保持された用紙を取り出すピックアップローラ18と、取り出した用紙を一枚ずつに分離するFRR方式の分離ローラ19とを備えた分離給紙手段20が設けられている。
【0054】
画像形成部2には、表面に画像が形成される感光体21、感光体21を一様に帯電させる帯電器22、感光体21上に静電潜像を光書き込みするデジタル書き込み手段であるデジタル光書き込み装置23、感光体21上の静電潜像にトナーを付着させることによってトナー像を形成する現像器24、現像後のトナー像を用紙上に転写する転写器25、感光体21上の残存トナーを除去するクリーニング装置26、用紙上に転写されたトナー像を定着させる定着部27等が設けられている。この画像形成部2では、デジタル電子写真プロセスによる画像形成が行われる。
【0055】
分岐点5に配置されている分岐爪10は、図2に示すように、反転路6に送り込まれる用紙に対向する第1ガイド面10aと、反転路6から送り出される用紙に対向する第2ガイド面10bと、第1ガイド面10aと第2ガイド面10bとに挟まれて反転路6に対向する鋭角的な分岐爪先端部10cとを有する略三角形に形成されている。そして、この分岐爪10は図3に示すように、入口ローラ8の中心軸8aの近傍にこの中心軸8aと平行に配置された支軸28に固定され、支軸28は軸受(図示せず)により回動自在に軸支されている。支軸28の端部にはアーム29の一端が固定され、アーム29の他端にはスプリング30の一端が係止されている。また、スプリング30の付勢力によりアーム29が回動する方向には、アーム29の回動位置を規制するためのストッパ31が設けられている。
【0056】
分岐爪10は、支軸28と共に支軸28の軸心回りに回動することにより、第1切替位置(図2において実線で示す位置)と、第2切替位置(図2において仮想線で示す位置)とに回動自在に設けられている。第1切替位置は、反転路6に送り込まれる用紙が自らの腰の強さによりスプリング30の付勢力に抗して分岐爪10を回動させ、その用紙が入口ローラ8の外周面と分岐爪10の第1ガイド面10aとの間を進行しているときの回動位置である。第2切替位置は、入口ローラ8の外周面と分岐爪10の第1ガイド面10aとの間に用紙が存在せず、スプリング30の付勢力によりアーム29がストッパ31に当接したときの回動位置である。分岐爪10が第2切替位置に回動しているとき、分岐爪先端部10cは仮想線で示すように、入口ローラ8の外周部より内側に入り込んで位置している。
【0057】
画像形成部2の排紙側と用紙排紙部3との間には直接排紙路32が接続され、画像形成部2の排紙側と用紙搬送路4における分岐点5より上流側との間には再給送路33が接続されている。画像形成部2の排紙側における直接排紙路32と再給送路33との分岐箇所には、画像形成部2から排紙された用紙の搬送方向を直接排紙路32又は再給送路33に切り替える切替爪34が設けられている。
【0058】
再給送路33は、下方向きに延出した垂直部33aと、垂直部33aの下端部から略水平方向へ延出する向きに屈曲した水平部33bとから形成され、水平部33bの先端部が用紙搬送路4に接続されている。
【0059】
再給送路33の途中であって垂直部33aと水平部33bとの間の屈曲した部分からは反転排紙路35が分岐され、この反転排紙路35は用紙排紙部3に接続されている。
【0060】
再給送路33における水平部33bには、再給送路33に送り込まれた用紙を両面印刷のために用紙搬送路4へ送り出すために正転方向へ回転する両面印刷送り出し状態と、再給送路33に送り込まれた用紙を反転排紙路35に向けてスイッチバックさせて反転排紙させるために逆転方向へ回転する反転排紙状態とに切替自在な搬送手段及び反転排紙手段である再給送用紙送り方向切替ローラ36が設けられている。この再給送用紙送り方向切替ローラ36は、回転方向が正逆回転自在な駆動ローラと、この駆動ローラに対して接離位置へ移動自在な従動ローラとからなる複数のローラ対37により構成されている。各ローラ対37では、各駆動ローラが単独駆動できるように構成されている。また、この再給送用紙送り方向切替ローラ36は、水平部33b内の用紙を挟持して搬送を停止させ、及び、図示しない用紙位置検知センサの検知結果等に応じてその用紙を任意のタイミングで用紙搬送路4に送り出す機能を有する。
【0061】
再給送路33から反転排紙路35が分岐された箇所には、再給送路33内の用紙を垂直部33aから水平部33bへ向けて搬送する向きに回転駆動される搬送ローラ38と、切替爪39とが設けられている。この切替爪39は図5に示すように、垂直部33aから水平部33bへ搬送される用紙に対向する第1ガイド面39aと、スイッチバックされて反転排紙路35に向かう用紙に対向する第2ガイド面39bと、第1ガイド面39aと第2ガイド面39bとに挟まれて水平部33bに対向する鋭角的な切替爪先端部39cとを有する略三角形に形成されている。そして、この切替爪39は、搬送ローラ38の中心軸38aの近傍にこの中心軸38aと平行に配置された支軸40に固定され、支軸40は軸受(図示せず)により回動自在に軸支されている。支軸40の端部にはアーム41の一端が固定され、アーム41の他端には付勢体であるスプリング42の一端が係止されている。また、スプリング42の付勢力によりアーム41が回動する方向には、アーム41の回動位置を規制するためのストッパ43が設けられている。
【0062】
切替爪39は、支軸40と共に支軸40の軸心回りに回動することにより、第1切替位置と、第2切替位置とに回動自在に設けられている。第1切替位置は、垂直部33aから水平部33bへ向けて進行する用紙が自らの腰の強さによりスプリング42の付勢力に抗して切替爪39を回動させ、その用紙が搬送ローラ38の外周面と切替爪39の第1ガイド面39aとの間を進行しているときの回動位置である。第2切替位置は、図1及び図5等に図示された回動位置であり、搬送ローラ38の外周面と切替爪39の第1ガイド面39aとの間に用紙が存在せず、スプリング42の付勢力によりアーム41がストッパ43に当接しているときの回動位置である。切替爪39が第2切替位置に回動しているとき、切替爪先端部39cは搬送ローラ38の外周部より内側に入り込んで位置し、スイッチバックされた用紙が垂直部33aに入り込むことを規制するとともに用紙を反転排紙路35に向けて案内する。
【0063】
再給送路33の一部である水平部33b内では、スイッチバックされて反転排紙路35に送り込まれる用紙と、垂直部33aから水平部33bへ向かう用紙とがすれ違いが可能とされている。具体的は、水平部33bの高さ幅寸法が2枚の用紙がすれ違える寸法を有し、かつ、先行する用紙を反転排紙路35に送り込む反転排紙状態に切り替えられていた再給送用紙送り方向切替ローラ36(即ち、各ローラ対37)が、後続の用紙が水平部33bに入り込んだタイミングで駆動ローラと従動ローラとが離反してフリーな状態となり、水平部33bへの用紙の送り込みを許容する。
【0064】
再給送路33を搬送される用紙の搬送速度は、画像形成部2での画像形成プロセス速度より速く設定されている。例えば、画像形成プロセス速度が330mm/sであるのに対し、再給送路33を搬送されるときの速度が560mm/sである。また、反転排紙路35を搬送される用紙の搬送速度は、画像形成部2での画像形成プロセス速度より速く設定されている。
【0065】
このような構成において、給紙トレイ1に積層保持された用紙が分離給紙手段20により一枚ずつ分離給紙され、分離給紙された用紙が用紙搬送路4に沿って連続して送り出される。
【0066】
用紙搬送路4に沿って送り出された用紙の先端部が分岐点5に達して入口センサ9に検知されると入口ローラ8が回転駆動される。また、分岐点5に対して用紙の先端部が第2切替位置に回動している分岐爪10の第1ガイド面10aに当たると、その用紙は腰の強さにより分岐爪10を押し上げて第2切替位置に回動させ、その用紙は第1ガイド面10aと入口ローラ8の外周面との間を通って反転路6へ送り込まれる。なお、反転路6への用紙の送り込み時には、図4(a)に示すように、用紙反転手段14は開放状態となっている。
【0067】
反転路6へ送り込まれる用紙の後端部が第1ガイド面10aと入口ローラ8の外周面との間を通過すると、分岐爪10はスプリング30の付勢力により自動的に第2切替位置へ回動する。分岐爪10が第2切替位置へ回動することにより、分岐爪10の分岐爪先端部10cが入口ローラ8の外周面より内側に入り込んで位置することになり、用紙が反転路6から送り出されたとき、その用紙の先端部が入口ローラ8の外周面と分岐爪10の第1ガイド面10aとの間に入り込むことが確実に防止され、反転路6から画像形成部2へ向けた用紙の送り出しをスムーズに行える。
【0068】
用紙反転手段14による反転路6からの用紙の送り出しは、反転ローラ16が図4(b)において矢印で示すように反時計回り方向へ回転駆動され、反転ローラ16の外周面に当接されている従動ローラ17が連れ回りされ、反転ローラ16と従動ローラ17とにより用紙が挟持されてその用紙に対して搬送力が付与されることにより行われる。
【0069】
反転路6から送り出された用紙は、その先端側が中間搬送ローラ11により挟持されてこの中間搬送ローラ11から搬送力を付与されるタイミングで用紙反転手段14からの搬送力の付与が解除され、用紙反転手段14は図4(a)に示すような開放状態となる。用紙反転手段14が図4(a)に示すような開放状態になると、反転路6への後続の用紙の送り込みが許容される。
【0070】
中間搬送ローラ11により挟持された用紙は、中間搬送ローラ11から搬送力を付与されてレジストローラ13に当接する箇所まで搬送され、レジストローラ13が所定のタイミングで回転駆動されることにより画像形成部2へ送り込まれ、その用紙への画像形成が行われる。
【0071】
図6、図7は、用紙を連続搬送して画像形成する場合の用紙の流れを説明する説明図である。先行する用紙aが反転路6から用紙搬送路4へ送り出されるのと同時に、後続の用紙bが反転路6に向けて搬送される。先行する用紙aは、最初、用紙反転手段14により搬送力を付与され、用紙反転手段14が図4(a)に示す開放状態で停止した後は中間搬送ローラ11により搬送力を付与され、画像形成部2へ向けて搬送される。一方、後続の用紙bは、搬送ローラ7と入口ローラ8とにより搬送力を付与され、用紙反転手段14が図4(a)に示す開放状態となっているときに反転路6へ送り込まれる。即ち、反転路6への用紙bの送り込みは、用紙反転手段14が開放状態となって用紙aが反転路6から送り出されている最中に、反転路6内で先行する用紙aの後端側と後続の用紙bの後端側(スイッチバックされて送り出されるときの先端側)とが重畳するようにして行われる。
【0072】
そして、先行する用紙aが反転路6から送り出され、その用紙aの後端側と後続の用紙bの送り出し方向先端側との間に適切な小さな間隔が生じたタイミングで後続の用紙aを反転路6から送り出すことにより、画像形成部2内を搬送される前後の用紙a、bの間隔を小さい間隔に維持することができ、画像形成作業の生産性を向上させることができる。
【0073】
図11は、連続した画像形成時の用紙搬送動作を示すダイヤグラムである。給紙トレイ1から反転路6内の反転停止位置までは搬送ローラ7と入口ローラ8とによって用紙が搬送速度“Va”で搬送され、反転停止位置から画像形成部2までは反転ローラ16と中間搬送ローラ11とによって画像形成速度に等しい搬送速度“Vb”で用紙が搬送される。搬送速度“Va”は、搬送速度“Vb”より速い値に設定されている。
【0074】
図8は、用紙に対して両面印刷を行う場合の用紙の流れを説明する説明図である。画像形成部2において一方の面への画像形成が行われた用紙は矢印で示すように再給送路33を搬送され、その用紙は再給送用紙送り方向切替ローラ36によりそのまま搬送されて用紙搬送路4へ送り込まれる。この用紙が用紙搬送路4へ送り込まれた後は、給紙トレイ1から給紙された用紙と同じように搬送され、反転路6に送り込まれてスイッチバックされ、再度画像形成部2に送り込まれる。一方の面に画像が形成された用紙が再度画像形成部2に送り込まれたとき、その用紙は反転路6でスイッチバックされることにより表裏逆向きとなっているため、その用紙の他方の面(画像が形成されていない面)が感光体21に対向するようになり、他方の面への画像形成(両面印刷)を行える。
【0075】
ここで、両面印刷を行うために必要な用紙のスイッチバックを、専用の用紙搬送路を用いることなく画像形成作業の生産性を向上させるために設けた反転路6を利用して行うことができるので、反転路6を設けたにも係らず画像形成装置の厚型化を防止することができ、即ち、画像形成装置の薄型化を図ることができる。
【0076】
また、この画像形成装置で両面印刷を行う場合には、給紙トレイ1から給紙された用紙の一方の面へ最初の画像形成を行うための給紙と、再給送路33を搬送された用紙の他方の面への画像形成を行うための給紙とを混在させながら行う給紙、所謂、インターリーフ給紙が行われる。このインターリーフ給紙による両面印刷では、最初に給紙トレイ1から複数枚(例えば、2枚又は3枚)の用紙を連続して給紙し、それらの用紙の一方の面に所定のページ順(例えば、2枚の場合には1,3のページ順、3枚の場合には1,3,5のページ順)に画像形成を行う。そして、一方の面への画像形成が行われて再給送路33を搬送された最初の用紙が水平部33bに到達した後に、一方の面に画像が形成された用紙を用紙搬送路4に送り出すタイミングが再給送用紙送り方向切替ローラ36でとられ、給紙トレイ1から給紙された用紙と交互に用紙搬送路4を搬送される。そして、両面印刷が終了した用紙は直接排紙路32を搬送されて用紙排紙部3に排紙され、一方の面にのみ画像が形成されている用紙のみが他方の面への画像形成(両面印刷)に備えて再給送路33に送り込まれる。
【0077】
ここで、再給送路33を搬送される用紙の搬送速度が、画像形成部2での画像形成プロセス速度より速く設定されているので、インターリーフ給紙を行いながら両面印刷を行う場合に、再給送路33を搬送される用紙を速やかに用紙搬送路4との接続箇所まで送ることができ、給紙トレイ1から給紙された用紙と再給送路33を搬送されて用紙搬送路4へ送り出される用紙との間隔を狭めることができ、両面印刷作業の生産性を向上させることができる。
【0078】
図9は、最初に給紙トレイ1から2枚の用紙を連続して給紙する2枚インターリーフ方式による両面印刷時における、用紙搬送路4と再給送路33との接続箇所における用紙搬送順と用紙間隔とを示した模式図である。各用紙に付けられた丸付き数字は給紙トレイ1から給紙されたときの用紙の順を示し、その丸付き数字に付けられている“表”の文字は、表面に画像が形成されている用紙であることを意味する。
【0079】
さらに、この図9において、“T”は、給紙トレイ1から給紙された用紙(例えば、用紙▲3▼)の後端が用紙搬送路4と再給送路33との接続箇所を通過してから、画像形成部2と再給送路33とを経由してその用紙▲3▼“表”の先端部が接続箇所に到達するまでに要する再給送所要時間である。
【0080】
この再給送所要時間“T”は、2枚インターリーフの場合には、次式(1)で表わすことができる。なお、2枚インターリーフの場合には、“T”の間に2枚の用紙が用紙搬送路4と再給送路33との接続箇所を通過する。
T=(2D+3X)/V (1)
但し、D:用紙の長さ
X:接続箇所での用紙間隔
V:接続箇所での用紙の搬送速度
また、この再給送所要時間“T”は、n枚インターリーフの場合には、次式(2)で表わすことができる。なお、3枚インターリーフの場合には、“T”の間に4枚の用紙が接続箇所を通過する。
T=[2(n−1)D+(2n−1)X]/V (2)
ここで、再給送所要時間“T”が長くなると、用紙間隔“X”は必然的に長くなり、インターリーフ方式の両面印刷時における用紙間隔が広くなって画像形成作業の生産性が低くなる。
【0081】
そこで、この再給送所用時間“T”を短くすることにより、インターリーフ方式の両面印刷時における用紙間隔を狭くして画像形成作業の生産性を高めることができる。
【0082】
再給送所用時間“T”を短くするためには、式(1)、式(2)における“V”を高速にすることが考えられる。“V”を高速にすることは、再給送路33を搬送される用紙の搬送速度を画像形成部2でのプロセス速度より速くすることにより達成できる。
【0083】
この搬送速度“V”をどのような値にするかという点については、用紙サイズとインターリーフ枚数とから、所望の用紙間隔“X”と再給送所用時間“T”とが予め設定されているデータテーブル上から検索され、それらの数値を式(1)又は式(2)に代入することにより、搬送速度“V”が求められる。これらの演算は、画像形成装置に設けられている制御部において行われる。
【0084】
また、再給送所用時間“T”を短くするためには、反転路6からレジストローラ13までの所用時間を短くすることが考えられる。即ち、反転路6での用紙がスイッチバックされるときの停止時間を短くし、反転路6からレジストローラ13までの搬送速度を高速にすることである。
【0085】
この搬送速度や停止時間をどのような値にするかという点については、画像形成部2から接続箇所までの所用時間が決まっているとすれば、再給送所用時間“T”からその所定時間を減算し、減算して得られた時間内で反転路6からレジストローラ13まで用紙が搬送されるようにするために必要な停止時間、搬送速度が演算される。これらの演算は、制御部において行われる。
【0086】
図10は、一方の面に画像が形成された用紙を反転排紙する場合の用紙の流れを説明する説明図である。一方の面への画像形成が行われた用紙は矢印で示すように再給送路33を搬送され、水平部33bに到達する。そして、その用紙は再給送用紙送り方向切替ローラ36によりスイッチバックされ、反転排紙路35を径由して用紙排紙部3に排紙され、このスイッチバックにより、画像が形成された面が下側になるページ順に用紙排紙部3に排紙される。
【0087】
ここで、再給送路33と反転排紙路35との分岐箇所には、スプリング42により付勢された切替爪39が第2切替位置に位置しており、再給送路33を搬送される用紙は自らの腰の強さによりこの切替爪39を第1切替位置に回動させ、水平部33bに入る。用紙の後端が切替爪39の位置を通過すると、この切替爪39はスプリング42の付勢力により自動的に第2切替位置に戻るので、その用紙をスイッチバックさせて反転排紙路35に送り込むとき、反転排紙路35への用紙の案内を確実に行うことができ、その用紙が垂直部33aに入り込んで用紙ジャムの原因になるという事態の発生を防止できる。しかも、この切替爪39の切り替えは、ソレノイドのような電気的アクチュエータを使用せずにスプリング42を用いた簡単な構造により行うことができる。しかも、このスプリング42を用いた切替爪39の切り替え動作は、確実であるとともに高速対応可能となっている。
【0088】
また、水平部33b内では、スイッチバックされて反転排紙路35に送り込まれる用紙と垂直部33aから水平部33bに向かう用紙とがすれ違い可能である。このため、反転排紙時において、先端部が切替爪39の箇所を通過して反転排紙路35に送り込まれた先行の用紙が、反転排紙路35上に設けられている搬送ローラ等により挟持されて搬送力を付与されるようになった直後に再給送用紙送り方向切替ローラ36を離反状態として後続の用紙を切替爪39の箇所を通過させて水平部33bに送り込むことができる。このため、再給送路33内を搬送される用紙の間隔が小さい場合、即ち、画像形成された用紙の排紙間隔が狭い場合であっても反転排紙をスムーズに行える。
【0089】
また、反転排紙路35を搬送される用紙の搬送速度が、画像形成部2での画像形成プロセス速度より速く設定されているので、反転排紙路35を搬送されて用紙排紙部3に反転排紙される用紙の間隔を広げることができる。このため、用紙排紙部3に排紙された用紙に対してパンチやステープル綴じ等の後処理を行う場合に、その後処理を容易に行えるようになる。
【0090】
つぎに、本発明の第2の実施の形態を図12ないし図14に基づいて説明する。なお、第1の実施の形態において説明した部分と同じ部分は同じ符号で示し、説明も省略する(以下の実施の形態でも同じ)。
【0091】
再給送路33における水平部33bには、搬送手段及び反転排紙手段であるとともに再給送用紙送り方向切替ローラである第1正逆転搬送ローラ50、51と、搬送手段及び反転排紙手段である第2正逆転搬送ローラ52と、反転排紙手段である反転ローラ53とが設けられている。また、再給送路33における垂直部33aには、用紙端検出センサ54が設けられている。さらに、再給送路33と反転排紙路35との分岐点には、搬送ローラ38と切替爪39とが設けられている。
【0092】
第1正逆転搬送ローラ50、51は、ステッピングモータやDCサーボモータ等の正逆転切替自在なモータ(図示せず)に連結された駆動ローラと、この駆動ローラに常時当接された従動ローラとにより構成されている。この第1正逆転搬送ローラ50、51は、再給送路33の水平部33bに送り込まれた用紙を用紙搬送路4に向けて搬送する正転方向と、その用紙をスイッチバックさせて反転排紙路35に送り込む逆転方向とに、正逆転切替自在に設けられている。第1正逆転搬送ローラ50、51の正逆転切替は、モータの正逆転切替により行われる。
【0093】
水平部33bにおける反転排紙路35との分岐点より下流側には、図13に示すように、用紙の反転排紙時において、反転排紙路35に向けて反転排紙される先行の用紙Aと、水平部33bに送り込まれる後続の用紙Bとがすれ違うすれ違い領域“X”が設けられている。なお、このすれ違い領域“X”は、用紙A,Bのサイズや用紙A,Bの搬送速度により変化するものである。また、このすれ違い領域“X”は、用紙A,Bの搬送位置に応じて刻々と変化するものであり、図示したすれ違い領域“X”が最大となったときである。
【0094】
そして、第1正逆転搬送ローラ50、51は、すれ違い領域“X”外に配置されている。このため、第1正逆転搬送ローラ50、51が先行の用紙Aを挟持してその用紙Aを反転排紙路35に送り込んでいる最中に、後続の用紙Bが第1正逆転搬送ローラ50、51に到達するという不都合が発生しない。後続の用紙Bが第1正逆転搬送ローラ50、51の位置まで搬送されたときには、先行の用紙Aは第1正逆転搬送ローラ50、51による挟持状態が終了しており、第1正逆転搬送ローラ50、51を正転方向に回転駆動させることにより水平部33bに送り込まれた後続の用紙Bを水平部33bの下流側(用紙搬送路4に向けて搬送する向き)の所定位置まで搬送することができる。したがって、第1正逆転搬送ローラ50、51は、反転排紙する用紙を水平部33bですれ違わせる場合でも、接離させる必要がなく、当接状態に維持したまま回転方向を切り替えるだけでよく、簡単な構造となる。
【0095】
第2正逆転搬送ローラ52は、基本的な構造は第1正逆転搬送ローラ50、51と同じであり、正逆転切替自在なモータに連結された駆動ローラとこの駆動ローラに当接された従動ローラとにより構成され、正転方向と逆転方向とに正逆転切替自在に設けられている。但し、この第2正逆転搬送ローラ52は、従動ローラが駆動ローラに対して接離させることにより、用紙を挟持して搬送する用紙送り状態と、用紙の挟持を解除する開放状態とに切替自在に設けられている。この切替は、ソレノイド(図示せず)の駆動により行われている。
【0096】
また、この第2正逆転搬送ローラ52は、反転排紙される用紙のサイズに応じてすれ違い領域内となり、又は、すれ違い領域外となる範囲に配置されている。そして、この第2正逆転搬送ローラ52の位置で先行の用紙Aと後続の用紙Bとがすれ違い搬送される場合には、第2正逆転搬送ローラ52を開放状態に切り替え、すれ違い搬送を妨げないようにしている。
【0097】
反転ローラ53は、水平部33bにおける反転排紙路35の分岐点の近傍に設けられている。この反転ローラ53は、駆動ローラと従動ローラとから構成されて用紙を反転排紙路35に送り込む向きに回転駆動されるローラであり、ソレノイドの駆動によって従動ローラを駆動ローラに接離させることにより、用紙を挟持して搬送する用紙送り状態と用紙の挟持を解除する開放状態とに切替自在に設けられている。また、反転ローラ53が回転駆動されるとき(用紙が反転排紙路35に向けて反転排紙されるとき)、この反転ローラ53と第1・第2正逆転搬送ローラ50、51、52とは、同じ周速度で同期して回転駆動される。これにより、反転排紙される用紙が、第1・第2正逆転搬送ローラ50、51、52と反転ローラ53との間で、引っ張られたり弛んだりすることが防止される。
【0098】
用紙端検出センサ54は、再給送路33と反転排紙路35との分岐点の近傍であってこの分岐点より上流側に設置され、再給送路33を搬送される用紙の後端を検出する。この用紙端検出センサ54の検出結果に応じて、第1・第2正逆転搬送ローラ50、51、52の回転方向が正転方向から逆転方向に切り替えられ、及び、反転ローラ53や第2正逆転搬送ローラ52が当接状態に切り替えられる。
【0099】
反転排紙路35には、用紙を用紙排紙部3(図1等参照)に反転排紙する向きに回転駆動される反転排紙ローラ55が設けられている。この反転排紙ローラ55は、再給送路33を搬送される後続の用紙Bの先端が、反転ローラ53の位置に到達する前に、反転排紙される先行の用紙Aが反転排紙ローラ55に到達する位置に配置されている。これにより、先行の用紙Aと後続の用紙Bとのすれ違い搬送のために反転ローラ53を開放状態に切り替えたときには先行の用紙Aの先端部を反転排紙ローラ55で挟持することができ、用紙の反転排紙をスムーズに続行できる。また、この反転排紙ローラ55及び第1・第2正逆転搬送ローラ50、51、52により用紙が反転排紙されるとき、その搬送速度は、用紙が再給送路33に送り込まれるときの搬送速度により高速に設定されている。この設定は、正転時と逆転時とにおいてモータの回転数を変えることなどにより行われている。
【0100】
このような構成において、図12は水平部33b内に送り込まれた先行の用紙Aの反転排紙が開始されており、後続の用紙Bが垂直部33a内を水平部33bに向けて搬送されている状態である。このとき、第1・第2正逆転搬送ローラ50、51、52がともに逆転方向へ回転駆動され、かつ、反転ローラ53も同じ方向へ回転駆動され、用紙Aが反転排紙路35に送り込まれようとしている。
【0101】
図13は、先行の用紙Aと後続の用紙Bとが水平部33bにおいてすれ違い搬送されている状態である。このとき、すれ違い領域“X”内に位置する第2正逆転搬送ローラ52と反転ローラ53とは開放状態に切り替えられており、後続の用紙Bが水平部33bに送り込まれることを妨げないようになっている。先行の用紙Aは、その先端側を反転排紙ローラ55により挟持されているので、第1・第2正逆転搬送ローラ50、51、52や反転ローラ53からの搬送力が付与されない状態になっても、用紙排紙部3へ向けた用紙搬送は良好に行われる。
【0102】
図14は、先行の用紙Aはその後端も反転排紙路35内に入り込み、後続の用紙Bが水平部33bを用紙搬送路4側に向けて搬送されている状態である。第1・第2正逆転搬送ローラ50、51、52はともに正転方向へ回転駆動され、反転ローラ53は開放状態となっている。そして、この後続の用紙Bが水平部33bの所定位置まで送り込まれたことが用紙端検出センサ54の検出結果に基づいて判断されると、図12の状態となり、逆転方向へ回転駆動される第1・第2正逆転搬送ローラ50、51、52や反転ローラ53により用紙Bがスイッチバックされ、反転排紙路35への用紙Bの送り込みが開始される。したがって、水平部33bでスイッチバックされて反転排紙路35に送り込まれる用紙は、その搬送方向の切替の途中でフリーな状態になることがなく、再給送路33を搬送される用紙が搬送途中でフリーな状態になることによって生ずる用紙幅方向の横ズレやスキューを防止できる。
【0103】
なお、反転排紙される用紙が長いサイズのものであれば、第2正逆転搬送ローラ52や反転ローラ53を不要とすることができ、第1正逆転搬送ローラ50、51のみを用いて反転排紙することができる。
【0104】
つぎに、本発明の第3の実施の形態を図15に基づいて説明する。再給送路33と反転排紙路35との分岐箇所には、ローラ60と、第1対向ローラ61と、第2対向ローラ62と、把持手段である把持パッド63と、検知センサ64とが設けられている。
【0105】
ローラ60は、外周部の一部が再給送路33と反転排紙路35とに臨ませてあり、モータ(図示せず)に連結されて、再給送路33を搬送される用紙の進行方向及び反転排紙路35を搬送される用紙の進行方向に沿って回転駆動される。また、ローラ60は、円柱状のローラ本体部60aと、ローラ本体部60aの外周部に放射状に設けられた多数の突起60bとを有し、これらの突起60bは弾性体により形成されている。
【0106】
第1対向ローラ61は、ローラ60の外周部に当接されてこのローラ60とにより再給送路33を搬送される用紙を挟持する位置に配置され、挟持した用紙を搬送する向きに連れ回りされる。また、第1対向ローラ61がローラ60に当接した箇所では、弾性体の突起60bはローラ本体部60aの外周面と略同じ位置まで屈曲される。
【0107】
第2対向ローラ62は、ローラ60の外周部に当接されてこのローラ60とにより反転排紙路35を搬送される用紙を挟持する位置に配置され、挟持した用紙を搬送する向きに連れ回りされる。また、第2対向ローラ62がローラ60に当接した箇所では、弾性体の突起60bはローラ本体部60aの外周面と略同じ位置まで屈曲される。
【0108】
検知センサ64は、用紙の搬送方向に沿った第1対向ローラ61の上流側に配置され、搬送される用紙の端部(先端及び後端)を検知するセンサである。
【0109】
把持パッド63は、ソレノイド等のアクチュエータが連結され、再給送路33上の用紙を把持して停止させる把持位置と、その把持して停止させた状態を解除する把持解除位置へ移動自在に設けられている。
【0110】
このような構成において、反転排紙を行う場合、再給送路33を搬送された用紙は矢印方向に回転するローラ60と第1対向ローラ61とに挟持されて進行し、検知センサ64が用紙後端を検知した直後であって用紙後端がローラ60と第1対向ローラ61との当接部を通過する前に把持パッド63が把持位置に移動され、用紙は把持パッド63により把持されて搬送を停止される。用紙が把持パッド63により把持された後においてもローラ60の回転が続行されることにより、用紙の後端側は引き続き再給送路33上を搬送され、用紙は、把持パッド63とローラ60との間で次第に湾曲する。そして、この用紙の後端がローラ60と第1対向ローラ61との当接部を通過すると、この用紙はその後端(スイッチバックされて反転排紙路35を搬送されるときの先端)をローラ60の突起60bにより保持され、突起60bにより保持された用紙の後端はローラ60の回転に伴って反転排紙路35側に運ばれる。把持パッド63とローラ60との間で湾曲した用紙の後端がローラ60の回転に伴って反転排紙路35側の所定位置まで運ばれると、湾曲した用紙は自らの復原力により湾曲状態を解消するように跳ね上がり、その用紙の後端が突起60bによる保持状態を解除されてローラ60と第2対向ローラ62との間に入り込む。
【0111】
用紙の後端がローラ60と第2対向ローラ62との間に入り込んだ直後のタイミングで把持パッド63による把持状態を解除することにより、用紙はローラ60と第2対向ローラ62とにより挟持されて搬送され、搬送方向をスイッチバックさせた状態となって反転排紙路35を搬送される。
【0112】
ここで、再給送路33を搬送された用紙が反転排紙路35を搬送されるように搬送方向をスイッチバックされる過程において、用紙は、ローラ60と第1対向ローラ61とに挟持されて搬送され、及び、把持パッド63により把持されて停止され、及び、ローラ60と第2対向ローラ62とに挟持されて搬送されるので、分岐爪のような硬質の部材と接触して擦られるということがない。このため、用紙が擦られて傷が付いたり、用紙に形成された画像が擦られて画質が低下するということが防止される。
【0113】
スイッチバック時において、用紙の先端(スイッチバックされる前の用紙の後端)を突起60bにより保持されて運ばれる用紙は、その用紙の先端が斜め方向にずれを生じることなく運ばれるので、スキューの発生が防止される。
【0114】
つぎに、本発明の第4の実施の形態を図16に基づいて説明する。本実施の形態の基本的構造は第3の実施の形態と同じであり、異なる点は、把持手段として、把持パッド63に代えて、回転方向が正逆切替自在な搬送ローラ70を用いた点である。
【0115】
このような構成において、反転排紙時において、用紙が再給送路33を搬送されるときには搬送ローラ70を矢印a方向へ回転駆動させる。そして、再給送路33を搬送される用紙の後端が検知センサ64により検知された後の所定のタイミング、例えば、用紙後端がローラ60と第1対向ローラ61との当接部を通過した後のタイミングで搬送ローラ70の回転方向を切り替えて矢印b方向へ回転駆動させる。
【0116】
これにより、用紙はローラ60側へ送り出され、及び、用紙の先端(再給送路33を搬送されていたときには後端であった部分)が突起60bにより保持されてローラ60の回転に伴い反転排紙路35側に運ばれ、用紙の先端がローラ60と第2対向ローラ62との間に入り込む。先端がローラ60と第2対向ローラ62との当接部に入り込んだ用紙は、ローラ60と第2対向ローラ62とにより挟持されて搬送力を付与され、反転排紙路35を搬送される。
【0117】
ここで、把持停止手段として正逆切替自在な搬送ローラ70を用いることにより、用紙の搬送方向をスイッチバックさせる際に、ローラ60と搬送ローラ70との間で用紙を湾曲させる必要がなくなり、この湾曲が原因となる曲げ癖が用紙に付くことを防止できる。
【0118】
また、搬送ローラ70の回転方向を切り替えるとき、用紙を再給送路33上で搬送する向きに回転している搬送ローラ70の用紙搬送速度を、ローラ60の用紙搬送速度より減速させ、その後に搬送ローラ70の停止・回転方向の切り替えを行うようにしてもよい。
【0119】
これにより、搬送ローラ70の回転を停止させることにより用紙を把持して停止させたときには、搬送ローラ70とローラ60との間で用紙を緩やかに湾曲させることができる。そして、反転排紙時において用紙の端部がローラ60から離反しないように制御することができ、用紙をスイッチバックさせる時間を短縮することができる。
【0120】
【発明の効果】
請求項記載の発明によれば、一方の面に画像が形成されて画像形成部から排紙された用紙を再給送路を経由させて再び画像形成部に送り込んで両面印刷を行う場合には、反転路を両面印刷のために用紙をスイッチバックさせる用紙搬送路として兼用することができるので、両面印刷を行うために用紙をスイッチバックさせる専用の用紙搬送路が不要となり、反転路を設けたにも係らず画像形成装置の厚型化防止、即ち、画像形成装置の薄型化を図ることができる。
また、請求項1記載の発明によれば、一方の面に画像形成が行われた用紙が再給送路に送り込まれた場合、その用紙を反転排紙手段によりスイッチバックさせて反転排紙路に送り込むことにより、その用紙を画像が形成された面を下向きにしたページ順に用紙排紙部に反転排紙することができる。
請求項2記載の発明によれば、画像形成部に送り込まれる用紙を反転路に送り込んでスイッチバックさせ、このスイッチバックのとき、用紙搬送路へ送り出される先行の用紙と反転路へ送り込まれる後続の用紙とが少なくとも一部を重畳させた状態となるので、反転路への用紙の送り込み速度や反転路からの用紙の送り出し速度、反転路からの用紙の送り出しタイミングなどを制御することにより、用紙収納部からの給紙タイミングのバラツキや、反転路に至る搬送中における搬送速度のバラツキ等が生じても、画像形成部への用紙の送り込みを小さい間隔に精度良く維持して画像形成作業の生産性を向上させることができる。
【0122】
請求項記載の発明によれば、再給送用紙送り方向切替ローラが搬送手段と反転排紙手段との機能を有することになり、搬送手段と反転排紙手段とを別個に設ける必要がなくなり、構造を簡単化することができる。また、反転排紙時には、再給送路に送り込まれた用紙は正転方向に回転する再給送用紙送り方向切替ローラにより挟持され、その後、用紙を挟持している再給送用紙送り方向切替ローラが逆転方向に回転駆動されることによりその用紙が反転排紙路に送り込まれるので、反転排紙される用紙が搬送の途中でフリーな状態にならず、搬送中の用紙がフリーな状態になることによって生ずる用紙幅方向の横ズレやスキューを防止できる。
【0123】
請求項記載の発明によれば、反転排紙路に送り込まれる先行の用紙の後端側が再給送路内に位置するときに、後続の用紙を再給送路内に送り込むことができ、再給送路を搬送される用紙の間隔が小さい場合、即ち、画像形成された用紙の排紙間隔が狭い場合であっても反転排紙をスムーズに行うことができる。
【0124】
請求項記載の発明によれば、再給送用紙送り方向切替ローラが逆転方向に回転駆動されて先行の用紙を挟持して反転排紙路に送り込んでいるときには、再給送路を搬送される後続の用紙が再給送用紙送り方向切替ローラに到達するという不都合が発生せず、後続の用紙が再給送用紙送り方向切替ローラに到達したときには再給送用紙送り方向切替ローラによる先行の用紙の挟持状態が終了しているので、再給送路内で先行の用紙と後続の用紙とをすれ違わせる場合でも、再給送用紙送り方向切替ローラを接離させることなく回転方向を正逆転させることにより用紙の反転排紙を行える。
【0125】
請求項記載の発明によれば、切替爪を通過させて行う再給送路内での用紙の搬送と、再給送路内でスイッチバックされた用紙の反転排紙路への送り込みとのために必要な切替爪の切り替えを、ソレノイドのような電気的アクチュエータを使用せずに簡単な構造の付勢体により行うことができ、しかも、この付勢体を用いた切替爪の切り替え動作を確実であって高速対応可能なものとすることができる。
【0126】
請求項記載の発明によれば、再給送路を搬送された用紙が反転排紙路を搬送されるように搬送方向をスイッチバックされる過程において、用紙は、分岐爪のような部材と接触して擦られるということがないので、用紙が擦られて傷が付くことや、用紙に形成された画像が擦られて画質が低下することを防止できる。さらに、用紙の先端を突起により保持されて反転排紙路側へ運ばれる用紙は、その用紙の先端が斜め方向にずれを生じることなく運ばれるので、反転排紙路を搬送されるときにおけるスキューの発生を防止できる。
【0127】
請求項記載の発明によれば、把持パッドを把持位置へ移動させることにより再給送路を搬送されている用紙を把持して停止させることができる。
【0128】
請求項記載の発明によれば、搬送ローラの回転を停止させることにより再給送路を搬送されている用紙を把持して停止させることができる。
【0129】
請求項10記載の発明によれば、再給送路に送り込まれた用紙を適当なタイミングで用紙搬送路へ送り出すことができ、用紙収納部から給紙された用紙の一方の面へ最初の画像形成を行うための給紙と、再給送路を搬送された用紙の他方の面へ画像形成(両面印刷)を行うための給紙とを混在させながら行う給紙、所謂、インターリーフ給紙が可能となる。
【0130】
請求項11記載の発明によれば、インターリーフ給紙を行いながら両面印刷を行う場合に、再給送路を搬送される用紙を速やかに用紙搬送路との接続箇所まで送ることができ、用紙収納部から給紙される用紙と再給送路を搬送されて用紙搬送路へ送り出される用紙との間隔を狭めることができ、両面印刷作業の生産性を向上させることができる。
【0131】
請求項12記載の発明によれば、用紙排紙部に反転排紙される用紙の間隔を広げることができ、用紙排紙部に排紙された用紙に対してパンチやステープル綴じ等の後処理を行う場合にその後処理を容易に行うことができる。
【0132】
請求項13記載の発明によれば、電子写真方式の画像形成部を有する画像形成装置において、請求項1ないし12のいずれか一記載の発明を実現することができる。
【0133】
請求項14記載の発明によれば、デジタル書き込み手段を備えたデジタル電子写真方式の画像形成部を有する画像形成装置において、請求項1ないし12のいずれか一記載の発明を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の画像形成装置の構造を示す概略図である。
【図2】用紙搬送路に沿った機構部分を拡大して示す正面図である。
【図3】入口ローラと分岐爪とを示す斜視図である。
【図4】用紙反転手段の動作状態を説明する説明図であり、(a)は開放状態、(b)は送り出し状態である。
【図5】搬送ローラと切替爪とを示す斜視図である。
【図6】連続して画像形成を行う場合の画像形成部への用紙の送り込み状態を説明する説明図である。
【図7】連続して画像形成を行う場合の画像形成部への用紙の送り込み状態を説明する説明図である。
【図8】両面印刷時の用紙の搬送状態を示す説明図である。
【図9】2枚インターリーフ方式の両面印刷時における用紙搬送路と再給送路との接続箇所における用紙搬送順と用紙間隔とを示した模式図である。
【図10】反転排紙時の用紙の搬送状態を示す説明図である。
【図11】連続した画像形成時の用紙搬送動作を示すダイヤグラムである。
【図12】本発明の第2の実施の形態における、反転排紙時の用紙の搬送状態を説明する説明図である。
【図13】反転排紙時の用紙の搬送状態を説明する説明図である。
【図14】反転排紙時の用紙の搬送状態を説明する説明図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態における、反転排紙のために用紙をスイッチバックさせる機構部分を示す概略図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態における、反転排紙のために用紙をスイッチバックさせる機構部分を示す概略図である。
【図17】従来例の画像形成装置の構造を示す概略図である。
【符号の説明】
1 用紙収納部
2 画像形成部
3 用紙排紙部
4 用紙搬送路
6 反転路
14 用紙反転手段
20 分離給紙手段
23 デジタル書き込み手段
33 再給送路
35 反転排紙路
36 搬送手段、反転排紙手段、再給送用紙送り方向切替ローラ
39 切替爪
42 付勢体
50、51 搬送手段、反転排紙手段、再給送用紙送り方向切替ローラ
52 搬送手段、反転排紙手段
53 反転排紙手段
60 ローラ
60b 突起
61 第1対向ローラ
62 第2対向ローラ
63 把持手段、把持パッド
70 把持手段、搬送ローラ

Claims (14)

  1. 用紙を収納する用紙収納部と、
    該用紙上に画像形成を行う画像形成部と、
    前記用紙収納部から前記画像形成部に至る用紙搬送路と、
    画像形成装置内に配置され、かつ、前記用紙搬送路の途中に接続され、該用紙搬送路を搬送される用紙が送り込まれる反転路と、
    前記画像形成部の排紙側に搬送された用紙を前記用紙収容部と前記画像形成部との間に送り込むための再給送路と、
    該再給送路の途中から分岐されて用紙排紙部に接続された反転排紙路と、
    該再給送路に送り込まれた用紙を前記反転排紙路に向けてスイッチバックさせて反転排紙させる反転排紙手段と、を有する画像形成装置において、
    前記反転路、前記用紙搬送路における前記再給送路の合流部と前記画像形成部との間における前記用紙搬送路の途中に接続されており、
    前記再給送路は、用紙搬送方向上流側である上端部が前記画像形成部の排紙側に接続された鉛直方向に延びる垂直搬送部と、該垂直搬送部の下端部から略水平方向へ延出する向きに屈曲し、前記用紙収納部の上方に配置される水平搬送部とを備え、該水平搬送部よりも用紙搬送方向下流側で前記用紙搬送路と合流しており、
    前記反転排紙路の用紙搬送方向上流端は、前記垂直搬送部と前記水平搬送部との屈曲した部分に接続されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 記反転路に送り込まれた用紙をスイッチバックさせて前記用紙搬送路へ送り出す送り出し状態と、前記反転路から送り出されている先行する用紙と前記反転路に送り込まれる後続の用紙との少なくとも一部が重畳することを許容する開放状態とに切替自在な用紙反転手段と、
    前記用紙収納部から用紙を1枚ずつ分離給紙する分離給紙手段とを有する請求項1記載の画像形成装置
  3. 記反転排紙手段は、前記再給送路における前記反転排紙路との分岐点より下流側に設けられ、この再給送路に送り込まれた用紙を挟持して前記用紙搬送路に向けて搬送する正転方向と、その挟持状態を維持した状態からその用紙をスイッチバックさせて前記反転排紙路に送り込む逆転方向とに正逆転切替自在な再給送用紙送り方向切替ローラである請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記再給送路内では、スイッチバックされて前記反転排紙路に送り込まれる先行の用紙と再給送路内を搬送される後続の用紙とがすれ違い可能である請求項1、2又は記載の画像形成装置。
  5. 前記再給送路内では、スイッチバックされて前記反転排紙路に送り込まれる先行の用紙と該再給送路内を搬送される後続の用紙とがすれ違い可能であり、
    前記再給送用紙送り方向切替ローラは、スイッチバックされて前記反転排紙路に送り込まれる先行の用紙と前記再給送路内を搬送される後続の用紙とがすれ違うすれ違い領域の外部に設けられている請求項記載の画像形成装置。
  6. 前記再給送路と前記反転排紙路との分岐箇所に配置された切替爪と、前記切替爪を付勢する付勢体とを有し、
    前記付勢体は、前記再給送路内でスイッチバックされた用紙が前記反転排紙路に送り込まれることを許容する位置に前記切替爪を位置させるように前記切替爪を付勢するとともに、その付勢力は前記画像形成部から排紙されて前記再給送路を搬送される用紙が前記切替爪に当接したときにその用紙の進行を許容する位置に前記切替爪を移動可能とする大きさに設定されている請求項ないしのいずれか一記載の画像形成装置。
  7. 前記再給送路と前記反転排紙路との分岐箇所に配置され、前記再給送路を搬送される用紙の進行方向及び前記反転排紙路を搬送される用紙の進行方向に沿って回転駆動され、外周部に多数の突起を有するローラと、
    前記ローラの外周部に当接されてこのローラとにより前記再給送路を搬送される用紙を挟持する位置に配置され、挟持した用紙を搬送する方向に回転する第1対向ローラと、
    前記ローラの外周部に当接されてこのローラとにより前記反転排紙路を搬送される用紙を挟持する位置に配置され、挟持した用紙を搬送する方向に回転する第2対向ローラと、
    前記再給送路上であって前記第1対向ローラよりも下流側に配置されて前記再給送路を搬送される用紙を把持して停止させる把持手段と、を有する請求項ないしのいずれか一記載の画像形成装置。
  8. 前記把持手段は、把持位置と把持解除位置とへ移動自在な把持パッドである請求項記載の画像形成装置。
  9. 前記把持手段は、回転方向が正逆切替自在であって用紙を挟持する搬送ローラである請求項記載の画像形成装置。
  10. 記再給送路内の用紙を任意のタイミングで前記用紙搬送路への送り出しが可能である搬送手段を有する請求項ないしのいずれか一記載の画像形成装置。
  11. 前記再給送路を搬送される用紙の搬送速度が、前記画像形成部での画像形成プロセス速度より速く設定されている請求項ないし10のいずれか一記載の画像形成装置。
  12. 前記反転排紙路を搬送される用紙の搬送速度が、前記画像形成部での画像形成プロセス速度より速く設定されている請求項ないし11のいずれか一記載の画像形成装置。
  13. 前記画像形成部は、電子写真方式の画像形成部である請求項ないし12のいずれか一記載の画像形成装置。
  14. 前記画像形成部は、デジタル書き込み手段を備えたデジタル電子写真方式の画像形成部である請求項ないし12のいずれか一記載の画像形成装置。
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