JP5171526B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、特にシートの重送が発生した際、重送したシートを画像形成装置本体外に排出するようにしたものに関する。
従来、プリンタ、画像形成装置、ファックス等の画像形成装置では、給紙カセットに収納されたシートをシート給送部材により送り出した後、シート分離部により1枚ずつ分離して画像形成部に搬送するようにしている。
ここで、シート同士に強い密着力が働いたり、静電気によりシート同士に吸着力が働いていた場合には、シートの分離が不十分となり、シートが複数重なって搬送される現象、すなわち重送が発生する場合がある。そして、重送したシートが画像形成部に搬送されるとシート上に画像が正常に形成されない等の問題が起こる。
このため、重送が発生した場合には重送したシートを、シート搬送手段により排出パスを通じて画像形成装置外に自動で排出するオートパージ機能を有する画像形成装置がある(特許文献1参照)。そして、このように重送したシートを画像形成装置外に自動で排出することにより、重送したシートの処理が容易になる。
特開平7−53092号公報
しかし、このようなオートパージ機能を有する従来の画像形成装置において、例えば厚いシートが重送した場合、シート搬送手段を駆動するために必要となる駆動力は、シートが重送していない場合に比べて数倍にも大きくなる場合がある。そして、このように重送したシートを排出するために必要となる駆動力が大きくなると、駆動手段の駆動力が必要となる駆動力よりも小さな場合には、シートが搬送パス上で動かなくなったり、駆動手段がモータの場合では、モータが脱調するなどの問題があった。
つまり、重送したシートを画像形成装置外に自動で排出しようとする際、シートの厚さ等によっては駆動手段に働く負荷が大きくなり、画像形成装置外に排出する途中でシートが停止する場合がある。この場合、重送したシートの処理に手間がかかるようになり、生産性が低下する。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、重送したシートの処理を容易に行うことのできる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シートに画像を形成する画像形成部と、シート収納部に収納されたシートを前記画像形成部に給送するシート給送部と、前記シート給送部によりシートが重送された際には重送されたシートが排出される排出部と、を備えた画像形成装置において、前記シート給送部により給送されたシートを前記画像形成部に搬送するシート搬送通路と、前記シート搬送通路から分岐し、重送されたシートを前記排出部に排出する排出通路と、前記シート給送部により給送されたシートの重送を検出する重送検出部と、前記シート搬送通路と前記排出通路の分岐点よりも上流側に設けられたシート搬送部材と、重送されたシートを搬送する際、前記シート搬送部材に加わる負荷の大きさを判断する判断部と、前記シート搬送部材の駆動を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記重送検出部がシートの重送を検出した際、前記判断部により重送されたシートを搬送する前記シート搬送部材に加わる負荷の大きさを判断し、前記負荷が所定の大きさよりも小さい場合には重送されたシートを前記排出通路に搬送し、前記負荷が所定の大きさよりも大きい場合には重送されたシートを前記分岐点よりも上流側の所定位置まで搬送するように前記シート搬送部材の駆動を制御することを特徴とするものである。
本発明によれば、シートの重送を検出した際、重送されたシートを搬送するシート搬送部材に加わる負荷の大きさを判断し、負荷が所定の大きさよりも小さい場合には重送されたシートを排出部に排出させる。また、負荷が所定の大きさよりも大きい場合には重送されたシートを、シート搬送通路と排出通路の分岐点よりも上流側の所定位置まで移動させる。これにより、重送したシートの処理を容易に行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
図1において、1は画像形成装置、1Aは画像形成装置1を構成する画像形成装置本体であり、画像形成装置本体1Aの一側にはシート給送ユニット3が接続されている。また、画像形成装置本体1Aの他側には画像形成装置本体1Aから出力されたシートに対して、折り処理、ステイプル処理、パンチ処理、製本処理等を行うシート処理装置2が接続されている。
画像形成装置本体1Aの上部には原稿載置台としてのプラテンガラス121、スキャナユニット123、原稿をプラテンガラス121に給送する原稿給送装置129等を備えた画像読取装置120が設けられている。
また、画像形成装置本体1Aの内部には、帯電手段108、円筒状の感光ドラム102、現像器103等を備えたが設けられている。さらに、画像形成部110の下流側には定着装置150、排出ローラ対180等が配設されている。また、この画像形成装置本体1Aの他側に設けられたシート処理装置2には、画像形成装置本体1Aから排出される画像形成済みのシートをステイプラ270により綴じる綴じ部260等が設けられている。
なお、画像形成装置本体1Aには、給紙カセット145に収納されたシートSを給紙ローラ146により送り出すシート給送装置140が設けられている。また、画像形成装置本体1Aには、シート給送装置140からのシートSを画像形成部110に、あるいは画像形成部110を通過したシートSを下流側に搬送するシート搬送装置200が設けられている。さらに、画像形成装置本体1Aには、画像読取装置120、画像形成部110、シート処理装置2等を所定のプログラムで動作制御する制御部10を備えている。
そして、この制御部10は、各種モードの設定、プリントするシートの種別、動作状態等必要な情報を確認する表示部を備えた不図示の操作部(入力部)により設定された動作モードに応じて各種制御を行なっている。なお、この操作部の表示部にはシートの送り不良等の異常発生時にはユーザに対して作業する内容が表示されるようになっている。
次に、このような構成の画像形成装置本体1Aの画像形成動作及びシート処理装置2のシート処理動作について説明する。
不図示の操作部のスタートボタンが押されると、原稿給送装置129の原稿トレイ129aに積載された不図示の原稿は、原稿給送装置129により1枚ずつ順次プラテンガラス121上に搬送される。原稿が搬送されると、スキャナ部122のランプ122aが点灯し、かつスキャナ部122を備えたスキャナユニット123が移動して原稿を照射する。
原稿からの反射光は、ミラー124〜126を介してレンズ127を通過した後、CCDイメージセンサ部128(以下、CCDという)に入力される。入力された画像情報は、CCD128で光電変換されて電気信号に変換され、この後、変換された信号は、各種画像処理を施されて画像形成部110に入力される。
なお、本実施の形態においては、画像形成部110に入力される信号(画像データ)は画像読取装置120からのものであるが、これに限定するものではなく、パーソナルコンピュータなどから送信されてくる画像データでもよい。
次に、画像形成部110に入力された信号は、露光制御部101にて光信号に変換され、画像信号に従った照射光として感光ドラム102に照射され、これにより感光ドラム102上に潜像が形成される。そして、このように照射光によって感光ドラム上に形成された潜像は現像器103によって現像される。
一方、この画像形成動作に並行してシート収納部である給紙カセット145に収納されたシートSは、給紙ローラ146を備えたシート給送部により送り出され、縦パスローラ147によりプレレジ位置を通り、停止しているレジローラ148まで搬送される。なお、シート給送ユニット3のシートSの給送が指定された場合は、カセットデッキ345に収納されたシートSは、給紙ローラ346により送り出され、縦パスローラ347によりプレレジ位置を通り、回転動作を停止しているレジローラ148まで搬送される。
そして、このように回転動作を停止しているレジローラ148に搬送されたシートSは、レジローラ148によって所定のループを作ることでシートSがドラム軸と平行になるように斜行を取り除いている。
次に、所定のタイミングでレジローラ148を回転させる。これにより、先に感光体ドラム102上に作られたトナー像と、レジローラ148から搬送されるシートSの搬送方向の位置を所定量に合わせた状態で、転写部104においてトナー像がシートSに転写される。
なお、転写部104は、無端状の転写ベルト105を駆動ローラ106と従動ローラ107で掛け回しており、転写ベルト105の内側で感光体ドラム102の対向部には転写用のコロナ帯電器104aが配置されている。これにより、シートを転写ベルト105に吸着させた状態で転写・搬送が可能になり、シートに転写されたトナー像は定着部を構成する定着ローラ対150で定着されることになる。なお、転写ベルト105の表面及び感光体ドラム102の表面には、トナーやシート粉を清掃する清掃部材109が当接しており、それぞれの表面を清掃している。
なお、転写部104は、図2に示す転写部回動モータM104により、感光体ドラム102と接離可能に構成されている。また、定着ローラ対150も定着ローラ対離間モータM153により離間可能に構成されている。
定着部(定着ローラ対150)から排出されたシートSはストレート搬送パス160を通り、シート排出ローラ180によりシート処理装置2へ排出される。なお、シートSを、画像形成面を表裏を逆転してシート処理装置2へ排出する場合には、定着部から排出されたシートを定着後ローラ151の下流にある不図示の切換部材の切り換えにより、シートを反転パス170へ導入する。
そして、シートを所定量搬送後、反転第1ローラ171の所定量上流位置に先のシート後端が位置するように反転第1ローラ171と反転第2ローラ172を停止させる。この後、反転第1ローラ171と反転第2ローラ172を逆転させることにより、シートSをシート排出ローラ180の方向へ搬送し、シート排出ローラ180から排出させる。
また、シートSの両面に画像形成を行なう場合には、定着部から排出されたシートSを定着後ローラ151の下流にある不図示の切換部材の切り換えにより、反転パス170へ導入する。次に、シートを所定量搬送後、反転第2ローラ172の所定量上流位置に先のシート後端が位置するように反転第1ローラ171と反転第2ローラ172を停止させる。この後、不図示の切換部材を回動させることにより、シートSを下流側でシート搬送通路R1に合流する再搬送通路R2に導入する。そして、再搬送通路R2に設けられた両面ローラ173により、シートSを再搬送通路R2を経てシート搬送通路R1に設けられた縦パスローラ147に搬送する。
次に、このように縦パスローラ147へ搬送されたシートSは、再度画像形成部110に搬送され、シートSの画像形成されていないシート面に、画像が形成される。そして、このように表裏両方とも画像形成されたシートSは、この後、ストレート搬送パス160を通り、シート排出ローラ180によりシート処理装置2へ排出される。
なお、このようにして排出されたシートSは、まずシート処理装置2の入り口ローラ201により、第1搬送パス210に搬送され、第1シート排出ローラ220により、第1シート積載トレイ230へ画像形成面を上にして排出、積載される。また、例えば綴じモードが設定されている場合には、第2搬送パス240を搬送されて第2排出ローラ250によりシート処理トレイ260に集積され、ステイプル手段270によりシート束を綴じられる。この後、シート束排出ローラ280により第2シート積載トレイ290へ排出、積載される。
図3は、本画像形成装置1の制御ブロック図である。図3において、199は制御部10に設けられたCPU(中央処理装置)であり、このCPU199はデータバス等のバスを介してシート搬送装置200の各部と接続されている。なお、シート搬送装置200は、画像形成装置本体1Aの他の部分と兼用でCPU199を使用している。
また、196はシートの搬送制御のためのプログラムを格納したROM(リード・オンリ・メモリ)、193はうち、196は後述する制御の際に必要となるデータを一時的に格納するためにRAM(ランダム・アクセス・メモリ)である。194は時間の計測を行なうタイマであり、ジャムの発生の検出に用いられる。
CPU199には、図2に示す各シートセンサS146〜S192からのシートの検出の有無を示すセンサ出力信号が入力コントローラ197を介して入力される。また、CPU199には図2に示す転写部回動モータM104、定着ローラ対離間モータM153の他、搬送ローラモータM146、搬送ローラモータM147〜M192が出力コントローラ198を介して接続されている。なお、既述した給紙ローラ146及びシート搬送部材である縦パスローラ147は、搬送ローラモータM147により駆動される。
ところで、図4において、190はオートパージ搬送パスであり、このオートパージ搬送パス190は、通常のシート搬送時には使用されず、シートのジャムや重送が発生した時にシートを機外に排出するために使用される搬送パス(排出通路)である。なお、このオートパージ搬送パス190は、シート搬送通路R1のレジローラ148の上流に配置されると共に、シート搬送通路R1とオートパージ搬送パス190との分岐点RSには切換部材195が設けられている。
そして、シートのジャムや重送が発生した際には、この切換部材195を下位置に回動させることにより、オートパージ搬送パス190にシートが導入される。なお、シートSは、オートパージ搬送パス190に導入されると、この後、オートパージ搬送ローラ191とオートパージ排出ローラ192により、画像形成装置本体1A外の排出部であるオートパージ排出トレイ130へ排出される。なお、オートパージ搬送ローラ191とオートパージ排出ローラ192は、図3に示す搬送ローラモータM146により駆動される。
また、図4において、Aは給紙ローラ146の下流側近傍部分のエリアを示し、A 'はシート給送ユニット3の給紙ローラ346の下流側近傍部分のエリアを示している。また、Cはレジローラ148から定着後ローラ151までのエリアを示し、Bはシートの両面に画像形成を行う際、シートが通過するエリアを示し、Dはシートをシート処理装置2へ排出するエリアを示している。
ところで、このようなオートパージ搬送パス190を備えた本画像形成装置1においては、シートにジャムが発生すると、まずエリアC/Dにあるシートのシート処理装置2への排出が可能か否かを判断する(S100)。そして、シート処理装置2への排出が可能であれば(S100のY)、シートを排出ローラ180から排出する(S102)。可能でなければ(S100のN)、図2に示すようにレジローラ148の上流に配置されているセンサ148がシート有りを検出しているかを判断する(S104)。
ここで、このセンサ148がシート有りを検出していなければ(S104のN)、切換部材195を下方回動させ(S106)、まずエリアAにあるシートをオートパージ搬送パス190に導入した後、オートパージ排出トレイ130へ全て排出する(S108)。次に、エリアAにあるシートを全て排出すると(S108のY)、エリアBにあるシートをオートパージ排出トレイ130へ全て排出する(S110)。この後、エリアBにあるシートを全て排出すると(S110のY)、次にエリアCにあるシートをオートパージ排出トレイ130へ全て排出する(S112)。
次に、エリアCにあるシートを全て排出すると(S112のY)、この後、エリアDにシートが有るかを判断する(S114)。ここで、エリアDにシートがある場合には(S114のY)、シートをオートパージ排出トレイ130へ排出することが出来ないので、エリアDのジャム処理を操作パネルに表示する(S116)。
一方、センサ148がシート有りを検出している場合は(S104のY)、離間モータ(転写部回動モータ及び定着ローラ対離間モータ)M104,M153により転写部104及び定着ローラ対150を離間させる(S120)。そして、離間モータM104,M153により転写部104及び定着ローラ対150の離間が終了すると(S120のY)、レジローラ148によりシートをシート処理装置2へ搬送する(S121)。
次に、センサ108がシート有りを検出していなければ(S122のN)、切換部材195を下方回動させ(S124)、まずエリアAにあるシートを全て排出する(S126)。この後、エリアAにあるシートを全て排出すると(S126のY)、次にエリアBにあるシートを全て排出する(S128)。次に、エリアBにあるシートを全て排出すると(S128のY)、次にエリアC/Dにシートが有るかを判断する(S130)。ここで、エリアC/Dにシートがある場合は(S130のY)、エリアC/Dのジャム処理を操作パネルに表示する(S116)。
ところで、図4に示すように、例えばエリアAには、重送検出センサS130が配置され、エリアA 'には重送検出センサS330が配置されている。ここで、この給送されたシートの重送を検出する重送検出部である重送検出センサS130,S330は、給紙ローラ146及び給紙ローラ346により少なくとも2枚以上のシートが重なった状態で給送されたことを検出するセンサである。
この重送検出センサS130,S330からのセンサ出力信号は、既述した図3に示す入力コントローラ197を介してCPU199に入力され、このようにセンサ出力信号が入力されると、CPU199はオートパージ動作制御を行なう。
本実施の形態において、重送検出センサS130,S330として、超音波を用いて重なり合うシート間の空気層による音波の減衰を検出することにより重送を検出する超音波センサを用いている。なお、搬送ローラ対の従動ローラ側がシート搬送中に上昇する量を計測するシート厚み検出センサを用いて、重送時にシートの厚みが変動することによるシート厚み式重送検出センサを用いても構わない。
図6に種々のシート条件による、超音波を用いた重送検出センサの出力変化を示した。シートが1枚重送検出センサ上にある場合、図6の(a)に示すような電圧を重送検出センサは出力する。また、重送シートが重送検出センサ上にある場合、シートが1枚の場合と比較すると、図6の(b)及び(c)に示すように同じ電圧を出力するまでの時間が長くなる。
なお、本実施の形態においては、シートが1枚あるいは複数枚、重送検出センサ上にある時の、ある電圧閾値を出力するまでの時間を予め実験で求めておき、ROM196に記憶させておく。そして、シートが重送検出センサ上を通過する毎に重送検出センサの電圧出力がある電圧閾値まで上昇するまでの時間をタイマ194で計測し、この計測時間とROM196に記憶されている時間とを比較することにより、シートの重送を検出する。
ここで、本実施の形態においては、重送を検出すると、CPU199はシートがシート搬送手段に与える負荷の大きさを判断し、重送シートをオートパージするか、所定の取り出し可能位置に搬送して停止させるかを判断する。
次に、このような本実施の形態に係るシート重送時におけるシートの搬送制御について説明する。シート重送時のオートパージ制御は、重送検出センサS130,S330が重送を検出した際に出される指令により開始される。即ち、重送検出センサS130,330でシートの重送を検出すると(S201)、重送検出センサS130,S330の出力電圧と、ROM196の演算式により、搬送ローラ(縦パスローラ)147の駆動力を決定する(S202)。
この予めROM196に記憶されている重送検出センサS130,S330の出力電圧と搬送ローラ147の駆動力の関係を演算する演算式は、同種のシートで比較した場合、重送していない場合に対し、重送した場合の駆動力が大きくなるように定めてある。これは、通常のシートに比較して、シート搬送手段に与える負荷が大きい重送シートを搬送する場合、シート搬送手段を駆動するのに十分な駆動力を決定するためのものである。
なお、この駆動力は、不図示の操作部によりROM196に予め記憶(入力)されているシートの大きさ、厚さ、坪量、物性などシートがシート搬送手段に与える負荷に影響を与えるいずれかのシート情報に基づいて演算して決定しても良い。また、不図示の負荷検出部を用いてシート搬送時の負荷を検出し、検出した負荷情報を基に駆動力を演算しても良い。
さらに、本実施の形態のように、給紙ローラ146及び縦パスローラ147を搬送ローラモータM147により駆動する場合は、シート搬送時のモータに与えられる電流、電圧、回転数のいずれかの情報から搬送時の負荷を演算し、駆動力を決定しても良い。
ここで、このように駆動力が決定されると、駆動部である搬送ローラモータM147を駆動する電流値、電圧、回転数の少なくとも一つを制御することで、決定した駆動力を発生させ、搬送ローラへ駆動力を伝える。この場合は、電流値、電圧の少なくとも一つを増加させ、回転数を小さくすることで駆動力を大きくする。
なお、動力伝達比が変更可能な駆動伝達部により、モータからギアを介して搬送ローラに駆動力を伝達するように構成した場合は、ギアを異なるギア比を持つ他のギアにクラッチによって切り替えることで、決定した駆動力を発生させるようにしても良い。例えば、負荷が所定の大きさよりも小さい場合には駆動伝達部の動力伝達比を小さくするよう制御するようにしても良い。
このように、本実施の形態においては、重送を検出した場合、重送したシートの厚さ、サイズ、坪量、重送しているシートの枚数等、駆動手段に働く負荷に応じて重送シートを搬送する駆動力を決定している。これにより、搬送に必要な駆動力が大きい厚紙などのシートが重送した場合においても、重送したシートをオートパージ搬送パス190を通じてオートパージ排出トレイ130に自動で確実に排出することができる。
ところで、ROM196には予め、駆動手段(搬送ローラモータM147)の駆動力の上限が予め記憶されている。そして、このように駆動力が決定された後、本実施の形態においては、決定された駆動力とROM196に記憶されている駆動力の上限値とを比較する(S203)。すなわち、CPU199は、重送されたシートを搬送する際、縦パスローラ147(及び給紙ローラ146)を介して搬送ローラモータM147に加わる負荷の大きさを判断する判断部として機能する。
そして、縦パスローラ147に加わる負荷の大きさに対応する演算によって決定された駆動力が、予め記憶されている駆動力の上限を超えない場合には(S203のN)、オートパージを開始する(S204)。なお、オートパージを開始すると、図8に示すように、まずオートパージ搬送パス190内の搬送ローラ191,192(オートパージ搬送ローラ191及びオートパージ排出ローラ192)を駆動させる(S301)。
次に、オートパージ搬送パス190へシートを導く切換部材195の上流のセンサ、例えば図2に示すセンサ147b、またはセンサ347bが重送したシートの先端を検出した後、所定時間後、切換部材195を下位置に回動させる。即ち、例えば重送したシートの先端がセンサ147bを通過した後、所定量搬送すると(S302のY)、切換部材195を下位置に回動させる(S303)。なお、この回動タイミングは重送したシートの直前のシートの後端が、切換部材195を通過しているタイミングである。
次に、センサ147bが重送したシートの後端を検出してから所定時間後、切換部材195を上位置に回動させる。即ち、重送したシートの後端がセンサ147bを通過した後、所定量搬送すると(S304のY)、切換部材195を上位置に回動させる(S305)。なお、この回動タイミングは重送したシートの直後のシートの先端が、切換部材195にさしかかる前のタイミングである。
そして、このように切換部材195を上位置に回動させた後、重送されたシートがオートパージ排出トレイ130に排出されると、搬送ローラ191,192の駆動を停止させる(S306)。そして、通常動作に戻りしだい重送時のオートパージ動作は終了する。
なお、本実施の形態において、画像形成装置本体内の重送検出センサS130は、図1に示すように再搬送通路R2とシート搬送通路R1が合流する合流点よりシート搬送方向上流に配置されている。これにより、両面画像形成時に重送を検出したときは、再搬送通路上で画像形成のために待機していたシートを、重送シートがオートパージ処理され、この後、再度給紙カセット145から新しいシートが給送された後、所定のタイミングで搬送できる。このため、シート重送時でもユーザにジャム処理をさせずにオートパージ動作を行なうことができる。
一方、演算によって決定された駆動力が、予め記憶されている駆動力の上限を超えた場合には(S203のY)、搬送ローラ146,147(給紙ローラ146,縦パスローラ147)を停止させる(S210)。なお、この搬送ローラ146,147を停止させるタイミングは、重送シートをシート搬送通路R1の、再搬送通路R2が合流する地点P1よりシート搬送方向上流部分R3で停止させるタイミングである。このシート搬送通路R1とオートパージ搬送パス190との分岐点RSよりも上流側の所定位置にあるシート搬送方向上流部分R3は、手動によりシートを取り除くことが容易な部分である。
そして、このように合流地点P1よりシート搬送方向上流部分R3に重送シートを停止させることで、重送シートの除去が容易になる。また、この位置で重送シートを停止させることにより、シート搬送通路R1上に重送シートの存在しないようにすることができ、画像形成を継続することができる。
なお、この後、画像形成が終了した後、不図示の表示装置に、エリアA内のジャム処理を促す表示を行い(S211)、ユーザにジャム処理を促すようにすれば生産性を損なうことがない。
このように、本実施の形態においては、重送したシートを搬送するのに必要とされる駆動力が得られないと判断される場合には、手動でシートを取り除くことが容易な位置に重送シートが留まるように制御している。これにより、ユーザのジャム処理時間を少なくすることができる。
以上説明したように、シート重送を検出した際、縦パスローラ147に加わる負荷の大きさを判断し、負荷が所定の大きさよりも小さい場合には重送されたシートをオートパージ搬送パス190に搬送し、オートパージ排出トレイ130に排出させる。また、負荷が所定の大きさよりも大きい場合には重送されたシートを、シート搬送通路R1とオートパージ搬送パス190との分岐点RSよりも上流側に搬送(移動)する。これにより、重送したシートの処理が容易になる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図。 上記画像形成装置の各種モータ及びセンサの配置を示す図。 上記画像形成装置の制御ブロック図。 上記画像形成装置の搬送エリア構成を示す図。 上記画像形成装置におけるオートパージ動作を示すフローチャート。 上記画像形成装置における重送検出センサの出力電圧と重送の関係を示す図。 上記画像形成装置における重送発生時のシートの搬送制御を示すフローチャート。 上記画像形成装置における重送発生時のオートパージ動作を示すフローチャート。
符号の説明
1 画像形成装置
1A 画像形成装置本体
10 制御部
110 画像形成部
130 オートパージ排出トレイ
145 給紙カセット
146 給紙ローラ
147 縦パスローラ
190 オートパージ搬送パス
195 切換部材
199 CPU
200 シート搬送装置
M147 搬送ローラモータ
R1 シート搬送通路
R2 再搬送通路
RS シート搬送通路とオートパージ搬送パスとの分岐点
R3 シート搬送通路のシート搬送方向上流部分
S130 重送検出センサ
S330 重送検出センサ
S シート

Claims (8)

  1. シートに画像を形成する画像形成部と、シート収納部に収納されたシートを前記画像形成部に給送するシート給送部と、前記シート給送部によりシートが重送された際には重送されたシートが排出される排出部と、を備えた画像形成装置において、
    前記シート給送部により給送されたシートを前記画像形成部に搬送するシート搬送通路と、
    前記シート搬送通路から分岐し、重送されたシートを前記排出部に排出する排出通路と、
    前記シート給送部により給送されたシートの重送を検出する重送検出部と、
    前記シート搬送通路と前記排出通路の分岐点よりも上流側に設けられたシート搬送部材と、
    重送されたシートを搬送する際、前記シート搬送部材に加わる負荷の大きさを判断する判断部と、
    前記シート搬送部材の駆動を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記重送検出部がシートの重送を検出した際、前記判断部により重送されたシートを搬送する前記シート搬送部材に加わる負荷の大きさを判断し、前記負荷が所定の大きさよりも小さい場合には重送されたシートを前記排出通路に搬送し、前記負荷が所定の大きさよりも大きい場合には重送されたシートを前記分岐点よりも上流側の所定位置まで搬送するように前記シート搬送部材の駆動を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像が形成されたシートを再度、前記画像形成部に搬送し、かつ前記重送検出部の下流側で前記シート搬送通路と合流する再搬送通路を備え、
    前記負荷が所定の大きさよりも大きい場合には重送されたシートを前記再搬送通路と前記シート搬送通路との合流点よりも上流側の所定位置まで搬送するように前記シート搬送部材の駆動を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記再搬送通路と前記シート搬送通路との分岐点よりも上流側の所定位置は、手動によりシートを取り除くことが可能な位置であることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. シート情報を入力する入力部を備え、
    前記制御部は、前記入力部からのシート情報に基づき前記負荷の大きさを判断して前記シート搬送部材の駆動を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 重送されたシートを搬送する際、前記シート搬送部材に生じる前記負荷の大きさを検出する負荷検出部を有し、
    前記制御部は、前記負荷検出部からの負荷情報に基づき前記シート搬送部材の駆動を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記シート搬送部材を駆動する駆動部を備え、
    前記制御部は、前記負荷が所定の大きさになるまでは前記駆動部の前記シート搬送部材を駆動する駆動力を増加させ、重送されたシートを前記排出部に排出するよう前記駆動部を制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記駆動部はモータであり、
    前記制御部は、前記負荷が所定の大きさよりも小さい場合には前記モータの回転数、前記モータを流れる電流値、前記モータに加わる電圧の少なくとも一つを増加させるよう制御することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記駆動部の駆動力を前記シート搬送部材に伝達し、かつ動力伝達比が変更可能な駆動伝達部を備え、
    前記制御部は、前記負荷が所定の大きさよりも小さい場合には前記駆動伝達部の動力伝達比を小さくするよう制御することを特徴とする請求項6又は7記載の画像形成装置。
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